JP2009139853A - 液晶表示装置 - Google Patents

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淳人 村井
Atsuyuki Hoshino
淳之 星野
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直 栗原
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Abstract

【課題】高画質の半透過型及び反射型の液晶表示装置を製造効率よく提供する。
【解決手段】本発明による液晶表示装置は、液晶層17を挟んで配置された第1基板15及び第2基板16を備え、画素の中に、入射光を表示面に向けて反射させることによって表示を行う反射領域13を含む液晶表示装置であって、前記第1基板15は前記画素の中に、凸部、凹部、又は開口47を有する絶縁層31と、前記絶縁層31よりも前記液晶層17の側に形成された、液晶の配向を制御する電圧を印加するための第1電極21及び第2電極29と、前記絶縁層31よりも前記液晶層17の側に形成され、入射光を表示面55に向けて反射させる反射層43と、を備え、前記反射層43が、前記絶縁層31の前記凸部、凹部、又は開口47に応じて形成された凸部、凹部、又は段差49を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示装置、および液晶表示装置の製造方法に関する。
液晶表示装置(LCD)には、液晶層を挟む一対の基板(上部基板及び下部基板)の一方に画素電極(絵素電極)を、他方に対向電極をそれぞれ設け、両電極間に発生する電界に応じて基板面に垂直な面内において液晶の配向を制御することにより表示を行うTN(Twisted Nematic)モードの液晶表示装置(TN液晶表示装置)や、一対の対向基板の一方に画素電極と対向電極(下部電極)とを設け、基板面にほぼ平行な面内において液晶の配向を制御して表示を行うFFS(Fringe−Field Switching)モードの液晶表示装置(FFS液晶表示装置)及びIPS(In−Plane Switching)モードの液晶表示装置(IPS液晶表示装置)がある。
また、液晶表示装置には、表示用の光源として画面背面のバックライトを利用する透過型液晶表示装置、外光の反射光を利用する反射型液晶表示装置、及び外光の反射光とバックライトの両方を利用する半透過型液晶表示装置(反射・透過型液晶表示装置)がある。反射型液晶表示装置及び半透過型液晶表示装置は、透過型液晶表示装置に比べて消費電力が小さく、明るい場所で画面が見やすいという特徴があり、半透過型液晶表示装置は反射型液晶表示装置に比べて、暗い場所でも画面が見やすいという特徴がある。
図10は、特許文献1に記載された従来の半透過型IPS液晶表示装置の1つの画素の構成を表した平面図であり、図11は、この半透過型IPS液晶表示装置の図10におけるD−D’断面の構成を表した断面図である。
図10に示すように、この半透過型IPS液晶表示装置100(以下、単に表示装置100と呼ぶ)は、TFT領域101、透過領域102、及び反射領域103を有している。透過領域102及び反射領域103には、複数のスリット104を有する画素電極111と共通電極(対向電極)112とが形成されており、スリット104に挟まれた画素電極111の電極部分と共通電極112との間に印加される電圧に応じて液晶の配向が制御される。
TFT領域101には、画素電極111及び共通電極112に印加される電圧をスイッチングするTFT113が形成されている。TFT113のゲート電極、ソース電極、及びドレイン電極は、それぞれ走査配線115、信号配線116、及び画素電極111に接続されており、共通電極112は共通配線117に接続されている。
また図11に示すように、液晶表示装置100は、TFT基板121、CF(カラーフィルタ)基板122、及びTFT基板121とCF基板122との間に配置された液晶層123を備えている。
TFT基板121は、基板131の上に形成された走査配線115、共通配線117、第1絶縁層132、TFT113、第2絶縁層133、共通電極112、第3絶縁層134、画素電極111、及び配向膜135を備えている。また、CF基板122は、基板141の上に形成されたCF層142、平坦化層143、配向膜144を備えている。
TFT基板121の基板131の外面には偏光板136が貼り付けられており、CF基板の基板141の外面には光拡散層145及び偏光板146が貼り付けられている。また、反射領域103における平坦化層143と配向膜144との間には、段差形成層147が形成されている。
透過領域102においては、図示しないバックライトから照射された光150がTFT基板121及びCF基板122を透過することにより表示がなされ、反射領域103においては、CF基板122の偏光板146の側から入射した光152がTFT基板121の共通配線117によって反射されることにより表示がなされる。
特開2005−338264号公報
図11に示されるように、上述の液晶表示装置100の反射領域103では、光152が共通配線117によって反射されることにより表示が行われる。この共通配線117には凹部、凸部、あるいは段差は全く形成されておらず、その上面(反射面)は全て基板面に平行に形成されている。
