JP2010079931A - シミュレーション・モデル内のオブジェクト・パラメータへアクセスする方法 - Google Patents

シミュレーション・モデル内のオブジェクト・パラメータへアクセスする方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シミュレーション・モデルのオブジェクト・パラメータへアクセスする方法を提供すること。
【解決手段】本発明のシミュレーション・モデルのオブジェクト・パラメータへアクセスする方法は、ユ−ザ・インターフェース内にダイヤフラム・パネルの表示を含み、このダイヤフラム・パネルがシミュレーション・モデル内でモデル化されたオブジェクトを表すアイコンを含む。アクセス・パネルもユーザ・インターフェース内に表示され、このアクセス・パネルはダイヤフラム・パネルとは異なる別のパネルである。それによってシミュレーション・モデル内のオブジェクトを定めることができるオブジェクト・パラメータの集合が識別され、アクセス・パネル内に含められて表示される。
【選択図】図23

Description

(関連出願)
本出願は、以下の同時係属出願に関する。
「METHOD OF GENERATING A DISPLAY FOR A DYNAMIC SIMULATION MODEL UTILIZING NODE AND LINK REPRESENTATIONS」、出願人Paterson et al.、出願番号08/962,524、出願日1997年10月31日。
「A METHOD OF PROVIDING ACCESS TO OBJECT PARAMETERS WITHIN A SIMULATION MODEL」、出願人Paterson et al.、出願番号08/979,270、出願日1997年11月25日。
「A METHOD OF MONITORING VALUES WITHIN A SIMULATION MODEL」、出願人Paterson et al.、出願番号08/977,848、出願日1997年11月25日。
(発明の分野)
本発明は、一般にシミュレーション・モデリングの分野に関する。より詳細には、本発明は、シミュレーション・モデル内のオブジェクトのパラメータの表現、アクセス、入力、および監視を行う方法に関する。
(発明の背景)
シミュレーション・モデリングは、一般にモデル・システムに使用され、「what−if」解析を実行してシステム性能を最適化し、システム内の問題を明らかにするものである。グラフィカル・シミュレーション・モデリングでは、複合システムを直観的かつ視覚的に総合的な方法でモデリングすることができ、ビジネスから生物学上の解析まで、幅広い範囲の分野における応用例が見出されている。
シミュレーション・モデルの構築は、典型的には、システム内のさまざまなオブジェクトを識別することを含み、次いでこれらは「オブジェクト」に組み込まれた変数、式またはその両方によって表現される。シミュレーション・モデルは、グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を使用して構築することができ、ここではさまざまなオブジェクトがユーザ選択によるアイコンまたは他の適切なグラフィカル表現によって表現され、オブジェクトの間の相互関係がリンクによって表現される。
グラフィカル・シミュレーション・モデル用の典型的な従来技術のグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を簡素化した表現を図1に示す。特に、図1の従来技術のGUIはダイアグラム・ウィンドウ10を含み、この中にモデリングされたシステムのさまざまなオブジェクトのノード表現が表示される。モデリングされたシステムのさまざまな各オブジェクトは、図ではエンティティ・オブジェクト12、入力オブジェクト14またはリンク・オブジェクト16のい
ずれかである。各オブジェクトは、典型的に、少なくとも1つのパラメータを含み、このパラメータは、パラメータ名、代入値、およびパラメータを説明するパラメータ文書を有する。
知られているシミュレーション・モデリング・ツールには、Menlo Park,CaliforniaのScitor CorporationによるProcess Charter、Bergen,NorwayのModell Data ASによるPowerSim(http://www.powersim.com)、Hanover,New HampshireのHigh Performance Systems IncorporatedによるIthinkおよびStella(http://hps−inc.com)、およびSan Jose,CaliforniaのImagine That! IncorporatedによるExtend +BPR(http://www.imaginethatinc.com)がある。図2は、シミュレーション・モデル30を、High Performance Systems,Inc.によるIthink製品を利用して生成されたものとして示す。このシミュレーション・モデルは、ビジネス内のワークイン/ワークアウト・システムを表す。シミュレーション・モデル30は、図では「作業バックログ」を表すオブジェクト32を含み、オブジェクト32は到着する作業命令34によって供給され、満たされた作業命令36によって減少される。作業命令がバックログ・オブジェクト32に供給される割合は、オブジェクト39によって決定される。オブジェクト39はパイプに関する「バルブ」として機能し、それによって作業命令がオブジェクト32へ供給される。同様に、作業命令がオブジェクト32から減分される割合は、オブジェクト38に応じて決まる。オブジェクト38はパイプの「バルブ」として機能し、それによって作業命令がオブジェクト32から減分される。オブジェクト38は、図では、システム内の作業者数であるオブジェクト42、および各作業者の週間生産性である入力パラメータ40の入力を受け取る。作業者の週間生産性はさらに、作業者毎の週毎の時間であるオブジェクト44の関数である。作業された時間毎の生産量はオブジェクト46であり、図ではさらに作業者毎の週間生産性に影響を与える。作業された時間毎の生産性は、平均バーンアウト要素であるオブジェクト48の影響を受ける。他のさまざまな要素が、図ではオブジェクト48に影響を与える。
図2のシミュレーション・モデル30はワークイン/ワークアウト・システムの十分な表現を提供するが、このモデル30にはいくつかの非効率性がある。特に、モデル30の下にある数学的構造は、アイコンの外観から容易に明らかではなく、シミュレーション・モデル30に示されたさまざまなノードに付いているラベルの結果として推断することしかできない。さらに、多数のアイコンを使用して、オブジェクト、入力、パイプおよびリンク(ならびに、これらの各アイコンに関連したラベル)を表すと、結果として、モデリングされたシステムが煩わしく混乱した描写になる。図1および図2のモデルのオブジェクトに関連付けられたパラメータ値の入力および観測は、さらに冗漫である。これは、ウィンドウを各オブジェクトの各変数について生成しなければならず、次いで特定の値をウィンドウ内のフィールドに入力あるいは表示しなければならないからである。大規模なシミュレーション・モデルでは、数百または数千ものオブジェクトが含まれる可能性があり、パラメータの値を入力および表示するプロセスに不都合が生じる。
(発明の概要)
本発明によれば、シミュレーション・モデルのオブジェクト・パラメータへアクセスする方法が提供される。ユーザ・インタフェース内にダイヤグラム・パネルが表示される。ダイヤグラム・パネルは、シミュレーション・モデルのオブジェクトのグラフィカル表現を含む。ユーザ・インターフェース内にアクセス・パネルも表示されるが、アクセス・パネルはダイヤグラム・パネルとは異なる別のパネルである。シミュレーション・モデルの一連のオブジェクト・パラメータが識別されてアクセス・パネル内に含められる。その一連のオブジェクト・パラメータの識別に応答して、一連のオブジェクト・パラメータの各パラメータに対する識別子がアクセス・パネル内に表示される。次いで、アクセス・パネルを介して、オブジェクト・パラメータの集合のうちの少なくとも1つのパラメータの値が受け取られる。次いでこの値が該当するパラメータに割り当てられる。
本発明の他の特徴は、添付の図面および以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明を限定的なものではなく例として添付の図面の図に示す。図面中、同じ参照番号は類似の要素を示す。
