JP2010107393A - 車両停止状態の検出装置、検出方法およびアライメント調整装置 - Google Patents

車両停止状態の検出装置、検出方法およびアライメント調整装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アライメントの調整作業のような、停止状態の車両に対して外部から施す作業の自動化を実現するために、車両の停止状態を精度良く検出することができる車両停止状態の検出装置および検出方法と、この検出装置および検出方法を適用したアライメント調整装置を提供する。
【解決手段】演算装置8によって、例えば左前タイヤ11では、距離センサ群3によって検出された点A(11)、点B(11)、点C(11)を頂点として形成される三角形S1の重心点G(11)から、左前タイヤ11の評価点(点G(11))を検出して、かつ、距離センサ群3によって検出された点F(15)から、左前フェンダー15の評価点(点F(15))を検出して、各タイヤ11・12・13・14の各評価点(点G(11)〜点G(14))と、各フェンダー15・16・17・18の各評価点(点F(15)〜点F(18))に基づいて、車両100の停止状態を検出する。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両の停止状態を検出する検出装置および検出方法と、その検出装置および検出方法を用いたアライメント調整装置の技術に関する。
自動車等の車両のアライメント調整を行う作業においては、車両をアライメント調整装置上の所定位置に停止させる必要がある。
従来、車両をアライメント調整装置上の所定位置に位置決めする一般的な方法としては、車輪止めやガイドを用いた方法がある。係る方法では、車両の前後方向の基準となる位置に車輪止めを設け、作業者が車両を運転操作して、車輪止めに車輪(タイヤ)を当接させて車両を停止させることによって、車両の前後方向の位置決めを行い、また、車両の左右方向の基準となる位置にガイドを設け、作業者が車両を運転操作して、ガイドにタイヤを沿わせて車両を停止させることによって、車両の左右方向の位置決めを行っている。
しかしながら、車両は車種ごとにタイヤの大きさや幅等が異なってくるため、係る位置決め方法では、位置決め精度を確保することが困難であった。
このため、従来の位置決め方法では、車両の停止位置にばらつきが生じるため、車両の外部や内部に配置されている調整部位に対して、調整用器具を周囲に接触させること無く自動的に宛がうことが困難となり、アライメントの調整作業を自動化することが出来なかった。つまり、アライメントの調整作業に代表されるように、車両に対して外部から調整用器具を所定位置に宛がうことが必要となる作業を自動化するためには、その前提として車両の停止状態を正確に検出することが求められる。ここでいう車両の停止状態とは、車両の停止位置および停止姿勢を含む概念である(以下においても同じ)。
従来、車両の位置を検出する技術としては、例えば、以下に示す特許文献1にその技術が開示され、公知となっている。
係る特許文献1に示された従来技術では、車両のタイヤが通過する位置にエリアセンサを配置しておき、エリアセンサの監視範囲をタイヤが通過する際に、エリアセンサの受光部位が遮られオフ信号となる時間を計測して信号処理装置に入力し、係る信号処理装置によって、オフ信号の長さから、タイヤの中心位置を特定することによって、車両位置を検出する構成としている。
しかしながら、係る特許文献1に示された従来技術でも、車両の停止状態を精度良く検出することが困難であった。
特開2000−331281号公報
本発明は、係る現状を鑑みてなされたものであり、例えば、アライメントの調整作業のような、停止状態の車両に対して外部から施す作業の自動化を実現するために、車両の停止状態を精度良く検出することができる車両停止状態の検出装置および検出方法と、この検出装置および検出方法を適用したアライメント調整装置を提供することを課題としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、複数のタイヤと、前記複数のタイヤのそれぞれに対応する複数のフェンダーが形成されるボディと、を備える車両の停止状態を検出する装置であって、前記複数のタイヤおよび前記複数のフェンダーのそれぞれに対応する複数の距離センサ群と、前記複数の距離センサ群が接続される演算装置と、を備え、前記各距離センサ群は、前記距離センサ群に対応する前記タイヤの外側面の前部を走査して、該前部において、前記タイヤが該タイヤの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第一の点として検出する前部距離センサと、前記距離センサ群に対応する前記タイヤの外側面の後部を走査して、該後部において、前記タイヤが該タイヤの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第二の点として検出する後部距離センサと、前記距離センサ群に対応する前記タイヤの外側面の上部を走査して、該上部において、前記タイヤが該タイヤの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第三の点として検出する上部距離センサと、前記距離センサ群に対応する前記フェンダーを走査して、該フェンダーにおいて、該フェンダーが前記ボディの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第四の点として検出するフェンダー部距離センサと、をそれぞれ備え、前記演算装置によって、前記距離センサ群によって検出された前記第一、第二および第三の点を頂点として形成される三角形の重心点の座標から、前記タイヤの評価点を検出し、かつ、前記距離センサ群によって検出された前記第四の点の座標から、前記フェンダーの評価点を検出して、前記複数のタイヤについて検出されたそれぞれの評価点の座標と、前記複数のフェンダーについて検出されたそれぞれの評価点の座標と、に基づいて、前記車両の停止状態を検出するものである。
請求項2においては、前記上部距離センサは、前記フェンダー部距離センサを兼ねるものである。
請求項3においては、前記複数の距離センサ群は、非接触式の距離センサによって構成され、対応する前記複数のタイヤから所定の距離だけ離間した位置に配置されるものである。
請求項4においては、前記複数の距離センサ群は、レーザーセンサによって構成されるものである。
