JP2010093739A - 特定装置、特定方法および特定プログラム - Google Patents

特定装置、特定方法および特定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】発信間隔を大きくして迷惑電話またはワン切りを行っている端末を適切に特定することを課題とする。
【解決手段】SIP URI特定装置10は、各端末間で送受信されるSIPパケットから、SIPパケットの送受信に関する送受信情報を抽出し、抽出された送受信情報を用いて、各端末の統計データまたは二つの端末の組み合わせごとの統計データを抽出し、抽出された各端末の統計データまたは二つの端末の組み合わせごとの統計データを用いて、発信間隔に依存しないパラメータを算出し、パラメータを用いて、データパケットの送信元である発信元端末が迷惑電話またはワン切りを行う端末であることの信頼度を示すスコアを計算し、算出されたスコアが所定の閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、発信元端末を迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、IPネットワークにおけるSIPクライアントに対して迷惑電話やワン切りを行うSIP URIを特定する特定装置、特定方法および特定プログラムに関する。
従来方式では、ISPにSIPシグナリング取得装置を導入し、図20に示すようにSIP URIごとの一定期間INVITE量を測定することによりコールレートを算出し、コールレートが閾値を超えた場合に、そのSIP URIが機械による自動音声の迷惑電話行為(例えば、機械による自動音声の迷惑電話やワン切り等)に利用されていると判断し、迷惑電話を行うSIP URIを特定する方式が知られている(非特許文献1参照)。
例えば、図20に示す例を用いて説明すると、SIP URIが「050XXXX1111」の端末のコールレートについては、他のSIP URIの端末に比べ非常に高く、そのコールレートが所定の閾値を超えているので、SIP URIが「050XXXX1111」の端末を迷惑電話やワン切りを行うユーザの端末であると判定している。
また、機械による自動音声の迷惑電話は、SPIT(Spam over Internet Telephony)と呼ばれている。つまり、上記の迷惑電話を行うSIP URIを特定する技術では、機械で連続的にSPITが多数のSIP URI宛てに送られると想定している、そのため、SPITを送るSIP URIが一定期間に送信されるINVITE数が通常のユーザのSIP URIに比べて多いという特徴を利用している。
このような特徴を、SPITを行っているSIP URIの特定のための判断に用いるので、SIP URIごとにコールレートを測定し、設定された閾値を超えたSIP URIを、SPITを行っているSIP URIとして判定する。また、INVITE数を見るため、ワン切りを行なっているSIP URIの特定にも利用することができる。
R. Schelegel, S. Niccolni, S. Tartarelli, M. Brunner, "SPam over Internet Telehoney(SPIT)Prevention Framework", Proceedings of IEEE GLOBECOM 2006, San Francisco, USA, November 2006
しかしながら、上記した従来技術では、コールレートが閾値より高いSIP URIを、迷惑電話を行うSIP URIとして特定するので、迷惑電話またはワン切りを行なうユーザの発信間隔が大きい場合には、迷惑電話またはワン切りを行なうSIP URIの特定ができないという課題がある。
また、迷惑電話またはワン切りを行なうユーザが、SPITを行なうSIP URIが割り当てられた端末に検知回避のため発振間隔を長くするように設定した場合や、複数のSIP URIを用いて発信をラウンドロビンで行なうことで発信を分散させ、1つのSIP URIの発信間隔を長くした場合には、コートレートが閾値を超えないため、迷惑電話またはワン切りを行なうSIP URIの特定ができないという課題がある。
また、迷惑電話またはワン切りを行なうユーザが発信間隔を長くした場合でも、迷惑電話を行うSIP URIを特定できるようにするために、コールレートの閾値を小さくすることも考えられるが、通常ユーザを誤って迷惑電話またはワン切りを行なうユーザとして特定してしまうため、コールレートの閾値を小さくすることは難しく、迷惑電話またはワン切りを行なうSIP URIの特定が適切に行えないという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、発信間隔を大きくして迷惑電話またはワン切りを行っているSIP URIを適切に特定することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ネットワークに接続している複数の端末の中から、他の端末へ迷惑電話またはワン切りを行う端末を特定する特定装置であって、各端末間で送受信されるデータパケットから、前記データパケットの送受信に関する送受信情報を抽出する送受信情報抽出手段と、前記送受信情報抽出手段によって抽出された送受信情報を用いて、各端末の統計データまたは二つの端末の組み合わせごとの統計データを抽出する統計情報抽出手段と、前記統計情報抽出手段によって抽出された前記各端末の統計データまたは前記二つの端末の組み合わせごとの統計データを用いて、発信間隔に依存しないパラメータを算出するパラメータ算出手段と、前記パラメータ算出手段によって算出された前記パラメータを用いて、前記データパケットの送信元である発信元端末が迷惑電話またはワン切りを行う端末であることの信頼度を示すスコアを計算するスコア計算手段と、前記スコア計算手段によって算出されたスコアが所定の閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、前記発信元端末を迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定する迷惑電話特定手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記パラメータ算出手段は、前記発信間隔に依存しないパラメータとして、404NotFoundの割合、CANCELの割合、通話が行われなかった発信の割合、発信の割合、ユニークな発信先の割合、無料通話範囲への発信の割合、平均通話時間、通話が受信者のBYEによって終了した割合、通話時間が短い通話が受信者のBYEによって終了した割合、通話時間が長い通話が受信者のBYEによって終了した割合のいずれか一つまたは複数を算出することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記スコア計算手段は、前記スコアの計算として、前記パラメータ算出手段によって算出された複数のパラメータのうち、各パラメータに対して設けられた閾値を超えるパラメータの数を計算することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記スコア計算手段は、前記スコアの計算として、前記パラメータ算出手段によって算出された前記パラメータをベイジアンネットワークに入力し、迷惑電話またはワン切りを行う端末である確率を計算することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、