従来技術において、シミュレーション・モデルの表示を生成するために利用されたグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を示す図である。 従来技術のモデリング・ツールを使用して生成されたシミュレーション・モデルの表現を示す図である。 本発明の一実施形態によるシミュレーション・モデリング・ソフトウェアの線図表現の図である。 図3のソフトウェアとさまざまなソフトウェア・プラットフォームで動作するGUIの間の相互作用の線図表現の図である。 ユーザが、本発明の一実施形態によるシミュレーション・モデルのパラメータに関する情報を表示および入力することができる、パラメータ・ウィンドウを示す図である。 本発明によるシミュレーション・モデルのオブジェクトを表現するために利用することができる、2つの例示的ノード表現を示す図である。 本発明の一実施形態により、シミュレーション・モデルの状態または関数ノードの間の関係条件を示すために利用することができる、例示的リンク表現を示す図である。 本発明の一実施形態により、シミュレーション・モデルの第1および第2ノードの間に存在する関係条件に第3のノードが与える影響を表現するために利用することができる、修飾子表現を示す図である。 本発明の一実施形態により定義された図形要素を利用して構築された、シミュレーション・モデルの例示的表現を示す図である。 本発明の一実施形態による、シミュレーション・モデルの表示を生成するメソッドを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、リンク表現を選択してシミュレーション・モデル内の2つのオブジェクトの間の関係条件を表現するメソッドを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、1組のオブジェクトの間の関係条件にオブジェクトが与える影響を表現する、修飾子表現を表示するメソッドを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、ユーザがパラメータ作業値にアクセスすることができるアクセス・パネルを示す図である。 本発明の一実施形態による、アクセス・パネルを作成し、そのようなパネルを利用してシミュレーション・モデルのパラメータにアクセスするメソッドを示すフローチャートである。 ベースライン基礎、ベースライン・レイヤ、およびベースライン・レイヤの代りに使用することができる3つの代替レイヤの線図表現の図である。 本発明の一実施形態による、レイヤ・オブジェクト内に含める値を指定するために利用することができる、2つの例示的レイヤ・パネルを示す図である。 本発明の一実施形態による、シミュレーション・モデル内でレイヤを適用および非適用するために利用することができる、コンフィギュレーション・パネルを示す図である。 本発明の一実施形態による、シミュレーション・モデル内のオブジェクトを管理するメソッドを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、ユーザがシミュレーション・モデル内のオブジェクトの少なくとも2つのパラメータを監視することができる、2つの例示的モニタ・パネルを示す図である。 ダイアグラム・ウィンドウ、チャート・パネル、モニタ・パネルおよびコンフィギュレーション・パネルをそれぞれ表示する、GUIを示す図である。 ダイアグラム・ウィンドウ、チャート・パネル、モニタ・パネルおよびコンフィギュレーション・パネルをそれぞれ表示する、GUIを示す図である。 ダイアグラム・ウィンドウ、チャート・パネル、モニタ・パネルおよびコンフィギュレーション・パネルをそれぞれ表示する、GUIを示す図である。 ダイアグラム・ウィンドウ、チャート・パネル、モニタ・パネルおよびコンフィギュレーション・パネルをそれぞれ表示する、GUIを示す図である。 本発明のそれぞれの実施形態による、シミュレーション・モデル内のパラメータを監視するメソッドを示す図である。 本発明のそれぞれの実施形態による、シミュレーション・モデル内のパラメータを監視するメソッドを示す図である。 図6ないし図8の図形要素および表記を利用した、シミュレーション・モデルの例示的表現または表示を示す図である。 本発明の一実施形態による、ダイアグラム・ウィンドウおよび1組のアクセス・パネルを含む、GUIを示す図である。 本発明の一実施形態による、ダイアグラム・ウィンドウ、1組のレイヤ・パネルおよびコンフィギュレーション・パネルを含む、GUIを示す図である。 上述の方法を実行するためのソフトウェアが存在し、これを実行することができるコンピュータ・システムの線図表現の図である。
(詳細な説明)
シミュレーション内のオブジェクトを管理する方法を記載する。以下の記載では、説明のため、本発明が完全に理解されるように多数の特定の詳細を述べる。しかし、当業者には、本発明がこれらの特定の詳細なしで実施できることが明らかとなるであろう。
本明細書では、グラフィカル・シミュレーション・モデリング・ソフトウェアを利用して、システムのシミュレーション・モデルを表現し、そのようなシステムを記載するオブジェクトにアクセスし、これらを管理する例示的方法を記載する。図3を参照して、本発明によるシミュレーション・モデリング・ソフトウェア50の例示的な一実施形態の線図表現を提供する。特に、モデリング・ソフトウェア50は、コア52を含み、これはC++またはJava(登録商標)プログラミング言語などオブジェクト指向言語を使用してコード化することができる。したがって、図では、コア52はオブジェクトのクラス、すなわちダイアグラム・オブジェクト54、アクセス・パネル・オブジェクト56、レイヤ・パネル・オブジェクト58、モニタ・パネル・オブジェクト60、チャート・オブジェクト62、およびコンフィギュレーション・オブジェクト64を含む。当技術分野内で周知のように、コア52内の各オブジェクトは、パラメータの集まり(一般にインスタンス、変数またはフィールドとも呼ばれる)、および関連オブジェクトのパラメータを利用するメソッドの集まりを含むことができる。図3のオブジェクトのさまざまな各クラスの機能および目的は、以下の記載から明らかになるであろう。例示的ダイアグラム・オブジェクト66の内容の組立分解図を提供する。この図から、ダイアグラム・オブジェクト66が、ダイアグラム・オブジェクトを説明する文書68、パラメータの集まり70、および式または式のクラスを定義することができるメソッド72を含むことが分かる。各ダイアグラム・オブジェクト54は、モデリングされたシステムの特徴またはオブジェクトを定義し、これらがダイアグラム・ウィンドウ内に表示される。このウィンドウは、コア52と相互作用するグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)によって提示される。本発明の例示的な一実施形態によれば、ダイアグラム・オブジェクト54は、状態、関数、修飾子およびリンク・オブジェクトを含むことができ、それぞれが状態ノード、関数ノード、修飾子アイコンおよびリンク・アイコンによってダイアグラム・ウィンドウ内に表現される。各オブジェクト56から64は、例示的な一実施形態では、それぞれのウィンドウ(またはパネル)を定義し、それらがダイアグラム・ウィンドウ上にオーバーレイされ、モデリングされたシステムに関する選択情報を提示し、ユーザによるモデルとの相互作用を容易にする。本明細書の目的のため、用語「パネル」は幅広い解釈を与えられるものとし、ディスプレイ内で指定または識別されたいかなる領域をも、形状、サイズまたは境界にかかわらず指すものとする。したがって、用語「パネル」はGUI内の「ウィンドウ」を包含するものとするが、それに限定されるものではない。
図4はコア52の線図表現であり、図ではいくつかのGUIのいずれか1つと相互作用することができる。特に、コア52は、図ではCupertino,CaliforniaのApple Computer,Inc.が開発したMacintoshプラットフォーム上で動作するGUI80、Redmond,WashingtonのMicrosoft Corporationが開発したWindows(登録商標)’98またはWindows(登録商標) NTプラットフォームのいずれかで動作するGUI82、または、ハイパー・テキスト・マークアップ言語(HTML)またはMountain View,CaliforniaのSun Microsystemsが開発したJava(登録商標)言語でコーディングされたプラットフォーム独立GUI84とインタフェースを取る。各GUIは、コア52と相互作用してダイアグラム・ウィンドウを提示し、ここにダイアグラム・オブジェクト54を表すアイコンが表示され、パネル・オブジェクト56、レイヤ・オブジェクト58、モニタ・オブジェクト60、チャート・オブジェクト62またはコンフィギュレーション・オブジェクト64を表すパネル(またはウィンドウ)を表示することができる。
パラメータ
図3を参照して上述したように、ソフトウェア・コア52内で定義された各オブジェクトは、それに関連付けられた少なくとも1つのパラメータを有することができ、このパラメータがオブジェクトのある特性を計量し、それがモデリングされたシステムのシミュレーション中で使用される。すべてのオブジェクトがパラメータを含まなければならないわけではないことも理解されたい。本発明の例示的な一実施形態では、いくつかのタイプのパラメータが定義される。まず、システム・パラメータが各サブジェクト・タイプに対して定義される。たとえば、システム・パラメータを、状態オブジェクトの初期値、またはリンク・オブジェクトの係数値に割り当てることができる。他のパラメータ・タイプには、オブジェクト・パラメータおよびダイアグラム・パラメータがあり、シミュレーション動作における値の簡単な操作を促進する。特に、ダイアグラム・パラメータはすべてのオブジェクトに使用可能であり、各オブジェクト・パラメータは単一オブジェクトにのみ使用可能である。
