JP2010088364A - 種子の生産方法 - Google Patents

種子の生産方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010088364A
JP2010088364A JP2008262480A JP2008262480A JP2010088364A JP 2010088364 A JP2010088364 A JP 2010088364A JP 2008262480 A JP2008262480 A JP 2008262480A JP 2008262480 A JP2008262480 A JP 2008262480A JP 2010088364 A JP2010088364 A JP 2010088364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper tube
seeds
planting
temperature
production method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008262480A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5252705B2 (ja
Inventor
Shuichi Takada
秀一 鷹田
Naotoshi Kuwahara
尚俊 桑原
Yoshiya Shimamoto
義也 島本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKUREN
HOKUREN NOGYO KYODO KUMIAI RENGOKAI
Original Assignee
HOKUREN
HOKUREN NOGYO KYODO KUMIAI RENGOKAI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOKUREN, HOKUREN NOGYO KYODO KUMIAI RENGOKAI filed Critical HOKUREN
Priority to JP2008262480A priority Critical patent/JP5252705B2/ja
Publication of JP2010088364A publication Critical patent/JP2010088364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5252705B2 publication Critical patent/JP5252705B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)

Abstract

【課題】母根の貯蔵にコストが抑えられ、母根の越冬が安全に行われ、機械植えに適する紙筒栽培母根を用いた、2年生作物、特にビートのF1種子の生産方法を提供することを課題とする。
【解決手段】2年生植物の種を紙筒内に播種し、春化処理をして紙筒苗を得、該紙筒苗を春に圃場に定植することにより、抽苔、結実させて採種する。該種子の生産方法は、移植機を用いた機械定植が可能であるため、従来の手作業による母根の定植を行う母根貯蔵方式に比べて効率的な定植が実現でき、安全な越冬が可能である。
【選択図】 図1

Description

ビート種子の生産方法に関する。
現在、ビートを栽培し、収穫するためのビート品種の種子は全て一代雑種(F1)の種子が用いられる。ビートは他作物と違い自家採種できないため、ビート栽培農家用のF1種子は毎年全量の種子更新が必要である。
ビートの採種には、種子を生産するために2年の期間が必要である。即ち、1年目はビートの原種を播種して越冬する迄の間、根部に栄養が蓄積するように肥大させる栄養生長期(母根養成期とも呼ぶ)の年と、2年目は低温での冬期間を経た越冬後の年において春を迎えて抽苔(とう立ちとも呼ぶ)、結実が起こり、F1種子を採種するまでの期間の生殖成長期(採種期とも呼ぶ)に分かれる。このように、播種してから冬を挟んで2年目の年に結実して採種できることから、ビートは2年生作物に分類されている。
ビートの根部は、低温期間を経る越冬による春化により、抽苔させて種子を付ける必要がある。人工的に抽苔させることも可能であり、概ね3カ月以上の低温処理(春化処理)を施すことにより、抽苔が起こる。
日本では、ビートの生産の大部分は北海道で行われる。また、ビートのF1種子の生産方法において北海道の冬期間の気温がかなり低く、根部が凍結することから、自然条件下で圃場でのビート苗の越冬ができない。このため、凍結を防ぐのに秋に根部(母根)を収穫し、該母根を1〜5℃程度の冷暗で高湿度の定温貯蔵庫で翌年春まで約半年間程度貯蔵し(春化処理)、4月頃に母根を圃場に定植することで、抽苔→交配→採種を行っている。このような方法によりF1種子を生産する方法は、母根貯蔵方式と呼ばれている。
北海道におけるビートの採種では、次に示すプロセスが一般的である。
4月頃:圃場播種[種子親(雌)と花粉親(雄)を直播)→10月頃:母根収穫(各雌雄の収穫)→貯蔵庫で貯蔵(春化処理)→4月頃:母根を圃場に定植(各雌雄を定植)→抽苔、交配→9月頃:F1種子収穫
