JP2010087560A - 頭部装着型画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】観察者の頭部に装着された状態で、該観察者の一方の眼球の視野内に延在するように、一端部が保持部12に保持され、他端部に接眼光学部14が設けられた棒状導光部13と、画像を表示する表示素子17とを有し、表示素子17に表示された画像の画像光を、棒状導光部13の一端部の端面から他端部の端面を経て接眼光学部14から出射させて、観察者の一方の眼球に入射させるようにした頭部装着型画像表示装置10において、棒状導光部13を、保持部12に弾性的に変位可能に保持する。
【選択図】図1
Description
観察者の頭部に装着された状態で、該観察者の一方の眼球の視野内に延在するように、一端部が保持部に保持され、他端部に接眼光学部が設けられた棒状導光部と、画像を表示する表示素子とを有し、前記表示素子に表示された画像の画像光を、前記棒状導光部の前記一端部の端面から前記他端部の端面を経て前記接眼光学部から出射させて、前記観察者の前記一方の眼球に入射させるようにした頭部装着型画像表示装置において、
前記棒状導光部を、前記保持部に弾性的に変位可能に保持した、ことを特徴とするものである。
前記棒状導光部は、弾性光学部材からなる、ことを特徴とするものである。
前記棒状導光部は、前記保持部に保持される前記一端部と、該一端部から連続して前記保持部から露出する一部とを含む部分が、弾性光学部材からなり、残りの部分が硬質光学部材からなる、ことを特徴とするものである。
前記棒状導光部は、前記保持部内の前記画像光の入射端面を含む一部が硬質光学部材からなり、残りの部分が弾性光学部材からなり、
前記接眼光学部は、前記棒状導光部の前記他端部の端面から出射された画像光を反射させる反射面と、該反射面で反射された画像光を前記観察者の前記一方の眼球に入射させるように出射するレンズ部とを有し、前記反射面および前記レンズ部が硬質光学部材からなり、残りの部分が弾性光学部材からなる、ことを特徴とするものである。
前記棒状導光部は、硬質光学部材と、前記保持部から露出した部分で、前記硬質光学部材により挟むように介在させた弾性光学部材とからなる、ことを特徴とするものである。
前記棒状導光部および前記接眼光学部は、それぞれ弾性光学部材からなる、ことを特徴とするものである。
前記観察者の前記一方の眼球から遠い側の前記棒状導光部の外面に、前記保持部に一端部を連結して、長さ方向に延在して細条の硬質部材を設けた、ことを特徴とするものである。
前記保持部は、少なくとも前記棒状導光部の一端部を保持する部分が弾性部材からなる、ことを特徴とするものである。
前記保持部は、眼鏡レンズを保持する眼鏡フレームに支持し、
前記棒状導光部は、前記眼鏡レンズの外側で、該観察者の一方の眼球の視野内に延在するように、前記保持部に保持した、ことを特徴とするものである。
眼鏡レンズを保持する眼鏡フレームと、該眼鏡フレームを観察者が装着した状態で、前記眼鏡レンズの外側で、前記観察者の一方の眼球の視野内に延在するように、一端部が保持部を介して前記眼鏡フレームに支持され、他端部に接眼光学部が設けられた棒状導光部と、画像を表示する表示素子とを有し、前記表示素子に表示された画像の画像光を、前記棒状導光部の前記一端部の端面から前記他端部の端面を経て前記接眼光学部から出射させて、該接眼光学部と対向する前記眼鏡レンズを経て前記観察者の前記一方の眼球に入射させるようにした頭部装着型画像表示装置において、
前記接眼光学部が対向する前記眼鏡レンズに対する前記棒状導光部の変位を吸収する弾性部材を設けた、ことを特徴とするものである。
前記弾性部材を、前記棒状導光部と前記眼鏡レンズとの間に介在させた、ことを特徴とするものである。
前記弾性部材を、前記接眼光学部から前記眼鏡レンズの周縁部に延在するように設けた、ことを特徴とするものである。
図1は、本発明の第1実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の要部の構成を示す概略断面図である。この頭部装着型画像表示装置10は、ヘッドセット型の右眼タイプのもので、図9に示した頭部装着型画像表示装置100と同様に、観察者の耳に保持されるヘッドセット型の頭部支持部(図示せず)から延在する中継部11と、該中継部11に保持部12を介して一端部が保持された棒状導光部13と、棒状導光部13の他端部に設けられた接眼光学部14とを有する。接眼光学部14は、棒状導光部13の端面から出射される光を観察者の眼球側に反射させる反射面15aを有するプリズム部15と、該プリズム部15から出射される光を虚像として観察可能とするためのレンズ部16とを有する。また、保持部12には、棒状導光部13の端面に対向して、液晶表示素子や有機EL表示素子等からなる表示素子17を配置する。
