JP2010094697A - 溶接ロボットの制御装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 隅肉溶接を行うに際して、脚長を増やすことなく実際のど厚を大きくできるようにして、少ない溶着量で同等若しくは同等以上の溶接強度を確保する。
【解決手段】 溶接電圧をウィービング波に同期して変化させ、両母材の接触面における溶け込み深さが、溶接電圧が一定電圧値であるときの溶け込み深さよりも大きくなるように、溶接線に対し一方の母材側でウィービングするときの溶接電圧を一定電圧値よりも高くし、溶接線に対し他方の母材側でウィービングするときの溶接電圧を一定電圧値よりも低くする溶接電圧の調整を行なう。
【選択図】 図5

Description

本発明は、溶接ロボットの制御装置に関するものである。
溶接ロボットを用いて、多層盛り溶接や肉盛り溶接などの脚長が大きく広い幅のビードを要する溶接を行う場合には、溶接トーチ先端をウィービング動作させることが一般的である。
ここで、ウィービング動作とは、溶接トーチ先端を母材の溶接線を中心に揺動させる動作のことをいう。
この場合の溶接ロボットの制御装置は、図10に示すように、溶接トーチ17の先端17aが溶接線Lを中心にウィービング波66を描いてウィービングしながら溶接線Lに沿って移動するように各軸11〜16が駆動される6軸の多関節の溶接ロボット10と、入力データに応じて溶接ロボット10の各軸11〜16を駆動するための駆動指令を生成して、生成された駆動指令を溶接ロボット10に送り、溶接ロボット10の各軸を制御するコントローラ30とを含んで構成されている。溶接はアーク溶接によって行われる。
ウィービング波66は、たとえば正弦波である。溶接トーチ17の先端17aが正弦波のウィービング波を描きながら溶接線Lに沿って移動することにより、ビードが形成され、たとえば隅肉溶接が行われる。
図11(a)、(b)、(c)は、溶接ロボット10によって、母材となる両板材61、62を水平隅肉溶接によって接合して構造物を製作する場合を示している。
図11(a)は、各母材61、62の断面におけるウィービング波66を示している。図11(b)は、溶接線L上の位置と溶接電圧の関係および溶接線L上の位置と溶接トーチのウィービング振幅方向の位置の関係を示している。図11(c)は、脚長と実際のど厚の関係を示している。特許文献1には溶接ロボットによりウィービングを行いながら隅肉溶接を行う実施形態が開示されている。
特開2002−321055号公報
隅肉溶接部における強度を上げるためには実際のど厚を大きくすることが考えられる。ここで、実際のど厚を大きくするために脚長を大きくする方法がある。しかし、脚長を大きくすると、溶着量が多く必要とされ、溶接時間が長くなる。この結果、生産性が低下する。また、脚長を大きくすると、溶接ワイヤの使用量が多くなる。この結果、コストが大きく嵩むことになる。
また、図11(d)に示すように立板61が短かったり、あるいは下板62が短かったりすると、脚長を増やせないことがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、溶接ロボットによりウィービングしながら隅肉溶接を行うに際して、脚長を増やすことなく実際のど厚を大きくできるようにして、少ない溶着量で同等若しくは同等以上の溶接強度を確保することを解決課題とするものである。
第1発明は、
溶接トーチ先端が母材の溶接線を中心に所定のウィービング波を描いてウィービングしながら溶接線に沿って移動するように各軸を駆動制御するとともに、溶接電圧を制御することで、両母材を隅肉溶接する溶接ロボットの制御装置において、
溶接電圧は前記ウィービング波と同期して変化し、
両母材の接触面における溶け込み深さが、溶接電圧が一定電圧値であるときの溶け込み深さよりも大きくなるように、溶接線に対し一方の母材側でウィービングするときの溶接電圧を前記一定電圧値よりも高くし、溶接線に対し他方の母材側でウィービングするときの溶接電圧を前記一定電圧値よりも低くする溶接電圧の調整を行なう溶接電圧制御手段