ここで図5を参照すると、パラメータ・ウィンドウ90があり、これは図4のGUIのいずれか1つによって生成することができ、パラメータに関する情報をユーザに提供し、ユーザがそれぞれのパラメータに帰属する値を入力または指定することができる。パラメータ・ウィンドウ90がGUI内で呼び出され、構築される方法を以下に記載する。例示的パラメータ・ウィンドウ90は、図では4つのセクション、すなわち定義セクション92、単位セクション94、設定セクション96および範囲セクション98を含む。定義セクション92は、パラメータの識別子(または記号)ならびにパラメータの適切な定義を表示する。図示のパラメータ・ウィンドウ90では、パラメータが記号「C」によって表現され、特定のオブジェクト内の式の係数として定義される。単位セクション94は、内部で評価のために使用された単位を表示する。評価のために使用された単位は、設定セクション96の「作業」値として示される値に使用される。内部および評価された単位が異なる場合、変換も単位セクション94内で指示することができる。図示の例では、評価された値が、評価された時間から半減期計算値へ変換する定数Kによって変換され、掛け算される。
設定セクション96は、関連パラメータの3つの値、すなわち作業値、ベースライン値および比較値を含む。ベースラインまたは比較値のいずれかを作業値に指定することが可能である。たとえば、ユーザは、ベースラインまたは比較値を、マウスなどポインティング・デバイスを使用してブロック100にドラッグ・アンド・ドロップすることができる。それに従って作業値が更新される。ベースライン値は、関連パラメータが利用されるシミュレーション・モデルの元の作成者によって指定され、ユーザが直接修正することはできない。設定セクション96はさらに説明ブロックを含み、このブロックにユーザが作業、ベースラインおよび比較値の各説明を入力することができる。
範囲セクション98を任意選択で使用して、パラメータを割り当てることができる上限値および下限値を定義することができる。再度、上限および下限のそれぞれの説明フィールドが提供される。
図形要素
図6ないし図8は図形要素の例であり、本発明の例示的な一実施形態によれば、これを利用して本発明によるシミュレーション・モデルのディスプレイを構築することができる。GUIによってモデル構築者が図示の図形要素を使用できるようになり、次いでモデル構築者はモデリングされたシステムの表現を構築することができる。以下の説明では、用語「ノード」を用いて、状態または関数を表すアイコンを参照し、用語「リンク」を用いて、リンク・オブジェクトを表現するアイコンを参照する。以下に述べる図形要素は例示的であり、いかなる異なる図形要素も、本発明の精神から外れることなく、以下に述べる図形要素の代りに使用できることを理解されたい。
図6ないし図8を参照して以下に述べる図形要素を使用して、図9のようなシミュレーション・モデルを構築することができる。まず図6を参照する。これは、2つのノード・タイプの例、すなわち状態ノード110および関数ノード112の図である。状態ノード110および関数ノード112を区別するために、このとき図9も参照する。図9は例示的シミュレーション・モデル150であり、これは捕食者−被食者系を表現する。このモデル・システムでは、捕食者がオオカミを含み、被食者がウサギを含む。
再度図6を参照すると、状態ノード110は、モデリングされたシステム内の条件または状態を定義する下層状態オブジェクトを表す。図9のシミュレーション・モデル150の表現では、状態ノードがモデル内のさまざまな条件を表現することに留意されたい。特に、「植生」状態ノード152は、モデル150内の植生の状態を表し、状態ノード156、158、162および164はそれぞれウサギおよびオオカミの個体数を表す。状態ノードの下にあるさまざまなオブジェクトは1つまたは複数のパラメータを含むことができ、かつ/またはその1つまたは複数の式(またはメソッド)が、それぞれの状態ノードに供給されるリンク(「矢印」と呼ばれることもある)の効果または影響を受ける(すなわち、状態および関数オブジェクトがリンク・オブジェクトの影響を受ける)。たとえば、「成体ウサギ」状態ノード156は、特定の時間におけるシミュレーション内の成体ウサギの数を示すパラメータを含むオブジェクトを表す。
図6を参照すると、関数ノード112は、シミュレーション・モデル内の要素を定義する関数オブジェクトを表し、これは純粋にシミュレーション・モデル内のゼロまたはそれ以上のオブジェクト(またはパラメータ)の関数である。再度図9のシミュレーション・モデル150を参照すると、2つの関数ノード154および160がそれぞれウサギの食物供給およびオオカミの食物供給を表すオブジェクトを表す。各関数ノード156および160は、リンクによって図示されたノードのパラメータの関数であるパラメータを含み、これが関連の関数ノードへ供給される。たとえば、関数ノード154は、入手可能なウサギの食物量を表す値のパラメータを有し、図では植生ノード152の関数である。同様に、関数ノード160は、入手可能なオオカミの食物量を示す値のパラメータを含み、「成体ウサギ」ノード156および「若体ウサギ」ノード158の関数である。
図7は1組のリンク表現118から128であり、モデル構築者はこれを選択して、シミュレーション・モデル内で、ノードで表現する2つのオブジェクトの間にある関係条件を表すことができる。リンク表現118から128はそれぞれ関連付けられており、異なる関係条件を表現する。まず「定数効果」リンク表現118を参照すると、このリンク表現は、それぞれが状態ノード115および117によって表現される第1および第2のオブジェクトの間の関係条件を示している。ここでは、第1のオブジェクトが第2のオブジェクトに効果を与え、この効果は第1または第2のノードに関連付けられたパラメータのいかなる値とも無関係である。一実施形態では、リンク表現118はこの効果を、シミュレーション動作の持続時間中に一定であるとして表現する。リンク表現118は、リンク表現の末尾部分が矢印の後ろの円から離れていることで区別される。「比例効果」リンク表現120は、第1および第2のオブジェクトの間の関係条件を表す。ここでは、第1のオブジェクトが第2のオブジェクトに効果を与え、この効果の大きさは、状態ノード115で表す第1のオブジェクトのパラメータ値に応じて決まる。リンク表現120は、リンク表現の末尾部分が矢印の後ろの円と接触することで、区別される。図9を参照すると、「比例効果」リンク表現の例を120aおよび120bで示す。特に、「成体ウサギ」状態ノード156は、図では「若体ウサギ」状態ノード158に比例効果を与えており、若体ウサギの数は成体ウサギの数に比例して増加する。同じことがリンク表現120bについても真であり、これは「成体オオカミ」ノード162が「若体オオカミ」ノード164に与える効果を表す。
「相互作用効果」リンク表現122は、状態ノード115で表す第1のオブジェクトが、状態ノード117で表す第2のオブジェクトに効果を与え、その効果は第1および第2のオブジェクトのパラメータの値に応じて決まることを表す。リンク表現122は、表現の末尾部分が円とかみ合い、弓形の線が円から状態ノード117へ延びていることで、区別される。再度図9を参照すると、「相互作用効果」リンク表現の2つの例は122aおよび122bである。特に、「成体オオカミ」ノード162は、図では「成体ウサギ」ノード156に効果を与える。特に、円170の「C」で示すように、成体オオカミは成体ウサギを消費する。この消費の割合すなわち大きさは、成体オオカミの数および成体ウサギの数によって決定され、ノード162で表すオブジェクトがノード156で表すオブジェクトに与える効果は、したがってこれらの各オブジェクトにそれぞれ関連付けられたパラメータの値(たとえば、個体数)に応じて決まる。同じ説明は、「成体オオカミ」ノード162で表すオブジェクトが「若体ウサギ」ノード158で表すオブジェクトに与える効果に関しても当てはまり、これらの間には「相互作用効果」リンク表現122bが延びている。
図7の「定数変換」リンク表現124は、状態ノード115で表す第1のオブジェクトのインスタンスが、状態ノード117で表す第2のオブジェクトのインスタンスに変換されることを表す。「定数変換」リンク表現124はさらに、変換されるインスタンスの数が、第1または第2のオブジェクトに関連付けられたパラメータのいかなる値とも無関係であることを表す。一実施形態においては、リンク表現124はこの変換を一定であるとして示し、外部パラメータの効果を受けない。リンク表現124は、その末尾部分が「定数効果」リンク表現118の末尾部分に比較して厚く、この末尾部分がリンク表現124の先頭の後ろの円から離れていることに特徴がある。
「比例変換」リンク表現126は、状態ノード115で表す第1のオブジェクトのいくつかのインスタンスが、状態ノード117で表す第2のオブジェクトのインスタンスに変換されることを表す。さらに、リンク表現126は、変換されるインスタンスの数が、第1のオブジェクトのインスタンスの数に応じて決まることを示す。図9を参照して、「比例変換」リンク表現を126aおよび126bで示す。特に、リンク表現126aは、「若体ウサギ」ノード158で表すオブジェクトのインスタンスが、「成体ウサギ」ノード156で表すオブジェクトのインスタンスに変換されることを表す。さらに、成体ウサギ(すなわち、成体ウサギのインスタンス)に変換される若体ウサギ(すなわち、若体ウサギのインスタンス)の数は、ノード158で表すオブジェクト内に存在する若体ウサギのインスタンスの数に応じて決まる。同様に、「成体オオカミ」ノード162で表すオブジェクトのインスタンスに変換される「若体オオカミ」ノード164で表すオブジェクトのインスタンスの数は、「若体オオカミ」ノード164で表すオブジェクトのインスタンスの数に応じて決まる。「比例変換」リンク表現126aおよび126bの円172は、図では文字「S」を含み、生じる変換のタイプが状態の変化であることを示す。いかなる記号も同様の方法でリンク表現の円内に含めることができ、それによってノードで表すオブジェクトの間に存在する関係条件のタイプに関するさらなる情報を提供し、そのノードの間にリンク表現が延びていることを理解されたい。
