JP2010097978A - 接合装置、耐熱診断方法および部品の耐熱診断プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プリント配線板に搭載する部品の耐熱ランクデータがプリント配線板のリフロー温度条件に基づく耐熱ランクデータに一致するか否かを判定する判定部と、部品の耐熱ランクデータがプリント配線板の耐熱ランクデータに一致しない場合、部品の推奨リフロープロファイルのリフロー温度条件を用いて部品の耐熱ランクデータを付与する耐熱診断部とを設けた接合装置。
【選択図】図4
Description
耐熱条件にはいくつもの条件から成り立っており、これらに合わせることは煩雑な作業を必要とする。よって、耐熱条件を複数のランクに区分して標準化することで、部品の選択を容易にすることができる。ただし、部分的に条件を満足しない場合がある。例えば、温度は基準を超えているが、時間が足りない場合や、時間は十分あるが、温度が届かないことがある。この様な場合、ランクを明確にできないことを示す特別な記号を付与したり、ランクを下げるといった対応となり、製造側が判断に困る。
また、別の従来技術では、制御盤に用いる電気部品ごとに、部品の耐熱性の情報他を有する部品データライブラリと、部品の配置位置や配置の向きなどの制約条件データライブラリとを作成し、電気部品レイアウトを作成する発明が知られている。(例えば、特許文献2参照)
S26. 上記S22にて本加熱条件1(温度≧230℃)の温度と時間が有し、且つ、本加熱条件2(温度≧217℃融点)の温度と時間が有るか否かを判断する。
S28.上記S26にて温度≧217℃融点の温度と時間が有れば、加熱の範囲台形面積を計算する。
図4に示すS27は、S22で本加熱条件1(230℃以上)ではなく、S23で本加熱条件2(217℃融点)である場合であり、最高温度と本加熱条件2によってできる三角形の面積によって加熱の範囲を表現する。
図4に示すS25は、S22で本加熱条件1(230℃以上)であるが、S26で本加熱条件2(217℃融点)でない場合であり、実績のある最低ランクの本加熱条件2を適用し、本加熱条件1と組み合わせて台形面積を計算する。続いて、本加熱条件1と最高温度によってできる三角形の面積を加算して加熱の範囲を表現する。
(a)診断ツールの新耐熱ランク
本診断ツールは、新耐熱ランクとしてN□NN、N□□N、N□□□の3つがあり、それぞれのリフロー温度条件として、(1)プレヒート条件、(2)最高温度、(3)本加熱条件1、(4)本加熱条件2、の4種類のプロファイルに応じてランク分けされる。また、3つの新耐熱ランクの夫々には、耐熱条件を温度と時間から加熱の範囲を台形面積で計算した値が示されている。
(b)全てのリフロー温度条件が存在する場合
本診断ツールは、プリント配線板に実装する部品の耐熱ランクを補完するもので、前述の新耐熱ランク(N□NN、N□□N、N□□□)に合致しないとき、部品メーカからの推奨リフロープロファイルの条件を本診断ツールに入力する。入力は、最大値入力の行だけで、リフロー温度条件の最大値を入力する。その結果、台形面積は1000の値となり、前記(a)診断ツールで示した図表の新耐熱ランクとの比較により、4つの個別診断結果が得られるとともに、この部品の総合診断は、N□NNの耐熱ランクであると決定される。
(c)本加熱条件2が無い場合
本加熱条件2を除いて、部品メーカからの推奨リフロープロファイルの条件を診断ツールに入力する。入力は、最大値入力の行だけで、リフロー温度条件の最大値を入力する。その結果、台形面積は1050の値となり、前記(a)診断ツールで示した図表の新耐熱ランクとの比較により、4つの個別診断結果が得られるとともに、この部品の総合診断は、N□□Nの耐熱ランクであると決定される。
(d)本加熱条件1が無い場合
本加熱条件1を除いて、部品メーカからの推奨リフロープロファイルの条件を診断ツールに入力する。入力は、最大値入力の行だけで、リフロー温度条件の最大値を入力する。その結果、台形面積は1000の値となり、前記(a)診断ツールで示した図表の新耐熱ランクとの比較により、4つの個別診断結果が得られるとともに、この部品の総合診断は、N□□Nの耐熱ランクであると決定される。
(付記1)
プリント配線板のフットパターンと部品の端子間をハンダによって接合する接合装置において、
前記プリント配線板に搭載する前記部品の耐熱ランクデータが前記プリント配線板のリフロー温度条件に基づく耐熱ランクデータに一致するか否かを判定する判定部と、
前記部品の耐熱ランクデータが前記プリント配線板の耐熱ランクデータに一致しない場合、前記部品の推奨リフロープロファイルのリフロー温度条件を用いて前記部品に新耐熱ランクデータを付与し、前記プリント配線板の耐熱診断を行う耐熱診断部と、
を設けたことを特徴とする接合装置。
(付記2)
付記1記載の接合装置において、
前記リフロー温度条件は、予熱加熱の温度条件と、予備加熱の時間条件と、最高温度条件と、本加熱条件とを含むことを特徴とする接合装置。
(付記3)
付記1記載の接合装置において、
前記新耐熱ランクデータは、融点以上になる加熱温度の加熱時間に対する積分値を基に決定することを特徴とする接合装置。
(付記4)
プリント配線板のフットパターンと部品の端子間をハンダによって接合する接合処理の前記プリント配線板の耐熱診断方法において、
前記プリント配線板に搭載する前記部品の耐熱ランクデータが前記プリント配線板のリフロー温度条件に基づく耐熱ランクデータに一致するか否かを判定するステップと、
前記部品の耐熱ランクデータが前記プリント配線板の耐熱ランクデータに一致しない場合、前記部品の推奨リフロープロファイルのリフロー温度条件を用いて前記部品に新耐熱ランクデータを付与するステップと、
を含むことを特徴とする耐熱診断方法。
(付記5)
付記4記載の接合処理方法において、
