以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図、図2は、同パチンコ遊技機の電気系統のブロック図、図3は、遊技制御基板が実行するタイマ割り込み処理の内容を表すフローチャート、図4は、始動口SW処理の内容を表すフローチャート、図5は、特別図柄処理の内容を表すフローチャート、図6は、大当たり判定処理の内容を表すフローチャート、図7は、大入賞口処理の一部の内容を表すフローチャート、図8は、大入賞口処理の他の一部の内容を表すフローチャート、図9は、大入賞口処理の更に他の一部の内容を表すフローチャート、図10は、大入賞口処理の残部の内容を表すフローチャート、図11は、大入賞口SW処理の内容を表すフローチャート、図12は、大入賞口装置の要部の分解斜視図、図13は、扉開放駆動機構の動作説明図、図14は、扉閉鎖駆動機構の動作説明図、図15は、本実施形態に係るソレノイド及び電動モータへの通電制御方法の一例を説明するためのタイミングチャート、図16は、同じく本実施形態に係るソレノイド及び電動モータへの通電制御方法の他の例を説明するためのタイミングチャートをそれぞれ示す。
図1において、パチンコ遊技機は遊技盤1を備え、遊技盤1は、遊技者がハンドル2を操作することによって発射された遊技球が転動しながら落下してゆく遊技領域3を備える。
遊技領域3の中央部には、センター装飾部材4が配設され、センター装飾部材4の内側に、画像表示器5の表示画面5aが配される。表示画面5aには、公知のデモ表示、始動口6、7への遊技球の入賞に基づく装飾図柄の変動表示、大当たり演出などが行われ、これらの演出表示は、後述する画像制御基板54によって制御される。
センター装飾部材4の左右中央部の下方には、始動口6、7が配設される。始動口6には、遊技領域3を転動落下する遊技球が入賞可能である。始動口7は、開閉可能な電動チューリップで構成され、始動口7には、その開放時のみ遊技球が入賞可能である。始動口6、7に遊技球が入賞すると、後述するように大当たり乱数など各種乱数が取得され、大当たり乱数が所定の大当たり乱数値に該当する場合、遊技者に有利な特別遊技状態となる大当たりが発生する。
始動口6、7の下方に大入賞口装置(アタッカー)8の開閉扉81が配設される。
大入賞口装置8は、図12に示すように、開閉扉81と枠部材82と扉開放駆動機構83と扉閉鎖駆動機構84とを備える。
枠部材82は、遊技盤1の前面に固定される正面プレート85を備える。正面プレート85の中央部には、遊技球が通過可能な横長の大入賞口85aが設けられている。
枠部材82に、大入賞口85aを開放及び閉鎖する開閉扉81が回動可能に配される。開閉扉81の左下端部及び右下端部に、それぞれ、枠部材82に設けられた軸部(図示せず。)を収容する第1軸孔部86A及び第2軸孔部86Bが設けられており、開閉扉81は、第1軸孔部86A及び第2軸孔部86Bを軸として前後方向(図13(A)図示矢印f、c方向)へ回動自在とされ、前方への回動により大入賞口85aを開放し、後方への回動により大入賞口85aを閉鎖する。
開閉扉81において、第1軸孔部86A及び第2軸孔部86Bの後方には、それぞれ第1従動ロッド87A及び第2従動ロッド87Bが設けられている。右端側の第1従動ロッド87Aは、扉開放駆動機構83により駆動可能とされ、一方、左端側の第2従動ロッド87Bは、扉閉鎖駆動機構84により駆動可能とされる。
扉開放駆動機構83は、図12及び図13に示すように、駆動源としてのソレノイド88と、開閉扉81の第1従動ロッド87Aと係合可能な第1ロッド作動部材89と、ソレノイド88と第1ロッド作動部材89とを連結する連結部材90とを備える。
ソレノイド88は、本体部88aとプランジャー88bとを備え、プランジャー88bの先端部に、連結部材90の後端部の係止フック部90a(図13)を係止する係止凹部88cを有し、係止凹部88cと本体部88aとの間のプランジャー88bにコイルばね88d(図13)が配設されている。コイルばね88dは、弾性変形によりプランジャー88bを突出させる方向(図13(A)図示矢印a方向)の付勢力をプランジャー88bに加える作用をする。
第1ロッド作動部材89は、先端部に、開閉扉81の第1従動ロッド87Aを係留する第1ロッド係留部89aを有し、後部に、連結部材90の先端部に設けられた係止ロッド90bを係留する係止ロッド係留部89bを有する。第1ロッド作動部材89は、後部に、連結部材90の軸部90cとしても機能する軸部89cを有しており、第1ロッド作動部材89は、第1ロッド係留部89aに第1従動ロッド87Aを係留した状態、かつ、係止ロッド係留部89bに係止ロッド90bを係留した状態の下で、軸部89c回りに前後方向(図13(A)図示矢印b、e方向)へ回動可能とされる。
連結部材90は、先端部に、第1ロッド作動部材89の係止ロッド係留部89bに係留される係止ロッド90bを有し、後端部に、ソレノイド88の係止凹部88cに係止される係止爪部90aを有する。連結部材90は、第1ロッド作動部材89の軸部89cとしても機能する軸部90cを有しており、連結部材90は、係止ロッド係留部89bに係止ロッド90bが係留された状態の下で、軸部90c回りに前後方向(図13(A)図示矢印b、e方向)へ回動可能とされる。
