JP2010096344A - 長尺物接続具 - Google Patents

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Abstract

【課題】1回の操作で堅固に長尺物を挟み込むと同時に本体部材に接続することができる長尺物接続具を提供する。
【解決手段】長尺物接続具は、所定長さの棒状体または筒状体からなる本体部材を有する。この本体部材はチャックを連結している。この本体部材またはこのチャックにはナット部材がねじ込まれている。このナット部材のねじ込み作用によりこのチャックが縮径してケーブルを堅固に挟み込むと同時に本体部材とチャックとを連結する。
【選択図】図1

Description

この発明は長尺物接続具、例えば2本のケーブルの自由端同士を接続する長尺物接続具に関する。
従来の長尺物接続具、例えば切断された送電用電線を接続するための接続具として、特許文献1に記載された電線接続用スリーブが知られている。
この特許文献1に記載された電線接続用スリーブは、スリーブ本体の挿入穴に筒体であるスペーサが挿入され、スペーサを介して挿入穴に被覆が剥離された電線の導体露出部の一端部が挿通されている。この電線の一端部は、スリーブ本体の長さ方向に沿って配設された複数のボルトの先端が直接当接することにより、または、スペーサを介して間接に押圧されることにより、圧縮されて接続される構成である。
また、このスリーブの変形例として、円柱状接続導体の両端部に内筒体と外筒体とをねじ込み、これらの内筒体、外筒体の貫通穴に円錐状チャックを保持させ、さらにこれらチャックの軸孔(電線挿入孔)に電線の切断端を挿入した接続用スリーブが開示されている。そして、この内筒体と外筒体とを螺合させることにより、挿入された電線が圧縮される構成とされている。
特開2007−128816号公報
しかしながら、前者の場合、電線同士を堅固に接続するには、複数のボルトをスリーブ本体に螺合させる必要があり、多大な手間と時間がかかるという問題がある。また、後者の場合、想像するに、円錐状チャックが塑性変形することにより電線挿入孔が縮径されて電線の切断端を圧縮するため、円錐状チャックがかなり軟らかい素材に限定されること、および、これを再使用することができないという問題を有している。
そこで、この発明は、1回の操作で堅固に長尺物をチャックに挟み込むと同時に本体部材に接続することができる長尺物接続具を提供することを、その目的とする。
また、この発明は、再使用が可能な長尺物接続具を提供することを、その目的としている。
請求項1に記載の発明は、2本の長尺物の切断端同士を接続する長尺物接続具であって、上記2本の長尺物のうちの一方の長尺物の切断端が挿入される挿入路が形成され、この挿入路の幅が拡縮自在に構成されるとともに、上記2本の長尺物のうちの他方の長尺物の切断端が接続されるチャックと、そのねじ込み作用に基づいて上記挿入路の幅を縮小して上記チャックにより上記一方の長尺物の切断端を堅固に挟み込むナット部材とを有する長尺物接続具である。
請求項1に記載の発明によれば、まず、一方の長尺物の切断端をチャックの挿入路に挿入する。このとき、他方の長尺物の切断端はこのチャックに接続されている。その後、ナット部材をねじ込むことにより、上記挿入路を縮小して(狭めて)、挿入された長尺物の切断端をチャックにより堅固に挟み込むことができる。
この場合の長尺物は、ある長さをもった電線や光ファイバーなどのケーブルや、ワイヤやロープなどのことである。
拡縮自在とは、チャックが塑性変形することにより挿入路の幅を拡大し、また縮小することではなく、例えばチャックに長さ方向に複数のスリットを形成することにより、または、円筒体のチャックを縦割りにして複数片に分割することにより、このチャック分割片同士の間に隙間(挿入路)が形成され、この隙間を拡大また縮小することにより、挿入路の幅を拡縮することをいう。
請求項2に記載の発明は、上記長尺物接続具は所定長さの本体部材を有し、この本体部材の長さ方向の一端に上記チャックが連結され、この本体部材の長さ方向の他端には上記他方の長尺物が連結された請求項1に記載の長尺物接続具である。
請求項2に記載の発明によれば、一方の長尺物の切断端をチャックの挿入路に挿入し、ナット部材を、例えば本体部材またはチャックにねじ込むことにより、チャックは長尺物を挟み込むと同時に、このチャックが本体部材に接続される。そして、この本体部材に他方の長尺物の切断端を接続することで、2本の長尺物同士を接続し、連続した1本の長尺物とすることとなる。
請求項3に記載の発明は、上記チャックは、上記挿入路の延在する方向に沿って先細り状に形成されることにより、テーパ外面を有するとともに、上記ナット部材は、上記本体部材の長さ方向の一端部の外面に形成された雄ねじ部に螺合するナット部と、上記テーパ外面に係合するテーパ内面とを有する請求項2に記載の長尺物接続具である。
チャックは円筒体であっても、円柱体であってもよい。要は、所定の長さを有して挿入路を形成することができ、その外面をテーパ面とし、ナット部材のテーパ内面が係合できる構成となっていることが必要である。
