JP2010085930A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反射領域及び透過領域の双方における表示品位の向上を図る。
【解決手段】液晶表示装置1は、反射領域19における絶縁膜31の表面に積層された反射電極23と、反射電極23及び絶縁膜31を覆うように、反射領域19及び透過領域18に亘って設けられた透明電極20とを備え、透明電極20は、反射領域19における反射電極23の表面、及び透過領域18における絶縁膜31の表面の少なくとも一方において、複数の透明導電膜21,22が互いに積層して構成され、反射領域19における反射電極23上の透明電極20の厚みと、透過領域18における絶縁膜31上の透明電極20の厚みとが、互いに異なっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半透過型の液晶表示装置に関するものである。
半透過型の液晶表示装置は、画像の最小単位であると共にマトリクス状に配置される画素毎に、それぞれ透過領域及び反射領域を備えている。そして、半透過型液晶表示装置は、外光が十分明るいときに、反射領域において外光を反射して反射モードの表示を行うと共に、外光が暗いときに、透過領域においてバックライトからの光を透過して透過モードの表示を行うように構成されている。そのため、半透過型液晶表示装置は、外光の明るさに影響されることなく、十分なコントラストを維持し、高い視認性を得ることが可能になっている。
そして、透過領域には、バックライトの光を透過するようにITO等からなる透明電極が設けられる一方、反射領域には、外光を反射するように金属膜からなる反射電極と、この反射電極を覆うように上記透明電極が形成されている。
例えば、特許文献1に開示されている半透過型の液晶表示装置100は、拡大断面図である図10に示すように、ガラス基板101上に、TFT102と、このTFT102を覆う第1の層間絶縁膜103と、第1の層間絶縁膜103に積層された第2の層間絶縁膜104と、第2の層間絶縁膜104の表面に形成された反射電極105と、反射電極105を覆うように第2の層間絶縁膜104上に形成された透明電極106とが形成されている。透明電極106は、第2の層間絶縁膜104上で配向膜107により覆われている。
こうして、反射電極105を透明電極106で直接に覆うと共に、透明電極106の仕事関数を図示省略の対向電極と同じ大きさに規定することによって、対向電極との仕事関数の違いによるフリッカーを防止し、所謂液晶の焼き付きを防止しようとしている。
特開2003−255378号公報
しかし、上記特許文献1の液晶表示装置では、反射領域と透過領域とで透明電極の膜厚が同じになるため、光の最適な透過率、及び表示の最適な色味を、各領域においてそれぞれ別個独立に調整することができない。したがって、透過率が最適な膜厚と、反射率が最適な膜厚とが異なる場合には、何れかの特性を犠牲にせざるを得ず、何れかの領域における表示品位が低下することが避けられない。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、半透過型の液晶表示装置について、反射領域及び透過領域の双方における表示品位の向上を図ることにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る液晶表示装置は、光を透過して透過表示を行うための透過領域と、外光を反射して反射表示を行うための反射領域とを有する半透過型の液晶表示装置であって、上記反射領域及び上記透過領域に亘って形成された絶縁膜と、上記反射領域における絶縁膜の表面に積層された反射電極と、上記反射電極及び上記絶縁膜を覆うように、上記反射領域及び上記透過領域に亘って設けられた透明電極とを備え、上記透明電極は、上記反射領域における上記反射電極の表面、及び上記透過領域における上記絶縁膜の表面の少なくとも一方において、複数の透明導電膜が互いに積層して構成され、上記反射領域における反射電極上の透明電極の厚みと、上記透過領域における絶縁膜上の透明電極の厚みとが、互いに異なっている。
上記透明電極は、上記反射電極の表面、又は上記透過領域における絶縁膜の表面において、単一層の透明導電膜により構成されていることが好ましい。
上記透明電極は、上記透過領域に配置されて上記絶縁膜の表面に積層された第1透明導電膜と、上記第1透明導電膜の表面及び上記反射電極の表面の双方に亘って積層された第2透明導電膜とにより構成されていてもよい。
上記透明電極は、上記反射領域に配置されて上記反射電極に積層された第1透明導電膜と、上記第1透明導電膜の表面及び上記透過領域における絶縁膜の表面の双方に亘って積層された第2透明導電膜とにより構成されていてもよい。
上記第1透明電膜及び第2透明電膜は、互いに同じ材料によって構成されていることが好ましい。
上記第1透明電膜及び第2透明電膜の少なくとも一方は、ITOであってもよい。
上記第1透明電膜及び第2透明電膜の少なくとも一方は、IZOであってもよい。
上記反射電極は、Alを含む金属材料によって構成されていることが好ましい。
