JP2000170663A - 液体供給装置 - Google Patents

液体供給装置

Info

Publication number
JP2000170663A
JP2000170663A JP10351918A JP35191898A JP2000170663A JP 2000170663 A JP2000170663 A JP 2000170663A JP 10351918 A JP10351918 A JP 10351918A JP 35191898 A JP35191898 A JP 35191898A JP 2000170663 A JP2000170663 A JP 2000170663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
supply device
liquid supply
end connected
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10351918A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Nishioka
裕次 西岡
Makoto Tokunaga
真 徳永
Shinji Maruyama
伸司 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teepol Ltd
Original Assignee
Teepol Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teepol Ltd filed Critical Teepol Ltd
Priority to JP10351918A priority Critical patent/JP2000170663A/ja
Publication of JP2000170663A publication Critical patent/JP2000170663A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】誤作動のない液切れ検知機能を備えた液体供給
装置を提供する。 【解決手段】所定の部位に液体を供給するための液体供
給装置であって、一端側から液体を吸入して他端側に吐
出する送液手段と、一端側が液体供給源に接続され他端
側が上記送液手段の吸入側に接続される液体吸入配管
と、一端側が上記送液手段の吐出側に接続され他端側が
上記所定の部位に接続される液体吐出配管とを備え、上
記液体供給源から液体吸入配管を介して送液手段の吸入
側に至る液体吸入流路の途中に、流路内の導電率を経時
的に検知する一対の電極29が取り付けられており、上
記導電率が、予め設定された所定の範囲内から外れた場
合に、所定の警報手段が作動するよう設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、液体を供給するた
めの液体供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被処理物に対し、薬液を付与して被処理
物に何らかの処理を行う場合、予め調製された希釈液体
を処理装置に供給して被処理物に付与するのではなく、
処理装置に、水,温水等の希釈用液体を供給するととも
に、その供給路途中に濃縮薬液を漸次供給し、所定濃度
の希釈薬液を調製して被処理物に付与する、という方法
が汎用されている。また、予め薬液貯槽内に希釈用液体
と濃縮薬液を供給して所定濃度に調製したのち、被処理
物に付与する方法もあり、その場合は、薬液貯槽内の液
量が低下すると、自動的に、薬液貯槽内に希釈用液体と
濃縮薬液が供給されるようになっている。さらに、処理
によっては、処理液中から薬液のみ使い果たされて、逐
次、薬液を補充する場合もある。これらの場合、処理装
置とは別に、処理装置の所定の部位に薬液を、連続的も
しくは断続的に供給するための薬液供給装置が付設され
る。
【0003】このような薬液供給装置を付設した処理装
置としては、食器類等の洗浄を行う業務用自動食器洗浄
機、衣類,毛布等のクリーニングを行う業務用洗濯機お
よび乾燥機、布等の繊維品に対し染色,洗浄等の処理を
行う処理装置、工業用排水等に対する排水処理装置、ク
ーリングタワー等に対するスケール防止剤供給装置、水
耕栽培における肥料等の補給装置、車両,航空機等に対
する洗浄装置、酪農用搾乳装置等に対する洗浄装置、食
品,食材に対する洗浄装置、食品加工工場等における各
種洗浄装置、電子部品に対する洗浄装置、金属加工部
品,機械等に対する洗浄装置、酒類および飲料用の瓶洗
浄装置等があげられる。
【0004】これらのうち、業務用自動食器洗浄機を例
にとって、その処理工程と薬液供給システムについて説
明する。
【0005】上記業務用自動食器洗浄機は、ホテル、レ
ストラン、学校、社員食堂、飲食店、食品加工工場等で
広く用いられているもので、構造上、フードタイプ、ア
ンダーカウンタータイプ、ドアタイプ、ラック式コンベ
アタイプ、フライトコンベアタイプ等に分類される。
【0006】上記ドアタイプの業務用自動食器洗浄機
は、一般に、図7に示すように、上部が洗浄空間に形成
されており、この洗浄空間内に、食器1を、かご状のラ