を備えたことを特徴とする。
隅肉溶接を行うに際して、脚長を増やすことなく実際のど厚を大きくすることができ、これにより少ない溶着量で同等若しくは同等以上の溶接強度を確保することができる。
第2発明は、第1発明において、
溶接電圧を、
正弦波にしたがい変化させること
を特徴とする。
正弦波にしたがい溶接電圧を変化させると、溶接電圧の変化を滑らかにすることができる。
第3発明は、第1発明または第2発明において、
立板に下板の端面が接触する隅肉溶接を行う場合には、溶接線に対し立板側でウィービングするときの溶接電圧を、溶接線に対し下板側でウィービングするときの溶接電圧よりも高くする溶接電圧の調整を行なうこと
を特徴とする。
この結果得られる実際のど厚は、従来のウィービング振幅方向全域に渡り溶接電圧Vを一定電圧とした時の実際のど厚よりも大きくなり、隅肉溶接部の強度が向上する。
第4発明は、第1発明または第2発明において、
下板に立板の端面が接触する隅肉溶接を行う場合には、溶接線に対し立板側でウィービングするときの溶接電圧を、溶接線に対し下板側でウィービングするときの溶接電圧よりも低くする溶接電圧の調整を行なうこと
を特徴とする。
この結果得られる実際のど厚は、従来のウィービング振幅方向全域に渡り溶接電圧Vを一定電圧とした時の実際のど厚よりも大きくなり、隅肉溶接部の強度が向上する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
なお、実施形態では、アーク溶接作業を行う6軸多関節の溶接ロボットを想定する。
図1は、実施例の溶接ロボットの制御装置を示している。
図1に示すように、溶接ロボットの制御装置は、溶接トーチ17の先端17aが溶接線Lを中心にウィービング波66を描いてウィービングしながら溶接線Lに沿って移動するように各軸11〜16が駆動される6軸の多関節の溶接ロボット10と、溶接ロボット10に電力を供給して、溶接トーチ17の溶接電極間に溶接電圧Vを印加する溶接電源装置40と、入力データに応じて溶接ロボット10の各軸11〜16を駆動するための駆動指令を生成して、生成された駆動指令を溶接ロボット10に送り、溶接ロボット10の各軸11〜16を制御するとともに溶接電源装置40を介して溶接電極間の溶接電圧Vを制御するコントローラ30とを含んで構成されている。コントローラ30は、本発明における溶接電圧制御手段を構成する。なお、溶接電圧Vの制御は、たとえばインバータ制御により行なわれる。
また、コントローラ30は、溶接電流Iを調整することで溶接ワイヤの送給を制御する。
溶接電源装置40は、図示しない溶接ワイヤ送給装置のワイヤ送りモータに、溶接電流Iを給電して溶接ワイヤを、所望する送り速度で溶接トーチ17に送給する。
溶接ロボット10は、アーム10aを有しており、このアーム10aの先端には、溶接トーチ17が取り付けられている。
図2に示すように、ウィービング波66は、たとえば正弦波である。溶接トーチ17の先端17aが、たとえば正弦波のウィービング波66を描きながら溶接線Lに沿って移動することにより、ビードが形成され、たとえば水平隅肉溶接が行われる。
溶接ワイヤは、溶接トーチ17の図示しない電極チップに送給される。電極チップと母材間には溶接電源装置40から与えられる溶接電圧指令によって溶接電圧Vが印加される。これにより溶接ワイヤの先端、つまり溶接トーチ17の先端17aと母材との間にアーク放電がそれぞれ発生し、アーク放電により発生する熱によって母材の接合部が加熱、溶融されるとともに溶加材としての溶接ワイヤが加熱、溶融され、溶接ワイヤが溶接金属となって母材の接合部が接合される。
