JP2010082607A - ストリップ塗装設備 - Google Patents

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Seishi Matsugasaki
晴司 松ヶ崎
Hideki Hamada
秀樹 濱田
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Abstract

【課題】従来のストリップ塗装設備は、ストリップの各通板位置において蛇行修正が行われるので、塗装ストリップとサポートロールとの接触範囲が一定位置に安定してしまい、サポートロールに局所的に堆積した塗料によってストリップの歪みや耳伸びが発生してしまう。
【解決手段】本発明によるストリップ塗装設備は、ウォータクエンチ62の出側62bに配置されたスクイズロール101及びデフレクタロール102を軸方向Bに沿って周期的に変位させることにより、サポートロール100と接触する塗装ストリップ2Pを前記軸方向Bに往復移動させる構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストリップ塗装設備に関し、特に、ウォータクエンチの出側に配置されたスクイズロール及びデフレクタロールを軸方向に周期的に変位させることにより、サポートロールと接触する塗装ストリップを前記軸方向に往復移動させることで、サポートロールに局所的に塗料が堆積することを防止でき、この局所的に堆積した塗料により塗装ストリップに不具合が生じることを防止できるようにするための新規な改良に関するものである。
従来用いられていたこの種のストリップ塗装設備としては、例えば下記の特許文献1,2等に示されているストリップ塗装設備が用いられており、一般的に図2,図3に示すように構成されている。図2は従来のストリップ塗装設備を示す構成図であり、図3は図2のウォータクエンチを示す斜視図である。図2において、ペイオフリール1から送り出されたストリップ2は、エントリアキュムレータ3を通過して前処理設備4に導入される。前処理設備4にて前処理が行われたストリップ2は、乾燥炉5にて乾燥されて、第1及び第2塗装設備本体6,7に導入される。
前記第1塗装設備本体6には、コータ60、オーブン61、ウォータクエンチ62が設けられており、前記ストリップ2は、前記コータ60にて塗料が転写されて塗装ストリップ2Pとされる。前記コータ60から送り出された塗装ストリップ2Pは、前記オーブン61にて焼き付けられて、前記ウォータクエンチ62にて冷却される。
前記ウォータクエンチ62は、図3に示されるように構成されている。すなわち、前記ウォータクエンチ62の入側62aにはサポートロール100が設けられ、出側62bには一対のスクイズロール101とデフレクタロール102とが設けられている。前記オーブン61から導入された塗装ストリップ2Pは、前記入側62aでサポートロール100により支持されて、前記出側62bでスクイズロール101により挟持される。そして、塗装ストリップ2Pは、ウォータクエンチ62内部において冷却されて、前記スクイズロール101から送り出される。デフレクタロール102は、前記スクイズロール101から送り出された前記塗装ストリップ2Pが周面に密着されて、前記塗装ストリップ2Pの送方向Aを変更する。
図2に戻り、前記第2塗装設備本体7は、前記第1塗装設備本体6と同様に構成されており、前記塗装ストリップ2Pにさらに塗料を転写する。前記第2塗装設備本体7から送り出された塗装ストリップ2Pは、エキジットアキュムレータ8、フィルムラミネータ9、及びエキジットシャー10を通過して、コイラ11にてコイル状に形成される。
このような従来装置では、ストリップ2,2Pの各通板位置において蛇行修正が行われている。例えば、ストリップ2,2Pの裏面に塗料が転写されることを防止するためにコータ60の前段で蛇行修正を行う旨が下記の特許文献1に開示されており、ストリップ2,2Pの両端を精度良くカットするためにサイドトリマー設備の前段で蛇行修正を行う旨が特許文献2に開示されている。
特開平10−244200号公報 特開2007−217123号公報
上記のような従来のストリップ塗装設備では、ストリップ2,2Pの各通板位置において蛇行修正が行われるので、塗装ストリップ2Pとサポートロール100との接触範囲が一定位置に安定してしまう。ウォータクエンチ62に導入された時点では塗料は完全には硬化してないので、塗装ストリップ2Pの両側からサポートロール100に塗料が転写されて、局所的にサポートロール100に塗料が堆積してしまう(図4参照)。すなわち、裏面ノーコート(表のみの片面塗装)の場合に塗料回りが発生してしまう。そして、この局所的に堆積した塗料は、ストリップ2が薄ゲージの場合に、歪みや耳伸びの原因となる。
また、サポートロール100に堆積した塗料を剥ぎ取るために、ウォータクエンチ62内にブレードを設けることも考えられるが、ブレードを設けるスペースをウォータクエンチ62内に確保することは難しい。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、サポートロールに局所的に塗料が堆積することを防止でき、この局所的に堆積した塗料により塗装ストリップに不具合が生じることを防止できるストリップ塗装設備を提供することである。
