JP2010093836A - 雑音装荷光ファイバ伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】WDMシステム性能を向上させるために、WDMシステムの不使用チャネルに雑音を装荷するためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】増幅器入力を小さくするかまたは増幅器出力のフィードバックを与えることによって、送信器増幅器の不使用チャネルに雑音を付与することができる。受信信号から送信器に雑音信号をループバックさせることもできる。
【選択図】図2

Description

本発明は光ファイバ伝送システムに関し、特に、システム性能を改善するための不使用システムチャネルへの雑音の装荷に関する。
光ファイバ伝送システムの伝送容量を最大化するため、単一の光ファイバを用いて波長分割多重システム(以降WDMシステム)と称される多重光信号を伝送することができる。最近のWDMシステムは高トラフィック容量、例えば10ギガビット/秒(以降Gb/秒)−64チャネルの伝送容量を有する。しかし、光リンクの展開初期時には、リンクは部分的にしか稼動させることができない。初期には、利用可能な総チャネル数の内の数チャネルしか情報を伝送するために用いることができない。
情報信号が長距離または光ファイバケーブルのリンク間にわたって伝送される場合、信号減衰を補償するために1つまたはそれより多くの増幅器を設けることができる。WDMシステムに用いられる増幅器の中には、容易に改変できず、完全に負荷がかけられたリンク(例えば64チャネルのそれぞれのチャネルが10GB/秒で伝送するリンク)をサポートするための容量に初めからつくられていなければならない増幅器がある。チャネル当りのパワーは増幅器からの増幅された自然放出雑音の存在において十分な信号対雑音比を提供するに十分でなければならず、完全に稼動している大容量システムに対しては大増幅器総出力パワーが必要になる。したがって、増幅器は公称光出力において光出力信号を供給するように構成される。公称出力パワーレベルは増幅器の入力におけるパワーの影響を受けない。増幅器の入力パワーが広い範囲にわたって変化しても出力パワーはこの公称出力パワーレベルを中心にして極めて僅かにしか変化しない。すなわち、光リンクが完全に稼動されると、それぞれのチャネルは実質的に等しい光パワーまで増幅される。展開されたシステムが初期に数チャネルしか情報のために用いなければ、増幅器出力パワーの全てがこれらのチャネルに分け与えられる。さらにチャネルが追加されるにつれて、チャネル当りの光出力パワーは減少していく。
光通信ネットワークにおいてファイバ媒質は非線形である。この非線形性はファイバの分散と相互作用し、ネットワーク性能を低下させる。(例えばチャネル当り10mWより大きい)大光パワーにおいて光信号は(チャネル当り1.0mWより小さい)小光パワーにおけるより大きく歪む。ネットワークの増幅器は実質的に一定の出力パワーレベルを有するから、展開初期時のチャネル当り光出力は完全に稼動されている光ネットワークにおけるチャネル当り光出力よりかなり高くなり得る。初期の大きなチャネル当りパワー及びシステムの非線形性の結果として、初期のネットワークの通信性能はネットワークが完全に稼動されているときの性能より劣ることになり得る。
したがって、稼動時に不使用システムチャネルがある光通信システムの通信性能を改善するためのシステム及び方法が必要とされている。
本発明にしたがう光通信システムの略図である 本発明にしたがう例示的なシステムの送信器の略図である 図2にしたがう例示的なシステムの動作を示す、例示的なパワー対波長のグラフである 図2にしたがう例示的なシステムの動作を示す、例示的なパワー対波長のグラフである 図2にしたがうシステムを用いた伝送実験についての例示的な伝送スペクトルを示す、パワー対波長のグラフである 図4の伝送スペクトルに対応する受信信号についてのQ対波長のグラフである 本発明にしたがう別の例示的なシステムの送信器の略図である 図6にしたがう例示的なシステムの動作を示す、例示的なパワー対波長のグラフである 図6にしたがう例示的なシステムの動作を示す、例示的なパワー対波長のグラフである 図8は本発明にしたがう別の例示的なシステムの略図である 図8Aは本発明にしたがう別の例示的なシステムの略図である 図8にしたがう例示的なシステムの動作を示す、例示的なパワー対波長のグラフである 図8にしたがう例示的なシステムの動作を示す、例示的なパワー対波長のグラフである 図8にしたがう例示的なシステムの動作を示す、例示的なパワー対波長のグラフである 本発明にしたがう例示的な受信器の略図である 本発明にしたがう例示的な送信器の略図である 本発明にしたがう別の例示的なシステムの略図である 図13は別の代替ループバック経路構成を備える、本発明にしたがう別の例示的なシステムの略図である 図13Aは別の代替ループバック経路構成を備える、本発明にしたがう別の例示的なシステムの略図である 本発明にしたがう別の代替受信器及びループバック経路構成の略図である 本発明にしたがう別の代替受信器及びループバック経路構成の略図である 本発明にしたがう別の例示的なシステムの略図である 雑音負荷ループバック信号に種雑音を付加するための例示的な構成を備える、本発明にしたがう別の例示的なシステムの略図である 雑音負荷ループバック信号に種雑音を付加するための、本発明にしたがう例示的な広帯域雑音源の略図である 本発明にしたがう別の例示的なループバック経路構成の略図である 対応するWDMシステムにおける使用チャネル数のアップグレードのための、図19Aの例示的なループバック経路構成の改変の略図である 対応するWDMシステムにおける使用チャネル数のアップグレードのための、図19Aの例示的なループバック経路構成の図19Bに続く改変の略図である 対応するWDMシステムにおける使用チャネル数のアップグレードのための、図19Aの例示的なループバック経路構成の図19Cに続く改変の略図である
同様の参照数字は同様の要素を表す添付図面とともに読まれるべき以下の詳細な説明が参照されるべきである。
ここで図1を見ると、本発明にしたがう例示的な光通信システム100が示されている。当業者であれば、システム100が説明を容易にするために極めて簡略化された2局間システムとして示されていることに気づくであろう。光通信システム100は、光ケーブル106に接続された端子130を備える。光ケーブル106は光信号を伝送するための複数のファイバ対を有することができ、端局130と端局120の間の光信号の双方向通信のための伝送経路を提供するために複数の(光増幅器を含む)中継器110並びに連結光ケーブル107及び108を介して端局120にリンクすることができる。
システム100は水104の中を渡すために用いることができる。水中、例えば海洋をまたいで用いられる場合、増幅器110は海洋底102に置くことができ、伝送経路は海岸上陸地点間にまたがることができる。複数の中継器及び光媒体リンクを水面下及び/または陸上に配置できることは理解されるであろう。
システム、例えばシステム100が、WDMシステムとして構成され、展開初期時に不使用チャネルがあれば、使用チャネル上の情報信号が中継器、例えば中継器110内のファイバ増幅器のパワーの全てを引き取る。したがって、使用チャネル上は過剰なチャネル当りパワーでシステム内を伝搬し、システムの非線形性による受信信号の劣化をもたらし得る。本明細書で用いられるように、「使用チャネル」はシステム上で情報信号を伝送しているWDMシステムチャネル位置を指し、「不使用チャネル」は情報を伝送する信号をもたないWDMシステムチャネル位置を指す。
