JP2010086012A - 迷惑メール対策装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】メールサーバの所在やアクセス機器の如何を問わず迷惑メール以外の正常メールのみをユーザが受信できるようにする一方、迷惑メールと判定された電子メールをユーザが見たいときは見られるようにする。
【解決手段】受信メールサーバに対し、ユーザID及びパスワードを送信して、受信メールサーバが受信した該ユーザID宛てのメールを要求し、受信メールサーバから該ユーザID宛てのメールを取得し、迷惑メールか否かを判定し、迷惑メールと判定されたメールを保存する。受信メールサーバが受信した該ユーザID宛てのメールのうち、迷惑メールと判定されたメールと同一のメールは削除させる。保存したメールの送信要求をユーザから受付けると、保存したメールを該ユーザ宛てに送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、迷惑メールをユーザが受信しなくて済むようにする迷惑メール対策装置及び迷惑メール対策方法に関する。
現在、いわゆる電子メールは、インターネットを利用するユーザ間の情報伝達手段として欠かせないものとなっている。ユーザによっては一日に数十件から数百件もの電子メールにより情報のやり取りをしている。しかし、電子メールは、そこに記される情報にユーザが興味を持っているか否かに関わらず、送信側から受信側へと一方的に送信できるという特性を持っている。この電子メールの特性を利用して自社の製品紹介のような内容のメールを不特定多数のユーザへ大量に送信する、いわゆる迷惑メールが大きな問題となっている。迷惑メールを受信したユーザは、迷惑メールとそれ以外の正常メールとに振り分け、迷惑メールを削除する必要があり、ユーザにとって無駄な時間が消費される。
従来の迷惑メール対策としては、主に以下の3つが存在する。
(1)SMTPリレー型…メールサーバ上に迷惑メール対策を導入したもの。
(2)UTM(Unified Threat Management)型…インターネットから組織内コンピュータネットワークへの入り口に迷惑メール対策を導入したもの。
(3)メーラー対応型…個々のコンピュータ内に迷惑メール対策を導入したもの。
しかしながら、上記(1)は自社にメールサーバを保持していなければ導入できない。上記(2)はUTMを設置していない場所からのアクセス(モバイルアクセスなど)では迷惑メールの駆除が行われない。上記(3)はコンピュータの台数が増えると設定作業の手間が掛かってしまうし、迷惑メール対策をしていないコンピュータからのアクセスでは迷惑メールの駆除が行われない。
一方、下記の特許文献1には、メールサーバ内の迷惑メールをフィルタリングする方法であって、フィルタリング条件を記憶した端末が、メールサーバに蓄積された電子メールのヘッダ情報を要求し、ヘッダ情報を取得した端末が、フィルタリング条件に基づいて迷惑メールか否かを判定し、この判定結果に基づき、端末がメールサーバにフィルタリング指示を送信するものが開示されている。
しかしながら、特許文献1においては、迷惑メールと判定したメールを、ユーザが自身の目で確認する機会なしに、自動的に削除してしまうことになる。万一誤判定により正常メールを削除してしまった場合にデータを復旧する手立てはなく、後の祭りとなってしまう。
特開2004−171169号公報
そこで本発明は、メールサーバの所在やアクセス機器の如何を問わず迷惑メール以外の正常メールのみをユーザが受信できるようにする一方、迷惑メールと判定された電子メールをユーザが見たいときは見られるようにした迷惑メール対策装置及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の1つの観点に係る迷惑メール対策装置は、各ユーザの受信メールサーバを特定する情報、受信メールサーバにおける各ユーザのユーザID、各ユーザIDに対応するパスワード、及び、迷惑メール判定基準を記憶したデータベースと、受信メールサーバに対し、ユーザID及びパスワードを送信して、受信メールサーバが受信した該ユーザID宛てのメールを要求し、該ユーザID宛てのメールを受信メールサーバから取得するメール取得手段と、メール取得手段が取得したメールが迷惑メールか否かを、迷惑メール判定基準に基づいて判定する迷惑メール判定手段と、メール取得手段が取得したメールのうち、迷惑メール判定手段により迷惑メールと判定されたメールを保存する迷惑メール保存手段と、受信メールサーバが受信した該ユーザID宛てのメールのうち、迷惑メール判定手段により迷惑メールと判定されたメールと同一のメールの削除を受信メールサーバに対して要求する削除要求手段と、迷惑メール保存手段が保存したメールの送信要求をユーザから受付ける送信要求受付手段と、送信要求受付手段が受付けた送信要求に従い、迷惑メール保存手段が保存したメールを該ユーザ宛てに送信する保存メール送信手段と、を具備する。
