JP2010101976A - ディスプレイ接続用のアダプタおよびディスプレイ接続システム - Google Patents

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Abstract

【課題】DVI規格のコネクタにDP規格のディスプレイを接続するアダプタを提供する。
【解決手段】
コンピュータ・システム10には、デュアル・モードで動作するビデオ・カードと、DVI規格のコネクタ37が実装されている。アダプタ100には、DP規格のディスプレイ50が接続される。スイッチ117は、リセットされたときにオフ状態になっている。コンピュータ・システム10は、コネクタ37にデバイスが接続されたことを検出すると、DVI規格に基づくプロトコルで識別回路109に識別信号を送る。そして、DVI規格に適合するディスプレイ以外のデバイスがコネクタ37に接続されたことを認識したときに、識別回路109に制御信号を送ってスイッチをオン状態にしてからDP規格に基づくプロトコルで第2のディスプレイに識別信号を送る。
【選択図】図3

Description

本発明は、異なる規格のデータ形式で画像データを出力できるデュアル・モードのコンピュータ・システムに2つのディスプレイのいずれかを接続するアダプタに関する。
現在、コンピュータとディスプレイを接続するためのインターフェース規格の一つとして、DDWG(Digital Display Working Group)によって1999年に策定されたDVI(Digital Visual Interface)規格が採用されている。DVI規格は、液晶ディスプレイやデジタル・プロジェクタなどのデジタル・ディスプレイに、コンピュータから直接デジタル信号を送ることでディスプレイの性能を最大限に発揮させて表示をすることができる。DVI規格では、SiliconImage社が開発したTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)というシリアル転送方式を採用している。TMDSでは、3つのエンコーダにそれぞれ入力された8ビットの画素データと2ビットの制御データは、10ビットの連続したTMDSシリアル・データ・ストリームに変換される。
これに対して、VESA(Video Electronics Standards Association)によって、DP(DisplayPort)という規格が策定されて、2006年5月にDisplayPort Version 1が発行され、さらに、2008年1月にはDisplayPort Version 1, Revision 1が発行された。DP規格は音声データも送信できるようになっており、LVDS(Low voltage differential signaling)規格、VGA(Video Graphics Array)規格、およびDVI規格などを将来的に置き換えることを目的にしている。DP規格はDVI規格とはデータ形式が異なるマイクロ・パケットを使用してデータ転送を行うようになっている。
DP規格のコネクタ(以下、DPコネクタという。)は、サイズがDVI規格のコネクタ(以下、DVIコネクタという。)よりも小さいため、大型のノートブック型コンピュータ(以下、ノートPCという。)に実装することは可能であるが、小型のノートPCに実装することは困難である。したがって、DVI規格に対応したディスプレイ(以下、DVIディスプレイという。)をノートPCが外部モニタとして使用するために、ドッキング・ステーションまたはポートリプリケータという機能拡張装置にDVIコネクタを設けていた。機能拡張装置は更新の頻度が低いこともあって、現在でも多くのユーザは、DVIコネクタが実装された機能拡張装置を使用している。
DVI規格では入出力がDCカップリングにより行われるが、DP規格では入出力が直列コンデンサを介在したACカップリングにより行われる。さらに、DVI規格とDP規格ではコネクタ形式が異なるため物理的なコネクタの接続に互換性がない。このように物理的接続構造、電気的接続構造およびデータ形式が相違する2つの規格が存在する中で、ノートPCにDVIディスプレイおよびDPディスプレイのいずれも接続可能にするためのアダプタが提案されている。アダプタはDVIコネクタとDPコネクタを備え、内部にDVI形式の画像データからとDP形式の画像データに変換するプロトコル・コンバータとカップリング方式を変換する直列コンデンサを搭載している。
このようなアダプタの構造が非特許文献1の31ページに記載されている。非特許文献1は、http://www.vesa.org/Standards/free.htmのURLから入手することができる。ただし、このアダプタは、DVI規格だけに対応したシングル・モードのグラフィックス・チップを搭載するノートPCに対応するものであり、アダプタに搭載するプロトコル・コンバータは比較的高価で、消費電力も多くなるためあまり普及していない。近年、ノートPCには、DVI規格とDP規格のいずれにも対応できるデュアル・モードのグラフィックス・チップ(以下、デュアル・モード・チップという。)が搭載されるようになってきた。この場合、機能拡張装置にDPコネクタを実装したり、大型のノートPCでは本体にDPコネクタを実装したりすることができる。
コンピュータ側にDPコネクタを設けて、アダプタ経由でDVIディスプレイに接続する技術が非特許文献1の15ページおよび特許文献1に記載されている。この場合、デュアル・モード・チップは、DPコネクタに用意された13番ピン(以下、デバイス識別ピンという。)を通じて、アダプタとDPディスプレイのいずれが接続されたかを認識することができる。そして、デュアル・モード・チップがアダプタの接続を認識すると、DVI形式の画像データを出力する。アダプタは画像データをDCカップリングに変換してDVIディスプレイに出力する。
特開2008−5482号公報 VESA DisplayPort Interoperability Guideline Version 1.1 January 28,2008
ノートPCにデュアル・モード・チップを搭載することは、アダプタからプロトコル・コンバータを取り除くことができるので有利である。しかし、DVIコネクタだけが実装された機能拡張装置の使用を続けているユーザは、デュアル・モード・チップを搭載したノートPCを使用するときに、DVIコネクタに接続ができるアダプタを使用してDPディスプレイの接続をする必要がある。このとき、上述のプロトコル・コンバータを搭載したアダプタを使用しないで、ノートPCから出力されたDVI形式の画像データまたはDP形式の画像データを対応するディスプレイに表示することが望まれる。