前記迷惑電話特定手段は、前記スコア計算手段によって算出されたスコアが、迷惑電話またはワン切りを行う端末としてサンプルされたスコアの平均値以上であるか判定し、当該平均値以上である場合には、迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定することを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、前記迷惑電話特定手段は、前記スコア計算手段によって算出されたスコアが、通常ユーザのサンプルのスコアの標準偏差に基づいて決められた閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、前記迷惑電話特定手段は、前記スコア計算手段によって算出されたスコアが、ベイジアンネットワークにサンプルのパラメータを入力して求められた迷惑電話またはワン切り電話を行う端末である確率のスコア分布に基づいて決められた閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、ネットワークに接続している複数の端末の中から、他の端末へ迷惑電話またはワン切りを行う端末を特定する特定方法であって、各端末間で送受信されるデータパケットから、前記データパケットの送受信に関する送受信情報を抽出する送受信情報抽出工程と、前記送受信情報抽出工程によって抽出された送受信情報を用いて、各端末の統計データまたは二つの端末の組み合わせごとの統計データを抽出する統計情報抽出工程と、前記統計情報抽出工程によって抽出された前記各端末の統計データまたは前記二つの端末の組み合わせごとの統計データを用いて、発信間隔に依存しないパラメータを算出するパラメータ算出工程と、前記パラメータ算出工程によって算出された前記パラメータを用いて、前記データパケットの送信元である発信元端末が迷惑電話またはワン切りを行う端末であることの信頼度を示すスコアを計算するスコア計算工程と、前記スコア計算工程によって算出されたスコアが所定の閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、前記発信元端末を迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定する迷惑電話特定工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、ネットワークに接続している複数の端末の中から、他の端末へ迷惑電話またはワン切りを行う端末を特定する特定方法をコンピュータに実行させる特定プログラムであって、各端末間で送受信されるデータパケットから、前記データパケットの送受信に関する送受信情報を抽出する送受信情報抽出手順と、前記送受信情報抽出手順によって抽出された送受信情報を用いて、各端末の統計データまたは二つの端末の組み合わせごとの統計データを抽出する統計情報抽出手順と、前記統計情報抽出手順によって抽出された前記各端末の統計データまたは前記二つの端末の組み合わせごとの統計データを用いて、発信間隔に依存しないパラメータを算出するパラメータ算出手順と、前記パラメータ算出手順によって算出された前記パラメータを用いて、前記データパケットの送信元である発信元端末が迷惑電話またはワン切りを行う端末であることの信頼度を示すスコアを計算するスコア計算手順と、前記スコア計算手順によって算出されたスコアが所定の閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、前記発信元端末を迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定する迷惑電話特定手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1、8または9の発明によれば、各端末間で送受信されるデータパケットから、データパケットの送受信に関する送受信情報を抽出し、抽出された送受信情報を用いて、各端末の統計データまたは二つの端末の組み合わせごとの統計データを抽出し、抽出された各端末の統計データまたは二つの端末の組み合わせごとの統計データを用いて、発信間隔に依存しないパラメータを算出し、パラメータを用いて、データパケットの送信元である発信元端末が迷惑電話またはワン切りを行う端末であることの信頼度を示すスコアを計算し、算出されたスコアが所定の閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、発信元端末を迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定するので、発信間隔を大きくして迷惑電話またはワン切りを行っている端末を適切に特定することが可能である。
請求項2の発明によれば、発信間隔に依存しないパラメータとして、404NotFoundの割合、CANCELの割合、通話が行われなかった発信の割合、発信の割合、ユニークな発信先の割合、無料通話範囲への発信の割合、平均通話時間、通話が受信者のBYEによって終了した割合、通話時間が短い通話が受信者のBYEによって終了した割合、通話時間が長い通話が受信者のBYEによって終了した割合のいずれか一つまたは複数を算出するので、迷惑電話またはワン切りの目的上避ける敷居が高いパラメータ、受信者の反応によって決まるパラメータであり、迷惑電話またはワン切りを行うユーザが発信間隔のように簡単に調整をすることが出来ない結果、発信間隔を大きくして迷惑電話またはワン切りを行っている端末を適切に特定することが可能である。
請求項3の発明によれば、スコアの計算として、算出された複数のパラメータのうち、各パラメータに対して設けられた閾値を超えるパラメータの数を計算するので、発信間隔を大きくして迷惑電話またはワン切りを行っている端末を適切かつ簡易に特定することが可能である。
請求項4の発明によれば、スコアの計算として、算出されたパラメータをベイジアンネットワークに入力し、迷惑電話またはワン切りを行う端末である確率を計算するので、発信間隔を大きくして迷惑電話またはワン切りを行っている端末をより適切に特定することが可能である。
請求項5の発明によれば、算出されたスコアが、迷惑電話またはワン切りを行う端末としてサンプルされたスコアの平均値以上であるか判定し、当該平均値以上である場合には、迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定するので、事前にサンプリングされた迷惑電話またはワン切りを行う端末のスコア平均値を用いて、迷惑電話またはワン切りを行っている端末をより適切に特定することが可能である。
請求項6の発明によれば、算出されたスコアが、通常ユーザのサンプルのスコアの標準偏差に基づいて決められた閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定するので、事前にサンプリングされた通常ユーザのスコアの標準偏差を用いて、迷惑電話またはワン切りを行っている端末をより適切に特定することが可能である。
請求項7の発明によれば、算出されたスコアが、ベイジアンネットワークにサンプルのパラメータを入力して求められた迷惑電話またはワン切り電話を行う端末である確率のスコア分布に基づいて決められた閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定するので、ベイジアンネットワークを用いて、迷惑電話またはワン切りを行っている端末をより適切に特定することが可能である。
(第1実施形態)
