JP2010080384A - 接続スリーブ - Google Patents
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Abstract
【課題】接続する電線の端部同士の間隔を任意に変更可能にすることにより、電線端部の接続箇所の都合に応じた最適な離間距離に調整できるようにして、電線の端部同士を容易かつ簡易に、また、同時に外観に優れる状態で導通接続させることのできる接続スリーブを提供すること。
【解決手段】複数備える管状の端部側開口のそれぞれに導電線を差し込んで圧縮することにより該導電線同士を導通接続させることのできる接続スリーブ10であって、導電線を一端側の開口から差し込んで圧縮接続する2つ一組の端部管状部材11と、該端部管状部材の他端側を両端側の開口からそれぞれ内装させて圧縮接続する本体管状部材21と、を備えており、端部管状部材の外面には雄ネジ12が形成される一方、本体管状部材の内面にはその雄ネジを螺合させる雌ネジ22が形成される。
【選択図】図2
【解決手段】複数備える管状の端部側開口のそれぞれに導電線を差し込んで圧縮することにより該導電線同士を導通接続させることのできる接続スリーブ10であって、導電線を一端側の開口から差し込んで圧縮接続する2つ一組の端部管状部材11と、該端部管状部材の他端側を両端側の開口からそれぞれ内装させて圧縮接続する本体管状部材21と、を備えており、端部管状部材の外面には雄ネジ12が形成される一方、本体管状部材の内面にはその雄ネジを螺合させる雌ネジ22が形成される。
【選択図】図2
Description
本発明は、電線の導電線同士を導通接続する接続スリーブに関し、詳しくは、接続する電線の端部の離間の程度に対応することのできるものに関する。
従来、電線の端部同士を導通接続する場合には、その電線(所謂、裸電線や被覆電線)の導電線を差し込むことのできる管状部を複数備える、導電性材料よりなる接続スリーブを用いることが知られており、例えば、図6に示すように、直線状に形成された接続スリーブ100では、その両端部側の管状部101の開口内に、電線Dの外被を剥いだ導電線dを接続状態を維持するのに十分な深さだけ差し込んでその管状部101を圧縮することにより導通接続することができる(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平11−233166号公報
特開2004−241344号公報
しかしながら、このような従来の接続スリーブにあっては、電線の導電線を管状部の奥まで十分に差し込んで圧縮する必要があることから、その導電線の差込位置(量)が規定されており、例えば、図6に示す接続スリーブ100では、その管状部101の中間に形成されている壁部102の近傍まで差し込むように設計されている。すなわち、従来の接続スリーブでは、導通接続する電線Dの端部同士の間隔が決められていることになる。
このため、例えば、架設されている電線Dの端部同士を導通接続するときには、その電線Dが張り過ぎている場合や、その端部の処理で短くなってしまった場合や、余分な部分を切り離す切断箇所の目測を誤ったために長さが短くなってしまった場合など、その電線Dの端部同士を必要な距離まで接近させるのが難しい場合がある。このような場合には、余裕のある箇所(輪巻き箇所や縁線箇所など)から電線をずらしたり、不足分の電線を接続して継ぎ足すなどの余分な作業が必要になるときがある。このように、電線の余裕が常に存在する訳ではなく、また、電線の継ぎ足しは接続箇所が余分に増加することであり、不良の発生箇所にもなりかねない、という問題がある。
また、電線には、導電体の単線や撚り線を外被で被覆するものに限らず、絶縁被覆電線Dを撚った電線(撚線)もあり、その内の1本の導電線dが切断した場合にも、その電線Dを導通接続させる必要がある。この場合にも、このような接続スリーブ100が利用される。この場合には、例えば、3本の電線Dの内の1本のみが短くなってしまうときがあり、撚線全体に絶縁テープを巻き付けるにしても、接続スリーブ100を使用していない長めになった電線Dと共にテープ巻きするために、その絶縁テープを巻き付けた箇所が他よりも極端に太くなるなど外観的に劣る状態になってしまう、という問題がある。
そこで、本発明は、接続する電線の端部同士の間隔を任意に変更可能にすることにより、電線端部の接続箇所の都合に応じた最適な離間距離に調整できるようにして、電線の端部同士を容易かつ簡易に、また、同時に外観に優れる状態で導通接続させることのできる接続スリーブを提供することを目的とする。
