JP2010094588A - バグ式集塵機及びその使用方法並びにバグ式集塵機の設計方法 - Google Patents
バグ式集塵機及びその使用方法並びにバグ式集塵機の設計方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010094588A JP2010094588A JP2008266055A JP2008266055A JP2010094588A JP 2010094588 A JP2010094588 A JP 2010094588A JP 2008266055 A JP2008266055 A JP 2008266055A JP 2008266055 A JP2008266055 A JP 2008266055A JP 2010094588 A JP2010094588 A JP 2010094588A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter
- injector tube
- dust collector
- valve
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
【解決手段】含塵空気を濾過するフィルタ7と、圧力気体を間欠的に供給する開閉弁10と、該開閉弁10に連結され前記フィルタ7の開口部に対向する位置にノズル穴9を設けたインジェクターチューブ8とを備え、前記ノズル穴9から噴出される圧力気体によってフィルタ7の外表面に付着したダストを払い落とすようにしたバグ式集塵機において、インジェクターチューブ8の口径D1をノズル穴9の径dに対応した口径とし、インジェクターチューブ8と該インジェクターチューブ8の口径D1と出口側の口径D2が異なる開閉弁10とを口径調節部11を介して接続する。
【選択図】図2
Description
ところで、この集塵機に用いられるフィルタの外表面には、ダストが付着することになるが、ダストが多量に付着し、通気抵抗(圧損)が所定値以上に上昇したとき、又は使用期間が一定時間経過した後に定期的に、ダストを払い落とすべく条件を選定してフィルタ内に圧力気体(例えば、圧縮空気等)を噴出させることによって、フィルタの外表面に付着したダストを払い落とすようにしている。
そして、区画壁3には、多数の有底筒状のフィルタ7を垂下して取り付け、各フィルタ7の上方には、圧力気体の供給源となる圧力気体供給源6と圧力気体供給用のバルブとして使用する開閉弁10を介して接続されるインジェクターチューブ8を配備し、このインジェクターチューブ8にノズル穴9をフィルタ7の開口部に対向する位置に設けるようにしている。
そして、フィルタ7の外表面にダストが付着し、通気抵抗が所定値に到達したとき、又は一定時間経過後に定期的に、開閉弁10を短時間に開動作させ、圧力気体供給源6の圧力気体を瞬時にインジェクターチューブ8内に流出させ、インジェクターチューブ8に設けたノズル穴9から圧力気体をフィルタ7内に噴出させて、フィルタ7の外表面に付着したダストを払い落とすようにしている(例えば、特許文献2参照)。
また、圧力気体のパルス力は、ノズル穴9の径が大きいほど向上するものの、インジェクターチューブ8の口径に対してノズル穴9の径が過大となると、圧力気体供給源6から離れたノズル穴9ではパルス力が低下し、各ノズル穴9の間でパルス力にバラツキや噴射方向に傾きが生じるという問題があった。
そして、通常、開閉弁10の出口側の口径は、インジェクターチューブ8の口径と同口径のものが採用されている。
噴出方向の傾きに関しては、ノズル穴9aにボス部Bを取り付けることによって抑制することができるものの、パルス力(図5(c)に示す各ベクトルV3の大きさ)は減少し、バラツキも若干生じることとなる。
また、パルス力を大きくするためにノズル穴9の径の大径化に加え、開閉弁10の口径及びインジェクターチューブ8の口径を共に大径とするとパルス力は大きくなるものの、特に、バグ式集塵機の部品の中で高価な開閉弁10の口径を大径とすることによって製作コストが高騰するという問題があった。
また、この場合、インジェクターチューブの口径と出口側の口径が異なる開閉弁を使用することができる。
そして、開閉弁は、出口側の口径をインジェクターチューブの口径に拘わらず、ノズル穴から噴出される圧力気体のパルス力が許容範囲となる条件下で、可能な範囲で小口径のものを選定することができ、バグ式集塵機全体のコストダウンを図ることができる。
これによって、インジェクターチューブ8の口径D1と出口側の口径が等しい開閉弁10を使用したときに匹敵するパルス力を得ることができるとともに、出口側の口径が小さい開閉弁10を使用することができるので、バグ式集塵機1全体のコストダウンを図ることができる。
口径調節部11を縮管加工によって構成しない場合には、口径D1のインジェクターチューブ8と口径D2の開閉弁10の出口側から延設したパイプとを溶接や継手を介して接続する。
そして、フィルタ7の外表面にダストが付着し、通気抵抗が所定値に到達したとき、又は一定時間経過後に定期的に、開閉弁10を開閉することにより、口径調節部11を介して接続したインジェクターチューブ8に圧力気体を間欠的に供給し、インジェクターチューブ8に設けた複数のノズル穴9からフィルタ7の開口部に向けて、フィルタ7の外表面に付着したダストを払い落とすために必要とされる均一なパルス力を有する圧力気体を噴出させるもので、本発明のバグ式集塵機1を用いた使用方法でのパルス力の大きさ(図2(a)に示すベクトルVの大きさ)は、開閉弁10の出口側の口径とインジェクターチューブ8の口径とが等しい場合(口径が共にD2の場合)のパルス力の大きさ(図2(a)の2点鎖線で示すベクトルV1の大きさ(図5(a)に示すベクトルV1と同じ))に比べて、図2(a)に示すようにAだけ大きなものとなる。
このバグ式集塵機の設計方法は、図3のフロー図に示す順序で行われる。
まず、バグ式集塵機が設置される場所(ゴミ焼却場の場合では、焼却炉の処理量や稼動時間)や、客先のニーズによって決定される処理ガスの風量からフィルタ7の内径及び長さ並びにフィルタ7に付着したダストを払い落とすために必要とされるパルス力を決定し、ノズル穴9の径を必要とされるパルス力に応じて決定する。
次に、ノズル穴9の径に対応した口径のインジェクターチューブ8を選定する。この際、ノズル穴9から噴出される圧力気体が、各ノズル穴9からバラツキのないパルス力で噴出されるとともに、噴出方向に傾きが生じることのない口径を選定するもので、インジェクターチューブ8の口径を大径とする程、パルス力のバラツキ及び噴出方向の傾きを抑制することができるものの、一定以上に大径としてもパルス力のバラツキ及び噴出方向の傾きの抑制効果は一定となりコストアップの要因となる。