日本以外の種苗会社ではヨーロッパを中心にビートの採種を行っているが、冬期の気温が比較的温暖な地域であることから、9月頃圃場に播種し、母根を育て、生長した母根を圃場でそのまま越冬させることで自然条件下で春化処理を行い、春に母根を採取選別して定植し、抽苔、交配させて秋頃F1種子を採種することが多い。
一方、ビートの採種方法ではないが、ビートの収穫を目的とした栽培方法として、ビートの根部に栄養が蓄積するように肥大させて栽培し、肥大した根部を収穫している。日本のビート栽培農家では、昭和30年後半から、紙筒を使用した栽培方法(ポット栽培法)によりビートを収穫することが行われ、現在では、ポット栽培法が主流である(非特許文献3、4)。ポット栽培に用いられる紙筒の例には、特殊なクラフト紙でできた径2cm、長さ13cmの筒を1400本ずつ水溶性の糊で接着した紙筒[例えば、ペーパーポット:日本甜菜糖株式会社の登録商標として市販されている(非特許文献1、2)。]が多く使用されている。使用前には折り畳まれているが、播種の際に広げると断面が六角形の筒の蜂の巣条の集合体ができる。該紙筒を用いたビートの収穫方法については、紙筒内に土を詰め、F1種子を3月頃に紙筒に播種し、5月頃に育苗期間が40日程度で、4〜5葉になった苗を、紙筒ごと圃場に機械定植(移植)し、10月頃に肥大生育したビートを収穫している。このようにビート収穫農家の収穫栽培では、F1種子の播種から収穫までは1年で行われている。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/nsk/tensai/history.htm http://www.afftis.or.jp/senjin/ten.htm http://www.hokuren.or.jp/product/index12.html http://ja-okhotskabashiri.or.jp/hatake/beet.html
前記従来の北海道におけるビートのF1種子の生産方法(採種方法)では、ビートの原種を圃場で生育させ、肥大した母根を採取し、冬期間、1〜5℃程度の冷暗で高湿度の定温貯蔵庫で貯蔵し、貯蔵した母根を春に手で差し込むことで定植が行われていたが(母根貯蔵方式)、該方式による定植時の母根は頂部の径が約3〜9cm程度、長さが約13〜23cm程度の円錐形であり、径も長さも均一ではなく、定植作業において機械植えに適さないため、人力を多大に要し、作業性が悪いという問題があった。
一方、紙筒を使用した栽培(ポット栽培)によるビートのF1種子の生産の検討についての報告は見当たらない。
従来行われているビートの収穫を目的としたビート苗を育成するための紙筒は、一般的に直径が2.0cmで長さ13センチメートル程度のものが使用される。前記のように原種の雌雄の各母根を手植えし、育成、交配して得たF1種子を3月頃に前記紙筒に播種し、2カ月程度生育させた紙筒苗を、圃場に定植し、秋にビートを収穫するために、前記紙筒は用いられる。
しかしながら、このようなビート収穫を目的とした栽培に用いられる紙筒をビートのF1種子の生産のための栽培に適用しようと考える場合、前記のように従来の母根貯蔵方式における母根の定植時の径は約3〜9cm程度であるので、径が2cm程度の紙筒を用いて、紙筒入母根を作成しても、従来のF1種子の生産用の母根の代替物となるかどうか当業者に予測することはできない。即ち、通常のF1採種用の母根の径3〜9cmよりも極端に小さい、2cmの紙筒に納まる程度の母根、恐らく、大半が0.2〜0.5cm程度の極めて細い径の母根は、採種するための定植用母根として使用可能かどうかについて当業者が予測することができない。
従来の母根貯蔵方式では、温度管理が可能なしっかりした造りの定温貯蔵庫が必要であり燃料代等のコストが高くついていた。また貯蔵中は、乾燥防止のため(いわゆる「干しだいこん」状態となるのを防ぐため)散水をしているが、貯蔵期間が長いため母根表面の打撲傷等から付着土砂や茎葉に付いた土壌菌により根部腐敗が発生しやすかった。
そこで、本発明は、母根の貯蔵にコストが抑えられ、母根の越冬が安全に行われ、機械植えに適する紙筒栽培母根を用いた、2年生作物、特にビートのF1種子の生産方法を提供することを課題とする。
本発明は、2年生植物、特に、ビートの種を紙筒内に播種し、春化処理をして紙筒苗を得、該紙筒苗を春に圃場に定植することにより、抽苔、結実させて採種することを特徴とする種子の生産方法である。
具体的に説明すれば、北海道において好ましくは、9月頃:紙筒内に播種し(種子親(雌)と花粉親(雄)を別個の紙筒内に播種)、ハウス等の温度管理が可能な施設で生育せさ、平均温度が0℃以上7℃以内で、最高温度が15℃以内、最低温度が−5℃以上の低温条件を保って越冬させ、4月〜5月頃、紙筒苗を圃場に機械により定植し、抽苔させ、交配させ、9月頃、F1種子を収穫する。
紙筒の径は1cm以上5cm以内、好ましくは、1.5cm以上3.0cm以内であることが、機械的な定植作業の効率化のために好ましい。
