JP2010075299A - 演出内容記録装置、遊技媒体貸出装置、演出内容記録方法、および演出内容記録プログラム - Google Patents

演出内容記録装置、遊技媒体貸出装置、演出内容記録方法、および演出内容記録プログラム Download PDF

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雄一 庄田
Eisuke Yamashita
英祐 山下
Naoyuki Watanabe
直幸 渡辺
Hiroyasu Ito
尋康 伊藤
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Abstract

【課題】遊技機からの特殊な信号や情報を用いることなく、演出内容の記録および出力をおこなうこと。
【解決手段】遊技媒体貸出装置220は、記録部501と、受信部502と、算出部503と、特定部504と、記録制御部505と、出力部506とを備える。記録部501は、遊技機ごとの演出内容と、図柄変動時間とを対応付けたテーブルの情報を予め記録する。受信部502は、遊技機から、始動入賞信号、または図柄確定信号を受信する。算出部503は、始動入賞信号または図柄確定信号に基づいて、図柄変動時間を算出する。特定部504は、図柄変動時間を用いて、リーチテーブルからリーチ演出内容を特定する。記録制御部505は、演出内容の情報を記録部501に記録させる。出力部506は、記録部501に記録された演出情報を出力する。
【選択図】図5

Description

この発明は、ぱちんこ遊技機などの遊技機のうち、図柄を変動させて遊技をおこなう遊技機の演出内容を記録する、演出内容記録装置、遊技媒体貸出装置、演出内容記録方法、および演出内容記録プログラムに関する。
従来、ぱちんこ遊技機を配置した遊技場などにおいては、遊技機に隣接して遊技媒体貸出装置を設置している。この遊技媒体貸出装置は、主に、遊技球などの遊技媒体を貸し出すためのものである。近年の遊技媒体貸出装置としては、遊技媒体貸出装置に液晶モニタを設け、当該液晶モニタに、会員情報、遊技履歴情報、テレビ画面、広告等を表示するようにした技術が提案されている(下記、特許文献1参照。)。
特開2003−284864号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、遊技機から送出される、大当たり回数、スタート回数、アウト玉数およびセーフ玉数などに基づく差球データ(収支金額)、機種ごとの遊技時間などの遊技履歴情報を表示することはできるものの、遊技機から送出されない、遊技において発生した演出内容については表示することができないといった問題があった。
また、近年の遊技機は、演出において多彩な画面演出の内容が用意されている。遊技機において、このような多彩な画面演出が用意されているにもかかわらず、遊技履歴情報には演出内容を含めることができず、すなわち、演出内容をリプレイ表示させるなど、遊技機の画面演出を有効に活用することができないといった問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、遊技機の画面演出を有効に活用することのできる演出内容記録装置、遊技媒体貸出装置、演出内容記録方法、および演出内容記録プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる演出内容記録装置は、遊技機ごとの演出内容と、演出をおこなう際の図柄変動時間とを対応付けたテーブルの情報を予め記録する記録手段と、遊技機から、遊技球が始動入賞口に入賞した際に送信される始動入賞信号、または図柄が確定した際に送信される図柄確定信号を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記始動入賞信号または前記図柄確定信号に基づいて、図柄変動時間を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された図柄変動時間を用いて、前記テーブルから演出内容を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された演出内容の情報(以下「演出情報」という)を前記記録手段に記録させる記録制御手段と、