全般的に、本発明にしたがうシステム及び方法は、送信器における初期情報チャネルにさらに雑音をシステムに装荷することによって上記問題に対処する。雑音は、広帯域、すなわち使用チャネル及び不使用チャネルにまたがることができ、あるいは不使用チャネル位置だけを含むようにフィルタリングすることができる。いずれの場合も、雑音は情報信号と同様に中継器のパワーを応分比例して引き取る。したがって、WDMチャネルの多くまたは全てが初期運用時から稼動するように見える。
図2は、本発明にしたがうシステム200の一例示的実施形態を簡略に示す。図示される例示的実施形態において、システム200は、1つまたはそれより多くの可変光アッテネーター(VOA)のような、パワーレベル調節器206にWDM信号204を伝送するために構成された信号源202を備える。パワー調節器206はWDM信号204の帯域幅にわたって所望の減衰を与え、減衰されたWDM出力信号208を光増幅器210,例えば定出力パワーエルビウムドープファイバ増幅器(EDFA)への入力として与えるように設定することができる。光増幅器は光増幅伝送系路上の伝送のために信号208を増幅するように構成することができる。
当業者には認められるであろうように、増幅器210は入力パワーのレベルに応じた雑音出力を供給する。増幅器210は一定の総出力パワーを供給するように設計され、したがって増幅器利得は入力パワーが下がるにつれて大きくなるから、増幅器210の雑音出力は入力パワーレベルが下がるとともに増幅器の帯域幅にわたって大きくなる。図示される実施形態200はこの特徴を用いて、第1の中継器に向かう、情報搬送WDM信号及びシステムの帯域幅にわたる雑音スペクトルを含む出力信号212を確立する。
例示的実施形態200の動作が図3A及び3Bに示される。図3A及び3Bは、λからλにわたる帯域幅を有し、使用チャネルを情報信号300,302を伝送する2つしか有していない、WDMシステムを示す。図3Aに示されるように、2つの使用チャネル300,302は光増幅伝送経路のそれぞれの中継器によって、大きすぎてシステム非線形性による信頼できるデータ伝送を達成できないことがある、初期パワーレベルPで送出され得る。それぞれの中継器における両使用チャネルについてのチャネル当り送出パワーがPまで下げられるように、増幅器210への使用チャネルのパワーをパワー調節器206によって下げることによって、雑音をシステム帯域幅にわたって付加することができる。
図3Bに示されるように、使用チャネルのパワーが十分に下げられて増幅器への入力に供給されれば、増幅器はチャネル300,302及びシステム帯域幅にわたる増幅された自然放出(ASE)雑音スペクトルを含む出力を供給する。増幅器出力は伝送WDM信号として伝送システムの光増幅経路に接続することができる。出力スペクトル内の雑音は、中継器パワーがシステムの使用チャネル及び不使用チャネルの両者にかけて分け与えられ得るように不使用チャネルを占める。
図4及び5は図2の構成にしたがう例示的システムを用いて行われた伝送実験の結果を示す。実験は約6653kmの全長及び24nmのシステム帯域幅において10Gb/秒−64チャネルの総容量を有するシステム上で行った。帯域の中心で100GHz間隔の8チャネルで信号を伝搬させた。チャネルパワーと増幅器発生雑音の最適バランスが得られるように8チャネルのそれぞれのパワーを反復して減衰させた。得られた伝送チャネルパワースペクトル400が図4に示される。
図5は8チャネルの全てについて性能を示すQ対波長のグラフである。図5の陰影付ゾーン500は完全稼動(全チャネルが使用されている)システムについての所望の性能を表す。図示されるように、図2にしたがう構成を用いて伝送される8チャネルのQ性能は、完全稼動システムについて期待される性能ゾーン内にあった。
当業者であれば、パワー調節器206によって設定される最適減衰レベルがシステム特性に依存し、反復によって決定でき、または受信信号を測定し、フィードバックループを介して補正信号を供給することによって確立できることを認めるであろう。さらに、減衰レベルはシステムへのチャネルの追加または削除に際して修正することができ、システムが完全に稼動される場合にはゼロに設定することができる。減衰レベルが大きくなるにつれて、増幅器発生雑音が大きくなり、伝送光信号帯雑音比(OSNR)が低下することは当然である。
図6は本発明にしたがうWDMシステムの別の例示的実施形態600を簡略に示す。図示される例示的システム600において、WDMシステムのチャネル当り光パワーはデータチャネルから離れた波長にある不使用チャネルに装荷雑音を供給するための制御された波長選択性光フィードバックレベルを用いて管理される。図示されるように、1つまたはそれより多くのデータ送信器TX1,...,TXNがWDMシステムの個々のチャネルに対応する波長上に情報信号を供給する。信号は光コンバイナー604によって結合させてWDM信号602にして、第2のコンバイナー606への入力に供給することができる。当業者であれば、光コンバイナーが様々な構成をとることができ、それぞれの入力の一部分を結合して共通出力にするように構成された受動デバイス及び/または能動デバイスを含み得ることを認めるであろう。アッテネーター608はWDM信号602内の情報信号のパワーレベルを調節するために光コンバイナー604と光コンバイナー606の間の経路に設けることができる。
光コンバイナー606の出力は光増幅器610、例えば定出力エルビウムドープファイバ増幅器(EDFA)の入力に接続することができる。増幅器610の出力は伝送WDM信号として伝送システムの光増幅経路614に接続することができる。当業者であれば、伝送WDM信号が情報信号及びシステム帯域幅にわたる増幅器で発生される雑音を含むことを認めるであろう。
図示される実施形態において、増幅器610の出力に光カップラ612が設けられる。当業者であれば、光カップラが光増幅器の出力をスペクトルが同じかまたは異なる2つの信号に分けるための手段を提供し、技術上良く知られた様々な構成をとり得ることを認めるであろう。カップラの出力の一方は伝送WDM信号614として供給することができ、出力の他方は波長選択性フィードバック経路616上のフィードバック信号として供給することができる。
フィードバック経路には、光増幅器610への入力と光増幅器出力のフィードバック部分の間の光コヒーレンスを弱めるための、コヒーレンスリデューサー618、例えば光ファイバのスプールを含めることができる。フィードバック経路616におけるレーザ発振作用を回避するため、コヒーレンスリデューサー618は、コヒーレンス長がフィードバックループの巡回距離よりかなり短くなるように、構成することができる。
フィードバック経路616には、データ信号を含むスペクトルの一部分をフィルタリングして取り除くためにフィードバック信号のスペクトルを整形するためのフィルタ620またはフィルタ群を設けることもできる。したがって、フィルタ620の出力はデータ信号がフィルタリングされて除かれた位置を含むシステム帯域幅にわたって増幅器610によって発生された雑音を有する。図示される実施形態においてはフィードバック経路が初めにコヒーレンスリデューサー616に接続され、次いでフィルタ620に接続されているが、当業者であれば、これらの素子の順序を逆にし得ることを認めるであろう。
