JP2010109734A - 電話システムの保留音送出方式 - Google Patents

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Abstract

【課題】被保留側の端末へ通話確立時のメディア能力に応じた音質の保留音を提供できる電話システムの保留音送出方式を提供する。
【解決手段】CEU3およびVCU4のフラッシュメモリ33、43には高音質楽音データMi_hおよび標準音質楽音データMi_nが記憶されている。外線端末と通話中に内線端末の保留ボタンが操作されると、CCU1がCEU3に指示して被保留側の外線端末へ保留音を送出する。また、内線端末間の通話中に一方の内線端末の保留ボタンが操作されると、これを検知したCCU1がVCU4に指示して被保留側の内線端末へ保留音を送出する。このとき、CCU1は通話確立時に端末間でのネゴシエーションにより決定された通話のメディア能力が高音質であればCEU3、VCU4に対して高音質の楽音データMi_hの送出を指示する一方、標準音質であれば標準音質の楽音データMi_nの送出を指示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、端末間の通話を制御する電話システムの保留音送出方式に係り、特に、被保留側の端末へ、通話確立時のメディア能力に応じた音質の保留音を送出する電話システムの保留音送出方式に関する。
従来より、電話端末による通話が一方の端末における保留操作で保留されると、被保留側の端末へは保留音が送出されていた。これは、保留中であることを被保留側の通話相手に知らせると共に、保留中の退屈な無音状態を避けるためである。しかしながら、保留時間が長くなると同一の保留音が繰り返し送出されることになるので、被保留側の通話相手に対して感覚的な待ち時間を増加させるという技術課題があった。
このような技術課題に対して、特許文献1には、複数用意された保留音を順次自動的に切り替え、BGMのようにメドレー式に送出することにより、通話相手の感覚的待ち時間を低減する技術が開示されている。
特開平6−69991号公報
上記の従来技術では複数の保留音がメドレー方式で順次に送出されるので、通話相手の感覚的な待ち時間を低減する効果がある程度期待できる。しかしながら、従来は一つの保留音について一つの楽音データしか用意されておらず、しかも回線品質の低い環境下でも保留音が途切れなく再生できるようにするために、ビットレートの低い標準音質の楽音データしか用意されていなかった。このため、保留時間が長くなると、通話相手は標準音質の保留音を延々と聞かされていた。
一方、従来の外線網は標準音質以外の高音質の音声通信をサポートしていない。したがって、外線と内線電話機との間に介在する電話システムは、標準音質の音声通信だけをサポートしていれば十分であった。しかしながら、次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)のIP外線網は、高音質の音声通信をサポートするものとされているので、電話システムも標準音質の音声通信のみならず高音質の音声通信もサポートすることが望ましい。
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、被保留側の端末へ通話確立時のメディア能力に応じた音質の保留音を送出する電話システムの保留音送出方式を提供することにある。
上記の目的を達成するために、端末間の通話を制御する電話システムの保留音送出方式において、以下のような手段を講じた点に特徴がある。
(1)少なくとも一つの保留音について高音質の楽音データおよび標準音質の楽音データを記憶する保留音記憶手段と、端末間の通話が保留されたことを検知する保留検知手段と、保留された通話のメディア能力を判定するメディア能力判定手段と、被保留側の端末へ送出する保留音をメディア能力に応じて高音質の楽音データまたは標準音質の楽音データに切り換える保留音切換手段とを具備したことを特徴とする。
(2)被保留側の端末が自己保留音を有するか否かを判定する手段を具備し、保留音切換手段は、自己保留音を有していない被保留側の端末へ保留音を送出することを特徴とする。
(3)保留音切換手段が、外線端末へ送出する保留音を切り換える第1保留音切換手段と、
内線端末へ送出する保留音を切り換える第2保留音切換手段とを具備し、前記第1および第2保留音切換手段がそれぞれ、保留音記憶手段から高音質および標準音質の各楽音データをダウンロードする手段と、ダウンロードした高音質および標準音質の各楽音データを記憶する手段とを具備したことを特徴とする。