本発明によれば、メールサーバの所在やアクセス機器の如何を問わず迷惑メール以外の正常メールのみをユーザが受信できるようにする一方、迷惑メールと判定された電子メールをユーザが見たいときは見られるようにした迷惑メール対策装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る迷惑メール対策装置及び方法について、図面を参照しながら詳しく説明する。
<1.構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る迷惑メール対策装置とこれに接続される諸機器の概略構成図である。図示するように、迷惑メール対策装置1、送信メールサーバ2及び3、並びにメールサーバ4が、インターネット等のオープンなネットワーク9に接続されている。ユーザ端末5も、図示しないインターネット接続業者のコンピュータ装置等を介してネットワーク9に接続可能となっている。
<1−1.迷惑メール対策装置1>
迷惑メール対策装置1は、メールサーバ2、3、4からもユーザ端末5からも独立してネットワーク9に接続されたコンピュータ装置である。この迷惑メール対策装置1は、データベース10、メール取得部11、迷惑メール判定部12、迷惑メール保存部13、削除要求部14、レポート送信部15、送信要求受付部16、保存メール送信部17を有している。
データベース10は、迷惑メールの判定その他本実施形態における処理に必要な各種情報を記憶している。
図2に、データベースの具体的なデータ構成を示している。図2に示すように、データベース10は、ユーザ毎に、ユーザ名100、電子メールアドレス101、POPサーバ情報102、POPユーザID103、パスワード104、ブラックリスト105、ホワイトリスト106を記憶している。
ユーザ名100は、迷惑メール対策装置1においてユーザを識別する文字列である。
電子メールアドレス101は、各ユーザの電子メールアドレスである。
POPサーバ情報102は、各ユーザが受信メールサーバとして用いるメールサーバを特定する情報である。
POPユーザID103は、各ユーザの受信メールサーバにおけるユーザIDであり、メールアドレス101のアカウント名に相当する。
パスワード104は、各ユーザの受信メールサーバにおけるパスワードである。POPサーバ情報102で特定される受信メールサーバに対する各種コマンド(メール取得、削除等)は、POPユーザID103とパスワード104を用いて実行することができる。
これらPOPサーバ情報102、POPユーザID103、パスワード104は、迷惑メール対策装置1に対する各ユーザの初期登録時に必須項目として入力しておく。これらの情報に変更の必要が生じた場合には、ユーザからの変更連絡に応じてオペレータが入力するか、ユーザ毎の図示しないインターフェイスを通じてユーザ自身が入力する。
ブラックリスト105は、件名、本文、送信元等に特定の特徴を有するメールを迷惑メールであると判定するための特徴リストである。このブラックリスト105はユーザ毎に記憶されている。そして、全ユーザ共通の迷惑メール判定基準(後述)にて迷惑メールではないと判定されるメールであっても、ブラックリスト105の特徴を有している場合には、当該ユーザに対しては迷惑メールであると判定する。
反対にホワイトリスト106は、特定の特徴を有するメールを迷惑メールではないと判定するための特徴リストである。このホワイトリスト106もユーザ毎に記憶されている。そして、全ユーザ共通の迷惑メール判定基準にて迷惑メールであると判定されるメールであっても、ホワイトリスト106の特徴を有している場合には、当該ユーザに対しては迷惑メールではないと判定する。
これらブラックリスト105及びホワイトリスト106についても、ユーザ自身がメンテナンスできるよう図示しないインターフェイスを構築するのが望ましい。
データベース10は更に、全ユーザ共通の情報として、迷惑メール判定基準107を記憶している。具体的な迷惑メール判定基準は本発明において特に限定されるものではない。例えば「ブラックワード」は、件名、本文等に特定の文字列が含まれている場合に迷惑メールと判定するための文字列のリストである。「ブラックリスト」は、送信元のアドレス又はドメインが特定のものである場合に迷惑メールと判定するための送信元のリストである。「シグネチャデータ」は、多数の迷惑メールから、予め迷惑メール特有の「指紋」(シグネチャ)を抽出しておき、新たに受信したメールと比較を行うことで、迷惑メールの判定を行うためのシグネチャのリストである。
