JP2010096587A - 液切れセンサおよびそれを用いた液体供給装置 - Google Patents

液切れセンサおよびそれを用いた液体供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】断続的に液体が流れる液体供給路において、液切れの検知を長期にわたって正確に行うことができる汎用性の高い液切れセンサと、これを用いた液体供給装置を提供する。
【解決手段】液体供給路の上流側配管25と下流側配管26に接続される両接続部9、10を連通する内側中空部11が液体通過路に形成されてなる光透過性管体2と、上記管体2の軸方向に沿って所定間隔で取り付けられる複数のフォトセンサ3、4とからなり、上記各フォトセンサ3、4は、上記管体2内の中空部11内を通過する液体の有無を、互いに同時かつ周期的に検知するよう設定されており、上記各フォトセンサ3、4の検知信号の組み合わせパターンによって、液切れを知らせる警告信号の出力とその停止が制御されるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体供給路途中に取り付けられる液切れセンサと、これを用いた液体供給装置に関するものである。
被処理物に対し、薬液を付与して被処理物に何らかの処理を行う場合、予め調製された希釈液体を処理装置に供給して被処理物に付与するのではなく、処理装置に、水,温水等の希釈用液体を供給するとともに、その供給路途中に濃縮薬液を漸次供給し、所定濃度の希釈薬液を調製して被処理物に付与する、という方法が汎用されている。また、予め薬液貯槽内に希釈用液体と濃縮薬液を供給して所定濃度に調製したのち、被処理物に付与する方法もあり、その場合は、薬液貯槽内の液量が低下すると、自動的に、薬液貯槽内に希釈用液体と濃縮薬液が供給されるようになっている。さらに、処理によっては、処理液中から薬液のみ使い果たされて、逐次、薬液を補充する場合もある。これらの場合、処理装置とは別に、処理装置の所定の部位に薬液を、連続的もしくは断続的に供給するための薬液供給装置が付設される。
このような薬液供給装置を付設した処理装置としては、食器類等の洗浄を行う業務用自動食器洗浄機、衣類,毛布等のクリーニングを行う業務用洗濯機および乾燥機、布等の繊維品に対し染色,洗浄等の処理を行う処理装置、工業用排水等に対する排水処理装置、クーリングタワー等に対するスケール防止剤供給装置、水耕栽培における肥料等の補給装置、車両,航空機等に対する洗浄装置、酪農用搾乳装置等に対する洗浄装置、食品,食材に対する洗浄装置、食品加工工場等における各種洗浄装置、電子部品に対する洗浄装置、金属加工部品,機械等に対する洗浄装置、酒類および飲料用の瓶洗浄装置等があげられる。
上記各種処理装置において、通常、薬液の供給は自動制御で行われ、供給源(ボトル等)および供給ラインも、処理装置に一体的に組み込まれているため、薬液の残量を、作業者が頻繁に確認することは容易でなく、処理の途中での液切れが発生しやすい。その場合、液切れの発生に気づくのが遅れると、適正な薬液濃度が確保されないことにより、処理が不充分になったり、再処理による手間や、給湯による水、ガス、電気等のエネルギーが無駄になり、経済的でない。
そこで、薬液供給ラインの途中に液切れセンサを設け、薬液の供給が途絶えると、即座に警報を発するよう設定する等の対応策が採られている。このような液切れセンサとしては、配管内の圧力が常時負圧で、供給源であるボトル内が空になると負圧が解放されることを利用した圧力センサや、液の有無によって光の屈折率が異なることを利用したフォトセンサ等が用いられている(例えば、特許文献1参照)。また、最近、液体流路内に一対の電極を突出させ、液体の導電率を直接測定することにより、確実に液切れを検知するようにした液切れセンサも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、これらのセンサには、誤作動が多い、感度調節やメンテナンスに手間やコストがかかる、チューブ径や液の種類に応じて選択する必要がある、等の問題があるため、使い勝手のよい、汎用性のある液切れセンサの開発が強く望まれていた。
そこで、本出願人は、液性にかかわらず検知性能が高く、しかも感度調節やメンテナンスに手間のかからない、優れた液切れセンサを開発し、すでに出願している(特許文献3参照)。
特開2000−338115号公報 特開2000−170663号公報 特開2003−248012号公報
上記特許文献3の液切れセンサは、感度調節やメンテナンスに手間がかからず、またチューブ径や液の種類の制限もないため、使い勝手がよく、広く出回りつつある。ところが、最近、自動食器洗浄機のように、洗浄工程、すすぎ工程、と工程の進行に応じて、液の供給を一旦停止して、再び供給を開始するという動作を繰り返すタイプの液体供給装路にこの液切れセンサを適用すると、液切れセンサ内の管体において、液が供給されていないのにセンサが埋設されている位置の管体内に液溜まりができて、液が「ある」と読み取ったり、液が供給されているのにセンサが埋設されている位置の管体内に気泡(空気)が滞留して、液が「ない」と読み取ったりする誤作動がたまに発生することが判明し、その解決が強く望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、断続的に液体が流れる液体供給路において、液切れの検知を長期にわたって正確に行うことができる汎用性の高い液切れセンサと、これを用いた液体供給装置の提供を、その目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、所定の部位に対して液体を断続的に供給するよう設定された液体供給路の途中に、その液体供給路の一部を構成するよう取り付けられる液切れセンサであって、一端開口部が上記液体供給路の上流側配管と連通しうる接続部に形成され、他端開口部が上記液体供給路の下流側配管と連通しうる接続部に形成され、上記両端接続部を連通する内側中空部が液体通過路に形成されてなる光透過性管体と、上記管体の軸方向に沿って所定間隔で取り付けられる複数のフォトセンサとからなり、上記各フォトセンサは、上記管体内の中空部内を通過する液体の有無を、互いに同時かつ周期的に検知するよう設定されており、上記各フォトセンサの検知信号の組み合わせパターンによって、液切れを知らせる警告信号の出力とその停止が制御されるようになっている液切れセンサを第1の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、特に、上記各フォトセンサが、透過型フォトセンサであり、その発光部と受光部が、上記管体の内側中空部を挟むように埋設されている液切れセンサを第2の要旨とし、それらのなかでも、特に、上記管体の内側中空部の口径が1〜10mm、検知対象である液体の25℃における粘度(JIS Z 8803:1991,液体の粘度−測定方法、8.「単一円形回転粘度計による粘度測定方法」に基づく。以下同じ)が0.1〜500mPa・s、上記液体の流量が0.1〜600ミリリットル/分であり、上記管体の軸方向に並ぶ各フォトセンサの検知中心間の距離が10〜50mmに設定されている液切れセンサを第3の要旨とする。
さらに、本発明は、所定の部位に対して液体を断続的に供給するための液体供給源として用意される液体充填容器の蓋体に取り付けられ、上記液体供給源から延びる液体供給路の一部を構成する液切れセンサであって、一端開口部が、上記液体充填容器の蓋体に形成された開口部と係合するとともに容器内の液体を吸い上げるための液体吸い上げ配管と連通しうる接続部に形成され、他端開口部が、上記液体供給路の下流側配管と連通しうる接続部に形成され、上記両端接続部を連通する内側中空部が液体通過路に形成されてなる光透過性管体と、上記管体の軸方向に沿って所定間隔で取り付けられる複数のフォトセンサとからなり、上記各フォトセンサは、上記管体内の中空部内を通過する液体の有無を、互いに同一のタイミングで周期的に検知するよう設定されており、上記各フォトセンサの検知信号の組み合わせパターンによって、液切れを知らせる警告信号の出力とその停止が制御されるようになっている液切れセンサを第4の要旨とする。
そして、本発明は、そのなかでも、特に、上記各フォトセンサが、透過型フォトセンサであり、その発光部と受光部が、上記管体の内側中空部を挟むように埋設されている液切れセンサを第5の要旨とし、それらのなかでも、特に、上記管体の内側中空部の口径が1〜10mm、検知対象である液体の25℃における粘度が0.1〜500mPa・s、上記液体の流量が0.1〜600ミリリットル/分であり、上記管体の軸方向に並ぶ各フォトセンサの検知中心間の距離が10〜50mmに設定されている液切れセンサを第6の要旨とする。
さらに、本発明は、所定の部位に対して液体を断続的に供給するための液体供給装置であって、一端側から液体を吸入して他端側に吐出する送液手段と、一端側が液体供給源に接続され他端側が上記送液手段の吸入側に接続される液体吸入配管と、一端側が上記送液手段の吐出側に接続され他端側が上記所定の部位に接続される液体吐出配管とを備え、上記液体供給源から液体吸入配管を介して送液手段の吸入側に至る液体吸入流路の途中もしくは上記送液手段の吐出側から液体吐出配管を介して所定の部位に至る液体吐出流路の途中に、上記第1〜第3のいずれかの要旨である液切れセンサが取り付けられており、上記液切れセンサから出力される警告信号にしたがって、所定の警報手段が作動するよう設定されている液体供給装置を第7の要旨とする。
そして、本発明は、所定の部位に対して液体を断続的に供給するための液体供給装置であって、一端側から液体を吸入して他端側に吐出する送液手段と、一端側が液体供給源として用意される液体充填容器に接続され他端側が上記送液手段の吸入側に接続される液体吸入配管と、一端側が上記送液手段の吐出側に接続され他端側が上記所定の部位に接続される液体吐出配管とを備え、上記液体充填容器の蓋体に、上記第4〜第6のいずれかの要旨である液切れセンサが取り付けられており、上記液切れセンサから出力される警告信号にしたがって、所定の警報手段が作動するよう設定されている液体供給装置を第8の要旨とする。
すなわち、本発明の液切れセンサは、検知部が液体に直接接触することがないため、検知部が腐食したり摩耗したりすることがなく、長期にわたって良好に使用することができる。また、検知精度が検知対象となる液体の種類に左右されることがないため、従来の他の液切れセンサに比べて微調整等の手間が不要で、簡単に設置することができる。さらに、上記液切れセンサの両端部には、液体供給路を構成する配管とそれぞれ接続させるための接続部が形成され、この接続部に、適宜のコネクタ等を接続させるだけで、液体供給路を構成する配管の径にかかわらず、即座にその液体供給路途中にこれを取り付けることができ、実用的な効果が高い。
しかも、本発明の液切れセンサは、特に、複数のフォトセンサを組み合わせたものであり、上記各フォトセンサから出力される検知信号の組み合わせパターンによって、警告信号の出力・停止が制御されるようになっているため、全体が取り付け簡単でコンパクトな形状であるのみならず、誤作動が殆どなく、非常に精度の高い検知を行うことができる。
なお、上記液切れセンサのなかでも、特に、上記各フォトセンサが、透過型フォトセンサであり、その発光部と受光部が、上記管体の内側中空部を挟むように埋設されているものは、検知動作が安定しており、また検知対象である液体の種類によって影響を受けることが小さいという利点を有する。
