JP2010090446A - 選択排流器の異常動作検知方法及び異常動作検知システム - Google Patents

選択排流器の異常動作検知方法及び異常動作検知システム Download PDF

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Abstract

【課題】選択排流器の異常動作を速やかに検知して即座に交換作業を行うことができるようにする。
【解決手段】埋設金属パイプラインから選択排流器を介して直流電気鉄道のレールに流れる排流電流をモニタするとともに、選択排流器と埋設金属パイプラインとの接続点における管対地電位をモニタするモニタリング工程S1と、排流電流が負である場合、又は排流電流が正又はゼロであり且つ管対地電位が防食基準電位よりプラスよりの場合に、選択排流器の異常ありと判定する選択排流器異常判定工程S2と、選択排流器異常判定工程S2で異常ありと判定された場合に、その異常を報知する異常報知工程S3とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、選択排流器の異常動作検知方法及び異常動作検知システムに関するものである。
直流電気鉄道車両のレール下に埋設された金属パイプラインには、直流電気鉄道車両運行時にレールから大地に流出する電流(レール漏れ電流という)が流入することがあり、流入した電流が金属パイプラインを流れて接地抵抗の低い箇所で流出すると、そこで直流迷走電流腐食が生じることになる。このようなレール漏れ電流の流出による直流迷走電流腐食を防止する方法の一つに選択排流法がある。ここでいう金属パイプラインとは、ガス導管,水道管,通信配線保護管等を含んでおり、カソード防食がなされているものとカソード防食がなされていないものを両方含んでいる。
選択排流法は、図1に示すように、埋設金属パイプラインPの管対地電位P/S(埋設金属パイプラインPと大地Sとの電位差)に対してレール対地電位(レールRと大地Sとの電位差)が低い場合に、選択排流器1を介して埋設金属パイプラインPとレールR(或いはレールから変電所への引込線)とを電気的に接続し、埋設金属パイプラインPを流れる電流を直接大地に流出させずに一括してレールRに帰流させる方法である(非特許文献1参照)。図中のD1は直流電気鉄道車両、D2は電車線、D3は変電所を示している。選択排流法は、変電所D3の近傍や回生制動車両の制動が頻繁になされる箇所でレールRに電流が吸い上げられる現象が生じることを利用したもので、このような現象が生じる箇所を選択して埋設金属パイプラインPとレールRを電線で接続し、埋設金属パイプラインPからレールRに向かう電流のみを許容することで、埋設金属パイプラインPから大地に流出する電流を低減させるものである。
選択排流器1としては、シリコンダイオードと抵抗とを直列に接続したものが一般に用いられ、シリコンダイオードのカソード側を防食対象の埋設金属パイプラインPに接続している。この選択排流器1の保守点検は、通常1年に1回程度で行われる定期点検によって行われており、そこでは選択排流器1の電気特性確認等が行われている。
電気学会 電食防止研究委員会編「新版 電食・土壌腐食ハンドブック」電気学会発行,昭和52年5月,p.239
選択排流器は、レールに接続されるので、通常、電鉄用地内に設置されており、この選択排流器の保守点検を行うには、電鉄用地内に入るために電鉄管理者の許可が必要になる。したがって、選択排流器に対して落雷等が懸念される場合、速やかに点検確認を行うことができない事情がある。近年問題視されている異常気象によって、都市部等で落雷が増えているが、落雷は接地されている導電施設に対して起こり易いので、接地されているレールに雷が落ちて選択排流器を破損する事故の多発が懸念されている。
落雷等による選択排流器の破損としては絶縁破壊と導通破壊が考えられる。選択排流器に絶縁破壊が生じた場合には、本来、変電所近傍や回生制動車両の制動が発生しやすい箇所のように、大地からレールに電流が吸い上げられる現象が生じるところに選択排流器が接続されているので、その周辺で埋設金属パイプラインから大地に流出する電流を増長することになり、短期間で埋設金属パイプラインに致命的な欠陥が生じることがある。また、選択排流器に導通破壊が生じた場合には、選択排流器の接続点上を直流電気鉄道車両が通過する場合等にレールから積極的に埋設金属パイプラインに電流が流入されることになり、流入された電流が流出する箇所での腐食リスクを高めることになる。