本発明者の実験によれば、ノズル穴9の径を10mmとしたとき、パルス力のバラツキ及び噴出方向の傾きを抑制することができる最小のインジェクターチューブ8の口径は概ね呼び径50Aで、ノズル穴9の径を14mmとしたとき、パルス力のバラツキ及び噴出方向の傾きを抑制することができる最小のインジェクターチューブ8の口径は概ね呼び径65Aであった。
この際、バグ式集塵機全体のコストダウンの観点から、インジェクターチューブに複数設けられたノズル穴9から噴出される圧力気体のパルス力のバラツキ及び噴出方向の傾きが許容範囲内となるように開閉弁10の出口側の口径を可及的に小径とする。
本発明者の実験によれば、インジェクターチューブ8の口径を呼び径65Aとしたとき、開閉弁10の出口側の口径を50Aとしても、パルス力にバラツキがなく、噴出方向の傾きもない圧力気体を供給することのできるバグ式集塵機を設計することができた。
また、適用対象も、新規のバグ式集塵機のほか、既設のバグ式集塵機に対しても、インジェクターチューブを交換することによって適用を可能にすることができる。
7 フィルタ
8 インジェクターチューブ
9 ノズル穴
10 開閉弁
11 口径調節部
Claims (4)
- 含塵空気を濾過するフィルタと、圧力気体を間欠的に供給する開閉弁と、該開閉弁に連結され前記フィルタの開口部に対向する位置にノズル穴を設けたインジェクターチューブとを備え、前記ノズル穴から噴出される圧力気体によってフィルタの外表面に付着したダストを払い落とすようにしたバグ式集塵機において、インジェクターチューブの口径をノズル穴の径に対応した口径とし、インジェクターチューブと該インジェクターチューブの口径と出口側の口径が異なる開閉弁とを口径調節部を介して接続するようにしたことを特徴とするバグ式集塵機。
- 開閉弁に、インジェクターチューブの口径よりも出口側の口径が小さい開閉弁を用い、インジェクターチューブ側に向けて、断面積が漸次増大する口径調節部を介して接続するようにしたことを特徴とする請求項1記載のバグ式集塵機。
- 請求項1又は2記載のバグ式集塵機の使用方法において、開閉弁を開閉することにより、口径調節部を介して接続したインジェクターチューブに圧力気体を間欠的に供給し、インジェクターチューブに設けた複数のノズル穴からフィルタの開口部に向けて、フィルタの外表面に付着したダストを払い落とすために必要とされる均一なパルス力を有する圧力気体を噴出させることを特徴とするバグ式集塵機の使用方法。
- 含塵空気を濾過するフィルタと、圧力気体を間欠的に供給する開閉弁と、該開閉弁に連結され前記フィルタの開口部に対向する位置にノズル穴を設けたインジェクターチューブとを備え、前記ノズル穴から噴出される圧力気体によってフィルタの外表面に付着したダストを払い落とすようにしたバグ式集塵機の設計方法において、ノズル穴の径を必要とされるパルス力に応じて決定し、該ノズル穴の径に対応した口径のインジェクターチューブを選定するとともに、インジェクターチューブと該インジェクターチューブの口径と出口側の口径が異なる開閉弁とを口径調節部を介して接続するようにしたことを特徴とするバグ式集塵機の設計方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008266055A JP2010094588A (ja) | 2008-10-15 | 2008-10-15 | バグ式集塵機及びその使用方法並びにバグ式集塵機の設計方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008266055A JP2010094588A (ja) | 2008-10-15 | 2008-10-15 | バグ式集塵機及びその使用方法並びにバグ式集塵機の設計方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010094588A true JP2010094588A (ja) | 2010-04-30 |
Family
ID=42256660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008266055A Pending JP2010094588A (ja) | 2008-10-15 | 2008-10-15 | バグ式集塵機及びその使用方法並びにバグ式集塵機の設計方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010094588A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011255362A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | 集塵装置 |
JP2013116466A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-06-13 | Total Business Solution:Kk | コアンダインジェクター |
CN109289351A (zh) * | 2018-02-02 | 2019-02-01 | 东华大学 | 一种模块化立插式袋式除尘器 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62160119A (ja) * | 1986-01-10 | 1987-07-16 | Hitachi Zosen Corp | 集塵機 |
JPH0194523U (ja) * | 1987-12-15 | 1989-06-22 | ||
JPH0253114U (ja) * | 1988-10-07 | 1990-04-17 | ||
JPH03229607A (ja) * | 1990-02-01 | 1991-10-11 | Ebara Infilco Co Ltd | バグフィルタ運転制御方法及びその装置 |
JPH07328363A (ja) * | 1994-06-15 | 1995-12-19 | Kobe Steel Ltd | バグフィルターにおける破損濾布検出方法 |
JPH08503654A (ja) * | 1992-11-26 | 1996-04-23 | アーベーベー、フレークト、アクチエボラーグ | バッグフィルタ装置のフィルタバッグを清掃するための方法 |