これまでの機能拡張装置に実装されるDVIコネクタに対しては、DVIディスプレイ以外のデバイスが接続されることを予定していなかったため、DPコネクタの13番ピンに対応するデバイス識別ピンを構成してアダプタやディスプレイなどのデバイスを認識する回路が形成されていない。DVIコネクタから画像データを出力するノートPCは、デュアル・モード・チップを搭載する場合にアダプタを介在しないで接続されたDVIディスプレイを認識する必要があるので、DVIコネクタになんらかのデバイスが接続されたことを検出すると、DVI規格のプロトコルでデバイスの種類を認識するように構成する必要がある。
したがって、ノートPCはアダプタが接続されたときには、DVI規格のプロトコル、周波数、および電圧で識別信号を送ってデバイスの種類を認識することになる。一方、ノートPCは、接続されたデバイスがアダプタであることを認識したときは、DP規格のプロトコル、周波数、および電圧で識別信号を送ってDPディスプレイのEDID(Extended Display Identification Data)を読み取る必要がある。DVI規格のコネクタには、DVI形式の信号とDP形式の信号が供給されるが、データ・ピン、識別ピン、およびデバイス検出ピンなどには共通のピンが割り当てられる。そして、アダプタを認識する際のDVI規格の電圧はDP規格の電圧よりも高いため、アダプタを認識する際にDVI規格の高い電圧がDPディスプレイに印加されて素子の破損をもたらすことがないようにする必要がある。
機能拡張装置およびデュアル・モード・チップを搭載したノートPCを新規に設計および製造する場合には、2つの規格のディスプレイを接続するために、機能拡張装置にDPコネクタだけを実装して非特許文献1に記載されたアダプタを使用したり、機能拡張装置にDVIコネクタとDPコネクタを実装したりすることができる。さらに、機能拡張装置にDVIコネクタだけを実装してデバイス識別ピンを構成したりすることで対応することも可能である。しかし、すでに販売されているDVIコネクタが実装された機能拡張装置およびデュアル・モード・チップが搭載されたノートPCに対して、DPディスプレイをDVIコネクタに接続するアダプタはこれまで実現されていない。
そこで本発明の目的は、デュアル・モード・チップを搭載したコンピュータ・システムに規格の異なる2つのディスプレイの一方を接続するためのアダプタを提供することにある。さらに本発明の目的は、デバイス識別ピンが構成されていないコネクタが実装されたコンピュータ・システムに規格の異なる2つのディスプレイの一方を接続するためのアダプタを提供することにある。さらに本発明の目的は、デバイスの認識に使用する電圧が異なる2つのディスプレイの一方を電圧が高い方の規格のコネクタを備えるコンピュータ・システムに接続するためのアダプタを提供することにある。さらに本発明の目的は、そのようなアダプタを使用したディスプレイ接続システム、画像データの表示方法、およびコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明においては、コンピュータ・システムは第1の規格に適合する画像データまたは第2の規格に適合する画像データを選択的に出力することが可能なデュアル・モード・チップを搭載している。コンピュータ・システムには、第1の規格に適合するホスト・コネクタが設けられており、第1の規格に適合する画像データおよび第2の規格に適合する画像データはいずれもホスト・コネクタから出力される。コンピュータ・システムには、第1の規格に適合する第1のディスプレイがホスト・コネクタに直接接続され、第2の規格に適合する第2のディスプレイがアダプタ経由で接続される。
コンピュータ・システムは、第1のディスプレイが接続されたことを認識したときは第1の規格に適合する画像データを出力し、アダプタ経由で第2のディスプレイが接続されたことを認識したときは第2の規格に適合する画像データを選択的に出力する。第1の規格をDVIとし、第2の規格をDPとすることができる。この場合本発明では、すでに出荷されているデバイス識別ピンが構成されていないDVIコネクタが実装されたコンピュータ・システムにデュアル・モードのビデオ・カードを搭載して、DP規格の第2のディスプレイに画像データを表示する場合のアダプタを提供することができる。
機能拡張装置を新規に製造する場合には、デバイス識別ピンを構成したDPコネクタを実装して非特許文献1に記載されたアダプタを利用することで、デュアル・モードに対応することができる。しかし、機能拡張装置は比較的長期間に渡って使用され続ける。すでに使用されている機能拡張装置には、デバイス識別ピンが構成されていないDVIコネクタが実装されているが、本発明にかかるアダプタを使用することでDPディスプレイを接続できるようになる。
アダプタは、ホスト・コネクタに接続が可能な一次側コネクタと、第2のディスプレイに接続が可能な二次側コネクタと、一次側コネクタから二次側コネクタに画像データを転送するデータ・ラインと、一次側コネクタの識別ピンから二次側コネクタに識別信号を転送する識別ラインと、識別ラインに挿入されアダプタがリセットされたときにオフ状態である第1のスイッチと、識別ピンに接続されコンピュータ・システムから第1の規格に基づくプロトコルの識別信号と制御信号を受け取る識別回路とを備える。
ホスト・コネクタには、第1の規格に基づく信号と第2の規格に基づく信号が供給されるが、識別信号が転送される識別ピンは共用される。ホスト・コネクタに何らかのデバイスが接続されたときには、コンピュータ・システムは、第1の規格に適合するデバイスが接続されたと推定して、ホスト・コネクタの識別ピンから第1の規格に基づくプロトコルで識別信号を出力する。コンピュータ・システムは、何らかのデバイスが接続されたときに、ホスト・コネクタと同じ規格である第1の規格に基づくプロトコルで当該デバイスにアクセスすることで、ホスト・コネクタに直接第1のディスプレイが接続されたときにも支障なく認識することができる。
