JP2010109426A - ネットワーク中継装置 - Google Patents

ネットワーク中継装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010109426A
JP2010109426A JP2008276586A JP2008276586A JP2010109426A JP 2010109426 A JP2010109426 A JP 2010109426A JP 2008276586 A JP2008276586 A JP 2008276586A JP 2008276586 A JP2008276586 A JP 2008276586A JP 2010109426 A JP2010109426 A JP 2010109426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
mode
network relay
distributed processing
relay device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008276586A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4913110B2 (ja
JP2010109426A5 (ja
Inventor
Shinichi Akaha
真一 赤羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alaxala Networks Corp
Original Assignee
Alaxala Networks Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alaxala Networks Corp filed Critical Alaxala Networks Corp
Priority to JP2008276586A priority Critical patent/JP4913110B2/ja
Priority to US12/582,901 priority patent/US8705540B2/en
Publication of JP2010109426A publication Critical patent/JP2010109426A/ja
Publication of JP2010109426A5 publication Critical patent/JP2010109426A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4913110B2 publication Critical patent/JP4913110B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/10Current supply arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/60Software-defined switches
    • H04L49/602Multilayer or multiprotocol switching, e.g. IP switching
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/10Packet switching elements characterised by the switching fabric construction
    • H04L49/101Packet switching elements characterised by the switching fabric construction using crossbar or matrix
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/20Support for services
    • H04L49/201Multicast operation; Broadcast operation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/35Switches specially adapted for specific applications
    • H04L49/354Switches specially adapted for specific applications for supporting virtual local area networks [VLAN]

Abstract

【課題】ネットワーク中継装置において、その処理性能を確保しつつ、低消費電力を実現することのできる技術を提供する。
【解決手段】ネットワーク中継装置は、複数の分散処理部と、集中処理部と、モード切替部とを備える。ネットワーク中継装置は、(i)複数の分散処理部のそれぞれが、受信したパケットの宛先検索を実行してパケットを外部装置に転送する分散処理モードと、(ii)複数の分散処理部のそれぞれが、受信したパケットの宛先検索を実行すること無くパケットを集中処理部に転送する集中処理モードとを有する。モード切替部は、ネットワーク中継装置の負荷と、受信したパケットのヘッダ情報から決定されるパケットタイプとのうちの少なくとも一方に基づいて、分散処理モードと集中処理モードの切り替えを実行する。
【選択図】図15

Description

本発明は、ネットワークの中継を行うネットワーク中継装置に関する。
ICT(information and communication technology)技術の進展に伴うインターネットトラフィックの増加を背景として、ネットワーク中継装置(例えば、LANスイッチやルータ)の消費電力が急増している。また、従来のネットワーク中継装置は、低消費電力であることよりも、その処理性能の向上が重視されていた(例えば、特許文献1)。
US7,289,503-B1
しかし、近年では、環境保護の観点から、ネットワーク中継装置に対する電力削減の要請が高まっている。
本発明は、ネットワーク中継装置において、その処理性能を確保しつつ、低消費電力を実現することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
ネットワーク中継装置であって、
外部装置との間でパケットの送受信を実行する複数の分散処理部と、
前記複数の分散処理部に接続された集中処理部と、
前記ネットワーク中継装置の処理モードを切り替えるモード切替部と、
を備え、
前記ネットワーク中継装置は、
(i)前記複数の分散処理部のそれぞれが、受信したパケットの宛先検索を実行して前記パケットを外部装置に転送する分散処理モードと、
(ii)前記複数の分散処理部のそれぞれが、受信したパケットの宛先検索を実行すること無く前記パケットを前記集中処理部に転送するとともに、前記集中処理部が前記パケットの宛先検索を実行して前記複数の分散処理部のいずれかを介して前記パケットを外部装置に転送する集中処理モードと、
を有し、
前記モード切替部は、前記ネットワーク中継装置の負荷と、前記受信したパケットのヘッダ情報から決定されるパケットタイプとのうちの少なくとも一方に基づいて、前記分散処理モードと前記集中処理モードの切り替えを実行する、ネットワーク中継装置。
こうすれば、ネットワーク中継装置の負荷、もしくは、ネットワーク中継装置が受信したパケットのパケットタイプによって、低消費電力な集中処理モードと、処理性能が高い分散処理モードとを切り替えることができる。この結果、ネットワーク中継装置において、その処理性能を確保しつつ、低消費電力を実現することが可能となる。
[適用例2]
適用例1記載のネットワーク中継装置であって、
前記モード切替部は、前記パケットタイプ毎に前記分散処理モードと前記集中処理モードの切り替えを実行する、ネットワーク中継装置。
こうすれば、パケットタイプの性質に応じて、低消費電力な集中処理モードと処理性能が高い分散処理モードとを切り替えることができる。
[適用例3]
適用例2記載のネットワーク中継装置であって、
前記モード切替部は、前記パケットタイプ毎の負荷に応じて、当該パケットタイプに関する前記分散処理モードと前記集中処理モードの切り替えを実行する、ネットワーク中継装置。
こうすれば、パケットタイプ毎の負荷に応じて、低消費電力な集中処理モードと処理性能が高い分散処理モードとを切り替えることができる。
