JP2010106438A - 車両用リッドロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウォームホイール等の出力ギヤのストッパの脱落を防止できる車両用リッドロック装置の提供。
【解決手段】リッドロック装置1は、電動モーターを作動させて、ウォーム4を介してウォームホイール5を回動させることにより、ロックシャフトをハウジング2に対し進退させて、車両ボデーに設けられたリッドと係脱させる。ハウジング2を形成するボデー21からは、ウォームホイール5に向けてストッパ保持部217が突出し、ストッパ保持部217には、弾性部材により形成されたホイールストッパ7が装着されている。ハウジング2を形成するカバー22からは、ストッパ押え222が突出し、ストッパ押え222はウォームホイール5のスリット56に挿通された後、ホイールストッパ7のボデー21から離れた側の端部まで延びている。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両ボデーに設けられたリッド体を閉状態にロックする車両用リッドロック装置に関する。
従来技術として、スプリング力によりハウジングからシャフト部材を突出させ、車両ボデーに設けられたリッド体と係合させ、リッド体を閉状態にロックさせる車両用リッドロック装置があった(特許文献1参照)。これは、ハウジング内の電動モーターを作動させ、ウォームホイールを回動させることにより、スプリング力に抗してシャフト部材を移動させ、リッド体との係合を解除してリッド体を開放可能にしている。
上述した従来技術においては、ハウジングから保持部を突出させ、保持部には弾性体からなるストッパを固着している。ストッパには、ウォームホイールに設けられた一対の突部が、ウォームホイールの回転方向に応じてそれぞれ当接し、ウォームホイールの回動を停止させている。
特許第3079611号公報
ところで、上述した従来技術において使用されている弾発性を有するストッパは、中央の内孔にハウジングの床面から突出した杭状の保持部を挿入し、保持部に装着されているのみのものである。このため、ウォームホイールが当接することにより撓みが繰り返され、ストッパが保持部の上方に浮き上がり、やがては保持部から抜け落ちてしまう恐れがあった。
これを防止するために、保持部の上端部に大径の抜け止めを一体に形成する方法が考えられるが、これはストッパを保持部に装着する際の作業性の悪化につながる。また、保持部にストッパを装着した後に、別体の抜け止めを保持部に取り付ける方法もあるが、リッドロック装置の部品点数が増大し、組立工数の増大にもつながる。さらに、ストッパを保持部に装着する際に、接着剤等によりストッパを保持部に接着させることもできるが、撓みの繰返しにより、やがてはストッパの接着部が保持部から剥離してしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ウォームホイール等の出力ギヤのストッパの脱落を防止できる車両用リッドロック装置を提供することにある。
本発明による車両用リッドロック装置は、第1ボデーと第2ボデーとを嵌合させて形成されるハウジングと、ハウジング内に収容された駆動用モーターと、ハウジング内に枢支され駆動用モーターの作動により回転可能な出力ギヤと、ハウジング内に軸方向に移動可能に支持され、一端がハウジングより突出して車両ボデーに設けられたリッド体と係合可能で且つ他端で出力ギヤの回動によって出力ギヤと係合して軸方向に移動するシャフト部材と、を備える車両用リッドロック装置において、第1ボデーに保持され出力ギヤの回動方向において出力ギヤと当接して出力ギヤの回動を規制するストッパと、第1ボデーに形成されストッパと嵌合してストッパを第1ボデーに保持するストッパ保持部と、第2ボデーに形成され、ストッパのストッパ保持部に対する嵌合方向においてストッパと当接可能なストッパ抜止部と、を備える。
これにより、ストッパがストッパ保持部から浮き上がると、第2ボデーから突出したストッパ抜止部と当接するため、ストッパ保持部からストッパが脱落することが防止される。
また、本発明による車両用リッドロック装置においては、ストッパは、外周面で出力ギヤと当接し、且つ内周面でストッパ保持部と嵌合するとともに端面でストッパ抜止部と当接可能な環状を呈している。
これにより、一つのストッパで出力ギヤの双方向の回転を停止させることができる。
また、本発明による車両用リッドロック装置においては、出力ギヤは、ストッパ抜止部が貫通する開口を有し、ストッパ抜止部は出力ギヤを貫通してストッパの端面に当接可能である。
