JP2010108057A - コンテンツ一覧表示装置 - Google Patents

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Takanari Takehara
崇成 竹原
Atsushi Hori
淳志 堀
Hiroyuki Kurokawa
弘幸 黒川
Koichi Hiramatsu
晃一 平松
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Abstract

【課題】検索条件とコンテンツとの合致度を視覚的に表現でき、所望のコンテンツを容易に見つけることのできるコンテンツ一覧表示装置を得る。
【解決手段】検索部6は、与えられた検索条件で複数のコンテンツを検索してその検索結果を出力する。表示効果生成部7は、合致度に基づいて、各コンテンツに対する表示効果を決定する。インデックス配置部9は、各コンテンツの合致度に基づいて、各コンテンツの画面上の位置とサイズを決定すると共に、表示効果に基づいて各コンテンツを画面上で変化させる指示を所定時間毎に出力する。画面表示部11は、各コンテンツの画面上の位置とサイズに基づいて、各コンテンツを画面表示すると共に、各コンテンツを画面上で変化させる指示に基づいて表示された各コンテンツを画面上で変化させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば動画像といったコンテンツの集合から検索条件を満たすコンテンツ候補の一覧を表示して、その中からユーザが所望するコンテンツを選択して再生するシステムに関するものである。
従来、例えば情報提供装置として、時系列により連続する画像を順次拡大し、この拡大した画像が内周側より時系列の順序で螺旋状に連続するように表示するようにしたものがあった。そして、このような装置を、例えば、ディジタル衛星放送のセットトップボックスに適用した場合、時系列により連続する多くの画像について、前後関係を容易に理解することができるように表示することが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第00/33566号パンフレット
しかしながら、このような情報提供装置の技術を、種々のコンテンツを検索してその検索結果を表示するコンテンツ一覧表示装置に適用した場合、コンテンツ毎の検索条件との合致度を視覚的に表現できず、ユーザにとって所望のコンテンツを見つけにくいという問題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、検索条件とコンテンツとの合致度を視覚的に表現でき、所望のコンテンツを容易に見つけることのできるコンテンツ一覧表示装置を得ることを目的とする。
この発明に係るコンテンツ一覧表示装置は、与えられた検索条件で複数のコンテンツを検索してその検索結果を出力すると共に、検索結果の各コンテンツについて検索条件との合致度を算出する検索部と、合致度に基づいて、各コンテンツに対する表示効果を決定する表示効果生成部と、各コンテンツの合致度に基づいて、各コンテンツの画面上の位置とサイズを決定すると共に、表示効果に基づいて各コンテンツを画面上で変化させる指示を所定時間毎に出力するインデックス配置部と、各コンテンツの画面上の位置とサイズに基づいて、各コンテンツを画面表示すると共に、各コンテンツを画面上で変化させる指示に基づいて表示された各コンテンツを画面上で変化させる画面表示部とを備えたものである。
この発明のコンテンツ一覧表示装置は、検索結果の各コンテンツに対して検索条件との合致度に応じた表示効果を付与し、この表示効果に応じて各コンテンツを画面上で変化させるようにしたので、検索条件とコンテンツとの合致度を視覚的に表現でき、所望のコンテンツを容易に見つけることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるコンテンツ一覧表示装置を示す構成図である。
図示のコンテンツ一覧表示装置は、入力受付部1、コンテンツ分類部2、コンテンツ格納部3、コンテンツ付随情報格納部4、コンテンツ再生部5、検索部6、表示効果生成部7、タイマ部8、インデックス配置部9、映像スケーリング及び配置部10、画面表示部11を備えている。
入力受付部1は、ユーザが操作する図示しないリモートコントローラからの入力を受け付ける機能部である。コンテンツ分類部2は、装置外部から入力したコンテンツをコンテンツ付随情報とコンテンツ本体とに分類する機能部である。尚、コンテンツ付随情報とは、そのコンテンツのメタデータといったコンテンツに付随する情報である。また、コンテンツ格納部3は、コンテンツ分類部2で分類されたコンテンツ本体を格納する記憶部であり、コンテンツ付随情報格納部4は、コンテンツ分類部2で分類されたコンテンツ付随情報を格納する記憶部である。