本発明の春化処理した紙筒苗を春に定植した後、種を採取する種子の生産方法は、移植機を用いた機械定植が可能であるため、従来の手作業による母根の定植を行なわなければならない母根貯蔵方式に比べて効率的な定植が実現できる。紙筒苗により越冬を行うので、従来の湿度が100%程度に達する定温貯蔵庫における母根そのままの状態の越冬よりも、腐敗が防げ安全な越冬となる。しかも、従来の母根貯蔵方式と同等なF1種子が採種できる。本発明の種子の生産方法は、母根貯蔵方式に比べて、母根の育苗期間が短い。
図1は、本発明の種子の生産方法に使用することができる紙筒の1例を示す図である。図1には、穴の直径が2.0cm、長さ13cmの断面が6角形の柱体の紙筒が示されている。紙筒に使用される原紙は、化学繊維混抄クラフト紙が好適に使用される。紙筒は複数個接着された状態の集合体で用いられ、6角形柱体の各平面は、隣り合う紙筒の平面と水溶性接着糊で接合されている。図2は紙筒の集合体の概略図を示し、図2(a)は展開前の使用前の折り畳まれた状態、図 2(b)は展開後の状態、図2(c)は図2(b)の一部の拡大図を示す。
紙筒には、例えば、日本甜菜糖株式会社製のペーパーポット(登録商標)径2.0cm×長さ13cm(ソ−1:品番、ビート収穫用)を好適に用いることができる。該紙筒は汎用の移植機により機械定植作業が可能である。
紙筒内の育苗土には一般の土が使用できる。土には一般の圃場の土や、山土に堆肥等を加えて十分に腐熟させたものが使用できる。通気性の改良などの目的でピートモスのような資材を加えてもよい。ピートモスの添加量は、土の1.5から3%が好ましい。その他、例えば、モミガラを加えてもよい。
紙筒を展開し、土詰め、播種後しばらくすると、育苗土中や灌水作業による土壌水分により紙筒同士をつなぐ糊が溶解する。育苗期間中に水分と温度により、紙筒に育苗土由来の微生物が発生し、該微生物が分泌する粘着物質により、紙筒が互いに粘着し、紙筒集合体のブロック性が保持されるため、苗取り、苗運びには作業に適するブロック性を保持しながら、苗分離時には円滑な分離が可能となる。
ビートの紙筒内への播種時期は、8月1日〜11月末日まで行うことが可能である。特に、北海道においては、9月1日〜9月30日まで、特に、9月中旬〜下旬が最適である。その理由は、ビートは長日作物に分類され、長日条件、即ち、光の当たる時間が長いと抽苔を促進するからであり、逆に光の当たらない夜の時間が長いと葉が上方に繁茂せず、べたっと地べたを伏せるような形状(即ち、ロゼット)になり、越冬するのに適した形状となるからである。
紙筒への播種時期が6〜7月末日だと、外気温が高いため、苗の軟弱徒長の生育を避けられず、翌年春迄の生存率が劣る。9月では、日照時間が少しづつ短くなるため、ロゼット葉が上に伸びず徒長が起こらないので好都合である。また、10月以降の播種では、人工春化処理を行う前迄の間の北海道における自然条件下では、苗の生育に十分な温度と日照が得られないためひ弱な苗となり、寒さに対する苗の抵抗力が弱まるため、その後の春化処理のための低温処理後の生存率が劣る。さらに、10月以降の播種において、苗の生育に暖房を行って温度管理をしたとしても、暖房費用がかかる等の欠点や、低温処理期間が短くなるため抽苔率が低くなるという欠点も生ずる。従って、9月頃(例えば、9月1日〜9月30日)の播種が好ましい。しかしながら、10〜11月の播種は、暖房を用いれば可能であり、緊急に種子を生産する場合に適用可能である。或いは、北海道よりも気温の高い地方では10〜11月の播種は可能である。一方、8月の播種は、涼しい建物内や、温室でも空調があれば可能である。
播種した紙筒は、ビニールハウス等の温度管理が可能で、太陽光を受光できる場所に、随時遮光可能な状態にして設置することが好ましい。播種後から2週間位迄はビニールハウス屋根に遮光ネットを掛け、発芽時になったらハウスを明けて、徒長を防止する。発芽揃までは紙筒表面が乾きすぎないように適宜潅水する。播種後3〜7日目の発芽揃いまでは、温度10℃〜25℃に管理することが望ましい。その後、ビートの生育状況及び温度推移を勘案しハウスを開閉する。ビニールハウス内に紙筒を設置し播種時に灌水した後は、徒長防止のため通常の防除管理以外、翌年の定植前まで灌水しない。定植前まで灌水しないことは、紙筒内での抽苔の発生を防止する意味で重要である。その理由は、春先に気温が上がってきて、日も長くなってきて、生育に好適な条件がととのえば紙筒内でも抽苔が始まることがある。しかし、極度の乾燥状態にしておけば抽苔は発生しないことを見出した。紙筒内で抽苔が発生した場合には、定植後に茎が湾曲するなど、その後の抽苔茎の生育に悪影響が認められる。また、紙筒内での抽苔茎が長く伸びたものは、徒長苗と同じく茎をカットしなければ機械植えがうまくできないという不都合がある。また、紙筒内の徒長した抽苔茎をカットした場合にもその後の抽苔茎の生育に悪影響が認められた。
播種後10日〜30日は最低温度5℃最高温度20℃となるように温度管理し、この間、根が紙筒下部から出始めたころから苗ずらし、根切りを2回程度に分けて行う。ほぼ11月上旬迄に苗の本葉4枚程度になるようにし、11月下旬まで生育管理する。
