JP2010097522A - ペン型情報入出力システムおよび情報管理方法 - Google Patents

ペン型情報入出力システムおよび情報管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
営業店に設置され、顧客が自分で入力するタブレットディスプレイタイプの端末において、利用者が書式の違いを意識せずに氏名、住所等の決められた入力項目を入力できるように、容易・正確・迅速な入力を支援するシステムを提供すること。
【解決手段】
コピーモード時に電子ペンでペンタブレット型端末の画面の一部分を選択すると、端末がペンIDと選択された部分のデータ項目とデータをサーバに送り、サーバはIDとデータ項目とデータを記憶する。ペーストモード時に電子ペンで画面を選択すると、端末はペンIDと選択された部分のデータ項目をサーバに送り、サーバではペンIDに対応するデータ項目とデータを参照し、端末から送られたデータ項目に合うデータを端末に送信し、端末はデータ項目に対応する部分にデータを表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報指定手段により表示画面に対して情報の入力、指定を行う際の情報管理に関するものである。その中でも特に、いわゆる営業店内など所定の窓口に設置された情報端末に電子的なペンを用いて情報を入力・表示するためのシステムであり、特に氏名や住所の入力を容易にする情報管理技術に関する。
従来、タッチパネルやタッチペンによる文字入力方式としては、(a)画面にソフトウェア・キーボードを表示して文字を選択する形態、(b)画面上に手書きで書く形態、更に手書き文字を認識するソフトウェアを用いて変換する形態、(c)別の部分に表示された文字をコピーし、入力したい部分にペーストする形態、などが使われている。決まった内容を入力する場合には、(c)による方法がすばやく容易に入力できて便利である。しかし、異なる端末間でコピー&ペーストを用いて入力を行うことは難しい。これらの問題を解決する従来技術として、特許文献1や非特許文献1に記載された下記のようなものが提案されている。
異なる端末間で情報を移動させ、コピー&ペーストを実現させる方法として、Pick-and-Dropというシステムが非特許文献1に公開されている。このシステムは、電子ペンに設定されたIDを読み取ることができるディスプレイとネットワーク上に設置されたペンマネージャで構成され、電子ペンで画面に表示されたデータにタッチすると、そのデータと電子ペンのIDとを対応付けてペンマネージャに登録し、ペンマネージャは電子ペンのIDとそのIDが保持する情報とを管理し、電子ペンで別の端末の画面にタッチすると、端末はその電子ペンのIDに対応付けられたデータをネットワーク経由で取得し、対象となるアプリケーションに送信する。例えば、携帯型コンピュータからデスクトップ・コンピュータへと情報を移動させたり、電子掲示板から自分のPDAにデータを取り込んだり、というように利用することができる。
また、別のシステムとして、コピーしたいデータを電子ペンで指示すると、そのデータを表示している端末から電子ペンへとデータを送信し、電子ペンの記憶部に送信されたデータを記憶し、ペーストしたい位置を電子ペンで指示すると、電子ペンから端末にデータを送信し、電子ペンで指示した位置にペーストするシステムが特許文献1に公開されている。
電子ペンを用いずに情報を移動させる方法としては、ネットワークに接続された端末間でファイル転送コマンドを用いる方法や、メモリカードなどの記憶媒体を介してファイルを移動させる方法が一般的である。
ファイル転送コマンドや記憶媒体を介してファイルを移動させる方法は、移動がファイル単位になるため、文字列のような少量の情報の移動には向いていない。また、コピー&ペースト操作と比較すると、操作も煩雑である。特許文献1および非特許文献1の手法は、電子ペンを用いることにより、異なる端末間での情報移動が直感的な操作で手軽にできるという面で優れた入力方式である。
特開平9−34638 「Pick-and-Drop: 複数コンピュータ環境での直接操作技法」インタラクティブシステムとソフトウェアV、 レクチャーノート/ソフトウェア学18、 近代科学社、 1997、 pp.141-150.