このように、選択排流器の破損は、これを早期に発見して速やかに新たな選択排流器に交換する必要があるにも拘わらず、選択排流器が電鉄用地内に設置されている状況下では、破損の早期発見が困難であった。これに対処するためには、選択排流器の動作状態を遠隔監視することが考えられるが、選択排流器を流れる電流は、直流電鉄車両の運行状況に応じて頻繁に変化し、計測器の温度変化による計測ドリフトもあるので、確実に排流電流の逆流現象が確認できる場合を除けば、排流電流の遠隔監視のみでは損傷の如何が明確に把握できない問題があった。
本発明は、このような事情に対処するために提案されたものであって、選択排流器の異常動作を速やかに検知して即座に交換作業を行うことができるようにすること、選択排流器の異常動作を適正に知らせることができること、電鉄用地への出入りを行うことなく、選択排流器の異常を遠隔監視できること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明は、一つには、直流電気鉄道のレールと該レール下に埋設された埋設金属パイプラインとの間に接続された選択排流器の異常動作を検知する方法であって、前記埋設金属パイプラインから前記選択排流器を介して前記レールに流れる排流電流をモニタするとともに、前記選択排流器と前記埋設金属パイプラインとの接続点における管対地電位をモニタするモニタリング工程と、前記排流電流が負である場合、又は前記排流電流が正又はゼロであり且つ前記管対地電位が防食基準電位よりプラスよりの場合に、前記選択排流器の異常ありと判定する選択排流器異常判定工程と、前記選択排流器異常判定工程で異常ありと判定された場合に、その異常を報知する異常報知工程とを有することを特徴とする。
また一つには、直流電気鉄道のレールと該レール下に埋設された埋設金属パイプラインとの間に接続された選択排流器の異常動作を検知するシステムであって、前記埋設金属パイプラインから前記選択排流器を介して前記レールに流れる排流電流をモニタする排流電流モニタリング手段と、前記選択排流器と前記埋設金属パイプラインとの接続点における管対地電位をモニタする管対地電位モニタリング手段と、前記排流電流が負である場合、又は前記排流電流が正又はゼロであり且つ前記管対地電位が防食基準電位よりプラスよりの場合に、前記選択排流器の異常ありと判定する選択排流器異常判定手段と、前記選択排流器異常判定手段で異常ありと判定された場合に、前記選択排流器の異常を報知する異常報知手段とを有することを特徴とする。
このような特徴によると、埋設金属パイプラインから選択排流器を介してレールに流れる排流電流をモニタするとともに、選択排流器と埋設金属パイプラインとの接続点における管対地電位をモニタするので、変動が頻繁に生じる排流電流のモニタ値だけでなく、パイプラインの防食状況の変化を踏まえて、客観的に選択排流器の異常動作検知を行うことができる。これによって、信頼性の高い異常動作検知情報を報知することが可能になる。
また、モニタされた排流電流が負である場合、又は排流電流が正又はゼロであり且つ管対地電位が防食基準電位よりプラスよりの場合に、選択排流器の異常ありと判定するので、排流電流がゼロで管対地電位が防食基準電位よりプラスよりの場合に選択排流器の絶縁破壊が検知でき、排流電流が負である場合に選択排流器の導通破壊が検知できる。これによって、選択排流器の各種異常を適正に判定することが可能になる。
更には、前述した選択排流器の異常判定結果を報知することで、例えば、遠隔的に選択排流器の異常状態を把握することができることになり、電鉄用地内に入らなくても早期に異常発生を検知して、それに対する適正な対処を行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図2は、本発明の実施形態に係る選択排流器の異常動作検知方法を示す説明図(工程フロー)である。本発明の実施形態に係る選択排流器の異常動作検知方法は、主要な工程として、モニタリング工程S1、選択排流器異常判定工程S2、異常報知工程S3を有しており、これらの工程によって直流電気鉄道のレールと該レール下に埋設された埋設金属パイプラインとの間に接続された選択排流器の異常動作を検知するものである。
モニタリング工程S1は、埋設金属パイプラインから選択排流器を介してレールに流れる排流電流Iをモニタするとともに、選択排流器と埋設金属パイプラインとの接続点における管対地電位P/Sをモニタする工程である。これは選択排流器の異常検知開始後に常時行われており、24時間、排流電流Iと管対地電位P/Sをモニタして、このモニタ値が選択排流器異常判定工程S2で判定処理される。