図7Aは、システム帯域幅がλからλにわたり、単一データチャネルがλとλの間で伝送される、フィルタ620の出力についての簡単な例示的スペクトル700を示す。単一チャネル実施形態においては、図示されるように、伝送される情報信号を含む拒絶帯の外側の全ての信号を通過させる簡単なノッチフィルタとして、フィルタ620を構成することができる。複数の使用チャネルをフィルタリングするためのその他のフィルタ構成は、当業者には明らかであろう。
フィルタ620の出力は、アッテネーター622によって減衰させて、コンバイナー606に入力として供給することができる。したがって、コンバイナー606の出力にはデータ信号及びデータ信号がフィルタリングされた増幅器出力信号のコピーが含まれる。この信号は増幅されて、増幅器出力として供給される。図7Bは図6に示されるシステムに対応する例示的出力スペクトルを示す。図示されるように、出力信号には、情報信号702及び、フィードバックループから得られた、フィルタリングされた雑音装荷スペクトルが含まれる。雑音装荷量は、増幅器610の特性、アッテネーター608,622に対する設定及びフィルタ620の特性によって決定することができる。
次に図8を見れば、本発明にしたがうシステムの別の例示的実施形態800が示されている。図示される実施形態において、光伝送線路対の受信方向は伝送信号における不使用帯域幅に装荷するための雑音源として用いられる。図示されるように、受信増幅器802は光送信線路の送信ファイバ806と受信ファイバ804の対の第1のファイバ804上の信号を受信する。図9Aは、対応する情報信号900,902を伝送する2つの使用チャネルだけを有するシステムにおける増幅器802の出力についての初期の例示的なパワー対波長スペクトルを簡略に示す。図示されるように、増幅器の出力におけるスペクトルには情報信号900,902が、システム帯域幅に、すなわちλからλに、わたる雑音スペクトル904とともに含まれる。
増幅器802の出力は、処理のために、対応する受信器端子、例えばRX1,RX2に情報信号を分岐するように構成された1つまたはそれより多くのフィルタ801-1,801-2を含む一連の3点フィルタ808-1,808-2,...,808-Nを有することができる、受信器フィルタ構造に接続することができる。フィルタ数Nは送信または受信される情報チャネルの数と等しくすることができる。それぞれのチャネルは送信側の対応する1つのフィルタ及び受信側の1つのフィルタを有することができる。
図9Bは2つのデータチャネルが分岐された後の受信信号についての例示的なパワー対波長スペクトルを示す。図示されるように、データチャネルの位置における雑音スペクトル906は受信器フィルタ808-1,808-2,...,808-Nによってフィルタリングされている。
信号は、使用チャネルの位置から実質的に全ての雑音を除去するために、受信器端子のフィルタ構造の全体、例えばフィルタ808-1,808-2,...,808-Nを通過することができる。フィルタリングされた雑音信号は次いで雑音装荷ループバック経路810にある送信器にループバックさせ、パワー調節機構812及び既存の送信器フィルタ構造を通過させることができる。パワー調節機構は、例えばVOAまたはダイナミックイコライザーとして構成することができる。フィルタリングされた雑音信号にパワーがさらに必要とされる実施形態において、パワー調節器はフィルタリングされた雑音信号を増幅するための光増幅器として構成することができる。
送信器フィルタ構造も一連の3点光フィルタ814-1,814-2,...,814-N及び使用チャネル上に情報信号を付加するためのデータチャネル送信器、例えばTX1,TX2を有することができる。受信器からの雑音スペクトル及びデータチャネル送信器によって付加された情報信号は送信器の全フィルタ構造を通過し、次いで送信器増幅器816に入ることができる。増幅器816は送信器からの情報信号及び受信器からの雑音スペクトルを増幅することができ、増幅器への入力パワーレベルに依存する雑音をさらに付加することができる。
図9Cは送信器増幅器816の出力についての例示的なパワー対波長スペクトルを示す。図示されるように、増幅器816の出力は、不使用帯域幅に雑音を装荷するためのシステム帯域幅にわたる雑音スペクトル912とともに、使用チャネル上に高OSNRの情報信号908,910を含む。増幅器816の出力は送信ファイバと受信ファイバの対の光増幅送信ファイバ806上に供給することができる。
図8に示される実施形態は、チャネル分離が3点光フィルタを用いて達成されるシステムにおける雑音装荷を与える。図示される実施形態において、光伝送線路対の受信方向は不使用帯域幅への装荷のための雑音源として用いられる。別の雑音源を用いることができる。例えば、図8Aは、雑音源が独立の広帯域雑音源850,例えば光増幅器であることを除き、図8に示される構成と同様の構成を示す。広帯域雑音源850の出力は不使用帯域幅に雑音を装荷するために全送信器フィルタ構造を通過することができる。
図10及び11は、受信信号が雑音源として用いられ、チャネル分離が光インターリーブフィルタを用いて達成される、本発明にしたがう例示的な受信器1000及び送信器1100の構成を示す。本明細書に用いられるように、「光インターリーブフィルタ」は、入力光信号をフィルタリングして複数の離散スペクトル帯域を含む1つまたはそれより多くの出力にするための、1つまたはそれより多くの光フィルタ素子からなるいずれかの構成を指す。様々な光インターリーブフィルタ構成が当業者には既知である。例えば、普通のWDMチャネル分離で1つまたはそれより多くの出力を供給するための広帯域単一コンポーネント光インターリーブフィルタ構成が既知であり、市場で入手できる。当業者であれば、光インターリーブフィルタを個別のフィルタ素子のスタックで構成できることも認めるであろう。
図10に示される例示的な受信器構成1000は、複数のチャネル分離経路、例えば1004,1006上に、例えばパワースプリッタ(図示せず)を用いて、接続される出力を有する受信器増幅器1002を有する。図示されるチャネル分離経路はそれぞれ、光フィルタ1008,1008a,分散補正ファイバ1010,1010a、光増幅器1012,1012a、及び光インターリーブフィルタ1014,1014aを有することができる。光インターリーブフィルタ1014,1014aは、受信スペクトルをフィルタリングして、特定のチャネル間隔、例えば50GHz,66GHz等で現れる信号をもつ個別の出力1016,1016aを供給するように構成することができる。使用チャネル上の受信情報信号は、処理のために、フィルタ1014aから分岐させて対応する受信器端子RX1,...,RXNに接続することができる。不使用チャネル位置に対応し得る1つまたはそれより多くの出力、例えば出力1018は、送信器への入力として供給することができ、システム帯域幅にわたり、光インターリーブフィルタで確立されたチャネル間隔によって分離された、雑音信号を含むことができる。
図11に示される例示的な送信器1100は、データチャネル送信器、例えばTX1,...,TXNからの情報信号を結合してチャネルサブグループにするための、例えば縦続構成の、複数の光コンバイナー1102-1,...,1102-Nを有することができる。それぞれのコンバイナーの出力に与えられるサブグループはDCF1104-1,...,1104-N及び増幅器1106-1,...,1106-Nに接続され、他のサブグループと結合されて、伝送のためのWDM出力信号1108を光増幅伝送線路上に供給する。図示されるように、受信器からのフィルタ出力、例えば図10の出力1018は、結合してWDM信号にするためのコンバイナーの内の1つへの入力1110として供給することができる。