近年の情報化社会においては、利用者が自分で入力して使用する形態の端末が増加している。環境への配慮という観点からもペーパーレスが推進され、営業店においても紙への記入から端末への入力へと、入力の形態がシフトしていくものと予想される。
役所や店舗などの公共の場に設置された端末では、タッチパネル式のディスプレイにソフトウェア・キーボードを表示し、ソフトウェア・キーボードを用いて文字を入力する形態が普及している。しかし、この入力形態では、一つの文字(特に漢字)を入力するために何度もタッチしなければならず、使い勝手が悪いという問題がある。
営業店においては、顧客が品物の配送を頼む・契約をする・会員になる・新規口座を開設するなどのために申込書や伝票を作成することが頻繁に行われており、このような場合には顧客の氏名や住所を記入することが多い。氏名の入力においては、通常のかな漢字変換では候補が表示されないことも多く、かな漢字変換の間違いによる入力ミスも起こりうるため、かな漢字変換による入力方法では氏名の入力をスムーズに行うことができないという問題もある。
PCでの入力においては、繰り返しの入力を簡単にするためにコピー&ペーストを用いるだけでなく、入力間違いを防ぐために、信頼できる情報からコピーしたデータをそのままペーストして入力する場合も多い。タッチパネル式の入力においても、手元にある情報をコピー&ペーストで入力できる手段が提供されると、手軽に正確な入力ができるようになると期待できる。また、一度に複数の伝票を作成する場合には、氏名や住所などの情報を何度も繰り返して入力しなければならないことも多いため、手軽にコピー&ペーストが使えると便利である。
特許文献1および非特許文献1による電子ペンを用いた方法を適用することにより、これらの問題を軽減することができる。しかし、伝票の形式は様々であり、氏名や住所などの入力項目の順番や、住所を一つの欄に入力するか市町村や建物名などで細分化された欄に入力するかといった詳細な書式が伝票ごとに異なるため、利用者はコピー元とペースト先の項目の違いを考慮してコピー&ペーストする必要があり、項目が細分化されている場合には迅速な入力を行うことが難しいという問題がある。
本発明の課題は、営業店に設置され、顧客が自分で入力するタイプの端末において、利用者が上述のような書式の違いを意識せずに氏名、住所等の決められた入力項目を入力できるように、容易・正確・迅速な入力を支援するシステムを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明では、表示画面に表示された情報のうち、情報指定デバイスで指定した情報を、サーバなど情報処理装置に、利用者や情報指定デバイスを識別する情報などの関連情報と対応付けて格納しておき、次回の利用時に関連情報の指定(含む情報指定デバイスから自動的に送信される関連情報)により、指定した情報を特定し、これを利用可能にするものである。
その一態様としては、以下のものがある。IDによる識別が可能で、かつ、IDを近距離通信により他の機器に送信可能な電子ペンと、電子ペンに設定されたIDを近距離通信により読み取ることができ、ネットワークに接続されたペンタブレット型の端末と、ネットワークに接続されたサーバで構成する。電子ペンにはコピー/ペーストの二つのモードがある。コピーモード時に電子ペンで画面に表示されたデータにタッチすると、電子ペンのIDを近距離通信で取得し、データとデータ項目(HTML形式であれば、タグをデータ項目とする)と電子ペンのIDをネットワーク経由でサーバに送信し、サーバではIDとデータを対応付けて管理する。サーバではよく使われるデータ項目とデータをインデックス化しておき、コピーしたデータのうち、インデックス化されているデータ部分はインデックスを、インデックス化されていないデータ部分は、データ項目とデータをそのまま記憶する。データ項目が設定されていない場合は、データ項目は「なし」として記憶する。ペーストモード時に電子ペンで端末の画面にタッチすると、端末は電子ペンのIDとタッチされた範囲のデータ項目をネットワーク経由でサーバに送り、サーバはIDに対応するデータを読み出し、データ項目が一致するデータのみを要求元の端末に送信する。データがインデックス化されている場合はインデックス部分をデータに変換して送信する。
例えば、データ項目([]と表記)とデータ(“”と表記)として、[市区町村] “川崎市幸区”をC5K2、[町名(丁目)] “鹿島田”を、W5とインデックス化しておく。ここで、C5K2の頭文字Cは[市区町村]を、W5のWは[町名(丁目)]を意味するものとする。コピーしたデータを[市区町村] “川崎市幸区”[町名(丁目)] “鹿島田”とすると、コピーしたデータはC5K2/W5/としてペンIDと共にサーバに記憶される(“/”は区切り記号とする)。
同じペンIDからペーストモードでデータ項目[市区町村]が要求されると、サーバはペンIDを検索してC5K2/W5を読み出し、[市区町村]を意味するC5K2から“川崎市幸区”を引き、[市区町村] “川崎市幸区”を要求元の端末に送信する。同じペンIDからペーストモードでデータ項目[氏名]を要求しても、上述の例でコピーしたデータには氏名に関する項目が記憶されていないため、サーバからは[氏名]“なし”が送信されるため、データはペーストされない。
また、よく使われるデータ項目として、例えば、氏名、住所に関連する項目とデータをインデックス化して用意しておき、また、[苗字]と[姓]のように同じ意味を表すデータ項目については、同じ意味を表すデータ項目を類似項目とする項目定義リストを用意しておき、項目定義リスト内で類似項目と定義されているデータ項目については同じデータ項目として判断する機能を設ける。
このように、利用者が書式の違いを意識しなくても、データ項目に合わせたデータを自動的に判断してペーストすることができるため、氏名、住所等の項目の決められた入力を迅速かつ正確に行うことが可能となる。
利用者は、より容易に過去に利用された情報の再利用が可能になる。
