JP2010091548A - 空気中の繊維を高精度でカウントする装置 - Google Patents

空気中の繊維を高精度でカウントする装置 Download PDF

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Abstract

【課題】流路に沿って流れる気体中の繊維を検出するための装置に関する。
【解決手段】流路の一端にレーザー光線が配備されており、前記光線は、前記気体が流れる前記流路の長さに沿って照射される。開示のとおり、四重極電極システムとしての電極システムが前記流路に沿って配置されており、検出領域において、前記気体中で運搬される繊維の振動を引き起こすようになっている。光検出器が前記流路の横方向に配置されており、前記振動する繊維によって散乱され前記流路の開口を通して投射される光を検出し、前記検出領域における前記繊維によって散乱される前記光の作用である出力信号を提供するようになっている。
【選択図】図1

Description

本願は、2008年10月6日に出願された米国仮特許出願シリアルナンバー61/103124号を参照しこれに基づく優先権を主張するものであり、その開示全部を参照によって本願明細書に援用する。
本開示は、肺に吸込むと健康に害を及ぼす可能性のある、例えばアスベスト繊維やその他の自然の繊維又は人工の繊維などの繊維状物質の存在を検知するために、空気又はその他の気体中に浮遊する繊維をカウントする方法及び装置に関する。
数々の自動繊維カウント装置が開発されてきたが(特許文献1)、これらのように以前に開発されたものは、その設計に大きな問題があり実用的なものではなかった。
米国特許第4940327号
本発明は、従来の繊維カウント装置の欠点を克服し、職場環境で自動で繊維をカウントするための、信頼性があり精度が高く最新鋭の装置を提供することを目的としている。
本開示は、選択された環境中における繊維の濃度を判定するために、気体(空気)中の繊維を自動的に及び正確に検出するための装置に関する。図示のとおり、一つの実施形態では、光源、通常は固体レーザー光源によって、気体及び繊維が流れる流路に、実質的に平行な光線が投射される。気体に含まれる繊維は、レーザー光線からの光を散乱させる。そして検出領域の散乱された光を検出する光検出器が配備されている。検出領域で繊維を振動させるために振動電界を生成する電極システム、好ましくは四重極電極システムが配備されている。流路の断面面積は、光線の断面面積よりも実質的に広い。
光検出器の出力は回路に入力され、回路は流路を流れる気体に含まれる繊維の濃度を示すパルス列を出力する。本開示の装置によって、従業員・作業員が立ち入る可能性のある環境における繊維の濃度を判定するために、正確に確実に繊維をカウントすることができる。浮遊する繊維の有害となり得るレベルを検出したら、浮遊する繊維を吸入する危険を回避するためにフェイスマスクなどの呼吸保護装置を必要とするように、装置が視覚的又は聴覚的警告を従業員・作業者に対して出力してもよい。本開示の装置は、使用者の最小限の操作及び介入によって自動的に動作できる。
図1は、本開示の繊維検出モジュールを示す縦断面図である。 図2は、図1の繊維検出モジュールを図1の線A−Aに沿って切り取った断面図であり、四重極電極と透明な窓とを有する取り外し可能なサブアセンブリを示している。 図3は、繊維検出領域において繊維を整列させ振動させるために、繊維検出領域にて電極に印加される電圧の通常の電圧波形を示す略図である。 図4は、照射された検出領域を流れる繊維を振動させることによって散乱される光を受けて光検出器が出力する出力パルス列を示す略図である。 図5は、繊維検出モジュールの斜視外観図である。 図6は、本開示の装置又はシステムを示す略システム図である。
