JP2010088889A - 組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具及び関連する製造方法 - Google Patents

組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具及び関連する製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010088889A
JP2010088889A JP2009232464A JP2009232464A JP2010088889A JP 2010088889 A JP2010088889 A JP 2010088889A JP 2009232464 A JP2009232464 A JP 2009232464A JP 2009232464 A JP2009232464 A JP 2009232464A JP 2010088889 A JP2010088889 A JP 2010088889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
twisting
protrusion
applicator
nails
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009232464A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5657231B2 (ja
Inventor
Michel Maurice Camille Vandromme
モーリス カミーユ ヴァンドロム ミッシェル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2010088889A publication Critical patent/JP2010088889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5657231B2 publication Critical patent/JP5657231B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B3/00Brushes characterised by the way in which the bristles are fixed or joined in or on the brush body or carrier
    • A46B3/18Brushes characterised by the way in which the bristles are fixed or joined in or on the brush body or carrier the bristles being fixed on or between belts or wires
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/26Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball
    • A45D40/262Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball using a brush or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B9/00Arrangements of the bristles in the brush body
    • A46B9/02Position or arrangement of bristles in relation to surface of the brush body, e.g. inclined, in rows, in groups
    • A46B9/021Position or arrangement of bristles in relation to surface of the brush body, e.g. inclined, in rows, in groups arranged like in cosmetics brushes, e.g. mascara, nail polish, eye shadow