前記記録制御手段の制御により前記記録手段に記録された演出情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、始動入賞信号または図柄確定信号に基づいて、演出内容を特定し、当該演出内容を記録および出力することができる。
また、上記発明において、前記出力手段は、前記記録手段に記録された前記演出情報を閲覧可能に再生出力させる再生出力手段を備えるようにしてもよい。
この発明によれば、記録した演出内容を動画によるリプレイ表示として出力することができる。
また、上記発明において、前記演出情報は、リーチ演出情報またはリーチ演出を予告する予告演出内容の情報(以下「予告情報」という)を含み、前記記録制御手段は、前記リーチ演出情報または前記予告情報を前記記録手段に記録させ、前記再生出力手段は、前記リーチ演出情報または前記予告情報を再生出力するようにしてもよい。
この発明によれば、リーチ演出内容および予告演出内容を特定し、当該演出内容を記録および出力することができる。
また、上記発明において、前記受信手段は、前記遊技機から、大当たりが発生した際に送信される大当たり信号を受信し、前記記録制御手段は、前記大当たり信号に基づき、大当たりに至るまでの前記演出情報を前記記録手段に記録させ、前記再生出力手段は、大当たりに至るまでの前記演出情報を再生出力するようにしてもよい。
また、上記発明において、前記再生出力手段は、大当たりが発生した直後に、大当たりに至るまでの演出情報を再生出力させるようにしてもよい。
これらの発明によれば、大当たりに至るまでのリーチ演出内容をリプレイ表示することができる。
また、この発明にかかる遊技媒体貸出装置は、上記に記載の演出内容記録装置を備えることを特徴とする。
この発明によれば、新たに演出内容記録装置を設ける必要がなく、遊技機に対応して設けられている遊技媒体貸出装置を演出内容記録装置として用いることができる。すなわち、遊技媒体貸出装置が、始動入賞信号または図柄確定信号に基づいて、演出内容を特定し、当該演出内容を記録および出力することができる。
また、この発明にかかる演出内容記録方法は、遊技機ごとの演出内容と、演出をおこなう際の図柄変動時間とを対応付けたテーブルの情報を予め記録する記録部を備えた演出内容記録装置の演出内容記録方法であって、遊技機から、遊技球が始動入賞口に入賞した際に送信される始動入賞信号、または図柄が確定した際に送信される図柄確定信号を受信する受信工程と、前記受信工程にて受信した前記始動入賞信号または前記図柄確定信号に基づいて、図柄変動時間を算出する算出工程と、前記算出工程にて算出された図柄変動時間を用いて、前記テーブルから演出内容を特定する特定工程と、前記特定工程にて特定された演出内容の情報(以下「演出情報」という)を前記記録部に記録させる記録制御工程と、を含むことを特徴とする。
また、この発明にかかる演出内容記録プログラムは、上記演出内容記録方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
これらの発明によれば、始動入賞信号または図柄確定信号に基づいて、演出内容を特定し、当該演出内容を記録することができる。
本発明によれば、遊技機からの特殊な信号や情報を用いることなく、演出内容を特定し、当該演出内容を記録および出力することができる。したがって、遊技機の図柄変動に伴う演出内容を、再度表示することができ、よって、遊技機に用意されている演出内容を有効活用することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる演出内容記録装置、遊技媒体貸出装置、演出内容記録方法、および演出内容記録プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(演出内容収集システムのシステム構成)
まず、本実施の形態にかかる演出内容収集システムのシステム構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる演出内容収集システムのシステム構成図である。図1において、演出内容収集システム100は、管理サーバ110と、複数の遊技場としてのホールH−1〜H−n(以下「ホールH」という)と、クライアント端末130とを備えている。管理サーバ110と、複数のホールコンピュータ120と、クライアント端末130とは、それぞれインターネット、LANおよびWANなどのネットワークを介して接続されている。