図1は、本開示の繊維検出モジュール100の縦断面図で、浮遊する繊維を運ぶ空気(気体)が流れる、管状の円筒流路110を示している。繊維検出モジュール100には、源200(図6)から試料空気流が流入してくる入口120と、この空気流が出ていく出口122とが設けられている。モジュール100の一端部に取り付けられた通常は固体レーザー光源130である光源が、円筒流路110に光線135を投射する。レーザー光線135の行く手に設置されたレンズ140が光線の角度発散を減少させており、これによってレーザー光のほぼ平行なビームが、繊維検出のために、円筒流路110に投射されるようになっている。流路110の検出領域150内で繊維検出が実行される。検出領域150は流路の一部であり、別体である円筒体160内に設けられている。円筒体160は、モジュール100の本体195の穴部に挿入された取り外し可能なサブアセンブリであり、モジュールの取り外し可能な端キャップ部115によって適所に保持されている。サブアセンブリつまり円筒体160は、四重極電極と、窓165によって覆われる側面開口162とを備えている。側面開口162は本体195の開口164と位置合わせされており、検出領域において繊維によって散乱した光が、本体195に取り付けられた光検出器に到達するようになっている。窓165が光検出器と流路110とを隔てている。四重極電極システムの4つの電極のうちの2つに参照番号1、2が付されており、図1の縦断面図で確認できるようになっている。
検出領域150に絶えず照明を当てておくために、レーザー光線135の角度発散は、低度、通常は2度以下に保たれている。光吸収材190が、表面に衝突するレーザー光を吸収し、検出領域150に光が反射して戻ることを防ぐために、気体流路110の端部に設置されている。光が反射して戻ると、光検出器によって感知される背景光レベルが上昇してしまう。予備清浄空気入口124が設置されており、これによって源210(図6)から清浄で粒子の無い空気が少量システムに取り込まれ、検出のためにシステムの流路110へ入る空気流によって運ばれる繊維や他の浮遊する粒子などによってレンズ140が汚染されることがないようになっている。
円筒体160は、繊維検出モジュール100の本体195に挿入できる自己完結型のサブアセンブリとして設計されている。円筒体160には、周囲の大気へ気流が漏れることを防ぐためにOリングシール(図示せず)が配備されている。この円筒体は、電極1と2とを含む四重極電極システムを有しており、さらに、光検出器170に繊維から散乱した光を伝達するための窓165を有している。
図2は、繊維検出モジュール100を図1の線A−Aに沿って切り取った断面図であり、円筒体であるサブアセンブリ160の電極と窓アセンブリと、流路110の円形断面と、検出領域150のレーザー光線135の断面の詳細を示している。図ではレーザー光線断面は円形となっている。実際には、円形または楕円形となり得る。本開示の実施形態で使用される楕円形レーザーの断面の寸法は、長い方の軸が約2.5mmで短い方の軸が約1.5mmである。流路110の円形断面の直径は、約6.0mmである。
光線135は流路110の断面の一部しか照射しないため、流路で気流によって運搬される繊維全てが光線で照射されることはなく、よって、それらは光学検出システム170による検出を逃れることになる。流路110の全断面面積A1の、レーザー光線として開示される光線135の断面面積A2に対する比率は、レーザー光線135によって照射される気体流路110の面積の割合に反比例する。つまり、面積比率A1/A2が10であるということは、気体流路の10%が光線で照射されるということになり、面積比率A1/A2が100であるということは、気体流路の1%が光線135で照射されるということになる。
図示の装置の一つの実施形態では、面積比率A1/A2は約10である。これに対して、米国特許第4940327号の設計を基にしたガラス管電極システムでは、面積比率は約200となっている。つまり、本開示の設計によって、面積比率が200から10へと改善されたことになり、照射される感知面積を20倍増加させたことになる。照射される感知面積が20倍増加したことによって、照射される検出領域を通過する気流が20倍となり、20倍の繊維が検出されカウントされることになる。従来のガラス管設計の装置では計測に20分かかった浮遊する繊維の濃度レベルが、この新しい設計ではたった1分で計測できる。60分の計測時間は今や3分にまで短縮できる。職場に浮遊する繊維濃度が危険なレベルに達したとき従業員に警告するために早い反応が必要とされる装置にとっては、検出及び計測速度のこの違いは大きい。面積比率のさらなる縮小も可能である。これは、流路の直径を縮小する、光線の断面面積を拡大する、またはその両方を行うことによって達成できる。レーザー光源を使用するときに光線の断面を拡大するには、レーザー光線の照度を大幅に下げずに済むように、レーザーの出力を上げることが必要となる可能性がある。面積比率A1/A2の好適な範囲は、実用的な装置では、2〜50である。