−作用−
次に、本発明の作用について説明する。
本発明に係る液晶表示装置は、透過領域において光を透過して透過表示を行う一方、反射領域において外光を反射して反射表示を行う。反射領域では、外光が透明電極を透過して、この透明電極の裏面側の反射電極において反射される。反射電極で反射された反射光は、上記透明電極を再度透過した後に使用者側へ出射される。
一方、透過領域では、光が絶縁膜側から透明電極に入射し、この透明電極を透過した後に、使用者側へ出射される。
上記液晶表示装置は、反射電極の表面、及び透過領域における絶縁膜の表面の少なくとも一方において、複数の透明導電膜が互いに積層して構成されているため、反射領域における透明電極の厚みと、透過領域における透明電極の厚みとを互いに異ならせることが可能になる。
したがって、反射領域と透過領域とで光が透過する透明電極の膜厚を容易に異ならせることが可能になり、光の最適な透過率、及び表示の最適な色味を、反射領域及び透過領域において、それぞれ別個独立に調整することができる。
本発明によれば、反射領域と透過領域とで透明電極の膜厚を容易に異ならせることができ、光の最適な透過率、及び表示の最適な色味を、各領域においてそれぞれ別個独立に調整することができる。したがって、反射領域及び透過領域の双方における表示品位を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1及び図2は、本発明の実施形態1を示している。
図1は、本実施形態1における液晶表示装置1の要部を拡大して示す断面図である。図2は、本実施形態1における透明電極20及び反射電極23を拡大して示す断面図である。
本実施形態1の液晶表示装置1は、半透過型の液晶表示装置であって、光源であるバックライトの光を透過して透過表示を行うための透過領域18と、外光を反射して反射表示を行うための反射領域19とを有している。
液晶表示装置1は、スイッチング素子基板としてのTFT基板11と、TFT基板に対向して配置された対向基板(図示省略)と、TFT基板11及び対向基板の間に介在された液晶層(図示省略)とを備えている。液晶層は、TFT基板11と対向基板との間において枠状のシール部材(図示省略)によって囲まれて封止されている。また、TFT基板11の背面側(つまり液晶層とは反対側)には、バックライト(図示省略)が配置されている。
上記対向基板は、例えばガラス基板の液晶層側表面に形成された、ITO等からなる共通電極、カラーフィルター及びブラックマトリクス等と、液晶層とは反対側に貼り付けられた偏光板とを備えている。
一方、TFT基板11は、いわゆるアクティブマトリクス基板に構成されている。TFT基板11には、表示の単位領域である画素(図示省略)がマトリクス状に複数配置されている。TFT基板11には、複数のゲート配線(図示省略)が互いに平行に延びて形成されている。また、TFT基板11には、複数のソース配線(図示省略)が互いに平行に形成されており、上記ゲート配線と直交するように配置されている。そのことにより、TFT基板11には、ゲート配線及びソース配線からなる配線が格子状にパターン形成されている。
各画素は、上記ゲート配線とソース配線とによって区画される矩形状の領域により形成されている。各画素には、液晶層を駆動するための画素電極12が形成されている。画素電極12は、後述するように、透明電極20及び反射電極23によって構成されている。
各画素には、画素電極12をスイッチング駆動するスイッチング素子であるTFT(Thin-Film Transistor:薄膜トランジスタ)13がそれぞれ設けられている。TFT13は、ゲート配線に接続されたゲート電極14と、ソース配線に接続されたソース電極15と、画素電極12に接続されたドレイン電極16とを備えている。
そうして、走査電圧がゲート配線を介してゲート電極14に印加された状態で、信号電圧がソース配線からソース電極15及びドレイン電極16を介して画素電極12へ供給されるようになっている。
TFT基板11の積層構造について、図1を参照してさらに詳述する。
TFT基板11は、透明基板としてのガラス基板25を備え、ガラス基板25の液晶層側には上記TFT13及び画素電極12等が形成される一方、液晶層とは反対側には図示省略の偏光板が貼り付けられている。
ガラス基板25の液晶層側表面には、ベースコート層26が形成されている。ベースコート層26は、例えば、SiO及びSiNOがこの順に積層された積層体や、SiO等により構成されている。
ベースコート層26の表面には、TFT13の半導体層27が島状にパターン形成されている。半導体層27は、例えばCGS(Continuous Grain silicon:連続粒界結晶シリコン)、LPS(Low-Temperature Poly-Silicon:低温ポリシリコン)又はα−Si(amorphous silicon:非結晶シリコン)等により構成されている。
また、ベースコート層26上には、半導体層27を覆うようにゲート絶縁膜28が形成されている。ゲート絶縁膜28は、SiN及びSiOがこの順に積層された積層体、SiO、又はSiN等により構成されている。
