JP2010084978A - 警棒および弾丸発射装置とその弾丸 - Google Patents

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Abstract

【課題】警棒自体に発射装置を設けて、警棒としての機能を有すると同時にカラーボールを犯人目掛けて打ち出すことができる多目的な特殊警棒を提供する。また、警棒から弾丸(カラーボール)を射出することができる細筒状の特殊形状の弾丸発射装置と、それに使用する特殊構造の弾丸を提供する。
【解決手段】弾性体と引き金部とを円筒体の中に装備した持ち手部と、該持ち手部の先に連設された弾丸と弾丸発射装置とを内装した先頭部とからなり、持ち手部の引き金部を操作することにより、先頭部の弾丸発射装置の起爆装置を作動させてガスを噴射し、装填されている弾丸を先端の開口より前方に発射する構成とからなる警棒である。
【選択図】図1

Description

本発明は、警察官や警備員等が使用する警棒(警戒棒)に関し、特に警棒に発射装置を装備して、必要に応じてカラーボールの弾丸を発射できるようにした弾丸発射装置付き警棒に関する。
警察官や警備員等は、防犯器具を装備した状態で、警備・警護および警ら業務に携わっている。警棒は一般的には腕の長さ程度の円柱の棒状体で、木製の堅固な素材からなり、犯罪が発生した際には、その警棒で犯人を威嚇したり、取り押さえて確保したり、攻撃用の武器としたり自分を防衛する護身用に使用されている。単純な木製の棒に限らず、握り手のあるトンファー型であったり、伸縮式の特殊な形状の特殊警棒も使用されている。警棒は基本的には打撃を与えて取り押さえたりするための道具であり、犯人確保に関しては接近戦でないと効力を発揮出来ない欠点があった。警棒で威圧または取り押さえようとしても、犯人は、多くは逃走をする傾向があり、警棒では殺傷力の点で劣ることに問題があった。また、逃亡者を追いかける際には警棒は有効に機能しないのが常であり、却って携行状態で犯人を追跡するので時には手足まといとなったり、不要なものとなってしまう傾向もあった。
逃走する犯人に対して効果を有するのは、逃亡者に目掛けて打撃を与えることであり、飛び道具機能を有する機器により、逃走をあきらめさせる効果のあるものが開発されている。この中には、検挙率を高める防犯道具としては犯人に当たると破裂して色素が被服等に付着するカラーボールが存在する。防犯または警護に使用されるカラーボールとしてはその他にも、悪臭を放つ種類のものや、涙腺を刺激して逃走意欲を削ぐ種類のものがある。
最近では、付着力が強く、簡単には落ちないような染料が装填されていて逃亡者に当たると簡単に破裂して逃亡者の被服に飛散付着し、犯人特定に役立つ構成のものが各種開発されるようになっている。
警棒を手に持った状態で、カラーボールを投じるとなると、ただでさえ目標に当てるのに相当のコントロールが必要となり、単発で失敗が許されないのにカラーボールが全く犯人に当たらず目的が達成されない心配がある。さらに、犯人に当たらずに道路で破裂してカラーボールが無駄になり、周囲を汚染することになる。
そこで、警棒の芯の中にカラーボールの弾丸発射装置が装備された命中率の高い発射装置付き警棒の開発が待たれていた。
特開2003−148895号公報 特開平5−60494号公報
上記問題を解決するために本発明の目的は、警棒自体に発射装置を設けて、警棒としての機能を有すると同時にカラーボールを犯人目掛けて打ち出すことができる多目的な特殊警棒を提供することを目的としている。また、警棒から弾丸(カラーボール)を射出することができる細筒状の特殊形状の弾丸発射装置と、それに使用する特殊構造の弾丸を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る警棒は、弾性体と引き金部とを円筒体の中に装備した持ち手部と、該持ち手部の先に連設された弾丸と弾丸発射装置とを内装した先頭部とからなり、持ち手部の引き金部を操作することにより、先頭部の弾丸発射装置の起爆装置を作動させてガスを噴射し、装填されている弾丸を先端の開口より前方に発射する構成である。