次いで、12月初旬から翌年の2月末頃まで、約90日間程度、最低60日〜70日間以上、ビニールハウス内の温度が氷点下3〜5℃を最低温度とし、最高温度は10〜15℃、平均温度が0〜5℃に設定した低温処理することにより春化処理を行う。該温度管理のために、こまめにビニールハウスの開閉を行うことが好ましい。夕方ハウス内の温度が5℃前後になったらハウスを閉める。自記温度計を苗の高さ程度に設置して温度を監視することが好ましい。このようなハウスの開閉により、ハウス内の温度及び湿度は適度に保たれ、貯蔵中に母根の腐れ等が抑制される。
この春化処理期間において、ビニールハウス内に載置されている紙筒苗には、日中は太陽光が受光できるようにすることが必要である。従来の母根貯蔵方式における春化処理では、母根は冷暗の湿度100%程度の貯蔵庫において貯蔵されて、母根に太陽光が照射されることがなかったが、この従来の母根貯蔵方式と同様な春化処理を紙筒苗にも適用すると、該紙筒苗には太陽光が照射されないので、春先に急に日に当てると葉が死んでしまうという不都合がある。このような不都合には次のような原因が考えられる。即ち、従来の貯蔵中の母根には本葉が存在しないが、本発明における紙筒苗には本葉が存在しているためと考えられる。このような不都合を排除するために、春化処理期間中は紙筒苗に光(太陽光)を照射させる必要がある。
さらに、3月以降定植時迄の間は、脱春化しないように、日中、ビニールハウスは最大限、開放部を明け、夜間は温度状況に応じて開閉することにより、低温で紙筒苗を管理する。
3月中旬から4月にかけて日中ハウス内温度の上昇とともに、茎葉の伸長が著しくなり苗が大きくなりすぎた場合には、移植機等による定植作業において、茎葉が絡み作業性が悪くなるため、カコムより伸びた茎葉は生育状況に応じてカットすることが望ましい。
3月中旬から4月中旬に、紙筒の下部にはみ出た付着根の切断(根切り)を、根切りワイヤーで行うことが望ましい。好ましくは、3月中旬と4月中旬の2回に分けて根切りをするとよい。この定植前の根切りにより、移植機等による定植作業の精度を高めることができると同時に、定植後に根が浮いた状態となって倒伏を招くことを回避することができる。
定植時期は4月中旬から5月上旬迄が望ましい。定植には、原料ビート移植機(ビート生産用ポット苗を移植するための移植機)が使用できる。機械植えできる苗の形状は、草丈6〜7cm迄が好ましい。これよりも長いと、苗送りが困難となる。原種である種子親(雌)と花粉親(雄)の苗を適当な間隔となるように、且つ、種子親と花粉親を5畦::1畦の割合で定植することが望ましい。種子親と花粉親の割合はこれに限定されず、例えば、6畦:2畦や、4畦:2畦や、12畦:4畦でもよい。
生育中期以降に倒伏するのを防止するため、できる限り深植し、移植機の後ろにローラを取り付け土を鎮圧することが望ましい。
定植後2週間位に中耕機に培土用の板(ハネ)を付けて、ポット苗の3分の1位被さるように1回から2回、培土することが望ましい。
7月に入って茎の下方より順次開花が始まり花粉親から風等で飛散した花粉が種子親に受粉される。8月に入って受粉がほぼ完了した時点で花粉親は専用の花粉親抜取機で除去され、粉砕鋤込みされる。
子実が飴色になり9月頃の収穫適期となったら専用の刈込機で抽苔茎を切り倒し、数日間圃場で自然乾燥させた後、採取専用コンバインで収穫し、脱穀を行い、F1種を採種する。
[ 実施例1]
1.人工春化処理区(実施例1)
紙筒として径2.0cm×長さ13cmの紙筒(ペーパーポット ソ−1:日本甜菜糖株式会社の登録商標)を用意し、紙筒内に育苗土として紙筒6冊当たり350kgの床土にピートモスが重量比で1.5%混合したものを充填した。さらに育苗肥料として、「てん菜育苗用肥料1号」を5kg/6冊混合した。育苗土の水分は30%程度とした。
ビートの原種である品種アセンドの雄の種子、雌の種子を平成17年9月12日に、北海道網走郡大空町女満別西1条1丁目におけるビニールハウス(ハウスBと呼ぶ)にて、前記紙筒内に播種した。該ビニールハウスは側面やドアは開放されており内部はほぼ外気温と似た温度となっている。播種後3日目に灌水を行った。10L/1冊の灌水は数回に分けて行った。発芽揃いまでは紙筒表面が乾きすぎないように適宜灌水した。播種後3〜7日目頃の発芽揃いまでは、温度10℃〜25℃に管理した。
播種後10日〜30日は最低温度5℃最高温度20℃となるように温度管理した。発芽時から2週間位迄はビニールハウス屋根に遮光ネットを掛け、発芽時になったらハウスを明けて、徒長を防止した。その後、ビートの生育状況及び温度推移を勘案しハウスを開閉した。遮光ネットは気温が下がってきた季節の平成17年10月31日に剥がした。ビニールハウス内に紙筒を設置し播種時に灌水した後は、徒長防止のため通常の防除管理以外、翌年の定植前まで灌水しなかった。11月に入ると気温が急速に下がってきたので、平成17年11月9日以降、夜にハウスの側面とドアを閉め、朝開けることにより、ハウス内の温度を5℃〜20℃になるように調整管理した。ほぼ11月上旬迄に苗の本葉4枚程度になるようにし、11月下旬まで生育管理した。