上記課題を解決する接続スリーブの第1の発明は、複数備える管状の端部側開口のそれぞれに導電線を差し込んで圧縮することにより該導電線同士を導通接続させることのできる接続スリーブであって、前記導電線を一端側の開口から差し込んで圧縮接続する複数の端部管状部材と、該端部管状部材の他端側を複数端側の開口からそれぞれ内装させて圧縮接続する本体管状部材と、を備えており、前記端部管状部材の外面には雄ネジが形成される一方、前記本体管状部材の内面には前記雄ネジを螺合させる雌ネジが形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、端部管状部材には導電線を差し込んで圧縮することにより導通接続することができ、本体管状部材にはその雌ネジに端部管状部材の雄ネジを螺合させた後に圧縮することにより導通接続することができる。したがって、端部管状部材に導通接続する導電線の端部間の間隔を、その端部管状部材を本体管状部材に螺合させる程度により調整することができ、接続する電線の端部間の間隔がそのまま導通接続するには広すぎる場合でも、また、短すぎる場合でも、電線側で補充や調整をすることなく導通接続させることができる。
上記課題を解決する接続スリーブの第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記端部管状部材が有底の筒形状に形成されており、該筒形状の底部には収容するコンパウンドを前記導電線の差込により漏れ出させる開口が形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、端部管状部材内に差し込む導電線にはコンパウンドが密接して導通品質が向上されるとともに、余分なコンパウンドはその端部管状部材の底部の開口から本体管状部材内に漏出する。したがって、端部管状部材には導電線がコンパウンドにより高品質に導通接続されるとともに、そのコンパウンドが本体管状部材内に漏出して端部管状部材との間でも高品質に導通接続される。
上記課題を解決する接続スリーブの第3の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記端部管状部材の雄ネジまたは前記本体管状部材の雌ネジの一方あるいは双方に、当該ネジ形状の軸方向と略平行に連続する切欠溝が形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、本体管状部材を圧縮して端部管状部材に導通接続させる際に、雄ネジや雌ネジの切欠溝の端部が回転不能に噛み合う。したがって、本体管状部材と端部管状部材を単なる圧縮の場合よりも強固に相対回転不能に固着接続させることができる。また、端部管状部材内にコンパウンドが収容されていて本体管状部材内に漏出する場合には、そのコンパウンドが切欠溝を伝って雄ネジと雌ネジの噛合面に浸透することにより、本体管状部材と端部管状部材との間をより高品質に導通接続させることができる。
上記課題を解決する接続スリーブの第4の発明は、上記第3の発明の特定事項に加え、前記切欠溝は、前記本体管状部材の端部側には形成されていないことを特徴とするものである。
この発明では、端部管状部材内に収容されているコンパウンドが本体管状部材内に漏出して切欠溝を伝って雄ネジと雌ネジの噛合面に浸透する場合でも、本体管状部材の端部を越えて伝ってくることを少なくすることができる。したがって、外部に漏れ出たコンパウンドにより汚れてしまうことを少なくすることができ、漏れ出るコンパウンドを気にすることなく、容易に接続作業を行うことができる。
上記課題を解決する接続スリーブの第5の発明は、上記第1から第4のいずれかの発明の特定事項に加え、前記本体管状部材の端部毎に、前記端部管状部材の雄ネジを前記雌ネジに螺合させる回転方向が設定されていることを特徴とするものである。
この発明では、端部管状部材に導電線を圧縮接続した後でも、その端部管状部材の雄ネジに本体管状部材の雌ネジを相対回転させて螺合させることができるとともに、その本体管状部材を正逆回転させることにより端部管状部材に螺合する程度を調整することができる。したがって、本体管状部材を圧縮する前に、端部管状部材に導電線を圧縮接続して仮接続した状態で全長を伸縮させることができ、導通接続する導電線の端部間の間隔を最適に調整することができる。