請求項4に記載の発明は、上記本体部材の長さ方向の一端部は軸孔を有する筒体で形成され、その軸孔は軸方向に沿って口径が徐々に減少することによりテーパ内面を有し、上記チャックは、上記挿入路の延在する方向に沿って先細り状に形成されることにより、上記軸孔に挿入されたとき、上記テーパ内面と係合するテーパ外面を有するとともに、このチャックが、上記軸孔に挿入されたとき、この軸孔より外部に突出し、上記ナット部材が螺合される雄ねじ部を有する請求項2に記載の長尺物接続具である。
本体部材の一端部は所定長さを有した例えば円筒体で構成され、その円筒体の軸孔(先窄まり状の軸方向に延びる孔)に例えば先細り円筒体(円錐台形状)のチャックが嵌入または挿入さている。ナット部材は軸孔から突出したチャックの外面の雄ねじ部に螺合する構成である。
請求項5に記載の発明は、上記本体部材は、その長さ方向の一端部に第1のチャックが、その長さ方向の他端部に第2のチャックがそれぞれ連結され、第1のチャックは、一方の上記長尺物の一端が挿入される挿入路が形成され、この挿入路の幅が拡縮自在に構成され、第1のナット部材のねじ込み作用により挿入路の幅が縮小し、第2のチャックは、他方の長尺物の一端が挿入される挿入路が形成され、この挿入路の幅が拡縮自在に構成され、第2のナット部材のねじ込み作用により挿入路の幅が縮小する請求項2に記載の長尺物接続具である。
請求項5に記載の発明によれば、一方の長尺物の端部をチャックの挿入路に挿入し、ナット部材を本体部材にねじ込むことにより、チャックは長尺物を挟み込むと同時に、このチャックが本体部材に接続される。そして、この本体部材に他方の長尺物の切断端を接続することで、2本の長尺物同士を接続することとなる。
請求項6に記載の発明は、上記第1のチャックおよび上記第2のチャックは、上記挿入路の延在する方向に沿って先細り状に形成されることにより、テーパ外面をそれぞれ有するとともに、上記第1のナット部材および上記第2のナット部材は、上記本体部材の長さ方向の一端部の外面に形成された雄ねじ部に螺合するナット部と、上記テーパ外面に係合するテーパ内面とをそれぞれ有する請求項5に記載の長尺物接続具である。
請求項7に記載の発明は、上記本体部材の長さ方向の一端部は軸孔を有する筒体で形成され、その軸孔は軸方向に沿って口径が徐々に減少することによりテーパ内面を有し、上記第1のチャックおよび上記第2のチャックは、上記挿入路の延在する方向に沿って先細り状に形成されることにより、上記軸孔に挿入されたとき、上記テーパ内面と係合するテーパ外面をそれぞれ有するとともに、上記第1のチャックおよび上記第2のチャックが、上記軸孔に挿入されたとき、この軸孔より外部に突出し、上記第1のナット部材および上記第2のナット部材が螺合される雄ねじ部をそれぞれ有する請求項5に記載の長尺物接続具である。
請求項7に記載の発明によれば、本体部材の両端部に2本の長尺物の端部をそれぞれ接続することができる。チャックに長尺物の端部を挿入し、ナット部材がチャックにねじ込まれることにより、チャックは長尺物を挟み込むと同時に、チャックが本体部材に接続される。
請求項8に記載の発明は、上記本体部材は、所定長さの棒状体または筒状体の第1の本体部と、所定長さの棒状体または筒状体の第2の本体部とを有し、この第1の本体部の長さ方向の一端部と、この第2の本体部の長さ方向の一端部とが、所定長さの補助長尺物により連結されている請求項2〜請求項7のいずれか1項に記載の長尺物接続具である。
請求項7に記載の発明によれば、この本体部材は本体部の他端部に補助長尺物の一端を接続してあり、この補助電線の他端に、別の本体部を接続するものである。補助長尺物を使用するため、2本の長尺物同士を接続する際に、長尺物接続具の長さでの自由度を確保することができる。補助長尺物としては、リール巻き線を所望長さに現場で切断して使用することができる。または、あらかじめ異なる長さの補助長尺物の両端に一対の本体部材を固定接続した長尺物接続具を複数組準備しておいても良い。
なお、棒状体とは一定径の棒を含む他、棒部分と筒部分とを有する場合も含む趣旨であり、筒状体は、円筒などの他、一部に筒でない部分を含む所定長さの筒と同一視できる部材を含む趣旨である。
請求項9に記載の発明は、上記チャックの上記挿入路を構成する面には凹凸が形成されている請求項2〜請求項8のいずれか1項に記載の長尺物接続具である。
請求項9に記載の発明によれば、長尺物をチャックに挟み込む。このときに、長尺物は、チャック内面の凹凸により噛み込まれ、チャックから抜け落ちることを防止することができる。
請求項10に記載の発明は、上記チャックは、棒状体または筒状体を、その軸線を含む平面で複数の分割片に分割して構成され、これらの分割片が組み合わされて全体として棒状体または筒状体を形成したとき、先細り状に形成される請求項3、4、6、7、8、9のいずれか1項に記載の長尺物接続具である。
チャックは筒状であっても、棒状であってもよい。要は、チャックは、縦割りに複数部分に分割され、これら分割片の間に挿入路を形成し、長尺物の一端を挟み込むことができるものとする。
請求項10に記載の発明によれば、チャックを複数の分割片で構成したため、そのチャックの挿入路について拡縮の自由度が大きくなる。このため、径の異なる長尺物であってもチャックにより容易にかつ堅固に挟み込むことができる。