溶接ロボット10は、たとえば各軸11、12、13、14、15、16を有した6軸作業ロボットであり、駆動部19を備えている。第1軸11、第2軸12、第3軸13が基本3軸であり、第4軸14、第5軸15、第6軸16が手首3軸である。駆動部19は、サーボアンプ、ロボット用モータを含んで構成されている。駆動部19は、コントローラ30から与えられる駆動指令に応じて各軸11、12、13、14、15、16を駆動する。各軸11、12、13、14、15、16が駆動されることにより溶接トーチ17の先端17aの座標位置P(x、y、z)および溶接トーチ17の姿勢が変化される。
図2に示すように、溶接トーチ17の先端17aは、移動開始位置Psから移動終了位置Peまで移動する。溶接線Lは、移動開始位置Psと移動終了位置Peとを結んだ線分に対応している。移動開始位置Psと移動終了位置Peとを結んだ線分上の位置を、直線移動位置Ptと定義する。溶接トーチ17の先端17aがウィービング動作する方向、つまりウィービングの振幅の方向を、w方向と定義し、溶接トーチ17の先端17aがウィービング動作する方向wの位置を、ウィービング動作位置wtと定義する。ウィービング動作の方向wは、ウィービング振幅方向に対応している。
溶接トーチ17の先端17aの位置を、ウィービング軌跡位置P(x、y、z)と定義する。
ウィービング軌跡位置P(x、y、z)、直線移動位置Pt、ウィービング動作位置wtは、絶対座標系X−Y−Z上の座標位置で表される。よって、ウィービング軌跡位置P(x、y、z)は、直線移動位置Ptに、ウィービング動作位置wtを加えたものとして、下記(1)式のごとく表される。
P=Pt+wt …(1)
コントローラ30は、補間周期T[s]毎にウィービング軌跡位置P(x、y、z)を目標位置として算出し、この目標位置Pを、各軸11〜16の角度J1〜J6に変換して、対応する駆動指令を溶接ロボット10の駆動部19のサーボアンプに出力する。
図5(a)、(b)、(c)は、溶接ロボット10によって、母材となる両板材61、62を水平隅肉溶接によって接合して構造物を製作する場合を示しており、立板61に下板62の端面62aが接触する隅肉溶接を行う場合である。
図5(a)は、各母材61、62の断面におけるウィービング波66を示している。図5(b)は、溶接線L上の位置と溶接電圧Vの関係および溶接線L上の位置とウィービング振幅方向の溶接トーチ17の位置の関係を示している。図5(c)は、溶け込み深さd1と実際のど厚b1の関係を示している。ここで、「実際のど厚」とは、隅肉溶接の断面のルート(点P)から溶接金属の表面までの最短距離を意味する。
図5(d)は、立板61に下板(横板)62の端面62aが接触する隅肉溶接を行う場合の比較例であり、図11(b)と同様にウィービング振幅方向全域にわたり溶接電圧Vを一定値V0としたときの溶け込み深さd0と実際のど厚b0の関係を示している。
隅肉溶接部の強度を上げるためには、実際のど厚を大きくすることが考えられる。できるだけ少ない溶着量で実際のど厚を大きくしようとすれば、図5(c)に示すように、溶接金属部の重心位置が横板側に偏った溶接金属部の形状にすべきである。このような溶接金属部の形状を狙った溶接を実現するために、以下の原理を用いる。溶け込み深さに着目した場合、溶接電圧を小さくすると、アーク長が短くなり、アークが狭まることでエネルギー密度が大きくなり、溶け込み深さが深くなる。逆に、溶接電圧を大きくすると、アーク長が長くなり、アークが広がることでエネルギー密度が小さくなり、溶け込み深さが浅くなる。この原理を利用して、本実施例においては、溶接ロボットがウィービングする際に、トーチ位置が横板側にある時に溶接電圧を小さくし、トーチ位置が立板側にある時に溶接電圧を大きくすることにより、溶接金属部の重心位置が横板側に偏った溶接金属部の形状にして、実際のど厚を大きくしている。本実施例では図5(b)に示すように、溶接ロボットは正弦波でのウィービングを行っているが、溶接線Lの任意の位置において、上記溶接電圧の調整を実現するためには、ウィービング波形に同期して溶接電圧を調整する必要がある。図5(b)の横軸は溶接線L上の位置を示している。例えば、溶接線L上の位置k1において、トーチ位置が立板側に最接近した点Aに到達した時は、溶接電圧Vは最大の値VAmをとる。