扉開放駆動機構83は、ソレノイド88への通電が停止されているとき、図13(A)に示すように、ソレノイド88のプランジャー88bは前進位置(図示矢印a方向の先端位置)にあり、連結部材90の係止ロッド90bは、軸部90cを軸とする前方(図示矢印b方向)への回動を終了したときに対応する前端位置にあり、第1ロッド作動部材89の第1ロッド係留部89aは、軸部89cを軸とする前方(図示矢印b方向)への回動を終了したときに対応する前端位置(下端位置)にある。このとき、開閉扉81の第1従動ロッド87Aは、第1軸孔部86Aを軸とする後方(図示矢印c方向)への回動を終了したときに対応する下端位置にあり、開閉扉81は、大入賞口85aを全閉状態に保つ。
ソレノイド88への通電が開始されると、プランジャー88bは、磁気吸引力により、コイルばね88dの付勢力に抗して所定ストロークだけ図示矢印d方向へ後退する。このプランジャー88bの後退動作により、連結部材90の係止ロッド90bは、軸部90cを軸として後方(図示矢印e方向)へ回動し、この係止ロッド90bの回動により、第1ロッド作動部材89の第1ロッド係留部89aは、軸部89cを軸として後方(図示矢印e方向)へ回動する。この第1ロッド係留部89cの後方(図示矢印e方向)への回動により、開閉扉81の第1従動ロッド87Aは、第1軸孔部86Aを軸として前方(図示矢印f方向)へ回動し、図13(B)に示すように、開閉扉81は全開する。
ソレノイド88への通電を終了すると、磁気吸引力が消失し、プランジャー88bは、コイルばね88dの弾性復帰による付勢力を受け前進を開始する。プランジャー88bが前進すると、連結部材90は、軸部90cを軸として前方(図示矢印c方向)へ回動し、第1ロッド作動部材89は、軸部89cを軸として前方(図示矢印b方向)へ回動し、第1ロッド作動部材89の第1ロッド係留部89aは、開閉扉81の第1従動ロッド87Aを押し下げ、開閉扉81は、第1軸孔部86Aを軸として後方(図示矢印c方向)へ回動し、図13(A)に示すように、全閉する。
このようにソレノイド88への通電終了によって開閉扉81を閉鎖動作させることができる。ただし、本実施形態では、後述するように、長大当たりの発生時にのみ、ソレノイド88への通電終了により開閉扉81を閉鎖動作させるようにし、短大当たり発生時及び小当たり発生時には、扉閉鎖駆動機構84により開閉扉81を閉鎖動作させるようにする。
扉閉鎖駆動機構84は、図12及び図14に示すように、駆動源としての電動モータ例えばステップモータ91と、電動モータ91の出力軸に固定され、前方へ回動可能な回転部材92とを備える。
回転部材92は、外周部に、等間隔で複数例えば4つの押下ロッド93A、93B、93C、93Dを有し、各押下ロッド93A、93B、93C、93Dは、回転部材92が回転するとき、開閉扉81の第2従動ロッド87Bとの係合により第2従動ロッド87Bに押下力を加え、その後、第2従動ロッド87Bとの係合状態が解除されることにより第2従動ロッド87Bへの押下力が消失するよう構成されている。
具体的に説明すると、扉開放駆動機構83により開閉扉81が全開状態にあるとき、回転部材92は、図14(A)に示すように、1つの押下ロッド93Aが開閉扉81の第2従動ロッド87Bと上方から当接し又は第2従動ロッド87Bの上方近傍に位置している。
電動モータ91への通電が開始されると、電動モータ91の回転により回転部材92は、前方(図示矢印g方向)へ回転を開始する。この回転部材92の回転により、押下ロッド93Aと第2従動ロッド87Bは係合状態となり、押下ロッド93Aは第2従動ロッド87Bに対して押下力を加えるようになり、開閉扉81は、第2軸孔部86Bを軸として後方(図示矢印h方向)へ回動を開始し、開閉扉81は閉鎖動作を開始する。
開閉扉81の閉鎖動作は、押下ロッド93Aと第2従動ロッド87Bとが当接した直結状態の下で行われる。したがって、開閉扉81の閉鎖動作の動作速度は、電動モータ91の回転速度に応じて決定されることとなり、開閉扉81の閉鎖動作速度の増大を図ることが可能なため、開閉扉81の閉鎖動作速度は、開閉扉81の開放動作速度よりも大きくなるよう電動モータ91の回転速度は設定されている。
押下ロッド93Aと第2従動ロッド87Bとの係合状態(直結状態)は、上記のように開閉扉81が閉鎖動作を開始した後、開閉扉81が全閉状態になる直前であって、回転部材92が所定角度だけ回転したときに解除されるよう構成されている。このため、開閉扉81が全閉状態になるよりも前に、それまで押下ロッド93Aから第2従動ロッド87Bに加えられていた押下力は消失するようになるが、開閉扉81は、押下力が消失したときの重心位置が第2軸孔部86Bよりも後方に位置するよう予め構成してあるため、押下力が消失した後も、開閉扉81自体の自重により閉鎖動作を継続し、図14(B)に示すような全閉状態となる。
ここで、電動モータ91への通電は、回転部材92が所定角度例えば90°回転し、図14(B)に示すように、回転位置センサ例えばフォトセンサ94が他の押下ロッド93Dを検知した時点で終了し、回転部材92の回転を停止させる。
大入賞口装置8の開閉扉81は、大当たりの種類(長大当たり及び短大当たり)及び小当たりにそれぞれ対応して所定の開閉動作をする。すなわち、所定ラウンド数例えば15ラウンドの長大当たりが発生した場合、開閉扉81は、各ラウンドにおいて、大入賞口85aへ遊技球が入賞し易いよう開放時間の長い開閉動作を行い、また、予め長大当たりと同じラウンド数(15ラウンド)に設定された短大当たりが発生した場合、開閉扉81は、各ラウンドにおいて、大入賞口85aへ遊技球が入賞し難いよう開放時間の短い開閉動作を行い、また、予め短大当たりと同じ開放回数(15回)に設定された小当たりが発生した場合、開閉扉81は、短大当たり時の開閉動作パターンと同一又は類似の開閉動作パターンで開閉動作を行うよう制御される。ここで、長大当たりには、高確率で大当たりが発生する確変大当たりと、低確率で大当たりが発生する通常大当たりの2種類がある。なお、本明細書において、大当たりの「ラウンド」に対応する用語として、小当たりでは「回」を用いる。
図1において、さらに、遊技領域3には、普通入賞口9、ゲート10、アウト口11などが配設される。
遊技領域3の外側には、始動口6、7への入賞を契機に画像表示器5による装飾図柄の変動表示と同期して特別図柄を変動表示する特別図柄表示器12、始動口6、7へ入賞した遊技球の保留球数を最大4個まで表示する特別図柄保留ランプ13、遊技球がゲート10を通過したことを契機に普通図柄を変動表示する普通図柄表示器14、ゲート10を通過した遊技球の保留個数を最大4個まで表示する普通図柄保留ランプ15などが配設される。
次に、パチンコ遊技機の電気系統を図2に基づいて説明する。
図2において、電気系統は遊技制御基板(メイン制御基板)50を中枢部とし、遊技制御基板50にサブ基板51及び払出制御基板52が接続される。サブ基板(サブ制御基板)51は、演出制御基板53、画像制御基板54及びランプ制御基板55からなり、演出制御基板53は遊技制御基板50に接続され、画像制御基板54及びランプ制御基板55はそれぞれ演出制御基板53に接続される。遊技制御基板50、払出制御基板52、演出制御基板53、画像制御基板54及びランプ制御基板55は、それぞれCPU、ROM、RAMを備え、演出制御基板53は、さらにRTC(リアルタイムクロック)を備える。
遊技制御基板50には、始動口6、7への遊技球の入賞を検知する始動口SW(スイッチ)21、始動口7を開放駆動する電チューソレノイド22、ゲート10を通過する遊技球を検知するゲートスイッチ(SW)23、大入賞口8に入賞した遊技球を検知する大入賞口SW(スイッチ)24、上述した扉開放駆動機構83のソレノイド(大入賞口ソレノイド)88、上述した扉閉鎖駆動機構84の電動モータ(大入賞口モータ)91、上述した扉閉鎖駆動機構84の回転位置センサ94、普通入賞口9への遊技球の入賞を検知する普通入賞口スイッチ(SW)26、特別図柄表示器12、特別図柄保留ランプ13、普通図柄表示器14及び普通図柄保留ランプ15などが接続される。
演出制御基板53には、遊技者によって操作可能な演出ボタン27が接続される。
画像制御基板54には、画像表示器5およびスピーカ28が接続される。
ランプ制御基板55には、枠ランプ29、盤ランプ30及び可動役物31が接続される。
払出制御基板52には、賞球を払出す賞球払出装置の駆動源である払出駆動モータ32が接続される。
次に、遊技制御基板50が実行するタイマ割込処理を図3〜図11に基づいて説明する。
図3は、タイマ割込処理のうち主要な処理のみを表しており、タイマ割込処理は所定周期例えば4msec間隔で実行される。
タイマ割込処理は、乱数更新処理(ステップS1)と始動口SW処理(ステップS2)と特別図柄処理(ステップS3)と大入賞口処理(ステップS4)と賞球処理(ステップS5)とを主要な要素として構成される。
(1) 乱数更新処理(ステップS1)
乱数更新処理は、大当たり乱数、大当たり図柄乱数、変動パターン乱数など所定の乱数を更新することを内容とする。
(2) 始動口SW(スイッチ)処理(ステップS2、図4)
始動口SW処理の内容を図4に示す。
図4において、遊技制御基板50は、始動口SW21の出力信号に基づいて始動口6、7に遊技球が入賞したか否かを判定する(ステップS11)。
始動口SW21がオンしていないと判定した場合は、始動口SW処理を終了する。
一方、始動口SW21がオンしたと判定した場合は、始動口6、7への入賞を契機に大当たり乱数を取得することができた遊技球であって、取得した乱数に応じた特別図柄の変動表示が未だ行われていない遊技球の個数を示す保留球数Uが「4」未満であるか否かを判定し(ステップS12)、Uが「4」未満である場合、Uを「1」だけ加算して更新し(ステップS13)、大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数を取得、格納し(ステップS14)、始動口SW処理を終了する。
保留球数Uが「4」である場合は、始動口SW処理を終了する。
(3) 特別図柄処理(ステップS3、図5)
特別図柄処理の内容を図5に示す。
図5において、遊技制御基板50は、大当たり中又は小当たり中であるか否かを判定する(ステップS21)。換言すると、遊技制御基板50は、開閉扉81の1回当たりの開放時間の長い長大当たり、開閉扉81の1回当たりの開放時間が短く、長大当たりのラウンド数とラウンド数が同一の短大当たり、又は、開閉扉81の1回当たりの開放時間が短く、短大当たり時の開閉扉81の開閉動作パターンと同一又は類似の開閉動作パターンで開閉扉81が開閉動作を行う小当たりが発生しているか否かを判定する。ここで、長大当たりには、当該長大当たり終了後の遊技状態が低確率で大当たりの発生する遊技状態(通常遊技状態)になる通常長大当たりと、当該長大当たり終了後の遊技状態が高確率で大当たりの発生する遊技状態(確変遊技状態)となる確変長大当たりの2種類があり、また、短大当たりが発生した場合、当該短大当たり終了後の遊技状態は、高確率で大当たりの発生する確変遊技状態となる。
大当たり又は小当たりが発生していない遊技状態である場合、次に、特別図柄表示器12において特別図柄を変動表示中であるか否かを判定する(ステップS22)。ここで、特別図柄は、例えば、8セグメント表示の場合に、「1」〜「9」の数字からなる長大当たり図柄と、「U.」からなり、短大当たりを指定する短大当たり図柄と、「0.」からなり、小当たりを指定する小当たり図柄と、「−」の記号からなり、ハズレを指定するハズレ図柄とにより構成され、「1」〜「9」の長大当たり図柄のうち、「2」、「4」、「6」、「8」が通常長大当たりを指定する通常長大当たり図柄として設定され、「1」、「3」、「5」、「7」、「9」が確変長大当たりを指定する確変長大当たり図柄として設定される。
A. 大当たり中ではなく、かつ特別図柄の変動表示中でない場合(ステップS21、S22)、保留球数Uが「1」以上であるか否かを判定する(ステップS23)。
保留球数Uが「0」である場合、特別図柄処理を終了する。
一方、保留球数Uが「1」以上である場合、保留球数Uを「1」だけ減算し(ステップS24)、次に大当たり判定処理を行う(ステップS25)。
<大当たり判定処理>
大当たり判定処理の内容を図6に示す。
図6において、遊技制御基板50は、大当たり乱数判定を行う(ステップS41)。
大当たり乱数判定は、ステップS14(図4)で格納した乱数のうちから大当たり乱数を読み出し、大当たり乱数が、大当たりを発生させる大当たり乱数値、小当たりを発生させる小当たり乱数値、又はハズレ乱数値のいずれに該当するかを判定することによって行う。
大当たり乱数がハズレ乱数値に該当する場合、特別図柄表示器12に停止表示すべき特別図柄としてハズレ図柄をセットする(ステップS42、S43、S44)。
また、大当たり乱数が小当たり乱数値に該当する場合、特別図柄表示器12に停止表示すべき特別図柄として小当たり図柄をセットする(ステップS42、S43、S45)。
また、大当たり乱数が大当たり乱数値に該当する場合、大当たり図柄乱数判定を行う(ステップS42、S46)。
大当たり図柄乱数判定は、ステップS14(図4)で格納した乱数のうちから大当たり図柄乱数を読み出し、大当たり図柄乱数が、確変図柄(確変長大当たり図柄又は短大当たり図柄)に該当するか、あるいは通常図柄(通常長大当たり図柄)に該当するかを判定することによって行う。
大当たり図柄乱数が確変図柄である場合、特別図柄表示器12に停止表示すべき特別図柄として確変長大当たり図柄又は短大当たり図柄をセットし(ステップS47、S48)、大当たり図柄乱数が通常図柄である場合、特別図柄表示器12に停止表示すべき特別図柄として通常図柄をセットし(ステップS47、S49)、大当たり判定処理を終了する。
遊技制御基板50は、上述した大当たり判定処理(図5図示ステップS25)を終了した後、変動パターン選択処理を行う(ステップS26)。
変動パターン選択処理においては、変動パターン乱数を取得し、変動パターン乱数が指定する変動パターンをサブ基板51に対するコマンドとしてセットするなどの処理を行う。
変動パターン選択処理(ステップS26)を終了した後、遊技制御基板50は、変動開始コマンドをセットする(ステップS27)。ここで、変動開始コマンドには、現在の遊技状態を指定する遊技状態指定コマンド、変動パターン選択処理において選択された変動パターンを指定する変動パターン指定コマンドが含まれる。
次に、遊技制御基板50は、特別図柄表示器12において特別図柄の変動表示を開始させる(ステップS28)。そして、変動時間の計測を開始し(ステップS29)、特別図柄処理を終了する。
B. 大当たり中ではないが特別図柄の変動表示中である場合(ステップS21、S22)、変動時間が終了したか否かを判定する(ステップS30)。変動時間が終了した場合、変動停止コマンドをセットする(ステップS31)。次に、遊技制御基板50は、特別図柄表示器12における特別図柄の変動表示を停止させる(ステップS32)。そして、変動時間をリセットし(ステップS33)、特別図柄処理を終了する。
(4) 大入賞口処理(ステップS4、図7〜図10)
大入賞口処理の内容を図7〜図10に示す。
図7〜図10において、遊技制御基板50は、まず、大当たり中又は小当たり中であるか否かを判定し(ステップS71)、大当たり中又は小当たり中である場合、オープニング中であるか否かを判定する(ステップS72)。ここで、オープニング中とは、大当たり又は小当たりが発生してから大当たりの第1ラウンド又は小当たりの第1回が開始されるまでの期間をいう。
大当たり又は小当たり発生直後では、オープニング中となるため、次に、オープニング時間つまり、大当たり又は小当たり発生時点から大当たりの第1ラウンド又は小当たりの第1回の開始時点までの時間が経過したか否かを判定する(ステップS73)。
オープニング時間経過前は、ステップS71、ステップS72及びステップS73を繰り返し実行する。
その後、オープニング時間が経過すると、ラウンド数又は回数Rを「1」だけ加算する(ステップS74)。オープニング時間経過直後においては、それまでのラウンド数又は回数Rが「0」であるため、ステップS54における加算後のラウンド数又は回数Rは「1」となる。次に、大入賞口6に入賞した入賞個数Cを「0」にクリアする(ステップS75)。
次に、当該大当たり又は小当たりが、長大当たりであるか否かを判定する(ステップS76)。
以下、当該大当たり又は小当たりが、A.長大当たりである場合と、B.短大当たりである場合と、C.小当たりである場合とに分けて説明する。
A. 長大当たりである場合
当該大当たり又は小当たりが、長大当たりである場合、扉開放駆動機構83のソレノイド(大入賞口ソレノイド)88への通電を開始する(ステップS77)。
ソレノイド88への通電が開始されると、上述したように、プランジャー88bの後退動作、連結部材90の係止ロッド90bの後方への回動、及び第1ロッド作動部材89の第1ロッド係留部89aの後方への回動により、開閉扉81の第1従動ロッド87Aは、第1軸孔部86Aを軸として前方へ回動し、開閉扉81は開放されるようになる。
ソレノイド88への通電開始後、大入賞口フラグF1を立てる(ステップS78)。
次に、予め設定した第1所定時間T1つまり予め長大当たり時に設定されている開閉扉81の開放時間(比較的長時間)が経過したか否かを判定する(ステップS79)。
ソレノイド88への通電開始直後においては、ステップS79の判定結果は「NO」となるため、次に、大入賞口装置8に入賞した入賞個数Cが所定値例えば「9」であるか否かを判定し(ステップS80)、この判定結果は「NO」であることから、大入賞口処理を終了する。
次回のタイマ割込処理においては、ステップS72の判定結果は「NO」となり、大入賞口フラグF1が「1」であるか否かを判定し(ステップS81)、この判定結果が「YES」であることから、ステップS79に移行する。以後、ステップS79ステップS80、ステップS71、ステップS72、ステップS81を繰り返し実行する。
大当たりが長大当たりであるため、ステップS79、ステップS80、ステップS71、ステップS72及びステップS81を繰り返し実行している間、大入賞口装置8に遊技球が入賞するたびに、換言すると、大入賞口SW24が遊技球を検知するたびに、入賞個数Cは、「1」、「2」、‥と増加してゆく。なお、この入賞個数Cのカウントは、後述する大入賞口SW処理において説明する。そして、入賞個数Cが「9」になると、ステップS80の判定結果は「YES」となり、あるいは、入賞個数Cが「9」になる前に第1所定時間T1が経過すると、ステップS79の判定結果は「YES」となり、ソレノイド88への通電を終了する(ステップS80)。
ソレノイド88への通電を終了すると、上述したように、コイルばね88dの弾性復帰力によるプランジャー88bの前進動作により、連結部材90及び第1ロッド作動部材89を介して開閉扉81の第1従動ロッド87Aは第1軸孔部86Aを軸として後方へ回動し、開閉扉81は全閉状態に戻る。
ソレノイド88への通電終了後、大入賞口フラグF1をリセットする(ステップS83)。
次に、ラウンド数Rが「15」に達したか否かを判定する(ステップS84)。この時点では、ラウンド数Rは「1」であるため、ステップS84の判定結果は「NO」となり、大入賞口処理を終了する。
次回のタイマ割込処理においては、大入賞口フラグF1が「0」であるためステップS81の判定結果は「NO」となり、次にソレノイドフラグF2が「1」であるか否かを判定する(ステップS85)。この時点では予めソレノイドフラグF2は「0」に初期設定されていることから、ステップS85の判定結果は「NO」となり、次に、モータフラグF3が「1」であるか否かを判定する(ステップS86)。この時点では予めモータフラグF3は「0」に初期設定されていることから、ステップS86の判定結果は「NO」となり、次に、センサフラグF4が「1」であるか否かを判定する(ステップS87)。この時点では予めセンサフラグF4は「0」に初期設定されていることから、ステップS87の判定結果は「NO」となり、次にエンディング中であるか否かを判定する(ステップS88)。ここで、エンディング中とは、長大当たり時の最終ラウンド(第15ラウンド)が終了した後に画像表示器5において大当たり終了演出が行われているときをいう。
この時点では、長大当たりの第1ラウンドの終了直後であることからステップS88の判定結果は「NO」となり、次にインターバル時間が経過したか否かを判定する(ステップS89)。ここで、インターバル時間とは、開閉扉81を閉鎖動作させた時点から次のラウンド又は回を開始させるべく開閉扉81を開放動作させる時点までの、予め設定した待ち時間をいう。この時点では開閉扉が閉鎖動作を開始した直後であるため、ステップS89の判定結果は「NO」となり、大入賞口処理を終了する。
次回以降のタイマ割込処理においては、インターバル時間が経過する前においては、ステップS71、ステップS72、ステップS81及びステップS85〜S89を繰り返し実行する。
その後、インターバル時間が経過すると、ステップS89の判定結果は「YES」となり、次にラウンド数Rを「1」だけ加算し、ラウンド数Rを「2」にし(ステップS74)、入賞個数Cを「0」にクリアし(ステップS75)、ステップS76を経てソレノイド88への通電を再び開始し、第2ラウンドが開始される(ステップS77)とともに、大入賞口フラグF1が立てられる(ステップS78)。
第2ラウンドにおいても、上述した第1ラウンドにおける処理と同様な処理が行われ、入賞個数Cが「9」に達したとき、あるいは、入賞個数Cが「9」に達する前に第1所定時間が経過したとき、開閉扉81を閉鎖動作させる(ステップS79、S80、S82)。
以後、第3ラウンド、第4ラウンド、‥第14ラウンドが行われ、第15ラウンドが終了すると、ステップS84の判定結果は「YES」となり、ラウンド数Rが「0」にクリアされ(ステップS90)、エンディングが開始される(ステップS91)。
その後、エンディング時間が経過すると(ステップS92)、長大当たりを終了する(ステップS93)。
B. 短大当たりである場合
ステップS76において、当該大当たり又は小当たりが、短大当たりである場合、ステップS76の判定結果は「NO」となり、扉開放駆動機構83のソレノイド(大入賞口ソレノイド)88への通電を開始する(ステップS94)。
ソレノイド88への通電が開始されると、上述したように、プランジャー88bの後退動作、連結部材90の係止ロッド90bの後方への回動、及び第1ロッド作動部材89の第1ロッド係留部89aの後方への回動により、開閉扉81の第1従動ロッド87Aは、第1軸孔部86Aを軸として前方へ回動し、開閉扉81は開放されるようになる。
ソレノイド88への通電開始後、ソレノイドフラグF2を立てる(ステップS95)。
次に、予め設定した第2所定時間T2が経過したか否かを判定する(ステップS96)。ここで、第2所定時間T2は、ソレノイド88への通電開始時点t0からの経過時間に対応しており、経過時間の終了時点は、ソレノイド88への通電開始により開閉扉81が全開した第1時点t1から、ソレノイド88への通電を終了する第2時点t2よりも前の第3時点t3までの期間内において任意の第4時点t4に設定される。
例えば、図15に示すように、第4時点t4は、ソレノイド88への通電中における第1時点t1から第2時点t2までの途中に設定される。あるいは、図16に示すように、第4時点t4は、開閉扉81が全開した第1時点t1に一致するよう設定される。
ソレノイド88への通電開始直後においては、ステップS96の判定結果は「NO」となるため、大入賞口処理を終了する。
第2所定時間T2が経過するまでの間は、ソレノイドフラグF2が「1」であるため、ステップS71、ステップS72、ステップS81、ステップS85及びステップS96が繰り返し実行される。
その後、第2所定時間T2が経過すると、ステップS96の判定結果は「YES」に反転し、ソレノイドフラグF2をリセットする(ステップS97)。次に、モータ(大入賞口モータ、電動モータ)91への通電を開始する(ステップS98)。
モータ91への通電が開始されると、上述したように、回転部材92は、前方へ回転を開始する。
この回転部材92の回転により、押下ロッド93Aと第2従動ロッド87Bは係合状態となり、押下ロッド93Aは第2従動ロッド87Bに対して押下力を加えるようになり、開閉扉81は、第2軸孔部86Bを軸として後方への回動つまり閉鎖動作を開始する。
一方、開閉扉81の後方への回動に伴い、第1従動ロッド87Aは、扉開放駆動機構83の第1ロッド作動部材89の第1ロッド係留部89aに押下力を加えるようになる。第1ロッド係留部89aへの押下力は、第1ロッド作動部材89を軸部89c回りに前方へ回動させ、係止ロッド係留部89bに係留されている連結部材90の係止ロッド90bを前方へ回動させる力として作用する。この係止ロッド90bに対する前方への回動力は、連結部材90の係止爪部90aに係止されているソレノイド88の係止凹部88cを介してプランジャー88bを前進させる力として作用する。
モータ91への通電が開始された時点では、上述したように、ソレノイド88への通電が継続しているため、プランジャー88bは磁気吸引力により後退位置に保持されているが、この磁気吸引力に打ち勝つだけの反対方向の力をプランジャー88bに作用することにより、プランジャー88bを前進させることが可能である。モータ91の回転トルクは、ソレノイド88の磁気吸引力に十分に打ち勝ってプランジャー88bを前進させることができるよう予め設定されている。
このため、ソレノイド88への通電が継続されており、磁気吸引力によりプランジャー88bが後退位置に保持されているときであっても、モータ91へ通電を開始することによってプランジャー88bは前進し、全開状態にある開閉扉81は閉鎖動作を開始する。この開閉扉81の閉鎖動作速度は、少なくとも開閉扉81の開放動作速度よりも大きく設定されている。
閉鎖動作を開始した開閉扉81は、上述したように、閉鎖動作開始直後の初期段階では、押下ロッド93Aと第2従動ロッド87Bとが当接した直結状態の下で押下ロッド93Aの押下力に基づいて行われるが、回転部材92が所定角度だけ回転した後は、押下ロッド93Aと第2従動ロッド87Bとの係合状態(直結状態)が解除され、そのときの開閉扉81の重心位置が第2軸孔部86Bよりも後方に位置することによる開閉扉81自体の自重により閉鎖動作を継続し、全閉する。
ステップS98によりモータ91への通電を開始した後、モータフラグF3を立てる(ステップS99)。
次に、予め設定した第3所定時間T3が経過したか否かを判定する(ステップS100)。ここで、第3所定時間T3は、ソレノイド88への通電開始時点t0からソレノイド88への通電を終了する第2時点t2までの経過時間に対応している。
この時点では、モータ91への通電開始直後であり、第3所定時間T3が経過していないため、ステップS100の判定結果は「NO」となり、大入賞口処理を終了する。
その後、第3所定時間T3経過前においては、モータフラグF3が「1」であり、ステップS86の判定結果が「YES」となるため、ステップS71、ステップS72、ステップS81、ステップS85、ステップS86及びステップS100を繰り返し実行する。
第3所定時間T3が経過すると、ステップS100の判定結果は「YES」に反転し、ソレノイド88への通電を終了する(ステップS101)。
ソレノイド88への通電終了により磁気吸引力は消失するが、上述したように、モータ91への通電によりプランジャー88bは前進中であり、ソレノイド88への通電終了によって、開閉扉81が閉鎖動作を開始するわけではない。
ソレノイド88への通電終了後、モータフラグF3をリセットし(ステップS102)、センサフラグF4を立てる(ステップS103)。
次に、回転位置センサ94がオンしたか否かを判定する(ステップS104)。
ソレノイド88への通電終了直後においては、扉閉鎖駆動機構84の回転部材92の押下ロッド93Dが回転位置センサ94の検出エリアに到達していないため、ステップS104の判定結果は「NO」となり、大入賞口処理を終了する。
その後、回転位置センサ94がオンする前においては、センサフラグF4が「1」であり、ステップS87の判定結果が「YES」となるため、ステップS71、ステップS72、ステップS81、ステップS85〜S87及びステップS104を繰り返し実行する。
回転部材92の押下ロッド93Dが回転位置センサ94の検出エリアに到達し、回転位置センサ94がオンすると、ステップS104の判定結果は「YES」に反転し、モータ91への通電を終了する(ステップS105)。
モータ91への通電終了により、モータ91は回転を停止する。モータ91が回転を停止したとき、回転部材92の回転後の押下ロッド93Bが回転前の押下ロッド93Aの位置に達した状態となる。
モータ91への通電終了後、センサフラグF4をリセットする(ステップS106)。
次に、ラウンド数Rが「15」に達したか否かを判定する(ステップS84)。この時点では、ラウンド数Rは「1」であるため、ステップS84の判定結果は「NO」となり、大入賞口処理を終了する。
このように、短大当たり時の第1ラウンドにおいては、ソレノイド88への通電開始によりソレノイド88が全開した後、ソレノイド88への通電開始時点t0から第2所定時間T2が経過した第4時点t4でモータ91への通電を開始し、ソレノイド88への通電開始時点t0から第3所定時間T3が経過した第2時点t2でソレノイド88への通電を終了し、その後、回転位置センサ94が回転部材92の押下ロッド93Aを検知しオンしたとき、モータ91への通電を終了する。ここで、モータ91への通電を開始する第4時点t4は、ソレノイド88が全開した直後に設定されており、かつ、開閉扉81の閉鎖動作速度は大きいため、開閉扉81の開放時間はきわめて短く、大入賞口装置8への遊技球の入賞は殆どありえないものとなる。
第1ラウンド終了後の次回のタイマ割込処理においては、大入賞口フラグF1、ソレノイドフラグF2、モータフラグF3及びセンサフラグF4がいずれも「0」であるため、エンディング中であるか否かを判定し(ステップS88)、この時点では、短大当たりの第1ラウンドの終了直後であることからステップS88の判定結果は「NO」となり、次にインターバル時間が経過したか否かを判定する(ステップS89)。この時点では開閉扉が全閉して間が無いため、ステップS89の判定結果は「NO」となり、大入賞口処理を終了する。
次回以降のタイマ割込処理においては、インターバル時間が経過する前においては、ステップS71、ステップS72、ステップS81及びステップS85〜S89を繰り返し実行する。
その後、インターバル時間が経過すると、ステップS89の判定結果は「YES」となり、次にラウンド数Rを「1」だけ加算し、ラウンド数Rを「2」に更新し(ステップS74)、入賞個数Cを「0」にクリアし(ステップS75)、長大当たりか否かを判定する(ステップS76)。この判定結果は「NO」であるため、次に、ソレノイド88への通電を再び開始し、第2ラウンドが開始される(ステップS94)とともに、ソレノイドフラグF2が立てられる(ステップS95)。
第2ラウンドにおいても、上述した第1ラウンドにおける処理と同様な処理が行われ、ソレノイド88への通電開始によりソレノイド88が全開した後、ソレノイド88への通電開始時点t0から第2所定時間T2が経過した第4時点t4でモータ91への通電が開始され、ソレノイド88への通電開始時点t0から第3所定時間T3が経過した第2時点t2でソレノイド88への通電を終了し、その後、回転位置センサ94が回転部材92の押下ロッド93Aを検知しオンしたとき、モータ91への通電を終了する。したがって、第2ラウンドにおいても、開閉扉81は、第1ラウンドのときと同様な開閉動作を行う。
以後、第3ラウンド、第4ラウンド、‥第14ラウンドが行われ、第15ラウンドが終了すると、ステップS84の判定結果は「YES」となり、ラウンド数Rが「0」にクリアされ(ステップS90)、エンディングが開始される(ステップS91)。第3ラウンド〜第15ラウンドにおける開閉扉81の開閉動作パターンは、第1ラウンド及び第2ラウンドにおける開閉扉81の開閉動作パターンと同一である。
その後、エンディング時間が経過すると(ステップS92)、短大当たりを終了する(ステップS93)。
C. 小当たりである場合
ステップS76において、当該大当たり又は小当たりが、小当たりである場合、ステップS76の判定結果は「NO」となり、以後、短大当たりである場合と同様な処理が実行される。
このため、小当たり時の第1回〜第15回の各回における開閉扉81の開閉動作パターンは、短大当たり時の各ラウンドにおける開閉扉81の開閉動作パターンと同一になり、遊技者は、開閉扉81の開閉動作パターンを見て短大当たりが発生したのか小当たりが発生したのか認識することは困難となる。