この結果、WDM出力信号1108のスペクトルは、使用チャネル上の情報信号とともに、受信器フィルタ構成によって分離された受信器からの雑音を含む。雑音信号はシステムチャネル間隔の整数倍で分離されているから、不使用チャネルにはチャネル帯域幅にしたがう帯域幅を有する雑音信号が装荷され、受信器から使用チャネルに雑音は付加されない。これにより、不使用チャネルには雑音が装荷されるが、使用チャネル上の情報信号については高OSNRが維持される。
次に図12を見れば、送信信号の不使用チャネルに装荷するための雑音源として送信ファイバと受信ファイバの対の受信ファイバ上の受信信号を用いる、本発明にしたがうシステムの別の例示的な実施形態1200が示されている。図示される例示的な実施形態において、使用チャネル上の情報信号を含むWDM信号1208を発生するために送信器1206が備えられる。WDM信号は送信器増幅器1210に接続され、第1の光増幅送信経路1204,例えば伝送線路ファイバ対の第1のファイバ上を伝送される。伝送信号は受信器増幅器1212で受信される。受信器増幅器1212の出力は、受信情報信号を使用チャネル上に分岐させるための受信器端子1218に出力1216を供給する、光インターリーブフィルタ1214の入力に接続することができる。
フィルタの別の出力は、第2の光増幅伝送経路1202,例えば逆の伝送方向に対応する伝送線路ファイバ対の第2のファイバに、第2の経路上のいくつかの不使用チャネルに雑音信号を装荷するために、ループバックさせることができる。図示されるように、光インターリーブフィルタ1214の雑音装荷出力1220は、VOAまたはダイナミック利得イコライザーのようなパワー調節器1222を有する、雑音装荷ループバック経路上に供給することができる。光カップラ1224が、送信器1226によって発生された、使用チャネル及び不使用チャネルを含む、WDM信号を伝送する経路にパワー調節器1222の出力を結合させることができる。
フィルタ1214は、WDM信号の不使用チャネル上に雑音が付加されたWDM信号には雑音が結合されるが、使用チャネル上には雑音が結合されないように、送信器1226からのWDM信号と結合するための雑音スペクトルを供給するように構成することができる。結合された雑音とWDM信号は送信器増幅器1228への入力に供給される。増幅器1228の出力は第2の光増幅伝送経路1202上を受信器増幅器1230に伝送することができる。受信器増幅器1230の出力は、使用チャネル上に受信情報信号を分岐させるために受信器端子1234に出力1236を供給する、光インターリーブフィルタ1232の入力に接続することができる。
光インターリーブフィルタ1232の別の出力は、第1の光増幅伝送経路1204上の不使用チャネルに雑音信号を装荷するために、第1の経路にループバックさせることができる。図示されるように、光インターリーブフィルタの雑音装荷出力はパワー調節器1240を有する雑音装荷ループバック経路1238上に供給することができる。パワー調節器は雑音波長の帯域幅にわたる減衰を与えるためのVOAまたはダイナミック利得イコライザーとして構成することができる。パワー調節器はまた、あるいは、1つまたはそれより多くの特定の雑音波長または雑音波長帯域のパワーレベルを制御するための損失フィルタとして構成することもできる。例えばパワー調節器は一対のアレイ配列導波路回折格子(AWG)として構成することができる。それぞれの経路上の波長を選択的に減衰させることによってループ利得形状を制御するために対応するアッテネーターに接続された相異なる経路上の雑音波長を一方のAWGで物理的に分離することができる。減衰された雑音波長を他方のAWGで結合して共通の経路に戻すことができる。ループバック経路はまた、あるいは、雑音波長の特性を制御するための、別の波長制御器1280,例えば、スペクトルフィルタ、増幅器等、またはこれらの組合せを有することもできる。例えば、波長制御器1280は、伝送中の雑音波長の広がりを制限するための、1つまたはそれより多くの、分岐フィルタまたは帯域通過フィルタ、例えば高精細ファブリ−ペロフィルタを有することができる。
図示される例示的な実施形態において、光カップラ1242は、送信器1206によって発生され、使用チャネル及び不使用チャネルを含む、WDM信号1208を伝送する経路に波長制御器1280の出力を結合する。光インターリーブフィルタ1232は、雑音がWDM信号の不使用チャネル上には付加されるが、使用チャネル上には付加されないで、WDM信号に雑音が結合されるように、送信器1206からのWDM信号と結合させるための雑音スペクトルを供給するように構成することができる。
したがって、伝送線路上の両伝送方向における不使用チャネルには別途に受信された信号からの雑音を装荷することができるが、使用チャネル上への雑音の付加は回避することができる。これにより、使用チャネル上の情報信号に対して高OSNRが維持される。さらに、両伝送方向に対する個別の雑音信号割当てにより雑音伝搬を切り離すことができ、したがってシステムにおける不安定性を抑制できる。それぞれの雑音装荷ループバック経路のパワー調節器1222,1240は、受信信号から引き出される雑音を減衰させて、光増幅経路1202及び1204を通る伝送中に適切なチャネル当りパワーレベルを維持するために、調節することができる。パワー調節器によって与えられる減衰レベルは、増幅器構成及び光インターリーブフィルタ構成を含むシステム特性に依存し得る。
本発明にしたがう実施形態のいくつかにおいて、雑音装荷ループバック経路を通って巡回する雑音は、特定の波長選択器を多数回通過することができる。この結果、通過帯域挟化による雑音波長の帯域幅の縮小がおこり得る。この効果を緩和するため、雑音装荷ループバック経路のフィルタ、すなわち光インターリーブフィルタ1214及び1234を平坦通過帯域特性をもつように構成することができる。
図13は、2つの伝送方向における装荷雑音伝搬が切り離されている、本発明にしたがうシステムの別の例示的な実施形態1300を示す。図示されるように、経路間の雑音の分離はシステムのいずれかの側の受信端における多段光インターリーブフィルタ構成を用いて達成することができる。図示される例示的な実施形態において、受信器増幅器1230の出力は、第2の光インターリーブフィルタ1304及び第3の光インターリーブフィルタ1306への入力として供給される出力を有する第1の光インターリーブフィルタ1302に接続することができる。第2及び第3の光インターリーブフィルタの信号出力Sはそれぞれ、使用チャネル上の情報信号を分岐させるための受信器端子1308,1310に接続することができる。光インターリーブフィルタ1306の出力A及び光インターリーブフィルタ1304の出力Bは異なるスペクトル位置にある雑音波長を搬送することができる。図示される実施形態において、光インターリーブフィルタ1304の出力Bは終端させることができ、光インターリーブフィルタ1306の出力Aからの雑音装荷波長は、伝送経路上の不使用チャネルに、例えば上述した態様で、雑音を装荷するために雑音装荷ループバック経路1238に供給することができる。