請求項5においては、複数のタイヤと、前記複数のタイヤのそれぞれに対応する複数のフェンダーが形成されるボディと、を備える車両の停止状態を検出する方法であって、前記複数のタイヤおよび前記複数のフェンダーのそれぞれに対応する複数の距離センサ群と、前記複数の距離センサ群が接続される演算装置と、を備え、前記タイヤの外側面の前部において、前記タイヤが該タイヤの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第一の点として検出し、かつ、前記タイヤの外側面の後部において、前記タイヤが該タイヤの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第二の点として検出し、かつ、前記タイヤの外側面の上部において、前記タイヤが該タイヤの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第三の点として検出して、検出された前記第一、第二および第三の点を頂点として形成される三角形の重心点を前記タイヤの評価点とするとともに、前記フェンダーにおいて、前記フェンダーが前記ボディの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第四の点として検出して、検出された前記第四の点を前記フェンダーの評価点とし、前記演算装置によって、前記複数のタイヤについて検出されたそれぞれの評価点の座標と、前記複数のフェンダーについて検出されたそれぞれの評価点の座標と、に基づいて、前記車両の停止状態を検出するものである。
請求項6においては、前記第一の点は、対応する前記タイヤの外側面の前部を走査する前部距離センサによって検出し、前記第二の点は、対応する前記タイヤの外側面の後部を走査する後部距離センサによって検出し、前記第三の点は、対応する前記タイヤの外側面の上部を走査する上部距離センサによって検出し、前記第四の点は、対応する前記フェンダーを走査するフェンダー部距離センサによって検出するものである。
請求項7においては、前記第四の点は、前記フェンダー部距離センサを兼ねる前記上部距離センサによって検出するものである。
請求項8においては、前記距離センサ群は、対応する前記複数のタイヤから所定の距離だけ離間した位置に配置され、非接触で前記第一、第二、第三および第四の点を検出するものである。
請求項9においては、前記距離センサ群は、レーザーセンサによって構成されるものである。
請求項10においては、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の車両停止状態の検出装置を備え、前記車両停止状態の検出装置による車両の停止状態の検出結果に基づいて、前記車両の停止状態を調整するものである。
請求項11においては、前記演算装置によって、前記検出装置による前記車両の停止状態の検出結果と、前記車両の理想的な停止状態とのズレを検出して、前記ズレが予め定めた閾値未満である場合には、前記車両のアライメントを自動調整し、前記ズレが予め定めた閾値を越えている場合には、前記車両の停止状態を調整するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、車両の大きさや形状に係わらず、車両の停止状態を検出することができ、また、ボディの停止状態と、タイヤの停止状態をそれぞれ検出することができるため、精度良く車両の停止状態を検出することができる。
請求項2においては、使用する距離センサの数量を削減し、車両停止状態の検出装置をより簡易な構成とすることができる。
請求項3においては、車両の位置決めを容易に行うことができる。
請求項4においては、車両の停止状態の検出精度を確保することができる。
請求項5においては、ボディの停止状態と、タイヤの停止状態をそれぞれ検出することができるため、精度良く車両の停止状態を検出することができる。
請求項6においては、車両の大きさや形状に係わらず、車両の停止状態を検出することができる。
請求項7においては、使用する距離センサの数量を削減し、車両停止状態の検出装置をより簡易な構成とすることができる。
請求項8においては、車両の位置決めを容易に行うことができる。
請求項9においては、車両の停止状態の検出精度を確保することができる。
請求項10においては、車両の大きさや形状に係わらず、車両の停止状態を精度良く検出することができ、アライメント調整作業の自動化を実現することができる。
請求項11においては、アライメント調整作業の際に、調整機がボディと接触することが防止できる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず始めに、本発明の一実施例に係る車両停止状態検出装置の全体構成について、図1〜図4を用いて説明をする。図1は本発明の一実施例に係る車両停止状態検出装置の全体構成を示すブロック図、図2は本発明の一実施例に係る車両停止状態検出装置の全体構成を示す左側面模式図、図3は本発明の一実施例に係る車両停止状態検出装置の全体構成を示す右側面模式図、図4は本発明の一実施例に係る車両停止状態検出装置の全体構成を示す平面模式図である。
尚、図2〜図4に示す如く、本実施例では、説明の便宜上、三次元座標系を規定しており、車両の長さ(前後)方向に対応するX軸と、車両の幅(左右)方向に対応するY軸と、車両の高さ(上下)方向に対応するZ軸と、を規定している。そして、車両が後進する方向をX軸の正方向とし、車両の前進方向(X軸の負方向)に向かって右方向をY軸の正方向とし、車両の上方向をZ軸の正方向としている。
図1に示す如く、本発明の一実施例に係る車両停止状態検出装置1は、車両の停止状態を検出するための装置であり、検出部2、コントローラ7、演算装置8等により構成されている。
検出部2は、検出対象物たる車両の停止状態を直接検出するための部位であり、複数の距離センサ群3・4・5・6によって構成されている。そして、各距離センサ群3・4・5・6には、それぞれに前部距離センサ3a・4a・5a・6aと、後部距離センサ3b・4b・5b・6bと、上部距離センサ3c・4c・5c・6cが備えられている。
コントローラ7は、前述した各距離センサ(即ち、各前部距離センサ3a・4a・5a・6a、各後部距離センサ3b・4b・5b・6bおよび各上部距離センサ3c・4c・5c・6c)によって検出された信号を集約し、各信号の同期処理を施すことができる装置であり、各距離センサは、全てコントローラ7に接続されている。
また、コントローラ7は、PCによって構成される演算装置8に接続されている。
演算装置8には、コントローラ7から入力される各信号に基づいて、車両の停止状態を算出する演算プログラムが組み込まれており、また、車両の停止状態を算出するために必要となる基本データ(即ち、車種に応じた車両のボディの形状データやタイヤの形状データ等)が予め記憶されている。
図2(a)および図3(a)に示す如く、本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出方法の適用対象となる車両100は、前進方向(X軸の負方向)に対して、車両100の左前方に配設される左前タイヤ11と、車両100の右前方に配設される右前タイヤ12と、車両100の左後方に配設される左後タイヤ13と、車両100の右後方に配設される右後タイヤ14と、これらの各タイヤ11・12・13・14によって支持されているボディ10を備えている。
そして、本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出方法では、各タイヤ11・12・13・14の各外側面に、それぞれ前部11a・12a・13a・14a、後部11b・12b・13b・14b、上部11c・12c・13c・14c、と呼ぶ範囲を設定している。
