JP2010081907A - 重金属イオンの検出法およびそのための試薬 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】金コロイド粒子表面にDNA二重鎖が固定化されてなるコンジュゲートであって、該DNA二重鎖は、金コロイド粒子に固定されていない末端の塩基対が相補的であり、かつ該末端から2番目もしくは3番目にチミン同士からなるミスマッチ(T-Tミスマッチ)を含むか、該末端から3番目にシトシン同士からなるミスマッチ(C-Cミスマッチ)を含む、コンジュゲート。被験液中の二価水銀イオン(一価銀イオン)を検出する方法であって、該被験液と上記T-Tミスマッチを含むDNA二重鎖(上記C-Cミスマッチを含むDNA二重鎖)が金コロイド粒子に固定化されたコンジュゲートの分散液とを、DNA二重鎖が完全相補的であれば金コロイド粒子が凝集する塩濃度条件下で混合する工程、および該混合液中の金コロイド粒子の凝集を検知する工程を含む、方法。
【選択図】なし
Description
[1]金コロイド粒子表面にDNA二重鎖が固定化されてなるコンジュゲートであって、該DNA二重鎖は、金コロイド粒子に固定されていない末端の塩基対が相補的であり、かつ該末端から2番目にチミン同士からなるミスマッチを含むか、該末端から3番目にチミン同士もしくはシトシン同士からなるミスマッチを含む、コンジュゲート。
[2]チミン同士からなるミスマッチを含む、上記[1]記載のコンジュゲート。
[3]上記[2]記載のコンジュゲートを含む、二価水銀イオンの検出用試薬。
[4]シトシン同士からなるミスマッチを含む、上記[1]記載のコンジュゲート。
[5]上記[4]記載のコンジュゲートを含む、一価銀イオンの検出用試薬。
[6]被験液中の二価水銀イオンを検出する方法であって、該被験液と上記[2]記載のコンジュゲートの分散液とを、DNA二重鎖が完全相補的であれば金コロイド粒子が凝集する塩濃度条件下で混合する工程、および該混合液中の金コロイド粒子の凝集を検知する工程を含む、方法。
[7]被験液中の一価銀イオンを検出する方法であって、該被験液と上記[4]記載のコンジュゲートの分散液とを、DNA二重鎖が完全相補的であれば金コロイド粒子が凝集する塩濃度条件下で混合する工程、および該混合液中の金コロイド粒子の凝集を検知する工程を含む、方法。
[8]金コロイド粒子の凝集を、液色の変化を指標として検知することを特徴とする、上記[6]又は[7]記載の方法。
[9]塩がアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩である上記[6]又は[7]記載の方法。
特許文献1(特開2004-275187号公報)には、金コロイド粒子表面に一本鎖DNAが固定化されたコンジュゲートが記載され、該一本鎖DNAに完全相補的あるいは自由末端もしくは金コロイド粒子に固定されている側の末端の塩基がミスマッチである相補鎖DNAがハイブリダイズし、結果的に金コロイド粒子表面にDNA二重鎖が固定化されたコンジュゲートも開示されている。しかしながら、自由末端から2番目もしくは3番目の塩基がミスマッチであるコンジュゲートは記載されておらず、本発明のコンジュゲートは新規な複合体分子である。
しかも、本発明の第1のコンジュゲートは、水銀(II)イオンに対して高い選択性を有しており、他の金属イオン(例えば、Mg2+、Ca2+、Ba2+、Co2+、Cu2+、Zn2+、Pb2+等)が存在しても金コロイド粒子の凝集は起こらない。特に、従来T-Hg-Tコンプレックス形成を利用した水銀(II)イオンの検出では、鉛(II)イオンにも応答してしまうことが欠点として指摘されていることから、本発明の第1のコンジュゲートが鉛(II)イオンに応答しないことは、全く予想外の有利な特性である。
1つの金コロイド粒子に対するDNA鎖の固定量(本数)は、例えば、Anal. Chem. 72, 5535-5541 (2000)に記載されている蛍光プローブ法によって適宜決定することができる。本発明者らの一人である前田と共同研究者は、上記非特許文献8およびAnal. Biochem. 350, 162-164 (2006)において、上記による1つの金コロイド粒子に対するDNA鎖の固定量は、金コロイド粒子の粒径に依存し、15〜50nmの金コロイド粒子の場合、通常100〜2000本の範囲であることを記載している。金コロイド粒子に対する1本鎖DNAの固定量は、例えば、金コロイド粒子溶液の濃度や該溶液に添加する末端修飾DNA二重鎖の濃度や固定化反応の時間などで制御することができる。
また、一本鎖DNAがヘアピン(ステムループ)構造をとることによりDNA二重鎖が形成される場合は、一本鎖DNAのうちヘアピン構造を形成した際のループ部分に金コロイドに吸着し得る置換基が導入され、これを上記と同様の手法で金コロイド粒子表面に固定化し、未結合の一本鎖DNAを遠心分離によって除去することにより、本発明のコンジュゲートを得ることができる。
被験液としては、例えば、雨水、河川水、湖沼水、海洋水をはじめとするあらゆる水域から採取した水、土壌等を純水等に溶解・懸濁して得られる上清などが挙げられるが、それらに限定されない。被験液は採取した液体をそのまま用いてもよいし、予想される水銀(II)イオンもしくは銀(I)イオン濃度に応じて、適宜希釈して用いても、逆に濃縮して用いてもよい。後記実施例に示されるように、本発明の一実施態様においては、約0.5〜約1μM(約0.1〜約0.2ppm)以上の水銀(II)イオン濃度であれば目視により検出可能であるので、例えば、定められた基準値が本発明コンジュゲートの検出下限よりも低ければ、河川などから採取した試料中の水銀(II)イオンを適当な手段・手法を用いて濃縮処理し、試料中における水銀(II)イオンが基準値を超える濃度であるかどうかを本発明コンジュゲートによって判定することができる。そのような公知技術はいくつか存在し、あらゆる公知の方法を用いることができる。
平均直径15nmの金粒子を含むコロイド溶液をBritish BioCell International社より購入した。粒子濃度は1.4×1012粒子/mLであった。この金粒子は、以下の方法によって一本鎖DNAで修飾した。すなわち、3nmolのチオール化DNA、HS-(CH2)6-5'-TAC GCC ACC AGC TCC-3'(配列番号1)を、1mLの金コロイド粒子溶液と50℃で16時間インキュベートした。この溶液に必要な塩類を添加して、溶液組成が0.1MのNaCl、10mMのリン酸塩緩衝液(pH 7)となるように調整し、50℃で40時間反応させた。未反応のチオール化DNAを除去するために、溶液を14000rpmで25分間遠心分離し、上清を上記組成の緩衝液1mLで置換した。同じ条件で再度遠心分離を行い、沈殿を上記組成の緩衝液0.5mLに再分散した。
得られた一本鎖DNAを固定化した金コロイド粒子の種々のNaCl濃度条件下での凝集挙動を調べた。
その結果、一本鎖DNAを固定化した金コロイド粒子は、2.5MまでのNaCl濃度範囲内で、色変化は示さなかった(図1A)。次に、固定化したDNAに完全相補的な配列(配列番号2)を有するDNAを、双方のDNA量が等しくなるように加えた。その結果、NaCl濃度が0.5M以上の場合、粒子凝集を意味する無色(淡青色)への明確な変化が直ちに観察された(10分以内;図1B)。一方、固定化したDNAと金コロイド粒子に固定化されていない自由末端の塩基のみにミスマッチを有するDNA(配列番号3)を同様に加えた場合、2.5MまでNaCl濃度を上げても金コロイド粒子の凝集は起こらなかった(図1C)。
参考例1と基本的には同様にして、5’末端をチオール化した一本鎖DNA(配列番号4)を固定化した金コロイド粒子(平均粒径40nm)を作製した。1M NaNO3溶液に該粒子を分散させ、該DNAと完全相補的な配列(配列番号5)、自由末端(配列番号6)、自由末端から2番目(配列番号7)、自由末端から3番目(配列番号8)および自由末端から4番目(配列番号9)にそれぞれミスマッチを有する配列からなる相補鎖DNAを、双方のDNA量が等しくなるように加えた。その結果、自由末端が相補的であっても、自由末端から2番目もしくは3番目にミスマッチがある場合には、高塩濃度条件下においても金コロイド粒子が安定に分散し、液色の変化は見られなかった(図2)。
溶液中の塩濃度(NaNO3又はNaClO4濃度)を1M、Hg2+濃度を5μMにして、参考例2と同様の方法で、自由末端(配列番号6)、自由末端から2番目(配列番号7)、自由末端から3番目(配列番号8)にミスマッチを有する配列からなる相補鎖DNAを用いて実験を行った。その結果、自由末端から2番目にT-Tミスマッチを生じる相補鎖DNAを用いた場合でのみ,Hg2+に応答した凝集が見られた(図3)。
金コロイド固定化DNA及び相補鎖DNAの組み合わせに、自由末端から2番目の塩基対にT-Tミスマッチを生じるAu-S-5’-TAC GCC ACC AGC TCT C-3’(配列番号4)及び3’-ATG CGG TGG TCG AGT G-5’(配列番号6)を用い、1M NaNO3の濃度条件下、0〜2.5μMまでの様々なHg2+濃度で凝集反応を観察し(図4a)、溶液の吸光度変化(A650/A520)を記録した(図4b)。その結果、1.0μM以上のHg2+濃度であれば、目視または吸光度変化の測定により検知できることがわかった。
金コロイド固定化DNA及び相補鎖DNAの組み合わせに、やはり自由末端から2番目の塩基対にT-Tミスマッチを生じるAu-S-5’-TAC GCC ACC AGC CTT C-3’(配列番号10)及び3’-ATG CGG TGG TCG GAT G-5’(配列番号11)を用い、1M NaNO3の濃度条件下、0〜2.5μMまでの様々なHg2+濃度で凝集反応を観察し(図5a)、溶液の吸光度変化(A650/A520)を記録した(図5b)。その結果、自由末端から2番目にT-Tミスマッチが存在するDNA二重鎖を用いると、塩基配列に関係なく1.0μM以上のHg2+濃度であれば、目視または吸光度変化の測定により検知できることがわかった。
金コロイド固定化DNA及び相補鎖DNAの組み合わせに、自由末端から3番目の塩基対にT-Tミスマッチを生じるAu-S-5’-TAC GCC ACC AGC TTC T-3’(配列番号12)及び3’-ATG CGG TGG TCG ATG A-5’(配列番号13)を用い、1M NaNO3の濃度条件下、0〜2.5μMまでの様々なHg2+濃度で凝集反応を観察し(図6a)、溶液の吸光度変化(A650/A520)を記録した(図6b)。その結果、0.5μM以上のHg2+濃度であれば、目視または吸光度変化の測定により検知できることがわかった。
ヘアピン(ステムループ)構造をとっている一本鎖DNA(図7a)(配列番号14)を固定化した金コロイド粒子を用い、0.5M NaNO3の濃度条件下、0〜2.5μMまでの様々なHg2+濃度で凝集反応を観察し(図7a)、溶液の吸光度変化(A650/A520)を記録した(図7b)。その結果、一本鎖DNAがステムループ構造をとってDNA二重鎖を形成する場合でも、自由末端から2番目にT-Tミスマッチが存在すれば、1.0μM以上のHg2+濃度であれば、目視または吸光度変化の測定により検知できることがわかった。
金コロイド固定化DNA及び相補鎖DNAの組み合わせに、自由末端から2番目の塩基対にT-Tミスマッチを生じるAu-S-5’-TAC GCC ACC AGC CTT C-3’(配列番号10)及び3’-ATG CGG TGG TCG GAT G-5’(配列番号11)を用い、1M NaNO3の濃度条件下、様々な2価陽イオン(濃度:2.5μM)存在下で凝集反応を観察し(図8a)、溶液の吸光度変化(A650/A520)を記録した(図8b)。その結果、Hg2+以外の、Mg2+、Ca2+、Ba2+、Co2+、Cu2+、Zn2+及びPb2+に対しては純水を添加した場合と同様に全く反応せず、Hg2+のみに高い選択性を持つことがわかった。