平成17年11月23日より、夜間凍結防止のために苗の上にマットを掛けた。平成17年11月29日にビニールハウス内にさらに小さいビニールハウスを建て、二重のビニールハウスとした。以降の管理は、基本的に、日中はビニールハウスを全開にし、夜間は苗にマットを被覆しビニールハウスを閉じることにより、ハウス内の温度が5℃以上で開け、5℃以下で閉じるよう管理を行った。平成17年12月5日より夜間のマット被覆を2枚で行い、平成17年12月13日より夜間、パネルヒーター(300W)を補助的に用いた。定植の1週間前までは、ビニールハウス内の温度が氷点下3〜5℃を最低温度とし、最高温度は10〜15℃、平均温度を0〜5℃に設定した低温処理することにより春化処理を行った。平成18年4月17日(定植の12日前)に二重のビニールハウスの内側を撤去し、外側ハウスを昼夜全開(側面とドアのみ)として紙筒苗を外気に慣らした。
平成18年4月29日に2畦移植機で北海道網走郡大空町女満別住吉の圃場に株間約27cmで定植した。各畦に定植する種子親と花粉親の比率は5畦:1畦とした。紙筒下部の付着根(土塊)により定植作業が劣るため、紙筒下部にはみ出した付着根を根切りワイヤーにて切断して除去することにより定植作業を行った。
定植後の生育は順調で、抽苔開始、伸長は、後記する農家慣行区よりも優れていた。倒伏防止のため平成18年5月22日に培土を実施した。
平成18年8月25日に種子を刈り取った。
平成18年10月5日にビニールハウスで乾燥後脱穀調整を行った。
平成18年11月13日〜15日に研磨処理調整により種子のとがった部分を削りとり丸みをつけた。発芽調査は平成18年11月21日に実施した。
初期生育状況調査結果を下記の表2に、種子生産性調査結果を下記の表3に示す。調査数値は坪堀とし、連続した5株の5箇所の平均とした。
2.直播越冬処理区(比較例1)
直播越冬処理区とは、原種の雄、雌の種子を圃場に撒き、生育した母根を圃場で越冬させた母根を、春に抜き、定植して抽苔、交配、採取した区分である。
前記人工春化処理区と同一の品種アセンドの雄の種子、雌の種子を平成17年8月26日に前記人工春化処理区と同一住所の圃場に播種した。播種間隔は10cmに設定したが播種状態を調査の結果、平均株間は約21cmであった。
平成17年11月に越冬状況調査の目的で連続した30株の5箇所を坪堀としてマークした。また不完全ロゼットの生存率調査として27株の不完全ロゼット株をマークした。なお、完全ロゼットとは短日植物において葉が地べたをはうような形になることである。
150株についてのみ平成18年5月4日に越冬調査を実施した。その結果を下記の表1に示す。
Figure 2010088364
表1の総体は150株である。表1によれば、直播越冬処理区における生存率は18.6%であった。不完全ロゼットについては越冬生存率0%で全て枯死し、完全ロゼットについては越冬生存率が24%であり、総体では18.6%であったことから、女満別における越冬環境では越冬のためには少なくとも、完全ロゼット形態が必要であるが、総体の生存率が極端に低いため、母根を圃場で越冬させることは不利であることが分かる。
平成18年5月4日に母根を採取選別した後、直ちに定植し、生育させて抽苔、交配させた。平成18年8月25日に種子を刈り取った後、平成18年10月5日に乾燥後脱穀調整を行った。研磨調整処理は平成18年11月13〜15に実施し、発芽調査は平成18年11月21日に実施した。初期生育状況調査結果を下記の表2に、種子生産性調査結果を下記の表3に示す。
3.農家慣行区(比較例2)
農家慣行区とは、一般的に北海道の農家で慣行的に行われているビートの採種の方法による処理区であり、4月頃:圃場播種[種子親(雌)と花粉親(雄)を直播)→10月頃:母根収穫(各雌雄の収穫)→貯蔵庫で貯蔵(春化処理)→4月頃:母根を圃場に定植(各雌雄を定植)→抽苔、交配→9月頃:F1種子を収穫する処理区である。
前記人工春化処理区と同一の品種アセンドの雄の種子、雌の種子を平成17年4月28日〜5月12日(盛期(中央値)5月2日)に北海道網走郡大空町女満別開陽の圃場に播種し、圃場において母根を生育した。平成17年10月10日〜10月27日に母根(各雌雄)を収穫した。収穫した母根を、太陽光が遮断された空調設備の備わった母根貯蔵庫内に2〜3℃で、適宜散水して湿度100%程度の冷暗湿の条件下で貯蔵することにより春化処理を行った。平成18年4月27日に、春化処理が終了した母根(各雌雄の母根)を前記圃場に定植し、生育させて抽苔、交配させた。平成18年8月25日に種子を刈り取った後、乾燥後脱穀調整を行った。発芽調査は11月21日に実施した。初期生育状況調査結果を下記の表2に、種子生産性調査結果を下記の表3に示す。調査数値は坪堀とし、連続した5株の5箇所の平均とした。
Figure 2010088364
Figure 2010088364
表2及び表3から次のことが言える。
「人工春化処理区」での定植後の生育は順調で、抽苔開始、伸長は「農家慣行区」より優った。
「人工春化処理区」の坪堀調査における粗種子収量は、「農家慣行区」とほぼ同等であった。
「人工春化処理区」の発芽率は「農家慣行区」よりも若干下回る傾向があったが、実用レベルであった。
以上のことから、「人工春化処理区」は、「農家慣行区」に代わることができ、且つ、「農家慣行区」に必須の手作業による母根の定植作業を機械定植作業に代えることができる点において優れていることが言える。
[ 実施例2]
1.播種及び春化処理までの生育