選択排流器異常判定工程S2は、モニタされた排流電流Iが負である場合、又はモニタされた排流電流Iが正又はゼロであり且つモニタされた管対地電位P/Sが防食基準電位よりプラスよりの場合に、選択排流器の異常ありと判定する工程である。これによると、モニタされた排流電流Iが正,ゼロ,負の何れであるかの極性判定に加えて、埋設金属パイプラインの管対地電位P/Sが防食基準電位よりプラスよりの値になって防食管理上不適正な値になっていないかを判定して、選択排流器の異常動作が判定される。ここでの防食基準電位は、対象となる埋設金属パイプラインがカソード防食されていない場合は自然腐食電位(例えば、飽和硫酸銅電極(CSE)基準で−500mVCSE)であり、対象となる埋設金属パイプラインがカソード防食されている場合は、そのベースとなる防食管理基準値(例えば−1000mVCSE)になる。
異常報知工程S3は、選択排流器異常判定工程S2で異常ありと判定された場合に、その異常を報知する工程である。この工程は、後述する遠隔的なデータ送信工程を含むものだけでなく、発音、発光表示等による各種の報知を採用することが可能である。
このような各工程を有する本発明の実施形態に係る選択排流器の異常動作検知方法は、常時、排流電流Iと管対地電位P/Sをモニタしているので、選択排流器が適正な動作から外れた場合に、直ちにこの異常動作を検知して、これを報知することが可能になる。これによって、選択排流器の絶縁破壊や導通破壊を早期に発見し、それらの異常事態に迅速に対応することが可能になる。また、選択排流器の絶縁破壊や導通破壊の何れであっても、これらを異常と判定して速やかにこれを報知することが可能になる。更には、この報知を遠隔的に行うことで、立ち入り許可が必要な電鉄用地内に設置された選択排流器においても、この電鉄用地に立ち入ることなく、選択排流器の異常動作を認識して、これに対処することが可能になる。
図3は、本発明の実施形態に係る選択排流器の異常動作検知方法の更に具体的な実施形態を示した説明図(工程フロー)である。この実施形態では、前述したモニタリング工程S1と選択排流器異常判定工程S2とを実行するためのアナログ処理工程S10と前述した異常報知工程S3を実行するためのデジタル処理工程S20とを有している。
アナログ処理工程S10は、排流電流Iと管対地電位P/Sの常時モニタ、モニタされた排流電流Iと管対地電位P/Sをしきい値と比較する比較処理、前述した比較処理の結果で異常判定がなされた場合にアラームを発生させるアラーム発生処理を含んでいる。アナログ処理工程S10はアナログ回路の演算処理によって行われる。常時行われるモニタリング工程S1と選択排流器異常判定工程S2をアナログ回路で実行することで、消費電力を抑えることができ、乾電池等の小型電源で定期点検が行われる期間の連続実行が可能になる。
一方、デジタル処理工程S20は、デジタル演算処理手段(CPU等)の処理によって実行され、前述したアナログ処理工程S10でのアラーム発生によって起動する場合と自身のタイマ割り込みによって起動する場合がある。
アナログ処理工程S10の工程例を図3に従って説明すると、異常検知開始から、排流電流Iのモニタリング(S11)と管対地電位P/Sのモニタリング(S12)が常時行われ、タイマ割り込みが無く(S13)、アラーム発生のトリガーが無ければ(S14)、モニタされた排流電流Iとしきい値(ゼロ)との比較がなされ、排流電流Iが負の場合(S15:「NO」)にはアラーム発生のトリガーがかかる(S17)。また、モニタされた排流電流Iがゼロ又は正の場合(S15:「YES」)には、管対地電位P/Sとしきい値(防食基準電位E0)との比較がなされ、管対地電位P/Sがしきい値より大(防食基準電位E0よりプラスより)の場合(S16:「YES」)にもアラーム発生のトリガーがかかる(S17)。そして、モニタされた排流電流Iがゼロ又は正の場合(S15:「YES」)で管対地電位P/Sがしきい値以下(防食基準電位E0以下)の場合(S16:「NO」)には、前述したモニタリングが継続される(モニタ継続:S18)ことになる。
選択排流器異常判定工程S2においては、排流電流I>0の場合には、排流電流の逆流は生じていないが、選択排流器は正常動作しているか導通破壊しているかがそれ自体では不明である。この場合には、対象となる埋設金属パイプラインの管対地電位P/Sを防食基準電位E0と比較して、管対地電位P/Sが防食基準電位E0よりプラスよりになっているか否かで判定する。管対地電位P/Sが防食基準電位E0よりプラスよりになっている場合には、仮に選択排流器自体が正常動作していても排流効果が十分でないと判断できるので、この場合を異常ありと判断する。