コンテンツ再生部5は、コンテンツ格納部3に格納されたコンテンツを取り出し、インデックス配置部9から指示された情報に基づいて再生する機能部である。検索部6は、インデックス配置部9を介して与えられた検索条件に基づいて、コンテンツ付随情報格納部4に格納されているコンテンツ付随情報を参照し、検索を行い、その検索結果リストを作成すると共に、各検索結果について検索条件との合致度を算出する機能部である。表示効果生成部7は、検索部6で得られた合致度に基づいて各コンテンツの表示効果を示す情報を付加した検索結果リストを生成する機能部である。タイマ部8は、所定時間毎にインデックス配置部9に対して信号を出力する機能部である。インデックス配置部9は、表示効果生成部7から出力された検索結果リストに基づいて、各コンテンツの画面上での位置とサイズを決定すると共に、タイマ部8からの信号を受ける度に、各コンテンツの表示位置を移動させるよう指示を行う機能部である。映像スケーリング及び配置部10は、コンテンツ再生部5が再生したコンテンツを、インデックス配置部9から出力された位置とサイズでスケーリングして、コンテンツを配置する機能部である。また、画面表示部11は、コンテンツのスケーリング結果を画面表示する表示部である。
次に、実施の形態1のコンテンツ一覧表示装置における動作について説明する。
図2は、全体の画面推移を示す説明図である。
初期画面aにおいてある検索条件を指定して検索すると、コンテンツ候補の一覧として小サイズの動画像が複数表示される。尚、本実施の形態では6個の小サイズの動画像を同時に表示するものとする。この小サイズの動画像を、インデックス動画像、またこの画面をコンテンツ一覧画面bと呼ぶ。コンテンツ一覧画面において、リモートコントローラの決定ボタンが押下されると、見かけ上最も手前のインデックス動画像が全画面に表示される。この全画面に表示された動画像をコンテンツ動画像、またこの画面を視聴画面cと呼ぶ。
以下、Aとして、初期画面aからコンテンツ一覧画面bへの遷移、Bとして表示効果付インデックス動画像の移動、Cとしてコンテンツ一覧画面bから視聴画面cへの遷移に分けて装置の動作を説明する。
《A:初期画面aからコンテンツ一覧画面bの遷移》
初期画面aにおいてリモートコントローラによる検索要求を受信すると、検索を実行してその結果のインデックス動画像を表示する。
先ず、入力受付部1がリモートコントローラからの検索の信号を受信し、リモートコントローラの信号を命令に変換してインデックス配置部9へ出力する。インデックス配置部9は、入力受付部1からの検索要求の命令を受信すると、検索部6へ検索要求を出力する。検索部6は検索要求を受信すると、コンテンツ付随情報格納部4を検索してその検索結果リスト6aを作成する。図3は、検索結果リスト6aと後述する表示効果生成部7における表示効果付検索結果リスト7bとを示す説明図である。
図3に示すように、検索結果リスト6aには、検索条件との合致度順に番号付けしたコンテンツ番号、コンテンツの格納パス、検索条件との合致度が記載される。尚、検索部6は各コンテンツの検索条件との合致度を1から10の整数値で算出するとする。検索部6は表示効果生成部7へ合致度の順番に検索結果リスト6aを出力する。
表示効果生成部7は、受信した検索結果リスト6aの検索条件との合致度を基に、各インデックス動画像の表示効果を算出し、検索結果リストに追記する。一例として実施の形態1では、表示効果を螺旋状のコンテンツ一覧画面における角速度とし、合致度から移動速度の変換式fを以下のように定義する。但し、角速度は1信号当たりの移動角度とする。図3中の対応表7aは、以下の合致度から移動角速度の変換を示している。
y=f(x) x:合致度、y:角速度(゜/信号)
=5 (1≦x≦2)
=4 (3≦x≦4)
=3 (5≦x≦6)
=2 (7≦x≦8)
=1 (9≦x≦10)
また、図3中の表示効果付検索結果リスト7bは、表示効果生成部7による検索結果リスト6aへの追加例を示している。表示効果生成部7では、検索結果リスト6aの合致度(高いほど検索条件との合致度が大きい)から、合致度と表示効果の対応表7aより、各コンテンツの表示効果(小さい程ゆっくり移動する)を決定し、各コンテンツの表示効果の値が表示効果付検索結果リスト7bに追記される。表示効果生成部7はこの表示効果付検索結果リスト7bをインデックス配置部9へ出力する。
図4に、インデックス配置部9が保持する表示位置とサイズの初期値9aと、表示位置とサイズの表9bを示す。
図4において、表示位置とサイズの表9bは、各コンテンツの表示位置とサイズの値、そしてコンテンツ一覧画面に表示するか否かを示す表示フラグを保持するものである。尚、図中、(x,y,w,h)におけるx,yは表示位置の左上のx、y座標、w,hはサイズを示す幅と高さである。