以下に、本発明に係るSIP URI特定装置、SIP URI特定方法およびSIP URI特定プログラムの第1実施形態について説明する。まず最初に、図1を用いて、第1実施形態に係るSIP URI特定装置の接続形態を説明する。図1は、第1実施形態に係るSIP URI特定装置の接続形態を説明するための図である。
同図に示すように、本実施形態に係るSIP URI特定装置10は、通常ユーザ30と迷惑電話またはワン切りを行うユーザ50とが接続されているインターネット20と、SIPサーバ40との間に接続され、インターネット20を介して、各端末間で送受信されるデータパケットを監視して、迷惑電話またはワン切りを行なうSIP URIの特定を行う。
インターネット20に接続されている通常ユーザ30および迷惑電話またはワン切りを行うユーザ50は、いずれもIP電話機能を備えた装置であり、SIPサーバ40は、ある端末から発信されたデータパケットに含まれる各種データに基づいて、そのデータパケットの発信元の端末と発信先の端末との接続に関する各種処理を実行する装置である。なお、以下、データパケットの発信元の端末を発信元端末、発信先の端末を発信先端末という。
次に、本実施形態におけるSIP URI特定装置10の具体的構成について、図2を用いて説明する。図2は、第1実施形態に係るSIP URI特定装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、このSIP URI特定装置10は、記憶部11、パケット処理部12、制御部13を備える。以下にこれらの各部の処理を説明する。
記憶部14は、制御部13による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、SIP URI統計情報記憶部11a、パラメータ情報記憶部11b、SIP URIスコア情報記憶部11c、スコア閾値11dおよび迷惑電話またはワン切り記憶部11eを備える。
SIP URI統計情報記憶部11aは、図3に示すコールテーブルと、図4に示すユーザテーブルと、図5に示すユーザ間コールテーブルとを記憶している。コールテーブルは、図3に示すように、発信元として、各発信元端末のSIP URI、その発信元端末からデータパケットが発信された発信先として、発信先端末のSIP URI、そのときの通話におけるCall_ID、そのときの通話における通話開始時刻、そのときの通話における通話終了時刻、発信元端末のIPアドレス、発信先端末のIPアドレス、BYEを送ったSIP URI、非通知発信の設定の有無、ダイアログ終了メッセージがそれぞれ記憶されている。
また、ユーザテーブルは、図4に示すように、各ユーザのSIP URI、通話を発信した回数、通話を受信した回数、総通話時間、BYEを送られた回数、404NotFoundで終わった回数、CANSELで終わった回数、BYEで終わった回数、非通知発信の回数をそれぞれ記憶している。
また、ユーザ間コールテーブルは、図5に示すように、発信元端末のSIP URIと、そのSIP URIから発信されたデータパケットの発信先端末のSIP URIとが対(ペア)で記憶されており、各発信元端末と発信先端末との間で行われた通話の総通話時間と、総通話回数とが記憶されている。
パラメータ情報記憶部11bは、スコア計算するための各パラメータを示すパラメータテーブルを記憶する。スコア計算に用いられるパラメータとして、迷惑電話またはワン切りの目的上、迷惑電話またはワン切りの可能性の高さを示すパラメータや、受信者の反応から迷惑電話またはワン切りの可能性の高さを示すパラメータを記憶する。
具体的な例を挙げると、パラメータ情報記憶部11bは、迷惑電話またはワン切りの目的上、迷惑電話またはワン切りの可能性の高さを示すパラメータとして、例えば、404NotFoundの割合、CANCELの割合、通話が行われなかった発信の割合、発信の割合、ユニークな発信先の割合、無料通話範囲への発信の割合を記憶する。
また、パラメータ情報記憶部11bは、受信者の反応から迷惑電話またはワン切りの可能性の高さを示すパラメータとして、平均通話時間、通話が受信者のBYEによって終了した割合、通話時間が短い通話が受信者のBYEによって終了した割合、通話時間が長い通話が受信者のBYEによって終了した割合を記憶する。
SIP URIスコア情報記憶部11cは、後述するスコア計算部13cにより算出されたSIP URIごとのスコアが記憶されている。
スコア閾値11cは、迷惑電話またはワン切りであるか判定するためのスコア閾値を記憶する。ここで、スコア閾値11cが記憶するスコア閾値の算出方法の例について説明する。例えば、スコア閾値は、迷惑電話またはワン切りを行うSIP URIのサンプルから取得される平均値であってもよいし、通常のユーザのサンプルのスコアから標準偏差を求め、その標準偏差から決める値でもよいし、固定値(例えば、80以上)でもよい。
また、例えば、ベイジアンネットワークによって、サンプルデータの通常ユーザのSIP URI、迷惑電話またはワン切りを行うSIP URIの統計情報のパラメータを用いて、迷惑電話またはワン切りを行うSIP URIである確率を算出し、それをスコアとし、そのスコア分布からスコア閾値を決定してもよい。スコア分布からの決定方法は、検知において何を重視するかによって変わる。誤検知をなくしたいのであれば、誤検知が0%で、検知漏れが最も小さくなるスコアを閾値、検知漏れをなくしたいのであれば、検知漏れ0%で誤検知が最も少なくなるスコアを閾値する。
迷惑電話またはワン切り記憶部11eは、後述する迷惑電話またはワン切り判定部13eによって迷惑電話またはワン切りを行うSIP URIと判断されたSIPを記憶する。
ここで、図6を用いて、パケットキャプチャからスコア計算までの流れを簡単に説明する。図6に示すように、SIP URI特定装置10では、キャプチャされたSIPパケットの情報からコールデータを抽出し、ダイアログごとのデータを記憶するコールテーブルに書き込む。
そして、SIP URI特定装置10では、コールテーブルから各SIP URIごとのデータであるユーザテーブル、2つのSIP URIの組み合わせごとのデータであるユーザ間テーブルに書き込む。続いて、SIP URI特定装置10では、ユーザテーブルおよびユーザ間テーブルから、各SIP URIごとのパラメータを検索し、スコア算出に用いられるパラメータを計算して、パラメータテーブルに書き込む。その後、SIP URI特定装置10は、パラメータを用いて、スコアを算出する。
なお、図7に示すように、SIP URI特定装置10では、コールテーブルを記憶部11に設ける代わりに、例えば、制御部13のコール情報抽出部13a内にコールテーブルと同等のもの記憶するメモリを設けてもよい。そして、SIP URI特定装置10は、パケットキャプチャしながらコール情報をメモリに記憶させ、ダイアログが終了するごとに、メモリに記憶されたコール情報からユーザテーブルおよびユーザ間テーブルへ書き込みをし、メモリ上のデータを消すようにしてもよい。
パケット処理部12は、各端末(図1の例では、通常ユーザ30の端末、SIPサーバ40、迷惑電話またはワン切りを行うユーザ50の端末)間で送受信されるデータパケットを監視し、パケット情報を取得するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、パケット監視部12aおよびパケット情報取得部12bを備える。
