JP2010089566A - 薄板ディスクを有するホイール用ブシュ及びこのブシュを取り付けた車両用ホイール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブシュBに、水平状のフランジ1を形成する。そして、このフランジ1の基準面2には徐々に小径となるテーパー面を備えないで水平状とする。さらに、前記フランジ1の基準面2に続く圧入部bを従来の場合より長くするとともに、その外周面を前記圧入穴aのストレート部分に対応して垂直とする。
【効果】従来のようなクリンチ加工を行う必要がないので、コストダウンに結び付く。また、60度のテーパー座cを加工しやすい。さらに、ブシュBを圧入穴aに圧入したときも、薄板ディスク部dに対するブシュBのテーパー座cの角度(60度)が変わらず、そのままの角度を安定して保持できる。このブシュBを取り付けたホイールWを用いた場合には、厳しい条件下での使用にも充分耐えることができる。
【選択図】図2
【効果】従来のようなクリンチ加工を行う必要がないので、コストダウンに結び付く。また、60度のテーパー座cを加工しやすい。さらに、ブシュBを圧入穴aに圧入したときも、薄板ディスク部dに対するブシュBのテーパー座cの角度(60度)が変わらず、そのままの角度を安定して保持できる。このブシュBを取り付けたホイールWを用いた場合には、厳しい条件下での使用にも充分耐えることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、薄板ディスク部を有するホイールであって、いかなる地形の所であっても走行可能な車両、いわゆる全地形型車両(ALL TERRAIN VEHICLE、以下、単にATVという)をはじめとする様々な車両用のホイールに取り付けられるブシュ及びこのブシュを取り付けた車両用ホイールに関するものである。
この種の車両に用いられるホイールとして、最も早く開発されたものはアルミ鋳物製であり、ハブにこのホイールW1を取り付けるために、このホイールW1のディスク部d1には、図6(a)に示すように、ブシュ圧入用の穴a1が形成されており、この穴a1に鉄製のブシュB1が圧入される。
この場合のディスク部d1の板厚は極めて厚いので、年々ホイールの軽量化が求められている状況下では好ましくない。
そこで、展伸用アルミニウム合金製の素材から絞り加工によりインナー・アウター両リムi2,o2をそれぞれカップ状に形成し、絞り加工された両リムi2,o2の間にセンタープレートc2を入れ、これら3枚の板を同時に溶接して一体化し、軽量化を図りつつその強度を確保したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そこで、展伸用アルミニウム合金製の素材から絞り加工によりインナー・アウター両リムi2,o2をそれぞれカップ状に形成し、絞り加工された両リムi2,o2の間にセンタープレートc2を入れ、これら3枚の板を同時に溶接して一体化し、軽量化を図りつつその強度を確保したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
開発当初のディスク部を3枚重ねとしたこのホイールW2においては、そのディスク部の板厚が比較的厚いこともあって、ブシュとしては図6(b)に示すように、アルミ鋳物製の前記ホイールW1に取り付けるブシュB1がそのまま用いられていた。
軽量化などのために、ホイールW3のディスク部d3の板厚がさらに薄くなると、それに応じてブシュB3の圧入部b3の長さも図6(c)に示すように短くなるため、圧入穴a3に圧入されたブシュB3はそれだけ抜けやすくなる。ちなみに、ブシュB3の抜け荷重は一般的には最低300Kgf(N)と言われている。
この抜け荷重を高めるために、図6(d)に示すように、ブシュB4の圧入部b4の先端をb4’で示すようにクリンチ加工し、ホイールW4に対するブシュB4の抜け荷重を保持してきた。
このクリンチ加工についてさらに詳細に説明すると、図7(a)に示すように、ブシュB7を圧入穴a7に圧入した後、その先端部を図7(b)においてb7’で示すように外方向に拡げ、その部分をディスク部d7に食い込ませる。このようにすることにより、ホイールW7のディスク部d7に形成されている圧入穴a7に圧入されたブシュB7を抜けないようにすることができる。