Landscapes

  • Brushes (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Abstract

【課題】組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具を提供すること。
【解決手段】本発明は、組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具(1)に関し、本器具は、第1に、単体として作製されて、中間の長手方向軸(Y−Y’)に沿って長手方向に延びるコア(5)と、第2に、コア(5)によって担持され、前記コアに沿ってらせん状に広げられた、前記組成物を毛髪又は爪に塗布するためのアプリケータ突起部(4A)とを備え、突起部(4A)の前記らせん状の広がりが、コア(5)を捩じることによって得られ、前記突起部(4A)が、前記コアを捩じる前に、前記中間の長手方向軸(Y−Y’)の周りで少なくとも3つの別個の径方向(D1、D2、D3、D4)に沿ってコア(5)上に配置される器具(1)であって、コアの捩じられた性質が、前記捩じり手段(12)によって付与されるように前記コア(5)が取り付けられる捩じり手段(12)を含むことを特徴とする。本発明はまた、アプリケータ器具にも関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、概して、組成物、特に化粧品を、人体の領域、好ましくは毛髪又は爪によって構成された領域、特に睫毛などの縦長のケラチン物質に塗布するためのアプリケータ装置の技術分野に関する。
本発明は、具体的には、組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具であって、第1に、単体として作製され、中間の長手方向軸に沿って長手方向に延びるコアと、第2に、上記組成物を毛髪又は爪に塗布するためのアプリケータ突起部とを備える器具に関する。
本発明はまた、組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具を製造する方法であって、単体として作製され、中間の長手方向軸に沿って長手方向に延びるコアを製作又は供給するステップa)と、上記組成物を毛髪又は爪に塗布するためのアプリケータ突起部を製作又は供給するステップb)とを含む方法にも関する。
本発明は、最後に、組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具を製造するための機械であって、
・単体として作製され、中間の長手方向軸に沿って長手方向に延びるコアを製作又は供給するためのステーションと、
・上記組成物を毛髪又は爪に塗布するための突起部を製作又は供給するためのステーションと
を備える機械に関する。
ブラシ状のマスカラアプリケータが既知である。そのようなブラシは、従来、塗布用マスカラを含有する容器の蓋として機能できるハンドル部と、ハンドル部から近位端と遠位端の間を延びるステムとを含む。多数の剛毛が、ステムの遠位端から径方向に延び、それによってマスカラを睫毛に塗布するためのアプリケータ手段を形成する。そのような従来技術のブラシは、以下の方法で使用される。
・ユーザは、マスカラを含有する容器内にブラシを浸し、それによって剛毛をマスカラでコーティングする。
・次いでユーザは、そのブラシを容器から取り出し、容器のネック部内に設けられた小断面のワイパ末端部片に通すとき当該末端部片によりブラシを拭き取る。
・最後に、ユーザはブラシを用いて睫毛をブラッシングし、それによってマスカラを剛毛から睫毛に移動させると同時に前記睫毛を梳かす。
ほとんどの従来技術のマスカラブラシは、一の工業的方法によって得られ、この工業的方法においては、一連の独立した繊維が金属のU字形のピンの2つの枝部の間に配置され、前記繊維は、ピンの2つの枝部間の空隙の長さに沿ってほぼ隣り合わせに配置される。次いで捩じり力がピンにかけられ、それによってピンが捩じられる。ピンを捩じることにより、繊維は、枝部の間に拘束されて保たれ、らせん状に広げられ、この繊維はらせん状に層になって分布する。
したがって、ハンドル部から延びるステム上において前記ステムと連続するように係合されたアプリケータヘッドが得られる。このようにして得られた組立体は、マスカラブラシを形成する。
そのような従来技術のブラシは、概して満足感を与えるものである。というのは、安価であり(これらを製造するための工業用工具は現在では一般的であり非常に広く行き渡っている)、一方、結果として得られる剛毛の複数の向きにより、ブラシにマスカラがさらにうまく載り、特に睫毛を効果的に梳かすことが可能な剛毛のらせん状の広がりによって、メイクアップを施す上で十分効果的であるからである。ブラシにマスカラを載せること及び梳かす効果は、ブラシ上の剛毛の高い密度によっても向上する。
それにもかかわらず、そのようなブラシは複数の欠点を有している。
まず、それらの製造方法は、周知で且つ広く行き渡っているが、多数の独立の要素、すなわち複数の繊維とU字形のピンを組み合わせることに依拠しており、さらにこれらの要素は、極めて軽く非常に小さいので操作が難しく、よって依然として比較的実施しにくい。さらに、従来技術のブラシの設計及びそれらの製造方法の制限的な性質により、特に機械的特性及び剛毛の形状という観点から、製造されたブラシの形状及び特性を所与の工業用工具を用いて有意に変更することは不可能である。最後に、上記の工業的及び設計上の制約を考えると、従来技術のブラシは、許容可能なメイクアップ効果を得ることを確かに可能にするが、依然として驚くほどのものではない。
これらの欠点を改善するために、レーザによって切断され、捩じられたプレートを使用するマスカラブラシが提案された。そのようなブラシは、上記で述べたほとんどの欠点に対して満足のいく対応策をもたらすが、この対応策は、特にメイクアップを施す際の効果及び快適性に関しては期待されるほど良好ではなく、一部の態様では上記で述べた従来の捩じられたブラシで得られるものと変わらない。
従来技術では、プラスチック材料を射出成形する作業によって全体的に作製されたアプリケータヘッド(したがって剛毛を含む)を有するマスカラブラシもまた提案された。そのような射出成形作業の実施は、使用時に極めて快適であるブラシを得ることを可能にする。というのは、従来の捩じられたブラシの繊維剛毛が、より心地良い感触の成形剛毛によって置き換えられるからである。また、成形作業を使用することにより、ブラシ製造方法を容易に工業化することが可能になり、同時に、特に剛毛の形状、コンシステンシー(柔軟性)、長さ及び植え込みに関して多種多様なアプリケータヘッド設計を生み出すことが可能になる。したがって、そのような成形されたマスカラブラシは、従来の捩じられた剛毛ブラシに関連する問題の一部を解消する。しかし、従来のブラシに関連する利点、すなわち上述したような剛毛のらせん状の広がり及び密度に本質的に関連する利点を有さない。成形作業を用いてアプリケータヘッドを製造すると、剛毛のらせん状に層になった分布は、許容可能な工業的条件下で型から外すことが不可能であるため、そのような分布を得ることができない。さらに、現在知られている成形技術では、捩じられたブラシが呈する剛毛密度に匹敵する剛毛密度を得ることができない。
さらに、成形による製造は、良好でない拭き取り挙動を呈し、可塑的変形によってブラシの剛毛が劣化するリスクを伴うブラシに至る恐れがある。
従来技術では、成形された部分を型から外すとき、さらには型の中で直接的に、成形部分の末端部片を回転させることによって捩じることもまた提案された。しかし、そのような技術は、特に、その部分の良好なレオロジー状態から利益を得るように、(型から外す際、又はまだ型の中にある状態で)正確な瞬間にその部分を変形させることを必要とするので、技術的観点から見て制限的なものになる可能性がある。そのような「熱間」変形は、さらに工業的に実現しにくいものである場合があり、特有の工具を必要とする。
したがって、本発明の目的は、上記で述べたさまざまな欠点を改善し、組成物を毛髪又は爪に塗布するための新規の器具、特に睫毛用のマスカラアプリケータを提案することであり、この器具は、安価で、特に構築が簡単であり、その構築及び製造は、簡単で証明済みの一般的技術原理に基づいており、さらにこの器具は、多数の変形例で利用可能であると同時に、メイクアップ効果を向上させることを可能にする。
本発明の別の目的は、組成物を毛髪又は爪に塗布するための、特に単純化された構築の新規の器具を提案することである。
本発明の別の目的は、安価で特に簡単な構築のものでありながら、使用時に優れた快適性を得ることを可能にする、組成物を毛髪又は爪に塗布するための新規の器具を提案することである。
本発明の別の目的は、組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具、特に睫毛用のマスカラアプリケータを製造する新規の方法を提案することであり、この方法は、周知の証明済みの一般的な技術原理に基づきながら、特に実施が簡単、迅速、及び安価であり、また多数の変形例で利用可能であり、メイクアップ効果を改善しやすい器具を得ることを可能にする。
本発明の別の目的は、実行が非常に簡単で早い少数のステップの実施に基づく、組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具を製造する新規の方法を提案することである。
本発明の別の目的は、組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具を製造する新規の方法を提案することである。
本発明の別の目的は、本発明による器具を製造することができる新規の製造機械を提案することである。
本発明の目的は、組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具であって、第1に単体として作製されて、中間の長手方向軸に沿って長手方向に延びるコアと、第2に、コアによって担持され、前記コアに沿ってらせん状に広げられた、前記組成物を毛髪又は爪に塗布するためのアプリケータ突起部とを備え、突起部の前記らせん状の広がりが、コアを捩じることによって得られ、前記突起部が、前記コアを捩じる前に、前記中間の長手方向軸の周りで少なくとも3つの別個の径方向に沿ってコア上に配置され、コアの捩じられた性質が前記捩じり手段によって付与されるように前記コアが取り付けられる捩じり手段を含むことを特徴とする器具によって達成される。
本発明の目的はまた、組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具を製造する方法であって、単体として作製されて、中間の長手方向軸に沿って長手方向に延びるコアを製作又は供給するステップと、前記組成物を毛髪又は爪に塗布するためのアプリケータ突起部を製作又は供給するステップと、アプリケータ突起部が、コアによって担持され、前記中間の長手方向軸の周りで少なくとも3つの別個の径方向に沿って前記コア上に配置されるように、前記アプリケータ突起部をコアに結合するステップと、突起部がコアに沿ってらせん状に広げられるようにコアを捩じるステップとを含み、捩じり手段を製作又は供給するステップと、捩じり手段を捩じることによってコアが捩じられるように前記捩じり手段を前記コアに結合するステップとをさらに含むことを特徴とする方法によって達成される。