ゲート絶縁膜28の表面には、上記半導体層27に対向するように配置されたゲート電極14が形成されている。ゲート電極14は、例えば、W及びTaNがこの順に積層された積層体、Mo、MoW、Ti及びAlがこの順に積層された積層体等によって構成されている。
また、ゲート絶縁膜28上には、ゲート電極14を覆うように層間膜29が形成されている。層間膜29は、例えば、SiO及びSiNがこの順に積層された積層体、SiOとSiNとSiOとがこの順に積層された積層体、SiO、又はSiN等により構成されている。
層間膜29の表面には、ソース電極15及びドレイン電極16が形成されている。ソース電極15及びドレイン電極16は、層間膜29及びゲート絶縁膜28を貫通して形成されたコンタクトホール30を介して半導体層27にそれぞれ接続されている。ソース電極15及びドレイン電極16は、TiとAlとTiとがこの順に積層された積層体、TiとAlとがこの順に積層された積層体、TiNとAlとTiNとがこの順に積層された積層体、MoとAl−NdとMoとがこの順に積層された積層体、又はMoとAlとMoとがこの順に積層された積層体等により構成されている。
また、層間膜29上には、ソース電極15及びドレイン電極16を覆うように、絶縁膜である有機絶縁膜31が形成されている。有機絶縁膜31は、感光性樹脂により構成され、反射領域19及び透過領域18に亘って形成されている。また、有機絶縁膜31の表面は、凹凸状に形成されている。
有機絶縁膜31の表面には、画素電極12が形成されている。画素電極12は、反射電極23と透明電極20とにより構成され、反射電極23及び有機絶縁膜31を覆うように、反射領域19及び透過領域18に亘って設けられている。また、画素電極12の表面は、有機絶縁膜31の表面に沿って凹凸状に形成されている。
反射電極23は、反射領域19における有機絶縁膜31の表面に積層されている。反射電極23は、TFT13に重なるように配置され、Alを含む金属材料によって構成されている。
透明電極20は、反射領域19における反射電極23の表面、及び透過領域18における有機絶縁膜31の表面の少なくとも一方において、複数の透明導電膜が互いに積層して構成されている。
本実施形態では、反射電極23には一層の透明導電膜である第2透明電極22が形成される一方、透過領域18の有機絶縁膜31には二層の透明導電膜である第1透明電極21及び第2透明電極22が互いに積層して形成されている。
すなわち、透明電極20は、図1及び図2に示すように、透過領域18に配置されて有機絶縁膜31の表面に積層された第1透明導電膜としての第1透明電極21と、第1透明電極21の表面及び反射電極23の表面の双方に亘って積層された第2透明導電膜としての第2透明電極22とにより構成されている。
こうして、反射領域19における反射電極23上の透明電極20の厚みと、透過領域18における有機絶縁膜31上の透明電極20の厚みとが、互いに異なるようになっている。
第2透明電極22は、有機絶縁膜31に貫通形成されたコンタクトホール32を介してドレイン電極16に接続されている。第2透明電極22は、ITO又はIZOによって構成されている。また、第1透明電極21は、第2透明電極22と同じ材料によって構成されている。
尚、第1透明電極21及び第2透明電極22の材質はこれに限らず、第1透明電極21及び第2透明電極22の少なくとも一方がITO又はIZOであってもよく、他の透明導電膜によって構成されていてもよい。
上記液晶表示装置1では、反射領域19において、第2透明電極22を透過した外光が反射電極23で反射され、液晶層側へ出射されることにより反射表示が行われる。一方、透過領域18では、バックライトの光が第1透明電極21及び第2透明電極22を順に透過して液晶層側へ出射し、このことにより透過表示が行われる。
−実施形態1の効果−
したがって、この実施形態1によると、反射電極23の表面上に一層の透明導電膜(第2透明電極22)を形成する一方、透過領域18における有機絶縁膜31の表面上に二層の透明導電膜(第1透明電極21及び第2透明電極22)を形成するようにしたので、反射領域19における透明電極20の厚みと、透過領域18における透明電極20の厚みとを互いに異ならせることができる。
さらに、第1透明電極21及び第2透明電極22の厚みをそれぞれ調節して形成することにより、反射領域19及び透過領域18における透明電極20の厚みを、それぞれ別個独立に、且つ容易に調節することができる。その結果、透明電極20における光の最適な透過率、及び表示の最適な色味を、各反射領域19及び透過領域18において、それぞれ別個独立に且つ容易に制御でき、反射領域19及び透過領域18の双方における表示品位を向上させることができる。
(実施例)
次に、上記液晶表示装置1の実施例について、図6〜図9を参照して説明する。