図2は、本発明の第2実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の要部の構成を示す概略断面図である。この頭部装着型画像表示装置20は、図1に示した頭部装着型画像表示装置10において、棒状導光部13を、保持部12に保持される一端部と、該一端部から連続して保持部12から露出する一部とを含む部分を弾性光学部材21により形成し、残りの部分は、硬質光学部材22により形成して、両者を接着して構成する。また、接眼光学部14は、硬質光学部材23で形成して、棒状導光部13に接着する。なお、接眼光学部14のプリズム部15およびレンズ部16は、硬質光学部材23により一体に形成してもよいし、別体に形成して接着してもよい。その他の構成は、図1と同様であるので、説明を省略する。
図3は、本発明の第3実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の要部の構成を示す概略断面図である。この頭部装着型画像表示装置30は、図1に示した頭部装着型画像表示装置10において、棒状導光部13を、保持部12内の画像光の入射端面を含む一部を硬質光学部材31で形成し、残りの部分を弾性光学部材32で形成して、両者を接着して構成する。また、接眼光学部14は、プリズム部15の反射面15aおよびレンズ部16を、それぞれ硬質光学部材33および34で形成し、残りを弾性光学部材35で形成する。すなわち、接眼光学部14は、弾性光学部材35に、反射面15aを構成する硬質光学部材33と、レンズ部16を構成する硬質光学部材34を接着して形成する。なお、反射部15を構成する弾性光学部材35は、棒状導光部13を構成する弾性光学部材32と一体に形成してもよいし、別体に形成して接着してもよい。その他の構成は、図1と同様であるので、説明を省略する。
図4は、本発明の第4実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の要部の構成を示す概略断面図である。この頭部装着型画像表示装置40は、図1に示した頭部装着型画像表示装置10において、棒状導光部13を、硬質光学部材41と、保持部12から露出した部分で、硬質光学部材41により挟むように介在させた弾性光学部材42とから構成し、接眼光学部14は、全体を硬質光学部材43で形成する。なお、接眼光学部14は、棒状導光部13の出射端部を構成する硬質光学部材41と一体に形成してもよいし、別体に形成して接着してもよい。その他の構成は、図1と同様であるので、説明を省略する。
図5は、本発明の第5実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の要部の構成を示す概略断面図である。この頭部装着型画像表示装置50は、図1に示した頭部装着型画像表示装置10において、弾性光学部材18からなる棒状導光部13の外面で、観察者の眼球から遠い側に、保持部12に一端部を連結して、長さ方向に延在して硬質プラスチックやワイヤ等からなる細条の硬質部材51を設けたものである。なお、細条の硬質部材51の幅は、棒状導光部13の幅以下(例えば、4mm以下)とする。その他の構成は、図1と同様であるので、説明を省略する。
図6は、本発明の第6実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の要部の構成を示す概略断面図である。この頭部装着型画像表示装置60は、図1に示した頭部装着型画像表示装置10において、棒状導光部13および接眼光学部14は、それぞれ硬質光学部材61および62で形成し、保持部12は、少なくとも棒状導光部13の一端部を保持する部分、本実施の形態では保持部12の全部を、弾性部材63で形成する。ここで、弾性部材63は、光学特性を有する必要はないので、任意の弾性材料で形成することができる。その他の構成は、図1と同様であるので、説明を省略する。
図7は、本発明の第7実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の要部の構成を示す概略断面図である。この頭部装着型画像表示装置70は、図10に示した眼鏡一体型の右眼タイプのもので、眼鏡フレーム71に支持部72および保持部73を介して、観察者の右眼視野内で、右眼の眼鏡レンズ74の前方に近接して一端部が保持された棒状導光部75と、棒状導光部75の他端部に設けられた接眼光学部76とを有する。接眼光学部76は、図1乃至図6に示した接眼光学部14と同様に、棒状導光部75の端面から出射される光を観察者の眼球側に反射させる反射面77aを有するプリズム部77と、該プリズム部77から出射される光を虚像として観察するためのレンズ部78とを有する。また、保持部73には、棒状導光部75の端面に対向して、液晶表示素子や有機EL表示素子等からなる表示素子79を配置する。
