JP2010111393A - 小物収納袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】雌雄一組の面ファスナーテープなどの噛合手段を用いる必要がなく、簡単な構成で封口できるようにした小物収納袋を提供する。
【解決手段】合成樹脂フィルムを材料に用いて作られた2枚のシートを重ね上下方向に立てた状態においてほぼ下半分に小物収納袋部2が形成され、この小物収納袋部2の上端から前記2枚のシートが延びて蓋片3が連設されて、上端を除く下端部および左右両側部がヒートシールにて接合されてなり、小物収納袋部2の上端近傍における背面部の外面で両端がヒートシールにて接合された帯状の支持片5が装着されており、蓋片3は小物収納袋部2の上端から延びる折り曲げ部6と、折り曲げ部6から上側に延び小物収納袋部2の外面と支持片5との間に差し込まれる差し込み部7とからなり、左右両側部において折り曲げ部6の上端と差し込み部7の下端とで形成される隅部近傍には支持片5に下側より係止する係止凹部8が形成されている。
【選択図】図3
【解決手段】合成樹脂フィルムを材料に用いて作られた2枚のシートを重ね上下方向に立てた状態においてほぼ下半分に小物収納袋部2が形成され、この小物収納袋部2の上端から前記2枚のシートが延びて蓋片3が連設されて、上端を除く下端部および左右両側部がヒートシールにて接合されてなり、小物収納袋部2の上端近傍における背面部の外面で両端がヒートシールにて接合された帯状の支持片5が装着されており、蓋片3は小物収納袋部2の上端から延びる折り曲げ部6と、折り曲げ部6から上側に延び小物収納袋部2の外面と支持片5との間に差し込まれる差し込み部7とからなり、左右両側部において折り曲げ部6の上端と差し込み部7の下端とで形成される隅部近傍には支持片5に下側より係止する係止凹部8が形成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、例えば調味料などの粉体や飴などの菓子類などを収納し、食べ残った物をそのまま蓋をして保存できるようにした小物収納袋に関するものである。
従来のこの種小物収納袋としては、例えば特許文献1に開示されているように、熱可塑性合成繊維製不織布または透明軟質フイルムを材質とする袋体部および開口部からなる袋であって、雌雄一組の面ファスナーテープを、開口部の封口用舌片部および袋体部の該封口用舌片部に対向する袋体部の開口縁に固定してなるものが知られている。
この小物収納袋には、メガネ、携帯電話、口紅、コンパクトなどの各種小物類が収納され、雌雄の面ファスナーテープ同士を噛合させて開口部を封口することにより鞄などに入れて持ち歩くのに便利である。また、家庭などで調味料などの粉体を入れておくのにも便利である。
特開2002−240835号公報
しかしながら、上記従来の小物収納袋の構成では、開口部を封口するために雌雄一組の面ファスナーテープを開口部の封口用舌片部および袋体部の該封口用舌片部に対向する袋体部の開口縁に固定する必要があり、雌雄一組の面ファスナーテープを用意し、この面ファスナーテープを袋に装着固定しなければならないことから、コストアップになるという問題があった。
本発明の目的は、このような課題を解決するものであり、雌雄一組の面ファスナーテープなどの噛合手段を用いる必要がなく、簡単な構成で封口できるようにした小物収納袋を提供することにある。
本発明の請求項1に記載の小物収納袋は、合成樹脂フィルムを材料に用いて作られた2枚のシートを重ね上下方向に立てた状態においてほぼ下半分に小物収納袋部が形成され、この小物収納袋部の上端から前記2枚のシートが延びて蓋片が連設されて、少なくとも上端を除く下端部および左右両側部がヒートシールにて接合されてなり、小物収納袋部の上端近傍における前面部もしくは背面部の外面で小物収納袋部の左右両側部に両端がヒートシールにて接合された合成樹脂フィルムからなる帯状の支持片が装着されており、前記蓋片は小物収納袋部の上端から延びて上下方向の途中までが左右両側部が上窄まり状に傾斜するように形成された折り曲げ部と、この折り曲げ部から上側に延び小物収納袋部の外面と支持片との間に差し込まれる差し込み部とからなり、この差し込み部の下端は折り曲げ部の上端よりも左右両側間の幅が広くなるように折り曲げ部の上端から左右に突出するように形成されており、左右両側部において折り曲げ部の上端と差し込み部の下端とで形成される隅部近傍には、小物収納袋部の外面と支持片との間に差し込まれた差し込み部が支持片から抜け出ないように支持片に下側より係止する係止部が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の小物収納袋は、支持片に下側より係止する係止部として、小物収納袋の左右両側部において折り曲げ部の上端と差し込み部の下端とで形成される隅部に支持片に下側より係止する係止凹部が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の小物収納袋は、支持片に下側より係止する係止部として、小物収納袋の左右両側部において差し込み部の下端両側に三角形状の折り曲げ片を形成するようにしたことを特徴とする。
