JP2010104876A - 高圧空気加熱装置 - Google Patents

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Shigeru Nemoto
茂 根本
Yasushi Fukuda
裕史 福田
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Abstract

【課題】車両の塗装修理作業等において、水性塗料を用いた塗装面の乾燥時間を短縮することができて、小型で扱い易い構造の塗装乾燥装置に適した高圧空気加熱装置を提供する。
【解決手段】塗装乾燥装置1は、吸入側ホース1aを介して高圧空気源に連通する高圧空気の加熱装置2と、該加熱装置2で高温となった高圧空気を放出量の調節可能に大気中へ放出するエアーガン3とを有すると共に、前記加熱装置2から吐出する高圧空気の温度を所定の値になるように調節するための加熱温度調節装置2fを有する構造とした。
【選択図】図1

Description

本発明は自動車のボディ等の塗装乾燥装置、特に水性ペイントを使用した塗装その他の用途に好適な高圧空気加熱装置に関する。
車両整備工場等において車両の塗装の修理を行なう場合、最近の環境問題の深刻化に伴い、シンナー等の溶剤系の塗料から水性系の塗料に変りつつある。
しかし、水性系塗料は溶剤系塗料に比較して乾燥速度が遅いという問題があった。
このため、塗装面の塗料の乾燥を早める目的で、塗装面を強力な赤外線ランプで照射したり、又は塗装面の前面に電熱器を置き、この電熱器の背後から扇風機で風を送って、水性系塗料を用いた塗装面を温風により乾燥させるようにしていた。
又、電熱器と扇風機とを組み合わせて身体の乾燥や洗濯物の乾燥等を行なうようにした温風乾燥機の例がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−113578号公報
電熱器の背後から扇風機で風を送って、水性系塗料の塗装面を乾燥させる前記の方法では、塗装面を短時間で乾燥させる目的を充分には達成できないという問題があった。
又、強力な扇風機や電熱器を用いるようにすると、その電力消費量が過大となると共に装置全体が大型化して、使用上にも不便であるという問題があった。
本発明はこれらの問題点を解消し、水性系塗料による塗装面の乾燥時間を短縮することができると共に、小形で扱い易く、塗装乾燥装置に適した高圧空気加熱装置を提供することを目的とする。
本発明は前記の目的を達成すべく、吸入側管路を介して高圧空気源に連通する高圧空気の加熱手段と、該加熱手段で高温となった高圧空気を吐出側管路を介して放出量の調節可能に大気圧中へ放出する高温空気放出手段とからなる。
本発明の効果として、小型で扱い易い塗装乾燥装置を提供することができて、水性系塗料を用いた塗装面の乾燥時間を短縮することができると共に、本装置で発生した高温の圧縮空気を塗装用スプレーガンへ供給することにより、寒冷地における塗装作業が容易となる塗装装置を提供できる効果を有している。
本発明を実施するための最良の形態の実施例を以下に示す。
図1は本発明の高圧空気加熱装置の1実施例の塗装乾燥装置1のシステム図である。
塗装乾燥装置1は高圧空気源(図示せず)に吸入側ホース1aからなる吸入側管路を介して連通する高圧空気の加熱手段即ち加熱装置2と、該加熱装置2で高温となった高圧空気を吐出側ホース1bからなる吐出側管路を介して流入して放出量の調節可能に大気中へ放出する高温空気放出手段(エアーガン)3とを有している。
前記加熱装置2を収容する筐体1cの上部には、該筐体1cの持ち運びを容易にするための取手1dを有していると共に、該筐体1cの底部は、前記加熱装置2を設置するための台板1eに形成されている。
前記加熱装置2の詳細を図2に示した。
加熱装置2は筒型の圧力容器2aと、該圧力容器2a内の軸方向に沿って設置された複数のU字型管状のヒータ2bと、これらU字型管状のヒータ2bが挿通して固定する複数枚の等間隔に配置した放熱板2cとからなり、該圧力容器2aの一方の端部の近くに設けた吸入口2dから高圧空気を該圧力容器2a内に導入して、該圧力容器2aの他方の端部の近くにある吐出口2eから加熱された高圧空気を吐出する。
前記放熱板2cは高圧空気の流通孔を有する円板状の金属板であり、該高圧空気が該放熱板2cの面に接触しながら流通孔を通過して該放熱板2cと熱交換を行なう。
前記ヒータ2bは内部に電熱線を内蔵していて、前記圧力容器2aに添設されている加熱温度調節装置2f内のサーモスタットによりこれらヒータ2b内を流れる電流のオン・オフ制御をして、ヒータ2bが発生する熱量の調節を行なうように形成されている。
