JP2010088010A - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】APFにおいて補正が施されない画像に対しても、一定の補正を行うことを可能とする。
【解決手段】判定部22は、処理の対象となる対象画像が写真画像であるか否かを、画像特徴情報生成部21により生成された画像特徴情報に基づいて判定する。補正部23は、対象画像が写真画像であると判定された場合、対象画像に対して、その画像の特徴量に応じた補正を行う。また補正部23は、写真画像ではないと判定された場合、対象画像に対して、予め決められた所定の補正を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
パーソナルコンピュータなどのホストと接続することなく、メモリカードなどの可搬性の記録媒体から画像データを読み出し、印刷を実行するダイレクトプリンタがある。
ダイレクトプリンタには、写真画像に対してその画質を自動的に補正する、APF(Auto Photo Fine)と呼ばれる機能を有するものがある。このAPFによれば、印刷の対象となっている写真画像に対して、その特徴量に応じて、彩度、明度、コントラスト等の補正が行われる(特許文献1参照)。
特開2000−165647号公報
ところで、APFは写真画像を対象としているため、印刷の対象が写真画像ではないと判定された場合、エラーとなってAPFは実行されない。
写真画像は、一般的に、使用されている色数が多く、彩度もある程度高い等の特徴を有することから、写真画像であるか否かの判定は、例えば印刷の対象がそれらの特徴を有しているか否かに基づいて行われる。しかしながら被写体の種類や撮像の方法によっては、この一般的な特徴を有さない写真画像もある。従ってそのような写真画像が印刷の対象となった場合、エラーとなってAPFが実行されず補正が施されないことから、例えば地味な色合いのままで印刷されることがある。
本発明は、上述した従来の課題を鑑み、APFの対象とならない画像に対しても、一定の補正が行われるようにすることを目的とする。
本発明の画像処理装置は、処理の対象となる対象画像が写真画像であるか否かを判定する判定手段と、写真画像であると判定された場合、対象画像に対して、その画像の特徴量に応じた補正を行う第1の補正手段と、写真画像ではないと判定された場合、対象画像に対して、予め決められた所定の補正を行う第2の補正手段とを有することを特徴とする。
予め決められた所定の補正は、写真画像に対して良好な補正であるようにすることができる。
予め決められた所定の補正は、所定の補正量だけ彩度と明度を増加させる補正であるようにすることができる。
判定手段は、対象画像が写真画像ではないと判定した場合、対象画像は、グラフ画像、モノクロ画像、又はそれらのいずれでもないその他の画像であるかを判定し、第2の補正手段は、対象画像がグラフ画像であると判定された場合、対象画像に対して、所定の補正量だけ彩度を増加させる補正を行い、対象画像がモノクロ画像であると判定された場合、対象画像に対して、所定の補正量だけコントラストを増加させる補正を行い、対象画像がその他の画像であると判定された場合、対象画像に対して、所定の補正量だけ彩度と明度を増加させる補正を行うことができる。
本発明の画像処理方法は、処理の対象となる対象画像が写真画像であるか否かを判定する判定ステップと、写真画像であると判定された場合、対象画像に対して、その画像の特徴量に応じた補正を行う第1の補正ステップと、写真画像ではないと判定された場合、対象画像に対して、予め決められた所定の補正を行う第2の補正ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、対象画像が写真画像であるか否かを判定する判定ステップと、写真画像であると判定された場合、対象画像に対して、その画像の特徴量に応じた補正を行う第1の補正ステップと、写真画像ではないと判定された場合、対象画像に対して、予め決められた所定の補正を行う第2の補正ステップとを含む画像処理をコンピュータに実現させることを特徴とする。
本発明においては、対象画像が写真画像であるか否かが判定され、写真画像であると判定された場合、対象画像に対して、その画像の特徴量に応じた補正が行われ、写真画像ではないと判定された場合、対象画像に対して、予め決められた所定の補正が行われる。
本発明によれば、APFの対象とならない画像に対しても、一定の補正が行われ、例えば見栄えのよい画像を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用したプリンタ1のハードウェアの構成例を示すブロック図である。このプリンタ1は、メモリカード18等から取得した画像データに基づき画像を印刷する、いわゆるダイレクトプリントに対応したカラーインクジェットプリンタである。なおカラー印刷だけでなく、モノクロ印刷も可能である。