図1に戻って迷惑メール対策装置1の説明を続ける。
メール取得部11は、各ユーザについて、POPサーバ情報102、POPユーザID103、パスワード104を用いて、各ユーザが受信メールサーバとして用いているメールサーバ4にアクセスし、メールサーバ4が受信した当該ユーザ宛てのメールを要求し、当該ユーザ宛てのメールをメールサーバ4からすべて取得する。
迷惑メール判定部12は、メール取得部11が取得したメールについて、迷惑メール判定基準107及び各ユーザのブラックリスト105及びホワイトリスト106に基づいて、迷惑メールか否かを判定する。
迷惑メール保存部13(図4:後述)は、メール取得部11が取得したメールのうち、迷惑メール判定部12により迷惑メールと判定されたメールを、ユーザ毎にすべて保存する。
削除要求部14は、各ユーザのPOPサーバ情報102、POPユーザID103、パスワード104を用いて、各ユーザが受信メールサーバとして用いているメールサーバ4にアクセスする。そして、メールサーバ4が受信した当該ユーザ宛てのメールのうち、迷惑メール判定部12により迷惑メールと判定され保存されたメールと同一のメールを削除するよう、メールサーバ4に要求する。
レポート送信部15は、迷惑メール判定部12にて迷惑メールと判定され保存されたメールのリストを含むレポート(図5:後述)をユーザ毎に生成し、ユーザに送信する。
送信要求受付部16は、迷惑メール保存部13が保存したメールの送信要求をユーザから受付ける。
保存メール送信部17は、送信要求受付部16が受付けた送信要求に従い、迷惑メール保存部13が保存したメールをユーザ端末5に送信する。
<1−2.送信メールサーバ2、3>
送信メールサーバ2、3は、SMTP等のメール送信プロトコルに対応しているサーバであり、メール受信部201又は301と、メール転送部202又は302を有している。メール受信部201及び301は、メール送信者又は他の送信メールサーバからメールを受信する。メール転送部202及び302は、メール受信部201及び301が受信したメールの宛先を参照し、該当するメールサーバにそのメールを転送する。
メール受信部201及び301は送信元の認証機能を有していることが多いため、送信メールサーバ3は特に迷惑メール対策装置1からの送信メールを受信し宛先に転送するサーバとして、送信メールサーバ2とは別に図示している。
<1−3.メールサーバ4>
メールサーバ4は、POP等のメール受信プロトコルに対応しているサーバであり、メール受信部401と、メールボックス430と、コマンド処理部440を有している。
メール受信部401は、送信メールサーバ2及び3のメール受信部201及び301と同じ機能を有しており、ここでは他の送信メールサーバからメールを受信する。
メールボックス430は、メール受信部401が受信したメールのうち、当該メールサーバ4内に宛先を有するメールをアカウント毎(ユーザ毎)に記憶する領域である。
コマンド処理部440は、POPコマンド等のメールサーバ4への各種コマンド(メールボックス430内のメール取得、削除等)を受信し、実行する。
ここで図示したメールサーバ4は、特にユーザ端末5を利用するユーザが受信メールサーバとして用いるものである。別のユーザが別の受信メールサーバを用いることは任意であり、そのような別の受信メールサーバの図示は冗長となるので省略している。
<2.動作>
図3は、上記実施形態に係る迷惑メール対策装置とこれに接続される諸機器の動作を示すシーケンス図である。迷惑メール対策装置1は、メール取得部11、迷惑メール判定部12、迷惑メール保存部13、削除要求部14、レポート送信部15、送信要求受付部16、保存メール送信部17の各機能を実現するプログラムの各モジュールをコンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み出して実行することにより、以下の各ステップの処理を行う。なお、以下では主として迷惑メール対策装置1の動作(ステップ番号を100番台とした)を説明し、付随するメールサーバ4の動作(ステップ番号を400番台とした)及びユーザ端末5からのコマンド送出動作(ステップ番号を500番台とした)に適宜言及する。