図8は、本発明の第8実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の要部の構成を示す概略断面図である。この頭部装着型画像表示装置80は、図7に示した眼鏡一体型の頭部装着型画像表示装置70において、接眼光学部76のプリズム部77から眼鏡レンズ74の周縁部に延在して弾性部材86を設けて、該弾性部材86により棒状導光部75の変位を吸収するようにしたものである。なお、弾性部材86の幅は、棒状導光部75の幅以下(例えば、4mm以下)として、シースルー可能とする。また、弾性部材86は、必ずしも光学特性を有する必要はないので、任意の弾性材料で形成することができるが、好ましくは、透明な弾性材料で形成して、目立たなくしてもよい。
11 中継部
12 保持部
13 棒状導光部
14 接眼光学部
15 プリズム部
15a 反射面
16 レンズ部
17 表示素子
18,19,21,32,35,42 弾性光学部材
22,23,31,33,34,41,43,61,62 硬質光学部材
51 硬質部材
63 弾性部材
71 眼鏡フレーム
72 支持部
73 保持部
74 眼鏡レンズ
75 棒状導光部
76 接眼光学部
77 プリズム部
77a 反射面
78 レンズ部
79 表示素子
85,86 弾性部材
Claims (12)
- 観察者の頭部に装着された状態で、該観察者の一方の眼球の視野内に延在するように、一端部が保持部に保持され、他端部に接眼光学部が設けられた棒状導光部と、画像を表示する表示素子とを有し、前記表示素子に表示された画像の画像光を、前記棒状導光部の前記一端部の端面から前記他端部の端面を経て前記接眼光学部から出射させて、前記観察者の前記一方の眼球に入射させるようにした頭部装着型画像表示装置において、
前記棒状導光部を、前記保持部に弾性的に変位可能に保持した、ことを特徴とする頭部装着型画像表示装置。 - 前記棒状導光部は、弾性光学部材からなる、ことを特徴とする請求項1に記載の頭部装着型画像表示装置。
- 前記棒状導光部は、前記保持部に保持される前記一端部と、該一端部から連続して前記保持部から露出する一部とを含む部分が、弾性光学部材からなり、残りの部分が硬質光学部材からなる、ことを特徴とする請求項1に記載の頭部装着型画像表示装置。
- 前記棒状導光部は、前記保持部内の前記画像光の入射端面を含む一部が硬質光学部材からなり、残りの部分が弾性光学部材からなり、
前記接眼光学部は、前記棒状導光部の前記他端部の端面から出射された画像光を反射させる反射面と、該反射面で反射された画像光を前記観察者の前記一方の眼球に入射させるように出射するレンズ部とを有し、前記反射面および前記レンズ部が硬質光学部材からなり、残りの部分が弾性光学部材からなる、ことを特徴とする請求項1に記載の頭部装着型画像表示装置。 - 前記棒状導光部は、硬質光学部材と、前記保持部から露出した部分で、前記硬質光学部材により挟むように介在させた弾性光学部材とからなる、ことを特徴とする請求項1に記載の頭部装着型画像表示装置。
- 前記棒状導光部および前記接眼光学部は、それぞれ弾性光学部材からなる、ことを特徴とする請求項1に記載の頭部装着型画像表示装置。
- 前記観察者の前記一方の眼球から遠い側の前記棒状導光部の外面に、前記保持部に一端部を連結して、長さ方向に延在して細条の硬質部材を設けた、ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置。
- 前記保持部は、少なくとも前記棒状導光部の一端部を保持する部分が弾性部材からなる、ことを特徴とする請求項1に記載の頭部装着型画像表示装置。
- 前記保持部は、眼鏡レンズを保持する眼鏡フレームに支持し、
前記棒状導光部は、前記眼鏡レンズの外側で、該観察者の一方の眼球の視野内に延在するように、前記保持部に保持した、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置。 - 眼鏡レンズを保持する眼鏡フレームと、該眼鏡フレームを観察者が装着した状態で、前記眼鏡レンズの外側で、前記観察者の一方の眼球の視野内に延在するように、一端部が保持部を介して前記眼鏡フレームに支持され、他端部に接眼光学部が設けられた棒状導光部と、画像を表示する表示素子とを有し、前記表示素子に表示された画像の画像光を、前記棒状導光部の前記一端部の端面から前記他端部の端面を経て前記接眼光学部から出射させて、該接眼光学部と対向する前記眼鏡レンズを経て前記観察者の前記一方の眼球に入射させるようにした頭部装着型画像表示装置において、
前記接眼光学部が対向する前記眼鏡レンズに対する前記棒状導光部の変位を吸収する弾性部材を設けた、ことを特徴とする頭部装着型画像表示装置。 - 前記弾性部材を、前記棒状導光部と前記眼鏡レンズとの間に介在させた、ことを特徴とする請求項10に記載の頭部装着型画像表示装置。
- 前記弾性部材を、前記接眼光学部から前記眼鏡レンズの周縁部に延在するように設けた、ことを特徴とする請求項10に記載の頭部装着型画像表示装置。
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