(5) 賞球処理(ステップS5、図11)
賞球処理においては、図11に示す大入賞口SW処理が行われる。
図11において、遊技制御基板50は、開閉扉81が開放している大入賞口装置8に遊技球が入賞して大入賞口SW24がオンすると(ステップS111)、大当たり中のときは入賞個数Cを「1」だけ加算し(ステップS112、ステップS113)、賞球15個コマンドをセットし払出制御基板52に送信する(ステップS114)。賞球15個コマンドを受信した払出制御基板52は、払出駆動モータ32に指令信号を出力し、払出駆動モータ32が駆動されて15個分の賞球が払出される。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ遊技機は、所定条件を満たすと大当たりとなり、遊技盤1に設けられた大入賞口装置8の開閉扉81を開閉動作するパチンコ遊技機において、ソレノイド88を駆動源とし開閉扉81を開放駆動する扉開放駆動機構83と、電動モータ91を駆動源とし開閉扉81を閉鎖駆動する扉閉鎖駆動機構84と、ソレノイド88への通電を制御するとともに電動モータ91への通電を制御する遊技制御基板50(制御手段)と、を備え、遊技制御基板50は、ソレノイド88へ通電が開始されることによって開閉扉81が全開した第1時点t1から、ソレノイド88への通電が終了される第2時点t2よりも前の第3時点t3までの期間内において、電動モータ91へ通電を開始する制御を行う。
ここで、ソレノイド88へ通電が開始されると、扉開放駆動機構83により、開閉扉81は開放動作を開始し全開状態となる。開閉扉81が全開状態となった後も通常はソレノイド88への通電が継続されて開閉扉81は全開状態に維持されるが、ソレノイド88は、磁力によってプランジャー88bを吸引しており、この磁気吸引力は比較的小さいため、開閉扉81が全開状態にあるとき、プランジャー88bへの磁気吸引力よりも大きな反対方向の離隔力を外部からプランジャー88bに加えることにより、プランジャー88bを反対方向へ引き離し、開閉扉81を全開状態から閉鎖動作させることが可能である。
本実施形態のパチンコ遊技機においては、上記のように、開閉扉81が全開した第1時点t1から、ソレノイド88への通電が終了される第2時点t2よりも前の第3時点t3までの期間内において、扉閉鎖駆動機構84の電動モータ91へ通電を開始する制御を行うようにしている。通常、電動モータ91は、ソレノイド88よりも応答性に優れる。このため、電動モータ91への通電開始時点t4直後から、扉閉鎖駆動機構84が作動を開始し、ソレノイド88のプランジャー88bに対し、ソレノイド88による磁気吸引力よりも大きな反対方向の離隔力を加えることが可能となり、開閉扉81の閉鎖動作を開始させることができる。換言すると、ソレノイド88への通電を終了する第2時点t2よりも前に開閉扉81の閉鎖動作を開始させることができる。また、電動モータ91は、ソレノイド88のコイルばね88dの弾性復帰動作よりも高速で動作することが可能であり、開閉扉81を全開状態から閉鎖状態へと高速で変移させることが可能である。
したがって、本実施形態によると、開閉扉81を開放状態から閉鎖状態へ変移させるのに費やされる時間を短縮し、開閉扉81の1回当たりの開放時間を大幅に短縮させることが可能になる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機は、所定条件を満たすと長大当たり、短大当たり又は小当たりとなり、遊技盤1に設けられた大入賞口装置8の開閉扉81を開閉動作するパチンコ遊技機である。ここで、長大当たりは、大量の遊技球の入賞を可能にする大当たりであり、短大当たりは、長大当たりと比べて遊技球の入賞が困難な大当たりであり、小当たりは、開閉扉81が短大当たり時の開閉動作と同一又は類似の開閉動作を行うものである。そして、本実施形態のパチンコ遊技機は、ソレノイド88を駆動源とし開閉扉81を開放駆動する扉開放駆動機構83と、電動モータ91を駆動源とし開閉扉81を閉鎖駆動する扉閉鎖駆動機構84と、ソレノイド88への通電を制御するとともに電動モータ91への通電を制御する遊技制御基板50(制御手段)と、を備え、遊技制御基板50は、小当たり、及び、互いに同一のラウンド数をもつ長大当たり、短大当たりを発生させる制御を行うよう構成されるとともに、小当たり発生時及び短大当たり発生時に、開閉扉81が互いに同一の開閉パターンで開閉動作するよう制御し、かつ、ソレノイド88へ通電が開始されることによって開閉扉81が全開した第1時点t1から、ソレノイド88への通電が終了される第2時点t2よりも前の第3時点t3までの期間内において、電動モータ91へ通電を開始する制御を行う。ここで、小当たり発生時及び短大当たり発生時に、開閉扉81が互いに類似の開閉パターンで開閉動作するよう制御するようにしてもよい。
本実施形態によると、短大当たりのラウンド数M及び小当たりの開放回数Kを長大当たりのラウンド数Nと一致させることが可能になり、ラウンド数表示器を設ける法律、規則上の義務を回避し、短大当たりが発生したのか小当たりが発生したのか遊技者にとって殆ど不明な状況をつくり出し、遊技の興趣を増進させることが可能になる。
なお、扉開放駆動機構83のコイルばね88dは削除可能であり、コイルばね88dを削除した場合でも本実施形態と同様な作用効果を発揮し得る。