JP2010081552A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信データを複数のコードブロックに分けて誤り検出を行う場合に、受信データの誤り検出を早くし再送要求処理の効率を高めた技法を提供する。
【解決手段】受信データを誤り検出符号が付与された複数のコードブロックに分割する分割部(131)と、分割されたコードブロック毎の通信品質情報に基づき、複数のコードブロックの優先順位を判定する優先順位判定部(132)と、優先順位判定部(132)により判定された優先順位に基づき、優先順位の高い順に、コードブロックの誤り検出符号を用いた誤り検出を行う検出部(136)と、検出部(136)で誤りが検出された場合、検出部(136)による誤り検出を停止して、受信データの再送を要求する再送要求部(137)とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信装置及び通信方法に関し、特に、再送要求処理の効率を高めた通信装置及び通信方法に関する。
従来、通信分野において、受信側で受信情報の誤り検出を行い、誤りが検出された場合には送信側へ情報の再送を要求し、送信側が情報を再送する制御が一般に用いられている。この制御では、送信側でデータに誤り検出符号を付加して伝送し、受信側において、この誤り検出符号に基づいて、伝送途中で生じた伝送データの誤りを検出する。誤り検出符号としては、例えばCRC(Cyclic Redundancy Check)が用いられる。
この再送制御における処理量削減を目的として、従来技術に、送信データを複数のコードブロックに分割し、分割された各コードブロックに誤り検出符合を付加するものがある(例えば、特許文献1参照。)この従来技術を、図を用いて簡単に説明する。
図7(a)及び(b)は、それぞれ、特許文献1における送信機及び受信機のブロック図である。図7(a)に示すように、特許文献1における受信機は、コードブロック分割部501、CRC付加部(誤り検出符号付加部)502、誤り訂正符号化部503、インタリーブ部504及びマッピング部505を備える。コードブロック分割部501は、送信データを複数のコードブロックに分割する。誤り検出符合付加部502は、コードブロックに分割された各データに、誤り検出を行うためのパリティビット(CRC)を付加する。誤り訂正符号化部503は、パリティビットが付加された各データに誤り訂正符号化処理を行う。インタリーブ部504は、誤り訂正符号化されたデータにインタリーブ処理を行う。マッピング部505は、上記の処理が行われた各コードブロックを物理チャネルにマッピングする。また、図7(b)に示す特許文献1における受信機は、デマッピング部609、デインタリーブ部610、誤り訂正復号部611、誤り検出部612及びコードブロック接続部613を備え、受信したデータに対して送信機と逆の処理を行う。すなわち、デマッピング部609で各コードブロックに分割された受信データに対して、デインタリーブ、誤り訂正復号、誤り検出を行い、各コードブロックを接続して受信データとする。なお、誤り検出器612で、1個以上のコードブロックに誤りが検出された場合は、再送要求処理が行われる。
特開2006−203355号公報
しかしながら、従来技術では、分割された複数のコードブロックの処理順序は規定されておらず、例えば分割順に処理することになる。従って、受信データに誤りが発生している場合に、複数のコードブロックのうちどのコードブロックに誤りがあるかは、コードブロックの誤り訂正復号及び誤り検出を行うまでは不明である。受信データに誤りがあった場合は、誤りのある受信データ全体の再送を要求しなければならないため、複数のコードブロックを分割順に誤り訂正復号・誤り検出処理を行った際に、複数のコードブロックのうち最後に処理したコードブロックに誤りがあった場合でも全体の再送が行われるため、それ以前のコードブロックに対して行った処理が全て無駄となるおそれがある。
従って、本発明の目的は、上述のような問題を解消し、受信データを複数のコードブロックに分けて誤り検出を行う場合に、受信データの誤り検出を早め無駄な演算処理を減らし、再送要求処理の効率を高めた技法(通信装置及び通信方法)を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、本発明による通信装置(携帯端末、基地局等の受信・送信装置)は、
受信データを誤り検出符号(CRC等)が付与された複数のコードブロックに分割する分割部と、
前記分割部で分割されたコードブロック毎の通信品質情報に基づき、前記複数のコードブロックの優先順位を判定する優先順位判定部と、