このように本発明によれば、導電線を差し込んで圧縮接続する端部管状部材に本体管状部材を螺合させる長さを調整して全長を変化させることができ、導通接続する導電線の端部間を、その螺合長さを変更するだけで所望の間隔になるように調整することができる。したがって、接続する電線の端部間の間隔を任意に調整することができ、電線の端部同士を容易かつ簡易に、また、同時に外観に優れる状態で導通接続することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る接続スリーブの第1実施形態を示す図である。ここで、本実施形態では、上述の従来技術と同様に、図6に示す電線D端部の外被を剥いだ導電線d同士を導通接続させる場合を一例に説明する(以下で説明する他の実施形態においても同様)。
図1および図2において、接続スリーブ10は、有底の円筒形状に形成されて一端側の開口から内部に電線Dの導電線dを差込可能に作製されている2つ一組の端部管状部材11と、両端側に貫通する円筒形状に形成されてその両端側の開口から端部管状部材11の他端側をそれぞれ内部に内装可能に形成されている本体管状部材21と、を備えており、端部管状部材11と本体管状部材21はそれぞれアルミニウムや銅などの導電性材料を成形することにより作製されている。
端部管状部材11は、図6に示す従来技術の接続スリーブ100と同様に、端部側の開口から電線Dの導電線dを底面部13近傍まで十分に差し込んで圧縮することにより導通接続させるように作製されており、その一端側開口近傍から他端側底部近傍までの外周面に雄ネジ12が刻設されている。
本体管状部材21は、両端部側の開口から端部管状部材11の他端部を差し込んで圧縮することにより導通接続させるように作製されており、その両端側から中心付近までの内周面にその端部管状部材11の雄ネジ12に螺合させる雌ネジ22が刻設されているとともに、その中間部23はその雌ネジ22のネジ山の頂部と略同一径の内面を有するように形成されている。
これにより、接続スリーブ10は、端部管状部材11の一端側開口から電線Dの導電線dを底面部13に突き当たるまで信頼性高く十分に差し込んだ後に圧縮することにより導通接続することができ、本体管状部材21の両端側開口にはその端部管状部材11の他端側から差し込んでその雄ネジ12を雌ネジ22に螺合させた後に圧縮することにより導通接続することができ、その螺合させる長さを調整することにより全長を変化させて端部管状部材11の底面部13の間の間隔を変更することができる。
このとき、接続スリーブ10は、端部管状部材11の本体管状部材21内への差込を、その雄ネジ12がネジ山よりも小径に形成されている中間部23に突き当たって制限することができ、その中間部23を越えて反対側まで差し込まれることを未然に防止することにより、一方の端部管状部材11側を不必要に深く螺合させて、他方の端部管状部材11側が十分な長さで螺合させることができなくなってしまうことを回避する。
また、端部管状部材11は、中間付近から底面部13近傍まで、圧縮により変形可能なコンパウンド15が充填されており、このコンパウンド15は、例えば、グリース等に金属粒子などを含有させて所望の導電性を有するとともに、所望の粘度を有するように作製されている。
また、この端部管状部材11は、底面部13に圧力を加えられたコンパウンド15を漏出することができるように開口する排出孔13aが形成されており、外周面の雄ネジ12には、図3に示すように、切欠溝12aが長さ方向に連続して延在するように複数本形成されている。
一方、本体管状部材21は、図4に示すように、同様に内周面の雌ネジ22に長さ方向に連続して延在するように複数本の切欠溝22aが形成されており、この切欠溝22aは、両端部に形成されて周回する雌ネジ22bには形成されていない。
これにより、この接続スリーブ10は、端部管状部材11の一端側開口から電線Dの導電線dを底面部13に突き当たるまで差し込むことにより、内部に収容されているコンパウンド15がその導電線dや端部管状部材11の内面に密接して高品質に導通接続させることができる。さらに、余分なコンパウンド15は、その底面部13に開口する排出孔13aから漏出するので、端部管状部材11の雄ネジ12や本体管状部材21の雌ネジ22の切欠溝12a、22aを伝ってこれらの間に浸透することにより、その端部管状部材11と本体管状部材21も高品質に導通接続させることができる。
このとき、端部管状部材11と本体管状部材21は、雄ネジ12や雌ネジ22が切欠溝12a、22aで分断されていることから、本体管状部材21が圧縮されて端部管状部材11に導通接続される際には、その雄ネジ12や雌ネジ22の切断端部が相手側に噛み込んで相対回転不能に強固に固着接続させることができる。