反射型液晶表示装置あるいは半透過型液晶表示装置において、反射光を利用して明るい表示を行うためには、さまざまな方位から入射する入射光を、反射面によって表示面全体に渡ってより均等に、効率的に反射させたほうがよい。しかし、液晶表示装置100では、共通配線117の反射面が全て平坦であるため、反射光の多くは表示面に垂直な方向に近い特定の方向に向うことになる。したがって、液晶表示装置100による表示は、表示面に対して斜め方向から見た場合の輝度が充分ではなく、液晶表示装置100によって視野角特性が高く、表示面全体に渡って明るい表示を行うことは難しかった。
また、液晶表示装置100の反射領域103には、第1絶縁層132及び第2絶縁層133に、共通電極112を共通配線117に接続するためのコンタクトホールが形成されている。このコンタクトホールの上部には画素電極111を形成することができず、また、液晶層123に接する配向膜135も基板面に平坦に形成することができないため、コンタクトホール付近の領域を表示には用いることができず、充分な輝度が得られないという問題もあった。
なお、反射特性を上げるために、共通配線117の下に別の層を追加して、その層にエンボスパターン等を形成し、そのエンボスパターンを反映させて共通配線117に凹凸を形成することが考えられるが、その場合、層の追加およびその整形工程の追加が新たに必要となるため、コスト及び製造効率が低下するという問題が発生する。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、反射光を効率的に利用することのできる高画質の反射型液晶表示装置及び半透過型液晶表示装置を、製造効率よく提供することにある。
本発明による表示装置は、液晶層を挟んで配置された第1基板及び第2基板を備え、画素の中に、入射光を表示面に向けて反射させることによって表示を行う反射領域を含む液晶表示装置であって、前記第1基板は前記画素の中に、凸部、凹部、又は開口を有する絶縁層と、前記絶縁層よりも前記液晶層の側に形成された、液晶の配向を制御する電圧を印加するための第1及び第2電極と、前記絶縁層よりも前記液晶層の側に形成され、入射光を表示面に向けて反射させる反射層と、を備え、前記反射層が、前記絶縁層の前記凸部、凹部、又は開口に応じて形成された凸部、凹部、又は段差を有している。
ある実施形態では、前記第1基板が、前記反射層よりも前記液晶層の側に形成された透明層を備え、前記透明層の前記液晶層側の面が、前記反射層の前記凸部、凹部、又は段差を覆う部分であって、前記反射層の前記凸部、凹部、又は段差を反映することなく平坦に形成された部分を含む。
ある実施形態では、前記透明層の前記面の前記部分に前記第1及び第2電極の一方が形成されている。
ある実施形態では、前記反射領域における前記絶縁層に前記凸部、凹部、又は開口が複数形成されている。
ある実施形態では、前記反射領域における前記反射層に前記凸部、凹部、又は段差が複数形成されている。
ある実施形態では、前記反射領域の中の前記透明層の前記液晶層側の全面が、前記反射層の前記凸部、凹部、又は段差を反映することなく平坦に形成されている。
ある実施形態では、前記第1基板が、前記絶縁層の前記液晶層とは反対側に形成された付加配線層を備え、前記絶縁層が前記開口を有し、前記第1及び第2電極の一方が前記開口において前記付加配線層に電気的に接続されている。
ある実施形態では、前記反射領域における前記絶縁層に前記開口が複数形成されており、前記第1及び第2電極の一方が、前記複数の開口のそれぞれにおいて、前記付加配線層に電気的に接続されている。
ある実施形態は、前記画素の中に形成されたスイッチング素子を備え、前記付加配線層が、前記スイッチング素子のゲート電極と同じ材料で形成されている。
ある実施形態は、前記画素の中に形成されたスイッチング素子を備え、前記反射層が、前記スイッチング素子のソース電極又はドレイン電極と同じ材料で形成されている。
ある実施形態では、前記反射層における最上層の金属膜が、アルミニウム(Al)、アルミニウムを含む合金、銀(Ag)、または銀を含む合金で形成されている。
ある実施形態は、前記画素の中に形成されたスイッチング素子を備え、前記絶縁層が、前記スイッチング素子におけるゲート絶縁層と同じ材料で形成されている。
ある実施形態では、前記第1電極が画素電極であり、前記第2電極が前記第1電極の下に形成された共通電極を構成する。
ある実施形態では、前記共通電極が、前記第2電極及び前記反射層によって構成される。
ある実施形態では、前記共通電極が、前記第2電極、前記反射層、及び前記付加配線層によって構成される。
本発明によれば、液晶表示装置の反射領域に、スイッチング素子を構成する層と同一の材料または同一の形成工程で絶縁層が形成され、その絶縁層の形状に応じて、反射層(反射層としての機能を有する層を含む)に、凸部、凹部、又は段差が形成される。したがって、反射光を効率的に利用できる広視野角の反射型液晶表示装置及び半透過型液晶表示装置を製造効率よく提供することが可能となる。
また、本発明によれば、反射領域における透明層の全領域を平坦にすることができるため、反射領域の全領域に画素電極を形成することができる。よって、有効表示面積が広がり、より輝度の高い表示を行うことが可能となる。
また、絶縁層に開口を複数形成することにより、反射層に凸部、凹部、又は段差を形成すると共に、その複数の開口のそれぞれにおいて第2電極(例えば共通電極)と付加配線層とを電気的に接続することができる。これにより、反射特性の向上と共に、第2電極の抵抗も抑えられるため、表示特性の優れた高画質の反射型液晶表示装置及び半透過型液晶表示装置を製造効率よく提供することが可能となる。