ホスト・コネクタには、第1のディスプレイまたはアダプタのいずれかが接続されることになっている。コンピュータ・システムは、第1のディスプレイ以外のデバイスがホスト・コネクタに接続されたことを第1の規格に基づくプロトコルの識別信号で認識したときは、識別回路に第1の規格に基づくプロトコルの制御信号を送る。このとき、コンピュータ・システムとアダプタがそれぞれアダプタの固有アドレスを保有し、コンピュータ・システムが固有アドレスを含んだ識別信号を識別回路に送り、識別回路が保有する固有アドレスと一致したときに制御信号を送るようにしてもよい。このようにすることで、コンピュータ・システムが第1のスイッチを切り換える制御の支配権を保有して、接続されたデバイスがアダプタであることを積極的に認識してから制御信号を送ることができるので、アダプタの模造品が接続されることを防ぐことができる。
第1のスイッチがオン状態に移行すると、ホスト・コネクタの識別ピンと第2のディスプレイとの間の識別ラインが導通するので、コンピュータ・システムは識別ラインを経由して第2のディスプレイに第2の規格に基づくプロトコルで識別信号を送り、EDIDを取得して第2の規格に適合する画像データを第2のディスプレイに送ることができる。第1の規格に基づく識別信号と第2の規格に基づく識別信号が、ホスト・コネクタの同一の識別ピンから出力され、第2の規格に基づく識別信号の電圧より第1の規格に基づく識別信号の電圧が高い場合でも、第1のスイッチの作用により高い電圧が第2のディスプレイに印加されることがなくなり、安全性を確保することができる。
データ・ラインおよび識別ラインには、カップリング変換をするための直列コンデンサを挿入すれば、第1の規格がDCカップリングで第2の規格がACカップリングの場合にも対応することができる。識別ピンと識別回路との間には、第2のスイッチを挿入することができる。そして、第2のスイッチを、アダプタがリセット状態のときにオン状態にし、第1のスイッチがオン状態に移行するときにオフ状態に移行させると、コンピュータ・システムが第2のディスプレイと通信を開始する際には、識別回路がアダプタの回路から切り離され、識別ラインにデータ転送の品質低下を招く容量成分が加わることを排除することができる。
アダプタに検出ラインを設け、二次側コネクタにディスプレイが接続されているときに限り検出ラインを通じてホスト・コネクタに一次側コネクタが接続されたことをコンピュータ・システムが認識するように構成することができる。その結果、アダプタだけがコンピュータ・システムに接続された状態で、コンピュータ・システムの画像データ生成回路が動作することがないため、省電力を図ることができる。
本発明により、デュアル・モード・チップを搭載したコンピュータ・システムに規格の異なる2つのディスプレイの一方を接続するためのアダプタを提供することができた。さらに本発明により、デバイス識別ピンが構成されていないコネクタが実装されたコンピュータ・システムに規格の異なる2つのディスプレイの一方を接続するためのアダプタを提供することができた。さらに本発明により、デバイスの認識に使用する電圧が異なる2つのディスプレイの一方を電圧が高い方の規格のコネクタを備えるコンピュータ・システムに接続するためのアダプタを提供することができた。さらに本発明により、そのようなアダプタを使用したディスプレイ接続システム、画像データの表示方法、およびコンピュータ・プログラムを提供することができた。
[ディスプレイ接続システムの全体]
図1は、本発明の実施の形態にかかるディスプレイ接続システムの全体構成を示すブロック図である。ディスプレイ接続システムは、コンピュータ・システム10、アダプタ100、DPディスプレイ50、およびDVIディスプレイ70で構成されている。コンピュータ・システム10は、ノートPC11と機能拡張装置31で構成されている。ノートPC11は、CPU13、メイン・メモリ17、ハードディスク・ドライブ(HDD)19、およびビデオ・カード21がバス15に接続されている。ビデオ・カード21には、ノートPC11に組み込まれた液晶ディスプレイ(LCD)23が接続されている。ビデオ・カード21およびバス15は、機能拡張装置31に接続するためのコネクタ25に接続されている。
ビデオ・カード21は、DVI規格とDP規格に適合した2つのデータ形式で画像データを出力することができるデュアル・モード・チップ、電源回路、PLL、ROM、およびVRAMを搭載している。ビデオ・カード21は、LCD23への単独表示およびLCD23とホスト・コネクタ37に接続された外部ディスプレイへの同時表示が可能である。デュアル・モード・チップは、ディスプレイに対する描画データを生成する機能に加えて、DVIコネクタ37に何らかのデバイスが接続されたことを検出する機能、接続されたデバイスを認識して当該デバイスからEDIDを取得する機能が組み込まれている。
なお、ビデオ・カード21からDVIコネクタ37を通じて出力される信号は、DVI規格の信号およびDP規格の信号のいずれにおいてもDCカップリングで出力される。ROMには、アダプタ100を識別するための固有アドレスが格納されている。HDD19には、オペレーティング・システム、アプリケーション・プログラムの他に、CPU13で実行されることでビデオ・カード21を制御するデバイス・ドライバ(以下、ビデオ・ドライバという。)が格納されている。ビデオ・ドライバには、ノートPC11がホスト・コネクタに接続されたデバイスを認識してEDIDを取得し、DVI形式の画像データまたはDP形式の画像データを送るための機能が組み込まれている。
機能拡張装置31には、ノートPC11を接続するためのコネクタ33、拡張バス35、およびDVIコネクタ37が設けられている。機能拡張装置31は、一般的にポートリプリケータまたはドッキング・ステーションといわれている。機能拡張装置31をポートリプリケータとして構成する場合は、DVIコネクタ37に加えて、ノートPC11の携帯時には不要なシリアルポート、パラレルポート、PS/2ポート、およびUSBポートなどのコネクタのみを備えるようにして、オフィスではノートPC11のコネクタ25をポートリプリケータのコネクタ33に接続することで拡張した機能を利用することができる。
機能拡張装置31をドッキング・ステーションとして構成する場合は、ポートリプリケータの機能にさらに光学ドライブやハードディスク・ドライブなどのドライブや、PCIバスなどの拡張スロットを備えて、ノートPC11を接続したときにはデスクトップ・パソコン相当の拡張した機能を利用することができる。拡張バス35には、さまざまなデバイスが接続されるが本発明の説明には必要がないので、図への記載および説明は省略する。
アダプタ100はDVIコネクタ101およびDPコネクタ103を備え、DPディスプレイ50をDVIコネクタ37に物理的および電気的に接続するために、主としてコネクタ形式の変換と電気的な結合(カップリング)の変換を行う装置である。DPディスプレイ50はDPコネクタ51、表示装置53、および識別回路55を備えており、DP形式の画像データを表示装置53に表示する。DVIディスプレイ70は、DVIコネクタ71、表示装置73、および識別回路75を備えており、DVI形式の画像データを表示装置73に表示する。アダプタ100においては、DVIコネクタ101にDCカップリングで入力されたDP形式の信号は、DPコネクタ103からACカップリングで出力される。
[ピン・マッピング]
図2は、DVIコネクタ37におけるDP形式の信号が通過するピンとDVI形式の信号が通過するピンの対応関係を説明する図である。DVIコネクタ37には、ビデオ・カード21からDVI形式だけでなくDP形式の信号も供給される。したがって、DVIコネクタ37の各ピンにマッピングするDP形式のピンを規定しておく必要がある。デジタル用のDVIコネクタには、デジタル専用(DVI−D)とデジタルおよびアナログ兼用(DVI−I)がある。また、いずれのコネクタでもデジタル部分は、シングル・リンクとディユアル・リンク(DVI−DL)のいずれかで構成される。本発明はこれらのいずれのコネクタにも適用することができるが、以下、シングル・リンクのDVI−Dを例にして説明する。
DVIコネクタ37には、RGB信号を転送する3対のピンと、クロック信号を転送する1対のピンで構成された4対のTMDS_Data(0〜3、Clock)ピンが存在する。ビデオ・カード21がDVIモードで動作する場合は、TMDS_Dataピンから、DCカップリングでDVIディスプレイ70に画像データが出力される。ビデオ・カード21がDPモードで動作して、DVIコネクタ37にDP形式の信号が供給される場合は、4対のTMDS_Dataピンが4対のMain_Link(0〜3)ピンとして使用される。各Main_Linkは、それぞれレーンといわれる差動対で構成されている。各レーンはACカップリングでDPディスプレイ50に接続される必要がある。ACカップリングは、DP規格の送信機と受信機を共通の電位に維持する必要をなくしたり、ノイズ耐性に優れているため使用電圧を低下させてチップの消費電力を低減させたりするといった利点を備えている。4つのレーンはすべて画像データの転送に利用され、専用のクロック・チャネルは存在せず、クロック信号はレーンを通過するデータ・ストリームから抽出される。
DVIコネクタ37には、また、DDC_ClockピンとDDC_Dataピン(以下、両者を併せてDDCピンという。)が存在する。DDCピンは、ビデオ・カード21がDVIモードで動作するときに、ビデオ・カード21がマスタとなり、DVIディスプレイがスレーブとなってDVI形式のDDC2Bというプロトコル、電圧、および周波数で通信(以下、DDC通信という。)をすることにより、DVIディスプレイ70のEDIDを読み取るために利用される。EDIDは、デバイス識別情報およびディスプレイが表示可能な解像度やリフレッシュ・レートなどの情報で構成されている。ビデオ・ドライバは、EDIDとビデオ・カード21の性能に基づいて、ディスプレイに最大の性能で正しく画像が表示されるようにビデオ・カード21にパラメータを設定する。DDC2Bは、コンピュータがディスプレイを認識したり制御したりするための手順を定めた規格でVESAにより策定された。DDCピンはまた同様にして本実施の形態にかかる手順でビデオ・カード21がアダプタ100にアクセスするためにも利用される。DDC通信により、ビデオ・カード21がDVIディスプレイ70の識別回路75からEDIDを読み取る手順は周知である。DDCピンはDVIディスプレイ70にDCカップリングで接続される必要がある。
ビデオ・カード21がDPモードで動作して、DVIコネクタ37にDP形式の信号が供給される場合は、DDCピンは、AUX_CH+ピンとAUX_CH−ピン(以下、両者を併せてAUX_CHピンという。)として利用される。AUX_CHは、DP規格における半二重双方向通信を行うためのチャネルである。AUX_CHでは、ビデオ・カード21がDPモードで動作するときに、ビデオ・カード21がマスタとなりDPディスプレイ50がスレーブとなってDP形式のプロトコル、電圧、および周波数で通信をすることにより、DPディスプレイ50のEDIDを読み取るために利用される。AUX_CHピンはDPディスプレイ50にACカップリングで接続される必要がある。1対のDP_PWRピンと1本のHot_Plug_Detect(HPD)ピンは、ビデオ・カード21がDVIモードで動作するときもDPモードで動作するときも、それぞれ電源供給のためおよびDVIコネクタ37に接続されたデバイスの検出のために使用される。
DVIピンの割り当ては、DVIコネクタ101にも反映される。また、DVIピンに対するDPピンの割り当ては、DPコネクタ103、51にも反映される。DPピンでは、デバイス識別ピンとして13番ピンが割り当てられる。DPコネクタ51の13番ピンは、コンピュータがDPディスプレイ50を認識することができるようにプルアップ抵抗に接続されているが、すでに使用されている機能拡張装置に実装されたDVIコネクタ37はその信号を受け取るように構成されていない。したがって、DVIコネクタ37に何らかのデバイスが接続されたときに、ビデオ・カード21が、アダプタ100を経由してDPディスプレイ50のEDIDを取得するための構成が必要となる。
[ディスプレイ接続システムの詳細]
図3は、アダプタ100を中心として、ディスプレイ接続システムの詳細を示すブロック図である。ディスプレイ接続システムにはノートPC11のさまざまな要素が関与するが、それらは本発明との関係では周知の範囲であるため、図3ではコンピュータ・システム10として、ビデオ・カード21だけを示している。ビデオ・カード21は、DVIモードで動作するときもDPモードで動作するときも、DVIコネクタ37から5Vの直流電圧をアダプタ100に供給する。
