JP2010084290A - 付け毛接合器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】自毛と付け毛とを接着剤により接合する場合に、自毛と付け毛とに付した接着剤を拡散させて自毛と付け毛との間に十分に接着剤を浸透させることにより、自毛と付け毛とを良好に接合しうる付け毛接合器具を提供すること。
【解決手段】髪の毛を漉きうる櫛歯を有する櫛部と、前記櫛部に対して開閉可能に取り付けられ、閉時には、櫛部との間に髪を固定しうる髪押さえ部材とを有し、接着剤により自毛と付け毛とを接合させる付け毛接合器具であって、前記髪押さえ部材により櫛部との間に自毛と付け毛とを固定した状態で、接着剤を自毛と付け毛とに付し、前記接着剤を拡散させうる振動部を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、付け毛接合器具に係り、自毛と付け毛との接合状態を良好にしうる付け毛接合器具に関する。
従来、自毛と付け毛とを接合する接合方法として、自毛と付け毛とを髪ばさみで挟み込んだ後に、接着剤を塗布して接合する接合方法が提案されている(特許文献1)。
特許文献1に記載されている技術は、自毛と付け毛とを接合する際に、液状の接着剤を塗布して、自毛と付け毛との間に接着剤を浸透させて接合する技術である。
しかしながら、特許文献1に記載されている技術においては、接着剤が自毛と付け毛との間に十分に浸透しない可能性があり、接着剤が十分に浸透していない場合には、自毛と付け毛との接合状態が不良となる。
特許3072548号
そこで本発明の課題は、自毛と付け毛とを接着剤により接合する場合に、自毛と付け毛とに付した接着剤を拡散させて自毛と付け毛との間に十分に接着剤を浸透させることにより、自毛と付け毛とを良好に接合しうる付け毛接合器具を提供することにある。
請求項1記載の発明にあっては、髪の毛を漉きうる櫛歯を有する櫛部と、前記櫛部に対して開閉可能に取り付けられ、閉時には、櫛部との間に髪を固定しうる髪押さえ部材とを有し、接着剤により自毛と付け毛とを接合させる付け毛接合器具であって、前記髪押さえ部材により櫛部との間に自毛と付け毛とを固定した状態で、接着剤を自毛と付け毛とに付し、前記接着剤を拡散させうる振動部を有することを特徴とする。
従って、髪押さえ部材により櫛部との間に自毛と付け毛とを固定した状態で、接着剤を自毛と付け毛とに付し、振動部により自毛と付け毛とに付した前記接着剤を拡散させることができることから、前記接着剤を自毛と付け毛とに浸透させることができる。
請求項2記載の発明にあっては、前記髪押さえ部材は横断面コ字状に形成され、閉時には、前記櫛歯を内部に収納しうる空隙部を有し、前記髪押さえ部材は、閉時には、前記髪押さえ部材の幅方向下端部と前記櫛部の上端部との間に間隙部が形成されるように構成され、前記櫛部の側方部には、櫛部の長さ方向に沿って配置され、前記間隙部に対して開口する接着剤供給用ガイド部が設けられていることを特徴とする。
従って、閉時に前記髪押さえ部材の幅方向下端部と前記櫛部の上端部との間に形成された間隙部に自毛と付け毛とを配置することができる。
また、前記間隙部に自毛と付け毛とが配置された場合に、間隙部に対して開口する接着剤供給用ガイド部から接着剤を供給することにより、自毛と付け毛とに容易かつ確実に接着剤を供給することができる。
請求項3記載の発明にあっては、前記接着剤供給用ガイド部は、前記櫛部の略全域に亘って設けられ、先端部方向に拡開する横断面略V字状に形成され、対向する一対の板材を有すると共に、底部には、接着剤が毛に供給される複数の開口部が長さ方向に沿って形成されていることを特徴とする。
従って、前記接着剤供給用ガイド部は、前記櫛部の略全域に亘って設けられ、先端部方向に拡開する横断面略V字状に形成され、対向する一対の板材を有すると共に、底部には、接着剤が毛に供給される複数の開口部が長さ方向に沿って形成されているので、横断面略V字状の前記接着剤供給用ガイド部に供給された接着剤を容易に複数の開口部へ導入させることができるから、容易に自毛と付け毛とに接着剤を供給することができる。