[適用例4]
適用例1ないし3のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
各分散処理部は、
受信したパケットに対して装置内シーケンス番号を付与し、
前記装置内シーケンス番号が付与されたパケットを一時的に格納するキューとして、前記分散処理モードにおいて受信したパケットのための分散処理キューと、前記集中処理モードにおいて受信したパケットのための集中処理キューと、を有し、
前記分散処理モードから前記集中処理モードへの移行時に、前記集中処理キューからのパケットの取り出しを優先的に実行して、前記分散処理キューに格納されているパケットよりも小さな装置内シーケンス番号を有するパケットが前記集中処理キューからすべて取り出された後に、前記分散処理キューからのパケットの取り出しを開始する、ネットワーク中継装置。
こうすれば、ネットワーク中継装置から送信されるパケットの送信順序の逆転を抑制することができる。
[適用例5]
適用例1ないし4のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
前記集中処理モードにおいて、
前記複数の分散処理部のうちから予め選択された処理部が前記集中処理部として機能するとともに、
前記集中処理部が外部装置から受信したパケットは、前記集中処理部自身がパケットの宛先検索を実行する、ネットワーク中継装置。
こうすれば、適用例1の集中処理部が有する機能の一部を、複数の分散処理部のうちから予め選択された分散処理部が担うこととなる。この結果、ネットワーク中継装置の製造コストを抑えることができる。
[適用例6]
ネットワーク中継装置であって、
外部装置との間でパケットの送受信を実行する複数の分散処理部と、
前記複数の分散処理部に接続されたクロスバスイッチと、
前記ネットワーク中継装置の処理モードを切り替えるモード切替部と、
を備え、
前記ネットワーク中継装置は、
(i)前記複数の分散処理部のそれぞれが、受信したマルチキャストパケットの宛先検索を実行し、前記マルチキャストパケットをコピーしたコピーパケットを配布先の数だけ生成し、前記コピーパケットを外部装置に転送する低負荷モードと、
(ii)前記複数の分散処理部のそれぞれが、受信したマルチキャストパケットの宛先検索を実行し、前記クロスバスイッチは、前記分散処理部の指示に基づき、前記マルチキャストパケットをコピーしたコピーパケットを配布先までに中継する分散処理部の数だけ生成後、前記コピーパケットを前記配布先までに中継する分散処理部に転送し、前記コピーパケットを受信した分散処理部は、前記コピーパケットを再コピーしたパケットを配布先の数だけ生成し、前記パケットを外部装置へ転送する高負荷モードと、
を有し、
前記モード切替部は、前記ネットワーク中継装置の負荷と、前記受信したパケットのヘッダ情報から決定されるパケットタイプとのうちの少なくとも一方に基づいて、前記低負荷モードと前記高負荷モードの切り替えを実行する、ネットワーク中継装置。
こうすれば、ネットワーク中継装置の負荷、もしくは、ネットワーク中継装置が受信したマルチキャストパケットのパケットタイプによって、低消費電力な低負荷モードと、処理性能が高い高負荷モードとを切り替えることができる。この結果、ネットワーク中継装置において、その処理性能を確保しつつ、低消費電力を実現することが可能となる。
[適用例7]
適用例6記載のネットワーク中継装置であって、
前記モード切替部は、前記パケットタイプ毎に前記低負荷モードと前記高負荷モードの切り替えを実行する、ネットワーク中継装置。
こうすれば、パケットタイプの性質に応じて、低消費電力な低負荷モードと、処理性能が高い高負荷モードとを切り替えることができる。
[適用例8]
適用例7記載のネットワーク中継装置であって、
前記モード切替部は、前記パケットタイプ毎の負荷に応じて、当該パケットタイプに関する前記低負荷モードと前記高負荷モードの切り替えを実行する、ネットワーク中継装置。
こうすれば、パケットタイプ毎の負荷に応じて、低消費電力な低負荷モードと、処理性能が高い高負荷モードとを切り替えることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、ネットワーク中継装置および方法、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記憶媒体等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.実施例1:
B.実施例2:
C.実施例3:
D.変形例:
A.実施例1:
(A1)ネットワーク中継装置の概略構成:
図1は、本発明の一実施例としてのネットワーク中継装置10の概略構成を示す説明図である。本実施例のネットワーク中継装置10は、いわゆるLANスイッチであり、ブリッジ機能やルータ機能を備えている。このネットワーク中継装置10は、2つの集中処理部100(IPU#1、#2)と、3つの分散処理部200(DPU#1、#2、#3)と、クロスバスイッチ300(CSW)とを備えている。この2つの集中処理部100のうち、集中処理部IPU#1はマスタ、集中処理部IPU#2はバックアップであるものとする。マスタの集中処理部IPU#1は、分散処理部200から受信したパケットの経路情報を検索するほか、プロトコル管理や、全体制御、テーブルの同期・更新等を行う。バックアップの集中処理部IPU#2は、集中処理部IPU#1の予備系である。分散処理部200は、それぞれ3つの物理回線(#0、#1、#2)を備え、外部からのパケットの受信・送信を行う。クロスバスイッチ300は、集中処理部100や分散処理部200からの指示に基づいてパケットの中継を行うスイッチである。2つの集中処理部100と、3つの分散処理部200とは、クロスバスイッチ300を介して接続されている。ただし、クロスバスイッチ300以外の接続回路を用いて、各処理部を相互に接続してもよい。
ネットワーク中継装置10は、集中処理モードと、分散処理モードの2つの処理モードを有している。以下で説明するように、集中処理モードでは、パケットを受信した分散処理部200において宛先検索を行わず、集中処理部100が宛先検索を実行する。一方、分散処理モードでは、パケットを受信した分散処理部200自身が宛先検索を実行する。
(A2)各動作モードの概要:
図2は、ネットワーク中継装置10の集中処理モードを示す説明図である。この図は、分散処理部DPU#1の物理回線#0からパケットが受信され、分散処理部DPU#2の物理回線#2からパケットを外部装置へ送信する場合の動作を示している。なお、ネットワーク中継装置10が物理回線からパケットを受信することを「入力」とも呼び、ネットワーク中継装置10が物理回線からパケットを送信することを「出力」とも呼ぶ。
集中処理モードでは、分散処理部DPU#1は、受信したパケットの宛先検索を実行することなく、当該パケットを集中処理部IPU#1へ転送する。パケットを受信した集中処理部IPU#1は、経路情報から図示しないテーブルを用いて、宛先検索を実行する。宛先検索では、i)当該パケットの出力先回線がある分散処理部200と、ii)その出力先物理回線と、が検索される。その後、集中処理部IPU#1は、パケットのヘッダ情報を更新し、当該パケットを出力先回線がある分散処理部DPU#2へ転送する。これを受信した分散処理部DPU#2は、パケットのヘッダ情報をもとに、該当する物理回線#2からパケットを出力する。また、このときの集中処理部100、分散処理部200、および、各処理の詳細については後述する。
このように、集中処理モードでは、分散処理部DPU#1に代わって、集中処理部100が入力パケットの宛先検索を実行する。したがって、分散処理部DPU#1は、その機能の一部(例えば、パケットを転送する機能)のみを作動させればよい。このため、例えば、集中処理部100が、分散処理部200に比べて宛先検索で消費する電力が小さい検索回路を使用しているような場合、ネットワーク中継装置10全体として消費電力を低減することができる。
図3は、ネットワーク中継装置10の分散処理モードを示す説明図である。分散処理モードでは、パケットを受信した分散処理部DPU#1は、自身が宛先検索を実行する。その後、分散処理部DPU#1は、パケットのヘッダ情報を更新し、当該パケットを出力先回線がある分散処理部DPU#2へ転送する。これを受信した分散処理部DPU#2は、パケットのヘッダ情報をもとに、該当する物理回線#2からパケットを出力する。なお、このときの分散処理部200、および、各処理の詳細については後述する。また、この場合において集中処理部IPU#1は、宛先検索以外の処理(プロトコル管理、全体制御、テーブルの同期・更新等)を行う。