ックに保持した状態で装填するようになっている。そし
て、上記ラックの上下には、上下一対の洗浄ノズル3
と、同じく上下一対のすすぎノズル4とが設けられてお
り、上記洗浄ノズル3から洗浄液を吐出して食器1を洗
浄し、所定時間休止後、上記すすぎノズル4からすすぎ
液を吐出してすすぎを行うという一連の動作が、自動的
に行われるようになっている。
【0007】上記洗浄ノズル3への洗浄液の供給は、洗
浄タンク5内に溜められた洗浄液を、移送配管6に設け
られた移送ポンプ7を介して上方に圧送することによっ
て行われる。また、上記すすぎノズル4へのすすぎ液の
供給は、洗浄機に付設された給湯機8で加温された温水
を、給湯配管9に設けられた給液ポンプ10を介して上
方に圧送することによって行われる。
【0008】なお、上記洗浄タンク5内の洗浄液は、上
記給湯配管9から分岐して延びる配管9aに設けられた
手動バルブを開閉して洗浄タンク5に温水を溜め、この
温水に、濃縮洗浄剤(液体)供給源から、洗浄剤ポンプ
(図示せず)を介して延びる濃縮洗浄剤供給配管13か
ら、濃縮洗浄剤を滴下して洗浄タンク5内で希釈するこ
とにより調製される。なお、上記濃縮洗浄剤は、ボトル
容器等に充填したものを用いる他、固形洗浄剤を、漸次
溶解しながら用いる場合もある。
【0009】また、すすぎノズル4に供給されるすすぎ
液は、単なる温水を用いると、乾燥が悪く、また乾燥後
にウォータースポットが形成される等の問題があるた
め、通常、すすぎ工程の少なくとも最後の数秒間におい
て、温水にごく薄い濃度で乾燥仕上げ剤(いわゆる「リ
ンス剤」)が添加されるようになっている。上記リンス
剤の添加は、上記給液ポンプ10の動作に連動するよう
設定されたリンスポンプ12によって、濃縮リンス剤
(液体)の供給源11から、所定量ずつリンス剤を汲み
上げて上記給湯配管9内に注入することによって行われ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような業務用自動
食器洗浄機において、上記濃縮洗浄剤の供給や、濃縮リ
ンス剤の供給は、通常、自動制御で行われ、供給源(ボ
トル等)および供給ラインも、洗浄機内に組み込まれて
いるため、濃縮洗浄剤や濃縮リンス剤の残量を、作業者
が頻繁に確認することが容易ではなく、処理の途中での
液切れが発生しやすい。その場合、液切れの発生に気づ
くのが遅れると、適正な洗浄液濃度が確保されないこと
により、食器が充分に洗浄されないだけでなく、再洗浄
による手間や、給湯による水、ガス、電気等のエネルギ
ーが無駄になり、経済的でない。
【0011】そこで、濃縮洗浄剤等の供給ライン途中に
液切れセンサを設け、濃縮洗浄剤等の供給が途絶える
と、即座に警報を発するよう設定する等の対応策が採ら
れている。このような液切れセンサとしては、配管内の
圧力が常時負圧で、供給源であるボトル内が空になると
負圧が解放されることを利用した圧力センサや、液の有
無によって光の屈折率が異なることを利用した光センサ
等が用いられている。
【0012】しかしながら、これらのセンサは、誤作動
が多く、液切れでないのに警告を発することが、少なか
らずあるため、問題になっている。
【0013】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、誤作動のない液切れ検知機能を備えた液体供給
装置の提供をその目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、所定の部位に液体を供給するための液体
供給装置であって、一端側から液体を吸入して他端側に
吐出する送液手段と、一端側が液体供給源に接続され他
端側が上記送液手段の吸入側に接続される液体吸入配管
と、一端側が上記送液手段の吐出側に接続され他端側が
上記所定の部位に接続される液体吐出配管とを備え、上
記液体供給源から液体吸入配管を介して送液手段の吸入
側に至る液体吸入流路の途中に、流路内の導電率を経時
的に検知する一対の電極が取り付けられており、上記導
電率が、予め設定された所定の範囲内から外れた場合
に、所定の警報手段が作動するよう設定されている液体
供給装置を第1の要旨とする。
【0015】また、上記液体が、業務用自動食器洗浄機
用洗浄液を調製するための濃縮洗浄液である液体供給装
置を第2の要旨とする。
【0016】さらに、上記送液手段の駆動手段とその駆
動制御を行う制御手段とが、一側面が開口部に形成され
た本体ケーシングと、上記本体ケーシングの開口部を蓋
する側面部とからなる本体部に内蔵されており、上記側
面部が、上記本体ケーシングに対し、下記のヒンジ
(A)によって開閉自在に取り付けられている液体供給
装置を第3の要旨とする。 (A)板体が少なくとも4本の平行な折り目によって5
つの面に仕切られ、その片端の面が、本体ケーシングの
開口縁部の内側に取り付けられ、その面とは反対側の他
端の面が、側面部内側に取り付けられ、上記2つの面以
外の、少なくとも3つの面が、本体ケーシングと蓋体に
挟まれた空間内において、角度自在に突出するよう設定
されたヒンジ。
【0017】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0018】本発明の液体供給装置は、液体を、連続
的、あるいは断続的に、所定の部位に供給する機能を果
たすために、一端側から液体を吸入して他端側に吐出す
る送液手段と、一端側が液体供給源に接続され他端側が
上記送液手段の吸入側に接続される液体吸入配管と、一
端側が上記送液手段の吐出側に接続され他端側が上記所
定の部位に接続される液体吐出配管とを備えたものであ
れば、どのようなものであってもよい。例えば、各種洗
浄方法,染色等の繊維品処理方法,金属加工部品処理方
法,食品加工処理方法等において、洗浄液,処理液等を
供給するために用いられる各種の液体供給装置があげら
れ、なかでも、業務用自動食器洗浄機に付設される洗浄
液供給装置に適用することが特に好適である。
【0019】本発明を、上記業務用自動食器洗浄機用の
洗浄液供給装置に適用した場合を例にとって、以下説明
する。
【0020】上記業務用自動食器洗浄機は、どのような
タイプのものであってもよいが、例えば図7に示すドア
タイプのものを用いることができる。そして、上記洗浄
機に用いられる洗浄液供給装置としては、例えば図1に
示すように、送液手段としてチューブポンプを備えたも
のを用いることができる。
【0021】上記洗浄液供給装置18は、本体部20と
ポンプ部21とを備え、本体部20の背面には、縦長の
係合用スリット22が、左右二個所に形成されている。
そして、洗浄機近傍の壁面を利用して、適宜の位置に、
図1に示すような取り付け金具23を取り付けたのち、
この取り付け金具23のフック23aに、上記洗浄液供
給装置18の係合用スリット22を係合させることによ
り、洗浄液供給装置18を着脱自在に取り付け保持でき
るようになっている。
【0022】上記洗浄液供給装置18のポンプ部21
は、図2に示すように、透明な樹脂ハウジング24と、
この内側に、U字状に保持されるポンプチューブ25
と、両端にそれぞれローラ26が回転自在に軸支された
回転アーム27とを備えている。そして、上記ポンプチ
ューブ25の一端には、濃縮洗浄剤の供給源から延びる
濃縮洗浄剤吸入配管28が接続されており、ポンプチュ
ーブ25の他端には、濃縮洗浄剤供給配管13(図7参
照)が接続されている。
【0023】上記回転アーム27の中心軸27aには、
本体部20に内蔵されるモータから回転駆動が与えられ
るようになっており、回転アーム27の回転動作に伴
い、その両端に軸支されたローラ26が、交互にポンプ
チューブ25の円弧部に圧接しながら回動し、上記濃縮
洗浄剤吸入配管28から濃縮洗浄剤を、矢印で示すよう
に吸い込み、反対側の、濃縮洗浄剤供給配管13側に送
り出すようになっている。したがって、この洗浄液供給
装置18によれば、上記本体部20内のモータに対し、
予め一定の動作制御を与えておけば、所定のタイミング
で、簡単かつ精度よく、濃縮洗浄剤を、少量ずつ濃縮洗
浄剤供給配管13内に導入することができる。
【0024】また、上記洗浄液供給装置18において、
ポンプチューブ25の吸入側端部から下方に突出するア
ダプタ25aは、その先端部に雄ねじが形成されてお
り、濃縮洗浄剤供給配管28を接続するためのナット2
8aとら合するようになっているが、雄ねじが形成され
ていない円筒部分25a′が、ポンプチューブ25の吐
出側端部から下方に突出するアダプタ25bに比べて長
く形成されており、この部分25a′に、2本一対の電
極29が植設されている。
【0025】上記2本の電極29は、図3に示すよう
に、内径4mmの円筒部分25a′に対して、互いに1
80°の角度をなし、しかも互いの間隔Hが、10mm
離れるよう植設されている。そして、各電極29の円筒
部分25a′の内部に埋め込まれた先端は、中空部に突
出し、この中を通過する濃縮洗浄剤に接触するようにな
っている。また、各電極29の円筒部分25a′から側
方に突出する部分は、導電率検出回路(図示せず)を経
由して、ブザー,ランプ等の警報手段を備えた警報装置
(図示せず)に接続されている。
【0026】すなわち、上記電極29、導電率検出回路
および警報装置は、液切れセンサの機能を果たすもの
で、電極29は、アダプタ25aの円筒部分25a′内
の導電率を経時的に測定してその結果を警報装置に伝送
するようになっている。そして、導電率検出回路には、
上記測定結果と、予め入力された適正導電率範囲(濃縮
洗浄液の適正な導電率範囲)とを比較する機能が設けら
れており、上記適正導電率範囲から外れる導電率の値が
伝送されてきた場合には、注意信号を出力して、ブザ
ー,ランプ等の警報装置が作動するようになっている。
【0027】したがって、上記液切れセンサ機能におい
て、予め入力された適正導電率範囲から外れた液体を検
出する場合、および完全に液切れ状態で導電率が0(ゼ
ロ)になる場合に、警報が発せられるように設定するこ
とにより、不適正な濃縮洗浄剤の供給および液切れを、
即座に検知して警報として知らせることができる。そし
て、上記導電率の変化による検知は、従来の、圧力や光
の屈折率を検知する場合に比べて、外的な因子に左右さ
れることがなく、液切れ等の異常事態を確実に検知する
ことができるため、誤作動がない、という利点を有す
る。
【0028】なお、上記2本一対の電極29の配置は、
特に限定されるものではないが、両電極29が接近しす
ぎた配置では、供給源において液切れしても、円筒部分
25a′内に液溜まりが残っている場合があり、この液
溜まりの導電率を読み取ってしまうおそれがある。した
がって、両電極29の配置は、例えば、円筒部分25
a′の内径が任意であるとき両電極29の直線的配置距
離が2mm以上、好ましくは5mm以上になるよう設定
することが好ましい。また、前述のように、円筒部分2
5a′の内径が4mmであるときの両電極29の配置
は、円筒部分25a′がいかなる方向(横であっても、
縦であっても、斜めであっても)に配置されても誤った
検知のないようにするため、互いの取り付け位置の軸方
向の間隔Hが、3mm以上、より好ましくは5mm以上
離れるよう設定することが好ましく、また、周方向に
は、45°以上、特に120°以上の角度をもって配置
されることが好適である。
【0029】また、上記電極29は、必ずしもアダプタ
25aの部分に取り付ける必要はなく、供給源から延び
る濃縮洗浄剤吸引配管28からポンプチューブ25の吸
入側端部に至るどの部分に取り付けてもよいが、上記配
管28は、損傷等により交換される場合があるため、上
記の例のように、これを接続するためのアダプタ25a
に取り付けることが好適である。そして、上記電極29
を付けたアダプタ25aを2個以上取り付けることによ
って、さらに検知精度を高めることができる。
【0030】なお、上記電極29を取り付ける円筒部分
25a′の材質は、特に、液溜まりが生じにくく、耐薬
品性に優れたものが適宜選択されるが、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂
等が好適である。なかでも、経済性およびコスト面か
ら、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂等が好適であ
る。また、円筒部分25a′の内径は、液溜まり防止の
ため、接続する濃縮洗浄剤吸引配管28の内径と同等も
しくはそれ以下に設定することが好適である。
【0031】そして、上記洗浄液供給装置18(図1に
戻る)は、本体部20の内部部品の調整やメンテナンス
を行うために、手前の2本のねじ60を外すことによ
り、側面部20aが開閉できるようになっている。そし
て、上記側面部20aを開閉自在に取り付ける部分は、
通常のヒンジ構造ではなく、例えば図4に示すような、
特殊なヒンジ30を用いた構造にすることが好適であ
る。
【0032】上記ヒンジ30は、図5(a)および同図
(b)に示すように、厚み2mmのプラスチック板(例
えばポリプロピレン製)を所定形状に切断し、表面と裏
面の所定の部分に、折り目をつけるための断面V字状溝
31〜34を形成したもので、つぎのようにして側面部
20aを本体ケーシング20bに取り付けるようになっ
ている。すなわち、まず、上記溝31,32が形成され
た部分を谷折りするとともに、溝33,34が形成され
た部分を山折りし、図4に示すように、その最も左側の
面35の穴35aを、側面部20aの内側に形成された
回路基板取り付け用のスタッド36に遊嵌することによ
り、側面部20a内側に取り付ける。そして、反対側
の、最も右側の面37の穴37aを、本体ケーシング2
0bの背面に形成された穴38に内側から重ね、ねじ止
めすることにより、本体ケーシング20b内側に取り付
ける。このようにして、ヒンジ30を介して、側面部2
0aを本体ケーシング20bに対し開閉自在に取り付け
ることができる。
【0033】上記ヒンジ30を用いた開閉構造によれ
ば、つぎのような利点がある。すなわち、通常のヒンジ
構造では、側面部20aを90°開くと、これを真上か
ら見た図6に鎖線で示すように、側面部20aが背面側
に突出して、この洗浄液供給装置18を取り付けた壁面
(斜線で示す)40に当たるため、これを大きく開くこ
とができない。また、無理に開けると壁面40や側面部
20a、あるいは係合用のフック23a(図1参照)と
本体ケーシング20bの係合用スリット22の係合部分
が損傷するおそれがある。これに対し、上記ヒンジ30
によるヒンジ構造では、図6において実線で示すよう
に、上記ヒンジ30の両側の面35,37が、側面部2
0aと本体ケーシング20bにそれぞれ取り付けられて
いるにもかかわらず、その片方の面35が、ある程度自
由に動き、中間の三面からなる突出部39が、溝31〜
34の開き具合である程度自由な配置をとるため、90
°開いた側面部20aが、背面側に突出せず、壁面40
と当たることがない。したがって、側面部20aの内側
に装填された回路基板50上に搭載された各種電子部品
(図示せず)の調整やメンテナンスが非常にやりやす
い、という利点を有する。
【0034】なお、上記ヒンジ30は、4本の折り目を
形成して、プラスチック板を5つの面に分割している
が、4本より折り目の数を増やして、角度自在に突出す
る内側面の分割数を増やすと、これらの面で形成される
突出部の自由度が大きくなるため、突出度合いの小さ
い、コンパクトなヒンジを得ることができる。
【0035】また、上記洗浄液供給装置18のポンプ部
21における樹脂ハウジング24(図1参照)は、内部
の状態が外側から観察できるよう透明であることが好ま
しく、また高強度で耐薬品性に優れていることが好まし
い。そして、製法的な立場からは、成形容易であること
が好ましく、また、寸法精度の高いことが好ましい。そ
こで、上記樹脂ハウジング24の材料としては、ポリエ
チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニ
レンエーテル樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、
超高分子量ポリエチレン樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリ
エーテルサルホン樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹
脂、ポリアレート樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエ
ーテルイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、
ポリイミド樹脂、ポリテトラフロロエチレン樹脂、コポ
リエステル樹脂等があげられる。これらの中で、上記条
件を満たすものが適宜選択されるが、なかでも、強度、
耐薬品性、成型容易性の点から、ポリサルホン樹脂、ポ
リエーテルサルホン樹脂、コポリエステル樹脂を用いる
ことが好適である。
【0036】さらに、上記の例では、業務用自動食器洗
浄機に付設される洗浄液供給装置18について説明した
が、すでに述べたように、本発明は、各種液体の供給を
行う液体供給装置に適用することができるのであり、液
切れセンサ機能に関する以外の部分については、どのよ
うな構成であっても差し支えはない。そして、液体の種
類も、特に限定するものではないが、液切れ時と、通液
時における導電率の差が明確にでるよう、ある程度導電
率の高い液体を用いるものが好適である。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明は、液体を一端側
から吸引し、他端側から吐出して液体を供給するよう構
成された液体供給装置において、上記液体吸引配管側
に、配管内の導電率を経時的に検知し、導電率異常を警
報として知らせる機能を設けたため、供給すべき液体が
液切れして導電率に大きな変化が生じた場合、即座に警
報が発せられ、その事態を知ることができる。そして、
上記導電率の検知は、従来の、圧力や光の屈折率を検知
する場合に比べて、外的な因子に左右されることがない
ため、液切れ等の異常事態を確実に検知することがで
き、誤作動がない、という利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】上記実施例の動作説明図である。
【図3】上記実施例における導電率検知部分の説明図で
ある。
【図4】上記実施例の分解斜視図である。
【図5】(a)は上記実施例に用いるヒンジの展開図、
(b)はその断面図である。
【図6】上記ヒンジによる開閉動作の説明図である。
【図7】従来の業務用自動食器洗浄機の構成の説明図で
ある。
【符号の説明】 29 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 伸司 埼玉県川口市上青木4丁目−12−4 ティ ーポール株式会社内 Fターム(参考) 3B082 CC02 CC05 DC02 DC06 3B155 AA21 BA23 KA18 KB09 LB34 MA01 MA02 3H045 AA05 AA12 AA22 BA41 CA06 CA23 EA50 3H077 AA01 CC04 CC10 DD02 EE11 FF13 FF55

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の部位に液体を供給するための液体
    供給装置であって、一端側から液体を吸入して他端側に
    吐出する送液手段と、一端側が液体供給源に接続され他
    端側が上記送液手段の吸入側に接続される液体吸入配管
    と、一端側が上記送液手段の吐出側に接続され他端側が
    上記所定の部位に接続される液体吐出配管とを備え、上
    記液体供給源から液体吸入配管を介して送液手段の吸入
    側に至る液体吸入流路の途中に、流路内の導電率を経時
    的に検知する一対の電極が取り付けられており、上記導
    電率が、予め設定された所定の範囲内から外れた場合
    に、所定の警報手段が作動するよう設定されていること
    を特徴とする液体供給装置。
  2. 【請求項2】 上記液体が、業務用自動食器洗浄機用洗
    浄液を調製するための濃縮洗浄液である請求項1記載の
    液体供給装置。
  3. 【請求項3】 上記送液手段の駆動手段とその駆動制御
    を行う制御手段とが、一側面が開口部に形成された本体
    ケーシングと、上記本体ケーシングの開口部を蓋する側
    面部とからなる本体部に内蔵されており、上記側面部
    が、上記本体ケーシングに対し、下記のヒンジ(A)に
    よって開閉自在に取り付けられている請求項1または2
    記載の液体供給装置。 (A)板体が少なくとも4本の平行な折り目によって5
    つの面に仕切られ、その片端の面が、本体ケーシングの
    開口縁部の内側に取り付けられ、その面とは反対側の他
    端の面が、側面部内側に取り付けられ、上記2つの面以
    外の、少なくとも3つの面が、本体ケーシングと蓋体に
    挟まれた空間内において、角度自在に突出するよう設定
    されたヒンジ。
JP10351918A 1998-12-10 1998-12-10 液体供給装置 Pending JP2000170663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10351918A JP2000170663A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 液体供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10351918A JP2000170663A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 液体供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000170663A true JP2000170663A (ja) 2000-06-20

Family

ID=18420512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10351918A Pending JP2000170663A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 液体供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000170663A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003248012A (ja) * 2001-12-20 2003-09-05 Teepol Ltd 液切れセンサおよびそれを用いた液体供給装置
JP2009131512A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Hoshizaki Electric Co Ltd 食器洗浄機
JP2011507617A (ja) * 2007-12-19 2011-03-10 ディバーシー・インコーポレーテッド 材料送出システム及び方法
JP2012502777A (ja) * 2008-09-24 2012-02-02 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 流体を分配するための方法及び装置
WO2012083286A2 (en) * 2010-12-17 2012-06-21 John David Hockaday Additive alert system
JP2012250135A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Ai Denshi Kogyo:Kk ミスト発生装置
CN103459847A (zh) * 2011-02-15 2013-12-18 雀艾斯达有限公司 用于杀菌设备的泵
WO2014031309A3 (en) * 2012-08-21 2014-05-30 Premark Feg L.L.C. Warewash machine chemical sensor and related system and method
US9631313B2 (en) 2010-10-26 2017-04-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Washing machine
EP3936025A3 (de) * 2020-06-19 2022-04-06 Michael Saier Pulver-dosiereinrichtung

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003248012A (ja) * 2001-12-20 2003-09-05 Teepol Ltd 液切れセンサおよびそれを用いた液体供給装置
US6819250B2 (en) 2001-12-20 2004-11-16 Johnsondiversey, Inc. Out-of-liquid sensor, and liquid supply device using same
JP2009131512A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Hoshizaki Electric Co Ltd 食器洗浄機
JP2011507617A (ja) * 2007-12-19 2011-03-10 ディバーシー・インコーポレーテッド 材料送出システム及び方法
JP2012502777A (ja) * 2008-09-24 2012-02-02 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 流体を分配するための方法及び装置
US9631313B2 (en) 2010-10-26 2017-04-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Washing machine
WO2012083286A2 (en) * 2010-12-17 2012-06-21 John David Hockaday Additive alert system
WO2012083286A3 (en) * 2010-12-17 2012-11-01 John David Hockaday Additive alert system
CN103459847A (zh) * 2011-02-15 2013-12-18 雀艾斯达有限公司 用于杀菌设备的泵
JP2014507595A (ja) * 2011-02-15 2014-03-27 トリステル ピーエルシー 殺菌消毒装置用ポンプ
JP2012250135A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Ai Denshi Kogyo:Kk ミスト発生装置
WO2014031309A3 (en) * 2012-08-21 2014-05-30 Premark Feg L.L.C. Warewash machine chemical sensor and related system and method
CN104640492A (zh) * 2012-08-21 2015-05-20 浦瑞玛柯Feg有限责任公司 器皿洗涤机化学品传感器以及相关的系统和方法
US9521941B2 (en) 2012-08-21 2016-12-20 Premark Feg L.L.C. Warewash machine chemical sensor and related system and method
US9872596B2 (en) 2012-08-21 2018-01-23 Premark Feg L.L.C. Warewash machine chemical sensor and related system and method
EP3936025A3 (de) * 2020-06-19 2022-04-06 Michael Saier Pulver-dosiereinrichtung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4263895B2 (ja) 液切れセンサおよびそれを用いた液体供給装置
CA2201833C (en) Backup assembly and method for chemical sanitizing in a final rinse of a high temperature warewashing machine
JP2000170663A (ja) 液体供給装置
US8557048B2 (en) Method for controlling a filling process of a water-bearing household appliance
US4142539A (en) Sanitizer alert system
US20120186614A1 (en) Additive alert system
BR112012002611B1 (pt) método para operar uma lavadora, e, lavadora
US20140053873A1 (en) Warewash machine system and method for detecting clogged wash arm
JP2010096587A (ja) 液切れセンサおよびそれを用いた液体供給装置
KR20090108300A (ko) 식기세척기
US9872596B2 (en) Warewash machine chemical sensor and related system and method
JP2011067312A (ja) 洗濯機
US20130213441A1 (en) Bulk dispense semi-manual cleaning system for an appliance
JP2002306395A (ja) 食器洗浄機の給排水機構
US20210330171A1 (en) System for ascertaining fresh water consumption by a dishwasher
CN111163672B (zh) 洗碗机和用于运行洗碗机的方法
US11426648B2 (en) Contaminant detection/sensing system for bowling lane conditioning machine
JPH03215230A (ja) 食器洗い機
CN220371777U (zh) 一种超声波清洗机
JP4043627B2 (ja) 薬液供給方法およびそれに用いる装置
JPH0924016A (ja) 食器自動洗浄装置
JP2024013995A (ja) 洗浄機及び濯ぎ水供給装置
KR20210061143A (ko) 식기 세척기 및 식기 세척기의 제어 방법
CN114606708A (zh) 一种添加剂投放装置及其检测方法
KR20170037213A (ko) 상태판단 기능을 가지는 가습기 및 그 상태판단 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060314