これにより、出力ギヤとストッパとをオーバーラップして配置することができる。
また、本発明による車両用リッドロック装置においては、開口は、出力ギヤの回動軸を中心とした円弧状のスリットである。
これにより、出力ギヤの回動を好適に行うことができる。
また、本発明による車両用リッドロック装置においては、ストッパ抜止部は、先端がストッパの端面のうち出力ギヤの回動軸に近い側と対向する。
これにより、開口を出力ギヤの回転中心の近くに配置できるため、出力ギヤに貫通した開口を小径にすることができ、出力ギヤの強度を向上させることができる。
図1乃至図10に基づき、本発明の一実施形態によるリッドロック装置1について説明する。尚、図4における上下方向は、ハウジング2の厚み方向に該当する。図1に示すように、本実施形態によるリッドロック装置1は、ボデー21(本発明の第1ボデーに該当する)とカバー22(本発明の第2ボデーに該当する)とによりアクチュエータハウジング2(本発明のハウジングに該当し、以下ハウジングと言う)が形成され、ハウジング2内に電動モーター3(本発明の駆動用モーターに該当する)、ウォーム4、ウォームホイール5(本発明の出力ギヤに該当する)、ロックシャフト6(本発明のシャフト部材に該当する)、ホイールストッパ7(本発明のストッパに該当する)が収容されて形成されている。
ボデー21とカバー22はともに合成樹脂材料にて形成され、上述した内部構成品が収容された後、互いに嵌合されたうえで、ボデー21の係止片211をカバー22の係止突部221に係合させて一体化される。
電動モーター3のアウトプットシャフト31(図2示)はウォーム4に圧入され、ウォーム4は電動モーター3により回転可能とされている。ウォーム4は金属あるいは合成樹脂材料にて形成され、外周面41上には歯部(図示せず)が形成されている。電動モーター3およびウォーム4は、ウォーム4に電動モーター3のアウトプットシャフト31が圧入(電動モーター3とウォーム4とが一体に)された後、ボデー21のモーター収容部212およびウォーム収容部213内にそれぞれ配設される。ボデー21の端子保持部214には、電力供給用の一対のモーター端子32が固定され、モーター端子32は電動モーター3に電気的に接続される。
ウォームホイール5は、合成樹脂材料にて外周面51が円弧状の略扇形に形成されており、表裏を枢支孔52が貫通している。また、ウォームホイール5は、図1において下方に突出した係合柱53を有し、図7に示すように、係合柱53の近傍には、同じく下方へと延びた平坦な第1ストッパ壁54が形成されている。一方、枢支孔52の近傍には、第1ストッパ壁54と同方向へと延びた第2ストッパ壁55が形成され、さらに、第1ストッパ壁54と第2ストッパ壁55との間には、枢支孔52と同心状に表裏を貫通する円弧状のスリット56(本発明の開口に該当する)が形成されている。
ウォームホイール5は、枢支孔52がボデー21の床面から突出したホイール軸215に嵌合されることにより、ボデー21に対してホイール軸215回りに回転可能に取り付けられる。ウォームホイール5の外周面51には、歯部(図示せず)が形成されており、上述したウォーム4の歯部と噛合している。
ロックシャフト6は合成樹脂材料にて長尺状に一体成形されており、先端(図2において右端)には、後述するように、車両ボデー9に設けられた給油口を覆うリッド91(本発明のリッド体に該当する)と係合するロック部61が形成されている。ロック部61は円柱状に形成され、先端部にはテーパ部61aが設けられている。ロック部61と隣接する支持部62は、ロック部61よりも大径の円柱状を呈しており、支持部62には、合成ゴム材料により形成されたシールリング69が装着されるリング溝63が設けられている。
ロックシャフト6のロック部61と支持部62は、ボデー21のシャフト保持部216内に軸方向に移動可能に挿入される。シャフト保持部216は段付部を有したほぼ円筒形をしており、その内周面である小径部216aをロック部61が貫通し、大径部216bにより支持部62をシールリング69を介してガイドし、ロックシャフト6の傾きを防止しているとともに、ハウジング2とのシール性を向上させている(図4示)。
ロックシャフト6のほぼ中央部には、回避部64が所定距離に渡って形成されている。図4に示すように、回避部64は、ウォームホイール5を上方に重合配置するために、前述した支持部62の図4における上半分を厚み方向に取り去った(切り欠いた)ような、断面が半円形状を呈している(図5示)。回避部64は支持部62に比べて、図4の上下方向においてほぼ半分の幅寸法に形成されており(図4における回避部64の上下幅寸法は、シールリング69およびロック部61の外径よりも小さい)、また、その重心(中心軸)は支持部62のガイド中心Pに対してオフセットしている。上述した構成により、リッドロック装置1の高さ(図4の上下方向であり厚み方向に該当する)寸法を低減し、リッドロック装置1の小型化を実現している。