JP2007175635A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | バグ式集塵機 |
JP2007185584A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Jfe Engineering Kk | 除塵装置及び除塵方法 |
-
2008
- 2008-10-15 JP JP2008266055A patent/JP2010094588A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62160119A (ja) * | 1986-01-10 | 1987-07-16 | Hitachi Zosen Corp | 集塵機 |
JPH0194523U (ja) * | 1987-12-15 | 1989-06-22 | ||
JPH0253114U (ja) * | 1988-10-07 | 1990-04-17 | ||
JPH03229607A (ja) * | 1990-02-01 | 1991-10-11 | Ebara Infilco Co Ltd | バグフィルタ運転制御方法及びその装置 |
JPH08503654A (ja) * | 1992-11-26 | 1996-04-23 | アーベーベー、フレークト、アクチエボラーグ | バッグフィルタ装置のフィルタバッグを清掃するための方法 |
JPH07328363A (ja) * | 1994-06-15 | 1995-12-19 | Kobe Steel Ltd | バグフィルターにおける破損濾布検出方法 |
JP2007175635A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | バグ式集塵機 |
JP2007185584A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Jfe Engineering Kk | 除塵装置及び除塵方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011255362A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | 集塵装置 |
JP2013116466A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-06-13 | Total Business Solution:Kk | コアンダインジェクター |
JP2014176852A (ja) * | 2011-11-01 | 2014-09-25 | Tohoku Denki Tekko Co Ltd | コアンダインジェクター |
CN109289351A (zh) * | 2018-02-02 | 2019-02-01 | 东华大学 | 一种模块化立插式袋式除尘器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7585343B2 (en) | Filter cleaning system and method | |
CN102000466B (zh) | 燃气轮机入口过滤间的清洁设备和方法 | |
TWI380851B (zh) | 用於供應氣體至一液體之裝置 | |
US20080229927A1 (en) | Filter cleaning control system and method | |
JP2007245155A (ja) | ガスを除塵するための装置 | |
JP6728157B2 (ja) | クリーニング方法、制御装置及び接続デバイス | |
US20080022855A1 (en) | Filter cleaning system and method | |
JP2007175635A (ja) | バグ式集塵機 | |
JP6047523B2 (ja) | コアンダインジェクター | |
US20100275776A1 (en) | Cleaning pressure reduction through blowpipes | |
JP2010094588A (ja) | バグ式集塵機及びその使用方法並びにバグ式集塵機の設計方法 | |
US20210154611A1 (en) | Filter cartridge comprising a flow guiding device protruding from a filter element, filter system and method for cleaning a filter cartridge | |
KR101495057B1 (ko) | 이동식 필터 백 재생장치 | |
JP2008232341A (ja) | ダイヤフラムバルブ | |
WO2017104595A1 (ja) | 圧縮空気噴射装置 | |
EP3265207B1 (en) | Flow control device for a self-cleaning gas filtration system | |
JP5140048B2 (ja) | パルス式集塵装置 | |
JP2009113014A (ja) | バグフィルタ構造 | |
JP4368529B2 (ja) | 清浄化装置 | |
KR20160007268A (ko) | 이동식 필터 백 재생장치 | |
US20060108276A1 (en) | Cartridge filter system with lift tube | |
JP2000254428A (ja) | 溶接ヒューム回収装置 | |
KR20160007264A (ko) | 이동식 필터 백 재생장치 | |
JP6090797B2 (ja) | 集塵装置 | |
KR20160007263A (ko) | 이동식 필터 백 재생장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110413 |
|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20110413 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120229 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121108 |