本実施例では、各タイヤ11・12・13・14の内周円に対して上下2本の水平方向の接線と前後2本の鉛直方向の接線を設定して、各タイヤ11・12・13・14の外周円のうち車両の前方側の円弧と、前記上下2本の水平方向の接線と、前記前側の鉛直方向の接線と、によって囲まれる外側面の範囲をそれぞれ前部11a・12a・13a・14aと規定している。
また、各タイヤ11・12・13・14の外周円のうち車両の後方側の円弧と、前記上下2本の水平方向の接線と、前記後側の鉛直方向の接線と、によって囲まれる外側面の範囲をそれぞれ後部11b・12b・13b・14bと規定し、さらに、各タイヤ11・12・13・14の外周円のうち車両の上方側の円弧と、前記前後2本の鉛直方向の接線と、前記上側の水平方向の接線と、によって囲まれる外側面の範囲をそれぞれ上部11c・12c・13c・14cと規定している。
また、タイヤの形状データ等から、検出点が得られる範囲を予め予想することによって、各範囲(即ち、各前部11a・12a・13a・14a、各後部11b・12b・13b・14bおよび各上部11c・12c・13c・14c)をさらに狭めて設定することも可能であり、この場合、検出点の検出精度および検出速度(演算速度)の向上を図ることができる。
また、図2(a)および図3(a)に示す如く、本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出方法では、検出対象物たる車両100のボディ10に形成される各フェンダー15・16・17・18の各外側面に、各フェンダー部15a・16a・17a・18aと呼ぶ範囲を設定している。
本実施例では、各フェンダー15・16・17・18の外側面のうち、各タイヤ11・12・13・14の内周円に対して設定された前記前後2本の鉛直方向の接線によって囲まれる範囲を各フェンダー部15a・16a・17a・18aと規定している。即ち、各フェンダー部15a・16a・17a・18aは上部11c・12c・13c・14cの上方で、同じ前後方向の位置に設定している。
また、ボディの形状データ等から、検出点が得られる範囲を予め予想することによって、各フェンダー部15a・16a・17a・18aをさらに狭めて設定することも可能であり、この場合、検出点の検出精度および検出速度(演算速度)の向上を図ることができる。
そして、図2(b)、図3(b)および図4に示す如く、車両停止状態検出装置1では、各タイヤ11・12・13・14の各周辺部には、各距離センサ(即ち、各前部距離センサ3a・4a・5a・6a、各後部距離センサ3b・4b・5b・6bおよび各上部距離センサ3c・4c・5c・6c)が配設される構成としている。
つまり、図2(a)・(b)に示す如く、左前タイヤ11の周辺部には、該左前タイヤ11に対応させて距離センサ群3が配設され、左前タイヤ11の外側面の前部11aに対応させて前部距離センサ3aが配設され、後部11bに対応させて後部距離センサ3bが配設され、上部11cに対応させて上部距離センサ3cが配設されている。
そして、各距離センサ3a・3b・3cによって、それぞれに対応する各範囲(即ち、前部11a、後部11b、上部11c)を走査することが可能な構成としている。
また、図3(a)・(b)に示す如く、右前タイヤ12の周辺部には、該右前タイヤ12に対応させて距離センサ群4が配設され、右前タイヤ12の外側面の前部12aに対応させて前部距離センサ4aが配設され、後部12bに対応させて後部距離センサ4bが配設され、上部12cに対応させて上部距離センサ4cが配設されている。
そして、各距離センサ4a・4b・4cによって、それぞれに対応する各範囲(即ち、前部12a、後部12b、上部12c)を走査することが可能な構成としている。
また、図2(a)・(b)に示す如く、左後タイヤ13の周辺部には、該左後タイヤ13に対応させて距離センサ群5が配設され、左後タイヤ13の外側面の前部13aに対応させて前部距離センサ5aが配設され、後部13bに対応させて後部距離センサ5bが配設され、上部13cに対応させて上部距離センサ5cが配設されている。
そして、各距離センサ5a・5b・5cによって、それぞれに対応する各範囲(即ち、前部13a、後部13b、上部13c)を走査することが可能な構成としている。
また、図3(a)・(b)に示す如く、右後タイヤ14の周辺部には、該右後タイヤ14に対応させて距離センサ群6が配設され、右後タイヤ14の外側面の前部14aに対応させて前部距離センサ6aが配設され、後部14bに対応させて後部距離センサ6bが配設され、上部14cに対応させて上部距離センサ6cが配設されている。
そして、各距離センサ6a・6b・6cによって、それぞれに対応する各範囲(即ち、前部14a、後部14b、上部14c)を走査することが可能な構成としている。
また、各距離センサ(即ち、各前部距離センサ3a・4a・5a・6a、各後部距離センサ3b・4b・5b・6bおよび各上部距離センサ3c・4c・5c・6c)には、非接触式の距離センサが採用されており、各タイヤ11・12・13・14から所定の距離だけ離間した位置に配置されている。
即ち、本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出装置(即ち、車両停止状態検出装置1)および本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出方法では、各距離センサ群3・4・5・6は、非接触式の距離センサによって構成され、対応する各タイヤ11・12・13・14から所定の距離だけ離間した位置に配置されるものである。
このような構成により、車両100の位置決めを容易に行うことができる。
次に、本発明の一実施例に係る車両停止状態検出装置による車両停止状態の検出状況について、図5を用いて説明をする。図5は本発明の一実施例に係る車両停止状態検出装置による車両停止状態の検出状況を示す斜視図である。尚、ここでは各タイヤ11・12・13・14を代表して左前タイヤ11の周辺部における車両停止状態の検出状況を例示して説明をするが、その他の各タイヤ12・13・14の各周辺部における車両停止状態の検出状況はこれと同様であるため、その他の各タイヤ12・13・14に関する説明は、便宜上割愛している。
図5に示す如く、前部距離センサ3aによって、左前タイヤ11の前部11aが全面的に走査され、前部距離センサ3aから前部11aまでの距離が計測される。そして、この計測結果は、演算装置8に入力される。
そして、前部距離センサ3aによる計測結果に基づいて、演算装置8による演算がなされて、前部11aの表面形状が検出される。
