JP2010102931A - 車載用電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子部品を搭載してなるプリント基板3に取付けられたケーブルの端部コネクタ及び端部コネクタと接続されるコネクタ座9bを覆うアース電位とする導電体からなる遮蔽体30と、遮蔽体30の外周に取付けられ遮蔽体30に面接触する導電体で可撓性の弾性材料からなる弾性接触体40とを具備し、プリント基板3及び遮蔽体30を収容するケース1の内面に遮蔽体30が面接触し、電子部品を搭載したプリント基板3が導電体からなるケース1に取付けられて、ケース1及び弾性接触体40、遮蔽体30、端部コネクタの外導体端子及びコネクタ座9bの外導体端子及び外導体端子をアース電位とし、結果的に、ケーブルの外導体もアース電位とする。
【選択図】図3
Description
この構成によって、特許文献1のコネクタは、小型化が可能で、ケーブル抜け強度が高いため、あらゆる規格にも対応可能である。また、プリント基板の外部に大きなグランド部材を設けたことで、プリント基板に載置されるアンプ回路等の安定性を向上させることが可能となり、そして、プリント基板を覆うようにグランド部材を設けたことで、グランド部材がグランドだけでなく電磁シールドも兼ね備え、車両走行時における受信の安定性も向上させるものである。更に、金属端子やグランド部材が外部に露出しないので静電気耐性も高いため、内蔵する電気回路を静電気により破損させてしまうこともない。
特に、実施物では、金属表面の耐食性を良くするために、各種メッキが施されており、固定爪21等で線接触していても、接触抵抗が低下せず、電磁誘導に対しては同軸ケーブルのアース電位が上昇することも想定される。また、使用状態では熱源の影響を受けゼーベック効果が作用することも想定される。
ここで、上記プリント基板は、例えば、携帯電話、AM放送、FM放送、CD及びDVDを含むオーディオ、DVD再生を含むTV、ナビゲーション等の所定の回路パターンとして電子部品を搭載してプリント基板で、柔軟性のない絶縁体を用いたリジッド基板、絶縁体に薄く柔軟性のある材料を用いたフレキシブル基板、硬質な材料とフレキシブルな材料とを複合したリジッドフレキシブル基板等として形成されるものである。
また、上記コネクタは、前記プリント基板に取付けられ、同軸ケーブル等のケーブルの端部と接続される通信用コネクタである。ケーブルとしては、内部導体を絶縁体で覆い、更にその周囲を編組線または管状材からなる外部導体で覆い、そして、最外表面をシース(保護被覆)で覆ったものであるが、1以上の芯線を複数組とし、それらを編組線からなる外部導体で覆うものに適合できる。前記コネクタは当該ケーブルを接続するものであればよい。
そして、上記遮蔽体は、前記ケーブルの端部コネクタ(接栓)の一部を収容すると共に、前記端部コネクタに接続されるコネクタ座(接栓座)を覆い、そして、アース電位とする前記同軸ケーブルの挿入側が開口する導電体からなる覆いであり、ケーブルの端部のコネクタ及びコネクタ座とを所定の空間に収容するものである。この遮蔽体は、ケーブル挿入側が開口するが、前記プリント基板側の面は開口または閉鎖の何れでもよい。通常、コネクタの4面を覆うことになる。また、この遮蔽体は、静電シールド、磁気シールドを行う場合には、鉄等の導電性の磁性体を使用することになる。
更に、上記弾性接触体は、前記遮蔽体の外周に取付けられ、前記遮蔽体の外面と前記ケース内面に面接触する導電体で、可撓性の弾性材料からなるもので、自己の弾性によって前記遮蔽体と前記ケースとを導通状態とするものである。ここで、上記弾性接触体は、前記遮蔽体と前記ケースの製造寸法誤差が生じていても、それを吸収できるように弾性を持ち、その製造寸法誤差を吸収し、前記遮蔽体と前記ケースとが電気的に導通状態となり、仮に、通常の組付けでは、前記遮蔽体が機械的に取付けられている前記ケースとの間に、電気的導通が得られないときでも、前記遮蔽体と前記ケースの間が前記弾性接触体を介して電気的に導通となり、常に、前記遮蔽体がアース電位となり、同時に、前記ケーブルの端部コネクタ、前記端部コネクタに接続されるコネクタ座がアース電位になり、雑音が混入する可能性を排除するものである。
したがって、仮に、前記ケースと前記遮蔽体との間に製造上の寸法のばらつきがあっても、その間に弾性接触体が介在することによって、常に、両者間を電気的に導通状態とするから、前記ケースと前記遮蔽体が同電位となり、また、端部コネクタ及びコネクタ座の外部導体も、前記プリント基板または前記遮蔽体と導通状態であるからアース電位となる。ケーブル及びケーブル端部の端部コネクタ及び当該端部コネクタと接続されるコネクタ座も同一電位となるから、仮に、大きなノイズが入っても、前記ケースと前記遮蔽体との間に配設された前記弾性接触体の接触抵抗が面接触で小さくなっているから、常に、安定したシールド効果を奏することになる。
図5は本発明の実施の形態にかかる車載用電子機器のコネクタ座の断面図であり、図6は本発明の実施の形態にかかる車載用電子機器の端部コネクタ及びコネクタ座の接続状態を示す断面図である。
コネクタハウジング20の開口21に対抗する面は有底となっていて、そこに突設した一方の内導体端子22a及び外導体端子23aは、内導体端子22aによる内部導体と外導体端子23aによる外部導体の整合を維持しながら、折曲してプリント基板3の回路パターンにハンダで電気的・機械的に接続されている。同様に、他方の内導体端子22b及び外導体端子23bは、内導体端子22bによる内部導体と外導体端子23bによる外部導体の整合性を維持しながら、折曲してプリント基板3の回路パターンに電気的・機械的に接続されている。また、コネクタハウジング20の有底側には、ケーブルの最外郭導体をアース電位とすべく針端端子24が設けられており、同様に、プリント基板3の回路パターンに電気的・機械的に接続されている。