メールサーバ4のメール受信部401は、送信メールサーバ2等の送信メールサーバから随時メールを受信してメールボックス430に記憶させている(S401)。受信したメールMw、Mb、Mgは、以下の説明において3種類の扱い方をされる。迷惑メール対策装置1の迷惑メール判定部12において、メールMwは正常メールと判定され、メールMb及びMgは迷惑メールと判定される。迷惑メール判定部12において迷惑メールと判定されたメールのうち、メールMgはユーザによって正常メールと判断される。
<2−1.メール取得>
迷惑メール対策装置1のメール取得部11は、例えば1分間に1回或いはその他所定の時間毎に、メールサーバ4に対して各ユーザのメールを要求する。これに応答して、メールサーバ4のコマンド処理部440は、メールボックス430内の当該ユーザ宛てのメールMw、Mb、Mgを迷惑メール対策装置1にすべて送信するので(S441)、迷惑メール対策装置1のメール取得部11は、これらのメールを取得する(S111)。この段階で迷惑メール対策装置1からメールサーバ4に送られたのはメール取得コマンドのみであり、削除コマンドは送られていないので、メールサーバ4が受信したメールMw、Mb、Mgは、メールボックス430内にすべて残存している。
<2−2.迷惑メール判定>
次に、迷惑メール対策装置1の迷惑メール判定部12は、メール取得部11が取得したメールについて、迷惑メールか否かを判定する(S121)。
<2−3.迷惑メール保存>
次に、迷惑メール対策装置1の迷惑メール保存部13は、メール取得部11が取得したメールMw、Mb、Mgのうち、迷惑メール判定部12にて迷惑メールと判定されたメールMb、Mgを、ユーザ毎に保存する(S131)。
図4に、迷惑メール保存部の具体的なデータ構成を示している。図4に示すように、迷惑メール保存部13は、迷惑メールと判定されたメールMb1、Mb2、Mb3、Mb4、Mb5及びMgの全文を、メール毎のメールファイルとして保存している。メールに添付ファイルが含まれている場合は、添付ファイルもメールファイルに含まれている。このメールファイルは、個人の通信情報が含まれている可能性があるので、パスワード104等を用いて暗号化しておくのが望ましい。なお例えばメールMgについて図内に記載された「080828001xxx」は、メールファイルのファイル名の例である。このファイル名は、迷惑メール保存部13が付与している。
<2−4.削除要求>
次に、迷惑メール対策装置1の削除要求部14は、メールサーバ4が受信した当該ユーザ宛てのメールMw、Mb、Mgのうち、迷惑メール判定部12にて迷惑メールと判定され迷惑メール保存部13に保存されたメールMb、Mgと同一のメールを削除するよう、メールサーバ4に要求する(S141)。これに応答して、メールサーバ4のコマンド処理部440は、メールボックス430内のメールMb、Mgを削除する(S442)。従って、メールボックス430内には正常メールMwのみが残ることになる。
この段階でユーザ端末5からメールサーバ4にメール要求があった場合(S501)、メールサーバ4のメールボックス430内には正常メールMwのみが残っているので、ユーザ端末5は正常メールMwのみを取得することができる。なお、ユーザ端末5からのメール要求は、多くの場合、メール取得コマンドの他に削除コマンドを伴っており、その場合はメールサーバ4のコマンド処理部440は、メールボックス430内の正常メールMwをユーザ端末5に送信するとともに、正常メールMwを削除する(S443)。
<2−5.レポート送信>
迷惑メール対策装置1のレポート送信部15は、図示しないタイマ装置から出力される時刻データを参照し、所定の時刻になると(S150:Y)、迷惑メール判定部12にて迷惑メールと判定され迷惑メール保存部13に保存されたメールMb、Mgのリストを含むレポートを、ユーザ毎に生成する(S151)。このレポートは、例えば1日毎、或いは、所定件数又は所定データ量の迷惑メールが蓄積される毎に生成される。
図5(A)に、レポートの具体的な構成を示している。レポート151は、htmlメールの形式で生成されている。迷惑メールと判定され保存された複数のメールMb、Mgについて、それぞれ、時刻(送信時刻又は受信時刻)152、送信者(メールアドレス)153、件名154の各情報が迷惑メール保存部13から読み出され、これらの情報がレポート151に表示される。また、各メールについて処理内容155を示す「再送」コマンドボタン156が表示される。
