JP2010101192A - キャビテーション壊食予測方法およびキャビテーション壊食予測装置 - Google Patents

キャビテーション壊食予測方法およびキャビテーション壊食予測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】水力機械内部において実際にキャビテーションが発生している部分の画像を撮影し、撮影した画像をディジタル処理することにより、簡便にキャビテーションによる壊食量を予測する。
【解決手段】複数のランナベーン15を有する回転する水車ランナのうち任意のランナベーン15を、水車ランナの回転と同期しながら複数回撮影する。複数の画像は、画像データ処理手段33によりディジタル処理され、多数の画素を含む平均画像が得られるとともに、この平均画像の各画素における画素値の平均値および標準偏差値が算出される。そして、当該画像データ処理手段33により算出された平均画像の各画素における画素値の平均値および標準偏差値に基づいて、算出手段37により、当該ランナベーン15におけるキャビテーションによる壊食の予測量が算出される。
【選択図】図5

Description

本発明は、ランナベーンのうちキャビテーションが発生している部分を撮影することにより、ランナベーンにおけるキャビテーションによる壊食の予測量を簡便に算出することができるキャビテーション壊食予測方法に関する。
ランナベーンのキャビテーションによる壊食量を予測することは、水車の設計開発や運用において重要である。キャビテーションによる壊食量を予測することにより、ランナベーンの材料を適切に選定することができ、また、ランナベーンの適正なメンテナンス周期などを算出することができるからである。
キャビテーションによる壊食量の予測は、水の流体特性とランナベーンの材料特性の両方に基づいて行われる。しかしながら、キャビテーションによる壊食の原因であるキャビテーションの崩壊現象そのものが複雑であり、このため、キャビテーションによる壊食は、理論的に解明されているとは言いがたい。従って現在のところ、キャビテーションによる壊食量の予測は、過去の実績に基づいて行われるのが主流であり、この場合、予測精度が不十分である。
キャビテーションによる壊食量の予測について、適用可能範囲がポンプに限定されているが、現時点での集大成として「ポンプのキャビテーション損傷の予測と評価」がターボ機械協会から発行されている(非特許文献1)。非特許文献1において、ポンプのキャビテーション損傷の予測手法として、(1)実験式による予測、(2)間接的キャビテーション強さに基づく予測、(3)キャビテーション強さマップに基づく予測、(4)CFD(Computational Fluid Dynamics)に基づく予測の4つが紹介されている。
また特許文献において、キャビテーションによる水力機械の壊食量の予測方法に関する提案がいくつかなされている(特許文献1乃至3)。提案されている予測方法においては、まず、キャビテーションによる壊食量の予測の基となる、キャビテーションによる衝撃力が算出される。キャビテーションによる衝撃力の算出方法として、圧電素子や高分子圧電材料フィルム(PVDFフィルム)を用いたセンサにより、直接的にキャビテーションによる衝撃力を測定する方法と、水中マイクロフォン、回転する水車ランナまたは静止している構造物に取付けられたAE(Acoustic Emission:音響放出)センサにより、キャビテーションによる衝撃力の大きさに対応した信号を測定し、間接的にキャビテーションによる衝撃力を測定する方法とが提案されている。
キャビテーションによる水力機械の壊食量は、上述の方法により測定されたキャビテーションによる衝撃力と、実験や実物の水力機械におけるキャビテーションによる壊食量のデータベースとを組合わせることにより予測される。
例えば特許文献1においては、まず水力機械のうち、キャビテーションにより壊食される面にPVDFフィルムセンサが貼られた試験片を準備した後、試験片におけるキャビテーション衝撃力が噴流壊食試験装置により測定される。これによって、固有材料ごとに、損傷が生じ始めるキャビテーション衝撃力の閾値と、キャビテーションの衝撃エネルギーと、壊食率との関係を調べたデータベースが構築される。次に、予測対象である水力機械において、キャビテーションが発生する部位にPVDFフィルムセンサが貼られ、キャビテーション衝撃力が測定される。これよってキャビテーション衝撃エネルギーが計算される。そして、計算されたキャビテーション衝撃エネルギーと、構築されたデータベースとから、当該水力機械のキャビテーションによる壊食率が定量的に予測される。