また、持ち手部は、円筒体の内部に、一端を持ち手部の内底面に当接させ他端を弾性体嵌合部に嵌合させている弾性体と、該弾性体嵌合部から直角に伸延し外部から操作できるように円筒体の外部に突出するように設けられた操作片と弾性体嵌合部とからなる引き金部を装備するとともに、円筒体の一部に、操作片を外部に突出させる細長孔が、引き金部を係止できるようにL字型に切設されている構造である。
また、先頭部および/または前記持ち手部は、樹脂素材で形成される構成である。さらに、持ち手部には、間違って作動することの無いように、孔を塞ぐことができる回転蓋体のような安全装置が設けられている構成でもある。
次に、本発明の弾丸発射装置は、一端から押圧されることにより起爆材であるガスのボンベの密封口を破砕して内部に充填されている圧縮ガスを噴出させ弾丸を前方に射出する弾丸発射装置が、円筒体内に装備されおり、弾丸発射装置の基端には外部から押圧されて内部へ突出部の先端が押圧突入するための押圧孔が穿設され、先端には弾丸を挿入でき且つ弾丸が発射される開口が設けられ、さらに、内部に起爆材であるガスを充填したガスボンベを保管するガスボンベ保管部が設けられており、該ガスボンベ保管部の基端には前記押圧孔から押圧されることにより均一にガスボンベを押圧できるように、前記押圧孔と嵌合する突起が設けられガス保管部内壁に密着するように円盤状押圧体が設置されるとともに、先端にはガスが噴出するようにガス噴出孔が一つ若しくは複数形成された噴出壁が設けられている構造である。
また、弾丸発射装置は、弾丸を確実に前方に発射するために弾丸と前記噴出壁との間に発射したガスを均一に充満させて無駄なく前方に噴出するように、前記噴出壁の縁に円筒形に立ち上げた突出壁を形成した構成でもある。
さらに、噴出壁には、ガスボンベのガスを噴出させるために先端を鋭角に尖らせた円筒形状の刃体が、ガスボンベの密封口を確実に破砕するように、密封口(蓋体)の表面に対向する位置に立設されている構成である。
また、弾丸は、内包する防犯用カラーボールと外装体とからなり、射出後に分割する外装体が、その基端の外径を前記弾丸発射装置に当接し密着できるように前記弾丸発射装置の開口より一回り小さい径の筒型に形成し、先端を射出後に空気圧を受け自然に前記外装体がカラーボールから分離するように円形凹部に形成した構成である。
本発明に係る警棒および弾丸発射装置とその弾丸は、上述のような構成からなるものであり、以下のような効果を有する。
(1)警棒の持ち手部に引き金部を装備され、先頭に内装されている弾丸発射装置を操作する特殊警棒であるので、警棒自体を使って逃げようとする犯人に向かって予想をしていない弾丸(発色弾)を発射することができる。
(2)発射装置が簡単に起動するように、持ち手部に略L字型の孔を開けて、そこにトリガーとなる引き金部を突出した構造としたため、警棒として使用すると同時に、すばやく弾丸を射出できる動作をすることができる。
(3)警棒自体を樹脂素材にすることにより、軽量且つ強度を保つことができ、簡単に扱うことができる。
(4)安全装置を設けることにより、捜査の途中で間違えって引き金部が作動しないように、誤動作による弾丸の発射を防止することができる。
(5)起爆材として取り扱いの簡便なガスボンベを利用して弾丸を発射させる装置であり、ガスボンベを移動させる単純な動作で密封口を確実に破砕できるので弾丸を目標に向けて正確に且つ長距離飛ばすことができる。
(6)弾丸発射装置の先端部分に爆風をコントロールする突出壁を形成して弾丸と密着させることにより、ガスボンベから噴出したガスが均一に弾丸を前方に発射することができる。
(7)噴出壁のガス保管部側に刃体を設けることにより、簡単にかつ確実にガスボンベの密封口に亀裂を作って破砕して充填されている圧縮ガスを噴出させることができる。また、刃体を円筒形状にし、さらに先端を斜めに削設することにより、ガスボンベに確実に孔を開け、ガスを噴出させることができる。
(8)弾丸は、外装体がカラーボールを覆う構造であり、カラーボールごと発射して飛ばすことができ、さらに外装体は、発射後に空気抵抗を受けて分割されて剥がれる構造であるので、外装体が初速度を与える際の衝撃に十分耐えられる構成であり、且つ対象物に当たる際にはある程度の重量のあるカラーボールだけが速度のある状態で当たって砕ける構成である。
以下、本発明に係る警棒および弾丸発射装置とその弾丸について、図面に示した実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本件発明に係る警棒の正面図であり、図2は警棒の横断面図であり、図3は弾丸発射装置と弾丸を装備し引き金部を引いた状態の警棒の横断面図であり、図4は警棒内の弾丸が発射直後の状態を示す警棒の横断面図であり、図5は弾丸を装着した状態の弾丸発射装置の横断面図であり、図6はガスボンベが押し上げられて弾丸が発射された状態を示す弾丸発射装置の横断面図である。図7は、発射された弾丸が外装体から離れる状態を示す断面図と部分斜視図である。
本発明にかかる警棒10は、先端の先頭部20と、基部の持ち手部30と、先頭部に内装された弾丸発射装置50と弾丸70とからなる構成である。先頭部に内装された弾丸発射装置は、持ち手部に形成された引き金部32の先端によって底部が押圧されて連動して爆発作動するものであり、カラーボールからなる弾丸70が、本発明にかかる警棒の先端開口52より発射される構成である。
先頭部20は、先端が解放した弾丸の発射口となる開口52が形成された円筒体からなり、持ち手部30と着脱自在に嵌合装着される構造であって、内部には弾丸発射装置50が弾丸70とともに装備される構成である。また、図示してないが、先頭部20の持ち手部側の内周壁には、弾丸発射装置50を螺合装着するように螺合溝が削設されており、ガスボンベと弾丸を装備した弾丸発射装置の全体を入れ替えることの出来る構造となっている。これにより、弾丸発射後も弾丸発射装置のカートリッジを交換することが可能であり、また複数発の弾丸カートリッジを用意して詰め替えて連射使用することも可能となる。
持ち手部30は、警棒の握り部であり、図2で示すように内部には引き金部32と、弾性体34が装備されている。また、外部から引き金部32を操作できるように、略L字型の孔36が穿孔されている構造である。操作に当たっては、まず引き金部32の操作片321を弾性体34の弾性に抗して基部側に引き寄せ、孔36のL字型部分に係止し、目標に狙いを定めて操作片の係止を開放することにより、ガスボンベの密封口が破砕されて圧縮ガスが噴出し、弾丸が発射される構成である。
持ち手部の先端には、先頭部20と持ち手部30とを着脱自在に嵌合する程度の径の着脱部が形成されており、また、引き金部32の円筒体には操作片を突出させるためのL字型の孔38が切設されている。
引き金部32は、操作片321と、弾性体嵌合部322と、突出部323が突設された略T字型の可動部であり、弾性体嵌合部322に嵌合している弾性体34によって緩やかに前方に押圧された状態で静止している。
操作片321は、引き金部32を外部から操作できるように、持ち手部30に穿設されたL字型の孔36から突出するような構造である。この実施例では図面で示すように、操作片321の先端を引き金部32の操作がしやすいように略台形状に形成している。
弾性体嵌合部322は、弾性体34の先端が嵌合する部分で、弾性体と密着嵌合するように弾性体の径より少し小さく形成されている。
突出部323は、引き金部32の先端に突設された先頭部の内部に突出する細棒状の突出であり、引き金部32が解除操作されることにより、弾性体嵌合部322と嵌合している弾性体の復元力により、先端方向に移動し、孔38を通って先頭部20の内部に突き出る構成である。この突出部323は、先頭部内に突出することにより後述する弾丸発射装置の底面を押すことになり、これによりガスボンベを前方に移動させて破砕させ弾丸を発射する構成である。
弾性体34は、基部が持ち手部30の底面に当接し、先端が引き金部32の弾性体嵌合部322と嵌合する構成である。この実施例では伸びた状態で装着されており、操作片321により引き金部32全体が持ち手部30の基部方向に引かれると、弾性体が収縮して先頭部方向に復元力を保つ状態となる。弾性体の装着位置は図面に示す位置に限定されるものではなく、引き金部32を引いた状態で、伸延する構成とすることも可能である。
図1及び図3に示すように、持ち手部30に形成された略L字型の孔36により、操作片321を操作して持ち手部30の基部方向に引いて、L字型の孔36に係合さる。これにより弾丸発射準備が完了した状態となり、弾性体34を収縮させた状態で操作片を係止して保持することになる。
弾丸の発射に際しては、操作片321のL字型の孔36との係合を開放することにより、弾性体が復元し、引き金部32の突出部323が先頭部20に突入してガスボンベを作動させることになる。
図面においては明示していないが、先頭部20に間違った操作で突出部が突入しないように、孔38を塞ぐことができる安全装置を組み込むことができる。また、操作片321が作動しないようにL字型の孔36にカバーをする等の安全装置も考えられる。この実施例では、図面では明らかでないが、安全装置として、持ち手部30の長手方向に垂直に設けられ、表面の操作個所を移動することにより、30度回転させれば孔を塞ぐことができる回動自在の安全装置を装備している。また、孔38を一時的に塞ぐ方法であれば、別の手段を利用することも可能である。
本発明に係る弾丸発射装置50は、円盤状押圧体54の軸を押圧することにより基部よりガスボンベ60が先端方向に移動し、先端の密封口が刃体58により貫通破砕されて、圧縮ガスを噴出する略円筒形状に形成された発射装置である。基端には外部から押圧できるように押圧孔51が形成されている。また、先端には弾丸を装着し、弾丸を発射する開口52が設けられている。さらに、内部にガスボンベ60が保管できるガスボンベ保管部53が設けられており、ガスボンベ60を押圧孔51から均一に押圧することができるように円盤状押圧体54が設けられている構成である。また、ガスにより弾丸を発射できるように、噴出孔56が設けられている噴出壁55が設けられている。
弾丸発射装置50は、弾丸を確実に発射するために、噴出壁55と弾丸の間に空間を設けるようにために、円筒形に立ち上げた突出壁57を形成した構造でもある。また、ガスボンベを確実に貫通させ、ガスを噴出させるように噴出壁55に刃体58を立設させた構造でもある。この刃体は、ガスボンベ60の密封口を破砕貫通させるものであり、破砕ができればどのような形であってもよいが、円筒形の上部を斜めに切り取った側断面が台形となる形状が好ましい。この形状にすることにより、刃体がガスボンベ60を貫通した際にガスボンベから抜けなくなることを防止することができ、確実にガスを噴出させることが可能となる。
ガスボンベ60は、圧縮ガスが充填された円筒形のボンベで、この実施例では2本のボンベが装着されている。ガスボンベは円盤状押圧体54の移動により先端方向に移動する。この移動により密封口は刃体に接近する。
本発明の弾丸70は、内部に防犯用カラーボール72と、発射後に分割する外装体74とからなる。カラーボール72は対象物に激突すると充填している内容物が飛散して犯人等に除去できない色彩の汚点を作る。
外装体74は、複数に分割できる容器で、弾丸発射装置50に嵌合して装着するために基端には弾丸発射装置の開口に内接できるように開口より一回り小さい径の筒型の密着部741が形成されている。また、外装体の先端には、外装体が対象物に当たらないで風圧で複数に分割するように、先端に円形凹部742が設けられ、弾丸射出後に空気圧を受けて自然に外装体74がカラーボール72から分離する構造となっている。その結果、外装体が外れた裸のカラーボール72だけが発射後に露出して、目標に向かうので、的に当たりやすく、かつ遠方までの射程距離を確保することができる。
本発明の警棒および弾丸発射装置とその弾丸の使用方法は、まず、外装体74の内部にカラーボール72を内装した状態の弾丸70を、弾丸発射装置50に装着する。図5に示すように、外装体74の密着部741を弾丸発射装置の開口52から突出壁57に当接するまで嵌入させ、外装体74と突出壁により、空間80を形成する。ガスボンベ60は、予めガスボンベ保管部53に配置する。弾丸発射装置50はガスボンベ保管部53にガスボンベ60を配置できるように着脱することができる構造である。
弾丸70を装着した弾丸発射装置50は、この実施例では警棒10の先頭部20に螺合するように表面に溝が削設されており、先頭部20に螺合させることにより、先頭部20に堅固に装着することができる。また、弾丸70は弾丸発射装置50に密着しているため、振り回す程度の使用では簡単に外れない構造となっている。
先頭部20は持ち手部30から外れる構造なので、外した先頭部20に弾丸発射装置50を螺合させ、先頭部20を再度持ち手部30に装着することにより、警棒として使用することができる。
警棒として使用する場合には、この状態で使用することができ、振り回したり、必要時に殴打したとしても弾丸発射装置50が外れることはない。
弾丸発射装置50を使用する際には、持ち手部30の操作片321を操作して、引き金部32全体を持ち手部30の底面方向に移動させる。これにより、弾性体34を収縮状態とさせることができる。収縮した状態で保持するためには、操作片321を底面方向に移動させ、さらにL字型の孔36の端部にずらして係止させることにより弾性体34の収縮状態を保持することが可能となる。この状態から操作片が誤動作を起こさないように、安全装置により固定することが考えられる。
操作片の係止を解除することは、トリガーを引いて弾丸の発射することを意味し、引き金部32全体が弾性体34により先頭部20方向に瞬間的に移動する。移動した際に、引き金部32の突出部323が先頭部20に配置された弾丸発射装置50の押圧孔51に進入して円盤状押圧体54を押圧することにより、内部に保管されているガスボンベを均一に先端方向に押圧することによりガスボンベ60は移動してその密封口は刃体58に刺さって貫通破砕される。
密封口の破砕されたガスボンベ60は、内部に充填されていた圧縮ガスは噴出してガスボンベ保管部53に充満しつつ、噴出壁55に設けられた噴出孔56により瞬間的に中間の空間80にガスが放出され弾丸をガス圧により先端方向に発射する。
発射された弾丸70は、図6で示すように、弾丸の進行方向に円形凹部742が設けられているため、図7で示すように発射後に空気の抵抗を受けて自然に外装体74が割れてボールから剥がれて落ち、内部装填されていたカラーボール72が分離して飛行し、対象物にはカラーボールのみが当たる構成となっている。対象物に激突したカラーボールは衝突の衝撃で破裂して内部の充填物である色素等が犯人の被服等に飛散して付着する。
その他の実施例として、警棒に電気回路を組み込んでLEDを点灯できる視認可能は特殊警棒とすることも可能である。また、先端に旗を装着して使用することも可能である。
本発明の警棒は、弾丸発射装置を備えているので、通常は警棒として使用しつつ、対象物が遠方の場合には弾丸発射装置を用いてカラーボールを打ち出すことが可能となる。また、対象物が人の場合であり、且つ警棒により確保できなかった場合でも、弾丸発射装置によりカラーボールを当てて内容物で犯人を汚染することにより、カラーボール特有の色及び匂いで早急に犯人の逮捕に資することが可能となる。
本件発明に係る警棒の正面図。 本件発明に係る警棒の横断面図。 本件発明に係る弾丸発射装置と弾丸を装備し引き金部を引いた状態の警棒の横断面図。 本件発明に係る警棒の発射直後の警棒内の弾丸を示す横断面図。 本件発明に係る弾丸発射装置の弾丸を装着した状態を示す横断面図。 本件発明に係る弾丸発射装置のガスボンベが押し上げられて弾丸が発射された状態を示す横断面図。 本件発明に係る弾丸発射装置の発射された弾丸が外装体から離れる状態を示す断面図と部分斜視図。
符号の説明
10 警棒
20 先頭部
30 持ち手部
32 引き金部
321 操作片
322 弾性体嵌合部
323 突出部
34 弾性体
36 L字型の孔
38 孔
50 弾丸発射装置
51 押圧孔
52 開口
53 ガスボンベ保管部
54 円盤状押圧体
55 噴出壁
56 噴出孔
57 突出壁
58 刃体
60 ガスボンベ
70 弾丸
72 カラーボール
74 外装体
741 密着部
742 円形凹部
80 空間

Claims (8)

  1. 弾性体と引き金部とを円筒体の中に装備した持ち手部と、該持ち手部の先に連設された弾丸と弾丸発射装置とを内装した先頭部とからなり、持ち手部の引き金部を操作することにより、先頭部の弾丸発射装置の起爆装置を作動させてガスを噴射し、装填されている弾丸を先端の開口より前方に発射することを特徴とする警棒。
  2. 前記持ち手部は、円筒体の内部に、一端を持ち手部の内底面に当接させ他端を弾性体嵌合部に嵌合させている弾性体と、該弾性体嵌合部から直角に伸延し外部から操作できるように円筒体の外部に突出するように設けられた操作片と弾性体嵌合部とからなる引き金部を装備するとともに、円筒体の一部に、操作片を外部に突出させる細長孔が、引き金部を係止できるようにL字型に切設されていることを特徴とする請求項1記載の警棒。
  3. 前記先頭部および/または前記持ち手部は、樹脂素材で形成されることを特徴とする請求項1または2記載の警棒。
  4. 前記持ち手部には、間違って作動することの無いように、前記孔を塞ぐことができる回転蓋体のような安全装置が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の警棒。
  5. 一端から押圧されることにより起爆材であるガスのボンベの密封口を破砕して内部に充填されている圧縮ガスを噴出させ弾丸を前方に射出する弾丸発射装置が、円筒体内に装備されおり、弾丸発射装置の基端には外部から押圧されて内部へ突出部の先端が押圧突入するための押圧孔が穿設され、先端には弾丸を挿入でき且つ弾丸が発射される開口が設けられ、さらに、内部に起爆材であるガスを充填したガスボンベを保管するガスボンベ保管部が設けられており、該ガスボンベ保管部の基端には前記押圧孔から押圧されることにより均一にガスボンベを押圧できるように、前記押圧孔と嵌合する突起が設けられガス保管部内壁に密着するように円盤状押圧体が設置されるとともに、先端にはガスが噴出するようにガス噴出孔が一つ若しくは複数形成された噴出壁が設けられていることを特徴とする弾丸発射装置。
  6. 前記弾丸発射装置は、弾丸を確実に前方に発射するために弾丸と前記噴出壁との間に発射したガスを均一に充満させて無駄なく前方に噴出するように、前記噴出壁の縁に円筒形に立ち上げた突出壁を形成したことを特徴とする請求項5記載の弾丸発射装置。
  7. 前記噴出壁には、ガスボンベのガスを噴出させるために先端を鋭角に尖らせた円筒形状の刃体が、ガスボンベの密封口を確実に破砕するように、密封口(蓋体)の表面に対向する位置に立設されていることを特徴とする請求項5または6記載の弾丸発射装置。
  8. 前記弾丸は、内包する防犯用カラーボールと外装体とからなり、射出後に分割する外装体が、その基端の外径を前記弾丸発射装置に当接し密着できるように前記弾丸発射装置の開口より一回り小さい径の筒型に形成し、先端を射出後に空気圧を受け自然に前記外装体がカラーボールから分離するように円形凹部に形成したことを特徴とする請求項5記載の弾丸。
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