図2の断面図には、図1の円筒体160に収容された窓―電極アセンブリの設計の詳細が示されている。この円筒体160の本体は、非伝導性の物質から形成されており、好ましくは、正確に機械加工されたプラスチックから形成されている。この本体には、円筒形のプラスチックのブロックまたは一片である円筒体160に細い金属片が埋め込まれるようにして、4つの電極1、2、3、4から構成される四重極電極が埋め込まれている。図1の電極1,2で示すとおり、4つの電極を形成する各金属片は流路110に沿って軸方向に延在している。4つの別体としての電極接触11、12、13及び14が配備されており、個々の電極にAC又はDC電圧が印加できるようになっている。さらに、円筒ブロック又は円筒体160には、細い透明な窓165が埋め込まれている。窓165は、レーザー照射検出領域150で繊維によって散乱される光が光検出器170の感知面172まで通過して到達できるように、高品質の精密光学ガラスから形成されている。光検出器170は、光ダイオードまたは光電子倍増管でもよい。
図2に示す4つの電極は、流路の周囲で環状に離間して配置されている。図2の電極1及び4は互いに隣接しており、電極1と2との間の角度を二分するブロック160の長手方向の軸方向に延在する区分け平面の同じ側に位置している。電極1と4はそれぞれ、正・負DC電圧を出力する2つの独立したDC電圧源21・24に接続されている。正・負電圧を印加されたこれらの電極がモジュール100の検出領域150に着実なDC電界を作成し、これによって、検出領域150を流れる空気内の繊維が極性を持つようになる。これによって、各繊維は電界の方向に沿って縦に整列するようになる。対照的に、図2の電極2及び3は、互いに隣接しており、区分けする平面を挟んで電極1及び4と対向する側に配置されている。電極2及び3はそれぞれ、時間によって変化する正・負電圧を出力するAC電圧源22・23に接続されている。このような変化するAC電圧がDC電圧源21及び24からのDC電圧界と組み合わさって、検出領域150に振動AC電界が作成される。この振動AC電界によって、繊維が検出領域を通過するとき、各繊維は変化するAC電界に合わせて前後に振動するようになる。電圧源によって、電極の励振が引き起こされる。
本発明のある特定の実施形態では、DC電圧源21及び24はそれぞれ、正極性及び負極性の750V DCを出力するようになっている。一方、AC電圧源22及び23はそれぞれ、0〜1500V+に変化する、及び0〜−1500Vに変化する正弦波AC電圧を出力するようになっている。AC電圧の周波数は通常700Hzである。図3は、各電極における電圧の波形と、正及び負のAC電圧の位相関係とを示している。図示のDC及びAC電圧が印加された四重極電極システムによって、繊維がDC界の方向に沿って整列するようになる。同時に、繊維は、繊維が検出領域150を通り過ぎるのにかかる見積もり時間14ミリ秒中、前後に20回振動する。光散乱は光検出器170の光軸に対する繊維の向きによって異なるため、光検出器の出力が図4に示すような電圧パルス列を作成するように、光パルス列が光検出器に到着する。
繊維の検出には、適切な電子回路によって光検出器170の出力を分析するステップが含まれている。球状の液滴及び小さいが球状ではない鉱物粉末の粒子がシステムの流路110を通り過ぎる場合は、粒子が検出領域を一端から他端へと通り過ぎるにつれて徐々に変化する光パルスが生成される。これに対して、DC/AC四重極電界において繊維粒子は、速い速度で前後に振動し、これによって検出領域を通る繊維は、光検出器に対して、印加されたAC電界と同期をとって生成される光パルス列を散乱させるようになる。このパルス列は、小型で繊維状ではない粒子と繊維粒子とを区別するのに利用できる。