このクリンチ加工についてさらに詳細に説明すると、図7(a)に示すように、ブシュB7を圧入穴a7に圧入した後、その先端部を図7(b)においてb7’で示すように外方向に拡げ、その部分をディスク部d7に食い込ませる。このようにすることにより、ホイールW7のディスク部d7に形成されている圧入穴a7に圧入されたブシュB7を抜けないようにすることができる。
上述したブシュB1は、当初、アルミ鋳物製のホイールW1に圧入するためのものであったが、それを図6(b)〜(d)で示すような3枚重ねのディスク部に圧入すると、3枚のプレートに圧力が分散されることになるので、ホイールに厳しい性能が要求されるようになってくると、圧入された周辺部において前記プレートに割れが生じるという不具合が発生する事態になった。
また、ホイールにさらに厳しい性能が要求されるようになってくると、圧入穴に圧入されたブシュが抜けるのを防止できるという条件をクリアしただけでは不十分であり、他の条件も合わせてクリアすることが要求されるようになってきた。
例えば、ATVの性能が向上し厳しい走行条件で使われるようになってくると、従来の走行状態では問題のなかったホイール取付用のナットが緩むという問題が生じることとなり、この問題も合わせてクリアすることが要求されるようになってきた。
例えば、ATVの性能が向上し厳しい走行条件で使われるようになってくると、従来の走行状態では問題のなかったホイール取付用のナットが緩むという問題が生じることとなり、この問題も合わせてクリアすることが要求されるようになってきた。
一方、ホイール取付用のナットの緩みの原因を探求していくと、図8において符号B8で示すブシュに形成されているテーパー座b8の角度β8(実際の角度は60度)が安定していないために、ハブH8にホイールW8を取り付けるに当ってハブH8に圧入したボルトA8に螺着されているナットN8が緩むと考えられる。
ブシュB8に形成されているテーパー座b8と接触するのは鍛造加工されているナットN8のテーパー面n8であるが、ナットN8は鍛造加工されているので、そのテーパー面n8の角度δ8は絶えず安定しているところから、ナットN8のテーパー面n8を受けるブシュB8のテーパー座b8側に原因があると考えることができ、この推測に基づいてさらなる研究を重ねてきた。
ブシュB8に形成されているテーパー座b8と接触するのは鍛造加工されているナットN8のテーパー面n8であるが、ナットN8は鍛造加工されているので、そのテーパー面n8の角度δ8は絶えず安定しているところから、ナットN8のテーパー面n8を受けるブシュB8のテーパー座b8側に原因があると考えることができ、この推測に基づいてさらなる研究を重ねてきた。
その結果として、以下(1)〜(4)の条件を完全に充足すれば、前記ブシュが圧入された周辺部においてプレートに割れが生じるという事態を回避できるだけでなく、前記ブシュと前記ナットとの接触角度、すなわち、ブシュのテーパー座の角度とナットのテーパー面の角度が変化することなく、安定した接触状態を保つこととなり、厳しい走行にもナットが緩まないことを検証することができた。
(1) ブシュを加工するとき、60度とすべきテーパー座の角度が加工しやすいこと。
(2) ブシュを圧入する穴が加工しやすいこと。
(3) ブシュを圧入したとき、ホイールのディスク部に対するテーパー座の角度(60度)が変わらないこと。
(4) 実際に走行した場合においても、ブシュのテーパー座の角度(60度)が安定していること。
(1) ブシュを加工するとき、60度とすべきテーパー座の角度が加工しやすいこと。
(2) ブシュを圧入する穴が加工しやすいこと。
(3) ブシュを圧入したとき、ホイールのディスク部に対するテーパー座の角度(60度)が変わらないこと。
(4) 実際に走行した場合においても、ブシュのテーパー座の角度(60度)が安定していること。
上記4つの条件を全て充足した場合には、前記ブシュが圧入された周辺部においてプレートに割れが生じるという事態を回避できるだけでなく、厳しい走行にもナットが緩まないことを経験的に知見し、そのような条件を全て充足し得るブシュとして、本発明では、以下の構成を採用することとした。
すなわち、図1、図2に付した符号に基づいて説明すると、ボルトとナットとを用いてハブにホイールを取り付けるために、例えば、ホイールW’の3枚重ねの薄板ディスク部d’に形成された圧入穴aに圧入すべきブシュBを、水平状のフランジ1を有するものとした。そして、このフランジ1の基準面2には徐々に小径となるテーパー面を備えないで水平状とした。さらに、前記フランジ1の基準面2に続く圧入部bを長くするとともに、その外周面を前記圧入穴aのストレート部分に対応して垂直とした。なお、図2(a)において、前記圧入部bの長さを符号Lで示す。
