JP2010107715A - 表示ユニットおよび表示装置並びに表示ユニットの輝度調整方法 - Google Patents

表示ユニットおよび表示装置並びに表示ユニットの輝度調整方法 Download PDF

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健一 川辺
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Abstract

【課題】輝度制御が簡便であり、かつ観察者に違和感を与えにくい表示ユニットおよび表示装置並びに表示ユニットの輝度調整方法を提供する。
【解決手段】表示ユニット3は、表示データに応じて点灯または滅灯する複数のLEDから形成された表示パネル部30と、表示パネル部30を点灯させるときの電流を供給するボリューム部37およびLEDドライバ部34と、表示パネル部30を点灯させる表示データの数を累積し、平均値を算出して点灯回数情報として出力するカウンター部36bと、点灯回数に対応する点灯時間に応じた輝度低下の特性を示す輝度低下時間情報が格納されるメモリ部38と、点灯回数情報と輝度低下時間情報に基づいて、表示パネル部30が所定の輝度低下したか否かを判定する点灯時間判定部36cと、輝度低下したと判定されると表示パネル部30への電流の増加を指示する駆動電流調整部36aとを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示データに応じて点灯または滅灯する発光手段と、この発光手段を点灯させるときの電流を供給する電流供給手段とを備えた表示ユニットおよび表示装置並びに表示ユニットの輝度調整方法に関する。
広告や案内のために駅前のビルや道路沿いなどに大型の表示装置が設けられている。また、競技場や競馬場、コンサート会場などにも映像を表示するために大型の表示装置が設けられている。これらの表示装置は、点光源であるLED(Light Emitting Diode)を縦列および横列に配列したマトリックス状のユニットを複数配列することで形成されている。
LEDは長時間点灯をしていると、電球ほど顕著ではないが劣化による輝度低下が生じる。このような輝度低下は、隣同士との輝度の違いから表示の連続性が損なわれるので、表示画面を観察している観察者に違和感を与える原因となる。
例えば、特許文献1に記載のマルチディスプレイ装置では、ランプの使用開始時からの点灯時間を累積し、複数の画像表示装置のうち一番点灯時間が長い装置について、そのランプ輝度低下を当該装置における点灯時間と輝度低下特性記憶部に格納されているルックアップテーブルに基づき推測し、当該推測されたランプ輝度に合わせて自装置の投射画面の輝度を補正している。一番点灯時間が長い画像表示装置のランプに合わせて投射画面の輝度が補正されることで、複数の投射画面の輝度が一致するので、全体として一体感のある表示画像とすることができる。
国際公開第03/98344号パンフレット
しかし、特許文献1に記載のマルチディスプレイ装置では、一番点灯時間が長い画像表示装置のランプに合わせて他の画像表示装置のランプの輝度を補正する必要があるので、画像表示装置同士で通信して、お互いのランプの輝度の状態を連絡し合う必要があり、輝度制御が複雑である。
また、一番点灯時間が長い画像表示装置のランプに合わせることで、他の画像表示装置のランプを輝度低下したランプの輝度に合わせているので、全体の輝度が低下してしまい、観察者に表示画面が暗くなった印象を与えるおそれがある。
そこで本発明は、輝度制御が簡便であり、かつ観察者に違和感を与えにくい表示ユニットおよび表示装置並びに表示ユニットの輝度調整方法を提供することを目的とする。