前記リフロー温度条件は、予熱加熱の温度条件と、予備加熱の時間条件と、最高温度条件と、本加熱条件とを含むことを特徴とする接合処理方法。
(付記6)
付記4記載の接合処理方法において、
前記新耐熱ランクは、融点以上になる加熱温度の加熱時間に対する積分値を基に決定することを特徴とする接合処理方法。
(付記7)
コンピュータに
プリント配線板に搭載する部品の耐熱ランクデータが前記プリント配線板のリフロー温度条件に基づく耐熱ランクデータに一致するか否かを判定する手順と、
前記部品の耐熱ランクデータが前記プリント配線板の耐熱ランクデータに一致しない場合、前記部品の推奨リフロープロファイルのリフロー温度条件を用いて前記部品の新耐熱ランクデータを付与する手順と、
を実行させるプリント配線板に搭載する部品の耐熱診断プログラム。
(付記8)
付記7記載のプリント配線板に搭載する部品の耐熱診断プログラムにおいて、
前記リフロー温度条件は、予熱加熱の温度条件と、予備加熱の時間条件と、最高温度条件と、本加熱条件とを含むことを特徴とするプリント配線板に搭載する部品の耐熱診断プログラム。
(付記9)
付記7記載のプリント配線板に搭載する部品の耐熱診断プログラムにおいて、
前記新耐熱ランクは、融点以上になる加熱温度の加熱時間に対する積分値を基に決定することを特徴とするプリント配線板に搭載する部品の耐熱診断プログラム。
2 部品表
3 部品DB(データベース)
4 診断ツール
41 耐熱条件の入力部
42 面積計算の処理部
43 耐熱ランクの出力部
5 リフロー制御部
6 中央処理装置(CPU)
7 主メモリ
71 耐熱診断プログラム
8 入出力制御部
9 部品データベース
10 部品表
11 リフロー炉
12 キーボード
13 ディスプレイ(DISP)
Claims (4)
- プリント配線板のフットパターンと部品の端子間をハンダによって接合する接合装置において、
前記プリント配線板に搭載する前記部品の耐熱ランクデータが前記プリント配線板のリフロー温度条件に基づく耐熱ランクデータに一致するか否かを判定する判定部と、
前記部品の耐熱ランクデータが前記プリント配線板の耐熱ランクデータに一致しない場合、前記部品の推奨リフロープロファイルのリフロー温度条件を用いて前記部品に新耐熱ランクデータを付与し、前記プリント配線板の耐熱診断を行う耐熱診断部と、
を設けたことを特徴とする接合装置。 - 請求項1記載の接合装置において、
前記新耐熱ランクデータは、融点以上になる加熱温度の加熱時間に対する積分値を基に決定されることを特徴とする接合装置。 - プリント配線板のフットパターンと部品の端子間をハンダによって接合する接合処理の前記プリント配線板の耐熱診断方法において、
前記プリント配線板に搭載する前記部品の耐熱ランクデータが前記プリント配線板のリフロー温度条件に基づく耐熱ランクデータに一致するか否かを判定するステップと、
前記部品の耐熱ランクデータが前記プリント配線板の耐熱ランクデータに一致しない場合、前記部品の推奨リフロープロファイルのリフロー温度条件を用いて前記部品に新耐熱ランクデータを付与するステップと、
を含むことを特徴とする耐熱診断方法。 - コンピュータに
プリント配線板に搭載する部品の耐熱ランクデータが前記プリント配線板のリフロー温度条件に基づく耐熱ランクデータに一致するか否かを判定する手順と、
前記部品の耐熱ランクデータが前記プリント配線板の耐熱ランクデータに一致しない場合、前記部品の推奨リフロープロファイルのリフロー温度条件を用いて前記部品の新耐熱ランクデータを付与する手順と、
を実行させるプリント配線板に搭載する部品の耐熱診断プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008264988A JP2010097978A (ja) | 2008-10-14 | 2008-10-14 | 接合装置、耐熱診断方法および部品の耐熱診断プログラム |
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JP2008264988A JP2010097978A (ja) | 2008-10-14 | 2008-10-14 | 接合装置、耐熱診断方法および部品の耐熱診断プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010097978A true JP2010097978A (ja) | 2010-04-30 |
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ID=42259482
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JP2008264988A Pending JP2010097978A (ja) | 2008-10-14 | 2008-10-14 | 接合装置、耐熱診断方法および部品の耐熱診断プログラム |
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Country | Link |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6179294A (ja) * | 1985-04-05 | 1986-04-22 | アイワ株式会社 | 部品の実装方法 |
JP2001185842A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-06 | Sony Corp | 電子部品実装基板及び電子部品の実装方法 |
-
2008
- 2008-10-14 JP JP2008264988A patent/JP2010097978A/ja active Pending
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