本発明の目的はまた、組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具を製造するための機械であって、
・単体として作製され、中間の長手方向軸に沿って長手方向に延びるコアを製作又は供給するためのステーションと、
・前記組成物を毛髪又は爪に塗布するためのアプリケータ突起部を製作又は供給するためのステーションと、
・アプリケータ突起部が、コアによって担持され、前記中間の長手方向軸の周りで少なくとも3つの別個の径方向に沿って前記コア上に配置されるように、前記アプリケータ突起部をコアに結合するためのステーションと、
・突起部がコアに沿ってらせん状に広げられるようにコアを捩じるためのステーションであって、
・捩じり手段を製作又は供給するためのサブステーションと、
・捩じり手段を捩じることによってコアが捩じられるように前記捩じり手段を前記コアに結合するためのサブステーションと、
・コアを捩じるように捩じり手段を捩じり、それによって前記突起部をらせん状に広げるためのサブステーションと
を備える捩じりステーションと
を備える機械によって達成される。
本発明の他の利点及び目的は、以下の詳細な説明によって、及び純粋に非限定的な説明を目的とする添付図面において、明らかとなる。
マスカラを睫毛に塗布するための、本発明の第1の実施形態の一変形例を構成する器具を示す斜視図である。 図1に示す器具の実施形態の詳細を示す斜視図である。 捩じられる前の、図1及び2に示す器具の構築に使用されるコアを示す正面図である。 図3に示すコアを示す平面図である。 上記に挙げた図の器具を捩じるための捩じる手段を形成する、捩じられる前のU字形のピンを示す斜視図である。 前記ピン及び前記コアが捩じられる前の、図3及び図4に示すコアと図5に示す捩じり手段との共働を示す平面図である。 前記ピン及び前記コアが捩じられる前の、図3及び図4に示すコアと図5に示す捩じり手段との共働を示す後面斜視図である。 前記ピン及び前記コアが捩じられる前の、図3及び図4に示すコアと図5に示す捩じり手段との共働を示す正面斜視図である。 前記ピン及び前記コアが捩じられる前の、図3及び図4に示すコアと図5に示す捩じり手段との共働を示す側面図である。 前記コアが捩じられる前の、本発明による器具の構築に使用されるのに適したコアの第2の実施形態を示す側面図である。 前記コアが捩じられる前の、本発明による器具の構築に使用されるのに適したコアの第3の実施形態を示す側面図である。 前記コアが捩じられる前の、本発明による器具の構築に使用されるのに適したコアの第4の実施形態を示す斜視図である。
本発明は、組成物、好ましくは液体、半液体(例えばペースト)、又は粉末を毛髪又は爪、特に剛毛(例えば睫毛、眉毛、顎ひげ、口ひげ)又は毛髪などのケラチン繊維に塗布するための器具1に関する。有利には、塗布用の組成物は化粧品であり、それにより、この実施例では器具1は化粧器具を構成する。好ましい方法では、塗布用の組成物は睫毛用マスカラであり、したがって器具1は睫毛用のマスカラアプリケータを構成する。
説明を単純にするために、そのようなマスカラアプリケータだけに以下で言及する。しかし、本発明は、必ずしも化粧品の性質を呈する組成物を塗布することに限定されず、あるいは必ずしもマスカラの濃度と同一の濃度を有する組成物を塗布することに限定されない。したがって、器具1は、場合によっては、濃度のいかんに関わらず、任意の組成物を塗布するのに使用することができ、例えば前記組成物は、場合によっては非常に流動的であり、あるいは逆に場合によっては非常に粘性及び/又はペースト様の濃度を有し、あるいは場合によっては粉末状であることさえある。
周知の方法では、器具1は、例えば2本又は3本の指の間でユーザによって保持及び操作されるように設計されたハンドル部2を含む。したがって、従来の方法では、器具1は、携帯型の性質を呈し、手動で使用される。好ましくは、ハンドル部2はまた、好ましくは睫毛用のマスカラである塗布用の組成物のストックを含有する容器(図示せず)の蓋として働くように設計することができる。そのような構成は従来のものであるのでこれ以上詳細には説明しない。好ましくは、器具1は、ハンドル部2から軸方向X−X’に沿って近位端3Aと遠位端3Bの間にほぼ直線状に延びるステム3を含む。
本発明によれば、器具1は、組成物を毛髪又は爪に塗布するためのアプリケータ手段4を含む。アプリケータ手段4は、好ましくは、塗布用の組成物(例えばマスカラ)を集め、それを毛髪又は爪(例えば睫毛)に塗布するように設計される。図に示す実施形態では、アプリケータ手段4は、好ましくは且つ詳細には、塗布用の組成物を例えばその供給物中に浸漬することによって取り込むように、また、取り込まれた組成物の量が、好ましくはアプリケータ手段4を毛髪又は爪に接触させ、それを毛髪又は爪にこすりつけることによって毛髪又は爪上に放出されるまで、その取り込まれた組成物の量を保持し含有するように設計される。器具1が睫毛用のマスカラアプリケータ、より正確にはマスカラブラシを構成する、図示の好ましい実施形態では、アプリケータ手段4はさらに、睫毛をマスカラでコーティングすると同時に睫毛を梳かす及び分離する機能を提供することを可能にする。この目的のために、器具1、具体的にはそのアプリケータ手段4は、組成物を毛髪又は爪に塗布するためのアプリケータ突起部4Aを含み、したがってこの突起部は、有利には、コーティングして梳かす剛毛、すなわち睫毛をマスカラでコーティングすると同時に前記睫毛を梳かすことを可能にするブラシ剛毛を形成する。当然ながら、本発明は、アプリケータ突起部4の特定の構造に限定されるものではなく、前記構造は、基本的に、塗布用の組成物の濃度、組成物を受け入れる基質(例えば睫毛又は爪)の種類、及び所望のメイクアップ効果の特性によって決定される。
本発明では、器具1は、アプリケータ手段4を担持するコア5を含み、すなわち前記アプリケータ突起部4Aは、コア5によって担持される。これは、コア5がアプリケータ突起部4Aの基板として働き、したがって前記アプリケータ突起部は好ましくは直接的にコア5に取り付けられていることを意味する。図に示すように、コア5は一体型のコアであり、すなわちコア5は単体として作製され、あるいは言い換えれば、コア5は単体的特徴を呈する。これは、コア5が、複数の別個の独立した個々の部品を一緒に組み立てることによって形成されるのではなく、それ自体が単体構成要素を構成することを意味する。このような単体又は単体の性質は、本発明による器具1の製造及び構築を単純化し、したがって器具1の製造の工業化及び前記器具の機械的強度にとって非常に有益であることが判明している。
有利には、コア5はほぼ縦長で、すなわち長く且つ薄く、この点において、概ね、その中間の長手方向軸に相当する軸Y−Y’によって具体化された、三次元における単一の方向に沿って延びている。したがってコア5は、好ましくは軸X−X’と同一の空間を占める中間の長手方向軸Y−Y’に沿って長手方向に延びる。有利には、コア5は、変形可能な可撓性材料から作製される。例えば、コア5は、プラスチック又はエラストマー材料、例えばポリマーから作製される。有利には、アプリケータ突起部4Aは、コア5と一体に作製され、すなわち突起部及びコアは単体を構成する。好ましい方法では、コア5及びアプリケータ突起部4Aは、成形作業によって、好ましくはプラスチック及び/又はエラストマー材料を射出成形する作業によって得られた一体型部分6を形成する。そのような一体型部分6の使用は、器具1の製造を大きく単純化しながら、突起部4Aに多種多様な形状及び材料を可能にすることができるため特に有利である。成形方法を使用して突起部4Aを製造することにより、ユーザにとって特に柔らかく心地良い感触である突起部4Aを作製することが可能になる。あるいは、アプリケータ突起部4Aは、本発明の範囲を逸脱することなく、コア5から別個に独立させることができ、任意の適切な手段、例えば接着、フロック加工、ヒートシール、圧着、又は機械的組立てによって、前記コアに締め付けることができる。図2に具体的に示すように、アプリケータ突起部4Aは、コア5に沿ってらせん状に広げられ、すなわちコア5の周りのらせん層に分布する。言い換えれば、アプリケータ突起部4Aは、コア5が沿って延びる中間軸Y−Y’の周りにらせん階段のように分布する。
アプリケータ突起部4Aのらせん状の広がりは、アプリケータ手段4に組成物(マスカラ)をさらにうまく載せ、アプリケータ突起部4Aに得られた複数の向きにより効果的に睫毛を梳かすことを可能にする。そのようならせん状の広がりはまた、らせん状構造物の間に渦巻き状の「チャネル」を作り出すこともでき、このチャネルが、塗布用の組成物を集めて保持することを可能にし、よってこれも同様にアプリケータ手段4に組成物をさらにうまく載せる。本発明によれば、突起部4Aのらせん状の広がりは、コア5を捩じることによって得られる。言い換えれば、コア5が捩じられ、つまりコア5には、その中間の長手方向軸Y−Y’の周りに永久的な渦巻き状の捩じりが付与される。コア5がアプリケータ突起部4Aを担持することを考えると、コア5の捩じられた性質により、突起部4Aが広がる、すなわち局所的に不揃いであるが軸Y−Y’の周りで全体的にらせん状(渦巻き状)に突起部4Aを分布させることができる。
マスカラを載せられること及び梳かす効果という両方の観点から見て特に効果的なアプリケータ手段4を得るためには、突起部4Aは、前記コアが捩じられる前に(すなわち前記コア5が、図3、4、及び6〜12に示すようにまだ捩じられていない中間的状態で)、前記中間の長手方向軸Y−Y’の周りの少なくとも3つの別個の径方向に沿って、好ましくは前記軸Y−Y’の周りの少なくとも4つの別個の径方向D1、D2、D3、D4に沿ってコア5上に配置される。言い換えれば、アプリケータ突起部4Aは、長手方向軸Y−Y’の周りの少なくとも3つの異なる角度位置に沿って植え込まれ、それにより、コア5上においてまだ捩じられていない3D配置を構成する(図3、4及び6〜12に示す)。
したがって、突起部4Aの一部は、捩じられていないコア5から第1の径方向D1に沿って延び、他の突起部は、コア5から、第1の径方向D1とは別個の第2の径方向D2に沿って延び、さらに別の突起部4Aは、第3及び第4の別個の径方向D3、D4それぞれに沿って延びる。言い換えれば、アプリケータ突起部4Aは、コア5が捩じられていない状態において、コア5上に設けられた取り付け点でコア5に取り付けられ、前記取り付け点は、中間の長手方向軸Y−Y’に対して少なくとも3つの別個の半径に属する。コア5上及びその周りのアプリケータ手段4Aのそのような3D分布は、従来の捩じられたマスカラブラシの利点と成形されたブラシに関連する利点とを組み合わせた良好なメイクアップ効果を得ることを可能にする。さらに、本発明による器具1は、優れた拭き取り挙動を呈し、それにより、拭き取り動作から生じる機械応力の影響下でブラシが劣化するリスクなしに、標準的なワイパ(例えばエラストマー製)を使用することが可能であることが判明している。有利には、前記コアを捩じる前に、突起部4Aは、前記中間の長手方向軸Y−Y’の周りの少なくとも4つの別個の径方向D1、D2、D3、D4に沿ってコア5上に配置される。そのような形により、マスカラを載せる能力と梳かす効果との優れた妥協点が得られることが、本出願人によって示されている。
図に示す特有の実施形態を、以下でより詳細に説明する。
図1〜11の実施形態では、コア5は、中間の長手方向軸Y−Y’を有するステムの形態であり、互いに対して90°に配置された4つの枝部を有するほぼ十字形の断面を有している(特に図4を参照)。しかしコア5の断面は、図12の変形例に関しては(例えば5つの枝部など)、5つ以上の複数の枝部を備えた異なる形状を有することも完全に可能である。また、コア5の断面は、円形又は多角形の形状などの簡単な凸状の形状を呈することも可能である。図に示す実施形態では、コア5は、第1に中心部5A(図4により具体的に明らかである)と、第2に少なくとも3つの翼、図1〜11の変形例においては詳細には4つの翼7、8、9、10又は図12の変形例では5つの翼7、8、9、10、11とを備え、前記翼は、前記中心部5Aから径方向に、径方向に沿って延び、前記突起部4Aは、前記翼7、8、9、10、11によって担持される。有利には、図に示すように、翼7、8、9、10、11は、中心部5Aの全長にわたって延びる。図1〜11の実施形態では、中心部5Aは中心軸を含み、コア5は、軸Y−Y’の周りで互いに対して90°に配置された4つの翼7、8、9、10を含み、前記翼7、8、9、10は、好ましくはほぼ矩形のものであり、前記翼7、8、9、10は、前記中心軸から径方向に、軸に取り付けられた第1の縁と反対側の第2の自由縁の間に延び、アプリケータ突起部4Aは、第2の自由縁に取り付けられ、好ましくは第2の自由縁と一体的に形成される。図に示すように、突起部4Aは、好ましくは、有利には翼7、8、9、10の各々の平面内でそれらと連続するように延びる、櫛の歯のような複数のブレードによって形成される。
より正確には、検討される実施形態では、アプリケータ突起部4Aは、4つの翼7、8、9、10それぞれの自由端において前記翼と同じ平面内に配置された4本のブレードの直線列を備える。
したがって、コア5及びアプリケータ突起部4Aの両方を形成する単体部分6は、有利にはシャフトの形態であり、4つのほぼ矩形の翼7、8、9、10が互いから90°でそのシャフトから延び、前記翼の各々の自由端が縁取られることにより、当該縁取りでアプリケータ突起部4Aを形成する。図1〜9の実施形態では、アプリケータ突起部4Aを形成するブレードはすべて同一であり、これらは軸Y−Y’に対してほぼ垂直である。しかし、図10に示すように、アプリケータ突起部4Aを形成するブレードは、特有のブラシプロファイルを得るために、特にそれらのサイズに関してすべて同一でないことも完全に可能である。したがって図10の実施形態では、器具1は、メイクアップを目の淵に施すことをより容易にするために、自由端が尖った形状を有するアプリケータ手段4を有する。したがって図10の実施形態では、アプリケータ手段4の長手方向プロファイルは、有利には弾丸形状である。図11の実施形態では、翼の1つによって担持された突起部が、概ねコア5の長手方向軸Y−Y’と垂直でない方向に沿って延びるが、別の翼によって担持されたアプリケータ突起部は、前記軸Y−Y’に垂直な方向に沿って延びる。したがって、本発明は、突起部4Aの特定の向き及び/又は寸法設定になんら限定されず、この突起部は、当業者によって望まれるどのような形状にすることもできる。また、突起部4は中心部5Aを形成するシャフトから直接延びるなど、翼を全く使わないことも本発明の範囲を逸脱することなく完全に可能である。
また、特に成形によって製造する際、コア5を複数の異なる材料から作製することも完全に可能である。例えば、翼7、8、9、10、11の各々は、単一のアプリケータ手段4内で異なる機械的特性を利用するように異なるポリマー材料から作製することができる。
したがって、図1〜9の実施形態では、コア5を捩じる前、コア5及びアプリケータ突起部4Aは、十字形断面の一体型部分6の形態であり、アプリケータ突起部4Aは、当該十字の各枝部の自由端から延びている。捩じられたコア5、したがって本発明による広がりを得るために、器具1は、コア5の捩じられた性質を付与するように、コア5が取り付けられる捩じり手段12を含む。言い換えれば、コア5の捩じられた性質は、前記コアを、捩じり手段12が及ぼす永久的な捩じり力に晒すことによって得られ、この捩じり手段12は、有利にはコア5とは別個であり、すなわち前記コアから独立している。捩じり手段12の作用の効果のもとで、コア5は、安定的及び永久的に捩じられた形状になる。しかし、特許請求されていない実施形態は、コア5とは別個の捩じり手段12を使用することをそれほど必要とせず、例えばコア5に安定的な可塑的変形を付与するのに十分な捩じり力を及ぼした後、前記コアが外部手段を有することにより維持される必要がない安定的及び永久的に捩じられた形状になるように、適切な材料を使用してコア5を作製することが完全に可能である。
前記コアに捩じられた性質を付与するようにコア5に機械的に結合された捩じり手段12を使用することにより、器具1の製造を大幅に単純化することができ、特に最小の技術的制約を伴って、従来の原理に基づく安価な一般的な設計の工具を用いた「冷間」加工が可能である。
有利には、捩じり手段12はそれ自体が捩じられ、コア5を捩じって捩じられた状態に保持するのは、正確には捩じり手段12の捩じられた性質であり、この捩じりにより、アプリケータ突起部4Aはらせん状に広げられる。この目的のため、好ましい方法において捩じり手段12は、図6〜9に示すように、コア5が捩じられていない状態で中に挿入される空隙12Cを画定するように互いに共働する少なくとも2つの枝部12A、12Bを備える。図に示す実施形態では、枝部12A、12Bは最初、図5に示すようにほぼ真直ぐな直線で互いに平行であり、コア5は最初、前記枝部12A、12Bの間に滑り込ませるときは捩じられていない。次いで、捩じり手段12上に、枝部12A、12Bに平行で、空隙12Cの中央を通るその長手方向軸Z−Z’に沿って捩じり力が及ぼされる。好ましくは、捩じり力は、枝部12A、12Bの両方に同時に及ぼされ、それによって捩じり手段12が、軸Z−Z’周りで、各々が枝部12A、12Bの一方に相当する2重のらせんになるように捩じられる。捩じり手段12を捩じると同時に、コア5は、枝部12A、12Bの間に拘束されて保持され、好ましくは軸Z−Z’と同一の空間を占める長手方向軸Y−Y’の周りで捩じられる。このようにして、コア5及び突起部4Aは、図6〜9に示す形から図1及び2に示す形に到達する。
有利には、捩じり手段12は、U字形のピンを備え、このU字形のアームは、捩じられる2つの枝部12A、12Bを形成し、前記枝部12A、12Bの平面内に延びる湾曲した横材13によって相互接続される。好ましい方法では、U字形のピンは、ステンレス鋼などの金属から作製され、それにより、ピンを捩じることにより、枝部12A、12Bの軸Z−Z’の周りに渦巻き状のプロファイルの永久的な可塑的変形が引き起こされる。複数の枝部を有するピンを捩じり手段12として使用するそのような実施形態は、簡単で証明済みの一般的原理に基づいており、従来の捩じられたブラシを製造する際に使用されるため、工業的観点から見て特に有利であることが判明している。
有利には、捩じり手段12が捩じられる程度は、前記捩じり手段の長さにわたって異なり、すなわち捩じり手段12は、その全長にわたって一定ではない複数の回転を呈する。したがって、捩じり手段12は、好ましくは、コア5と接触し、好ましくは(軸Y−Y’に沿って)前記コアの全長(例えば30ミリメートル(mm)にほぼ等しい)にわたって、捩じり手段12の第1の端部16から延びる第1の部分14と、コア5と接触せず、第1の部分14の平面内において捩じり手段12の第2の端部17まで延びる第2の部分15とを備える。図2に示すように、第2の部分15が捩じられる程度は、有利には、第1の部分14が捩じられる程度よりも大きい。例えば、第1の部分14は、5回又は6回の回転を含み、一方で第2の部分15は、7回又は8回の回転を含む。
捩じり手段12の長さに方向にわたるそのような捩じり勾配の使用は、以下の考慮事項に起因する。
・突起部4Aを広げるためにコア5を使用して捩じることにより満足な結果を得るために、独立列の剛毛を用いる従来のブラシに必要とされる捩じり度より小さい捩じり度を使用することが可能になる。したがって、第1の部分14に関して言えば、本発明は、従来の捩じられたブラシに必要とされる回転数より少ない回転数を使用することを可能にする。
・第2の部分15は、捩じられたコア5及び捩じられた捩じり手段12によって形成された部分組立体にステム3を締め付けるために使用される。より正確には、第2の部分15は、好ましくは、プラスチック材料から作製されたステム3の遠位端3B内に、熱いうちにねじ込まれる。十分に安定で頑強である組立体を作製するためには、第2の部分15が十分な剛性を有することが必要である。十分な剛性は、従来技術による従来の捩じられたブラシに使用される捩じり度に相当する捩じり度を用いて、第2の部分15を十分に捩じることによって得られる。
有利には、本発明による器具1は、以下のパラメータ及び特性を用いて寸法決定及び設計される。
・コア5の軸方向長さは、捩じられた後、有利にはほぼ10mm〜40mm、好ましくは20mm〜30mmであり、特に好ましい方法では、コア5の長さは、捩じられた後、約28.5mmである。
・捩じり手段12の第2の部分15の軸方向長さは、捩じられた後、有利にはほぼ2mm〜20mm、好ましくは5mm〜10mmであり、特に好ましい方法では、第2の部分15の長さは、捩じられた後、約8mmである。
・捩じり手段12の第2の部分15は、捩じられた後、有利にはほぼ0.5mm〜2mm、好ましくはほぼ5mm〜10mmの半径を有する、軸Z−Z’の円筒状の包絡線内に内接し、特に好ましい方法では、当該半径は約0.96mmに等しい。
・コア5が捩じられた後、突起部4Aは、突起部4Aの自由端と軸Z−Z’の間の距離に相当し、有利にはほぼ2mm〜20mm、好ましくはほぼ5mm〜10mmの半径を有する、軸Z−Z’の円筒状の包絡線内にほぼ内接し、特に好ましい方法では、当該の半径は約7mmに等しい。
・(軸Y−Y’に垂直であると仮定した)突起部4Aの高さE1は、有利にはほぼ1mm〜5mm、好ましくはほぼ2mm〜4mmであり、特に好ましい方法では、高さE1は約2.35mmに等しい。
・突起部4Aの基部の幅E2は、有利にはほぼ0.2mm〜3mm、好ましくはほぼ0.3mm〜1mmであり、特に好ましい方法では、幅E2は、「変形例A」と呼ばれる以下の実施形態では約0.35mmに等しく、「変形例B」と呼ばれる以下の別の実施形態では、幅E2は約0.5mmに等しい。
・突起部4Aの自由端の幅E3は、0.1mm〜3mmであり、好ましくはほぼ0.1mm〜1mmであり、特に好ましい方法では、幅E3は約0.2mmに等しく、前記値は、変形例Bと同様に変形例Aで保持される。
・突起部4Aの基部における突起間の空隙E4は、有利にはほぼ0.02mm〜3mm、好ましくはほぼ0.05mm〜1mmであり、特に好ましい方法では、空隙E4は、変形例Aでは約0.1mmに等しく、変形例Bでは約0.2mmに等しい。