また、付加配線層をスイッチング素子のゲート電極またはゲート配線と同じ材料で形成する場合、付加配線層とゲート電極またはゲート配線を同時に形成することができるので、製造工程数が減り、製造コストを抑えることができる。
また、反射層における最上層の金属膜を、アルミニウム(Al)、アルミニウムを含む合金、銀(Ag)、または銀を含む合金で形成することにより、高い反射率を有する反射層を形成することができるので、輝度の高い高品質な表示を提供することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明による液晶表示装置の実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1の液晶表示装置10にマトリックス状に配置された複数の画素のうちの1つの画素の構成を模式的に表した平面図であり、図2は、液晶表示装置10の図1におけるA−A’断面の構成を模式的に表した断面図である。
液晶表示装置10は、アクティブマトリックス方式を採用したFFSモードによる半透過型の液晶表示装置である。図1及び図2に示すように、液晶表示装置10は各画素の中に、スイッチング素子であるTFT(Thin Film Transistor)が形成されたTFT領域11と、バックライト等からの光を透過させることによって表示を行う透過領域12と、表示面から入射した光を反射層43によって表示面方向に反射させて表示を行う反射領域13とを含んでいる。
図1に示すように、液晶表示装置10には、画素の行方向(図の左右方向)に走査配線(ゲートライン)25が、列方向(図の上下方向)に信号配線(ソースライン)26が延びており、また、画素中には列方向に共通配線(コモンライン)27が延びている。走査配線25からの信号に基づいてTFT23がスイッチングされることにより、信号配線26から画素電極(第1電極)21への電圧供給が制御される。画素電極21にはスリット24が形成されており、画素電極21とその下に形成された対向電極である共通電極(第2電極)22との間に印加される電圧に応じて、液晶の配向が制御されて表示が行われる。
また、液晶表示装置10は、図2に示すように、TFT基板(第1基板)15と、カラーフィルタ(CF)を含むCF基板(第2基板)16と、TFT基板15とCF基板16との間に封入された液晶を含む液晶層17とを備えている。
TFT基板15は、ガラス基板等の絶縁性基板30、ゲート絶縁層(絶縁層)31、層間絶縁層(PAS層)32、及び樹脂層(透明層)33からなる積層構造を備えており、絶縁性基板30の外面上には偏光板35が、樹脂層33の液晶層17側の面上には電圧無印加時の液晶の配向を規制する配向膜34が、それぞれ形成されている。
TFT領域11には、絶縁性基板30の上にTFT23が形成されている。TFT23は、絶縁性基板30の上に形成されたゲート電極40、ゲート絶縁層31、活性層であるa−Si(真性アモルファスシリコン)層44、リンなどの不純物がドープされたシリコンからなるn+−Si層(コンタクト層)45、ソース電極41、及びドレイン電極42によって構成されている。ゲート電極40は走査配線25の一部であり得る。ソース電極41及びドレイン電極42は、どちらも共通電極22及び反射層43と同じ材料からなる2つの層によって構成されている。また、層間絶縁層32及び樹脂層33にはコンタクトホール37が形成されており、このコンタクトホール37の中でドレイン電極42と画素電極21とが電気的に接続されている。
透過領域12には、ゲート絶縁層31と層間絶縁層32との間に共通電極22が形成されており、樹脂層33の上面38の上に画素電極21が形成されている。共通電極22は、図示していない部分において共通配線27に接続されている。共通配線27及び共通電極22は、ITOやIZO等の透明性導電部材により形成されている。
反射領域13には、絶縁性基板30の上にゲート絶縁層31、共通電極22、反射層43、層間絶縁層32、及び樹脂層33がこの順番に積層されており、樹脂層33の上面38の上には画素電極21が形成されている。反射層43は導電性を有する不透明な金属で形成されており、反射領域13では、共通電極22と反射層43の2層(共通電極部29と呼ぶ)が共通電極としての役割を担っている。なお、反射層43は、TFT23のソース電極41及びドレイン電極42と同じ材料で、同じ工程において形成され、ゲート絶縁層31は、TFT23のゲート絶縁層31と同じ材料で、同じ工程において形成される。
ゲート絶縁層31には複数の開口47が形成されており、この開口47の形状に応じて形成された複数の凹部49が、共通電極22、反射層43、及び層間絶縁層32のそれぞれに形成されている。なお、樹脂層33の下面にはゲート絶縁層31の開口47の形状に応じた凸部が形成されるが、その上面38は開口47、凹部49の形状を反映することなく、基板面(絶縁性基板30の面あるいは表示面55)に実質的に平行に平坦に形成される。上面38が平坦であるため、開口47や凹部49の上部の上面38にも画素電極21を形成することができ、この部分も表示に利用することができる。
なお、図1及び図2では、構成を分かりやすくする為に、凹部49の数を少なく表しているが、凹部49の数はこれに限定されることはなく、更に多くの凹部49が形成されてよい。また、ゲート絶縁層31に、開口47の代わりに凸部(突起)や凹部(窪み)を形成してもよく、また、反射領域13におけるゲート絶縁層31を互いに分離した複数の部分の集合として形成してもよい。また、これらの開口、凸部、凹部の平面形状は、円形に限られることはなく、楕円形、多角形など、様々な形状で形成され得る。いずれの場合でも、共通電極22及び反射層43には、ゲート絶縁層31の形状を反映した凹部、凸部、又は段差が形成されることになる。