同様の構成を、光インターリーブフィルタ1312,1314及び1316を用いて、伝送経路の他方の側に設けることができる。光インターリーブフィルタ1312,1314及び1316はそれぞれ、基本的に光インターリーブフィルタ1302,1304及び1306の複製とすることができ、よって光インターリーブフィルタ1316の出力Aにおける雑音波長は基本的に光インターリーブフィルタ1306の出力Aにおける雑音波長と同じ位置にあり、光インターリーブフィルタ1314の出力Bにおける雑音波長は基本的に光インターリーブフィルタ1304の出力Bにおける雑音波長と同じ位置にある。図示されるように、増幅器1212の出力は光インターリーブフィルタ1314及び1316への入力として供給される出力を有する光インターリーブフィルタ1312に接続することができる。光インターリーブフィルタ1314及び1316の信号出力Sはそれぞれ、使用チャネル上の情報信号を分岐させるために受信器端子1318,1320に接続することができる。伝送システムのこの側では、光インターリーブフィルタ1316の出力Aを終端させることができ、光インターリーブフィルタ1314の出力Bを伝送経路上の不使用チャネルに雑音を装荷するために雑音装荷ループバック経路1220上に供給することができる。
この構成において、合計で局当り2つの光インターリーブフィルタポート、すなわち、光インターリーブフィルタ1306または1316のポートA及び光インターリーブフィルタ1304または1314のポートBは、信号伝送に用いられない。これらのポートは雑音装荷に利用可能なポートである。十分な雑音装荷をそれぞれの局において達成するには1つのポートしか必要ではなく、よって増幅光経路のそれぞれの末端における局は雑音装荷のために異なる光インターリーブフィルタを用いることができる。これにより雑音波長は2つの伝送方向に分離される。単段光インターリーブフィルタ構成を組み込んでいるシステムにおいて、巡回雑音を分離するための多段構成を与えるためには、それぞれの伝送方向について光インターリーブフィルタを、例えば雑音装荷ループバック経路に、さらに付加することができる。
巡回雑音波長に対する通過帯域挟化の効果を回避するため、中心周波数を、光インターリーブフィルタ1302の中心周波数から若干ずらして、光インターリーブフィルタ1306を構成することができる。また、当業者であれば、光インターリーブフィルタの多くで通過帯域の中心周波数に温度依存性があることを認めるであろう。温度の変動は光インターリーブフィルタ通過帯域の中心周波数のディザーを生じさせ得る。したがって、雑音装荷ループバック経路上の受信器雑音を分離するために温度依存フィルタ、例えば光インターリーブフィルタ1306を設け、フィルタ中心周波数にディザーを生じさせるために温度を変調することによって、本発明にしたがう態様でシステム不安定性を抑制することができる。当業者であれば、光インターリーブフィルタに温度変調を与えるための様々な構成を認めるであろう。
図13Aは本発明にしたがう別の例示的な実施形態1350を示す。図示される例示的な実施形態において、光インターリーブフィルタの出力A、Bにおける雑音波長は経路の相対するそれぞれの側で終端されず、送信器にループバックされる。図示されるように、光インターリーブフィルタ1304の出力Bからの雑音波長はパワー調節器1354を有する雑音装荷ループバック経路1352に供給される。ループバック経路1352はループバック経路1238と比べて、例えばパワー調節器1354を高減衰レベルに設定することにより、比較的高損失の経路とすることができる。光カップラ1356でパワー調節器1354の出力を雑音装荷ループバック経路1238に結合することができる。
伝送経路の反対側では、光インターリーブフィルタ1316の出力Aからの雑音波長がパワー調節器1360を有する雑音装荷ループバック経路1358に供給される。ループバック経路1358はループバック経路1220と比べて、例えばパワー調節器1360を高減衰レベルに設定することにより、比較的高損失の経路とすることができる。光カップラ1362でパワー調節器1360の出力を雑音装荷ループバック経路1220に結合することができる。
この構成においては、伝送経路のそれぞれの側における相異なる一組の雑音波長が、より高い光パワーを搬送することができる。例えば、送信器1206から受信器1320及び1318への伝送方向においては、光雑音パワーの大部分を光インターリーブフィルタ1306の出力Aからの波長で搬送することができ、逆方向においては、光雑音パワーの大部分を光インターリーブフィルタ1314の出力Bからの波長で搬送することができる。出力Aからの雑音波長の光パワーと出力Bからの雑音波長の光パワーの最大許容比は送信器増幅器1210,1228の装荷要件によって決定される。
図14は本発明にしたがうシステムの別の例示的な実施形態1400を示す。図示される例示的な実施形態においては、1つまたはそれより多くの変調器1402を雑音装荷ループバック経路1238に配置することができる。変調器1402は、同じ雑音が2つの雑音装荷ループバック経路及び伝送経路を通って無限に巡回することのないように、ループされる雑音についておこり得る巡回の数を減少させるように動作することができる。一実施形態において、変調器1402は音響光学変調器(AOM)のような周波数偏移デバイスとすることができる。
別の実施形態において、変調器1402はオン/オフ変調器として構成することができ、変調器1402については様々な構成が当業者に知られているであろう。いかなるシステム不安定性も、光伝送経路内の増幅器(例えば中継器110)の緩和時間の逆数より高い周波数による雑音(例えば光インターリーブフィルタ1323の雑音出力)波長のオン/オフ変調で抑制することができる。すなわち、準連続波雑音装荷が未使用チャネルに施されるが、不安定性は断ち切られる。雑音装荷のループ性により、雑音波長の同期オン/オフ変調が有用であり得る。また、変調は連続的または断続的に行うこともできる。
図15は本発明にしたがうシステムの別の例示的な実施形態1500を示す。図示される実施形態では、データ伝送と干渉することなく雑音波長に時間遅延寄与を付加するために、雑音装荷ループバック経路に多重経路干渉(MPI)が実施される。図示されるように、パワー調節器1240の出力を別々の2つの経路1502,1504に接続することができる。2つの経路の内の第1の経路1504はファイバセグメント1506,例えばファイバスプールを有することができ、2つの経路の内の第2の経路1502はパワー調節器1508を有することができる。パワー調節器1508の出力は、ファイバセグメント1506からでてくる信号と結合させて、雑音装荷ループバック経路1238にMPIを確立することができる。
図16は本発明にしたがうシステムの別の例示的な実施形態1600を示す。図示される例示的な実施形態では、図示されるように、第1及び第2のファイバ対が雑音装荷ループバック経路を含むように構成される。ファイバ対間にわたる第1及び第2の雑音装荷ループバック経路によってそれぞれのファイバ対内の雑音のそれぞれの巡回において雑音成分が付加される。
詳しくは、受信器経路1202から送信器経路1204に第1の雑音装荷ループバック経路1238を設けることができ、受信器経路1202aから送信器経路1204aに第2の雑音装荷ループバック経路1238aを設けることができる。カップラ1606がループバック経路1238上の雑音信号の一部分をループバック経路1602に結合させ、カップラ1600がループバック経路1602上の雑音をループバック経路1238aに結合させる。また、カップラ1614がループバック経路1238a上の雑音信号の一部分をループバック経路1610に結合させ、カップラ1608がループバック経路1610上の雑音をループバック経路1238に結合させる。ループバック経路1238,1238a,1602,1610のそれぞれは結合強度を調節するためのパワー調節器1604,1612を有することができる。