平成16年8月上旬から11月上旬に渡り、播種時期を5つの異なる日、即ち、同年の8月11日(8月上旬区)、8月25日(8月下旬区)、9月10日(9月上旬区)、10月6日(10月上旬区)、11月5日(11月上旬区)に分けて、径の異なる2種の紙筒に品種アセンドの雄の種子及び雌の種子を播種した。育苗土は前記実施例1と同一のものを使用した。紙筒の寸法は、径2.0cm×長さ13cmと、径3cm×長さ13cmの2種類を使用した。
8月上旬区、8月下旬区、9月上旬区については、北海道網走郡大空町女満別西1条1丁目における、遮光ネットをはったビニールハウス(ハウスBと呼ぶ)で播種及び育苗を行った。該ビニールハウスは側面やドアは開放されており内部はほぼ外気温と似た温度となっている。
10月上旬区、11月上旬区については、北海度での外気温がこれらの播種時期以降では下がるため、北海道網走郡大空町女満別東1条1丁目における大型ハウス(ハウスGと呼ぶ)で播種及び育苗を行った。該大型ハウス(ハウスG)は、暖房装置付の温室であり、温度を20〜25℃に保つことができる。
2.春化処理
8月上旬区については、春化処理を行うために平成16年12月3日に紙筒苗を前記ハウスGへ移した。
8月下旬区、9月上旬区の紙筒苗については、春化処理を行うために平成16年12月3日に紙筒苗をそれぞれ次の2カ所の春化処理ハウスに移した。1カ所目は、前記ハウスGであり、2カ所目は、北海道網走市八坂196番地のハウス(ハウスNと呼ぶ)に移した。
ハウスGは、ガラス張りの温室で、日中は太陽光を十分に受光でき、空調設備により温室内の温度が自動にコントロールできるようになっており、夜間は0℃を下らず、日中は10℃を超えないようになっている。
ハウスNは、人為的な暖房設備の無いガラス張りの温室であり、春化処理期間中は夜間温度が氷点下になるため、紙筒苗を保温の目的でマットで一日中覆っており、光が当たらない状態となっている。自動記録温度計の測定結果から、ハウスN内の紙筒苗付近の温度は概ね0−5℃で維持されていた。
10月上旬区の紙筒苗については、春化処理を行うために平成17年1月12日に紙筒苗をハウスGへ移した。ハウスGの温度、採光条件は前述のとおりである。
11月上旬区の紙筒苗については、春化処理を行うために平成17年2月26日に紙筒苗をハウスGへ移した。ハウスGの温度、採光条件は前述のとおりである。
前記10月上旬区及び11月上旬区の紙筒苗の春化処理開始の目安は、概ね草丈6cm、葉数5枚程度に至った時期とした。
3.圃場への定植
紙筒苗を圃場に定植する前の10日間位から、ハウスG、ハウスN内の紙筒苗を徐々に圃場環境に徐々に近づけるように、換気により外気の導入及び日照の調節を行った。
平成17年4月上旬に各区分の紙筒苗を北海道網走郡大空町女満別住吉の圃場に各区分毎に1畦10本2反復で手植えにより株間約27cmで定植した。各畦に定植する種子親と花粉親の比率は5畦:1畦とした。
定植後の生育は順調で、各苗の抽苔率、草丈を測定した。下記の表4に各苗の抽苔率、草丈を示す。平成17年9月1日に種子を刈り取った。得られた種子の10a当たりの収量(kg)を下記の表4に示す。
Figure 2010088364
ハウスN区分では、春化処理期間において紙筒苗はマットで覆われており光の照射がなかったため、春先に光にあてると葉が死んでしまうという不都合があり、生存率がハウスG区分よりも低くなった。
播種時期が9月上旬よりも早い区分では、春化処理を経て定植した苗は、徒長し、軟弱な苗となる傾向が見られた。徒長した茎葉をカットするとそこから病原菌の汚染が発生し、生存率が落ちることが認識されている。
播種時期が10月〜11月では、紙筒苗の生育を確保するために、即ち、葉丈が5〜6cmにある程度大きくするには、気温が次第に低下する時期であることから人工的な暖房が必要となるという不都合があった。10月〜11月の播種時期では紙筒苗の生育を確保するために春化処理開始時期が1〜2カ月遅れるため、春迄の春化処理期間が短くなり、特に11月播種では次年度の抽苔に明らかに影響が認められた。このような状況から、十分な定温処理(春化処理)期間を確保するという意味で9月の播種が好ましい。
春化処理後の紙筒苗の茎(胚軸)の太さは一般的に2〜4mmであるが、このような細い茎の苗を定植しても、前記従来法(母根貯蔵方式)と同等に種が採取できたことを確認できたことは予想外の発見である。
本発明の種子の生産方法は、2年性植物、特にビートのF1種子の製造における、原種の機械定植に有用である。
本発明の種子の生産方法に使用することができる紙筒の1例を示す図である。 紙筒の集合体の概略図を示し、図2(a)は展開前の使用前の折り畳まれた状態、図 2(b)は展開後の状態、図2(c)は図2(b)の一部の拡大図である。

Claims (11)

  1. 2年生植物の種を紙筒内に播種し、春化処理をして紙筒苗を得、該紙筒苗を春に圃場に定植することにより、抽苔、結実させて採種することを特徴とする種子の生産方法。
  2. 前記2年生植物がビートである請求項1に記載の種子の生産方法。
  3. 春化処理時に紙筒苗に光を照射することを特徴とする請求項1又は2に記載の種子の生産方法。
  4. 紙筒の径が1cm以上5cm以内である請求項1乃至3の何れか1項に記載の種子の生産方法。
  5. 紙筒の径が1.5cm以上3.0cm以内である請求項1乃至4の何れか1項に記載の種子の生産方法。