本発明の表示ユニットは、表示データに応じて点灯または滅灯する発光手段と、前記発光手段を点灯させるときの電流を供給する電流供給手段と、前記発光手段を点灯させる表示データの数を累積することで、前記発光手段の点灯回数を計数して点灯回数情報として出力する計数手段と、前記発光手段の点灯回数に対応する点灯時間に応じた輝度低下の特性を示す輝度低下時間情報が格納される記憶手段と、前記計数手段により計数された点灯回数情報と前記記憶手段から読み出された輝度低下時間情報とに基づいて、前記発光手段が所定の輝度低下したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記発光手段の輝度が所定以下と判定されたときに、前記電流供給手段による自ユニットの発光手段への電流の増加を指示する駆動電流調整手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、長時間点灯した自ユニットの発光手段の輝度のみを向上させることで、他の表示ユニットとの通信の必要性がない。従って、表示ユニット間で複雑な輝度制御が不必要である。また、本発明は、自ユニットの発光手段の輝度を向上させることで、他の表示ユニットの発光手段の輝度には影響を与えないので、全体の輝度が低下しない。従って、観察者に違和感を与えにくくすることができる。よって、本発明は、輝度制御が簡便であり、かつ観察者に違和感を与えにくくすることができる。
本願の第1の発明は、表示データに応じて点灯または滅灯する発光手段と、発光手段を点灯させるときの電流を供給する電流供給手段と、発光手段を点灯させる表示データの数を累積することで、発光手段の点灯回数を計数して点灯回数情報として出力する計数手段と、発光手段の点灯回数に対応する点灯時間に応じた輝度低下の特性を示す輝度低下時間情報が格納される記憶手段と、計数手段により計数された点灯回数情報と記憶手段から読み出された輝度低下時間情報とに基づいて、発光手段が所定の輝度低下したか否かを判定する判定手段と、判定手段により発光手段の輝度が所定以下と判定されたときに、電流供給手段による自ユニットの発光手段への電流の増加を指示する駆動電流調整手段とを備えたことを特徴としたものである。
本発明の表示ユニットは、判定手段が、計数手段により計数された点灯回数情報と記憶手段に格納される輝度低下時間情報とを比較して、輝度低下していると判定した場合、駆動電流調整手段が電流供給手段による発光手段への電流の増加を指示することで、輝度低下した発光手段の輝度を向上させる。従って、本発明の表示ユニットは、長時間点灯した自ユニットの発光手段の輝度のみを向上させることで、他の表示ユニットとの通信が必要ない。従って、表示ユニット間で複雑な輝度制御が不必要である。また、本発明の表示ユニットは、自ユニットの発光手段の輝度を向上させることで、他の表示ユニットの発光手段の輝度には影響を与えないので、全体の輝度が低下しない。従って、観察者に違和感を与えにくくすることができる。
本願の第2の発明は、第1の発明において、記憶手段には、発光手段に通電する電流と、通電した電流に対する輝度との関係を示す電流対輝度特性情報が格納され、駆動電流調整手段は、自ユニットの発光手段の輝度が所定以下と判定されたときに、当該自ユニットの発光手段の輝度と、他の表示ユニットの発光手段の輝度とが同等となるように、電流対輝度特性情報に基づいて、自ユニットの発光手段への電流の増加を電流供給手段へ指示することを特徴としたものである。
第2の発明においては、駆動電流調整手段が単に発光手段への電流を増加させるだけでなく、他の表示ユニットの発光手段の輝度とが同等となるように、電流対輝度特性情報に基づいて自ユニットの発光手段への電流の増加を電流供給手段へ指示する。そうすることで、長時間点灯することで低下した自ユニットが、他の表示ユニットと同等の輝度で点灯するので、観察者から見て発光手段に劣化が生じていることを気付かせにくくすることができる。従って、表示画面を観察している観察者に違和感を与えにくくすることができる。
本願の第3の発明は、第1または第2の発明において、発光手段は、複数の点光源により構成され、計数手段は、複数の点光源に対するそれぞれの表示データを合算して累積し、平均値を算出して複数の点光源の点灯回数情報とし、判定手段は、この点灯回数情報と記憶手段に格納された輝度低下時間情報に基づいて、発光手段が所定の輝度低下したか否かを判定し、駆動電流調整手段は、判定手段により発光手段の輝度が所定以下と判定されたときに、複数の点光源全部への電流の増加を電流供給手段へ指示することを特徴としたものである。