さらに、余分なコンパウンド15の浸透を促進する本体管状部材21の雌ネジ22の切欠溝22aは、両端部側では途切れて雌ネジ22のネジ山が周回していることから、そのコンパウンド15が不必要に浸透することを制限することができ、コンパウンド15が外部に漏れ出て汚してしまうことを少なくして、汚れることを気にすることなく、容易にこの接続作業を行うことができる。
次に、この接続スリーブ10を用いることによる電線Dの接続作業方法を簡単に説明する。
例えば、撚線の内の1本の絶縁被覆電線Dの導電線dが切断した場合に、その電線Dの双方を端部管状部材11に導通接続した後に、本体管状部材21を螺合回転させて全長を調整することは難しく、また、架設されている電線Dの端部同士の間隔が広すぎる場合には、その電線Dの端部同士を容易に接続することのできる距離まで接近させることが難しい。このため、いずれの端部管状部材11に対しても電線Dの導電線dを導通接続する作業を行う前に、あるいは、一方の端部管状部材11に電線Dの導電線dを導通接続したとしても他方の端部管状部材11に接続対象の電線Dの導電線dを導通接続する作業を行う前に、その端部管状部材11に本体管状部材21を螺合させて所望の全長に調整する。この後に、未接続の電線Dの導電線dを端部管状部材11内に差し込んで圧縮接続した後に、本体管状部材21を圧縮接続するとともに、その外面の全体をテープ巻きなどすることにより絶縁性を確保してこの電線Dの導通接続作業を完了する。
したがって、端部管状部材11に圧縮接続して導通接続するのに必要な電線Dの導電線dの端部の間隔を、その端部管状部材11の本体管状部材21との螺合長さを変えるだけで調整することができる。このため、例えば、接続する電線Dの長さが短くなってその端部同士を接続すると、他の電線Dよりも全長が短くなる場合でも、他の電線Dにも接続スリーブ10による接続作業を施すことなく、また、接続する電線D端部の間隔が広すぎることにより牽引して接近させるのが難しい場合でも、他から電線を補充するなどの作業を行うことなく、この接続スリーブ10では、全長を必要な長さに調整した後に、その電線Dの端部同士を容易に導通接続させることができる。
このように本実施形態においては、端部管状部材11に電線Dの導電線dを底面部13に突き当たるまで差し込んで圧縮接続するとともに、その端部管状部材11に螺合する本体管状部材21を同様に圧縮するだけで導通接続することができ、その導通接続する電線D(導電線d)の端部間の間隔に応じてその螺合長さを調整して全長を変化させることができる。したがって、接続可能な電線Dの端部間の間隔を任意に調整変更して、容易かつ簡易な電線Dの導通接続作業を実現することができるとともに、その導通接続後にテープ巻きなどした場合の外観をすっきりさせることができる。
ここで、本実施形態では、端部管状部材11と本体管状部材21の雄ネジ12と雌ネジ22の双方に切欠溝12a、22aを刻設する場合を説明するが、これに限るものではなく、その切欠溝12a、22aをいずれか一方のみに形成する場合でも、いずれにも形成しない場合よりも、コンパウンド15がその雄ネジ12と雌ネジ22の間に浸透することを促進させることができる。
次に、図5は本発明に係る接続スリーブの第2実施形態を示す図である。ここで、本実施形態では、上述実施形態と略同様に構成されていることから、同様の構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
図5において、接続スリーブ30は、上述実施形態と略同様に構成されている端部管状部材31と本体管状部材41とを備えており、端部管状部材31は、それぞれ周回方向の異なる逆ネジの雄ネジ32a、32bが外周面に刻設される一方、本体管状部材41は、その端部管状部材31の雄ネジ32a、32bを螺合可能に周回方向の異なる逆ネジの雌ネジ(不図示)が刻設されている。
これにより、接続スリーブ30は、上述実施形態の接続スリーブ10と同様に、端部管状部材31の一端側開口から電線Dの導電線dを底面部13に突き当たるまで信頼性高く十分に差し込んだ後に圧縮することにより導通接続することができ、本体管状部材41の両端側開口にはその端部管状部材31の他端側から差し込んでその雄ネジ32a、32bを雌ネジにそれぞれ螺合させた後に圧縮することにより導通接続することができ、その螺合させる長さを変更することにより全長を変化させて端部管状部材31の底面部13の間の間隔を調整することができる。
