JP2010084931A - ねじ部材及びねじ回し具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ねじ回し操作において、ねじ回し具のねじ回し部が、ねじ部材頂部のねじ回し部係合凹所から外れ難い状態を得ることができ、その割りには、製作費を安価に抑制できるねじ部材を提供し、該ねじ部材を回し操作するためのねじ回し具も提供する。
【解決手段】頂部61(71)に、ねじ回し具5のねじ回し部51a(51b)を係合させる凹所611(711)を有するねじ部材6(7)であって、凹所底に該ねじ回し具のねじ回し部から突出させた外れ止め突起511(512)を嵌合係合させるための穴612(712)を形成してあるねじ部材6(7)、及び該ねじ回し具5。
【選択図】図3
【解決手段】頂部61(71)に、ねじ回し具5のねじ回し部51a(51b)を係合させる凹所611(711)を有するねじ部材6(7)であって、凹所底に該ねじ回し具のねじ回し部から突出させた外れ止め突起511(512)を嵌合係合させるための穴612(712)を形成してあるねじ部材6(7)、及び該ねじ回し具5。
【選択図】図3
Description
本発明はねじ回し具とそのねじ回し具により回すことができるねじ部材に関する。
ねじ部材は、例えば、物品同士の固定や連結等のために種々の分野で用いられている。 また、工作機械、コンベア等の各種機械、本、書類等を収納するロッカーや棚類等の各種家具、各種ディスプレイ装置、テレビ、オーディオ装置等の各種電気電子機器などの物品を支持する物品支持脚の部品等として用いられることもある。
ここで物品支持脚とは、被支持物品に設けられた雌ねじ部位に螺合されて回されることで該雌ねじ部位下方への突出量が調整される雄ねじ棒と、該雄ねじ棒を立設した台座とを含み、該雄ねじ棒を被支持物品の雌ねじ部位に螺合させる一方、該台座を物品支持基体(物品設置床等)上に設置することで該物品を該物品支持基体上に支持する物品支持脚であり、該雄ねじ棒としてねじ部材が用いられている。
物品同士の固定や連結等のために種々の分野で用いられているねじ部材には、頂部にねじ回し具先端部のねじ回し部を係合させるねじ回し部係合凹所を有しているものが一般的であり、例えば、次のものを挙げることができる。
(1)ねじを形成した部分より大径の頭部又はねじを形成した部分と同径の頂部に一直線状のねじ回し部係合凹所を有し、所謂マイナスドライバを該凹所に係合させて回すことができる所謂マイナスねじ、
(2)ねじを形成した部分より大径の頭部又はねじを形成した部分と同径の頂部に十字状のねじ回し部係合凹を有し、所謂プラスドライバを該凹所に係合させて回すことができる所謂プラスねじ、
(3)頂部に平面から見て多角形の穴が形成されており、該穴に相似多角形断面の棒状のねじ回し具を嵌合係合させて回すことができるねじ部材(代表例として、所謂6角レンチで回すことができる6角穴付きボルト)。
(2)ねじを形成した部分より大径の頭部又はねじを形成した部分と同径の頂部に十字状のねじ回し部係合凹を有し、所謂プラスドライバを該凹所に係合させて回すことができる所謂プラスねじ、
(3)頂部に平面から見て多角形の穴が形成されており、該穴に相似多角形断面の棒状のねじ回し具を嵌合係合させて回すことができるねじ部材(代表例として、所謂6角レンチで回すことができる6角穴付きボルト)。
前述の物品支持脚についてみると、それは次のようにして用いられる。
手作業で雄ねじ棒を被支持物品の雌ねじ部位に仮螺合させ、台座を物品支持基体(物品設置床等)に仮設置したあと、物品支持基体から被支持物品までの高さを最終的に所望のものに調整するために雄ねじ棒を回し操作するとき、雄ねじ棒上の回し具係合部にスパナ等の回し具を係合させ、該回し具で雄ねじ棒を回し操作する。
手作業で雄ねじ棒を被支持物品の雌ねじ部位に仮螺合させ、台座を物品支持基体(物品設置床等)に仮設置したあと、物品支持基体から被支持物品までの高さを最終的に所望のものに調整するために雄ねじ棒を回し操作するとき、雄ねじ棒上の回し具係合部にスパナ等の回し具を係合させ、該回し具で雄ねじ棒を回し操作する。
ところが、仮設置された物品支持脚の雄ねじ棒の回し具係合部が、被支持物品の下方或いは最下部等に位置するような場合、作業者はかがみ込んで雄ねじ棒下部に位置する回し具係合部に回し具を係合し、回し操作しなければならず、その作業は面倒であり、また、例えば、被支持物品の傍に他の物品が接近配置されているといったような狭い作業空間しかないような場合には、その作業は困難である。
特に、被支持物品が、例えば工場等におけるベルトコンベア等の重量物である場合、かがみ込んで雄ねじ棒下部に位置する回し具係合部に回し具を係合し、回し操作する作業、なかでも、該重量物を物品支持基体(物品設置床面等)から所定の高さに設置するために該重量物を持ち上げるように雄ねじ棒を回し操作する作業は面倒であり、困難である。
このため、特開2008−25721号公報には、該雄ねじ棒の回し操作、特に被支持物品を持ち上げるための回し操作を従来より簡単、容易に行える該雄ねじ棒のための回し補助具を開示している。
この回し補助具は、雄ねじ棒の自由上端部に螺着可能で該螺着状態で該螺着方向に回されると該雄ねじ棒が被支持物品持ち上げ方向に回される雌ねじ部及び該雌ねじ部に連設された回し具係合部とからなるものであり、これをその雌ねじ部で物品支持脚の雄ねじ棒の自由上端部に螺着しておくことで、上方から該回し補助具を介して雄ねじ棒を回し操作できる。