CF基板16は、透明基板50、CF層(カラーフィルタ層)51、及び樹脂層58を備えており、透明基板50の外側(図の上側)の面には偏光板53が配置され、CF層51及び樹脂層58の液晶層17側の面は配向膜52で覆われている。CF層51は、例えばRGBの3色からなるカラーフィルタと、TFT領域11に形成された遮光性のブラックマトリクス56を含む。偏光板53の上側の面は、液晶表示装置10の表示面55となる。
樹脂層(調整層)58は反射領域13に対向する部分にのみ形成されており、液晶層17の厚さ(d)の約半分の厚さを有し、λ/2の位相差を提供する材料によって形成されている。このような樹脂層58を設けることにより、反射領域13における液晶層17の厚さを、透過領域12における液晶層17の厚さのほぼ半分(d/2)にすることができ、これにより、反射領域13で反射される光と透過領域12を透過する光の光路長を等しくすることができる。
本発明によれば、反射層43に、上述のような複数の凹部、凸部、又は段差(以下、凹部等と呼ぶこともある)が形成されるが、これら凹部等の角部や斜面は互いに異なる傾斜角を有する面を多数含むので、反射光が一定の方向のみに向かうことがない。よって、凹部等を形成することにより、広範囲に広がる反射光を得ることができる(このような反射光を反射する面を有効反射面と呼ぶ)。
また、本発明によれば、反射層43が、TFT23を構成する層と同時に形成される層、あるいは同じ材料によって形成される層の形状を反映して形成されるため、凹部等を形成するために、積層工程やフォトリソグラフィ工程等を別途追加する必要がない。したがって、反射効率の良い液晶表示装置を、製造効率よく低コストで提供することが可能となる。さらに、凹部等の形状、深さ、及び斜面傾斜角を、TFT23を構成する各層の整形時に容易に調節することができるため、反射層43の表面により多くの有効反射面を形成することが容易に可能となる。
また、本発明によれば、反射領域13の全領域に画素電極21を形成することができるため、有効表示面積が広く、より輝度の高い表示が可能となる。
次に、図3及び図4を用いて、実施形態1のTFT基板15の製造方法を説明する。
図3は、TFT基板15の製造方法の前半を説明するための断面図であり、図4は、TFT基板15の製造方法の後半を説明するための断面図である。なお、以下の説明では、配向膜34及び偏光板35の形成工程の説明は省略する。
図3(a)に示すように、まず、洗浄した絶縁性基板30の上にTi(チタン)層、Al(アルミニウム)層、及びTi層の3層構造からなる金属薄膜をスパッタリング等の方法により成膜する。この金属薄膜は、Ta(タンタル)、Al(アルミニウム)、Ti(チタン)、Cr(クロム)、Mo(モリブデン)、W(タングステン)、あるいはこれらの合金等による単層、あるいはこれらの材料の複数を用いた積層構造としてもよい。
その後、金属薄膜の上にレジスト膜を形成し、露光・現像工程によりレジストパターンを作成した後、ドライエッチングを施して、ゲート電極40を作成する。ゲート電極40の厚さは、例えば250nmである。エッチングにはウェットエッチングを用いても良い。なお、この工程では、図1に示した走査配線25もゲート電極40と同時に同じ材料で形成される。
次に、図3(b)に示すように、プラズマCVD法により、SiH4、NH3、N2の混合ガスを使用して、SiNx(窒化シリコン)からなるゲート絶縁層31を、基板全面に積層する。ゲート絶縁層31は、SiO2(酸化シリコン)、Ta25(酸化タンタル)、Al23(酸化アルミニウム)等によって形成されても良い。ゲート絶縁層31の厚さは、例えば400nmである。
次に、ゲート絶縁層31の上に、a−Si(真性アモルファスシリコン)膜、及びシリコンにリン(P)をドーピングしたn+−Si膜を積層する。a−Si膜の厚さは、例えば150nmであり、n+−Si膜の厚さは、例えば50nmである。その後、これら2つの膜をフォトリソグラフィ法により整形して、TFT23のa−Si層44及びn+−Si層45’が形成される。ただしn+−Si層45’には、この時点ではTFT23のチャネル部はまだ形成されていない。
次に、図3(c)に示すように、フォトリソグラフィ法によってゲート絶縁層31に、絶縁性基板30に達する開口47が形成される。このとき、図示しない走査配線25及び信号配線26の引き出しパッド部も同時に形成される。開口47の代わりに、絶縁性基板30に達しない凹部、あるいは突起状の凸部を形成してもよい。また、開口47を形成する場合、ハーフトーン露光を用いることにより、開口47の側面の傾斜角度を適切に調節することもできる。開口47は、マスクとフォト露光の限界内において、できる限り多く形成することが好ましい。
次に、図3(d)に示すように、スパッタリング法により、ゲート絶縁層31及びn+−Si層45’の上にITO膜22’を100nm程度の厚さに、またITO膜22’の上にAl(上層)及びMoN(窒化モリブデン:下層)の2層からなる金属膜43’を150nm(上層:100nm、下層:50nm)の厚さに、連続して積層する。このとき、ITO膜22’及び金属膜43’にはゲート絶縁層31の開口47の形状を反映した凹部49が形成される。