(前記優先順位判定部により判定された優先順位に基づき、当該優先順位の高い順に、前記コードブロックの復号を行う誤り訂正復号部と、)
前記優先順位判定部により判定された優先順位に基づき、当該優先順位の高い順に、前記コードブロックの前記誤り検出符号を用いた誤り検出を行う検出部と、
前記検出部で誤りが検出された場合、当該検出部による誤り検出を停止して、前記受信データの再送を要求する再送要求部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の一実施態様による通信装置は、
前記優先順位判定部は、
前記コードブロックを構成するビット毎の尤度情報から求めた前記通信品質情報に基づき、前記複数のコードブロックの優先順位を判定することを特徴とする。
さらに、本発明の別の実施態様による通信装置は、
受信した信号の受信レベルを測定する受信レベル測定部をさらに備え、
前記優先順位判定部は、
前記受信レベルが所定範囲内にある場合、前記分割部で分割されたコードブロック毎の前記通信品質情報に基づき、前記複数のコードブロックの優先順位を判定し、前記受信レベルが前記所定範囲内にない場合、前記分割部で分割された順を前記コードブロックの優先順位とすることを特徴とする。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。なお、方法やプログラムの各ステップは、データの処理においては必要に応じて、CPU、DSPなどの演算処理装置を使用するものであり、入力したデータや加工・生成したデータなどをHDD、メモリなどの記憶装置に格納するものである。
例えば、本発明を方法として実現した通信方法は、
受信データを誤り検出符号が付与された複数のコードブロックに分割するステップと、
前記分割するステップで分割されたコードブロック毎の通信品質情報に基づき、前記複数のコードブロックの優先順位を判定するステップと、
(前記優先順位を判定するステップにより判定された優先順位に基づき、当該優先順位の高い順に、前記コードブロックの復号を行うステップと、)
前記優先順位を判定するステップにより判定された優先順位に基づき、当該優先順位の高い順に、前記コードブロックの前記誤り検出符号を用いた誤り検出を行うステップと、
前記誤り検出を行うステップで誤りが検出された場合、当該誤り検出を停止して、前記受信データの再送を要求するステップとを含むことを特徴とする。
このように、本発明によれば、受信データを複数のコードブロックに分けて誤り検出を行う場合に、受信データの誤り検出を早め無駄な演算処理を減らし、再送要求処理の効率を高めることが可能となる。
以下に、諸図面を参照しながら、本発明の一実施態様による通信装置を詳細に説明する。なお、以下では、通信装置として無線通信端末(例えば、携帯電話端末、ノートパソコン、PDA(パーソナルデジタルアシスタンス)、携帯ゲーム機、携帯オーディオプレーヤー、携帯ビデオプレイヤー、携帯電子辞書、携帯電子書籍ビューワーなどの携帯電子機器等)を例として説明するが、本発明はこれらに限られるものではないことに留意されたい。本発明は、基地局に適用することも可能であり、さらに、無線通信に限らず、有線の通信装置に適用することもできる。
図1は、本発明の第1の実施例による無線通信端末の概略ブロック図である。無線通信端末100は、RF部110、ベースバンド部BB、データ処理部140、インタフェース部IF、制御部170及びアンテナANTを備える。RF部110は、受信部112及び送信部114を備え、高周波信号(RF信号)を送受信するための処理を行う。また、受信部112は、受信レベル測定部113を備え、受信部112で受信した信号の受信レベルを測定する。ベースバンド部BBは、復調部120、復号部130、符号化部150及び変調部160を備え、ベースバンド信号の処理を行う。また、インタフェース部IFは、マイクMIC、スピーカSP及び表示部DISを備える。受信時に、復調部120は、受信部112が受信したアナログ信号を復調しデジタルデータに変換する。復号部130は、復調部120からの出力データに対して誤り訂正復号及び誤り検出を行う。復号部130によって処理されたデータは、データ処理部140による所定の処理を経て、音声データはスピーカSPから、また、テキストデータは表示部DISから、ユーザに対して出力される。また、送信時には、マイクMIC又は図示しないボタン等のユーザ入力部から入力されたデータが、データ処理部140によって所定の処理が行われ、送信データとしてベースバンド部BBへ出力される。符号化部150は、送信データを複数のコードブロックに分割し、各コードブロックに誤り訂正符号及び誤り検出符号を付加して符号化する。変調部160は、符号化された送信データに対して変調を行い、高周波信号に変換する。制御部170は、各部の制御を司る。
なお、符号化部150で適用される誤り訂正符号としては、例えば、ターボ符号、LDPC(low-density parity-check code:低密度パリティ検査符号)等のブロック符号及び畳み込み符号がある。誤り訂正符号及びそれを用いた復号方法については公知の技術であるため、ここでは詳細を省略する。
次に、本発明の特徴的な構成部分である復号部130について詳細に説明する。図2は、復号部130のより詳細なブロック図である。図に示すように、復号部130は、コードブロック分割部131、優先順位判定部132、誤り訂正復号部133、コードブロック結合部134、記憶部135、CRC検査部136及び再送要求生成部137を備える。コードブロック分割部131は、復調部120によって復調された復調データを複数のコードブロックに分割する。なお、コードブロックの分割方法は送信側で指定されている。
コードブロック分割部131に入力される復調データは、通信品質を示す情報(通信品質情報)が付与されている。通信品質情報としては、復調データに含まれる各ビットの尤度情報から求めることができ、以下の説明では、通信品質情報に尤度情報を用いる。なお、尤度情報とは、復調された結果としてあるビットが0らしいか1らしいかを数値で表した情報であり、例えば、尤度情報を表す数値の範囲を−10〜10とし、ビットが0である可能性が高ければ負の値を大きく、逆にビットが1である可能性が高ければ、正の値を大きくするように設定する。すなわち、復号部130に入力される受信データとしては、ビット値ではなく、各ビットの軟値となり、本実施例では、尤度情報の一例としてこの軟値を使用する。なお、尤度情報の値の範囲は上述の範囲に限られるものではなく、実装時の回路規模や演算量を考慮して、値の範囲を、例えば0〜20,−5〜5のように適宜設定することができる。
優先順位判定部132は、コードブロック分割部131で分割された各コードブロックの尤度情報に基づき、各コードブロックの優先順位を判定する(詳細は後述する。)。記憶部135は、コードブロック分割部131で分割された各コードブロックを、優先順位判定部132によって判定された優先順位に紐付けて格納する。誤り訂正復号部133は、優先順位判定部133によって判定された優先順位の高いコードブロックから誤り訂正復号を行う。CRC検査部136は、誤り訂正復号部133で誤り訂正復号が終了したコードブロックの誤り検出(CRC検査)を行う。なお、誤り訂正復号部133及びCRC検査部136による誤り訂正・誤り検出の処理は、コードブロック毎に行う。CRC検査部136によって誤りが検出された場合は、再送要求生成部137が、再送要求を生成して送信部114へ出力する。各コードブロックに誤りが検出されなかった場合は、分割された全てのコードブロックの誤り訂正・誤り検出が行われた後に、コードブロック結合部134が全てのコードブロックを結合し、復号データとしてデータ処理部140へ出力される。
次に、フローチャートを用いて、本発明の実施例による復号部130の処理について説明する。図3は、本発明の実施例による復号部130の処理の一例を示すフローチャートである。まず、ステップS11にて、コードブロック分割部131は、復調部120によって復調された復調データを複数のコードブロックに分割する。次に、ステップS12にて、優先順位判定部132は、コードブロック分割部131で分割された各コードブロックを構成する各ビットの軟値の絶対値の平均値を計算したものを、通信品質情報として用いる。その後、ステップS13にて、優先順位判定部132は、ステップS12で計算した値に基づき、複数のコードブロックの優先順位を判定する。
ここで、優先順位判定部132による優先順位の判定について説明する。図4は、コードブロック分割部131で分割された各コードブロックを構成するビットの軟値の一例を示す図である。この例では、受信データ(復調データ)が、10ビットで構成される3つのコードブロック(コードブロックA,B及びC)に分割されるものとする。図に示すように、各コードブロックを構成する各ビットは、−10〜10の軟値が計算されている。優先順位判定部132は、各コードブロックを構成するビットの軟値の絶対値の平均値を計算して、絶対値の平均値が小さいものから優先順位を高く判定する。本実施例では、軟値の範囲を−10〜10としているため、軟値が「0」近辺の値ほど、ビットが「0」であるか「1」であるかが不確かとなる。従って、複数のコードブロックのうち絶対値の平均値が小さい(0に近い)ものほど、ビットの「0」か「1」かが不確かであり、誤りがあるおそれが高いこととなる。よって、本実施例では、誤りがあるおそれの高いコードブロック(軟値の絶対値の平均値が小さいコードブロック)から先に、誤り訂正復号・誤り検出を行う。図4の例では、優先順位は、軟値の絶対値の平均値が「0.82」であるコードブロックCが最も高くなり、それに続き、「1.73」のコードブロックA、「6.09」のコードブロックBとなる。
フローチャートに戻り説明を続ける。ステップS13にて優先順位がつけられたコードブロックは、記憶部135に、優先順位を紐付けて格納される。その後、ステップS14へ進み、ループ処理(ステップS14〜S17)を開始する。誤り訂正復号部133は、優先順位の高いコードブロック(誤りがある可能性が高いコードブロック)から、誤り訂正復号を行う(ステップS15)。なお、誤り訂正復号については公知であるため、詳細な説明は省略する。1つのコードブロックについて誤り訂正復号が終了すると、CRC検査部136が誤り検出を行い、復号したコードブロックに誤りがあるか否かを判定する(ステップS16)。誤り(エラー)があった場合は、誤り訂正復号・誤り検出を行っていないコードブロックがあっても誤り訂正復号・誤り検出を停止し、再送要求生成部137が再送要求を行う(ステップS19)。ステップS16で誤りがない(正常)と判定された場合は、次の優先順位のコードブロックに対して、ステップS15及びS16の誤り訂正復号・誤り検出を行う。すなわち、優先順位の高いコードブロック(誤りが発生している可能性の高いコードブロック)から順に誤り訂正復号・誤り検出を行い、全てのコードブロックに誤りがなかった場合、ループ処理を終える。その後、ステップS18にて、コードブロック結合部134は、復号した全てのコードブロックを結合する。
ここで、図を用いて、従来技術と比較した本発明の利点を説明する。図5は、従来技術と比較した本発明の利点を説明する図である。例えば、3つに分割されたコードブロックA,B及びCのうち、コードブロックCのみに誤りが発生しているものとする。従来技術では、コードブロックの復号順序について規定されていないため、誤りのあるコードブロックCを最後に復号する可能性もある。コードブロックCに誤りがあり、コードブロックCを最後に復号する場合は、コードブロックA,B及びCを含む受信データ全ての再送を要求するため、コードブロックA及びBに対する復号処理(誤り訂正・誤り検出)は無駄になる。しかしながら本実施例では、コードブロック毎の尤度情報によってコードブロックCに誤りがある可能性が最も高いことを予想し、コードブロックCから先に復号処理を行う。従って、コードブロックCを復号した時点で再送要求することができ、コードブロックA及びBの無駄な復号処理をすることがないという可能性を高くすることができる。すなわち、再送要求するまでの時間も従来技術と比べて短縮することが可能となる。
なお、第1の実施例において必須ではないが、送信側で送信データにレートマッチング処理が行われている場合は、受信側でレートデマッチング処理を行う必要がある。その場合、レートデマッチング処理は、コードブロックの優先順位判定処理の前に行ってもよいし、コードブロックの優先順位を判定した後、優先順位の高いコードブロックの誤り訂正復号処理を行う前に行ってもよい。
次に、第2の実施例について説明する。図6は、本発明の第2の実施例による復号部のブロック図である。図において、図2の復号部130と同様の機能部には同じ符号を付し、説明を省略する。復号部130Aは、レートデマッチング部138、パケット合成部139及びバッファBUFをさらに備える。第2の実施例では、復号部130Aは、公知のHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest:ハイブリッドARQ)技術を用いて誤り訂正を行う。HARQは、受信側が誤ったデータ(パケット)を受信した場合に、送信側に対しそのデータ(誤ったパケット)を再度送信するように要求する制御であるARQ(Automatic Repeat reQuest:自動再送要求)と、以前に受信したデータと新たに再送されたデータとのパケット合成とを組み合わせた技術であり、3GPP(Third Generation Partnership Project)の規格であるTS25.212に掲載されているHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式等で採用されている。なお、本実施例では、チェイス合成法を用いるHARQを例として説明するが、本発明はこれに限られるものではない。また、HARQについては公知のため、詳細を省略する。
HSDPA方式では、異なるQoS(Quality of Service)をもつ送信データを1つの物理チャネルで送信するために、送信側でデータのパンクチャ(データの間引き)やレピテイション(データの繰り返し)を行って、コーディングレートを制御するレートマッチングが行われる。従って、レートデマッチング部138で、送信側でレートマッチングされたコードブロックをレートデマッチングする。パケット合成部139は、以前に受信しバッファに格納されているデータと、新たに再送されたデータとを合成する。なお、受信したデータが再送されたものではなく、最初に受信したデータである場合は、パケット合成部139によるパケット合成は行われず、レートデマッチング部138によって全てのコードブロックのレートデマッチングが行われた後に、優先順位判定部132Aによって、各コードブロックの優先順位判定が行われる。その後、優先順位ごとに誤り訂正復号・誤り検出が行われ、誤りがある場合は再送要求が行われる。なお、優先順位の判定方法や、誤り訂正復号、誤り検出及び再送要求については、第1の実施例で説明したものと同様であるため説明を省略する。
HARQでは、バッファBUFに格納されている以前に受信したデータと、新たに再送されたデータとが、パケット合成部139にて合成される。優先順位判定部132Aによる優先順位の判定は、全てのコードブロックのパケット合成が行われたあとに行われる。なお、送信側でレートマッチングが行われている場合は、コーディングレートの値を、優先順位判定に用いる通信品質情報としてもよい。具体的には、コーディングレートの値(=情報ビット長/レートマッチングの後のビット長)の値が小さいほど、符号化利得が高く特性が良くなるため、コーディングレートの値が大きいコードブロックに対して、優先順位を高く判定すればよい。
本発明の利点を再度述べる。上述したように、本発明による通信装置によれば、コードブロックの復号処理順序が規定されておらず、コードブロックの処理順序次第では行った復号処理が無駄になるおそれのある従来技術と異なり、誤りのある可能性が高いコードブロックから先に誤り検出及び再送要求を行うため、復号処理に要する時間及び処理量の増加を、従来と比べ低減することができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各手段等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。例えば、第1の実施例を、誤り訂正復号を行う態様で説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、誤り訂正復号を行わなくてもよい。すなわち、誤り検出のみを行って、誤りのあるデータの再送要求を迅速に行ってもよい。また、上述の実施例において、優先順位の判定を行う際に、各コードブロックの全ビットの軟値(尤度情報)について絶対値の平均値を求めたが、本発明はこれに限られるものではなく、コードブロックの所定の部分のみを例えばランダムに取り出して、取り出した部分のみの絶対値の平均値を求めてもよい。また、誤り訂正符号がターボ符号の場合は、情報ビット(送受信したいデータ)に加えてパリティビットが付加されて符号化されるため、受信側で、コードブロックのうち情報ビットのみを取り出して絶対値の平均値を求めても良い。また、軟値の範囲が0を中心とするものでない場合(例えば、0〜20等)は、軟値の範囲が0を中心とするものにオフセットさせてから絶対値の平均値を計算すればよい。さらに、送信側でレートマッチングが行われている場合は、コーディングレートと尤度情報とを組み合わせて優先順位を判定することもできる。
また、通信品質が良好であり誤りが発生しにくく、優先順位の判定処理が必要ない場合や、逆に、通信品質が悪く誤りが高い確率で発生し、再送要求が必須である場合は、優先順位の判定を行わないようにする。すなわち、優先順位判定部132は、コードブロック分割部131で分割された順をコードブロックの優先順位とすることもできる。例えば、無線通信端末100は、受信レベル測定部113にて受信部112で受信した信号の受信レベルを測定し、優先順位判定部132は、受信レベル測定部113で測定された受信レベルが所定範囲内にある場合、コードブロック分割部131で分割されたコードブロック毎の通信品質情報に基づき、複数のコードブロックの優先順位を判定し、受信レベルが所定範囲内にない場合、コードブロック分割部131で分割された順をコードブロックの優先順位とする。すなわち、受信レベルをXとすると、A<X<Bの所定範囲に受信レベルがある場合に優先順位の判定を行う。ここで、範囲値A以下は、分割された全てのコードブロックが高い確率でエラーとなるような受信レベルが悪い通信環境であり、範囲値B以上は、高い確率で再送が実施されないような受信レベルが良い通信環境である。従って、範囲値A以下及び範囲値B以上の何れの場合においても、優先順位の付与を行うほうが処理負荷が高くなってしまうため、優先順位判定部132は優先順位の判定を行わないようにする。なお、範囲値A,Bについては、再送に関する実験等で得られた値を用いるのが好ましい。
