JP2010081056A - 設定確認報知システム、及び設定自動修正システム - Google Patents

設定確認報知システム、及び設定自動修正システム Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワーク環境の変化等により現在の宛先設定が不適合となる状況下でも該環境変化に合った適正な値の宛先設定を容易に行えるようにする。
【解決手段】 ジョブ履歴管理サーバ30は、ジョブ履歴中のエラーの履歴が残るジョブ履歴における宛先関連の設定項目の設定内容を抽出し、該設定内容を設定確認の警告対象として含む警告情報を生成し、該エラー履歴が残るジョブを実行した画像読取装置A、及び関連する画像読取装置Bに配布する(S305a,S305b)。画像読取装置Aは、ジョブ履歴管理サーバ30からの警告情報を受信して保持し(S112)、ユーザがアドレス帳を開いて送信先関連情報を設定した際(S113)、保持している警告情報中の警告対象である設定内容と同じ設定内容の設定がなされた場合、該設定内容の設定確認を促す警告を報知する(S114)。
【選択図】 図6

Description

本発明は、設定確認報知システム、及び設定自動修正システムに関する。
今日、ネットワークスキャナ装置、ファイルサーバ、メールサーバ及びPC(パーソナルコンピュータ)をネットワークにより接続し、ネットワークスキャナ装置で読取った画像情報をファイルサーバや、メールサーバ等を介して宛先へデータ送信するシステムが知られている。
この種のネットワークデータ送信システムにおいて、送信側装置における宛先設定に関する従来技術として、下記特許文献1には、ネットワークスキャンの設定をログとして、管理者装置経由でデバイスにメール配信し、他のデバイスにおいて該ログ内容を元に設定を共有する技術が開示されている。
また、下記特許文献2には、クライアントが過去に使用したスキャンプロファイルをサーバで記憶しておき、次回の利用時にそのプロファイルをデフォルトとして適用する技術が開示されている。
また、下記特許文献3には、ジョブ履歴管理サーバからジョブ履歴情報を取得して、そのジョブ履歴情報を定型設定にとしてユーザに表示することによって、ユーザ操作の簡易化を行う技術、ジョブ履歴書式の異なるデバイスに対しては、サーバ装置で書式の修正を施す技術が開示されている。
特開2003−189054号公報 特開2004−80795号公報 特開2007−28019号公報
ネットワークデータ送信を行うこの種の従来システムにおいて、送信側装置での宛先設定に際して他の装置のジョブをそのまま使う方法(特に、特許文献3参照)があるが、この技術では、現時点では誤った設定となっている場合の判別がつかず、誤った設定をそのまま使い続けてしまうこともあり得る。
また、装置への設定時には正しかったアドレス帳設定がネットワーク環境の変化によりエラーとなる場合も考えられる。
本発明は、ネットワーク環境の変化等により現在の宛先設定が不適合となる状況下でも該環境変化に合った適正な値の宛先設定を容易に行える設定確認報知システム、及び設定自動修正システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の設定確認報知システムの発明は、宛先、読取条件及び送信方法に関連する各項目の値を設定し、該設定値に基づき、原稿から画像情報を読取ってデータ転送する読取転送ジョブを実行する画像読取装置と、前記画像読取装置に対応して前記読取転送ジョブの履歴を管理するジョブ履歴管理装置とを有し、前記ジョブ履歴管理装置は、前記ジョブ履歴中のエラーの履歴が残るジョブ履歴における宛先関連の項目の設定内容を抽出し、該設定内容を設定確認の警告対象として含む警告情報を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された前記警告情報を該エラー履歴が残るジョブを実行した画像読取装置に配布する配布手段とを具備し、前記画像読取装置は、前記配布手段により配布される前記警告情報を受信し、保持する保持手段と、前記宛先関連情報の設定に際し、前記保持手段により保持されている前記警告情報中の警告対象である設定内容と同じ設定内容での設定がなされた場合、該設定内容の確認を促す警告を報知する報知手段を具備する。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記配布手段は、前記生成手段により生成された前記警告情報を、前記エラー履歴が残るジョブを実行した画像読取装置と類似するアドレス帳を用いる画像読取装置に更に配布する。
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、前記画像読取装置は、前記報知手段により報知される前記警告に基づく宛先に関連する設定項目の変更設定を受付ける受付手段と、前記受付手段により受付けた当該設定項目の変更設定値を含む変更設定完了通知を前記ジョブ履歴管理装置に送信する送信手段とを具備し、前記ジョブ履歴管理装置は、前記送信手段による前記変更設定完了通知に含まれる前記変更設定値を変更設定候補として該当する警告情報に付加して候補付警告情報として更新する更新手段と、前記更新手段により更新された前記候補付警告情報を、前記警告情報を配布済みであって、前記変更完了通知が未通知の画像読取装置に配信する配信手段を具備する。
請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の発明において、前記画像読取装置は、前記配信手段により配信される前記候補付警告情報を受信し、前記保持手段に保持される前記警告情報を該候補付警告情報に更新する更新手段を具備し、前記報知手段は、前記宛先関連情報の設定に際し、前記保持手段により保持されている前記候補付警告情報中の警告対象である設定内容と同じ設定内容での設定がなされた場合、該設定内容の確認を促す旨の警告を該候補付警告情報中の変更設定候補と共に報知する。
請求項5記載の発明は、上記請求項4記載の発明において、前記画像読取装置は、前記報知手段により前記変更設定候補と共に報知される前記警告に基づく宛先に関連する設定項目の変更設定を前記受付手段により受付けると共に、前記受付手段により受付けた当該設定項目の変更設定値を含む変更設定完了通知を前記送信手段により前記ジョブ履歴管理装置に送信し、前記ジョブ履歴管理装置は、前記送信手段による前記変更設定完了通知の送信元が、前記候補付警告情報の送信先の前記画像読取装置である場合に、以後、該画像読取装置に対する前記候補付警告情報の配信を禁止する禁止手段を具備する。
請求項6記載の発明は、上記請求項1乃至5のいずれか記載の発明において、前記生成手段は、前記宛先に関連する設定項目の設定値に基づく該宛先へのログインエラーの履歴からディレクトリパスに関するアクセス権,文字列長、ファイル名に関する文字列長,文字コード、共有名に関するアクセス権,文字列長及び文字コードのいずれか1つ以上の設定項目の設定値を抽出し、該各設定項目の設定値を警告対象とする前記警告情報を生成する。
請求項7記載の設定確認報知システムの発明は、宛先、読取条件及び送信方法に関連する各項目の値を設定し、該設定値に基づき、原稿から画像情報を読取ってデータ転送する読取転送ジョブを実行する画像読取装置と、前記画像読取装置による前記読取転送ジョブの履歴を管理するジョブ履歴管理装置とを有し、前記画像読取装置は、前記各項目の設定後、前記原稿の読取りを開始する前、前記ジョブ履歴管理装置に対し、現在の設定内容と同じ設定内容を有するジョブ履歴の取得を要求する履歴取得要求手段と、前記履歴取得要求手段による前記ジョブ履歴の取得要求に対して前記ジョブ履歴管理装置から応答送出される、現在の設定内容と同じ設定内容を有するジョブ履歴中にエラーの履歴がある場合、現在の設定内容の確認を促す警告を報知する報知手段とを具備し、前記ジョブ履歴管理装置は、前記履歴取得要求手段による前記ジョブ履歴の取得要求に基づき、管理しているジョブ履歴の中から、現在の設定内容と同じ設定内容を有するジョブ履歴を検索し、取得要求元の前記画像読取装置に応答送出する応答送出手段を具備する。
請求項8記載の発明は、上記請求項7記載の発明において、前記ジョブ履歴管理装置は、前記画像読取装置が、前記設定値に基づき、原稿から画像情報を読取り、該読取った画像情報をファイルとして添付した電子メールを生成して送信する読取メール転送ジョブにおけるメール送信履歴を管理し、前記履歴取得要求手段は、前記読取メール送信に際して、現在設定されている設定内容と同じ設定内容を有するメール送信履歴の取得を要求し、前記報知手段は、前記履歴取得要求手段よる前記メール送信履歴取得要求に対して前記ジョブ履歴管理装置から応答送出される、現在設定されている設定内容と同じ設定内容を有するメール送信履歴中にエラーの履歴がある場合、現在設定されているメール送信設定内容の確認を促す警告を報知する。
請求項9記載の発明は、上記請求項8記載の発明において、前記履歴取得要求手段は、現在設定されている添付ファイル形式と同じ添付ファイル形式の設定で実行されたメール送信履歴の取得を要求し、前記報知手段は、前記履歴取得要求手段よる前記履歴取得要求に対して前記ジョブ履歴管理装置から応答送出される、現在設定されている添付ファイル形式と同じ添付ファイル形式の設定で実行されたメール送信履歴中にエラーの履歴がある場合、現在設定されている添付ファイル形式が未許可の設定である旨を警告報知する。
請求項10記載の発明は、上記請求項9記載の発明において、前記報知手段は、前記履歴取得要求手段よる前記履歴取得要求に対して前記ジョブ履歴管理装置から応答送出される、現在設定されている添付ファイル形式と同じ添付ファイル形式の設定で実行されたメール送信履歴中にエラーの履歴がない場合、現在設定されている添付ファイル形式でのメール送信に成功している旨を報知する。
請求項11記載の設定確認報知システムの発明は、宛先、読取条件及びメール送信方法に関連する各項目の値を設定し、該設定値に基づき、原稿から画像情報を読取り、該読取った画像情報をファイルとして添付した電子メールを生成して送信する画像読取装置と、前記画像読取装置から送信される前記電子メールを受信して宛先に転送すると共に、前記画像読取装置による前記電子メールのメール送信履歴を管理するメールサーバ装置とを有し、前記画像読取装置は、前記各項目の値を設定後、前記原稿の読取りを開始する前、前記メールサーバ装置に対し、現在の設定内容と同じ設定内容を有するメール送信履歴の取得を要求する履歴取得要求手段と、前記履歴取得要求手段による前記メール送信履歴の取得要求に対して前記メールサーバ装置から応答送出される、現在の設定内容と同じ設定内容を有するメール送信履歴中にエラーの履歴がある場合、現在の設定内容の確認を促す警告を報知する報知手段とを具備し、前記メールサーバ装置は、前記履歴取得要求手段による前記メール送信履歴の取得要求に基づき、管理しているメール送信履歴の中から、現在の設定内容と同じ設定内容を有するメール送信履歴を検索し、取得要求元の前記画像読取装置に応答送出する応答送出手段を具備する。
請求項12記載の発明は、上記請求項11記載の発明において、前記履歴取得要求手段は、現在設定されている添付ファイル形式と同じ添付ファイル形式の設定で実行されたメール送信履歴の取得を要求し、前記報知手段は、前記履歴取得要求手段よる前記履歴取得要求に対して前記メールサーバ装置から応答送出される、現在設定されている添付ファイル形式と同じ添付ファイル形式の設定で実行されたメール送信履歴中にエラーの履歴がある場合、現在設定されている添付ファイル形式が未許可の設定である旨を警告報知する。
請求項13記載の発明は、上記請求項12記載の発明において、前記報知手段は、前記履歴取得要求手段よる前記履歴取得要求に対して前記メールサーバ装置から応答送出される、現在設定されている添付ファイル形式と同じ添付ファイル形式の設定で実行されたメール送信履歴中にエラーの履歴がない場合、現在設定されている添付ファイル形式でのメール送信に成功している旨を報知する。
請求項14記載の設定自動修正システムの発明は、宛先、読取条件及び送信方法に関連する各項目の値を設定し、該設定値に基づき、原稿から画像情報を読取ってサーバ装置経由でデータ転送する読取転送ジョブを実行する画像読取装置と、前記画像読取装置、及び前記サーバ装置に対応する宛先、読取条件及び送信方法に関する適正な設定値を管理する管理装置とを有し、前記画像読取装置は、前記設定値が正しく使用できなかった場合、正しく使用できなかった原因に応じた解決方法に従って該設定値を正しい設定値に自動修正する自動修正手段を具備する。
請求項15記載の発明は、上記請求項14記載の発明において、前記自動修正手段は、正しく使用できなかった前記設定値が前記サーバ装置に関する設定値である場合、他の画像読取装置と該サーバ装置との間の通信データを調査して該サーバ装置に関する適正な設定値を取得する。
請求項16記載の発明は、上記請求項14または15記載の発明において、前記画像読取装置は、前記自動修正手段による修正後の設定値を前記管理装置に通知する通知手段を具備し、前記管理装置は、前記通知手段からの前記修正後の設定値の通知に基づき、通知元の画像読取装置と類似する設定値を用いる関連画像読取装置に関する該当項目の設定値を前記通知された設定値に変更する変更手段と、前記変更手段による前記設定値の変更に応じて該当する項目の設定値が正しく使用でなかった場合の解決方法を構築する解決方法構築手段とを具備する。
請求項17記載の発明は、上記請求項16記載の発明において、前記通知手段は、前記自動修正手段により前記正しく使用できなかった設定値が修正された場合、該修正後の設定値を前記関連画像読取装置に更に通知し、前記画像読取装置は、前記関連画像読取装置の前記通知手段からの前記修正後の設定値の通知に基づき、該当項目の設定値を該通知された設定値に変更する変更手段を更に具備する。
請求項18記載の発明は、上記請求項15乃至17のいずれか記載の発明において、前記画像読取装置は、前記自動修正手段により前記正しく使用できなかった設定値を修正できなかった場合、該設定値を修正するための解決方法を前記管理装置に問合せる問合せ手段を具備し、前記管理装置は、前記問合せ手段からの前記問合せに対し、該問合せに含まれる設定値が正しい設定値でないと判定した場合には、前記解決方法構築手段が構築する解決方法の中から正しい設定値を取得する方法を選出して問合せ元の画像読取装置に応答通知する応答通知手段とを具備する。