「相互作用変換」リンク表現128は、状態ノード115で表す第1のオブジェクトのいくつかのインスタンスが、状態ノード117で表す第2のオブジェクトのインスタンスに変換されることを表す。さらに、「相互作用変換」リンク表現128は、第2のオブジェクトのインスタンスに変換される第1のオブジェクトのインスタンスの数が、第1および第2のオブジェクトのインスタンスのそれぞれの数に応じて決まることを表す。リンク表現128は、その末尾部分がリンク表現122の末尾部分に比較して厚く、弓形の線が表現128内の円から、第2のオブジェクトを表す状態ノード117へ延びていることで、区別される。
上述のリンク表現118から128の記載から、各リンクが、第1および第2のオブジェクトの間の関係条件を、「効果」関係または「変換」関係のいずれかとして表すことに留意されたい。さらに、各リンク表現118から128は、関係条件を定数、比例または相互作用のいずれかとして表す。
図7のリンク表現118から128は例示的であり、適切なリンク表現を使用して、上述のさまざまな関係条件を表すことができる。さまざまなリンク表現118から128で表す関係条件は、典型的にモデル構築者によって定義されることを理解されたい。最後に、さまざまなリンク表現で表すことができる関係条件の数式の例を以下の表1に提供する。表1の数式は、時間の経過によって駆動される動的シミュレーション・モデル用である。リンク表現118から128は、同様の方法で、時間にユーザ入力値を割り当てることができるモデルなどの静的モデルに使用することができる。
Figure 2010079931
上述のように、リンク表現118から128のそれぞれが円を含み、そこに関係条件に関するさらなる情報を提供するグラフィカル識別子を表示することができる。たとえば、図9を参照すると、各リンク表現はアルファベット文字を含み、それが2つのそれぞれのオブジェクトの間の関係条件に関するさらなる情報を提供する。GUIは、図9のようなインデックス・テーブル174を用意することもでき、これはさまざまなリンク表現の円の中で表示された識別子にキーを提供する。
ここで図10を参照する。これは、本発明の例示的な一実施形態による、シミュレーション・モデルのディスプレイ(またはグラフィカル表現)を生成する方法180を示すフローチャートである。一実施形態では、方法180のステップは、図3のソフトウェア・コア52と共にGUIによって実行される。この方法はステップ182で開始し、ステップ184へ進行して、シミュレーション・モデルのオブジェクトの間に存在する可能性がある所定の組の関係条件が定義される。たとえば、定義された関係条件は、図7を参照して上述した6つの関係条件を含むことができ、式の形式で表現することができる。ステップ186では、それぞれのリンク表現がこの組の各関係条件と関連付けられる。たとえば、リンク表現118から128を、図7を参照して上述したように、それぞれ異なる関係条件に関連付けることができる。このとき、ステップ188で最小構成を見ると、GUIは、第1および第2のオブジェクトについて、状態ノード115および117などのノード表現を表示する。ノード表現の表示は、ユーザ入力に応答して生じる。このステップでは、ユーザが、パラメータ値、式および文書などのさらなる情報を入力して、図3の54などのダイアグラム・オブジェクト(すなわち、状態および/または関数オブジェクト)を定義することができる。
このようにして、表示するために少なくとも2つのノード表現をGUIによって生成し、これらのノード表現の下にあるオブジェクトを定義した後、次いでユーザはステップ190で、所定の組の関係条件に関連付けられたリンク表現から1つのリンク表現を選択し、第1および第2のノードで表現するオブジェクトの間の所望の関係条件を表現する(たとえば、第1および第2のオブジェクトの間の関係を定義する式または式のクラスを指定する)。ステップ192では、次いでユーザがさらに、オブジェクトの間の関係条件をパラメータ値で定義することができる。たとえば、オブジェクトの間の関係条件を、上記の表1の式のいずれか1つなどの動的な式で表現することができる。関係条件を定義するパラメータは、図5のようなパラメータ・ウィンドウ90を使用することによって、入力および定義することができる。ユーザは、任意選択で、さらなる情報をリンク表現内に含めるように指定することもできる。たとえば、ユーザは、識別子を図7のリンク表現118から128のいずれか1つの円内に組み込むように指定することができる。次いで、方法180はステップ194へ進行し、そこでGUIが選択リンク表現を表示して、第1および第2のノードで表すオブジェクトの間に存在する関係条件を示す。
異なるリンク表現をそれぞれ異なる1組の関係条件に関連付けると、特に、図9のシミュレーション・モデル150など、シミュレーション・モデルの表示を見るユーザが、ノードで表現するオブジェクトの間の関係を、表現を「ドリルダウン」したり追加情報ウィンドウにアクセスする必要なく、即座に確認および理解することができる利点がある。識別子を各リンク表現118から128のそれぞれの円内に含め、キー174を各識別子に提供すると、さらに表示の理解が向上する。
図11は、リンク表現を所定の組から選択し、ダイアグラム・ウィンドウ内の第1および第2のノードで表現するオブジェクトの間の関係条件を表現する、例示的方法190を示すフローチャートである。方法190はステップ200で開始し、次いで判断ボックス202へ進行して、そこで第1および第2のオブジェクトの間の関係条件が「効果」関係であるか「変換」関係であるかの判定が行われる。この関係条件が適切に効果関係として分類されると判定された場合、この方法は判断ボックス204へ進行し、そこでこの効果が定数であるかどうかの判定が行われる。そうである場合、適切なリンク表現(たとえば、リンク表現118)がステップ206で選択される。効果関係が定数でない場合、方法190は判断ボックス208へ進行し、そこで、あるオブジェクトが他のオブジェクトへ与える効果が、これらのオブジェクトの1つと関連付けられたパラメータの値に応じて決まるかどうかの判定が行われる。そうである場合、この方法はステップ210へ進行し、そこで適切なリンク表現(たとえば、リンク表現120)が選択される。あるいは、方法190は判断ボックス212へ進行し、そこで、あるオブジェクトが他のオブジェクトへ与える効果が、これらの各オブジェクトと関連付けられたパラメータの値に応じて決まるかどうかの判定が行われる。そうである場合、方法190はステップ214へ進行し、そこで適切なリンク表現(たとえば、リンク表現122)が選択される。ステップ214の後、この方法はステップ216で終了する。
判断ボックス202へ戻ると、オブジェクトの間の関係条件が「効果」関係条件ではなく「変換」関係条件であると判定された場合、この方法は判断ボックス202から判断ボックス218へ進行し、そこで、「変換」関係条件が、あるオブジェクトの一定数のインスタンスが他のオブジェクトのインスタンスに変換されることを必要とするかどうかの判定が行われる。そうである場合、この方法はステップ220へ進行し、そこで適切なリンク表現(たとえば、リンク表現214)が選択される。あるいは、この方法は判断ボックス222へ進行し、そこで、「変換」関係条件が、他のオブジェクトのインスタンスに変換されるあるオブジェクトのインスタンスの数が、これらのオブジェクトのいずれか1つのインスタンスの数に応じて決まると指定するかどうかの判定が行われる。そうである場合、この方法はステップ224へ進行し、そこで適切なリンク表現(たとえば、リンク表現126)が選択される。あるいは、この方法は判断ボックス226へ進行し、そこで、「変換」関係条件が、他のオブジェクトのインスタンスに変換されるあるオブジェクトのインスタンスの数が、第1および第2のオブジェクトのインスタンスのそれぞれの数に応じて決まることを必要とするかどうかの判定が行われる。そうである場合、適切なリンク表現(たとえば、リンク表現128)が選択される。ステップ228の後、方法190はステップ216で終了する。
図8に戻ると、モデル構築者は、ノード130および132で表すオブジェクトの間のリンク表現138で表す関係条件が、ノード134で表す第3のオブジェクトから影響を受ける状況をモデリングしたいことがある。本発明の一実施形態によれば、関連リンク表現138を修飾子表現136でオーバーレイすると、第3のオブジェクトが第1および第2のオブジェクトの間の関係条件に与える影響を表すことができる。第3のオブジェクトを表すノード134は、図ではさらに、リンク表現137によって修飾子表現136へ供給される。修飾子表現136は、第3のオブジェクトが関連関係条件に与える効果のタイプの指示を与える識別子を含む。たとえば、図8の場合のように、修飾子表現136は「+」記号を含むことができ、これで第3のノードが関連関係条件に対する刺激効果を有することを示すことができる。図9を参照すると、修飾子表現136aおよび136bがそれぞれ「+」記号を含み、これで第3のオブジェクト(すなわち、「ウサギの食物供給」オブジェクト)が生産に対する刺激効果を有することを、「若体ウサギ」オブジェクト・インスタンスの「成体ウサギ」オブジェクト・インスタンスによって示す。修飾子表現136は、シミュレーション・モデル150のオオカミの個体数に関して類似している状況を表現する。
本発明の一実施形態では、修飾子表現に「−」記号を含めることができ、第3のオブジェクトが1組のオブジェクトの間の関係条件に抑制効果を与えることを表現することができる。さらに修飾子表現に「=」記号を含めることができ、この記号は、第3のオブジェクトが抑制または刺激効果のいずれかを1組のオブジェクトの間の関係に与えることができ、それが第1のオブジェクト、第3のオブジェクト、または修飾子表現で表現する修飾子オブジェクトのパラメータ値に応じて決まることを示す。たとえば、第3のオブジェクトのパラメータはあるしきい値を有することができ、このしきい値の下では第3のオブジェクトが刺激効果を関係条件に与え、このしきい値の上では第3のオブジェクトが抑制効果を関係条件に与える。
このために、図12を参照する。これは、本発明の一実施形態による、あるオブジェクトが1組のオブジェクトの間の関係条件に与える影響を表現する修飾子表現を表示する方法230を示す図である。この方法はステップ232で開始し、ステップ234へ進行して、そこでシミュレーション・モデルの第3のオブジェクトのノード表現が、ユーザ入力に応答してダイアグラム・ウィンドウ内に表示される。次いでこの方法は判断ボックス236へ進行し、そこで第3のオブジェクトが、それぞれのノード表現によってダイアグラム・ウィンドウに表された2つのオブジェクトの間の関係条件に影響を与えるかどうかの判定が行われ、この関係条件は適切なリンク表現で表される。そうでない場合、この方法はステップ238で終了する。そうである場合、この方法は判断ボックス240へ進行し、そこでこの影響が抑制かどうかの判定が行われる。そうである場合、適切な識別子(たとえば「−」)を含む修飾子表現が、ステップ242で選択される。あるいは、方法230は判断ボックス244へ進行し、そこでこの影響が刺激かどうかの判定が行われる。そうである場合、適切な識別子(たとえば「+」)を含む修飾子表現が、ステップ246で選択される。あるいは、この方法は判断ボックス248へ進行し、そこでこの影響が第3のオブジェクトのパラメータの値に応じて変わるかどうかの判定が行われる。そうである場合、適切な識別子(たとえば「=」)を含む修飾子表現が、ステップ252で選択される。
上述の識別子は、もちろん例示的なものでしかなく、任意の適切な修飾子を識別子表現内に含め、下層修飾子オブジェクトの特性を知らせることができる。たとえば、「A」または「B」を含む修飾子表現を使用して、下層修飾子オブジェクトを、2つのオブジェクトの間の「許可」または「ブロッキング」関係条件(たとえば、効果または変換関係条件)として識別することもできる。
ステップ242、246または252から、方法230はステップ252へ進行し、選択した修飾子表現が、第1および第2のオブジェクトのノードの間のリンク表現上にオーバーレイされ、リンク表現が、第3のオブジェクトと修飾子表現のノード表現の間で生成される。次いで、この方法はステップ238で終了する。
修飾子表現は下層修飾子オブジェクトを表現し、これは式で表現することができる。一実施形態では、修飾子オブジェクトがシミュレーション・モデル内のパラメータの関数を含むことができる。修飾子オブジェクトを表現する式の一例を、以下の表2に提供する。
Figure 2010079931
表2において、「リンク項」式は、リンク・オブジェクト内に組み込まれて2つのオブジェクトの間の関係条件を表現する式を指す。このような式の例を、上記の表1の「関係条件(式)」の欄に示す。
パネル−選択パラメータのアクセス
図9に説明のための単純なシミュレーション・モデル150を示すが、上述の図形要素を使用して、人間生理学の一態様または複合製造システムなどの大変複雑なシステム用のモデルを生成することができることを理解されたい。このような場合、シミュレーション・モデルは数百または数千ものオブジェクトを含むことができ、各オブジェクトがいくつかのパラメータを含むことができる。シミュレーション・モデルを使用して効果的な「what−if」解析を実行するために、シミュレーション動作を実行する前にあるキー・パラメータの入力値にアクセスして観測することが有効であり、あるいはこのような動作の終了時にこれらのキー・パラメータの出力値を観測することも有効である。多数のパラメータが2つのオブジェクトの間の関係の式に含まれ、この効果を受けるので、モデル作成者は、このような関係のいずれかの側であるパラメータを検査する必要もある可能性がある。たとえば、モデル作成者は、特定のオブジェクトがいくつかの他のオブジェクトに与える効果を指定するパラメータ、およびこれらの他のオブジェクトが特定のオブジェクトに与える効果を指定するパラメータも検査したいことがある。複合モデルもサブモデルのシステムに分割されることが多く、これはソフトウェアの機能を使用するか、またはモデル作成者の慣行によってのみ行われる。したがって、モデル作成者にとって、同時に特定のサブモデル内に含まれた選択パラメータを見ることが有効である。この必要性を満たすことは、サブモデルの境界がパラメータに関して相互に排他的でない可能性があること、すなわち、単一のパラメータが多数のサブモデルに現れる可能性があることによって、複雑になる。さらに、サブモデルの境界は、モデルが発展するにつれてしばしば変化する。
モデリング・ソフトウェアを利用するモデル作成者は、モデル作成者がアクセスまたは表示したい各変数のパラメータ・ウィンドウを呼び出す必要がある可能性がある。典型的に複合モデルで起こる可能性があるように、このようないくつかのウィンドウを生成することは、直ちにGUIが混乱する結果となることを理解されたい。このような多数のパラメータ・ウィンドウを管理および表示することも不便である。
シミュレーション・モデル内でユーザ選択によるパラメータのグループを表示およびアクセスする必要性に対処するために、本発明は、モデル作成者がウィンドウまたはパネル内でパラメータ「別名」のグループを作成できる機構を提供することを提案する。このウィンドウまたはパネルは、ダイアグラム・ウィンドウと共にオーバーレイまたは表示することができ、ダイアグラム・ウィンドウとは異なるものである。本発明はさらに、モデル作成者が多数のアクセス・パネルを作成することができ、各パネルから、シミュレートされたモデル内のオブジェクトまたはオブジェクトのグループから収集された、ユーザ選択によるパラメータのグループにアクセスできることを提案する。図13は、2つのアクセス・パネル260および262の例であり、それぞれが図9の例示的シミュレーション・モデル150内のオブジェクトのユーザ選択パラメータに関する情報を含む。具体的には、アクセス・パネル260は、シミュレーション・モデル150内のオブジェクトによってモデリングされたウサギ個体数に関するさまざまなパラメータの情報を表示する。同様に、アクセス・パネル262は、シミュレーション・モデル150内のオブジェクトで表す捕食者個体数に属するパラメータに関する情報を表示する。各アクセス・パネル260および262は、4列の情報、すなわちオブジェクト列264、記号列266、作業値列268および単位列270を有する。オブジェクト列264は、ノード表現(すなわちアイコン)、およびパネル内に含まれている各パラメータのオブジェクトのテキスト説明を含む。明らかなように、パラメータを抽出することができるオブジェクトは、状態オブジェクト、関数オブジェクト、リンク・オブジェクトおよび修飾子オブジェクトを含み、それらを集合的に図3のダイアグラム・オブジェクト54として示す。記号列266は、それぞれのアクセス・パネルに含まれている各パラメータの特定の記号を含み、作業値列268は各パラメータの作業値を含む。本発明の一実施形態では、各作業値はパラメータの固定入力値を含むので、シミュレーション動作の実行による効果を受けない。別の実施形態では、作業値がパラメータの現行値を含む可能性があるので、シミュレーション動作の終了時に出力値に反映する可能性がある。この実施形態では、シミュレーション・モデル150を使用したシミュレーション動作が進行するにつれて、各パラメータについての作業値列268内に表示された作業値が変化し、継続的に更新される可能性がある。さらにユーザが、関連作業値が現れるパネル内の領域を選択することによって、列268内のパラメータの作業値にアクセスできることが重要である。次いで、ユーザがこのパラメータを変更して、シミュレーション動作を再実行することができるので、「what−if」解析の実行が特に容易になる。単位列270は、関連パラメータの単位を指定する。
図13のパネル260および262には、ユーザ選択によるパラメータのグループを共に見ることができる利点もある。パネル260および262は他のいくつかの機能をユーザに提供し、シミュレーション・モデルのユーザ・フレンドリー性を向上させる。特に、パネル内の特定のオブジェクトのアイコンを選択することによって(たとえば、ダブル・クリックすることによって)、ユーザは、関連パラメータについて、図5などのパラメータ・ウィンドウ90を呼び出すことができる。
各アクセス・パネル260および262はさらに、ナビゲーション・アイコン272および274を含む。これらのアイコンをユーザが(たとえば、ダブル・クリックすることによって)選択して、パネルの間で移動することができる。たとえば、「捕食者」パネル260が現在アクティブで表示されており(すなわち、ユーザがアクセス可能)、「ウサギ」パネル260もGUIによって定義されていると仮定すると、ユーザは「後方」ナビゲーション・アイコン272または「前方」ナビゲーション・アイコン274のいずれかを選択して、パネル262を非アクティブな状態にし、パネル260をアクティブとして表示状態にすることができ、この状態でユーザはパネル260のパラメータの作業値にアクセスすることができる。2つより多いパネルがGUIによって定義されている場合、ナビゲーション・アイコン272および274によって、これらのパネルの間のナビゲートを行う好都合かつユーザ・フレンドリな方法が得られることを理解されたい。