パケット監視部12aは、スコアを求めるために必要なユーザ統計情報を抽出するためのSIPパケットを監視する。監視対象のSIPパケットはSIPパケットのヘッダのメソッド部がINVITE,BYE,CANCEL,ステータスコードとリーズンフレーズの200OK、404NotFoundである。パケット監視部12aは、これらのパケットが来た場合には、監視対象のSIPパケットが来た旨をパケット情報取得部12bに通知する。
パケット情報取得部12bは、監視対象のSIPパケットから統計取得に必要な情報を取得する。具体的には、パケット情報取得部12bは、監視対象のSIPパケットが来た旨をパケット情報取得部12bから受信した場合に、その監視対象のSIPパケットから統計取得に必要なパケットに関する情報を取得し、制御部13のコール情報抽出部13aに通知する。
制御部13は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、コール情報抽出部13a、SIP URI統計情報抽出部13b、パラメータ算出部13c、スコア計算部13d、迷惑電話またはワン切り判定部13eを備える。
コール情報抽出部13aは、各端末間で送受信されるSIPパケット(SIPヘッダ、パケット取得情報)からSIPパケットの送受信に関するコール情報を取得する。具体的には、コール情報抽出部13aは、パケット情報取得部12bからSIPパケットに関する情報を受信し、SIPパケットのSIPヘッダのFrom URI、To URI、method、Call_ID、ステータスコード、リーズンフレーズ、Cseq、IPヘッダのSource IPアドレス、Destination IPアドレス、SIPパケットを受信した時間から、コールテーブルの項目を抽出し、コールテーブルに記憶させる。
例えば、コール情報抽出部13aは、図8に示すように、200OKが届いた後に通話が開始され、その通話が終わり、BYEが送られてきたときは、そのCall_ID、発信元、発信先に対応するデータをコールテーブルから探し(発信元、発信先はコールテーブルのデータと逆になっている場合がある)、そのBYEが届いた時間を通話終了時間として書き込む。さらに、ダイアログ終了メッセージにBYE、BYEを送ったSIP URIにBYEメッセージのFrom URIを書き込む。
また、コール情報抽出部13aは、図9に示すように、CANCELの場合は、その発信元、発信先、Call_IDに対応するコールテーブルのデータに、CANCELのときは通話時間を0にするため、CANCELが届いた時間を通話開始時間、通話終了時間として書き込む。またダイアログ終了メッセージをCANCELと書き込む。BYEを送ったSIP URIの項目は書き込まない。
また、コール情報抽出部13aは、図10に示すように、404NotFoundの場合は、ダイアログ終了メッセージに404NotFoundと書き込む。通話開始時間、通話終了時間、BYEを送ったSIP URIは書き込まない。
なお、コール情報抽出部13aは、1つのレコードを書き込むためには、同じダイアログの複数のSIPパケットを受信しなければならない。同じダイアログの複数のSIPパケットを受信している間、抽出したユーザ統計情報をコール情報抽出部13aのメモリ上で保持しておき、ダイアログが終了した時点でデータベースへ書き込むことができる。また、別の方法として1つのSIPパケットを受信しユーザ統計情報を抽出した時点で随時SIP URI統計情報記憶部11aへ書き込み更新をし、ダイアログが終了すると、SIP URI統計情報記憶部11aにそのダイアログに相当するフィールドの項目がすべてうまっているとすることもできる。
SIP URI統計情報抽出部13bは、SIP URIごとの情報と、発信元および発信先のペアことの情報とをコールテーブルからSIP URI統計情報として抽出し、ユーザテーブルおよびユーザ間テーブルに情報を書き込む。なお、上記したユーザテーブルは、SIP URIごとにユニーク、ユーザ間テーブルは、発信元および発信先のペアでユニークである。
具体的には、SIP URI統計情報抽出部13bは、ユーザテーブルの更新では、図11のようにコールテーブルの発信元SIP URIと同じSIP URIのレコードと、発信先SIP URIと同じSIP URIのレコードを更新する。同じSIP URIのレコードがユーザテーブル上にない場合は、新たにそのSIP URIのレコードを作成する。
SIP URI統計情報抽出部13bは、コールテーブルの発信元SIP URIと同じ、ユーザテーブルのSIP URIのレコードに対しての更新では、発信回数に1を加算、通話開始時間、通話終了時間の差分から通話時間を求め、層通話時間を加算、BYEを送ったSIP URIから、発信元SIP URIと同じであれば、BYEを送られた回数に1を加算、非通知発信がYesであれば、非通知発信の回数に1を加算する。
そして、SIP URI統計情報抽出部13bは、ダイアログ終了メッセージがBYEであれば、BYEで終わった回数を加算、ダイアログ終了メッセージがCANCELであれば、CANCELで終わった回数に1を加算、ダイアログ終了メッセージが404NotFoundであれば、404NotFoundで終わった回数に1を加算する。コールテーブルの発信先SIP URIと同じ、ユーザテーブルのSIP URIのレコードに対しての更新は、受信した回数に1を加算する。
また、SIP URI統計情報抽出部13bは、ユーザ間テーブルの更新では、図12のようにコールテーブルの発信元、発信先SIP URIと同じペアを、ユーザ間テーブルから探し、そのレコードを更新する。SIP URI統計情報抽出部13bは、同じペアがない場合には、あらたにそのペアのレコードをユーザテーブルに作成する。コールテーブルの通話開始時間、通話終了時間から通話時間を求め、ユーザ間テーブルにその通話時間と、通話回数を加えて、総通話時間、総通話回数を更新する。
パラメータ算出部13cは、ユーザテーブルおよびユーザ間テーブルに記憶される統計情報を用いて、発信間隔に依存しないパラメータを算出する。具体的には、パラメータ算出部13cは、404NotFoundの割合、CANCELの割合、通話が行われなかった発信の割合、発信の割合、ユニークな発信先の割合、無料通話範囲への発信の割合、平均通話時間、通話が受信者のBYEによって終了した割合、通話時間が短い通話が受信者のBYEによって終了した割合、通話時間が長い通話が受信者のBYEによって終了した割合を算出し、パラメータ情報記憶部11bのパラメータテーブルに記憶させる。
以下では、各パラメータの算出方法について説明する。パラメータ算出部13cは、404NotFoundの割合について、下記(1)式を用いて算出する。404NotFoundの数とは、算出対象となるSIP URIがユーザに割り当てられていないSIP URI(無効な番号)に発信した場合、SIPサーバが発信元SIP URIに返すシグナリングの数である。
Figure 2010093739
つまり、迷惑電話またはワン切りを不特定多数に行った場合には、必ず存在しない番号に発信することが考えられるため、SIPサーバから返される404NotFoundの割合において、迷惑電話またはワン切りを行うSIP URIが通常ユーザのSIP URIよりも大きくなると考えられる。
また、パラメータ算出部13cは、CANCELの割合について、下記(2)式または(3)式を用いて算出する。CANCELの数とは、算出対象となるSIP URIが発信して、発信先が電話に出る前に呼び出しを中断する際に、発信元SIP URIから送出されるCANCELのシグナリングの数である。
着信したINVITEの数とは、発信元SIP URIが発信した際に、発信先のSIP URIがユーザに割り当てられており、呼び出し状態になった数である。呼び出し状態になったかどうかは、呼び出し状態中に発信先から送信されるRingingのシグナリング、もしくはダイアログがCANCELまたはBYEのシグナリングで終わったことで把握することができる。
Figure 2010093739
Figure 2010093739
つまり、迷惑電話の場合、通常ユーザにとって知らない番号からの着信のため、電話に出ないことや、発信を途中で中断することが考えられる。また、ワン切りの場合、発信先が呼び出しに応答する前に、発信を中断する。そのため、迷惑電話、ワン切りを行うSIP URIのCANCELの割合が通常ユーザよりも大きくなると考えられる。
また、パラメータ算出部13cは、通話が行われなかった発信の割合について、下記(4)式を用いて算出する。通話が行われなかった発信の数とは、算出対象となるSIP URIが発信したことを契機にしたダイアログが、算出対象が送信したCANCELによって終了した回数と、算出対象が発信したことに対してSIPサーバが返した404NotFoundによって終了した回数の和である。
Figure 2010093739
つまり、404NotFoundの割合、CANCELの割合と同様の理由で、迷惑電話、ワン切りを行うSIP URIの通話が行われなかった発信の割合が通常ユーザよりも大きくなると考えられる。
また、パラメータ算出部13cは、発信の割合について、下記(5)式を用いて算出する。発信または受信したINVITEの数とは、算出対象となるSIP URIが発信したINVITEの数と、他ユーザから着信する場合に受信したINVITEの数の和である。
Figure 2010093739
つまり、迷惑電話またはワン切りは、広告を聞いてもらうために発信を行うため、受信が少ないと考えられる。そのため、迷惑電話またはワン切りを行うSIP URIの発信の割合が通常ユーザよりも大きくなると考えられる。
また、パラメータ算出部13cは、ユニークな発信先の割合について、下記(6)式を用いて算出する。着信したユニークな発信先数とは、算出対象となるSIP URIが発信し、呼び出し状態になった発信先のうち重複なしの発信先の数である。
Figure 2010093739
つまり、迷惑電話が多くのユーザに広告・勧誘の内容を聞いてもらうために、たくさんのユーザに発信することが考えられる。ワン切りが多くのユーザに着信履歴を残すため、たくさんのユーザに発信することが考えられる。一方、通常ユーザであれば、同じユーザに複数回かけることが考えられる。このことから、迷惑電話、ワン切りを行うSIP URIのユニークな発信先の割合が通常ユーザよりも大きくなると考えられる。
また、パラメータ算出部13cは、無料通話範囲への発信の割合について、下記(7)式または(8)式を用いて算出する。無料通話範囲へ発信した数とは、算出対象となるSIP URIが、算出対象となるSIP URIと同じIP電話網のSIP URIへ発信した回数である。同じIP電話網かどうかは発信元と発信先のSIP URIのドメイン名、もしくは電話番号の上6桁でわかる。
Figure 2010093739
Figure 2010093739
つまり、迷惑電話の場合には、通話コストをかけたくないことから、無料通話範囲にばかり発信することが考えられる。そのため、迷惑電話を行うSIP URIの無料通話範囲への発信の割合が、通常ユーザよりも大きくなると考えられる。
また、パラメータ算出部13cは、平均通話時間について、下記(9)式を用いて算出する。総通話時間とは、算出対象となるSIP URIが発信し、ダイアログがCACELまたはBYEで終わったときの通話時間の合計である。CANCELの場合は、0秒とみなし、BYEの場合は、200OKの受信時からBYEの受信時までの時間となる。通話時間は受信者が200OKを送信した時間から発信者、もしくは受信者がBYEを送るまでの時間である。
また、INVITEが着信するとは、相手端末を呼び出し状態になることである。着信したINVITE数とは、算出対象が発信し、ダイアログがCANCELまたはBYEで終わった回数の和となる。
Figure 2010093739
つまり、迷惑電話の内容は、広告・勧誘等、受信者にとって必要のないものであるため、受信者がすぐに通話を終了すると考えられる。ワン切りは発信して通話を行わずに切るため、通話時間がないと考えられる。そのため迷惑電話、ワン切りを行うSIP URIの平均時間は、通常ユーザよりも小さくなると考えられる。
また、パラメータ算出部13cは、通話が受信者のBYEによって終了した割合について、下記(10)式を用いて算出する。通話が受信者のBYEによって終了した回数とは、算出対象となるSIP URIの発信を契機により通話が行われ、受信者側からBYEメッセージが送信され、通話が終了した回数である。また、INVITEのFromヘッダのSIP URI、ToヘッダのSIP URIと、ダイアログがBYEで終了したときのFromヘッダのSIP URI、ToヘッダのSIP URIでわかる。
Figure 2010093739
つまり、迷惑電話は、相手に広告を聞いてもらうため、自分からは切らず、しかし、相手は不要な内容のため相手からきることが多くなると考えられる。そのため、迷惑電話を行うSIP URIの、通話が受信者のBYEによって終了した割合は、通常ユーザよりも大きくなると考えられる。
また、パラメータ算出部13cは、通話時間が短い通話が、受信者のBYEによって終了した割合について、下記(11)式を用いて算出する。通話時間が短い回数とは、通話時間の閾値を決め、算出対象となるSIP URIの発信を契機にした通話において、その閾値より短かった通話回数である。通話時間が短い通話が、受信者のBYEによって終了した回数は、通話が行われ、その通話時間が短く、かつ受信者がBYEメッセージを送って、通話が終了した回数である。
Figure 2010093739
つまり、機械音声による迷惑電話の場合、受信者は機械音声による迷惑電話の場合、不要な内容のためすぐに電話を切る。一方、通常ユーザによる電話の場合、通話時間が短いとき、受信者ばかりから切るとは限らない。そのため、迷惑電話を行うSIP URIの通話時間が短い通話が、受信者のBYEによって終了した割合は、通常ユーザにより大きくなると考えられる。
また、パラメータ算出部13cは、通話時間が長い通話が、受信者のBYEによって終了した割合について、下記(12)式を用いて算出する。通話時間が短い通話回数とは、通話時間の閾値を決め、算出対象となるSIP URIの発信を契機にした通話において、その閾値より長かった通話回数である。通話時間が長いとき、受信者BYEを送って通話を終了した回数は、通話が行われ、その通話時間が長く、かつ受信者がBYEメッセージを送って、通話が終了した回数である。
Figure 2010093739
つまり、機械による迷惑電話の場合でも、留守番電話にかかった場合は通話時間が長くなることが考えられる。機械音声による迷惑電話は留守番電話かどうかを認識できないため、通話し続けるが、受信者側の留守番電話では一定で切られることが考えられる。その場合、受信者側からBYEを送って通話が終了される。
一方、通常ユーザからの発信で、通話が長い場合、受信者側から電話が切られるとは限らない。そのため、迷惑電話を行うSIP URIの通話時間が長い場合、受信がBYEを送っている割合は、通常ユーザより大きくなると考えられる。