管理サーバ110は、遊技者ごとに、遊技者が遊技によって発生させたリーチ演出内容を含む遊技履歴情報を格納する。格納する遊技履歴情報は、ホールH別としてもよいし、全てのホールHの累計としてもよい。また、管理サーバ110は、たとえば、遊技者が遊技によって発生させたリーチ演出内容に応じて提供するサービスとしての配信可能なコンテンツなども格納している。
ホールHには、ホールH内の各コンピュータ装置を管理するホールコンピュータ120が配置される。ホールコンピュータ120には、PC(Personal Computer)が用いられ、遊技者が遊技によって発生させたリーチ演出内容を含む遊技履歴情報を格納したり、当該リーチ演出内容の情報を管理サーバ110へ送信したりする。遊技履歴情報は、たとえば、遊技者の識別情報に紐付けられて格納されている。また、ホールコンピュータ120は、遊技者の識別情報に紐付けて、遊技者の年齢、住所、性別などの属性を格納している。
クライアント端末130は、たとえば、遊技者が所有する自宅のPCや、携帯電話端末など、管理サーバ110に接続可能なコンピュータ装置である。遊技者は、クライアント端末130を用いて、遊技者が遊技によって発生させたリーチ演出内容に基づくサービスの提供を受けることが可能になっている。ここでいうサービスは、たとえば、コンテンツの配信によるサービスである。
(遊技システムのシステム構成)
つぎに、図2を用いて、ホールHにおける遊技システムのシステム構成について説明する。図2は、ホールHにおける遊技システムのシステム構成図である。図2において、遊技システム200は、ホールコンピュータ120と、複数の遊技機210−1〜210−n(以下「遊技機210」という)と、複数の遊技媒体貸出装置220−1〜220−n(以下「遊技媒体貸出装置220」という)と、呼出ランプ230−1〜230−n(以下「呼出ランプ230」という)とを備え、それぞれを有線または無線にて接続したものである。
遊技機210は、ホールHに設置される、ぱちんこ遊技機である。この遊技機210は、リーチ演出をおこなう遊技機であり、いわゆるデジパチタイプのものである。デジパチタイプの遊技機210は、具体的には、始動入賞口と、液晶や役物などの図柄表示部と、大入賞口などの可動入賞部を備え、始動入賞口への入賞を起点に図柄や役物による演出がおこなわれ、大当たりとなった際には可動入賞部が所定回数開放する機種を指す。
図柄表示部には、図柄の変動および停止図柄が表示される。遊技球が始動入賞口に入賞することにより、図柄表示部には、たとえば、3つの図柄が変動するとともに、それぞれ、7,3,5のように確定した図柄が停止した状態で表示される。3つの図柄が7,7,7のように揃うと、可動入賞部が所定回数開放し、大当たり状態となる。3つの図柄のうち、7,7のように2つが揃った状態では、所定の演出がおこなわれるリーチ演出となる。リーチ演出は、たとえば、通常のノーマルリーチから、期待度が高く、図柄変動所要時間の長いスーパーリーチに発展する。
また、遊技機210は、遊技の進行に伴って発生する遊技情報を遊技媒体貸出装置220に送信する機能を有している。遊技情報は、遊技球の始動入賞、図柄の変動開始、図柄の確定、大当たりの発生、確率変動状態の発生、スタート回数などを示す情報などのほか、発射された遊技媒体の数(アウト玉数)や、遊技機210が払い出した遊技媒体の数(セーフ玉数)などを示す情報である。なお、遊技機210が送信する遊技情報には、リーチ演出内容の情報は含まれない。
遊技媒体貸出装置220は、それぞれ隣接する遊技機210と一対一で設置/接続されており、遊技機210の遊技に使用される遊技球などの遊技媒体を貸し出すコンピュータ装置である。なお、遊技媒体貸出装置220は、本発明の演出内容記録装置に相当する。具体的には、遊技媒体貸出装置220は、遊技機210から送信される始動入賞信号または図柄確定信号に基づいて、遊技において発生した演出内容を特定して記録する機能を有している。
また、遊技媒体貸出装置220は、遊技者が所持する会員カードの識別情報を読み込んだり、隣接する遊技機210の種別を特定するための機種情報を遊技機210から読み込んだりするとともに、識別情報、機種情報、遊技情報、演出内容を含む遊技履歴情報をそれぞれ紐付けて、ホールコンピュータ120に送信する機能を有している。また、遊技媒体貸出装置220は、演出内容の情報を呼出ランプ230へ送信する機能を有している。