また、排流電流I=0の場合には、レール漏れ電流が埋設金属パイプラインに流入していなければI=0になるので、これだけで異常・正常の判定はできない。管対地電位P/Sが防食基準電位E0以下であれば、排流電流I自体が無い場合と判断してモニタ継続にし、管対地電位P/Sが防食基準電位E0よりプラスよりの場合に絶縁破壊による異常発生と判断している。
排流電流I<0の場合には、排流電流の逆流現象が検知されているので、これのみで異常と判断できる。落雷等で選択排流器のダイオードが導通破壊すると、排流点の管対地電位P/Sがレール対地電位R/Sよりもマイナスになった場合、P/Sの値にかかわらずレールから埋設金属パイプラインに電流が流れ、この電流が大地に放出される箇所で腐食が発生する。排流電流Iの逆流は排流電流Iとしきい値(ゼロ)との比較でこれを速やかに検知して、異常ありと判定する。
アラーム発生(S17)によってトリガーがかかると、異常報知工程S3を実行するデジタル処理工程S20が起動する。そして、一端アラーム発生のトリガーがかかると、デジタル処理工程S20が実行された後に再びアナログ処理工程S10に戻ったときに、排流電流Iモニタリング工程S11と管対地電位P/Sモニタリング工程S12後の工程S14が「YES」となり、モニタされた排流電流Iと管対地電位P/Sによってデジタル処理工程S20における計測データの演算処理が行われる。
異常報知工程S3における具体的な特徴は、一つには、異常検知情報を予め設定された遠隔監視先に送信することで選択排流器の異常を報知すること、また一つには、選択排流器異常判定工程S2で異常ありと判定された後に、設定された計測時間だけ排流電流Iと管対地電位P/Sの計測データをデータ保存するデータ保存工程S23と、保存された計測データを遠隔監視先に送信するデータ送信工程S25とを有することにある。
これによると、異常検知情報を予め設定された遠隔監視先に送信することで、選択排流器が電鉄用地等の許認可が必要なところに設置されていたとしても、そこに立ち入ることなく選択排流器の異常検知を行うことができる。また、異常検知情報として排流電流Iと管対地電位P/Sの計測データを遠隔監視先に送信することで、遠隔監視先でその計測データを分析して、異常の具体的な内容を把握し、それに対する対策を検討することができる。排流電流Iと管対地電位P/Sの計測データを送信する前に一旦データ保存することで、選択排流器が設置されている現場でも保存されたデータを分析して対応を検討することが可能になる。
異常報知工程S3が実行されるデジタル処理工程S20を図3に基づいて更に具体的に説明する。先ず、アラーム発生(S17)のトリガーによって演算処理手段(CPU)が起動する(S21)。演算処理手段は、常時は休止状態(スリープ状態)になっており、アナログ処理工程S10でのアラーム発生(S17)を受けて休止状態から起動状態(ウエイクアップ状態)になる。起動した演算処理手段は、モニタされた排流電流Iと管対地電位P/Sをサンプリングし、計測・演算処理を施して計測データを生成する(計測・演算処理工程S22)。
計測・演算処理工程S22で生成された計測データは、演算処理手段内でのデータ記憶手段に随時データ保存される(データ保存工程S23)。排流電流Iと管対地電位P/Sのサンプリングと計測・演算処理工程S22及びデータ保存工程S23は、演算処理手段で設定されている計測時間が終了するまで繰り返し実行され(S24:「NO」)、設定された計測時間が終了すると(S24:「YES」)、データ送信がなされる(データ送信工程S25)。
図3に示した実施形態では、排流電流Iと管対地電位P/Sのサンプリングと計測・演算処理工程S22及びデータ保存工程S23は、アラーム発生がトリガーされたときだけでなく、タイマ割り込みによっても行われる。すなわち、選択排流器の異常時だけでなく、平常時にも、例えば1日1回等の定期的に、モニタされた計測電流Iと管対地電位P/Sのサンプリングと計測演算処理によって生成された計測データのデータ保存が行われ、データ保存された計測データが予め設定された遠隔監視先にデータ送信される。
この動作は、デジタル処理回路におけるタイマ割り込みによって実行される。定期的に動作するタイマ割り込みによってデジタル処理工程S20における工程S21〜S23が実行され、設定された計測時間を経過するまで工程S11〜S23が繰り返し実行されて(S24:「NO」,S13:「YES」)、設定時間が経過した後に(S24:「YES」)、データ送信される(S25)。
図4は、計測・演算処理工程S22の具体例を示した説明図である。図示の例では、時刻hh:mm:00にタイマ割り込みが開始されるか(S13:「YES」)、或いはアラーム発生のトリガーがかかった(S17)とすると、その後10分間の計測時間が設定されており、計測時間終了までの間(S24:「NO」)、排流電流Iのモニタリング(S11)と管対地電位P/Sのモニタリング(S12)が同時に行われて、1/28sのサンプリング間隔で1s毎に計測・演算処理工程S22が実行される。計測・演算処理工程S22は、ここでは、1s間で得た250個のサンプリング値から1s単位の平均値(Iaveと(P/S)ave)を求めている。
先ず、時刻hh:mm:00から時刻hh:mm:01までの1s間における排流電流Iの平均値(Iave1と管対地電位P/Sの平均値(P/S)ave 1を求め、これをデータ保存工程S23で仮保存する。そして、次の時刻hh:mm:01から時刻hh:mm:02までの1s間における排流電流Iの平均値(Iave2と管対地電位P/Sの平均値(P/S)ave 2を求め、これらを(Iave1,(P/S)ave 1とそれぞれ照査して、大きい方を最大値Imax,(P/S)max、小さい方を最小値Imin,(P/S)minとして、これらをデータ保存工程S23で仮保存する。
このような工程を繰り返し、時刻hh:mm:00から時刻hh:(mm+1):00までの間のIave,Imax,Imin及び(P/S)ave,(P/S)max,(P/S)minを求める。最終的には、時刻hh:mm:00から時刻hh:(m+10):00までのIave,Imax,Imin及び(P/S)ave,(P/S)max,(P/S)minを求め、これらをデータ保存工程S23でデータ保存する。その際に、最大値と最小値は出現時刻とともに保存する。ここで、Iave,Imax,Iminは排流電流Iの平均値,最大値,最小値を示しており、(P/S)ave,(P/S)max,(P/S)minは、管対地電位P/Sの平均値,最大値,最小値を示している。
ここで、タイマ割り込みにおける設定時刻hh:mm:00は、直流電気鉄道車両のラッシュアワー時(例えば、am8:00頃)に行うのが好ましい。直流電気鉄道車両の運行が頻繁に行われるラッシュアワー時にはレール漏れ電流の発生が大きいと考えられるので、排流電流Iや管対地電位P/Sの変化を顕著に把握することができる。設定計測時間は、直流電気鉄道運行の影響が把握できる時間であればよいが、一例としては、前述したように10分間を採用することができる。
データ送信工程S25としては、各種の通信手段を利用して前述したようにデータ保存された計測データを遠隔監視先に送信する。この工程の一例としては、インターネット等のネットワーク回線上に設定されたセンターサーバーに無線遠隔回線で接続して、センターサーバーの受信手段に向けてデータ送信する(S25)。
その後は、アラーム発生で無い場合(S26:「NO」)、すなわちタイマ割り込みの場合には、演算処理手段(CPU)を休止させて、再びアナログ処理工程S10のモニタ継続S18に移行する。また、アラーム発生の場合には(S26:「YES」)、例えば、センターサーバーとの接続を維持し、センターサーバーからの指示待ち状態にする(センターサーバー指示待機工程S28)。
図5は、本発明の実施形態に係る選択排流器の異常動作検知システムを示す説明図である。このシステムは前述した選択排流器の異常動作検知方法を実行するためのシステムである。直流電気鉄道D1のレールRとレールRの下に埋設された埋設金属パイプラインPとの間に選択排流器1が接続されている。選択排流器1はダイオード10にシャント抵抗11が直列接続されており、選択排流器1と埋設金属パイプラインPとの接続点P1とレールRとが接続される電線L1,L2間に選択排流器1が接続されている。
シャント抵抗11の両側には電圧計12が並列接続されており、この電圧計12でシャント抵抗11の両端電圧を常時計測している。この両端電圧Vをシャント抵抗11の抵抗値RSで除する演算回路によって、埋設金属パイプラインPから選択排流器1を介してレールRに流れる排流電流Iをモニタする排流電流モニタリング手段13が構成されている。
また、前述した接続点P1と地面に設置された照合電極14とを接続する電線L3,L4の間に管対地電位P/Sを常時計測する電圧計15が接続されており、この電圧計15によって、選択排流器1と埋設金属パイプラインPとの接続点P1における管対地電位P/Sをモニタする管対地電位モニタリング手段(電圧計15)が構成されている。ここでの照合電極14は管対地電位P/Sを常時計測するために金属電極(亜鉛電極、マグネシウム電極等)が用いられる。