このように、分散処理モードでは、パケットが集中処理部IPU#1を経由する必要がないため、高速に入力パケットを処理することができる。
なお、集中処理モードと分散処理モードの選択は、分散処理部200内に設けられた宛先判定処理切替部(後述)によって実行される。このモード選択処理については後述する。
(A3)分散処理部と集中処理部の構成:
図4は、集中処理部100の概略構成を示す説明図である。集中処理部100は、パケット転送処理部110と、宛先判定部130と、装置管理部140と、パケットバッファ150とを備えている。パケットバッファ150は、一時的にパケットを格納しておくためのバッファメモリ領域である。
パケット転送処理部110は、クロスバスイッチ300や、集中処理部100内の各部に対してパケットを転送する機能を有する。パケット転送処理部110は、さらに、バッファ処理部120を備えている。バッファ処理部120は、パケット読出制御部122を備え、宛先判定処理切替部134とのヘッダ情報の交換や、パケットバッファ150へのパケットの入出力を行う。
宛先判定部130は、入力されたパケットの宛先を判定する機能を有する。この宛先判定部130は、宛先判定テーブル132と、宛先判定処理切替部134とを備えている。宛先判定テーブル132は、パケットの中継先等の経路情報を保持するテーブルであり、例えば、MACテーブルやルーティングテーブルがこれに該当する。宛先判定処理切替部134は、パケットのヘッダ情報をもとに宛先判定テーブル132を検索し、当該パケットの転送先を決定する。
装置管理部140は、ネットワーク中継装置10の管理機能を有する。この装置管理部140は、プロトコル制御部142と、障害監視部144と、モード設定部146とを備えている。プロトコル制御部142は、例えば、OSPFやRIP等の制御、ダイナミックルーティングにおけるルーティングテーブルの作成、およびネットワーク中継装置10間の生存確認を含むレイヤ3に関する処理を行う。障害監視部144は、ネットワーク中継装置10内の各部の状態を監視する。モード設定部146は、分散処理部200の統計情報テーブルを定期的に監視し、その内容に応じて、分散処理部200の分散/集中処理切替テーブルを更新する。なお、この処理についての詳細は後述する。
図5は、分散処理部200の概略構成を示す説明図である。分散処理部200は、パケット転送処理部210と、宛先判定部230と、パケットバッファ250と、回線IF部260と、統計情報テーブル280とを備えている。パケットバッファ250は、分散処理キュー252と、集中処理キュー254とを備える。分散処理キュー252は、分散処理されるパケットを格納しておくためのキューである。集中処理キュー254は、集中処理されるパケットを格納しておくためのキューである。なお、パケットバッファ250は、物理的な領域として分散処理キュー252および集中処理キュー254を備えるものとしたが、これらは論理領域としても良い。
パケット転送処理部210は、クロスバスイッチ300や、分散処理部200内の各部に対してパケットを転送する機能を有する。パケット転送処理部210は、さらに、パケット順序制御部270と、バッファ処理部220とを備えている。バッファ処理部220は、パケット読出制御部222と、パケットキューイング処理部224とを備えている。パケット読出制御部222は、分散処理キュー252および集中処理キュー254からパケットを読み出す。パケットキューイング処理部224は、処理種別に応じて、該当するキューへパケットを格納する。具体的には、分散処理時にはパケットを分散処理キュー252へ格納し、集中処理時にはパケットを集中処理キュー254へ格納する。パケット順序制御部270は、処理種別の状態に応じたパケットの読み出しを行うために、パケット読出制御部222を制御する。詳細については後述する。
宛先判定部230は、入力されたパケットの宛先を判定する機能を有する。この宛先判定部230は、宛先判定テーブル232と、宛先判定処理切替部234と、分散/集中処理切替テーブル236とを備えている。宛先判定テーブル232は、パケットの中継先等の経路情報を保持するテーブルであり、例えば、MACテーブルやルーティングテーブルがこれに該当する。分散/集中処理切替テーブル236は、入力パケットに対して、その処理を分散処理とするか集中処理とするかを判定するためのテーブルである。詳細は後述する。宛先判定処理切替部234は、入力パケットに対して分散/集中処理切替テーブル236を検索し、その処理種別を決定する。さらに、分散処理の場合、宛先判定処理切替部234は、パケットのヘッダ情報をもとに宛先判定テーブル232を検索し、当該パケットの転送先を決定する。統計情報テーブル280は、入力パケットの流量等の統計情報を格納しておくためのテーブルであり、後述のモード切替処理にて用いられる。詳細については後述する。回線IF部260は、物理回線とのインタフェースである。
(A4)各テーブルの構造:
図6は、分散/集中処理切替テーブル236の一例を示す説明図である。分散/集中処理切替テーブル236は、フロータイプFTYと、レイヤ2ヘッダ情報L2HDと、レイヤ3ヘッダ情報L3HDと、レイヤ4ヘッダ情報L4HDと、処理モードDDとを含んでいる。
フロータイプFTYには、フローの種類を一意に識別可能な記号が格納される。なお、本実施例において「フロー」とは、パケットのヘッダ情報からグループ分け可能なパケットの集合を意味するものとして使用する。レイヤ2ヘッダ情報L2HDは、さらに、VLAN IDと、UPRIと、付加情報L2OTと、レイヤ2マルチキャスト区分L2UMとを含んでいる。VLAN IDには、フローを識別する情報として、所属しているVLAN(Virtual LAN、仮想的にグループ分けしたLAN)の識別記号を格納することができる。UPRIには、レイヤ2でのパケットの優先度(User Priority)を格納することができる。付加情報L2OTには、例えば、タイプ(上位のレイヤ3のプロトコルを識別するための情報)等を格納することができる。レイヤ2マルチキャスト区分L2UMには、レイヤ2におけるユニキャスト/マルチキャスト区分を格納することができる。レイヤ3ヘッダ情報L3HDは、さらに、TOSと、付加情報L3OTと、レイヤ3マルチキャスト区分L3UMとを含んでいる。TOSには、フローを識別する情報として、パケット送信の優先順位等を指定するための情報(Type Of Service)を格納することができる。付加情報L3OTには、例えば、プロトコル(上位のレイヤ4のプロトコルを識別するための情報)等を格納することができる。レイヤ3マルチキャスト区分L3UMには、レイヤ3におけるユニキャスト/マルチキャスト区分を格納することができる。レイヤ4ヘッダ情報L4HDには、フローを識別する情報として、例えば、ポート番号(レイヤ5〜7のアプリケーションを識別するための情報)等を格納することができる。処理モードDDには、フロータイプFTY毎に定められた処理種別(集中処理モード/分散処理モード)が格納される。この処理モードDDの更新制御(モード切替処理)については後述する。なお、上記はあくまで一例であり、これら条件となる項目は任意に設定することができる。例えば、パケットが入力された物理回線などの条件を加えてもよい。
このようにして、フローをグルーピングするための条件を各フィールドに入力することによって、任意のフロータイプFTYを定めることができる。図6では、条件フィールドには全て「*」が格納されている。この「*」は、どのような値であっても一致するという意味である。したがって、ネットワーク中継装置10に入力されるパケットは全て「フロータイプFTY=f1」に該当し、処理モードDDは「集中」となる。
図6のように、ネットワーク中継装置10に入力されるパケットがすべて同じフロータイプに属するものと設定されている場合には、処理モードDDの切り替えは、ネットワーク中継装置10の負荷(具体的にはパケットの受信量)に基づいて実行される。この処理モードDDの切り替えについては後述する。
図7は、分散/集中処理切替テーブル236の他の例を示す説明図である。図7では、「VLAN ID=VID1」のパケットは、「フロータイプFTY=f1」に該当し、処理モードDDは「集中」となる。また、「VLAN ID=VID2」のパケットは、「フロータイプFTY=f2」に該当し、処理モードDDは「分散」となる。