・突起部4Aの自由端における突起間の空隙E5は、有利にはほぼ0.1mm〜3mm、好ましくはほぼ0.2mm〜1mmであり、特に好ましい方法では、空隙E5は、変形例Aでは約0.25mmに等しく、変形例Bでは約0.5mmに等しい。
・捩じり手段12は、例えばAISA316Lタイプ(モリブデンステンレス鋼、X2CrNiMo17−12−2)などのステンレス鋼線から作製されたU字形のピンによって形成され、当該鋼線は、好ましくは0.1mm〜1mmであり、より好ましくはほぼ0.5mmに等しい直径を有する。
・コア5は、40のShore硬さを有するHytrel(登録商標)gumから作製される。
・捩じり手段は、6回転を有するらせんが観察されるように12回捩じる。
本発明はまた、組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具1、特に上記の器具による器具1を製造する方法にも関する。好ましくは、本発明による方法は、睫毛用のマスカラアプリケータを製造する方法を構成する。本発明による方法は、単体として作製されて、中間の長手方向軸(Y−Y’)に沿って長手方向に延びるコア5を製作又は供給するステップa)を含む。本発明による方法はまた、前記組成物を毛髪又は爪に塗布するためのアプリケータ突起部4Aを製作又は供給するステップb)を含む。本方法は、さらに、
・前記アプリケータ突起部4Aが、コア5によって担持され、前記中間の長手方向軸(Y−Y’)の周りで少なくとも3つ、好ましくは4つの別個の径方向D1、D2、D3、D4に沿って前記コア上に配置されるように、アプリケータ突起部4Aをコア5に結合するステップc)と、
・突起部4Aがコア5に沿ってらせん状に広げられるようにコア5を捩じるステップd)と
を含む。
したがって、本発明による方法は、アプリケータ突起部を担持する3Dコアを、前記突起部が概ねらせん状のプロファイルに沿って広がるように捩じるという考えに特に基づいている。有利には、上述のように、ステップa)、b)及びc)は、同時に存在し、同時に起こる。すなわちアプリケータ突起部4Aは、同時に作製され、これは前記アプリケータ突起部4Aをコア5に結合することと同時に起こる。言い換えれば、アプリケータ突起部4Aを作製することにより、前記突起部4Aがコア5に、またコア5が前記突起部4Aに同時に結合される。当然ながら、この同時性は、上述のように、アプリケータ突起部4Aがコア5と一体に作製されるときに得られる。この場合、有利には、ステップa)、b)、及びc)は、前記コア5及び前記突起部の両方を形成する単体としての部分を成形する単一の作業で同時に起こる。
本発明による方法はさらに、捩じり手段12を製作又は供給するステップe)と、捩じり手段12を捩じることによってコア5が捩じられ、それによって突起部4Aをコア5に沿ってらせん状に広げて前記捩じり手段12を前記コア5に結合するステップf)とを含む。
有利には、ステップf)はステップc)の後に続き、ステップd)は、コア5を捩じるように捩じり手段12を捩じることによって前記突起部をらせん状に広げることを含む。有利には、ステップe)の間、捩じり手段12は、空隙12Cを画定するように互いに共働する2つの枝部12A、12Bを備えるように製造又は供給される。さらにより好ましい方法では、ステップe)の間に、捩じり手段12がU字形のピンを備えるように製造又は供給され、このU字形のアームは前記2つの縦長の枝部12A、12Bを形成する。この場合、ステップf)の間に、コア5が前記空隙12C内に挿入される。好ましい方法では、U字形のピンは、単に単体の直線の鋼線を折りたたむだけで作製される。ピンは、有利には2つの枝部を備えるが、本明細書の記載より多い枝部を使用することもできる。したがって、4つの枝部を有し、前記4つの枝部の各々が、図1〜9の変形例の4つの翼7、8、9、10によって画定された4つの角度セクターの1つ内に挿入されるピンを提供することが完全に可能である。当然ながら、捩じり手段12がコアに取り付けられるステップf)は、(U字形のピンを捩じる)捩じり手段12の捩じり変形がコア5の捩じり変形を引き起こし、前記コアがその長手方向軸Y−Y’に沿って安定的及び永久的に捩じられる結果となるように設計された、捩じり手段12とコア5の間の機械的連結を提供する。
有利には、ステップd)で実施された捩じりは、捩じり手段12が捩じられる程度が前記捩じり手段の長さにわたって異なるように実施される。特に、前記ステップd)は、好ましくは、
・コア(5)と接触し、好ましくはコア5の全長にわたって延びる捩じり手段12の第1の部分14を、第1の捩じり度によって捩じることと、
・コア5と接触していない捩じり手段12の第2の部分15を、第1の捩じり度よりも大きな第2の捩じり度によって捩じることと
を含む。
例えば、第1の部分14は、5回又は6回の回転を含むように捩じられ、一方で第2の部分15は、7回又は8回の回転を含むように捩じられる。捩じりが起こる程度が異なる2つのサブステップに小分割されたこの特定の捩じるステップを実施することにより、捩じり手段12の構造をそれに割り当てられた機能に適合させることが可能になる。したがって、捩じり手段12の第1の部分14は、適切な機械的強度(特に剛性)を有すると共に、突起部4Aを十分に広げなければならず、一方で第2の部分15は、安定な、頑強で耐久性を有するステム3を備えた組立品を提供するために、優れた機械的挙動(特に剛性という観点から)を持たねばならない。有利には、本発明による方法は組立てステップを含み、この組立てステップにおいて、捩じり手段12及びコア5によって形成された単体の部分組立体(図2に示す)が、捩じり手段12の第2の部分15を加熱することによってステム3に締め付けられ、次いで、第2の部分15がまだ高温である間に、好ましくはプラスチック材料から作製されるステム3の遠位端3B内に前記第2の部分15をねじ締めする。したがって第2の部分15は、力によってねじ締めされ、高温の間にステム3の遠位端3B内に挿入されるので、ステム3が冷却された後は、アプリケータヘッド4は、ステム3の端部上及び当該端部に、堅固で安定に固定されることが保証される。
本発明の範囲を逸脱することなく、コア5に加え、フリーファイバをU字形のピンの空隙内に挿入することもできる。したがって、捩じり手段12を形成するU字形のピンを捩じるステップの間に、前記フリーファイバも、それらを広げるらせん運動に晒される。この場合、コア5から出る突起部4A及びフリーファイバ(変形例は示さず)の両方を備える「混合型」アプリケータヘッドが得られる。
また、好ましくは捩じり手段12を捩じることによってコア5を捩じるステップの後、らせん状に広がる複数の突起部4Aによって形成されたアプリケータ手段4の全体的なプロファイルを、機械切削、すなわち突起部4Aによって形成された渦巻き状の層から材料を除去することによって変更することも可能である。
最後に、突起部4Aを担持する捩じられたコア5は、図1に示すように、ステム3のその遠位端3Bの方に任意の適切な手段(例えば圧着又は接着)によって固定される。したがって、突起部4Aを担持する捩じられたコア5は、基部1のアプリケータヘッドを形成し、このアプリケータヘッドは、遠位端3Bから、ステム3のほぼ延長上に、軸X−X’に沿って延びる。
最後に、本発明は、詳細には組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具1、特に上述した本発明による器具1を製造するための機械に関し、前記製造機械は、
・単体として作製されて、中間の長手方向軸Y−Y’に沿って長手方向に延びるコア5を製作又は供給するためのステーションと、
・前記組成物を毛髪又は爪に塗布するためのアプリケータ突起部4Aを製作又は供給するためのステーションと、
・前記アプリケータ突起部4Aが、コア5によって担持され、前記中間の長手方向軸(Y−Y’)の周りで少なくとも3つの別個の径方向D1、D2、D3、D4に沿って前記コア上に配置されるように、アプリケータ突起部4Aをコア5に結合するためのステーションと、
・突起部4Aがコア5に沿ってらせん状に広げられるようにコア5を捩じるためのステーションと
を備える。
したがって本発明による機械は、上述した本発明による方法を実施するのに適している。有利には、コア5を製作又は供給するためのステーション、アプリケータ突起部4Aを製作又は供給するためのステーション、及びアプリケータ突起部4Aをコア5に結合するためのステーションは、コア5及び突起部4Aを形成する一体型部分6を、プラスチック又はエラストマー材料を成形することによって単一の作業で得ることを可能にする、成形ユニットからなる単一のステーションとして一緒に組み合わされる。捩じるステーション自体は、さらに、
・捩じり手段12を製作又は供給するためのサブステーションと、
・捩じり手段12を捩じることによってコア5が捩じられるように、前記捩じり手段を前記コア5に結合するためのサブステーションと、
・コア5を捩じるように捩じり手段12を捩じり、それによって前記突起部をらせん状に広げるためのサブステーションと
を備える。
有利には、捩じり手段12自体を捩じるためのサブステーションは、
・コア5と接触する捩じり手段12の第1の部分14を、第1の捩じり度によって捩じるための第1の工具と、
・コア5と接触していない捩じり手段12の第2の部分15を、第1の捩じり度よりも大きな第2の捩じり度によって捩じるための第2の工具と
を備える。
したがって本発明による製造機械は、上述した方法を、これもやはり上述した本発明による器具1を得ることを目的として実施することを可能にする。好ましくは、捩じり手段12の第1の部分14を捩じるための第1の工具は1対のクランプを備え、その一方は捩じり手段12の第1の端部16を把持するためのものであり、他方は、捩じり手段12の第1の部分14と第2の部分15の間の境界分離面18において捩じり手段12を把持するためのものである。次いでクランプが、第1の部分14を捩じるように軸Z−Z’に沿って互いに対して回転され、前記捩じることは、前記作業後、前記第1の部分14が、図2に示すように5回又は6回の回転を含むように実施される。有利には、捩じり手段12の第2の部分15を捩じるための第2の工具は1対のクランプを備え、その一方は捩じり手段12の第2の端部17を把持するためのものであり、他方は、第1の部分14と第2の部分15の間の境界分離面18において捩じり手段12を把持するためのものであり、前記クランプは、前記第2の部分15が、有利には、第1の部分14の回転数よりも多くの、例えば7回又は8回の回転数を有するように、軸Z−Z’に沿って互いに対して回転されることにより、第2の部分15を捩じる。
当然ながら、本発明による製造機械は、本発明による器具以外の器具の製造にも使用できる。
本発明は、組成物を毛髪又は爪に塗布するためのマスカラブラシタイプの器具の設計、製造、及び使用においてその工業的用途を見出している。
1 器具
2 ハンドル部
3 ステム
3A 近位端
3B 遠位端
4 アプリケータ手段
4A、4B アプリケータ突起部
5 コア
5A 中心部
6 一体型部分
7、8、9、10、11 翼
12 捩じり手段12
12A、12B 枝部
12C 空隙
13 横材
14 第1の部分
15 第2の部分
16 第1の端部
17 第2の端部
18 境界分離面