また特許文献2においては、まず、水中マイクロフォン、回転する水車ランナまたは静止している構造物に取付けられたAEセンサによりキャビテーションによる衝撃力の大きさに対応した信号が測定される。これによって、キャビテーション強さI(I=ΣPj/kj)が求められる。また、実物若しくは模型の水力機械の代表的な運転状態における、キャビテーションによる壊食深さ、運転時間およびキャビテーション強さのデータベースを予め構築しておく。そして、キャビテーション強さIとデータベースとに基づいて、予測対象のキャビテーション壊食速度v(v=i/t=A(I/M)(Ur/Um))が求められる。
また特許文献3においては、まず、キャビテーション壊食を生じた実物ポンプに対して、乱流解析により渦度を求め、求められた渦度からキャビテーション強さが計算される。次に、計算されたキャビテーション強さと、実際の壊食量および運転時間から求められた壊食速度とが関連づけられたデータベースが構築される。次に、対象の渦度が乱流解析により求められ、この渦度とデータベースとから、対象のキャビテーション壊食速度が予測される。
特開2002−267584号公報 特開2003−269313号公報 特許第3353668号公報 「ポンプのキャビテーション損傷の予測と評価」(2003年1月20日 ターボ機械協会発行)
上述のように、キャビテーションによる壊食量の予測方法において、キャビテーションの強さを求める方法はいくつか提案されている。しかしながら、上述の方法を実際に適用する場合、多くの困難が伴う可能性がある。例えば、回転する水車ランナにPVDFセンサやAEセンサを取付けることは容易ではない。また、高周波帯域の信号であるセンサ信号を回転側から静止側に伝送する装置が必要となるため、予測に用いられる装置の構成が複雑になる。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、水力機械内部において実際にキャビテーションが発生している部分の画像を撮影し、撮影した画像をディジタル処理することにより、簡便にキャビテーションによる壊食量を予測する方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数のランナベーンを有する回転する水車ランナのうち任意のランナベーンを、水車ランナの回転と同期しながら複数回撮影して複数の画像を得る撮影工程と、当該撮影工程で得られた複数の画像をディジタル処理し、多数の画素を含む平均画像を得るとともに、この平均画像の各画素における画素値の平均値および標準偏差値を算出する画像データ処理工程と、当該画像データ処理工程で算出された平均画像の各画素における画素値の平均値および標準偏差値に基づいて、当該ランナベーンにおけるキャビテーションによる壊食の予測量を算出する算出工程と、を備えたことを特徴とするキャビテーション壊食予測方法である。
本発明は、前記算出工程は、平均画像の各画素における画素値の平均値および標準偏差値に基づいて、キャビテーションが当該ランナベーンに及ぼす圧力波の強さを算出する第1算出工程と、第1算出工程により算出された圧力波の強さに基づいて、マイクロジェット理論によりキャビテーションによる壊食の理論値を算出する第2算出工程と、第2算出工程により算出されたキャビテーションによる壊食の理論値と、予め蓄積されたキャビテーションによる壊食の実測値とに基づいて、キャビテーションによる壊食の予測量を算出する第3算出工程とを有することを特徴とするキャビテーション壊食予測方法である。
本発明は、前記撮影工程は、ランナベーンの上流側に設けられ、水車ランナへ供給される水量を調整するガイドベーンに取付けられた撮影装置を用い、この撮影装置によって、ランナベーンの入口部を、水車ランナの回転と同期しながら撮影する工程からなることを特徴とするキャビテーション壊食予測方法である。
本発明は、前記撮影工程は、ランナベーンの下流側に設けられ、水車ランナを通った後の水を吸引する吸出管に取付けられた撮影装置を用い、この撮影装置によって、ランナベーンの出口部を、水車ランナの回転と同期しながら撮影する工程からなることを特徴とするキャビテーション壊食予測方法である。