プリンタ1は、CPU11、内部メモリ12、操作部13、表示部14、プリンタエンジン15、及びカードインターフェース(カードI/F)16を備えている。
CPU(central processing unit)11は、各部を制御して、内部メモリ12に格納されているプログラムに応じて各種の処理を実行する。
例えばCPU11は、処理(この例の場合、印刷)の対象とされた画像(以下、対象画像TIと称する)が写真画像である可能性が高い画像であってAPFの対象となる画像(以下、APF対象画像と称する)であるか否かを判定し、APF対象画像であると判定した対象画像TIに対しては、APFを行う(即ち対象画像TIの特徴量に応じた所定の補正を行う)。一方APF対象画像ではないと判定した対象画像TIに対しては、CPU11は、予め定められた所定の補正を行う。以下、この一連の処理を、画像補正処理Z1と称する。
例えばAPF対象画像ではないと判定された対象画像TIも、写真画像である可能性があるので、このようにAPF対象画像ではないと判定された対象画像TIに対しても予め決められた所定の補正を行うようにしたので、APF対象画像ではないと判定された対象画像TI(写真画像)に対しても、一定の補正を施すことができ、見栄えがよい写真画像を生成することができる。
内部メモリ12は、CPU11が実行する各種プログラムや各種データを格納しているROM(Read Only Memory)、及びCPU11が実行対象とするプログラムやデータを一時的に格納するRAM(Random Access Memory)によって構成されている。
操作部13は、ボタンやタッチパネル等から構成され、ユーザによる操作内容をCPU11に通知する。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイより構成され、CPU11から供給されたデータに対応する画像を表示する。
プリンタエンジン15は、CPU11から供給された印刷データに基づき印刷を行う印刷機構である。
カードインターフェース16は、カードスロット17に挿入されたメモリカード18との間でデータのやり取りを行うためのインターフェースである。なお、この例では、メモリカード18にRGBデータとしての画像データが格納されており、プリンタ1は、カードインターフェース16を介してメモリカード18に格納された画像データの取得を行う。
上述したプリンタ1の各構成要素は、バス19を介して互いに接続されている。なおプリンタ1は、さらに、他の機器(例えばデジタルスチルカメラ)とのデータ通信を行うためのインターフェースを備えているとしてもよい。
図2は、画像補正処理Z1を実行するためのプリンタ1の機能的構成例を示すブロック図である。この機能は、CPU11が内部メモリ12に記憶されている所定のプログラムを実行することより実現可能となる。
画像特徴情報生成部21は、操作部13に対するユーザ操作により選択された印刷の対象とされた対象画像TIの画像データ(例えば、2560画素×1920画素の24bitカラーの画像データ)を、メモリカード18から読み出すとともに、その画像データの解像度を変換することにより、QVGA(Quarter Video Graphics Array)(例えば、320画素×240画素)の画像データ(以下、作業画像データWDと称する)を生成する。そして画像特徴情報生成部21は、作業画像データWDのRGBデータについて、輝度値、R成分、G成分、又はB成分等を対象として画素数を集計し、それぞれについてヒストグラムを生成する。
判定部22は、画像特徴情報生成部21により生成された対象画像TIについてのヒストグラム等に基づいて、対象画像TIがAPF対象画像であるか否かを判定する。また判定部22はこの例では、対象画像TIがAPF対象画像ではないと判定した場合、対象画像TIが、例えばコンピュータソフトウエア等により作成された図表等の画像(以下、グラフ画像と称する)であるか、若しくはモノクロ画像である否か、又はグラフ画像及びモノクロ画像のいずれでもないその他の画像であるかを判定する。
補正部23は、対象画像TIがAPF対象画像であると判定された場合、APFを行う(即ち対象画像TIの特徴量に応じた補正を行う)。補正部23は、APF対象画像ではないと判定された場合、グラフ画像、モノクロ画像、又はグラフ画像及びモノクロ画像のいずれでもないその他の画像のそれぞれに対して、予め決められた所定の補正を行う。
出力制御部24は、APF又は予め決められた所定の補正が施された対象画像TIから表示データ又は印刷データを生成し、表示データを表示部14に供給して表示させたり、印刷データをプリンタエンジン15に供給して、印刷データに基づく画像の印刷を実行させる。
図3は、画像補正処理Z1の流れを示すフローチャートである。このフローチャートを参照して、画像補正処理Z1について説明する。
ステップS1において、判定部22は、対象画像TIの特徴情報を取得する。この例の場合、画像特徴情報生成部21によって生成された対象画像TIのヒストグラムが取得される。
ステップS2において、判定部22は、取得したヒストグラムのピーク点を検出する。なおピーク点の検出は、例えば、ヒストグラムの微分値及び2次微分値を計算することによって行われる。
図4は、ピーク点及び後述する極大点を示す図である。図4の左側には、ステップS1で取得された1つのヒストグラムの一部から検出されたピーク点P1,P2,P3,P4が示されている。
図3に戻りステップS3において、判定部22は、極大点を検出する。具体的には、各ピーク点について、隣の谷点との高さ方向の距離(即ち度数の差)が所定の閾値L以上あるか否かが判定され、閾値L以上あると判定されたピーク点が極大点とされる。
図4の例の場合、図4の左側に示すように、ピーク点P1と、隣の谷点V1との高さ方向の距離h0が閾値Lより長いので、ピーク点P1は極大点となる。ピーク点P4も、同様に、隣の谷点V4との高さ方向の距離h6が閾値Lより長いので、極大点となる。
一方、ピーク点P2は、隣の谷点V1及び谷点V2との高さ方向の距離h1,h2がいずれも閾値Lより短いので、極大点とはならない。同様に、ピーク点P3は、隣の谷点V2及び谷点V3との高さ方向の距離h3,h4がいずれも閾値Lより短いので、極大点とはならない。
即ち図4の例の場合、図4の右側に示すように、ピーク点P1及びピーク点P4が、極大点として検出される。なお図4における、ピーク点間や極大点間は、度数の分布状態を見やすくするために直線で結び付けられている。後述する図5においても同様である。
図3に戻りステップS4において、判定部22は、対象画像TIがAPF対象画像であるか否かを判定する。具体的には、「作業画像データWDの全画素数の25%の数以上の度数を有している極大点が2個以上存在する」(以下、この条件を、適宜、条件J1と称する)、及び「作業画像データWDの全画素数の80%以上の数の画素の彩度が0である(以下、この条件を、適宜、条件J2と称する)を満たすか否かが判定される。
「作業画像データWDの全画素数の25%の数以上の度数を有している極大点が2個以上存在する」画像(即ち条件J1を満たす画像)は、使用される色が限られている画像であり、また「作業画像データWDの全画素数の80%以上の数の画素の彩度が0である」画像(即ち条件J2を満たす画像)は、彩度が低い画像であるので、条件J1及び条件J2の両方を満たす画像、又はいずれか一方の条件を満たす画像は、写真画像でない可能性がある。そこで条件J1及び条件J2の両方、又はいずれか一方を満たす場合、そのときの対象画像TIはAPF対象画像ではないと判定される。なおR,G,Bのいずれも0である場合、彩度は0となる。
図5は、極大点の例を示す図である。図5には、11個の極大点W11からW21が示されている。図5中、縦軸に沿って付された「25%の数」に対応して横軸に並行に引かれた破線は、作業画像データWDの全画素数の25%の数と同じ度数の位置を示している。即ち図5の例では、度数が、全画素数の25%の数以上となっている極大点は、極大点W16とW18の2個あるので、対象画像TIはAPF対象画像ではないと判定される。
「作業画像データWDの全画素数の25%の数以上の度数を有している極大点が2個以上存在する」画像でもなく、「作業画像データWDの全画素数の80%以上の数の画素の彩度が0である」画像でもない画像、即ち条件J1及び条件J2のいずれも満たさない画像は、写真画像である可能性が高い。そこで条件J1及び条件J2のいずれも満たさない場合、そのときの対象画像TIはAPF対象画像であると判定される。
なお輝度値、R成分、G成分、及びB成分の全てのヒストグラムについて、条件J1,J2の判定を行うこともできるし、所定のヒストグラムについて判定することもできる。
図3に戻りステップS4で、対象画像TIがAPF対象画像であると判定された場合、ステップS5からステップS7の処理で、APFのための補正量が算出される。