請求項19記載の発明は、上記請求項18記載の発明において、前記問合せ手段は、前記自動修正手段により前記正しく使用できなかった設定値を修正できなかった場合、類似する設定値を用いる関連画像読取装置に対して正しい設定値を問い合わせ、前記画像読取装置は、前記関連画像読取装置の前記問合せ手段からの前記問合せに対し、該当項目の正しい設定値を問合せ元の関連画像読取装置に応答送信する応答送信手段を具備する。
請求項1記載の設定確認報知システムの発明によれば、定期的な宛先の状態確認を行うことなく、アドレス帳から送信先を指定した時点で、設定確認警告報知により、現在の設定を変更する必要があることを認識できる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、類似するアドレス帳を用いる全ての画像読取装置で、他の画像読取装置のエラー情報を共有することで、アドレス帳への登録設定の修正の必要性について早期の認識ができ、設定修正を効率的に行なえる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明において、ある画像読取装置で設定確認警告報知に基づく設定変更がなされると、まだ設定変更していない関連する画像読取装置で上記変更設定値を変更設定候補として受け取って共有できる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明において、アドレス帳から送信先設定に対する設定確認警告報知時、他の画像読取装置での設定確認警告報知に基づく変更設定値が変更設定候補として報知されるため、現在の設定内容の修正が容易となる。
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明において、他の画像読取装置での変更設定値を設定変更候補として設定内容を変更した画像読取装置に対して設定変更候補を無駄に通知せずに済む。
請求項6記載の発明によれば、請求項1乃至5のいずれか記載の発明において、アドレス帳からの設定時、同じ設定内容で過去に例えばログインエラーが発生している場合等においては、ディレクトリパスのアクセス権等の修正によって正しくログインへと移行できる。
請求項7記載の設定確認報知システムの発明によれば、ファイル送信やメール送信に先立って設定される設定内容と同じ設定内容のジョブ履歴を画像読取装置が取得し、その中にエラー情報がある場合には、現在の設定内容を確認する旨の警告表示に基づき、スキャンを開始する前に設定変更に対処できる。
請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の発明において、メール送信に先立ちアドレス及び送信方法を指定した時点でメール送信が成功しないと推測できることをユーザが知ることができ、メール送信後、メール送信失敗の通知を受けた時点でメール再送の操作を行わなければならないケースに比べて操作上の手間を大幅に軽減できる。
請求項9記載の発明によれば、請求項8記載の発明において、メール送信に先立ちアドレス及び添付ファイルを設定した際、同じ設定で過去にエラーが発生している場合には、添付ファイル形式が未許可の設定である旨をユーザに報知して設定変更を促すことができる。
請求項10記載の発明によれば、請求項9記載の発明において、メール送信に先立ちアドレス及び添付ファイルを設定した際、同じ設定で過去にエラーが発生していない場合は、該添付ファイル形式でのメール送信が成功していることをユーザに認識せしめたうえでメール送信を実行できる。
請求項11記載の設定確認報知システムの発明によれば、メールサーバがメール送信履歴を管理する環境下で、メール送信に先立ちアドレス及び送信方法を指定した時点でメール送信が成功しない設定内容であることをユーザが知ることができ、メール送信後、メール送信失敗の通知を受けるのを待たずに設定変更に対処できる。
請求項12記載の発明によれば、請求項11記載の発明において、メールサーバがメール送信履歴を管理する環境下で、メール送信に先立ちアドレス及び添付ファイルを設定した際、同じ設定で過去にエラーが発生している場合には、添付ファイル形式が未許可の設定である旨をユーザに報知して設定変更を促すことができる。
請求項13記載の発明によれば、請求項12記載の発明において、メールサーバがメール送信履歴を管理する環境下で、メール送信に先立ちアドレス及び添付ファイルを設定した際、同じ設定で過去にエラーが発生していない場合は、該添付ファイル形式でのメール送信が成功していることをユーザに認識せしめたうえでメール送信を実行できる。
請求項14記載の設定自動修正システムの発明によれば、ネットワーク環境の変化等により現在の設定が不適合となりアクセスできない場合にもその要因となったパラメータが適正な値に自動修正され、ユーザは不正な設定値の設定変更を強いられることがなく、利便性が向上する。
請求項15記載の発明によれば、請求項14記載の発明において、サーバ装置に関する設定値が不正でアクセスできなかった場合、ネットワーク上での通信パケットを調査して適正な設定値を取得できる。
請求項16記載の発明によれば、請求項14または15記載の発明において、画像読取装置でのパラメータ設定に際して自動修正された設定値を基に管理サーバ装置の管理情報を最新の状態に更新できると共に、該項目の設定値が正しく使用できなかった場合の解決方法の精度を上げ、その後、他の画像読取装置からの問合せがあった場合により精度の良い解決方法を提示できる。
請求項17記載の発明によれば、請求項16記載に発明において、画像読取装置でのパラメータ設定に際して自動修正された設定値を、該画像読取装置、関連する画像読取装置、及び管理サーバ装置間で共有でき、設定値が正しく使用できなかった場合の自動修正がやり易く、しかも正確に修正が可能になる。
請求項18記載の発明によれば、請求項15乃至17のいずれか記載に発明において、画像読取装置は、自装置で対応できない場合に、管理サーバ装置から取得した解決方法を適用して正しい設定値への自動修正が行なえ、自動修正の適応範囲が広くなる。
請求項19記載の発明によれば、請求項18記載の発明において、画像読取装置は、自装置で対応できない場合に、関連する画像読取装置から取得した正しい設定値を取得して自動修正でき、自動修正の対応能力が向上する。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、実施例1に係わる設定確認報知システムの全体構成を示すブロック図である。
このシステムは、スキャン対象の原稿(紙文書)の画像を指定された読取パラメータ(スキャンパラメータ)で読取って指定された宛先にネットワークを介してファイル転送、あるいは電子メール(E−mail:以下、メール)転送を行うネットワーク画像読取転送ジョブ(以下、画像読取転送ジョブ)の実行機能を有する画像読取装置10(10−1,10−2,…)、PC(パーソナル・コンピュータ)によって実現され、外部より画像読取装置10のネットワーク転送ジョブを実行させる指示操作を行うクライアント端末20(便宜的に1台のみ開示)、上記各画像読取装置10における画像読取転送ジョブのジョブ履歴を管理するジョブ履歴管理部を有するジョブ履歴管理サーバ30(同、1台のみ開示)、上記各画像読取装置10における画像転送読取ジョブによって送信されるスキャンデータを受信して格納すると共に、該スキャンデータ(スキャンファイル)を指定された宛先へ配信するファイル転送制御部を有するファイルサーバ40(40−1,40−2,…)の各装置を、それぞれ、1または複数台ずつ、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等で構成されたネットワーク(NW)70を介して接続して構成される。
NW70の構成例としては、例えば、画像読取装置10−1,0−2,…と、ファイルサーバ40−1,40−2,…間をLANで相互に接続し、ジョブ履歴管理サーバ30は、WANによりファイアウォール装置を介して上記LANに接続するようにしても良い。
このシステムにおいて、画像読取装置10、クライアント端末20、ジョブ履歴管理サーバ30、ファイルサーバ40等の各装置は、NW70上で、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protpcol/Internet Protpcol)という通信プロトコルを用いて相互の通信を行う。
上記各装置には、宛先を識別する固有のIPアドレスが与えられ、例えば、相手装置へのアクセスに際しては該相手装置のIPアドレスを指定する必要がある。
図2は、本実施例に係わる画像読取装置10の機能構成を示すブロック図である。
この画像読取装置10は、例えば、原稿読取(スキャン)、複写(コピー)、印刷(プリント)、FAX(ファクシミリ通信)等の複数の機能を有する複合機であり、図2に示すように、原稿の画像をスキャンし、電気的な画像信号(画像データ)に変換する読取部11、読取部11により紙文書をスキャンして得られたスキャンデータや、クライアント端末(不図示)から送られてくる印刷ジョブから印刷データを生成するための画像処理を行う画像処理部12、スキャンデータや動作プログラム等の各種情報を記憶する記憶部13、画像処理部12により生成された印刷データに基づき電子写真プロセスを実行して記録媒体(記録用紙)に該印刷データに対応する画像を形成する画像形成部14、タッチパネル機能を有する大型ビットマップディスプレイ等から成る表示/操作部15、スキャン、コピー、プリント、FAX等の各機能に係わる該当各部の動作制御等、装置全体の制御を行なう制御部16、クライアント端末20、ジョブ履歴管理サーバ30やファイルサーバ40等とNW70を介して通信する際のネットワークインタフェースを司るネットワークインタフェース(NW I/F)部17を備えて構成される。
この画像読取装置10では、上述したスキャン機能を利用した通信制御機能として、ユーザによる画像読取転送指示操作に基づき、指定されたスキャンパラメータにより原稿から画像を読取り、該読取った画像情報(スキャンデータ)を宛先として指定されたファイルサーバ40に指定されたファイル形式で転送するスキャン・ツウ・ファイル転送〔Scan To FTP(File Transfer Protocol)/SMB(Server Message Block)〕のジョブ、あるいは、上記スキャンデータを指定されたファイル形式のデータとして添付したメールを生成し、指定されたメールアドレスにメール送信するスキャン・ツウ・メール送信(Scan To Mail)のジョブを実行する画像読取転送制御機能を有する。
画像読取装置10において、制御部16には、上記画像読取転送に係わる制御を行う画像読取転送制御部161の他、ジョブ履歴管理部162、アドレス帳管理部163、設定確認警告部164、設定変更処理部165が備わる。
ジョブ履歴管理部162は、画像読取転送ジョブ(スキャン・ツウ・ファイル転送ジョブ、スキャン・ツウ・メールジョブ)の実行後、例えば、記憶部13に設けられるジョブ履歴管理テーブル131に該ジョブの履歴(エラージョブの履歴も含む)を格納すると共に、該格納されたジョブ履歴を登録することをジョブ履歴管理サーバ30に要求し、当該ジョブ履歴を登録させる制御を行う。
アドレス帳管理部163は、画像読取転送ジョブによるスキャンしたデータの送信先の情報を、例えば、記憶部13に設けられるアドレス帳管理テーブル132に登録し、アドレス帳として管理する。
設定確認警告部164は、ジョブ履歴管理サーバ30から警告情報を受信して、例えば、記憶部13に設けられる警告情報管理テーブル133に保持すると共に、画像読取転送ジョブに際してユーザにより設定されたアドレス等の設定内容が上記警告情報中の警告対象である設定内容と同じ設定内容である場合、該設定内容の確認を促す警告を報知する制御を行う。
設定変更処理部165は、設定確認警告部164での設定内容確認の警告に対するユーザの正しい設定内容への設定変更を受付けると共に、設定変更を受付けた場合は、該設定変更内容をジョブ履歴管理サーバ30に送信する制御を行う。
図3は、本実施例に係わるジョブ履歴管理サーバ30の機能構成を示すブロック図である。
ジョブ履歴管理サーバ30は、汎用のコンピュータから成り、図3に示すように、画像読取装置10、クライアント端末20、ファイルサーバ40等とNW70を介して通信する際のネットワークインタフェースを司るネットワークインタフェース(NW I/F)部31、動作プログラム等の各種情報を記憶する記憶部32、例えば、ハードディスク駆動装置(HDD)で構成され、画像読取装置10から登録要求された画像読取転送ジョブのジョブ履歴等の情報を記憶する記憶装置33、装置全体の制御を行なう制御部34を具備して構成される。
ジョブ履歴管理サーバ30において、制御部34には、ジョブ履歴管理部341、エラー判定部342、警告/設定情報配信部343が設けられる。
ジョブ履歴管理部341は、画像読取装置10のジョブ履歴管理部162からのジョブ履歴の登録要求を受付け、該ジョブ履歴を、例えば、記憶装置23内に設けられるジョブ履歴管理テーブル331に登録して管理する処理を行う。
エラー判定部342は、ジョブ履歴管理部341により管理されるジョブ履歴中、エラーとなったジョブ履歴に関するエラー原因(エラーに関与する項目と該項目の設定値)を判定する。
警告/設定情報配信部343は、エラー判定部342により判定された設定内容(エラーに至った設定内容)を設定確認の警告対象として含む警告情報〔該警告情報には、警告情報パターンデータベース(DB)333に格納される種々の警告パターンの中から当該エラー種別に対応する警告パターン(警告メッセージ)が選出されて付加される。〕を生成し、該警告情報を該エラー履歴が残るジョブを実行した画像読取装置10、及び関連する画像読取装置10に配布(配信)する処理、及び、画像読取装置10で配布された警告情報に基づいてなされる設定確認警告に対してユーザにより正しい設定内容に変更された場合に該画像読取装置10から送られる変更後の設定値を受信し、該変更後の設定値を変更設定候補として該当する警告情報に付加して警告・設定情報(候補付警告情報)として更新し、該警告・設定情報を既に警告情報を送信している画像読取装置10(但し、警告情報に基づく変更設定値を未受信の装置)に配信する処理を行う。
図4は、本実施例に係わるファイルサーバ40の機能構成を示すブロック図である。
ファイルサーバ40は、汎用のコンピュータから成り、図4に示すように、画像読取装置10、クライアント端末20、ジョブ履歴管理サーバ30等とNW70を介して通信する際のネットワークインタフェースを司るネットワークインタフェース(NW I/F)部41、動作プログラム等の各種情報を記憶する記憶部42、例えば、ハードディスク駆動装置(HDD)で構成され、画像読取装置10からのスキャンデータ等の情報を記憶する記憶装置43、装置全体の制御を行なう制御部44を具備して構成される。
ファイルサーバ40において、制御部44には、送信要求受付部441、ファイル転送制御部442が設けられる。
送信要求受付部441は、画像読取装置10の画像読取転送制御部161からのファイル送信要求を受付ける処理を行う。
ファイル転送制御部442は、送信要求受付部441が受付けた画像読取装置10からのファイル送信要求に基づき、該送信要求されたファイル(スキャンデータを指定されたファイル形式に変換したもの)を、例えば、記憶装置33内に設けられるファイル管理データベース(DB)331に登録して管理するとともに、宛先(例えば、クライアント端末20)からの配信(ダウンロード)の要求を受付けて、該ファイルを当該宛先に配信する制御を行う。
図5及び図6は、本実施例に係わるシステムの画像読取転送処理に係わる画像読取装置A(10−1)、B(10−2)及びジョブ履歴管理サーバ30間の制御シーケンスを示す図である。
図5、図6では、特に、画像読取装置A,Bにおいて、スキャン・ツウ・ファイル転送を行う際の制御シーケンスを示し、図6は、図5の最終処理に続いて実施される処理動作を示している。
画像読取装置A,Bにおいて、スキャン・ツウ・ファイル転送ジョブを実行する場合、それぞれのユーザは、該当する画像読取装置A,Bにおいて、スキャン対象の原稿をセットしたうえで、表示/操作部15を操作し、画像読取装置A,Bそれぞれのアドレス帳を開いて宛先関連情報(送信先アドレス、ディレクトリパス、ログイン名、パスワード等)やスキャンパラメータ〔ファイル形式、スキャン解像度(dpi)、カラー/モノクロ種別等)を設定(指定)した後、スキャン開始を指示する一連のジョブ実行指示操作を行う。
その際に開かれるアドレス帳は、画像読取装置A,Bそれぞれの記憶部13のアドレス帳管理テーブル132から読み出されたものであり、事前に、各送信先に対応した、送信先アドレス、ディレクトリパス、送信方法〔FTP、SMB、Mail、スキャン解像度(dpi)、カラー/モノクロ種別等〕、ログイン名、パスワード等、データ転送を行ううえで必要な情報が設定されている。
これによりユーザは、上記ジョブ実行指示操作に際し、該アドレス帳から所望の送信先に対応する送信先アドレスを選択指定すると共に、他の必要なパラメータを指定する。
図5に示すように、例えば、画像読取装置Aにおいて、ユーザにより上記アドレス帳を用いた送信先アドレスやスキャンパラメータ等の設定を含むジョブ実行指示操作が行われると、画像読取転送制御161が該操作を受付け(ステップS101)、次いで、該アドレス帳で選択された宛先関連情報に基づきネットワークセッションの確立、送信先端末へのログオンを経て該送信先端末へのデータ(指定されたスキャンパラメータに基づき原稿から読取ったスキャンデータ)の送信を実行する(ステップS102)。
ここで、上記ネットワークセッション、ログオン等が正常に実施され、上記ステップS102でのスキャンデータの送信が完了(ジョブ終了)すると(ステップS103)、ジョブ履歴管理部162が当該ジョブの履歴として送信結果をジョブ履歴管理テーブル131に追加登録する(ステップS104)。
ジョブ履歴には、正常終了の他に、送信先へのデータ転送に失敗した場合のエラー情報も含まれる。
この例では、画像読取装置Aにおいて上記ネットワークセッション、ログオン等が正常に実施され、上記ステップS102でのスキャンデータの送信が正しく完了したことにより、該送信結果が“成功”であるジョブ履歴が残される。
なお、ジョブ履歴管理部162は、上述したジョブ履歴の管理を行ないながら、該ジョブ履歴の送信タイミングの監視を行う。
この処理に関しては、例えば、予め設定した時刻(または時間間隔)に達したことによりジョブ送信履歴送信タイミングに達したと判断する方法や、蓄積されたジョブ履歴の数が設定数に達したことによりジョブ送信履歴送信タイミングに達したと判断する方法がある。
ジョブ履歴管理部162は、上記の方法によりジョブ履歴送信タイミングに達したと判断すると(ステップS105YES)、ジョブ履歴管理テーブル131から保持されているジョブ履歴を読み出し、ジョブ履歴管理サーバ30に対して該ジョブ履歴の登録要求を送出する(ステップS106)。
このジョブ履歴登録要求には、登録を希望するジョブ履歴と共に、装置種別を判別可能な識別子、及び固体識別できる一意の番号(例えば、シリアル番号やMACアドレス等)が含まれる。
同様に、画像読取装置Bにおいて、画像読取転送制御161は、ユーザによるアドレス帳を用いた送信先アドレスの設定を含むジョブ実行指示操作を受付け(ステップS201)、該アドレス帳で選択された宛先関連情報に基づきネットワークセッションの確立、送信先端末へのログオンを経て該送信先端末へのデータ送信を実行する(ステップS202)。
このジョブの開始後、ジョブエラーとして、例えば、FTPログインエラーが発生すると(ステップS203)、ジョブ履歴管理部162は、“FTPログインエラー”を示すエラー情報を含む当該ジョブの履歴をジョブ履歴管理テーブル131に登録する(ステップS204)。
その後、ジョブ履歴管理部162は、上述したジョブ履歴送信タイミングに達した際に(ステップS205YES)、ジョブ履歴管理テーブル131から保持されているジョブ履歴を読み出し、ジョブ履歴管理サーバ30に対して該ジョブ履歴の登録要求を送出する(ステップS106)。
他方、ジョブ履歴管理サーバ30において、ジョブ履歴管理部341は、画像読取装置A、Bからの上記ジョブ履歴登録要求を受信すると、該登録要求に含まれるジョブ履歴を、装置種別と固体識別番号(該登録要求に含まれる)を用いて、登録要求元の画像読取装置A、Bにそれぞれ対応してジョブ履歴管理テーブル331上に登録する(ステップS301)。
次に、ジョブ履歴管理サーバ30では、任意のタイミングに、エラー判定部342が、ジョブ履歴管理テーブル331内のジョブ履歴の中からエラーとして記録されている情報(FTPログインエラー等のエラー情報)を抽出する(ステップS302)。
次いで、該エラー情報が記録されていたジョブ履歴中から、該エラー種別のエラーに関与する(エラーの原因となり得る)情報項目を特定すると共に、該情報項目の現在の値(エラー時の値)を警告対象として検索する(ステップS303)。
この処理に際して特定、検索されるエラーに関与する情報項目としては、例えば、画像読取装置Bで発生したFTPログインエラーの場合、該エラーに関与する情報項目として、ディレクトリパス、ファイル名、共有名等の情報があり、これらのうち、ディレクトリパスに関してはアクセス権、文字列長等の情報、ファイル名に関しては文字列長、文字コード等の情報、共有名に関してはアクセス権、文字列長、文字コード等の情報の設定問題が考えられる。
本実施例において、ジョブ履歴管理テーブル331上で管理されるジョブ履歴から抽出されるエラー要素としては、図7の表図に示すように、例えば、スキャン・ツウ・ファイル(FTP/SMB)転送のジョブについては、サーバアドレス、ポート番号、ユーザ名、ディレクトリパス、ファイル名、共有名(SMBのみ)、サーバのバージョン等の情報があり、スキャン・ツウ・メール(Mail)転送のジョブについては、メールアドレス、メールサーバアドレス、メールサーバ設定、ユーザ名、ポート番号、認証方法、メール上限サイズ等の情報がある。
上記ステップS303の処理後、警告/設定情報配信部343は、上記の処理で特定、検索したエラー種別と、警告対象の情報項目及びその現在の値(設定内容)と、当該エラー種別に関与する情報項目の確認を促す警告メッセージとを関連付けた警告情報を生成し(ステップS304)、該警告情報を、当該エラー(FTPログインエラー)となったジョブを実行した画像読取装置Bと、該読取装置Bと類似するアドレス帳を保持する画像読取装置Aに送信する(ステップS305a、S305b)。
ここで、警告/設定情報配信部343は、ユーザ環境下において、画像読取装置Bと類似するアドレス帳を保持する画像読取装置として、予め保持している装置情報から、画像読取装置Aを検索し、画像読取装置Bに送信した警告情報と同じ警告情報を送信する。
なお、類似するアドレス帳を保持する画像読取装置がどれであるかを判断する方法は、画像読取装置の識別子を元にして画像読取装置を識別すると、どの機種がどのようなアドレス帳を持っているかを製造メータでは容易に判断できる。
ジョブ履歴管理サーバ30では、上記ステップS305a、S305bで警告情報を送出した後、図6における丸C1から始まるステップS311以降の処理に進み、他方、画像読取装置A、Bでは、上記警告情報を受信すると、それぞれ、図6における丸A2からはじまるステップS111以降の処理、同じく丸A3からはじまるステップS211以降の処理へと移行する。
図6に示すように、画像読取装置Aは、ジョブ履歴管理サーバ30から上記警告情報を受信すると(ステップS111)、設定確認警告部164が、該警告情報を警告情報管理テーブル133に保持すると共に、アドレス帳管理テーブル132に保持しているアドレス帳から、受信した警告情報に含まれている警告対象の情報項目に該当する情報項目を抽出する(ステップS112)。
同様に、画像読取装置Bにおいても、ジョブ履歴管理サーバ30から警告情報を受信すると(ステップS211)、設定確認警告部164が、該警告情報を警告情報管理テーブル133に保持すると共に、アドレス帳管理テーブル132に保持しているアドレス帳から、受信した警告情報に含まれている警告対象の情報項目に該当する情報項目を抽出する(ステップS212)。
なお、上記ステップS302からステップS304(図5参照)、ステップS111,S112及びステップS211,S212(図6参照)の処理は、ユーザによる画像読取装置A,Bの利用に同期することなく、任意のタイミング(例えば、ユーザの装置利用頻度の低い夜間など)に自動的に処理される。
上記ステップS302で、ジョブ履歴管理サーバ30から受信した警告情報中の警告対象の情報項目に該当する項目を抽出した後、設定確認警告部164は、スキャン・ツウ・ファイル転送等のジョブ起動のためにユーザによりアドレス帳が開かれたか否かを監視する(ステップS113)。
ここで、アドレス帳が開かれ(ステップS113YES)、送信先等の各情報項目の値を指定する操作中、上記ステップS112で抽出した上記警告対象の情報項目の値〔過去にエラーとなった設定内容(項目と項目の設定値)〕と同じ設定内容が指定されると、上記ステップS111で受信した警告情報中の当該警告対象の情報項目に対応する警告メッセージを読出し、該警告メッセージを表示/操作部15の図示しない表示部に表示することにより、現在の設定では送信が行なえないために設定内容(警告対象の情報項目の設定内容)の確認を促す旨の警告の報知を行う(ステップS114)。
次いで、設定変更処理部165は、上記警告メッセージの表示により設定内容の確認を促した現在の設定内容の各項目の値に関して設定変更の操作を受付けると(ステップS115)、該変更設定された各項目の値を含む情報(設定情報)を、上記ステップS111で受信した警告情報の応答としてジョブ履歴管理サーバ30へ送信する。
ステップS115で受付けた設定変更は、アドレス帳にも反映され、以後、正しい設定として保存される。
なお、上記ステップS115で設定変更操作を受付けた場合、画像読取転送制御部161は、該変更後の設定内容に基づき上記ステップS102〜S104(図5参照)と同様の手順でジョブ実行する(ステップS116)。
上記ステップS113〜S115の処理により、ユーザは、送信対象の原稿のスキャンを行う前に、利用しようとしたアドレス帳の設定を修正する必要があることを上記警告メッセージにより認識でき、警告に従がって該当項目情報の設定に修正を施すことにより、ステップS116において正しくスキャンデータの送信を行うことが可能になる。
なお、上記ステップS113〜S115の処理については、関連するクライアント端末20からの指示操作による画像読取装置Aでのジョブ実行の際にも適用される。
この場合、クライアント端末20の表示部上で画像読取装置Aのアドレス帳が開かれ(ステップS113YES)、アドレス帳設定(送信先の各情報項目の指定操作)で、警告対象の設定内容と同じ設定内容での設定がなされることにより、警告メッセージが表示され(ステップS114)、変更設定の受付けが行なわれる(ステップS115)。
一方、ジョブ履歴管理サーバ30では、上記ステップS115で画像読取装置Aから送信された設定情報(変更後の設定値を含む)を、上記ステップS304で送信した警告情報に対する応答情報として受信すると(ステップS311)、警告/設定情報配信部343が、該受信した設定情報を画像読取装置Aに対応して、例えば、記憶装置33の所定の記憶領域に保存する(ステップS312)。
引き続き、警告/設定情報配信部343は、画像読取装置Aから受信した上記設定情報に対応する送信済みの警告情報を特定し、該送信済みの警告情報中、エラー種別と、警告対象の情報項目及びその現在の値(設定内容)と、当該エラー種別に関与する情報項目の確認を促す警告メッセージとの関連付けに対して、当該設定情報を変更設定候補として更に関連付けた警告・設定情報を作成し(ステップS313)、該警告・設定情報を、上記警告情報に対して上記設定情報を応答送出してきた画像読取装置A以外の画像読取装置(この例では、画像読取装置B)に送信する。
一方、画像読取装置Bでは、ジョブ履歴管理サーバ30から上記警告・設定情報を受信すると(ステップS213)、設定確認警告部164が、上記ステップS212での処理と同様、該警告・設定情報を警告情報管理テーブル133に保持すると共に、アドレス帳管理テーブル132に保持しているアドレス帳から、受信した警告・設定情報に含まれている警告対象の情報項目に該当する情報項目を抽出する(ステップS214)。
その後、設定確認警告部164は、スキャン・ツウ・ファイル転送等のジョブ起動のためにアドレス帳が開かれたか否かを監視し(ステップS215)、アドレス帳が開かれ(ステップS215YES)、送信先等の各情報項目の値を指定する操作中、上記ステップS214で抽出した上記警告対象の情報項目の値〔過去にエラーとなった設定内容(項目と項目の設定値)〕と同じ設定内容が指定されると、上記ステップS213で受信した警告・設定情報中の当該警告対象の情報項目に対応する警告メッセージ、及び変更設定候補の情報を読出し、該警告メッセージ及び変更設定候補を表示/操作部15の図示しない表示部に表示することにより、現在の設定では送信が行なえないために設定内容(警告対象の情報項目の設定内容)の確認を促す旨、及び変更設定案として上記変更設定候補がある旨の警告報知を行う(ステップS216)。
次いで、設定変更処理部165は、上記警告メッセージ及び変更設定案の表示により設定内容の確認を促した情報項目(警告対象の情報項目)に関して上記変更設定案に相当する情報項目への設定変更の操作を受付けると(ステップS217)、該変更設定値を含む変更完了通知情報(設定情報)を、上記ステップS213で受信した警告・設定情報の応答としてジョブ履歴管理サーバ30へ送信する。
ステップS217で受付けた設定変更は、アドレス帳にも反映され、以後、正しい設定として保存される。
他方、ジョブ履歴管理サーバ30は、上記ステップS313で警告・設定情報を送信した画像読取装置Bから上記設定情報(変更設定値を含む変更完了通知情報)を受信すると(ステップS314)、警告/設定情報配信部343は、該画像読取装置Bに対して、以後、送信済みの警告・設定情報を配信しない(配信を禁止する)ように情報配信リセット処理を実行する。
なお、上記ステップS217で上記変更設定案に基づく設定変更操作を受付けた場合、画像読取転送制御部161は、該変更後の設定内容に基づき画像読取装置Aにおける上記ステップS102〜S104(図5参照)と同様の手順でジョブ実行する(ステップS218)。
上記ステップS215〜S217の処理により、ユーザは、送信対象の原稿のスキャンを行う前に、利用しようとしたアドレス帳の設定を修正する必要があることを上記警告メッセージにより認識でき、一緒に表示される変更設定案に基づき修正を施すことにより、ステップS218において正しくスキャンデータの送信を行うことが可能になる。
なお、上記ステップS215〜S217の処理については、関連するクライアント端末20からの指示操作による画像読取装置Bでのジョブ実行の際にも適用される。
この場合、クライアント端末20の表示部上で画像読取装置Bのアドレス帳が開かれ(ステップS215YES)、アドレス帳設定(送信先の各情報項目の指定操作)で、警告対象の設定内容と同じ設定内容の設定が行なわれることにより、警告メッセージ及び変更設定候補が表示され(ステップS216)、該変更設定候補に基づく変更設定の受付けが行なわれる(ステップS217)。
次に、本実施に係わるシステムの画像読取転送処理におけるアドレス帳簡易修正処理の具体例について説明する。
今、ジョブ履歴管理サーバ30において、ジョブ履歴管理テーブル331を用い、図5のステップS203で画像読取装置BにおいてFTPログインエラーが発生した後、画像読取装置A,Bから送られてくるジョブ履歴を管理しているものとする(図5のステップS301に対応)。
その後、任意のタイミングに、例えば、画像読取装置Bのジョブ履歴から上記FTPログインエラーが抽出されると(同、ステップS302に対応)、ジョブ履歴管理サーバ30では、例えば、図8に示す如く、エラー種別“ログインエラー”、警告対象情報項目と現在の値“サーバ名:aaaa/ログイン名:bbbb”、及び警告メッセージで構成される警告情報が作成され(同、ステップS303に対応)、該警告情報が画像読取装置A及びBに送信される(同、ステップS305a,305bに対応)。
画像読取装置A,Bでは、それぞれ、ジョブ履歴管理サーバ30から受信した警告情報中の“サーバ名:aaaa”、“ログイン名:bbbb”という情報を警告対象の情報として抽出し、保持する(図6のステップS112に対応)。
その後、画像読取装置Aでスキャン・ツウ・FTPジョブを実行しようとしてアドレス帳を開き、例えば、サーバ名として“aaaa”、ログイン名“bbbb”を指定すると(同、ステップS113に対応)、これらが警告対象項目である“サーバ名:aaaa”、“ログイン名:bbbb”に一致することにより、図8に示す警告情報中の警告メッセージと同内容の警告メッセージが表示される(同、S114に対応)。
その後、ユーザは、サーバ名及びログイン名について正しい値をそれぞれ調べ、その正しい値、例えば、“サーバ名:aacc”、“ログイン名:ccdd”に修正することによりスキャン・ツウ・FTPジョブを正しく実行できる(同、ステップS115,S116に対応)。
画像読取装置Aで設定変更された値(設定情報:“サーバ名:aacc”、“ログイン名:ccdd”)がジョブ管理サーバ30に送られ、ジョブ管理サーバ30が該設定情報を受信すると、該受信した設定情報と、送信済みの警告情報(図8参照)とに基づき、図9に示す如く、エラー種別“ログインエラー”、警告対象情報項目と現在の値“サーバ名:aaaa/ログイン名:bbbb”、及び警告メッセージ(以上は、送信済みの警告情報の内容)の情報に、設定情報“サーバ名:aacc”、“ログイン名:ccdd”を設定変更候補として加えた警告・設定情報が作成され(同、ステップS311〜S313に対応)、該警告・設定情報(警告情報に上記設定変更候補を付加して更新したもの)画像読取装置Bに送信される。
画像読取装置Bでは、ジョブ履歴管理サーバ30から受信した警告・設定情報中の“サーバ名:aaaa”、“ログイン名:bbbb”という情報を警告対象の情報として抽出すると共に、“サーバ名:aacc”、“ログイン名:bbdd”という設定情報を設定変更案として抽出し、保持する(同、ステップS213、S214に対応)。
その後、画像読取装置Bでスキャン・ツウ・FTPジョブを実行しようとしてアドレス帳を開き、例えば、サーバ名として“aaaa”、ログイン名“bbbb”を指定すると(同、ステップS215に対応)、これらが警告対象項目である“サーバ名:aaaa”、“ログイン名:bbbb”に一致することにより、図9に示す警告・設定情報中の警告メッセージと同内容の警告メッセージに、設定候補として“サーバ名:aacc”、“ログイン名:bbdd”がある旨が表示される(同、S216に対応)。
その後、ユーザは、サーバ名を設定候補である“サーバ名:aacc”、ログイン名を設定候補として示された“ログイン名:ccdd”に容易に修正でき、そのうえでスキャン・ツウ・FTPジョブを正しく実行できる(同、ステップS217,S218に対応)。
上述した本実施例の構成によれば、画像読取装置10において、定期的な宛先確認を行うことなく、アドレス帳から送信先を設定した時点で確認が必要な項目情報を含む設定確認警告表示により現在の設定の修正が必要であることを認識できる。
ジョブ履歴管理サーバ30側で画像読取装置10毎のジョブ履歴からエラー情報を抽出することで、画像読取装置10側の処理負荷を低減できる。
画像読取装置10からジョブ履歴管理サーバ30へのジョブ履歴の送信が定期的、または、適切なタイミングで行なわれるため、環境情報(エラーの原因となるネットワーク環境情報)の更新が自動的に行なわれ、現在の状況に合った警告情報を詳しい内容で展開できる。
画像読取装置10間で他の画像読取装置10のエラー情報を共有できるため、アドレス帳への登録設定の問題について早期の認識及び効率的な設定の修正が行なえる。
ジョブ履歴管理サーバ30は画像読取装置10のメーカー側で提供するので、ジョブ履歴からの誤差の少ないエラー情報抽出や別機種への類似の配信が可能であり、ユーザが設定変更を実施し易い警告情報が提供できる。
図10は、実施例2に係わる設定確認報知システムの全体構成を示すブロック図である。
このシステムは、それぞれ、1または複数の画像読取装置10B(10B−1,10−2,…)、クライアント端末20(便宜的に、1台のみ開示)、ジョブ履歴管理サーバ30B(同、1台のみ開示)、ファイルサーバ40B(同、1台のみ開示)、メールサーバ50(同、1台のみ開示)の各装置を、LANやWAN等で構成されたネットワーク(NW)70を介して接続して構成される。
このシステムにおいて、ジョブ履歴管理サーバ30Bは、実施例1に係わるジョブ履歴管理サーバ30と同等のジョブ履歴管理機能を有し、ファイルサーバ40Bは、実施例1に係わるファイルサーバ40と同等のファイル転送機能を有するものである。
本実施例のシステムでは、主として、画像読取装置10Bとメールサーバ50の構成に特徴を有する。
図2は、本実施例に係わる画像読取装置10Bの機能構成を示すブロック図である。
画像読取装置10Bにおいて、実施例1に係わる画像読取装置10と同等の機能を果たす機能部には同一の符号を付している。
図11に示す画像読取装置10Bの機能構成において、制御部16bには、実施例1と同等の画像読取転送制御部161、ジョブ履歴管理部162、アドレス帳管理部163の他、メール送信履歴問合せ部166、設定確認警告部167が備わる。
メール送信履歴問合せ部166は、スキャン・ツウ・メールジョブに際して、ユーザによるアドレス設定やスキャンパラメータ等の設定がなされた際に、該設定内容の組合せを用いてメール送信履歴をメールサーバ50に問合せ(取得を要求する)、該設定内容の組合せに対応するメール送信履歴を取得する処理を行う。
設定確認警告部167は、メール送信履歴問合せ部166がメールサーバ50から取得したメール送信履歴からエラー情報が抽出された場合に該エラー情報の内容に応じて現在の設定内容の確認を促す旨の警告制御を行う。
また、本実施例に係わるファイルサーバ50は、上記メール送信履歴問合せ部166が問合せるメール送信履歴を管理する機能を有するものであり、その機能構成を図12に示す。
メールサーバ50は、汎用のコンピュータから成り、図12に示すように、画像読取装置10B等とNW70を介して通信する際のネットワークインタフェースを司るネットワークインタフェース(NW I/F)部51、動作プログラム等の各種情報を記憶する記憶部52、例えば、ハードディスク駆動装置(HDD)で構成され、画像読取装置10Bから送られるメール情報(スキャンデータが添付される)等の情報を記憶する記憶装置53、装置全体の制御を行なう制御部54を具備して構成される。
メールサーバ50において、制御部54には、メール送信制御部541、メール送信履歴管理部542、送信履歴検索/応答制御部543が設けられる。
メール送信制御部541は、画像読取装置10Bの画像読取転送制御部161からのメール送信要求を受付け、該メール送信要求に基づき、該送信要求されたメール(スキャンした原稿の画像データが添付される)を、例えば、記憶装置33内に設けられるメール保存領域に保存するとともに、宛先である、例えば、クライアント端末20からの配信(ダウンロード)の要求を受付けて、該メールを当該クライアント端末20に配信する制御を行う。
メール送信履歴管理部542は、メール送信制御部541でのメール送信制御に基づくメール送信の履歴を、例えば、記憶装置33内に設けられるメール送信履歴管理テーブル531に登録して管理する。
送信履歴検索/応答制御部543は、画像読取装置10Bのメール送信履歴問合せ部166からのユーザが設定したメールアドレスやパラメータを含むメール送信履歴の問合せ(取得要求)に基づき、該問合せに含まれるメールアドレス等の設定内容の組合せに対応するメール送信履歴をメール送信履歴管理テーブル531から検索し、問合せ元の画像読取装置10Bに配布する制御を行う。
図13は、本実施例に係わるシステムのスキャン・ツウ・メール処理に係わる画像読取装置10Bとメールサーバ50間の制御シーケンスを示す図である。
画像読取装置10Bにおいて、メールサーバ50を経由して所望のメールアドレスを宛先としてスキャン・ツウ・メールジョブを実行する場合、ユーザは、該画像読取装置10Bにおいて、スキャン対象の原稿をセットしたうえで、表示/操作部15を操作し、宛先関連情報(メールサーバアドレス、メールアドレス、ユーザ名)と、スキャンパラメータ〔ファイル形式、スキャン解像度(dpi)、カラー/モノクロ種別等〕を設定(指定)した後、スキャンの開始を指示する一連のスキャンメール実行指示操作を行う。
なお、上記宛先関連情報やスキャンパラメータの設定に際しては、アドレス帳を用いても良く、この場合には、記憶部13のアドレス帳管理テーブル132からアドレス帳を読出し、所定の項目の情報を選択して指定する。
図13に示すように、画像読取装置10Bにおいて、ユーザが、例えば、アドレス帳を用いてメールアドレス等の設定を含むスキャンメール実行指示操作を行うと、画像読取転送制御部161が、該操作に基づく宛先関連情報やスキャンパラメータの指示入力を受付け(ステップS401)、該入力設定値を、例えば記憶部13内の所定のエリアに、一旦、保持する。
次いで、メール送信履歴問合せ部166は、保持された入力設定値の中から、メールアドレスや添付ファイル形式等、メール送信履歴の問合せに必要な情報を抽出し(ステップS402)、該抽出した情報を組合せてメールサーバ50に対してメール送信履歴の問合せを行う(ステップS403)。
このメール送信履歴問合せ処理において、メール送信履歴問合せ部166は、上記ステップS402で宛先設定から抽出した、問合せに必要な情報を含むメール送信履歴問合せ要求をメールサーバ50へ送信する(ステップS404)。
一方、メールサーバ50では、上記ステップS404で画像読取装置10Bが送信するメール送信履歴問合せ要求を受信すると(ステップS501)、送信履歴検索/応答制御部533が、該受信した問合せ要求に含まれるメールアドレスや添付ファイルの形式等の情報を抽出し、該抽出した情報をキーにメール送信履歴管理DB531中から該キー情報の組合せに対応するメール送信履歴を検索する(ステップS502)。
次いで、送信履歴検索/応答制御部533は、この検索したメール送信履歴を問い合わせ元の画像読取装置10Bに通知する(ステップS503)。
このジョブ履歴通知処理において、送信履歴検索/応答制御部533は、上記ステップS502で検索したメール送信履歴を含むメール送信履歴取得応答を問合せ元の画像読取装置10Bへ送信する(ステップS504)。
一方、画像読取装置10Bは、上記ステップS504でメールサーバ50が送信するメール送信履歴問合せ応答を受信すると(ステップS405)、設定確認警告部167が、該受信した問合せ応答に含まれるメール送信履歴を一旦保持したうえで、該メール送信履歴と上記ステップS401で入力された設定値に基づく設定確認警告を報知処理へと移行する。
この設定確認警告処理において、設定確認警告部167は、上記S405でメールサーバ50から取得、保持しているメール送信履歴を対象に、上記ステップS403でのメール送信履歴問合せに用いた(すなわち、上記ステップS401で指定された)メールアドレス、該メールアドレスを含むドメイン、あるいは添付ファイル設定等の組合せをキーにして検索し、該組合せた設定内容に該当するエラー情報があるか否かをチェックし(ステップS406)、エラー情報がない場合は(ステップS406NO)、ステップS409の処理へ移行する。
これに対し、受信したメール送信履歴中に現在の設定(上記組合せ設定内容)に該当するエラー情報(例えば、添付ファイル形式)がある場合、(ステップS406YES)、設定確認警告部167は、現在の設定では送信が行なえないために設定内容を確認する必要がある旨の警告メッセージを、例えば、表示/操作部15の表示部に表示する(ステップS407)。
その後、画像読取送信制御部161は、ステップS407での設定確認警告表示に基づく現在の設定に代わる正しいパラメータ値の設定変更受付の処理を行う(ステップS408)。
この処理において、画像読取送信制御部161は、ユーザが正しい設定値(添付ファイル形式等)への変更設定を行うと、現在の設定値を該変更設定後の設定値に変更設定したうえで、原稿のスキャンを開始する(ステップS409)。
この時、例えば、添付ファイル形式が設定変更された場合には、該変更後の添付ファイル形式を満足するパラメータを用いて原稿がスキャンされる。
なお、上記ステップ406でメール送信履歴にエラー情報がないと判定された場合(ステップS406NO)、画像読取送信制御部161は、上記ステップS401で指定された設定に基づいて原稿のスキャンを開始する(ステップS409)。
そして、上記ステップS409でのスキャン(設定変更後のスキャンも含む)が終了すると、メールアドレス等の宛先関連情報に基づきネットワークセッションの確立、メールサーバ50へのログオンを経て該メールサーバ50へのデータ(指定されたスキャンパラメータに基づき原稿から読取ったスキャンデータが添付されたメール)の送信を実行する(ステップS410)。
上記ステップS410で画像読取装置10Bからメールが送信されると、メールサーバ50では、メール送信制御部541が、該メールを受信し、指定されたメールアドレスへと転送する処理を行う(ステップS506)。
この処理において、メール送信制御部541は、受信したメールを、例えば、記憶装置53内に設けられる所定のメール保存領域に保持し、その後、メールの宛先である、例えば、クライアント端末20からのメール取込要求があった場合に、該宛先へと上記メールを転送する。
また、画像読取装置10Bでは、上記ステップS410でのメール送信が終了すると(ステップS411)、ジョブ履歴管理部162が、ジョブ履歴管理テーブル133に当該ジョブの実行結果を履歴(メール送信履歴)として追加設定(格納)したうえで、メールサーバ50に対して、当該メール送信履歴を登録することを要求する(ステップS412)。
一方、メールサーバ50では、画像読取装置10Bから送信された上記メール送信履歴登録要求を受信すると、メール送信履歴管理部542が、該要求に含まれるメール送信履歴(通信結果を含む)をメール送信履歴管理テーブル531に追加登録する(ステップS508)。
次に、本実施に係わるシステムのスキャン・ツウ・メール処理における宛先簡易修正処理の具体例について説明する。
図15は、本実施例に係わるシステムのスキャン・ツウ・メール処理における宛先簡易修正処理の流れを示す概念図であり、同図に示すステップ符号は、図13に示すフローチャート中の符号に対応している。
特に、図15では、メールサーバ50において、メール送信履歴管理テーブル531上で、例えば、図14に示す如くの内容のメール送信履歴が管理されている時に、画像読取装置A(10B−1)において、送信元のメールアドレス(from:)が“24688@cd”という値で、かつ、宛先メールアドレス(to:)が“12345@aa”という値のアドレス設定を経てスキャン・ツウ・メールジョブを開始する場合の処理の流れを開示している。
この場合、上記アドレス設定、添付ファイル形式並びに他の設定(図13のステップS401参照)がなされると画像読取装置Aからメールサーバ50に対して上記宛先メールアドレス“12345@aa”、添付ファイル形式並びに他の設定内容を含むメール送信履歴の問合せが行なわれる(同、ステップS403参照)。
この時、メールサーバ50は、上記問合せに含まれる宛先メールアドレス“12345@aa”、添付ファイル形式並びに他の設定内容をキーに、メール送信履歴管理テーブル531(図14参照)内の全てのジョブ履歴から、該“12345@aa”を送信先メールアドレスとし、かつ、添付ファイル形式並びに他の設定内容が一致するメール送信履歴として、履歴番号が1番、5番のメール送信履歴を検索し(図13のステップS502参照)、該検索した1番、5番のメール送信履歴を画像読取装置Aへ応答送出する(同、ステップS503参照)。
これに対し、上記問合せに対して検索された宛先メールアドレス“12345@aa”宛ての2通分のメール送信履歴を受信した問合せ元の画像読取装置Aでは、そのうちの1通のメール送信履歴(メール送信履歴管理テーブル531内の履歴番号5番に相当する履歴)から「添付ファイルの未許可」というエラー情報を検出し(同、ステップS406YES参照)、該エラー情報内容に基づき、図15に示すように、例えば、“添付ファイルは未許可の設定です”というメッセージ内容の設定確認警告表示を行う(同、ステップS407参照)。
この設定確認警告表示を受けたユーザは、設定している添付ファイル形式が間違いであることに気付き、現在設定中の間違った値を正しい値に設定変更することにより、最初からエラーの可能性がない設定でメール送信を正しく実行できる。
なお、先に述べた構成によれば、図13に示す一連の処理中、画像読取装置Aにおいて、メールサーバ50から取得したメール送信履歴からエラー情報が抽出されなかった場合(ステップS406NO)には何等の報知も行なわない例を挙げたが、変形例としては、画像読取装置Aにおいて、メールサーバ50から取得したメール送信履歴からエラー情報が抽出されなかった場合(ステップS406NO)に、取得したメール送信履歴にエラー情報がないと判断して、メール送信が成功している旨をメッセージ表示等に報知する構成としても良い。
図16は、この変形例に係わるシステムのスキャン・ツウ・メール処理における宛先簡易修正処理の流れを示す概念図であり、同図に示すステップ符号は、図13に示すフローチャート中の符号に対応している。
特に、図16では、メールサーバ50において、メール送信履歴管理テーブル531上で、例えば、図14に示す如くの内容のメール送信履歴が管理されている時に、画像読取装置A(10B−1)において、送信元のメールアドレス(from:)が“24688@cd”という値で、かつ、宛先メールアドレス(to:)が“13579@cc”という値のアドレス設定を経てスキャン・ツウ・メールジョブを開始する場合の処理の流れを開示している。
この場合、上記アドレス設定、添付ファイル形式並びに他の設定(図13のステップS401参照)がなされると画像読取装置Aからメールサーバ50に対して上記宛先メールアドレス“13579@cc”、添付ファイル形式並びに他の設定内容を含むメール送信履歴の問合せが行なわれる(同、ステップS403参照)。
この時、メールサーバ50は、上記問合せに含まれる宛先メールアドレス“13579@cc”、添付ファイル形式並びに他の設定内容をキーに、メール送信履歴管理テーブル531(図14参照)内の全てのジョブ履歴から、該“13579@cc”を宛先メールアドレスとし、かつ、添付ファイル形式並びに他の設定内容が一致するメール送信履歴として、履歴番号が4番、6番のメール送信履歴を検索し(図13のステップS502参照)、該検索した4番、6番のメール送信履歴を画像読取装置Aへ応答送出する(同、ステップS503参照)。
これに対し、上記問合せに対して検索された宛先メールアドレス“13579@cc”宛ての2通分のメール送信履歴を受信した問合せ元の画像読取装置Aでは、これら2通のメール送信履歴にエラー情報がないことを検出し(同、ステップS406NO参照)、図16に示すように、例えば、“添付ファイルの送信に2回成功しています”というメッセージ内容の通信成功表示を行う(便宜的に、ステップS407aとして示す)。
この設定確認警告表示を受けたユーザは、設定している添付ファイル形式等が正しいことを確認し、安心感を持ってメール送信を行うことができる。
メール送信したユーザがメール送信が成功しなかったことに気付くのは、従来一般的には、メール送信後、メール送信失敗通知メールをメールサーバから受信した時や、該画像読取装置内で保持する当該メールの送信履歴を確認した時であった。
このため、メール送信後、失敗を通知された後、制限されていない添付ファイル条件に従がって、添付ファイルを指定し直したり、正しいアドレスを指定したりして、再度、メール送信を行なわなければならなかった。
これに対し、本実施例では、図14乃至図16を参照して説明したように、メールを送る前、アドレス及び添付ファイルを指定した段階で、メールが成功しないと推測できることをユーザが知ることができ、現在の設定の設定変更を速やかに実施できる。
なお、本実施例の上記の構成においては、メールサーバ50が、画像読取装置10Bによるメール送信履歴を管理し、画像読取装置10Bが、メールサーバ50から現在の設定内容と同じ設定内容を有するメール送信履歴を取得し、その中にエラーの履歴がある場合に現在の設定内容の確認を促す警告を報知する例を挙げているが、ジョブ管理サーバ30Bがメール送信履歴も管理している場合には、画像読取装置10Bが、ジョブ履歴管理装置30Bから現在の設定内容と同じ設定内容を有するメール送信履歴を取得し、その中にエラーの履歴がある場合に現在の設定内容の確認を促す警告を報知する構成としても良い。
かかる構成は、例えば、ジョブ管理サーバ30Bの制御部34内に、メールサーバ50の制御部54内の送信履歴検索/応答制御部543に相当する機能ブロックを設けることにより実現できる。
また、ジョブ履歴管理サーバ30Bとの連携を考えた場合には、設定内容確認警告報知の対象は、メール送信に係わるパラメータ設定のみならず、スキャン・ツウ・ファイル転送に係わるパラメータ設定まで拡張できる。
すなわち、本実施例は、画像読取装置10Bが、スキャン・ツウ・ファイル転送あるいはメール転送に際して各項目(パラメータ)の設定後、原稿のスキャンを開始する前、ジョブ履歴管理サーバ30Bに対し、現在の設定内容と同じ設定内容を有するジョブ履歴の取得を要求し、ジョブ履歴管理サーバ30Bは、画像読取装置10Bからの上記ジョブ履歴取得要求に基づき、管理しているジョブ履歴の中から、現在の設定内容と同じ設定内容を有するジョブ履歴を検索して取得要求元の画像読取装置10Bに応答送出し、更に、この画像読取装置10Bが、ジョブ履歴管理サーバ30Bから応答送出される上記ジョブ履歴中にエラーの履歴がある場合、現在の設定内容の確認を促す警告を報知する構成(請求項7〜10の構成に相当)にも適用できる。
図17は、実施例3に係わる設定自動修正システムの全体構成を示すブロック図である。
このシステムは、それぞれに画像読取装置10C、ファイルサーバ40、メールサーバ50等の装置を通信接続して成る複数のネットワークA、B、C、…と、該各ネットワークA、B、C、…をそれぞれ構成する上記各装置に関する通信パラメータ等の管理を行う管理サーバ60とをLANやWAN等のネットワーク(NW)70を介して接続して構成される。
このシステムでは、実施例1,2と同様、画像読取装置10C(10C−1,10C−2,10C−1,…、10C−11,10C−12,…、10C−21,10C−22,…)、ファイルサーバ40(40−1,40−2,…)、メールサーバ50(50−1,50−2,…)等の各装置は、ネットワーク70上で、例えば、TCP/IPという通信プロトコルを用いて相互の通信を行う。
上記各装置の宛先情報としては、IPアドレスが用いられ、相手装置との通信に際しては該相手装置のIPアドレスを指定する。
このシステムが提供する通信サービスとしては、実施例1、2でも述べた如く、スキャン・ツウ・ファイル転送や、スキャン・ツウ・メール等の画像読取転送サービスがある。
図17に示すシステム構成において、画像読取装置10Cは、画像読取転送機能に関して実施例1に係わる画像読取装置10と同等の機能構成を有する。
ファイルサーバ40と、メールサーバ50は、画像読取装置10Cにおけるスキャン・ツウ・ファイル転送と、スキャン・ツウ・メールの画像読取転送ジョブに対応して、それぞれ、実施例1で述べたように、上記スキャン・ツウ・ファイル転送ジョブによる転送ファイルを受信、格納し、宛先へ転送する機能と、上記スキャン・ツウ・メールジョブによって転送されるメールを受信、格納後、宛先へとメール配信する機能を有する。
上述したスキャン・ツウ・ファイル転送においては、画像読取装置10Cで読込んだ画像情報をファイルサーバ40の送信フォルダに転送して所定形式のファイルとして格納し、その後、クライアント端末20が送信フォルダからFTPを用いたダウンロードによって該ファイルを取り込む。
ファイルサーバ40は、DNS(Domain Name System)サーバで実現され、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)、WINS〔Windows(登録商標) Internet Naming Service〕等、所定のプロトコルを用いて、画像読取装置10から転送される画像情報を受信、格納した後、クライアント端末20からのダウンロード要求を受付ける等の一連のスキャン・ツウ・ファイル転送対応動作を行う。
スキャン・ツウ・メールにおいては、画像読取装置10で読込んだ画像情報をファイルとして添付したメールをメールサーバ50に転送、格納し、その後、クライアント端末20が格納先(送信フォルダ)からメール受取りプロトコル(POP3:Post Office Protocol Version3)を用いて該メールを受信する。
メールサーバ50は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバにより実現され、POP3等の所定のプロトコルを用いて、画像読取装置10Cから転送される画像情報の受信、格納した後、クライアント端末20からのメール転送要求を受ける等の一連のスキャン・ツウ・メール対応動作を行う。
本実施例のシステムでは、上述した如く、画像読取転送に際して、各装置がNW70上で相互に通信する場合に、IPアドレスをはじめとする宛先関連情報(ファイルサーバアドレス、メールサーバアドレス、送信先フォルダ等)や、スキャンパラメータ(ファイル形式、解像度、カラー/モノクロ種別)等のパラメータは勿論、POP3、LDAP、WINSなどのプロトコル利用に関するパラメータをその都度設定する(あるいは、予め設定しておく)ことにより該通信が提供される。
この通信を実現すべく、当該システム内の各装置には、装置種別や機種等に応じた複数のパラメータ(IPアドレス、POP3、LDAP、WINS等)が対応付けて設定されており、管理サーバ60は、これら各装置の設定パラメータ(アドレス、読取パラメータ、送信方法に関する適正な設定値)の管理を行う。
一例として、図17においては、管理サーバ60、ファイルサーバ40、メールサーバ50、画像読取装置10Cのそれぞれの装置毎に、パラメータ1(param1)とパラメータ2(param2)に関しては、例えば、(param1=aaa,param2=bbb)、(param1=aaa,param2=abc)のように、各装置毎に該各装置に対応するパラメータの値が割当て、設定されていることを例示している。
上記各ネットワークA、B、C、…内の各画像読取装置10Cでは、例えば、各ネットワークA、B、C、…内のファイルサーバ40(40−1,40−2,…)、あるいはメールサーバ50(50−1,50−2,…)を宛先指定してスキャン・ツウ・ファイル転送ジョブ、あるいはスキャン・ツウ・メールジョブを実行する際、ユーザは、アドレス等の宛先関連情報、プロトコル、スキャンパラメータ等に関する各項目の設定を含むジョブ実行指示操作を行う。
その際、ネットワーク環境の変化等により各装置の設定パラメータが変更設定されることも起こり得る。
本実施例のシステムでは、パラメータの変更設定がなされ、それまでに使っていたパラメータが正しく使うことができないままアクセスできなくなることを回避するために、画像読取装置10Cは、設定したパラメータが正しく使用できない場合、正しく使用できなかった原因を調査し、該原因に対応する解決方法に従って正しいパラメータを検知(取得)し、正しく使用できなかったパラメータ設定をこの正しい値のパラメータに自動修正する機能を有する。
このパラメータ自動修正機能は、パラメータを設定したサーバ(ファイルサーバ40、メールサーバ50等)に最新情報(パラメータ)を再度確認する機能、同一ネット、若しくは、近くの同様の画像読取装置10C〔同種の(類似した)パラメータを使用する画像読取装置10C:関連デバイス〕に設定されている情報を確認する機能、NW70上で画像読取装置10Cとサーバ装置(ファイルサーバ40あるいはメールサーバ50)との間で通信されるパケットを調査し、該サーバ装置に関する適正な設定パラメータを取得する機能等を組合せて実現される。
また、上記自動修正機能によって正しいサーバを検知できた場合、自装置に正しいパラメータを設定し、該設定が完了したことを管理者に通知する処理、パラメータを設定したサーバに最新情報を通知する処理、同一ネット、若しくは、関連デバイス(画像読取装置10C)にも情報を通知する処理、管理サーバ60に正しい検知結果を通知する(自装置、関連デバイス及び管理サーバ60とで設定内容を共有する)等の機能を兼ね備える。
以下、本実施例に係わるシステムの各装置の構成及び処理動作について説明する。
図18は、本実施例に係る画像読取装置10Cの機能構成を示すブロック図であり、実施例1に係わる画像読取装置10の各部と同一の機能を果たす部分には同一の符号を付している。
この画像読取装置10Cにおいて、制御部16cは、それぞれ、実施例1と同等の画像読取転送制御部161、ジョブ履歴登録制御部162、アドレス帳管理部163の他、設定情報通知部168、設定修正制御部169が備わる。
設定情報通知部168及び設定修正制御部169は、例えば、SNMP(Simple Network management System)エージェントで実現される。
このうち、設定情報通知部168は、管理サーバ60(後述するSNMPマネージャ)からの情報(管理要素としての情報)の取得要求に対して、自装置に設定されているパラメータ等の該当情報を管理サーバ60へ応答送出する制御機能を有する。
また、設定修正制御部169は、管理サーバ60(後述するSNMPマネージャ)から、誤った設定を自動修正するための情報(解決方法)を取得する制御機能と、該取得した情報に基づき、誤った設定を正しい設定に自動修正する制御機能と、該自動修正した正しい設定値を管理サーバ60あるいは関連デバイスの通知する制御機能を有する。
なお、本実施例では、ファイルサーバ40、メールサーバ50も上記SNMPエージェントを備え、管理サーバ60(後述するSNMPマネージャ)からの情報(管理要素としての情報)の取得要求に対して、自装置に設定されているパラメータ等の該当情報を管理サーバ60へ応答送出する動作を行なう。
図19は、本実施例に係る管理サーバ60の機能構成を示すブロック図である。
管理サーバ60は、汎用のコンピュータから成り、図19に示すように、画像読取装置10C、ファイルサーバ40、メールサーバ50等とNW70を介して通信する際のネットワークインタフェースを司るネットワークインタフェース(NW I/F)部61、動作プログラム等の各種情報を記憶する記憶部62、例えば、ハードディスク駆動装置(HDD)で構成され、システム内の各装置(画像読取装置10C、ファイルサーバ40、メールサーバ50等)の管理対象の要素(設定パラメータ等の情報:設定情報)を保持するデータベース(MIB:management Information Base)である設定情報データベース(DB)631が設けられる記憶装置63、装置全体の制御を行なう制御部64を具備して構成される。
この管理サーバ60において、制御部64には、設定情報管理部641、修正方法構築部642が設けられる。
設定情報管理部641及び修正方法構築部642は、例えば、SNMP(Simple Network management System)マネージャで実現される。
このうち、設定情報管理部641は、画像読取装置10C、ファイルサーバ40、メールサーバ50(SNMPエージェント)と協働し、該各装置に情報の取得要求を送出し、該取得要求を受けた装置から該当情報を受信する処理を経て、当該各装置に関する管理対象の要素(設定情報)を収集し、設定情報DB631に格納して管理する処理を行う。
修正方法構築部642は、画像読取装置10Cの設定修正制御部169からの自動修正後の設定パラメータの通知に基づき、通知元の画像読取装置10Cと類似する設定パラメータを用いる関連デバイスに関する該当項目の設定パラメータを前記通知された設定値に変更し、その際、該設定パラメータの変更(変更前の値と変更後の値)に応じて該項目の設定パラメータが正しく使用でなかった場合の解決方法を構築し、解決方法データベース(DB)(不図示)を用いて管理すると共に、画像読取装置10Cからのある設定エラーに関する設定修正方法の問合せがあった場合、該問合せ内容と設定情報DB631上の設定情報を基に、該設定エラーに対してどのような解決方法があるかを上記解決方法DBから検索し、画像読取装置10Cからの問合せに対して該問合せに合致する解決方法を当該画像読取装置10Cに応答送出する制御機能を有する。
図20は、本実施例の設定パラメータ自動修正処理に係わる管理サーバ60、画像読取装置10C−1、及び画像読取装置10C−2,10C−3(画像読取装置10C−1にとっての関連デバイス)間の制御シーケンスを示す図である。
図20において、画像読取装置10Cは、例えば、画像読取転送ジョブの起動に際して、画像読取転送制御部161が、ユーザによるジョブ実行指示操作を受付ける(ステップS601)。
その際、画像読取転送制御部161は、受付けた宛先関連情報、スキャンパラメータ、プロトコルに関するパラメータ等に基づくネットワークセッションの確立、送信先端末へのログオンの処理等に際して誤りがあったかどうかをチェックし(ステップS602)、各設定パラメータが正しい値で入力されることで該誤りが検出されなかった場合(ステップS602NO)、該設定に基づいて当該ジョブを実行する(ステップS621)。
これに対して、上記ネットワークセッションが確立できない、あるいは、送信先端末へのログオンができない等により、設定パラメータの誤りが検出された場合(ステップS602YES)、設定修正制御部169は、誤った設定パラメータの自動修正処理を実施する(ステップS603)。
その際、設定修正制御部169は、例えば、NW70上で現在通信している装置間で更新されるパケットを調査する等の方法で、誤って設定されているパラメータの自動修正処理を試みる。
この自動修正処理の実行中、設定修正制御部169は、正しいパラメータが検出されたか否かをチェックし(ステップS604)、ここで正しいパラメータ検出された場合(ステップS604YES)は、誤って設定されているパラメータに代えて、該検出されたパラメータ(正しいパラメータ)を自装置に設定したうえで(ステップS609)、該検出されパラメータを、該パラメータへの設定変更を行うべき旨の指示と共に管理サーバ60、関連デバイス(画像読取装置10C−2,10C−3)、及び管理者へ通知する(ステップS610)。
これに対して、上記ステップS604において、正しいパラメータ検出できなかった場合(ステップS604NO)、設定修正制御部169は、上記ステップS602で検出された設定パラメータの誤りを解決する方法を、例えば、管理サーバ60に問い合わせ、該管理サーバ60から該誤った設定を解決する方法を取得する(ステップS605)。
このステップS605の処理において、設定修正制御部169は、上記ステップS602で検出された誤った設定パラメータを含む誤り解決方法の取得要求を管理サーバ60に送出する(解決方法を管理サーバに問合せる)。
これに対し、管理サーバ60では、上記取得要求(誤った設定パラメータを修正するための解決方法の問合せ)を受信すると(ステップS701)、修正方法構築部642が、該取得要求に含まれる設定パラメータと設定情報DB631に格納されている上記ステップS601で指示された該当する装置の設定パラメータとは違うことにより正しい設定値ではないと認識したうえで、解決方法DBの中から正しい設定値を取得する方法を選出し(ステップS702)、該解決方法(この例の場合は、設定情報DB631から読み出した正しい設定パラメータ)を要求元の画像読取装置10C−1に応答送出する(ステップS703)。
そして、画像読取装置10C−1では、設定修正制御部169が、上記解決方法取得要求に対して管理サーバ60から応答送出された解決方法を受信し、続くステップS606での自動修正処理に移行する。
また、上記ステップS604おいて、設定修正制御部169は、誤りが検出された設定パラメータの種別によっては、同じ種別のパラメータを用いる動作環境にある関連デバイス(画像読取装置10C−2,10C−3)に対して正しい設定パラメータを問い合わせて該設定パラメータを取得する処理を行う。
この処理において、設定修正制御部169は、上記ステップS602で検出された誤った設定パラメータに代わる正しいパラメータの取得要求を関連デバイスである画像読取装置10C−2,10C−3に送出する。
これに対し、画像読取装置10C−2,10C−3では、上記取得要求を受信すると(ステップS801)、自装置に設定されているパラメータの中から、上記取得要求に含まれる誤った設定パラメータに変わる正しい設定パラメータを検索し(ステップS802)、該検索した正しい設定パラメータを要求元の画像読取装置10C−1に応答送出する(ステップS803)。
そして、画像読取装置10C−1では、設定修正制御部169が、画像読取装置10C−2,10C−3から応答送出されたパラメータを受信し、続くステップS606での自動修正処理に移行する。
ステップS606において、画像読取装置10C−1の設定修正制御部169は、上記ステップS605で管理サーバ60から取得した解決方法、若しくは、関連デバイスである画像読取装置10C−2,10C−3から取得したパラメータに基づき、上記ステップS602で検出された誤った設定パラメータの自動修正処理を行う。
このステップS606での自動修正処理に際しても、設定修正制御部169は、正しいパラメータが検出されたか否かをチェックする(ステップS607)。
ここで、正しいパラメータ検出できなかった場合(ステップS607NO)には、上記ステップS602で検出された設定パラメータの誤りが解決できなかった旨を管理者に通知する(ステップS608)。
管理者は、画像読取装置10C−1から設定パラメータの誤りが解決できなかった旨の通知を受けると、ネットワークの環境変化等を踏まえて該設定パラメータの誤りを解決する方策を立てる。
これに対し、上記ステップS607において、正しいパラメータ検出された場合(ステップS604YES)、設定修正制御部169は、誤って設定されているパラメータに代えて、該検出されたパラメータ(正しいパラメータ)を自装置に設定したうえで(ステップS609)、該検出されパラメータを、該パラメータへの設定変更を行うべき旨の指示と共に管理サーバ60、関連デバイス(画像読取装置10C−2,10C−3)、及び管理者へ通知する(ステップS610)。
ここで、上記検出されたパラメータを関連デバイスへ通知するのは、上記ステップS605で管理サーバ60から取得した解決方法に基づき上記ステップS606で自動修正処理を行った場合に限られる(上記ステップS605で当該関連デバイスから正しいパラメータを取得した場合には当該通知は行なわない)。
一方、管理サーバ60では、上記ステップS610で画像読取装置10C−1から送出される、上記ステップS609で検出された正しいパラメータと、該パラメータへの設定変更を行うべき旨の指示の通知(変更通知)を受信すると(ステップS704)、画像読取装置10C−1と、該画像読取装置10C−1にとっての当該通信における送信先端末(上記ステップS601で指定された宛先情報を有する)との間の該当する項目のパラメータを当該通知されたパラメータに設定変更する(ステップS705)。
また、関連デバイスにおいても、画像読取装置10C−1から送信される上記変更通知を受信すると(ステップS804)、画像読取装置10C−1にとっての当該通信における送信先端末(上記ステップS601で指定された宛先情報を有する)に関する該当するパラメータを当該通知されたパラメータに設定変更する(ステップS805)。
これにより、画像読取装置10C−1が上記ステップS603、S606での自動修正処理によって正しいパラメータを検出して設定変更した際には、該画像読取装置10C−1、関連デバイス及び管理サーバ60間で、当該設定変更内容(正しいパラメータに基づく設定)を共有できる。
なお、上記ステップS705において、管理サーバ60では、画像読取装置10C−1からの通知に基づき正しいパラメータへの設定変更を行うのに合わせて、修正方法構築部642が、該変更設定内容を反映させて解決方法DB(不図示)上における設定パラメータの誤り解決方法を再構築する処理も行い、その後に画像読取転送ジョブを実行する各画像読取装置10Cからの誤り解決方法取得要求(ステップS701参照)に対して、常に、その時点の運用環境に合った正しいパラメータを踏まえて正確な解決方法を提供できる状態で待機する。