第3の発明においては、計数手段が複数の点光源に対するそれぞれの表示データを合算して累積し、平均値を算出して複数の点光源の点灯時間とし、輝度を向上させるときには、複数の点光源全部の電流を増加させるので、個々の点光源に対応させて点灯時間を管理する必要がない。従って、ユニットの構成を簡便化できる。
本願の第4の発明は、第1から3のいずれかの発明において、記憶手段には、輝度低下時間情報として、発光手段の輝度が所定以下となったことを示す調整開始閾値と、この調整開始閾値から所定輝度低下ごとに設定された微調整閾値とが格納され、判定手段は、点灯回数情報と調整開始閾値とに基づいて判定し、発光手段の輝度が調整開始閾値以下と判定した以降、点灯回数情報を順次、微調整閾値と比較し判定することを特徴としたものである。
第4の発明においては、判定手段が、発光手段の輝度が調整開始閾値以下と判定した以降、点灯回数情報を順次、微調整閾値と比較し判定するので、所定輝度に低下した後に急激に輝度が低下する特性に追従するように発光手段の輝度調整を行うことができる。従って、より一層違和感のない表示画面とすることができる。
本願の第5の発明は、第1から4のいずれかの発明の表示ユニットがマトリックス状に配列された表示装置としたものである。
第5の発明においては、本発明の表示ユニットがマトリックス状に配列された表示装置とすることで、輝度制御が簡便であり、かつ観察者に違和感を与えにくくすることができる。
本願の第6の発明は、表示データに応じて点灯または滅灯する発光手段と、発光手段を点灯させるときの電流を供給する電流供給手段とを備えた表示装置の電流制御方法において、発光手段を点灯させる表示データの数を累積することで、発光手段の点灯回数を計数して点灯回数情報とし、発光手段の点灯回数に対応する点灯時間に応じた輝度低下の特性を示す輝度低下時間情報が格納された記憶手段からこの輝度低下時間情報を読み出し、計数手段により計数された点灯回数情報と、記憶手段から読み出された輝度低下時間情報に基づいて、発光手段が所定の輝度低下したか否かを判定し、発光手段の輝度が所定以下と判定されたときに、電流供給手段による自ユニットの発光手段への電流の増加を指示することを特徴としたものである。
本発明の表示ユニットの輝度調整方法は、計数された点灯回数情報と記憶手段に格納される輝度低下時間情報とを比較して、輝度低下していると判定した場合、電流供給手段による発光手段への電流の増加を指示することで、輝度低下した発光手段の輝度を向上させる。従って、長時間点灯した自ユニットの発光手段の輝度のみを向上させることで、他の表示ユニットとの通信が必要ない。従って、表示ユニット間で複雑な輝度制御が不必要である。また、自ユニットの発光手段の輝度を向上させることで、他の表示ユニットの発光手段の輝度には影響を与えないので、全体の輝度が低下しない。従って、観察者に違和感を与えにくくすることができる。
(実施の形態)
本発明の実施の形態に係る表示ユニットを、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る表示ユニットを使用した表示装置を示す図である。図2は、図1に示す表示ユニットの構成を示す図である。
図1に示すように、表示装置1は、表示データや制御コマンドを送信するコントローラ2と、このコントローラ2にシリアルに接続された表示ユニット3とを備えている。表示装置1は、例えば、本実施の形態では、基本となる16ドット×16ドット(以下、16ドットサイズと称す。)の表示ユニット3が、4×3のマトリックス状に配置されることで大型の表示面が形成されている。
図2に示すように、表示ユニット3は、表示パネル部30と、インタフェース制御部31と、フレームバッファメモリ部32と、表示制御部33と、LEDドライバ部34と、コマンド制御部35と、輝度制御部36と、ボリューム部37と、メモリ部38と、制御レジスタ部39とを備えている。