以上のように、本発明の小物収納袋は、小物収納袋部の上端から延びる蓋片は折り曲げ部と、この折り曲げ部から上側に延び小物収納袋部の外面と支持片との間に差し込まれる差し込み部とを備え、左右両側部において折り曲げ部の上端と差し込み部の下端とで形成される隅部近傍には、支持片に下側より係止する係止部が形成されているので、小物収納袋部の外面と支持片との間に差し込まれた差し込み部が支持片から抜け出るのを防止することができ、雌雄一組の面ファスナーテープなどの噛合手段を用いる必要がなく、簡単な構成で封口できる安価な小物収納袋を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき具体的に説明する。
先ず、図1〜図4に示す第1の実施の形態について説明すると、1は上下方向に立てた状態においてほぼ下半分に小物収納袋部2が形成され、この小物収納袋部2の上側に蓋片3が連設されてなる合成樹脂フィルムを材料に用いて作られた小物収納袋である。具体的には、小物収納袋1は合成樹脂フィルムを材料に用いて作られた2枚のシートを重ねて、上端を除く周囲、つまり下端部および左右両側部がヒートシールにて接合されている。4は小物収納袋1を構成する2枚のシートのヒートシール部である。小物収納袋部2の上端近傍における背面部外面で小物収納袋部2の左右両側部に両端がヒートシールにて接合された合成樹脂フィルムからなる帯状の支持片5が装着されている。前記蓋片3は小物収納袋部2の上端から前記2枚のシートが延びて上下方向の途中までが左右両側部が上窄まり状に傾斜するように形成された折り曲げ部6と、この折り曲げ部6から延び小物収納袋部2の背面と支持片5との間に差し込まれる差し込み部7とからなり、差し込み部7の下端は折り曲げ部6の上端よりも左右両側間の幅が広くなるように折り曲げ部6の上端から左右に突出し、この差し込み部7も左右両側部が上窄まり状に傾斜するように形成されている。さらに、小物収納袋1の左右両側部において折り曲げ部6の上端と差し込み部7の下端とで形成される隅部には、小物収納袋部2の背面と支持片5との間に差し込まれた差し込み部7が扁平になる方向に復元する力により支持片5から抜け出ないように支持片5に下側より係止する係止凹部8が形成されている。なお、9は蓋片3の上端の開口部である。
先ず、図1〜図4に示す第1の実施の形態について説明すると、1は上下方向に立てた状態においてほぼ下半分に小物収納袋部2が形成され、この小物収納袋部2の上側に蓋片3が連設されてなる合成樹脂フィルムを材料に用いて作られた小物収納袋である。具体的には、小物収納袋1は合成樹脂フィルムを材料に用いて作られた2枚のシートを重ねて、上端を除く周囲、つまり下端部および左右両側部がヒートシールにて接合されている。4は小物収納袋1を構成する2枚のシートのヒートシール部である。小物収納袋部2の上端近傍における背面部外面で小物収納袋部2の左右両側部に両端がヒートシールにて接合された合成樹脂フィルムからなる帯状の支持片5が装着されている。前記蓋片3は小物収納袋部2の上端から前記2枚のシートが延びて上下方向の途中までが左右両側部が上窄まり状に傾斜するように形成された折り曲げ部6と、この折り曲げ部6から延び小物収納袋部2の背面と支持片5との間に差し込まれる差し込み部7とからなり、差し込み部7の下端は折り曲げ部6の上端よりも左右両側間の幅が広くなるように折り曲げ部6の上端から左右に突出し、この差し込み部7も左右両側部が上窄まり状に傾斜するように形成されている。さらに、小物収納袋1の左右両側部において折り曲げ部6の上端と差し込み部7の下端とで形成される隅部には、小物収納袋部2の背面と支持片5との間に差し込まれた差し込み部7が扁平になる方向に復元する力により支持片5から抜け出ないように支持片5に下側より係止する係止凹部8が形成されている。なお、9は蓋片3の上端の開口部である。
上記構成の小物収納袋1の小物収納袋部2内に蓋片3の上端の開口部9より粉体や固形物の小物10が収納されるのであるが、小物10が収納され後で前記蓋片3により小物収納袋部2の上端を閉じるときは折り曲げ部6を折り曲げて差し込み部7を小物収納袋部2の背面と支持片5との間に差し込み、前記係止凹部8を支持片5に下側より係止させれば良い。これにより、小物10が収納された小物収納袋1を鞄などに入れて持ち歩くことができる。また、小物10を収納した状態の小物収納袋1を家庭などで保存用として利用することもできる。