図5(B)は、「再送」コマンドボタンに埋め込まれたコマンドデータの一例を示している。この例では、送信要求受付部16がWEBサーバであるものとして、当該WEBサーバにてCGI(Common Gateway Interface)スクリプトを起動させるためのコマンドを記述している。コマンドの前半部の文字列157は、WEBサーバのURLであって送信要求受付部16の所在を特定している。コマンドの後半部の文字列158及び159は、迷惑メール保存部13の保存形式に対応し、それぞれユーザとメールを特定している。なおここではコマンドの後半部の文字列158及び159として、迷惑メール保存部13に保存されたユーザ名「aa11」とメールのファイル名「080828001xxx」を用いたが、迷惑メール保存部13との対応関係が保持され特定のメールを送信要求できるものであれば、具体的な文字列はこれに限定されるものではない。
迷惑メール対策装置1のレポート送信部15は、生成したレポート151を当該ユーザ宛てに送信する(S152)。ここでは、レポート151が電子メールの形式で生成されているので、宛先として当該ユーザの電子メールアドレス101を指定し、送信メールサーバ3に送信する。送信メールサーバ3は、メールサーバ4にメールを転送し、メールサーバ4はメールボックス430にメールを記憶させる。ユーザ端末5からメールサーバ4にメール要求(及び削除要求)があると(S502)、ユーザ端末5にメールが到着する。
なおここではレポート151がhtmlメールの形式で生成されるものとしたが、本発明はこれに限らず、htmlドキュメントとして閲覧制限付きのWEBサイトでユーザが閲覧できるようにしても良い。この場合、ユーザがWEBブラウザ上で当該WEBサイトのURLと所定のパスワード等を入力して当該WEBサイトにアクセスすることにより、レポートを表示するhtmlドキュメントが当該WEBサイトからユーザ端末5に送信される。
<2−6.送信要求受付>
ユーザがレポートを見た結果、迷惑メール判定部12にて迷惑メールと判定され保存されたメールMb、MgのうちメールMgは正常メールだとユーザが判断した場合、ユーザは、当該メールMgの送信要求をすることができる(S503)。ユーザが図5(A)の「再送」コマンドボタン156をクリックすると、図5(B)のコマンドは、その前半部の文字列157に従って、ネットワーク9を介して迷惑メール対策装置1の送信要求受付部16に送信される(S161)。コマンドを受信した送信要求受付部16ではCGIスクリプトが起動し、コマンドの後半部の文字列158及び159に従って特定されたメールが、迷惑メール保存部13から抽出される。
<2−7.保存メール送信>
迷惑メール対策装置1の保存メール送信部17は、迷惑メール保存部13に保存されたメールのうち送信要求のされたメールMgを、当該ユーザのホワイトリスト106に追加する(S171)。これは、今後同様のメールをメールサーバ4が受信したときに、迷惑メール対策装置1の迷惑メール判定部12が迷惑メールではないと判定するようにすることを目的としている。また、例えば当該メールMgがメール本文にブラックワードを含んでいるために迷惑メールと判定されたような場合には、後述の転送メールMg'をメールサーバ4が受信したときに迷惑メール判定部12が迷惑メールではないと判定するようにすることを目的としている。従って、当該メールMgが迷惑メールと判定された原因に応じて、ホワイトリスト106に例えば送信者を追加するのか、本文の特定文字列を追加するのか等を決定することが望ましい。
次に、迷惑メール対策装置1の保存メール送信部17は、迷惑メール保存部13に保存されたメールのうち送信要求のされたメールMgを当該ユーザの電子メールアドレス101宛てに転送する転送メールMg'を生成し、送信メールサーバ3に送信する(S172)。
図6に、転送メールの具体例を示している。転送メールMg'は、迷惑メール保存部13に保存されたメールのうち送信要求のされたメールMgを元のメッセージとして含み、新たに迷惑メール対策装置1を送信元とした電子メールである。迷惑メール保存部13に保存されたメールMgがパスワード104等で暗号化してある場合は、転送メールMg'の生成時に復号する。なお、本発明は転送メールMg'を生成する場合に限られるものではなく、迷惑メール保存部13に保存されたメールMgを当該保存されたメールファイルのままユーザ端末5に送信するようにしても良い。
送信メールサーバ3に送信された転送メールMg'は、メールサーバ4に転送され、メールサーバ4ではメールボックス430に記憶される。ユーザ端末5からメールサーバ4にメール要求(及び削除要求)があると(S504)、転送メールMg'がユーザ端末5に到着する。
迷惑メール対策装置1の迷惑メール保存部13に保存されたメールMb、Mgのうち、転送メールMg'としてユーザに送信されたメールMgは、その後迷惑メール保存部13から削除される。ユーザから送信要求を受けずに送信されなかったメールMb(Mb1〜Mb5)も、一定期間(例えば1週間)後に迷惑メール保存部13から削除される。
<3.本実施形態の効果>
以上説明したように本実施形態によれば、各ユーザのPOPサーバ情報102、POPユーザID103、パスワード104を用いて、メール取得コマンド(S111)によりメールを取得し、迷惑メールについては削除コマンド(S141)によりメールサーバ4から削除する。従って、メールサーバ4には特別なモジュールを用意したり特別な設定をしたりする必要はないし、POPその他所定のメール受信プロトコルに対応しているメールサーバであれば、どのような種類のメールサーバに対しても、どのプロバイダが提供するメールサーバに対しても、一連の処理を実行することができる。また、迷惑メールをメールサーバ4から削除するので、ユーザがどのような端末からアクセスしても、迷惑メール以外の正常メールだけを受信でき、各端末に迷惑メール対策を施したり、UTM設置の有無を気にしたりする必要がなくなる。
また、本実施形態によれば、迷惑メールと判定したメールの全文及び添付ファイルを迷惑メール対策装置1にて一定期間保存する(S131)。従って、保存したメールについてユーザから送信要求があった場合は(S161)、保存したメールをユーザに送信することができ(S172)、必要な情報の滅失を防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、迷惑メールとして保存された複数のメールを1通のhtmlメールにリストしたレポートがユーザに送信され(S152)、このレポートには各迷惑メールについての送信要求コマンドデータが埋め込まれたコマンドボタン156が含まれている。従って、ユーザは簡易な操作により、迷惑メールと判定されたメールのうちユーザが見たいと思うものだけを選択して受信することができる。
また、本実施形態によれば、迷惑メールとして保存されたメールのうちユーザから送信要求されたメールMgについて、ユーザ宛ての転送メールMg'を生成して送信メールサーバ3に送信する(S172)。多くの場合、送信メールサーバ3は送信元の認証を必要とするが、転送メールMg'として送信することにより、簡易な処理で容易に送信元の認証をクリヤすることができるし、迷惑メールとして保存されたメールMgそのものには改変を一切することなくユーザに届けることができる。また、迷惑メールとして保存されたメールMgが電子メールMg'として送られるので、ユーザはメールを閲覧できる環境さえあれば、迷惑メールとして保存されたメールMgの内容を容易に確認することができる。
また、本実施形態によれば、迷惑メールとして保存されたメールのうちユーザから送信要求されたメールMgについて、ユーザ毎のホワイトリスト106に追加した後(S171)、迷惑メールとして保存されたメールMgを転送メールMg'として送信する(S172)。従って、今後当該メールMgと同様のメールをメールサーバ4が受信したときに迷惑メール対策装置1の迷惑メール判定部12が迷惑メールではないと判定するようにすることができる。また、ユーザから受付けた送信要求(S161)に従って送信するメールMg又は転送メールMg'をメールサーバ4が受信したときに、迷惑メール判定部12が迷惑メールではないと判定するようにし、当該メールMg又は転送メールMg'を確実にユーザに届けることができる。
本発明の一実施形態に係る迷惑メール対策装置とこれに接続される諸機器の概略構成図である。 データベースの具体的なデータ構成を示す図である。 上記実施形態に係る迷惑メール対策装置とこれに接続される諸機器の動作を示すシーケンス図である。 迷惑メール保存部の具体的なデータ構成を示す図である。 レポートの具体的な構成を示す図である。 転送メールの具体例を示す図である。
符号の説明
1…迷惑メール対策装置、
2、3…送信メールサーバ、
4…メールサーバ(受信メールサーバ)、
5…ユーザ端末、
9…ネットワーク、
10…データベース、
11…メール取得部、
12…迷惑メール判定部、
13…迷惑メール保存部、
14…削除要求部、
15…レポート送信部、
16…送信要求受付部、
17…保存メール送信部、
101…電子メールアドレス、
102…POPサーバ情報、
103…POPユーザID、
104…パスワード、
106…ホワイトリスト(特徴リスト)、