繊維の確実な識別と、検出された繊維のカウントとでは、(1)散乱光信号中にパルス列があるかどうか確認するために信号を検査することと、(2)列中の個々のパルスがはっきりとカウントでき、そのパルス列が、ランダムノイズからのパルスや、検出領域を同時に通過するいくつかの粒子によって生成される偽の信号ではなく、印加されたAC四重極界において振動する繊維粒子からのものであると確実に識別することとが必要である。繊維として識別するためにパルス列からの20パルスの全てをカウントしてもよいが、実際には、繊維の識別及びカウントのためには、カウントするのは数個のパルスだけでよい。10パルスを数えるのは多すぎであり、5パルスも数えれば正確な繊維カウントができることが分かった。実際は、2パルス〜パルス列で生成されたパルスの50%以下を計測すれば、繊維の正確な識別には十分である。
図5は、モジュールの外側の形状を示す繊維検出モジュール100の3次元図である。レーザー光源130と、清浄空気入口124と、光電子倍増管検出器170と、電極端末11、12、及び13と、光吸収体190とが、外側から確認できる。
図6は、本開示の繊維カウント装置の概要システム図である。繊維検知モジュール100が、カウント対象である繊維を含有する気体源200に接続された入口120と、気体源200からの繊維及び粒子によってレンズが汚染されないように清浄で粒子のない空気又は気体を提供するための清浄空気源210に接続された入口124とともに示されている。システムに一定速の空気流が流れるようにポンプ240を使用する。システムを流れる空気の流速は、通常2.0リットル/分である。フィルター220と気体流センサー230とが、出口122とポンプ240との間の流路に配置されている。
続いて行われる、別個の方法による分析のため、繊維試料を収集するためにフィルター220が使用される。収集した繊維が、有害なアスベスト繊維であるのか又はもっと害の無い繊維なのか確認するために、例えば光学顕微鏡などによって総繊維数をカウントするためにフィルターで捉えられた試料が使用される。接続されている流管又は流路の壁への堆積による繊維の損失を最小限に抑えるために、フィルターはモジュール100の出口122に接続されている。また、流量センサー230及びポンプ240などの下流側の部品を汚染してしまう気体の中の粒子が、フィルター220によって除去される。
図6に示すとおり、本開示の繊維カウント装置はさらに、信号処理、データ収集、各種システムの制御、各動作実行のために電子回路250を備えている。通常、回路250は、四重極電極と、レーザー光源130と、光検出器170と、ポンプ240とが必要とする所用DC及びAC電圧を提供するために、一つ以上の電子回路ボードを備えている。フィードバック制御信号として流量センサー230の出力を使用してポンプ速度をフィードバック制御することを通して、ポンプ240によってシステム中の試料の流れが維持される。そして、流量センサーからのフィードバック信号がその流れに望ましい設定値と一致するまで、ポンプ速度が自動的に調節される。電子回路250は通常コンピュータを基にしたマイクロプロセッサを備えており、これによって、特定の計測プロトコルを実行するためのソフトウェアを含む様々なシステム制御機能を実装し自動的に実行できるようになっている。コンピュータには通常、装置をユーザーフレンドリーにして操作しやすくなるようにグラフィカル・ユーザー・インタフェースが配備されている。現代の計測機器に一般的にみられるその他の機能は、自動機器設計の技術分野の当業者には既知である。
以上、好適な実施形態を参照しながら本発明を説明してきたが、本発明の趣旨と範囲から逸脱せずにその形状や詳細を変更できることは、当業者は理解できよう。
1、2、3、4 電極
11、12、13、14 電極接触
21、24 DC電圧源
22、23 AC電圧源
100 繊維検出モジュール
110 円筒流路
115 端キャップ部
120 入口
122 出口
124 清浄空気入口
130 光源
135 光線
140 レンズ
150 検出領域
160 円筒体
162 側面開口
164 開口
165 窓
170 光検出器
172 感知面
190 光吸収材
195 本体
200 気体源
210 清浄空気源
220 フィルター
230 気体流センサー
240 ポンプ
250 電子回路

Claims (14)

  1. 気体中の繊維を検出するための装置であって、
    前記気体が流れる流路に沿って実質的に平行な光線を生成する光源と、
    前記気体中の繊維によって前記光線から散乱された光を検出する光検出器と、
    前記繊維の振動を引き起こすように振動電界を生成する電極システムと