勿論、本発明を実施する場合には、エラストマーを含む合成樹脂または合成ゴムからなる弾性材料42の周囲を金属箔で覆った弾性接触体40とすることができるし、合成樹脂または合成ゴムからなる弾性材料42を発泡材料とし、その発泡によって弾性を確保してもよい。
本実施の形態で使用した弾性接触体40は、図7に示すように、略直方体からなる弾性材料42に対し、その4面に金属繊維41を巻き付け接着し、金属繊維41の両端側に接着剤43を塗布したものである。この接着剤43は、事例1の形態において、弾性材料42の4面に金属繊維41を巻き付けて接着し、金属繊維41の両端側に接着剤43を塗布した形態としている。しかし、本発明を実施する場合には、弾性材料42の押し出し成形直後に金属繊維41を巻き付けて接合してもよいし、金属繊維41と弾性材料42との同時押し出しによって成形してもよい。
この接着剤43についても、事例1及び事例2においては、金属繊維41の両端の接合のために、両端に沿って接合する接着剤43を塗布したものであり、このようにすると、金属繊維41と弾性材料42との接合強度を増すことができる。
なお、事例1及び事例2では、遮蔽体30に弾性接触体40を取付ける場合について説明したが、逆に、ケース1側に弾性接触体40を取付けてもいい。
したがって、弾性接触体40の弾性は、遮蔽体30とケース1との寸法精度から所定の弾性が得られ、所定の低抵抗状態が得られるものであればよい。そのためには、弾性接触体40の弾性は芯となる材料であればよく、導電性の有無を問うものではない。また、金属繊維41は所定の接触抵抗及び所定の低抵抗とするものであるが、これを導電塗料または金属箔(薄板)とすることができる。勿論、金属綿によって弾性を得、そして、導電性を得てもよい。
このシールド効果の影響は、携帯電話10と携帯送受信器ユニット11が近距離無線通信を行う間に、実際の音声出力との間に0.2秒程度の遅延が発生するが、アースを完全にすることにより、これが電話回線に入り、送受信信号の遅れについても気にならなくなる。
したがって、この電子部品を搭載したプリント基板3は、少なくともハンズフリーの携帯電話機能を持つものであるから、ブルートゥースを用いたハンズフリーで携帯電話の音声信号が他の音声回路の信号に載ることが防止できる。
なお、本実施の形態では、携帯送受信器ユニット11がケース1の外付けで説明したが、本発明を実施する場合には、携帯送受信器ユニット11をケース1に内蔵するものにも適用できる。
3 プリント基板
20 コネクタハウジング
30 遮蔽体
40 弾性接触体
41 金属繊維
42 弾性材料
43 接着剤
Claims (5)
- 電子部品を搭載したプリント基板が導電体、かつ、磁性体からなるケースに取付けられて、前記ケースをアース電位とした車載用電子機器において、
所定の回路パターンに電子部品を搭載してなるプリント基板と、
前記プリント基板に取付けられ、ケーブルの端部に接続された端部コネクタと当該端部コネクタと接続される前記プリント基板側に配設されるコネクタ座と、
少なくとも、前記コネクタ座の内部導体及び外部導体を収容すると共に、前記端部コネクタの一部以上をアース電位で覆い、前記ケーブルの挿入側が開口する導電体からなる遮蔽体と、
前記遮蔽体の外面及び前記ケースの内面に面接触する導電体で可撓性の弾性材料からなる弾性接触体と
を具備することを特徴とする車載用電子機器。 - 前記弾性接触体は、合成樹脂または合成ゴムからなる弾性材料の外周を金属繊維で包んで形成したことを特徴とする請求項1に記載の車載用電子機器。
- 前記弾性接触体の合成樹脂または合成ゴムからなる弾性材料は、発泡材料としたことを特徴とする請求項2に記載の車載用電子機器。
- 前記コネクタ座の内部導体及び外部導体を収容する遮蔽体は、前記コネクタ座の内部導体及び外部導体を収容するコネクタハウジングの外側に形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の車載用電子機器。
- 前記電子部品を搭載したプリント基板は、少なくともハンズフリーの携帯電話機能を持つことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の車載用電子機器。
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JPH10336294A (ja) * | 1997-05-30 | 1998-12-18 | Mitsumi Electric Co Ltd | 携帯電話の接続装置 |
JP2007115554A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Hosiden Corp | コネクタ |
JP2007157342A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-21 | Pioneer Electronic Corp | 導通装置、および、電子機器 |
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CN109830854B (zh) * | 2019-03-29 | 2024-02-23 | 四川华丰科技股份有限公司 | 用于高速连接器的屏蔽组件、模块结构及高速连接器 |
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JP5093047B2 (ja) | 2012-12-05 |
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