請求項4記載の発明にあっては、前記髪押さえ部材は、全体薄型直方体形状に形成され、閉時には、前記接着剤供給用ガイド部の一方の板材の直上に配置されて接着剤の液だれを防止する突起部が長さ方向に沿って形成されていると共に、前記櫛部には、前記接着剤供給用ガイド部の他方の板材の直下に配置されて液だれを防止する突起部が長さ方向に沿って形成されていることを特徴とする。
従って、前記髪押さえ部材は、全体薄型直方体形状に形成され、閉時には、前記接着剤供給用ガイド部の一方の板材の直上に配置されて接着剤の液だれを防止する突起部が長さ方向に沿って形成されていると共に、前記櫛部には、前記接着剤供給用ガイド部の他方の板材の直下に配置されて液だれを防止する突起部が長さ方向に沿って形成されているので、接着剤の供給された分量が多く、前記接着剤供給用ガイド部から供給された接着剤が間隙部から溢れ出た場合であっても、前記突起部により、接着剤を前記間隙部へ導入させることができると共に接着剤の液だれを防止することができる。
請求項5記載の発明にあっては、前記振動部は、前記櫛部の端部に接合固定され、バイブレータを内蔵し、バイブレータの作動時には、発生した振動を前記櫛部に伝達しうるように構成されていることを特徴とする。
従って、前記振動部は、前記櫛部の端部に接合固定され、バイブレータを内蔵し、バイブレータの作動時には、発生した振動を前記櫛部に伝達しうるように構成されているので、前記櫛部を簡易な構成とすることができると共に、前記櫛部をバイブレータの作動により振動させることができる。
請求項6記載の発明にあっては、前記振動部は、使用者が把持する棒状の把持部として構成されていることを特徴とする。
従って、前記振動部は、使用者が把持する棒状の把持部として構成されているので、前記把持部を把持して前記振動部を作動させることにより容易に振動を前記櫛部に伝達させることができる。
請求項7記載の発明にあっては、前記櫛歯は、全体略円柱状に形成され、櫛歯に隣接する他の櫛歯との間の間隙寸法が略1mmであることを特徴とする。
従って、前記櫛歯は、全体略円柱状に形成され、櫛歯に隣接する他の櫛歯との間の間隙寸法が略1mmであるので、前記櫛歯と前記櫛歯に隣接する他の櫛歯との間に配置される毛束の太さ寸法を小さくでき、接着剤を櫛歯と隣接する他の櫛歯の周面に沿って供給することができる。
請求項1記載の発明にあっては、髪押さえ部材により櫛部との間に自毛と付け毛とを固定した状態で、接着剤を自毛と付け毛とに付し、振動部により自毛と付け毛とに付した振動部により前記接着剤を拡散させることができることから、自毛と付け毛とを接着剤により接合する場合に、前記振動部の振動により接着剤を拡散させることにより自毛と付け毛との間に十分に接着剤を浸透させることができるので、自毛と付け毛とを良好に接合しうる付け毛接合器具を提供することができる。
請求項2記載の発明にあっては、間隙部に対して開口する接着剤供給用ガイド部により、髪押さえ部材の幅方向下端部と櫛部の上端部との間に形成された間隙部に自毛と付け毛とが配置された場合に、自毛と付け毛とに容易かつ確実に接着剤を供給することができることから、容易に自毛と付け毛とを良好に接合しうる付け毛接合器具を提供することができる。
請求項3記載の発明にあっては、前記接着剤供給用ガイド部は、前記櫛部の略全域に亘って設けられ、先端部方向に拡開する横断面略V字状に形成され、対向する一対の板材を有すると共に、底部には、接着剤が毛に供給される複数の開口部が長さ方向に沿って形成されているので、横断面略V字状の前記接着剤供給用ガイド部に供給された接着剤を容易に複数の開口部へ導入させることができ、容易に自毛と付け毛とに接着剤を供給することができることから、容易に自毛と付け毛とを良好に接合しうる付け毛接合器具を提供することができる。