Claims (10)

  1. 組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具(1)であって、第1に、単体として作製されて、中間の長手方向軸(Y−Y’)に沿って長手方向に延びるコア(5)と、第2に、前記コア(5)によって担持され、前記コアに沿ってらせん状に広げられた、前記組成物を毛髪又は爪に塗布するためのアプリケータ突起部(4A)とを備え、前記突起部(4A)のらせん状の広がりが、コア(5)を捩じることによって得られ、前記突起部(4A)が、前記コアを捩じる前に、前記中間の長手方向軸(Y−Y’)の周りで少なくとも3つの別個の径方向(D1、D2、D3、D4)に沿ってコア(5)上に設けられており、コアの捩じられた性質が付与されるように、前記コア(5)が取り付けられる捩じり手段(12)を含むことを特徴とする器具(1)。
  2. 前記アプリケータ突起部(4A)が前記コア(5)と一体に作製されることを特徴とする、請求項1に記載の器具(1)。
  3. 前記コア(5)が、第1に中心部(5A)と、第2に、前記中心部(5A)から径方向に且つ前記中心部(5A)に沿って延びる少なくとも3つの翼(7、8、9、10、11)とを備え、前記突起部(4A)が前記翼(7、8、9、10、11)によって担持されることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の器具(1)。
  4. 前記捩じり手段(12)自体が捩じられることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の器具(1)。
  5. 捩じり手段(12)が、前記コア(5)が中に挿入される空隙(12C)を画定するように互いに共働する少なくとも2つの枝部(12A、12B)を備えることを特徴とする、請求項4に記載の器具(1)。
  6. 前記捩じり手段(12)の捩じられる程度が、前記捩じり手段の長さにわたって異なることを特徴とする、請求項4又は5に記載の器具(1)。
  7. 睫毛用のマスカラアプリケータを構成することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の器具(1)。
  8. 組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具(1)を製造する方法であって、単体として作製されて、中間の長手方向軸(Y−Y’)に沿って長手方向に延びるコア(5)を製作又は供給するステップa)と、前記組成物を毛髪又は爪に塗布するためのアプリケータ突起部(4A)を製作又は供給するステップb)と、前記アプリケータ突起部(4A)が、前記コア(5)によって担持され、且つ前記中間の長手方向軸(Y−Y’)の周りで少なくとも3つの別個の径方向(D1、D2、D3、D4)に沿って前記コア上に配置されるように、前記アプリケータ突起部(4A)を前記コア(5)に結合するステップc)と、突起部(4A)が前記コア(5)に沿ってらせん状に広げられるようにコア(5)を捩じるステップd)とを含み、捩じり手段(12)を製作又は供給するステップe)と、前記捩じり手段12を捩じるとコア(5)が捩じられるように、前記捩じり手段12を前記コア5に結合するステップf)とをさらに含むことを特徴とする方法。
  9. ステップf)がステップc)の後に続き、ステップd)が、コア(5)を捩じるように前記捩じり手段(12)を捩じることによって前記突起部をらせん状に広げることを含むことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具(1)を製造するための機械であって、
    −単体として作製され、且つ中間の長手方向軸(Y−Y’)に沿って長手方向に延びるコア(5)を製作又は供給するためのステーションと、
    −前記組成物を毛髪又は爪に塗布するためのアプリケータ突起部(4A)を製作又は供給するためのステーションと、
    −前記アプリケータ突起部(4A)が、コア(5)によって担持され、且つ前記中間の長手方向軸(Y−Y’)の周りで少なくとも3つの別個の径方向(D1、D2、D3、D4)に沿って前記コア上に配置されるように、アプリケータ突起部(4A)をコア(5)に結合するためのステーションと、
    −突起部(4A)がコア(5)に沿ってらせん状に広げられるようにコア(5)を捩じるためのステーションと
    を備え、捩じりステーションが、
    −捩じり手段(12)を製作又は供給するためのサブステーションと、
    −捩じり手段(12)を捩じることによってコア(5)が捩じられるように、前記捩じり手段(12)を前記コア(5)に結合するためのサブステーションと、
    −コア(5)を捩じるように捩じり手段(12)を捩じることによって前記突起部をらせん状に広げるためのサブステーションと
    を備える機械。
JP2009232464A 2008-10-06 2009-10-06 組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具及び関連する製造方法 Active JP5657231B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0805505 2008-10-06
FR0805505A FR2936691B1 (fr) 2008-10-06 2008-10-06 Instrument pour appliquer un produit sur des phaneres et procede de fabrication afferent