各パネルはリスト・アイコン276も含み、このアイコンはナビゲーション・アイコン272と274の間に位置する。ユーザがリスト・アイコン276をパネルで選択すると、GUI内に現存するすべてのパネルのリストを含むドロップ・ダウン・メニュー(図示せず)が呼び出される。このリストは現存の各パネルの名前を含むことができ、チェック・マークなどの識別子を現在アクティブなパネル名に隣接させて与えることができる。このリストから、次いでユーザが別のパネルをアクティブ・パネルに指定することができる。
各アクセス・パネル260および262は、図3のような下層パネル・オブジェクト56を表す。
図13のパネル260などのアクセス・パネルおよび関連するパネル・オブジェクト56を作成する方法、およびこのようなパネル内のパラメータにアクセスする方法を、図14を参照して記載する。この方法はステップ282で開始し、次いでステップ284へ進行し、そこでパネルがGUI内に表示される。このパネルは下層パネル・オブジェクト56を表し、これがシミュレーション・モデル内のユーザ指定パラメータの入力値の受け入れおよび格納を専用に行う。このパネルは、ユーザが適切なメニュー項目を選択すると、それに応答して表示される。ステップ286では、モデル作成者(「ユーザ」とも呼ぶ)が、オブジェクトのパラメータを、表示されたパネル内に含めるために識別する。一例示的方法によれば、モデル作成者はパラメータをパネル内に含めるように識別することができ、これを、図5のような適切なパラメータ・ウィンドウ90からパラメータの記号を使用してドラッグ・アンド・ドロップ操作を実行することによって行う。さらなる方法では、モデル作成者は、以前定義したパネルに現れるパラメータの記号を利用して、類似のドラッグ・アンド・ドロップ操作を実行することができる。再度図13を参照すると、各パネル260および262は、さらに転送アイコン278を左上隅に含むことが分かる。転送アイコン278に関するドラッグ・アンド・ドロップ操作を実行することによって、モデル作成者は、特定のパネル内のすべてのパラメータを別のパネルへ1回の操作で転送することができる。転送アイコン278には、パネルの複製物を比較的容易に作成することができる利点がある。このとき図14を参照すると、ステップ288で、パラメータが属するオブジェクトのアイコンおよび名前、パラメータの記号、パラメータの作業値およびパラメータの単位が、アクセス・パネル260および262に関して上述したようにパネル内に表示される。ステップ290では、少なくとも1つのパラメータの値が、そのパラメータの作業値としてパネルを介して受け取られる。一実施形態では、作業値はパネル内で維持される入力値であり、シミュレーション動作の実行による効果は受けない。もちろん、モデル作成者がこの方法でパネル内のいかなる数のパラメータの値も入力できることを理解されたい。ステップ292では、値がステップ290でパネルを介して入力されることに応答して、入力された値が適切なパラメータに割り当てられる。ステップ294では、次いでユーザがシミュレーション動作を開始し、パラメータに割り当てられた値が、シミュレーション・モデルによってシミュレーション動作の実行における入力値として利用される。一実施形態では、作業値がシミュレーション動作の実行に応答して変更されることはない。しかし、代替実施形態では、シミュレーション動作中および/またはその完了時に、パネル内に含まれたパラメータの出力値を、ステップ196で、任意選択で作業値列268に表示することができる。次いで
、このメソッドはステップ298で終了する。
パラメータの1組に対するレイヤー格納値
図5を参照して上述したように、シミュレーション・モデル内の各オブジェクトの各パラメータは、それらに関連付けられた3つの値、すなわち作業値、ベースライン値および比較値を有することができる。これらの値は、関連パラメータのパラメータ・ウィンドウ90の設定セクション96に表示される。シミュレーション・モデル内のすべてのパラメータの作業、ベースラインおよび比較値の集まりは、作業、ベースラインおよび比較基礎と呼ぶのが都合がよい。図5を参照して上述したように、モデル構築者は典型的に、シミュレーション・モデルが構築されるときに、ベースライン基礎を構成するベースライン・パラメータ値を指定する。
図9のシミュレーション・モデル150を一例に取ると、(ベースライン関数の)特定の組のベースライン・パラメータ値が、特定のモデル・シナリオまたは条件を表現できる。たとえば、ノード162および164でそれぞれ表す「成体オオカミ」および「若体オオカミ」オブジェクトに関連付けられたパラメータは、捕食者がオオカミからなるシナリオを表現することができる。しかし、異なる組の値を関連パラメータに割り当てることによって、捕食者がコヨーテからなるシナリオを表現し、モデリングすることができる。したがって、特定の組のパラメータの1組の値が、特定のモデル・シナリオに対応する可能性があることを理解されたい。このような組のパラメータは、モデルを構成するための「マクロ」とみなすことができる。ユーザが都合よくシミュレーション・モデル内のあるシナリオの代りに別のシナリオを使用する(たとえば、オオカミ捕食者シナリオの代りに、コヨーテ捕食者シナリオを使用する)ことができるようにするため、本発明は、モデル作成者がパラメータ「別名」のグループ化を作成できる機構を提案し、これを「レイヤ」と呼ぶのが都合がよい。各レイヤは1組のパラメータ値を含み、これを、ベースライン基礎内の1組のパラメータ値の代りに使用することができる。図13および図14を参照して上述したパネルと対照的に、レイヤは、ベースライン値から離れた場所に格納されている1組のパラメータ値を含み、ユーザが1つまたは複数のレイヤおよびベースライン値に含まれた値の間で切り替えることができるようにする。
図15を参照する。これは、ベースライン・レイヤ302を含むベースライン基礎300の線図表現の図であり、所定の組のパラメータについての1組のベースライン値を含む。ベースライン・レイヤ302は、図では3つのレイヤ304から308のいずれか1つと置換することができ、各レイヤが所定の組のパラメータについての1組の代替値を含む。
各レイヤ304から308は、それぞれに関連付けられた各レイヤ・パネル310から314を有し、これによってモデル作成者がそれぞれのレイヤを構築し、次いで関連レイヤに含まれたさまざまなパラメータに帰属する値を見ることができる。各レイヤ・パネル310から314は、外観およびレイアウトが図13のアクセス・パネルと類似しているが、これらのレイヤ・パネルの目的および機能は基本的にアクセス・パネルのものとは異なる。このとき図16を参照する。これは、例示的レイヤ・パネル310および312を示す図である。各パネル310および312は、以下のものを含む。
(1)オブジェクト列320、これらのそれぞれのパラメータが属するオブジェクトのアイコンおよびテキスト識別子を含む。
(2)記号列322、このパネルに含まれている各パラメータの記号を含む。
(3)レイヤ値列324、このパネルの各パラメータのレイヤ値を含む。
(4)単位列326、それぞれのレイヤ値を表現する単位を示す。
モデル作成者は、アクセス・パネルを構築するために利用したものと同じ方法で、パラメータをレイヤ・パネル内に含めることができる。図16のレイヤ・パネル310および312はそれぞれ同一組のパラメータを含むが、各レイヤ・パネル310および312は異なるレイヤ値をこれらの各パラメータに帰属させることに留意されたい。特に、レイヤ・パネル310は値を関連パラメータに帰属させ、捕食者がオオカミからなる図9のシミュレーション・モデル150内のシナリオをモデリングする。同様に、レイヤ・パネル310は値を関連パラメータに帰属させ、捕食者がコヨーテからなる図9のシミュレーション・モデル150内のシナリオをモデリングする。たとえば、パネル310はオオカミを、240ヵ月の推定寿命を有するものと指定し、パネル312はコヨーテを、180ヵ月の推定寿命を有するものと指定する。同様に、コヨーテの生殖率がオオカミの生殖率より高いものとして指定され、若体オオカミが成体に成長するために要する時間も、若体コヨーテが成長するために要する期間より長いものとして指定される。各レイヤ・パネルは、図3のような下層レイヤ・オブジェクト58を表す。
図17は、コンフィギュレーション・パネル330で、これを利用してレイヤをシミュレーション・モデル内で適用および非適用することができる。特に、コンフィギュレーション・パネル330はレイヤ選択セクション332を含み、これはシミュレーション・モデルに適用可能なレイヤをリストする。適用アイコン334(すなわち「+」アイコン)および非適用336(すなわち「−」アイコン)を利用して、ユーザはレイヤをシミュレーション・モデルに適用したり、しなかったりすることができる。ユーザが適用または非適用を選択できるレイヤはリスト・セクション337にリストされ、図示の例ではレイヤがリストされていない。しかし、いかなる数のレイヤ・パネルもリスト・セクション337内に挙げることができることを理解されたい。コンフィギュレーション・パネル330はさらに基礎セクション338を含み、これを使用して、作業、ベースラインまたは比較基礎を、選択レイヤがオーバーライドする基礎として選択することができる。期間セクション340では、ユーザが、シミュレーション・モデルによるシミュレーション動作が実行される期間を指定することができ、デルタ時間(dt)セクション342では、ユーザが、期間セクション340で指定された期間中にシミュレーション・モデルが進行する時間増分を指定することができる。格納セクション344では、ユーザが、シミュレーション・モデル内のパラメータの値が格納される時間増分を指定することができる。図示の例では、シミュレーション・モデルが5000時間の期間中に1時間の増分で実行し、シミュレーション・モデルのパラメータの値が10時間の増分毎に格納される。