排流電流モニタリング手段13と管対地電位モニタリング手段(電圧計15)は選択排流器異常判定手段16に接続されており、この選択排流器異常判定手段16にモニタされた排流電流Iと管対地電位P/Sが常時入力されている。選択排流器異常判定手段16は、排流電流Iが負である場合、又は排流電流Iが正又はゼロであり且つ管対地電位P/Sが防食基準電位E0よりプラスよりの場合に、選択排流器1の異常ありと判定するものである。この選択排流器異常判定手段16はアナログ演算処理回路によって構成することができ、排流電流Iとしきい値(ゼロ)とを比較する比較回路と管対地電位P/Sとしきい値(防食基準電位E0)とを比較する比較回路の組み合わせによって構成することができる。
排流電流モニタリング手段13と管対地電位モニタリング手段(電圧計15)は前述したモニタリング工程S1を実行するものであり、選択排流器異常判定手段16は前述した選択排流器異常判定工程S2を実行するものである。
そして、選択排流器異常判定手段16で異常ありと判定された場合に、選択排流器1の異常を報知する異常報知手段17を備える。異常報知手段17は前述した異常報知工程S3を実行するものであり、デジタル演算処理手段(CPU)を備えた電子機器によって構成することができる。
異常報知手段17は、異常検知情報を予め設定された遠隔監視先に送信する情報送信手段を備えている。より具体的には、異常報知手段17は、異常検知時にインターネット等のネットワーク回線2上に設定されたセンターサーバー20に接続され、センターサーバー20に異常検知情報を送信する。センターサーバー20ではこの異常検知情報が蓄積され、センターサーバーに接続された遠隔監視先の情報端末3,4にセンターサーバー20からネットワーク回線2を介して異常検知情報が送信される。情報端末3,4としては、ネットワーク回線2に接続可能な携帯電話や携帯情報端末を用いることができる。
図6は、異常報知手段17の具体的な機能構成例を示した説明図である。異常報知手段17は、データサンプリング手段17A,計測・演算処理手段17B,データ保存手段17C,データ送信手段17D,計測時間計時手段17E等を必要に応じて備えている。更には、異常検知時だけでなく平常時にも定期的にデータ送信を行うために、タイマ割り込み手段17Fを必要に応じて備えている。
データサンプリング手段17Aは、モニタされている排流電流Iと管対地電位P/Sを設定されたサンプリング間隔(例えば、1/28s)でサンプリングするための手段である。計測・演算処理手段17Bは、データサンプリング手段17Aによってサンプリングされた排流電流Iと管対地電位P/Sに対して前述した計測・演算処理工程S22を実行するための手段である。例えば、図4に示した工程を実行する場合には、計測時間内でのIave,Imax,Imin及び(P/S)ave,(P/S)max,(P/S)minが求められる。
データ保存手段17Cは、計測・演算処理手段17Bの演算処理結果を記憶手段に保存する手段である。図4に示した工程を実行した場合には、計測時間内で求められたIave,Imax,Imin及び(P/S)ave,(P/S)max,(P/S)minがデータ保存されると共に、Imax,Imin及び(P/S)max,(P/S)minに関しては、その出現時刻が保存される。
データ送信手段17Dは、データ保存手段17Cに保存されたIave,Imax,Imin及び(P/S)ave,(P/S)max,(P/S)min等の計測データを選択排流器1の特定情報と共に遠隔監視先にデータ送信する手段である。ここで、選択排流1の特定情報とは、一つの埋設金属パイプラインP或いは複数の埋設金属パイプラインPに対して複数設置されている選択排流器1の何れを対象として計測されたデータであるかを特定するためのものであり、例えば、前述したセンターサーバー20では、この特定情報によって、送られてきた計測データがどの埋設金属パイプラインのどの箇所に設置されている選択排流器1の計測データであるかが識別できるようになっている。データ送信手段17Dの具体例は、データ送信時に前述したセンターサーバー20と通信接続して、データ保存手段17Cに保存されたIave,Imax,Imin及び(P/S)ave,(P/S)max,(P/S)min等の計測データと選択排流器1の特定情報を異常検知情報としてセンターサーバー20に送信する。
計測時間計時手段17Eは、設定された計測時間を計時しながら異常報知手段17の動作を制御するため機能である。異常報知手段17は個々に電源を備えているが、消費電力を抑えて電源寿命を確保するために、常時は休止状態にしておき、必要時にのみ起動するシステム構成にすることが好ましく、計測時間計時手段17Eは、異常報知手段17が起動した後に設定された計測時間を計時して、計測時間経過後に再び異常報知手段17を休止状態にする機能を有する。