ITO膜22’の材料にはIZOを用いてもよく、金属膜43’には、Ag(銀)、Agを含む合金、窒化モリブデン(MoN)、あるいはゲート電極40の材料として上に列挙した材料が用いられ得る。なお、より反射率を高めるためには、Al、Alを含む合金、Ag(銀)、またはAgを含む合金で反射層の最上層を形成することが好ましい。ITO膜22’及び金属膜43’の厚さは、それぞれ約100nm及び150nmである。
次に、金属膜43’の上にレジスト(フォトレジスト)60を形成し、フォトリソグラフィ法及びハーフトーン露光法を用いて、次の工程において取り除かれるべきITO膜22’及び金属膜43’の上のレジスト60を取り除く。また、これと同時に、後の工程で金属膜43’のみが取り除かれるべき部分(ITO膜22’は残す部分)のレジスト60の厚さは約1000nmに、ITO膜22’及び金属膜43’の両方を残す部分のレジスト60厚さは約3000nmに、それぞれ整形される。
次に、図3(e)に示すように、燐酸、塩酸、あるいは硝酸系のエッチング液を用いた湿式エッチング法により金属膜43’を、塩化第2(II)鉄系のエッチャントを用いた湿式エッチング法によりITO膜22’をエッチングし、ソース電極41及びドレイン電極42が形成される。なお、このとき同時に、図1に示した信号配線26及び共通配線27も形成される。
次に、図4(a)に示すように、酸素(O2)ガスを用いたドライエッチング法により、透過領域12のレジスト60(取り除かれるべき金属膜43’の上にあるレジスト60)を取り除く。
その後、図4(b)に示すように、透過領域12の金属膜43’を燐酸、塩酸、あるいは硝酸系のエッチング液を用いた湿式エッチング法によって取り除く。続いて、六フッ化硫黄(SF6)を含むガスを用いたドライエッチング法により、n+−Si膜及び一部のa−Si膜を除去して、TFT23のチャネル部を形成する。この工程により、透過領域12における共通電極22の形成が完了し、また、n+−Si層45及びa−Si層44を備えたTFT23の形成が完了する。
次に、図4(c)に示すように、酸素ガスを用いたドライエッチング法により、レジスト60を取り除き、反射領域13における共通電極部29(反射層43及び共通電極22)の形成が完了する。
次に、図4(d)に示すように、プラズマCVD法により、窒化シリコン膜を250〜500nm程度成膜して層間絶縁層32を形成し、続いて、低誘電率を有する感光性樹脂をスピン法により2500〜4500nm程度成膜して樹脂層33を形成する。その後、フォトリソグラフィ法により、樹脂層33にコンタクトホール、及び図示しない走査配線25と信号配線26の配線引き出し端子パッド部を形成する。
続いて、樹脂層33をマスクとして、四フッ化炭素(CF4)及び酸素を含むガスを用いたドライエッチング法によって層間絶縁層32をエッチングし、コンタクトホール37を形成する。続いて、樹脂層33の上にIZOからなる透明導電膜を100nm程度スパッタリング法により成膜し、成膜した透明導電膜をフォトリソグラフィ法によって整形して、所定のパターンの画素電極21を得る。このとき、画素電極21はコンタクトホール37を介してTFT23のドレイン電極42に電気的に接続される。また、反射領域13及び透過領域12における樹脂層33の上面38は全て平坦に形成される。
なお、本実施形態において、画素電極21となる透明導電膜の材料としてIZOを用いたのは、金属膜43’の最上層がAlからなり、透明導電膜にITOを用いた場合、金属膜43’と透明導電膜との間で良好なオーミックコンタクトが得られない、あるいは電蝕が発生するといった問題が引き起こされる可能性が高いためである。金属膜43’の最上層を、Agや、Agを含む合金、その他、このような問題を発生させない材料で形成する場合には、透明導電膜にITOを用いてもよい。
次に、図5を用いて、実施形態1のCF基板16の製造方法を説明する。
図5は、CF基板16の製造方法を説明するための断面図である。なお、以下の説明では、配向膜52及び偏光板53の形成工程の説明は省略する。
まず、図5(a)に示すように、通常用いられるものと同じ方法によって、透明基板50の上に、ブラックマトリクス56及びRGB3色のカラーフィルタを含むCF層51が形成される。
次に、図5(b)に示すように、従来用いられている方法によって、光異性化の性質を有する光重合性樹脂材料からなる樹脂材料層58’(例えば、特開2006−139286号公報に記載)を、透過領域12における液晶層17の厚さ(d=約4μm)の半分の厚さ(d/2=約2μm)で塗布する。
次に、図5(c)に示すように、反射領域13の樹脂材料層58’にフォトマスクを介してUV光を照射することにより、反射領域13の樹脂材料層58’を硬化させ、反射領域13にのみ膜厚d/2の樹脂層58を形成する。この樹脂層58はλ/2位相差層として機能する。
(実施形態2)
次に、本発明による実施形態2の液晶表示装置70について説明する。なお、実施形態1と実施形態2の違いは、主として反射領域13における共通電極22の下に付加共通配線(付加配線層)65が配置されることにあるので、以下、この違いを中心に説明を行う。実施形態1の液晶表示装置10と同じ構成要素には同じ参照番号を振り、その説明を省略している。
図6は、実施形態2の液晶表示装置70にマトリックス状に配置された複数の画素のうちの1つの画素の構成を模式的に表した平面図であり、図7は、液晶表示装置70の図6におけるB−B’断面の構成を模式的に表した断面図である。
液晶表示装置70は、実施形態1と同様のFFSモードによる半透過型の液晶表示装置である。図6及び図7に示すように、液晶表示装置70は各画素の中に、TFT領域11と、透過領域12と、反射領域13とを含んでいる。