このように、ネットワーク中継装置10に入力されるパケットが複数のフロータイプに分類される場合には、各フロータイプの処理モードDDの切り替えは、フロータイプ毎の負荷に基づいて実行される。
このように、分散/集中処理切替テーブル236を利用すれば、パケットのタイプごとの性質に応じて、或いは、パケットタイプ毎の負荷に応じて、低消費電力な集中処理モードと、処理性能が高い分散処理モードとを切り替えることができる。この結果、ネットワーク中継装置において、その処理性能を確保しつつ、低消費電力を実現することが可能となる。
図8は、統計情報テーブル280の一例を示す説明図である。統計情報テーブル280は、フロータイプ毎に、統計情報SIと、上限閾値UBと、下限閾値LBとを含んでいる。フロータイプFTYは、図6および図7で説明した通りである。統計情報SIは、積算パケット数SPCと、積算バイト数SBCと、前回到着時刻SLTと、平均パケット数SPPSと、平均バイト数SBPSとを含んでいる。積算パケット数SPCは、フロータイプFTYごとの受信パケット数の積算値である。積算バイト数SBCは、フロータイプFTYごとの受信パケットのバイト数の積算値である。前回到着時刻SLTは、前回パケットが入力された時刻である。平均パケット数SPPSは、1秒あたりに入力されたパケット数である。平均バイト数SBPSは、1秒あたりに入力されたパケットのバイト数である。
上限閾値UBと、下限閾値LBとは、後述のモード切替処理にて用いられる、平均パケット数SPPSの閾値である。すなわち、図8においては、平均パケット数SPPSをネットワーク中継装置10に対する負荷を示す指標としている。この代わりに、平均バイト数SBPSを、負荷を示す指標として用いても良い。さらには、平均パケット数SPPSと平均バイト数SBPSとの組み合わせを、負荷を示す指標として用いることもできる。なお、上記統計情報テーブル280の項目はあくまで一例であり、これらは任意に設定することができる。
(A5)フレームの構造:
図9は、ネットワーク中継装置10で用いられるフレームの構造を示す説明図である。このフレームFMは、装置内ヘッダINHと、レイヤ2ヘッダL2HDと、レイヤ3ヘッダL3HDと、レイヤ4ヘッダL4HDと、データDTとを含んでいる。装置内ヘッダINHは、処理識別子INIと、フロータイプINTと、装置内シーケンス番号INSと、宛先処理部INAと、宛先回線INDと、装置内優先度INPと、付加情報INOとを含んでいる。
処理識別子INIは、当該パケットの処理種別(集中処理モード/分散処理モード)を識別するための記号である。フロータイプINTは、当該パケットのフロータイプFTYを識別するための記号である。装置内シーケンス番号INSは、パケット入力のあった分散処理部が付与するシーケンス番号である。宛先処理部INAは、パケットの転送先となる処理部を識別するための記号である。宛先回線INDは、パケットの出力先となる物理回線を識別するための記号である。装置内優先度INPは、ネットワーク中継装置10内部でのパケットの優先度である。
(A6)パケット処理の流れ:
ネットワーク中継装置10にパケットが入力され、ネットワーク中継装置10内での処理を経て出力されるまでの処理の流れを、図2(集中処理時)および図3(分散処理時)を用いつつ説明する。
図10は、パケット受信時の処理手順を示すフローチャートである。まず、分散処理部DPU#1の物理回線#0からパケットを受信する(図2、図3)。回線IF部260は、パケットのヘッダ内に含まれるパケット処理優先度にしたがって、当該パケットをバッファ処理部220へ転送する(ステップS100)。バッファ処理部220は、当該パケットに対して空の装置内ヘッダINHを付与し、パケットをパケットバッファ250へ蓄積する(ステップS102)。また、並行して、当該パケットのヘッダ情報(L2HD、L3HD、L4HD)を宛先判定処理切替部234へ送信する(ステップS104)。宛先判定処理切替部234は、受信したヘッダ情報をキーとして分散/集中処理切替テーブル236を検索する(ステップS106)。そして、処理種別となる処理モードDDを選択するとともに、フロータイプFTYの値と、シーケンス番号とを決定する(ステップS108)。その後、処理種別毎の処理フローへ分岐する(ステップS110)。
図11は、集中処理時の処理手順を示すフローチャートである。まず、分散処理部DPU#1(図2)の宛先判定処理切替部234は、図10のステップS108において決定した処理モードDDと、フロータイプFTYと、シーケンス番号とをバッファ処理部220へ通知する(ステップS200)。バッファ処理部220は、通知された情報に対応するパケットをパケットバッファ250から読み出す。そして、当該パケットの装置内ヘッダINHを更新する。具体的には、処理識別子INIに処理モードDDの値を格納する。同様に、フロータイプINTにフロータイプFTYの値を、装置内シーケンス番号INSにシーケンス番号を格納する。バッファ処理部220は、ヘッダを更新したパケットをクロスバスイッチ300へ転送する(ステップS202)。クロスバスイッチ300は、装置内ヘッダINHの宛先処理部INAから特定した処理部(集中処理部IPU#1)へパケットを転送する(ステップS204)。
集中処理部IPU#1(図2)のバッファ処理部120は、受信パケットをパケットバッファ150へ蓄積する。そして、受信パケットのヘッダ情報を宛先判定処理切替部134へ送信する。宛先判定処理切替部134は、受信したヘッダ情報をキーとして宛先判定テーブル132検索し、以下に例示する各項目を決定する。
a)パケットの通過/廃棄判定
b)装置内の処理優先度
c)パケットの転送先となる処理部
d)パケットの出力先となる物理回線
e)その他
その後、宛先判定処理切替部134は、これらの項目をバッファ処理部120へ通知する(ステップS206)。バッファ処理部120は、通知された情報に対応するパケットをパケットバッファ150から読み出す。そして、当該パケットの装置内ヘッダINHを更新する。具体的には、装置内優先度INPに装置内の処理優先度の値を格納する。同様に、宛先処理部INAにパケットの転送先となる処理部の値を、宛先回線INDにパケットの出力先となる物理回線の値を格納する。バッファ処理部120は、ヘッダを更新したパケットをクロスバスイッチ300へ転送する(ステップS208)。クロスバスイッチ300は、装置内ヘッダINHの宛先処理部INAから特定した処理部(分散処理部DPU#2)へパケットを転送する(ステップS210)。
分散処理部DPU#2(図2)のパケットキューイング処理部224は、受信したパケットを、パケットバッファ250内の集中処理キュー254に格納する(ステップS212)。また、パケットキューイング処理部224は、パケット読出制御部222に対して送信準備完了を通知する(ステップS214)。その後、パケット送信処理へ遷移する。
このように、集中処理モードにおいては、パケットの出力先となる処理部および物理回線の検索は、集中処理部100が一括して行う。このため、パケットを受信した分散処理部DPU#1は、その処理種別の決定後は、当該パケットを単に集中処理部IPU#1へ転送すればよい。
図12は、分散処理時の処理手順を示すフローチャートである。まず、分散処理部DPU#1(図3)の宛先判定処理切替部234は、受信したヘッダ情報をキーとして宛先判定テーブル232を検索し、図11で説明したa)〜e)の各項目を決定する。その後、宛先判定処理切替部234は、これらの項目をバッファ処理部220へ通知する(ステップS300)。バッファ処理部220は、通知された情報に対応するパケットをパケットバッファ250から読み出す。そして、当該パケットの装置内ヘッダINHを更新する。この更新についての詳細は図11で説明したとおりである。バッファ処理部220は、ヘッダを更新したパケットをクロスバスイッチ300へ転送する(ステップS302)。クロスバスイッチ300は、装置内ヘッダINHの宛先処理部INAから特定した処理部(分散処理部DPU#2)へパケットを転送する(ステップS304)。
分散処理部DPU#2(図3)のパケットキューイング処理部224は、受信したパケットを、パケットバッファ250内の分散処理キュー252に格納する。また、当該パケットのヘッダ情報を宛先判定処理切替部234へ送信する(ステップS306)。宛先判定処理切替部234は、受信したヘッダ情報をキーとして宛先判定テーブル232を検索し、図11で説明したa)、b)、e)の各項目を決定する。その後、宛先判定処理切替部234は、これらの項目をバッファ処理部220へ通知する(ステップS308)。バッファ処理部220は、通知された情報に対応するパケットをパケットバッファ250から読み出し、装置内ヘッダINHを更新する。この更新についての詳細は図11で説明したとおりである。そして、バッファ処理部220は、パケット読出制御部222に対して送信準備完了を通知する(ステップS310)。その後、パケット送信処理へ遷移する。