(4)保留音記憶手段には、複数の保留音について高音質の楽音データおよび標準音質の楽音データがそれぞれ記憶され、保留音の一つがデフォルトに設定され、第1および第2保留音切換手段の各ダウンロード手段は、デフォルトに設定されている保留音の高音質データおよび標準音質データをダウンロードすることを特徴とする。
本発明によれば、以下のような効果が達成される。
(1)保留音ごとに高音質の楽音データおよび標準音質の楽音データを予め用意し、高音質の楽音データを再生できる被保留側の端末へは保留音として高音質の楽音データが送出され、標準音質の楽音データしか再生できない被保留側の端末へは標準音質の楽音データが送出されるので、メディア能力に応じて最適な保留音を提供できるようになる。
(2)自身で保留音を送出できない端末に対してのみ保留音を送出するようにしたので、保留音を自身で送出できる端末への保留音の送出を防止できる。
(3)複数の保留音に関して、それぞれの高音質の楽音データおよび標準音質の楽音データを一箇所で管理し、第1および第2保留音切換手段は、一部の保留音について、その楽音データを保持すれば良いので、楽音データの記憶容量を小さくできる。
(4)第1および第2保留音切換手段は、デフォルト保留音の楽音データのみを保持すれば良いので、楽音データの記憶容量を更に小さくできる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明が適用されるIPボタン電話装置100の主要部の構成を示したブロック図であり、ここでは、本発明の説明に不要な構成は図示が省略されている。
IPボタン電話装置100は、外線としてアナログ回線、ナンバーディスプレイ契約回線、網番号ダイヤルイン回線、アナログ専用線、デジタル専用線およびISDN回線などのレガシー(従来型・旧型)外線のみならず、VoIP回線やNGN 回線を利用できる。また、内線端末として一般アナログ端末、ISDN端末、ホテルフォン、デジタルボタン電話機およびFAXなどのレガシー内線端末のみならず、ソフトフォンやIP電話機などのIP内線端末を収容し、各外線と各内線端末との間の通信を制御する。
IPボタン電話装置100において、主制御ユニットCCU (Central Control Unit)1は、主制御プログラムに従ってシステム全体を制御する。TDM制御ユニットTCCU2は、各レガシー内線端末とIP網との間および各レガシー外線とIP内線端末との間で時分割多重化通信(TDM)を制御する。
カスタマエッジユニットCEU (Customer Edge Unit)3は、音声データと制御データとを多重化してIP通信を行う高速ブロードバンドルータとしての機能を備えると共に、保留音として高音質(帯域が約50〜7000Hz)の楽音データおよび標準音質(帯域が約300〜4000Hz)の楽音データを保持する。そして、内線端末と外線端末との通話が内線端末側の操作で保留された際、被保留側の外線端末へ、通話確立時のメディア能力に応じて高音質または標準音質の保留音を送出する。
音声変換ユニットVCU (Voice Conversion Unit)4は、通話の音声パケットを高音質から標準音質に変換し、その逆の変換を行うと共に、保留音として高音質の楽音データおよび標準音質の楽音データを保持する。そして、内線端末間の通話が一方の内線端末の操作で保留された際、保留音を持たない他方の被保留側の内線端末へ、通話確立時のメディア能力に応じて高音質または標準音質の保留音を送出する。
前記TCCU2には、ファックス端末81、ホテルフォン端末82、デジタルボタン電話機83、単体電話機84などのレガシー内線端末、および一般外線、ISDNネット回線、デジタル専用線、アナログ専用線などのレガシー外線が、各種の専用インターフェースおよびTDM通信用のTDMバス5を介して接続されている。前記TDMバス5は、制御信号を送受信するDチャネルおよびPCM変換された音声信号を送受信するBチャネルを備える。
前記CCU1とTCCU2とは音声用LAN8および制御用LAN9の2本のLANで接続されている。CCU1とCEU3およびVCU4とは制御用LANで接続されている。前記CCU1には更に、保守用LAN10を介して保守用コンピュータ95が接続されると共に、IP内線LAN6を介してHUB(ハブ)7が接続されている。前記HUB7には、専用インターフェースを介してIPボタン電話機91や音声会議装置92が接続され、無線アクセスポイント(AP)にはIPコードレスフォン93が収容され、さらにソフトフォン94のアプリケーションが実装されたコンピュータが接続されている。
前記CCU1は、CPU11、DDRメモリ(RAM)12、フラッシュメモリ13、パケット転送の制御に特化した専用チップ14、挿抜自在のコンパクトフラッシュ(登録商標)(CF)メモリ15およびレイヤー2(L2)スイッチ16を主要な構成としている。CCU1がパワーオンあるいはリセットされると、まず、フラッシュメモリ13にあるブートローダ(ソフトウエア)が動作し、CFメモリ15のファイルシステムに格納されているOSがDDRメモリ12にロードされて起動される。次いで、OSがCFメモリ15のアプリケーション(本体ソフトウエア)をDDRメモリ12にロードして起動することで主制御プログラムが動作を開始する。
前記TCCU2は、CPU21、DDRメモリ22、フラッシュメモリ23、ファイ(PHY)24、前記Bチャネルを制御するハイウエイスイッチ25、前記Dチャネル用の制御信号通信チップ26およびDSP27を主要な構成としている。前記PHY24は、Ethernet(登録商標)(図示せず)の物理層を制御するLSIである。
前記CEU3は、CPU31、DDRメモリ32、フラッシュメモリ33、パケット転送の制御に特化した専用チップ34およびL2スイッチ35を主要な構成としている。専用チップ34は、前記CCU1の専用チップ14と同様のものである。
VCU4は、CPU41、DDRメモリ42、フラッシュメモリ43、L2スイッチ44およびDSP45を主要な構成としている。DSP45は、例えば高音質の通話が標準音質のみに対応したレガシー内線端末へ転送された場合に、高音質の音声データを標準音質に変換してレガシー内線端末へ送出する一方、レガシー内線端末から送出される標準音質の音声データを高音質用のフォーマットに変換して通話相手に送出する。
本実施形態ではCCU1、TCCU2、CEU3およびVCU4のそれぞれにCPU11、21、31、41を分散配置することで負荷分散を実現すると共に、CCU1およびCEU3には更に、パケット転送に特化した専用チップ14、34を搭載することでCPU11、31におけるパケット転送の処理を軽減し、更なる負荷分散を実現している。
このような構成において、レガシー内線端末(例えば、単体電話機84)がNGN経由で発着信した場合、レガシー内線端末とTCCU2との間ではPCM変換された音声信号がTDMバス5上でTDM通信により送受信される。TCCU2とCCU1との間には通信セッションが確立され、この通信セッションにおいて音声信号および制御信号のデータパケットが交換される。CEU3は前記L2スイッチ35経由でNGNに接続されており、CCU1およびCEU3は、それぞれの専用チップ14、34を利用してパケットを交換する。
また、IP内線端末がレガシー外線(例えば、ISDNネット)経由で発着信した場合は、TDMバス5、TCCU2、CCU1およびHUB7を介して、制御情報、音声情報または音声パケットが送受信される。さらに、IP内線端末がNGN経由で発着信した場合は、CEU3、CCU1およびHUB7を介して、SIPメッセージ、制御情報または音声パケットが送受信される。
また、本実施形態ではCCU1上で動作する主制御プログラムが、通話確立時にSIPで相手のIP外線端末と互いにメディア能力を交換しながら、内線端末とIP外縁端末とに最適なメディア能力を選択し、通話可能とする機能を備えている。内線端末がIP外線端末に発信またはIP外線端末から着信する場合、CCU1は、相手のIP外線端末と互いにメディア能力をSIPで交換しながらフォールバックし、内線端末とIP外線端末とに最適なメディア能力を選択して通話可能とする。
図2は、IP外線端末から内線端末へ着信があった場合の動作を示したフローチャートであり、同図(a)は、発信側(IP外線端末)のメディア能力を内線端末が受け容れずにフォールバックする場合の動作であり、同図(b)は、発信側(IP外線端末)のメディア能力を内線端末がそのまま受け容れる場合の動作である。
同図(a)において、高音質をサポートしない内線端末は、ステップS11において、メディア能力として[音声:高音質、標準音質]、[映像:無し]の設定されたINVITEを受信すると、ステップS12において、提示されたメディア能力(ここでは、高音質用)を備えていない旨のレスポンス488 Warning 305を送信する。ステップS13でACKを受信すると、その後は発信側の対応に応じて通話が開始される。
例えば、ステップS13でACKを受信した後、ステップS14において、メディア能力として[音声:標準音質]、[映像:無し]の設定されたINVITEを改めて受信すると、ステップS15において、呼び出し中(提示されたメディア能力での通話が可能である旨)のレスポンス180 Ringingを送信し、さらにステップS16において、メディア能力として[音声:標準音質]、[映像:無し]のSDPが付加された200 OK レスポンスを送信する。ステップS17でACKを受信するとステップS18へ進み、標準音質での通話が開始される。