本実施の形態においては、遊技媒体貸出装置220によって本発明の演出内容記録装置を実現しているが、これに限られるものではなく、遊技機210ごとに設置される台コンピュータによって本発明の演出内容記録装置を実現することも可能であるし、呼出ランプ230によって本発明の演出内容記録装置を実現することも可能である。
呼出ランプ230は、遊技機210の上部に、遊技機210と一対一で設置/接続されており、遊技機210から送信される大当たり信号や確変(確率変動)遊技中を示す信号などに基づいて、所定の色に点灯したり点滅したりする。なお、呼出ランプ230は、このような信号のほかにも、呼出ランプ230の前面に設けられている所定のボタンが遊技者によって押下されることにより、店員を呼び出すための所定の色に点灯したり点滅したりする。
(遊技媒体貸出装置220の外観)
つぎに、図3を用いて、本実施の形態にかかる遊技媒体貸出装置220の外観について説明する。図3は、遊技媒体貸出装置220の一例を示す外観図である。図3において、遊技媒体貸出装置220は、紙幣投入口301と、ディスプレイ302と、操作ボタン303と、会員カード投入口304と、精算コイン投入口305と、精算コイン返却口306と、第1のアンテナ307と、第2のアンテナ308と、液晶ディスプレイ309とを備えている。
紙幣投入口301は、遊技媒体の借り入れに使用される紙幣の投入を受け付ける。ディスプレイ302は、紙幣投入口301に投入された紙幣の投入金額やポイント情報などを表示する。操作ボタン303は、機能設定に関する各種の入力や遊技者による暗証番号入力などを受け付ける。
会員カード投入口304は、遊技場の会員に対して発行される会員カードの挿入を受け付け、また、挿入された会員カードの返却をおこなう。精算コイン投入口305は、たとえば、会員以外の遊技者、いわゆるビジターである遊技者が使用する精算コインの投入を受け付ける。精算コイン返却口306は、遊技終了時などに、残額のある精算コインを返却する。
第1のアンテナ307は、会員カード投入口304と精算コイン投入口305との間の装置内部に配設されており、会員情報などを読み取る。この第1のアンテナ307は、会員カード投入口304に挿入された会員カード、および精算コイン投入口305に投入された精算コインから電波を受信する機能を有している。
第2のアンテナ308は、装置本体に配線されており、遊技機内部の部品に貼付された非接触ICタグの近傍に取り付けられ、非接触ICタグからの電波を受信する機能を有している。第2のアンテナ308が受信する非接触ICタグからの電波を用いることにより、遊技機210の機種を特定することが可能になっている。この第2のアンテナ308は、新台入れ替え時などにおいて、遊技機210が入れ替えられると、非接触ICタグの近傍から取り外され、入れ替えられた遊技機Mの非接触ICタグの近傍に再度取り付けられる。
液晶ディスプレイ309は、ガイドレール309aが設けられており、当該ガイドレール309aと遊技媒体貸出装置220の筐体に設けられた不図示のガイドレールとで構成されるスライド機構により、収納自在にスライドする構成になっている。この液晶ディスプレイ309は、たとえば、テレビ映像、当日や前日などの遊技情報、スタート回数の情報、飲食サービスの情報、演出内容のリプレイなどを表示することが可能になっている。なお、上述したディスプレイ302を設けずに、液晶ディスプレイ309に、ディスプレイ302に表示させる情報、すなわち、紙幣投入口301に投入された紙幣の投入金額やポイント情報などを表示してもよい。
(遊技媒体貸出装置のハードウェア構成)
つぎに、図4を用いて、遊技媒体貸出装置220のハードウェア構成について説明する。図4は、遊技媒体貸出装置220のハードウェア構成を示すブロック図である。図4において、遊技媒体貸出装置220は、CPU401と、ROM402と、RAM403と、音声I/F(インタフェース)404と、スピーカ405と、入力デバイス406と、映像I/F407と、ディスプレイ302(液晶ディスプレイ309)と、アンテナ409と、通信I/F410とを備えている。また、各構成部401〜410はバス420によってそれぞれ接続されている。