次に、図5〜図9に示す第2の実施の形態について説明すると、上記した第1の実施の形態では差し込み部7が支持片5から抜け出ないように小物収納袋1の左右両側部において折り曲げ部6の上端と差し込み部7の下端とで形成される隅部に支持片5に下側より係止する係止凹部8が形成されているが、第2の実施の形態では小物収納袋1の左右両側部において折り曲げ部6の上端と差し込み部7の下端とで形成される隅部に係止凹部8を形成せずに、差し込み部7の下端両側に三角形状の折り曲げ片11を形成するようにし、差し込み部7を小物収納袋部2の背面と支持片5との間に差し込むことにより、折り曲げ片11が支持片5に下側より係止するように構成している。12は折り曲げ片11の折り曲げ線である。なお、折り曲げ片11は小物収納袋部2の背面と支持片5との間に差し込む前に図7にも示すように小さな角度で外向きに折り曲げておいても良く、あるいは折り曲げ片11を小物収納袋部2の背面と支持片5との間に差し込んだ後で折り曲げるようにしても良い。他の構成は前記第1の実施の形態と同様である。
次に、図10〜図11に示す第3の実施の形態について説明すると、上記した2つの実施の形態では、小物収納袋1の上端である蓋片3の上端には開口部9が形成されて小物収納袋部2の中に粉体や固形物の小物10を収納するように構成されているが、第3の実施の形態では第1の実施の形態の構成に加えて、小物収納袋部2の中に始めから粉体や固形物の小物10を収納し、小物収納袋1の上端である蓋片3の上端をヒートシールにて閉じた状態で店で販売に供するようにしてある。13は蓋片3の上端のヒートシール部である。
この第3の実施の形態の小物収納袋1は第1の実施の形態と同様に差し込み部6が支持片5から抜け出ないように小物収納袋1の左右両側部において折り曲げ部6の上端と差し込み部7の下端とで形成される隅部に支持片5に下側より係止する係止凹部8が形成されており、小物10が収納された小物収納袋1を購入した者が家庭などで蓋片3の上端下側を切り開いて小物収納袋1から中身を必要量取り出し、その後折り曲げ部6を折り曲げて差し込み部7を小物収納袋部2の背面と支持片5との間に差し込み、係止凹部8を支持片5に下側より係止させることにより残った小物10を小物収納袋1で保存しておくことができる。
次に、図12〜図13に示す第4の実施の形態について説明すると、この第4の実施の形態では第2の実施の形態の構成に加えて、小物収納袋部2の中に始めから粉体や固形物の小物10を収納し、小物収納袋1の上端である蓋片3の上端をヒートシール部13にて閉じた状態で店で販売に供するようにしてある。
この第4の実施の形態の小物収納袋1は第2の実施の形態と同様に差し込み部7が支持片5から抜け出ないように小物収納袋1の左右両側部において差し込み部7の下端両側に三角形状の折り曲げ片11を形成するようにしてあり、小物10が収納された小物収納袋1を購入した者が家庭などで蓋片3の上端下側を切り開いて小物収納袋1から中身を必要量取り出し、その後折り曲げ部6を折り曲げて差し込み部7を小物収納袋部2の背面と支持片5との間に差し込み、折り曲げ片11を支持片5に下側より係止させることにより残った小物10を小物収納袋1で保存しておくことができる。
以上4つの実施の形態について述べたが、第1の実施の形態の係止凹部8と第2の実施の形態の折り曲げ片11の両方を1枚の小物収納袋1に備えるようにしても良い。また同様に、第3の実施の形態の係止凹部8と第4の実施の形態の折り曲げ片11の両方を1枚の小物収納袋1に備えるようにしても良い。また、前記支持片5は小物収納袋部2の上端近傍における前面部外面に装着されていても良い。さらに、上記の各実施の形態では差し込み部7は左右両側部が上窄まり状に傾斜するように形成されているが、必ずしも差し込み部7の左右両側部が上窄まり状に傾斜していなくても良く、差し込み部7が小物収納袋部2の背面と支持片5との間に差し込み可能であれば左右両側部が互いに平行であっても良い。
1 小物収納袋
2 小物収納袋部
3 蓋片
4 ヒートシール部
5 支持片
6 折り曲げ部
7 差し込み部
8 係止凹部
9 開口部
10 小物
11 折り曲げ片
12 折り曲げ線
13 ヒートシール部
2 小物収納袋部
3 蓋片
4 ヒートシール部
5 支持片
6 折り曲げ部
7 差し込み部
8 係止凹部
9 開口部
10 小物
11 折り曲げ片
12 折り曲げ線
13 ヒートシール部
Claims (3)