このようなブシュBを用いると、例えば3枚重ねの薄板ディスク部d’の各プレートに圧力が均等に掛かるので、圧入された周辺部において前記プレートに割れが生じない。また、このようなブシュBを用いると、緩みの発生もなくなるので、ブシュBを圧入穴aへ圧入するだけでブシュBが抜けないようにすることができる。さらに、従来のようなクリンチ加工を行う必要がないので、コストダウンに結び付く。
そして、徐々に小径となるテーパー面を有しない水平状の基準面2を基準にして、ブシュBの貫通穴3内に形成すべきテーパー座cを角度βに加工すればよい(加工角度:60度)から、60度のテーパー座cを加工しやすい。
また、圧入穴aは図2(a)に示すようにストレート穴であるから、圧入穴aの加工は極めて簡単である。そして、前記フランジ1の基準面2が水平状で、圧入部bの外周面が圧入穴aのストレート部分に対応して垂直であるから、ブシュBを圧入穴aに圧入したときも、薄板ディスク部d’に対するブシュBのテーパー座cの角度β(60度)が変わらず、そのままの角度を安定して保持できる。
なお、薄板ディスク部d’に形成された圧入穴aに、このようなブシュBを圧入したホイールW’を用いて実際に走行した場合においても、ブシュBのテーパー座cの角度(60度)が絶えず安定しており、長時間使用してもホイール取付用のナットが緩まないことを確認することができた。
圧入部bの外周面にセレーションsが施されていることが望ましい。圧入部bの外周面にセレーションsが施されていると、圧入穴aに対する接触面積が大きくなり、ブシュBを圧入穴aに強固に圧入することができ、圧入穴aから抜け落ちることがない。また、ナットの締め付け、取り外しの回転トルクに対し、ブシュBが供回りするのを防ぐ効果もある。
薄板ディスク部d’に形成された圧入穴aに前記ブシュBを圧入すれば、薄板ディスクを有するホイールW’とすることができる。このホイールW’を用いた場合には、薄板ディスク部d’に対するブシュBのテーパー座cの角度β(60度)が変わらず、そのままの角度を安定して保持できるので、厳しい条件下での使用にも充分耐えることができる。
請求項1記載のブシュを用いれば、薄板ディスク部の各プレートに圧力が均等に掛かるので、圧入された周辺部において前記プレートに割れが生じない。また、このようなブシュを用いると、緩みの発生もなくなるので、ブシュを圧入穴へ圧入するだけでブシュが抜けないようにすることができる。さらに、従来のようなクリンチ加工を行う必要がないので、コストダウンに結び付くという利点を有する。また、請求項1記載の発明によれば、60度のテーパー座cを加工しやすいという利点を有する。さらに、ブシュを圧入穴に圧入したときも、薄板ディスク部に対するブシュのテーパー座の角度(60度)が変わらず、そのままの角度を安定して保持できるという利点を有する。
請求項2記載のブシュを用いれば、圧入穴に対する接触面積が大きくなり、ブシュを圧入穴に強固に圧入することができるので、圧入穴から抜け落ちることがないという利点を有する。また、ナットの締め付け、取り外しの回転トルクに対し、ブシュBが供回りするのを防ぐ効果もある。
請求項3記載のホイールを用いた場合には、薄板ディスク部に対するブシュのテーパー座の角度(60度)が変わらず、そのままの角度を安定して保持できるので、厳しい条件下での使用にも充分耐えることができるという利点を有する。
本発明を実施するための最良の形態について、図1〜図5に基づいて詳細に説明する。 図1は、本発明による薄板ディスクを有するホイール用ブシュBの一例を示す斜視図、図2は、図1に示すブシュの断面図である。なお、図2(a)には、このブシュBを圧入する圧入穴aの形状を表わすために、当該圧入穴aを有する3枚重ねのディスク部d’の一例を合わせて示す。また、図2(b)には、図2(a)の状態からブシュBを圧入穴aに圧入した状態を示す。
図1に示すように、このブシュBには水平状のフランジ1が形成されている。そして、このフランジ1の基準面2には徐々に小径となるテーパー面を備えないで水平状としてある。さらに、前記フランジ1の基準面2に続く圧入部bを従来の場合より長くするとともに、その外周面を前記圧入穴aのストレート部分に対応して垂直としてある。
図2における符号Lが前記圧入部bの長さを示す。前記圧入部bの長さLと従来例を示す例えば図9のL9とを対比すれば、前記圧入部bが従来の場合より長くなっていることを容易に理解することができる。
ブシュBの圧入部bの外周面は、図1及び図2に示すように、前記圧入穴aのストレート部分に対応して垂直としてある。図2の下側を見れば、ブシュBを圧入するための圧入穴aが、ストレート穴になっていることを容易に理解することができ、このストレート穴に対応して前記圧入部bの外周面を垂直としてある。
ブシュBとこのブシュBを圧入するための穴aを上述したようなものとすると、ブシュBを圧入穴aへ圧入するだけでブシュBが抜けないようにすることができ、従来のようなクリンチ加工(図6(d)、図7(b)参照)を行う必要がないので、コストダウンに結び付くという利点がある。
ブシュBの貫通穴3内に形成すべきテーパー座cを角度βに加工するに当っては、徐々に小径となるテーパー面を有しない水平状の基準面2を基準にして、前記テーパー座cを角度βに加工すればよい(加工角度:60度)から、60度のテーパー座cを加工しやすい。
従来例を示す図9と対比してこのメリットを説明すると、本発明の一例として例示した図2に示すブシュBにおいては、徐々に小径となるテーパー面を有しない水平状の基準面2を基準にして、前記テーパー座cを角度βに加工すればよい(加工角度:60度)。
これに対して、従来例を示す図9に例示されたブシュB9においては、符号d9で示す基準面(その場合の実際のテーパー角度α9は90度)を基準にして、ブシュB9のテーパー座b9を角度β9に加工しなければならない(加工角度:60度)。
これに対して、従来例を示す図9に例示されたブシュB9においては、符号d9で示す基準面(その場合の実際のテーパー角度α9は90度)を基準にして、ブシュB9のテーパー座b9を角度β9に加工しなければならない(加工角度:60度)。
これらの加工方法を対比すると、前者(本発明)の場合には、水平状の基準面2を基準にして前記テーパー座cを角度βに加工すればよいのに対して、後者(従来例)の場合には、テーパー角度α9(90度)の基準面d9を基準にしてさらにテーパー状であるテーパー座b9を角度β9(60度)に加工しなければならないから、その加工が極めて難しいことを容易に理解することができる。
なお、図9に示すブシュB9を圧入するための圧入穴a9には、基準面d9の傾斜角度に等しい角度γ9のテーパー面e9が形成されており、圧入穴a9に圧入されたブシュB9のテーパー面d9をこのテーパー面e9で受けることになる。
また、前記圧入穴aは図2に示すようにストレート穴であるから、圧入穴aの加工は極めて簡単である。そして、前記フランジ1の基準面2が水平状で、圧入部aの外周面が圧入穴aのストレート部分に対応して垂直であるから、ブシュBを圧入穴aに圧入したときも、薄板ディスク部d,d’に対するブシュBのテーパー座cの角度β(60度)が変わらず、そのままの角度を安定して保持できる。
ここに示すブシュBには、図1に示すように、圧入部bの外周面に凹凸状のセレーションsが施されている。圧入部bの外周面にこのようなセレーションsが施されていると、ブシュBを圧入穴aに強固に圧入することができ、圧入穴aから抜け落ちることがない。
図3及び図5に示すように、薄板ディスク部d,d’に形成された圧入穴aに前記ブシュBを圧入すれば、薄板ディスクを有するホイールW,W’とすることができる。このホイールW,W’を用いた場合には、薄板ディスク部d,d’に対するブシュBのテーパー座cの角度β(60度)が変わらず、そのままの角度を安定して保持できるので、厳しい条件下での使用にも充分耐えることができる。
図3には、中央部分が厚くてその周囲が薄くなるように板厚を異ならしめた素材から、板厚の薄い部分を絞り加工してリム部を形成したアウターリムoと、絞り加工により形成されたインナーリムiとを符号4で示すように溶接して一体化した車両用のホイールWの一例が示されている。この場合の薄板ディスク部dは、厚さの異なる2枚の板が重なり合った部分である。
このホイールWを車両に取り付けるには、図4に示すように、車両のハブHに植え込んである各ボルトG,Gに前記ホイールWの各ブシュB,Bを嵌め、ナットN,Nでそれぞれを固定することにより、ホイールWをハブHに取り付けることができる。なお、図4において、符号Tはタイヤを表わす。
