JP2010111206A - 能動型騒音制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動騒音の消音性能を向上させることができる能動型騒音制御装置を提供する。
【解決手段】複合振動騒音に対する相殺音の基準波形を規定する第1基準信号から回転体の振動騒音に対する相殺音の成分を除去することで、車輪の振動騒音に対する騒音の基準波形を規定する第2基準信号を生成する。第2基準信号に対して適応制御処理を実行し、制御信号を生成する。この制御信号に基づき相殺音を出力する。
【選択図】図3

Description

この発明は、ロードノイズ等の振動騒音に対する相殺音を発生させて前記振動騒音を低減する能動型騒音制御装置に関する。
車室内の振動騒音に関連して音響を制御する装置として、能動型騒音制御装置(Active Noise Control Apparatus)(以下「ANC装置」と称する。)が知られている。ANC装置では、振動騒音に対する逆位相の相殺音を車室内のスピーカから出力することにより、前記振動騒音を低減する。また、振動騒音と相殺音の誤差は、乗員の耳位置近傍に配置されたマイクロフォンにより残留騒音として検出され、その後の相殺音の決定に用いられる。ANC装置には、例えば、車両に搭載されたエンジンの作動(振動)等に応じて車室内に生ずる振動騒音(エンジンこもり音)を低減するものや、車両の走行中に車輪と路面とが接触することに伴って車室内に生ずる振動騒音(ロードノイズ)を低減するものがある。
ロードノイズを低減するANC装置では、ロードノイズを検出するマイクロフォンを設け、このマイクロフォンからの出力に基づき、ロードノイズに対する相殺音を演算するものがある(特許文献1、2)。特許文献1では、マイクロフォンをホイルハウスに設け(特許文献1の図6、図7参照)、特許文献2では、マイクロフォンをリアピラーに設けている(特許文献2の図1及び段落[0016]参照)。これらのANC装置では、マイクロフォンの検出値に基づく基準信号に対して適応制御処理を行い、適応制御処理によって生成された制御信号に応じて相殺音を出力する。前記適応制御処理では、振動騒音と相殺音の誤差が最小となるように基準信号の振幅調整や位相調整が行われる。
特開平06−110474号公報 特開平09−288489号公報
ロードノイズの発生メカニズムは非常に複雑であり、例えば、図6のような経路でロードノイズが乗員の耳位置に届く。すなわち、ロードノイズは、タイヤの振動エネルギが固体を介して伝搬する固体伝搬系と、当該振動エネルギが空気を介して伝搬する空気伝搬系の両方を介して伝搬する。
特許文献1、2のようにマイクロフォンをホイルハウスやリアピラーに設けた場合、ロードノイズのみでなく、エンジンからの振動騒音をも検出してしまう。すなわち、ボディ等の部位には、車輪からの振動のみでなく、エンジンからの振動も伝達する。その結果、エンジンの振動に伴う放射音(エンジン放射音)が、ホイルハウス、ピラー等に空気を介して伝達する。特に、ホイルハウスのように一部が閉じた空間に面するものや、ピラーのように内部が空洞になっているもの(内部空間を有するもの)では、その共鳴周波数の騒音が発生し易い。このため、ホイルハウスやリアピラー等、エンジン放射音とロードノイズの両方が伝搬する空間にマイクロフォンを設けた場合、マイクロフォンの検出値には、ロードノイズの成分のみでなく、エンジン放射音の成分も含まれる。従って、前記適応制御処理は、ロードノイズの成分に加え、エンジン放射音の成分をも制御対象として行われる。ロードノイズの成分とエンジン放射音の成分との間には、相関関係がないため、ロードノイズの消音性能が低下してしまう。