CPU401は、遊技媒体貸出装置220全体の制御を司る。ROM402は、ブートプログラム、演出内容記録プログラム、予定変動回数計測プログラム、などのプログラムを記録している。演出内容記録プログラムは、通信I/F410により遊技機210から受信した始動入賞信号または図柄確定信号に基づいて、図柄変動時間を算出するとともに、算出した図柄変動時間を用いて、後述するリーチテーブルからリーチ演出内容を特定し、当該リーチ演出内容の情報を記録するプログラムである。記録されたリーチ演出内容の情報は、液晶ディスプレイ309から閲覧可能に再生出力される。
予定変動回数計測プログラムは、始動入賞信号に基づいて、以降に図柄変動をおこなう予定変動回数を計測する一方、予定変動回数が予め設定される所定の最大予定変動回数に達したときに始動入賞信号が受信した場合、予定変動回数の計測をおこなわないようにするプログラムである。なお、予定変動回数は、図柄変動(スタート)可能な回数であり、詳細については、図5を用いて後述する。
RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。RAM403は、詳細については図6を用いて後述するが、遊技機210ごとのリーチ演出内容と、リーチ演出をおこなう際の図柄変動時間とを対応付けたリーチテーブルの情報を記録している。
音声I/F404は、音声出力用のスピーカ405に接続される。スピーカ405は、音声を出力する。入力デバイス406は、操作ボタン303に相当し、機能設定に関する各種の入力や遊技者による暗証番号入力などを受け付ける。
映像I/F407は、ディスプレイ302(液晶ディスプレイ309)と接続される。映像I/F407は、具体的には、たとえば、ディスプレイ302(液晶ディスプレイ309)全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ302(液晶ディスプレイ309)を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ302(液晶ディスプレイ309)には、アイコン、カーソル、メニュー、ウィンドウ、または文字や画像などの各種データが表示される。具体的には、紙幣投入口301に投入された紙幣の投入金額やポイント情報、テレビ映像、当日や前日などの遊技情報、スタート回数の情報、飲食サービスなどの情報などが表示される。
アンテナ409は、第1のアンテナ307および第2のアンテナ308に相当し、会員カードから会員情報などを読み取る機能を有するとともに、遊技機210の機種情報を読み取る機能を有している。アンテナ409によって読み取られた会員情報および機種情報は、RAM403などに記録される。
通信I/F410は、ネットワークに接続され、CPU401とのインタフェースとして機能する。通信I/F410は、具体的には、遊技機210から送信される遊技情報を受信する。なお、遊技情報は、上述したように、遊技球の始動入賞、図柄の変動開始、図柄の確定、大当たりの発生、確率変動状態の発生、スタート回数などを示す情報などのほか、発射された遊技媒体の数(アウト玉数)や、遊技機210が払い出した遊技媒体の数(セーフ玉数)などを示す情報である。なお、遊技機210から受信する遊技情報には、リーチ演出内容の情報は含まれない。
通信I/F410によって遊技機210から受信した遊技情報は、CPU401によるリーチ演出内容の特定に用いられる。CPU401によって特定されたリーチ演出内容は、会員情報および機種情報に紐付けられて、通信I/F410により、ホールコンピュータ120へ送信される。
(遊技媒体貸出装置の機能的構成)
つぎに、図5を用いて、遊技媒体貸出装置220の機能的構成について説明する。図5は、遊技媒体貸出装置220の機能的構成を示したブロック図である。図5において、遊技媒体貸出装置220は、記録部501と、受信部502と、算出部503と、特定部504と、記録制御部505と、出力部506と、再生出力部507とを備えている。
記録部501は、遊技機210ごとのリーチ演出内容と、リーチ演出をおこなう際の図柄変動時間とを対応付けたリーチテーブルの情報を予め記録する。なお、記録部501は、図4に示したRAM403によって実現される。