即ちステップS5において、補正部23は、作業画像データWDに対して顔認識処理を施す。具体的には、例えば、人物の向き(例えば、正面、左、右、上、下のそれぞれの方向)及びサイズが異なる複数の顔のテンプレートと画像データの一部の領域とのマッチング処理を行って、マッチング率が高い部分に顔が存在すると判定される。そして、検出された顔の画像データ中の位置及び範囲を示す情報が取得される。なお、テンプレートを使用するのではなく、例えば、目、鼻、口等の特徴部分を抽出し、これらの位置関係から顔を認識するようにしてもよい。
ステップS6において、補正部23は、顔認識処理結果に基づいて、シーン(画像データの主たる被写体の種類)を判定する。即ち補正部23は、例えば、画像データの主たる被写体が人物であるか、風景であるか、又は、夜景であるかを判定する。なお、人物か否かは顔認識処理結果から判断され、風景及び夜景については、画像データを一定の割合でサンプリングして生成したデータの色相等の分布に基づいて判断される。
ステップS7において、補正部23は、ステップS6でのシーン判定の結果、及び対象画像TIの特徴量に基づいて、実行する補正を決定する。具体的には、シーンが人物である場合には、被写体の人物の肌色について、それが最適な範囲に収めるような補正量が算出される。また、シーンが風景である場合には、被写体の植物等の緑色及び空又は海の青色について、それが最適な範囲に収めるような補正量が算出される。さらに、シーンが夜景である場合には、色かぶりやコントラストについて、被写体の夜景が鮮やかになるような補正量が算出される。このように対象画像TIの特徴量に基づいて実行する補正が決定される。
ステップS4で、対象画像TIはAPF対象画像ではないと判定された場合、ステップS8において、判定部22は、対象画像TIはグラフ画像であるか否かを判定する。具体的には、「作業画像データWDの全画素数の25%の数以上の度数を有している極大点が2個以上存在する」(条件J1)を満たすか否かが判定される。
例えば図表を作成するためのコンピュータソフトウエアにより作成された図表等のグラフ画像は、使用される色が限られていることが多い。そこで「作業画像データWDの全画素数の25%の数以上の度数を有している極大点が2個以上存在する」場合、使用されている色が限られているので、条件J1を満たす対象画像TIはグラフ画像であると判定される。
ステップS8で、対象画像TIがグラフ画像であると判定された場合、ステップS9において、補正部23は、彩度について、その補正量を、この例の場合、30だけ増加させるための補正量(+30)とする。
ステップS8で、対象画像TIはグラフ画像ではないと判定された場合、ステップS10において、判定部22は、対象画像TIはモノクロ画像であるか否かを判定する。具体的には「作業画像データWDの全画素数の80%以上の数の画素の彩度が0である」(条件J2)を満たすか否かが判定される。
グレースケールの彩度は値0となるので、モノクロ画像では、彩度が0の画素が多い。そこで「作業画像データWDの全画素数の80%以上の数の画素の彩度が0である」対象画像TIはモノクロ画像であると判定される。
ステップS10で、対象画像TIがモノクロ画像であると判定された場合、ステップS11において、補正部23は、コントラストについて、その補正量を、この例の場合、30だけ増加させるための補正量(+30)とする。
ステップS10で、対象画像TIがモノクロ画像でもないと判定された場合、ステップS12において、補正部23は、彩度及び明度について、その補正量を、この例の場合、彩度を30だけ増加させるための補正量(+30)及び彩度を15だけ増加させるための補正量(+15)とする。
ステップS7、ステップS9、ステップS11、又はステップS12で、実行する補正を決定したとき、補正部23は、ステップS13において、決定した補正を実行する。即ちAPF対象画像と判定された場合、対象画像TIの特徴量等から算出された補正量に基づく明度、コントラスト、又は彩度等の補正(即ち特徴量に応じた補正)が行われる。一方、APF対象画像ではないと判定された場合、彩度を30だけ増加させる補正、コントラストを30だけ増加させる補正、又は彩度を30だけ増加させるとともに明度を15だけ増加させる補正(即ち対象画像TIの特徴量によらない、予め決められた所定の補正)が行われる。
なお彩度を増加させる補正は、例えば画素値を変換することによって行われる。具体的には、補正前の画素値をR,G,Bとし、補正後の画素値をR’,G’,B’とし、輝度をY(=0.30R+0.59G+0.11B)とし、また、補正係数をα(>1)とすると、R’,G’,B’と、R,G,Bとの関係は以下の式で表される。補正係数αは、彩度の増加量(この例の場合、30)に応じた値である。即ち補正係数αを、彩度の増加量である30に応じた値にして、下記の式を満たすように画素値を変換することによって行われる。