  6. 前記紙筒苗を定植する前に、紙筒の下部にはみ出した付着根を切断することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の種子の生産方法。
  7. 前記紙筒苗を機械植えにより圃場に定植することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の種子の生産方法。
  8. 8月1日から11月末日までの間において播種を行うことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の種子の生産方法。
  9. 北海道の屋外にて9月に播種を行うことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の種子の生産方法。
  10. 春化処理の温度は平均温度が0℃以上7℃以内で、最高温度が15℃以内、最低温度が−5℃以上の条件である請求項1乃至9の何れか1項に記載の種子の生産方法。
  11. 春化処理において紙筒苗を極端な乾燥状態とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の種子の生産方法。
JP2008262480A 2008-10-09 2008-10-09 種子の生産方法 Active JP5252705B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008262480A JP5252705B2 (ja) 2008-10-09 2008-10-09 種子の生産方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008262480A JP5252705B2 (ja) 2008-10-09 2008-10-09 種子の生産方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010088364A true JP2010088364A (ja) 2010-04-22
JP5252705B2 JP5252705B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=42251740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008262480A Active JP5252705B2 (ja) 2008-10-09 2008-10-09 種子の生産方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5252705B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018033375A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 井関農機株式会社 混植苗の作成方法
WO2019039349A1 (ja) 2017-08-22 2019-02-28 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 世代促進可能なテンサイの選抜方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6394906A (ja) * 1986-10-09 1988-04-26 日本甜菜製糖株式会社 甜菜種子の生種子選別処理方法
JPH02255013A (ja) * 1989-03-28 1990-10-15 Nippon Steel Chem Co Ltd ビート育苗用培地
JPH05227835A (ja) * 1992-02-20 1993-09-07 Nippon Steel Chem Co Ltd ビート育苗用培地
JPH09308386A (ja) * 1996-05-21 1997-12-02 Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd 育苗用成形培地封入紙筒及び植物育苗方法
JP2001231356A (ja) * 2000-02-23 2001-08-28 Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd 紙筒用育苗培地及び育苗方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6394906A (ja) * 1986-10-09 1988-04-26 日本甜菜製糖株式会社 甜菜種子の生種子選別処理方法
JPH02255013A (ja) * 1989-03-28 1990-10-15 Nippon Steel Chem Co Ltd ビート育苗用培地
JPH05227835A (ja) * 1992-02-20 1993-09-07 Nippon Steel Chem Co Ltd ビート育苗用培地
JPH09308386A (ja) * 1996-05-21 1997-12-02 Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd 育苗用成形培地封入紙筒及び植物育苗方法