この発明は、このような問題を考慮してなされたものであり、振動騒音の消音性能を向上させることができる能動型騒音制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係る能動型騒音制御装置は、車両の駆動力の生成又は伝達に伴う回転体の振動騒音と、車輪と路面との接触により発生する車輪の振動騒音の両方が伝搬される振動伝搬空間における複合振動騒音を検出する騒音検出部と、前記騒音検出部で検出された複合振動騒音に基づいて、車室内の振動騒音に対する相殺音の基準波形を規定する第1基準信号を生成する第1基準信号生成部と、前記第1基準信号から前記回転体の振動騒音に対する相殺音の成分を除去して、前記車輪の振動騒音に対する相殺音の基準波形を規定する第2基準信号を生成する第2基準信号生成部と、前記車室内の振動騒音と前記相殺音との誤差を減少させる適応制御処理を、前記第2基準信号に対して実行して制御信号を生成する制御信号生成部と、前記制御信号に基づいて前記相殺音を出力する相殺音出力部と、前記車室内の振動騒音と前記相殺音との誤差を示す残留騒音を検出し、前記残留騒音に対応する誤差信号を出力する誤差検出部とを備える。
この発明によれば、車輪の振動騒音成分と回転体の振動騒音成分とを含む複合振動騒音に対する相殺音の基準波形を規定する第1基準信号から回転体の振動騒音に対する相殺音の成分を除去し、車輪の振動騒音に対する相殺音の基準波形を規定する第2基準信号を生成する。そして、車室内の振動騒音と相殺音との誤差を減少させる適応制御処理を、第2基準信号に対して行い、これにより得られた制御信号を用いて相殺音を出力する。前記適応制御処理で用いられる第2基準信号は、回転体の振動騒音に対する相殺音の成分が除去されており、このため、前記適応制御処理では、回転体の振動騒音に伴う誤差を減少させるための演算が行われない。従って、複合振動に回転体の振動騒音成分が含まれていることに伴って生じる車輪の振動騒音成分の演算処理に対する影響をなくすことができる。従って、能動型振動制御装置の消音性能を向上させることができる。
前記第2基準信号生成部は、前記回転体の振動騒音に対する相殺音の基準波形を規定する第3基準信号を生成する第3基準信号生成部と、前記第3基準信号に対して第1フィルタ係数を用いた適応ノッチフィルタ処理を行って第2制御信号を出力する第1適応ノッチフィルタと、前記第1基準信号から前記第2制御信号を差し引き、前記第1基準信号から前記回転体の振動騒音に対する相殺音の成分を除去して前記第2基準信号を出力する減算器と、前記第2基準信号に遅延を与える遅延器と、前記第2基準信号が最小となるように前記第1フィルタ係数を逐次更新する第1フィルタ係数更新部とを備えてもよい。これにより、回転体の振動騒音に対する相殺音の成分をより精度よく第1基準信号から除去することができる。
前記制御信号生成部は、前記第2基準信号に対して第2フィルタ係数を用いた適応フィルタ処理を行って前記制御信号を出力する第2適応フィルタと、前記相殺音出力部から前記誤差検出部までの伝達特性に基づいて前記第2基準信号を補正して参照信号を生成する参照信号生成部と、前記参照信号と前記誤差信号とに基づいて、前記誤差信号が最小となるように前記第2フィルタ係数を逐次更新するフィルタ係数更新部とを備えてもよい。これにより、車室内の振動騒音と相殺音の誤差をより精度よく低減することができる。
前記振動伝搬空間は、例えば、サイドシル、ピラー及びホイルハウスの少なくとも1つが面した空間又はその内部空間とすることができる。
この発明によれば、車輪の振動騒音成分と回転体の振動騒音成分とを含む複合振動騒音に対する相殺音の基準波形を規定する第1基準信号から回転体の振動騒音に対する相殺音の成分を除去し、車輪の振動騒音に対する相殺音の基準波形を規定する第2基準信号を生成する。そして、車室内の振動騒音と相殺音との誤差を減少させる適応制御処理を、第2基準信号に対して行い、これにより得られた制御信号を用いて相殺音を出力する。前記適応制御処理で用いられる第2基準信号は、回転体の振動騒音に対する相殺音の成分が除去されており、このため、前記適応制御処理では、回転体の振動騒音に伴う誤差を減少させるための演算が行われない。従って、複合振動に回転体の振動騒音成分が含まれていることに伴って生じる車輪の振動騒音成分の演算処理に対する影響をなくすことができる。従って、能動型振動制御装置の消音性能を向上させることができる。