本発明は、複数のランナベーンを有する回転する水車ランナのうち任意のランナベーンを、水車ランナの回転と同期しながら複数回撮影して複数の画像を得る撮影装置と、当該撮影装置により得られた複数の画像をディジタル処理し、多数の画素を含む平均画像を得るとともに、この平均画像の各画素における画素値の平均値および標準偏差値を算出する画像データ処理手段と、当該画像データ処理手段により算出された平均画像の各画素における画素値の平均値および標準偏差値に基づいて、当該ランナベーンにおけるキャビテーションによる壊食の予測量を算出する算出手段と、を備えたことを特徴とするキャビテーション壊食予測装置である。
本発明によれば、キャビテーション壊食予測方法は、複数のランナベーンを有する回転する水車ランナのうち任意のランナベーンを、ランナベーンの回転と同期しながら複数回撮影して複数の画像を得る撮影工程と、当該撮影工程で得られた複数の画像をディジタル処理し、多数の画素を含む平均画像を得るとともに、この平均画像の各画素における画素値の平均値および標準偏差値を算出する画像データ処理工程と、当該画像データ処理工程で算出された平均画像の各画素における画素値の平均値および標準偏差値に基づいて、当該ランナベーンにおけるキャビテーションによる壊食の予測量を算出する算出工程と、を備えている。このため、回転する水車ランナのうち任意のランナベーンにおけるキャビテーション発生状況を観察することができ、また、その観察結果に基づいて、当該ランナベーンにおけるキャビテーションによる壊食の予測量を算出することができる。このことにより、水車ランナがキャビテーションにより壊食される危険性を把握した上で、最適な条件により水車を運転させることができる。
第1の実施の形態
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1乃至図8は、本発明の第1の実施の形態におけるキャビテーション壊食予測方法およびキャビテーション壊食予測装置を示す図である。このうち図1は、本発明の第1の実施の形態におけるフランシス水車を示す図であり、図2は、本発明の第1の実施の形態における水車ランナを示す斜視図である。図3(a)は、本発明の第1の実施の形態におけるランナベーンとガイドベーンとを示す図であり、図3(b)は、図3(a)のランナベーンとガイドベーンとをA−A方向から見た断面図である。図4は、図3(b)のガイドベーンをB−B方向から見た断面図であり、図5は、本発明の第1の実施の形態におけるキャビテーション壊食予測装置を示す図である。図6(a)は、本発明の第1の実施の形態において、撮影装置により撮影された複数の画像を示す図であり、図6(b)は、本発明の第1の実施の形態において、複数の画像をディジタル処理して得られた平均画像を示す図である。図7は、本発明の第1の実施の形態において、キャビテーション壊食予測工程を示す図である。図8は、本発明の第1の実施の形態の変形例を示す図である。
まず、図1によりフランシス水車10(水力機械)について説明する。図1に示すように、フランシス水車10は、水が流入するケーシング11と、回動自在に設けられ、ケーシング11内から流入する水のエネルギを回転駆動力に変換させるための水車ランナ12とを備えている。またケーシング11内周側には、水車ランナ12へ向けた水の流路を形成するステーベーン17が設けられ、このステーベーン21の出口側に、水車ランナ12へ流入する水量を変化させるガイドベーン16が設けられている。また、水車ランナ12は、複数のランナベーン15を有し(図2および図3参照)、この水車ランナ12に、主軸13を介して発電機13aが連結されている。この場合、ランナベーン15が水車ランナ12に流入された水の流れを受けて、水車ランナ12が回転駆動され、主軸13を介して発電機13aが駆動される。一方、水車ランナ12を回転駆動させた水は、吸出管14を経て図示しない放水路へと流出する。
図2は、水車ランナ12を斜め下方から見た斜視図である。図2に示すように、水車ランナ12は、クラウン22と、バンド23と、クラウン22とバンド23との間に等間隔に複数枚(本実施の形態では15枚)配置されたランナベーン15とを備えている。また水車ランナ12外周部には、各ランナベーン15間に開口部12aが形成されている。そして、ケーシング11から水車ランナ12に供給される水は、開口部12aを通って各ランナベーン15に衝突し、これによって、水車ランナ12が図2に示す方向に回転する。このことにより、水のエネルギーが水車ランナ12により機械エネルギーに変換される。なお本実施の形態において、ランナベーンのうち水が衝突する面を圧力面15a、この圧力面15aの反対にある面を負圧面15bとする。