請求項4記載の発明にあっては、前記髪押さえ部材は、全体薄型直方体形状に形成され、閉時には、前記接着剤供給用ガイド部の一方の板材の直上に配置されて接着剤の液だれを防止する突起部が長さ方向に沿って形成されていると共に、前記櫛部には、前記接着剤供給用ガイド部の他方の板材の直下に配置されて液だれを防止する突起部が長さ方向に沿って形成されているので、接着剤の供給された分量が多く、前記接着剤供給用ガイド部から供給された接着剤が間隙部から溢れ出た場合であっても、前記突起部により、接着剤を前記間隙部へ導入させることができると共に接着剤の液だれを防止することができることから、接着剤の不要な箇所への液だれを防止できると共に前記間隙部へ容易に供給できる付け毛接合器具を提供することができる。
請求項5記載の発明にあっては、前記振動部は、前記櫛部の端部に接合固定され、バイブレータを内蔵し、バイブレータの作動時には、発生した振動を前記櫛部に伝達しうるように構成されているので、前記櫛部を簡易な構成とすることができると共に、前記櫛部をバイブレータの作動により振動させることができることから、簡易な構成からなる付け毛接合器具を提供することができる。
請求項6記載の発明にあっては、前記振動部は、使用者が把持する棒状の把持部として構成されているので、前記把持部を把持して前記振動部を作動させることにより容易に振動を前記櫛部に伝達させることができることから、取り扱いが容易な付け毛接合器具を提供することができる。
請求項7記載の発明にあっては、前記櫛歯は、全体略円柱状に形成され、櫛歯に隣接する他の櫛歯との間の間隙寸法が略1mmであるので、前記櫛歯と前記櫛歯に隣接する他の櫛歯との間に配置される毛束の太さ寸法を小さくでき、接着剤を櫛歯と隣接する他の櫛歯の周面に沿って供給することができることから、自毛と付け毛とを自然な状態で接合しうる付け毛接合器具を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1に示すように、本発明に係る付け毛接合器具10は、髪の毛を漉きうる櫛歯11を有する櫛部12と、前記櫛部12に対して開閉可能に取り付けられ、閉時には、櫛部12との間に髪を固定しうる髪押さえ部材13とを有し、図5に示すように、接着剤Aにより自毛Bと付け毛Cとを接合させる付け毛接合器具10であって、前記髪押さえ部材13により櫛部12との間に自毛Bと付け毛Cとを固定した状態で、接着剤Aを自毛Bと付け毛Cとに付し、前記接着剤Aを拡散させうる振動部14を有している。
また、図3に示すように、前記髪押さえ部材13は横断面コ字状に形成され、閉時には、前記櫛歯11を内部に収納しうる空隙部15を有し、前記髪押さえ部材13は、閉時には、前記髪押さえ部材13の幅方向下端部16a,16bと前記櫛部12の上端部17a,17bとの間に間隙部18a,18bが形成されるように構成され、前記櫛部12の側方部には、櫛部12の長さ方向に沿って配置され、前記間隙部18aに対して開口する接着剤供給用ガイド部19が設けられている。
また、図1に示すように、前記接着剤供給用ガイド部19は、前記櫛部12の略全域に亘って設けられ、図3に示すように、先端部20,20方向に拡開する横断面略V字状に形成され、対向する一対の板材21a,21bを有すると共に、底部22には、図2に示すように、接着剤Aが毛に供給される複数の開口部23が長さ方向に沿って形成されている。
また、図1に示すように、前記髪押さえ部材13は、全体薄型直方体形状に形成され、閉時には、図2に示すように、前記接着剤供給用ガイド部19の一方の板材21aの直上に配置される。
また、接着剤Aの液だれを防止する突起部24aが長さ方向に沿って形成されていると共に、前記櫛部12には、前記接着剤供給用ガイド部19の他方の板材21bの直下に配置されて液だれを防止する突起部24bが長さ方向に沿って形成されている。
また、図1に示すように、前記振動部14は、前記櫛部12の端部25aに接合固定され、バイブレータ26を内蔵し、バイブレータ26の作動時には、発生した振動を前記櫛部12に伝達しうるように構成されている。
また、前記振動部14は、使用者が把持する棒状の把持部27として構成されている。
また、図1に示すように、前記櫛歯11は、全体略円柱状に形成され、櫛歯11aに隣接する他の櫛歯11bとの間の間隙寸法L1が略1mmに構成されている。
以下に、本発明に係る付け毛接合器具10の実施例について、詳細を説明する。
図1に示すように、本実施例に係る付け毛接合器具10は、髪の毛を漉きうる櫛歯11を有する櫛部12と、前記櫛部12に対して開閉可能に取り付けられ、閉時には、櫛部12との間に髪を固定しうる髪押さえ部材13とを有している。
また、前記櫛部12は、全体薄型直方体形状に形成された基部28と、前記基部28上の幅方向中央部に長さ方向略全域に亘って立設された樹脂材により形成された複数の櫛歯11とにより構成されている。
また、前記櫛歯11は、全体略円柱状に形成され、図1に示すように、櫛歯11aと櫛歯11aに隣接する他の櫛歯11bとの間には隙間部31が形成され、櫛歯11aに隣接する他の櫛歯11bとの間の間隙寸法L1は略1mmに設定されている。
また、図1に示すように、前記髪押さえ部材13は、全体薄型直方体形状に形成され、図3に示すように、横断面コ字状に形成され、上板部36と、前記上板部36の両端部に略直角の角度をもって連設された互いに対向する対向板部37,37とにより形成されている。
また、図3に示すように、前記髪押さえ部材13には、前記上板部36と前記対向板部37,37とにより前記櫛歯11を内部に収納しうる空隙部15が形成されると共に、閉時には、前記櫛歯11が前記空隙部15内に収納される。
また、図3に示すように、閉時において、前記髪押さえ部材13の幅方向下端部16a,16bと前記櫛部12の上端部17a,17bとの間に間隔寸法L2が2mmの細幅状の間隙部18a,18bが形成され、前記間隙部18a,18bは前記櫛歯11の基部28の幅方向両端部の直上において長さ方向略全域に亘って形成されている。
また、閉時において、前記櫛歯11の下端部32は、前記間隙部18a,18bを介して付け毛接合器具10の側面部から露呈され、前記櫛歯11の下端部32に配置された毛に対して接着剤Aを外方から供給できるように構成されている。
また、図1に示すように、前記櫛部12の一方の端部25aと前記髪押さえ部材13の一方の端部25bは、支軸部29により開閉可能に軸支されている。
また、前記櫛部12の他方の端部にはイリジウム磁石30aが固定され、前記髪押さえ部材13の他方の端部には前記イリジウム磁石30aに接合しうるイリジウム磁石30bが固定され、閉時には、夫々の磁石30a,30bが接合して付け毛接合器具10の閉状態が固定される。
また、図2に示すように、前記櫛部12の一方の側方部35aには、前記櫛部12の長さ方向略全域に亘って設けられ、一方の間隙部18aに対して開口する横断面略V字形状に形成された接着剤供給用ガイド部19が設けられている。
また、前記接着剤供給用ガイド部19は、図2に示すように、前記櫛部12の長さ方向略全域に亘って設けられ、対向する一対の細長長方形状の薄厚板材21a,21bにより構成された先端部20,20方向に拡開する横断面略V字状に形成され、底部22には、接着剤Aが毛に供給される複数の開口部23が長さ方向に沿って形成され、図3に示すように、他方の板材21bの一方の幅方向端部の外側面部において、前記櫛部12の前記上端部17aの一方の幅方向外縁部に長さ方向に沿って固定されている。
また、前記複数の開口部23は、前記櫛歯11の下端部32に沿うように前記櫛部12の長さ方向略全域に配置されると共に、図4に示すように、前記櫛歯11aと前記櫛歯11aに隣接する櫛歯11bとの間に形成される複数の隙間部31に対して対向するように配置されている。
また、図2に示すように、前記髪押さえ部材13は、全体薄型直方体形状に形成され、閉時には、前記接着剤供給用ガイド部19の一方の板材21aの直上に配置されて接着剤Aの液だれを防止する断面方形棒状の突起部24aが前記髪押さえ部材13の長さ方向全域に亘って前記髪押さえ部材13の一方の側面部34aに固定されている。
また、同様に、前記櫛部12には、前記接着剤供給用ガイド部19の他方の板材21bの直下に配置されて前記接着剤Aの液だれを防止する断面方形棒状の突起部24bが前記櫛部12の長さ方向全域に亘って前記櫛部12の一方の側面部35aに固定されている。
また、図1に示すように、前記振動部14は、使用者が把持しうる円柱棒形状の把持部27として構成され、前記櫛部12の端部25aに接合固定され、前記把持部27の内部にバイブレータ26を内蔵し、前記バイブレータ26の作動時には、発生した振動を前記櫛部12に伝達しうるように構成されている。
また、前記把持部27の周面上には、前記バイブレータ26を作動させうるバイブレータスイッチ33が設けられている。
以下、本実施例の作用について説明する。
本実施例に係る付け毛接合器具10を使用する場合には、図4に示すように、付け毛接合器具10の開状態において、自毛Bを櫛部12の複数の櫛歯11の夫々の隙間部31に均等に分散させて前記櫛部12の幅方向に沿って配置し、かつ、図6(a)に示すように、前記複数の櫛歯11の下端部32であって櫛部12の基部28上に載置する。
この場合、付け毛接合器具10を用いて前記自毛Bの先端部と付け毛とを接合することから、前記自毛Bの先端部が接合部位を形成するため、図4及び図6(a)に示すように、前記基部28上を通過させた前記自毛Bの先端部を適度な長さ寸法だけ前記櫛部12の一方の側面部35a側へ突出するように調節して前記櫛部12の幅方向に沿って配置する。
その後、図4及び図6(b)に示すように、前記基部28上に載置された前記自毛B上に付け毛Cを載置する。
この場合、前記のように配置した自毛B上であって、複数の櫛歯11との櫛部12の複数の櫛歯11の夫々の隙間部31に均等に分散するように配置し、前記櫛部12の他方の側面部35b側に付け毛Cの接合部位である先端部が適度な長さ寸法だけ前記他方の側面部35bより外側に突出するように調節して配置する。
このように自毛Bと付け毛Cとを配置した場合、自毛Bと付け毛Cは櫛歯11aに隣接する他の櫛歯11bとの間の間隙寸法L1が略1mmである隙間部31に配置されるので、前記櫛歯11aと前記櫛歯11aに隣接する他の櫛歯11bとの間に配置される毛束の太さ寸法を小さくできることから、自毛Bと付け毛Cとの接合箇所の毛束の太さ寸法を太くすることなく、前記櫛部12上へ均等に配置することができる。
その後、図6(c)に示すように、髪押さえ部材13を閉じることにより、前記複数の櫛歯11を空隙部15の内部に収納し、前記髪押さえ部材13の幅方向下端部16a,16bと前記櫛部12の上端部17a,17bとの間に前記自毛Bと前記付け毛Cとを挟み込んで固定する。
この場合、前記自毛Bと前記付け毛Cは、前記髪押さえ部材13が横断面コ字状に形成されていることから、前記髪押さえ部材13の一方の下端部16aと前記櫛部12の一方の上端部17a、及び前記髪押さえ部材13の他方の下端部16bと前記櫛部12の他方の上端部17bにおいて挟み込まれることにより固定される。
そして、前記自毛Bと前記付け毛Cは、前記髪押さえ部材13の幅方向下端部16a,16bと前記櫛部12の上端部17a,17bとの間に形成される間隙部18a,18bに配置される。
その後、図5及び図6(d)に示すように、前記接着剤供給用ガイド部19の先端部20,20側から液体状の接着剤Aを滴下する。
接着剤Aを供給する場合には、前記自毛Bと付け毛Cとを挟み込んで固定した状態で、図6(d)に示すように、付け毛接合器具10を前記接着剤供給用ガイド部19の拡開した先端部20,20側が上方になるように、図6(c)に示す状態から図6(d)に示す状態へ90度回転させて寝かせる。
そして、前記櫛部12の一方の側面部35aには、前記間隙部18aに対して開口する接着剤供給用ガイド部19が設けられていることから、前記接着剤供給用ガイド部19に対して液体状の接着剤Aを供給することにより、前記間隙部18aに配置された前記自毛Bと前記付け毛Cに接着剤Aを付すことができる。
この場合、前記接着剤供給用ガイド部19は先端部20,20側が拡開する横断面略V字形状に形成され、底部22には、接着剤Aが供給された場合に、前記間隙部18aに配置された毛に接着剤Aを供給できる複数の開口部23が設けられていることから、拡開する先端部20,20側から接着剤Aを容易に供給することができ、前記接着剤Aは、重力により、先端部20,20から、底部22に形成されている複数の開口部23へ移動し、前記開口部23から、前記間隙部18aに配置された自毛Bと付け毛Cとに、接着剤Aを容易に供給することができる。
また、図6に示すように、前記複数の開口部23は、前記櫛歯11の下端部32に沿うように前記櫛部12の長さ方向全域に配置されると共に、図4に示すように、前記櫛歯11aと前記櫛歯11aに隣接する櫛歯11bとの間に形成される隙間部31に対して対向するように配置されていることから、自毛Bと付け毛Cが配置された部位に対して確実に前記接着剤Aを供給することができる。
また、閉時には、図2に示すように、前記接着剤供給用ガイド部19の一方の板材21aの直上に配置されて接着剤Aの液だれを防止する突起部24aが長さ方向に沿って形成されていると共に、前記櫛部12には、前記接着剤供給用ガイド部19の他方の板材21bの直下に配置されて液だれを防止する突起部24bが長さ方向に沿って形成されていることから、接着剤Aを多量に滴下して前記間隙部18aから接着剤Aが溢れた場合であっても、液だれを防止する突起部24a,24bにより接着剤Aの移動は規制されて接着剤Aの液だれを防止することができる。
また、図6(d)に示すように、自毛Bと付け毛Cとの接合部位は、重力方向に沿って固定配置されていることから、接合部位に対して前記接着剤Aを供給することにより、前記接着剤Aを重力方向である自毛Bと付け毛Cの長さ方向に沿って移動させることができ、自毛Bと付け毛Cとの間に前記接着剤Aを容易に浸透させることができる。
次に、図5に示すような把持部27上に設けられたバイブレータスイッチ33をオン操作する。
この場合、前記バイブレータスイッチ33のオン操作により、前記把持部27に内蔵されたバイブレータ26を作動させて、前記バイブレータ26により発生した振動を前記櫛部12に伝達して液体状の接着剤Aを拡散させることにより、より接着剤Aを自毛Bと付け毛Cとの間に十分に浸透させることができる。
その後、前記バイブレータスイッチ33のオフ操作により、バイブレータ26の振動を停止させる。
前記バイブレータ26の振動を停止後、付け毛接合器具10の閉止状態を約5分間保持して、自毛Bと付け毛Cとの間に浸透させた接着剤Aを半渇き状態になるまで保持する。
その後、前記髪押さえ部材13を支軸部29に対して回動させて付け毛接合器具10を開く。
そして、自毛Bと付け毛Cから付け毛接合器具10を外し、ドライヤーを使用して約10分間かけて自毛Bと付け毛Cに浸透させた接着剤Aを乾燥させる。
その後、図7(a)に示すような自毛Bと付け毛Cとを接合させた状態から、図7(b)に示すような髪の薄い頭部側へ付け毛Cを流して配置する。
そして、図7(c)に示すように、ヘアスプレーとブラシを用いて、接合した自毛B及び付け毛Cとを整えることにより、付け毛Cの接合作業は終了する。
この場合、自毛Bと付け毛Cとの接合状態は、図1に示すように、前記櫛歯11が全体略円柱状に形成され、櫛歯11に隣接する他の櫛歯11との間の間隙寸法L1が略1mmであるので、前記櫛歯11と前記櫛歯11に隣接する他の櫛歯11との間に配置される毛の束の太さ寸法を小さくでき、接着剤Aを櫛歯11と隣接する他の櫛歯11の周面に沿って供給することができることから、接着剤Aが凹凸のない滑らかな状態で自毛Bと付け毛Cとの間の接合部位に固着し、自毛Bと付け毛Cとを自然な状態で良好に接合することができる。
本発明は付け毛接合器具に係り、特に、自毛と付け毛との接合状態を良好にしうる付け毛接合器具に広く適用できる。