圧力容器2aの下方には安全弁2gが設けられて、該圧力容器2a内の圧力が所定値以上となった場合にこれを開いて該圧力を所定値に迄下げることができる。尚、2hは逆止弁を示す。
図3に前記エアーガン3の外観図を示す。
該エアーガン3は前記加熱装置2に可撓性を有する前記吐出側ホース1bを介して接続されており、該エアーガン3は片手で持って操作が可能である。
ノズル3aの噴出口部は偏平な開口部に形成されており、又高圧空気の放出量を調節するレバー3bは、その引き絞りの程度に応じて高圧空気の放出量を調節することができる。
次に塗装乾燥装置1の作動及びその効果について説明する。
吸入側ホース1aには、高圧空気源から例えば7気圧程度の常温の高圧空気が供給され、前記圧力容器2a内のヒータ2b及び放熱板2cによって加熱されて、前記圧力容器2aの出口(吐出口2e)において例えば60℃前後の高温の高圧空気となって、エアーガン3へ送られる。
尚、この吐出口2eにおける高圧空気の温度は、前記温度調節装置2fによって略一定の温度に自動調節される。
水性塗料を用いて塗装した塗装面の乾燥を行なうときは、前記エアーガン3のノズル3aが塗装面から数十センチメートル離れた位置から該塗装面に向かって高温の高圧空気を放出させる。
ノズル3aの偏平な開口部から大気中へ放出された該高圧空気は、扇状となって高速で当該塗装面に衝突する。
このように高速の空気が塗装面に衝突することにより、低速の空気が衝突する場合よりも該塗装面における熱交換が急速に行なわれて、該塗装面の昇温が上昇する。
又、空気は加熱することにより相対湿度が低下するので、加熱した低湿度の空気の雰囲気中に曝されることによって該塗装面の乾燥速度が早められることになる。
このように電熱器の背後から扇風機で風を送って塗装面を乾燥させる従来の方法に比較して、本発明の塗装乾燥装置は短時間で乾燥させることができると共に、手持ち式のエアーガンなので取り扱いが容易であり、特に小さな塗装面の乾燥に効果的である。
本実施例では、前記U字型ヒータ2bの内部に電熱線を内蔵するとしたが、これは電熱線の代りに高温の流体、例えば高温の温水を通して、圧縮空気を加熱するようにしてもよい。
尚、冬期の寒冷地における塗装作業では、従来は常温の高圧空気を用いて塗装ガンで塗装を行うので、冷たい高圧空気を吹き付けることにより、塗料が固まり易くなったりして、作業上不具合であった。そして、この対策として、作業場全体を暖める必要があり、このため大型の暖房設備の設置をしなければならない。
ところが、本発明の前記塗装乾燥装置1を前述の冬期の寒冷地における塗装作業に適用すると、加熱した高圧空気が吹付けられるので、大型の暖房設備を必要としない。
本発明は車両整備工場や板金修理工場等における車両の塗装修理、その他種々の乾燥に適用可能である。
本発明の実施例1の塗装乾燥装置のシステムの説明図である。 前記塗装乾燥装置の一部、加熱装置の一部断面図である。 同上塗装乾燥装置の一部、エアーガンの外観の斜視図である。
符号の説明
1 塗装乾燥装置
1a 吸入側管路(吸入側ホース)
1b 吐出側管路(吐出側ホース)
2 加熱手段(加熱装置)
2a 圧力容器
2b ヒータ
2c 放熱板
2f 加熱温度調節装置
3 高温空気放出手段(エアーガン)
3a ノズル
3b レバー

Claims (4)

  1. 吸入側管路を介して高圧空気源に連通する高圧空気の加熱手段と、該加熱手段で高温となった高圧空気を吐出側管路を介して放出量の調節可能に大気圧中へ放出する高温空気放出手段とからなる高圧空気加熱装置。
  2. 前記加熱手段は前記高圧空気を加熱するための加熱装置を有すると共に放出する高圧空気の温度を所定値に調節するための加熱温度調節装置を有する請求項1に記載の高圧空気加熱装置。
  3. 前記加熱装置は圧力容器と該圧力容器の内部に間隔を存して設置された複数枚の放熱板とこれら放熱板に挿通して固定されているヒータとからなる請求項2に記載の高圧空気加熱装置。
  4. 前記高温空気放出手段は、加熱された前記高圧空気の放出量の調節を行なうレバーと、該高圧空気を放出するノズルとを有するエアガンであり、前記レバーの引き絞りの程度に応じて該エアガンから放出される前記高圧空気の放出量の調節を行なうように形成した請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載の高圧空気加熱装置。
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