JP2010090909A - ビスカスカップリング - Google Patents

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Abstract

【課題】ビスカスカップリングの組立性を向上することができ、組立作業員の熟練度に関係なくプレートの脱落を確実に防止することができるビスカスカップリングを提供する。
【解決手段】ビスカスカップリング10は、同一軸線回りにそれぞれ回転可能に設けられる第1回転部材11及び第2回転部材12と、第1回転部材11に所定間隔で相対回転不能に係合される複数のアウタプレート13と、第2回転部材12に所定間隔で相対回転不能に係合され、アウタプレート13と軸方向に交互に配置される複数のインナプレート14と、を備え、第1回転部材11及び第2回転部材12の少なくとも一方に、アウタプレート13と係合するプレート保持部材32を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビスカスカップリングに関する。
従来のビスカスカップリングとして、例えば、図4に示すビスカスカップリング100が知られている(例えば、特許文献1参照)。このビスカスカップリング100は、同一軸線回りにそれぞれ回転可能に設けられるハウジング101及びインナ部材102と、ハウジング101の内周面に所定間隔で相対回転不能に係合される複数のアウタプレート103と、インナ部材102の外周面に所定間隔で相対回転不能に係合され、アウタプレート103と軸方向に交互に配置される複数のインナプレート104と、ハウジング101とインナ部材102との間の開口を閉塞するように、ハウジング101の内周面に螺着されるカバー部材105と、複数のアウタプレート103及び複数のインナプレート104を内包すると共に、粘性流体が充填される作動室106と、を備える。
特開2004−116710号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のビスカスカップリング100では、組立工程において、ハウジング101及びインナ部材102にアウタプレート103及びインナプレート104を軸方向に交互にセットした後、ハウジング101の内周面にカバー部材105を螺着するのであるが、その螺着時の振動などによりセットしたプレート103,104がハウジング101及びインナ部材102から脱落する可能性があり、組立性が良好ではなく、組立作業員に高い熟練度が必要だった。
本発明は、このような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、ビスカスカップリングの組立性を向上することができ、組立作業員の熟練度に関係なくプレートの脱落を確実に防止することができるビスカスカップリングを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)同一軸線回りにそれぞれ回転可能に設けられる第1回転部材及び第2回転部材と、第1回転部材に所定間隔で相対回転不能に係合される複数のアウタプレートと、第2回転部材に所定間隔で相対回転不能に係合され、アウタプレートと軸方向に交互に配置される複数のインナプレートと、第1回転部材と第2回転部材との間の開口を閉塞するカバー部材と、複数のアウタプレート及び複数のインナプレートを内包すると共に、粘性流体が充填される作動室と、を備え、複数のアウタプレートと複数のインナプレートとの間に粘性流体が介在することにより、複数のアウタプレートと複数のインナプレートとの間で回転力が伝達されるビスカスカップリングであって、第1回転部材及び第2回転部材の少なくとも一方に、アウタプレートと係合するプレート保持部材を設けることを特徴とするビスカスカップリング。
(2)プレート保持部材は、第1回転部材及び第2回転部材の少なくとも一方に形成される断面略Vの字状の係止溝に係止されることを特徴とする(1)に記載のビスカスカップリング。
本発明のビスカスカップリングによれば、第1回転部材及び第2回転部材の少なくとも一方に、アウタプレートと係合するプレート保持部材を設けるため、アウタプレート及びインナプレートが第1回転部材及び第2回転部材から脱落することはない。これにより、ビスカスカップリングの組立性を向上することができ、組立作業員の熟練度に関係なくプレートの脱落を確実に防止することができる。
以下、本発明に係るビスカスカップリングの一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態のビスカスカップリング10は、図1に示すように、回転可能に設けられる筒状のハウジング(第1回転部材)11と、ハウジング11内に、ハウジング11と同一軸線回りに回転可能に設けられる筒状のインナ部材(第2回転部材)12と、ハウジング11の内周面に所定間隔で相対回転不能に係合される複数のアウタプレート13と、インナ部材12の外周面に所定間隔で相対回転不能に係合され、アウタプレート13と軸方向に交互に配置される複数のインナプレート14と、ハウジング11とインナ部材12との間の開口を閉塞するように、ハウジング11の内周面に螺着されるカバー部材15と、複数のアウタプレート13及び複数のインナプレート14を内包すると共に、粘性流体が充填される作動室16と、を備える。
また、図1に示すように、複数のアウタプレート13間には、複数のアウタプレート13及び複数のインナプレート14の間隔を一定に保持するスペーサリング17が配設される。また、カバー部材15には、作動室16内に充填される粘性流体の圧力が所定以上になるのを防止する圧力リリーフバルブ18が螺着される。また、カバー部材15には、圧力リリーフバルブ18に塵埃が付着するのを防止するダストキャップ19が配設される。
また、ハウジング11の内周面とインナ部材12の外周面との間、インナ部材12の外周面とカバー部材15の内周面との間、及びハウジング11の内周面とカバー部材15の外周面との間には、それぞれの隙間をシールするシール部材20,21,22が配設される。また、ハウジング11の内周面とインナ部材12の外周面との間、及びインナ部材12の外周面とカバー部材15の内周面との間には、すべり軸受23,24が介装される。
そして、本実施形態では、図2に示すように、ハウジング11の内周面に、複数のアウタプレート13を係合させるための係合溝13aが円周方向に略等間隔で形成されると共に、その係合溝13aが形成されるハウジング11の内周面の軸方向外端部に、断面略V字状の係止溝31が形成されており、この係止溝31には、軸方向外端側に配置されるアウタプレート13と係合するCクリップ状のプレート保持部材32が係止される。このため、アウタプレート13及びインナプレート14のスラスト方向の移動がプレート保持部材32により規制される。
また、係止溝31は、係止されるプレート保持部材32とアウタプレート13との間に隙間ができない位置に形成される。また、本実施形態では、係止溝31は、そのV字状の角度αが約120°になるように形成される。これにより、スペーサリング17を装着する際に、スペーサリング17が係止溝31に嵌り込んだとしても、V字状の溝なので、係止溝31からスペーサリング17を容易に離脱させることができ、スペーサリング17をハウジング11の奥側に容易に送り込むことができる。
このように構成されたビスカスカップリング10では、組立工程において、ハウジング11及びインナ部材12にアウタプレート13及びインナプレート14をセットした後、ハウジング11の係止溝31にプレート保持部材32を装着するので、その後、ハウジング11の内周面にカバー部材15を螺着したとしても、その螺着時の振動などによりセットしたアウタプレート13及びインナプレート14がハウジング11及びインナ部材12から脱落することはない。このため、ビスカスカップリング10の組立性が向上されると共に、組立作業員の熟練度に関係なく、アウタプレート13及びインナプレート14の脱落が確実に防止される。
以上説明したように、本実施形態のビスカスカップリング10によれば、ハウジング11に、アウタプレート13と係合するプレート保持部材32を設けるため、アウタプレート13及びインナプレート14がハウジング11及びインナ部材12から脱落することはない。これにより、ビスカスカップリング10の組立性を向上することができ、組立作業員の熟練度に関係なくプレート13,14の脱落を確実に防止することができる。
また、本実施形態のビスカスカップリング10によれば、アウタプレート13及びインナプレート14のスラスト方向の移動をプレート保持部材32で規制するため、ビスカスカップリング10のトルクのバラツキを低減することができる。
以下に、本発明のビスカスカップリング(本発明例)の作用効果を確認するために行ったトルク測定試験について説明する。
本試験では、本発明例として、図1に示すビスカスカップリング10を使用し、比較例として、図4に示すビスカスカップリング100を使用して、それぞれを25℃において300rpmで回転させ、それぞれの粘性流体の充填率に対するトルク変動を測定した。結果を図3に示す。なお、粘性流体の充填率とは、ビスカスカップリング10,100の作動室16,106の容積に対する粘性流体の充填率のことである。
図3から明らかなように、それぞれの充填率において、本発明例のトルクの振れ幅の方が比較例のトルクの振れ幅より小さいことから、本発明例のビスカスカップリング10であれば、トルクのバラツキを低減することができるとわかった。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、プレート保持部材32は、ハウジング11に装着されているが、これに限定されず、インナ部材12に装着されていてもよく、また、ハウジング11及びインナ部材12の両方に装着されていてもよい。
本発明に係るビスカスカップリングを説明するための要部断面図である。 図1のA部の拡大図である。 本発明例及び比較例の粘性流体の充填率とトルクとの関係を示すグラフである。 従来のビスカスカップリングを説明するための要部断面図である。
符号の説明
10 ビスカスカップリング
11 ハウジング(第1回転部材)
12 インナ部材(第2回転部材)
13 アウタプレート
13a 係合溝
14 インナプレート
15 カバー部材
16 作動室
17 スペーサリング
18 圧力リリーフバルブ
19 ダストキャップ
20 シール部材
21 シール部材
22 シール部材
23 すべり軸受
24 すべり軸受
31 係止溝
32 プレート保持部材

Claims (2)

  1. 同一軸線回りにそれぞれ回転可能に設けられる第1回転部材及び第2回転部材と、
    前記第1回転部材に所定間隔で相対回転不能に係合される複数のアウタプレートと、
    前記第2回転部材に所定間隔で相対回転不能に係合され、前記アウタプレートと軸方向に交互に配置される複数のインナプレートと、
    前記第1回転部材と前記第2回転部材との間の開口を閉塞するカバー部材と、
    前記複数のアウタプレート及び前記複数のインナプレートを内包すると共に、粘性流体が充填される作動室と、を備え、
    前記複数のアウタプレートと前記複数のインナプレートとの間に粘性流体が介在することにより、前記複数のアウタプレートと前記複数のインナプレートとの間で回転力が伝達されるビスカスカップリングであって、
    前記第1回転部材及び前記第2回転部材の少なくとも一方に、前記アウタプレートと係合するプレート保持部材を設けることを特徴とするビスカスカップリング。
  2. 前記プレート保持部材は、前記第1回転部材及び前記第2回転部材の少なくとも一方に形成される断面略Vの字状の係止溝に係止されることを特徴とする請求項1に記載のビスカスカップリング。
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