[A.一実施形態]
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
1.全体及び各部の構成
(1)全体構成
図1は、この発明の一実施形態に係る能動型騒音制御装置12(以下「ANC装置12」と称する。)を搭載した車両10の概略的な構成を示す図である。車両10は、ガソリン車や電気自動車、燃料電池車等の車両とすることができる。
ANC装置12は、各ホイルハウス16に設けられた第1マイクロフォン14と、エンジンEの燃料噴射を制御する燃料噴射制御装置18{以下「FI ECU18」(FI ECU:Fuel Injection Electronic Control Unit)と称する。}と、スピーカ20と、第2マイクロフォン22とに接続されている。また、ANC装置12とスピーカ20との間には増幅器24が設けられている。ANC装置12は、第1マイクロフォン14が検出した騒音(複合騒音NZc)と、FI ECU18からのエンジンパルスEpと、第2マイクロフォン22が出力した誤差信号eとに基づいて合成制御信号Sccを生成する。合成制御信号Sccは、増幅器24で増幅された後、スピーカ20に出力される。スピーカ20は、合成制御信号Sccに対応する相殺音CSを出力する。
車両10の車室内に発生する振動騒音は、エンジンEの振動に伴って生じる振動騒音(エンジンこもり音NZe)と、車両10の走行中に車輪26と路面Rとが接触し、車輪26が振動することに伴って生じる振動騒音(ロードノイズNZr)とを複合した振動騒音(複合騒音NZc)である。本実施形態のANC装置12によれば、複合騒音NZcのうちロードノイズNZrの成分を相殺音CSが打ち消し、消音効果を得ることができる。
なお、ANC装置12には、ロードノイズNZrの消音機能に加え、エンジンこもり音NZeの消音機能を持たせることもできる。すなわち、ANC装置12に従前のエンジンこもり音用の構成(例えば、特開2004−361721号公報)を併せ持たせることも可能である。
また、図1では図示していないが、第1マイクロフォン14は4つ設けられており(図3参照)、各第1マイクロフォン14は、4つの車輪26(左前輪、右前輪、左後輪、右後輪)に対応して設けられている。さらに、図1及び図3では、スピーカ20及び第2マイクロフォン22をそれぞれ1つずつしか示していないが、発明の理解の容易化のためであり、ANC装置12の用途に応じて複数のスピーカ20及び第2マイクロフォン22を用いることもできる。その場合、その他の構成要素の数も適宜変更される。
(2)第1マイクロフォン14
図2に示すように、各第1マイクロフォン14は、ホイルハウス16の中でも、前方側に設けられている。第1マイクロフォン14は、グロメット28に固定されている。グロメット28は、メッシュ構造を有し、音を透過させることが可能であると共に、水や泥が第1マイクロフォン14のダイヤフラム(図示せず)に当たることを防止する。
第1マイクロフォン14は、ダイヤフラムで複合騒音NZcの音圧を検出し、この音圧を示す電気信号である音圧信号SspをANC装置12に出力する。
(3)FI ECU18
FI ECU18は、エンジンEの燃料噴射や点火を制御するものであり、点火に応じたエンジンパルスEpをANC装置12に対して送信する。
(4)ANC装置12
(a)全体構成
ANC装置12は、スピーカ20からの相殺音CSの出力を制御するものであり、マイクロコンピュータ58、メモリ59(図1)並びに図示しない入力回路及び出力回路等を備える。マイクロコンピュータ58は、相殺音CSを決定する機能(相殺音決定機能)等の機能をソフトウェア処理により実行可能である。