次に、図20に示す一連の処理中、ステップS603での自動修正処理a、及びS606での自動修正処理bの具体例について説明する。
まず、設定値がサーバ(40、50)に関する誤ったパラメータである場合の適切なパラメータへの自動修正処理について説明する。
この場合、管理サーバ60のアドレスはIPアドレス〔fQDN(Fully Qualified Domain Name)ではない〕であり、画像読取装置10CはNW70上で該管理サーバ60を検索できることを前提とする。
画像読取装置10Cにおいて、図20のステップS601で受付けた設定内容に基づき誤りが検出された場合(同、ステップS602YES)であって、設定されているDNSサーバにアクセスできなかった場合、設定修正制御部169は、同、ステップS603で以下に示すステップS11、S12、S13による自動修正処理aを実施する。
〔ステップS11〕:アクセスできなかったサーバ(40)を対象にping(Packet InterNet Groper)をかけ生存確認を行う。
ステップS111:pingが通らず、生存が確認できなかった場合、相手サーバが生存していない(ダウンしている)旨を管理者に通知する。
なお、この通知への対応答して、管理者は該当サーバを動作状態にしてサービスを開始させることができる。
これにより、管理サーバ60(設定情報管理部641)が、該当サーバが起動したこと、およびサービスを提供していること、ディレクトリが存在することを確認すると、NW70上の各画像読取装置10Cへその旨を通知する。
この確認通知は、上記ステップS11でpingをかけたサーバの生存を確認できなかった画像読取装置10に対しても行われるため、その後、該画像読取装置10Cは、再度、このサーバ(最初のパラメータを設定したサーバ)を対象にして最新の情報の確認が行なえる。
ステップS112:上記ステップS111において、相手サーバの生存が確認できなかった場合(あるいは、相手サーバ起動後に最新情報を取得できなかった場合)、代わりのサーバが存在するかどうかを調査する。
ステップS113:この処理に際しては、例えば、エヌ・エス・ルックアップ(nslookup)コマンドをブロードキャストし、応答パケットを取得する。
ステップS114:応答パケットを取得したら、該応答パケットを送出したサーバ(代わりのサーバ)がNW70上で送受するパケットをモニタリングし、DNSサーバとアクセスしているパケットを検出する。
ステップS115:ステップS114で検出したDNSサーバにアクセスし、動作する。
〔ステップS12〕:図20のステップS601で設定されたアドレスの装置がDNSサーバかどうかを、例えば、nslookupコマンドを用いて確認する。
ステップS121:ステップS12で、設定されているアドレスの装置がDNSサーバでないことが確認された場合、設定値がDNSサーバでない旨を管理者に通知する。
ステップS122:代わりのサーバが存在するかどうかを調査する(上記ステップS112と同様)。
ステップS123:例えば、nslookupコマンドをブロードキャストし、応答パケットを取得する(上記ステップS113と同様)。
ステップS124:応答パケットを取得したら、該応答パケットを送出したサーバ(代わりのサーバ)がNW70上で送受するパケットをモニタリングし、DNSサーバとアクセスしているパケットを検出する(上記ステップS114と同様)。
ステップS125:ステップS124で検出したDNSサーバにアクセスし、動作する(上記ステップS115と同様)。
〔ステップS13〕:上記ステップS115、S125で検出したDNSサーバを管理者に通知すると共に、関連する画像読取装置10C等、必要な装置に通知し、設定させる。
また、画像読取装置10Cにおいて、図20のステップS601で受付けた設定内容に基づき誤りが検出された場合(同、ステップS602YES)であって、設定されているSMTPサーバにアクセスできなかった場合、設定修正制御部169は、同、ステップS603で以下に示すステップS21、S22、S23、S24による自動修正処理aを実施する。
〔ステップS21〕:アクセスできなかったサーバ(50)を対象にpingをかけ生存確認を行う。
ステップS211:pingが通らず、生存が確認できなかった場合、相手サーバが生存していない(ダウンしている)旨を管理者に通知する。
なお、この通知への対応答して、管理者が該当サーバを動作状態にしてサービスを開始させると、管理サーバ60(設定情報管理部641)が、該当サーバが起動したこと、およびサービスを提供していること、ディレクトリが存在することを確認し、NW70上の各画像読取装置10Cへその旨を通知する。
ステップS212:上記ステップS211において、相手サーバの生存が確認できなかった場合(あるいは、相手サーバ起動後に最新情報を取得できなかった場合)、代わりのサーバが存在するかどうかを調査する。
ステップS213:この処理に際しては、例えば、nslookupコマンドをブロードキャストし、応答パケットを取得する。
ステップS214:応答パケットを取得したら、該応答パケットを送出したサーバ(代わりのサーバ)がNW70上で送受するパケットをモニタリングし、SMTPサーバとアクセスしているパケットを検出する。
ステップS215:ステップS214で検出したSMTPサーバにアクセスし、動作する。
〔ステップS22〕:図20のステップS601で設定されたアドレスの装置がSMTPサーバかどうかを、例えば、nslookupコマンドを用いて確認する。
ステップS221:ステップS22で、設定されているアドレスの装置がSMTPサーバでないことが確認された場合、設定値がSMTPサーバでない旨を管理者に通知する。
ステップS222:代わりのサーバが存在するかどうかを調査する(上記ステップS212と同様)。
ステップS223:例えば、nslookupコマンドをブロードキャストし、応答パケットを取得する(上記ステップS213と同様)。
ステップS224:応答パケットを取得したら、該応答パケットを送出したサーバ(代わりのサーバ)がNW70上で送受するパケットをモニタリングし、SNTPサーバとアクセスしているパケットを検出する(上記ステップS214と同様)。
ステップS225:ステップS224で検出したSMTPサーバにアクセスし、動作する(上記ステップS215と同様)。
〔ステップS23〕:上記ステップS215、S225で検出したDNSサーバを管理者に通知すると共に、関連する画像読取装置10C等、必要な装置に通知し、設定させる。
〔ステップS24〕:なお、ログインが必要な場合、設定修正制御部169では、ログインが行なえなかったことを検出すると、管理サーバ60、関連デバイス10Cにログインを行うための方法を問合せてログインできるように対応する。
この他、管理者に対して上記方法を問い合わせるようにしても良い。この場合、設定修正制御部169が自動的に問合せメールを生成して管理者宛てに送信し、管理者が該問い合わせメールを確認して、ログイン設定を行うようにすれば良い。
また、画像読取装置10Cにおいて、図20のステップS601で設定されている、例えば、POP3、LDAP、WINS、FTPにアクセスできない場合も、上述したDNSサーバ、あるいはSMTPサーバにアクセスできなかった場合と同様の処理ステップでの該誤ったパラメータの自動修正処理に対応できる。
また、本実施例の画像読取装置10C(設定修正制御部169)では、図20のステップS602で検出された修正対象の設定値がサーバに関するパラメータ以外のパラメータである場合については、以下の処理によって該パラメータを適切な値へと自動修正する。
例えば、修正対象の設定値が、当該画像読取装置10Cがサーバになるためのパラメータである場合、デフォルト値、若しくは、管理サーバ60から設定された値を使用し、重複しないことを確認して動作する。
また、修正対象の設定値がアドレス帳である場合は、誤りが検出された(アクセスできなかった)原因がアクセス用のパラメータの設定誤りにあるか、ユーザ認証やアクセス先のサーバ側の動作環境等に起因するものかを判断し、アクセス用のパラメータの設定誤りに起因する場合は、上述した“設定値がサーバに関するパラメータである場合”と同様の処理により誤った設定値の自動修正処理を行う。
これに対し、アクセスできない原因が、ユーザ認証やアクセス先のサーバ側の動作環境等(例えば、記憶容量不足)によるものである場合は、管理サーバ60、関連デバイス10C、あるいは管理者に正しい値を問合せ、該問合せによって取得した正しい値に修正する。
具体的には、例えば、管理者に対して正しい値を問合せるメールを送り、管理者が該問い合わせメールに対して正しい値を設定するようにしても良い。
また、修正対象の設定値が、画像読取装置10Cでの印刷のためのパラメータの場合、印刷言語のためのパラメータ(論理プリンタの設定に用いるパラメータ)の場合、スキャンパラメータの場合の各ケースでは、パラメータが正しいかどうかはこれを使用するユーザの判断に委ね、ユーザが正しくないと判断した場合には、管理サーバ60、関連デバイス10C、あるいは管理者に正しい値を問合せる。
この場合に、例えば、管理者に対して正しい値を問合せるメールを送り、管理者が該問い合わせメールに対して正しい値を設定する他、ユーザ(印刷者)との間で対話型の処理を行って希望のパラメータを設定するようにしても良い。
対話型の処理の具体例としては、色合いや、赤め補正、あるいはレジ調整に関してユーザが望む値を入力するように促し、ユーザから希望の値の入力を受付けて該入力値を設定する構成が考えられる。
この場合においても、該対話型の設定の完了後、設定したユーザと、その設定値を管理サーバ60に通知し、その後、画像読取装置10Cでの印刷に対して問合せがあると設定内容を画像読取装置10Cに配信してユーザに提示し、設定に役立てる。
また、修正対象の設定値がFAX(ファクシミリ)通信に係わるパラメータである場合、あるいは、印刷制限(アーデトロン)のためのパラメータである場合も、誤りが検出された(アクセスできなかった)原因がアクセス用のパラメータの設定誤りにあるか、ユーザ認証やアクセス先のサーバ側の動作環境等に起因するものかを判断し、アクセス用のパラメータの設定誤りに起因する場合は、上述した“設定値がサーバに関するパラメータである場合”と同様の処理により誤った設定値の自動修正処理を行う。
これに対し、アクセスできない原因が、ユーザ認証やアクセス先のサーバ側の動作環境等(例えば、記憶容量不足)によるものである場合は、管理サーバ60、関連デバイス10C、あるいは管理者に正しい値を問合せ、該問合せによって取得した正しい値に修正する(例えば、管理者に対して正しい値を問合せるメールを送り、管理者が該問い合わせメールに対して正しい値を設定する)。
このように、本実施例によれば、画像読取装置10Cは、設定したパラメータに基づき相手端末にアクセスできなかった場合、アクセスできない原因となるパラメータを特定して該パラメータを自動修正する。
自動修正の処理は、例えば、設定値がサーバの場合、アドレス帳の場合、スキャンパラメータの場合等のケース毎にエージェントが実践して、その自動修正の結果(正しいパラメータ)を管理サーバ60、関連画像読取装置10Cも含めて共有する。
画像読取装置10Cでは、上述したケースに応じて、自装置のみで自動修正を完結(自己解決)できる場合もあるが、解決する方法を管理サーバ60に委ねる方法も適用する。
これにより、例えば、ファイルサーバ40と通信するために必要なパラメータの値などを調べる方法を、ユーザの介在なしで管理サーバ60から教えてもらって画像読取装置10Cが調べる。
自己解決するノウハウをサーバで共有して、ノウハウを向上する。その際、問題を解決できた方法は○、絞り込めた方法を△と採点して、ケースバイケースで最適な方法を選べるようにしても良い。
さまざまな情報を取得する方法を管理サーバ60からエージェントへ教え、それらを組み合わせて、更に他の情報を取得する。
このようにして、問題を解決する方法を問題ごとに見つけ出して、蓄積していき、最適な問題解決方法の蓄積結果をノウハウとする。
画像読取装置10Cがファイルサーバ40(あるいは、メールサーバ50)と通信できない場合、管理サーバ60からそのファイルサーバ40(あるいは、メールサーバ50)と通信するために必要なパラメータの値などを教えてもらい、自動修正の処理を行う。
かかる本実施例の構成によれば、画像読取装置10Cでのパラメータの設定が誤っていても、自動的に正しい値になり、メンテナンスが楽になる。
また、パラメータコピーしたパラメータの値が誤っている時、それを検知して、正しい値に修正した画像読取装置10Cからその正しい値が他のネットワーク上の画像読取装置10Cへ管理サーバ60経由で通知され、パラメータの値が正しく自動的に更新される結果、外部接続(External Link)された管理サーバ60の情報が最新になる。
この他、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
本発明は、画像読取装置で指定された読取パラメータで原稿から読取った画像情報をサーバ経由で指定された宛先へデータ転送するシステムにおける宛先、読取パラメータ等の設定修正に適用できる。
実施例1に係わる設定確認報知システムの全体構成を示すブロック図。 実施例1に係わる画像読取装置の機能構成を示すブロック図。 実施例1に係わるジョブ履歴管理サーバの機能構成を示すブロック図。 実施例1に係わるファイルサーバの機能構成を示すブロック図。 実施例1に係わる画像読取転送処理に係わる画像読取装置とジョブ履歴管理サーバ間の制御シーケンスを示す図。 図5の最終処理に続いて実施される画像読取装置とジョブ履歴管理サーバ間の制御シーケンスを示す図。 ジョブ履歴から抽出されるエラー要素の種類を示す表図。 管理サーバから画像読取装置に送信される警告情報の一例を示す表図。 管理サーバから画像読取装置に送信される警告・設定情報の一例を示す表図。 実施例2に係わる設定確認報知システムの全体構成を示すブロック図。 実施例2に係わる画像読取装置の機能構成を示すブロック図。 実施例2に係わるメールサーバの機能構成を示すブロック図。 実施例2に係わるスキャン・ツウ・メール処理に係わる画像読取装置とメールサーバ50の制御シーケンスを示す図。 メール送信履歴管理テーブルで管理されるメール送信履歴情報の例を示す表図。 実施例2に係わるスキャン・ツウ・メール処理での宛先簡易修正処理の流れを示す概念図。 実施例2の変形例に係わるスキャン・ツウ・メール処理での宛先簡易修正処理の流れを示す概念図。 実施例3に係わる設定自動修正システムの全体構成を示すブロック図。 実施例3に係わる画像読取装置の機能構成を示すブロック図。 実施例3に係わる管理サーバの機能構成を示すブロック図。 実施例3に係わる設定パラメータ自動修正処理に係わる管理サーバ、画像読取装置及び関連画像読取装置間の制御シーケンスを示す図。