図6に示すように、液晶表示装置70には、画素の行方向に走査配線25が、列方向に信号配線26及び共通配線27が延びている。また、液晶表示装置70は、図7に示すように、TFT基板15’とCF基板16と液晶層17とを備えている。TFT基板15’の反射領域13には、絶縁性基板30の上に付加共通配線65、ゲート絶縁層31、共通電極22、反射層43、層間絶縁層32、及び樹脂層33がこの順番に積層されており、樹脂層33の上面38の上には画素電極21が形成されている。
ゲート絶縁層31には複数の開口47が形成されており、この開口47の形状に応じて形成された複数の凹部49が、共通電極22、反射層43、及び層間絶縁層32のそれぞれに形成されている。共通電極22は、開口47の中(底)で付加共通配線65と電気的に接続されている。上記以外のTFT基板15’の構成は実施形態1のTFT基板15の構成と同じである。
実施形態2の液晶表示装置70によれば、実施形態1において説明したものと同様の効果を得ることができる。また、実施形態2の液晶表示装置70では、付加共通配線65と共通電極22とが複数の開口47のなかで接続されるため、電気抵抗の低い共通電極部29が得られる。これにより、電気特性の優れた高輝度あるいは低電力の液晶表示装置が得られる。
次に、図8及び図9を用いて、実施形態2のTFT基板15’の製造方法を説明する。
図8は、TFT基板15’の製造方法の前半を説明するための断面図であり、図9は、TFT基板15’の製造方法の後半を説明するための断面図である。なお、以下の説明では、配向膜34及び偏光板35の形成工程の説明は省略する。また、実施形態1で説明したものと同じ構成要素の形成方法については、その説明を省略する。
図8(a)に示すように、まず、絶縁性基板30の上にTi、Al、及びTiの3層構造からなる金属薄膜をスパッタリング法により成膜する。その後、金属薄膜の上にレジスト膜を形成し、露光・現像工程によりレジストパターンを作成した後、ドライエッチングを施して、ゲート電極40及び付加共通配線65を作成する。ゲート電極40及び付加共通配線65の厚さは、例えば250nmである。この工程では、図6に示した走査配線25もゲート電極40及び付加共通配線65と同時に同じ材料で形成される。
次に、図8(b)に示すように、プラズマCVD法によりゲート絶縁層31が基板全面に積層され、ゲート絶縁層31の上にa−Si(真性アモルファスシリコン)膜、及びシリコンにリン(P)をドーピングしたn+−Si膜が連続して積層される。ゲート絶縁層31の厚さは、例えば400nmであり、a−Si膜の厚さは、例えば150nmであり、n+−Si膜の厚さは、例えば50nmである。その後、これら2つのシリコン膜をフォトリソグラフィ法により整形して、a−Si層44及びn+−Si層45’を形成する。n+−Si層45’には、この時点ではチャネル部は形成されていない。
次に、図8(c)に示すように、フォトリソグラフィ法によってゲート絶縁層31に、付加共通配線65に達する開口47が形成される。このとき、図示しない走査配線25及び信号配線26の引き出しパッド部も同時に形成される。開口47は、マスクとフォト露光の限界内において、できる限り多く形成することが好ましい。
次に、図8(d)に示すように、スパッタリング法により、ゲート絶縁層31及びn+−Si層45’の上にITO膜22’を100nm程度の厚さに、またITO膜22’の上にAl(上層)およびMoN(下層)の2層からなる金属膜43’を150nm(上層:100nm、下層:50nm)の厚さに、連続して積層する。このとき、ITO膜22’及び金属膜43’には、ゲート絶縁層31の開口47の形状を反映した凹部49が形成される。
ITO膜22’の材料にはIZOを用いてもよく、金属膜43’にはAg、Agを含む合金、窒化モリブデン(MoN)、あるいはゲート電極40の材料として上に列挙した材料が用いられ得る。なお、より反射率を高めるためには、Al、Alを含む合金、Ag(銀)、またはAgを含む合金で反射層の最上層を形成することが好ましい。ITO膜22’及び金属膜43’の厚さは、それぞれ約100nm及び150nmである。
次に、金属膜43’の上にレジスト(フォトレジスト)60を形成し、フォトリソグラフィ法及びハーフトーン露光法を用いて、次の工程において取り除かれるべきITO膜22’及び金属膜43’の上のレジスト60を取り除く。また、これと同時に、後の工程で金属膜43’のみが取り除かれるべき部分(ITO膜22’は残す部分)のレジスト60の厚さは約1000nmに、ITO膜22’及び金属膜43’の両方を残す部分のレジスト60厚さは約3000nmに、それぞれ整形される。
次に、図8(e)に示すように、燐酸、塩酸、あるいは硝酸系のエッチング液を用いた湿式エッチング法により金属膜43’を、塩化第2(II)鉄系のエッチャントを用いた湿式エッチング法によりITO膜22’をエッチングし、ソース電極41及びドレイン電極42が形成される。なお、このとき同時に、図6に示した信号配線26及び共通配線27も形成される。
次に、図9(a)に示すように、酸素(O2)ガスを用いたドライエッチング法により、透過領域12のレジスト60(取り除かれるべき金属膜43’の上にあるレジスト60)を取り除く。
その後、図9(b)に示すように、透過領域12の金属膜43’を燐酸、塩酸、あるいは硝酸系のエッチング液を用いた湿式エッチング法によって取り除く。続いて、六フッ化硫黄(SF6)を含むガスを用いたドライエッチング法により、n+−Si膜及び一部のa−Si膜を除去して、TFT23のチャネル部を形成する。この工程により、透過領域12における共通電極22の形成が完了し、また、n+−Si層45及びa−Si層44を備えたTFT23の形成が完了する。