表示パネル部30は、横に16個、縦に16個の発光ダイオードをマトリックス状に配置したLEDアレイであり、発光手段として機能するものである。
インタフェース制御部31には、コントローラ2からの信号を入力コネクタC1から入力して、出力コネクタC2を介して次段に接続される他の表示ユニット3へ出力するレシーバやドライバが含まれている。
フレームバッファメモリ部32は、入力コネクタC1から入力され、インタフェース制御部31によりシリアルからパラレルに変換された表示データを記憶する読み書き可能なメモリである。このフレームバッファメモリ部32は、表示パネル部30全体の表示データを記憶する容量を有している。
表示制御部33は、フレームバッファメモリ部32へ読み取りアドレスを出力して表示データを読み出し、読み出した表示データをLEDドライバ部34に出力する。
LEDドライバ部34は、表示制御部33からの表示データを表示パネル部30へ出力する。このときLEDドライバ部34は、ボリューム部37により調整された輝度で表示パネル部30を点灯させる。
コマンド制御部35は、コントローラ2から送信されたコマンドが指定するパネルアドレスが自パネルアドレスであった場合に、そのコマンドを解析して、表示パネル部30を制御するものである。
輝度制御部36は、駆動電流調整部36aと、カウンター部36bと、点灯時間判定部36cとを備えている。
駆動電流調整部36aは、輝度アップ、または輝度ダウンを段階的に設定された輝度レベルでボリューム部37へ通知する駆動電流調整手段として機能するものである。この輝度アップ、または輝度ダウンは、コマンド制御部35がコマンドを受信し、そのコマンドが輝度アップまたは輝度ダウンの輝度調整のコマンドであると、その旨の指示をコマンド制御部35が駆動電流調整部36aへ通知することにより行われる。
カウンター部36bは、表示パネル部30を点灯させる表示データの数を、1ビットずつ累積することで表示データを点灯回数情報として計数する計数手段として機能するものである。つまりカウンター部36bは1ビットとして所定時間の間“H”レベルまたは“L”レベルが維持される表示データを計数して、点灯させる表示データの数としているので、1ビットの表示データ同士の間に隙間があっても、連続していてもよい。本実施の形態では、表示データが“H”レベルのときに、LEDを点灯させる仕様としている。
点灯時間判定部36cは、カウンター部36bにより計数された点灯回数情報と詳細には後述する輝度低下時間情報とに基づいて、輝度が所定以下であるか否かを判定する判定手段として機能するものである。
ボリューム部37は、輝度制御部36から通知された輝度レベルに応じた値をLEDドライバ部34へ通知する。このボリューム部37とLEDドライバ部34とでLEDを点灯させるときの電流を供給する電流供給手段として機能する。
メモリ部38は、他の表示ユニットと識別するためのアドレス情報などの各種設定情報や、表示パネル部30の点灯時間に応じた輝度低下を示す輝度低下時間情報、表示パネル部30に通電する電流と、通電した電流に対する輝度との関係を示す電流対輝度特性情報などを格納する記憶手段として機能するもので、書き換え可能な不揮発性メモリとすることができる。
制御レジスタ部39は、メモリ部38から読み込まれた各種の設定情報や、自ユニットのパネルアドレスが格納されているレジスタ群である。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る表示ユニット3の動作について、図面に基づいて説明する。図3は、コントローラから出力される1ラインごとの信号のタイミングを説明するためのタイムチャートである。図4は、コントローラから出力される1ライン分の信号のタイミングを説明するためのタイムチャートである。図5は、本発明の実施の形態に係る表示ユニット3の動作を説明するためのフローチャートである。
コントローラ2からの信号は、図3に示すように、1ラインごとに表示アドレス信号(A[0:3])を順次切り替えながら、表示データ信号(DTA[0:9])にて表示データが表示ユニット3へ送信される。
コントローラ2は、表示アドレス信号(A[0:3])にて表示パネル部30の縦列方向のラインをY1〜Y16で指定している間、表示データ信号(DTA[0:9])にて表示データを、取り込むタイミングを示すシフトクロック信号(DCLK)と共に送信している。シフトクロック信号(DCLK)は、クロック有効信号(AEP)がLレベルの間のみ出力される。そして、各ラインの最後を示すタイミングでエンド信号(WRP)がHレベルで出力される。
図4に示すように、コントローラ2は、表示パネル部30の縦列方向のラインを示す表示アドレスY1を出力している間、表示データと、この表示データを取り込むタイミングを示すシフトクロック信号(DCLK)と、このシフトクロック信号が有効であることを示すクロック有効信号(AEP)を出力する。
本実施の形態では、コントローラ2に、16ドットサイズの表示ユニットが4台接続されているので、1ライン全体のドット数は64ドットとなる。従って、コントローラ2からは、表示データX1〜X64が出力され、コントローラ2に接続された最初の表示ユニット3は、インタフェース制御部31が表示データX1〜X64を、順次取り込みながら、後段となる次の表示ユニット3へ送信する。
このとき、カウンター部36bは、自ユニットで表示する表示データを示す表示データ信号(DTA[0:9])が“H”のデータをシフトクロック信号(DCLK)のタイミングでカウントすることで1ライン分の点灯回数の計数を行う。そして、1ライン分の計数を繰り返して全ライン(16ライン)分行うことで表示パネル部30全体の点灯回数を合算する。この合算は、表示パネル部30の稼働開始(使用開始)から現在までの累積となる。
そして、カウンター部36bは、図5に示すように、表示パネル部30全体で点灯した回数を累積した値をLEDの個数である256個で除算することで、1個当たりの平均値を算出して点灯回数情報とし、点灯時間判定部36cへ出力する(ステップS10)。これは、1回(1ビット)の点灯時間が約1msであるため、この1回の点灯時間に点灯回数を乗算することでLEDが点灯した時間が算出できるので、カウンター部36bが出力する点灯回数情報は回数値であっても、回数を時間に換算した値であってもよい。
点灯時間判定部36cは、メモリ部38から輝度低下情報を読み出す(ステップS20)。そして点灯時間判定部36cは、カウンター部36bからの点灯回数情報とメモリ部38から読み出した輝度低下時間情報とを比較し、輝度が所定以下であるか否かを判定する(ステップS30)。ここで輝度低下時間情報について、図6に基づいて説明する。図6は、点灯時間と相対輝度との関係を示す輝度低減曲線グラフである。
LEDは、長時間点灯すると一定時間までは緩やかに輝度が減衰するが、所定時間を超えると輝度低下の傾きが徐々に増加する一般的な特性を有している。本実施の形態に係る表示ユニット3で採用しているLEDでは、図5に示すように点灯時間が10000時間(相対輝度約95%)を超えた辺りから輝度低下の傾きが徐々に増加する傾向が現れる。従って、この輝度の変化が現れる10000時間を調整開始閾値とし、1000時間から2000時間の間の時間ごとを微調整閾値としてメモリ部38に設定しておく。
この調整開始閾値は、輝度低下が著しくなり始める時間とする以外に、一律に所定割合低下となる時間とすることも可能である。これは、LEDが点灯当初の輝度からなだらかに低下していく途中でも所定割合以下となったことで観察者に違和感を与え始めることが心配されるからである。
このようにメモリ部38には、調整開始閾値と微調整閾値とが輝度低下時間情報として格納されている。
点灯時間判定部36cは、まず点灯回数情報を調整開始閾値と比較し、点灯回数情報が調整開始閾値未満である場合には表示パネル部30の電流調整を行わず表示データの計数を継続するために、ステップS10へ移行する。
点灯回数情報が調整開始閾値以上となった場合には、輝度が所定以下であると判定して、駆動電流調整部36aへ通知する。