また図2に示すように、各ランナベーン15間に形成された水車ランナ12の開口部12a近傍において、ケーシング11から水車ランナ12へ供給される水量を調整するガイドベーン16が、ランナベーン15の上流側に設けられている。なおランナベーン15の上流側には複数のガイドベーン16が設けられているが、図2おいては、便宜上1つのガイドベーン16のみを示している。
次に、図3(a)によりガイドベーン16について説明する。ガイドベーン16はガイドベーンステム(回転軸)17を有しており、ガイドベーン16がガイドベーンステム16aを中心として回動することにより、ケーシング11から水車ランナ12に供給される水の量が調整される。このガイドベーン16は、上カバー19および下カバー20によりケーシング11に固定されている。また、ガイドベーン16のガイドベーンステム16aには中空部18が設けられている。
図3(b)に、図3(a)のランナベーン15とガイドベーン16とをA−A方向から見た断面図を示す。図3(b)に示すように、ガイドベーン16により調整された水は、ランナベーン15の圧力面15aに衝突し、これによって水車ランナ12が図に示す方向に回転する。この際、ランナベーン15の負圧面15bのうち水が供給される側にある入口部15c付近において、キャビテーションが発生する。入口部15cにおけるこのキャビテーションの様子を観察するため、ガイドベーン16には、後述する撮影装置31が設けられている。
次に、図5によりキャビテーション壊食予測装置30について説明する。図5は、キャビテーション壊食予測装置30の構成を簡略化して示す図である。図5に示すように、キャビテーション壊食予測装置30は、複数のランナベーン15を有する回転する水車ランナ12のうち任意のランナベーン15を、水車ランナ12の回転と同期しながら複数回撮影して、図6(a)に示す複数の画像41を得る撮影装置31を備えている。当該撮影装置31により得られた複数の画像41は、画像データ処理手段33によりディジタル処理され、これによって、多数の画素42a、42b、42c、42d・・・を含む平均画像42(図6(b))が得られるとともに、この平均画像42の各画素42a、42b、42c、42d・・・における画素値の平均値および標準偏差値が、各画像41の画素41a、41b、41c、41d・・・に基づいて算出される。そして、当該画像データ処理手段33により算出された平均画像42の各画素42a、42b、42c、42d・・・における画素値の平均値および標準偏差値に基づいて、算出手段37により、当該ランナベーン15におけるキャビテーションによる壊食の予測量が算出される。
このうち撮影装置31は、図4に示すように2つのLED24とCCDカメラ25とを有しており、この2つのLED24とCCDカメラ25とは、ガイドベーン16の側面に設けられたガラス窓26に固定されている。LED24およびCCDカメラ25は制御装置40により制御されており、制御装置40は、水車ランナ12の回転と同期しながら任意のランナベーン15の入口部15cを複数回撮影するよう、LED24およびCCDカメラ25を駆動する。また、この撮影のタイミングを水車ランナ12の回転と同期させるため、フランシス水車10の一部、例えば水車軸13にセンサ32が取付けられており、制御装置40は、センサ32により水車ランナ32の回転速度を測定することができる。
また算出手段37は、図5に示すように、平均画像42の画素42a、42b、42c、42d・・・における画素値の平均値および標準偏差値に基づいて、キャビテーションが当該ランナベーン15に及ぼす圧力波の強さを算出する第1算出手段34と、第1算出手段34により算出された圧力波の強さに基づいて、マイクロジェット理論によりキャビテーションによる壊食の理論値を算出する第2算出手段35と、第2算出手段35により算出されたキャビテーションによる壊食の理論値と、予め蓄積されたキャビテーションによる壊食の実測値とに基づいて、キャビテーションによる壊食の予測量を算出する第3算出手段36とを有している。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
はじめに、回転する水車ランナ12のうち任意のランナベーン15の入口部15cを、回転に同期したタイミングで撮影装置31により撮影する。この際、キャビテーションが発生している様子をより明確に撮影するために、制御装置40は、センサ32から送られてくる信号に基づいて、撮影装置31のLED24を発光させるタイミング、および撮影装置31のCCDカメラにより撮影を行うタイミングを調整する。これによって、任意のランナベーン15の入口部15cについてn枚、例えば50枚の画像41を得る。