ビデオ・カード21は、DVIコネクタ37に接続されたデバイスを認識し、バス15を通じてCPU13から受け取った描画情報に基づいて、DVI形式の画像データまたはDP形式の画像データを生成する。ビデオ・カード21は、DVIコネクタ37のTMDSピン、DDCピン、およびHPDピンに接続されている。ビデオ・カード21は、生成したDVI形式の画像データまたはDP形式の画像データをVRAMに記憶し、所定のタイミングでDVIコネクタ37のTMDSピンからDCカップリングで直流信号として出力する。ビデオ・カード21は、HPDピンを通じてDVIコネクタ37になんらかのデバイスが接続されたことを検出すると、DVI規格のプロトコル(DDC2B)と電圧(5V)によりDDCピンを通じて当該デバイスと通信を行い接続されたデバイスの種類を認識して、EDIDを取得する。
ビデオ・カード21が、DVIコネクタ37にDVIディスプレイ70が接続されていると認識したときは、DVI形式のプロトコルでDVIディスプレイからEDIDを読み取ると、ビデオ・ドライバがビデオ・カード21の性能とEDIDを解釈して、DVIディスプレイ70の解像度やリフレッシュ・レートなどに基づいてビデオ・カード21に最適なパラメータを設定する。ビデオ・カード21は、接続されたデバイスがDVIディスプレイ70ではないと認識したときは、さらに手順を進めてアダプタ100が接続されたことを認識して、DP形式のプロトコルでDPディスプレイ50からEDIDを読み取り、ビデオ・ドライバがDPディスプレイ50の解像度やリフレッシュ・レートなどに基づいてパラメータをビデオ・カード21に設定する。
アダプタ100は、DVIコネクタ101、DPコネクタ103、DC/DCコンバータ105、リピータ107、識別回路109、制御回路111、直列コンデンサ113、直列コンデンサ115、FET117、FET119などの要素で構成されている。DVIコネクタ37とDVIコネクタ101のピン構成は同一である。DPコネクタ103には、図2で説明したピン・マッピングにしたがって、DVIコネクタ101からの信号を受け取るようにDP_PWR/DP_PWRの電源ライン121、TMDS/Laneのデータ・ライン123、DDC/AUXの識別ライン125、およびHPD/HPDの検出ライン127が接続されている。DC/DCコンバータ105は、ビデオ・カード21から受け取ったDC5Vの電圧をDC3.3Vの電圧に変換してDPコネクタ103から出力する。さらに、DC/DCコンバータ105はアダプタ100を構成する素子を動作させる電圧を生成する。
直列コンデンサ113は、データ・ライン123に直列に挿入され、画像データの信号から直流分を除去して、DPコネクタ103に対してACカップリングを実現する。識別ライン125に直列に挿入された直列コンデンサ115も同様に、DPコネクタ103に対してACカップリングを実現する。リピータ107は、アダプタ100のDPコネクタ103からDPディスプレイ50までのDP規格に定められた伝送距離を維持するためにデータ信号の波形を整形したり増幅したりする。識別ラインに挿入されたFET117は、直列コンデンサ115に直列に接続され、コンピュータ・システム10がDVIコネクタ37に接続されたデバイスを認識する際に、DPコネクタ51のAUX_CHピンに高い電圧が印加されることを防ぐ役割を果たす。FET119は、識別ライン125に接続されたDVIコネクタ101のDDCピンと識別回路109の間に接続され、ビデオ・カード21が、DPディスプレイ50がDPコネクタ103に接続されたアダプタ100の接続を認識した後に、識別回路109をDVIコネクタ37の出力回路から切り離してそれ以後はアダプタ100がDPディスプレイ50に対する物理的な配線の中継だけを行うようにする。
識別回路109は、IICバスの規格に適合したハードウエア論理回路で、内部にレジスタとアダプタ100の識別情報である固有アドレスを格納したROMを含んでいる。識別回路109は、DVIコネクタ37のDDC_DataピンとDDC_Clockピンに接続される。ビデオ・カード21がDVIモードで動作するときには、DDC_DataピンとDDC_Clockピンには、それぞれ基準電位に対して0〜5Vの電圧が印加される。DVIコネクタ37のDDC_DataピンとDDC_Clockピンはさらに、直列コンデンサ115およびこれに直列に接続されたFET117を経由してDPコネクタ51のAUX_CH+ピンおよびAUX_CH−ピンに接続される。
ビデオ・チップ21がDPモードで動作してDPディスプレイ50にアクセスするときには、AUX_CH+ピンとAUX_CH−ピンの間に0.32V〜1.38Vの電圧が印加される。したがって、ビデオ・カード21が識別回路109にアクセスする際に、DVIモードでの電圧がDPコネクタ51に伝送されると、AUX_CH+ピンとAUX_CH−ピンの間に最大5Vの電圧が印加されて、そこに接続される素子を破壊する可能性がある。本実施の形態にかかるアダプタ100は、コンピュータ・システム10の制御のもとで、識別回路109、制御回路111およびFET117が協働してこれを回避する。
識別回路109は、ビデオ・カード21とDDC通信をすることができる。DDC通信では、ビデオ・カード21がマスタとなり識別回路109はスレーブとなって、マスタに応答する形式で通信を行う。識別回路109は、ビデオ・カード21からDDC通信で制御信号を受け取ったときには、制御回路111を通じてFET117、119を制御する。制御回路111は、識別回路109からの指示に基づいてFET117、119を制御するハードウエア論理回路である。制御回路111には検出ライン127が接続されている。制御回路111は、検出ライン127がDPディスプレイ50の接続を検出しない電位を示すときにはリセットされて、FET117をオフ状態にし、FET119をオン状態にする。FET117、119は、アダプタ100がDVIコネクタ37から取り外されてDC/DCコンバータ105の電源が喪失したときにもリセット状態になる。
DPディスプレイ50は、DPコネクタ51、表示回路53、識別回路55、およびプルアップ抵抗57を含んで構成されている。表示回路53は、液晶パネル、駆動回路、およびバックライトなどで構成され、Main_Link_Laneピンを通じてビデオ・チップ21から受け取ったDP形式の画像データを表示する。識別回路55はEDIDを格納するROMを含み、ビデオ・カード21とDP規格のプロトコルで通信をすることで、DPディスプレイ50の性能を示すEDIDをコンピュータ・システム10に提供する。プルアップ抵抗57は、3.3Vの電圧で検出ライン127の電位をプルアップするための抵抗で、コンピュータ・システム10が、DVIコネクタ37にアダプタ100を経由してDPディスプレイ50が接続されたことを検出する役割を果たす。ただし、コンピュータ・システム10は、DVIコネクタ37にDVIディスプレイ70が接続されたときもHPDピンを通じて同様に検出するので、いずれのデバイスが接続されたかを認識することはできない。
アダプタ100は通常DVIコネクタ37に接続され続けることが通常である。したがって、DPコネクタ51がDPコネクタ103に接続されていないときには、ビデオ・カード21がデバイスの接続を検出しないようにすることで、その間はビデオ・カード21およびDPアダプタ100の動作を停止して、消費電力の低減を図ることができる。
DPディスプレイ50は、HPDピンとAUX_CHピンによりホット・プラグを実現する。なお、本実施の形態では、コンピュータ・システム10は、検出ライン127の電位が上昇したときにDPディスプレイ50が接続されたと認識するが、DPディスプレイ50にプルダウン抵抗を設けて、検出ラインの電位が下降したときにDPディスプレイ50が接続されたことを認識するようにしてもよい。
[画像データの表示方法]
図4は、図1ないし図3で説明したディスプレイ接続システムにおいて、DVIディスプレイ70またはDPディスプレイ50に画像データを表示する手順を説明するフローチャートである。前提として、機能拡張装置31にはノートPC11が接続されている。また、アダプタ100はリセットされて、FET117はオフ状態になり、FET119はオン状態になっている。DVIコネクタ37には、DVIコネクタで接続するいかなるデバイスでも接続することができる。第三者がアダプタ100の模造品を製作して接続することもできるが、そのようなアダプタはDPディスプレイ50の破損をもたらす可能性があるので、後に説明するように本実施の形態にかかるディスプレイ接続システムでは模造品の接続ができないようになっている。また、以下の手順においてビデオ・カード21は、ビデオ・ドライバの制御のもとで動作する。
ブロック201では、DVIコネクタ37にアダプタ100またはDVIディスプレイ70が接続される。DVIディスプレイ70が接続された場合は、DVIコネクタ37のHPDピンの電位が変化するのでコンピュータ・システム10は、デバイスの接続を検出することができる。DPコネクタ103にDPディスプレイ50が接続されていないアダプタ100が接続されたときは、DVIコネクタ37のHPDピンの電位は変化しないので、コンピュータ・システム10の動作に変化は生じない。DPコネクタ103にDPディスプレイ50が接続されたアダプタ100が接続されたときは、DVIコネクタ37のHPDピンの電位が変化するので、コンピュータ・システム10はデバイスの接続を検出する。
コンピュータ・システム10はHPDピンの電位が変化したことを検出すると、アダプタ100が接続された場合であっても、DVIディスプレイ70が接続されたものと推定して動作を開始する。このように動作することで、DVIコネクタ37にDVIディスプレイ70が接続された場合でも、コンピュータ・システム10は、DVIディスプレイ70を認識して画像データを表示させることができる。ブロック203では、ビデオ・カード21がバス・マスタとなって、DDC通信によりDVI規格のプロトコルで接続されたデバイスの種類を認識する作業を開始する。なお、この作業は通常はコンピュータ・システムの電源をオンにしてBIOSが動作しているPOSTの間、または、OSが動作している間にホット・プラグの機能を利用して行われる。
ビデオ・カード21は最初にDVIディスプレイ70に割り当てられている識別回路75の固有アドレスを7ビットで指定した識別信号をDVIコネクタ37のDDCピンから出力する。ブロック201でDVIコネクタ37にDVIディスプレイ70が接続されているときは、ブロック205に移行して、識別回路75は自らのアドレスが指定されたことを認識し、DDC_Dataラインから7ビットのアドレス信号を参照するDDC_Clockラインのクロック信号に続く8番目のクロック信号を参照してDDC_Dataラインをローに遷移させる。
8番目のクロック信号でDDC_Dataラインがローに引き下げられたことにより、ビデオ・カード21は、接続されたデバイスがDVIディスプレイ70であることを認識する。ビデオ・カード21は、続いてDDCピンを通じて識別回路75から、DVIディスプレイ70のEDIDを取得し、ビデオ・ドライバはビデオ・カード21にパラメータを設定する。パラメータの設定が終了したビデオ・カード21が、DVI形式のデータをTMDSピンからDVIディスプレイ70に出力すると、それを受け取った表示回路73に画像が表示される。
ブロック201でアダプタ100が接続されているときは、識別回路109はビデオ・カード21からの識別信号において自分の固有アドレスが指定されていないので、8番目のクロックには応答しないでDDC_Dataラインをハイに維持しブロック207に移行する。ブロック207では、ビデオ・カード21は固有アドレスに続く8番目のクロックでDDC_Dataラインがローに遷移しないことを認識すると、DVIコネクタ37に接続されたデバイスが、DPコネクタ103にDPディスプレイ50が接続されたアダプタ100であると推定する。そして、ビデオ・カード21は、識別回路109の固有アドレスを指定して再びDDCピンからDDC通信で識別信号を出力する。識別信号を受け取った識別回路109は、自らの固有アドレスが指定されたことを認識すると、8番目のクロックでDDC_Dataラインをローに遷移させてビデオ・チップ21に自らの存在を示す応答をする。
ブロック209では、応答を受け取ったビデオ・カード21は、DVIコネクタ37にアダプタ100が接続されたことを認識する。アダプタ100の接続を認識したビデオ・カード21は、DDC通信で識別回路109にFET117、119を制御するための制御信号を送り、識別回路109のレジスタに制御データを書き込む。制御データが書き込まれた識別回路109は、FET119をオフ状態にし、FET117をオン状態にするように制御回路111に信号を送る。ビデオ・カード21から受け取った制御データをレジスタに書き込んだ識別回路109は、DDC_Dataラインをローに遷移させてその旨をビデオ・カード21に返信する。これ以降は、アダプタ100の内部では識別回路109が電気的に分離されるため、ビデオ・カード21とDPディスプレイ50の識別回路55との間での通信の際に、識別回路109が識別ライン125の信号伝搬の遅延をもたらす容量負荷となることを回避する。