光インターリーブフィルタ1232,1232a,1214,1214aは、基本的に互いにそれぞれの複製とすることができ、よって光インターリーブフィルタのそれぞれの出力Aにおける雑音波長は基本的に同じ位置にある。図示されるように、経路1610及び1602から経路1238,1238a上にそれぞれ雑音を供給することにより、無限に再巡回する雑音にともなう不安定性が抑制される。
図17は本発明にしたがうシステムの別の例示的な実施形態1700を示す。図示される例示的な実施形態では、再巡回雑音にともなう不安定性が種雑音構成を用いて抑制される。図示されるように、広帯域雑音源1702,例えばASE源の出力が光インターリーブフィルタ1704の入力に接続される。当業者であれば、低入力パワーを増幅器に供給することによって、EDFAのような、光増幅器をASEとして構成できることを認めるであろう。また、システム内のいかなる不使用ファイバ対も、あるいは安定動作に十分な使用チャネルをもつファイバ対も、広帯域雑音源として用いることができる。
光インターリーブフィルタ1704は、システムのチャネル間隔にしたがうチャネル間隔に広帯域源を分離するように構成することができる。光インターリーブフィルタ1704の出力1706は、光インターリーブフィルタ1704から出力される雑音波長のパワーレベルの調節を可能にするためのパワー調節機構1708に接続することができる。パワー調節機構1708の出力はカップラ1710を介して雑音装荷ループバック経路1238上に結合させることができる。カップラ1712の独立出力ポートを別の伝送線路対に対する雑音源として用いることができる。
図示される例示的な実施形態では、雑音装荷ループバック経路を巡回する雑音波長が巡回毎に広帯域雑音源1702から引き出される雑音波長である程度置き換えられる。したがって、不安定性を許容レベルに抑制するに十分な独立雑音が雑音装荷ループバック経路1238に付加される。不使用チャネルへの雑音装荷がもはや必要ではないようなレベルまで使用チャネル数を増加させるためにシステムを再構成する場合には、広帯域雑音源1702を雑音装荷ループバック経路1238から完全に切り離すことができる。
別の実施形態において、経路1238上に供給される受信器からの雑音を含まない不使用帯域幅にある雑音を広帯域雑音源によって供給することができる。例えば、受信器経路1202をループバック経路1238から完全に切り離すことができ、あるいはパワー調節器1240を無限大の減衰レベルに設定することができる。そうすることで、雑音波長及び種雑音を広帯域雑音源1702から得られるであろう。
図17に関して説明したような種雑音付加を与えるための単一広帯域雑音源1702は、例えば、伝送ケーブルの全ての対が単一雑音源で雑音が供給されるように、複数の線路対に雑音を供給することができる。図18は本発明にしたがう例示的な雑音源構成1800を示す。図示されるように、広帯域雑音源1702の出力は光インターリーブフィルタ1704の入力に接続することができる。光インターリーブフィルタはシステムのチャネル間隔にしたがうチャネル間隔に広帯域雑音源を分けるように構成することができる。光インターリーブフィルタの出力1802,1804は多段フィルタ構造に接続することができる。図示される例示的な実施形態においては、光インターリーブフィルタの出力をそれぞれ第1の初段フィルタ1806及び第2の初段フィルタ1808に接続することができ、初段フィルタ1806,1808のそれぞれの出力を対応する第2段フィルタ1710,1812及び1814,1816にそれぞれ接続することができる。したがって、第2段フィルタは、種雑音を伝える、合せて8つの出力1818を、ケーブルの8つのファイバ対に供給することができる。
本発明にしたがうシステムが設置されると、雑音装荷ループバック経路を修正して追加使用チャネルのスペクトル位置から雑音を除去することによって、総システム使用チャネル数のアップグレードを達成することができる。雑音装荷ループバック経路上に特定の雑音波長を供給している1つまたはそれより多くの光インターリーブフィルタを組み込んでいる構成においては、例えば、ある雑音波長の位置に使用チャネルが追加される場合、追加使用チャネルの位置における雑音波長を除去するように雑音装荷ループバック経路を改変することができる。総使用チャネル数のアップグレートに対する簡単な手法の1つは、雑音装荷ループバック経路を完全に取り除くことであろう。しかしこの手法は、システムアーキテクチャに依存して、全システムチャネルについて、チャネルパワーを、例えば約3dB、高める結果になり得る。かなりのチャネルパワーの増大は、伝送経路の非線形性にともなう難点を悪化させ得る。したがって、雑音装荷ループバック経路を有するシステムにおける総システム使用チャネル数のアップグレード時にはチャネルパワーの増大を最小限に抑えることが有用であり得る。
図19A〜19Dは、チャネルパワーの大きな増大を生じさせずに総使用チャネル数をアップグレードするために構成が順次に改変される雑音装荷ループバックの例示的な実施形態を示す。図19Aは雑音装荷ループバック経路にMPIを有するシステム1900の初期構成を表す。図示される例示的な実施形態は図15に示される実施形態と同様であるが、経路1504にパワー調節器1902を有する。
システム1900の総使用チャネル数をアップグレードするため、図19Bに示されるように、経路1502または経路1504の一方をカップラ1908から切り離すことができる。図示される実施形態では、経路1504が切り離されている。これにより、光インターリーブフィルタ1232からの全ての雑音波長は、経路1502及びパワー調節器1505を通して、ループバック経路に存在したままになり、図示される実施形態においては伝送チャネルパワーが1.25dB増大する結果となる。
開経路1504においてファイバセグメント1506を取り外すことができ、アップグレードチャネルに指定されたスペクトル位置にある雑音波長を分岐させるために1つまたはそれより多くのフィルタを経路に付加することができる。説明を明解かつ容易にするため、図示される実施形態は、対応する雑音波長を経路1504から経路1906上に分岐するために構成された単一の3点フィルタ1904を有する。しかし、それぞれが1つまたはそれより多くの雑音波長を分岐させるための、いかなる数のフィルタも設け得ることは当然である。また、フィルタは光経路から1つまたはそれより多くの選択された波長を分岐させるための技術上既知の様々な形態のいずれをとることもできる。
フィルタ1904(または複数のフィルタ)が装着されると、図19Cに示されるように、経路を再びカップラに接続することができる。次いで、図19Dに示されるように、経路1502をカップラ1908から切り離し、パワー調節器1508を取り除くことができる。パワー調節器1902を、フィルタ1904の挿入損失+パワー調節器1902の損失がパワー調節器1508及びファイバセグメントの損失+3dBに実質的に等しくなるように、構成することによって、図19Dのアップグレードされたシステムにおける全てのチャネルのパワーをそれぞれの元のレベルに戻すことができる。