R’=R+(R−Y)×α ・・・(1)
G’=G+(G−Y)×α ・・・(2)
B’=B+(B−Y)×α ・・・(3)
コントラストを増加させる補正は、例えば、ガンマ補正を行うことにより実現できる。また明度を増加させる補正は、例えば、画像内の全画素に対して、指定された値(この例の場合、30)だけ画素値を増加して出力することにより実現される。
以上のように、対象画像TIがAPF対象画像ではないと判定された場合、予め決められた所定の補正を行うようにしたので、APF対象画像ではないと判定された対象画像TIに対しても一定の補正を行うことができ(ステップS9,S11,S12,S13)、見栄えのよい画像を生成することができる。
またグラフ画像であると判定された対象画像TIには、一定量だけ彩度を増加させる補正を(ステップS9)、モノクロ画像であると判定された対象画像TIには、一定量だけコントラストを増加させる補正を行うようにしたので(ステップS11)、見栄えのよいグラフ画像及びモノクロ画像を生成することができる。
APFは、写真画像を対象としているため、例えば中間色に補正がかかる傾向がある。グラフ画像は、中間色が少ないので、このようなグラフ画像に対してAPFが実行されると、色が濁って見えにくい画像が生成される。そこでこのようにグラフ画像に対しては単に一定量だけ彩度を増加させる補正を行うことで、見栄えのよいグラフ画像を生成することができる。またモノクロ画像は、色合いによるコントラストの差がないので、このように一定量だけコントラストを増加させる補正を行うことで、見栄えのよいモノクロ画像を生成することができる。
またグラフ画像及びモノクロ画像でもないと判定された対象画像TIには、一定量だけ彩度と明度を増加させる補正を行うようにしたので、被写体や撮像条件等によってAPF対象画像ではないと判定された写真画像に対しても、一定の補正を行うことができる。
例えば真っ白な壁を撮像した結果得られる写真画像は、色数が少ないのでAPF対象画像ではないと判定される可能性がある。しかしながら上述した画像補正処理Z1では、そのような写真画像がAPF対象画像ではないと判定された場合でも、一定の補正を施すことができるので、見栄えのよい画像を生成することができる。また所謂専門家ではないユーザによる撮像の結果得られる写真画像は、彩度と明度が低いことが多いので、このように彩度と明度を一定量増加させる補正を行うことにより、見栄えのよい写真画像を生成することができる。なお被写体が風景である場合、コントラストを上げることで見栄えの良いものとすることができるが、人物が被写体の場合は、コントラストを下げた方がよい場合が多い。そこでいまの例では、対象画像TIの被写体が特定されていないことから、コントラストの調整は行わない。
なお以上においては、「作業画像データWDの全画素数の25%の数以上の度数を有している極大点が2個以上存在する」画像(即ち条件J1を満たす画像)をグラフ画像としたが(ステップS8)、「作業画像データWDの全画素数の75%以上の数の画素の輝度値が0又は255である」画像、又はYRGBヒストグラムのいずれかの階調数(ヒストグラムの階級の数)が64より小さい」画像を、グラフ画像とすることもできる。
また以上においては、APF対象画像ではないと判定された場合、グラフ画像又はモノクロ画像であるか否かが判定され、グラフ画像又はモノクロ画像毎に、予め決められた所定の補正が行われるようにしたが、APF対象画像ではないと判定された場合には、一律的に、例えば彩度と明度を増加させる補正を行うようにすることもできる。
図6は、このようにAPF対象画像ではないと判定された場合において彩度と明度を増加させる補正を行うようにした画像補正処理Z1の流れを示すフローチャートである。この処理は、図3のフローチャートにおけるステップS8からステップS11の処理が省略されたものである。そのためその詳細な説明は省略するが、この例の場合、ステップS54において、「作業画像データWDの全画素数の5%の数以上の度数を有している極大点が10個以上存在する」画像が、APF対象画像ではないと判定される。
また以上においては、グラフ画像であると判定した画像に対しては彩度を一定量増加させる補正、モノクロ画像であると判定した画像に対してはコントラストを一定量増加させる補正を行ったが、グラフ画像又はコントラスト画像を見栄えのよいものにする補正であれば、他の補正であってもよい。またグラフ画像及びモノクロ画像でもないとした画像に対しては、彩度と明度を一定量増加させる補正を行ったが、写真画像を見栄えのよいものにする補正であれば、他の補正であってもよい。