次に、図9(c)に示すように、酸素ガスを用いたドライエッチング法により、レジスト60を取り除き、反射領域13における共通電極部29(反射層43、共通電極22、及び付加共通配線65)の形成が完了する。
次に、図9(d)に示すように、プラズマCVD法により、窒化シリコン膜を250〜500nm程度成膜して層間絶縁層32を形成し、続いて、低誘電率を有する感光性樹脂をスピン法により2500〜4500nm程度成膜して樹脂層33を形成する。その後、フォトリソグラフィ法により、樹脂層33にコンタクトホール、及び図示しない走査配線25と信号配線26線の配線引き出し端子パッド部を形成する。
続いて、樹脂層33をマスクとして、四フッ化炭素(CF4)及び酸素を含むガスを用いたドライエッチング法によって層間絶縁層32をエッチングし、コンタクトホール37を形成する。続いて、樹脂層33の上にIZOからなる透明導電膜を100nm程度スパッタリング法により成膜し、成膜した透明導電膜をフォトリソグラフィ法によって整形して、所定のパターンの画素電極21を得る。このとき、画素電極21はコンタクトホール37を介してTFT23のドレイン電極42に電気的に接続される。また、反射領域13及び透過領域12における樹脂層33の上面38は全て平坦に形成される。
なお、実施形態1と同様、本実施形態においても、画素電極21となる透明導電膜の材料としてIZOを用いたのは、金属膜43’の最上層がAlからなり、透明導電膜にITOを用いた場合、金属膜43’と透明導電膜との間で良好なオーミックコンタクトが得られない、あるいは電蝕が発生するといった問題が引き起こされる可能性が高いためである。金属膜43’の最上層を、Agや、Agを含む合金、その他、このような問題を発生させない材料で形成する場合には、透明導電膜にITOを用いてもよい。
上述の実施形態1及び2のゲート絶縁層31に形成される複数の開口47は、基板に垂直に見た場合、円形に形成されるものとしたが、これらの開口47の一部あるいは全てを、楕円形あるいは四角形など他の形に形成してもよい。また、これにともない、反射層43及び共通電極22の凹部49の一部又は全てを円形、楕円形、あるいは四角形などに形成してもよい。
また、ゲート絶縁層31の整形時にハーフトーン露光を用いて開口47を形成すれば、開口47の側面の傾斜角度を所望の角度に容易に調節することができ、また、開口47の内側斜面に段差を設けることも可能となる。これにより、反射層43により多くの角部や所望の傾斜角度を有する斜面が形成され、反射光の利用効率が向上する。
反射層43には、凹部、凸部、段差をできる限り多く形成することが好ましい。そのためには、凹部等の大きさ及び形状は上述したものに限られる必要はなく、凹部等の形状を、四角形以外の多角形、凹部等の淵が鋸歯状であるもの、それらを組み合わせたものなど、様々な形状に形成してよい。
本発明による液晶表示装置は、上述の実施形態によって示したように、反射層の表面に多くの段差や角部を有しており、傾斜角度が例えば20度以下の斜面が多数形成されるので、有効反射面が広く、且つ散乱特性が優れた反射領域が得られる。また、反射面の段差及び角部が、ゲート絶縁層の形状に応じて形成されるので、製造工程を増やすことなく、優れた反射特性を有する反射領域を容易に得ることができる。したがって、均一かつ高い明度の表示が可能な液晶表示装置を製造効率よく安価に提供することができる。
本願発明の液晶表示装置は、上述した製造方法で形成されるため、透過型の液晶表示装置とほぼ同じ材料及び工程で製造することができる。したがって、反射効率の優れた液晶表示装置を低コストで提供することが可能となる。
なお、本発明による液晶表示装置には、液晶パネルを利用したディスプレイ装置、テレビ、携帯電話等も含まれる。また、本実施形態は半透過型の液晶表示装置を例として用いたが、上述した反射部と同様の形態を有する反射型液晶表示装置等も本願発明の一形態に含まれる。
本発明によれば、FFSモード及びIPSモードによる高画質の半透過型液晶表示装置及び反射型液晶表示装置が低コストで提供され得る。本発明による液晶表示装置は、種々の液晶表示装置に好適に用いられ、例えば、携帯電話、カーナビ等の車載表示装置、ATMや販売機等の表示装置、携帯型表示装置、ノート型PCなど、反射光を利用して表示を行う半透過型液晶表示装置及び反射型液晶表示装置に好適に用いられ得る。
本発明による液晶表示装置の第1の実施形態における画素の構成を模式的に表した平面図である。 図1におけるA−A’断面の構成を模式的に表した断面図である。 第1の実施形態のTFT基板の製造方法を表した断面図である。 第1の実施形態のTFT基板の製造方法を表した断面図である。 第1の実施形態のCF基板の製造方法を表した断面図である。 本発明による液晶表示装置の第2の実施形態における画素の構成を模式的に表した平面図である。 図6におけるB−B’断面の構成を模式的に表した断面図である。 第2の実施形態のTFT基板の製造方法を表した断面図である。 第2の実施形態のTFT基板の製造方法を表した断面図である。 従来の半透過型IPS液晶表示装置の画素の構成を表した平面図である。 従来の半透過型IPS液晶表示装置の図10におけるD−D’断面の構成を表した断面図である。
符号の説明
10、70 液晶表示装置
11 TFT領域
12 透過領域
13 反射領域
15 TFT基板
16 CF基板
17 液晶層
21 画素電極