一方、同図(b)において、高音質および標準音質の双方をサポートする内線端末は、ステップS21において、メディア能力として[音声:高音質、標準音質]、[映像:無し]の設定されたINVITEを受信すると、ステップS22において、呼び出し中(提示されたメディア能力での通話が可能である旨)のレスポンス180 Ringingを送信し、さらにステップS23において、メディア能力として[音声:高音質(または標準音質)]、[映像:無し]のSDPが付加された200 OK レスポンスを送信する。ステップS24でACKを受信するとステップS25へ進み、高音質または標準音質での通話が開始される。
次いで、本発明を適用した保留音の送出方式について説明する。本実施形態では、CCU1のCFメモリ15に複数種の保留音Miが記憶されており、そのうちの一つがデフォルトの保留音Mrefとして予め設定されている。各保留音Miはビットレートの高い高音質の楽音データMi_hおよびビットレートの低い標準音質の楽音データMi_nを備えている。
前記CEU3およびVCU4は、システム起動時にデフォルトの保留音Mrefを識別し、その高音質の楽音データMi_hおよび標準音質の楽音データMi_nをCCU1のCFメモリ15から自身にダウンロードしてフラッシュメモリ33、43に記憶する。デフォルト保留音Mrefは前記保守用コンピュータ95からの操作で任意に変更できる。
IP外線端末と通話中に内線端末の保留ボタンが操作されると、これを検知したCCU1がCEU3に指示して被保留側の外線端末へ保留音を送出する。また、内線端末間の通話中に一方の内線端末の保留ボタンが操作されると、これを検知したCCU1がVCU4に指示して他方の被保留側の内線端末へ保留音を送出する。このとき、CCU1は通話確立時に端末間でのネゴシエーションにより決定された通話のメディア能力を判定する。そして、メディア能力が高音質であればCEU3、VCU4に対して高音質の楽音データMi_hの送出を指示する一方、標準音質であれば標準音質の楽音データMi_nの送出を指示する。
図3は、本発明の一実施形態の機能ブロック図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
CCU1において、保留検知部101は内線端末の保留ボタンが外線端末または他の内線端末との通話中に操作されたことを検知する。能力判定部102は、通話確立時のメディア能力を判定するメディア能力判定部102aおよび被保留側の内線端末が保留音を自ら送出する機能を備えているか否かを判定する保留音送出能力判定部102bを備える。
保留音記憶部103には、複数の保留音Miのそれぞれについて、高音質の楽音データMi_hおよび標準音質の楽音データMi_nが記憶され、保留音Miの一つがデフォルトに設定されている。前記保留検知部101および能力判定部102はCPU11で実現でき、前記保留音記憶部103はCFメモリ15で実現できる。
CEU3において、保留音記憶部301には、前記CCU1からダウンロードしたデフォルト保留音の高音質の楽音データMi_hおよび標準音質の楽音データMi_nが記憶される。保留音切換部302は、前記メディア能力判定部102aによる判定結果に応じて、被保留側の外線端末T1へ高音質の楽音データMi_hまたは標準音質の楽音データMi_nを送出する。
VCU4において、保留音記憶部401には、前記CCU1からダウンロードしたデフォルト保留音の高音質の楽音データMi_hおよび標準音質の楽音データMi_nが記憶される。保留音切換部402は、前記メディア能力判定部102aによる判定結果に応じて、被保留側の内線端末へ高音質の楽音データMi_hまたは標準音質の楽音データMi_nを送出する。
次いで、図4のフローチャートを更に参照して本実施形態の動作を説明する。外線端末T1または内線端末T3と通話中の内線端末T2で保留ボタンが操作され、これがステップS51で前記保留検知部101により検知されるとステップS52へ進む。ステップS52では、被保留側がIP外線網側であるか否かが判定され、IP外線網側であればステップS54へ進み、内線端末T3であればステップS53へ進む。
ステップS53では、被保留側の内線端末T3が保留音を自身で送出できるか否かが前記保留音送出能力判定部102bで判定され、保留音を送出できないと判定されるとステップS54へ進む。ステップS54では、内線端末T2が外線端末T1または内線端末T3との間に通話を確立した際のメディア能力が前記メディア能力判定部102aにより判定される。
ステップS55では、メディア能力の判定結果が高音質であるか否かが判定される。高音質であればステップS56へ進み、高音質の楽音データMi_hが通話相手に送出される。すなわち、通話相手が外線端末T1であれば、高音質の楽音データMi_hがCEU3の保留音記憶部301から読み出され、保留音切換部302により外線端末T1へ送出される。また、通話相手が内線端末T3であれば、高音質の楽音データMi_hがVCU4の保留音記憶部401から読み出され、保留音切換部402により内線端末T3へ送出される。