さらに、検出された前部11aの表面形状に基づいて、演算装置8によって、前部11aにおいて、左前タイヤ11の外側面方向(Y軸の負方向)に最も膨出している点(言い換えれば、前部11aにおいて前部距離センサ3aとの距離が最も近い点)Aが検出される。尚、点Aが、どのタイヤに対して検出されたものかを区別するために、左前タイヤ11の前部11aに対して検出されたものは、以後、点A(11)と記載するものとする。同様に、右前タイヤ12の前部12aに対して検出されたものは点A(12)と記載し、左後タイヤ13の前部13aに対して検出されたものは点A(13)と記載し、右後タイヤ14の前部14aに対して検出されたものは点A(14)と記載する。
また、前部距離センサ3aによる計測と同時に、後部距離センサ3bによって、左前タイヤ11の後部11bが全面的に走査され、後部距離センサ3bから後部11bまでの距離が計測される。そして、この計測結果は、演算装置8に入力される。
そして、後部距離センサ3bによる計測結果に基づいて、演算装置8による演算がなされて、後部11bの表面形状が検出される。
さらに、検出された後部11bの表面形状に基づいて、演算装置8によって、後部11bにおいて、左前タイヤ11の外側面方向(Y軸の負方向)に最も膨出している点(言い換えれば、後部11bにおいて後部距離センサ3bとの距離が最も近い点)Bが検出される。尚、点Bが、どのタイヤに対して検出されたものかを区別するために、左前タイヤ11の後部11bに対して検出されたものは、以後、点B(11)と記載するものとする。同様に、右前タイヤ12の後部12bに対して検出されたものは点B(12)と記載し、左後タイヤ13の後部13bに対して検出されたものは点B(13)と記載し、右後タイヤ14の後部14bに対して検出されたものは点B(14)と記載する。
さらに、前部距離センサ3aおよび後部距離センサ3bによる計測と同時に、上部距離センサ3cによって、左前タイヤ11の上部11cが全面的に走査され、上部距離センサ3cから上部11cまでの距離が計測される。そして、この計測結果は、演算装置8に入力される。
そして、上部距離センサ3cによる上部11cの計測結果に基づいて、演算装置8による演算がなされて、上部11cの表面形状が検出される。
さらに、検出された上部11cの表面形状に基づいて、演算装置8によって、上部11cにおいて、左前タイヤ11の外側面方向(Y軸の負方向)に最も膨出している点(言い換えれば、上部11cにおいて上部距離センサ3cとの距離が最も近い点)Cが検出される。尚、点Cが、どのタイヤに対して検出されたものかを区別するために、左前タイヤ11の上部11cに対して検出されたものは、以後、点C(11)と記載するものとする。同様に、右前タイヤ12の上部12cに対して検出されたものは点C(12)と記載し、左後タイヤ13の上部13cに対して検出されたものは点C(13)と記載し、右後タイヤ14の上部14cに対して検出されたものは点C(14)と記載する。
また、上部距離センサ3cによって、上部11cを全面的に走査するのと同時に、左前フェンダー15のフェンダー部15aが全面的に走査され、上部距離センサ3cからフェンダー部15aまでの距離が計測される。そして、この計測結果は、演算装置8に入力される。
そして、上部距離センサ3cによるフェンダー部15aの計測結果に基づいて、演算装置8による演算がなされて、フェンダー部15aの表面形状が検出される。
さらに、検出されたフェンダー部15aの表面形状に基づいて、演算装置8によって、フェンダー部15aにおいて、左前フェンダー15の外側面方向(Y軸の負方向)に最も膨出している点(言い換えれば、フェンダー部15aにおいて上部距離センサ3cとの距離が最も近い点)Fが検出される。尚、点Fが、どのフェンダーに対して検出されたものかを区別するために、左前フェンダー15のフェンダー部15aに対して検出されたものは、以後、点F(15)と記載するものとする。同様に、右前フェンダー16のフェンダー部16aに対して検出されたものは点F(16)と記載し、左後フェンダー17のフェンダー部17aに対して検出されたものは点F(17)と記載し、右後フェンダー18のフェンダー部18aに対して検出されたものは点F(18)と記載する。
即ち、本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出装置(即ち、車両停止状態検出装置1)および本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出方法では、各上部距離センサ3c・4c・5c・6cは、各フェンダー部15a・16a・17a・18aに対する距離センサ(即ち、フェンダー部距離センサ)を兼ねている。
このような構成により、使用する距離センサの数量を削減し、車両停止状態の検出方法に用いる車両停止状態検出装置1をより簡易な構成とすることができる。
また、本実施例では、各距離センサ(即ち、各前部距離センサ3a・4a・5a・6a、各後部距離センサ3b・4b・5b・6bおよび各上部距離センサ3c・4c・5c・6c)としてレーザーセンサを採用している。これにより、各範囲(即ち、各前部11a・12a・13a・14a、各後部11b・12b・13b・14bおよび各上部11c・12c・13c・14c)に現れる微小な形状変化を検出するために必要な検出精度を確保している。
即ち、本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出装置(即ち、車両停止状態検出装置1)および本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出方法では、各距離センサ群3・4・5・6は、レーザーセンサによって構成されるものである。
このような構成により、車両100の停止状態の検出精度を確保することができる。
次に、本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出方法について、図6および図7を用いて説明をする。図6は本発明の一実施例に係る車両の停止状態検出方法を示す説明図、図7は本発明の一実施例に係る車両の停止状態検出方法を示す説明図である。
図6に示す如く、左前タイヤ11について、距離センサ群3によって計測され、演算装置8によって検出された点A(11)、点B(11)、点C(11)を用いて、三角形S1が形成される。
本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出方法では、演算装置8によって、三角形S1の重心点G(11)の三次元座標を算出し、この重心点G(11)を左前タイヤ11に対する評価点としている。そして、この重心点G(11)の三次元座標と演算装置8に予め記憶されている左前タイヤ11の形状データを用いることにより、左前タイヤ11の停止状態を検出する構成としている。
ここでいう停止状態の概念には、タイヤの前後左右方向の停止位置や、空気圧の増減等に起因するタイヤの潰れ具合や、タイヤの切れ角(舵角)等によって変化するタイヤの停止姿勢が含まれている。