得られたn枚の画像41の解像度は、横方向にl、縦方向にmであり、従って、各画像41はl×mの画素41a、41b、41c、41d・・・を有している。このうち画素41aは、(横方向、縦方向)=(1、1)の位置における画素であり、画素41bは、(横方向、縦方向)=(2、1)の位置における画素である。同様に画素41cは、(横方向、縦方向)=(1、2)の位置における画素であり、画素41dは、(横方向、縦方向)=(l、m)の位置における画素である。なお以下の記載において、得られたn枚の画像41のうちk枚目の画像における、(横方向、縦方向)=(i、j)の位置での画素の8ビットグレイスケール値をA(i、j、k)と表す。
次に、図7に示すキャビテーション壊食予測工程のうち、ステップs1「標準偏差画像処理/標準偏差σの算出」に示すように、得られたn枚の画像41についてディジタル処理を行い、多数の画素42a、42b、42c、42d・・・を含む平均画像42を得るとともに、この平均画像42の各画素42a、42b、42c、42d・・・における8ビットグレイスケール値の平均値μおよび標準偏差σを算出する。手順は以下のとおりである。
前述のとおり、得られたn枚の画像41のうちk枚目の画像において、画素41a、41b、41c、41d・・・における8ビットグレイスケール値は以下の〔数1〕のように表される。
Figure 2010101192
また、平均画像42において、画素42a、42b、42c、42d・・・の8ビットグレイスケール値の平均値μおよび標準偏差σは以下の〔数2〕および〔数3〕のようにあらわされる。
Figure 2010101192
Figure 2010101192
ここで、平均画像42のうち、例えば(横方向、縦方向)=(i、j)に位置する画素における平均値μ(i、j)および標準偏差σ(i、j)は以下の〔数4〕および〔数5〕により算出される。
Figure 2010101192
Figure 2010101192
この計算を平均画像42の各画素42a、42b、42c、42d・・・に対して行うことにより、平均画像42における各画素42a、42b、42c、42d・・・の8ビットグレイスケール値の平均値μおよび標準偏差σを得ることができる。
次に、図7に示すステップs2「クラウドキャビティ変動により放出される圧力強さPwaveの計算」について説明する。
標準偏差σ(i、j)はキャビテーションの体積変動速度と相関があることが知られており、このことにより、先に得られた標準偏差σ(i、j)に、実験から求められている比例定数k1を乗じることで、キャビテーションの体積変動速度(dV/dt)を求める。
Figure 2010101192
次に、キャビテーションが発生している周囲の圧力と水の飽和蒸気圧との差△ Pを求め、この圧力差△ Pをキャビテーションの体積変動速度(dV/dt)に乗じることにより、クラウドキャビティ変動により放出される圧力波強さPwaveを求める。
Figure 2010101192
ここでキャビテーションが発生している周囲の圧力は、水車ランナ12外周部の圧力測定値やケーシング11の圧力測定値を基に、適切な補正を行うことにより求める。飽和蒸気圧は、水温の測定値から求める。
次に、図7に示すステップs3「壁面到達時の圧力強さPの計算」について説明する。
音響工学理論に基づき、ランナベーン15の壁面到達時の圧力波の強さPを以下の〔数8〕により算出することができる。
Figure 2010101192
ここで、各記号の意味は以下のとおりである。
ω:圧力周波数
ρ:密度、c:音速、μ:粘性係数(ρ、c、μはボイド率の関数)
x:クラウドキャビティ破裂位置と壁面間の距離
このうちxについては、CCDカメラ25により求める。具体的には、キャビテーションのフォーカス点と、水車ランナ12のランナベーン15壁面のフォーカス点との差をCCDカメラ25のレンズ距離情報から求めることにより、xを求める。
次に、図7に示すステップs4「マイクロジェット流速Vjetの計算」について説明する。
ランナベーン15の壁面に到達した圧力波により、キャビテーションにより発生した気泡(図示せず)のうち壁面近くに存在する気泡がマイクロジェット現象を起こす。このマイクロジェット現象におけるマイクロジェットの流速は、Plesset and Chapmannの理論に基づき、以下の〔数9〕により算出される。
Figure 2010101192
ここで、γは壁面から気泡中心までの無次元距離であり、γ=H/R(H:壁面から気泡中心までの距離、R:気泡径)である。本実施例においては、γ=1.1と仮定している。
次に、図7に示すステップs5「損傷判定速度Vcritの計算」について説明する。
水車ランナ12のランナベーン15の材料表面が塑性変形するマイクロジェットの流速Vcritは、以下の〔数10〕により導出されることが知られている。この式に基づき、ランナベーン15の材料表面が塑性変形するマイクロジェットの流速Vcritを算出する。
Figure 2010101192
ここで、各記号の意味は以下のとおりである。
Py:降伏応力、ρ:水の密度
B:定数(本実施例では301Mpa)、n:定数(本実施例では7.15)
次に、図7に示すステップs6「壁面損傷量および累積損傷面積Aの計算」について説明する。
まず、マイクロジェットによる壁面の損傷深さd pitを次の〔数11〕により求める。
Figure 2010101192
なお本実施例において、マイクロジェットの半径rjetを10μmと仮定している。
次に、マイクロジェットにより損傷された壁面部分の形状が円形であると仮定して、マイクロジェットによる壁面の損傷深さd pitから、マイクロジェットにより壁面に形成される損傷ビットの面積Apitを計算する。損傷された壁面部分の半径rpitと損傷深さdpitとの比は一定ではないが、一般にrpitとdpitの比は平均約26.7であることが知られている。従って、以下の〔数12〕により、マイクロジェットにより壁面に形成される損傷ピットの面積Apitを算出することができる。
Figure 2010101192
ここで、kはrpitとdpitの比であり、前述のとおり、本実施例においてはk=26.7とした。
次に、水車ランナ12のランナベーン15がキャビテーション流れに曝されている時間を設定し、キャビテーションによる累積損傷面積Aを算出する。キャビテーション流れに曝されている時間をTとすると、キャビテーションによる累積損傷面積Aは以下の〔数13〕により算出される。
Figure 2010101192
ここで、fはクラウドキャビティ発生周波数であり、Pmjはマイクロジェット発生確率である。本実施例においては、マイクロジェット発生確率Pmj=1/30000と仮定している。
最後に、上述の方法により算出したキャビテーションによる累積損傷面積Aに関して、実験により作成されたキャビテーション損傷についてのデータベースに基づいて補正を行う。この場合、キャビテーション損傷実験は、高速の流れ場に純アルミニュウム製二次元翼を置いた状況において、キャビテーション数、流速などの条件を変えて行われ、そして、それぞれの条件における時間−キャビテーション損傷量の関係がデータベースに蓄積される。なお、材料の違いによる損傷強さの違いについては、非特許文献1に記載されているデータを利用する。これらのデータに基づいて、キャビテーションによる累積損傷面積Aの補正を行うことができ、これによって、ランナベーン15の入口部15cについて、キャビテーションによる壊食量の予測をより正確に行うことができる。
このように本実施の形態によれば、キャビテーション壊食予測装置30は、複数のランナベーン15を有する回転する水車ランナ12のうち任意のランナベーン15を、水車ランナ12の回転と同期しながら複数回撮影して複数の画像41を得る撮影装置31を備えている。このため、撮影装置31により得られた複数の画像41をディジタル処理し、多数の画素42a、42b、42c、42d・・・を含む平均画像42を得るとともに、この平均画像42の各画素42a、42b、42c、42d・・・における画素値の平均値μおよび標準偏差値σを算出することができ、また、算出された平均値μおよび標準偏差値σに基づいて、当該ランナベーン15におけるキャビテーションによる壊食の予測量を算出することができる。このことにより、当該ランナベーン15におけるキャビテーションによる壊食の危険性を把握しながら、適切にフランシス水車10を運転させることができる。
また本実施の形態によれば、算出手段37は、平均画像42の画素42a、42b、42c、42d・・・における画素値の平均値および標準偏差値に基づいて、キャビテーションが当該ランナベーン15に及ぼす圧力波の強さを算出する第1算出手段34と、第1算出手段34により算出された圧力波の強さに基づいて、マイクロジェット理論によりキャビテーションによる壊食の理論値を算出する第2算出手段35と、第2算出手段35により算出されたキャビテーションによる壊食の理論値と、予め蓄積されたキャビテーションによる壊食の実測値とに基づいて、キャビテーションによる壊食の予測量を算出する第3算出手段36とを有している。このため、ランナベーン15におけるキャビテーションによる壊食の予測量を正確に算出することができる。