JP2001231356A (ja) * 2000-02-23 2001-08-28 Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd 紙筒用育苗培地及び育苗方法

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN7011002775; 日本甜菜製糖(株)種苗課: 平成14年度 採種てん菜高品質・高収量栽培実践の手引き , 2002, 日本甜菜製糖(株)種苗課 *
JPN7011002776; 田口和憲ほか: '人為春化処理による小規模世代促進方法の開発' てん菜研究会報 46, 2004, 23-30 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018033375A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 井関農機株式会社 混植苗の作成方法
WO2019039349A1 (ja) 2017-08-22 2019-02-28 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 世代促進可能なテンサイの選抜方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5252705B2 (ja) 2013-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Acosta‐Gallegos et al. Phenological plasticity as an adaptation by common bean to rainfed environments
Hernández et al. Cultivation systems
CN101822158B (zh) 烟草异地育苗南繁加代育种方法
CN104067835A (zh) 大葱快速繁育的栽培方法
Oliveira et al. Cactus pear and pitaya: Fruit production and orchard management
Silva et al. Phenological models for implementing management practices in rain-fed avocado orchards
CN105766807A (zh) 养殖金蝉的温室大棚
Nasimova et al. Methods for Initial Propagation of Species and Varieties of Ornamental Lily (Lilium L.)
JP5102914B2 (ja) タマネギの栽培方法及びタマネギ
JP5252705B2 (ja) 種子の生産方法
Sirrine et al. Sustainable hop production in the Great Lakes region
CN102334414B (zh) 一种多年生小偃麦的培育方法
CN114946434A (zh) 一种砧木不带子叶番茄幼苗的嫁接育苗方法
CN114680039A (zh) 一种冬小麦分子标记辅助选择加代技术的育种方法
Fieldsend et al. Contrasting growth and dry matter partitioning in winter and spring evening primrose crops (Oenothera spp.)
CN114258758A (zh) 一种丹参根段苗的培育方法及丹参的扩繁方法
CN109566403B (zh) 一种一年两季南瓜杂交制种方法
CN104920009A (zh) 一种提高甘蓝制种产量的栽培方法
CN110754305A (zh) 一种高产的火龙果种植方法
Kumar et al. Management practices of growers using plastic low tunnel on flowering and fruiting behaviour of bitter gourd (Momordica charantia L.) during off season
Awal et al. Morpho-physiological and vine development, flowering and sex expression of watermelon plants grown in winter season under low-tech greenhouse
JP2008048655A (ja) オーニソガラム・シルソイデスの球根生産方法
JP6277911B2 (ja) コガネバナの採種方法
KR20210001633A (ko) 청향목의 재배방법
CN104255258A (zh) 春季耐抽薹白萝卜侧枝扦插繁种方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5252705

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250