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010088889A true JP2010088889A (ja) 2010-04-22
JP5657231B2 JP5657231B2 (ja) 2015-01-21

Family

ID=40612768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009232464A Active JP5657231B2 (ja) 2008-10-06 2009-10-06 組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具及び関連する製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8636013B2 (ja)
EP (1) EP2172127B1 (ja)
JP (1) JP5657231B2 (ja)
CN (1) CN101721040B (ja)
BR (1) BRPI0903992B1 (ja)
ES (1) ES2545973T3 (ja)
FR (1) FR2936691B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170081675A (ko) * 2014-11-14 2017-07-12 로레알 속눈썹에 제품을 도포하기 위한 도포기

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2913572B1 (fr) * 2007-03-16 2009-06-05 Chanel Parfums Beaute Soc Par Applicateur pour appliquer un produit sur les cils
US20090276973A1 (en) * 2008-05-06 2009-11-12 Herve Bouix Cosmetic Applicator Assembly
US8136536B2 (en) 2008-09-24 2012-03-20 Elc Management Llc Shape memory polymer mascara brush
FR2958130B1 (fr) * 2010-03-30 2012-06-08 Oreal Applicateur pour appliquer un produit sur les cils et/ou sourcils.
CN103202596A (zh) * 2012-01-13 2013-07-17 王学德 一种锅碗刷植鬃机
DE202013006746U1 (de) * 2013-07-29 2014-10-31 Geka Gmbh Drahtkernbürste mit mehreren Schlaufen aus einem einzigen Filament
FR3014656B1 (fr) 2013-12-17 2017-04-28 Oreal Applicateur d'un produit cosmetique, de maquillage ou de soin, sur les cils et/ou les sourcils
JP2016521193A (ja) * 2014-05-09 2016-07-21 エーエー アールアンドディー エルエルシー 化粧用ねじりブラシ
US9591916B2 (en) * 2015-05-01 2017-03-14 Aa R&D Llc Assembly technology for any shape disk brush
FR3042391B1 (fr) 2015-10-19 2020-03-20 L'oreal Applicateur de produit cosmetique
FR3054779B1 (fr) * 2016-08-04 2019-06-28 L'oreal Applicateur pour les cils ou les sourcils.
US10681974B2 (en) 2017-04-04 2020-06-16 Ranir, Llc Interdental toothbrush
FR3066367B1 (fr) 2017-05-16 2019-07-05 L'oreal Applicateur pour appliquer un produit sur les cils
FR3087326B1 (fr) * 2018-10-17 2020-11-06 Oreal Organe d'application d'un produit a deux types d'elements d'application intercales, dispositif de conditionnement et d'application comprenant un tel organe d'application et procede de fabrication dudit organe d'application
FR3089766B1 (fr) 2018-12-18 2021-09-24 Oreal Organe d’application d’un produit et procédé de fabrication dudit organe d’application
FR3089773B1 (fr) 2018-12-18 2021-01-22 Oreal Organe d’application d’un produit et procédé de fabrication dudit organe d’application
FR3091983B1 (fr) 2019-01-28 2021-04-30 Texen Services Application d’un produit sur une partie superficielle du corps humain