IDにより識別可能な電子ペンと、電子ペンに設定されたIDを近距離通信により読み取ることができる端末と、ネットワークに接続されたサーバの構成IDによる識別が可能で、かつ、IDを近距離通信により他の機器に送信可能な電子ペンと、電子ペンに設定されたIDを近距離通信により読み取ることができ、ネットワークに接続された端末と、ネットワークに接続されたサーバによる構成で実施できる。サーバ機能を電子ペンに実装する形態で実施することも可能である。サーバ機能を電子ペンに実装する場合は、端末と電子ペンはネットワークに接続せずに、近距離通信のみで通信を行う形態や、端末だけでなく電子ペンもネットワークに無線接続し、近距離通信は使用しない形態で実施することもできる。以下、実施例については、情報指定手段(デバイス)として、電子ペンを用いるが他の態様も本発明に含まれる。
図1は、本発明の1実施例のシステム構成図である。電子ペン10と端末A20、端末B30は赤外線などによる近距離通信機能を有し、端末A20、端末B30、サーバ100はネットワークに接続されている。電子ペン10には識別番号(ペンID)11が割り当てられ、電子ペン10を端末A20または端末B30の画面にタッチすると、各端末は電子ペン10のペンID11を読み取り、ペンの操作に応じた入力処理を行う。電子ペン10にはコピーモードとペーストモードがあり、モードの切り替えは端末にインストールされているペン入力用のアプリケーションを用いて行うことを想定しているが、電子ペン10にモード切替用のボタンを設けたり、ペンの向きで切り替えたりするなど、ペンによってモードを切り替える実装も可能である。コピーしたデータを明示的に削除する方法として、モードの切り替えと同様に、端末にインストールされているペン入力用のアプリケーションを用いて、画面に削除ボタンを表示し、削除ボタンが選択された場合に削除する方法や、電子ペン10に削除ボタンを設ける方法が考えられる。
次に、図2と図3を用いて、電子ペン10を用いて端末A20から端末B30へとデータをコピー&ペースト操作でコピーするときの全体の概要を説明する。
図2に、コピーモード時の利用例を示す。端末A20に表示された伝票Aの一部分を電子ペン10で選択し、電子ペン10に設けられたボタンを押すと、画面にコピー操作を選択するメニューが表示され、コピーを選択する。電子ペン10のボタンはマウスの右クリックと同様の機能を想定しているが、選択部分をコピーする操作ができればボタンの形状である必要はなく、ペンの長押しを検出してコピー操作を選択するためのメニューを表示するなど、端末で動作しているソフトウェアによる機能を用いて実装してもよい。端末A20のペン入力機能部はコピー操作を検出すると、ペンIDと選択部のデータとモードをサーバ100に送信する。図2の例では、ペンID:12345、モード:コピー、データ:[姓]日立 [名]太郎 [セイ]ヒタチ[メイ]タロウをサーバ100に送信する。ここで、[]はデータ項目を、[]の後はそのデータ値を表している。サーバ100はコピーモードの場合はデータの記憶要求と判断し、ペンIDとデータを組にしてペンデータ190として記憶する。このとき、図10に示すデータ成形(コピー時)1000の処理を行い、成形後のインデックス形式のコピーデータとして記憶する。
図3に、ペーストモード時の利用例を示す。コピーモード時と同様に、電子ペン10でペーストしたい部分を選択し、電子ペン10に設けられたボタンを押す。端末B30のペン入力機能部はペースト操作を検出すると、ペンIDと選択部の入力フィールドのデータ項目とモードをサーバに送信する。図3の例では、ペンID:12345、モード:ペースト、データ項目:[姓][名][セイ][メイ]をサーバ100に送信する。サーバ100はペーストモードの場合はデータの読み出し要求と判断し、ペンIDをキーにインデックス形式のコピーデータを読み出し、図14から図16に示すデータ検索1400とデータ成形(ペースト時)1600の処理を行い、データ:[姓]日立、[名]太郎、[セイ]ヒタチ、[メイ]タロウを端末B30に送信する。
図4に、全体の処理の流れを示す。端末のステップ410においてペンタッチを検出し、ステップ412において選択部分を描画する。ステップ414においてペンのボタン押下を検出すると、ステップ416において電子ペンと端末との間で近距離通信を受信してペンのIDを検出し、ステップ418においてペンのモードを確認する。ステップ420においてコピーモードか否かの判断を行い、コピーモードの場合はステップ422において選択部分のデータを取得し、サーバ100へのデータアップロードを要求し、ペンのIDとデータを送信し、ステップ430へと進む。ステップ420においてコピーモードでないと判断した場合には、ステップ430へと進み、ペーストモードか否かの判断を行う。ペーストモードの場合はステップ431において選択部分の入力フィールドのデータ項目を取得し、ステップ432において、サーバへのデータダウンロードを要求し、ペンのIDとデータ項目を送信し、ステップ434においてデータをダウンロードし、ステップ436においてデータ項目に対応するデータを入力フィールドに貼り付けて反転表示し、ステップ440へと進む。なお、端末においては、各表示内容について、その各領域が識別されて管理され、この管理のための情報を用いて、いずれのフィールド(項目)に対して処理がなされているか、1つの情報の単位などを管理する。
反転表示しているのは、入力が確定していないことを示すためであり、利用者が別の場所をタップするなどして入力を確定したり、入力を取り消したりという操作がしやすいと共に、これによりペーストされた部分が視覚的に分かるという利点もある。ステップ440においてデータの削除要求か否かを判断し、削除要求の場合はステップ442においてデータの削除要求とペンのIDを送信し、ステップ450へと進む。ステップ450では終了か否かを判断し、終了しない場合はステップ410へと進み、終了の場合は処理を終了する。
