JP2021117000A - 警棒 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナイフなどの刃物に対する護身用として身を守ったり、離れた相手の行動に制限を加えたり、相手を捕えたりする機能を有する警棒を提供することにある。【解決手段】本発明に係る警棒(101)は、中空形状を有し、棒状体から成る警棒本体(2)と、警棒本体(2)内に収納される袋部(105)と、袋部(105)を押し出すためのシャフト(110)と、シャフト(110)を引いたときに弾性的に変形し、袋部(105)が放出される方向にシャフト(110)を押圧する弾性部材(115)とを備える。袋部(105)は、開口を有する袋部本体(106)と、当該開口部を塞ぐ袋部キャップ(107)を含み、袋部(105)が放出されるときに、袋部本体(106)と、袋部キャップ(107)とが分離し、袋部本体(106)の開口が開いた状態で放出されるように構成されている。【選択図】図7

Description

本発明は、警棒に関するものである。
刃物の殺傷事件は、世代が変わっても、ナイフなどの刃物を用いて、脅迫、恐喝、暴力などの犯罪行為を行う事件が多発しており、世間を騒がせている。犯罪行為に使用される刃物は、ナイフの他にハサミ、カミソリなど多種多様にわたっている。
ナイフなどの刃物に対する護身用品の一つとして、警棒がある。従来の警棒は、棍棒と同様に、棒状のパイプ等から成っており、その内部に機能性を有する部材を装備したものは知られていない。特許文献1には、不審者等を一時的に拘束するための網を発射する装置が開示されている。特許文献1に開示されている逃走遅延装置では、例えば不審侵入者に対して動作遅延網を発射し、この動作遅延網が覆い被さり不審侵入者の行動を束縛し逃走遅延を生じさせる。
特開2004-326155号公報
特許文献1の逃走遅延装置では、不審者等の行動を束縛し逃走遅延を生じさせるものであり、この逃走遅延装置を用いて、不審侵入者に対して動作遅延網を発射するように設計されている。しかし、この逃走遅延装置は、警棒として用いることはできず、ナイフなどの刃物に対する護身用品として用いることは困難である。
本発明の目的は、ナイフなどの刃物に対する護身用として身を守ったり、離れた相手の行動に制限を加えたり、相手を捕えたりする機能を有する警棒を提供することである。
本発明に係る警棒は、中空形状を有し、棒状体から成る警棒本体と、前記警棒本体内に収納されるシートカバーと、前記シートカバーを挟持するためのシートカバー保持部と、当該シートカバー保持部を保持する切断板と、前記シートカバーを前記シートカバー保持部に閉じた状態で挟持するための固定部材と、前記警棒本体と前記切断板とを連結する接続部材とを備える。また、前記警棒本体を振り出したときに、前記シートカバー保持部が開き、前記固定部材が切断されて、前記シートカバーが外部に放出されるように構成されることを特徴とする。
本発明に係る警棒では、警棒本体を振り出したとき、シートカバー保持部が開き、このとき、固定部材が切断されて、シートカバー保持部に把持固定されていたシートカバーが包み込んだ粉末等とともに放出される。放出されたシートカバーは、徐々に開きながら、飛翔し、この結果、警棒本体を振り出した方向に粉末が飛散し、不審者を威嚇等することができる。
また、本発明に係る警棒では、前記シートカバー保持部は、基端側が回転可能に前記切断板に固定されており、前記シートカバー保持部は、刃状形状の切断部を有し、前記固定部材の切断では、前記シートカバー保持部が回転して先端側から開くことにより、前記シートカバー保持部の前記切断部により前記固定部材が切断されることを特徴としてもよい。
本発明に係る警棒では、シートカバー保持部が、基端側が回転可能に切断板に固定されており、シートカバー保持部は、刃状形状の切断部を有している。この構成により、警棒本体を握って振り出したときに、シートカバー保持部が回転し先端側から開くことができる。このとき、切断部は刃状形状を有しているので、固定部材は、容易に切断されることができる。これにより、シートカバー保持部に把持固定されていたシートカバーが、包み込んだ粉末等とともに容易に放出されることができる。
また、本発明に係る警棒では、前記シートカバー保持部と前記警棒本体とを接続するための紐状部材を備え、前記警棒本体を振り出したときに、前記紐状部材により前記シートカバー保持部が開き、前記固定部材が切断されるように構成されることを特徴としてもよい。
本発明に係る警棒では、シートカバー保持部と前記警棒本体とを接続するための紐状部材を備えているので、警棒本体を握って振り出したときに、シートカバー保持部の先端部に取り付けられた紐状部材によりシートカバー保持部が引っ張られて、シートカバー保持部が開き、固定部材を切断することができる。
また、本発明に係る警棒は、中空形状を有し、棒状体から成る警棒本体と、前記警棒本体内に収納される袋部と、前記袋部を押し出すためのシャフトと、前記シャフトを引いたときに弾性的に変形し、袋部が放出される方向に前記シャフトを押圧する弾性部材とを備えることができる。また、前記袋部は、開口を有する袋部本体と、当該開口部を塞ぐ袋部キャップを含み、前記袋部が放出されるときに、前記袋部本体と、前記袋部キャップとが分離し、前記袋部本体の開口が開いた状態で放出されることを特徴としてもよい。
本発明に係る警棒では、シャフトを引いたときに、警棒本体内に収納されている弾性部材が圧縮された状態となり、不審者等を威嚇するために、警棒を不審者に向けて、シャフトを放したときに、弾性部材の弾性力により、シャフトが強力に押し出され、袋部が外部に放出されることができる。放出された袋部から、袋部キャップが外れて、袋部本体に充填された粉末等が飛散し、不審者を威嚇等することができる。
また、本発明に係る警棒では、前記警棒本体の前記袋部が放出される側の端部に勘合するキャップと、前記キャップに接続された紐状部材とを備えることができる。また、前記シャフトを引いたときに、前記紐状部材により前記キャップが開くように構成されることを特徴としてもよい。
本発明に係る警棒では、シャフトを引いたとき紐状部材により警棒本体に勘合されたキャップが開き、警棒本体の一端の開口が解放された状態とすることができるので、シャフトを放すことで、不審者に向けて、直ちに放出することができる。
本発明の警棒では、ナイフなどの刃物に対して身を守ることができる。また、不審者等に対して粉末や液体などの威嚇物を発射し威嚇することもできる。さらに、不審者等に威嚇物でマーカーを付けることができるので、不審者等を容易に捕えることができる。
図1は、第1の実施形態に係る警棒の概略図を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る警棒の一端部に取り付ける第1のキャップを説明するための図である。 図3は、第1の実施形態に係る警棒の他端部に取り付ける第2のキャップの断面図を概略的に説明するための図である。 図4は、第1の実施形態に係る警棒の一端部に設けられた切断板に、シートカバーが把持されている状態を説明するための図である。 図5は、第1の実施形態に係る警棒の一端部に設けられた切断板に、シートカバーを取り付ける工程を説明するための図である。図5(a)は、粉末、粒、粉粒体等をシートカバーで包み込んで、シートカバー保持部に取り付けている状態(固定前)を説明するための図である。図5(b)は、シートカバーをシートカバー保持部に挟み込んだ状態で、シートカバー保持部の外側に固定部材を巻き付けて、シートカバーをシートカバー保持部に固定した状態を説明するための図である。 図6は、第1の実施形態に係る警棒において、切断板のシートカバー保持部により、固定部材を切断することを説明するための図である。 図7は、第2の実施形態に係る警棒の概略図を示す図である。 図8は、第2の実施形態に係る警棒の警棒本体内に収納された袋部キャップを説明するための図である。 図9は、第2の実施形態に係る警棒の一端部の構造の概略図を示す図である。第2の紐状部材により、第1のキャップが開き、警棒本体の一端の開口が解放された状態を示している。 図10は、第2の実施形態に係る警棒の一端部の構造の概略図を示す図である。第2の紐状部材を用いて、第1のキャップを開く直前の状態を示している。 図11は、第2の実施形態に係る警棒の他端部の構造の概略図を示す図である。
いくつかの実施形態に係る警棒を、以下に図面を参照しつつ説明する。以下の説明で
は、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る警棒の概略を示す図である。警棒1は、筒状の警棒本体2と、警棒本体2の内部に収納される接続部材3と、接続部材3に接続される切断板5と、シートカバー15とを備える。警棒本体2は、例えば、中空のパイプから構成されており、例えば、スチール製、アルミ製、鉄製、樹脂製、又は硬質ポリ塩化ビニル(塩ビ)製などのパイプ体から成ることができる。警棒本体2の外径は、約25mm〜35mm程度であり、内径は、20mm〜30mm程度とすることができる。警棒本体2の肉厚は、十分な強度有するような肉厚とすることができ、例えばスチールパイプを用いた場合、1mm〜1.5mm程度とすることができる。また、塩ビパイプを用いた場合は、肉厚を2.5mm〜3mm程度とすることができる。また、警棒本体2の長さは、300mm〜350mm程度とすることができる。このようなサイズに設計することで、警棒本体2を握って振り出したときに、握り易く、また振り出し出しやすい構造となっている。
図1に示すように、切断板5が接続部材3を介して、警棒本体2に接続されている。接続部材3は、例えば、金属製のチェーンから成ることができる。接続部材3は、警棒本体2を握って振り出したときに、警棒本体2から放出され、暴漢などに対する防具としても用いることが出来る。切断板5は、シートカバー15を保持するためのシートカバー保持部6と、シートカバー保持部6を固定すると共に、接続部材3に接続するための板部8を有する。図4に、一例として、板部8が接続部材3に接続された状態を示す拡大図を示した。
図4に示したように、切断板5のシートカバー保持部6は、軸部9を介して板部8に接続されており、軸部9を中心に回転可能に構成されている。本実施形態では、切断板5が、2個のシートカバー保持部6を備えており、このシートカバー保持部6によって、シートカバー15を把持できるように構成されている。また、切断板5は、軸部を用いずに、シートカバー保持部6を板部8に直接固定するようにしてもよい。この場合、板部8から分岐しているシートカバー保持部6の分岐部内側にシートカバー15を把持することができる。また、シートカバー保持部6を板部8に直接固定する場合、板部8から分岐するシートカバー保持部6のネック部の幅が他の部分よりも小さくなるように形成してもよい。シートカバー保持部6を板部8に直接固定した切断板を用いた場合でも、シートカバー保持部6に力を加えることで、シートカバー保持部6の分岐部が変形し、シートカバー保持部6が僅かに開閉するように構成することができる。
図5に示したように、シートカバー保持部6の外側には、刃状の形状を有する切断部7が設けられている。また、シートカバー保持部6の先端部には、第1の紐状部材25の一端を取りつけるための第1の貫通孔10が設けられている。
図5は、第1の実施形態に係る警棒の一端部に設けられた切断板に、シートカバーを取り付ける工程を説明するための図である。図5(a)は、粉末、粒、粉粒体等をシートカバーで包み込んで、シートカバー保持部に取り付けている状態(固定前)を示している。また、図5(b)は、シートカバーをシートカバー保持部に挟み込んだ状態で、シートカバー保持部の外側に固定部材を巻き付けて、シートカバーをシートカバー保持部に固定した状態を示している。図5において、切断板5のシートカバー保持部6には、シートカバー15が把持されている。シートカバー15は把持された状態で、固定部材20を用いてシートカバー保持部6に固定されている。固定部材20としては、例えば紙テープやセロハンテープを用いることができる。シートカバー15は、1枚のシート状の紙、又はビニールなどの樹脂から成ることができる。図1、図4、及び図5に示したように、シートカバー15は、例えば粉末、粒、又は、粉末、粒などが集まった粉粒体等を包み込んだ状態で、シートカバー保持部6に把持されている。
図6は、第1の実施形態に係る警棒において、切断板のシートカバー保持部により、固定部材を切断することを説明するための図である。警棒本体2を握って振り出したときに、シートカバー保持部6の先端部に取り付けられた第1の紐状部材25によりシートカバー保持部6が引っ張られて、シートカバー保持部6が軸部9を中心に回転または開閉する。このとき、シートカバー保持部6の切断部7が固定部材20を切断し、シートカバー保持部6に把持固定されていたシートカバー15が包み込んだ粉末等とともに放出される。放出されたシートカバー15は、徐々に開きながら、飛翔し、この結果、警棒本体2を振り出した方向に粉末が飛散し、不審者を威嚇等することができる。
図2は、第1の実施形態に係る警棒の一端部に取り付ける第1のキャップ30を説明するための図である。図2に示すように、警棒本体2の一端には、第1のキャップ30が取り付けられている。第1のキャップ30は、警棒本体2の内側に勘合するための凸部31と、当該凸部31に接続されて、第1のキャップ30を警棒本体2の外周面に取り付けるための固定部32が設けられている。第1のキャップ30は、警棒本体2を振り出す直前に、警棒本体2に勘合された状態から取り外して使用し、これにより、シートカバー15が放出可能な状態とすることができる。第1のキャップ30を、警棒本体2に勘合された状態から取り外したときでも、第1のキャップ30は、固定部32により、警棒本体2の外周面に取り付けられた状態となっている。固定部32は、第1のキャップ30を繰り返し警棒本体2に着脱可能とするために、厚みを薄くするなど、柔軟性を有する構造を有することができる。第1のキャップ30は、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂を用いることができる。
図3は、第1の実施形態に係る警棒の他端部に取り付ける第2のキャップの断面図を概略的に説明するための図である。図3に示すように、警棒本体2の他端には、第2のキャップ35が取り付けられている。第2のキャップ35は、警棒本体2の外側に勘合するための凹部36を有している。第2のキャップ35の内側には、接続部材3を接続固定するための取付部材37が設けられている。また、取付部材37には、シートカバー保持部6の先端部に取り付けられた第1の紐状部材25の他端が接続固定されている。
図1に示すように、警棒本体2の他端側の外周には、滑止用カバー40を設けることができる。滑止用カバー40の表面には、エンボス加工を施すことができ、これにより一層、滑り止めの効果を向上することができる。滑止用カバー40は、例えば、塩化ビニル(PVC)から成ることができる。
次に、警棒1の使用方法について、以下に説明する。まず、シートカバー15に粉末などを包み込んだ状態で袋形状にし、袋形状の先端部を切断板5のシートカバー保持部6で把持し、この状態で固定部材20をシートカバー保持部6の上から巻き付けて、シートカバー15を切断板5に固定する。シートカバー15で包むものは、粉末以外に、粒状のものでもよく、また、粉末と粒状のものを混合した粉粒体でもよい。また、粉末としては、例えば石灰などを用いることができる。粒状のものとしては、直径が0.2mm〜6mm程度のプラスチック製の球状ボールを用いることができる。シートカバー保持部6の先端部には、第1の紐状部材25の一端が取り付けられている。第1のキャップ30を取り外して、シートカバー15が固定された状態で切断板5を警棒本体2の内部に収納する。その後、第1のキャップ30を、警棒本体2に勘合し蓋をし、警棒1が使用できる状態とする。不審者に対して威嚇する場合は、第1のキャップ30を、警棒本体2に勘合された状態から取り外した後、警棒本体2を握って、不審者に向けて、警棒1を振り出す。このとき、袋形状のシートカバー15が、切断板5及び切断板5に接続された接続部材3とともに、外部に放出される。接続部材3の長さは、第1の紐状部材25の長さよりも僅かに大きくなるように設定されている。これにより、接続部材3が伸びきる前に、第1の紐状部材25の方が先に伸びきるため、第1の紐状部材25がシートカバー保持部6を引っ張り、シートカバー保持部6が軸部9を中心に回転または開閉する。このとき、シートカバー保持部6の切断部7が固定部材20を切断し、シートカバー保持部6に把持固定されていたシートカバー15が包み込んだ粉末等とともに放出される。放出されたシートカバー15は、徐々に開きながら、飛翔し、この結果、警棒本体2を振り出した方向に粉末が飛散し、不審者を威嚇等することができる。なお、第1のキャップ30は、警棒本体2を振り出す直前に、警棒本体2に勘合された状態から取り外して使用する方法について説明したが、警棒本体2を振り出すことによって、シートカバー15により、第1のキャップ30を押し開けるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る警棒101の概略を示す図である。警棒101は、筒状の警棒本体2と、警棒本体2の内部に収納される袋部105と、警棒本体2の内部に収納され袋部105を押し出すためのシャフト110と、袋部105を放出するための弾性部材115とを備える。袋部105は、その内部に粉末等を収納している。また、シャフト110の一端には、袋部105に当接して、袋部105を容易に押し出しできるように押板120が取り付けられている。押板120の外径は、警棒本体2の内径より僅かに小さい値を有し、警棒本体2の内面をスライド可能なように構成されている。警棒本体2は、実施形態1で説明した警棒本体2と同じものを用いることができる。
図7及び図9に示すように、警棒本体2の一端には、第1のキャップ30が取り付けられている。第1のキャップ30は、警棒本体2の内側に勘合するための凸部31と、当該凸部31に接続されて、第1のキャップ30を警棒本体2の外周面に取り付けるための固定部32が設けられている。また、図10に示すように、第1のキャップ30の鍔部33には、第2の紐状部材125の一端が接続固定されている。第2の紐状部材125の他端は、シャフト110の一端に接続固定されている。また、警棒本体2には、第2の紐状部材125を通すための第2の貫通孔127が設けられている。第1のキャップ30は、シャフト110を引いたときに、シャフト110に接続された第2の紐状部材125が引っ張られ、警棒本体2の内側に勘合して蓋がされた状態から、第1のキャップ30の凸部31が外れて、開くように構成されている。
図11に示すように、警棒本体2の他端には、シャフト支持部材135が設けられており、シャフト支持部材135の略中央部に設けられた第3の貫通孔130にシャフト110を挿通することで、シャフト110を支持することができる。シャフト支持部材135に設けられた第3の貫通孔130は、シャフト110が自由にスライドできる程度に、シャフト110の外径よりも僅かに大きい内径を有する。
シャフト110の他端には、持手部140が設けられている。持手部140は、例えば、ネジを用いてシャフト110の他端に固定することができる。また、持手部140は、シャフト110を容易に引き出すための鍔部を有してもよい。この鍔部は、例えば、シャフト110の外径よりも大きい外径を有することができる。
図8に示すように、袋部105は、開口部を有する袋部本体106と、この開口部をカバーする袋部キャップ107を含むことができる。本実施形態では、袋部キャップ107は、袋部本体106に接着固定されていない。袋部105は、袋部本体106に粉末等を収納した状態で、袋部本体106の開口部を袋部キャップ107で被覆した状態で、警棒本体2内に収納されている。また、警棒の待機状態では、第1のキャップ30の凸部31の先端で、警棒本体2内に収納された袋部キャップ107を押さえるようにしてもよい。また、袋部105は、押板120に、例えば両面テープなどの接着部材150を用いて、接着固定されていてもよい。袋部105は、シャフト110の一端に設けられた押し板に固定されているので、警棒の使用状態において、シャフト110の持手部140を引いたときに、押板120ともにスライドすることができる。このとき、警棒本体2内に収納されている弾性部材115は圧縮された状態となっている。不審者等を威嚇するために、警棒101を不審者に向けて、シャフト110の持手部140を放したときに、弾性部材115の弾性力により、シャフト110及び押板120が強力に押し出されるが、このとき、袋部105と押板120とを接着している接着部材150の接着力よりも、弾性部材115の弾性力によりシャフト110及び押板120が押し出される力の方が大きくなるように弾性部材115の弾性力を設定することにより、袋部105が押板120から離れて外部に放出されることができる。
次に、警棒本体2の使用方法について、以下に説明する。まず、袋部105の袋部本体106に、粉末などを装填する。その後、袋部本体106の開口部に袋部キャップ107を被せて、警棒本体2の内部に収納する。このとき、袋部105(袋部本体106)を、押板120に、例えば両面テープなどを用いて、接着固定する。袋部本体106に装填するものは、粉末以外に、粒状のものでもよく、また、粉末と粒状のものを混合した粉粒体でもよい。また、粉末としては、例えば石灰などを用いることができる。粒状のものとしては、直径が0.2mm〜6mm程度のプラスチック製の球状ボールを用いることができる。その後、第1のキャップ30を、警棒本体2に勘合し蓋をし、警棒101が使用できる状態とする。不審者に対して威嚇する場合は、シャフト110の持手部140を引く。このとき、シャフト110に接続された第2の紐状部材125により、第1のキャップ30が開き、警棒本体2の一端の開口が解放された状態とすることができる。不審者等を威嚇するために、警棒101を不審者に向けて、シャフト110の持手部140を放したときに、弾性部材115の弾性力によりシャフト110及び押板120が強力に押し出され、このとき袋部105のみが押板120から離れて外部に放出される。放出された袋部105から、袋部キャップ107が外れて、袋部本体106に充填された粉末等が飛散し、不審者を威嚇等することができる。
1 警棒
2 警棒本体
3 接続部材
5 切断板
6 シートカバー保持部
7 切断部
8 板部
9 軸部
10 第1の貫通孔
15 シートカバー
20 固定部材
25 第1の紐状部材
30 第1のキャップ
31 凸部
32 固定部
33 鍔部
35 第2のキャップ
36 凹部
37 取付部材
40 滑止用カバー
101 警棒
105 袋部
106 袋部本体
107 袋部キャップ
110 シャフト
115 弾性部材
120 押板
125 第2の紐状部材
127 第2の貫通孔
130 第3の貫通孔
135 シャフト支持部材
140 持手部
150 接着部材

Claims (2)

  1. 中空形状を有し、棒状体から成る警棒本体と、
    前記警棒本体内に収納される袋部と、
    前記袋部を押し出すためのシャフトと、
    前記シャフトを引いたときに弾性的に変形し、袋部が放出される方向に前記シャフトを押圧する弾性部材と、を備え、
    前記袋部は、開口を有する袋部本体と、当該開口部を塞ぐ袋部キャップを含み、
    前記袋部が放出されるときに、前記袋部本体と、前記袋部キャップとが分離し、前記袋部本体の開口が開いた状態で放出されることを特徴とする警棒。
  2. 前記警棒本体の前記袋部が放出される側の端部に勘合するキャップと、
    前記キャップに接続された紐状部材と、を備え、
    前記シャフトを引いたときに、前記紐状部材により前記キャップが開くように構成されることを特徴とする請求項1に記載の警棒。
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