また、それらのなかでも、特に、上記管体の内側中空部の口径が1〜10mm、検知対象である液体の25℃における粘度が0.1〜500mPa・s、上記液体の流量が0.1〜600ミリリットル/分であり、上記管体の軸方向に並ぶ各フォトセンサの検知中心間の距離が10〜50mmに設定されているものは、とりわけ、的確に、液溜まりや気泡による誤動作を排除することができる。
また、本発明の液切れセンサを組み込んだ液体供給装置は、長期にわたって、誤作動なく、高精度で液切れを検知することができるため、液体供給を、より確実に行うことができる。そして、上記装置と基本構成が同一で、少量の液体を供給するために配管径が細く設定された他の液体供給装置にも、接続部に用いるコネクタ等を変えるだけで、その液切れセンサをそのまま流用することができるため、経済的である。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
まず、本発明の液切れセンサの最良の形態を図1に示す。この液切れセンサ1は、無色透明のポリプロピレンからなる管体2を備え、その上面に、後述するように、フォトセンサ3、4とLED5、6とを搭載するベース板7が取り付けられるようになっている。また、8は、上記管体2の、ベース板7取り付け面とその前後の面とを覆うカバーである。なお、図2は上記管体2の上面図、図3はそのA−A′断面図、図4(a)はそのB−B′断面図、図4(b)はそのC−C′断面図、図4(c)はそのD−D′断面図である。
これらの図を用いて、より詳しく説明すると、上記管体2は、外観形状が細長い直方体形状で、その両端面2a,2bに、それぞれ、液体供給配管との接続のために、PT1/8インチ(1インチ=25.4mm)の雌ねじからなる接続部9,10が形成されている。上記接続部9,10が、この管体2の中央に長手方向に延びる小径の中空部11で連通されている。
そして、上記管体2の上面には、平面視略長方形状の、ベース板7取り付け用の比較的浅い凹部12が設けられており、その底面から下向きに、中央に延びる中空部11を挟むようにして、フォトセンサ3、4を嵌入するための2個一対の凹部13、14が、長手方向に並んで設けられている。
また、上記凹部12の中央から下向きに、同じく中央に延びる中空部11を挟むようにして、LED5、6を嵌入するための穴15、16が設けられている。なお、肉抜き部17は、軽量化と成形の容易化のために設けられている。
さらに、上記管体2の長手方向両端部は、内側が円筒状にくり抜かれており、このくり抜き部18、19を利用して、この液切れセンサ1を、適宜の部位に固定することができるようになっている〔図6(b)を参照)。
なお、上記管体2の前後面には、カバー8の内側に設けられた凹部20と係合する、抜け止め用の突部21が設けられている。
一方、上記管体2の上面に取り付けられるベース板7には、図5(a)と、それを下から見上げた図5(b)に示すように、2個のフォトセンサ3、4と、2個のLED5、6が搭載されている。また、液体供給装置本体に接続される電気配線(図示せず)の外、作動制御のためのマイコンチップ22と、フォトセンサ3、4の検知精度を調整するボリューム23とが搭載されている。
上記フォトセンサ3、4は、それぞれ発光部3a、4aと受光部3b、4bが対設された構成になっており、上記フォトセンサ3、4を管体2の凹部13、14に嵌入した状態で、その光路が、管体2の中空部11を貫通する配置になっている。そして、上記発光部3a、4aから光を投射し、光透過性の管体2の内側の中空部11内を通過して受光部3b、4b側に入射した光の量を周期的に読み取ることにより、上記中空部11内に液体があるか否かを検知するようになっている(パルス方式)。
また、上記LED5、6のうち、片方は、電源ONの状態で点灯して青色に光るようになっており、他方は、上記フォトセンサ3、4の検知信号の組み合わせパターンが液切れを示す場合に発せられる警告信号を受けて点灯し、赤色に光るようになっている。これらの光は、管体2の下面から、穴15、16の底面を透かして視認される〔図4(b)参照)。なお、上記LED5、6の一方が液切れを示して赤く点灯する場合は、同時に、液体供給装置本体に設けられた音声アラーム(図示せず)が警報を発するようになっている。
上記フォトセンサ3、4の動作をより詳しく説明すると、上記フォトセンサ3、4は、電源がONになった状態で、両者同時に、所定間隔(例えば0.7秒ごと)で検知を繰り返すよう設定されている。そして、フォトセンサ3、4の両方が同時に「液なし」を検知する状態が所定時間(例えば約1秒)続いた時点で、「液切れ」の警告信号が出力され、これにしたがってLED5(または6)が赤色に点灯し、液体供給装置本体に設けられた音声アラームによる警報がなるようになっている。また、「液なし」の状態から、片方のフォトセンサ3(または4)が「液あり」を検知しても、即座に赤色点灯と警報を解除するのではなく、その「液あり」を検知する状態が所定時間(例えば約4秒)続くのが確認された時点で、「液が補充され、液切れが解消された」と判断して、上記LED5(または6)による赤色点灯表示と、音声アラームによる警報が解除されるようになっている。
上記の設定により、片方のフォトセンサ3(または4)が、液の供給は維持されているにもかかわらず、たまたま管体2の内側中空部11の液中の気泡を「液なし」として検知した場合や、液切れ状態であるにもかかわらず、たまたま上記内側中空部11に生じた液溜まりを「液あり」として検知した場合の誤作動を排除することができる。
このように構成されたベース板7の管体2への取り付けは、つぎのようにして行われる。すなわち、まず、上記フォトセンサ3、4、LED5、6等が搭載されたベース板7を、図1に示すように、管体2の上面の凹部12内に嵌合し、フォトセンサ3,4を凹部13、14内に嵌入するとともに、LED5、6を穴15、16(図2参照)内に嵌入する。そして、上記ベース板7の上面を、樹脂封止することにより、両者を一体的に取り付けることができる。
