JP2010082689A - プレートれんが交換判定装置及びプレートれんが交換判定方法 - Google Patents
プレートれんが交換判定装置及びプレートれんが交換判定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010082689A JP2010082689A JP2008257631A JP2008257631A JP2010082689A JP 2010082689 A JP2010082689 A JP 2010082689A JP 2008257631 A JP2008257631 A JP 2008257631A JP 2008257631 A JP2008257631 A JP 2008257631A JP 2010082689 A JP2010082689 A JP 2010082689A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- sliding
- plate brick
- replacement
- brick
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
【解決手段】プレートれんが交換判定装置10は、プレートれんが摺動面に形成される凹凸の形状測定を行う表面形状測定器11と、形状測定結果に基づいて、全閉条件下におけるプレートれんがの隙間高さを算出し、算出された隙間高さに基づいてプレートれんが交換の可否を判断する交換判断手段12と、隙間高さ及び交換の可否を表示する表示手段13とを備えている。表面形状測定器11は、2台のCCDカメラ14、15と、プレートれんがに縞パターンを投影するプロジェクタ16と、CCDカメラ14、15及びプロジェクタ16の制御を行う制御部17と、撮像データに基づいてプレートれんが摺動面の形状を三次元座標値として構成する画像処理部18とを備えている。
【選択図】図1
Description
(1)0.5mmという深さは微妙な寸法であり、計測する作業員によって判断が分かれ、計測値のバラツキにつながる。図6(A)に示すように、人の手でSNプレートのストローク消化値を測定した場合、大きなバラツキが生じることがわかる。なお、ストローク消化値は、図6(B)に示すように、ストローク損傷の程度を示す値である。
(2)隙間ゲージは、ある幅(5〜20mm程度)をもっているため、隙間ゲージの幅より狭い凹凸(例えば幅が5mm未満の凹凸)を計測することができない。
(3)本来、SNプレートを構成する固定プレートと摺動プレートを重ね合わせた状態における損傷量(隙間高さ)に基づいてSNプレートを交換する必要があるかどうか判定することが望ましい。しかし、固定プレートと摺動プレートを重ね合わせた状態で、隙間ゲージを用いて損傷量を計測することは非常に困難である。このため、固定プレートと摺動プレート各々について、深さ0.5mm以上の損傷をSNプレート交換の判定値として採用せざるを得なかった。
(4)使用後の固定プレートと摺動プレートの摺動面には、細かい凹凸が形成されており、凸部ではストレートエッジが浮くため、正確な面損傷度を測定することができない。
(5)上記(1)〜(4)の外乱の影響を最終的に人が判断するため、人的バラツキが避けられない。
湯止り不良とされた使用済みプレートれんがの隙間高さの最小値を検証したところ、1.5mmを超えていたケースが大半であった。しかし、プレートれんが交換判定後の操業中においてもプレートれんがの損傷が進行することを考慮すると、隙間高さの最小値が1.0mmを超えた場合に、プレートれんがを交換するのが安全であると考えられる。
プレートれんが交換判定装置10は、プレートれんがを構成する固定プレートと摺動プレートの各摺動面(プレートれんが摺動面)に形成される凹凸(面損傷)の形状測定を行う表面形状測定器11と、表面形状測定器11の測定データに基づいて、全閉条件下におけるプレートれんがの隙間高さを算出し、算出された隙間高さに基づいてプレートれんが交換の可否を判断する交換判断手段12と、隙間高さ及び交換の可否を表示する表示手段13とを備えており、表面形状測定器11と交換判断手段12及び表示手段13は、有線/無線のLAN(Local Area Network)やUSB(Universal Serial Bus)などを介して接続される。
図2に示すように、プロジェクタ16を用いて対象物20の表面(プレートれんが摺動面)に縞パターン21を投影し、縞パターン21が投影された対象物20を2台のCCDカメラ14、15で撮像する。そして、画像処理部18において、撮像された画像データから三角測量の原理を用いて縞パターン21上の点Pの三次元座標値を決定する。この際、2台のCCDカメラ14、15のレンズ中心間距離である基線長L、及び点Pと各レンズ中心とを結ぶ線が基線となす角度α、βは既知である。
(S2)2台のCCDカメラ14、15の中間に設けられたプロジェクタ16からプレートれんが30の摺動面に向けて縞パターンを投影する。
(S3)2台のCCDカメラ14、15を用いて、縞パターンが投影されたプレートれんが30の摺動面を撮像する。
(S4)表面形状測定器11の画像処理部18において、2台のCCDカメラ14、15によって撮像された撮像データに基づいて、プレートれんが30の摺動面の形状を三次元座標値として構成する。得られた三次元座標値は、パソコン19のハードディスクに保存される。