次に、この接続スリーブ30を用いることによる電線Dの接続作業方法を簡単に説明する。ここで、この接続スリーブ30の全長の調整は、どのタイミングに行ってもよいので、上述実施形態で説明した接続スリーブ10による電線Dの接続作業方法も同様に行うことができ、さらに、次に説明する接続作業方法も採用することができる。
例えば、撚線の内の1本の絶縁被覆電線Dの導電線dが切断した場合や、架設されている電線Dの端部同士の間隔が広すぎる場合にも、端部管状部材31をそれぞれ本体管状部材41に螺合させてその全長を長めにしたままの状態で、その電線Dの双方を端部管状部材31に導通接続した後に、本体管状部材41を正逆方向に回転させて螺合させる長さを変更することによりその全長を調整することができる。この後に、本体管状部材41を圧縮して端部管状部材31に導通接続するとともに、その外面の全体をテープ巻きなどすることにより絶縁性を確保してこの電線Dの導通接続作業を完了する。
したがって、端部管状部材31に圧縮接続して導通接続するのに必要な電線Dの導電線dの端部の間隔を、その端部管状部材31を本体管状部材41に螺合させたまま調整することができる。このため、例えば、接続する電線Dの長さが短くて他の電線Dよりも全長が短くなる場合でも、また、接続する電線D端部の間隔が広すぎることにより牽引して接近させるのが難しい場合でも、本体管状部材41を端部管状部材31に螺合させて仮接続した状態で所望の全長になるように調整した後に、本体管状部材41を端部管状部材31に圧縮接続させて導通接続することができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態と同様の作用効果を得ることができるとともに、接続する電線Dを端部管状部材11に導通接続した状態でその端部間の間隔を調整することができ、電線D端部の接続作業を容易化することができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
10、30……接続スリーブ 11、31……端部管状部材 12、32a、32b……雄ネジ 12a、22a……切欠溝 13……底面部 13a……排出孔 15……コンパウンド 21、41……本体管状部材 22、22b……雌ネジ 23……中間部 D……電線 d……導電線
Claims (5)
- 複数備える管状の端部側開口のそれぞれに導電線を差し込んで圧縮することにより該導電線同士を導通接続させることのできる接続スリーブであって、
前記導電線を一端側の開口から差し込んで圧縮接続する複数の端部管状部材と、該端部管状部材の他端側を複数端側の開口からそれぞれ内装させて圧縮接続する本体管状部材と、を備えており、
前記端部管状部材の外面には雄ネジが形成される一方、前記本体管状部材の内面には前記雄ネジを螺合させる雌ネジが形成されていることを特徴とする接続スリーブ。 - 前記端部管状部材が有底の筒形状に形成されており、
該筒形状の底部には収容するコンパウンドを前記導電線の差込により漏れ出させる開口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の接続スリーブ。 - 前記端部管状部材の雄ネジまたは前記本体管状部材の雌ネジの一方あるいは双方に、当該ネジ形状の軸方向と略平行に連続する切欠溝が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の接続スリーブ。
- 前記切欠溝は、前記本体管状部材の端部側には形成されていないことを特徴とする請求項3に記載の接続スリーブ。
- 前記本体管状部材の端部毎に、前記端部管状部材の雄ネジを前記雌ネジに螺合させる回転方向が設定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の接続スリーブ。
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
CN110556639A (zh) * | 2019-10-16 | 2019-12-10 | 国网四川省电力公司绵阳供电公司 | 一种变电站高压接地线的延长装置及方法 |
-
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- 2008-09-29 JP JP2008250109A patent/JP2010080384A/ja active Pending
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