そして、その上にカバー8を被せ、下面側(ベース板7の取り付け面と反対側の面)に、図6(a)に示すように、LED5、6の表示ランプの説明である「電源」の文字と「液切れ」の文字が印刷されたシール24を貼付することにより、本発明の液切れセンサ1を得ることができる。なお、29は電源コードである。
そして、図1に示すように、得られた液切れセンサ1の、管体2の接続部9,10と、液体供給路の上流側配管25、下流側配管26とを、それぞれコネクタ27、28を介して接続することにより、液体供給路の一部として配置させることができる。
なお、上記液切れセンサ1は、図6(b)に示すように、その両端部に設けられたくり抜き部18、19を利用して、この部分に樹脂バンド30等を挿通することにより、この液体供給路の近傍にある装置の脚部やフレーム等に、これを固定することができるようになっている。
上記液切れセンサ1を、例えば図7に示すような業務用自動食器洗浄機用の洗浄液供給装置38に適用した場合を例にとって、その動作を詳細に説明する。
この洗浄液供給装置38は、本体部40とポンプ部41とを備え、本体部40の背面に設けられたスリット42を、所定の位置に固定されたフック金具43に係合させることにより、業務用自動食器洗浄機(図示せず)近傍に着脱自在に取り付けられるようになっている。
上記洗浄液供給装置38のポンプ部41には、U字状に保持されるポンプチューブと、上記ポンプチューブの円弧部を押圧しながら回転する回転アームとが内蔵されており、本体部40内のモータによって上記回転アームに回転が与えられると、濃縮洗浄剤吸入配管44を介して、下方に設けられた濃縮洗浄剤タンク50から濃縮洗浄剤がポンプ部41内に吸い上げられるようになっている。そして、吸い上げられた濃縮洗浄剤は、反対側の濃縮洗浄剤供給配管45側に送り出され、業務用自動食器洗浄機の、濃縮洗浄剤供給部である洗浄タンク内に導入されるようになっている。
したがって、この洗浄液供給装置38によれば、上記本体部40内のモータに対し、予め一定の動作制御を与えておけば、業務用自動食器洗浄機の洗浄工程、すすぎ工程、と進行する洗浄工程において、所定のタイミングで断続的に、濃縮洗浄剤を少量ずつ濃縮洗浄剤供給配管45内に供給することができる。
上記液切れセンサ1は、このような洗浄液供給装置38の濃縮洗浄剤吸入配管44の途中に接続され、その電源のオン、オフは、上記洗浄液供給装置38の電源のそれと連動するようになっている。そして、上記洗浄液供給装置38が作動している間中、濃縮洗浄剤タンク50からの濃縮洗浄剤の供給が液切れにならないか否かを検知して、液切れ時には、音声アラームによる警報(以下単に「警報」という)とLED5(または6)の点灯による赤色ランプ表示(以下単に「LED」という)を告知して、即座に濃縮洗浄剤タンク50を交換できるようにしている。
以下、上記液切れセンサ1の動作について、図8〜図11を用い、実際の液の状態に即して詳細に説明する。なお、これらの図において、チャート図の横軸に示す数字の単位はいずれも「秒」であり、これは上記業務用自動食器洗浄機のすすぎ工程における時間(秒)を意味する。また、チャート図上の「LED」とは、赤色LEDのみを示すものである。
まず、電源がオンになると、両方のフォトセンサ3、4とも「液あり」を示す状態である、との設定がなされ、警報もLEDもオフの状態になる。
そして、フォトセンサ3、4は、図8の上段のチャート図に示すように、最初の検知の時点で、両者がともに「液あり」を検知した場合、0.7秒ごとに、管体2の内側中空部11が「液あり」か「液なし」かの検知を行い、両者がともに「液あり」を検知し続けている間は、警報とLEDをオンにする警告信号を発しない。
なお、片方のフォトセンサ(この例では4)が「液なし」の検知を行っても、他方が「液あり」の場合、上記「液なし」の検知は、液体(濃縮洗浄剤)中の気泡によるもの、として無視されるようになっている。これに対し、従来の液切れセンサ(前記特許文献3の液切れセンサ、以下同じ)は、図8の下段のチャート図に示すように、液体中の気泡によって「液なし」を検知した場合、即座に警報とLEDがオンになって、誤った指示を出すことになる。
つぎに、図9の上段のチャート図に示すように、「液あり」の状態から、フォトセンサ3、4がともに「液なし」を検知すると、矢印Pで示すように、その時点から、検知間隔が0.25秒に縮まり、4回連続して「液なし」を検知すると、すなわち1秒間「液なし」の状態が続くと警告信号が出力され、警報とLEDがオンになって液切れが告知される。この状態から、片方のフォトセンサ(この例では4)が「液あり」の検知を行っても、他方が「液なし」の場合、上記「液あり」が4秒以上続かなければ、すなわち、片方のフォトセンサが「液あり」を検知した時点から、検知間隔が0.7秒に延び、その検知が6回(0.7秒×6=4.2秒)連続して「液あり」にならなければ、上記「液あり」の検知は、中空であるにもかかわらず液溜まりができているもの、として無視されるようになっている。これは、大抵の液溜まりが、4秒に達するまでに、液体流路をつたって下方に移動することが経験的に知得されているからである。一方、従来の液切れセンサは、図9の下段のチャート図に示すように、液溜まりによって「液あり」を検知した場合、即座に警報とLEDがオフになって、誤った指示を出すことになる。