(S6)パソコン19に搭載された交換判断手段12を用いて、固定プレート31及び摺動プレート32の各三次元座標値に基づき、全閉条件下におけるプレートれんが30の隙間高さ35を算出する。図3(B)に示すように、算出された隙間高さ35はパソコン19の画面上に表示される。なお、パソコン19の画面上には、スライディングノズル装置(図示省略)のストロークに応じた隙間高さ35を表示させることができる。
(S7)交換判断手段12は、固定プレート31のノズル孔33aと摺動プレート32のノズル孔33bで挟まれたエリアにおける隙間高さ35の最小値が1.0mmを超えているかどうか判断し、隙間高さ35の最小値が1.0mmを超えている場合は、再使用不可とパソコン19の画面上に表示し、隙間高さ35の最小値が1.0mm以下の場合は、再使用可とパソコン19の画面上に表示する。
また、上記実施の形態では、表面形状測定器が画像処理部を備えるようにしたが、画像処理部をパソコン上で起動するソフトウェアとして構成してもよい。
Claims (4)
- 溶融金属容器の底部に固定される固定プレートと、前記固定プレートの一方の面に沿って摺動する摺動プレートとからなるプレートれんがの交換判定装置であって、
前記固定プレート及び前記摺動プレートの各摺動面に形成される凹凸の形状測定を行う表面形状測定器と、
前記プレートれんがのノズル孔が全閉となるように前記固定プレート及び前記摺動プレートの摺動面を重ね合わせた状態における、該各摺動面の凹凸によって生じる前記プレートれんがの隙間高さを前記表面形状測定器の測定結果に基づいて算出し、該隙間高さに基づいて前記プレートれんが交換の可否を判断する交換判断手段とを具備することを特徴とするプレートれんが交換判定装置。 - 請求項1記載のプレートれんが交換判定装置において、前記交換判断手段は、前記固定プレートのノズル孔と前記摺動プレートのノズル孔で挟まれたエリアにおける前記隙間高さの最小値が1.0mmを超えた場合に、該プレートれんがは交換時期にあると判定するプレートれんが交換判定装置。
- 溶融金属容器の底部に固定される固定プレートと、前記固定プレートの一方の面に沿って摺動する摺動プレートとからなるプレートれんがの交換判定方法であって、
前記固定プレート及び前記摺動プレートの各摺動面に形成される凹凸形状を光学的に測定し、前記プレートれんがのノズル孔が全閉となるように前記固定プレート及び前記摺動プレートの摺動面を重ね合わせた状態における、該各摺動面の凹凸によって生じる前記プレートれんがの隙間高さを前記測定結果に基づいて算出し、該隙間高さに基づいて前記プレートれんが交換の可否を判断することを特徴とするプレートれんが交換判定方法。 - 請求項3記載のプレートれんが交換判定方法において、前記固定プレートのノズル孔と前記摺動プレートのノズル孔で挟まれたエリアにおける前記隙間高さの最小値が1.0mmを超えた場合に、該プレートれんがは交換時期にあると判定するプレートれんが交換判定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008257631A JP5258491B2 (ja) | 2008-10-02 | 2008-10-02 | プレートれんが交換判定装置及びプレートれんが交換判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008257631A JP5258491B2 (ja) | 2008-10-02 | 2008-10-02 | プレートれんが交換判定装置及びプレートれんが交換判定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010082689A true JP2010082689A (ja) | 2010-04-15 |
JP5258491B2 JP5258491B2 (ja) | 2013-08-07 |
Family
ID=42247164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008257631A Expired - Fee Related JP5258491B2 (ja) | 2008-10-02 | 2008-10-02 | プレートれんが交換判定装置及びプレートれんが交換判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5258491B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102963807A (zh) * | 2011-08-31 | 2013-03-13 | 株式会社日立建筑系统 | 乘客输送机的移动扶手的恶化诊断装置 |
JP2016000419A (ja) * | 2014-06-12 | 2016-01-07 | 新日鐵住金株式会社 | 溶融金属の流量制御用プレート耐火物の損傷測定装置及び測定方法、並びに流量制御用プレート耐火物の交換判定方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5174932A (en) * | 1974-12-25 | 1976-06-29 | Nippon Kokan Kk | Yakinyoyokino shudokaiheisochini okeru taikabutsujokyono hanteihoho |