図3は、マイクロコンピュータ58においてソフトウェア処理で実現される概略的な機能を回路構成として示すブロック図である。
上述の通り、車両10は、4つの車輪26それぞれに対応して第1マイクロフォン14を有する。各第1マイクロフォン14で検出された複合騒音NZcの音圧は、音圧信号SspとしてANC装置12に出力される。また、FI ECU18からのエンジンパルスEpもANC装置12に出力される。
ANC装置12は、エンジンこもり音NZe用の基準信号生成部62と、第1マイクロフォン14毎に設けられた信号制御部64と、加算器68とを有する。
なお、図3では、複数の信号制御部64のうち、一番上の信号制御部64のみ内部構成を詳細に記載しており、その他の信号制御部64については、内部構成の記載を省略して表示している。
(b)エンジンこもり音NZe用の基準信号生成部62
基準信号生成部62は、エンジンパルスEpに基づくエンジンこもり音基準信号Sbe(以下「基準信号Sbe」とも称する。)を生成する。エンジンパルスEpは、エンジンE内の燃焼サイクルと等しく、燃焼サイクルは、エンジンEの回転周期[s]の次数である。換言すると、エンジンパルスEpの周波数[Hz]は、エンジンEの振動周波数の調波である。その結果、エンジンパルスEpの周波数は、エンジンEを振動騒音源とする振動騒音(エンジンこもり音NZe)の周波数とも相関関係がある。
基準信号Sbeは、エンジンパルスEpに基づいて生成されるため、基準信号Sbeの周波数は、エンジンパルスEpの周波数の各次数成分(例えば、4気筒の場合、2次、4次、6次、8次、、、)と等しい。換言すると、基準信号Sbeの周波数[Hz]は、エンジンEの回転周波数[Hz]の各次数成分と等しい。従って、基準信号Sbeは、エンジンこもり音NZeの周波数と相関関係がある。
(c)信号制御部64
各信号制御部64は、複合騒音NZc用の基準信号生成部70と、ロードノイズNZr用の基準信号生成部72と、制御信号生成部74とを有する。
(i)基準信号生成部70
基準信号生成部70は、第1マイクロフォン14からの音圧信号Sspに基づき、複合騒音NZcに対する相殺音CSの基準波形を示す複合騒音基準信号Sbc(以下「基準信号Sbc」とも称する。)を生成する。
上述したように、第1マイクロフォン14には、車両10の走行中に車輪26が路面Rと接触することによって車輪26に生ずる振動騒音(ロードノイズNZr)に加え、エンジンEの作動に伴って生ずる振動騒音(エンジンこもり音NZe)が放射音の形で伝搬される。このため、基準信号Sbcは、ロードノイズNZrに対する相殺音CSの成分とエンジンこもり音NZeに対する相殺音CSの成分とを含むこととなる。
(ii)ロードノイズNZr用の基準信号生成部72
基準信号生成部72は、基準信号生成部70からの基準信号Sbcからエンジンこもり音NZeに対する相殺音CSの成分を除去してロードノイズNZrに対する相殺音CSの成分を抽出し、ロードノイズNZrに対する相殺音CSの基準波形を示すロードノイズ基準信号Sbr(以下「基準信号Sbr」とも称する。)を生成するものであり、フィルタ80と、減算器82と、遅延器84と、フィルタ係数更新部86とを有する。
フィルタ80は、ノッチ型フィルタであり、基準信号生成部62からの基準信号Sbeに対してフィルタ係数Weを用いたフィルタ処理を行い、エンジンこもり音NZeに対する相殺音CSの波形を規定する制御信号Sceを出力する。上述の通り、基準信号Sbeは、エンジンこもり音NZeの周波数と相関関係があるため、基準信号Sbeに基づく制御信号Sceもエンジンこもり音NZeの周波数と相関関係がある。
減算器82は、基準信号生成部70からの基準信号Sbcから、制御信号Sceを差し引き、その差(Sbc−Sce)に基づくロードノイズ基準信号Sbrを生成する。複合騒音基準信号Sbcには、ロードノイズNZrの成分とエンジンこもり音NZeの成分それぞれが含まれるところ、エンジンこもり音NZeに対する相殺音CSの成分を示す制御信号Sceを差し引くことで、ロードノイズ基準信号Sbrは、ロードノイズNZrに対する相殺音CSの成分のみを含むこととなる。基準信号Sbrは、制御信号生成部74と、遅延器84とに出力される。