ブロック211では、レジスタへ制御データを書き込んだことで、ビデオ・カード21は、FET117、119の操作が完了したと判断する。ビデオ・カード21は、レジスタに制御データを書き込んだ後に一定の時間をおいた後にFET117、119の操作が完了したと判断するようにしてもよい。その後、ビデオ・カード21はDPモードで動作し、FET117がオン状態に移行してからDP規格のプロトコルでDPディスプレイ50の識別回路55と通信を行い、識別回路55のROMに格納されたEDIDを取得する。ビデオ・カード21は、識別回路55からEDIDを取得できない場合は、複数回通信を試みるようにしてもよい。ブロック213では、ビデオ・ドライバが、識別回路55から取得したEDIDに基づいてビデオ・カード21にパラメータを設定する。
ビデオ・カード21は設定されたパラメータに基づいて、DVIコネクタ37のTMDSピンからDP形式の画像データをDCカップリングで出力する。画像データは、直列コンデンサ113でカップリング変換され、DPコネクタ103からACカップリングで表示回路53に転送される。上記の手順によれば、DVIモードまたはDPモードで動作するビデオ・カード21が、DVIコネクタ37から出力する際に、デバイスの検出のためのDDC通信をDVI規格の電圧で行う場合でも、誤ってDPディスプレイに高い電圧が印加されることを防ぐことができる。また、コンピュータ・システム10はアダプタ100の接続を自動的に認識して、DPディスプレイ50にDP形式の画像データを表示することができる。
ここで、識別回路109のROMに固有アドレスを格納しないで、識別回路109が自律的に制御回路111を制御するように構成することも考えられる。たとえば、ビデオ・カード21が最初にDVIディスプレイ70の固有アドレスを指定してDDCラインから識別信号を送ったときに、識別回路109は自らが呼び出されたと推定することができる。そして、ビデオ・カード21から自らの固有アドレスが指定されなくても、FET117をオン状態にし、FET119をオフ状態に制御することができる。この場合は、識別回路109をコンピュータ・システム10が保有する固有アドレスに基づいて制御する必要がなくなるが、そのようなアダプタは容易に模倣され、DPディスプレイ50の安全を維持することができなくなる。したがって、本実施の形態のように固有アドレスに基づいてコンピュータ・システム10がFET117の制御をすることが望ましい。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
本発明の実施の形態にかかるディスプレイ接続システムの全体構成を示すブロック図である。 DVIコネクタにおけるピン・マッピングを説明する図である。 ディスプレイ接続システムの詳細を示すブロック図である。 DVIディスプレイまたはDPディスプレイに画像データを表示する手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
10…コンピュータ・システム
11…ノートPC
31…機能拡張装置
50…DPディスプレイ
70…DVIディスプレイ
37、71、101…DVIコネクタ
51、103…DPコネクタ
100…アダプタ

Claims (17)

  1. 第1の規格に適合する第1のディスプレイと、第2の規格に適合する第2のディスプレイと、前記第1のディスプレイの接続が可能なホスト・コネクタから前記第1の規格に適合する画像データまたは前記第2の規格に適合する画像データを選択的に出力するコンピュータ・システムと、前記コンピュータ・システムと前記第2のディスプレイを接続するアダプタとで構成されるディスプレイ接続システムであって、
    前記アダプタは、
    識別ピンを備え前記ホスト・コネクタに接続が可能な一次側コネクタと、
    前記第2のディスプレイに接続が可能な二次側コネクタと、
    前記一次側コネクタから前記二次側コネクタに画像データを転送するデータ・ラインと、
    前記識別ピンから前記二次側コネクタに識別信号を転送する識別ラインと、
    前記識別ラインに挿入され前記アダプタがリセットされたときにオフ状態になる第1のスイッチと、
    前記識別ピンに接続され、前記第1の規格に基づくプロトコルの識別信号を前記コンピュータ・システムから受け取り、続いて前記第1の規格に基づくプロトコルの制御信号を前記コンピュータ・システムから受け取って前記第1のスイッチをオン状態に移行させる識別回路とを有し、
    前記コンピュータ・システムは、
    前記ホスト・コネクタに前記第1のディスプレイ以外のデバイスが接続されたことを認識したときに前記識別ピンに前記制御信号を送り、前記第1のスイッチがオン状態に移行してから前記識別ピンに前記第2の規格に基づくプロトコルの識別信号を送るように構成されている
    ディスプレイ接続システム。
  2. 前記第1の規格がDVI(Digital Visual Interface)であり、前記第2の規格がDP(DisplayPort)である請求項1に記載のディスプレイ接続システム。
  3. 前記第1の規格に基づく識別信号の電圧が、前記第2の規格に基づく識別信号の電圧よりも高い請求項1または請求項2に記載のディスプレイ接続システム。
  4. 前記コンピュータ・システムは、前記識別回路が固有アドレスを保有することを認識したときに前記制御信号を送る請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のディスプレイ接続システム。
  5. 前記コンピュータ・システムは、前記第2のディスプレイが接続された前記アダプタが前記ホスト・コネクタに接続されたことを検出したことに応答して前記識別回路に前記識別信号を送る請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のディスプレイ接続システム。
  6. 前記コンピュータ・システムがノートブック型コンピュータと機能拡張装置で構成され、前記ホスト・コネクタが前記機能拡張装置に取り付けられている請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のディスプレイ接続システム。