タイマ割り込み手段17Fは、異常報知手段17を異常時だけでなく平常時にも定期的にデジタル演算処理手段を作動させるための機能であり、設定されたタイマ時刻になると休止状態の異常報知手段17を起動させる。起動後は計測時間計時手段17Eの機能によって計測時間が経過すると再び休止状態になる。
異常報知手段17は、デジタル演算処理手段を実行するプログラムによって構成することができる。図6に示すように、メインプログラムである異常報知手段17によって、サブプログラムであるデータサンプリング手段17A,計測・演算処理手段17B,データ保存手段17C,データ送信手段17D,計測時間計時手段17E,タイマ割り込み手段17Fの各機能が実行されることになる。
図7は、センターサーバー20の構成例を示した説明図である。ネットワーク回線上に設定されたセンターサーバー20は、異常情報報知手段17のデータ送信手段17Dから送信された計測データ及び特定情報を受信するデータ受信手段21と、受信した計測データを特定情報に基づいて個別の選択排流器毎に保存してデータベース22Aを構築するデータベース構築手段22と、ネットワーク回線2を介してセンターサーバー20に接続可能な情報端末を管理する情報端末管理手段23と、情報端末管理手段によって管理されており、センターサーバー20に接続されている情報端末3に対して、データベース22Aに構築されたデータを出力する情報端末接続手段24を備える。
異常情報報知手段17のデータ送信手段17Dとデータ受信手段21とは、無線電話回線等を用いた通信接続がなされており、センターサーバー20は、データ受信手段21が信号受信することで以後の動作を開始する。データ受信手段21が計測データと特定情報を受信すると、データベース構築手段22は、受信した特定情報に基づいて、送られてきた計測データがどの埋設金属パイプラインのどこに設置された選択排流器1のデータであるかを識別し、個別の選択排流器1毎にデータベース22Aを構築する。データベース22Aには平常時と異常時の計測データが蓄積されるので、選択排流器1の遠隔監視情報が全て蓄積されることになる。
情報端末管理手段23は、例えば、ネットワーク回線2を介して情報端末3から送られてくる識別情報に基づいて、その情報端末3がセンターサーバー20にアクセス可能な情報端末であるか否かを判断する。情報端末管理手段23がセンターサーバー20へのアクセスを認めた場合には、情報端末3は情報端末接続手段24を介してデータベース22Aに接続することができ、情報端末3からの要求に基づいて情報端末接続手段24はデータベース22Aに構築されたデータを情報端末3に出力することができる。すなわち、このような情報端末3によると、ネットワーク回線2に接続できる環境であれば、何時でも何処でも選択排流器1の遠隔監視情報を取得することができる。
また、センターサーバー20は、情報端末管理手段23によって管理されており且つセンターサーバー20に接続されている情報端末3に対して、データ受信手段21の受信時に異常検知情報をメール送信する異常検知メール送信手段25を備える。異常検知メール送信手段25は、データ受信手段21に送られてきた計測データ及び特定情報がアラーム発生時のものであるか否かを判断して、アラーム発生時のものである場合には、選択排流器1の異常動作検知による計測データの受信であると認識して異常検知情報を情報端末3にメール送信する。これによると、遠隔監視先にある情報端末3に対して、選択排流器1の異常発生を早期に知らせることが可能になる。
選択排流法の説明図である。 本発明の実施形態に係る選択排流器の異常動作検知方法を示す説明図(工程フロー)である。 本発明の実施形態に係る選択排流器の異常動作検知方法の更に具体的な実施形態を示した説明図(工程フロー)である。 本発明の実施形態に係る選択排流器の異常動作検知方法における計測・演算処理工程の具体例を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る選択排流器の異常動作検知システムを示す説明図である。 本発明の実施形態に係る選択排流器の異常動作検知システムにおける異常報知手段の具体的な構成例を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る選択排流器の異常動作検知システムにおけるセンターサーバーの構成例を示した説明図である。
符号の説明
1:選択排流器,2:ネットワーク回線,3,4:情報端末,
10:ダイオード,11:シャント抵抗,12,15:電圧計,
13:排流電流モニタリング手段,14:照合電極,
16:選択排流器異常判定手段,