また、図10の上段のチャート図に示すように、最初の検知の時点で、両者がともに「液なし」を検知した場合、0.25秒ごとの検知を行い、この「液なし」の状態において、片方のフォトセンサ(この例では3)が「液あり」を検知し、検知間隔が0.7秒に延びて、他方が「液なし」を検知している場合、上記と同様、この「液あり」が4秒以上続かなければ、上記「液あり」の検知は、中空であるにもかかわらず液溜まりができているもの、として無視されるのであり、警報とLEDが誤ってオフになることはない。
さらに、図11の上段のチャート図に示すように、「液なし」の状態から、少なくとも片方(この例ではフォトセンサ4のみ)が「液あり」を4秒以上検知すると、矢印Qで示すように、その時点で、液切れが解消したものと判断して、即座に警報とLEDがオフになる。なお、図11に示すように、片方のフォトセンサ3が「液なし」のままになっているのは、液体中の気泡を検知しているもの、として無視されるようになっている。液が流れても、気泡はその位置に留まりやすいからである。一方、従来の液切れセンサは、図11の下段のチャート図に示すように、実際には液切れが解消していても、液体中の気泡によって「液なし」を検知し続ける場合は、警報とLEDがオフにならず、誤った指示を出し続けることになる。
このように、上記洗浄液供給装置38において、濃縮洗浄剤の供給源である濃縮洗浄剤タンク50が空になる等して液切れセンサ1内に濃縮洗浄剤が導入されないと、液切れセンサ1が液切れを検知して、音声アラームによる警報がなるとともにLED5(または6)が赤く点灯する。そこで、作業者は、装置を停止し、即座に洗浄剤を補給したのち、再度装置を稼働させる。このようにして、洗浄剤供給を確実に行うことができる。また、タイミング的に余裕のあるときは、装置を停止することなく、濃縮洗浄剤タンク50を新品に交換するか、上記タンク50に濃縮洗浄剤を補充することができる。
そして、上記装置と基本構成が同一で、少量の乾燥仕上げ剤を供給するために配管径が細く設定された乾燥仕上げ剤供給装置においても、液切れセンサ1の接続部9、10の雌ねじにら合するコネクタを用いさえすれば、寸法の異なる液切れセンサを用意する必要がなく、上記液切れセンサ1をそのまま流用することができ、経済的である。
このように、上記液切れセンサ1によれば、フォトセンサ3、4の発光部3a、4aおよび受光部3b、4bが液体に直接接触することがないため、電極を直接液体に接触させるタイプの従来品に比べ、検知部分が腐食したり摩耗したりすることがなく、長期にわたって良好に使用することができる。また、検知精度が検知対象となる液体の種類に左右されることがないため、従来の他の液切れセンサに比べて微調整等の手間が不要で、簡単に設置することができる。
また、上記液切れセンサ1の両端部には、液体供給路を構成する配管とそれぞれ接続させるための接続部9,10が形成されているため、この接続部9,10に、適宜のコネクタ等を接続させることにより、液体供給路を構成する配管チューブの径がどのような寸法であっても簡単に接続することができ、実用的な効果が高い。
しかも、上記液切れセンサは、複数のフォトセンサ3、4を組み合わせた構成になっており、上記各フォトセンサ3、4から出力される検知信号の組み合わせパターンによって、警告信号の出力・停止が制御されるようになっているため、全体が取り付け簡単でコンパクトな形状であるのみならず、誤作動が殆どなく、非常に精度の高い検知を行うことができる。
したがって、上記液切れセンサ1は、液体供給路途中に気泡が溜まったり、液切れであるにもかかわらず液溜まりができやすい、液体が断続的に供給されるような液体供給路における液切れ検知に用いることが好適である。このような液体供給路を備えた液体供給装置としては、一端側から液体を吸入して他端側に吐出する送液手段と、一端側が液体供給源に接続され他端側が上記送液手段の吸入側に接続される液体吸入配管と、一端側が上記送液手段の吐出側に接続され他端側が上記所定の部位に接続される液体吐出配管とを備えた液体供給装置、例えば、各種洗浄方法,染色等の繊維品処理方法,金属加工部品処理方法,食品加工処理方法等において、洗浄液,処理液等を供給するために用いられる各種の液体供給装置があげられ、なかでも、業務用自動食器洗浄機に付設される洗浄液供給装置に適用することが特に好適である。特に、連続的に洗浄液が供給されるコンベアタイプの業務用自動食器洗浄機に比べて、断続的に洗浄液の供給が行われるドアタイプやフードタイプ、アンダーカウンタータイプ等の業務用自動食器洗浄機に最適に用いられる。
なお、上記液切れセンサ1において、管体2の材質は、フォトセンサ3、4の投光部3a、4aから投射される光が充分に受光部3b、4bに達するよう半透明から透明であることが好ましく、JIS K 7136:2000「プラスチック 透明材料のヘーズ値の求め方」(ISO14782:1999)により求めたヘーズ値(%)が40以下となるものが好ましい。そして、高強度で耐薬品性に優れており、製法的な立場からは、成形容易であることが好ましく、また、寸法精度の高いことが好ましい。そこで、上記管体2の材料としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリアレート樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリテトラフロロエチレン樹脂、コポリエステル樹脂等があげられる。これらの中で、上記条件を満たすものが適宜選択されるが、なかでも、強度、耐薬品性、光透過性、成形性,耐久性の点から、ポリプロピレン樹脂を用いることが好適である。このときのポリプロピレン樹脂のヘーズ値(%)は10〜40に設定することが好ましく、特に28%前後に設定することが好適である。
また、上記管体2において、接続部9、10の形状は、上記の例に限らず、液体供給配管と接続しやすい構造であれば、どのような形状にしても差し支えない。例えば、雌ねじが形成されたコネクタを用いるのであれば、接続部9、10は、管体2の両端面から雄ねじとして突出した形状にしても差し支えない。
そして、上記管体2の全体形状も、上記の例のように直方体形状である必要はなく、例えば外観が円柱状や六角柱状になるようにしてもよい。また、両端接続部のみ円柱状にし、中央部を角柱状にしてもよい。
さらに、上記管体2において、内側中空部11の内径は、液体が供給される際の流量や液体の種類、粘度等にもよるが、通常、1〜10mmに設定することができ、特に、管体2の内径と管体2に接続する配管径との差を小さくすることが好ましい。なかでも、自動食器洗浄機用の薬液(食器洗浄機用洗浄剤、食器洗浄機用乾燥仕上げ剤)の供給にあっては、内側中空部11の内径を1〜4mm、なかでも2〜3mmに設定することが好適である。すなわち、内径寸法が1mmより小さいと、比重の高い自動食器洗浄機用洗浄剤等では液切れが生じても液溜まりができて明確な液切れを判別しにくくなるからである。また、逆に内径寸法が4mmより大きいと、自動食器洗浄機用乾燥仕上げ剤のように少量の供給ですむ薬液に対し、液切れの検出精度が低下してしまうおそれがあるからである。
そして、上記管体2に取り付けるフォトセンサ3、4は、上記の例に限らず、内側中空部11内を通過する液体の有無を検知できるものであれば、どのような構成のものであっても差し支えない。例えば、上記の例では、透過型のものを用いたが、反射型のものを用いても差し支えない。そして、フォトセンサの形状に応じて、管体2側への取り付け構造を適宜に設計することができる。上記の例では、凹部13、14を穿設してこの中にフォトセンサ3、4を嵌入し、樹脂で密封するようにしたが、凹部形状も特に限定するものではない。また、管体2の光透過度が高く、検知性能が確保されるのであれば、フォトセンサ3、4を、管体2の表面にそのまま取り付けてもよい。
さらに、上記フォトセンサ3、4の取り付け間隔は、液溜まりや気泡が両者の検知部にまたがって形成されないよう、一定の間隔を保つことが好ましい。その検知中心間の距離(管体2の軸方向に並ぶフォトセンサ3の検知中心からフォトセンサ4の検知中心までの距離)は、管体2内の内側中空部11の口径、検知対象である液体の粘度、その液体の流量にもよるが、例えば、上記内側中空部11の口径が1〜10mm、液体の25℃における粘度が0.1〜500mPa・s、液体の流量が0.1〜600ミリリットル/分のとき、10〜50mmに設定することが好適である。10mmより近いと、誤動作の排除を効果的に行うことができなくなるおそれがある。また、50mmより遠いと、全体形状がコンパクトにならず、好ましくない。
そして、フォトセンサ3、4の数は、上記の例は2個であるが、3個以上であっても差し支えない。数が多ければ多いほど検知精度は高くなるが、コンパクト性、取り扱いの簡便性では劣るようになるため、バランスを考慮すると、2個または3個にすることが好適である。
また、上記の例では、信号点滅用のLED5、6等を、ベース板7を介して管体2に直接取り付けているが、これらは、管体2ではなく、液体供給装置本体や、液体供給先の装置本体(例えば食器洗浄機本体)等、警報を視覚的、あるいは聴覚的に捉えやすい場所に取り付けるようにしてもよい。また、逆に、上記の例において、液体供給装置本体に設けた音声アラームを、ベース板7に取り付けて、液切れセンサ1自体に警報機能をもたせるようにしても差し支えない。
なお、警報手段としては、上記音声アラームやLED5、6の外、ブザー、パトライト、電光表示器等、どのようなものを用いてもよい。
また、液切れセンサ1において、フォトセンサ3、4の検知タイミングは、互いに同時でなければならない。ただし、その検知周期の間隔、警報およびLEDに対するオン、オフ制御のタイミングは、上記の例に限らず、検知対象(断続的に供給される液体)の物性や流量、液体供給装置の動作周期、業務用自動食器洗浄機のすすぎ工程の時間(秒)等に応じて、適宜に設定することができる。
さらに、液切れセンサ1を、洗浄液供給装置38に取り付ける場合(図7参照)、その取り付け位置は、液体供給路の液体供給源、すなわち濃縮洗浄剤タンク50側に取り付けても、もっと下流側の洗浄液供給装置38近傍に取り付けてもよいが、液体供給源に近ければ近いほど、液体残量の検知精度を高めることができる。また、上記液切れセンサ1を、濃縮洗浄剤供給配管45の途中に取り付けることにより、食器洗浄機(図示せず)への濃縮洗浄剤供給が正しく行われているか否かを精度よく検知することができる。
さらに、本発明の液切れセンサは、図12に示すように、液体供給源である液体容器50′の口部に冠着される蓋体51に、直接取り付けるようにしてもよい。この場合、液体容器50′の搬送・保管時には通常の蓋体を冠着しておき、使用時に、上記液切れセンサ1′を取り付けた特殊な蓋体51に交換するようにすることが好適である。
そして、図12に示す例では、液切れセンサ1′として、図13(a)〜(c)および図13(a)のX矢視図である図14(a)、図13(c)のA−A′断面図である図14(b)、図13(c)のB−B′断面図である図14(c)、図13(c)のC−C′断面図である図14(d)、図13(c)のD−D′断面図である図14(e)に示すような形状のものを用いることが好適である。
すなわち、この液切れセンサ1′は、基本的な構成は、図1に示す液切れセンサ1と同じであり、同一部分に同一番号を付して、その説明を省略するが、図13(a)に示すように、フォトセンサ3、4を取り付ける管体2の一端側に、蓋体51と係合させるためのフランジ部52と突出筒部53が延設されている。液切れセンサ1のようなくり抜き部18、19は形成されていない。そして、この突出筒部53の先端部にねじ部54が形成されており、その内側には、図13(b)に示すように、液体容器50′内に設けられる液体吸い上げ配管70と管体2の内側中空部11とを連通するための連通部55が形成されている。
また、管体2の他端面には、図13(b)に示すように、前記液切れセンサ1と同様、液体供給路と接続するためのPT1/8インチの雌ねじからなる接続部9が形成されているが、その周囲9aが、図14(d)に示すように、管継ぎ手との接続容易性を考慮して、六角柱状に形成されている。なお、60は、凹部12内に取り付けられるベース板7(図1および図8参照)から延びる電源コード29を上方に引き出すためのガイドである。
また、管体2は、図13(c)および図14(b),(c)に示すように、フォトセンサ3、4の取り付けに支障がない範囲で、できるだけ薄肉となるよう部位ごとに形状の異なる切欠き61,62が形成されている。さらに、図14(a),(e)に示すように、フランジ部52の根元部分も、十字状のリブ63を設けて薄肉化を達成している。これらの工夫は、管体2の成形の容易性、強度の確保、軽量化、組み立て作業性等を考慮したものである。
一方、上記液切れセンサ1′を取り付ける蓋体51は、図15(b)に示すように、その中央に、上記液切れセンサ1′の突出筒部53が挿通しうる大きさの開口65が形成されている。図15(a)はその平面図、同図(c)はその底面図である。なお、66は、液体容器50′の口部に設けられた雄ねじ部とら合するために設けられた雌ねじであり、67は、蓋体51の内側に設けられたリブである。
上記蓋体51への液切れセンサ1′の取り付けは、つぎのようにして行われる。すなわち、まず、図16に示すように、液切れセンサ1′の突出筒部53を、上記蓋体51の開口65に挿通し、フランジ部52の下面を蓋体51の上面に係止する。そして、フランジ付ナット70内に液体吸い上げ用のホース71を挿通し、その上端部をスリーブ72と嵌合して抜け止めしたのち、このフランジ付ナット70を、上記液切れセンサ1′の突出筒部53のねじ部54とら合させて、ホース71を締め付け固定する。このとき、蓋体51とフランジ部52は完全に固定されず、蓋体51は自由に回転するようになっているため、液体補充等の際、液体容器50′の口部から蓋体51を簡単に取り外すことができ、作業性がよい。
つぎに、上記液切れセンサ1′の上端接続部9に、コネクタ73の片方のねじ部73aをら合して接続する。また、ナット74に、液体供給配管となるチューブ75を挿通し、その下端部をスリーブ76と嵌合して抜け止めする。そして、このナット74を、上記液切れセンサ1′に接続したコネクタ73の他方のねじ部73bとら合させて固定する。
このようにして、図12に示すように、液体容器50′の蓋体51に液切れセンサ1′を直接取り付けた態様にすることができる。この態様によれば、液切れセンサ1′が、液体供給配管である柔軟なチューブ75の途中に接続された場合のように宙づりになることがなく、図6(b)に示すような樹脂バンド30等による固定が不用となる。そして、蓋体51に安定的に配置することができるため、薬液中の気泡による誤動作を減少させることができ、長期にわたって良好に使用することができる。また、液体容器50′の上方の空いた空間に収まり、作業環境の邪魔にならないという利点を有する。さらに、液切れセンサ1′がふらついたり他のものと接触したりすることがない。
なお、上記のように、液切れセンサ1′を液体容器50′に取り付けて用いる場合、液切れセンサ1′の配置が比較的低い位置になり、水や他の液体がかかるおそれがあるため、液切れセンサ1′を保護するために、図16に示すように、筒状のカバー77を用意し、液切れセンサ1′の外周に被せてから接続するようにすることが好ましい。そして、上記カバー77は、凹凸のある液切れセンサ1′の外周に沿いやすい、柔軟で伸縮性のある材質のもの(例えばゴムシート、ウレタンシート等)が好適である。さらに、外部からの光の影響をできるだけ遮断するために、黒色に着色したカバー77を用いることが、特に好適である。そして、カバー77を設ける場合は、管体2とは別の部位に、音声アラームやLED等を取り付けることが望ましい。
また、上記の例では、上記液切れセンサ1′の接続部9と、上方に延びる液体供給配管用のチューブ75とを接続するために、180°方向に第1のねじ部73aと第2のねじ部73bが形成されたコネクタ73を用いたが、液切れセンサ1′の配置によっては、90°方向に第1のねじ部と第2のねじ部が形成されたエルボタイプのコネクタを用いるようにしても差し支えない。
さらに、上記の例では、液切れセンサ1′を取り付ける蓋体51が、液体容器50′の口部に、ねじ結合により冠着されるものであったが、蓋体51のタイプは、どのようなものであっても差し支えない。例えば、図17に示すように、蓋体81の内側に設けられた環状リブ82を、液体容器50′の口部に嵌合して冠着するよう構成されたワンタッチタイプの蓋体81においても、中央に、液切れセンサ1′取り付け用の開口65′を形成するだけで、上記の例と同様にして簡単に液切れセンサ1′を取り付けることができる。
なお、本発明の液切れセンサ1,1′等を適用する液体供給装置は、特に限定するものではなく、液切れセンサ機能に関する以外の部分については、どのような構成であっても差し支えはない。そして、液体の種類も、特に限定するものではない。
本発明の一実施例の説明図である。 上記実施例に用いる管体の平面図である。 図2のA−A′縦断面図である。 (a)は図2のB−B′断面図、(b)は図2のC−C′断面図、(c)は図2のD−D′断面図である。 (a)は上記管体に取り付けるベース板の構成の説明図、(b)はそれを下から見上げた図である。 (a)は上記液切れセンサの一形態の斜視図、(b)は上記液切れセンサの取り付け形態の説明図である。 上記液切れセンサを洗浄液供給装置に組み込んだ状態を示す説明図である。 上記実施例における液切れセンサの動作を、従来品の動作と対比して説明するチャート図である。 上記実施例における液切れセンサの動作を、従来品の動作と対比して説明するチャート図である。 上記実施例における液切れセンサの動作を、従来品の動作と対比して説明するチャート図である。 上記実施例における液切れセンサの動作を、従来品の動作と対比して説明するチャート図である。 本発明の他の実施例の説明図である。 (a),(b),(c)はいずれも上記他の実施例に用いる液切れセンサの説明図である。 (a)は図13(a)のX矢視図、(b)は図13(c)のA−A′断面図、(c)は図13(c)のB−B′断面図、(d)は図13(c)のC−C′断面図、(e)は図13(c)のD−D′断面図である。 (a)は上記他の実施例に用いる蓋体の平面図、(b)はその断面図、(c)はその底面図である。 上記他の実施例における液切れセンサと蓋体の取り付け方法の説明図である。 上記他の実施例において用いることのできる、他の蓋体の説明図である。
符号の説明
1 液切れセンサ
2 管体
3、4 フォトセンサ
9 接続部
25 上流側配管
26 下流側配管

Claims (8)

  1. 所定の部位に対して液体を断続的に供給するよう設定された液体供給路の途中に、その液体供給路の一部を構成するよう取り付けられる液切れセンサであって、一端開口部が上記液体供給路の上流側配管と連通しうる接続部に形成され、他端開口部が上記液体供給路の下流側配管と連通しうる接続部に形成され、上記両端接続部を連通する内側中空部が液体通過路に形成されてなる光透過性管体と、上記管体の軸方向に沿って所定間隔で取り付けられる複数のフォトセンサとからなり、上記各フォトセンサは、上記管体内の中空部内を通過する液体の有無を、互いに同時かつ周期的に検知するよう設定されており、上記各フォトセンサの検知信号の組み合わせパターンによって、液切れを知らせる警告信号の出力とその停止が制御されるようになっていることを特徴とする液切れセンサ。
  2. 上記各フォトセンサが、透過型フォトセンサであり、その発光部と受光部が、上記管体の内側中空部を挟むように埋設されている請求項1記載の液切れセンサ。
  3. 上記管体の内側中空部の口径が1〜10mm、検知対象である液体の25℃における粘度(JIS Z 8803:1991,液体の粘度−測定方法、8.「単一円形回転粘度計による粘度測定方法」に基づく)が0.1〜500mPa・s、上記液体の流量が0.1〜600ミリリットル/分であり、上記管体の軸方向に並ぶ各フォトセンサの検知中心間の距離が10〜50mmに設定されている請求項1または2記載の液切れセンサ。
  4. 所定の部位に対して液体を断続的に供給するための液体供給源として用意される液体充填容器の蓋体に取り付けられ、上記液体供給源から延びる液体供給路の一部を構成する液切れセンサであって、一端開口部が、上記液体充填容器の蓋体に形成された開口部と係合するとともに容器内の液体を吸い上げるための液体吸い上げ配管と連通しうる接続部に形成され、他端開口部が、上記液体供給路の下流側配管と連通しうる接続部に形成され、上記両端接続部を連通する内側中空部が液体通過路に形成されてなる光透過性管体と、上記管体の軸方向に沿って所定間隔で取り付けられる複数のフォトセンサとからなり、上記各フォトセンサは、上記管体内の中空部内を通過する液体の有無を、互いに同一のタイミングで周期的に検知するよう設定されており、上記各フォトセンサの検知信号の組み合わせパターンによって、液切れを知らせる警告信号の出力とその停止が制御されるようになっていることを特徴とする液切れセンサ。
  5. 上記各フォトセンサが、透過型フォトセンサであり、その発光部と受光部が、上記管体の内側中空部を挟むように埋設されている請求項4記載の液切れセンサ。
  6. 上記管体の内側中空部の口径が1〜10mm、検知対象である液体の25℃における粘度(JIS Z 8803:1991,液体の粘度−測定方法、8.「単一円形回転粘度計による粘度測定方法」に基づく)が0.1〜500mPa・s、上記液体の流量が0.1〜600ミリリットル/分であり、上記管体の軸方向に並ぶ各フォトセンサの検知中心間の距離が10〜50mmに設定されている請求項4または5記載の液切れセンサ。
  7. 所定の部位に対して液体を断続的に供給するための液体供給装置であって、一端側から液体を吸入して他端側に吐出する送液手段と、一端側が液体供給源に接続され他端側が上記送液手段の吸入側に接続される液体吸入配管と、一端側が上記送液手段の吐出側に接続され他端側が上記所定の部位に接続される液体吐出配管とを備え、上記液体供給源から液体吸入配管を介して送液手段の吸入側に至る液体吸入流路の途中もしくは上記送液手段の吐出側から液体吐出配管を介して所定の部位に至る液体吐出流路の途中に、上記請求項1〜3のいずれか一項に記載の液切れセンサが取り付けられており、上記液切れセンサから出力される警告信号にしたがって、所定の警報手段が作動するよう設定されていることを特徴とする液体供給装置。
  8. 所定の部位に対して液体を断続的に供給するための液体供給装置であって、一端側から液体を吸入して他端側に吐出する送液手段と、一端側が液体供給源として用意される液体充填容器に接続され他端側が上記送液手段の吸入側に接続される液体吸入配管と、一端側が上記送液手段の吐出側に接続され他端側が上記所定の部位に接続される液体吐出配管とを備え、上記液体充填容器の蓋体に、上記請求項4〜6のいずれか一項に記載の液切れセンサが取り付けられており、上記液切れセンサから出力される警告信号にしたがって、所定の警報手段が作動するよう設定されていることを特徴とする液体供給装置。
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