本発明に係る付け毛接合器具の一実施の形態を示す斜視図であり、開状態を示す図である。 本発明に係る付け毛接合器具の一実施の形態を示す斜視図であり、閉状態を示す図である。 本発明に係る付け毛接合器具の一実施の形態を示す断面図である。 本発明に係る付け毛接合器具の一実施の形態を示す上面図であり、開状態において毛を配置した状態を示す図である。 本発明に係る付け毛接合器具の一実施の形態を示す側面図であり、閉状態において毛を固定した状態を示す図である。 本発明に係る付け毛接合器具の一実施の形態を示す使用状態図であり、断面図により接合過程を説明した図である。 本発明に係る付け毛接合器具を使用後における髪を整える過程を示す図である。
符号の説明
10 付け毛接合器具
11 櫛歯
11a 櫛歯
11b 櫛歯
12 櫛部
13 髪押さえ部材
14 振動部
15 空隙部
16a 髪押さえ部材の幅方向下端部
16b 髪押さえ部材の幅方向下端部
17a 櫛部の上端部
17b 櫛部の上端部
18a 間隙部
18b 間隙部
19 接着剤供給用ガイド部
20 先端部
21a 一方の板材
21b 他方の板材
22 底部
23 開口部
24a 突起部
24b 突起部
25a 櫛部の一方の端部
25b 髪押さえ部材の一方の端部
26 バイブレータ
27 把持部
28 基部
29 支軸部
30a 磁石
30b 磁石
31 隙間部
32 櫛歯の下端部
33 バイブレータスイッチ
34a 髪押さえ部材の一方の側面部
35a 櫛部の一方の側面部
35b 櫛部の他方の側面部
36 上板部
37 対向板部
A 接着剤
B 自毛
C 付け毛
L1 間隙寸法
L2 間隔寸法

Claims (7)

  1. 髪の毛を漉きうる櫛歯を有する櫛部と、前記櫛部に対して開閉可能に取り付けられ、閉時には、櫛部との間に髪を固定しうる髪押さえ部材とを有し、接着剤により自毛と付け毛とを接合させる付け毛接合器具であって、
    前記髪押さえ部材により櫛部との間に自毛と付け毛とを固定した状態で、接着剤を自毛と付け毛とに付し、前記接着剤を拡散させうる振動部を有することを特徴とする付け毛接合器具。
  2. 前記髪押さえ部材は横断面コ字状に形成され、閉時には、前記櫛歯を内部に収納しうる空隙部を有し、
    前記髪押さえ部材は、閉時には、前記髪押さえ部材の幅方向下端部と前記櫛部の上端部との間に間隙部が形成されるように構成され、
    前記櫛部の側方部には、櫛部の長さ方向に沿って配置され、前記間隙部に対して開口する接着剤供給用ガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の付け毛接合器具。
  3. 前記接着剤供給用ガイド部は、前記櫛部の略全域に亘って設けられ、先端部方向に拡開する横断面略V字状に形成され、対向する一対の板材を有すると共に、底部には、接着剤が毛に供給される複数の開口部が長さ方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項2記載の付け毛接合器具。
  4. 前記髪押さえ部材は、全体薄型直方体形状に形成され、閉時には、前記接着剤供給用ガイド部の一方の板材の直上に配置されて接着剤の液だれを防止する突起部が長さ方向に沿って形成されていると共に、前記櫛部には、前記接着剤供給用ガイド部の他方の板材の直下に配置されて液だれを防止する突起部が長さ方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項3記載の付け毛接合器具。
  5. 前記振動部は、前記櫛部の端部に接合固定され、バイブレータを内蔵し、バイブレータの作動時には、発生した振動を前記櫛部に伝達しうるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の付け毛接合器具。
  6. 前記振動部は、使用者が把持する棒状の把持部として構成されていることを特徴とする請求項5記載の付け毛接合器具。
  7. 前記櫛歯は、全体略円柱状に形成され、櫛歯に隣接する他の櫛歯との間の間隙寸法が略1mmであることを特徴とする請求項1記載の付け毛接合器具。
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