図18は、本発明の一実施形態による、シミュレーション・モデル内でオブジェクトを管理する方法350を示すフローチャートである。この方法はステップ352で開始し、次いでステップ354へ進行し、そこでシミュレーション・モデル内のオブジェクトのパラメータの第1の組の値が格納される。モデル構築者は典型的に、これらの初期値を元のモデルを構築する際に指定する。ステップ356では、典型的にはユーザの指示に応答して、レイヤ・パネルがGUI内に表示される。たとえば、ユーザがドロップ・ダウン・メニューからメニュー項目を選択して、レイヤ・パネルを作成することができる。レイヤ・パネルがGUI内に表示された後、ステップ358で、シミュレーション・モデルの少なくとも1つのパラメータが、レイヤ・パネル内に含めるために識別される。これは、図14のフローチャートを参照して上述したように、パラメータをアクセス・パネル内に含める方法と同じ方法で行うことができる。ステップ360では、ステップ358のユーザによるパラメータ識別に応答して、オブジェクトおよびパラメータ識別子、および選択パラメータの第1の値が、レイヤ・パネル内に表示される。次いでステップ362では、ユーザが、選択パラメータの第2(代替)の値を、レイヤ・パネルのレイヤ値列324内の適切なブロックに入力する。ステップ364では、コア・プログラム52がレイヤ・オブジェクト58を作成し、選択パラメータの第2の値を(たとえば、ハード・ディスク上で)、選択パラメータの第1の値を格納する場所とは別々に格納する。したがって、選択パラメータの初期値を再呼び出しすることができ、この値は上書きされない。ステップ366では、シミュレーション・モデル内で、第1の値の組または代替値の組(たとえば、第2の値の組)のいずれかをユーザが使用するために選択する。コンフィギュレーション・パネル330を使用して、ユーザはシミュレーション・モデル内のレイヤを適用または非適用にすることによって異なるシナリオをモデリングし、「what−if」解析を容易かつ都合のよい方法で実行することができる。ステップ368では、次いでユーザが、選択した組(またはレイヤ)のパラメータ値を含むシミュレーション・モデルを利用して、シミュレーション動作を実行する。これは、コンフィギュレーション・パネル330に設けられた「実行」アイコン339を選択することによって行う。次いで、方法350はステップ360で終了する。
モニタ
本発明はさらに、シミュレーション・モデル内のパラメータを直観的かつ有効な方法で監視できる機構を提案する。本発明の一実施形態では、提案する機構が、シミュレーション・モデル内のオブジェクトのパラメータの間の特定の関係を表す変換曲線を見るために特に有効である。変換曲線は、典型的には、パラメータが係数を含む式の平面図である。あるいは、この曲線をある他の方法、たとえば実験によって決定することができ、次いでこの曲線を利用して関連パラメータの間の関係を表すことができる。このとき図9、図19を参照する。図19はモニタ・パネル380および382であり、シミュレーション・モデル150内のウサギおよび捕食者の個体数についてのそれぞれの食物供給と生殖の間の関係を表す曲線を描くものである。モニタ・パネル380および382で描かれた曲線によって表現された食物供給および生殖パラメータの間の関係は、図9の修飾子表現136aおよび136bで表す修飾子オブジェクト内で実施される。
各モニタ・パネル380および382は、ヘッダ384およびオブジェクト識別子386を含み、このオブジェクト識別子は、それぞれのモニタ・パネルに表現された変換を実施するオブジェクトを識別する。したがって、各モニタ・パネル380および382は、この位置にあるそれぞれの修飾子アイコンを示す。各オブジェクト識別子386は、上述のアクセスおよびレイヤ・パネルの場合と同様の挙動を示し、このアイコンをダブル・クリックすることによって、ダイアグラム・ウィンドウ内の対応するオブジェクト識別子(またはアイコン)をダブル・クリックすることによる場合と同じ結果が出る。
各モニタ・パネル380および382はさらに、Xパラメータ識別子388およびYパラメータ識別子390を含み、これらが、描かれた変換のXおよびY入力パラメータをそれぞれ識別し、所与の時点のこれらの各パラメータの現行数値も表示する。モニタ線392も、これらの各モニタ・パネル380および382内に設けられ、描かれた変換内のX入力パラメータ値を識別する。モニタ・パネルをさらなるチャート・パネルと共に使用して、図20aおよび図20bを参照して以下に記載するように、さまざまなパラメータの相互作用をグラフィカルな方法かつ統合された方法で監視することができる。たとえば、ユーザはこのように、成体ウサギの個体数の増加が捕食者の生殖率に与える効果をグラフィカルな方法で監視することができる。この機能は特に、非線形関数を含む動的モデルを開発するために有効である。これは、モデルの挙動(たとえば、モデル・パラメータ値対時間の平面図で観測したもの)におけるイベントを非線形関数のある変域から別の変域への変化と相関させようとする場合に、しばしば有効であるからである。たとえば、ユーザは、S字状の関数の飽和点の非線形性がパラメータの出力値の一時的安定状態の原因であるかどうかを判定したいことがある。特に、描かれた関数のXパラメータ出力値がS字状の飽和領域に移動する(すなわち、Xが飽和点Xsaturationを超えるときに、従属のパラメータ値Yが漸近的に最大値Ymaxに接近する)と同時に、出力パラメータ値が変化をやめ、ある時間間隔中に一定のままである場合、このような原因−結果関係を識別することができる。Xがモデルの入力パラメータ値である(すなわち、時間で変化しない)と仮定すると、単にX出力パラメータ値対時間の平面図を見て、それを出力パラメータ値の対象の期間中のXsaturationと比較することのみが必要である。このプロセスは、Xsaturationなどのある臨界値が関数になく、関数の変域の間でなめらかな移行があるときに、はるかにより困難になることを理解されたい。ユーザが多数のイベントまたは多数の非線形関数を相関させようとしているとき、または関数が時間で変化するパラメータ(たとえば、Xsaturation)によってのみ定義されるのではなく、少なくとも部分的には、時間と共に変動するモデル・パラメータ値によって定義されるときにも、困難さが増大する。この場合、無関係の出力パラメータ値Xが時間と共に変化しているだけでなく、変換曲線も時間と共に変化している。
上述で識別した必要性に対処するため、本発明は、非線形関数を選択Xパラメータ出力値の指定の変域にわたって、第1のグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)要素を描く図19のようなモニタ・パネルの形式で作成し、第2のグラフィカル・ユーザ・インタフェース要素(GUI)を、時間に対する少なくとも1つのさらなるモデル・パラメータ値を描く図20aのようなチャート・パネル402の形式で作成することを提案する。モニタ・パネルをチャート・パネルと共に利用すると、統合された様式で、XおよびYパラメータの出力値を非線形曲線図で(グラフィカルおよび直接的に)監視し、同時に、特定の時点のさらなる従属パラメータ値の値をチャート・パネルで観測することが可能である。モニタ線392は、シミュレーション・モデルが時間を通じて前進するにつれて、または時間パラメータがある値に帰属されるにつれて、モニタ・パネルの曲線図によって表現された関数の「アニメーション」も提供する。
本発明の別の実施形態では、Yパラメータ出力値を、シミュレートされたモデルのXパラメータ値および1つまたは複数のさらなるパラメータ値の関数として表現することができるので、モニタ・パネル内に描かれた曲線は、シミュレーション動作中に時間が変化するにつれて変動することができる。