また本実施の形態によれば、撮影装置31は、ランナベーン15の上流側に設けられ、水車ランナ12へ供給される水量を調整するガイドベーン16に取付けられている。このため、撮影装置31により、ランナベーン15の入口部15cを、水車ランナ12の回転と同期しながら撮影することができる。このことにより、ランナベーン15のうちキャビテーションによる壊食が発生しやすい入口部15cにおける、キャビテーションによる壊食の予測量を算出することができる。
次に図8により本発明の第1の実施の形態の変形例について説明する。すなわち、図1乃至図7に示す第1の実施の形態において、撮影装置31のうち2つのLED24とCCDカメラ25とが、ガイドベーン16の側面に設けられたガラス窓26に固定されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図8に示すように、2つのLED24とCCDカメラ25とを、ガイドベーンステム16aの中空部18に挿入された挿入管28内に取付けてもよい。この場合、2つのLED24は、挿入管28の底部に設けられているプリズム29による反射を利用して、ランナベーン15を照射する。同様に、CCDカメラ25は、挿入管28の底部に設けられているプリズム29による反射を利用して、ランナベーン15を撮影する。
第2の実施の形態
以下、図9および図10を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。ここで、図9(a)(b)は、本発明の第2の実施の形態において、ランナベーンを撮影する様子を示す図であり、図10(a)(b)は、本発明の第2の実施の形態において、挿入管内に取付けられたLEDおよびCCDカメラを示す図である。
図9(a)(b)および図10(a)(b)に示す第2の実施の形態は、図1乃至図8に示す第1の実施の形態におけるキャビテーション壊食予測装置30において、撮影装置31が、ランナベーン15の下流側に設けられ、水車ランナ12を通った後の水を吸引する吸出管14に取付けられたものであり、他の構成は、図1乃至図8に示す第1の実施の形態と略同一である。図9および図10において、図1乃至図8に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図9(a)(b)および図10(a)(b)に示すように、撮影装置31は挿入管45を有しており、この挿入管45の一部にはガラス窓26が形成されている。また挿入管45の中にLED24とCCDカメラ25とが取付けられている。また、ランナベーン15の下流側に設けられ、水車ランナ12を通った後の水を吸引する吸出管14において、ランナベーン15近傍に位置する吸出管14の内壁の一部に挿入口14aが設けられており、この挿入口14aに挿入管45が挿入されている。この場合、挿入管45のガラス窓26がランナベーン15の負圧面15bにある出口部15dと向かい合うよう、挿入口14aに挿入管45が挿入されている。これによって、撮影装置31のCCDカメラ25がランナベーン15の出口部15dを撮影することができる。
このように本実施の形態によれば、撮影装置31は、ランナベーン15の下流側に設けられ、水車ランナ12を通った後の水を吸引する吸出管14に取付けられている。このため、撮影装置31により、ランナベーン15の出口部15dを、水車ランナ12の回転と同期しながら撮影することができる。このことにより、ランナベーン15のうちキャビテーションによる壊食が発生しやすい出口部15dにおける、キャビテーションによる壊食の予測量を算出することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるフランシス水車を示す図。 図2は、本発明の第1の実施の形態における水車ランナを示す斜視図。 図3(a)は、本発明の第1の実施の形態におけるランナベーンとガイドベーンとを示す図、図3(b)は、図3(a)のランナベーンとガイドベーンとをA−A方向から見た断面図。 図4は、図3(b)のガイドベーンをB−B方向から見た断面図。 図5は、本発明の第1の実施の形態におけるキャビテーション壊食予測装置を示す図。 図6(a)は、本発明の第1の実施の形態において、撮影装置により撮影された複数の画像を示す図、図6(b)は、本発明の第1の実施の形態において、複数の画像をディジタル処理して得られた平均画像を示す図。 図7は、本発明の第1の実施の形態において、キャビテーション壊食予測工程を示す図。 図8は、本発明の第1の実施の形態の変形例を示す図。 図9(a)(b)は、本発明の第2の実施の形態において、ランナベーンを撮影する様子を示す図。 図10(a)(b)は、本発明の第2の実施の形態において、挿入管内に取付けられたLEDおよびCCDカメラを示す図。