以降のチャネルアップグレードは同様の方策を用いて達成することができる。詳しくは、アップグレードチャネルの指定されたスペクトル位置にある雑音波長を分岐させるために、開経路、すなわち図19Dの経路1502にフィルタを付加することができる。次いで、開経路を再び接続し、先にアップグレードした経路、すなわち図19Dの経路1504を切り離すことができる。同じく、アップグレードしたチャネルのパワーが以前のチャネルと同じレベルになることが保証されるように、新しくアップグレードした経路によって与えられる損失を設定することができる。
本明細書に説明した実施形態は本発明を用いるいくつかの実施形態の内のいくつかに過ぎず、限定としてではなく、説明として、ここに述べたものである。本明細書に説明した特定の構成はいずれも、本明細書に説明した1つまたはそれより多くの他の構成と組み合わせて、本発明にしたがうシステムを構成することができる。例えば、広帯域雑音を発生するために、送信器増幅器への入力パワーを減少さるためのパワー調節器を有する構成は、雑音波長を付加するための光インターリーブフィルタからのループバック経路と組み合わせることができる。添付される特許請求の範囲に定められるような本発明の精神及び範囲を実質的に逸脱することなく、当業者には容易に明らかであろう、多くの、その他の実施形態がなされ得る。
100,200 光通信システム
106,107,108 光ケーブル
110 中継器
120,130 端子
202 信号源
204 WDM信号
206 パワー調節器
208 減衰WDM出力信号
210 光増幅器
212 出力信号

Claims (26)

  1. 光増幅伝送系路上でWDM信号を伝送する方法において、
    少なくとも1つの不使用チャネルを含み、少なくとも1つの情報信号を対応する使用チャネル上に含む、システム帯域幅にわたるソース信号を供給する工程
    増幅された自然放出(ASE)雑音を前記不使用チャネル上に分与する工程、及び
    前記不使用チャネル上にASE雑音を付与する前記工程後に前記光増幅伝送経路上の前記ソース信号を結合する工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. WDM(波長分割多重)光システムにおいて、
    前記WDM光システムの少なくとも1つの使用チャネル及び少なくとも1つの不使用チャネルを含むWDM信号を供給するように構成されたWDM送信器であって、前記少なくとも1つの使用チャンネルがその上に上方信号を有するものであるWDM送信器、
    前記WDM信号を増幅するために構成された少なくとも1つの光増幅器、及び
    前記増幅器の出力の一部分をフィードバック信号として前記増幅器の入力に接続する雑音装荷フィードバック経路、
    を備えることを特徴とするシステム。
  3. 前記フィードバック経路が前記増幅器出力の前記部分からの前記情報信号をフィルタリングするように構成された少なくとも1つのフィルタを有することを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. 前記フィードバック経路が前記増幅器出力と前記フィードバック信号の間の光コヒーレンスを弱めるように構成されたコヒーレンスリデューサーを有することを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  5. 前記フィードバック経路が前記増幅器出力の前記部分の少なくとも一部分を減衰させるように構成された光アッテネーターを有することを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  6. 前記光増幅器が、前記使用チャネル上に前記情報信号のそれぞれを含み、前記不使用チャネルに雑音を含む、出力を供給するために前記WDM信号及び前記フィードバック信号を増幅するように構成されることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  7. 光増幅伝送系路上でWDM信号を伝送する方法において、前記方法が、
    少なくとも1つの不使用チャネルを含み、少なくとも1つの情報信号を対応する使用チャネル上に含む、ソース信号を供給する工程、
    光増幅器において前記ソース信号を増幅する工程、
    前記光増幅器の出力の一部分を雑音装荷フィードバック経路上に結合する工程、
    前記出力の前記部分から前記情報信号を取り除くために前記雑音装荷フィードバック経路上の前記出力の前記部分をフィルタリングする工程、及び
    前記フィルタリングされた出力をフィードバック信号として前記光増幅器の入力に接続する工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  8. WDM(波長分割多重)光システムにおいて、
    送信器ファイバ経路上を伝送され、少なくとも1つの使用チャネル及び少なくとも1つの不使用チャネルを有する、ソース信号を含むWDM信号を供給するように構成されたWDM送信器、
    受信器ファイバ経路上の、前記少なくとも1つの使用チャネル及び前記少なくとも1つの不使用チャネルを有する、受信器WDM信号を受信するように構成されたWDM受信器であって、前記少なくとも1つの使用チャンネルがその上に上方信号を有するものであるWDM送信器、及び
    前記受信器WRM信号の一部分を雑音装荷ループバック信号として前記送信器に接続し、する雑音装荷ループバック経路、
    を備え、よって
    前記伝送されるWDM信号が前記ソース信号及び前記雑音装荷ループバック信号の少なくとも一部分を含むこととなる雑音装荷ループバック経路、
    を備え、
    ることを特徴とするシステム。
  9. 前記受信器WDM信号が前記使用チャネルのそれぞれについて受信された情報信号を含むことを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  10. 前記受信器が前記受信器WDM信号の前記部分から前記受信された情報信号をフィルタリングするように構成された少なくとも1つのフィルタを有することを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  11. 前記受信器が前記受信器WDM信号の少なくとも一部分から雑音波長をフィルタリングするための少なくとも1つの光インターリーブフィルタを有し、前記光インターリーブフィルタが前記雑音装荷ループバック経路上に前記雑音波長を供給するために前記雑音装荷ループバック経路に接続されることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  12. 前記受信器が前記受信器WDM信号の少なくとも一部分から第1の雑音波長をフィルタリングするための第1の光インターリーブフィルタを有し、前記第1の光インターリーブフィルタが前記雑音装荷ループバック経路上に前記第1の雑音波長を供給するために前記雑音装荷ループバック経路に接続され、前記受信器が前記受信器WDM信号の少なくとも一部分から第2の雑音波長をフィルタリングするための第2の光インターリーブフィルタを有し、前記第2の光インターリーブフィルタが第2の雑音装荷ループバック経路に接続され、前記第2の雑音装荷ループバック経路が前記雑音装荷ループバック経路上に前記第2の雑音波長を供給するために前記雑音装荷ループバック経路に接続されることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  13. 前記システムが、