JPH07208950A (ja) * | 1994-01-20 | 1995-08-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 表面形状3次元計測方法 |
-
2008
- 2008-10-02 JP JP2008257631A patent/JP5258491B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5174932A (en) * | 1974-12-25 | 1976-06-29 | Nippon Kokan Kk | Yakinyoyokino shudokaiheisochini okeru taikabutsujokyono hanteihoho |
JPH07208950A (ja) * | 1994-01-20 | 1995-08-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 表面形状3次元計測方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102963807A (zh) * | 2011-08-31 | 2013-03-13 | 株式会社日立建筑系统 | 乘客输送机的移动扶手的恶化诊断装置 |
JP2016000419A (ja) * | 2014-06-12 | 2016-01-07 | 新日鐵住金株式会社 | 溶融金属の流量制御用プレート耐火物の損傷測定装置及び測定方法、並びに流量制御用プレート耐火物の交換判定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5258491B2 (ja) | 2013-08-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102500627B (zh) | 一种板材的宽度、边部形状、边部缺陷测量仪及测量方法 | |
JP5488953B2 (ja) | 凹凸疵検査方法及び装置 | |
TW201606291A (zh) | 冶金容器中之裂痕偵測及測量 | |
JP6358359B2 (ja) | 金属板の補修方法、及び鋳型の製造方法 | |
TWI628486B (zh) | 試鏡架與試鏡架關鍵參數量測方法 | |
CN108856664A (zh) | 一种连铸机结晶器自动加渣系统及控制方法 | |
KR102044196B1 (ko) | 조도 측정 장치 및 조도 측정 방법 | |
CN104457570B (zh) | 一种铸坯位置测量方法 | |
JP5258491B2 (ja) | プレートれんが交換判定装置及びプレートれんが交換判定方法 | |
JP6150562B2 (ja) | 工具検査方法及び工具検査装置 | |
KR20130113321A (ko) | 형상 측정 장치, 형상 측정 방법 및 유리판의 제조 방법 | |
Pham et al. | A smartphone-based laser measuring system for gap and flush assessment in car body | |
JP2019168353A (ja) | 表面粗さ測定装置および表面粗さ測定方法 | |
JP5396824B2 (ja) | スラブ表面欠陥検出方法およびスラブ表面欠陥検出装置 | |
JP5294891B2 (ja) | 凹凸文字抽出のための画像処理方法 | |
JP5320997B2 (ja) | スラブの表面欠陥判定方法およびスラブ表面欠陥判定装置 | |
JP2009226486A (ja) | ホットスカーフ溶削量測定方法及び測定装置 | |
JP6481469B2 (ja) | 面間距離測定装置及び方法 | |
JP6361301B2 (ja) | 溶融金属の流量制御用プレート耐火物の損傷測定装置及び測定方法、並びに流量制御用プレート耐火物の交換判定方法 | |
JP5884179B2 (ja) | 溶融金属収容容器の検査装置及び検査方法 | |
JP5494539B2 (ja) | 剪断加工工具の異物付着検出方法及び異物付着監視装置 | |
WO2024070150A1 (ja) | 樋管理システム及び樋管理方法 | |
JP6454573B2 (ja) | トータルステーションを用いた測定方法および段差算出装置 | |
KR101129880B1 (ko) | 광학식 평탄도 측정 장치 | |
JP2016056398A (ja) | 溶融金属収容容器の検査装置及び検査方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110816 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130311 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130409 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130423 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |