JP2010087804A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストかつ処理負担を抑えつつ、記憶手段の記憶領域を有効に活用して、変倍処理を挟んだ複数回のフィルタ処理ができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】読み出した入力画像を記憶する第1の記憶手段14と、第1の記憶手段14に記憶された入力画像を受け付けてフィルタ処理を行う第1の画像処理手段16と、第1の画像処理手段16によりフィルタ処理された入力画像の変倍を行う変倍手段18と、変倍手段18により変倍された入力画像を記憶する第2の記憶手段15と、第2の記憶手段15に記憶された入力画像を受け付けてフィルタ処理を行う第2の画像処理手段19と、変倍手段18により入力画像の拡大或いは縮小を行うかに応じて、第1の記憶手段14及び第2の記憶手段15の記憶容量を可変設定する可変設定手段21と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】読み出した入力画像を記憶する第1の記憶手段14と、第1の記憶手段14に記憶された入力画像を受け付けてフィルタ処理を行う第1の画像処理手段16と、第1の画像処理手段16によりフィルタ処理された入力画像の変倍を行う変倍手段18と、変倍手段18により変倍された入力画像を記憶する第2の記憶手段15と、第2の記憶手段15に記憶された入力画像を受け付けてフィルタ処理を行う第2の画像処理手段19と、変倍手段18により入力画像の拡大或いは縮小を行うかに応じて、第1の記憶手段14及び第2の記憶手段15の記憶容量を可変設定する可変設定手段21と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、低コストかつ処理負担を抑えつつ、記憶手段の記憶領域を有効に活用して、変倍処理を挟んだ複数回のフィルタ処理ができる画像処理装置に関するものである。
ファクシミリ装置やプリンタなどの画像処理装置の中には、ページメモリに記憶された入力画像をライン毎に読み出してフィルタ処理するのではなく、特許文献1に示すように、ページメモリに記憶された入力画像を主走査方向及び副走査方向に所定画素分づつ区切った2次元の画素ブロックに区分して読み出し、画素ブロック毎に1ラインづつ入力画像を読み出してフィルタ処理を行い、その後、画素ブロック毎にフィルタ処理を行った入力画像のラインを復元することにより、ラインメモリの容量を削減できる画像処理装置が存在する。
このような画像処理装置の例を図5(a)に示す。図示する画像処理装置100において、セグメント読み出し部120は、入力画像をページ単位で記憶するページメモリ110に記憶された入力画像を、複数の2次元の画素ブロック(ここでは9個の画素ブロック(1)〜(9))に区分する。
画素ブロック(1)〜(9)の各々は、図5(b)に示すように、主走査方向及び副走査方向へ所定個数の画素が配列された構成とされている。
セグメント読み出し部120は、これらの画素ブロック(1)〜(9)単位で、画素ブロック(1)〜(9)内の入力画像を主走査方向に読み出してメモリブロック130に出力する処理を、副走査方向に繰り返し、その処理が終了した際には、次の画素ブロック(1)〜(9)について同様の処理を行う。このようにして、セグメント読み出し部120は、画素ブロック(1)〜(9)の順に入力画像の読み出し及びメモリブロック130への出力を行う。ここに、セグメント読み出し部120が主走査方向に読み出した1ライン分の入力画像を、以下、セグメントデータという。
また、セグメント読み出し部120は、画素オーバーラップ読み出し機能を有しており、画素ブロック(1)〜(9)において、フィルタ処理を行うべき注目画素の周辺画素であって、主走査方向又は副走査方向に隣接する画素ブロック(1)〜(9)内に存在する画素(オーバーラップ画素)を読み出すことができる。そのために、後述するフィルタ処理が行われる注目画素に隣接する周辺画素が隣接する画素ブロック(1)〜(9)に存在する場合には、オーバーラップ画素を読み出すことにより、当該注目画素のフィルタ処理ができる。
メモリブロック130は、セグメントメモリ140及び150を備える。このようなメモリブロック130は、セグメント読み出し部120により読み出されたセグメントデータを順次記憶するよう構成されてなり、セグメントメモリ140は1つ前のセグメントデータを、セグメントメモリ150は2つ前のセグメントデータを、それぞれ記憶する。
画像処理部160は、セグメント読み出し部120から出力されたセグメントデータ、及び、メモリブロック130に記憶されたセグメントデータを3×3画素からなる画素ブロックに区分し、区分した画素ブロックについてフィルタ処理を行う。
ライン復元部170は、画像処理部160によりフィルタ処理されたセグメントデータを主走査方向に所定ブロック分(ここでは画素ブロック(1)〜(3)分)受け付けた際には、各々の画素ブロックのセグメントデータから1ラインを復元し、後段の画像出力装置へ出力する。
特開2000−251065号公報
ところが、上記技術では、メモリブロックと画像処理部との組み合わせを複数用いたフィルタ処理を行う場合があり、それぞれの組み合わせの間に、入力画像の変倍(少なくとも主走査方向の縮小及び拡大)を行う変倍手段を設けた場合には、以下の問題が生ずる。
以下、メモリブロックと画像処理部との組み合わせを2つ直列に接続した例を説明するが、前段の組み合わせが、第1のメモリブロックと第1の画像処理部、後段の組み合わせが、第2のメモリブロックと第2の画像処理部で構成されているとする。
[縮小時]
第1の画像処理部から出力されたセグメントデータは、変倍手段により主走査方向のサイズが小さくなるため(主走査方向の画素数が減少するため)、後段の第2のメモリブロックにセグメントデータを記憶させるべき記憶領域に空きが生じ、第2のメモリブロックの記憶領域を有効に活用できない。
第1の画像処理部から出力されたセグメントデータは、変倍手段により主走査方向のサイズが小さくなるため(主走査方向の画素数が減少するため)、後段の第2のメモリブロックにセグメントデータを記憶させるべき記憶領域に空きが生じ、第2のメモリブロックの記憶領域を有効に活用できない。
[拡大時]
第1の画像処理部から出力されたセグメントデータは、変倍手段により主走査方向のサイズが大きくなるため(主走査方向の画素数が増加するため)、後段の第2のメモリブロックにセグメントデータを記憶させるべき記憶領域の容量をオーバーすることがある。これを防止するには、第1のメモリブロックの記憶領域に記憶させるセグメントデータのデータ量を小さくすることが考えられるが、この場合、第1のメモリブロックの記憶領域に空きが生じ、この記憶領域を有効に活用できない。一方、第2のメモリブロックに関して、増設メモリを拡張することにより、記憶領域を大きくすることが考えられるが、この場合、画像処理装置のコストが高くなる。
第1の画像処理部から出力されたセグメントデータは、変倍手段により主走査方向のサイズが大きくなるため(主走査方向の画素数が増加するため)、後段の第2のメモリブロックにセグメントデータを記憶させるべき記憶領域の容量をオーバーすることがある。これを防止するには、第1のメモリブロックの記憶領域に記憶させるセグメントデータのデータ量を小さくすることが考えられるが、この場合、第1のメモリブロックの記憶領域に空きが生じ、この記憶領域を有効に活用できない。一方、第2のメモリブロックに関して、増設メモリを拡張することにより、記憶領域を大きくすることが考えられるが、この場合、画像処理装置のコストが高くなる。
また、第2のメモリブロックの記憶領域の容量がオーバーしないように、第1のメモリブロックに記憶させるセグメントデータを第2のメモリブロックの容量をオーバーしない程度に、セグメントデータのサイズを小さくすることが考えられる。
そのためには、セグメント読み出し部が、入力画像をより多くの画素ブロックに区分する必要があり、これに付随して読み出すべきオーバーラップ画素の数も増加するので、セグメント読み出し部がページメモリに記憶された入力画像の読み出し回数が増加し、処理負担が生じる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、低コストかつ処理負担を抑えつつ、記憶手段の記憶領域を有効に活用して、変倍処理を挟んだ複数回のフィルタ処理ができる画像処理装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明の画像処理装置は、入力画像をページ単位で記憶するページメモリに記憶された入力画像を主走査方向及び副走査方向へ所定画素分づつ区切った2次元の画素ブロックに区分し、前記画素ブロック毎に、前記入力画像を読み出し、読み出した前記入力画像をフィルタ処理する画像処理装置において、読み出した前記入力画像を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された前記入力画像を受け付けてフィルタ処理を行う第1の画像処理手段と、前記第1の画像処理手段によりフィルタ処理された前記入力画像の変倍を行う変倍手段と、前記変倍手段により変倍された前記入力画像を記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶された前記入力画像を受け付けてフィルタ処理を行う第2の画像処理手段と、前記変倍手段により前記入力画像の拡大或いは縮小を行うかに応じて、前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段の記憶容量を可変設定する可変設定手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、変倍処理を挟んだ複数回のフィルタ処理を行う場合に、可変設定手段が、変倍手段により入力画像の拡大或いは縮小を行うかに応じて、第1の記憶手段及び第2の記憶手段の記憶容量を可変設定する。
そのため、入力画像の複数回にわたるフィルタ処理の間に拡大、縮小のいずれの処理を行う場合でも、いずれかの処理に応じた第1の記憶手段及び第2の記憶手段の記憶容量が自動的に設定されるので、メモリを新たに増設したり、セグメント読み出し部による入力画像の読み出しに要する処理負担を要することなく、変倍処理を挟んだ複数回のフィルタ処理ができる。
請求項2に記載の発明の画像処理装置は、請求項1に記載の発明の画像処理装置であって、前記可変設定手段は、予め設定された記憶容量を有する記憶手段の記憶領域を、前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段に分配することにより、前記可変設定を行うことを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、可変設定手段は、予め設定された記憶容量を有する記憶手段の記憶領域を、第1の記憶手段及び第2の記憶手段に分配することにより、可変設定を行うので、予め記憶容量の制限された記憶手段を有効に活用して、第1の記憶手段及び第2の記憶手段を構成でき、記憶手段を複数設ける必要がなく、画像処理装置の製造コストの削減ができる。
請求項3に記載の発明の画像処理装置は、請求項2に記載の発明の画像処理装置であって、前記可変設定手段は、前記第1及び第2の記憶手段にそれぞれ対応するアドレス信号を生成して、前記記憶手段へ出力するアドレス信号出力手段を備えており、前記アドレス信号出力手段から出力される前記アドレス信号により、前記記憶手段における前記入力画像の書き込みアドレス及び読み出しアドレスを特定することにより、前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段の記憶容量を設定することを特徴とする。
この請求項3に記載の発明によれば、可変設定手段は、第1及び第2の記憶手段にそれぞれ対応するアドレス信号を生成して、記憶手段における入力画像の書き込みアドレス及び読み出しアドレスを特定することにより、第1及び第2の記憶手段の記憶容量を設定する。
そのため、可変設定手段は、入力画像を拡大するか縮小するかに応じて、容易に、第1及び第2の記憶手段の記憶容量を設定できる。
請求項4に記載の発明の画像処理装置は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明の画像処理装置であって、前記可変設定手段は、前記入力画像の拡大を行う際には、前記第1の記憶手段の前記記憶容量を小さくする一方、前記第2の記憶手段の前記記憶容量を大きくすることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明によれば、可変設定手段は、入力画像の拡大を行う際には、第1の記憶手段の記憶容量を小さく、第2の記憶手段の記憶容量を大きくする。
そのため、第1の記憶手段の記憶領域から拡大されて第2の記憶手段に出力される入力画像が、第2の記憶手段の記憶領域に収まるように、第1の記憶手段の記憶領域に記憶させる入力画像のデータ量を小さくする必要がないため、第1の記憶手段の記憶領域に空きが生じず、第1の記憶手段を有効に活用できる。
また、第1の記憶手段の記憶領域から拡大されて第2の記憶手段に出力される入力画像が、第2の記憶手段の記憶領域に収まるように、増設等により第2の記憶手段の記憶領域の容量を大きくする必要がないため、画像処理装置の製造コストを削減できる。
更に、第2の記憶手段の記憶領域の容量がオーバーしないように、第1の記憶手段に記憶させる入力画像を第2の記憶手段の容量をオーバーしない程度に、画素ブロックの主走査方向のサイズを小さくする必要がないため、入力画像をより多くの画素ブロックに区分する必要がなく、入力画像の読み出し回数が増加せず、処理負担が生じることがない。
請求項5に記載の発明の画像処理装置は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明の画像処理装置であって、前記可変設定手段は、前記入力画像の縮小を行う際には、前記第1の記憶手段の前記記憶容量を大きくする一方、前記第2の記憶手段の前記記憶容量を小さくすることを特徴とする。
この請求項5に記載の発明によれば、可変設定手段は、入力画像の縮小を行う際には、第1の記憶手段の記憶容量を大きく、第2の記憶手段の記憶容量を小さくする。
そのため、第1の記憶手段の記憶領域から縮小されて出力される入力画像を第2の記憶手段に記憶した際には、第2の記憶手段の記憶領域に空きが生じず、第2の記憶手段の記憶領域を有効に活用できる。
請求項6に記載の発明の画像処理装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明の画像処理装置であって、前記ページメモリに記憶された入力画像を、前記画素ブロック毎に、前記画素ブロックに主走査方向又は副走査方向に隣接するオーバーラップ画素を含んで読み出す構成とされており、前記可変設定手段は、前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段の前記記憶容量を、以下の計算式により算出することを特徴とする。
(式)
X1=(M−α×P)/(1+P)
X2=(M+α)×P/(1+P)
但し、X1は前記第1の記憶手段の前記記憶容量の容量、X2は前記第2の記憶手段の前記記憶容量の容量、Mは前記第1の記憶手段の前記記憶容量の容量と前記第2の記憶手段の前記記憶容量の容量との合計、αは前記第1の画像処理手段が受け付けた前記入力画像における前記オーバーラップ画素の数、Pは前記変倍手段の変倍率、をそれぞれ示す。
(式)
X1=(M−α×P)/(1+P)
X2=(M+α)×P/(1+P)
但し、X1は前記第1の記憶手段の前記記憶容量の容量、X2は前記第2の記憶手段の前記記憶容量の容量、Mは前記第1の記憶手段の前記記憶容量の容量と前記第2の記憶手段の前記記憶容量の容量との合計、αは前記第1の画像処理手段が受け付けた前記入力画像における前記オーバーラップ画素の数、Pは前記変倍手段の変倍率、をそれぞれ示す。
この請求項6に記載の発明によれば、可変設定手段は、上記計算式により、第1の記憶手段及び第2の記憶手段の記憶容量を算出するので、入力画像におけるオーバーラップ画素数と変倍率とに応じて、適切に、1つの記憶手段を、第1の記憶手段と第2の記憶手段とに区分したメモリマップを構成できる。
請求項1に記載の発明によれば、変倍処理を挟んだ複数回のフィルタ処理を行う場合に、可変設定手段が、変倍手段により入力画像の拡大或いは縮小を行うかに応じて、第1の記憶手段及び第2の記憶手段の記憶容量を可変設定するので、入力画像の複数回にわたるフィルタ処理の間に拡大、縮小のいずれの処理を行う場合でも、いずれかの処理に応じた第1の記憶手段及び第2の記憶手段の記憶容量が自動的に設定されるので、メモリを新たに増設したり、セグメント読み出し部による入力画像の読み出しに要する処理負担を要することなく、変倍処理を挟んだ複数回のフィルタ処理ができる。
請求項2に記載の発明によれば、可変設定手段は、予め設定された記憶容量を有する記憶手段の記憶領域を、第1の記憶手段及び第2の記憶手段に分配することにより、可変設定を行うので、予め記憶容量の制限された記憶手段を有効に活用して、第1の記憶手段及び第2の記憶手段を構成でき、記憶手段を複数設ける必要がなく、画像処理装置の製造コストの削減ができる。
請求項3に記載の発明によれば、可変設定手段は、第1及び第2の記憶手段にそれぞれ対応するアドレス信号を生成して、記憶手段における入力画像の書き込みアドレス及び読み出しアドレスを特定することにより、第1及び第2の記憶手段の記憶容量を設定するので、可変設定手段は、入力画像を拡大するか縮小するかに応じて、容易に、第1及び第2の記憶手段の記憶容量を設定できる。
請求項4に記載の発明によれば、可変設定手段は、入力画像の拡大を行う際には、第1の記憶手段の記憶容量を小さく、第2の記憶手段の記憶容量を大きくするので、第1の記憶手段の記憶領域から拡大されて第2の記憶手段に出力される入力画像が、第2の記憶手段の記憶領域に収まるように、第1の記憶手段の記憶領域に記憶させる入力画像のデータ量を小さくする必要がないため、第1の記憶手段の記憶領域に空きが生じず、第1の記憶手段を有効に活用できる。
また、第1の記憶手段の記憶領域から拡大されて第2の記憶手段に出力される入力画像が、第2の記憶手段の記憶領域に収まるように、増設等により第2の記憶手段の記憶領域の容量を大きくする必要がないため、画像処理装置の製造コストを削減できる。
更に、第2の記憶手段の記憶領域の容量がオーバーしないように、第1の記憶手段に記憶させる入力画像を第2の記憶手段の容量をオーバーしない程度に、画素ブロックの主走査方向のサイズを小さくする必要がないため、入力画像をより多くの画素ブロックに区分する必要がなく、入力画像の読み出し回数が増加せず、処理負担が生じることがない。
請求項5に記載の発明によれば、可変設定手段は、入力画像の縮小を行う際には、第1の記憶手段の記憶容量を大きく、第2の記憶手段の記憶容量を小さくするので、第1の記憶手段の記憶領域から縮小されて出力される入力画像を第2の記憶手段に記憶した際には、第2の記憶手段の記憶領域に空きが生じず、第2の記憶手段の記憶領域を有効に活用できる。
請求項6に記載の発明によれば、可変設定手段は、上記計算式により、第1の記憶手段及び第2の記憶手段の記憶容量を算出するので、入力画像におけるオーバーラップ画素数と変倍率とに応じて、適切に、1つの記憶手段を、第1の記憶手段と第2の記憶手段とに区分したメモリマップを構成できる。
以下、本発明の一実施形態に係る画像処理装置について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置の一例を示す図である。
図1に示す画像処理装置1において、ページメモリ11には入力画像がページ単位で記憶され、ページメモリ11に記憶された入力画像をセグメント読み出し部12が読み出す。
セグメント読み出し部12は、ページメモリ11に記憶された入力画像を、主走査方向及び副走査方向へ所定画素分づつ区切った2次元の画素ブロック単位で、セグメントデータ(図5参照)を読み出してセグメントメモリ13に出力する処理を画素ブロック数分繰り返す。尚、このセグメント読み出し部12による処理は、図5に示すセグメント読み出し部120による処理と同様であり、その詳細は、特許文献1に示されている。
また、セグメント読み出し部12は、画素オーバーラップ機能を備えている。この画素オーバーラップ機能も、図5に示すセグメント読み出し部120が有する画素オーバーラップ機能と同様であり、その詳細は、特許文献1に示されている。
セグメントメモリ13(記憶手段)は、例えば、SRAM、DRAM等、種々のメモリで構成することができ、R/W信号(書き込み/読み出し信号)の入力により、入力画像を記憶して画像処理部20に出力するよう構成されてなる。セグメントメモリ13は、後述するアドレス信号の出力による分配処理により、第1のメモリブロック14(第1の記憶手段)と第2のメモリブロック15(第2の記憶手段)とに分配されている。尚、本実施形態では、第1のメモリブロック14と第2のメモリブロック15とを分配処理により構成しているが、このような例には限られず、それぞれ、セグメントメモリにより独立して設けてもよい。
第1のメモリブロック14と第2のメモリブロック15の構成は、図5に示すメモリブロック130と同様である。
第1のメモリブロック14は、セグメント読み出し部12により読み出され第1のフィルタ部16にダイレクトに出力されるセグメントデータに対して1つ前のセグメントデータと2つ前のセグメントデータとが記憶されるよう構成されてなり、第2のメモリブロック15は、主走査変倍部18で変倍されダイレクトに第2のフィルタ部19に出力されるセグメントデータに対して1つ前のセグメントデータと2つ前のセグメントデータとが記憶されるよう構成されてなる。
尚、図1において、第1のメモリブロック14及び第2のメモリブロック15では、前記1つ前のセグメントデータ及び前記2つ前のセグメントデータを記憶する2つのメモリブロックを設けている。このような2つのメモリブロックは、後述するように、アドレス信号をそれぞれのメモリブロック14,15に出力することにより、セグメントデータの書き込みアドレス及び読み出しアドレスを特定することで実現できる。尚、このように、第1のメモリブロック14及び第2のメモリブロック15において、アドレス信号をそれぞれのメモリブロック14,15に出力することにより2つのメモリブロックを設けることには限られず、それぞれのメモリブロック14,15において、物理的に2つのセグメントメモリを設けてもよい。
画像処理部20は、セグメントデータのフィルタ処理及び変倍処理を行う。画像処理部20は、第1のフィルタ部16と主走査変倍部18と第2のフィルタ部19とを備えている。
第1のフィルタ部16(第1の画像処理手段)は、セグメント読み出し部12から出力されたセグメントデータ、及び、第1のメモリブロック14に記憶されたセグメントデータを3×3画素からなる画素ブロックに区分し、区分した画素ブロックについてフィルタ処理を行う。
主走査変倍部18(変倍手段)は、第1のフィルタ部16によりフィルタ処理されたセグメントデータのサイズを、主走査方向の画素数を増加させることにより大きくし(拡大処理)、主走査方向の画素数を減少させることにより小さくする(縮小処理)。そして、サイズの拡大又は縮小を施したセグメントデータを第2のメモリブロック15に出力する。尚、主走査変倍部18による拡大或いは縮小処理は、(必要により補間演算を伴う)公知の手法により実現できる。
第2のフィルタ部19(第2の画像処理手段)は、主走査変倍部18から出力されたセグメントデータ及びセグメントメモリ13に記憶されたセグメントデータを3×3画素からなる画素ブロックに区分し、区分した画素ブロックについてフィルタ処理を行う。
ライン復元部17は、図5に示すライン復元部170と同様であり、画像処理部20によりフィルタ処理されたセグメントデータを主走査方向に所定ブロック分受け付けた際には、これらのセグメントデータから1ラインを復元する。
セグメントメモリサイズ決定部21(可変設定手段)は、主走査変倍部18が、セグメントデータの拡大或いは縮小を行うかに応じて、第1のメモリブロック14及び第2のメモリブロック15の記憶容量を可変設定する。
そのため、セグメントメモリサイズ決定部21は、アドレス信号出力部22(アドレス信号出力手段)を備えており、後述するアドレス信号をセグメントメモリ13に出力して、セグメントデータの書き込みアドレス及び読み出しアドレスを特定することにより、セグメントメモリ13の記憶領域を第1のメモリブロック14と第2のメモリブロック15とに分配して、第1のメモリブロック14及び第2のメモリブロック15がセグメントメモリ13内で占めるそれぞれの記憶容量を設定する。
以下に、セグメントメモリ13の記憶領域の第1のメモリブロック14及び第2のメモリブロック15への分配処理と、第1のメモリブロック14及び第2のメモリブロック15の記憶容量の設定処理とを、詳述する。
図2は、セグメントメモリ13のメモリマップの一例を示す図である。尚、図中、括弧内に示す数字は、セグメントメモリ13の記憶領域に割り当てられた番地(アドレス)を示している。
図2において、セグメントメモリ13は、0〜4095までの4096個からなる番地が割り当てられた4キロバイトの記憶領域を有しており、この記憶領域が2つの記憶容量に区分されることにより、第1のメモリブロック14と第2のメモリブロック15とに分配される。
セグメントメモリ13において、通常時(拡大又は縮小処理を行わず等倍処理を行う時)には、0〜2047までの2048個からなる番地が第1のメモリブロック14の記憶容量とされ、2048〜4095までの2048個からなる番地が第2のメモリブロック15の記憶容量とされる。その結果、第1のメモリブロック14及び第2のメモリブロック15の記憶容量が2キロバイトと設定される。
また、セグメントメモリ13において、拡大処理を行う時には、0〜1023までの1024個からなる番地が第1のメモリブロック14の記憶容量とされ、1024〜4095までの3072個からなる番地が第2のメモリブロック15の記憶容量とされる。その結果、第1のメモリブロック14の記憶容量が1キロバイトとなり、通常時に比べて小さくなる。一方、第2のメモリブロック15の記憶容量が3キロバイトとなり、通常時に比べて大きくなる。
そのため、第1のメモリブロック14の記憶領域から拡大されて第2のメモリブロック15に出力されるセグメントデータが、第2のメモリブロック15の記憶領域に収まるように、第1のメモリブロック14の記憶領域に記憶させるデータ量を小さくする必要がないため、第1のメモリブロック14の記憶領域に空きが生じず、第1のメモリブロック14を有効に活用できる。
また、第1のメモリブロック14の記憶領域から拡大されて第2のメモリブロック15に出力される入力画像が、第2のメモリブロック15の記憶領域に収まるように、増設等により第2のメモリブロック15の記憶領域の容量を大きくする必要がないため、画像処理装置1の製造コストを削減できる。
更に、第2のメモリブロック15の記憶領域の容量がオーバーしないように、第1のメモリブロック14に記憶させるセグメントデータを第2のメモリブロック15の容量をオーバーしない程度に、セグメントデータの主走査方向のサイズを小さくする必要がないため、入力画像をより多くの画素ブロックに区分する必要がなく、入力画像の読み出し回数が増加せず、処理負担が生じることがない。
また、セグメントメモリ13において、縮小処理を行う時には、0〜3071までの3072個からなる番地が第1のメモリブロック14の記憶容量とされ、3072〜4095までの1024個からなる番地が第2のメモリブロック15の記憶容量とされる。その結果、第1のメモリブロック14の記憶容量が3キロバイトとなり、通常時に比べて大きくなる。一方、第2のメモリブロック15の記憶容量が1キロバイトとなり、通常時に比べて小さくなる。
そのため、第1のメモリブロック14の記憶領域から縮小されて出力される入力画像を第2のメモリブロック15に記憶した際には、第2のメモリブロック15の記憶領域に空きが生じず、第2のメモリブロック15の記憶領域を有効に活用できる。
このような分配処理と記憶容量の設定処理とを行うため、セグメントメモリサイズ決定部21は、アドレス信号出力部22を備えており、少なくとも、0〜4095番地のいずれかの番地を特定できるように、11ビットからなるアドレス信号を出力して、セグメントメモリ13におけるセグメントデータの書き込みアドレス及び読み込みアドレスを特定するよう構成されてなる。尚、アドレス信号の構成は公知技術であるので、説明を省略する。
アドレス信号出力部22は、以下の処理を行うことにより、セグメントメモリ13を第1のメモリブロック14及び第2のメモリブロック15に分配している。
[通常時]