    前記送信器ファイバ経路上の前記伝送WDM信号を受信するように構成された第2のWDM受信器、
    前記受信器ファイバ経路上の前記受信器WDM信号を送信するように構成された第2のWDM送信器、及び
    前記伝送WDM信号の一部分を第2の雑音装荷ループバック信号として前記第2の送信器に接続し、する第2の雑音装荷ループバック経路、
    をさらに備え、よって
    前記受信器WDM信号が前記第2の雑音装荷ループバック信号の少なくとも一部分を含むこととなる第2の雑音装荷ループバック経路、
    をさらに備え、
    ことを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  14. 前記雑音装荷ループバック経路が前記受信器WDM信号の前記部分を減衰させるために構成されたパワー調節器を有することを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  15. 前記雑音装荷ループバック経路が前記受信器WDM信号の前記部分を変調するための変調器を有することを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  16. 前記変調器が前記受信器WDM信号の前記部分にオン/オフ変調を施すように構成されることを特徴とする請求項15に記載のシステム。
  17. 前記変調器が前記伝送WDM信号を受信するための光伝送経路にある少なくとも1つの増幅器の緩和時間の逆数よりも高い周波数において前記オン/オフ変調を施すように構成されることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
  18. 前記雑音装荷ループバック経路が多重経路干渉部を有し、前記受信器WDM信号の前記部分が単一の経路上に結合される末端を有する第1の経路と第2の経路の上に分けられることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  19. 前記システムが、
    第2の送信器ファイバ経路上に、少なくとも1つの第2の送信器使用チャネル及び少なくとも1つの第2の送信器不使用チャネルを有する第2のソース信号を含む、第2の伝送WDM信号を供給するように構成された第2のWDM送信器、
    第2の受信器ファイバ経路上の、前記少なくとも1つの第2の送信器使用チャネル及び前記少なくとも1つの第2の送信器不使用チャネルを含む、第2の受信器WDM信号を受信するように構成された第2のWDM受信器、
    前記第2の受信器WDM信号の一部分を第2の雑音装荷ループバック信号として前記第2のWDM送信器に接続し、よって前記第2の伝送WDM信号が前記第2のソース信号及び前記第2の雑音装荷ループバック信号の少なくとも一部分を含むこととなる第2の雑音装荷ループバック経路、及び
    前記第2の受信器WDM信号の一部分を第3の雑音装荷ループバック信号として前記WDM送信器に接続し、よって前記伝送WDM信号が前記ソース信号、前記雑音装荷ループバック信号の前記少なくとも一部分及び前記第2の雑音装荷ループバック信号の前記少なくとも一部分を含むこととなる第3の雑音装荷ループバック経路、
    をさらに備え、よって
    前記第2の伝送WDM信号が前記第2のソース信号及び前記第2の雑音装荷ループバック信号の少なくとも一部分を含み、
    前記伝送WDM信号が前記ソース信号、前記雑音装荷ループバック信号の前記少なくとも一部分及び前記第2の雑音装荷ループバック信号の前記少なくとも一部分を含む、
    ることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  20. 前記システムが、
    前記受信器WDM信号の一部分を第4の雑音装荷ループバック信号として前記第2のWDM送信器に接続し、よって前記第2の伝送WDM信号が前記第2のソース信号、前記雑音装荷ループバック信号の前記少なくとも一部分及び前記第2の雑音装荷ループバック信号の前記少なくとも一部分を含むこととなる第4の雑音装荷ループバック経路、
    をさらに備える、よって
    前記第2の伝送WDM信号が前記第2のソース信号、前記雑音装荷ループバック信号の前記少なくとも一部分及び前記第2の雑音装荷ループバック信号の前記少なくとも一部分を含む、
    ことを特徴とする請求項19に記載のシステム。
  21. 前記システムが、
    種雑音を前記雑音装荷ループバック経路に接続するために前記雑音装荷ループバック経路に接続し、よって前記伝送WDM信号が、前記ソース信号、前記種雑音の少なくとも一部分及び前記雑音装荷ループバック信号の前記少なくとも一部分を含むこととなるされた広帯域雑音源、
    をさらに備える、よって
    前記伝送WDM信号が、前記ソース信号、前記種雑音の少なくとも一部分及び前記雑音装荷ループバック信号の前記少なくとも一部分を含む、
    ことを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  22. 光増幅伝送系路上でWDM信号を伝送する方法において、
    受信器ファイバ経路上の受信器WDM信号を受信する工程、
    前記受信器WDM信号の少なくとも一部分を雑音装荷ループバック信号として送信器に接続する工程、及び
    送信ファイバ経路上に、少なくとも1つの使用チャネル及び少なくとも1つの不使用チャネルを有するソース信号並びに前記雑音信号装荷ループバック信号の少なくとも一部分を有するソース信号を含む、伝送WDM信号を供給する工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  23. WDM(波長分割多重)光システムにおいて、
    送信器ファイバ経路上に、少なくとも1つの使用チャネル及び少なくとも1つの不使用チャネルを有するソース信号を含む、伝送WDM信号を供給するように構成されたWDM送信器、及び
    雑音信号を供給するために前記送信器に接続された広帯域雑音源、
    を備え、よって
    前記WDM信号が前記ソース信号及び前記雑音信号を含む、
    ことを特徴とするシステム。
  24. 前記送信器が複数の送信器フィルタを有し、前記送信器フィルタのそれぞれが前記使用チャネルの内の対応する1つを前記ソース信号に結合し、前記広帯域雑音源が前記複数の送信器フィルタに接続されることを特徴とする請求項23に記載のシステム。
  25. 前記広帯域雑音源が光インターリーブフィルタを介して前記送信器に接続され、前記雑音信号が前記光インターリーブフィルタから出力される離散雑音波長を含むことを特徴とする請求項23に記載の方法。
  26. 不使用チャネル上に雑音を供給するための雑音装荷ループバック経路を備え、前記雑音装荷ループバック経路が単一経路上に結合される末端を有する第1及び第2の経路を有するWDM(波長分割多重)光システムを、少なくとも1つの追加使用チャネルを含めるためにアップグレードする方法において、前記方法が、
    前記少なくとも1つの追加使用チャネルに対応するスペクトル位置から雑音をフィルタリングするための少なくとも1つのフィルタを有するように前記第1の経路を改変する工程、及び
    前記第2の経路を前記単一経路から切り離す工程、
    を含むことを特徴とする方法。
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