サーバ100では、端末20や30からのデータアップロード要求を受信するとステップ460においてデータを受信し、データ成形処理(コピー用)10000を行い、ステップ462においてペンのIDに対応付けてペンデータ190を記憶する。ペンデータ190の記憶方法としては、同じペンIDに対する記憶要求があると、(a)記憶要求の度に上書きする方法、(b)記憶要求の回数に上限を設けて複数回分のデータを保持する方法、(c)データ項目とそのデータとの組み合わせを一つのデータとしてデータ個数に上限を設けて複数個のデータを保持する方法、などが考えられる。
サーバ100が端末からのデータダウンロード要求を受信すると、ステップ470においてデータを受信し、データ検索処理1400とデータ成形処理(ペースト用)1600を行い、ステップ472においてデータを送信する。
サーバ100が端末からの削除要求を受信すると、ステップ480においてデータを受信し、ステップ482においてペンのIDに対応するデータを削除する。
図1から図4を用いて全体のデータの流れを説明してきたが、図5から図17では、サーバ内での情報管理について説明する。
図10は、データ成形(コピー時)の処理の流れを示した図である。ステップ1100においてコピーデータを受け取ると、ステップ1110においてコピーデータが項目付きのデータか否かを判断する。ここで、項目付きのデータとは、HTMLあるいはXMLで表現されたタグとタグの値から構成されるデータを想定しており、項目を設定するためのタグを定義することを想定しているが、電子伝票のための特別なデータフォーマットを用いている場合は、データフォーマットを解釈する機能を付加することで対応可能である。入れ子になっているタグの場合は、直前のタグをそのデータのデータ項目として扱う。項目付きのデータでない場合はデータの成形は行わずに、元のデータのまま記憶する。項目付きのデータの場合は項目変換1処理1100(図11)に進む。
ここで、項目変換処理とは、データ項目を統一的に扱うために、あらかじめ同じ意味と推測できるデータ項目を類似項目として定義しておき、コピーデータのデータ項目が類似項目に分類されるデータ項目であった場合には、類似のデータ項目を代表する定義項目に変換する処理である。定義項目と類似項目を定義した例を、図5の項目定義リスト:氏名と図6の項目定義リスト:住所に示す。例えば、氏名の定義項目として、[姓][名]などを定義し、[姓]の類似項目として[苗字][名字][姓漢字]などを定義しておく。“[名字]日立”というデータは、項目変換処理により“[姓]日立”に変換される。
図11は、項目変換1処理1100の処理の流れを示した図である。ステップ1102にてデータを読み込むと、ステップ1110にて図5に示す氏名の類似項目に該当する項目があるか否かの判断を行う。類似項目に該当する項目があればステップ1115に進み、類似項目を定義項目に変換し、ステップ1120に進む。ステップ1120では、データ項目[氏名]があり、氏名データがスペースで二つに区切られているかどうかの判断を行い、区切られている場合は姓と名に分けられると考え、ステップ1125にて氏名データをスペースで分割し、それぞれのデータの定義項目を[姓] [名] に変換し、ステップ1130に進む。ステップ1130では図6に示す住所の類似項目に該当する項目があるか否かの判断を行い、該当する項目がある場合はステップ1135にて類似項目を定義項目に変換する。
住所の入力欄については、一つの欄に住所を入力する場合と、市町村や建物名などに入力欄が細分化されている場合があるため、本実施例では細分化したデータとして扱う方式を採用する。[住所]としての一つの入力を[都道府県][市町村][町名][番地・号][建物名]に分割する処理を行うのが、項目変換2処理1200である。
ステップ1140にて、データ項目として[住所]が定義されていて、図6に示す項目定義リスト:住所に該当する項目がない場合は、項目変換2処理1200に進む。項目変換2処理1200を行わない場合はステップ1150にてデータのインデックス化を行う。
インデックス化とは、頻繁に使われると推測できるデータにインデックスをつけておき、コピーデータをインデックスで表現する形式に変換する処理をいう。図7に氏名のインデックスの例を、図8に住所のインデックスの例を示す。例えば、[姓]日立[名]太郎は、姓を表す日立のインデックスSxx1と、名を表す太郎のインデックスMxx1を使用して、Sxx1/Mxx1と表現できる。[氏名]日立太郎のように姓と名の間にスペースがないと区切りの判断が難しいため、この場合は[氏名]日立太郎を表すSMxx1と表現する。また、同じ漢字でも読みが異なる場合もあるため、フリガナデータを扱う場合には、SMxx1はヒタチタロウ、SMxx2はフリガナのないデータ、のように使い分けるようにしてもよい。
住所の場合は、東京都のあとに続くデータは23区か東京都に含まれる市町村というように、あるデータのあとに続くデータが決まっているという特徴があるため、階層化したデータとして管理することが可能である。そこで、インデックス化する際に、あるデータを親とし、その次に続くことが決まっているデータ群をまとめることにより、インデックスデータの検索を迅速に行うことが可能となる。例えば、神奈川県川崎市幸区鹿島田は、神奈川県のインデックスP10を親とするデータ群の中に川崎市幸区C5K2が分類されており、C5K2を親とするデータ群の中に鹿島田W5が分類されている。神奈川県川崎市幸区鹿島田890○○ビルディングをインデックス形式で表現すると、P10/C5K2/W5/890/B3/となる。建物名はインデックス化されていない可能性が高いため、その場合は“B3”の部分が元のデータ“○○ビルディング”に置き換えられる。また、住所の場合、同じ漢字でも読みが異なる場合もあるが、階層化しておくことにより、ある地域の地名が特定できるため、フリガナデータをあらかじめ用意しておくことが可能となる。この特性を利用することにより、漢字のみのコピーデータの場合であってもふりがなデータもペーストすることが可能となる。ステップ1150では、該当する項目に対応するデータのインデックスを検索し、インデックスを用いたコピーデータを生成する。該当する項目やインデックスがないと判断された部分は、データ項目とデータから構成される元のデータをコピーデータとする。