- 合成樹脂フィルムを材料に用いて作られた2枚のシートを重ね上下方向に立てた状態においてほぼ下半分に小物収納袋部が形成され、この小物収納袋部の上端から前記2枚のシートが延びて蓋片が連設されて、少なくとも上端を除く下端部および左右両側部がヒートシールにて接合されてなり、小物収納袋部の上端近傍における前面部もしくは背面部の外面で小物収納袋部の左右両側部に両端がヒートシールにて接合された合成樹脂フィルムからなる帯状の支持片が装着されており、前記蓋片は小物収納袋部の上端から延びて上下方向の途中までが左右両側部が上窄まり状に傾斜するように形成された折り曲げ部と、この折り曲げ部から上側に延び小物収納袋部の外面と支持片との間に差し込まれる差し込み部とからなり、この差し込み部の下端は折り曲げ部の上端よりも左右両側間の幅が広くなるように折り曲げ部の上端から左右に突出するように形成されており、左右両側部において折り曲げ部の上端と差し込み部の下端とで形成される隅部近傍には、小物収納袋部の外面と支持片との間に差し込まれた差し込み部が支持片から抜け出ないように支持片に下側より係止する係止部が形成されていることを特徴とする小物収納袋。
- 支持片に下側より係止する係止部として、小物収納袋の左右両側部において折り曲げ部の上端と差し込み部の下端とで形成される隅部に支持片に下側より係止する係止凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の小物収納袋。
- 支持片に下側より係止する係止部として、小物収納袋の左右両側部において差し込み部の下端両側に三角形状の折り曲げ片を形成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の小物収納袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008282664A JP2010111393A (ja) | 2008-11-04 | 2008-11-04 | 小物収納袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008282664A JP2010111393A (ja) | 2008-11-04 | 2008-11-04 | 小物収納袋 |
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---|---|
JP2010111393A true JP2010111393A (ja) | 2010-05-20 |
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ID=42300292
Family Applications (1)
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JP2008282664A Pending JP2010111393A (ja) | 2008-11-04 | 2008-11-04 | 小物収納袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010111393A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013023223A (ja) * | 2011-07-15 | 2013-02-04 | Dainippon Printing Co Ltd | 保存袋 |
JP2014015245A (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-30 | Fuji Seal International Inc | パウチ容器 |
KR200489247Y1 (ko) * | 2018-01-10 | 2019-05-22 | 김기란 | 봉투형 생선구이용 기름흡수종이 |
EP4079656A4 (en) * | 2019-12-19 | 2024-02-14 | Fuji Seal Int Inc | BAG PACKAGING MATERIAL AND BAG PACKAGING BODY |
-
2008
- 2008-11-04 JP JP2008282664A patent/JP2010111393A/ja active Pending
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JP2014015245A (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-30 | Fuji Seal International Inc | パウチ容器 |
KR200489247Y1 (ko) * | 2018-01-10 | 2019-05-22 | 김기란 | 봉투형 생선구이용 기름흡수종이 |
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