本発明に係るストリップ塗装設備は、オーブンで焼き付けられた塗装ストリップがウォータクエンチに導入されて冷却されるストリップ塗装設備であって、前記ウォータクエンチの入側に配置されるとともに、前記ウォータクエンチに回転自在に取り付けられ、前記入側において前記塗装ストリップを支持するサポートロールと、前記ウォータクエンチの出側に配置され、前記出側において前記塗装ストリップを挟持する一対のスクイズロールと、前記ウォータクエンチの前記出側に配置され、前記スクイズロールから送り出された前記塗装ストリップが周面に密着されるデフレクタロールと、前記スクイズロール及び前記デフレクタロールの両端に取り付けられ、前記スクイズロール及び前記デフレクタロールを互いに一体化させる一対の固定板と、前記固定板に接続されたアクチュエータとを備え、前記アクチュエータは、前記スクイズロール及び前記デフレクタロールを前記ウォータクエンチから独立して軸方向に周期的に変位させることにより、前記サポートロールと接触する前記塗装ストリップを前記軸方向に往復移動させる。
また、前記アクチュエータは、油圧式プランジャである。
本発明のストリップ塗装設備によれば、ウォータクエンチの出側に配置されたスクイズロール及びデフレクタロールを軸方向に周期的に変位させることにより、サポートロールと接触する塗装ストリップを前記軸方向に往復移動させるので、サポートロールに転写された塗料を往復移動する塗装ストリップにより均すことができ、サポートロールに局所的に塗料が堆積することを防止できる。これによって、この局所的に堆積した塗料により塗装ストリップに不具合が生じることを防止できる。
また、前記アクチュエータは油圧式プランジャであるので、より確実に塗装ストリップを往復移動させることができ、塗料の堆積をより確実に防止できる。
なお、上述した特許文献1には、塗装ストリップを板幅方向に周期的に移動させる旨が開示されているが、ロールの局部摩耗を防止するためにコータ60の前段で塗装ストリップを移動させるものであり、本願構成とは全く別異のものである。本願発明は、ウォータクエンチの入側という塗料が硬化しやすい位置において、塗料の堆積を防止するものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるストリップ塗装設備のウォータクエンチを示す斜視図である。なお、従来のストリップ塗装設備と同一又は同等部分については同一の符号を用いて説明する。また、実施の形態のストリップ塗装設備の全体としての構成は、従来のストリップ塗装設備の全体としての構成(図2)と同様である。
図1において、ウォータクエンチ62の入側62aにはサポートロール100が設けられ、出側62bには一対のスクイズロール101とデフレクタロール102とが設けられている。サポートロール100はウォータクエンチ62の内壁に回転自在に取り付けられており、スクイズロール101とデフレクタロール102はウォータクエンチ62の外側に配置されている。図2に示すオーブン61から導入された塗装ストリップ2Pは、入側62aでサポートロール100により支持されて、出側62bでスクイズロール101により挟持される。塗装ストリップ2Pは、ウォータクエンチ62内部において冷却されて、前記スクイズロール101から送り出される。前記デフレクタロール102は、前記スクイズロール101から送り出された前記塗装ストリップ2Pが周面に密着されて、前記塗装ストリップ2Pの送方向Aを変更する。
前記スクイズロール101及び前記デフレクタロール102には、全体としてL字状金属板である固定板103が各ロール101,102の両端に取り付けられている。これらスクイズロール101及びデフレクタロール102は前記固定板103により互いに一体化されている。
前記固定板103には一対の脚部103aが設けられており、各脚部103aには車輪部103bがそれぞれ設けられている。各車輪部103bは図示しない固定台の上で転動可能であり、前記スクイズロール101及び前記デフレクタロール102は前記ウォータクエンチ62から独立して軸方向Bに変位可能である。前記固定板103には、アクチュエータである油圧式プランジャ104が接続されており、前記スクイズロール101及び前記デフレクタロール102は、前記油圧式プランジャ104の駆動力により変位される。
次に、動作について説明する。前述したように、前記塗装ストリップ2Pは、前記スクイズロール101に挟持されるとともに、前記デフレクタロール102の周面に密着されている。従って、前記固定板103が前記油圧式プランジャ104の駆動力によって軸方向Bに周期的に変位されると、前記スクイズロール101及び前記デフレクタロール102の変位に伴って、前記サポートロール100と接触する前記塗装ストリップ2Pが前記軸方向Bに往復移動(オシレート)される。
このとき、前記塗装ストリップ2Pと前記サポートロール100との接触範囲100aは前記軸方向Bに沿って周期的に変位される。これによって、サポートロール100に転写された塗料を往復移動する塗装ストリップ2Pにより均すことができ、サポートロール100に局所的に塗料が堆積することを防止できる。従って、この局所的に堆積した塗料により発生する例えば歪みや耳伸び等の不具合を防止できる。
なお、実施の形態では、固定板103に脚部103a及び車輪部103bが設けられることで各ロール101,102が変位可能であるように説明しているが、各ロール及び固定板を支持する構造は例えば吊り下げ式等の他の構造でもよい。
また、実施の形態では、アクチュエータは油圧式プランジャ104であると説明したが、各ロール101,102を駆動できるものであれば任意の構成でよく、例えば、電磁式プランジャや、サーボモータとボールネジを組み合わせた構成等でもよい。
本発明の実施の形態1によるストリップ塗装設備のウォータクエンチを示す斜視図である。 従来のストリップ塗装設備を示す構成図である。 図2のウォータクエンチを示す斜視図である。 図3のサポートロールを示す正面図である。
符号の説明
2P 塗装ストリップ
61 オーブン
62 ウォータクエンチ
62b 出側
62a 入側
100 サポートロール
101 スクイズロール
102 デフレクタロール
103 固定板
104 油圧式プランジャ(アクチュエータ)
B 軸方向

Claims (2)

  1. オーブン(61)で焼き付けられた塗装ストリップ(2P)がウォータクエンチ(62)に導入されて冷却されるストリップ塗装設備であって、
    前記ウォータクエンチ(62)の入側(62a)に配置されるとともに、前記ウォータクエンチ(62)に回転自在に取り付けられ、前記入側(62a)において前記塗装ストリップ(2P)を支持するサポートロール(100)と、
    前記ウォータクエンチ(62)の出側(62b)に配置され、前記出側(62b)において前記塗装ストリップ(2P)を挟持する一対のスクイズロール(101)と、
    前記ウォータクエンチ(62)の前記出側(62b)に配置され、前記スクイズロール(101)から送り出された前記塗装ストリップ(2P)が周面に密着されるデフレクタロール(102)と、
    前記スクイズロール(101)及び前記デフレクタロール(102)の両端に取り付けられ、前記スクイズロール(101)及び前記デフレクタロール(102)を互いに一体化させる一対の固定板(103)と、
    前記固定板(103)に接続されたアクチュエータ(104)と
    を備え、
    前記アクチュエータ(104)は、前記スクイズロール(101)及び前記デフレクタロール(102)を前記ウォータクエンチ(62)から独立して軸方向(B)に周期的に変位させることにより、前記サポートロール(100)と接触する前記塗装ストリップ(2P)を前記軸方向(B)に往復移動させることを特徴とするストリップ塗装設備。
  2. 前記アクチュエータ(104)は、油圧式プランジャ(104)であることを特徴とする請求項1記載のストリップ塗装設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102266839A (zh) * 2010-06-03 2011-12-07 江苏立霸实业股份有限公司 彩涂线挤水辊无动力纠偏装置

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