インデックス配置部9は、表示効果生成部7から表示効果付検索結果リスト7bを受け取ると、そのリストと同数のコンテンツに関する表示位置とサイズの表9bを作成し、コンテンツ番号1から6については、表示位置とサイズを、所定の表示位置とサイズの初期値9aの値に、表示フラグを1に初期化し、それ以外のコンテンツについては表示信号とサイズを0クリア、表示フラグを0に初期化する。
インデックス配置部9は表示位置とサイズの表9bにおいて、表示フラグが1のコンテンツについて、表示効果付検索結果リスト7bに記載された格納パスをコンテンツ再生部5へ出力する。コンテンツ再生部5はコンテンツ番号1から6の格納パスを受信すると、コンテンツ格納部3の格納パスに格納されたコンテンツを開いて再生し、映像スケーリング及び配置部10へ動画像ストリームを出力する。コンテンツ再生部5は複数のコンテンツを同時再生可能であり、映像スケーリング及び配置部10は複数の動画像ストリームを受信する。
インデックス配置部9は、映像スケーリング及び配置部10へ、表示フラグが1であるコンテンツ番号1から6までのコンテンツについて表示位置とサイズの表9bを参照して、表示位置とサイズの値を通知する。
映像スケーリング及び配置部10は、インデックス配置部9から入力した配置を基に、コンテンツをスケーリングしてインデックス動画像として画面表示部11へ出力する。画面表示部11は、映像スケーリング及び配置部10から受信したインデックス動画像を画面に表示する。その結果、図5に示すような信号受信前のコンテンツ一覧画面が表示される。また、図5中に示すように、最手前のコンテンツ(最も合致度の高いコンテンツ)は、外枠表示等でフォーカスされている。
《B:表示効果付インデックス動画像の移動》
コンテンツ一覧画面では、コンテンツ付随情報を基に決定した表示効果に従って、各インデックス動画像の配置を移動させる。
タイマ部8が定期的に信号をインデックス配置部9へ出力する。インデックス配置部9は、この信号を受信する度に、コンテンツの表示効果に従って、各インデックス動画像を再配置する。本実施の形態では、一例として、インデックス動画像を螺旋状に表示している。
図6及び図7は、インデックス配置部9がインデックス動画像を再配置する処理のフローチャートである。
先ず、図6に示すように、インデックス配置部9がタイマ部8から信号を受信すると、表示位置とサイズの表9bを参照して、表示フラグが1のコンテンツの中で最も小さいコンテンツ番号idを取得する(ステップST1)。一例として、id=1とする。続いてインデックス配置部9は取得したコンテンツ番号idの表示位置(x,y)を表示位置とサイズの表9bから取得する(ステップST2)。次に、インデックス配置部9は、(x,y)が、画面から消える最終位置(x_last,y_last)を通過したかどうかをチェックする(ステップST3)。ここではその通過基準をx<x_lastかつy>y_lastとして、画面左において画面から消えるものとする。このチェックの結果、最終位置を通過していなければ、そのまま、図7に示すインデックス動画像の再配置を行う。
インデックス動画像の再配置では、表示効果付検索結果リスト7bを参照して、インデックス配置部9は、コンテンツ番号idの表示効果(角速度)vを取得する(ステップST10)。ここでは、一例として、id=1で、v=1である。コンテンツ番号idの表示位置を角速度v=1に当たる距離だけ移動するよう、インデックス配置部9は表示位置とサイズの表9bの表示位置を更新する(ステップST11)。同様にコンテンツ番号がid+1からid+5のコンテンツについても、インデックス配置部9は角速度v=1に当たる距離だけ移動するよう表示位置とサイズの表9bの表示位置を更新する(ステップST12)。
また、インデックス配置部9は、表示フラグが1であるコンテンツについて表示位置とサイズを映像スケーリング及び配置部10に通知する(ステップST13)。その結果、図5の信号受信前の状態から、図8の信号受信後(その1)のように画面が更新される。即ち、タイマ部8から信号が出力される度に、画面上の各インデックスは全て同じ角速度vに相当する距離を移動する。
次に図6のステップST3において、(x,y)が画面から消える最終位置(x_last,y_last)を通過していた場合について説明する。
表示位置とサイズの表9bにおいて、インデックス配置部9はコンテンツ番号idの表示フラグを0に(ステップST4)、コンテンツ番号id+6の表示フラグを1に設定する(ステップST5)。図9はこの状態を示している。即ち、図9中の矢印90に示すように、表示するインデックス動画像の集合は下にスライドすることになる。
次に、コンテンツ番号id+6の表示位置とサイズを、初期値(x60,y60,w60,h60)とする(ステップST6)。更に、表示効果付検索結果リスト7bを参照して、インデックス配置部9は、コンテンツ番号idのコンテンツ再生の停止指示(ステップST7)と、コンテンツid+6のコンテンツ格納パスをコンテンツ再生部5へ送信する(ステップST8)。そして、id=id+1とする(ステップST9)と、次に図7に示すインデックス動画像の再配置を行う。
インデックス配置部9は、表示効果付検索結果リスト7bを参照して、コンテンツ番号idの角速度vを取得する(ステップST10)。一例としてid=2でv=2である。インデックス配置部9は、コンテンツ番号idからid+5まで角速度v=2に当たる距離だけ移動するよう表示位置とサイズの表の表示位置を更新する(ステップST11、ST12)。インデックス配置部9は、表示フラグが1であるコンテンツについて表示位置とサイズを映像スケーリング及び配置部10に通知する(ステップST13)。その結果、図8の信号受信後(その1)から図10の信号受信後(その2)のように画面が更新される。即ち、最手前のインデックス動画像が画面から消え、矢印100に示すように中心からインデックス動画像が新たに表示される。
以降、コンテンツ番号2のインデックス動画像が最終位置に到達するまでの間、タイマ部8からの信号を受信する毎にインデックス動画像はv=2の速度で移動することになる。そして、図11に示すように、最手前のコンテンツの角速度v′で移動を繰り返す。
以上の「B:表示効果付インデックス動画像の移動」で説明したように、前半は角速度v=1で、後半は2倍の角速度v=2でインデックス動画像は移動する。このように、検索条件への合致度によりインデックス動画像の移動速度が変化することで、合致度が高いほどゆっくり移動させてユーザがインデックス動画像を選択しやすくしている。
《C:コンテンツ一覧画面bから視聴画面cへの遷移》
コンテンツ一覧画面bにおいて、フォーカス状態にある特定のインデックス動画像が選択されると、そのコンテンツ動画像を表示する。
入力受付部1は、リモートコントローラから決定ボタン押下の信号を受信すると、その信号を命令に変換してインデックス配置部9へ出力する。インデックス配置部9はコンテンツ動画像表示要求を受信すると、表示効果付検索結果リスト7b及び表示位置とサイズの表9bを参照してid+1からid+5のコンテンツについて再生を停止する信号をコンテンツ再生部5に送信する。idのコンテンツについては映像スケーリング及び配置部10に全画面表示を指示する。映像スケーリング及び配置部10は、インデックス配置部9からコンテンツ動画像の配置を受信し、その指示に従ってスケーリングを行い、画面表示部11へ全画面再生動画像を出力する。画面表示部11は映像スケーリング及び配置部10から受信した全画面再生動画像を表示する。
以上のように、実施の形態1のコンテンツ一覧表示装置によれば、与えられた検索条件で複数のコンテンツを検索してその検索結果を出力すると共に、検索結果の各コンテンツについて検索条件との合致度を算出する検索部と、合致度に基づいて、各コンテンツに対する表示効果を決定する表示効果生成部と、各コンテンツの合致度に基づいて、各コンテンツの画面上の位置とサイズを決定すると共に、表示効果に基づいて各コンテンツを画面上で変化させる指示を所定時間毎に出力するインデックス配置部と、各コンテンツの画面上の位置とサイズに基づいて、各コンテンツを画面表示すると共に、各コンテンツを画面上で変化させる指示に基づいて表示された各コンテンツを画面上で変化させる画面表示部とを備えたので、検索条件とコンテンツとの合致度を視覚的に表現でき、所望のコンテンツを容易に見つけることができる。
また、実施の形態1のコンテンツ一覧表示装置によれば、表示効果生成部は、表示効果として合致度に応じた移動速度を決定し、インデックス配置部は、各コンテンツを画面上で変化させる指示として、表示されているコンテンツの中で最も合致度が高いコンテンツの移動速度を出力し、画面表示部は、インデックス配置部から指示が出力される度に、その移動速度で画面上に表示されている各コンテンツを移動させるようにしたので、検索結果に応じた速度でコンテンツを画面上に移動させることができ、ユーザにとって合致度の高いコンテンツを容易に選択することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るコンテンツ一覧表示装置の図面上の構成は実施の形態1と同様であるため、図1を援用して説明する。
実施の形態2における表示効果生成部7は、表示効果として合致度に応じた拡大率を付与するよう構成されている。また、インデックス配置部9は、各コンテンツを画面上で変化させる指示として、移動速度と各コンテンツに対応した拡大率を出力するよう構成されている。従って、画面表示部11は、インデックス配置部9から各コンテンツを画面上で変化させる指示が出力される度に、画面上に表示されている各コンテンツをその移動速度で移動させると共に、各コンテンツに対応した拡大率で表示することになる。これ以外の構成は実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
以下、実施の形態2の動作について、A:初期画面aからコンテンツ一覧画面bの遷移、B:表示効果付インデックス動画像の移動、C:コンテンツ一覧画面bから視聴画面cへの遷移について実施の形態1との差異を中心として説明する。
《A:初期画面aからコンテンツ一覧画面bの遷移》
画面遷移における、初期画面aからコンテンツ一覧画面bの遷移において、表示効果生成部7は、実施の形態1と異なり、表示効果をタイマ部8からの信号毎の拡大率とする。一例として、合致度から拡大率の変換式fを以下のように定義する。
y=f(x) x:合致度、y:拡大率
=1.00 (1≦x≦2)
=1.05 (3≦x≦4)
=1.10 (5≦x≦6)
=1.15 (7≦x≦8)
=1.20 (9≦x≦10)
図12は、表示効果の検索結果リストへの追加例を示す説明図である。
表示効果生成部7は、検索結果リスト6aの合致度から、合致度から拡大率への変換fの対応表(合致度と表示効果の対応表)7cに基づいて、各コンテンツの表示効果(大きい程拡大される)を決定する。各コンテンツの表示効果の値が表示効果付検索結果リスト7dに追記される。表示効果生成部7は、表示効果を追記した表示効果付検索結果リスト7dをインデックス配置部9へ出力する。
以降コンテンツ一覧画面が表示するまで、実施の形態1と同様の処理を行う。その結果、実施の形態1の図5に示した状態から図13に示すコンテンツ一覧画面が表示される。
《B:表示効果付インデックス動画像の移動》
実施の形態1とは、インデックス配置部9によるインデックス動画像の再配置処理が異なる。実施の形態2におけるインデックス配置部9は、図6と図14のフローチャートに示す処理によってインデックス動画像を再配置する。
実施の形態2におけるインデックス動画像の再配置処理では、図14のフローチャートに示すように、表示効果付検索結果リスト7dを参照して、コンテンツ番号idの表示効果(拡大率)sを取得する(ステップST21)。ここでは一例として、id=1でs=1.20である。コンテンツ番号idの表示位置を角速度vに当たる距離だけ移動するよう表示位置とサイズの表を更新する(ステップST22)。ここでは一例として、全てのインデックス動画像でv=1とする。さらにコンテンツ番号idのサイズをs=1.20を用いて拡大する(ステップST23)。その場合の拡大は以下の式を用いる。下式において、w’、h’は拡大後のサイズを示す。
w′=s*w
h′=s*h
同様にコンテンツ番号がid+1からid+5のコンテンツについても、それぞれの拡大率sにより拡大する(ステップST22、ST23、ST24)。表示フラグが1であるコンテンツについて表示位置とサイズを映像スケーリング及び配置部10に通知する(ステップST25)。その結果、図5に示した信号受信前の画面から図13に示す信号受信後のように画面が更新される。
《C:コンテンツ一覧画面bから視聴画面cへの遷移》
これについては、実施の形態1と同様であるため、その説明は省略する。
このように、実施の形態2では、それぞれのインデックス動画像が検索条件への合致度に応じて拡大しながら移動する。合致度が高いほど大きく表示されるため、ユーザは合致度の高いコンテンツを選択し易くなる。
以上のように、実施の形態2のコンテンツ一覧表示装置によれば、表示効果生成部は、表示効果として合致度に応じた拡大率を決定し、インデックス配置部は、各コンテンツを画面上で変化させる指示として、移動速度と各コンテンツに対応した拡大率を出力し、画面表示部は、インデックス配置部から指示が出力される度に、画面上に表示されている各コンテンツを移動速度で移動させると共に、各コンテンツに対応した拡大率で表示するようにしたので、検索結果に応じた拡大率でコンテンツを画面上に表示させることができ、ユーザにとって合致度の高いコンテンツを容易に選択することができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係るコンテンツ一覧表示装置の図面上の構成は実施の形態1と同様であるため、図1を援用して説明する。
実施の形態3における表示効果生成部7は、実施の形態1の表示効果生成部7の表示効果に加えて合致度に応じた表示色を付与するよう構成されている。また、インデックス配置部9は、実施の形態1のインデックス配置部9の機能に加えて、各コンテンツを画面上で変化させる指示として、各コンテンツに対応した前記表示色を出力するよう構成されている。このため、画面表示部11は、インデックス配置部9から各コンテンツを画面上で変化させる指示が出力される度に、画面上に表示されている各コンテンツのうち最も合致度が高いコンテンツを、そのコンテンツに対応した表示色を用いて他のコンテンツとは識別して表示することになる。これ以外の構成は、実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
以下、実施の形態3の動作について、A:初期画面aからコンテンツ一覧画面bの遷移、B:表示効果付インデックス動画像の移動、C:コンテンツ一覧画面bから視聴画面cへの遷移について実施の形態1との差異を中心に説明する。
《A:初期画面aからコンテンツ一覧画面bの遷移》
画面遷移における初期画面aからコンテンツ一覧画面bの遷移においては、実施の形態1で説明した検索要求の受信から検索部6による検索結果リスト6aの出力までの処理と同様である。これらの処理に続き、表示効果生成部7は、実施の形態1の動作に加えて、表示効果にフォーカス色を追加する。一例として、合致度からフォーカス色の対応を、図15中の合致度からフォーカス色への変換対応表(合致度と表示効果の対応表)7eのように定義する。合致度からフォーカス色への変換対応表7eより、コンテンツ毎に角速度に加えてフォーカス色の値が表示効果付検索結果リスト7fに追記される。表示効果生成部7は、表示効果を追記した表示効果付検索結果リスト7fをインデックス配置部9へ出力する。
以降、映像スケーリング及び配置部10がインデックス配置部9から入力した配置を基に、コンテンツをスケーリングしてインデックス動画像として画面表示部11へ出力するまでの処理は実施の形態1と同様である。
その後、インデックス配置部9はフォーカスの表示要求を画面表示部11へ送信する。その処理を図16のフローチャートに示す。
最初に表示位置とサイズの表9bを参照して、インデックス配置部9は表示フラグが1のコンテンツの中で、最も小さいコンテンツ番号idを取得する(ステップST31)。次に表示位置とサイズの表9bと表示効果付検索結果リスト7fを参照して、インデックス配置部9は検索結果リストのコンテンツ番号idについて表示効果、表示位置、サイズを参照して、それぞれフォーカス色の値cと(x,y,w,h)を取得する(ステップST32)。図15に示す表示効果付検索結果リスト7fの例では、コンテンツ番号id=1、cの色値は赤である。番号idのインデックス動画像の周囲を、フォーカス色c(赤)で表示する指示を、画面表示部11へ送信する(ステップST33)。
画面表示部11は、映像スケーリング及び配置部10から受信したインデックス動画像を、インデックス配置部9から指示されたフォーカス色を重畳して画面に表示する。その結果、図17のコンテンツ番号1消去前のコンテンツ一覧画面が表示される。
《B:表示効果付インデックス動画像の移動》
実施の形態3におけるインデックス配置部9は、実施の形態1で説明した図6、図7のフローチャートの処理に続いて、図16のフローチャートの処理を行う点が実施の形態1と異なる。以下、これら図6および図7と図16のフローチャートに沿ってその説明を行う。
インデックス配置部9がタイマ部8から信号を受信すると、インデックス配置部9は表示位置とサイズの表9bを参照して、表示フラグが1のコンテンツの中で最も小さいコンテンツ番号idを取得する(ステップST1)。一例として、id=1とする。続いてインデックス配置部9は取得したコンテンツ番号idの表示位置(x,y)を表示位置とサイズの表9bから取得する(ステップST2)。次に、インデックス配置部9は、(x,y)が、画面から消える最終位置(x_last,y_last)を通過したかどうかをチェックする(ステップST3)。ここではその通過基準をx<x_lastかつy>y_lastとして、画面左において画面から消えるものとする。このチェックの結果、最終位置を通過していなければ、そのままインデックス動画像の再配置を行う。
インデックス動画像の再配置処理では、表示効果付検索結果リスト7fを参照して、コンテンツ番号idの表示効果(角速度)vを取得する(ステップST10)。図15に示す表示効果付検索結果リスト7fの一例として、id=1でv=1である。インデックス配置部9は、コンテンツ番号idの表示位置を角速度v=1に当たる距離だけ移動するよう表示位置とサイズの表9bの表示位置を更新する(ステップST11)。同様にコンテンツ番号がid+1からid+5のコンテンツについても、インデックス配置部9は角速度v=1に当たる距離だけ移動するよう表示位置とサイズの表9bの表示位置を更新する(ステップST12)。表示フラグが1であるコンテンツについて、インデックス配置部9は表示位置とサイズを映像スケーリング及び配置部10に通知する(ステップST13)。実施の形態1とは異なり、実施の形態3では、追加で以下の処理を行う(ここではフォーカス色の変化無し)。
インデックス配置部9は、図16のフローチャートに示す動作により、フォーカスの表示要求を画面表示部11へ送信する。即ち、インデックス配置部9は、最初に表示位置とサイズの表9bから表示フラグが1のコンテンツの中で、最も小さいコンテンツ番号idを取得する(ステップST31)。次にインデックス配置部9は、表示位置とサイズの表9bと表示効果付検索結果リスト7fのコンテンツ番号idについて表示効果、表示位置、サイズを参照して、それぞれフォーカス色の値cと(x,y,w,h)を取得する(ステップST32)。図15に示す表示効果付検索結果リスト7fの例では、コンテンツ番号id=1、cの色値は赤である。インデックス配置部9は、番号idのインデックス動画像の周囲を、フォーカス色c(赤)で表示する指示を、画面表示部11へ送信する(ステップST33)。その結果、図17のコンテンツ番号1消去前のコンテンツ一覧画面が表示される。
次に、図6のステップST3において、(x,y)が画面から消える最終位置(x_last,y_last)を通過していた場合について説明する。表示位置とサイズの表9bにおいて、インデックス配置部9は、コンテンツ番号idの表示フラグを0に(ステップST4)、コンテンツ番号id+6の表示フラグを1に設定する(ステップST5)。インデックス配置部9は、コンテンツ番号id+6の表示位置とサイズを、初期値(x60,y60,w60,h60)とする(ステップST6)。次に、表示効果付検索結果リスト7fを参照して、インデックス配置部9はコンテンツ番号idのコンテンツ再生の停止(ステップST7)と、コンテンツid+6のコンテンツ格納パスをコンテンツ再生部5へ送信する(ステップST8)。そして、id=id+1として(ステップST9)、次にインデックス動画像の再配置を行う。
インデックス配置部9は、表示効果付検索結果リスト7fを参照して、コンテンツ番号idの角速度vを取得する(ステップST10)。一例として、id=2でv=2である。コンテンツ番号idからid+5まで角速度v=2に当たる距離だけ移動するよう、インデックス配置部9は表示位置とサイズの表9bの表示位置を更新する(ステップST11、ST12)。表示フラグが1であるコンテンツについて表示位置とサイズをインデックス配置部9は映像スケーリング及び配置部10に通知する(ステップST13)。実施の形態1とは異なり実施の形態3では、追加で以下の処理を行う。
最初に、表示位置とサイズの表9bから、インデックス配置部9は表示フラグが1のコンテンツの中で、最も小さいコンテンツ番号idを取得する(ステップST31)。次に表示位置とサイズの表9bと表示効果付検索結果リスト7fのコンテンツ番号idについて、インデックス配置部9は、表示効果、表示位置、サイズを参照して、それぞれフォーカス色の値cと(x,y,w,h)を取得する(ステップST32)。図15に示す表示効果付検索結果リスト7fの例では、コンテンツ番号id=2、cの色値は橙である。インデックス配置部9は、番号idのインデックス動画像の周囲を、フォーカス色c(橙)で表示する指示を、画面表示部11へ送信する(ステップST33)。その結果、図18のコンテンツ番号1消去後のコンテンツ一覧画面が表示される。
《C:コンテンツ一覧画面bから視聴画面cへの遷移》
実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
尚、上記実施の形態3では、実施の形態1の構成に付加したが、実施の形態2の構成に対して表示色を付加するようにしてもよい。
以上のように、実施の形態3のコンテンツ一覧表示装置によれば、表示効果生成部は、表示効果として合致度に応じた表示色を決定し、インデックス配置部は、各コンテンツを画面上で変化させる指示として、各コンテンツに対応した表示色を出力し、画面表示部は、インデックス配置部から指示が出力される度に、画面上に表示されている各コンテンツのうち最も合致度が高いコンテンツをコンテンツに対応した表示色を用いて他のコンテンツとは識別して表示するようにしたので、各コンテンツが検索条件への合致度に応じてフォーカスの色を変えて移動する。そのためユーザは各コンテンツの検索結果を視覚的に認識でき、合致度の高いコンテンツを選択し易くなる。
尚、上記各実施の形態では、コンテンツとして動画像としたが、静止画像等であっても同様に適用可能である。
この発明の実施の形態1によるコンテンツ一覧表示装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるコンテンツ一覧表示装置の全体の画面推移を示す説明図である。 この発明の実施の形態1によるコンテンツ一覧表示装置の検索結果リストの説明図である。 この発明の実施の形態1によるコンテンツ一覧表示装置のインデックス配置部における表示位置とサイズの説明図である。 この発明の実施の形態1によるコンテンツ一覧表示装置の信号受信前のコンテンツ一覧画面の説明図である。 この発明の実施の形態1によるコンテンツ一覧表示装置のインデックス動画像の再配置処理(その1)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるコンテンツ一覧表示装置のインデックス動画像の再配置処理(その2)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるコンテンツ一覧表示装置の信号受信後のコンテンツ一覧画面(その1)を示す説明図である。 この発明の実施の形態1によるコンテンツ一覧表示装置のインデックス配置部におけるインデックス動画像の差し替えの説明図である。 この発明の実施の形態1によるコンテンツ一覧表示装置の信号受信後のコンテンツ一覧画面(その2)を示す説明図である。 この発明の実施の形態1によるコンテンツ一覧表示装置の信号受信後のコンテンツ一覧画面(その3)を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるコンテンツ一覧表示装置の検索結果リストの説明図である。 この発明の実施の形態2によるコンテンツ一覧表示装置の信号受信後のコンテンツ一覧画面を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるコンテンツ一覧表示装置のインデックス動画像の再配置処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるコンテンツ一覧表示装置の検索結果リストの説明図である。 この発明の実施の形態3によるコンテンツ一覧表示装置のフォーカスの描画処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるコンテンツ一覧表示装置のコンテンツ番号1の消去前の画面を示す説明図である。 この発明の実施の形態3によるコンテンツ一覧表示装置のコンテンツ番号1の消去後の画面を示す説明図である。
符号の説明
1 入力受付部、2 コンテンツ分類部、3 コンテンツ格納部、4 コンテンツ付随情報格納部、5 コンテンツ再生部、6 検索部、6a 検索結果リスト、7 表示効果生成部、7a,7c,7e 合致度と表示効果の対応表、7b,7d,7f 表示効果付検索結果リスト、8 タイマ部、9 インデックス配置部、9a 表示位置とサイズの表、10 映像スケーリング及び配置部、11 画面表示部。

Claims (4)

  1. 与えられた検索条件で複数のコンテンツを検索してその検索結果を出力すると共に、当該検索結果の各コンテンツについて前記検索条件との合致度を算出する検索部と、
    前記合致度に基づいて、各コンテンツに対する表示効果を決定する表示効果生成部と、
    前記各コンテンツの合致度に基づいて、当該各コンテンツの画面上の位置とサイズを決定すると共に、前記表示効果に基づいて前記各コンテンツを画面上で変化させる指示を所定時間毎に出力するインデックス配置部と、
    前記各コンテンツの画面上の位置とサイズに基づいて、各コンテンツを画面表示すると共に、前記各コンテンツを画面上で変化させる指示に基づいて当該表示された各コンテンツを画面上で変化させる画面表示部とを備えたコンテンツ一覧表示装置。
  2. 表示効果生成部は、表示効果として合致度に応じた移動速度を決定し、
    インデックス配置部は、各コンテンツを画面上で変化させる指示として、表示されているコンテンツの中で最も合致度が高いコンテンツの移動速度を出力し、
    画面表示部は、前記インデックス配置部から前記指示が出力される度に、前記移動速度で画面上に表示されている各コンテンツを移動させることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ一覧表示装置。
  3. 表示効果生成部は、表示効果として合致度に応じた拡大率を決定し、
    インデックス配置部は、各コンテンツを画面上で変化させる指示として、移動速度と各コンテンツに対応した前記拡大率を出力し、
    画面表示部は、前記インデックス配置部から前記指示が出力される度に、画面上に表示されている各コンテンツを前記移動速度で移動させると共に、当該各コンテンツに対応した前記拡大率で表示することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ一覧表示装置。
  4. 表示効果生成部は、表示効果として合致度に応じた表示色を決定し、
    インデックス配置部は、各コンテンツを画面上で変化させる指示として、各コンテンツに対応した前記表示色を出力し、
    画面表示部は、前記インデックス配置部から前記指示が出力される度に、画面上に表示されている各コンテンツのうち最も合致度が高いコンテンツを当該コンテンツに対応した前記表示色を用いて他のコンテンツとは識別して表示することを特徴とする請求項2または請求項3記載のコンテンツ一覧表示装置。
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