JP2010089650A - 歩行型農作業機 - Google Patents

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gas cylinder
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Yasuyuki Wada
泰行 和田
Ryoichi Tetsuo
良一 鉄尾
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Abstract

【課題】ガスボンベを交換する際にもマフラに手が触れてしまうことを防止することで、安全性を向上することが可能な歩行型農作業機を提供する。
【解決手段】作業機1は、ガスエンジン6の上部前方側にガスボンベ8を取り付けるボンベ支持部12と、該ボンベ支持部12の後方側にマフラ15と、該マフラ15の上方を覆うマフラガード20とを備えており、操作者がガスボンベ8を交換する際にあっても誤ってマフラ15に手を触れてしまうことを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、耕耘機等の歩行型農作業機に係り、詳しくは、ガスボンベの燃料ガスを燃料とするガスエンジンを搭載した歩行型農作業機に関する。
従来、歩行型農作業機においては、ガスエンジンを駆動源として搭載したものが案出されている(例えば、特許文献1参照)。このものは、例えば携帯コンロ用の小型ガスボンベに充填されたプロパンガス等を燃料として使用し得るように構成されており、燃料補給など取扱い操作性の向上が図られている。
特開平11−170876号公報
ところで、一般に、歩行型農作業機は、機体上部に高温となるマフラが配置されている場合であっても、熟練した作業者が操作することが多く、マフラの上方を覆うことで該マフラへの接触を防止するための接触防止手段を設けていなかった。
しかし、近年、上記特許文献1のような、燃料の取扱い操作性が良好となった歩行型農作業機が、未熟練者によって使用される機会が増加することが考えられ、この際、該歩行型農作業機が上記のように機体上部にマフラを配置していた場合、機体を押さえながらガスボンベを交換する際に、手を置きやすい位置にマフラがあるため、高温となったマフラに手を触れてしまう危険性があるという問題があった。
そこで本発明は、ガスボンベを交換する際にもマフラに手が触れてしまうことを防止することで、安全性を向上することが可能な歩行型農作業機を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は(例えば図1乃至図3参照)、ガスボンベ(8)の燃料ガスを燃料とするガスエンジン(6)を搭載した歩行型農作業機(1)において、
前記ガスエンジン(6)の上部前方側に配置されると共に前記ガスボンベ(8)を取り付ける取付部(12)と、
前記取付部(12)の後方側に配置されたマフラ(15)と、
前記マフラ(15)の上方を覆う接触防止手段(20)と、を備えてなる、
ことを特徴とする歩行型農作業機(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図3参照)、前記ガスエンジン(6)は、クランクケース(6a)を備え、
前記接触防止手段(20)は、前記クランクケース(6a)に固定されてなる、
ことを特徴とする請求項1記載の歩行型農作業機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、マフラの上方を覆う接触防止手段を備えたので、例えば未熟練者がガスボンベを交換する際にあっても、誤ってマフラに手を触れてしまうことを防止することができて、安全性の向上を図ることができる。
請求項2に係る本発明によると、接触防止手段は、クランクケースに固定されているので、マフラ等からの熱を接触防止手段に伝達しにくくすることができる。また、接触防止手段を押さえることで機体を安定した状態にすることができ、例えばガスボンベの交換の際にも、安定した状態で交換作業を行うことができ、作業効率を向上させることができる。
以下、本発明に係る実施の形態を図1乃至図3に沿って説明する。
歩行型農作業機としての作業機1は、図1及び図2に示すように、上下方向に傾斜して配置されると共に、耕耘爪等の回転体2を回転駆動可能に支持する回転軸(車軸)2aを左右に軸支するミッションケース3と、該ミッションケース3に固定され、後方側(図中右方側)となるにつれて上方側に延びる二股状のハンドル4と、該ミッションケース3に固定された機台フレーム5に搭載された後述するガスエンジン6とを備えて構成されている。なお、本実施の形態に係る作業機1は、回転体2が複数の耕耘爪2bからなる車軸装着型のロータリ耕耘体としている。
また、ミッションケース3の後方側には、耕耘作業時に地中に没しておくことで機体の作業姿勢を安定させる耕耘抵抗棒11が取り付けられている。さらに、該耕耘抵抗棒11は、作業機1の立姿勢を保持するスタンドにすることもできる。
上記ハンドル4は、左右両端部に握持部4b,4bを備えており、操作者が握持することで作業機1の走行方向を操作し得るように構成されている。また、左側の握持部4bの前方には、後述する主クラッチを操作する主クラッチレバー9が配置されており、操作者が握持部4bを握持する際に一緒に握持することで主クラッチの入り操作となるように構成されている。さらに、右側の握持部4bの前方にはアクセルレバー10が配置されており、操作者は、握持部4bを握持したまま該アクセルレバー10を操作し得るように構成されている。また、ハンドル4は、中間部分に備えられた回動支持部4aによって先端側部分が回動可能に構成されており、該回動支持部4aから先端部分を回動させ、ハンドル4を折り畳むことで作業機1をコンパクトにして運搬等が容易に行えるようになっている。
上記ガスエンジン6は、ベルトカバー7内にベルト伝動機構(不図示)を備えており、該ベルト伝動機構によってエンジン出力軸の回転駆動力が、ミッションケース3内の入力軸に伝達される。該ベルト伝動機構には、ガスエンジン6の回転駆動力の伝達を入り切り切り換えするベルトテンションクラッチ(不図示)が備えられており、上述したハンドル4に配置された主クラッチレバー9の操作によってガスエンジン6の回転駆動力の伝達を入り切り切り換えできるように構成されている。