このように、分散処理モードにおいては、パケットの出力先となる処理部および物理回線の検索は、パケットの入力があった分散処理部(分散処理部DPU#1)が自ら行うこととなる。
図13は、外部装置へのパケット送信処理の処理手順を示すフローチャートである。分散処理部DPU#2(図2、3)のパケット順序制御部270は、パケット読出制御部222に対して読み出し制御信号を送信する。この読み出し制御信号に従い、パケット読出制御部222は、処理毎のキューからパケットを読み出し、回線IF部260へ送信する(ステップS400)。この読み出し制御信号を発する処理(以降、「送信順序制御」とも呼ぶ。)については、後述する。回線IF部260は、受信したパケットを、宛先となる物理回線#2から出力する(ステップS402)。
図14は、パケット順序制御部270による送信順序制御についての説明図である。この送信順序制御は、集中処理状態CPMと、分散処理移行状態CDMと、分散処理状態DPMとを含んでいる。
集中処理状態CPMは、集中処理モードにおけるパケット順序制御部270の振る舞いを示している。具体的には、集中処理状態CPMにおいてパケット順序制御部270は、集中処理キュー254からのパケット読み出しを指示する。一方、分散処理キュー252からのパケット読み出しは抑止される。なお、この読み出し指示は、図13で説明したとおりパケット読出制御部222に対して行われる。そして、後述のモード切替処理によって、処理種別が集中処理から分散処理へと切り替わった場合、パケット順序制御部270に対して処理種別変更通知「集中→分散」がなされる。この処理種別変更通知「集中→分散」があった場合、処理状態は分散処理移行状態CDMへと移行する。
分散処理移行状態CDMは、集中処理モードから分散処理モードへの移行時におけるパケット順序制御部270の振る舞いを示している。具体的には、分散処理移行状態CDMにおいてパケット順序制御部270は、集中処理キュー254からのパケット読み出しを優先的に実行する。すなわち、集中処理キュー254からパケットを読み出し、分散処理キュー252からのパケット読み出しは抑止される。分散処理移行状態CDMにおいて、以下の条件1、2のうちのいずれかが成立した場合、処理状態は分散処理状態DPMへと移行する。
(条件1)分散処理キュー252の先頭パケットの装置内シーケンス番号INSよりも小さいシーケンス番号を持つ集中処理キュー254内パケットを送信完了した場合
(条件2)処理時間が所定のタイムアウト時間を超過した場合
分散処理状態DPMは、分散処理モードにおけるパケット順序制御部270の振る舞いを示している。具体的には、分散処理状態DPMにおいてパケット順序制御部270は、分散処理キュー252からのパケット読み出しを指示する。一方、集中処理キュー254からのパケット読み出しは抑止される。そして、後述のモード切替処理によって、処理種別が分散処理から集中処理へと切り替わった場合、パケット順序制御部270に対して処理種別変更通知「分散→集中」がなされる。この処理種別変更通知「分散→集中」があった場合、処理状態は集中処理状態CPMへと移行する。
このように、集中処理モードから分散処理モードへの移行状態(分散処理移行状態CDM)を設けることによって、集中処理と分散処理との処理速度の違いから生じるパケットの送信順序逆転を抑制することができる。なお、集中処理モードと分散処理モードとでは、通常、分散処理モードの処理速度の方が速いことから、集中処理移行状態(分散処理モードから集中処理モードへの移行状態)は設けていない。しかし、この集中処理移行状態を設けることも可能である。
(A7)中継モードの切り替え:
図15は、フロータイプ毎のモード切替処理の処理手順を示すフローチャートである。図15における処理主体は、マスタ集中処理部である集中処理部IPU#1のモード設定部146である(図4)。まず、モード設定部146は、現在の処理モードをチェックする(ステップS500)。具体的には、分散処理部DPU#1の分散/集中処理切替テーブル236(図6、図7)の処理モードDDフィールドの値を確認する(ステップS502)。
処理モードDDが「集中」の場合、モード設定部146は、統計情報テーブル280(図8)の統計情報の値と、上限閾値UBの値とを比較する(ステップS510)。図8の例では、平均パケット数SPPSの値と、上限閾値UBの値とを比較する。ステップS512において統計情報の値が上限閾値UB以上でない場合、モード設定部146は、一定時間待機後ステップS500へ戻り、監視を継続する(ステップS530)。一方、統計情報の値が上限閾値UB以上の場合、モード設定部146は、分散/集中処理切替テーブル236の処理モードDDの値を「分散」へと更新する(ステップS514)。次にモード設定部146は、分散処理部DPU#1、#2、#3のパケット順序制御部270に対して、処理種別変更通知「集中→分散」を通知する(ステップS516)。モード設定部146は、一定時間待機後ステップS500へ戻り、監視を継続する(ステップS530)。
処理モードDDが「分散」の場合、モード設定部146は、統計情報テーブル280の統計情報の値と、下限閾値LBの値とを比較する(ステップS520)。図8の例では、平均パケット数SPPSの値と、下限閾値LBの値とを比較する。ステップS522において統計情報の値が下限閾値LB以下でない場合、モード設定部146は、一定時間待機後ステップS500へ戻り、監視を継続する(ステップS530)。一方、統計情報の値が下限閾値LB以下の場合、モード設定部146は、分散/集中処理切替テーブル236の処理モードDDの値を「集中」へと更新する(ステップS524)。次にモード設定部146は、分散処理部DPU#1、#2、#3のパケット順序制御部270に対して、処理種別変更通知「分散→集中」を通知する(ステップS526)。モード設定部146は、一定時間待機後ステップS500へ戻り、監視を継続する(ステップS530)。
なお、上記では、各分散処理部が、図6に示した分散/集中処理切替テーブル236を有する場合の、分散処理部DPU#1の処理モードの設定を例として説明した。しかし、このモード切替処理をフロータイプ毎に行うことで、図7に示した分散/集中処理切替テーブル236を有する場合の、処理モードの設定についても対応可能である。
なお、図6の例ではネットワーク中継装置10に入力されるパケットがすべて同じフロータイプに属するので、処理モードの切り替えは、ネットワーク中継装置10の負荷のみに基づいて実行される。一方、図7の例では、ネットワーク中継装置10に入力されるパケットが複数のフロータイプに分類されるので、処理モードの切り替えは、各フロータップ毎の負荷に基づいて実行される。さらに、特定のフロータイプ(例えばマルチキャストやブロードキャスト)のパケットについては、そのフロータイプの負荷の大小に拘わらず、常に一定の処理モード(例えば分散処理モード)が実行されるように切替テーブル236を設定してもよい。したがって、本実施例においては、モード設定部146と、宛先判定処理切替部234とが協働して、モード切替部としての機能を実現している。これらの説明から理解できるように、本実施例における処理モードの切り替えは、ネットワーク中継装置の負荷と、フロータイプ(すなわちパケットタイプ)とのうちの少なくとも一方に基づいて実行されることが好ましい。
以上のように、第1実施例におけるネットワーク中継装置は、ネットワーク中継装置の負荷の高低、もしくは、ネットワーク中継装置が受信したパケットのパケットタイプに応じて、低消費電力な集中処理モードと処理性能が高い分散処理モードとを切り替える。この結果、ネットワーク中継装置において、その処理性能を確保しつつ、低消費電力を実現することが可能となる。
B.実施例2:
図16は、第2実施例におけるネットワーク中継装置10aを示す説明図である。図1および図2で示した第1実施例との違いは、集中処理部100の代わりに、プロトコル処理部400と、統括分散処理部200aとを備える点である。プロトコル処理部400は、図1において説明した集中処理部100の機能のうち、プロトコル管理、全体制御、テーブルの同期・更新等を行う。一方、統括分散処理部200aとしての分散処理部DPU#3は、図1において説明した集中処理部100の機能のうち、パケットの宛先検索を行う。したがって、統括分散処理部200aは、一種の集中処理部として機能している。
集中処理モード時において、分散処理部DPU#1では、入力パケットの処理種別を決定する。処理種別が「集中処理」の場合は、分散処理部DPU#1からクロスバスイッチCSWを経由して、当該パケットは統括分散処理部200aへ転送される。パケットを受信した分散処理部DPU#3は、図2において説明した集中処理部IPU#1の処理と同様の処理を行う。なお、ネットワーク中継装置10aの分散処理モード時の動作は図3と同様である。
このような構成としても、第1実施例と同様に、ネットワーク中継装置の処理性能を確保しつつ、低消費電力を実現することが可能となる。さらに、第2実施例においては、集中処理部が有する機能の一部を統括分散処理部が担うこととなる。この結果、ネットワーク中継装置の製造コストを抑えることができる。
C.実施例3:
図17は、第3実施例におけるネットワーク中継装置10bを示している。第3実施例におけるネットワーク中継装置10bの各部(集中処理部100、分散処理部200、クロスバスイッチ300)の構成は、第1実施例と同じである。しかし、第3実施例におけるネットワーク中継装置10bは、分散処理時において、低負荷モードと、高負荷モードとを有する点で第1実施例とは異なる。図17は、分散処理部DPU#1の物理回線#0からマルチキャストパケットが入力された場合の動作を示す説明図である。なお、このマルチキャストパケットの配布先は分散処理部DPU#2の物理回線#0、#1、および、分散処理部DPU#3の物理回線#1、#2である。
まず、分散処理部DPU#1において、入力パケットの複製種別を決定する。この複製種別は、低負荷モードと、高負荷モードの2つのモードがあり、処理すべきパケットの数に応じて決定される。なお、詳細については後述する。複製種別が低負荷モードの場合、分散処理部DPU#1は、マルチキャストパケットの出力先となる分散処理部と物理回線とを、経路情報から検索する。そして、分散処理部DPU#1は、マルチキャストパケットを複製したうえで、ヘッダ情報を更新し、当該複製パケットを、宛先分散処理部へ転送する。分散処理部DPU#1は、パケットの複製と転送の処理を、マルチキャストパケットの出力先となる物理回線の数(図17の例では4回)だけ繰り返す。
図18は、ネットワーク中継装置10bの高負荷モードを示す説明図である。高負荷モードの場合、分散処理部DPU#1は、マルチキャストパケットの出力先となる分散処理部を経路情報から検索する。なお、ここでは、出力先物理回線まで検索する必要はない。そして、分散処理部DPU#1は、クロスバスイッチCSWへパケットを転送する。クロスバスイッチCSWは、分散処理部DPU#1からの指示に基づき、マルチキャストパケットを複製し、出力先分散処理部に転送する。当該複製パケットを受け取った分散処理部は、出力先となる物理回線を経路情報から検索する。そして、マルチキャストパケットの出力先となる物理回線の数だけパケットを複製し、当該複製パケットを出力する。
図19は、低負荷モードと高負荷モードの切り替えの方法を示すグラフである。縦軸は消費電力を、横軸は負荷を示している。この負荷は、単位時間当たりの処理パケット数により決定される。そして、この処理パケット数は、例えば、マルチキャストテーブルを作成する際の情報から知ることができる。
高負荷モード(図18)では、クロスバスイッチCSWをコピーモードで動作させるため、処理パケット数が少ない場合であっても高消費電力となる。しかし、クロスバスイッチCSWの特性を生かした高速な複製処理ができるという利点がある。一方、低負荷モード(図17)では、パケット入力があった分散処理部200(分散処理部DPU#1)のみでパケットのコピーを行うため、処理パケット数が少ない場合は低消費電力である。しかし、分散処理部200の処理性能には限界があるため、処理パケット数が増大すると、パケットを処理しきれないという問題がある。
そこで、低負荷モードにおける分散処理部200の処理性能の限界に多少の余裕を持たせたBV地点において、低負荷モードから高負荷モードへと、複製種別の切り替えを行うことが好ましい。なお、図19では、ネットワーク中継装置10bの入力パケット数から求めた負荷によって、低負荷モードと、高負荷モードとを切り替えるものとした。しかし、この切り替え指針は任意のものを採用することができる。例えば、ネットワーク中継装置10bに対する出力パケット数から求めた負荷によって各モードを切り替えるものとしても良い。
図20は、第3実施例における分散/集中処理切替テーブル236の例を示す説明図である。このテーブルについては図6で説明したとおりである。図20では、レイヤ2および3におけるユニキャストパケットは「フロータイプFTY=f1」に該当し、処理モードDDは「分散」となる。また、レイヤ2および3におけるマルチキャストパケットは「フロータイプFTY=f2」に該当し、処理モードDDは「低負荷モード」となる。なお、高負荷モードと低負荷モードとの間のモード切替は、図15で説明した方法と同様の方法で行うことができる。
このような構成としても、第1実施例と同様に、ネットワーク中継装置の処理性能を確保しつつ、低消費電力を実現することが可能となる。さらに、第3実施例においては、低消費電力な低負荷モードと、処理性能が高い高負荷モードとを切り替えることができる。この結果、マルチキャストパケットの中継時における、ネットワーク中継装置の消費電力をより低減することができる。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D1.変形例1:
上記実施例では、ネットワーク中継装置がレイヤ2のブリッジとして機能する場合と、レイヤ3のルータとして機能する場合との区別をせずに、いずれの場合であっても集中処理モードと分散処理モードとを切り替えるものとして記載した。しかし、上記実施例において記載した態様に限らず、任意の態様を採用することができる。例えば、レイヤ2においては分散処理を行うものとし、レイヤ3において集中処理と分散処理とを切り替える構成とすることも可能である。
D2.変形例2:
上記実施例では、モード設定部は集中処理部内に配置するものとしたが、モード設定部は、集中処理部内に限らず任意の位置に配置することができる。例えば、各分散処理部内に配置する構成としてもよいし、ネットワーク中継装置内に独立して配置する構成としてもよい。なお、分散処理部内に配置する構成とした場合、処理部間の監視負荷が軽減される点において好ましい。
D3.変形例3:
上記第3実施例のネットワーク中継装置は、2つの中継モード(集中処理モード/分散処理モード)に加えて、さらに2つの複製モード(低負荷モード/高負荷モード)を有するものとした。しかし、上記実施例において記載した態様に限らず、任意の態様を採用することができる。具体的には、これら中継モードと複製モードとは、ネットワーク中継装置に対して独立に搭載することができる。例えば、2つの複製モードのみを有するネットワーク中継装置を構成することも可能である。
D4.変形例4:
上記実施例においては、各分散処理部が同じ内容の分散/集中処理切替テーブルを持つものとして記載した。しかし、上記実施例において記載した態様に限らず、任意の態様を採用することができる。具体的には、例えば、各分散処理部が異なる内容の分散/集中処理切替テーブルを持ち、各分散処理部毎の負荷に応じた処理種別を決定するものとしても良い。また、各分散処理部が、複数の分散/集中処理切替テーブルを有するものとしても良い。
D5.変形例5:
上記実施例においては、ネットワーク中継装置の負荷に応じて、処理種別を切り替えるものとした。しかし、ネットワーク中継装置の負荷に限らず、処理種別を切り替えるための条件は、任意の条件とすることができる。例えば、集中処理モードにおいて、集中処理部が故障した場合に、集中処理モードから分散処理モードへ切り替える構成とすることができる。
本発明の一実施例としてのネットワーク中継装置10の概略構成を示す説明図である。 ネットワーク中継装置10の集中処理モードを示す説明図である。 ネットワーク中継装置10の分散処理モードを示す説明図である。 集中処理部100の概略構成を示す説明図である。 分散処理部200の概略構成を示す説明図である。 分散/集中処理切替テーブル236の一例を示す説明図である。 分散/集中処理切替テーブル236の他の例を示す説明図である。 統計情報テーブル280の一例を示す説明図である。 ネットワーク中継装置10で用いられるフレームの構造を示す説明図である。 パケット受信時の処理手順を示すフローチャートである。 集中処理時の処理手順を示すフローチャートである。 分散処理時の処理手順を示すフローチャートである。 外部装置へのパケット送信処理の処理手順を示すフローチャートである。 パケット順序制御部270による送信順序制御についての説明図である。 フロータイプ毎のモード切替処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2実施例におけるネットワーク中継装置10aを示す説明図である。 第3実施例におけるネットワーク中継装置10bを示している。 ネットワーク中継装置10bの高負荷モードを示す説明図である。 低負荷モードと高負荷モードの切り替えの方法を示すグラフである。 第3実施例における分散/集中処理切替テーブル236の例を示す説明図である。
符号の説明
10、10a、10b…ネットワーク中継装置
100…集中処理部
110…パケット転送処理部
120…バッファ処理部
122…パケット読出制御部
130…宛先判定部
132…宛先判定テーブル
134…宛先判定処理切替部
140…装置管理部
142…プロトコル制御部
144…障害監視部
146…モード設定部
150…パケットバッファ
200…分散処理部
200a…統括分散処理部
210…パケット転送処理部
220…バッファ処理部
222…パケット読出制御部
224…パケットキューイング処理部
230…宛先判定部
232…宛先判定テーブル
234…宛先判定処理切替部
236…切替テーブル
250…パケットバッファ
252…分散処理キュー
254…集中処理キュー
270…パケット順序制御部
280…統計情報テーブル
300…クロスバスイッチ
400…プロトコル処理部

Claims (8)

  1. ネットワーク中継装置であって、
    外部装置との間でパケットの送受信を実行する複数の分散処理部と、
    前記複数の分散処理部に接続された集中処理部と、
    前記ネットワーク中継装置の処理モードを切り替えるモード切替部と、
    を備え、
    前記ネットワーク中継装置は、
    (i)前記複数の分散処理部のそれぞれが、受信したパケットの宛先検索を実行して前記パケットを外部装置に転送する分散処理モードと、
    (ii)前記複数の分散処理部のそれぞれが、受信したパケットの宛先検索を実行すること無く前記パケットを前記集中処理部に転送するとともに、前記集中処理部が前記パケットの宛先検索を実行して前記複数の分散処理部のいずれかを介して前記パケットを外部装置に転送する集中処理モードと、
    を有し、
    前記モード切替部は、前記ネットワーク中継装置の負荷と、前記受信したパケットのヘッダ情報から決定されるパケットタイプとのうちの少なくとも一方に基づいて、前記分散処理モードと前記集中処理モードの切り替えを実行する、ネットワーク中継装置。
  2. 請求項1記載のネットワーク中継装置であって、
    前記モード切替部は、前記パケットタイプ毎に前記分散処理モードと前記集中処理モードの切り替えを実行する、ネットワーク中継装置。
  3. 請求項2記載のネットワーク中継装置であって、
    前記モード切替部は、前記パケットタイプ毎の負荷に応じて、当該パケットタイプに関する前記分散処理モードと前記集中処理モードの切り替えを実行する、ネットワーク中継装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
    各分散処理部は、
    受信したパケットに対して装置内シーケンス番号を付与し、
    前記装置内シーケンス番号が付与されたパケットを一時的に格納するキューとして、前記分散処理モードにおいて受信したパケットのための分散処理キューと、前記集中処理モードにおいて受信したパケットのための集中処理キューと、を有し、
    前記分散処理モードから前記集中処理モードへの移行時に、前記集中処理キューからのパケットの取り出しを優先的に実行して、前記分散処理キューに格納されているパケットよりも小さな装置内シーケンス番号を有するパケットが前記集中処理キューからすべて取り出された後に、前記分散処理キューからのパケットの取り出しを開始する、ネットワーク中継装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
    前記集中処理モードにおいて、
    前記複数の分散処理部のうちから予め選択された処理部が前記集中処理部として機能するとともに、
    前記集中処理部が外部装置から受信したパケットは、前記集中処理部自身がパケットの宛先検索を実行する、ネットワーク中継装置。
  6. ネットワーク中継装置であって、
    外部装置との間でパケットの送受信を実行する複数の分散処理部と、
    前記複数の分散処理部に接続されたクロスバスイッチと、
    前記ネットワーク中継装置の処理モードを切り替えるモード切替部と、
    を備え、
    前記ネットワーク中継装置は、
    (i)前記複数の分散処理部のそれぞれが、受信したマルチキャストパケットの宛先検索を実行し、前記マルチキャストパケットをコピーしたコピーパケットを配布先の数だけ生成し、前記コピーパケットを外部装置に転送する低負荷モードと、
    (ii)前記複数の分散処理部のそれぞれが、受信したマルチキャストパケットの宛先検索を実行し、前記クロスバスイッチは、前記分散処理部の指示に基づき、前記マルチキャストパケットをコピーしたコピーパケットを配布先までに中継する分散処理部の数だけ生成後、前記コピーパケットを前記配布先までに中継する分散処理部に転送し、前記コピーパケットを受信した分散処理部は、前記コピーパケットを再コピーしたパケットを配布先の数だけ生成し、前記パケットを外部装置へ転送する高負荷モードと、
    を有し、
    前記モード切替部は、前記ネットワーク中継装置の負荷と、前記受信したパケットのヘッダ情報から決定されるパケットタイプとのうちの少なくとも一方に基づいて、前記低負荷モードと前記高負荷モードの切り替えを実行する、ネットワーク中継装置。
  7. 請求項6記載のネットワーク中継装置であって、
    前記モード切替部は、前記パケットタイプ毎に前記低負荷モードと前記高負荷モードの切り替えを実行する、ネットワーク中継装置。
  8. 請求項7記載のネットワーク中継装置であって、
    前記モード切替部は、前記パケットタイプ毎の負荷に応じて、当該パケットタイプに関する前記低負荷モードと前記高負荷モードの切り替えを実行する、ネットワーク中継装置。
JP2008276586A 2008-10-28 2008-10-28 ネットワーク中継装置 Expired - Fee Related JP4913110B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008276586A JP4913110B2 (ja) 2008-10-28 2008-10-28 ネットワーク中継装置
US12/582,901 US8705540B2 (en) 2008-10-28 2009-10-21 Network relay apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008276586A JP4913110B2 (ja) 2008-10-28 2008-10-28 ネットワーク中継装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010109426A true JP2010109426A (ja) 2010-05-13
JP2010109426A5 JP2010109426A5 (ja) 2011-01-27
JP4913110B2 JP4913110B2 (ja) 2012-04-11

Family

ID=42117446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008276586A Expired - Fee Related JP4913110B2 (ja) 2008-10-28 2008-10-28 ネットワーク中継装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8705540B2 (ja)