107…迷惑メール判定基準、
201、301、401…メール受信部、
202,302…メール転送部、
430…メールボックス、
440…コマンド処理部、
Mw…正常メールと判定されるメール、
Mb…迷惑メールと判定されるメール、
Mg…迷惑メールと判定されるがユーザによって正常とされるメール

Claims (5)

  1. 各ユーザの受信メールサーバを特定する情報、前記受信メールサーバにおける各ユーザのユーザID、各ユーザIDに対応するパスワード、及び、迷惑メール判定基準を記憶したデータベースと、
    前記受信メールサーバに対し、前記ユーザID及び前記パスワードを送信して、前記受信メールサーバが受信した前記ユーザID宛てのメールを要求し、前記ユーザID宛てのメールを前記受信メールサーバから取得するメール取得手段と、
    前記メール取得手段が取得したメールが迷惑メールか否かを、前記迷惑メール判定基準に基づいて判定する迷惑メール判定手段と、
    前記メール取得手段が取得したメールのうち、前記迷惑メール判定手段により迷惑メールと判定されたメールを保存する迷惑メール保存手段と、
    前記受信メールサーバが受信した前記ユーザID宛てのメールのうち、前記迷惑メール判定手段により迷惑メールと判定されたメールと同一のメールの削除を前記受信メールサーバに対して要求する削除要求手段と、
    前記迷惑メール保存手段が保存したメールの送信要求をユーザから受付ける送信要求受付手段と、
    前記送信要求受付手段が受付けた送信要求に従い、前記迷惑メール保存手段が保存したメールを前記ユーザ宛てに送信する保存メール送信手段と、
    を具備する迷惑メール対策装置。
  2. 前記迷惑メール判定手段により迷惑メールと判定されたメールのリストと、各迷惑メールについて前記送信要求受付手段が受付け可能な送信要求コマンドデータとを前記ユーザに送信するレポート送信手段を更に備えた請求項1記載の迷惑メール対策装置。
  3. 前記データベースは、各ユーザの電子メールアドレスを記憶し、
    前記保存メール送信手段は、前記送信要求の対象となったメールを前記受信メールサーバにおける前記ユーザIDに対応するメールアドレス宛てに転送する転送メールを生成し、送信メールサーバに前記転送メールを送信する請求項1又は2記載の迷惑メール対策装置。
  4. 前記データベースは、前記迷惑メール判定基準として、ユーザ毎に、特定のメールを迷惑メールではないと判定する特徴リストを記憶し、
    前記保存メール送信手段は、前記送信要求の対象となったメールを前記特徴リストに追加した後に、前記転送メールを送信する請求項3記載の迷惑メール対策装置。
  5. 各ユーザの受信メールサーバを特定する情報、前記受信メールサーバにおける各ユーザのユーザID、各ユーザIDに対応するパスワード、及び、迷惑メール判定基準を記憶したデータベースを参照可能なコンピュータに、以下の各ステップを実行させることによる迷惑メール対策方法であって、
    前記受信メールサーバに対し、前記ユーザID及び前記パスワードを送信して、前記受信メールサーバが受信した前記ユーザID宛てのメールを要求し、前記ユーザID宛てのメールを前記受信メールサーバから取得するメール取得ステップと、
    前記メール取得ステップで取得したメールが迷惑メールか否かを、前記迷惑メール判定基準に基づいて判定する迷惑メール判定ステップと、
    前記メール取得ステップで取得したメールのうち、前記迷惑メール判定ステップにより迷惑メールと判定されたメールを保存する迷惑メール保存ステップと、
    前記受信メールサーバが受信した前記ユーザID宛てのメールのうち、前記迷惑メール判定ステップにより迷惑メールと判定されたメールと同一のメールの削除を前記受信メールサーバに対して要求する削除要求ステップと、
    前記迷惑メール保存ステップで保存したメールの送信要求をユーザから受付ける送信要求受付ステップと、
    前記送信要求受付ステップで受付けた送信要求に従い、前記迷惑メール保存ステップで保存したメールを前記ユーザ宛てに送信する保存メール送信ステップと、
    を具備する迷惑メール対策方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018106485A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置、制御方法、及びプログラム

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