遅延器84は、基準信号Sbrに対して1演算周期分の遅延を加えた後、フィルタ係数更新部86に出力する。
フィルタ係数更新部86は、フィルタ係数Weを逐次演算・更新する。フィルタ係数更新部86は、適応アルゴリズム演算{例えば、最小二乗法(LMS)アルゴリズム演算}を用いてフィルタ係数Weを演算する。すなわち、基準信号生成部62からのエンジンこもり音基準信号Sbeと、減算器82からのロードノイズ基準信号Sbrに基づいて、基準信号Sbrのうちエンジン回転周波数[Hz]の各次数成分を最小とするようにフィルタ係数Weを演算する。
(iii)制御信号生成部74
制御信号生成部74は、ロードノイズ基準信号Sbrに対して適応フィルタ処理を施して制御信号Scrを生成するものであり、適応フィルタ90と、参照信号生成部92と、フィルタ係数更新部94とを有する。
適応フィルタ90は、FIR(Finite impulse response:有限インパルス応答)型のフィルタであり、基準信号Sbrに対してフィルタ係数Wrを用いた適応フィルタ処理を行って、ロードノイズNZrを低減するための相殺音CSの波形を示す制御信号Scrを出力する。
参照信号生成部92は、基準信号生成部72から出力された基準信号Sbrに対して伝達関数処理を行うことで参照信号Srを生成する。参照信号Srは、フィルタ係数更新部94においてフィルタ係数Wrを演算する際に用いられる。また、伝達関数処理は、スピーカ20から第2マイクロフォン22への相殺音CSの伝達関数C^(フィルタ係数)に基づき基準信号Sbrを濾波する処理である。この伝達関数処理で用いられる伝達関数C^は、スピーカ20から第2マイクロフォン22への相殺音CSの実際の伝達関数Cの測定値又は予測値である。
フィルタ係数更新部94は、フィルタ係数Wrを逐次演算・更新する。フィルタ係数更新部94は、適応アルゴリズム演算{例えば、最小二乗法(LMS)アルゴリズム演算}を用いてフィルタ係数Wrを演算する。すなわち、参照信号生成部92からの参照信号Srと第2マイクロフォン22からの誤差信号eに基づいて、誤差信号eの二乗e2をゼロとするようにフィルタ係数Wrを演算する。
(d)加算器68
各加算器68は、各第1マイクロフォン14に対応する4つの信号制御部64から出力された制御信号Scrを合成し、合成制御信号Sccを生成する。
合成制御信号Sccは、増幅器24を介してスピーカ20に出力される。
(5)スピーカ20
スピーカ20は、ANC装置12(マイクロコンピュータ58)からの合成制御信号Sccに対応する相殺音CSを出力する。これにより、複合騒音NZcのうち、特にロードノイズNZrの成分の消音効果が得られる。
(6)第2マイクロフォン22
第2マイクロフォン22は、ロードノイズNZrの成分を含む複合騒音NZcと相殺音CSとの誤差を残留騒音として検出し、この残留騒音を示す誤差信号eをANC装置12(マイクロコンピュータ58)に出力する。
2.相殺音CSの生成
次に、本実施形態における相殺音CSの生成の流れについて説明する。図4には、相殺音CSを生成するフローチャートが示されている。
ステップS1において、各第1マイクロフォン14は、複合騒音NZcの音圧を検出し、この音圧を示す音圧信号Sspを生成する。ステップS2において、基準信号生成部70は、第1マイクロフォン14からの音圧信号Sspに基づく複合騒音基準信号Sbcを出力する。
ステップS3において、各基準信号生成部72は、基準信号生成部70から出力された複合騒音基準信号Sbcと、フィルタ80から出力された制御信号Sceとの差に対応するロードノイズ基準信号Sbrを出力する(エンジンこもり音成分除去処理)。上述の通り、制御信号Sceは、基準信号Sbcに含まれるエンジンこもり音NZeに対する相殺音CSの成分と等しいものになるように設定されるため、基準信号Sbrには、特にロードノイズNZrに対する相殺音CSの成分が含まれる。