なお、外線端末T1がIP外線に接続され、内線端末T2がIP電話機であって保留音の音質を高音質または標準音質に切り換えるスイッチ(図示せず)を装備している場合には、前記ステップS55におけるメディア能力の判定結果が高音質であり、かつ切換スイッチで「高音質」が選択されている場合のみステップS56へ進み、切換スイッチで「標準音質」が選択されている場合には、前記メディア能力が高音質であってもステップS57へ進む。
これに対して、前記ステップS55において、メディア能力の判定結果が標準音質であればステップS57へ進み、標準音質の楽音データMi_Nが通話相手に送出される。すなわち、通話相手が外線端末T1であれば、標準音質の楽音データMi_nがCEU3の保留音記憶部301から読み出され、保留音切換部302により外線端末T1へ送出される。また、通話相手が内線端末T3であれば、標準音質の楽音データMi_nがVCU4の保留音記憶部401から読み出され、保留音切換部402により内線端末T3へ送出される。
ステップS58では、前記保留が解除されたか否かが判定され、保留解除が検知されるとステップS59へ進み、前記保留音の送出を停止して保留を解除する。
一方、前記ステップS53において、内線端末T3が保留音を自身で送出できると判定されるとステップS60へ進む。ステップS60では、内線端末T3に対して保留音を自ら送出するよう指示が出される。ステップS61では、前記保留が解除されたか否かが判定され、保留解除が検知されるとステップS62へ進み、内線端末T3に対して保留音の送出を停止するよう指示が出される。
なお、通話確立時のメディア能力は高音質であったが通話中の呼がレガシー内線端末に転送されたためにレガシー内線端末の受話音質が標準音質に変換されている場合でも、レガシー内線端末で保留ボタンが操作されると、相手端末へは高音質の保留音が送出される。
本発明が適用されるIPボタン電話装置のブロック図である。 内線端末への着信時の動作を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態の動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1…主制御ユニット(CCU)、2…TDM制御ユニット(TCCU)、3…カスタマエッジユニット(CEU)、4…音声変換ユニット(VCU)、100…IPボタン電話装置

Claims (5)

  1. 端末間の通話を制御する電話システムの保留音送出方式において、
    少なくとも一つの保留音について高音質の楽音データおよび標準音質の楽音データを記憶する保留音記憶手段と、
    端末間の通話が保留されたことを検知する保留検知手段と、
    保留された通話のメディア能力を判定するメディア能力判定手段と、
    被保留側の端末へ送出する保留音をメディア能力に応じて高音質の楽音データまたは標準音質の楽音データに切り換える保留音切換手段とを具備したことを特徴とする電話システムの保留音送出方式。
  2. 被保留側の端末が自己保留音を有するか否かを判定する手段を具備し、
    前記保留音切換手段は、自己保留音を有していない被保留側の端末へ保留音を送出することを特徴とする請求項1に記載の電話システムの保留音送出方式。
  3. 自己保留音を有している被保留側の端末へ保留音の送出および停止を指示する手段をさらに具備したことを特徴とする請求項2に記載の電話システムの保留音送出方式。
  4. 前記保留音切換手段が、
    外線端末へ送出する保留音を切り換える第1保留音切換手段と、
    内線端末へ送出する保留音を切り換える第2保留音切換手段とを具備し、
    前記第1および第2保留音切換手段がそれぞれ、
    前記保留音記憶手段から高音質および標準音質の各楽音データをダウンロードする手段と、
    前記ダウンロードした高音質および標準音質の各楽音データを記憶する手段とを具備したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電話システムの保留音送出方式。
  5. 前記保留音記憶手段には、複数の保留音について高音質の楽音データおよび標準音質の楽音データがそれぞれ記憶され、保留音の一つがデフォルトに設定され、
    前記第1および第2保留音切換手段の各ダウンロード手段は、デフォルトに設定されている保留音の高音質データおよび標準音質データをダウンロードすることを特徴とする請求項4に記載の電話システムの保留音送出方式。
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