    を備えており、
    前記流路の断面面積がA1であり前記光線の断面面積がA2であるとすると、前記面積の比率A1/A2が2〜50の範囲である
    気体中の繊維を検出するための装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、
    前記気体流路が非伝導性のプラスチックのブロックに形成されており、前記プラスチックのブロックは、四重極電極システムを形成するように埋め込まれている金属の電極と、前記光検出器と前記気体流路との間に配置された透明な窓であって、前記気体の流路と前記光検出器を隔てる一方で光が通過できるようになっている窓とを有してる
    ことを特徴とする装置。
  3. 請求項1に記載の装置であって、別個の方法によってカウントするために、前記気体中に浮遊する繊維の試料を収集するフィルターをさらに備えていることを特徴とする装置。
  4. 請求項1に記載の装置であって、
    ポンプと、
    前記流路を通過する前記気体流を感知する機構と、
    前記気体中の繊維を検出するための装置内で実質的に一定な気体流が維持されるように前記ポンプの速度を変えるために、前記気体流を感知する機構に反応する制御機構と
    を有することを特徴とする装置。
  5. 請求項1に記載の装置であって、散乱された光を示す、前記光検出器からの信号を検出及び分析する電子回路をさらに有することを特徴とする装置。
  6. 流路に沿って流れる気体流中の繊維を検出するための装置であって、
    前記流路を流れる前記気体流の一部を照射するために前記流路に沿った実質的に平行な光線を生成する光源と、
    検出領域を作成するために前記流路の対向する各側に配置された電極であって、前記気体流で運搬される繊維の振動を引き起こす電極を備える電極システムと、
    前記検出領域と位置合わせされた、前記流路の横方向開口と、
    前記検出領域における繊維の振動を基に信号を生成するように、前記横方向開口を通過する光を受け取る光検出器と
    を備えている、流路に沿って流れる気体流中の繊維を検出するための装置。
  7. 請求項6に記載の装置であって、前記流路の断面面積と前記気体流の前記照射される部分の断面面積との比率が2〜50であることを特徴とする装置。
  8. 請求項6に記載の装置であって、前記流路の前記横方向開口に透明な窓が配備されており、前記光検出器が前記窓を挟んで前記流路と対向する側に位置している
    ことを特徴とする装置。
  9. 請求項6に記載の装置であって、DC電界を生成し前記DC電界の方向に沿って前記繊維を整列させるようになっており、また、AC電界を生成して前記繊維が前記検出領域を通過するときに前後に振動させるようになっているDC及びAC電圧源をさらに備えていることを特徴とする装置。
  10. 請求項6に記載の装置であって、前記光源がレーザー光源を備えていることを特徴とする装置。
  11. 気体中に浮遊する繊維を検出する方法であって、
    光源からの光線によって繊維を照射する工程と、
    前記光検出器によって検出するために、光パルス列が生成されるように四重極電界によって前記繊維を振動させる工程と、
    繊維を識別しカウントするために、前記光パルス列中に生成されたパルスのうちの2つから50%未満の数をカウントする工程と
    を有する、気体中に浮遊する繊維を検出する方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、前記気体が通る流路を提供する工程と、前記流路を流れる気体流の横方向に前記光検出器を配備する工程と、をさらに有することを特徴とする方法。
  13. 請求項11に記載の方法であって、検出領域を作成するために気体の流路の周囲に四重極電界を生成する電極を提供する工程と、前記検出領域中で前記繊維によって散乱された光を受け取るように前記検出領域の横方向に前記光検出器を配備する工程と、を有することを特徴とする方法。
  14. 請求項11に記載の方法であって、前記照射する工程には、レーザー光源からの光線によって繊維を照射することが含まれていることを特徴とする方法。
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