ステップS4において、各制御信号生成部74は、基準信号生成部72から出力された基準信号Sbrと、第2マイクロフォン22から出力された誤差信号eとに基づき、基準信号Sbrに適応フィルタ処理を実施することにより制御信号Scrを生成する。
ANC装置12は、上記ステップS1〜S4を、4つの第1マイクロフォン14それぞれに対応して行う。
ステップS5において、加算器68は、各第1マイクロフォン14に対応する4つの制御信号生成部74から出力された制御信号Scrを合成して、合成制御信号Sccを生成する。
ステップS6において、増幅器24は、合成制御信号Sccを所定の増幅率で増幅する。ステップS7において、スピーカ20は、増幅後の合成制御信号Sccに基づく相殺音CSを出力する。
ステップS8において、第2マイクロフォン22は、ロードノイズNZrを含む複合騒音NZcと相殺音CSとの差を残留騒音として検出し、この残留騒音に対応する誤差信号eを出力する。この誤差信号eは、各制御信号生成部74のその後の処理で用いられる。
ANC装置12では、以上のステップS1〜S8を繰り返す。
3.本実施形態における効果
以上のように、本実施形態によれば、ロードノイズNZrの成分とエンジンこもり音NZeの成分とを含む複合騒音NZcに対する相殺音CSの基準波形を規定する複合騒音基準信号Sbcから制御信号Sceを差し引いてエンジンこもり音NZeに対する相殺音CSの成分を除去することで、ロードノイズNZrに対する相殺音CSの基準波形を規定するロードノイズ基準信号Sbrを生成する。そして、ロードノイズNZrを含む複合騒音NZcと相殺音CSとの誤差(誤差信号eの二乗e2)を最小化させる適応制御処理を、ロードノイズ基準信号Sbrに対して行い、これにより得られた制御信号Scrを用いて相殺音CSを出力する。前記適応制御処理で用いられるロードノイズ基準信号Sbrは、エンジンこもり音NZeに対する相殺音CSの成分が除去されており、このため、前記適応制御処理では、エンジンこもり音NZeに伴う誤差を減少させるための演算が行われない。このため、複合騒音NZcにエンジンこもり音NZeの成分が含まれていることに伴って生じるロードノイズNZrの成分の演算処理に対する影響をなくすことができる。従って、ANC装置12のロードノイズNZrの消音性能を向上させることができる。
基準信号生成部72は、基準信号生成部62で生成されたエンジンこもり音基準信号Sbeに対してフィルタ係数Weを用いた適応フィルタ処理を行って制御信号Sceを出力するフィルタ80と、複合騒音基準信号Sbcから制御信号Sceを差し引き、基準信号Sbcからエンジンこもり音NZeに対する相殺音CSの成分を除去してロードノイズ基準信号Sbrを出力する減算器82と、基準信号Sbrに遅延を与える遅延器84と、基準信号Sbrのうちエンジン回転周波数の各次数成分が最小となるようにフィルタ係数Weを逐次更新するフィルタ係数更新部86とを備える。これにより、エンジンこもり音NZeに対する相殺音CSの成分をより精度よく複合騒音基準信号Sbcから除去することができる。
本実施形態において、各制御信号生成部74は、ロードノイズ基準信号Sbrに対してフィルタ係数Wrを用いた適応フィルタ処理を行って制御信号Scrを出力する適応フィルタ90と、伝達特性C^に基づいてロードノイズ基準信号Sbrを補正して参照信号Srを生成する参照信号生成部92と、参照信号Srと誤差信号eとに基づいて、誤差信号の二乗e2が最小となるようにフィルタ係数Wrを逐次更新するフィルタ係数更新部94とを備える。これにより、ロードノイズNZrを含む複合騒音NZcと相殺音CSの誤差のうちロードノイズNZrの成分をより精度よく低減することができる。