アドレス信号出力部22は、セグメント読み出し部12によって読み出されたセグメントデータをセグメントメモリ13へ記憶する際には、セグメントメモリ13へ、0〜2047の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力して、特定した番地へセグメントデータを書き込む。一方、セグメントメモリ13に書き込まれた当該セグメントデータを、同番地を特定するアドレス信号を出力して読み出す。
アドレス信号出力部22は、セグメント読み出し部12によって読み出されたセグメントデータをセグメントメモリ13へ記憶する際には、セグメントメモリ13へ、0〜2047の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力して、特定した番地へセグメントデータを書き込む。一方、セグメントメモリ13に書き込まれた当該セグメントデータを、同番地を特定するアドレス信号を出力して読み出す。
また、アドレス信号出力部22は、主走査変倍部18を通じたセグメントデータをセグメントメモリ13へ記憶する際には、セグメントメモリ13へ、2048〜4095の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力して、特定した番地へセグメントデータを書き込む。一方、セグメントメモリ13に書き込まれた当該セグメントデータを、同番地を特定するアドレス信号を出力して読み出す。
このように、アドレス信号出力部22は、セグメント読み出し部12によって読み出されたセグメントデータの書き込み及び当該セグメントデータの読み出しを、0〜2047の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力することにより行い、主走査変倍部18を通じたセグメントデータの書き込み及び当該セグメントデータの読み出しを、2048〜4095の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力することにより行うので、セグメントメモリ13のうち、0〜2047番地を2キロバイトの記憶容量とした第1のメモリブロック14と、2048〜4095番地を2キロバイトの記憶容量とした第2のメモリブロック15とに分配できる。
[拡大時]
アドレス信号出力部22は、セグメント読み出し部12によって読み出されたセグメントデータをセグメントメモリ13へ記憶する際には、セグメントメモリ13へ、0〜1023の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力して、特定した番地へセグメントデータを書き込む。一方、セグメントメモリ13に書き込まれた当該セグメントデータを、同番地を特定するアドレス信号を出力して読み出す。
アドレス信号出力部22は、セグメント読み出し部12によって読み出されたセグメントデータをセグメントメモリ13へ記憶する際には、セグメントメモリ13へ、0〜1023の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力して、特定した番地へセグメントデータを書き込む。一方、セグメントメモリ13に書き込まれた当該セグメントデータを、同番地を特定するアドレス信号を出力して読み出す。
また、アドレス信号出力部22は、主走査変倍部18を通じたセグメントデータをセグメントメモリ13へ記憶する際には、セグメントメモリ13へ、1024〜4095の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力して、特定した番地へセグメントデータを書き込む。一方、セグメントメモリ13に書き込まれた当該セグメントデータを、同番地を特定するアドレス信号を出力して読み出す。
このように、アドレス信号出力部22は、セグメント読み出し部12によって読み出されたセグメントデータの書き込み及び当該セグメントデータの読み出しを、0〜1023の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力することにより行い、主走査変倍部18を通じたセグメントデータの書き込み及び当該セグメントデータの読み出しを、1024〜4095の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力することにより行うので、セグメントメモリ13のうち、0〜1023番地を1キロバイトの記憶容量とした第1のメモリブロック14と、1024〜4095番地を3キロバイトの記憶容量とした第2のメモリブロック15とに分配できる。
[縮小時]
アドレス信号出力部22は、セグメント読み出し部12によって読み出されたセグメントデータをセグメントメモリ13へ記憶する際には、セグメントメモリ13へ、0〜3071の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力して、特定した番地へセグメントデータを書き込む。一方、セグメントメモリ13に書き込まれた当該セグメントデータを、同番地を特定するアドレス信号を出力して読み出す。
アドレス信号出力部22は、セグメント読み出し部12によって読み出されたセグメントデータをセグメントメモリ13へ記憶する際には、セグメントメモリ13へ、0〜3071の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力して、特定した番地へセグメントデータを書き込む。一方、セグメントメモリ13に書き込まれた当該セグメントデータを、同番地を特定するアドレス信号を出力して読み出す。
また、アドレス信号出力部22は、主走査変倍部18を通じたセグメントデータをセグメントメモリ13へ記憶する際には、セグメントメモリ13へ、3072〜4095の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力して、特定した番地へセグメントデータを書き込む。一方、セグメントメモリ13に書き込まれた当該セグメントデータを、同番地を特定するアドレス信号を出力して読み出す。