また以上においては、インクジェット方式のプリンタ1を例として説明したが、インクジェット方式以外のプリンタにも適用するとともに、画像をユーザに提示するものであれば、デジタルカメラやフォトビューアーにも適用することができる。
また以上においては、図3及び図6に示す処理を、プリンタ1において実行するようにしたが、例えば、プリンタ1に接続されているホストコンピュータにおいて実行することも可能である。
また上記の処理機能を、コンピュータによって実現することができる。その場合、プリンタ1が有すべき上述した機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disk ROM)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラム若しくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
なお上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係るプリンタのハードウェアの構成例を示すブロック図である。 図1に示すプリンタにおいて画像補正処理を実行するためのプリンタの機能的構成例を示すブロック図である。 図1に示すプリンタにおいて実行される画像補正処理の流れを示すフローチャートである。 ピーク点及び極大点を説明する図である。 極大点の例を示す図である。 図1に示すプリンタにおいて実行される他の画像補正処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ, 11 CPU, 12 内部メモリ, 13 操作部, 14 表示部, 15 プリンタエンジン, 16 カードI/F, 17 カードスロット, 18 メモリカード, 21 画像特徴情報生成部, 22 判定部, 23 補正部, 24 出力制御部

Claims (6)

  1. 処理の対象となる対象画像が写真画像であるか否かを判定する判定手段と、
    写真画像であると判定された場合、上記対象画像に対して、その画像の特徴量に応じた補正を行う第1の補正手段と、
    写真画像ではないと判定された場合、上記対象画像に対して、予め決められた所定の補正を行う第2の補正手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記予め決められた所定の補正は、写真画像に対して良好な補正である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記予め決められた所定の補正は、所定の補正量だけ彩度と明度を増加させる補正である
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記対象画像が写真画像ではないと判定した場合、前記対象画像は、グラフ画像、モノクロ画像、又はそれらのいずれでもないその他の画像であるかを判定し、
    前記第2の補正手段は、前記対象画像が上記グラフ画像であると判定された場合、前記対象画像に対して、所定の補正量だけ彩度を増加させる補正を行い、前記対象画像が上記モノクロ画像であると判定された場合、前記対象画像に対して、所定の補正量だけコントラストを増加させる補正を行い、前記対象画像が上記その他の画像であると判定された場合、前記対象画像に対して、所定の補正量だけ彩度と明度を増加させる補正を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 処理の対象となる対象画像が写真画像であるか否かを判定する判定ステップと、
    写真画像であると判定された場合、上記対象画像に対して、その画像の特徴量に応じた補正を行う第1の補正ステップと、
    写真画像ではないと判定された場合、上記対象画像に対して、予め決められた所定の補正を行う第2の補正ステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  6. 処理の対象となる対象画像の補正を行う画像処理をコンピュータに実現させるプログラムであって、
    上記対象画像が写真画像であるか否かを判定する判定ステップと、
    写真画像であると判定された場合、上記対象画像に対して、その画像の特徴量に応じた補正を行う第1の補正ステップと、
    写真画像ではないと判定された場合、上記対象画像に対して、予め決められた所定の補正を行う第2の補正ステップと
    を含む画像処理をコンピュータに実現させることを特徴とするプログラム。
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