また、回避部64の後端には、連動孔65がロックシャフト6の厚み方向に貫通して形成されている。連動孔65には、上述したウォームホイール5に形成された係合柱53が、ウォームホイール5の回動軸であるホイール軸215と平行に挿入されている。図2に示すように連動孔65は、ウォームホイール5の回動に応じて係合柱53と係合可能なように長孔形状をしている。
また、図4に示すように連動孔65の内周面においては、上述した支持部62の径方向の中央を通るガイド中心Pの近傍において、係合柱53と連動孔65とが係合するように、径方向内方に突出した小径部65aが形成されている。連動孔65の内周面に形成された小径部65aは、長円形状をした連動孔65の内周面のうち、最低限、係合柱53が当接する直線部位L(図2示)にのみに形成されていればよい。尚、本実施形態においては、ガイド中心Pの位置に対して、回避部64の高さが低いため、連動孔65の上部開口の周囲に肉盛65bを設けたうえで、小径部65aを形成している。
ロックシャフト6の連動孔65よりも後方(図2において左方)には、平板部66が形成されており、その表裏両面には一対のリブ67が設けられている。平板部66の両面に形成されたリブ67は、ボデー21およびカバー22により挟持され、ロックシャフト6は平板部66においてもハウジング2にガイドされている。また、ロックシャフト6の後端(図2において左端)には、緊急時のマニュアル作動用の把手68が形成されている。上述した構成によりロックシャフト6は、ウォームホイール5と係合しながらハウジング2内に軸方向(図2において左右方向)に移動可能に収容されている。
ボデー21のウォームホイール5に対向する部位には、ウォームホイール5に向けて突出するストッパ保持部217(本発明のストッパ保持部に該当する)が形成されており、ストッパ保持部217にはホイールストッパ7が装着されている。ホイールストッパ7は、EPあるいはEPDMといった耐熱性、耐候性に優れた弾性部材である合成ゴム材料にて形成されている。図1に示すように、ホイールストッパ7は外形が概ね扇状をしたリング状を呈しており、内周部71にストッパ保持部217を挿入して、ストッパ保持部217の外周面を取り囲むように弾発的に取り付けられている。
図6に示すように、ウォームホイール5がボデー21に取り付けられた状態で回動した場合に、ウォームホイール5のスリット56はホイールストッパ7と対向する部位に位置しており、カバー22には、スリット56に挿通される位置にストッパ押え222(本発明のストッパ抜止部に該当する)が、ホイールストッパ7のストッパ保持部217へのハウジング2の厚み方向と同方向である嵌合方向(図6の上下方向)に突出している。ウォームホイール5は回動することにより、ホイールストッパ7の外周面に当接し停止される。
ストッパ押え222はカバー22の内面から突出し、スリット56に挿通された後、ホイールストッパ7の図6における上端の端面(ボデー21から離れた側の端面)まで延びている。回動にともなうウォームホイール5の当接により、ホイールストッパ7のストッパ保持部217からの浮き上がり(抜け出し)が発生する時、ストッパ押え222はホイールストッパ7の上端の端面に当接し、そのストッパ保持部217からの脱落を防止している。
本実施形態において、ストッパ押え222はホイールストッパ7との間に僅かな隙間を有しているが、常時、ストッパ押え222により、ホイールストッパ7の上端面を押圧していてもよい。また、図6に示すように、本実施形態においてストッパ押え222は、ホイールストッパ7において、ストッパ保持部217よりもウォームホイール5の回転中心(ホイール軸215)に近い側と対向している。
リッドロック装置1を形成する各構成部品をボデー21内に収容した後、ボデー21に対してカバー22を嵌合させて、ボデー21の係止片211をカバー22の係止突部221に係合させて一体化する(前述)。次に、タッピングスクリュー8を、ウォームホイール5の回動中心であるホイール軸215と、後述する雌側コネクタ部12との間に位置するカバー22のスクリュー孔223に挿通させる(図9示)。
その後、ボデー21に対して、タッピングスクリュー8を螺子切りしながら締め付けることにより、ボデー21とカバー22とを締結してリッドロック装置1を完成させる。これにより、電動モーター3、ウォーム4、ウォームホイール5およびロックシャフト6を、ボデー21とカバー22とによりがたつき無く保持することができる。尚、ボデー21のシャフト保持部216に形成されたシール溝216cに、合成ゴム材料により形成された防水リング11を装着した後、リッドロック装置1は車両ボデー9に搭載される。