符号の説明
10,10−1,10−2,10B−1,10B−2,10C…画像読取装置、11…読取部、12…画像処理部、13…記憶部、131…ジョブ履歴管理テーブル、132…アドレス帳管理テーブル、133…警告情報管理テーブル、14…画像形成部、15…表示/操作部、16,16b、16c…制御部、161…画像読取転送制御部、162…ジョブ履歴管理部、163…アドレス帳管理部、164…設定確認警告部、165…設定変更処理部、166…メール送信履歴問合せ部、167…設定確認警告部、168…設定情報通知部、169…設定修正制御部、17…ネットワークインタフェース(NW I/F)部、20…クライアント端末(PC)、30,30B…ジョブ履歴管理サーバ、31…ネットワークインタフェース(NW I/F)部、32…記憶部、33…記憶装置、331…ジョブ履歴管理テーブル、332…警告情報パターンデータベース(DB)、34…制御部、341…ジョブ履歴管理部、342…エラー判定部、343…警告/設定情報配信部、40,40−1,40−2,40B−1…ファイルサーバ、41…ネットワークインタフェース(NW I/F)部、42…記憶部、43…記憶装置、431…ファイル管理データベース(DB)、44…制御部、441…送信要求受付部、442…ファイル転送制御部、50…メールサーバ、51…ネットワークインタフェース(NW I/F)部、52…記憶部、53…記憶装置、531…メール送信履歴管理テーブル(TB)、54…制御部、541…メール送信制御部、542…メール送信履歴管理部、543…送信履歴検索/応答制御部、60…管理サーバ、61…ネットワークインタフェース(NW I/F)部、62…記憶部、63…記憶装置、631…設定情報データベース(DB)、64…制御部、641…設定情報管理部、642…修正方法構築部、70…ネットワーク(NW)

Claims (19)

  1. 宛先、読取条件及び送信方法に関連する各項目の値を設定し、該設定値に基づき、原稿から画像情報を読取ってデータ転送する読取転送ジョブを実行する画像読取装置と、
    前記画像読取装置に対応して前記読取転送ジョブの履歴を管理するジョブ履歴管理装置と
    を有し、
    前記ジョブ履歴管理装置は、
    前記ジョブ履歴中のエラーの履歴が残るジョブ履歴における宛先関連の項目の設定内容を抽出し、該設定内容を設定確認の警告対象として含む警告情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記警告情報を該エラー履歴が残るジョブを実行した画像読取装置に配布する配布手段と
    を具備し、
    前記画像読取装置は、
    前記配布手段により配布される前記警告情報を受信し、保持する保持手段と、
    前記宛先関連情報の設定に際し、前記保持手段により保持されている前記警告情報中の警告対象である設定内容と同じ設定内容での設定がなされた場合、該設定内容の確認を促す警告を報知する報知手段
    を具備する設定確認報知システム。
  2. 前記配布手段は、
    前記生成手段により生成された前記警告情報を、前記エラー履歴が残るジョブを実行した画像読取装置と類似するアドレス帳を用いる画像読取装置に更に配布する
    請求項1記載の設定確認報知システム。
  3. 前記画像読取装置は、
    前記報知手段により報知される前記警告に基づく宛先に関連する設定項目の変更設定を受付ける受付手段と、
    前記受付手段により受付けた当該設定項目の変更設定値を含む変更設定完了通知を前記ジョブ履歴管理装置に送信する送信手段と
    を具備し、
    前記ジョブ履歴管理装置は、
    前記送信手段による前記変更設定完了通知に含まれる前記変更設定値を変更設定候補として該当する警告情報に付加して候補付警告情報として更新する更新手段と、
    前記更新手段により更新された前記候補付警告情報を、前記警告情報を配布済みであって、前記変更完了通知が未通知の画像読取装置に配信する配信手段
    を具備する請求項1または2記載の設定確認報知システム。
  4. 前記画像読取装置は、
    前記配信手段により配信される前記候補付警告情報を受信し、前記保持手段に保持される前記警告情報を該候補付警告情報に更新する更新手段
    を具備し、
    前記報知手段は、
    前記宛先関連情報の設定に際し、前記保持手段により保持されている前記候補付警告情報中の警告対象である設定内容と同じ設定内容での設定がなされた場合、該設定内容の確認を促す旨の警告を該候補付警告情報中の変更設定候補と共に報知する
    請求項3記載の設定確認報知システム。
  5. 前記画像読取装置は、
    前記報知手段により前記変更設定候補と共に報知される前記警告に基づく宛先に関連する設定項目の変更設定を前記受付手段により受付けると共に、
    前記受付手段により受付けた当該設定項目の変更設定値を含む変更設定完了通知を前記送信手段により前記ジョブ履歴管理装置に送信し、
    前記ジョブ履歴管理装置は、
    前記送信手段による前記変更設定完了通知の送信元が、前記候補付警告情報の送信先の前記画像読取装置である場合に、以後、該画像読取装置に対する前記候補付警告情報の配信を禁止する禁止手段
    を具備する請求項4記載の設定確認報知システム。
  6. 前記生成手段は、
    前記宛先に関連する設定項目の設定値に基づく該宛先へのログインエラーの履歴からディレクトリパスに関するアクセス権,文字列長、ファイル名に関する文字列長,文字コード、共有名に関するアクセス権,文字列長及び文字コードのいずれか1つ以上の設定項目の設定値を抽出し、該各設定項目の設定値を警告対象とする前記警告情報を生成する請求項1乃至5のいずれか記載の設定確認報知システム。
  7. 宛先、読取条件及び送信方法に関連する各項目の値を設定し、該設定値に基づき、原稿から画像情報を読取ってデータ転送する読取転送ジョブを実行する画像読取装置と、
    前記画像読取装置による前記読取転送ジョブの履歴を管理するジョブ履歴管理装置と
    を有し、
    前記画像読取装置は、
    前記各項目の設定後、前記原稿の読取りを開始する前、前記ジョブ履歴管理装置に対し、現在の設定内容と同じ設定内容を有するジョブ履歴の取得を要求する履歴取得要求手段と、
    前記履歴取得要求手段による前記ジョブ履歴の取得要求に対して前記ジョブ履歴管理装置から応答送出される、現在の設定内容と同じ設定内容を有するジョブ履歴中にエラーの履歴がある場合、現在の設定内容の確認を促す警告を報知する報知手段と
    を具備し、
    前記ジョブ履歴管理装置は、
    前記履歴取得要求手段による前記ジョブ履歴の取得要求に基づき、管理しているジョブ履歴の中から、現在の設定内容と同じ設定内容を有するジョブ履歴を検索し、取得要求元の前記画像読取装置に応答送出する応答送出手段
    を具備する設定確認報知システム。
  8. 前記ジョブ履歴管理装置は、
    前記画像読取装置が、前記設定値に基づき、原稿から画像情報を読取り、該読取った画像情報をファイルとして添付した電子メールを生成して送信する読取メール転送ジョブにおけるメール送信履歴を管理し、
    前記履歴取得要求手段は、
    前記読取メール送信に際して、現在設定されている設定内容と同じ設定内容を有するメール送信履歴の取得を要求し、
    前記報知手段は、
    前記履歴取得要求手段よる前記メール送信履歴取得要求に対して前記ジョブ履歴管理装置から応答送出される、現在設定されている設定内容と同じ設定内容を有するメール送信履歴中にエラーの履歴がある場合、現在設定されているメール送信設定内容の確認を促す警告を報知する
    請求項7記載の設定確認報知システム。
  9. 前記履歴取得要求手段は、
    現在設定されている添付ファイル形式と同じ添付ファイル形式の設定で実行されたメール送信履歴の取得を要求し、
    前記報知手段は、
    前記履歴取得要求手段よる前記履歴取得要求に対して前記ジョブ履歴管理装置から応答送出される、現在設定されている添付ファイル形式と同じ添付ファイル形式の設定で実行されたメール送信履歴中にエラーの履歴がある場合、現在設定されている添付ファイル形式が未許可の設定である旨を警告報知する
    請求項8記載の設定確認報知システム。
  10. 前記報知手段は、
    前記履歴取得要求手段よる前記履歴取得要求に対して前記ジョブ履歴管理装置から応答送出される、現在設定されている添付ファイル形式と同じ添付ファイル形式の設定で実行されたメール送信履歴中にエラーの履歴がない場合、現在設定されている添付ファイル形式でのメール送信に成功している旨を報知する
    請求項9記載の設定確認報知システム。
  11. 宛先、読取条件及びメール送信方法に関連する各項目の値を設定し、該設定値に基づき、原稿から画像情報を読取り、該読取った画像情報をファイルとして添付した電子メールを生成して送信する画像読取装置と、
    前記画像読取装置から送信される前記電子メールを受信して宛先に転送すると共に、前記画像読取装置による前記電子メールのメール送信履歴を管理するメールサーバ装置と
    を有し、
    前記画像読取装置は、
    前記各項目の値を設定後、前記原稿の読取りを開始する前、前記メールサーバ装置に対し、現在の設定内容と同じ設定内容を有するメール送信履歴の取得を要求する履歴取得要求手段と、
    前記履歴取得要求手段による前記メール送信履歴の取得要求に対して前記メールサーバ装置から応答送出される、現在の設定内容と同じ設定内容を有するメール送信履歴中にエラーの履歴がある場合、現在の設定内容の確認を促す警告を報知する報知手段と
    を具備し、
    前記メールサーバ装置は、
    前記履歴取得要求手段による前記メール送信履歴の取得要求に基づき、管理しているメール送信履歴の中から、現在の設定内容と同じ設定内容を有するメール送信履歴を検索し、取得要求元の前記画像読取装置に応答送出する応答送出手段
    を具備する設定確認報知システム。
  12. 前記履歴取得要求手段は、
    現在設定されている添付ファイル形式と同じ添付ファイル形式の設定で実行されたメール送信履歴の取得を要求し、
    前記報知手段は、
    前記履歴取得要求手段よる前記履歴取得要求に対して前記メールサーバ装置から応答送出される、現在設定されている添付ファイル形式と同じ添付ファイル形式の設定で実行されたメール送信履歴中にエラーの履歴がある場合、現在設定されている添付ファイル形式が未許可の設定である旨を警告報知する
    請求項11記載の設定確認報知システム。
  13. 前記報知手段は、
    前記履歴取得要求手段よる前記履歴取得要求に対して前記メールサーバ装置から応答送出される、現在設定されている添付ファイル形式と同じ添付ファイル形式の設定で実行されたメール送信履歴中にエラーの履歴がない場合、現在設定されている添付ファイル形式でのメール送信に成功している旨を報知する
    請求項12記載の設定確認報知システム。
  14. 宛先、読取条件及び送信方法に関連する各項目の値を設定し、該設定値に基づき、原稿から画像情報を読取ってサーバ装置経由でデータ転送する読取転送ジョブを実行する画像読取装置と、
    前記画像読取装置、及び前記サーバ装置に対応する宛先、読取条件及び送信方法に関する適正な設定値を管理する管理装置と
    を有し、
    前記画像読取装置は、
    前記設定値が正しく使用できなかった場合、正しく使用できなかった原因に応じた解決方法に従って該設定値を正しい設定値に自動修正する自動修正手段
    を具備する設定自動修正システム。
  15. 前記自動修正手段は、
    正しく使用できなかった前記設定値が前記サーバ装置に関する設定値である場合、他の画像読取装置と該サーバ装置との間の通信データを調査して該サーバ装置に関する適正な設定値を取得する
    請求項14記載の設定自動修正システム。
  16. 前記画像読取装置は、
    前記自動修正手段による修正後の設定値を前記管理装置に通知する通知手段
    を具備し、
    前記管理装置は、
    前記通知手段からの前記修正後の設定値の通知に基づき、通知元の画像読取装置と類似する設定値を用いる関連画像読取装置に関する該当項目の設定値を前記通知された設定値に変更する変更手段と、
    前記変更手段による前記設定値の変更に応じて該当する項目の設定値が正しく使用でなかった場合の解決方法を構築する解決方法構築手段と
    を具備する請求項14または15記載の設定自動修正システム。
  17. 前記通知手段は、
    前記自動修正手段により前記正しく使用できなかった設定値が修正された場合、該修正後の設定値を前記関連画像読取装置に更に通知し、
    前記画像読取装置は、
    前記関連画像読取装置の前記通知手段からの前記修正後の設定値の通知に基づき、該当項目の設定値を該通知された設定値に変更する変更手段
    を更に具備する請求項16記載の設定自動修正システム。
  18. 前記画像読取装置は、
    前記自動修正手段により前記正しく使用できなかった設定値を修正できなかった場合、該設定値を修正するための解決方法を前記管理装置に問合せる問合せ手段
    を具備し、
    前記管理装置は、
    前記問合せ手段からの前記問合せに対し、該問合せに含まれる設定値が正しい設定値でないと判定した場合には、前記解決方法構築手段が構築する解決方法の中から正しい設定値を取得する方法を選出して問合せ元の画像読取装置に応答通知する応答通知手段と
    を具備する請求項15乃至17のいずれか記載の設定自動修正システム。
  19. 前記問合せ手段は、
    前記自動修正手段により前記正しく使用できなかった設定値を修正できなかった場合、類似する設定値を用いる関連画像読取装置に対して正しい設定値を問い合わせ、
    前記画像読取装置は、
    前記関連画像読取装置の前記問合せ手段からの前記問合せに対し、該当項目の正しい設定値を問合せ元の関連画像読取装置に応答送信する応答送信手段
    を具備する請求項18記載の設定自動修正システム。
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