また、HARQ方式を用いる第2の実施例の場合は、再送回数が多くなれば受信データの品質がそれだけ向上すると考えられるため、再送回数が一定回数以上となった場合には優先順位の判定を行わないようにしてもよい。
また、本発明による通信装置として、無線通信端末を例に説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、基地局に適用することも可能である。本発明を基地局に適用した場合、同一のユーザ(無線通信端末)からだけではなく、複数のユーザからデータを受信することになる。この場合に、ユーザ毎に上述の方法で優先順位を判定し、優先順位毎に誤り検出を行うことも有効である。
本発明の第1の実施例による無線通信端末の概略ブロック図である。 復号部130のより詳細なブロック図である。 本発明の実施例による復号部130の処理の一例を示すフローチャートである。 コードブロック分割部131で分割された各コードブロックを構成するビットの軟値の一例を示す図である。 従来技術と比較した本発明の利点を説明する図である。 本発明の第2の実施例による復号部のブロック図である。 特許文献1における送信機及び受信機のブロック図である。
符号の説明
100 無線通信端末
110 RF部
112 受信部
113 受信レベル測定部
114 送信部
120 復調部
130 復号部
131 コードブロック分割部
132,132A 優先順位判定部
133 誤り訂正復号部
134 コードブロック結合部
135 記憶部
136 CRC検査部
137 再送要求生成部
138 レートデマッチング部
139 パケット合成部
140 データ処理部
150 符号化部
160 変調部
170 制御部
ANT アンテナ
BB ベースバンド部
MIC マイク
SP スピーカ
DIS 表示部
BUF バッファ
501 コードブロック分割部
502 CRC付加部
503 誤り訂正符号化部
504 インタリーブ部
505 マッピング部
609 デマッピング部
610 デインタリーブ部
611 誤り訂正復号部
612 誤り検出部
613 コードブロック接続部

Claims (4)

  1. 受信データを誤り検出符号が付与された複数のコードブロックに分割する分割部と、
    前記分割部で分割されたコードブロック毎の通信品質情報に基づき、前記複数のコードブロックの優先順位を判定する優先順位判定部と、
    前記優先順位判定部により判定された優先順位に基づき、当該優先順位の高い順に、前記コードブロックの前記誤り検出符号を用いた誤り検出を行う検出部と、
    前記検出部で誤りが検出された場合、当該検出部による誤り検出を停止して、前記受信データの再送を要求する再送要求部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置において、
    前記優先順位判定部は、
    前記コードブロックを構成するビット毎の尤度情報から求めた前記通信品質情報に基づき、前記複数のコードブロックの優先順位を判定する、
    ことを特徴とする通信装置。
  3. 請求項1または2に記載の通信装置において、
    受信した信号の受信レベルを測定する受信レベル測定部をさらに備え、
    前記優先順位判定部は、
    前記受信レベルが所定範囲内にある場合、前記分割部で分割されたコードブロック毎の前記通信品質情報に基づき、前記複数のコードブロックの優先順位を判定し、前記受信レベルが前記所定範囲内にない場合、前記分割部で分割された順を前記コードブロックの優先順位とする、
    ことを特徴とする通信装置。
  4. 受信データを誤り検出符号が付与された複数のコードブロックに分割するステップと、
    前記分割するステップで分割されたコードブロック毎の通信品質情報に基づき、前記複数のコードブロックの優先順位を判定するステップと、
    前記優先順位を判定するステップにより判定された優先順位に基づき、当該優先順位の高い順に、前記コードブロックの前記誤り検出符号を用いた誤り検出を行うステップと、
    前記誤り検出を行うステップで誤りが検出された場合、当該誤り検出を停止して、前記受信データの再送を要求するステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
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