そこから更に、ウィービング1周期が経過した位置k3にトーチ位置が到達した時、トーチは立板に最接近するので、溶接電圧Vは最大の値VAmをとる。逆に、溶接線L上の位置k2において、トーチ位置が横板側に最接近した点Bに到達した時は溶接電圧は最小の値VBmをとる。そこから更に、ウィービング1周期が経過した位置k4にトーチ位置が到達した時、トーチは横板に最接近するので、溶接電圧Vは最小の値VBmをとる。コントローラ30は、溶接線Lの全長にわたって、ウィービング波形と同一の位相と周期をもって、すなわちウィービング波と同期させて溶接電圧を変化させる。本実施例では、溶接電圧Vを正弦波にしたがい変化させている。正弦波にしたがい溶接電圧Vを変化させると、溶接電圧Vの変化を滑らかにすることができる。しかし、溶接電圧Vは、正弦波に限定されることなく、任意の形状の波形を用いることができる。例えば、矩形波または三角波にしたがい変化させるようにしてもよい。ウィービング波66についても同様に正弦波に限定されることなく、矩形波または三角波にしたがい変化させてもよい。溶接電圧Vとウィービング波66の波形が同期していれば、溶接電圧Vとウィービング波66の波形の組合せは任意である。
図6(a)、(b)、(c)は、図5(a)、(b)、(c)に対応する図であり、下板62に立板61の端面61aが接触する隅肉溶接を行う場合を示している。図6(d)は、下板62に立板61の端面61aが接触する隅肉溶接を行う場合の比較例であり、図11(b)と同様にウィービング振幅方向全域にわたり溶接電圧Vを一定値V0としたときの溶け込み深さd0´と実際のど厚b0´の関係を示している。この場合も、立板61に下板62の端面62aが接触する隅肉溶接を行う場合と同様の考え方によって、溶接金属部の重心位置が立板側に偏った溶接金属部の形状にするために、溶接電圧Vをウィービング波66に同期させて変化するように調整する。具体的には、溶接線L上の位置k1において、トーチ位置が立板側に最接近した点Aに到達した時は、溶接電圧Vは最小の値VAmをとる。そこから更に、ウィービング1周期が経過した位置k3にトーチ位置が到達した時、トーチは立板に最接近するので、溶接電圧Vは最小の値VAmをとる。逆に、溶接線L上の位置k2において、トーチ位置が横板側に最接近した点Bに到達した時は溶接電圧は最大の値VBmをとる。そこから更に、ウィービング1周期が経過した位置k4にトーチ位置が到達した時、トーチは横板に最接近するので、溶接電圧Vは最大の値VBmをとる。コントローラ30は、溶接線Lの全長にわたって、ウィービング波形と同一の位相と周期をもって、すなわちウィービング波と同期させて溶接電圧を変化させる。

図7(a)、(b)は、図5(b)、(c)に対する比較例を示す。図7(a)に示すごとく、ウィービング振幅方向全域に渡り溶接電圧VをV0から一定レベルVLまで低下させれば、確かに溶け込みが深くなる。しかし、ウィービング振幅方向全域に渡り溶接電圧Vを低下させたとすると、図7(b)に示すごとく、ビード形状が劣化、つまりウィービング振幅方向の中央部で凸となりウィービング振幅方向の両端部(止端部)で凹んだ形状となる。このためウィービング振幅方向の両端(止端部)で応力集中が生じ、溶接部の強度が低下することになる。
そこで、本実施形態では、図5(b)に示すごとく、ウィービング振幅方向で溶接電圧Vを変化させるようにして、平均的に従来と同様の溶接電圧V0が得られるようにして、ビード形状の劣化を抑制している。
すなわち、コントローラ30は、図5(a)、図5(b)、図5(c)に示すように、両母材61、62の接触面63における溶け込み深さd1が、溶接電圧Vが一定電圧値V0であるときの溶け込み深さd0よりも大きくなるように、溶接線Lに対し一方の母材61側(図中A)でウィービングするときの溶接電圧VA(V0〜V0+ΔV)を一定電圧値V0よりも高くし、溶接線Lに対し他方の母材62側(図中B)でウィービングするときの溶接電圧VB(V0〜V0−ΔV)を一定電圧値V0よりも低くする溶接電圧Vの調整を行なう。図5(a)、(b)、(c)は、立板61に下板62の端面62aが接触する隅肉溶接を行う場合を示している。このような場合には、溶接線Lに対し立板61側(図中A)でウィービングするときの溶接電圧VA(V0〜V0+ΔV)を一定電圧値V0よりも高くし、溶接線Lに対し下板62側(B側)でウィービングするときの溶接電圧VB(V0〜V0−ΔV)を一定電圧値V0よりも低くする溶接電圧Vの調整が行なわれる。
つぎに図3、図4を併せ参照して、コントローラ30で行われる演算処理の内容について説明する。
図3は、コントローラ30の内部の構成を示す機能ブロック図である。
図4は、コントローラ30で行われる演算処理の手順を示したフローチャートである。
コントローラ30は、図5に示すように、入力部31と、記憶部32と、演算部33とを含んで構成されている。
入力部31は、ティーチング操作盤31aを含んで構成されている。ティーチング操作盤31aがオペレータによって操作されることにより、教示データ、ウィービングデータ、溶接条件のデータが入力される。
教示データは、溶接ロボット10の作業プログラムの教示データであり、位置および姿勢のデータからなる。教示データは、溶接ロボット10の溶接トーチ先端17aの移動開始位置Psと移動終了位置Pe(図2参照)を含んでいる。
ウィービングデータは、ウィービングの振幅A、ウィービングの周波数fを含んでいる。
溶接条件のデータは、溶接電流I、溶接電圧V、溶接速度Sp、溶接電圧Vの振幅(電圧変化量)ΔVを含んでいる。溶接速度Spは、溶接線Lを溶接する速度、つまり直線移動位置Ptの単位時間当たりの位置変化量のことである。溶接電圧Vは、図5(b)に示すように、中心電圧値V0を中心に、V0−ΔV〜V0+ΔVの範囲で、正弦波のカーブを描いて変化する。溶接電圧Vの正弦波のカーブの周期は、ウィービング振幅方向トーチ位置の正弦波のカーブの周期と同じである。
記憶部32は、教示データ保存部32aと、ウィービングデータ保存部32bと、溶接条件データ保存部32cを含んで構成されている。
教示データ保存部32aには、溶接ロボット10の溶接トーチ先端17aの移動開始位置Psと移動終了位置Peが記憶される。
ウィービングデータ保存部32bには、ウィービングデータとして、ウィービングの振幅A、ウィービングの周波数fが記憶される。
溶接条件データ保存部32cには、溶接条件のデータとして、溶接電流I、溶接電圧V、溶接速度Sp、溶接電圧Vの振幅(電圧変化量)ΔVが記憶される。
演算部33は、軌跡演算部33aと、各軸角度変換部33bと、溶接電流および溶接電圧演算部33cを含んで構成されている。
軌跡演算部33aでは、溶接トーチ先端17aが移動すべき逐次の目標ウィービング軌跡位置P(x、y、z)と、逐次の目標トーチ姿勢角が演算される。
各軸角度変換部33bでは、溶接ロボット10の溶接トーチ17の先端17aの逐次の目標ウィービング軌跡位置P(x、y、z)、目標トーチ姿勢角が溶接ロボット各軸11、12、13、14、15、16の角度J1、J2、J3、J4、J5、J6にそれぞれ変換される。
溶接電流および溶接電圧演算部33cでは、溶接ロボット10の溶接トーチ17の先端17aの逐次の目標ウィービング軌跡位置P(x、y、z)に対応して、逐次の目標溶接電圧V、逐次の溶接電流Iが演算される。
演算部33では、図4に示す手順で演算処理が行われる。以下図2、図5(a)、(b)と併せ参照しつつ説明する。
まず、移動開始位置Psと移動終了位置Peの間の距離SLと溶接速度Spと補間周期Tに基づいて、移動開始位置Psから移動終了位置Peまでの補間回数Cmaxと、補間速度Spcが下記(2)、(3)式のごとく算出される。
Cmax=SL/Sp/T …(2)
Spc=Sp/T …(3)
(ステップ101)
つぎに、ウィービング動作方向(ウィービング振幅方向)wの単位ベクトルew[ewx、ewy、ewz]が算出される(ステップ102)。
つぎに、ウィービング周波数fと、補間カウンタCを用いて、角速度ωが下記(4)式のごとく算出される。
ω=2π/f/C …(4)
(ステップ103)
移動開始時には、補間カウンタCが0に設定(C=0)される(ステップ104)。
つぎに、補間周期Tが経過する毎に、補間カウンタCが+1インクリメント(C=C+1)される(ステップ105)。
溶接線L上の目標直線移動目標位置Ptは、移動開始位置Psと補間カウンタCと補間速度Spcを用いて、次式、
Pt=Ps+Spc.・C …(5)
にて算出される(ステップ106)。
ウィービング動作方向(ウィービング振幅方向)wの目標ウィービング動作位置wtは、ウィービング動作方向(ウィービング振幅方向)wの単位ベクトルewと、角速度ωと、補間カウンタCを用いて、次式、
wt=ew・sin(ω・C) …(6)
にて算出される。この(6)式で表されるウィービング動作方向wの位置wtのカーブは、図5(b)に示すウィービング振幅方向トーチ位置のカーブに対応している(ステップ107)。
つぎに、今回の目標ウィービング軌跡位置P(x、y、z)が、直線移動位置Ptに、ウィービング動作位置wtを加えたものとして、前述の(1)式(P=Pt+wt)のごとく算出される。なお、目標トーチ姿勢角についても算出される(ステップ108)。
こうして求められた目標ウィービング軌跡位置P(x、y、z)および目標トーチ姿勢角は、溶接ロボット各軸11、12、13、14、15、16の角度J1、J2、J3、J4、J5、J6にそれぞれ変換される(ステップ109)。
つぎに、溶接ロボット各軸11、12、13、14、15、16をそれぞれ各軸角度J1、J2、J3、J4、J5、J6に変化させるための駆動指令が生成されて、駆動指令が溶接ロボット10の駆動部19のサーボアンプに出力される(ステップ110)。
目標溶接電圧Vは、中心電圧値V0と、電圧振幅値ΔVと、角速度ωと、補間カウンタCを用いて、次式、
V=V0+ΔV・sin(ω・C) …(7)
にて算出される。この(7)式で表される溶接電圧Vのカーブは、図5(b)に示す溶接電圧Vのカーブに対応している。なお、溶接電流Iについても算出される(ステップ111)。
目標溶接電圧Vおよび溶接電流Iは、溶接電源装置40に指令値として出力される(ステップ112)。
つぎに、補間カウンタCが補間回数Cmaxを下回っているか否か(Cmax>C)が判断される(ステップ113)。
補間カウンタCが補間回数Cmaxを下回っていると判断されている限りは(ステップ113の判断YES)、ステップ105に戻り以下同様の処理が繰り返される。補間カウンタCが補間回数Cmaxに達したと判断されていると(ステップ113の判断NO)、溶接トーチ先端17aが移動終了位置Peに達したものと判断し、処理を終える。
以上のようにして、図5(b)に示すように、移動開始位置Psから移動終了位置Peに至るまで、ウィービング振幅方向トーチ位置および溶接電圧Vが正弦波にしたがい変化する。
つぎに本実施形態による作用効果について、図5(c)を用いて説明する。
すなわち、同図5(c)に示すように、両母材61、62の接触面63における溶け込み深さd1が、溶接電圧Vが一定電圧値V0であるときの溶け込み深さd0(図5(d))よりも大きくなる(d1>d0)。この結果、実際のど厚b1は、従来のウィービング振幅方向全域に渡り溶接電圧Vが一定電圧V0であったときの実際のど厚b0よりも大きくなる(b1>b0)。よって、隅肉溶接を行うに際して、脚長を増やすことなく実際のど厚を大きくすることができ、これにより少ない溶着量で同等若しくは同等以上の溶接強度を確保することができる。
図5(a)、(b)、(c)では、立板61に下板62の端面62aが接触する隅肉溶接を行う場合を示している。
しかし、図6(a)、(b)、(c)に示すように、下板62に立板61の端面61aが接触する隅肉溶接を行う場合にも同様に本発明を実施することができる。
このような場合には、溶接線Lに対し立板61側(図中A)でウィービングするときの溶接電圧VA(V0〜V0−ΔV)を一定電圧値V0よりも低くし、溶接線Lに対し下板62側(図中B)でウィービングするときの溶接電圧VB(V0〜V0+ΔV)を一定電圧値V0よりも高くする溶接電圧Vの調整が行なわれる。
この実施例の場合も、図3に示すコントローラ30の内部構成、図4に示す演算処理の手順は、前述の実施例と同様である。
ただし、図4のステップ111では、(7)式(V=V0+ΔV・sin(ω・C))に替えて、下記の(7)´式、
V=V0−ΔV・sin(ω・C) …(7)´
を用いて目標溶接電圧Vが算出される。この(7)´式で表される溶接電圧Vのカーブは、図6(b)に示す溶接電圧Vのカーブに対応している。
この実施例によれば、図6(c)に示す作用効果が得られる。すなわち、同図6(c)に示すように、両母材61、62の接触面63における溶け込み深さd2が、溶接電圧Vが一定電圧値V0であるときの溶け込み深さd0´(図6(d))よりも大きくなる(d2>d0´)。この結果、実際のど厚b2は、従来のウィービング振幅方向全域に渡り溶接電圧Vが一定電圧V0であったときの実際のど厚b0´よりも大きくなる(b2>b0´)。
(実施例)
次に、本発明の一実施例を説明する。
〔隅肉溶接での溶接条件〕
この実施例では図5(a)において、以下の条件により隅肉溶接施工を行った。
(1) 立板 材質:軟鋼(SS400) 厚さ:16mm
(2) 下板(横板) 材質:軟鋼(SS400) 厚さ:16mm
(3) 溶接電流I:430A
(4) 溶接電圧V0:36V
(5) 最大溶接電圧VAm:39V
(6) 最小溶接電圧VBm:23V
(7) 溶接速度: 80cm/min
(8) ウィービング波形:正弦波
(9) ウィービング周波数:3Hz
(10) ウィービング振幅:3mm

この条件により隅肉溶接を行った結果、実際のど厚が8mmで、滑らかなビード形状の溶接継手構造が得られた。
さらに、本発明者らが行った実験によると、つぎのことがわかった。すなわち、溶接電圧Vの振幅ΔVをある程度大きくしないと、実際のど厚が変化せず、溶接電圧Vの振幅ΔVが一定の限度を超えて大きくなると、ビード形状が劣化して、溶接強度が却って低下する傾向となる。溶接電圧Vの振幅ΔVと実際のど厚およびビード形状劣化との関係をグラフで示すと図8に示すごとくなり、実際のど厚を大きくし、かつビード形状を劣化させないためには、所定の振幅の範囲ΔV1〜ΔV2内に収めなければならない。振幅範囲ΔV1〜ΔV2は、溶接条件に応じて変動するものと予測される。よって振幅範囲ΔV1〜ΔV2の具体的な数値は、溶接条件毎に定められる必要がある。
上記実施例の内、最大電圧VAmと最小電圧VBmとをそれぞれ42V、30V(ΔV=6V)とした時は、実際のど厚は確保できるものの、ビード形状が劣化した。また、最大電圧VAmと最小電圧VBmとをそれぞれ37V,35V(ΔV=1V)とした時は、実際のど厚は6mmで、電圧V0一定とした場合と比べて有意差が見られなかった。
この実験結果から、望ましい振幅の範囲ΔV1〜ΔV2は、当実施例の溶接条件においては、3V近辺の範囲に存在するものと予測される。
以上の説明では、水平隅肉溶接を行う場合を想定した。しかし、溶接継ぎ手の種類、配置は、任意であり、隅肉溶接全般に本発明を適用することができる。
図9(a)は、断面V字型の両母材61、62を隅肉溶接する場合を例示している。一方の板材61に他方の板材62の端面62aが接触する隅肉溶接を行う場合を示している。図9(b)は、板材61に板材62の端面62aが接触する隅肉溶接を行う場合の比較例であり、ウィービング振幅方向全域にわたり溶接電圧Vを一定値V0としたときの溶け込み深さd0´´と実際のど厚b0´´の関係を示している。
この実施例においても、図5(a)、(b)、(c)に示す実施例で説明したのと同様に、溶接線Lに対し一方の板材61側(図中A)でウィービングするときの溶接電圧VA(V0〜V0+ΔV)を一定電圧値V0よりも高くし、溶接線Lに対し他方の板材62側(図中B)でウィービングするときの溶接電圧VB(V0〜V0−ΔV)を一定電圧値V0よりも低くする溶接電圧Vの調整を行えばよい。これにより図9(a)に示すように、両板材61、62の接触面63における溶け込み深さd3が、溶接電圧Vが一定電圧値V0であるときの溶け込み深さd0´´(図9(b))よりも大きくなる(d3>d0´´)。この結果、実際のど厚b3は、従来のウィービング振幅方向全域に渡り溶接電圧Vが一定電圧V0であったときの実際のど厚b0´´よりも大きくなる(b3>b0´´)。
図1は、実施例の溶接ロボットの制御装置の構成例を示した図である。 図2は、溶接トーチ先端の移動軌跡を示す図で、溶接トーチ先端が描くウィービング波を示した図である。 図3は、コントローラの内部の構成を示す機能ブロック図である。 図4は、コントローラで行われる演算処理の手順を示したフローチャートである。 図5(a)、(b)、(c)は、溶接ロボットによって、母材となる両板材を水平隅肉溶接によって接合して構造物を製作する場合を説明する図であり、図5(d)は、従来技術を比較例として示した図である。 図6(a)、(b)、(c)は、溶接ロボットによって、母材となる両板材を水平隅肉溶接によって接合して構造物を製作する場合を説明する図で、図5のものと両板材の接合関係を逆転させた図で、図6(d)は、従来技術を比較例として示した図である。 図7(a)、(b)は、比較例を示す図で、ウィービング振幅方向全域に渡り溶接電圧を一定レベルまで低下させた場合を説明する図である。 図8は、溶接電圧の振幅と実際のど厚の関係を示すグラフである。 図9(a)は、断面V字型の両母材61、62を隅肉溶接する場合を説明する図であり、図9(b)は、従来技術を比較例として示した図である。 図10は、一般的な溶接ロボットの制御装置の構成例を示した図である 図11(a)、(b)、(c)、(d)は、従来技術を説明する図で、溶接ロボットによって、母材となる両板材を水平隅肉溶接によって接合して構造物を製作する場合を説明する図である。
符号の説明
10 溶接ロボット、17 溶接トーチ、17a 溶接トーチ先端、30 コントローラ、61、62 母材(立板、下板)、66 ウィービング波

Claims (4)

  1. 溶接トーチ先端が母材の溶接線を中心に所定のウィービング波を描いてウィービングしながら溶接線に沿って移動するように各軸を駆動制御するとともに、溶接電圧を制御することで、両母材を隅肉溶接する溶接ロボットの制御装置において、
    溶接電圧は前記ウィービング波と同期して変化し、
    両母材の接触面における溶け込み深さが、溶接電圧が一定電圧値であるときの溶け込み深さよりも大きくなるように、溶接線に対し一方の母材側でウィービングするときの溶接電圧を前記一定電圧値よりも高くし、溶接線に対し他方の母材側でウィービングするときの溶接電圧を前記一定電圧値よりも低くする溶接電圧の調整を行なう溶接電圧制御手段
    を備えたことを特徴とする溶接ロボットの制御装置。
  2. 溶接電圧を、
    正弦波にしたがい変化させること
    を特徴とする請求項1記載の溶接ロボットの制御装置。
  3. 立板に下板の端面が接触する隅肉溶接を行う場合には、溶接線に対し立板側でウィービングするときの溶接電圧を、溶接線に対し下板側でウィービングするときの溶接電圧よりも高くする溶接電圧の調整を行なうこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の溶接ロボットの制御装置。
  4. 下板に立板の端面が接触する隅肉溶接を行う場合には、溶接線に対し立板側でウィービングするときの溶接電圧を、溶接線に対し下板側でウィービングするときの溶接電圧よりも低くする
    を特徴とする請求項1または2に記載の溶接ロボットの制御装置。
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