このように、アドレス信号出力部22は、セグメント読み出し部12によって読み出されたセグメントデータの書き込み及び当該セグメントデータの読み出しを、0〜3071の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力することにより行い、主走査変倍部18を通じたセグメントデータの書き込み及び当該セグメントデータの読み出しを、3072〜4095の番地のうちいずれかの番地を特定するアドレス信号を出力することにより行うので、セグメントメモリ13のうち、0〜3071番地を3キロバイトの記憶容量とした第1のメモリブロック14と、3072〜4095番地を1キロバイトの記憶容量とした第2のメモリブロック15とに分配できる。
このような分配処理及び記憶容量の設定処理は、以下の計算式に基づいて行われる。図3は、分配処理及び記憶容量の設定処理に用いる計算式の一例を示す図であり、図4は、オーバーラップ画素について説明するための図である。
図3には、以下の計算式が図示されている。
(式)
X1=(M−α×P)/(1+P)
X2=(M+α)×P/(1+P)
但し、X1は第1のメモリブロック14の記憶容量の容量、X2は第2のメモリブロック15の記憶容量の容量、Mは第1のメモリブロック14の記憶容量の容量と第2のメモリブロック15の記憶容量の容量との合計(セグメントメモリ13の記憶容量)、αは第1のフィルタ部16が受け付けたセグメントデータにおけるオーバーラップ画素の数、Pは主走査変倍部18の変倍率(拡大率又は縮小率)、をそれぞれ示す。
(式)
X1=(M−α×P)/(1+P)
X2=(M+α)×P/(1+P)
但し、X1は第1のメモリブロック14の記憶容量の容量、X2は第2のメモリブロック15の記憶容量の容量、Mは第1のメモリブロック14の記憶容量の容量と第2のメモリブロック15の記憶容量の容量との合計(セグメントメモリ13の記憶容量)、αは第1のフィルタ部16が受け付けたセグメントデータにおけるオーバーラップ画素の数、Pは主走査変倍部18の変倍率(拡大率又は縮小率)、をそれぞれ示す。
尚、このような計算式は、X1+X2=M・・・(式1)と、(X1+α)×P=X2・・・(式2)とからなる連立方程式より導かれるものである。ここに、式1はセグメントメモリ13に予め設定された記憶容量を示しており、式2は変倍率Pによる第2のメモリブロック15の記憶容量の変化を示している。
オーバーラップ画素は、図4に示すように、画素ブロック(ここでは画素ブロック(1))においてフィルタ処理を行うべき注目画素(図中、黒丸で示す)の周辺画素であって、主走査方向又は副走査方向に隣接する画素ブロック(ここでは画素ブロック(2))内に存在する画素23を意味しており、このようなオーバーラップ画素23は、セグメント読み出し部12により画素ブロックに付随して読み出される。
このように、セグメント読み出し部12が、画素ブロックに付随してオーバーラップ画素23を読み出すので、第1のフィルタ部16及び第2のフィルタ部17が、画素ブロックのつなぎ目部分も適切にフィルタ処理することができる。
セグメントメモリサイズ決定部21は、このような計算式に基づいて、先述したような分配処理及び記憶容量の設定処理を行い、算出できた第1のメモリブロック14及び第2のメモリブロック15の記憶容量を満たすように、通常時、拡大時、縮小時のいずれかに応じて特定する番地が異なるアドレス信号を生成して、アドレス信号出力部22より出力させる。
そのため、入力画像におけるオーバーラップ画素数αと変倍率Pとに応じて、適切に、セグメントメモリ13を、第1のメモリブロック14と第2のメモリブロック15とに区分したメモリマップを構成できる。
尚、このような計算式は、第1のメモリブロック14と第2のメモリブロック15とが独立して設けられている場合にも適用することができ、このような場合には、セグメントメモリサイズ決定部21が、前記計算式に基づいて算出できた第1のメモリブロック14及び第2のメモリブロック15の記憶容量を満たすようなアドレス信号を生成して、生成したアドレス信号を、アドレス信号出力部22より第1のメモリブロック14及び第2のメモリブロック15に対して出力させる。
1 画像処理装置
11 ページメモリ
13 セグメントメモリ
14 第1のメモリブロック
15 第2のメモリブロック
16 第1のフィルタ部
18 主走査変倍部
19 第2のフィルタ部
21 セグメントメモリサイズ決定部
22 アドレス信号出力部
23 オーバーラップ画素
11 ページメモリ
13 セグメントメモリ
14 第1のメモリブロック
15 第2のメモリブロック
16 第1のフィルタ部
18 主走査変倍部
19 第2のフィルタ部
21 セグメントメモリサイズ決定部
22 アドレス信号出力部
23 オーバーラップ画素
Claims (6)
- 入力画像をページ単位で記憶するページメモリに記憶された入力画像を主走査方向及び副走査方向へ所定画素分づつ区切った2次元の画素ブロックに区分し、前記画素ブロック毎に、前記入力画像を読み出し、読み出した前記入力画像をフィルタ処理する画像処理装置において、
読み出した前記入力画像を記憶する第1の記憶手段と、
前記第1の記憶手段に記憶された前記入力画像を受け付けてフィルタ処理を行う第1の画像処理手段と、
前記第1の画像処理手段によりフィルタ処理された前記入力画像の変倍を行う変倍手段と、
前記変倍手段により変倍された前記入力画像を記憶する第2の記憶手段と、
前記第2の記憶手段に記憶された前記入力画像を受け付けてフィルタ処理を行う第2の画像処理手段と、