図8に示すように、完成したリッドロック装置1のハウジング2の側面には、雌側コネクタ部12が形成されている。雌側コネクタ部12は、電動モーター3に電力を供給するために、外部コネクタM(雄側コネクタ)を接続するためのものである。雌側コネクタ部12は、ともにボデー21に形成され、互いに対向するコネクタ横壁218a、218bと、それぞれボデー21およびカバー22に形成され、互いに対向するコネクタ縦壁218c、224とにより、上述したモーター端子32を取り囲んで形成されている(図8において、雌側コネクタ部12のうち、ボデー21により形成された壁を斜線にて示している)。
すなわち雌側コネクタ部12において、ハウジング2を形成するボデー21とカバー22の分割方法を調整して、互いに縦横に対向した2対の壁218a、218b、218c、224のうち、3つはボデー21側のみに形成され、残る1つはカバー22に形成されるようにしている。これにより、外部コネクタが嵌入される雌側コネクタ部12の縦横の寸法は、ボデー21側に形成された壁218a、218b、218cの長さのみによって決定され得る。尚、図8において、コネクタ横壁218aと係合しているカバー22の係止片225は、コネクタ横壁218aに対するガイド機能を有しており、雌側コネクタ部12の寸法には影響を与えていない。
また、図9に示すように、雌側コネクタ部12のコネクタ横壁218bには、雌側コネクタ部12に外部コネクタが嵌合する場合に、外部コネクタの係止爪が嵌合する係合口219が形成されている。係合口219はコネクタ横壁218bに貫通した矩形状の開口であって、ボデー21のみに形成されている(ボデー21のみにより取り囲まれた形状を呈している)。
図10に示すように、ロック部61がリッド91と非係合状態(非ロック位置)にあるリッドロック装置1において、電動モーター3を所定時間だけ作動させて、ウォーム4を介してウォームホイール5をホイール軸215を中心に、図10において時計回りに回動させる。これにより、ウォームホイール5の係合柱53と連動孔65において係合したロックシャフト6が、ハウジング2に対し軸方向(図10において左方)に移動し、ロック部61をハウジング2から突出させる(図2および図3示)。突出したロック部61は、車両ボデー9に設けられたリッド91と係合しリッド91を閉状態に保持する(図4示)。ウォーム4により回転されたウォームホイール5は、第1ストッパ壁54がホイールストッパ7に当接することにより回動が停止される。
また、図2および図3に示すように、ロック部61がリッド91と係合状態(ロック位置)にあるリッドロック装置1において、電動モーター3を所定時間だけ作動させて、ウォームホイール5を上述した場合と逆向きに(図2において時計回りに)回動させる。これにより、ロックシャフト6をハウジング2に対し軸方向(図2において左方)に移動させ、ロック部61をハウジング2内に格納する(図10示)。後退したロック部61は、リッド91との係合が外れてリッド91を開放可能な状態にする。ウォーム4により逆回転されたウォームホイール5は、第2ストッパ壁55がホイールストッパ7に当接することにより回動が停止される。
本実施形態によれば、ストッパ押え222がカバー22から突出し、ホイールストッパ7のストッパ保持部217に対する嵌合方向において、ホイールストッパ7と当接可能に構成されている。
これにより、ホイールストッパ7がストッパ保持部217から浮き上がると、カバー22から突出したストッパ押え222と当接するため、ストッパ保持部217からホイールストッパ7が脱落することが防止される。
また、ストッパ押え222はカバー22から突出しており、リッドロック装置1の部品点数が増大することがなく、組立作業性も悪化しない。
また、ホイールストッパ7は、その外周面でウォームホイール5と当接し、且つ内周面71でストッパ保持部217と嵌合するとともに、カバー22と対向する端面でストッパ押え222と当接可能な環状を呈するように構成されている。
これにより、一つのホイールストッパ7でウォームホイール5の双方向の回転を停止させることもできる。
また、ウォームホイール5は、ストッパ押え222が貫通するスリット56を有し、ストッパ押え222はウォームホイール5を貫通してカバー22と対向する端面と当接可能に構成されている。
これにより、ウォームホイール5とホイールストッパ7とをハウジング2の厚み方向にオーバーラップして重合配置することができる。