スコア計算部13dは、複数のパラメータを用いて、スコアを算出する。具体的には、スコア計算部13dは、図13に示すように、404NotFoundの割合、CANCELの割合、通話が行われなかった発信の割合、発信の割合、ユニークな発信先の割合、無料通話範囲への発信の割合、平均通話時間、通話が受信者のBYEによって終了した割合、通話時間が短い通話が受信者のBYEによって終了した割合、通話時間が長い通話が受信者のBYEによって終了した割合をパラメータ情報記憶部11bのパラメータテーブルから読み出し、各パラメータからスコアを算出し、迷惑電話またはワン切り判定部13eに通知する。
ここで、スコア算出方法について具体的な例を挙げて説明する。例えば、スコア計算部13dは、スコア算出として、各パラメータに対応する閾値を設け、その閾値を超えるパラメータがいくつあるかを算出してもよい。
また、スコア計算部13dは、スコア算出として、ベイジアンネットワークによりあらかじめ通常ユーザ、迷惑電話またはワン切りを行うユーザのパラメータの値を学習させ、算出対象となるSIP URIのパラメータの値をベイジアンネットワークに入力することにより、算出対象となるユーザが迷惑電話またはワン切りを行うSIP URI である確率をスコアとして算出してもよい。
迷惑電話またはワン切り判定部13eは、算出されたスコアが所定の閾値以上であるか判定し、閾値以上である場合には、迷惑電話、ワン切り電話を行うSIP URIとして判断する。具体的には、迷惑電話またはワン切り判定部13eは、スコア計算部13dからスコアを受信すると、スコア閾値記憶部11dからスコア閾値を読み出し、受信されたスコアがスコア閾値以上であるか判定する。その結果、迷惑電話またはワン切り判定部13eは、スコア閾値以上であると判定した場合には、迷惑電話、ワン切り電話を行うSIP URIとして判断し、そのSIP URIを迷惑電話またはワン切り記憶部11eに記憶させる。
ここでスコアを利用して、迷惑電話、ワン切り電話対策する例を説明する。図14に示すように、迷惑電話、ワン切り電話を行うSIP URIを特定した場合に、そのSIP URIからのINVITEメッセージを留守番電話として保存するようにしてもよい(図14のイメージ1参照)。
また、スコア算出されたSIP URIのINVITEメッセージにスコアを挿入し、ユーザが各自設定したスコアの閾値によって接続拒否をするかどうかを決定するようにしてもよい。また、ユーザの端末で行なわなくとも、ISP(Internet Service Provider)側でユーザのスコア閾値を保持し、そのユーザ宛てのINVITEメッセージをSIPサーバで拒否することも可能である。
[SIP URI特定装置による処理]
次に、図15〜図17を用いて、実施例1に係るSIP URI特定装置10による処理を説明する。図15〜図17は、第1実施形態に係るSIP URI特定装置の制御部で実行される処理を示すフローチャートである。
迷惑電話またはワン切りを行うSIP URIを特定する処理をパケットキャプチャのINVITE取得と連動してリアルタイムに行うリアルタイム処理について、図15を参照して説明する。このリアルタイム処理において、図15に示すように、SIP URI特定装置10の制御部13は、まず、パケット処理部12にパケットを取得させるパケット処理が実行され(ステップS101)、その後、取得したパケットからユーザ統計情報を抽出する処理(後に、図16を用いて詳述)が実行される(ステップS102)。
その後、制御部13では、抽出したパケットがINVITEか否かの判断が行われ(ステップS103)、INVITEでないと判断された場合(ステップS103否定)には、処理が終了され、INVITEであると判断された場合には(ステップS103肯定)、INVITEを送った端末のSIP URIを抽出する処理が実行される(ステップS104)。
その後、制御部13では、抽出されたSIP URIの端末に関して、前回スコアを計算したときから、その端末が規定回数発信を行ったか否かが判断され(ステップS105)、規定回数発信を行っていないと判断された場合には(ステップS105否定)、処理が終了され、規定回数発信を行ったと判断された場合(ステップS105肯定)、スコアを計算するためのパラメータを算出し、そのパラメータを用いて、INVITEを送ったSIP URIのスコアを計算する処理が実行される(ステップS106)。なお、ステップS105における規定回数については、任意の回数を設定可能に構成している。
そして、制御部13では、算出されたスコアをSIP URIスコア情報記憶部11cに書き込みを行わせる処理が実行され(ステップS107)、次に、そのスコアが閾値以上であるか否かが判断される(ステップS108)。
ここで、制御部13により、スコアが閾値未満であると判断された場合(ステップS108否定)、処理が終了される。一方、制御部13では、スコアが閾値以上であると判断された場合には(ステップS108肯定)、そのスコアに対応するSIP URIが、迷惑電話またはワン切りを行うユーザのSIP URIと判定する(ステップS109)。そして、制御部13は、その迷惑電話またはワン切りを行うユーザのURIを迷惑電話またはワン切り記憶部11eに書き込み、その後、処理が終了される。
次に、SIPパケットから統計情報を取得する処理に関するリアルタイム処理について、図15を参照して説明する。このリアルタイム処理において、図15に示すように、SIP URI特定装置10の制御部13は、パケット処理部12にパケットを取得させる処理が実行され(ステップS201)、その後、取得したパケットがINVITE、BYE、CANCEL、200OKか否かの判断が行われる(ステップS202)。
そして、制御部13では、取得したパケットがINVITE、BYE、CANCEL、200OKであると判断された場合(ステップS202肯定)、コール情報抽出部13aにSIPヘッダとパケットの取得時間(時刻)からコール情報を抽出させる処理が実行され(ステップS203)、また、取得したパケットがINVITE、BYE、CANCEL、200OKでないと判断された場合(ステップS202否定)、処理が終了される。
そして、制御部13では、抽出されたコール情報を記憶部11のSIP URI統計情報記憶部11aへコールテーブルとして発信元、発信先、Call_ID、通話時間、通話終了時間を書き込む(ステップS204)。そして、制御部13は、コールテーブルを利用して、SIP URIごとの情報と、発信元および発信先のペアことの情報とをコールテーブルからSIP URI統計情報として抽出し、ユーザ統計情報記憶部11aのユーザテーブル、ユーザ間テーブルに書き込む処理が実行され(ステップS205)、処理が終了される。
なお、上記した図15の処理では、迷惑電話またはワン切りを行うSIP URIを特定する処理をパケットキャプチャのINVITE取得と連動してリアルタイムに行うリアルタイム処理について説明したが、図17に示すように、迷惑電話またはワン切りを行うSIP URIを特定する処理を所定のタイミングで定期的に行うオフライン処理としてもよい。
同17に示すように、制御部13では、まず、ユーザテーブル、ユーザ間テーブルからパラメータ計算のためのデータを取得し(ステップS301)、パラメータを計算する(ステップS302)。
そして、制御部13は、パラメータからスコアを計算し(ステップS303)、スコアが閾値以上のユーザのSIP URIを迷惑電話またはワン切りを行うユーザのSIP URIを迷惑電話またはワン切りを行うユーザのSIP URIと判定する(ステップS304)。
その後、制御部13は、迷惑電話またはワン切りを行うユーザのSIP URIと判定された場合にはそのSIP URIを迷惑電話またはワン切り記憶部11eに書き込む処理が実行され(ステップS305)、処理が終了される。