前記変倍手段により前記入力画像の拡大或いは縮小を行うかに応じて、前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段の記憶容量を可変設定する可変設定手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記可変設定手段は、
予め設定された記憶容量を有する記憶手段の記憶領域を、前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段に分配することにより、前記可変設定を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記可変設定手段は、
前記第1及び第2の記憶手段にそれぞれ対応するアドレス信号を生成して、前記記憶手段へ出力するアドレス信号出力手段を備えており、
前記アドレス信号出力手段から出力される前記アドレス信号により、前記記憶手段における前記入力画像の書き込みアドレス及び読み出しアドレスを特定することにより、前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段の記憶容量を設定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記可変設定手段は、前記入力画像の拡大を行う際には、前記第1の記憶手段の前記記憶容量を小さくする一方、前記第2の記憶手段の前記記憶容量を大きくすることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記可変設定手段は、前記入力画像の縮小を行う際には、前記第1の記憶手段の前記記憶容量を大きくする一方、前記第2の記憶手段の前記記憶容量を小さくすることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記ページメモリに記憶された入力画像を、前記画素ブロック毎に、前記画素ブロックに主走査方向又は副走査方向に隣接するオーバーラップ画素を含んで読み出す構成とされており、
前記可変設定手段は、前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段の前記記憶容量を、以下の計算式により算出することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像処理装置。
(式)
X1=(M−α×P)/(1+P)
X2=(M+α)×P/(1+P)
但し、X1は前記第1の記憶手段の前記記憶容量の容量、X2は前記第2の記憶手段の前記記憶容量の容量、Mは前記第1の記憶手段の前記記憶容量の容量と前記第2の記憶手段の前記記憶容量の容量との合計、αは前記第1の画像処理手段が受け付けた前記入力画像における前記オーバーラップ画素の数、Pは前記変倍手段の変倍率、をそれぞれ示す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008254017A JP2010087804A (ja) | 2008-09-30 | 2008-09-30 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2008254017A JP2010087804A (ja) | 2008-09-30 | 2008-09-30 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010087804A true JP2010087804A (ja) | 2010-04-15 |
Family
ID=42251316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008254017A Pending JP2010087804A (ja) | 2008-09-30 | 2008-09-30 | 画像処理装置 |
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JP (1) | JP2010087804A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013073508A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Canon Inc | データ処理装置、データ処理方法、及びプログラム |
-
2008
- 2008-09-30 JP JP2008254017A patent/JP2010087804A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013073508A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Canon Inc | データ処理装置、データ処理方法、及びプログラム |
US9142006B2 (en) | 2011-09-28 | 2015-09-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Data processing apparatus, data processing method, and storage medium for storing image data |
US9531911B2 (en) | 2011-09-28 | 2016-12-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Data processing apparatus, data processing method and storage medium for storing image data |
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