請求項11に記載の発明は、上記分割片が全体として棒状体または筒状体を形成したとき、隣り合う分割片の一方に凸部、他方に凹部が形成され、この凸部とこの凹部が嵌合させることにより、上記チャックの長さ方向のズレを防ぐ請求項10に記載の長尺物接続具である。
分割片同士が長さ方向にずれることを防止でき、容易かつ確実にチャッキングを行える。
請求項12に記載の発明は、上記チャックには、その基端側からその長さ方向に沿って延びるスリットが形成されている請求項3、4、6、7、8、9のいずれか1項に記載の長尺物接続具である。
スリットは単一でも円周方向に離間した複数のスリットにて形成することができる。スリットの長さについても任意とすることができる。ただし、外方からチャックに内方に向かう外力が付加されたとき、これらのスリットによりチャックが弾性的に変形することで、長尺物を堅固に挟み込むこととする。
請求項13に記載の発明は、上記長尺物は電線であって、上記チャックは導電性材料で形成された請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の長尺物接続具である。
チャックを導電性材料(アルミなど)とすることで、電線の切断端同士を電気的に接続可能とするものである。
請求項14に記載の発明は、上記本体部材は、導電性材料で形成された請求項13に記載の長尺物接続具である。
チャックおよび本体部材をともに導電性材料とすることで、電気的接続を可能とするものである。
請求項15に記載の発明は、上記チャックおよび上記本体部材は上記電線と同一系統の材料で形成された請求項14に記載の長尺物接続具である。
例えば電線(心材)がアルミニウムであれば、チャック及び本体部材をアルミニウムとする場合の他、これらをアルミニウム合金で構成することも含まれる趣旨である。電蝕を防ぐ効果を期待できる。
請求項16に記載の発明は、上記チャックおよび上記本体部材は、絶縁部材により被覆された請求項14または請求項15に記載の長尺物接続具である。
導電材料についてはその外周を絶縁材料で覆う。例えば絶縁テープによる被覆、絶縁パイプまたは絶縁性チューブ(樹脂製常温収縮チューブなど)による被包などである。また、チューブによる被覆では、被覆により、高度の絶縁性の確保とともに、併せて水分の侵入を阻止することもでき、さらに引っ張り強度を高めることも期待できる。
本発明に係る長尺物接続具は、2本の長尺物を接続する際に、1回の操作だけでチャックがケーブルを堅固に挟み込むことにより、長尺物の切断端同士を接続し、1本の長尺物に形成することができる。また、本体部材を用いることにより、ナット部材のねじ込み作用によりチャックと長尺物との接続と同時にチャックを本体部材に連結することができる。そのため、短時間でかつ容易に、2本のケーブル(長尺物)を確実に接続することができる。
以下、図1〜図9を参照して本発明の実施例を説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1〜図4は本発明の実施例1に係る長尺物接続具を示す。まず、図3において示すように、実施例1に係る一対の長尺物接続具10A,10Bは、それぞれ、チャック11A,11Bと、ナット部材12A,12Bと、補助電線固定部材(本体部材)13A,13Bと、補助電線(補助長尺物)14とを有して構成されている。つまり、所定長さの補助電線(絶縁被覆されている)14の両端に一対の補助電線固定部材13A,13Bがそれぞれ固着され、これらの補助電線固定部材13A,13Bに一対のチャック11A,11Bが、一対のナット部材12A,12Bによりそれぞれ接続されている。
以下、図1〜図4に基づいて一方の補助電線固定部材13A、チャック11A、ナット部材12Aについて説明し、同一構造の他方のそれら13B,11B,12Bについての説明は省略する。
上記チャック11Aは、所定長さの細長い先細り形状の円筒体(外見は円錐台形状)を、その軸線を含む平面で二分割する(縦割りする)ことにより構成されている。すなわち、チャック11Aは、一対の半割りの部分チャック(分割片)11Aa,11Ab同士をその分割面で対向させたとき、先細り状の筒体を構成することとなる。このチャック11Aは、架設電線100Aの芯線と同一系統の材料(例えばアルミニウム同士またはアルミニウムとアルミニウム合金)で形成されている。このチャック11Aは、これら半割りの部分チャック(分割片)の間に架設電線100Aの芯線(切断端)101Aを挟み込むこととなる。このチャック11Aの分割片11Aa,11Abの間に架設電線100Aの芯線101Aを挟み込み、これら分割片11Aa,11Ab同士を組み合わせて筒体を形成することにより、これらの分割片11Aa,11Abで構成される、断面一定の軸孔内に架設電線100Aの一方の切断端を挟み込むこととなる。
このチャック11Aは、一対の分割片同士を組み合わせて1本の筒体を形成したとき、その外形は先細り状に形成され、その先端側が徐々に小径となっている。チャック11Aの基端側は、一定径の棒状部材(中実の円柱)で構成された補助電線固定部材13A(本体部材)の一端面と略同径に形成されてこの一端面に当接している。すなわち、筒体を形成したチャック11Aの基端は、先端に比較して大径である。さらに、このチャック11Aの分割片11Aa,11Abの内周面には円周方向の複数の凹凸(複数の円周溝)がそのチャック11Aの長さ方向に連続して形成されている。これらの凹凸は上記芯線101Aを挟みこんだときの抜け止めとして機能することとなる。
また、このチャック11Aは2つの分割片11Aa,11Abにより構成されているため、これらが接近離隔することで全体としては拡縮径自在に形成されていることとなる。このため、筒体を形成したときのチャック11Aの軸孔が架設電線100Aの芯線101Aの太さに対応して拡縮することができる。なお、軸孔の最小径は一対の分割片の分割面同士が当接したときであって、芯線101Aの直径はこの最小径よりも大きい。これは、架設電線の口径の違いに応じてチャックなどを準備することを意味する。
また、図2に示すように、このチャック11Aの一方の分割片11Aaの長さ方向で分割線に沿った任意の箇所に凸部が形成されている。このチャック11Aの分割片11Aaの凸部に対応する他方の分割片11Abの位置(長さ方向で同じ位置)には、凸部が嵌合可能な大きさの凹部が形成されている。また、分割片11Aaの別の箇所に凹部が形成されている。このチャックの11Abには凸部が形成されている。これらの凸部と凹部が嵌合しあうことによりチャックの分割片同士の長さ方向のずれを防ぐことができる。
上記ナット部材12Aは、筒体のチャック11Aを補助電線固定部材13Aの一端面に突き合わせて同軸的に接続する。ナット部材12Aは上記架設電線100Aの芯線101Aと同系統の材料(例えばアルミニウム合金)であって、チャックよりやや短い所定長さの円筒体で形成されている。このナット部材12Aの軸孔がその長さ方向に沿ってその一端から他端に向かって連続的に縮径している。長さ方向の一端開口が最も大径で、他端開口が最も小径である。この大径の一端開口から上記一対のチャック11Aを先細り状の筒体が挿入されて、その小径の他端開口からこの筒体の最大径部である一端部が抜け出ることが妨げられる構成である。このように先細り状の筒体であるチャック11Aの外周面に、ナット部材12Aの軸孔内周面が摺接して係合するため、これらの先細り面の傾斜角度と軸孔内周面のそれとはほぼ同じに設定されている。
このナット部材12Aの軸孔の一端部の内周面には、所定長さ範囲にわたって内周ねじが形成されている。この内周ねじ(雌ねじ)は上記補助電線固定部材13Aの一端部の外周面に形成された外周ねじ(雄ねじ)に螺合される。
このナット部材12Aの軸孔内には、上記筒体のチャック11Aが挿入され、ナット部材12Aはチャック11Aを外側から押圧する。特に、このナット部材12Aの内周ねじを補助電線固定部材13Aの一端部の外周ねじに螺合すると、チャック11A全体が均等に内側に向かって押圧される。このため、架設電線100Aが撚り電線の場合でも、従来のような圧縮に伴う芯線の解れが少なくなる。
そして、このナット部材12Aが螺入すればするほど、架設電線100Aと、チャック11Aとの接続強度が強くなる。
上記補助電線固定部材13Aは、上記架設電線100Aの芯線101Aと同系統の材料で形成されている。この補助電線固定部材13Aは一定の長さを有する円柱体(棒材)であり、その他端部には後述する補助電線14が挿入、固定された孔が形成されている。この孔に、補助電線14が挿入・固定されている。固定はあらかじめ圧縮工具を用いて固定部材を圧縮することにより、強固になされている。
上記補助電線14は、架設電線と同じ材料の複数の芯線を有する部材である。この補助電線14の複数の芯線を撚って一本にした導体の外周に絶縁体(例えばポリエチレン)を被覆した、いわゆる撚り電線である。この補助電線14の芯線は断面積58mmの高圧送電用であり、この補助電線14の強度は架設電線100Aと同等程度に設計されている。
この補助電線は5mの撚り電線ではあるが、長さは任意である。この補助電線の両端に補助電線固定部材13が固定されている。
上記架設電線100Aは、アルミニウム又は銅で形成された複数の芯線を有する撚り電線である。この架設電線の芯線の外周に絶縁体(例えばポリエチレン)を被覆している。この架設電線100Aの芯線101Aは断面積58mmの高圧送電用であり、この架設電線100A自身の強度により架設できるように強度設計されている。
以上のように形成された長尺物接続具10A,10Bを用いて断線した架設電線100の切断端同士を接続する方法を図3〜図4(a)(b)(c)(d)を参照して説明する。
まず、何らかの原因で断線した架設電線100A,100Bの両端部の絶縁被覆を所定長さ除去することにより架設電線100A,100Bの芯線101A,101Bを露出させる(図4(a),(b))。なお、電線への通電は遮断してある。
その後、長尺物接続具10A,10Bを接続させる(図4(c))。具体的には、この長尺物接続10A,10Bのチャック11A、11Bは、ナット部材12A、12Bで緩く補助電線固定部材13A、13Bに連結されている。一方側のチャック11Aに一方の架設電線100Aの芯線101Aを挟み込み、ナット部材12Aを手動またはスパナで締め付けることよりチャック11Aの分割片同士を押圧する。そして、他方側のチャック11Bに他方の架設電線100Bの芯線101Bを挟み込み、ナット部材12Bを手動またはスパナで締め付けることよりチャック11Bを押圧する。
その後、長尺物接続具10A,10Bを例えば絶縁テープや常温収縮チューブにて被覆し、架設電線100の切断端を接続した状態にする(図4(d))。
その後、架設電線を架設する。
実施例2に係る長尺物接続具20A(20B)は、チャック21A(21B)と、ナット部材22A(22B)と、補助電線固定部材(本体部材)23A(23B)と、補助電線(補助長尺物)24とを有して構成されている。つまり、所定長さの補助電線24の両端に一対の補助電線固定部材23A(23B)がそれぞれ強固に固着され、これらの補助電線固定部材23A(23B)に一対のチャック21A(21B)が、一対のナット部材22A(22B)によりそれぞれ接続されている。
以下、図5を参照して、一方のチャック21Aについて説明し、同一構造の他方のそれら21Bについての説明は省略する。また、実施例1と同様の補助電線固定部材23A,23B、ナット部材22A,22B、補助電線24ついてはその説明は省略する。
上記チャック21Aは、所定長さの細長い先細り形状の筒体より構成されている。このチャック21Aは、架設電線100の芯線と同系統の材料(例えばアルミニウム)で形成されている。このチャック21Aは、筒体により形成された挿入路に架設電線100Aの芯線(切断端)101Aを挟み込むこととなる。
このチャック21Aは、その外形は先細り状に形成され、その先端側が徐々に小径となっている。チャック21Aの基端側は一定径の棒状部材で構成された補助電線固定部材23A(本体部材)の一端面と略同径に形成されてこの一端面に当接している。すなわち、チャック21Aの基端は、先端に比較して大径である。さらに、このチャック21Aの内周面には円周方向の複数の凹凸(雌ねじのような螺旋溝としてもよい)がそのチャック21Aの長さ方向に連続して形成されている。これらの凹凸は上記芯線101Aを挟みこんだときの抜け止めとして機能することとなる。
また、このチャック21Aは、その基端側からその長さ方向に沿って所定長さ、所定幅の延びるスリットが円周方向に180度離間した位置に一対(すなわち2本のスリットが)形成されていることにより、全体としてはその基端側を含む中間部分が拡縮径自在に形成されていることとなる。なお、チャック21Aの突出端部にはスリットが形成されていない。このため、チャック21Aの軸孔である挿入路が架設電線100Aの芯線101Aの太さに対応して拡縮することができる。なお、軸孔の最小径はスリットが当接したときであって、芯線101Aの直径はこの最小径よりも大きい。これは、架設電線の口径の違いに応じてチャックなどを準備することを意味する。
以上のように形成された長尺物接続具20A,20Bを用いて断線した架設電線100A,100Bの切断端同士を接続する方法を説明する。
まず、断線した架設電線100A,100Bの両端部の絶縁被覆を所定長さ除去することにより架設電線100A,100Bの芯線101A,101Bを露出させる。
その後、長尺物接続具20A,20Bを接続させる。具体的には、この長尺物接続具20A,20Bのチャック21A、21Bは、ナット部材22A、22Bで緩く補助電線固定部材23A、23Bに連結されている。一方側のチャック21Aに一方の架設電線100Aの芯線101Aを挟み込み、ナット部材22Aを手動またはスパナで締め付けることよりチャック21Aを押圧する。そして、他方側のチャック21Bに他方の架設電線100Bの芯線101Bを挟み込み、ナット部材22Bを手動またはスパナで締め付けることよりチャック11Bを押圧する。
その後、長尺物接続具20A,20Bを例えば絶縁テープや常温収縮チューブにて被覆し、架設電線100の切断端を接続した状態にする。
その後、架設電線を架設する。
図6において示すように、実施例3に係る長尺物接続具30A(30B)は、チャック31A(31B)と、ナット部材32A(32B)と、補助電線固定部材(本体部材)33A(33B)と、補助電線34とを有して構成されている。つまり、所定長さの補助電線34の両端に一対の補助電線固定部材33A(33B)がそれぞれ固着され、これらの補助電線固定部材33A(33B)に一対のチャック31A(31B)がそれぞれ接続されている。
以下、一方の補助電線固定部材33A、チャック31A、ナット部材32Aについて説明し、同一構造の他方のそれら33B,31B,32Bについての説明は省略する。また、実施例1と同様の補助電線34についてはその説明は省略する。
上記チャック31Aは、所定長さの細長い先細り形状のテーパー筒であって、その筒体の先端に口径一定の(非テーパ部)円筒部が固着して構成されている。この筒体の軸孔が挿入路を構成する。このチャック31Aは、架設電線100の芯線と同系統の材料(例えばアルミニウム)で形成されている。このチャック31Aは、筒体により形成された挿入路に架設電線100Aの芯線(切断端)101Aを挟み込むこととなる。
このチャック31Aは、その外径は先細り状に形成され、その先端側が徐々に小径となっているテーパ筒と、テーパ部の先端の内径及び外径が等しい円筒部とから構成されている。チャック31Aの基端側は一定径の棒状部材で構成された後述する補助電線固定部材33A(本体部材)の一端に当接している。すなわち、チャック31Aの基端は、先端に比較して大径である。さらに、このチャック31Aの内周面には円周方向の複数の凹凸がそのチャック31Aの長さ方向に連続して形成されている。これらの凹凸は上記芯線101Aを挟みこんだときの抜け止めとして機能することとなる。
また、このチャック31Aは、その基端側からその長さ方向に向かって延びる2本のスリットが形成されていることにより、全体としては拡縮径自在に形成されていることとなる。このため、チャック31Aの挿入路が架設電線100Aの芯線101Aの太さに対応して拡縮することができる。なお、軸孔の最小径はスリットが当接したときであって、芯線101Aの直径はこの最小径よりも大きい。これは、架設電線の口径の違いに応じてチャックなどを準備することを意味する。
このチャックの円筒部の外周には外ねじが形成されている。
上記ナット部材32Aは、上記架設電線100Aの芯線と同系統の材料で所定長さの円筒体で形成されている。このナット部材32Aは軸孔を有し、その軸孔は上記チャック31Aの円筒体の外形と同径である。この軸孔にチャック31Aの円筒部が挿入されてかつその外ねじに螺入される構成である。
すなわち、このナット部材32Aの軸孔の一端部の内周面には、所定長さ範囲にわたって内周ねじが形成されている。この内周ねじは前述のようにチャックに形成された外ねじに螺合される。
上記補助電線固定部材33Aは、上記架設電線100の芯線と同系統の材料で形成されている。この補助電線固定部材33Aは一定の長さを有する円柱体(棒材)であり、その一端部にはチャック31Aが当接されている。具体的には、この補助電線固定部材33Aの一端には、チャック31Aのテーパー筒と同じ長さのチャック係合筒33Aaが例えばねじ結合などで固着されている。このチャック係合筒33Aaは、その内径は先細り状に形成され、その先端側が徐々に小径となっている。すなわち、このチャック係合筒33Aaの基端は、先端に比較して内径が大きい。このチャック係合筒33Aaの軸孔にチャック21Aが嵌合されている。したがって、これらの補助電線固定部材33Aおよびチャック係合筒33Aaは、全体として本体部材を構成することとなる。
この補助電線固定部材33Aの他端部には補助電線34が挿入・固定されている。固定はあらかじめ圧縮工具を用いて固定部材を圧縮することにより、強固になされている。
以上のように形成された長尺物接続具30A,30Bを用いて断線した架設電線100A,100Bの切断端同士を接続する方法を説明する。
まず、断線した架設電線100A,100Bの両端部の絶縁被覆を所定長さ除去することにより架設電線100A,100Bの芯線101A,101Bを露出させる。
その後、長尺物接続具30A,30Bを接続させる。具体的には、この長尺物接続具30A,30Bのチャック31A、31Bは、ナット部材32A、32Bで緩くねじ込まれている。一方側のチャック31Aに一方の架設電線100Aの芯線101Aを挟み込み、ナット部材32Aを手動またはスパナで締め付ける。このことにより、チャック31Aは前方に向かって移動し、チャック係合筒33Aaに押圧される。
そして、他方側のチャック31Bに他方の架設電線100Bの芯線101Bを挟み込み、ナット部材32Bを手動またはスパナで締め付ける。このことによりチャック31Bは、前方に向かって移動し、チャック係合筒33Baに押圧される。
その後、長尺物接続具30A,30Bを例えば絶縁テープや常温収縮チューブにて被覆し、架設電線100の切断端を接続した状態にする。
その後、架設電線を架設する。
図7において示すように、実施例4に係る長尺物接続具40は、1本の固定部材40の両端にチャック41A,41Bを、ナット部材42A,42Bにより接続した構成である。つまり、実施例4に係る長尺物接続具40は、架設電線同士を補助電線を介さずに直接接続するものである。
以下、実施例2と同様のチャック41A,41B、ナット部材42A,42Bついてはその説明は省略する。
上記固定部材43は、上記架設電線100の心線と同じ材料で形成されている。この固定部材43は一定の長さを有する円柱体(棒材)であり、その両端部外周面には雄ねじがそれぞれ形成されている。これらの両端部にはチャック41A,41Bがそれぞれ、ナット部材42A,42Bによって接続されている。
以上のように形成された長尺物接続具40を用いて断線した架設電線100の切断端同士を接続する方法を説明する。
まず、断線した架設電線100A,100Bの両端部の絶縁被覆を所定長さ除去することにより架設電線100A,100Bの芯線101A,101Bを露出させる。
その後、長尺物接続具40を接続させる。具体的には、この長尺物接続具40のチャック41A、41Bは、ナット部材42A、42Bで緩く固定部材43に連結されている。一方に設けられた、チャック41Aに一方の架設電線100Aの芯線101Aを挟み込み、ナット部材42Aを手動またはスパナで締め付けることよりチャック41Aを押圧する。そして、他方に設けられた、チャック41Bに他方の架設電線100Bの芯線101Bを挟み込み、ナット部材42Bを手動またはスパナで締め付けることよりチャック41Bを押圧する。
その後、長尺物接続具40を例えば絶縁テープや常温収縮チューブにて被覆し、架設電線100の切断端を接続した状態にする。
その後、架設電線を架設する。
また、図8のように架設電線100の接続端同士を接続する際に、補助電線44を用いることも可能である。この場合、長尺物接続具を2個使用する。
まず、断線した架設電線100A,100Bの両端部の絶縁被覆を所定長さ除去することにより架設電線100A,100Bの芯線101A,101Bを露出させる。
その後、長尺物接続具40を接続させる。具体的には、まず1個目の長尺物接続具40のチャック41A、41Bは、ナット部材42A、42Bで緩く固定部材43に連結されている。一方に設けられた、チャック41Aに一方の架設電線100Aの芯線101Aを挟み込み、ナット部材42Aを手動またはスパナで締め付けることよりチャック41Aを押圧する。そして、他方に設けられた、チャック41Bに補助電線44を挟み込み、ナット部材42Bを手動またはスパナで締め付けることよりチャック41Bを押圧する。
次に、2個目の長尺物接続具を1個目の長尺物接続具40と同様に架設電線100Bの芯線101Bと、補助電線44を接続する。
その後、長尺物接続具40を例えば絶縁テープや常温収縮チューブにて被覆し、架設電線100の切断端を接続した状態にする。
その後、架設電線を架設する。
図9において示すように、実施例5に係る長尺物接続具50は、実施例4のナット部材を第1のナット部材52Aと第2のナット部材52Aaに分割された長尺物接続具50である。
以下、図9に参照して説明する。なお、実施例4と同様のチャック51A,51B、固定部材53ついてはその説明は省略する。
上記第1のナット部材52Aは、縦割り2分割の筒体のチャック51Aを棒材である固定部材53の一端面に突き合わせて同軸的に接続する。第1のナット部材52Aは上記架設電線100Aの芯線101Aと同系統の材料で所定長さの円筒体で形成されている。この第1のナット部材52Aの軸孔がその長さ方向に沿ってその一端から他端に向かって連続的に縮径している。一端開口が最も大径で、他端開口が最も小径である。この大径の一端開口から上記一対のチャック51Aを先細り状の筒体が挿入されて、その小径の他端開口からこの筒体の最大径部である一端部が抜け出ることが妨げられる構成である。このように先細り状の筒体であるチャック51Aの外周面に、第1のナット部材52Aの軸孔内周面が摺接して係合するため、これらの先細り面の傾斜角度と軸孔内周面のそれとはほぼ同じに設定されている。
この第1のナット部材52Aの軸孔内には、上記筒体のチャック51Aが挿入され、ナット部材52Aはチャック51Aを外側から押圧する。
上記第2のナット部材52Aaは、内周面に形成された雌ねじにより固定部材53の一端面に形成された外周ねじに螺合している。すなわち、第2のナット部材52Aaの一端部は固定部材53にねじ込まれ、その他端は半径方向内方に向かって突出したフランジが第1のナット部材52Aの一端部外周フランジに当接する構成である。第2のナット部材52Aaは上記架設電線100Aの芯線101Aと同系統の材料で所定長さの円筒体で形成されている。この第2のナット部材52Aaの一端開口から上記第1のナット部材52Aが挿入されて、他端開口から第1のナット部材52Aが抜け出ることが妨げられる構成である。
この第2のナット部材52Aaの軸孔の内周面には、一端から所定長さ範囲にわたって内周ねじが形成されている。この内周ねじは固定部材53の一端部の外周面に形成された外ねじに螺合される。
このように、第1のナット部材52Aと、第2のナット部材52Aaとに分割することで、第1のナット部材52Aと、チャック51Aとの接触面積が小さくなり、チャック51Aと、第1のナット部材52Aとが供回りすることを防ぐことができる。
本発明の実施例1に係る長尺物接続具を示す断面図である。 本発明の実施例1に係る長尺物接続具のチャックの一部を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る長尺物接続具を用いて架設電線の切断端を接続したときの側面図である。 本発明の実施例1に係る長尺物接続具を用いて断線した架設電線の切断端を接続する作業の流れを示す図である。 本発明の実施例2に係る長尺物接続具を示す断面図である。 本発明の実施例3に係る長尺物接続具を示す断面図である。 本発明の実施例4に係る長尺物接続具を示す断面図である。 本発明の実施例4に係る長尺物接続具を用いて架設電線の切断端を接続したときの側面図である。 本発明の実施例5に係る長尺物接続具を示す断面図である。
符号の説明
10,20,30,40,50 長尺物接続具、
11,21、31,41、51 チャック、
12,22、32,42、52 ナット部材、
13、23,33 補助電線固定部材
100 架設電線。

Claims (16)

  1. 2本の長尺物の切断端同士を接続する長尺物接続具であって、
    上記2本の長尺物のうちの一方の長尺物の切断端が挿入される挿入路が形成され、この挿入路の幅が拡縮自在に構成されるとともに、上記2本の長尺物のうちの他方の長尺物の切断端が接続されるチャックと、
    ねじ込み作用に基づいて上記挿入路の幅を縮小して上記チャックにより上記一方の長尺物の切断端を堅固に挟み込むナット部材とを有する長尺物接続具。
  2. 上記長尺物接続具は所定長さの本体部材を有し、この本体部材の長さ方向の一端に上記チャックが連結され、この本体部材の長さ方向の他端には上記他方の長尺物が連結された請求項1に記載の長尺物接続具。
  3. 上記チャックは、上記挿入路の延在する方向に沿って先細り状に形成されることにより、テーパ外面を有するとともに、
    上記ナット部材は、上記本体部材の長さ方向の一端部の外面に形成された雄ねじ部に螺合するナット部と、
    上記テーパ外面に係合するテーパ内面とを有する請求項2に記載の長尺物接続具。
  4. 上記本体部材の長さ方向の一端部は軸孔を有する筒体で形成され、その軸孔は軸方向に沿って口径が徐々に減少することによりテーパ内面を有し、
    上記チャックは、上記挿入路の延在する方向に沿って先細り状に形成されることにより、上記軸孔に挿入されたとき、上記テーパ内面と係合するテーパ外面を有するとともに、
    このチャックが、上記軸孔に挿入されたとき、この軸孔より外部に突出し、上記ナット部材が螺合される雄ねじ部を有する請求項2に記載の長尺物接続具。
  5. 上記本体部材は、その長さ方向の一端部に第1のチャックが、その長さ方向の他端部に第2のチャックがそれぞれ連結され、
    第1のチャックは、一方の上記長尺物の一端が挿入される挿入路が形成され、この挿入路の幅が拡縮自在に構成され、第1のナット部材のねじ込み作用により挿入路の幅が縮小し、
    第2のチャックは、他方の長尺物の一端が挿入される挿入路が形成され、この挿入路の幅が拡縮自在に構成され、第2のナット部材のねじ込み作用により挿入路の幅が縮小する請求項2に記載の長尺物接続具。
  6. 上記第1のチャックおよび上記第2のチャックは、上記挿入路の延在する方向に沿って先細り状に形成されることにより、テーパ外面をそれぞれ有するとともに、
    上記第1のナット部材および上記第2のナット部材は、上記本体部材の長さ方向の一端部の外面に形成された雄ねじ部に螺合するナット部と、
    上記テーパ外面に係合するテーパ内面とをそれぞれ有する請求項5に記載の長尺物接続具。
  7. 上記本体部材の長さ方向の一端部は軸孔を有する筒体で形成され、その軸孔は軸方向に沿って口径が徐々に減少することによりテーパ内面を有し、
    上記第1のチャックおよび上記第2のチャックは、上記挿入路の延在する方向に沿って先細り状に形成されることにより、上記軸孔に挿入されたとき、上記テーパ内面と係合するテーパ外面をそれぞれ有するとともに、
    上記第1のチャックおよび上記第2のチャックが、上記軸孔に挿入されたとき、この軸孔より外部に突出し、上記第1のナット部材および上記第2のナット部材が螺合される雄ねじ部をそれぞれ有する請求項5に記載の長尺物接続具。
  8. 上記本体部材は、所定長さの棒状体または筒状体の第1の本体部と、
    所定長さの棒状体または筒状体の第2の本体部とを有し、
    この第1の本体部の長さ方向の一端部と、この第2の本体部の長さ方向の一端部とが、所定長さの補助長尺物により連結されている請求項2〜請求項7のいずれか1項に記載の長尺物接続具。
  9. 上記チャックの上記挿入路を構成する面には凹凸が形成されている請求項2〜請求項8のいずれか1項に記載の長尺物接続具。
  10. 上記チャックは、棒状体または筒状体を、その軸線を含む平面で複数の分割片に分割して構成され、これらの分割片が組み合わされて全体として棒状体または筒状体を形成したとき、先細り状に形成される請求項3、4、6、7、8、9のいずれか1項に記載の長尺物接続具。
  11. 上記分割片が全体として棒状体または筒状体を形成したとき、隣り合う分割片の一方に凸部、他方に凹部が形成され、この凸部とこの凹部が嵌合させることにより、上記チャックの長さ方向のズレを防ぐ請求項10に記載の長尺物接続具。
  12. 上記チャックには、その基端側からその長さ方向に沿って延びるスリットが形成されている請求項3、4、6、7、8、9のいずれか1項に記載の長尺物接続具。
  13. 上記長尺物は電線であって、上記チャックは導電性材料で形成された請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の長尺物接続具。
  14. 上記本体部材は、導電性材料で形成された請求項13に記載の長尺物接続具。
  15. 上記チャックおよび上記本体部材は上記電線と同一系統の材料で形成された請求項14に記載の長尺物接続具。
  16. 上記チャックおよび上記本体部材は、絶縁部材により被覆された請求項14または請求項15に記載の長尺物接続具。
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