ここで、図6を用いて、リーチテーブルについて説明する。図6は、リーチテーブルを示した説明図である。図6において、リーチテーブル600は、図柄変動時間とリーチ演出内容とを対応付けたものである。このリーチテーブル600を用いることにより、図柄変動時間からリーチ演出内容を特定することが可能になっている。具体例を挙げると、符号601に示すように、図柄変動時間が40秒であることがわかれば、この図柄変動時間からリーチ演出内容をリーチAとして特定することが可能になっている。なお、このリーチテーブル600は機種やバージョンごとに異なる。また、各リーチ演出内容には、当該リーチ演出内容を識別するための識別情報が付されている。
また、リーチ演出内容には、リーチ演出の予告演出が含まれる。すなわち、リーチテーブル600には示していないが、リーチ演出を予告する予告演出内容の情報についても、図柄変動時間と対応付けて記録している。なお、以下の説明において、特に明記しない限り、リーチ演出内容の情報にリーチ演出の予告演出内容の情報を含むものとして説明する。
図5に戻り、受信部502は、遊技機210から、遊技球が始動入賞口に入賞した際に送信される始動入賞信号、または図柄が確定した際に送信される図柄確定信号を受信する。なお、これら始動入賞信号および図柄確定信号は、遊技情報に含まれる。受信部502は、図4に示した通信I/F410によって実現される。
算出部503は、受信部502が受信した始動入賞信号または図柄確定信号に基づいて、図柄変動時間を算出する。図柄変動時間は、詳細については後述するが、具体的には、始動入賞信号を受信してから図柄確定信号を受信するまでの時間、または、前回の図柄確定信号を受信してから今回の図柄確定信号を受信するまでの時間である。
特定部504は、算出部503によって算出された図柄変動時間を用いて、リーチテーブル600からリーチ演出内容の情報(以下「リーチ演出情報」)やリーチ演出を予告する予告演出内容の情報(以下「予告情報」という)を特定する。記録制御部505は、特定部504によって特定されたリーチ演出情報や、予告情報を記録部501に記録させる。記録部501に記録される演出情報は、演出画面の情報そのものであってもよいが、代表的には、演出画面を特定するための識別情報である。なお、算出部503と特定部504と、記録制御部505とは、図4に示したCPU401によって実現される。すなわち、CPU401が演出内容記録プログラムを実行することにより、算出部503と、特定部504と、記録制御部505との機能を実現する。
出力部506は、記録部501に記録されたリーチ演出情報や予告情報を出力する。具体的には、出力部506は、リーチ演出情報や予告情報を識別するための識別情報を出力する。出力部506は、再生出力部507を備え、再生出力部507によりリーチ演出やリーチ演出の予告をリプレイとして閲覧可能に再生出力させる。なお、出力部506による上記情報の出力形式は、リプレイのような動画に限らず、文字、静止画、音声のみなどであってもよい。なお、出力部506は、不図示の関連紐付け部によって遊技者の識別情報と紐付けられた上、ホールコンピュータ120や、ホールコンピュータ120を介して管理サーバ110に送信することによる出力もおこなう。
なお、上述したリーチテーブル600は、管理サーバ110およびホールコンピュータ120にも記録されており、管理サーバ110およびホールコンピュータ120では、リーチ演出内容を識別するための識別情報を取得することにより、当該識別情報に対応したリーチ演出内容の特定等が可能になっている。出力部506は、図3に示した液晶ディスプレイ309や、図4に示した通信I/F410によって実現される。特に、再生出力部507は、液晶ディスプレイ309によって実現される。
また、受信部502は、遊技機210から、大当たりが発生した際に送信される大当たり信号を受信する。この場合、記録制御部505は、大当たり信号に基づき、大当たりに至るまでの演出情報を記録部501に記録させる。再生出力部507は、大当たりに至るまでの演出情報を再生出力する。大当たりに至るまでの演出情報を、自動的に再生出力させるタイミングは、大当たりが発生した直後としている。