また、スリット56はウォームホイール5の回動軸を中心とした円弧形状に形成されている。
これにより、ウォームホイール5の回動を好適に行うことができる。
また、ストッパ押え222は、その先端がホイールストッパ7のカバー22と対向する端面のうち、ウォームホイール5の回転中心に近い側と対向している。
これにより、スリット56をウォームホイール5の回転中心の近くに配置できるため、ウォームホイール5に貫通したスリット56を小径にすることができ、ウォームホイール5の強度を向上できる。また、スリット56はウォームホイール5のホイールギヤから離れているため、ホイールギヤの強度も向上させることができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
カバー22からストッパ保持部217を突出させ、ボデー21にストッパ押え222を形成してもよい。
ストッパ保持部217およびストッパ押え222の形成部位にかかわらず、ウォームホイール5を枢支するホイール回転軸215を、カバー22に形成してもよい。
ウォームホイール5に形成されたスリット56は、ストッパ押え222の挿通に支障がなければ、どのような形状であってもよい。
ストッパ押え222が、複数個所においてホイールストッパ7に当接して、ストッパ保持部217からの脱落防止を行うようにしてもよい。
本発明によるリッドロック装置は、給油口を覆うリッドのみでなく、車両のトランクリッドを閉状態にロックするためのものに適用してもよい。
本発明の一実施形態による車両用リッドロック装置の分解斜視図 図1に示した車両用リッドロック装置のロック位置にある場合のカバー側から内部を見た正面図 図2に示した車両用リッドロック装置のボデー側から内部を見た場合の正面図 図2のA−A断面図 図2のB−B断面図 図2のC−C断面図 ウォームホイールの下面図 図2に示したリッドロック装置の左側面図 図2に示したリッドロック装置の斜視図 図2に示したリッドロック装置の非ロック位置にある場合のボデー側から内部を見た正面図
符号の説明
図面中、1はリッドロック装置(車両用リッドロック装置)、2はアクチュエータハウジング(ハウジング)、21はボデー(第1ボデー)、22はカバー(第2ボデー)、3は電動モーター(駆動用モーター)、5はウォームホイール(出力ギヤ)、6はロックシャフト(シャフト部材)、7はホイールストッパ(ストッパ)、9は車両ボデー、56はスリット(開口)、91はリッド(リッド体)、217はストッパ保持部、222はストッパ押え(ストッパ抜止部)を示している。

Claims (5)

  1. 第1ボデーと第2ボデーとを嵌合させて形成されるハウジングと、
    該ハウジング内に収容された駆動用モーターと、
    前記ハウジング内に枢支され前記駆動用モーターの作動により回転可能な出力ギヤと、
    前記ハウジング内に軸方向に移動可能に支持され、一端が前記ハウジングより突出して車両ボデーに設けられたリッド体と係合可能で且つ他端で前記出力ギヤの回動によって前記出力ギヤと係合して前記軸方向に移動するシャフト部材と、
    を備える車両用リッドロック装置において、
    前記第1ボデーに保持され前記出力ギヤの回動方向において前記出力ギヤと当接して前記出力ギヤの回動を規制するストッパと、
    前記第1ボデーに形成され前記ストッパと嵌合して前記ストッパを前記第1ボデーに保持するストッパ保持部と、
    前記第2ボデーに形成され、前記ストッパの前記ストッパ保持部に対する嵌合方向において前記ストッパと当接可能なストッパ抜止部と、
    を備えることを特徴とする車両用リッドロック装置。
  2. 前記ストッパは、外周面で前記出力ギヤと当接し、且つ内周面で前記ストッパ保持部と嵌合するとともに端面で前記ストッパ抜止部と当接可能な環状を呈していることを特徴とする請求項1記載の車両用リッドロック装置。
  3. 前記出力ギヤは、前記ストッパ抜止部が貫通する開口を有し、前記ストッパ抜止部は前記出力ギヤを貫通して前記ストッパの前記端面に当接可能であることを特徴とする請求項2記載の車両用リッドロック装置。
  4. 前記開口は、前記出力ギヤの回動軸を中心とした円弧状のスリットであることを特徴とする請求項3記載の車両用リッドロック装置。
  5. 前記ストッパ抜止部は、先端が前記ストッパの前記端面のうち前記出力ギヤの回動軸に近い側と対向することを特徴とする請求項3または4に記載の車両用リッドロック装置。
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