[実施例1の効果]
上述してきたように、SIP URI特定装置10は、各端末間で送受信されるSIPパケットから、SIPパケットの送受信に関する送受信情報を抽出し、抽出された送受信情報を用いて、各端末の統計データまたは二つの端末の組み合わせごとの統計データを抽出し、抽出された各端末の統計データまたは二つの端末の組み合わせごとの統計データを用いて、発信間隔に依存しないパラメータを算出し、パラメータを用いて、データパケットの送信元である発信元端末が迷惑電話またはワン切りを行う端末であることの信頼度を示すスコアを計算し、算出されたスコアが所定の閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、発信元端末を迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定するので、発信間隔が変わってもパラメータが変化しないため、発信間隔を大きくして迷惑電話またはワン切りを行っている端末を適切に特定することが可能である。
また、実施例1によれば、SIP URI特定装置10は、発信間隔に依存しないパラメータとして、404NotFoundの割合、CANCELの割合、通話が行われなかった発信の割合、発信の割合、ユニークな発信先の割合、無料通話範囲への発信の割合、平均通話時間、通話が受信者のBYEによって終了した割合、通話時間が短い通話が受信者のBYEによって終了した割合、通話時間が長い通話が受信者のBYEによって終了した割合のいずれか一つまたは複数を算出するので、迷惑電話またはワン切りの目的上避ける敷居が高いパラメータ、受信者の反応によって決まるパラメータであり、迷惑電話またはワン切りを行うユーザが発信間隔のように簡単に調整をすることが出来ない結果、発信間隔を大きくして迷惑電話またはワン切りを行っている端末を適切に特定することが可能である。
また、実施例1によれば、SIP URI特定装置10は、スコアの計算として、算出された複数のパラメータのうち、各パラメータに対して設けられた閾値を超えるパラメータの数を計算するので、発信間隔を大きくして迷惑電話またはワン切りを行っている端末を適切かつ簡易に特定することが可能である。
また、実施例1によれば、SIP URI特定装置10は、スコアの計算として、算出されたパラメータをベイジアンネットワークに入力し、迷惑電話またはワン切りを行う端末である確率を計算するので、発信間隔を大きくして迷惑電話またはワン切りを行っている端末をより適切に特定することが可能である。
また、実施例1によれば、SIP URI特定装置10は、算出されたスコアが、迷惑電話またはワン切りを行う端末としてサンプルされたスコアの平均値以上であるか判定し、当該平均値以上である場合には、迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定するので、事前にサンプリングされた迷惑電話またはワン切りを行う端末のスコア平均値を用いて、迷惑電話またはワン切りを行っている端末をより適切に特定することが可能である。
また、実施例1によれば、SIP URI特定装置10は、算出されたスコアが、通常ユーザのサンプルのスコアの標準偏差に基づいて決められた閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定するので、事前にサンプリングされた通常ユーザのスコアの標準偏差を用いて、迷惑電話またはワン切りを行っている端末をより適切に特定することが可能である。
また、実施例1によれば、SIP URI特定装置10は、算出されたスコアが、ベイジアンネットワークにサンプルのパラメータを入力して求められた迷惑電話またはワン切り電話を行う端末である確率のスコア分布に基づいて決められた閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定するので、ベイジアンネットワークを用いて、迷惑電話またはワン切りを行っている端末をより適切に特定することが可能である。
なお、上記した第1実施形態では、図1に示したように、通常ユーザ30と迷惑電話またはワン切りを行うユーザ50とが接続されているインターネット20と、SIPサーバ40との間にSIP URI特定装置10を接続して、各端末間で送受信されるデータパケットを監視し、各端末間で送受信されるデータパケットを監視して、迷惑電話またはワン切りを行なうSIP URIの特定する場合を例に挙げて説明したが、SIP URI特定装置10の接続位置はこれに限定するものではない。
例えば、図18に示すように、本実施形態のSIP URI特定装置10は、インターネット20において、SIPサーバ40と、通常ユーザ30や迷惑電話またはワン切りを行うユーザ50等のSIPクライアントとの中間にTAP60等のターミナルアダプタを介して、Out−line接続することもできる。このようにSIP URI特定装置10をOut−line接続する場合においても、既存のシステムに付加的にSIP URI特定装置10を接続することができる。
また、本実施形態に係る迷惑電話またはワン切りを行うユーザ50の特定方法を実現するためには、必ずしもSIP URI特定装置10を設ける必要はなく、たとえば、図19に示すように、既存のSIPサーバ40Aの内部に、本実施形態に係る迷惑電話またはワン切りを行うユーザ50の特定方法をコンピュータに実現させる迷惑電話またはワン切りを行うユーザ50のSIP URI特定プログラム(ソフト)41を組み込むことによっても実現することができる。
かかる構成とする場合、迷惑電話またはワン切りを行うユーザ50のSIP URI特定プログラム(ソフト)41は、SIPサーバ用ソフト42とは別のプロセスとして動作させる。そして、SIPサーバ40Aは、この迷惑電話またはワン切りを行うユーザ50のSIP URI特定プログラム(ソフト)41を実行して、ネットワークインターフェース43から、データパケットを取得する。
このように、SIPサーバ40A内に、SIPサーバ用ソフト42とは別のプロセスで動作するSIP URI特定プログラム41を設けることによって、迷惑電話またはワン切りを行うユーザ50のSIP URIを特定した際に、SIPサーバ用ソフト42により実行中の対象となるプロセスにおいて、そのユーザからのINVITEメッセージを拒否する処理等を即座に行えるので、迷惑電話またはワン切りを行うユーザ50から発信されるINVITEメッセージを受信させなくすることができる。
以上のように、本発明に係るSIP URI特定装置、SIP URI特定方法およびSIP URI特定プログラムは概要場合に有用であり、特に、発信間隔を大きくして迷惑電話またはワン切りを行っている端末を適切に特定することに適する。
第1実施形態に係るSIP URI特定装置の接続形態を示す説明図である。 第1実施形態に係るSIP URI特定装置の構成を示すブロック図である。 コールテーブルの説明図である。 ユーザテーブルの説明図である。 ユーザ間テーブルの説明図である。 パケットキャプチャからスコア計算までの流れを示す図である。 パケットキャプチャからスコア計算までの流れを示す図である。 コール情報抽出処理を説明するための図である。 コール情報抽出処理を説明するための図である。 コール情報抽出処理を説明するための図である。 ユーザテーブルの更新処理を説明するための図である。 ユーザ間テーブルの更新処理を説明するための図である。 スコア算出処理を説明するための図である。 迷惑電話を行っているSIP URIと特定された場合の処理例を示す図である。 第1実施形態に係るSIP URI特定装置の制御部で実行される処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るSIP URI特定装置の制御部で実行される処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るSIP URI特定装置の制御部で実行される処理を示すフローチャートである。 SIP URI特定装置の接続形態の変形例を示す説明図である。 SIP URI特定プログラムの実装態様を示す説明図である。 従来の技術を説明するための図である。