符号の説明
10 横軸フランシス水車
11 ケーシング
12 水車ランナ
13 主軸
13a 発電機
14 吸出管
14a 挿入口
15 ランナベーン
15a ランナベーンの圧力面
15b ランナベーンの負圧面
15c ランナベーンの入口部
16 ガイドベーン
16a ガイドベーンステム
18 中空部
19 上カバー
20 下カバー
21 ステーベーン
22 クラウン
23 バンド
24 LED
25 CCDカメラ
26 ガラス窓
27 押さえ
28 挿入管
29 プリズム
30 キャビテーション壊食予測装置
31 撮影装置
32 センサ
33 画像データ処理手段
34 第1算出手段
35 第2算出手段
36 第3算出手段
37 算出手段
40 制御装置
41 画像
41a 画像の(1,1)画素
41b 画像の(2,1)画素
41c 画像の(1,2)画素
41d 画像の(l,m)画素
42 平均画像
42a 平均画像の(1,1)画素
42b 平均画像の(2,1)画素
42c 平均画像の(1,2)画素
42d 平均画像の(l,m)画素
45 挿入管

Claims (5)

  1. 複数のランナベーンを有する回転する水車ランナのうち任意のランナベーンを、水車ランナの回転と同期しながら複数回撮影して複数の画像を得る撮影工程と、
    当該撮影工程で得られた複数の画像をディジタル処理し、多数の画素を含む平均画像を得るとともに、この平均画像の各画素における画素値の平均値および標準偏差値を算出する画像データ処理工程と、
    当該画像データ処理工程で算出された平均画像の各画素における画素値の平均値および標準偏差値に基づいて、当該ランナベーンにおけるキャビテーションによる壊食の予測量を算出する算出工程と、を備えたことを特徴とするキャビテーション壊食予測方法。
  2. 前記算出工程は、平均画像の各画素における画素値の平均値および標準偏差値に基づいて、キャビテーションが当該ランナベーンに及ぼす圧力波の強さを算出する第1算出工程と、第1算出工程により算出された圧力波の強さに基づいて、マイクロジェット理論によりキャビテーションによる壊食の理論値を算出する第2算出工程と、第2算出工程により算出されたキャビテーションによる壊食の理論値と、予め蓄積されたキャビテーションによる壊食の実測値とに基づいて、キャビテーションによる壊食の予測量を算出する第3算出工程とを有することを特徴とする請求項1に記載のキャビテーション壊食予測方法。
  3. 前記撮影工程は、ランナベーンの上流側に設けられ、水車ランナへ供給される水量を調整するガイドベーンに取付けられた撮影装置を用い、この撮影装置によって、ランナベーンの入口部を、水車ランナの回転と同期しながら撮影する工程からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のキャビテーション壊食予測方法。
  4. 前記撮影工程は、ランナベーンの下流側に設けられ、水車ランナを通った後の水を吸引する吸出管に取付けられた撮影装置を用い、この撮影装置によって、ランナベーンの出口部を、水車ランナの回転と同期しながら撮影する工程からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のキャビテーション壊食予測方法。
  5. 複数のランナベーンを有する回転する水車ランナのうち任意のランナベーンを、水車ランナの回転と同期しながら複数回撮影して複数の画像を得る撮影装置と、
    当該撮影装置により得られた複数の画像をディジタル処理し、多数の画素を含む平均画像を得るとともに、この平均画像の各画素における画素値の平均値および標準偏差値を算出する画像データ処理手段と、
    当該画像データ処理手段により算出された平均画像の各画素における画素値の平均値および標準偏差値に基づいて、当該ランナベーンにおけるキャビテーションによる壊食の予測量を算出する算出手段と、を備えたことを特徴とするキャビテーション壊食予測装置。
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