また、ガスエンジン6は、後述するボンベ支持部(取付部)12に着脱可能に支持されるカセット型のガスボンベ8(図2参照)から供給されるプロパンガス(燃料ガス)を燃料として運転し得るように構成されている。なお、ガスエンジン6は、携帯用ガスコンロ等に使用され、一般的に市販されている小型のガスボンベを、本実施の形態のガスボンベ8として用いることができるようになっており、農作業機の操作の未熟練者にとっても燃料の保管や補給等の取扱いが容易になっている。
一方、上記ボンベ支持部12は、ガスエンジン6の上部前方側に配置され、機体左右方向に沿って横置きにガスボンベ8を収納するボンベケース12aと、該ボンベケース12aを支持する支持部材12bとによって構成されている。該支持部材12bは、下方向きに突設された支持脚13a、支持脚13b、及び支持脚13cによってガスエンジン6のクランクケース6aに対して固定支持されている。詳しくは、支持脚13aは、連結部材14aを介してクランクケース6aに固定されており、支持脚13bは、クランクケース6aに固定された連結部材14bとボルトAによって固定され、支持脚13cは直接クランクケース6aに固定されている(図3も併せて参照)。
また、支持部材12bには、前方側にボンベケース12aを保護するためのバンパ部材25が取付ねじ32によって固定されており、後方側に空間部カバー26が取付ねじ31によって固定されている。該空間部カバー26は、ボンベ支持部12及びマフラ15の間に形成された遮熱用の空間と、ガスエンジン6の上部に設けられた各種の操作用部材等とを保護するため、ボンベ支持部12及びマフラ15の間の上部と、左右両側面とを覆うように配置されている。
さらに、ガスエンジン6には、該ガスエンジン6から排出される排気ガスを外部に放出するマフラ15が、ガスエンジン6の上部後方側に取り付けられている。該マフラ15は、機体左右方向に沿って横置きに配置されており、ガスエンジン6の右側方から排出された排気ガスは、排気管を介してマフラ15の右側方から入り、機体左側方に設けられた排出口15aから放出される。なお、マフラ15には、該マフラ15の上面、左右側面、及び後面を覆うマフラカバー15bが配置されているが、該マフラカバー15bは、マフラ15本体に接触して配置されているため、該マフラ15本体の保護をしているのみで遮熱はしていない。
なお、ガスエンジン6の下面側には、泥土の上方への跳ね上がりを防止するフェンダ16が取り付けられており、また、ガスエンジン6の機体左右方向の右側面には、リコイルスタータ17が設けられている。
次に、本発明の要部であるマフラガード(接触防止手段)20について、図3に沿って説明する。
マフラガード20は、ガードパイプ20aと、接続部材20bと、固定部材20cとによって構成されており、該ガードパイプ20aがマフラ15の上方を覆うように配置され、例えば操作者の手がマフラ15に直接触れることを防止するように構成されている。ガードパイプ20aは、断面が円形となる棒状のパイプ材を、平面視でU字状かつ側面視で鉤状となるように曲げることで形成されている。また、ガードパイプ20aの中央部分には、該ガードパイプ20aと同様にパイプ材を、ガードパイプ20aとは逆向きのU字状に曲げて形成された小ガード20dが固着されている(図2参照)。
接続部材20bは、正面視で門形状となるように形成されており、中央部分においてガードパイプ20a及び固定部材20cが溶接等によって固着されている。また、接続部材20bの左右両端部は、側面視で上下方向に傾斜するように形成され、上記支持脚13bと連結部材14bと共にボルトAによって固定されている。つまり、接続部材20bはクランクケース6aに対して固定されており、即ちマフラガード20がクランクケース6aに対して固定されている。固定部材20cは、側面視逆L字状に形成された部材であり、上記支持部材12bと空間部カバー26と共に取付ねじ31によって固定されている。なお、接続部材20b及び固定部材20cは、溶接等で固着されるように説明したが、例えばプレス加工等によって一体に形成されたものであっても良いことは勿論である。
以上のように本発明に係る作業機1は、マフラ15の上方を覆うマフラガード20を備えたので、例えば未熟練者がガスボンベ8を交換する際にあっても、誤ってマフラ15に手を触れてしまうことを防止することができて、安全性の向上を図ることができる。
また、マフラガード20は、クランクケース6aに固定されているので、マフラ15等からの熱をマフラガード20に伝達しにくくすることができる。また、マフラガード20を押さえることで作業機1を安定した状態にすることができ、例えばガスボンベ8の交換の際にも、安定した状態で交換作業を行うことができ、作業効率を向上させることができる。
なお、マフラガード20は、マフラ15の上方を覆う部分を、曲げたパイプによって形成されたガードパイプ20aであるように説明したが、例えば板状に形成した部材によってマフラ15の上方を覆うようにして、操作者の手等が接触することを防止するようにしても本発明を適用することができる。
本実施の形態に係る作業機を示す側面図。 作業機を示す平面図。 接触防止手段部分を示す側面図。
符号の説明
1 歩行型農作業機(作業機)
6 ガスエンジン
6a クランクケース
8 ガスボンベ
12 取付部(ボンベ支持部)
15 マフラ
20 接触防止手段(マフラガード)

Claims (2)

  1. ガスボンベの燃料ガスを燃料とするガスエンジンを搭載した歩行型農作業機において、
    前記ガスエンジンの上部前方側に配置されると共に前記ガスボンベを取り付ける取付部と、
    前記取付部の後方側に配置されたマフラと、
    前記マフラの上方を覆う接触防止手段と、を備えてなる、
    ことを特徴とする歩行型農作業機。
  2. 前記ガスエンジンは、クランクケースを備え、
    前記接触防止手段は、前記クランクケースに固定されてなる、
    ことを特徴とする請求項1記載の歩行型農作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105874908A (zh) * 2016-06-13 2016-08-24 福鼎市卡夫卡机械部件有限公司 一种微耕机

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