符号の説明
10 SIP URI特定装置
11 記憶部
11a SIP URI統計情報記憶部
11b パラメータ情報記憶部
11c SIP URIスコア情報記憶部
11d スコア閾値記憶部
11e 迷惑電話またはワン切り記憶部
12 パケット処理部
12a パケット監視部
12b パケット情報取得部
13 制御部
13a コール情報抽出部
13b SIP URI統計情報抽出部
13c パラメータ算出部
13d スコア計算部
13e 迷惑電話またはワン切り判定部
20 インターネット
30 通常ユーザ
40 SIPサーバ
50 迷惑電話またはワン切りを行うユーザ

Claims (9)

  1. ネットワークに接続している複数の端末の中から、他の端末へ迷惑電話またはワン切りを行う端末を特定する特定装置であって、
    各端末間で送受信されるデータパケットから、前記データパケットの送受信に関する送受信情報を抽出する送受信情報抽出手段と、
    前記送受信情報抽出手段によって抽出された送受信情報を用いて、各端末の統計データまたは二つの端末の組み合わせごとの統計データを抽出する統計情報抽出手段と、
    前記統計情報抽出手段によって抽出された前記各端末の統計データまたは前記二つの端末の組み合わせごとの統計データを用いて、発信間隔に依存しないパラメータを算出するパラメータ算出手段と、
    前記パラメータ算出手段によって算出された前記パラメータを用いて、前記データパケットの送信元である発信元端末が迷惑電話またはワン切りを行う端末であることの信頼度を示すスコアを計算するスコア計算手段と、
    前記スコア計算手段によって算出されたスコアが所定の閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、前記発信元端末を迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定する迷惑電話特定手段と、
    を備えることを特徴とする特定装置。
  2. 前記パラメータ算出手段は、前記発信間隔に依存しないパラメータとして、404NotFoundの割合、CANCELの割合、通話が行われなかった発信の割合、発信の割合、ユニークな発信先の割合、無料通話範囲への発信の割合、平均通話時間、通話が受信者のBYEによって終了した割合、通話時間が短い通話が受信者のBYEによって終了した割合、通話時間が長い通話が受信者のBYEによって終了した割合のいずれか一つまたは複数を算出することを特徴とする請求項1に記載の特定装置。
  3. 前記スコア計算手段は、前記スコアの計算として、前記パラメータ算出手段によって算出された複数のパラメータのうち、各パラメータに対して設けられた閾値を超えるパラメータの数を計算することを特徴とする請求項1または2に記載の特定装置。
  4. 前記スコア計算手段は、前記スコアの計算として、前記パラメータ算出手段によって算出された前記パラメータをベイジアンネットワークに入力し、迷惑電話またはワン切りを行う端末である確率を計算することを特徴とする請求項1または2に記載の特定装置。
  5. 前記迷惑電話特定手段は、前記スコア計算手段によって算出されたスコアが、迷惑電話またはワン切りを行う端末としてサンプルされたスコアの平均値以上であるか判定し、当該平均値以上である場合には、迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の特定装置。
  6. 前記迷惑電話特定手段は、前記スコア計算手段によって算出されたスコアが、通常ユーザのサンプルのスコアの標準偏差に基づいて決められた閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の特定装置。
  7. 前記迷惑電話特定手段は、前記スコア計算手段によって算出されたスコアが、ベイジアンネットワークにサンプルのパラメータを入力して求められた迷惑電話またはワン切り電話を行う端末である確率のスコア分布に基づいて決められた閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の特定装置。
  8. ネットワークに接続している複数の端末の中から、他の端末へ迷惑電話またはワン切りを行う端末を特定する特定方法であって、
    各端末間で送受信されるデータパケットから、前記データパケットの送受信に関する送受信情報を抽出する送受信情報抽出工程と、
    前記送受信情報抽出工程によって抽出された送受信情報を用いて、各端末の統計データまたは二つの端末の組み合わせごとの統計データを抽出する統計情報抽出工程と、
    前記統計情報抽出工程によって抽出された前記各端末の統計データまたは前記二つの端末の組み合わせごとの統計データを用いて、発信間隔に依存しないパラメータを算出するパラメータ算出工程と、
    前記パラメータ算出工程によって算出された前記パラメータを用いて、前記データパケットの送信元である発信元端末が迷惑電話またはワン切りを行う端末であることの信頼度を示すスコアを計算するスコア計算工程と、
    前記スコア計算工程によって算出されたスコアが所定の閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、前記発信元端末を迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定する迷惑電話特定工程と、
    を含んだことを特徴とする特定方法。
  9. ネットワークに接続している複数の端末の中から、他の端末へ迷惑電話またはワン切りを行う端末を特定する特定方法をコンピュータに実行させる特定プログラムであって、
    各端末間で送受信されるデータパケットから、前記データパケットの送受信に関する送受信情報を抽出する送受信情報抽出手順と、
    前記送受信情報抽出手順によって抽出された送受信情報を用いて、各端末の統計データまたは二つの端末の組み合わせごとの統計データを抽出する統計情報抽出手順と、
    前記統計情報抽出手順によって抽出された前記各端末の統計データまたは前記二つの端末の組み合わせごとの統計データを用いて、発信間隔に依存しないパラメータを算出するパラメータ算出手順と、
    前記パラメータ算出手順によって算出された前記パラメータを用いて、前記データパケットの送信元である発信元端末が迷惑電話またはワン切りを行う端末であることの信頼度を示すスコアを計算するスコア計算手順と、
    前記スコア計算手順によって算出されたスコアが所定の閾値以上であるか判定し、当該閾値以上である場合には、前記発信元端末を迷惑電話またはワン切り電話を行う端末として特定する迷惑電話特定手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする特定プログラム。
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