JP (1) JP4913110B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012035639A1 (ja) * 2010-09-16 2012-03-22 富士通株式会社 データ共有システム、端末およびデータ共有方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016122562A1 (en) * 2015-01-30 2016-08-04 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Replicating network communications
US10833998B2 (en) 2017-01-12 2020-11-10 Marvell Israel (M.I.S.L) Ltd. Method and apparatus for flow control

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10190715A (ja) * 1996-12-27 1998-07-21 Matsushita Electric Works Ltd ネットワークスイッチング方式
JP2000244570A (ja) * 1999-02-24 2000-09-08 Hitachi Ltd ネットワーク中継装置及びネットワーク中継方法
JP2002158709A (ja) * 2000-11-22 2002-05-31 Nec Corp 負荷分散処理方法、装置およびプログラムを記録した記録媒体
JP2003258899A (ja) * 2002-02-27 2003-09-12 Nec Corp パケット処理システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7483433B2 (en) * 2001-09-17 2009-01-27 Foundry Networks, Inc. System and method for router data distribution
US7263091B1 (en) * 2002-05-23 2007-08-28 Juniper Networks, Inc. Scalable routing system
US7289503B1 (en) * 2002-07-10 2007-10-30 Juniper Networks, Inc. Systems and methods for efficient multicast handling
US7518986B1 (en) * 2005-11-16 2009-04-14 Juniper Networks, Inc. Push-based hierarchical state propagation within a multi-chassis network device
US8050559B2 (en) * 2006-08-21 2011-11-01 Juniper Networks, Inc. Multi-chassis router with multiplexed optical interconnects

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10190715A (ja) * 1996-12-27 1998-07-21 Matsushita Electric Works Ltd ネットワークスイッチング方式
JP2000244570A (ja) * 1999-02-24 2000-09-08 Hitachi Ltd ネットワーク中継装置及びネットワーク中継方法
JP2002158709A (ja) * 2000-11-22 2002-05-31 Nec Corp 負荷分散処理方法、装置およびプログラムを記録した記録媒体
JP2003258899A (ja) * 2002-02-27 2003-09-12 Nec Corp パケット処理システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012035639A1 (ja) * 2010-09-16 2012-03-22 富士通株式会社 データ共有システム、端末およびデータ共有方法
CN103098036A (zh) * 2010-09-16 2013-05-08 富士通株式会社 数据共享系统、终端以及数据共享方法
JP5534022B2 (ja) * 2010-09-16 2014-06-25 富士通株式会社 データ共有システム、端末およびデータ共有方法
US9219636B2 (en) 2010-09-16 2015-12-22 Fujitsu Limited Data sharing system, terminal, and data sharing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP4913110B2 (ja) 2012-04-11
US20100103933A1 (en) 2010-04-29
US8705540B2 (en) 2014-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100377529C (zh) 路由设计方法
US20050243713A1 (en) Node-redundancy control method and node-redundancy control apparatus
CN1710887B (zh) 在分组网络中实现单个服务的故障保护和恢复的方法和设备
CN102148677B (zh) 一种更新地址解析协议表项的方法及核心交换机
US7583603B2 (en) Scalable and fault-tolerant link state routing protocol for packet-switched networks
US20080068985A1 (en) Network redundancy method and middle switch apparatus
US7869439B1 (en) Varying packet switch behavior based on a quantity of virtual interfaces associated with a virtual switch
EP2985960A1 (en) Network topology discovery method and system
JP5941404B2 (ja) 通信システム、経路切替方法及び通信装置
CN101217457A (zh) 实现快速重路由的方法及路由器
JPWO2007094520A1 (ja) ノード、ネットワークシステム、フレーム転送方法及びフレーム転送プログラム
WO2004019560A1 (ja) ネットワークシステム、スパニングツリー構成方法、スパニングツリー構成ノード、及びスパニングツリー構成プログラム
JP2012065019A (ja) フレーム中継装置システム
CN103428060A (zh) 环形网络的无缝冗余实现方法
JP4913110B2 (ja) ネットワーク中継装置
JP2011103592A (ja) 中継装置
US20140047260A1 (en) Network management system, network management computer and network management method
WO2014017162A1 (ja) 通信装置、通信システム、経路決定方法、及びプログラム
CN110011912A (zh) 机箱式交换设备上行链路切换方法及装置
CN102388580A (zh) 用于保护通信网络的方法和设备
JP4467500B2 (ja) ネットワーク中継装置
CN1738286B (zh) 一种ip网络中重路由的实现方法
EA008852B1 (ru) Способ коммутации пакетов в передающей среде, включающей множество станций, соединенных различными линиями связи
WO2011047581A1 (zh) 一种环网保护信息的发现方法及系统
JP2013198077A (ja) ネットワーク及びブリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101208

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees