JP2010094589A - 中空糸膜エレメントとそれを用いた中空糸膜モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 生物処理槽の曝気と膜面の洗浄ができる中空糸膜エレメントの提供。
【解決手段】 支持管としての散気管12の周囲に中空糸膜20が配置されている。散気管12は、空気導入管18と第1細孔群14と第2細孔群16を有している。第1細孔群14の孔径<第2細孔群16の孔径であり、それらの間には通気可能でかつ通気抵抗を生じさせる隘路部17が形成されている。隘路部17の作用により、第1細孔群14からは微細気泡が、第2細孔群16からは大きな気泡が放出される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生物処理槽等に浸漬して使用する中空糸膜エレメントと、それを用いた中空糸膜モジュールに関する。
中空糸膜モジュールは、生物処理液等の比較的濁度の高い水処理分野で使用される場合は浸漬した状態で使用されることが多い。このような浸漬濾過方式の中空糸膜モジュールの場合は、濾過を継続して行った場合、膜面に懸濁質(SS)等による汚れが付着して、濾過性能が低下するという問題がある。
従来は、膜の下方からエアバブリングすることで、膜面に付着した汚れを除去している。しかし、中空糸膜束の外側に位置する中空糸膜表面の汚れは除去され易いが、中空糸膜束の内側にある中空糸膜表面の汚れは除去され難いため、エアバブリングのみでは、充分な濾過性能の回復は困難であった。
特許文献1には、浸漬濾過方式の中空糸膜カートリッジが開示されている。この中空糸膜カートリッジでは、中空糸膜束の下側の接着固定層3bに複数の貫通穴3cが形成されており、この貫通孔3cから放出される気泡による振動により、中空糸膜を洗浄するようになっている。
特開2005−342690号公報 特開2006−239642号公報 特開2003−326140号公報
特許文献1、2の中空糸膜モジュールでは、下部固定部に空気の供給部と中空糸膜が混在しているが、微細気泡を発生させることは困難で、洗浄効果も充分ではない。
更に特許文献2のモジュールでは、下部固定部に空気の供給管及び噴出孔が設けられているが、このようなモジュールでは、固定部の接着剤層に空気供給管や噴出孔を加工するための工数が多くなり、加工コストも高くなる。
本発明は、簡単な構造であり、中空糸膜束を構成する中空糸膜束全体を洗浄することができ、容易に濾過性能を回復できると共に、生物処理槽に適用した場合には、散気による洗浄と曝気の両方を並行させることができる、中空糸膜エレメントとそれを用いた中空糸膜モジュールを提供することを課題とする。
本願発明は、課題の解決手段として、
支持管となる散気管の周囲に多数の中空糸膜が配置された中空糸膜エレメントであって、
前記散気管が、一端側に接続された外部からの空気導入管と、前記空気導入管よりも他端側に近い位置に形成された第1細孔群と、前記第1細孔群よりも更に他端側に近い位置に分離形成された第2細孔群とを有し、前記第1細孔群の平均孔径が前記第2細孔群の平均孔径よりも小さいものであり、
更に前記散気管が、前記第1細孔群と前記第2細孔群との間の通気経路に形成された通気抵抗を生じさせる通気抑制部位を有している、中空糸膜エレメントを提供する。
本願発明は、他の課題の解決手段として、請求項1〜4のいずれか1項に記載された中空糸膜エレメントの複数本からなる浸漬濾過方式の中空糸膜モジュールであって、
前記複数本の中空糸膜エレメントが1本又は2本以上の集水本管に接続され、
前記複数本の中空糸膜エレメントの散気管が、空気導入管を介して空気供給管に接続されている、浸漬濾過方式の中空糸膜モジュールを提供する。
本発明の中空糸膜エレメントは、生物処理槽に浸漬して使用したとき、散気管内に配置された、通気可能でかつ通気抵抗を生じさせる通気抑制部位の作用により、生物処理槽内の曝気をすることができ、同時に濾過運転により汚れが付着した中空糸膜面も洗浄することができる。
本発明の中空糸膜エレメントと同じ構造で、散気管内に配置された通気抑制部位がない場合は、外部の空気源に接続された空気導入管により、散気管の一端側から空気を導入したとき、空気は、より大きな平均孔径を有する第2細孔群の方から優先的に泡状に放出されることになり、第1細孔群から放出される気泡量はごく少量となる。これでは、中空糸膜面の洗浄は十分にできるが、生物処理槽内の曝気が不十分となり、実質的に他の曝気手段を使用する必要がある。
しかし、本発明の中空糸膜エレメントであると、外部の空気源に接続された空気導入管により、散気管の一端側から空気を導入したとき、散気管内に配置された通気抑制部位の作用により、空気は前記通気抑制部位を通過し難くなる。このため、空気導入管から送られる空気と前記通気抑制部位の作用により、第1細孔群付近の圧力が高められて、第1細孔群からは十分量の小さな気泡が放出される。そして、第1細孔群付近の圧力が高められることで前記通気抑制部位を空気が通過して、第2細孔群から十分量のより大きな気泡が放出される。
前記散気管の通気経路に形成された通気抵抗を生じさせる通気抑制部位の形成方法は特
に制限されないが、散気管自体を改変することにより、通気抵抗を生じさせる間隙を形成する方法を適用できる。
本発明の中空糸膜エレメントにおいて、第1細孔群の細孔の孔径が全て均一である場合には、平均孔径は1つの細孔の孔径となり、同様に第2細孔群の細孔の孔径が全て均一である場合には、平均孔径は1つの細孔の孔径となる。なお、第1細孔群の細孔の孔径と第2細孔群の細孔の孔径にばらつきがある場合には、第1細孔群の細孔中の最大径は、第2細孔群の細孔中の最小径よりも小さいことが好ましい。
本発明の中空糸膜エレメントにおいて伸縮性多孔部材は、散気管の細孔群に与えられる空気圧を受けて膨張する性質を有しているものであり、前記膨脹により、前記伸縮性多孔部材が有している微細孔が僅かに拡大されると、そこから微細な気泡が放出されるため、曝気効率が高められる(例えば、単位時間当たり或いは単位エネルギー当たりの溶存酸素量が高められる)。伸縮性多孔部材としては、ゴム、エラストマー、プラスチック等からなるシートのような、圧力を受けて変形するが、圧力がない場合には変形前の状態を維持できるものを用いる。
本発明の中空糸膜モジュールは、上記した中空糸膜エレメントを複数本使用しているものであるため、例えば、生物処理槽に浸漬して濾過運転した場合、中空糸膜エレメントの支持管からの散気により槽内を曝気することができ、並行して中空糸膜束の洗浄もできるため、濾過効率が非常に高くなる。
本発明の中空糸膜エレメントは、生物処理槽内に浸漬して使用したとき、1つの中空糸膜エレメントで曝気と膜面の洗浄の両方をすることができる。このため、本発明の中空糸膜エレメントを用いた中空糸膜モジュールは、長期間、安定した濾過運転をすることができる。
<中空糸膜エレメント>
(1)図1の中空糸膜エレメント
図1は、本発明の一実施形態である中空糸膜エレメント10Aの縦断面図である。
中空糸膜エレメント10Aは、支持管となる金属、プラスチック製等の散気管12の周囲に多数の中空糸膜(中空糸膜束)20が配置されたものである。
中空糸膜束20及び散気管12の上端側は、上部リング32内にて、ウレタン樹脂やエポキシ樹脂のような樹脂33で固定一体化されている。上部リング32の周囲には、上部集水キャップ31がねじ込まれて一体化された状態で被せられている。上部集水キャップ31内に面した中空糸膜束20の端部は開口しており、散気管12は樹脂33で封止され開口していない。
中空糸膜束20及び散気管12の下端側は、下部リング42内にて、ウレタン樹脂やエポキシ樹脂のような樹脂43で固定一体化されている。下部リング42の周囲には、下部キャップ41がねじ込まれて一体化された状態で被せられている。下部キャップ41内に面した中空糸膜束20の端部は閉塞されており、散気管11は樹脂43で封止され開口していない。
このような樹脂33、43による固定方法は、公知の中空糸膜束の樹脂封止法を適用して、中空糸膜束20及び散気管12の両端側を樹脂で封止した後、上部集水キャップ31側のみの中空糸膜束20を切断して開口させる方法を適用することができる。
上部集水キャップ31内は上部集水室35となり、使用時には、連通管36にて集水本管に接続される。
中空糸膜束20を構成する中空糸膜は公知のものであり、外径1〜3mm程度、内径0.5〜2mm程度で、長さが30〜300cmのものを1つの中空糸膜エレメント当たり数百本程度用いることができる。
散気管12は、一端側(上部集水キャップ31側)に空気導入管18が接続されており、外部の空気源から空気導入管18を介して散気管12内に空気が導入される。
散気管12は、空気導入管18よりも他端側(下部集水キャップ41側)に近い位置に形成された第1細孔群14を有している。第1細孔群14は、散気管12に形成された孔(又はスリット)14aと、筒状のゴムメンブレ14bが有する微細孔から形成されている。筒状のゴムメンブレン14bは、スリット(長さ1mm程度)又は孔(直径1mm程度)を有するゴムメンブレンが散気管12の周囲に巻かれたものである。第1細孔群の平均孔径は、ゴムメンブレ14bが膨脹せずに閉じているときの孔径の平均である。
筒状のゴムメンブレ14bは、孔(又はスリット)14aの表面に密着した状態で被せられており、両端が上部固定部材15aと下部固定部材15bにより固定されている。
ゴムメンブレンは、通常の状態(圧力が加わらない状態)では目視できる孔が存在していないが、圧力を受けるとゴムメンブレン自体が膨張して、微細孔を生じさせるものである。このようなゴムメンブレンとしては、特開2006−75771号公報、特開2007−14898号公報、特開2004−33889号公報等に開示されているような、伸縮可能なゴム製シートに微細な孔が多数設けられたもの等を用いることができる。例えば、特開2006−75771号公報には、厚さが0.1〜3.0mm(好ましくは0.1〜3.0mm)であり、1万個〜100万個/m2(好ましくは10万〜100万個/m2)の微細な通気孔を有するものが記載されている。
第1細孔群14よりも更に他端側(下部キャップ41側)に近い位置には、第1細孔群14とは分離された状態の第2細孔群16が形成されている。第2細孔群16の孔径は0.01〜1mmの範囲にすることができ、孔密度は100〜10,000個/cm2の範囲にすることができる。
散気管12内の第1細孔群14と第2細孔群16との間には、通気経路の幅方向の断面積が縮小された、通気抑制部位となる隘路部17が形成されている。散気管12内には、隘路部17を挟んで第1空間21と第2空間22が存在している。
隘路部17の幅方向の断面積(S2)と、第1空間21の幅方向の断面積(S1)との比率(S2/S1)は0.001〜0.5が好ましく、より好ましくは0.001〜0.4、更に好ましくは0.005〜0.3である。S1とS2が前記関係を満たしていると、第1細孔群14から微細な気泡を放出し、第2細孔群16からより大きな気泡を放出する上で好ましい。
第1細孔群の孔14aと第2細孔群の孔16aの開口方向は特に制限されず、中空糸膜束20に正対する方向、斜め上方向、斜め下方向、これらの方向が混在した方向のいずれでもよい。
中空糸膜エレメント10Aにおいて、空気導入管18から散気管12内の第1空間21に導入された空気は、隘路部17の作用により、第2空間22への空気の移動が制限される。このため、第1細孔群14付近の圧力が高められて、第1細孔群14からは十分量の小さな気泡が放出される。そして、第1細孔群14付近の圧力が高められることで空気が隘路部17を通過して第2空間22に至り、第2細孔群16から十分量のより大きな気泡が放出される。
(2)図2の中空糸膜エレメント
図2は、本発明の他の実施形態である中空糸膜エレメント10Bの縦断面図である。図1の中空糸膜エレメント10Aとは、一部を除いて同じ構造である。以下、異なる部分についてのみ説明する。
第1細孔群14は、散気管12に形成された複数の細孔からなるものであり、第1細孔群14の孔径は、第2細孔群16の孔径よりも小さくなるように設定されている。
第1細孔群14の孔径は、0.001〜0.5mmの範囲にすることができ、孔密度は100〜100,000個/cm2の範囲にすることができる。
第2細孔群16の孔径は0.01〜1mmの範囲にすることができ、孔密度は100〜10,000個/cm2の範囲にすることができる。
図2に示す中空糸膜エレメント10Bは、隘路部17を有していることから、図1で示す中空糸膜エレメント10Aと同じ作用効果が得られる。
(3)図3の中空糸膜エレメント
図3は、本発明の他の実施形態である中空糸膜エレメント10Cの縦断面図である。図1の中空糸膜エレメント10Aとは、一部を除いて同じ構造である。以下、異なる部分についてのみ説明する。
散気管12の一端側は樹脂33を貫通し、更にキャップ31を貫通して外部にまで至り、図示していない空気導入管に連結されている。
上部集水キャップ31内は上部集水室35となり、連通管36は、上部集水キャップ31の曲面を貫通して取り付けられており、図示していない集水本管に接続される。
図3に示す中空糸膜エレメント10Cは、隘路部17を有していることから、図1で示す中空糸膜エレメント10Aと同じ作用効果が得られる。
<中空糸膜モジュール>
図4は、中空糸膜モジュール100の正面図である。図4では、中空糸膜エレメント10Aを用いているが、中空糸膜エレメント10B、10Cでもよい。
枠体101には、計12本(6本は反対側で正面からは見えない)の中空糸膜エレメント10Aが取り付けられている。枠体101の形状や構造は、中空糸膜エレメント10Aを固定保持できるものであれば、特に制限されない。
中空糸膜エレメント10Aの各散気管12と連通された空気導入管18は、2本の空気供給管105(1本は反対側で正面からは見えない)に接続されている。
各中空糸膜エレメント10Aの上部集水キャップ35は、連通管36を介して2本の集水本管106(1本は反対側で正面からは見えない)に接続されている。
連通管36の形状や構造は特に制限されないが、特開2007−296432号公報の図4に示されているようなソケット部71とスタッド部72からなるものを用いることができる。このようなソケット部71とスタッド部72としては、例えば、商品名ワンタッチソケット(ワモト(株)製)等を用いることができる。これは、いわゆるワンタッチ方式のもので、片手で簡単に取り付けたり外したりすることができるため、膜エレメントの交換作業が容易である。
次に、図4の中空糸膜モジュール100において、図1で示す中空糸膜エレメント10Aを用いた場合の動作を説明する。
中空糸膜モジュール100は、生物処理槽中に浸漬して使用する。透過水ラインに接続されたポンプを作動させ、中空糸膜エレメント10Aの上部集水キャップ31側から吸引濾過する。
中空糸膜束20にて濾過された透過水は、上部集水室35内に流入する。上部集水室35内に流入した透過水は、そのまま連通管36を通って集水本管106内に移動し、透過水ラインに送られる。
このような濾過運転において、中空糸膜エレメント10Aにより、生物処理槽内の曝気と膜面を洗浄するための(即ち、膜面上に形成される濾過ケーク量を抑制するための)散気を行う。曝気と散気は、運転開始から継続して行ってもよいし、適当間隔をおいて行ってもよい。また、曝気と散気は並行して行ってもよいし、別々に行ってもよい。
2本の空気供給管105から加圧状態で空気を供給して、各中空糸膜エレメント10Aの空気導入管18を介して散気管12内に継続的に送り込む。散気管12内に送り込まれた空気は、通気抑制作用をする隘路部17の作用により、第1空間21から第2空間22への円滑な移動が抑制されることになる。このため、第1空間21内の圧力が高められて、筒状のゴムメンブレ14bが膨脹して微細孔が形成され、そこから曝気に適した微細な気泡が噴出される。気泡径が微細なほど、単位時間当たりの溶存酸素量を増加させることができるため、生物処理速度も向上される。
第1空間21内の圧力の上昇により、空気が隘路部17を通過して第2空間22内に移動する。そして、第2細孔群16から、膜面の洗浄に適した大きめの気泡が噴出される。噴出された気泡は、中空糸膜束20の内側から外側方向にかつ下側から上側方向に移動するため、中空糸膜束20全体が振動させられると共に、中空糸膜束20を構成する中空糸膜に泡が接触することにより、膜面の汚れが除去される。
本発明の中空糸膜エレメントの縦端面図。 別実施形態である本発明の中空糸膜エレメントの縦端面図。 別実施形態である本発明の中空糸膜エレメントの縦端面図。 本発明の中空糸膜モジュールの正面図。
符号の説明
10A、10B、10C 中空糸膜エレメント
12 散気管
14 第1細孔群
15a 上部固定部材
15b 下部固定部材
16 第2細孔群
17 隘路部
18 空気導入管
20 中空糸膜束
31 上部集水キャップ
35 上部集水室
41 下部キャップ

Claims (6)

  1. 支持管となる散気管の周囲に多数の中空糸膜が配置された中空糸膜エレメントであって、
    前記散気管が、一端側に接続された外部からの空気導入管と、前記空気導入管よりも他端側に近い位置に形成された第1細孔群と、前記第1細孔群よりも更に他端側に近い位置に分離形成された第2細孔群とを有し、前記第1細孔群の平均孔径が前記第2細孔群の平均孔径よりも小さいものであり、
    更に前記散気管が、前記第1細孔群と前記第2細孔群との間の通気経路に形成された通気抵抗を生じさせる通気抑制部位を有している、中空糸膜エレメント。
  2. 前記通気抑制部位が、前記通気経路の幅方向の断面積が縮小された部位である、請求項1記載の中空糸膜エレメント。
  3. 前記通気経路の幅方向の断面積が縮小された部位が、前記部位の断面積S2と前記部位に至るまでの通気経路の断面積S1との比率(S2/S1)が0.001〜0.5の範囲である、請求項2記載の中空糸膜エレメント。
  4. 前記第1細孔群が、散気管に形成された細孔群の表面を被覆する伸縮性多孔部材が有する微細孔であり、前記第2細孔群が、散気管に形成された細孔群である、請求項1〜3のいずれか1項記載の中空糸膜エレメント。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載された中空糸膜エレメントの複数本からなる浸漬濾過方式の中空糸膜モジュールであって、
    前記複数本の中空糸膜エレメントが1本又は2本以上の集水本管に接続され、
    前記複数本の中空糸膜エレメントの散気管が、空気導入管を介して空気供給管に接続されている、浸漬濾過方式の中空糸膜モジュール。
  6. 前記複数本の中空糸膜エレメントが枠体で支持されている、請求項5記載の浸漬濾過方式の中空糸膜モジュール。
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