本発明の上述の態様を例示するため、図20aおよび図20bを参照する。これは、図9のシミュレーション・モデル150を図示するGUI400の画面印刷である。GUI400は、図ではダイアグラム・ウィンドウ401を含み、これがチャート・パネル402、モニタ・パネル404およびコンフィギュレーション・パネル330でオーバーレイされている。コンフィギュレーション・パネル330から明らかなように、単一のレイヤがシミュレーション・モデルすなわち「オオカミ」レイヤ内に適用されている。チャート・パネル402は、「若体捕食者」および「成体捕食者」パラメータを共に経時的に描き、モニタ・パネル400は、「捕食者の食物供給」および「生殖調節」パラメータの間の関係を定義する曲線を表示する。まず図20aを参照すると、チャート・パネル402内で示すように、シミュレーション動作は74.6ヵ月進行しており、この時間が時間線398で示される。チャート・パネル402の「若体捕食者」パラメータは、シミュレーション動作内のこの時間の直後にピークとなることが明らかである。このピークを、食物供給(すなわち、ウサギの個体数)における、捕食者の新しい出生を維持することができないレベルへの低下に帰属させることができる。モニタ・パネル400は、この時間のそれぞれのXおよびYパラメータ値(すなわち、「捕食者の食物供給」および「生殖調節」パラメータ値出力)を、描かれた曲線の点と交差するモニタ線392を利用して図示する。図20aのように、Yパラメータ出力値はこの時間に「安定状態に達した」状態であり、出生率が最大である(すなわち、出生率が飽和状態になっている)ことを示す。このとき図20bを参照すると、GUI400はシミュレーション動作の76.8ヵ月に入っており、したがって時間線398は、「成体捕食者」パラメータのピークを超えて前進している。モニタ線392も、図では左側に後退しており、したがってXパラメータ出力がこのとき顕著な影響を関連Yパラメータ出力に与えないことを示す。特に、食物供給レベルにおける低下の効果、および結果として生じる捕食者の出生低下が、モニタ・パネルで反映される。正味効果は、捕食者の出生率がゼロに低下し、若体捕食者の数が成体捕食者へ成長するにつれて低下し、成体捕食者の個体数が上昇を続けるが、次いで安定状態に達し始めることである。
このとき図21aを参照する。これは、本発明の一実施形態による、シミュレーション・モデル内のパラメータを監視する方法410の図である。方法410はステップ412で開始し、次いでステップ414へ進行し、そこでシミュレーション・モデル内のオブジェクトの第1および第2のパラメータの間の関係関数が定義される。たとえば、この関係を数式として表現することができ、あるいは実験によって識別することができる。本発明の一実施形態では、第1および第2のパラメータの間の関係条件が、非線形変換として表現される。次いで、方法410はステップ416へ進行し、そこで第1のグラフ図がモニタ・パネル内で生成され、この第1のグラフ図は第1および第2のパラメータの間で定義された関係関数を図示する。次いで、方法410はステップ418へ進行し、そこで第2のグラフ図がチャート・パネル内で生成され、この第2のグラフ図は時間に対する第3のパラメータ値を描く。ステップ420では、シミュレーション動作が、第1、第2および第3のパラメータを含むシミュレーション・モデルを利用して実行される。ステップ422では、第1および第2のパラメータのそれぞれの値が第1のグラフ図内に示され、第3のパラメータの対応する値が第2のグラフ図に示される。上述のように、第1、第2および第3のパラメータの値は、モニタおよび時間線392および398をそれぞれ使用して示すことができる。次いで、方法410はステップ423で終了する。
本発明の代替実施形態では、第1のグラフ図が3つのパラメータの間の関係を表現することができ、モニタ・チャートのX軸を2つのパラメータの関数にすることができる。この場合、モニタ・パネルの平面図は、シミュレーション動作中に時間が進行するにつれて変動する。
図21bは、シミュレーション・モデル内のパラメータを監視する、さらなる方法424を示す。方法424はステップ425で開始し、次いでステップ426へ進行し、そこでシミュレーション・モデル内のオブジェクトの第1および第2のパラメータの間の所定の関係関数が、たとえば数式として定義される。ステップ427では、第1および第2のパラメータの間で定義された関係関数の第1のグラフ図が生成される。ステップ428では、第3のパラメータ出力値対時間の第2のグラフ図が、チャート・パネル内で生成される。ステップ429では、第1、第2または第3のパラメータのいずれかの出力値が指定される。たとえば、ユーザは、モニタ・パネル内のモニタ線392を特定の場所へ進めるかあるいは後退させることによって、第1および第2のパラメータ出力値を指定することができる。あるいは、ユーザは、第2のグラフ図で時間値を指定し、このようにして第3のパラメータの出力値を指定することができる。
ステップ430では、第1および第2のパラメータのそれぞれの出力値が、モニタ・パネル内の第1のグラフ図に示される。たとえば、モニタ線392を進めるかあるいは後退させて、第1および第2のパラメータの出力値を示すことができる。統合された様式で、第3のパラメータの出力値が、たとえば第2のグラフ図の場所をグラフィカルに強調表示することによって、類似の方法で第2のグラフ図に示される。このように、指定した出力値に対応する第1、第2または第3のパラメータの出力値が示される。次いで、この方法はステップ431で終了する。
図21aを参照して上述した方法410が時間駆動であり、第1、第2または第3のパラメータについて示された出力値が、時間の経過によって、あるいは選択した時間値を時間パラメータへ帰属させることによって駆動されることを理解されたい。対照的に、図21bを参照して上述した方法424はパラメータ駆動であり、第1、第2または第3のパラメータの出力値が、第1、第2または第3のパラメータのいずれかの指定出力値によって決定される。
例示的シミュレーション・モデル
図22は、さらなる例示的シミュレーション・モデル430であり、これは図6ないし図8の図形要素および表記を利用して構築され、再度、捕食者−被食者系をモデリングする。シミュレーション・モデル430の機能は、上述のさまざまな図形要素に帰属する意味を利用して、容易に確認することができる。
図23はGUI440であり、シミュレーション・モデル430が表示されるダイアグラム・ウィンドウ442を含む。GUI440はさらに第1のアクセス・パネル444を含み、これはシミュレーション・モデル430内の捕食者(すなわち、オオカミ)の出生および死亡率に関するパラメータ情報およびパラメータの作業値を含む。アクセス・パネル444をさらにアクティブな状態で示す。第2のアクセス・パネル446は、図では、シミュレーション・モデル430内の捕食者および被食者の開始個体数に関する、パラメータ識別およびパラメータの作業値を含む。アクセス・パネル446をさらに非アクティブな状態で示す。それぞれのアクセス・パネル444および446に図示したパラメータをグループ化することによって、関連パラメータ値のアクセスおよび表示が簡素化され、好都合になることを理解されたい。
図24はGUI450であり、シミュレーション・モデル430が再度表示されるダイアグラム・ウィンドウ452を含む。GUI450はレイヤ・パネル454を含み、これは、シミュレーション・モデル430内の捕食者を「丈夫な」オオカミであると特徴付けるパラメータ識別情報およびレイヤ値を表示する。GUI440はさらにレイヤ・パネル456を含み、これはシミュレーション・モデル430内の捕食者を「軟弱な」オオカミであると特徴付けるパラメータ識別情報およびレイヤ値を表示する。コンフィギュレーション・パネル460もGUI450に含まれ、レイヤ・セクション462を含む。このセクションでは、レイヤ・パネル456で表すレイヤ(すなわち、「軟弱な」オオカミ・レイヤ)が、適用または選択されたレイヤとなっている。したがって、レイヤ・パネル456内のレイヤ値は、シミュレーション・モデル430を利用したシミュレーション動作の実行についての関連パラメータに帰属する。
コンピュータ・システム
図25は、コンピュータ・システム500の線図表現であり、この内部で、上述の方法を実行し、本発明の教示によるGUIを生成するソフトウェアが動作することができる。コンピュータ・システム500はプロセッサ502、メイン・メモリ503およびスタティック・メモリ504を含み、これらはバス506を介して通信する。このシステム500はさらに、図ではビデオ・ディスプレイ・ユニット508(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)または陰極線管(CRT))を含み、本発明によるGUIをここに表示することができる。コンピュータ・システム500は、英数字入力デバイス510(たとえば、キーボード)、カーソル制御デバイス512(たとえば、マウス)、ディスク・ドライブ・ユニット514、信号生成デバイス516(たとえば、スピーカ)およびネットワーク・インタフェース・デバイス518も含む。ディスク・ドライブ・ユニット514はコンピュータ可読媒体515を含み、ここに、上述の各方法を実行し、本発明を含むさまざまなGUI要素を生成するソフトウェア520が格納される。ソフトウェア520は、図では、完全または少なくとも部分的にメイン・メモリ503内および/またはプロセッサ502内にも存在する。ソフトウェア520は、さらにネットワーク・インタフェース・デバイス518を介して送信または受信することができる。本明細書の目的のため、「コンピュータ可読媒体」という用語は、本発明の方法を実行するための命令のシーケンスを格納またはエンコードすることができるいかなる媒体も含むものであり、光および磁気ディスク、および搬送波信号を含むものであるが、それだけに限定されるものではない。
このように、シミュレーション・モデル内のオブジェクトを管理する方法を記載した。本発明を、特定の例示的実施形態を参照して記載したが、さまざまな修正および変更を、本発明のより広い精神および範囲から外れることなく、これらの実施形態に行うことができることが明らかであろう。したがって、本明細書および図面は、制限的な意味でなく例示的な意味としてみなされるものである。

Claims (1)

  1. 本明細書に記載の方法。
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