図12は、項目変換2処理1200の処理の流れを示した図である。ステップ1202においてデータを読み込み、ステップ1210において、図8に示す都道府県のインデックス810の都道府県名と一致する文字列が読み込んだデータに含まれているか否かの判断を行い、含まれている場合はステップ1212において都道府県の文字列部分を切り出し、ステップ1214において都道府県のインデックス810から切り出した都道府県の名称と一致する都道府県名のインデックスを用いて都道府県データを生成し、ステップ1220に進む。ステップ1210にて都道府県名と一致する文字列が含まれていないと判断された場合はステップ1220へと進む。ステップ1220にてデータに文字“区”が含まれているか否かの判断を行い、含まれている場合にはステップ1222にて文字列の先頭から“区”までを切り出し、ステップ1254へと進む。ステップ1220にてデータに文字“区”が含まれていないと判断した場合にはステップ1230へと進み、データに文字“市”が含まれているか否かの判断を行い、含まれている場合にはステップ1232に進んで文字列の先頭から“市”までを切り出し、ステップ1254へと進む。ステップ1230にてデータに文字“市”が含まれていないと判断した場合にはステップ1240へと進み、データに文字“町”が含まれているかどうかの判断を行い、含まれている場合にはステップ1242に進んで文字列の先頭から“町”までを切り出し、ステップ1254に進む。ステップ1240にてデータに文字“町”が含まれていないと判断した場合にはステップ1250に進み、データに文字“村”が含まれているか否かの判断を行い、含まれている場合にはステップ1252に進み、文字列の先頭から“村”までを切り出し、ステップ1254に進む。
ステップ1254では、図8に示す市区町村のインデックス820と切り出した文字列とが一致する市区町村名を検索し、市区町村名のインデックス820を用いて市町村データを生成し、ステップ1260に進む。ステップ1260ではデータに数字/漢数字の文字列が含まれているか否かの判断を行い、含まれている場合にはステップ1262に進んで先頭から数字/漢数字の前までの文字列を切り出し、ステップ1264にて町名(丁目)のインデックス830と切り出した文字列が一致する町名を検索し、町名(丁目)のインデックス830を用いて町名データを生成し、図13のステップ1270へと進む。ステップ1270においてデータに“番地”“号”が含まれているか否かの判断を行い、含まれている場合にはステップ1272に進んで先頭から“号”または“番地”を切り出し、ステップ1276に進む。ステップ1270においてデータに“番地”“号”が含まれていないと判断した場合にはステップ1274に進み、文字列の先頭から数字/漢数字またはハイフン‘-’で結ばれた文字列を切り出し、ステップ1276に進む。ステップ1276では切り出した文字列を番地・号データとするデータを生成し、ステップ1280に進む。ステップ1280では文字列が残っているか否かを判断し、残っている場合にはステップ1282に進んで文字列を建物名とするデータを生成し(建物名のインデックスがあればインデックスを利用してデータを生成し)、ステップ1284において、それまでに生成されたインデックス形式のデータをまとめ、処理を終了する。
このようにして生成した成形されたデータの例を図9に示す。コピー元のデータとして、“[住所]神奈川県川崎市幸区鹿島田890 ○○ビルディング”の場合、図11のステップ1140において項目[住所]があるため図12の項目変換2処理1200に進み、“[都道府県]神奈川県”に変換してインデックス“P10”を引き、“[市区町村]川崎市幸区”に変換してインデックス“C5K2”を引き、“[町名(丁目)]鹿島田”に変換してインデックス“W5”を引き、“[番地]890”に変換し、インデックスはないために元データのまま“890”とし、“[建物名]○○ビルディング”に変換してインデックス“B3”を引き、インデックス形式のコピーデータ“P10/C5K2/W5/890/B3/”を生成する。“[建物名]○○ビルディング”のインデックスがない場合は、“P10/C5K2/W5/890/○○ビルディング/”とする。このようにして、コピーされたデータをインデックス形式のコピーデータに成形し、ペンデータ190として記憶する。この形式では、インデックスに変換した文字列とインデックスに変換しない文字列の両方を扱うことができ、よく使用されるデータを文字列からインデックスへと圧縮する形で記憶することができるという利点がある。別の例として、コピー元データが“[振込先][金融機関]日立銀行[支店]鹿島田支店[名義]日立花子[口座番号]123456789”の場合、類似項目に定義されている項目がなく、インデックスも用意されていないデータであるため、項目変換処理後もデータ項目は変換されず、インデックス化もされずに、元のデータと同じデータがインデックス形式のコピーデータとなり、ペンデータ190として記憶される。
図9から図13では、コピー時のデータ成形の処理の流れについて説明した。図14から図17では、ペースト時のデータ成形の処理の流れについて説明する。
端末20や30からダウンロード要求とペンID、および、データ項目を受信すると、サーバ100はデータ検索処理1400を開始する。図14はデータ検索処理1400の処理の流れを示した図である。データ検索処理1400は開始すると、ステップ1402においてペンデータ190からペンIDに対応するインデックス形式のコピーデータを読みこみ、ステップ1410へと進む。インデックス化されている部分は“[]”に囲まれているデータ項目とその項目に対応するデータ(データ値と呼ぶ)が省略された形で表現されていると考えることもでき、インデックス形式のコピーデータをデータ項目とデータ値へと変換するのがデータ検索処理1400を行う目的である。ステップ1410において、読み込んだコピーデータについて、この処理が終了しているか否かを判断する。終了している場合はステップ1412に進み、コピーデータを、定義項目とその項目に対応するデータへと整え、処理を終了する。ステップ1410において、コピーデータの処理が終了していないと判断するとステップ1414へと進み、データの先頭から区切り記号として用いている“/”の前までを取り出し、ステップ1420において取り出したデータがデータ項目とデータ値のセットか否かを判断する。
データ項目とデータ値のセットであると判断した場合は、そのままデータ項目とデータ値とし、次のステップへと進む。次のステップ1430では、取り出したデータがSで始まるか否かを判断する。Sで始まると判断した場合はステップ1432に進み、姓のインデックス710から一致するインデックスを検索し、漢字データをデータ項目[姓]のデータ値に、カナデータを[セイ]のデータとする。漢字データやカナデータがない場合は、データ値は空白とし、ステップ1440へと進む。ステップ1440では、取り出したデータがMで始まるか否かの判断を行い、Mで始まる場合はステップ1442に進み、名のインデックス720から一致するインデックスを検索し、漢字データを[名]にデータとし、カナデータを[カナ]のデータとし、漢字データやカナデータがない場合は、データ値は空白とし、図15のステップ1450へと進む。ステップ1450では、取り出したデータがPで始まるか否かの判断を行い、Pで始まる場合はステップ1452に進み、都道府県名のインデックス810から一致するインデックスを検索し、データ項目[都道府県]のデータ値とし、ステップ1454において検索に使用したPで始まるインデックスを親インデックスとし、ステップ1460に進む。ステップ1460ではCで始まるか否かの判断を行い、Cで始まる場合はステップ1462に進み、親インデックスが設定されている場合は親インデックスの階層下を、そうでない場合は市町村のインデックス全体を検索し、一致するインデックスを検索して[市町村][シチョウソン]夫々のデータ値とし、ステップ1464において検索に使用したCで始まるインデックスを親インデックスとしてステップ1470に進む。ステップ1470ではWで始まるか否かの判断を行い、Wで始まる場合はステップ1472に進み、親インデックスが設定されている場合は親インデックスの階層下を、そうでない場合は町名(丁目)のインデックス全体を検索し、一致するインデックスを検索して[町名(丁目)][チョウメイ]夫々のデータ値とし、ステップ1474において検索に使用したWで始まるインデックスを親インデックスとしてステップ1480に進む。ステップ1480では、数字か数字をハイフンで結んだもので構成されているか否かを判断し、正の判断の場合はステップ1482に進み、データ項目[番地・号][バンチ・ゴウ]のデータとする。ここで、番地・号は一般的には個人利用に特定されるため、記憶容量やコスト、データ生成のスピードなどを考慮すると、インデックス化せずに記憶する方が、メリットが大きいと考えられる。そこで、インデックスはアルファベットで始まるものとし、データ項目は[]で囲まれているものとし(データ項目が空白の場合は[]または[NULL]とする)、データ項目のない数字は番地・号を示すものとして処理することとする。
次に、ステップ1490においてBで始まるか否かを判断し、Bではじまる場合はステップ1492に進み、親インデックスがあれば親インデックスを検索し、一致するインデックスを検索して[建物名][タテモノメイ]のデータ値として、ステップ1494に進む。ステップ1494では区切り記号の“/”を文字列から取り出して図14のステップ1414に戻る。
図14、図15に示したデータ検索処理により、インデックス形式のコピーデータが、データ項目とデータ値の構造で表現されたデータへと変換される。次に、図16に示すデータ成形(ペースト時)の処理1600により、このデータを端末からのダウンロード要求に合わせたデータへと成形する。データ成形処理1600では、まず、ステップ1602において、端末から要求されたデータ項目と、データ検索処理1400によってデータ項目とデータ値に整えられたコピーデータとを読み込み、ステップ1610において端末から項目付きのデータが要求されているか否かを判断する。項目付きのデータが要求されている場合はステップ1612に進み、要求されたデータ項目の中で定義項目・類似項目(図5、図6)に一致する項目があれば一致する定義項目(類似項目)に対応するコピーデータのデータ値を要求されたデータ項目のデータ値とし、要求されたデータ項目とコピーデータのデータ項目とが一致する項目があれば、一致するデータ項目に対応するコピーデータのデータ値をその要求項目のデータ値とし、処理を終了する。項目付きのデータが要求されていない場合はステップ1614において項目なしのコピーデータをデータ値として処理を終了する。例えば、図17に示すように、インデックス形式のコピーデータ“P10/C5K2/W5/890/B3/”はデータ検索処理1400後に“[住所] [都道府県]神奈川県 [市区町村]川崎市幸区 [町名(丁目)]鹿島田 [番地]890 [建物名]○○ビルディング”となる。端末からデータ項目[氏名]の要求があると、データ項目[氏名]の一致する部分を検索するが、[氏名]に相当するデータ項目はないため、サーバ100は“[氏名]なし”を応答し、端末上には文字列はペーストされない。データ項目[市区郡]の要求があると、項目定義リスト:住所600により[市区郡]と[市区町村]が類似項目であることを判断し、[市区町村]のデータ値“川崎市幸区”がデータ値となり、“[市区郡]川崎市幸区” を応答する。住所、氏名以外のデータの場合、インデックス形式のコピーデータ“[振込先][金融機関]日立銀行[支店]鹿島田支店[名義]日立花子[口座番号]123456789”はデータ検索後も同じデータであり、これに対して端末から要求項目なし:“[]”の要求があると、データ項目をはずした“日立銀行鹿島田支店日立花子123456789を応答する。別の考え方として、データ項目が一致しないため、“[]なし”を応答することも考えられる。また、データ項目[口座番号]が要求される場合は“[口座番号]123456789”を応答する。
以上のように、要求されたデータ項目に合うデータのみをペーストすることができるようになる。例えば、コピー元では氏名、住所の順に、ペースト先では住所、氏名の順というように、データ項目の順番が異なっている場合にも項目の内容に応じてペーストできるため、利用者がコピー元とペースト先のデータ項目を考慮せずに手軽にコピー&ペーストを利用することができるようになる。ここまで、コピーデータとして文字列を例に説明してきたが、データは画像データのような文字列以外のデータにも適用可能である。コピーされたデータの中で、データ項目が一致しているデータをペーストするという機能を画像データにも適用することにより、住所に関連する情報として文字列の住所情報と共に[地図]をコピー&ペーストする使い方が考えられる。データ項目として階層構造もコピーできるように拡張し、HTML文書の一部分をペンで選択すると、スタイルシート等の関連データも含めてコピーし、別の画面に貼り付ける使い方も考えられる。例えば、投資などの相談時に、行員が説明した画面の必要そうな部分のみを切り取ってプリントし、持ち帰ってもらうような使い方が考えられる。
また、データ項目とデータ値を分けて扱うことにより、データ項目のみで検索を行う構成にすることも可能であり、サーバ側の処理を高速化することもできる。別の実装方法として、サーバ側ではペンIDとデータのアップロード、ダウンロードの管理のみを行い、データ成形の機能は端末側で行う構成にすることも可能である。端末側に機能をもたせることにより、個々の端末での処理負荷が高くなるが、ペンを長押しした場合にはデータ項目にかかわらずにコピーデータをペーストするというように、端末ごとに柔軟な機能を実装することが可能となる。また、ペンに無線LANとWeb機能を設けることにより、サーバ機能をペンに実装する形態や、データのアップロード、ダウンロードの管理のみをペンに実装し、データ成形の機能は端末側に実装する形態での実施も可能である。
本実施例では、コピーできる回数については明示していないが、クリップボードのように複数回分のコピーを記憶できるようにし、ペースト時にペースト可能な情報をメニューの形で端末画面に表示し、ペーストする情報を選択できる形で実施することも可能である。また、ペンにコピーデータを記憶する形態で実施する場合、ペンの一部に表示部とジョグを設け、ジョグ部を回転させることにより情報を選択できるようにし、表示されている情報をペーストする形で実施することも可能である。コピーしたデータを削除する方法としては、利用者が削除操作を行う方法の他、電子ペンにスイッチを設け、電源をONにするとサーバのデータを削除する方法や、コピー操作の後に一定時間が経過するとデータを削除する方法などが考えられる。個人が利用する場合は削除の方法をあまり考慮する必要はないが、複数人が共同で利用する場合には、個人が利用したデータが残らないよう、データの削除方法を考慮する必要がある。更に、複数人が共同で利用する場合、個人情報などの他の人に使われたくない情報にはコピー時とペースト時に暗証番号を入力し、ペースト時には暗証番号が一致しないとペーストできないようにするなど、データが流用されないように保護する仕組みを合わせて実行してもよい。
本実施例では、電子ペンに固有に割り当てられたIDを使用して、IDとデータとを組にして管理しているが、何らかの方法を用いて利用者を特定することができれば、電子ペンとIDを使用せずに、本方式を実施することが可能である。例えば、指静脈認証装置が備え付けられた端末であれば、指静脈認証装置を用いて個人を認証し、個人ごとに割り当てられた番号をペンIDの代わりに使用するようにし、ペンは使用でずにタッチパネル式のディスプレイで実施することも可能である。
本実施例によれば、ペンという使い慣れたツールを使用して、別々の端末間での情報移動が容易にできるようになり、コピー元とペースト先の書式の違いを意識せずに、項目を指定するだけで必要な情報をすばやく入力できるようになる。
特に、WebシステムではHTML形式で画面を表示することがほとんどであり、HTMLのタグをデータ項目として利用することにより、サーバ側でのデータ項目管理を軽減することができる。
頻繁に利用されるデータはインデックスを用いて記憶することにより、検索時の負荷をかけずに少ない記憶容量でシステムを実現することができるようになる。
ペンタブレット型の端末と電子ペンを含む情報デバイスを営業店などの窓口などに設置し、これを使用して入力を行う際に、電子ペンを使用して一度入力した情報をコピーしておき、別の端末に入力する際にペーストする形で入力を行うことができるようになる。その際、入力項目に合わせて情報が成形されてペーストされるため、利用者は項目名を指定するだけで必要な入力を行うことができる。具体的には、営業店で客が申込書などへの入力を行う際、営業店側でその営業店でよく使われる住所をあらかじめコピーしたペンを複数用意しておき、利用者は自分が入力したい情報に近い情報がコピーされたペンを選択して入力を行う利用方法や、名前や住所専用の電子辞書を営業店に設置しておき、電子辞書の画面に表示されている文字列をコピーして入力を行う利用方法が考えられる。壁面型ディスプレイやテーブル型ディスプレイが普及すると、壁面やテーブルに表示されている文字列をコピーし、端末に入力を行うような利用可能性も考えられる。また、営業店において、店員や行員が自分専用のペンを持ち歩くようにし、よく入力する情報をコピーしておくことにより、情報の入力をすばやく行うような利用方法も考えられる。
システムの全体構成図である。(実施例1) コピーモード時のデータの流れを示した図である。(実施例1) ペーストモード時のデータの流れを示した図である。(実施例1) システム全体の処理の流れを示した図である。(実施例1) 氏名に関連する項目定義リストを示した図である。(実施例1) 住所に関連する項目定義リストを示した図である。(実施例1) 氏名インデックスの例を示した図である。(実施例1) 住所インデックスの例を示した図である。(実施例1) コピー時のデータ成形の例を示した図である。(実施例1) コピー時のデータ成形の処理の流れを示した図である。(実施例1) 項目変換1の処理の流れを示した図である。(実施例1) 項目変換2の処理の流れを示した図である。(実施例1) 図12に続く項目変換2の処理の流れを示した図である。(実施例1) データ検索の処理の流れを示した図である。(実施例1) 図14に続くデータ検索の処理の流れを示した図である。(実施例1) ペースト時のデータ成形の処理の流れを示した図である。(実施例1) ペースト時のデータ成形の例を示した図である。(実施例1)
符号の説明
10 電子ペン
20 端末A
30 端末B
100 サーバ
110 データ成形機能
120 データ記憶機能
140 データ検索機能
150 項目定義リスト
170 氏名インデックス
180 住所インデックス
190 ペンデータ

Claims (7)

  1. 情報を格納したサーバ装置、情報を表示する表示装置および当該表示装置に対して、利用者が前記情報を指定するためのペン型デバイスを有するペン型情報入出力システムにおいて、
    前記表示装置は、前記情報を、当該情報の種別を区別して表示する機能を有し、
    前記表示装置は、前記ペン型デバイスもしくは前記利用者を識別する識別情報を受信し、
    前記表示装置は、前記ペン型デバイスから情報の指定を受付け、
    前記表示装置は、前記識別情報、指定された情報および当該情報の種別を対応付けて前期サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、送信された前記識別情報、指定された情報および当該情報の種別を対応付けて記録しておき、
    前記表示装置は、前記情報指定手段から、当該情報指定手段もしくはその利用者の識別情報、情報の種別および当該表示装置での表示領域の指定を受付け、
    前記表示装置は、前記サーバ装置に、受付けられた前記識別情報および前記情報の種別を含む情報要求を送信し、
    前記サーバ装置は、前記情報要求に含まれる前記識別情報および前記情報の種別に対応する情報を検索して、検索された情報を前記表示装置に送信し、
    前記表示装置は、送信された前記情報を、前記情報指定手段で指定された前記領域に表示することを特徴とするペン型情報入出力システム。
  2. 情報を表示する表示装置に対して、利用者が前記情報を指定するための情報指定手段を利用した情報管理方法であって、
    前記表示装置は、前記情報を、当該情報の種別を区別して表示し、
    前記表示装置は、前記情報指定手段もしくは前記利用者を識別する識別情報を受信し、
    前記表示装置は、前記情報指定手段から情報の指定を受付け、
    前記表示装置は、前記識別情報、指定された情報および当該情報の種別を対応付けてサーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、送信された前記識別情報、指定された情報および当該情報の種別を対応付けて記録しておき、
    前記表示装置は、前記情報指定手段から、当該情報指定手段もしくはその利用者の識別情報、情報の種別および当該表示装置での表示領域の指定を受付け、
    前記表示装置は、前記サーバ装置に、受付けられた前記識別情報および前記情報の種別を含む情報要求を送信し、
    前記サーバ装置は、前記情報要求に含まれる前記識別情報および前記情報の種別に対応する情報を検索して、検索された情報を前記表示装置に送信し、
    前記表示装置は、送信された前記情報を、前記情報指定手段で指定された前記領域に表示することを特徴とする情報管理方法。
  3. 請求項2に記載の情報管理方法において、
    前記サーバ装置は、
    前記情報および当該情報の種別の組をインデックスに変換するためのテーブルを有し、
    前記表示装置から、指定された前記情報と当該情報の種別が送信されると、前記テーブルから指定された情報と情報の種別をインデックス化した形式に変換し、インデックス化した形式の情報と識別情報とを対応付けて記憶し、
    前記表示装置からの識別情報を含む情報要求を受信すると、送信識別情報からインデックス化した形式の情報を検索し、検索された前記インデックス化した形式の情報を元の情報と情報の種別とに再変換して、前記表示装置に送信することを特徴とする情報管理方法。
  4. 請求項2に記載の情報管理方法において、
    前記サーバ装置は、類似した情報の種別を定義するリストを有し、当該リストを用いて、類似した種別の情報は同じ種別の情報として記憶することを特徴とする情報管理方法。
  5. 請求項2に記載の情報管理方法において、
    前記表示装置は、送信された情報を、当該表示装置の表示部のうち所定の領域に表示する際に、他の領域とは反転させて表示させることを特徴とする情報管理方法。
  6. 請求項3に記載の情報管理方法において、
    前記サーバ装置は、前記情報の種別が住所の場合は、種別を更に、都道府県、市区町村、町名、丁目、番地・号、建物名に分類し、指定された情報を分類した種別に分割し、住所の階層構造に合わせて記憶することを特徴とする情報管理方法。
  7. 請求項3に記載の情報管理方法において、
    前記情報および当該情報の種別の組をインデックスに変換するためのテーブルは氏名と住所に特化したテーブルであり、漢字情報とフリガナ情報を有することを特徴とする情報管理方法。
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