しかしながら、上記したマイナスねじ、プラスねじ、穴付きボルト(例えば6角穴付きボルト)等のねじ部材は、回し具のねじ回し部を該ねじ部材のねじ回し部係合凹所に嵌合係合して回し操作するとき、回し具への力の入れ方等によって、ねじ回し部が該凹所から滑り外れることがあり、そのとき凹所の上縁部等がねじ回し部に擦られて破損し、その後の該凹所へのねじ回し部の再係合及び(又は)再係合による回し操作が困難になることがある。
本発明者の研究では、前記物品支持脚における雄ねじについても、その頂部に直接、多角形の穴を形成しておき、該穴に相似多角形断面の棒状のねじ回し具を嵌合係合させて回すことができる(例えば、所謂6角レンチで回すことができる6角穴を形成しておくことで6角レンチで回すことができる)が、その場合でも、同様の問題が生じることがあり得る。
このような問題を解決するために、ねじ部材のねじ回し部係合凹所をマイナスねじ、プラスねじ、穴付きボルト(例えば6角穴付きボルト)等を得るべくねじ部材に形成したり、物品支持脚の雄ねじ棒等のねじ部材に形成するとき、該凹所をより深く形成するか、ねじ回し部係合凹所を形成するねじ部材をより硬い材料で形成することが考えられるが、いずれもそれだけ凹所形成コストや材料コストが高くついてしまう。
そこで本発明は、頂部にねじ回し具先端部のねじ回し部を係合させるねじ回し部係合凹所を有するねじ部材であって、該ねじ回し具によるねじ回し操作において、該ねじ回し具と共同して該ねじ回し部が該凹所から外れ難い状態を得ることができ、その割りには、製作費を安価に抑制できるねじ部材を提供することを第1の課題とする。
また本発明は、頂部にねじ回し具先端部のねじ回し部係合凹所を有するねじ部材の該凹所に係合させるねじ回し部を有するねじ回し具であって、ねじ回し操作において、該ねじ回し部が、該ねじ部材と共同して該ねじ部材の凹所から外れ難い状態を得ることができ、その割りにはねじ部材の製作費を安価に抑制できるねじ回し具を提供することを第2の課題とする。
本発明は前記第1の課題を解決するため、
頂部にねじ回し具先端部のねじ回し部を係合させる凹所を有するねじ部材であって、該凹所の底に、該ねじ回し具のねじ回し部から突出させた外れ止め突起を嵌合係合させるための穴を形成してあるねじ部材を提供する。
頂部にねじ回し具先端部のねじ回し部を係合させる凹所を有するねじ部材であって、該凹所の底に、該ねじ回し具のねじ回し部から突出させた外れ止め突起を嵌合係合させるための穴を形成してあるねじ部材を提供する。
本発明は前記第2の課題を解決するため、
頂部にねじ回し具先端部のねじ回し部を係合させる凹所を有するねじ部材の該凹所に係合させるねじ回し部を有するねじ回し具であって、該ねじ回し部から突出した、前記凹所の底に形成された外れ止め突起嵌合係合用穴に嵌合係合させるための外れ止め突起を有しているねじ回し具を提供する。
頂部にねじ回し具先端部のねじ回し部を係合させる凹所を有するねじ部材の該凹所に係合させるねじ回し部を有するねじ回し具であって、該ねじ回し部から突出した、前記凹所の底に形成された外れ止め突起嵌合係合用穴に嵌合係合させるための外れ止め突起を有しているねじ回し具を提供する。
本発明に係るねじ部材は本発明に係るねじ回し具により安定的に回し操作できる。逆に本発明に係るねじ回し具は本発明に係るねじ部材を安定的に回し操作できる。
この点についてさらに説明する。
この点についてさらに説明する。
本発明に係るねじ部材は、本発明に係るねじ回し具の先端部のねじ回し部をねじ部材頂部に形成された凹所に嵌合係合させるとともに該ねじ回し部から突出している外れ止め突起を該凹所底に形成された外れ止め突起嵌合係合用穴に嵌合係合させて該ねじ回し具により回し操作できる。
このねじ回し具によるねじ部材の回し操作においては、単に、ねじ回し具のねじ回し部がねじ部材頂部の凹所に嵌合係合するだけでなく、ねじ回し部から突出した外れ止め突起が該凹所底の外れ止め突起嵌合係合用穴に嵌合係合するので、該ねじ回し部は、それだけねじ部材頂部の凹所に、正しい嵌合係合姿勢や状態からの傾きや、滑りや、移動が生じ難い状態で安定的に嵌合係合した状態を維持し、それだけねじ部材を安定的に、確実に回し操作することができる。
本発明に係るねじ部材は、このように本発明に係るねじ回し具による回し操作において、該ねじ回し具のねじ回し部をねじ部材頂部の凹所に安定的に嵌合係合した状態を維持して、それだけ安定的に、確実に回し操作できる。従って、ねじ部材頂部の凹所底の穴にねじ回し具の外れ止め突起を嵌合係合させる手法を採用しない場合においてねじ回し部をねじ部材頂部の凹所に安定的に嵌合係合させようとすれば要するであろう凹所の深さより凹所を浅く形成でき、或いはねじ部材の材質をより安価なもので済ませることができ、或いはこれら両方を採用することができ、それだけねじ部材製作コストを安価に抑制できる。
また、ねじ回し部係合凹所を深く形成すると該凹所を形成した部分が弱体化する恐れがあるところ、本発明に係るねじ部材では、ねじ回し部係合凹所をこのように浅く形成しておけるので、その恐れが無いか、その恐れを少なくなくできる。
本発明に係るねじ部材は既述のとおり、
(1-1) ねじ回し具先端部のねじ回し部を係合させる凹所を有するねじ部材であって、該凹所の底に、該ねじ回し具のねじ回し部から突出させた外れ止め突起を嵌合係合させるための穴を形成してあるねじ部材であるが、このねじ部材として次のものを例示できる。
(1-1) ねじ回し具先端部のねじ回し部を係合させる凹所を有するねじ部材であって、該凹所の底に、該ねじ回し具のねじ回し部から突出させた外れ止め突起を嵌合係合させるための穴を形成してあるねじ部材であるが、このねじ部材として次のものを例示できる。
(1-2) 前記凹所は平面視多角形の凹所であり、該凹所底に前記外れ止め突起嵌合係合用穴 が形成されており、断面形状が該凹所の平面視多角形状に相似形状のねじ回し部を有するとともに該ねじ回し部から突出した外れ止め突起を有するねじ回し具の該ねじ回し部を該凹所に、外れ止め突起を該凹所底の穴にそれぞれ嵌合係合させて該ねじ回し具による回し操作を行えるねじ部材。
(1-3) 前記凹所は中心凹部と該中心凹部から放射状に突出する突出凹部とを含む凹所であり、該中心凹部底に前記外れ止め突起嵌合係合用穴が形成されており、断面形状が該凹所の平面視形状に相似形状のねじ回し部を有するとともに該ねじ回し部から突出した外れ止め突起を有するねじ回し具の該ねじ回し部を該凹所に、外れ止め突起を該中心凹部底の穴にそれぞれ嵌合係合させて該ねじ回し具による回し操作を行えるねじ部材。
(1-4) 前記凹所は平面視十字形状の凹所であり、該十字形状凹所の底に前記外れ止め突起嵌合係合用穴が形成されており、該十字形状凹所に係合可能のプラス型ねじ回し部を有するとともに該ねじ回し部から突出した外れ止め突起を有するねじ回し具の該ねじ回し部を該十字形状凹所に、外れ止め突起を該十字形状凹所底の穴にそれぞれ嵌合係合させて該ねじ回し具による回し操作を行えるねじ部材。
(1-5) 前記凹所は平面視一直線状の凹所であり、該一直線状凹所の底に前記外れ止め突起嵌合係合用穴が形成されており、該一直線状凹所に係合可能のマイナス型ねじ回し部を有するとともに該ねじ回し部から突出した外れ止め突起を有するねじ回し具の該ねじ回し部を該一直線状凹所に、外れ止め突起を該一直線状凹所底の穴にそれぞれ嵌合係合させて該ねじ回し具による回し操作を行えるねじ部材。
(1-6) 被支持物品に設けられた雌ねじ部位に螺合されて回されることで該雌ねじ部位下方への突出量が調整される雄ねじ棒と、該雄ねじ棒を立設した台座とを含み、該雄ねじ棒を被支持物品の雌ねじ部位に螺合させる一方、該台座を物品支持基体(物品設置床等)上に設置することで該物品を該物品支持基体上に支持する物品支持脚における該雄ねじ棒であり、前記凹所が該雄ねじ棒の頂部に形成されており、該凹所底に前記外れ止め突起嵌合係合用穴が形成されている上記(1-1) から(1-5) のいずれかに記載のねじ部材。
本発明に係るねじ回し具は既述のとおり、
(2-1) 頂部にねじ回し具先端部のねじ回し部を係合させる凹所を有するねじ部材の該凹所に係合させるねじ回し部を有するねじ回し具であって、該ねじ回し部から突出した、前記凹所の底に形成された外れ止め突起嵌合係合用穴に嵌合係合させるための外れ止め突起を有しているねじ回し具であるが、このねじ回し具として次のものを例示できる。
(2-1) 頂部にねじ回し具先端部のねじ回し部を係合させる凹所を有するねじ部材の該凹所に係合させるねじ回し部を有するねじ回し具であって、該ねじ回し部から突出した、前記凹所の底に形成された外れ止め突起嵌合係合用穴に嵌合係合させるための外れ止め突起を有しているねじ回し具であるが、このねじ回し具として次のものを例示できる。
(2-2) 前記ねじ回し部は断面多角形状を呈しており、該ねじ回し部から前記外れ止め突起が突出しており、平面視形状が該ねじ回し部の断面多角形状に相似形状の凹所を頂部に有するとともに該凹所底に前記外れ止め突起を嵌合係合させる穴を形成したねじ部材の該凹所に該ねじ回し部を、該凹所底の穴に該外れ止め突起を嵌合係合させて該ねじ部材を回し操作できるねじ回し具。
(2-3) 前記ねじ回し部は中心部分と該中心部分から放射状に突出する突出部分とを含んでおり、該中心部分から前記外れ止め突起が突出しており、平面視形状が該ねじ回し部の断面形状に相似形状の凹所を頂部に有するとともに該凹所底に前記外れ止め突起を嵌合係合させる穴を形成したねじ部材の該凹所に該ねじ回し部を、該凹所底の穴に該外れ止め突起を嵌合係合させて該ねじ部材を回し操作できるねじ回し具。
(2-4) 前記ねじ回し部がプラスドイバ型ねじ回し具のプラス型ねじ回し部であり、該ねじ回し部先端から前記外れ止め突起が突出しており、平面視形状が十字形状を呈する凹所を頂部に有するとともに該凹所底に前記外れ止め突起を嵌合係合させる穴を形成したねじ部材の該凹所に該ねじ回し部を、該凹所底の穴に該外れ止め突起を嵌合係合させて該ねじ部材を回し操作できるねじ回し具。
(2-5) 前記ねじ回し部がマイナスドライバ型ねじ回し具のマイナス型ねじ回し部であり、該ねじ回し部先端から前記外れ止め突起が突出しており、平面視形状が一直線状を呈する凹所を頂部に有するとともに該凹所底に前記外れ止め突起を嵌合係合させる穴を形成したねじ部材の該凹所に該ねじ回し部を、該凹所底の穴に該外れ止め突起を嵌合係合させて該ねじ部材を回し操作できるねじ回し具。
(2-6) 被支持物品に設けられた雌ねじ部位に螺合されて回されることで該雌ねじ部位下方への突出量が調整される雄ねじ棒と、該雄ねじ棒を立設した台座とを含み、該雄ねじ棒を被支持物品の雌ねじ部位に螺合させる一方、該台座を物品支持基体(物品設置床等)上に設置することで該物品を該物品支持基体上に支持する物品支持脚における該雄ねじ棒であって、前記凹所が雄ねじ棒頂部に形成されており、該凹所底に前記外れ止め突起嵌合係合用穴が形成されているねじ部材を回し操作するためのねじ回し具であり、該凹所に係合させるねじ回し部を有するとともに該ねじ回し部から突出した、前記凹所の底に形成された外れ止め突起嵌合係合用穴に嵌合係合させるための外れ止め突起を有している上記(2-1) から(2-5) のいずれかに記載のねじ回し具。
以上説明したように本発明によると、頂部にねじ回し具先端部のねじ回し部を係合させるねじ回し部係合凹所を有するねじ部材であって、該ねじ回し具によるねじ回し操作において、該ねじ回し具と共同して該ねじ回し部が該凹所から外れ難い状態を得ることができ、その割りには、製作費を安価に抑制できるねじ部材を提供することができる。
また本発明によると、頂部にねじ回し具先端部のねじ回し部係合凹所を有するねじ部材の該凹所に係合させるねじ回し部を有するねじ回し具であって、ねじ回し操作において、該ねじ回し部が、該ねじ部材と共同して該ねじ部材の凹所から外れ難い状態を得ることができ、その割りにはねじ部材の製作費を安価に抑制できるねじ回し具を提供することができる。
以下本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1(A)は本発明に係るねじ回し具の1例の正面図である。図1(B)は本発明に係るねじ部材の1例の正面図であり、図1(C)は図1(B)のねじ部材の平面図である。
図1(A)は本発明に係るねじ回し具の1例の正面図である。図1(B)は本発明に係るねじ部材の1例の正面図であり、図1(C)は図1(B)のねじ部材の平面図である。
図1(A)に示すねじ回し具1は、所謂マイナスドライバ型のねじ回し具であり、把手11とこれから突出したドライバシャフト12とからなっている。シャフト12の先端部は偏平に形成され、下面側から見ると所定の厚みで一直線状に延びる、マイナス型のねじ回し部121となっている。さらに、ねじ回し部121の端面の中央部から断面円形の外れ止め突起122が一体的に突出している。
図1(B)及び図1(C)に示すねじ部材2は、ねじ回し具1にて回し操作できるもので、頂部を頭部21とし、その下に一体的に雄ねじ部分22を形成した頭付きボルト、或いは頭付きネジとも言えるねじ部材である。頭部21には、図1(C)に示すように、平面視形状(平面から見た形状)が一直線状を呈する凹所211が形成されており、さらに凹所211の底の中心部に円形穴212が形成されている。
ねじ回し具1とねじ部材2によると、ねじ回し具1のマイナス型のねじ回し部121をねじ部材2の頭部(頂部)21の一直線状の凹所211に嵌合係合させるとともに、ねじ回し部121から突出する外れ止め突起122を凹所底の穴212に嵌合係合させた状態で、ねじ回し具1にてねじ部材2を回して、ねじ部材2の雄ねじ部分22に対応する図示省略の部材等の雌ねじ穴に該雄ねじ部分でねじ込んだり、逆に回して該穴から回し外すことができる。
図2(A)は本発明に係るねじ回し具の他の例の正面図である。図2(B)は本発明に係るねじ部材の他の例の正面図であり、図2(C)は図2(B)のねじ部材の平面図である。
図2(A)に示すねじ回し具3は、所謂プラスドライバ型のねじ回し具であり、把手31とこれから突出したドライバシャフト32とからなっている。シャフト32の先端部は断面形状が、或いは下面側から見た形状が十字形状に形成されたプラス型のねじ回し部321となっている。さらに、ねじ回し部321の先端中央部から断面円形の外れ止め突起322が一体的に突出している。
図2(B)及び図2(C)に示すねじ部材4は、ねじ回し具3にて回し操作できるもので、頂部を頭部41とし、その下に一体的に雄ねじ部分42を形成した頭付きねじである。頭部41には、図2(C)に示すように、平面視形状(平面から見た形状)が十字形状の凹所411が形成されており、さらに該凹所底の中心部に円形穴412が形成されている。
ねじ回し具3とねじ部材4によると、ねじ回し具3のプラス型のねじ回し部321をねじ部材4の頭部(頂部)41の十字形状の凹所411に嵌合係合させるとともに、ねじ回し部321から突出する外れ止め突起322を凹所底の穴412に嵌合係合させた状態で、ねじ回し具3にてねじ部材4を回して、ねじ部材3の雄ねじ部分42に対応する図示省略の部材等の雌ねじ穴に該雄ねじ部でねじ込んだり、逆に回して該穴から回し外すことができる。
図3(A)は本発明に係るねじ回し具のさらに他の例の正面図である。図3(B)は図3(A)のねじ回し具を下方から見た図である。図3(C)は本発明に係るねじ部材のさらに他の例の正面図であり、図3(D)は図3(C)に示すねじ部材の平面図である。図3(E)は本発明に係るねじ部材のさらに他の例の正面図である。
図3(A)及び図3(B)に示す示すねじ回し具5は、所謂6角レンチ型のねじ回し具であり、断面正6角形の棒体51をL字状に屈曲させ、該棒体の両端部51a及び51bをそれぞれねじ回し部として使用できるものである。ねじ回し部51aの端面の中央部から断面円形の外れ止め突起511が棒体部分と一体的に突出しているとともに、ねじ回し部51bの端面の中央部から断面円形の外れ止め突起512が棒体部分と一体的に突出している。
図3(C)及び図3(D)に示すねじ部材6は、ねじ回し具5で回し操作できるものであり、頂部を頭部61とし、その下に一体的に雄ねじ部分62を形成した頭付きボルト、或いは頭付きネジとも言えるねじ部材である。頭部61には、図3(D)に示すように、平面視形状(平面から見た形状)が正6角形状の凹所611が形成されており、さらに凹所611の底の中心部に円形穴612が形成されている。
図3(E)に示すねじ部材7も、ねじ回し具5で回し操作できるものであり、雄ねじ部分72の頂部71に平面視で正6角形状の凹所711が形成されているとともに、凹所711の底の中心部に円形穴712が形成されている。
ねじ回し具5とねじ部材6(又は7)によると、ねじ回し具5の断面正6角形状のねじ回し部51a(又は51b)をねじ部材6(7)の頂部凹所611(711)に嵌合係合するとともに、該ねじ回し部から突出する外れ止め突起511(512)を該凹所611(711)底の穴612(712)に嵌合係合した状態で、ねじ回し具5にてねじ部材6(7)を回して、該ねじ部材の雄ねじ部分62(72)に対応する図示省略の部材等の雌ねじ穴に該雄ねじ部分でねじ込んだり、逆に回して該穴から回し外すことができる。
図4(A)は本発明に係るねじ回し具のさらに他の例の正面図である。図4(B)は図4(A)のねじ回し具を下方から見た図である。図4(C)は本発明に係るねじ部材のさらに他の例の正面図であり、図4(D)は図4(C)に示すねじ部材の平面図である。
図4(A)及び図4(B)に示す示すねじ回し具10は、把手101とこれから突出したドライバシャフト102とからなっている。シャフト102の先端部はねじ回し部103に形成されている。ねじ回し部103は、円形状の中心部分1031と該中心部分から放射状に突出する、この例では4個の突出部分1032とを含んでおり、中心部分1031の端面中央部から断面円形の外れ止め突起104が一体的に突設されている。
図4(C)及び図4(D)に示すねじ部材20は、ねじ回し具10で回し操作するものである。ねじ部材20は、頂部を頭部201とし、その下に一体的に雄ねじ部分202を形成した頭付きボルトである。頭部201には、図4(D)に示すように、平面視形状(平面から見た形状)がねじ回し具10のねじ回し部103の断面形状に相似形状の凹所2011が形成されているとともに、凹所2011底の中央部に円形穴2012が形成されている。
ねじ回し具10とねじ部材20によると、ねじ回し具5のねじ回し部103をねじ部材20の頭部201の凹所2011に嵌合係合させるとともに、ねじ回し具5の外れ止め突起104を凹所2011底の穴2012に嵌合係合させた状態で、ねじ回し具10にてねじ部材20を回して、該ねじ部材の雄ねじ部分202に対応する図示省略の部材等の雌ねじ穴に該雄ねじ部分でねじ込んだり、逆に回して該穴から回し外すことができる。
図5は物品支持脚の1例9と、その部品であるねじ部材(雄ねじ棒)91を回し操作するためのねじ回し具8を示している。雄ねじ棒91は本発明に係るねじ部材のさらに他の例であり、ねじ回し具8は本発明に係るねじ回し具のさらに他の例である。
物品支持脚9は、雄ねじ棒91と、雄ねじ棒91を立設した台座92とを含んでいる。 雄ねじ棒91は雄ねじ部911、雄ねじ部911の下に一体的に連設されたレンチ係合部を兼ねるフランジ部912及びフランジ部912の下に一体的に連設された台座嵌合部913を有している。
レンチ係合部を兼ねるフランジ部912は平面から見ると外輪郭が6角形であり、スパナ等のレンチ(回し具)を係合して回すことができる。台座嵌合部913は断面円形の部分であり、雄ねじを周設してある。
台座92は台座嵌合部913を上下方向に遊嵌貫通させる孔921及び該孔の下に連設された台座嵌合部受入れ凹所922を有している。
雄ねじ棒91は、その台座嵌合部913が台座孔921からその下の凹所922へ通され、該凹所に位置する抜け止め部材93にて台座92から抜け止めされ、台座92に連結されている。フランジ部912は台座92の頂面に摺動回動可能に着座することができる。
雄ねじ棒91は、その台座嵌合部913が台座孔921からその下の凹所922へ通され、該凹所に位置する抜け止め部材93にて台座92から抜け止めされ、台座92に連結されている。フランジ部912は台座92の頂面に摺動回動可能に着座することができる。
抜け止め部材93は、本例ではナット93であり、雄ねじが周設された断面円形の台座嵌合部913の下端部に、ナット93の雌ねじ及び台座嵌合部の雄ねじを圧潰しつつ圧入されている。
抜け止め部材はかかる圧入される部材93に限定されるものではなく、台座嵌合部に周設した溝に着脱可能のC型、E型等の所謂スナップリングからなる抜け止め部材、かかるスナップリングとその上側で台座嵌合部に嵌合されるリング部材とからなる抜け止め部材、台座嵌合部に螺合される雌ねじ部材等の各種抜け止め部材を採用できる。
ここで雄ねじ棒91の頂部914には平面視形状が正6角形の凹所Rhが形成されており、さらに、該凹所底の中心部に断面円形穴Bhが形成されている。
ねじ回し具8は、図3(A)及び図3(B)に示すものと同じ6角レンチ型のねじ回し具であり、断面正6角形の棒体81をL字状に屈曲させ、該棒体の両端部81a及び81bをそれぞれねじ回し部として使用できるものである。ねじ回し部81aの端面の中央部から断面円形の外れ止め突起811が棒体部分と一体的に突出しているとともに、ねじ回し部81bの端面の中央部から断面円形の外れ止め突起812が棒体部分と一体的に突出している。