駆動電流調整部36aは、メモリ部38から電流対輝度特性情報を読みだし、この電流対輝度特性情報に基づいて表示パネル部30への電流を増加させる(ステップS40)。ここで、メモリ部38に格納される電流対輝度特性情報について、図7に基づいて説明する。図7は、LEDの順電流と相対光度との関係を示すグラフである。
例えば、使用開始時の輝度を100%としたときに、輝度が約95%に低下したときの点灯時間を調整開始閾値とする。そして、LEDの定格順電流(使用開始時の電流)を20mAとすると、使用開始時の輝度から5%増加させた105%の順電流が21mAである(図7参照)。従って、駆動電流調整部36aは、点灯時間判定部36cから点灯回数情報が調整開始閾値以上となった旨の通知があると、ボリューム部37に表示パネル部30の各LEDに順電流が21mAほど流れるような値を設定する。この設定によりLEDドライバ部34は表示パネル部30に設定の応じた電流を駆動することで、表示パネル部30の輝度を増加させる。この輝度の増加により表示ユニット3の表示パネル部30は、他の表示ユニット3とほぼ同等の輝度となるので、観察者から見て表示パネル部30のLEDに劣化が生じていることを気付かせにくくすることができる。
このように、長時間点灯した自ユニットの表示パネル部30の輝度のみを向上させることで、他の表示ユニット3との通信が必要ないので、表示ユニット3間で複雑な輝度制御が不必要である。また、自ユニットの表示パネル部30の輝度を向上させることで、他の表示ユニット3の表示パネル部30の輝度には影響を与えないので、全体の輝度が低下しない。従って、観察者に違和感を与えにくくすることができる。
次に、点灯時間判定部36cは、調整開始閾値に基づいて点灯時間の判定を行った以降、微調整閾値に基づいて順次判定を行う。つまり、点灯時間判定部36cは、点灯回数情報と最初の微調整閾値とを比較する。最初の微調整閾値は、例えば、輝度が約93%に低下したときの点灯時間とする。点灯時間判定部36cは、点灯回数情報が最初の微調整閾値以上となった場合には、輝度が所定以下であると判定して駆動電流調整部36aへその旨を通知する。
駆動電流調整部36aは、点灯時間判定部36cから通知を受けると、調整開始閾値に基づいて判定したときと同様に、表示パネル部30の輝度を増加させる調整を行う。更に、点灯時間判定部36cは、点灯回数情報と2番目の微調整閾値とを比較して判定を行う。
点灯時間判定部36cが調整開始閾値に基づいて判定した後、順次、調整開始閾値に基づいて判定することにより、LEDが所定輝度に低下した後に急激に輝度が低下する特性に追従するように輝度調整を行うことができる。従って、より一層違和感のない表示画面とすることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本実施の形態では、点光源であるLEDがマトリックス状に配列された表示ユニット3を、更にマトリックス状に配列した表示装置1を例に説明したが、光源をランプに使用したプロジェクターを複数台マトリックス状に配列した特許文献1に記載のマルチディスプレイ装置でも本発明を適用することで同様の効果を得ることが可能である。この場合には、カウンター部36bは、点灯時間の合算や平均を行うことなく点灯回数を累積することで点灯回数情報を計数すればよい。
本発明は、輝度制御が簡便であり、かつ観察者に違和感を与えにくくすることができるので、表示データに応じて点灯または滅灯する発光手段と、この発光手段を点灯させるときの電流を供給する電流供給手段とを備えた表示ユニットおよび表示装置並びに表示ユニットの輝度調整方法に好適である。
本発明の実施の形態に係る表示ユニットを使用した表示装置を示す図 図1に示す表示ユニットの構成を示す図 コントローラから出力される1ラインごとの信号のタイミングを説明するためのタイムチャート コントローラから出力される1ライン分の信号のタイミングを説明するためのタイムチャート 本発明の実施の形態に係る表示ユニットの動作を説明するためのフローチャート 点灯時間と相対輝度との関係を示す輝度低減曲線グラフ LEDの順電流と相対光度との関係を示すグラフ
符号の説明
1 表示装置
2 コントローラ
3 表示ユニット
30 表示パネル部
31 インタフェース制御部
32 フレームバッファメモリ部
33 表示制御部
34 LEDドライバ部
35 コマンド制御部
36 輝度制御部
36a 駆動電流調整部
36b カウンター部
36c 点灯時間判定部
37 ボリューム部
38 メモリ部
39 制御レジスタ部

Claims (6)

  1. 表示データに応じて点灯または滅灯する発光手段と、
    前記発光手段を点灯させるときの電流を供給する電流供給手段と、
    前記発光手段を点灯させる表示データの数を累積することで、前記発光手段の点灯回数を計数して点灯回数情報として出力する計数手段と、
    前記発光手段の点灯回数に対応する点灯時間に応じた輝度低下の特性を示す輝度低下時間情報が格納される記憶手段と、
    前記計数手段により計数された点灯回数情報と前記記憶手段から読み出された輝度低下時間情報とに基づいて、前記発光手段が所定の輝度低下したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記発光手段の輝度が所定以下と判定されたときに、前記電流供給手段による自ユニットの発光手段への電流の増加を指示する駆動電流調整手段と
    を備えた表示ユニット。
  2. 前記記憶手段には、前記発光手段に通電する電流と、通電した電流に対する輝度との関係を示す電流対輝度特性情報が格納され、
    前記駆動電流調整手段は、自ユニットの発光手段の輝度が所定以下と判定されたときに、当該自ユニットの発光手段の輝度と、他の表示ユニットの発光手段の輝度とが同等となるように、前記電流対輝度特性情報に基づいて、自ユニットの発光手段への電流の増加を前記電流供給手段へ指示する請求項1記載の表示ユニット。
  3. 前記発光手段は、複数の点光源により構成され、
    前記計数手段は、前記複数の点光源に対するそれぞれの表示データを合算して累積し、平均値を算出して前記複数の点光源の点灯回数情報とし、
    前記判定手段は、この点灯回数情報と前記記憶手段に格納された輝度低下時間情報に基づいて、前記発光手段が所定の輝度低下したか否かを判定し、
    前記駆動電流調整手段は、前記判定手段により前記発光手段の輝度が所定以下と判定されたときに、前記複数の点光源全部への電流の増加を前記電流供給手段へ指示する請求項1または2記載の表示ユニット。
  4. 前記記憶手段には、輝度低下時間情報として、前記発光手段の輝度が所定以下となったことを示す調整開始閾値と、この調整開始閾値から所定輝度低下ごとに設定された微調整閾値とが格納され、
    前記判定手段は、点灯回数情報と調整開始閾値とに基づいて判定し、前記発光手段の輝度が調整開始閾値以下と判定した以降、点灯回数情報を順次、微調整閾値と比較し判定する請求項1から3のいずれかの項に記載の表示ユニット。
  5. 前記請求項1から4のいずれかの項に記載の表示ユニットがマトリックス状に配列された表示装置。
  6. 表示データに応じて点灯または滅灯する発光手段と、
    前記発光手段を点灯させるときの電流を供給する電流供給手段とを備えた表示装置の電流制御方法において、
    前記発光手段を点灯させる表示データの数を累積することで、前記発光手段の点灯回数を計数して点灯回数情報とし、
    前記発光手段の点灯回数に対応する点灯時間に応じた輝度低下の特性を示す輝度低下時間情報が格納された記憶手段からこの輝度低下時間情報を読み出し、
    前記計数手段により計数された点灯回数情報と、前記記憶手段から読み出された輝度低下時間情報に基づいて、前記発光手段が所定の輝度低下したか否かを判定し、
    前記発光手段の輝度が所定以下と判定されたときに、前記電流供給手段による自ユニットの発光手段への電流の増加を指示する表示ユニットの輝度調整方法。
JP2008279451A 2008-10-30 2008-10-30 表示ユニットおよび表示装置並びに表示ユニットの輝度調整方法 Pending JP2010107715A (ja)

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