また同様に、右前タイヤ12について、距離センサ群4によって計測され、演算装置8によって検出された点A(13)、点B(13)、点C(13)を用いて、三角形S2が形成され、演算装置8によって、三角形S2の重心点G(12)の三次元座標が算出される。この重心点G(12)を右前タイヤ12に対する評価点としている。そして、この重心点G(12)の三次元座標と演算装置8に予め記憶されている右前タイヤ12の形状データを用いることにより、右前タイヤ12の停止状態を検出する構成としている。
また同様に、左後タイヤ13について、距離センサ群5によって計測され、演算装置8によって検出された点A(13)、点B(13)、点C(13)を用いて、三角形S3が形成され、演算装置8によって、三角形S3の重心点G(13)の三次元座標が算出される。この重心点G(13)を左後タイヤ13に対する評価点としている。そして、この重心点G(13)の三次元座標と演算装置8に予め記憶されている左後タイヤ13の形状データを用いることにより、左後タイヤ13の停止状態を検出する構成としている。
また同様に、右後タイヤ14について、距離センサ群6によって計測され、演算装置8によって検出された点A(14)、点B(14)、点C(14)を用いて、三角形S4が形成され、演算装置8によって、三角形S4の重心点G(14)の三次元座標が算出される。この重心点G(14)を右後タイヤ14に対する評価点としている。そして、この重心点G(14)の三次元座標と演算装置8に予め記憶されている右後タイヤ14の形状データを用いることにより、右後タイヤ14の停止状態を検出する構成としている。
また、各フェンダー15・16・17・18について、各上部距離センサ3c・4c・5c・6cによって計測され、演算装置8によって検出された点F(15)、点F(16)、点F(17)、点F(18)を各フェンダー15・16・17・18についての評価点とし、この各点Fの三次元座標と演算装置8に予め記憶されているボディ10の形状データを比較することにより、ボディ10の停止状態を検出する構成としている。
即ち、本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出方法においては、第一の点たる点A(11)、点A(12)、点A(13)、点A(14)は、対応する各タイヤ11・12・13・14の外側面の各前部11a・12a・13a・14aを走査する各前部距離センサ3a・4a・5a・6aによって検出し、第二の点たる点B(11)、点B(12)、点B(13)、点B(14)は、対応する各タイヤ11・12・13・14の外側面の各後部11b・12b・13b・14bを走査する各後部距離センサ3b・4b・5b・6bによって検出し、第三の点たる点C(11)、点C(12)、点C(13)、点C(14)は、対応する各タイヤ11・12・13・14の外側面の上部11c・12c・13c・14cを走査する各上部距離センサ3c・4c・5c・6cによって検出し、第四の点たる点F(15)、点F(16)、点F(17)、点F(18)は、対応する各フェンダー15・16・17・18を走査するフェンダー部距離センサとして機能する各上部距離センサ3c・4c・5c・6cによって検出している。
このような構成により、車両100の大きさや形状に係わらず、車両100の停止状態を検出することができるため、精度良く車両100の停止状態を検出することができる。
そして、図7(a)に示す如く、左前タイヤ11に対して検出された重心点G(11)と、右前タイヤ12に対して検出された重心点G(12)と、左後タイヤ13に対して検出された重心点G(13)と、右後タイヤ14に対して検出された重心点G(14)と、各フェンダー部15・16・17・18に対してそれぞれ検出された点F(15)・点F(16)・点F(17)・点F(18)の合計8点の三次元座標を総合的に用いて、演算装置8によって、車両100の停止状態を検出する構成としている。
また、本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出方法によれば、ボディ10の停止状態と、各タイヤ11・12・13・14の停止状態を、独立して検出することが可能となるため、例えば、図7(b)に示すように、ボディ10だけがY軸回り(所謂ピッチ方向)に回転しているような車両100の停止状態であっても、精度良く検出することができる。
尚、本実施例で示すように、本発明は一般的な4輪を有する車両に対して適用されるものであるが、本発明を応用すれば、タイヤ(車輪)の数量が4輪以外の車両に対して適用することも容易である。
即ち、本発明の一実施例に係る車両の停止状態検出装置(即ち、車両停止状態検出装置1)は、複数のタイヤ(即ち、各タイヤ11・12・13・14)と、各タイヤ11・12・13・14のそれぞれに対応する複数のフェンダー(即ち、各フェンダー15・16・17・18)が形成されるボディ10と、を備える車両100の停止状態を検出する装置であって、各タイヤ11・12・13・14および各フェンダー15・16・17・18のそれぞれに対応する複数の距離センサ群(即ち、各距離センサ群3・4・5・6)と、各距離センサ群3・4・5・6が接続される演算装置8と、を備え、例えば、距離センサ群3によって例示すれば、該距離センサ群3に対応する左前タイヤ11の外側面の前部11aを走査して、前部11aにおいて、左前タイヤ11が該左前タイヤ11の側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第一の点A(11)として検出する前部距離センサ3aと、距離センサ群3に対応する左前タイヤ11の外側面の後部11bを走査して、該後部11bにおいて、左前タイヤ11が該左前タイヤ11の側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第二の点B(11)として検出する後部距離センサ3bと、距離センサ群3に対応する左前タイヤ11の外側面の上部11cを走査して、該上部11cにおいて、左前タイヤ11が該左前タイヤ11の側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第三の点C(11)として検出する上部距離センサ3cと、距離センサ群3に対応する左前フェンダー15のフェンダー部15aを走査して、該フェンダー部15aにおいて、左前フェンダー15がボディ10の側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第四の点F(15)として検出するフェンダー部距離センサとして機能する上部距離センサ3cと、をそれぞれ備え、演算装置8によって、距離センサ群3によって検出された点A(11)、点B(11)、点C(11)を頂点として形成される三角形S1の重心点G(11)の座標から、左前タイヤ11の評価点(即ち、点G(11))を検出して、かつ、距離センサ群3によって検出された点F(15)の座標から、左前フェンダー15の評価点(即ち、点F(15))を検出して、左前タイヤ11について検出された評価点である点G(11)およびその他の各タイヤ12・13・14について検出されたそれぞれの評価点である点G(12)、点G(13)、点G(14)の座標と、左前フェンダー15について検出された評価点である点F(15)およびその他の各フェンダー16・17・18について検出されたそれぞれの評価点である点F(16)、点F(17)、点F(18)の座標と、に基づいて、車両100の停止状態を検出している。
また、本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出方法は、複数のタイヤ(即ち、各タイヤ11・12・13・14)と、各タイヤ11・12・13・14のそれぞれに対応する複数のフェンダー(即ち、各フェンダー15・16・17・18)が形成されるボディ10と、を備える車両100の停止状態を検出する方法であって、各タイヤ11・12・13・14および各フェンダー15・16・17・18のそれぞれに対応する複数の距離センサ群(即ち、各距離センサ群3・4・5・6)と、各距離センサ群3・4・5・6が接続される演算装置8と、を備え、例えば、左前タイヤ11について例示すると、該左前タイヤ11の外側面の前部11aにおいて、左前タイヤ11が該左前タイヤ11の側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第一の点A(11)として検出し、かつ、左前タイヤ11の外側面の後部11bにおいて、左前タイヤ11が該左前タイヤ11の側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第二の点B(11)として検出し、かつ、左前タイヤ11の外側面の上部11cにおいて、左前タイヤ11が該左前タイヤ11の側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第三の点C(11)として検出して、検出された点A(11)、点B(11)、点C(11)を頂点として形成される三角形S1の重心点G(11)を左前タイヤ11の評価点とするとともに、左前フェンダー15のフェンダー部15aにおいて、左前フェンダー15がボディ10の側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第四の点F(15)として検出して、検出された点F(15)を左前フェンダー15の評価点とし、演算装置8によって、複数の各タイヤ11・12・13・14について検出されたそれぞれの評価点(即ち、点G(11)、点G(12)、点G(13)、点G(14))の座標と、各フェンダー15・16・17・18について検出されたそれぞれの評価点(即ち、点F(15)、点F(16)、点F(17)、点F(18))の座標と、に基づいて、車両100の停止状態を検出している。
このような構成により、車両100の大きさや形状に係わらず、車両100の停止状態を検出することができ、また、ボディ10の停止状態と、各タイヤ11・12・13・14の停止状態をそれぞれ検出することができるため、精度良く車両100の停止状態を検出することができる。
次に、本発明の一実施例に係るアライメント調整装置について、図8および図9を用いて説明をする。図8は本発明の一実施例に係るアライメント調整装置の全体構成を示すブロック図、図9は本発明の一実施例に係るアライメント調整装置の全体構成を示す側面模式図である。
アライメント調整装置は、車両のタイヤのトー角を調整するための装置であり、係るトー角を検出するためのトー角検出装置を備えている。このトー角検出装置は、あくまでトー角を検出するための装置であって、トー角の調整作業は、未だ自動化されておらず、作業者によって調整作業が行われる構成が一般的である。
図8に示す如く、本発明の一実施例に係るアライメント調整装置20には、前述した本発明の一実施例に係る車両停止状態検出装置1が備えられており、その他、制御装置21、調整機22、モニタ23、操作スイッチ24等から構成されている。尚、本実施例では、車両停止状態検出装置1が備えている検出部2によって、前述したトー角検出装置を兼用する構成としている。
制御装置21は、アライメント調整装置20の各部(例えば、調整機22)を制御するための装置であり、演算装置8と接続されている。そして、演算装置8から、車両停止状態検出装置1による車両の停止状態の検出結果が、制御装置21に入力される。
調整機22は、制御装置21から送られる制御信号に基づいて制御される装置である。図11に示す如く、本実施例で示す調整機22は、ボルトやナット等を締めたり緩めたりすることができる工具としての機能を発揮する工具部22cを備えるスライド部22aと、係る工具部22cを所望する位置に導くロボットとしての機能を発揮するロボット部22bを備えており、制御装置21によって制御されて、任意の位置に存在するボルトやナット等の締め具合を自動的に調整することができる装置として構成されている。
尚、本実施例では、ロボット部22bのガイド22dに沿って、スライド部22aがスライドする機構を備えた簡易な機構を有する調整機22を例示しているが、例えば、ロボット部22bを多関節型のロボットアームとするような構成も可能であり、該ロボットアームの手先部分に工具部を備える構成とすることも可能である。
モニタ23は、制御装置21に接続されるディスプレイ装置であり、制御装置21に入力された車両停止状態検出装置1による車両の停止状態の検出結果等が表示され、アライメント調整を行う作業者が、車両の状態等を知ることができる構成としている。
操作スイッチ24は、制御装置21に接続されるスイッチであり、車両100の近傍で作業者が操作することができる操作部24aを備えている。そして、作業者が車両の停止状態等を確認した上で、作業者が操作スイッチ24の操作を行うことによって、その時点で初めて制御装置21による調整機22の自動制御が許可される構成とするものである。
次に、本発明の一実施例に係るアライメント調整装置によるアライメントの自動調整状況について、図10〜図12を用いて説明をする。図10は本発明の一実施例に係るアライメント調整装置によるアライメント調整作業を示す作業フロー図、図11は本発明の一実施例に係るアライメント調整装置によるトー角の自動調整状況(調整前)を示す側面模式図、図12は本発明の一実施例に係るアライメント調整装置によるトー角の自動調整状況(調整中)を示す側面模式図である。
図10に示す如く、本発明の一実施例に係るアライメント調整装置20によるアライメントの調整作業では、まず始めに、作業者が車両100を運転操作して、アライメント調整装置20に搬入する(STEP−1)。
次に、作業者はおおまかな位置決めをしつつ、車両100を所定の停止位置に停止させる(STEP−2)。
次に、車両100を所定の停止位置に停止されると、車両停止状態検出装置1によって、車両100の停止状態が検出される(STEP−3)。
ここで、車両停止状態検出装置1によって検出された車両100の停止状態に基づく判定がなされる(STEP−4)。
この(STEP−4)では、演算装置8によって、車両停止状態検出装置1によって検出された車両100の停止状態と、設計上定められた所定の(理想的な)停止状態とを比較して、各軸方向および各軸周りのズレ量をそれぞれ算出し、各ズレ量が予め規定した閾値未満であるかを確認することによって判定を行っている。この判定は、以下に示す数式1によって行っている。
ここでは、X軸に対する判定式を例示する。
尚、前輪のX軸方向のズレ量(より詳しくは、左前タイヤ11および右前タイヤ12のX軸方向のズレ量の平均値)をΔX、後輪のズレ量(より詳しくは、左前タイヤ11および右前タイヤ12のX軸方向のズレ量の平均値)をΔX、ボディのX軸方向のズレ量をΔX、前輪のX軸回りのズレ角度(より詳しくは、左前タイヤ11および右前タイヤ12のX軸回りのズレ角度の平均値)をΔθXF、後輪のズレ角度(より詳しくは、左前タイヤ11および右前タイヤ12のX軸回りのズレ角度の平均値)をΔθXR、ボディのX軸回りのズレ角度をΔθXV、閾値をxとしている。
Figure 2010107393
そして、同様の判定をその他の軸(Y軸、Z軸)に対しても行って、各軸に対する判定のうちいずれか一つでも判定式を満足しない場合には、操作スイッチ24の操作を無効化した上で(STEP−5)、そのズレ量をモニタ23に表示して(STEP−6)、作業者が、どの方向に、どの程度の距離で、車両100の停止状態を修正すればよいかを判断するための情報を提示する。
そして、作業者が、モニタ23に表示された基準に基づいて、車両100の停止状態を修正し(STEP−7)、再度、車両停止状態検出装置1によって、車両100の停止状態が検出され(STEP−3)、各軸方向および各軸周りの各ズレ量が、全て予め規定した閾値未満となるまで、(STEP−3)〜(STEP−7)が繰り返し実行される。
また、各軸に対する判定をすべて満足した場合には、その旨をモニタ23に表示して(STEP−8)、作業者による操作スイッチ24の操作を促す。そして、作業者によって、操作スイッチ24の操作(例えば、操作部24aが引かれる)がなされると(STEP−9)、その後、制御装置21による調整機22の自動制御サイクルが開始される(STEP−10)。
図11に示す如く、アライメント調整作業において、トー角の調整部位となるタイロッド26は、例えば、ボディ10に形成されている凹部25の内部深くに配置されている場合がある。従来は、ロボット等で自動的にタイロッド26に工具を宛がおうとすると、車両100の停止状態が正確に把握されていないために、その工具がボディ10等に接触する可能性があった。このため、トー角を調整する作業は、その都度作業者によって行われていた。そしてこのことが、アライメント調整作業の自動化を阻害する要因となっていた。
本発明の一実施例に係るアライメント調整装置20では、車両停止状態検出装置1によって、車両の停止状態を精度良く把握することが可能であるため、演算装置8からの情報に基づいて、制御装置21によって、調整機22を挿入するべき位置や角度を精度良く調整することが可能である。
そして、図12に示す如く、調整機22のスライド部22aを、凹部25に対して、ボディ10等に接触させることなく挿入することができ、そして、凹部25の内部深くに配置されるタイロッド26に対して、スライド部22a先端に形成されている工具部22cを、精度良く宛がうことが可能となっている。これにより、作業者によらず、調整機22によって、タイロッド26を締めたり緩めたりすることが可能となる。そして、検出部2によって、車両100のトー角をリアルタイムで検出しながら、制御装置21によって調整機22の動作を制御して、タイロッド26の締め具合を調整することが可能となる。つまり、アライメント調整装置20を用いることによって、車両100に対するトー角の調整作業を、自動化することが可能となる。
即ち、本発明の一実施例に係るアライメント調整装置20では、演算装置8によって、車両停止状態検出装置1による車両100の停止状態の検出結果と、車両100の理想的な停止状態とのズレを検出して、前記ズレが予め定めた閾値x未満である場合には、車両100のアライメントを自動調整し、前記ズレが予め定めた閾値xを越えている場合には、車両100の停止状態を調整している。
このような構成により、アライメント調整作業の際に、調整機22がボディ10と接触することが防止できる。
そして、車両100のトー角を調整する作業等が完了し、制御装置21による調整機22の自動制御サイクルが全て終了されると(STEP−11)、一連のアライメント調整装置20によるアライメントの自動調整作業が完了される。
即ち、本発明の一実施例に係るアライメント調整装置20は、車両停止状態検出装置1を備え、該車両停止状態検出装置1による車両100の停止状態の検出結果に基づいて、車両100の停止状態を調整している。
このような構成により、車両100の大きさや形状に係わらず、車両100の停止状態を精度良く検出することができるため、アライメント調整作業の自動化を実現できる。
本発明の一実施例に係る車両停止状態検出装置の全体構成を示すブロック図。 (a)本発明の一実施例に係る車両停止状態検出装置の全体構成を示す左側面模式図、(b)本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出方法における検出範囲の設定状況を示す左側面模式図。 (a)本発明の一実施例に係る車両停止状態検出装置の全体構成を示す右側面模式図、(b)本発明の一実施例に係る車両停止状態の検出方法における検出範囲の設定状況を示す右側面模式図。 本発明の一実施例に係る車両停止状態検出装置の全体構成を示す平面模式図。 本発明の一実施例に係る車両停止状態検出装置による車両停止状態の検出状況を示す斜視図。 本発明の一実施例に係る評価点の検出方法を示す説明図。 本発明の一実施例に係る車両の停止状態検出方法を示す模式図、(a)停止状態の検出方法を示す説明図、(b)ボディのみが傾斜している停止状態を例示する模式図。 本発明の一実施例に係るアライメント調整装置の全体構成を示すブロック図。 本発明の一実施例に係るアライメント調整装置の全体構成を示す側面模式図。 本発明の一実施例に係るアライメント調整装置によるアライメント調整作業を示す作業フロー図。 本発明の一実施例に係るアライメント調整装置によるトー角の自動調整状況(調整前)を示す側面模式図。 本発明の一実施例に係るアライメント調整装置によるトー角の自動調整状況(調整中)を示す側面模式図。
符号の説明
1 車両停止状態検出装置
2 検出部
3 距離センサ群
3a 前部距離センサ
3b 後部距離センサ
3c 上部距離センサ
4 距離センサ群
4a 前部距離センサ
4b 後部距離センサ
4c 上部距離センサ
5 距離センサ群
5a 前部距離センサ
5b 後部距離センサ
5c 上部距離センサ
6 距離センサ群
6a 前部距離センサ
6b 後部距離センサ
6c 上部距離センサ
8 演算装置
10 ボディ
11 左前タイヤ
11a 前部
11b 後部
11c 上部
15 左前フェンダー
15a フェンダー部
100 車両

Claims (11)

  1. 複数のタイヤと、
    前記複数のタイヤのそれぞれに対応する複数のフェンダーが形成されるボディと、
    を備える車両の停止状態を検出する装置であって、