物品支持脚9は例えば次のようにして被支持物品Wの支持に利用できる。
雄ねじ棒91の雄ねじ部911を被支持物品Wの雌ねじ部位Sに螺合する一方、台座2を物品支持基体(物品設置床等)F上に設置する。
雄ねじ棒91の雄ねじ部911を被支持物品Wの雌ねじ部位Sに螺合する一方、台座2を物品支持基体(物品設置床等)F上に設置する。
本例ではこの仮設置状態で雄ねじ棒91の上部が被支持物品Wの雌ねじ部位Sより上方へ突出しており、この雄ねじ棒上部の頂部914に物品Wの開口部分Hを通して外部から接近できる状態にある。
雄ねじ棒91はレンチ係合部912に図示省略のスパナ等のレンチを係合させて該レンチで回し操作することで、被支持物品Wを物品支持基体Fから持ち上げ、或いは下降させるなどして所望の高さに調整できる。しかし、そのような回し操作を行うにあたって作業者が屈み込む等の姿勢をとらなければならないとか、レンチ係合部周囲のスペースが狭くて該係合部にレンチを係合して回すことは不可能或いは困難である等の場合には、次のようにして、より楽に、簡単に雄ねじ棒91を回し操作できる。
すなわち、ねじ回し具8を該開口部分から雄ねじ棒頂部914へ向け差し入れ、そのねじ回し部81a(又は81b)を頂部凹所Rhに嵌合係合するとともに、ねじ回し部81a(81b)から突出する外れ止め突起811(812)を凹所底の穴Bhに嵌合係合し、該ねじ回し具8を回すことで、雄ねじ棒91を回し操作して、被支持物品Wを物品支持基体Fから持ち上げ、或いは下降させるなどして所望の高さに調整できる。
なお、図においてNは、必要に応じて雄ねじ棒91に螺合されるロックナットである。 図示の物品支持脚9は1例にすぎず、例えば、次のような物品支持脚であってもよい。
(1) 図5に示す物品支持脚において雄ねじ棒91の台座嵌合部913をより長く形成し、フランジ部912と台座92との間で、台座嵌合部913に周設した雄ねじ(図示省略)にナット(図示しょうりゃく)を螺合させた物品支持脚。
(2) 図5の物品支持脚において雄ねじ棒91の台座嵌合部913をより長く形成し、台座92の頂面上にフランジ部912を受けるスラストベアリング(図示省略)を配置した物品支持脚。
(3) 図5の物品支持脚において、台座92の頂部に凹所を設け、そこにフランジ部912を受けるスラストベアリング(図示省略)を配置した物品支持脚。
(2) 図5の物品支持脚において雄ねじ棒91の台座嵌合部913をより長く形成し、台座92の頂面上にフランジ部912を受けるスラストベアリング(図示省略)を配置した物品支持脚。
(3) 図5の物品支持脚において、台座92の頂部に凹所を設け、そこにフランジ部912を受けるスラストベアリング(図示省略)を配置した物品支持脚。
以上説明したねじ部材2、4、6、7、20、91はねじ回し具1、3、5、10、8でそれぞれ安定的に回し操作でき、換言すれば、以上説明したねじ回し具1、3、5、10、8はねじ部材2、4、6、7、20、91をそれぞれ安定的に回し操作できる。
すなわち、ねじ部材2、4、6、7、20、91のそれぞれは、ねじ回し具1、3、5、10、8のうち対応するもののねじ回し部をねじ部材頂部に形成された凹所に嵌合係合させるとともに該ねじ回し部から突出している外れ止め突起を該凹所底に形成された外れ止め突起嵌合係合用穴に嵌合係合させて該ねじ回し具により回し操作できる。
このねじ回し具によるねじ部材の回し操作においては、単に、ねじ回し具のねじ回し部がねじ部材頂部の凹所に嵌合係合するだけでなく、ねじ回し部から突出した外れ止め突起が該凹所底の外れ止め突起嵌合係合用穴に嵌合係合するので、該ねじ回し部は、それだけねじ部材頂部の凹所に、正しい嵌合係合姿勢や状態からの傾きや、滑りや、移動が生じ難い状態で安定的に嵌合係合した状態を維持し、それだけねじ部材を安定的に、確実に回し操作することができる。
ねじ部材2、4、6、7、20、91のそれぞれは、ねじ回し具1、3、5、10、8のうち対応するものによる回し操作において、該ねじ回し具のねじ回し部をねじ部材頂部の凹所に安定的に嵌合係合した状態を維持して、それだけ安定的に、確実に回し操作できる。従って、ねじ部材頂部の凹所底の穴にねじ回し具の外れ止め突起を嵌合係合させる手法を採用しない場合においてねじ回し部をねじ部材頂部の凹所に安定的に嵌合係合させようとすれば要するであろう凹所の深さより凹所を浅く形成でき、或いはねじ部材の材質をより安価なもので済ませることができ、或いはこれら両方を採用することができ、それだけねじ部材製作コストを安価に抑制できる。
例えば、ねじ部材頂部の凹所底の穴にねじ回し具の外れ止め突起を嵌合係合させる手法を採用しない場合においては、ねじ回し部係合用凹所をそれほど深く形成しないで済ませようとすると、ねじ部材材料として硬いクロームモリブデン鋼SCM***(例えばSCM301、SCM302等)を採用しなければならないところを、ねじ部材2、4、6、7、20、91等の本発明に係るねじ部材では、より安価な機械構造用炭素鋼材S**C(例えばS45C等)で済ませたり、また、機械構造用炭素鋼材S**Cを採用しなければならないところを、より安価な一般構造用圧延鋼材SS**(例えばSS41等)で済ませたりすることができる。
また、ねじ回し部係合凹所を深く形成すると該凹所を形成した部分が弱体化する恐れがあるところ、ねじ部材2、4、6、7、20、91では、ねじ回し部係合凹所をこのように浅く形成しておけるので、その恐れが無いか、その恐れを少なくなくできる。
1 ねじ回し具
11 把手
12 ドライバシャフト
121 ねじ回し部
122 外れ止め突起
122が一体的に突出している。
2 ねじ部材
21 頂部(頭部)
211 凹所
212 凹所底の穴
22 雄ねじ部分
3 ねじ回し具
31 把手
32 ドライバシャフト
321 ねじ回し部
322 外れ止め突起
4 ねじ部材
41 頂部(頭部)
411 凹所
412 凹所底の穴
42 雄ねじ部分
5 ねじ回し具
51 棒体
51a、51b ねじ回し部(棒体端部)
511、512 外れ止め突起
6 ねじ部材
61 頂部(頭部)
611 凹所
612 凹所底の穴
62 雄ねじ部分
7 ねじ部材
71 頂部
711 凹所
712 凹所底の穴
10 ねじ回し具
101 把手
102 ドライバシャフト
103 ねじ回し部
1031 中心部分
1032 突出部分
104 外れ止め突起
20 ねじ部材
201 頂部(頭部)
202 雄ねじ部分
2011 凹所
2012 凹所底穴
8 ねじ回し具
81 棒体
81a、81b 棒体端部(ねじ回し部)
811、812 外れ止め突起
9 物品支持脚
91 ねじ部材(雄ねじ棒)
914 頂部
Rh 凹所
Bh 凹所底穴
92 台座
W 被支持物品
S 雌ねじ部位
F 物品支持基体(物品設置床等)
N ロックナット
11 把手
12 ドライバシャフト
121 ねじ回し部
122 外れ止め突起
122が一体的に突出している。
2 ねじ部材
21 頂部(頭部)
211 凹所
212 凹所底の穴
22 雄ねじ部分
3 ねじ回し具
31 把手
32 ドライバシャフト
321 ねじ回し部
322 外れ止め突起
4 ねじ部材
41 頂部(頭部)
411 凹所
412 凹所底の穴
42 雄ねじ部分
5 ねじ回し具
51 棒体
51a、51b ねじ回し部(棒体端部)
511、512 外れ止め突起
6 ねじ部材
61 頂部(頭部)
611 凹所
612 凹所底の穴
62 雄ねじ部分
7 ねじ部材
71 頂部
711 凹所
712 凹所底の穴
10 ねじ回し具
101 把手
102 ドライバシャフト
103 ねじ回し部
1031 中心部分
1032 突出部分
104 外れ止め突起
20 ねじ部材
201 頂部(頭部)
202 雄ねじ部分
2011 凹所
2012 凹所底穴
8 ねじ回し具
81 棒体
81a、81b 棒体端部(ねじ回し部)
811、812 外れ止め突起
9 物品支持脚
91 ねじ部材(雄ねじ棒)
914 頂部
Rh 凹所
Bh 凹所底穴
92 台座
W 被支持物品
S 雌ねじ部位
F 物品支持基体(物品設置床等)
N ロックナット
Claims (12)
- 頂部にねじ回し具先端部のねじ回し部を係合させる凹所を有するねじ部材であって、該凹所の底に、該ねじ回し具のねじ回し部から突出させた外れ止め突起を嵌合係合させるための穴を形成してあることを特徴とするねじ部材。
- 前記凹所は平面視多角形の凹所であり、該凹所底に前記外れ止め突起嵌合係合用穴が形成されており、断面形状が該凹所の平面視多角形状に相似形状のねじ回し部を有するとともに該ねじ回し部から突出した外れ止め突起を有するねじ回し具の該ねじ回し部を該凹所に、外れ止め突起を該凹所底の穴にそれぞれ嵌合係合させて該ねじ回し具による回し操作を行える請求項1記載のねじ部材。
- 前記凹所は中心凹部と該中心凹部から放射状に突出する突出凹部とを含む凹所であり、該中心凹部底に前記外れ止め突起嵌合係合用穴が形成されており、断面形状が該凹所の平面視形状に相似形状のねじ回し部を有するとともに該ねじ回し部から突出した外れ止め突起を有するねじ回し具の該ねじ回し部を該凹所に、外れ止め突起を該中心凹部底の穴にそれぞれ嵌合係合させて該ねじ回し具による回し操作を行える請求項1記載のねじ部材。
- 前記凹所は平面視十字形状の凹所であり、該十字形状凹所の底に前記外れ止め突起嵌合係合用穴が形成されており、該十字形状凹所に係合可能のプラス型ねじ回し部を有するとともに該ねじ回し部から突出した外れ止め突起を有するねじ回し具の該ねじ回し部を該十字形状凹所に、外れ止め突起を該十字形状凹所底の穴にそれぞれ嵌合係合させて該ねじ回し具による回し操作を行える請求項1記載のねじ部材
- 前記凹所は平面視一直線状の凹所であり、該一直線状凹所の底に前記外れ止め突起嵌合係合用穴が形成されており、該一直線状凹所に係合可能のマイナス型ねじ回し部を有するとともに該ねじ回し部から突出した外れ止め突起を有するねじ回し具の該ねじ回し部を該一直線状凹所に、外れ止め突起を該一直線状凹所底の穴にそれぞれ嵌合係合させて該ねじ回し具による回し操作を行える請求項1記載のねじ部材
- 被支持物品に設けられた雌ねじ部位に螺合されて回されることで該雌ねじ部位下方への突出量が調整される雄ねじ棒と、該雄ねじ棒を立設した台座とを含み、該雄ねじ棒を被支持物品の雌ねじ部位に螺合させる一方、該台座を物品支持基体上に設置することで該物品を該物品支持基体上に支持する物品支持脚における該雄ねじ棒であり、前記凹所が該雄ねじ棒の頂部に形成されており、該凹所底に前記外れ止め突起嵌合係合用穴が形成されている請求項1から5のいずれかに記載のねじ部材。
- 頂部にねじ回し具先端部のねじ回し部を係合させる凹所を有するねじ部材の該凹所に係合させるねじ回し部を有するねじ回し具であって、該ねじ回し部から突出した、前記凹所の底に形成された外れ止め突起嵌合係合用穴に嵌合係合させるための外れ止め突起を有していることを特徴とするねじ回し具。
- 前記ねじ回し部は断面多角形状を呈しており、該ねじ回し部から前記外れ止め突起が突出しており、平面視形状が該ねじ回し部の断面多角形状に相似形状の凹所を頂部に有するとともに該凹所底に前記外れ止め突起を嵌合係合させる穴を形成したねじ部材の該凹所に該ねじ回し部を、該凹所底の穴に該外れ止め突起を嵌合係合させて該ねじ部材を回し操作できる請求項7記載のねじ回し具。
- 前記ねじ回し部は中心部分と該中心部分から放射状に突出する突出部分とを含んでおり、該中心部分から前記外れ止め突起が突出しており、平面視形状が該ねじ回し部の断面形状に相似形状の凹所を頂部に有するとともに該凹所底に前記外れ止め突起を嵌合係合させる穴を形成したねじ部材の該凹所に該ねじ回し部を、該凹所底の穴に該外れ止め突起を嵌合係合させて該ねじ部材を回し操作できる請求項7記載のねじ回し具。
- 前記ねじ回し部がプラスドイバ型ねじ回し具のプラス型ねじ回し部であり、該ねじ回し部先端から前記外れ止め突起が突出しており、平面視形状が十字形状を呈する凹所を頂部に有するとともに該凹所底に前記外れ止め突起を嵌合係合させる穴を形成したねじ部材の該凹所に該ねじ回し部を、該凹所底の穴に該外れ止め突起を嵌合係合させて該ねじ部材を回し操作できる請求項7記載のねじ回し具。
- 前記ねじ回し部がマイナスドライバ型ねじ回し具のマイナス型ねじ回し部であり、該ねじ回し部先端から前記外れ止め突起が突出しており、平面視形状が一直線状を呈する凹所を頂部に有するとともに該凹所底に前記外れ止め突起を嵌合係合させる穴を形成したねじ部材の該凹所に該ねじ回し部を、該凹所底の穴に該外れ止め突起を嵌合係合させて該ねじ部材を回し操作できる請求項7記載のねじ回し具。
- 被支持物品に設けられた雌ねじ部位に螺合されて回されることで該雌ねじ部位下方への突出量が調整される雄ねじ棒と、該雄ねじ棒を立設した台座とを含み、該雄ねじ棒を被支持物品の雌ねじ部位に螺合させる一方、該台座を物品支持基体上に設置することで該物品を該物品支持基体上に支持する物品支持脚における該雄ねじ棒であって、前記凹所が雄ねじ棒頂部に形成されており、該凹所底に前記外れ止め突起嵌合係合用穴が形成されているねじ部材を回し操作するためのねじ回し具であり、該凹所に係合させるねじ回し部を有するとともに該ねじ回し部から突出した、前記凹所の底に形成された外れ止め突起嵌合係合用穴に嵌合係合させるための外れ止め突起を有している請求項7から11のいずれかに記載のねじ回し具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008257614A JP2010084931A (ja) | 2008-10-02 | 2008-10-02 | ねじ部材及びねじ回し具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008257614A JP2010084931A (ja) | 2008-10-02 | 2008-10-02 | ねじ部材及びねじ回し具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=42249075
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JP2008257614A Withdrawn JP2010084931A (ja) | 2008-10-02 | 2008-10-02 | ねじ部材及びねじ回し具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010084931A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5902786B1 (ja) * | 2014-10-03 | 2016-04-13 | 謙二 松永 | ねじ |
JP2019196808A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | コニー・ケン株式会社 | 芯出し穴付ねじ、芯出しピン付レンチ、芯出しピン付アタッチメントおよび芯出しピン付ドライバ |
-
2008
- 2008-10-02 JP JP2008257614A patent/JP2010084931A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5902786B1 (ja) * | 2014-10-03 | 2016-04-13 | 謙二 松永 | ねじ |
JP2016075384A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | 謙二 松永 | ねじ |
JP2019196808A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | コニー・ケン株式会社 | 芯出し穴付ねじ、芯出しピン付レンチ、芯出しピン付アタッチメントおよび芯出しピン付ドライバ |
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