金コロイド固定化DNA及び相補鎖DNAの組み合わせに、自由末端にT-Tミスマッチを生じるAu-S-5’-TAC GCC ACC AGC TCC T-3’(配列番号15)及び3’-ATG CGG TGG TCG AGG T-5’(配列番号16)を用い、1M NaNO3の濃度条件下、0〜2.5μMまでの様々なHg2+濃度で凝集反応を観察し(図9a)、溶液の吸光度変化(A650/A520)を記録した(図9b)。その結果、液色および吸光度変化(A650/A520)は、このHg2+濃度範囲でまったく観察されず、Hg2+イオンの検出ができないことがわかった。
金コロイド固定化DNA及び相補鎖DNAの組み合わせに、やはり自由末端にT-Tミスマッチを生じるAu-S-5’-TAC GCC ACC AGC TTC T-3’(配列番号12)及び3’-ATG CGG TGG TCG AAG T-5’(配列番号17)を用い、1M NaNO3の濃度条件下、0〜2.5μMまでの様々なHg2+濃度で凝集反応を観察し(図10a)、溶液の吸光度変化(A650/A520)を記録した(図10b)。その結果、液色および吸光度変化(A650/A520)は、このHg2+濃度範囲でまったく観察されず、Hg2+イオンの検出ができないことがわかった。
実施例5において、ヘアピン(ステムループ)構造をとっている一本鎖DNA(自由末端にT-Tミスマッチを有する)(配列番号18)を固定化した金コロイド粒子を用い、0.5M NaNO3の濃度条件下、2.5μMのHg2+またはAg+濃度で凝集反応を観察した(図11)。その結果、いずれの場合も液色の変化は観察されず、Hg2+およびAg+イオンの検出ができないことがわかった。
金コロイド固定化DNAとしてAu-S-5’-TAC GCC ACC AGC TCC T-3’(配列番号15)を、相補鎖DNAとして、自由末端にT-Tミスマッチを生じる3’-ATG CGG TGG TCG AGG T-5’(配列番号16)、自由末端から2番目にC-Cミスマッチを生じる3’-ATG CGG TGG TCG AGC A-5’(配列番号19)及び自由末端から3番目にC-Cミスマッチを生じる3’-ATG CGG TGG TCG ACG A-5’(配列番号20)をそれぞれ用い、1M NaNO3の濃度条件下、5μMのAg+濃度で凝集反応を観察した(図12)。その結果、自由末端から3番目にC-Cミスマッチを生じるDNA二重鎖を用いた場合のみ、液色の変化が観察され、Ag+イオンの検出が可能であることがわかった。
Claims (9)
- 金コロイド粒子表面にDNA二重鎖が固定化されてなるコンジュゲートであって、該DNA二重鎖は、金コロイド粒子に固定されていない末端の塩基対が相補的であり、かつ該末端から2番目にチミン同士からなるミスマッチを含むか、該末端から3番目にチミン同士もしくはシトシン同士からなるミスマッチを含む、コンジュゲート。
- チミン同士からなるミスマッチを含む、請求項1記載のコンジュゲート。
- 請求項2記載のコンジュゲートを含む、二価水銀イオンの検出用試薬。
- シトシン同士からなるミスマッチを含む、請求項1記載のコンジュゲート。
- 請求項4記載のコンジュゲートを含む、一価銀イオンの検出用試薬。
- 被験液中の二価水銀イオンを検出する方法であって、該被験液と請求項2記載のコンジュゲートの分散液とを、DNA二重鎖が完全相補的であれば金コロイド粒子が凝集する塩濃度条件下で混合する工程、および該混合液中の金コロイド粒子の凝集を検知する工程を含む、方法。
- 被験液中の一価銀イオンを検出する方法であって、該被験液と請求項4記載のコンジュゲートの分散液とを、DNA二重鎖が完全相補的であれば金コロイド粒子が凝集する塩濃度条件下で混合する工程、および該混合液中の金コロイド粒子の凝集を検知する工程を含む、方法。
- 金コロイド粒子の凝集を、液色の変化を指標として検知することを特徴とする、請求項6又は7記載の方法。
- 塩がアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩である請求項6又は7記載の方法。
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