22 共通電極
22’ ITO膜
23 TFT
24 スリット
25 走査配線
26 信号配線
27 共通配線
29 共通電極部
30 絶縁性基板
31 ゲート絶縁層
32 層間絶縁層
33 樹脂層
34 配向膜
35 偏光板
37 コンタクトホール
38 上面
40 ゲート電極
41 ソース電極
42 ドレイン電極
43 反射層
43’ 金属膜
44 a−Si層
45 n+−Si層
45’ n+−Si膜
47 開口
49 凹部
50 透明基板
51 CF層
52 配向膜
53 偏光板
55 表示面
56 ブラックマトリクス
58 樹脂層
58’ 樹脂材料層
60 レジスト
65 付加共通配線
100 半透過型IPS液晶表示装置
101 TFT領域
102 透過領域
103 反射領域
111 画素電極
112 共通電極
113 TFT
104 スリット
115 走査配線
116 信号配線
117 共通配線
121 TFT基板
122 CF基板
123 液晶層
131、141 基板
132 第1絶縁層
133 第2絶縁層
134 第3絶縁層
135、144 配向膜
136、146 偏光板
142 CF層
143 平坦化層
145 光拡散層
147 段差形成層
150、152 光

Claims (15)

  1. 液晶層を挟んで配置された第1基板及び第2基板を備え、画素の中に、入射光を表示面に向けて反射させることによって表示を行う反射領域を含む液晶表示装置であって、
    前記第1基板は前記画素の中に、
    凸部、凹部、又は開口を有する絶縁層と、
    前記絶縁層よりも前記液晶層の側に形成された、液晶の配向を制御する電圧を印加するための第1及び第2電極と、
    前記絶縁層よりも前記液晶層の側に形成され、入射光を表示面に向けて反射させる反射層と、を備え、
    前記反射層が、前記絶縁層の前記凸部、凹部、又は開口に応じて形成された凸部、凹部、又は段差を有している、液晶表示装置。
  2. 前記第1基板が、前記反射層よりも前記液晶層の側に形成された透明層を備え、
    前記透明層の前記液晶層側の面が、前記反射層の前記凸部、凹部、又は段差を覆う部分であって、前記反射層の前記凸部、凹部、又は段差を反映することなく平坦に形成された部分を含む、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記透明層の前記面の前記部分に前記第1及び第2電極の一方が形成されている、請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記反射領域における前記絶縁層に前記凸部、凹部、又は開口が複数形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記反射領域における前記反射層に前記凸部、凹部、又は段差が複数形成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  6. 前記反射領域の中の前記透明層の前記液晶層側の全面が、前記反射層の前記凸部、凹部、又は段差を反映することなく平坦に形成されている、請求項2に記載の液晶表示装置。
  7. 前記第1基板が、前記絶縁層の前記液晶層とは反対側に形成された付加配線層を備え、
    前記絶縁層が前記開口を有し、
    前記第1及び第2電極の一方が前記開口において前記付加配線層に電気的に接続されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  8. 前記反射領域における前記絶縁層に前記開口が複数形成されており、前記第1及び第2電極の一方が、前記複数の開口のそれぞれにおいて、前記付加配線層に電気的に接続されている、請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 前記画素の中に形成されたスイッチング素子を備え、
    前記付加配線層が、前記スイッチング素子のゲート電極と同じ材料で形成されている、請求項7または8に記載の液晶表示装置。
  10. 前記画素の中に形成されたスイッチング素子を備え、
    前記反射層が、前記スイッチング素子のソース電極又はドレイン電極と同じ材料で形成されている、請求項1から9のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  11. 前記反射層における最上層の金属膜が、アルミニウム(Al)、アルミニウムを含む合金、銀(Ag)、または銀を含む合金で形成されている、請求項10に記載の液晶表示装置。
  12. 前記画素の中に形成されたスイッチング素子を備え、
    前記絶縁層が、前記スイッチング素子におけるゲート絶縁層と同じ材料で形成されている、請求項1から11のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  13. 前記第1電極が画素電極であり、前記第2電極が前記第1電極の下に形成された共通電極を構成する、請求項1から12のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  14. 前記共通電極が、前記第2電極及び前記反射層によって構成される、請求項13に記載の液晶表示装置。
  15. 前記共通電極が、前記第2電極、前記反射層、及び前記付加配線層によって構成される、請求項13または14に記載の液晶表示装置。
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