17:異常報知手段,
17A:データサンプリング手段,17B:計測・演算処理手段,
17C:データ保存手段,17D:データ送信手段,
17E:計測時間計時手段,17F:タイマ割り込み手段,
20:センターサーバー,
21:データ受信手段,22:データベース構築手段,22A:データベース,
23:情報端末管理手段,24:情報端末接続手段,
P:埋設金属パイプライン,P1:接続点,
R:レール,D1:直流電気鉄道車両,L1〜L4:電線

Claims (8)

  1. 直流電気鉄道のレールと該レール下に埋設された埋設金属パイプラインとの間に接続された選択排流器の異常動作を検知する方法であって、
    前記埋設金属パイプラインから前記選択排流器を介して前記レールに流れる排流電流をモニタするとともに、前記選択排流器と前記埋設金属パイプラインとの接続点における管対地電位をモニタするモニタリング工程と、
    前記排流電流が負である場合、又は前記排流電流が正又はゼロであり且つ前記管対地電位が防食基準電位よりプラスよりの場合に、前記選択排流器の異常ありと判定する選択排流器異常判定工程と、
    前記選択排流器異常判定工程で異常ありと判定された場合に、その異常を報知する異常報知工程とを有することを特徴とする選択排流器の異常動作検知方法。
  2. 前記異常報知工程は、異常検知情報を予め設定された遠隔監視先に送信することで前記選択排流器の異常を報知することを特徴とする請求項1に記載された選択排流器の異常動作検知方法。
  3. 前記異常報知工程は、前記選択排流器異常判定工程で異常ありと判定された後に、設定された計測時間だけ前記排流電流と前記管対地電位の計測データをデータ保存するデータ保存工程と、保存された前記計測データを遠隔監視先に送信するデータ送信工程とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載された選択排流器の異常動作検知方法。
  4. 直流電気鉄道のレールと該レール下に埋設された埋設金属パイプラインとの間に接続された選択排流器の異常動作を検知するシステムであって、
    前記埋設金属パイプラインから前記選択排流器を介して前記レールに流れる排流電流をモニタする排流電流モニタリング手段と、
    前記選択排流器と前記埋設金属パイプラインとの接続点における管対地電位をモニタする管対地電位モニタリング手段と、
    前記排流電流が負である場合、又は前記排流電流が正又はゼロであり且つ前記管対地電位が防食基準電位よりプラスよりの場合に、前記選択排流器の異常ありと判定する選択排流器異常判定手段と、
    前記選択排流器異常判定手段で異常ありと判定された場合に、前記選択排流器の異常を報知する異常報知手段とを有することを特徴とする選択排流器の異常動作検知システム。
  5. 前記異常報知手段は、異常検知情報を予め設定された遠隔監視先に送信する手段を備えることを特徴とする請求項4に記載された選択排流器の異常動作検知システム。
  6. 前記異常報知手段は、前記選択排流器異常判定手段で異常ありと判定された後に、設定された計測時間だけ前記排流電流と前記管対地電位の計測データを保存するデータ保存手段と、保存された前記計測データを前記選択排流器の特定情報と共に遠隔監視先に送信するデータ送信手段とを有することを特徴とする請求項4又は5に記載された選択排流器の異常動作検知システム。
  7. ネットワーク回線上に設定されたセンターサーバーを備え、
    該センターサーバーは、
    前記データ送信手段から送信された前記計測データ及び前記特定情報を受信するデータ受信手段と、
    受信した前記計測データを前記特定情報に基づいて個別の選択排流器毎に保存してデータベースを構築するデータベース構築手段と、
    ネットワーク回線を介して前記センターサーバーに接続可能な情報端末を管理する情報端末管理手段と、
    該情報端末管理手段によって管理されており、前記センターサーバーに接続されている情報端末に対して、前記データベースに構築されたデータを出力する情報端末接続手段を備えることを特徴とする請求項6に記載された選択排流器の異常動作検知システム。
  8. 前記センターサーバーは、
    前記情報端末管理手段によって管理されており且つ前記センターサーバーに接続されている情報端末に対して、前記データ受信手段の受信時に異常検知情報をメール送信する異常検知メール送信手段を備えることを特徴とする請求項7に記載された選択排流器の異常動作検知システム。
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