本実施例では、透明電極20(つまり、第1透明電極21及び第2透明電極22)をIZOによって形成し、その膜厚を変化させて、透過率(Y値)又は反射率(Y値)との関係を調べた。また、IZOの膜厚と透過色度又は反射色度との関係を調べた。IZOの膜厚は、20nm、50nm、80nm、110nm、140nm、170nm、及び200nmに変化させて、それぞれ透過率(Y値)及び反射率(Y値)の変化を測定した。
図6は、IZOの膜厚と透過率(Y値)との関係を図示したグラフである。図7は、IZOの膜厚と反射率(Y値)との関係を図示したグラフである。
図6及び図7に示すように、IZOからなる透明電極20の厚みを変化させることにより、光の透過率(Y値)及び外光の反射率(Y値)を変化させることができた。また、図6より、IZOの厚みが140nm前後であるときに透過率(Y値)が極大値をとることがわかった。一方、図7より、IZOの厚みが110nm前後であるときに反射率(Y値)が極大値をとることがわかった。
次に、IZOからなる透明電極20の膜厚を、上記と同様に、20nm、50nm、80nm、110nm、140nm、170nm、及び200nmに変化させて、透過色度及び反射色度を測定した。
図8は、IZOの膜厚を変化させたときの透過色度をCIE1931表示色系で示したグラフである。図9は、IZOの膜厚を変化させたときの反射色度をCIE1931表示色系で示したグラフである。
図6及び図7に示すように、IZOからなる透明電極20の厚みを変化させることにより、透過色度及び反射色度を変化させることができた。また、IZOの厚み毎に色度の分布に一定の傾向があることがわかった。
したがって、このような実験結果に基づいて、透明電極20の膜厚を反射領域19及び透過領域18においてそれぞれ調節することにより、所望の光学特性が得られることとなる。
《発明の実施形態2》
図3及び図4は、本発明の実施形態2を示している。
図3は、本実施形態2における液晶表示装置1の要部を拡大して示す断面図である。図4は、本実施形態2における透明電極20及び反射電極23を拡大して示す断面図である。尚、以降の各実施形態では、図1及び図2と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
上記実施形態1では、反射電極23の表面における透明電極20を単一層に形成した例について説明したが、透明電極20は、反射電極23の表面、又は透過領域18における有機絶縁膜31の表面において、単一層の透明導電膜により構成されていることが好ましい。したがって、本実施形態2では、透過領域18における有機絶縁膜31の表面において透明電極20を単一層に形成した例について説明する。
すなわち、本実施形態2における透明電極20は、図3及び図4に示すように、反射領域19に配置されて反射電極23に積層された第1透明導電膜としての第1透明電極21と、第1透明電極21の表面及び透過領域18における有機絶縁膜31の表面の双方に亘って積層された第2透明導電膜としての第2透明電極22とにより構成されている。
第1透明電極21は、反射電極23と略同じ形状に形成されている。第1透明電極21の側端部と、反射電極23の側端部とは、互いに略揃うように形成されている。
こうして、反射電極23には二層の透明導電膜である第1透明電極21及び第2透明電極22が互いに積層して形成される一方、透過領域18の有機絶縁膜31には一層の透明導電膜である第2透明電極22が形成されている。
−実施形態2の効果−
したがって、この実施形態2によると、反射電極23の表面上に二層の透明導電膜(第1透明電極21及び第2透明電極22)を形成する一方、透過領域18における有機絶縁膜31の表面上に一層の透明導電膜(第2透明電極22)を形成するようにしたので、反射領域19における透明電極20の厚みと、透過領域18における透明電極20の厚みとを互いに異ならせることができる。
さらに、第1透明電極21及び第2透明電極22の厚みをそれぞれ調節して形成することにより、反射領域19及び透過領域18における透明電極20の厚みを、それぞれ別個独立に、且つ容易に調節することができる。その結果、上記実施形態1と同様に、透明電極20における光の最適な透過率、及び表示の最適な色味を、各反射領域19及び透過領域18において、それぞれ別個独立に且つ容易に制御でき、反射領域19及び透過領域18の双方における表示品位を向上させることができる。
《発明の実施形態3》
図5は、本発明の実施形態3を示している。
図5は、本実施形態3における透明電極20及び反射電極23を拡大して示す断面図である。
上記実施形態2では、第1透明電極21の側端部と、反射電極23の側端部とが、互いに略揃うように形成したのに対し、本実施形態3では、第1透明電極21の側端部41が反射電極23の側端部43よりも外側へはみ出している。つまり、反射電極23の側端部43は、第1透明電極21の側端部41によって覆われている。このような構成であっても、上記実施形態2と同様の効果を得ることができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態1〜3では、透明電極20が一層又は二層の透明導電膜からなる場合について説明したが、本発明はこれに限らず、反射領域19及び透過領域18の一方において透明電極20が一層の透明導電膜からなる一方、他方において透明電極20が3層以上の透明導電膜からなるように構成してもよい。
また、反射領域19及び透過領域18の双方において、透明電極20を複数層の透明導電膜により構成し、各領域における透明電極20の厚みを互いに異ならせるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、半透過型の液晶表示装置について有用である。
図1は、本実施形態1における液晶表示装置の要部を拡大して示す断面図である。 図2は、本実施形態1における透明電極及び反射電極を拡大して示す断面図である。 図3は、本実施形態2における液晶表示装置の要部を拡大して示す断面図である。 図4は、本実施形態2における透明電極及び反射電極を拡大して示す断面図である。 図5は、本実施形態3における透明電極及び反射電極を拡大して示す断面図である。 図6は、IZOの膜厚と透過率(Y値)との関係を図示したグラフである。 図7は、IZOの膜厚と反射率(Y値)との関係を図示したグラフである。 図8は、IZOの膜厚を変化させたときの透過色度をCIE1931表示色系で示したグラフである。 図9は、IZOの膜厚を変化させたときの反射色度をCIE1931表示色系で示したグラフである。 図10は、従来の液晶表示装置の要部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 液晶表示装置
11 TFT基板
12 画素電極
13 TFT
18 透過領域
19 反射領域
20 透明電極
21 第1透明電極(第1透明導電膜)
22 第2透明電極(第2透明導電膜)
23 反射電極
31 有機絶縁膜

Claims (8)

  1. 光を透過して透過表示を行うための透過領域と、外光を反射して反射表示を行うための反射領域とを有する半透過型の液晶表示装置であって、
    上記反射領域及び上記透過領域に亘って形成された絶縁膜と、
    上記反射領域における絶縁膜の表面に積層された反射電極と、
    上記反射電極及び上記絶縁膜を覆うように、上記反射領域及び上記透過領域に亘って設けられた透明電極とを備え、
    上記透明電極は、上記反射領域における上記反射電極の表面、及び上記透過領域における上記絶縁膜の表面の少なくとも一方において、複数の透明導電膜が互いに積層して構成され、
    上記反射領域における反射電極上の透明電極の厚みと、上記透過領域における絶縁膜上の透明電極の厚みとが、互いに異なっている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1に記載の液晶表示装置において、
    上記透明電極は、上記反射電極の表面、又は上記透過領域における絶縁膜の表面において、単一層の透明導電膜により構成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 請求項2に記載の液晶表示装置において、
    上記透明電極は、上記透過領域に配置されて上記絶縁膜の表面に積層された第1透明導電膜と、上記第1透明導電膜の表面及び上記反射電極の表面の双方に亘って積層された第2透明導電膜とにより構成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 請求項1に記載の液晶表示装置において、
    上記透明電極は、上記反射領域に配置されて上記反射電極に積層された第1透明導電膜と、上記第1透明導電膜の表面及び上記透過領域における絶縁膜の表面の双方に亘って積層された第2透明導電膜とにより構成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 請求項1に記載の液晶表示装置において、
    上記第1透明電膜及び第2透明電膜は、互いに同じ材料によって構成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  6. 請求項1に記載の液晶表示装置において、
    上記第1透明電膜及び第2透明電膜の少なくとも一方は、ITOである
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  7. 請求項1に記載の液晶表示装置において、
    上記第1透明電膜及び第2透明電膜の少なくとも一方は、IZOである
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 請求項1に記載の液晶表示装置において、
    上記反射電極は、Alを含む金属材料によって構成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014160481A (ja) * 2011-01-18 2014-09-04 Fujifilm Corp 透明電極シート、透明電極シートの製造方法、及びこれらの透明電極シートを用いた静電容量方式のタッチパネル

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