[B.この発明の応用]
なお、この発明は、上記実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下に示す構成を採ることができる。
上記実施形態では、4つの車輪26それぞれについて第1マイクロフォン14を設けたが、そのうちのいずれかの車輪26にのみ第1マイクロフォン14を設ける構成も可能である。また、上記実施形態では、各第1マイクロフォン14をホイルハウス16内に設けたが、それ以外の場所に設けてもよい。例えば、サイドシル、ピラー、トランクルーム等の部位に設けることもできる(特許文献1、2参照)。さらに、これらの部位のうち複数の部位に第1マイクロフォン14を設けてもよい。
上記実施形態では、第1マイクロフォン14において、ロードノイズNZrとエンジンこもり音NZeからなる複合騒音NZcを検出したが、第1マイクロフォン14が検出する複合騒音NZcには、エンジンこもり音NZeに加えて又はこれに代えて、ドライブシャフトの振動騒音が含まれてもよい。
上記実施形態では、エンジンパルスEpから1つのエンジンこもり音基準信号Sbeを生成したが、これに限られない。例えば、図5に示すように、3つのエンジンこもり音基準信号Sbe1〜Sbe3(以下「基準信号Sbe1〜Sbe3」とも称する。)を生成することもできる。すなわち、図5には、ANC装置12の変形例としてのANC装置12aが示されており、このANC装置12aは、3つの基準信号生成部62a、62b、62cを有している。基準信号生成部62aは、上述した基準信号生成部62と同様である。基準信号生成部62b、62cは、エンジンパルスEpの高次(例えば、2次と3次)の調波信号である基準信号Sbe2、Sbe3を生成する。
そして、フィルタ80a〜80cは、基準信号Sbe1〜Sbe3に基づき、制御信号Sce1〜Sce3を生成する。加算器98は、制御信号Sce1〜Sce3を合成し、合成制御信号Scecを生成する。この合成基準信号Scecは、減算器82に送信され、減算器82は、基準信号Sbcと合成制御信号Scecからロードノイズ基準信号Sbr2(以下「基準信号Sbr2」とも称する。)を生成する。基準信号Sbr2は、制御信号生成部74と、遅延器84a〜84cとに送信される。遅延器84a〜84cは、基準信号Sbr2に対して1演算周期分の遅延を加えた後、フィルタ係数更新部86a〜86cに出力する。フィルタ係数更新部86a〜86cは、基準信号生成部62a〜62cからのエンジンこもり音基準信号Sbe1〜Sbe3と、遅延器84a〜84cからのロードノイズ基準信号Sbr2に基づいてフィルタ係数Weを演算する。
各制御信号生成部74において、基準信号Sbr2は、適応フィルタ90と参照信号生成部92に送信される。適応フィルタ90は、基準信号Sbr2に基づいて制御信号Scr2を出力する。各制御信号Scr2は、加算器68で合成され、合成制御信号Scc2として出力される。合成制御信号Scc2は、増幅器24を介してスピーカ20に出力され、スピーカ20は、合成制御信号Scc2に応じた相殺音CSを出力する。参照信号生成部92は、基準信号Sbr2に基づいて参照信号Sr2を生成し、フィルタ係数更新部94に出力する。フィルタ係数更新部94は、参照信号Sr2と第2マイクロフォン22からの誤差信号eに基づいて適応フィルタ90のフィルタ係数Wrを更新する。このように、エンジンパルスEpの高次の調波信号である基準信号Sbe2、Sbe3を用いることにより、エンジン回転周波数の高次成分を取り除くことが容易となる。
この発明の一実施形態に係る能動型騒音制御装置を搭載した車両の概略的な構成図である。 前記車両に設けられた第1マイクロフォンの取付位置を示す説明図である。 前記能動型騒音制御装置においてソフトウェア処理で実現される概略的な機能を回路構成として示すブロック図である。 前記実施形態において、相殺音を生成するフローチャートである。 図3の変形例を示すブロック図である。 ロードノイズの発生メカニズムを示す図である。
符号の説明
10…車両 12、12a…能動型騒音制御装置
16…ホイルハウス 20…スピーカ(相殺音出力部)
22…マイクロフォン(誤差検出部) 26…車輪
62、62a〜62c…基準信号生成部(第3基準信号生成部)
70…複合騒音用の基準信号生成部(第1基準信号生成部)
72…基準信号生成部(第2基準信号生成部)
74…制御信号生成部 80、80a〜80c…フィルタ
82…減算器 84、84a〜84c…遅延器
86、86a〜86c、94…フィルタ係数更新部
90…適応フィルタ 92…参照信号生成部
CS…相殺音 E…エンジン
e…誤差信号 NZc…複合騒音
NZe…エンジンこもり音 NZr…ロードノイズ
R…路面 Sbc…複合騒音基準信号
Sbe、Sbe1〜Sbe3…エンジンこもり音基準信号
Sbr、Sbr2…ロードノイズ基準信号
Sce、Scr、Scr2…制御信号 We、Wr…フィルタ係数

Claims (4)

  1. 車両の駆動力の生成又は伝達に伴う回転体の振動騒音と、車輪と路面との接触により発生する車輪の振動騒音の両方が伝搬される振動伝搬空間における複合振動騒音を検出する騒音検出部と、
    前記騒音検出部で検出された複合振動騒音に基づいて、車室内の振動騒音に対する相殺音の基準波形を規定する第1基準信号を生成する第1基準信号生成部と、
    前記第1基準信号から前記回転体の振動騒音に対する相殺音の成分を除去して、前記車輪の振動騒音に対する相殺音の基準波形を規定する第2基準信号を生成する第2基準信号生成部と、
    前記車室内の振動騒音と前記相殺音との誤差を減少させる適応制御処理を、前記第2基準信号に対して実行して制御信号を生成する制御信号生成部と、
    前記制御信号に基づいて前記相殺音を出力する相殺音出力部と、
    前記車室内の振動騒音と前記相殺音との誤差を示す残留騒音を検出し、前記残留騒音に対応する誤差信号を出力する誤差検出部と
    を備える能動型騒音制御装置。
  2. 請求項1記載の能動型騒音制御装置において、
    前記第2基準信号生成部は、
    前記回転体の振動騒音に対する相殺音の基準波形を規定する第3基準信号を生成する第3基準信号生成部と、
    前記第3基準信号に対して第1フィルタ係数を用いた適応ノッチフィルタ処理を行って第2制御信号を出力する第1適応ノッチフィルタと、
    前記第1基準信号から前記第2制御信号を差し引き、前記第1基準信号から前記回転体の振動騒音に対する相殺音の成分を除去して前記第2基準信号を出力する減算器と、
    前記第2基準信号に遅延を与える遅延器と、
    前記第2基準信号が最小となるように前記第1フィルタ係数を逐次更新する第1フィルタ係数更新部と
    を備えることを特徴とする能動型騒音制御装置。
  3. 請求項1又は2記載の能動型騒音制御装置において、
    前記制御信号生成部は、
    前記第2基準信号に対して第2フィルタ係数を用いた適応フィルタ処理を行って前記制御信号を出力する第2適応フィルタと、
    前記相殺音出力部から前記誤差検出部までの伝達特性に基づいて前記第2基準信号を補正して参照信号を生成する参照信号生成部と、
    前記参照信号と前記誤差信号とに基づいて、前記誤差信号が最小となるように前記第2フィルタ係数を逐次更新するフィルタ係数更新部と
    を備える
    ことを特徴とする能動型騒音制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の能動型騒音制御装置において、
    前記振動伝搬空間は、サイドシル、ピラー及びホイルハウスの少なくとも1つが面した空間又はその内部空間である
    ことを特徴とする能動型騒音制御装置。
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