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8021A (en) * 1851-04-01 Brick-press
JP2006204904A (ja) * 2004-12-28 2006-08-10 Kao Corp マスカラ塗布具
WO2007125207A2 (fr) * 2006-04-28 2007-11-08 Yves Saint Laurent Parfums Instrument d'application d'un produit sur les phaneres et son procede de fabrication
WO2007125206A2 (fr) * 2006-04-28 2007-11-08 Yves Saint Laurent Parfums Instrument d'application de construction simplifiee et procede de fabrication afferent
JP2008006295A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 L'oreal Sa 睫毛又は眉毛に組成物を塗布するためのアプリケータ

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4733425A (en) * 1986-06-16 1988-03-29 Sanderson-Macleod, Inc. Mascara brush
FR2607372B1 (fr) * 1986-11-28 1991-04-05 Oreal Brosse pour l'application de produits cosmetiques, en particulier de mascara
FR2627068B1 (fr) * 1988-02-12 1990-12-07 Oreal Brosse pour l'application d'un produit de maquillage, notamment de mascara, et reservoir de produit equipe d'une telle brosse
US5551456A (en) * 1994-11-03 1996-09-03 Sanderson-Macleod, Inc. Mascara brush construction
FR2748913B1 (fr) * 1996-05-24 1998-08-07 Oreal Brosse a crans et dispositif de maquillage comprenant cette brosse
FR2762494B1 (fr) * 1997-04-28 1999-06-25 Oreal Applicateur et ensemble de conditionnement et d'application utilisant un tel applicateur
US6241411B1 (en) * 1999-04-19 2001-06-05 Revlon Consumer Products Corporation Mascara brush, container, and method
FR2796530B1 (fr) * 1999-07-21 2001-09-21 Oreal Dispositif pour le peignage des cils ou des sourcils et dispositif de conditionnement et d'application ainsi equipe
US6427700B1 (en) * 2000-05-08 2002-08-06 Revlon Consumer Products Corporation Mascara brush, container, and method
BR0300549A (pt) * 2002-03-05 2003-11-11 Oreal Dispositivos para pentear os cìlios e/ou as sobrancelhas e/ou aplicar um produto sobre os mesmos, para aplicar um produto sobre os cìlios e/ou as sobrancelhas e para acondicionar e aplicar um produto sobre os cìlios e/ou as sobrancelhas, processos de maquiagem dos cìlios e/ou das sobrancelhas, de fabricação de uma escova e de aplicação de um produto sobre os cìlios e/ou as sobrancelhas e escova para a aplicação de um produto sobre os cìlios e/ou as sobrancelhas
DE10232589A1 (de) * 2002-07-18 2004-01-29 Geka Brush Gmbh Mascara-Bürstchen
AU2003299964A1 (en) * 2002-12-31 2004-07-29 Avon Products, Inc. Applicator brush for a cosmetic product
FR2850549B1 (fr) * 2003-02-04 2006-07-14 Oreal Brosse pour l'application d'un produit sur les cils ou les sourcils
FR2912620B1 (fr) * 2007-02-21 2010-08-13 Chanel Parfums Beaute Procede de fabrication d'un applicateur de produit cosmetique, applicateur, emballage comprenant cet applicateur et lot d'applicateurs.
US8136536B2 (en) * 2008-09-24 2012-03-20 Elc Management Llc Shape memory polymer mascara brush

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8021A (en) * 1851-04-01 Brick-press
JP2006204904A (ja) * 2004-12-28 2006-08-10 Kao Corp マスカラ塗布具
WO2007125207A2 (fr) * 2006-04-28 2007-11-08 Yves Saint Laurent Parfums Instrument d'application d'un produit sur les phaneres et son procede de fabrication
WO2007125206A2 (fr) * 2006-04-28 2007-11-08 Yves Saint Laurent Parfums Instrument d'application de construction simplifiee et procede de fabrication afferent
JP2008006295A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 L'oreal Sa 睫毛又は眉毛に組成物を塗布するためのアプリケータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170081675A (ko) * 2014-11-14 2017-07-12 로레알 속눈썹에 제품을 도포하기 위한 도포기
JP2017533782A (ja) * 2014-11-14 2017-11-16 ロレアル 製品をまつ毛に塗布するためのアプリケータ

Also Published As

Publication number Publication date
US8636013B2 (en) 2014-01-28
EP2172127B1 (fr) 2015-05-27
BRPI0903992A2 (pt) 2010-07-20
BRPI0903992B1 (pt) 2019-06-18
CN101721040A (zh) 2010-06-09
FR2936691B1 (fr) 2012-12-07
US20100089415A1 (en) 2010-04-15
JP5657231B2 (ja) 2015-01-21
FR2936691A1 (fr) 2010-04-09
ES2545973T3 (es) 2015-09-17
CN101721040B (zh) 2012-11-07
EP2172127A1 (fr) 2010-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5657231B2 (ja) 組成物を毛髪又は爪に塗布するための器具及び関連する製造方法
US8899241B2 (en) Instrument for applying a product to superficial epidermal derivatives and its method of manufacture
US8505553B2 (en) Application instrument of simplified construction
JP3807485B2 (ja) 特に睫毛又は眉毛等のケラチン繊維への製品、特にメーキャップ用品又はケア用品を適用するための器具
JP2781174B2 (ja) 化粧品を塗布するためのブラシ
EP2288272B1 (en) Variable pitch mascara brush
JP3689025B2 (ja) ケラチン繊維へ製品を適用するアプリケータと該アプリケータを備えたアプリケータ装置並びに該装置の使用
KR100445553B1 (ko) 메이크업용 브러시를 포함한 기구, 제조방법 및 어플리케이터
RU2357632C2 (ru) Щеточка для туши
JP5354644B2 (ja) 液塗布具
US9474353B2 (en) Dual applicator for applying a product to the eyelashes
JP2010221040A (ja) 化粧用、メーキャップ用又はケア製品用配合物を塗布するアプリケータ及びその製造方法
KR100574086B1 (ko) 도포기 및 그와 같은 도포기를 포함하는 포장 및 도포 장치
JP4580686B2 (ja) 化粧料塗布具および化粧料塗布セット
JP5254275B2 (ja) 化粧料塗布具および化粧料塗布セット
JP5584855B2 (ja) 化粧料塗布具および化粧料塗布セット
JP2009082554A (ja) 化粧料塗布用具
JP2003304929A (ja) マスカラ塗布用ブラシ
JP3202663U (ja) 化粧料塗布具
JP5721289B2 (ja) 化粧用塗布具
KR200242059Y1 (ko) 눈썹화장이 용이한 마스카라 솔
WO2019002054A1 (en) APPLICATION BRUSH

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121001

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140218

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140317

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140320

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140417

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140422

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5657231

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250