この場合において、薄板ディスク部dに対するブシュBのテーパー座cの角度β(60度)が変わらず、そのままの角度を安定して保持でき、しかも、ブシュBのテーパー座cによって、車両にホイールWを取り付けたときのセンタリング精度を高めることができるので、各ブシュB,Bのテーパー座c,cに押し付けられるテーパー状のナットN,Nが緩むことはなく、厳しい条件下での使用にも充分耐えることができる。
一方、図5には、インナーリムi’とアウターリムo’とをそれぞれカップ状に絞り加工し、絞り加工されたインナーリムi’とアウターリムo’との間にセンタープレートeを入れ、インナーリムi’とアウターリムo’とセンタープレートeの3枚を符号4’で示すように同時に溶接して一体化した車両用のホイールW’の一例が示されている。この場合の薄板ディスク部d’は、3枚重ねの部分である。
このホイールW’も上述したホイールWの場合と全く同様にして、車両のハブHに取り付けることができるが、ここではその説明を省略する。
このホイールW’も上述したホイールWの場合と全く同様にして、車両のハブHに取り付けることができるが、ここではその説明を省略する。
なお、図3の符号5、図5の符号5’はセンター穴である。また、図3の符号f、図5の符号f’はホイールのフランジで、プレス加工により内側にカールされ二重になっている。
1…フランジ、2…基準面、3…貫通穴、a…圧入穴、b…圧入部、c…テーパー座、d,d’…薄板ディスク部、s…セレーション、B…ブシュ、G…ボルト、H…ハブ、N…ナット、W,W’…ホイール。
Claims (3)
- ボルトとナットとを用いてハブにホイールを取り付けるために、前記ホイールの薄板ディスク部に形成した圧入穴に圧入されるものであって、水平状のフランジを有し、このフランジの基準面には徐々に小径となるテーパー面を備えないで水平状とし、さらに、前記フランジの基準面に続く圧入部を長くするとともに、その外周面を前記圧入穴のストレート部分に対応して垂直としたことを特徴とする薄板ディスクを有するホイール用ブシュ。
- 圧入部の外周面にセレーションが施されていることを特徴とする請求項1記載の薄板ディスクを有するホイール用ブシュ。
- 薄板ディスク部に形成された圧入穴に、請求項1又は2記載のブシュを圧入したことを特徴とする薄板ディスクを有する車両用ホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008259450A JP2010089566A (ja) | 2008-10-06 | 2008-10-06 | 薄板ディスクを有するホイール用ブシュ及びこのブシュを取り付けた車両用ホイール |
Applications Claiming Priority (1)
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Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012086246A1 (ja) * | 2010-12-21 | 2012-06-28 | 三菱重工業株式会社 | 車両用ホイール、走行輪、車両および車両用ホイールの組立分解方法 |
-
2008
- 2008-10-06 JP JP2008259450A patent/JP2010089566A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012086246A1 (ja) * | 2010-12-21 | 2012-06-28 | 三菱重工業株式会社 | 車両用ホイール、走行輪、車両および車両用ホイールの組立分解方法 |
JP2012131349A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 車両用ホイール、走行輪、車両および車両用ホイールの組立分解方法 |
US9333798B2 (en) | 2010-12-21 | 2016-05-10 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Vehicle wheel, running wheel, vehicle and method of assembling and disassembling vehicle wheel |
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