  7. 第1の規格に適合する画像データまたは第2の規格に適合する画像データを前記第1の規格に適合する第1のディスプレイの接続が可能なホスト・コネクタから選択的に出力するコンピュータ・システムに前記第2の規格に適合する第2のディスプレイを接続するためのアダプタであって、
    識別ピンを備え前記ホスト・コネクタに接続が可能な一次側コネクタと、
    前記第2のディスプレイに接続が可能な二次側コネクタと、
    前記一次側コネクタから前記二次側コネクタに画像データを転送するデータ・ラインと
    前記識別ピンから前記二次側コネクタに識別信号を転送する識別ラインと、
    前記識別ラインに挿入され前記アダプタがリセットされたときにオフ状態になる第1のスイッチと、
    前記識別ピンに接続され、前記第1の規格に基づくプロトコルの識別信号を前記コンピュータ・システムから受け取り、続いて前記第1の規格に基づくプロトコルの制御信号を前記コンピュータ・システムから受け取って前記第1のスイッチをオン状態に移行させる識別回路とを有し、
    前記識別ラインは前記第1のスイッチがオン状態のときに前記識別ピンから前記二次側コネクタに前記第2の規格に基づくプロトコルの識別信号を転送するアダプタ。
  8. 前記第1の規格がDVI(Digital Visual Interface)であり、前記第2の規格がDP(DisplayPort)である請求項7に記載のアダプタ。
  9. 前記第1の規格に基づく識別信号の電圧は前記第2の規格に基づく識別信号の電圧よりも高い請求項8または請求項9に記載のアダプタ。
  10. 前記データ・ラインおよび前記識別ラインには、カップリング変換をするための直列コンデンサが挿入されている請求項7ないし請求項9のいずれかに記載のアダプタ。
  11. 前記識別ピンと前記識別回路との間に挿入され前記アダプタがリセットされたときにオン状態である第2のスイッチを有し、前記識別回路は前記第1のスイッチをオン状態に移行させるときに前記第2のスイッチをオフ状態に移行させる請求項7ないし請求項10のいずれかに記載のアダプタ。
  12. 前記一次側コネクタと前記二次側コネクタに接続され、前記二次側コネクタに前記ディスプレイが接続されているときに前記ホスト・コネクタに検出信号を送る検出ラインを有する請求項7ないし請求項11のいずれかに記載のアダプタ。
  13. 前記検出ラインに接続され、前記二次側コネクタから前記ディスプレイが取り外されたときに前記アダプタをリセットして前記第1のスイッチをオフ状態に移行させる制御回路を有する請求項12に記載のアダプタ。
  14. 請求項7ないし請求項13のいずれかに記載されたアダプタが接続され、前記第1の規格に適合する画像データまたは前記第2の規格に適合する画像データを前記ホスト・コネクタから選択的に出力するコンピュータ・システムに、
    前記第1の規格に基づくプロトコルの識別信号を前記識別ピンに送る機能と、
    前記ホスト・コネクタに前記第1のディスプレイ以外のデバイスが接続されたことを認識して前記制御信号を送る機能と、
    前記第1のスイッチがオン状態に移行してから前記第2の規格に基づくプロトコルの識別信号を前記識別ピンに送る機能と
    を実現させるコンピュータ・プログラム。
  15. 第1の規格に適合する第1のディスプレイと、第2の規格に適合する第2のディスプレイと、前記第1のディスプレイの接続が可能なホスト・コネクタから前記第1の規格に適合する画像データまたは前記第2の規格に適合する画像データを選択的に出力するコンピュータ・システムと、一次側コネクタと二次側コネクタと該一次側コネクタの識別ピンと該二次側コネクタとの間で識別信号を転送する識別ラインを備え前記コンピュータ・システムと前記第2のディスプレイを接続するアダプタとで構成されるディスプレイ接続システムにおいて、前記コンピュータ・システムに、
    前記第2のディスプレイが接続された前記アダプタが前記ホスト・コネクタに接続されたことを検出する機能と、
    前記識別ラインが切断されたアダプタに前記識別ピンを通じて前記第1の規格に基づくプロトコルでアクセスして前記ホスト・コネクタに接続されたデバイスが前記第1のディスプレイではないことを認識する機能と、
    前記第1のディスプレイではないと認識したことに応答して前記識別ラインを導通させる機能と、
    前記識別ラインを通じて前記第2の規格に基づくプロトコルで前記第2のディスプレイにアクセスする機能と
    を実現させるコンピュータ・プログラム。
  16. 第1の規格に適合する第1のディスプレイと、第2の規格に適合する第2のディスプレイと、前記第1のディスプレイの接続が可能なホスト・コネクタから前記第1の規格に適合する画像データまたは前記第2の規格に適合する画像データを選択的に出力するコンピュータ・システムと、一次側コネクタと二次側コネクタと該一次側コネクタの識別ピンと該二次側コネクタとの間で識別信号を転送する識別ラインを備え前記コンピュータ・システムと前記第2のディスプレイを接続するアダプタとで構成されるディスプレイ接続システムにおける画像データの表示方法であって、
    前記二次側コネクタと前記第2のディスプレイを接続するステップと、
    前記アダプタが前記識別ラインを切断するステップと、
    前記ホスト・コネクタに前記アダプタが接続されたことを前記コンピュータ・システムが検出するステップと、
    前記コンピュータ・システムが前記識別ピンを通じて前記アダプタに前記第1の規格に基づくプロトコルでアクセスして前記ホスト・コネクタに接続されたデバイスが前記第1のディスプレイではないことを認識するステップと、
    前記認識するステップに応答して前記コンピュータ・システムが前記識別ラインを導通させるように前記アダプタを制御するステップと、
    前記コンピュータ・システムが前記識別ラインを通じて前記第2の規格に基づくプロトコルで前記第2のディスプレイにアクセスするステップと
    を有する表示方法。
  17. 前記制御するステップが、前記コンピュータ・システムが保有する固有アドレスと前記アダプタが保有する固有アドレスが一致したことを判断するステップを含む請求項16に記載の表示方法。
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