    前記複数のタイヤおよび前記複数のフェンダーのそれぞれに対応する複数の距離センサ群と、
    前記複数の距離センサ群が接続される演算装置と、
    を備え、
    前記各距離センサ群は、
    前記距離センサ群に対応する前記タイヤの外側面の前部を走査して、該前部において、前記タイヤが該タイヤの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第一の点として検出する前部距離センサと、
    前記距離センサ群に対応する前記タイヤの外側面の後部を走査して、該後部において、前記タイヤが該タイヤの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第二の点として検出する後部距離センサと、
    前記距離センサ群に対応する前記タイヤの外側面の上部を走査して、該上部において、前記タイヤが該タイヤの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第三の点として検出する上部距離センサと、
    前記距離センサ群に対応する前記フェンダーを走査して、該フェンダーにおいて、該フェンダーが前記ボディの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第四の点として検出するフェンダー部距離センサと、
    をそれぞれ備え、
    前記演算装置によって、
    前記距離センサ群によって検出された前記第一、第二および第三の点を頂点として形成される三角形の重心点の座標から、前記タイヤの評価点を検出し、かつ、
    前記距離センサ群によって検出された前記第四の点の座標から、前記フェンダーの評価点を検出して、
    前記複数のタイヤについて検出されたそれぞれの評価点の座標と、
    前記複数のフェンダーについて検出されたそれぞれの評価点の座標と、
    に基づいて、
    前記車両の停止状態を検出する、
    ことを特徴とする車両停止状態の検出装置。
  2. 前記上部距離センサは、
    前記フェンダー部距離センサを兼ねる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両停止状態の検出装置。
  3. 前記複数の距離センサ群は、
    非接触式の距離センサによって構成され、
    対応する前記複数のタイヤから所定の距離だけ離間した位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両停止状態の検出装置。
  4. 前記複数の距離センサ群は、
    レーザーセンサによって構成される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両停止状態の検出装置。
  5. 複数のタイヤと、
    前記複数のタイヤのそれぞれに対応する複数のフェンダーが形成されるボディと、
    を備える車両の停止状態を検出する方法であって、
    前記複数のタイヤおよび前記複数のフェンダーのそれぞれに対応する複数の距離センサ群と、
    前記複数の距離センサ群が接続される演算装置と、
    を備え、
    前記タイヤの外側面の前部において、
    前記タイヤが該タイヤの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第一の点として検出し、かつ、
    前記タイヤの外側面の後部において、
    前記タイヤが該タイヤの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第二の点として検出し、かつ、
    前記タイヤの外側面の上部において、
    前記タイヤが該タイヤの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第三の点として検出して、
    検出された前記第一、第二および第三の点を頂点として形成される三角形の重心点を前記タイヤの評価点とするとともに、
    前記フェンダーにおいて、
    前記フェンダーが前記ボディの側面方向外側に向けて最も膨出している部位の座標を第四の点として検出して、
    検出された前記第四の点を前記フェンダーの評価点とし、
    前記演算装置によって、
    前記複数のタイヤについて検出されたそれぞれの評価点の座標と、
    前記複数のフェンダーについて検出されたそれぞれの評価点の座標と、
    に基づいて、
    前記車両の停止状態を検出する、
    ことを特徴とする車両停止状態の検出方法。
  6. 前記第一の点は、
    対応する前記タイヤの外側面の前部を走査する前部距離センサによって検出し、
    前記第二の点は、
    対応する前記タイヤの外側面の後部を走査する後部距離センサによって検出し、
    前記第三の点は、
    対応する前記タイヤの外側面の上部を走査する上部距離センサによって検出し、
    前記第四の点は、
    対応する前記フェンダーを走査するフェンダー部距離センサによって検出する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両停止状態の検出方法。
  7. 前記第四の点は、
    前記フェンダー部距離センサを兼ねる前記上部距離センサによって検出する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両停止状態の検出方法。
  8. 前記距離センサ群は、
    対応する前記複数のタイヤから所定の距離だけ離間した位置に配置され、
    非接触で前記第一、第二、第三および第四の点を検出する、
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の車両停止状態の検出方法。
  9. 前記距離センサ群は、
    レーザーセンサによって構成される、
    ことを特徴とする請求項8に記載の車両停止状態の検出方法。
  10. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の車両停止状態の検出装置を備え、
    前記車両停止状態の検出装置による車両の停止状態の検出結果に基づいて、
    前記車両の停止状態を調整する、
    ことを特徴とするアライメント調整装置。
  11. 前記演算装置によって、
    前記検出装置による前記車両の停止状態の検出結果と、
    前記車両の理想的な停止状態とのズレを検出して、
    前記ズレが予め定めた閾値未満である場合には、
    前記車両のアライメントを自動調整し、
    前記ズレが予め定めた閾値を越えている場合には、
    前記車両の停止状態を調整する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のアライメント調整装置。
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