また、本実施の形態において、遊技媒体貸出装置220は、算出部503による的確な図柄変動時間の算出にあたり、不図示の計測部と判定部とを備えている。計測部は、受信部502によって受信された始動入賞信号に基づいて、以降に図柄変動をおこなう予定変動回数を計測する。予定変動回数は、図柄変動(スタート)可能な回数である。遊技機210の始動入賞口に遊技球が1つのみ入賞し、遊技機210に保留球のない状態を、予定変動回数1とする。また、所定時間内に遊技機210の始動入賞口に遊技球が5つ入賞し、遊技機210に保留球が4つある状態を予定変動回数5とする。言い換えれば、予定変動回数は、遊技機210の保留球表示部が点灯した数に+1した値である。
計測部は、遊技球が始動入賞口に入賞する度に、すなわち、始動入賞信号を受信する度に、予め設定される一定の値を上限値として予定変動回数を+1する。また、計測部は、遊技機210での図柄の変動が終了した場合、すなわち、遊技機210から図柄確定信号を受信した場合、予定変動回数を−1する。
判定部は、計測部によって計測された図柄変動開始直前の予定変動回数に基づいて、図柄変動開始直前に遊技機210が保留球状態にあるか否かを判定する。具体的には、判定部は、図柄変動開始直前の予定変動回数が0の場合、すなわち、遊技球の始動入賞により図柄変動を開始する際に予定変動回数が0→1になった場合、遊技機210が保留球状態にないものと判定する。
一方、判定部は、図柄変動開始直前の予定変動回数が2以上の場合、すなわち、図柄変動が終了したことにより図柄変動を開始する際に予定変動回数が2→1,3→2,4→3または5→4になった場合、遊技機210が保留球状態にあるものと判定する。
算出部503は、判定部によって図柄変動開始時の遊技機210が保留球状態にないと判定された場合に、図柄確定信号を受信した時間から、始動入賞信号を受信した時間を減じた時間を図柄変動時間として算出する。図柄確定信号を受信した時間とは、具体的には、図柄が確定した時間である。始動入賞信号を受信した時間とは、具体的には、図柄変動を開始した時間である。なお、本実施の形態において、図柄確定信号を受信した時間から始動入賞信号を受信した時間を減じた時間を、第1変動時間という。
一方、算出部503は、判定部によって図柄変動開始直前の遊技機210が保留球状態にあると判定された場合に、今回の図柄確定信号を受信した時間から、前回の図柄確定信号を受信した時間を減じた時間を図柄変動時間として算出する。今回の図柄確定信号を受信した時間とは、具体的には、今回の図柄が確定した時間である。前回の図柄確定信号を受信した時間とは、具体的には、今回の図柄変動を開始した時間に相当する。なお、本実施の形態において、今回の図柄確定信号を受信した時間から前回の図柄確定信号を受信した時間を減じた時間を、第2変動時間という。
また、計測部は、予定変動回数が予め設定される所定の最大予定変動回数に達し、かつ、受信部502によって始動入賞信号が受信された場合、予定変動回数の計測をおこなわないようにする。具体的には、計測部は、最大予定変動回数(たとえば5)に達したときに始動入賞信号を受信した場合、予定変動回数を6として計測せずに、5の状態を保持する。
最大予定変動回数は、遊技機210ごとに異なり、たとえば、遊技機210に貼付された非接触ICタグに保留球数に対応して記録されている。遊技媒体貸出装置220は、第2のアンテナ308が非接触ICタグから最大保留球数を読み込むことにより、最大保留球数に+1した値を最大予定変動回数としてRAM403に記録する。本実施の形態においては、最大予定変動回数を5(遊技機210の保留球数を4)とするが、これに限られるものではなく、たとえば、最大予定変動回数を9(遊技機210の保留球数を8)とすることも可能である。計測部と判定部とは、図4に示したCPU401によって実現される。すなわち、CPU401が予定変動回数計測プログラムを実行することにより、計測部と判定部との機能を実現する。
(遊技媒体貸出装置による図柄変動時間の算出の概要)
つぎに、図7を用いて、遊技媒体貸出装置220による図柄変動時間の算出の概要について説明する。図7は、遊技媒体貸出装置220による図柄変動時間の算出の概要を示した説明図である。図7に示す説明図700は、始動入賞信号710と、予定変動回数720と、図柄変動時間730と、図柄確定信号740とを示している。始動入賞信号710に示す入賞No.は、始動入賞した複数の遊技球をそれぞれ識別するために付した番号である。また、図柄変動時間730および図柄確定信号740に示す番号は、この入賞No.に対応している。
遊技媒体貸出装置220は、たとえば、始動入賞信号710のうち、入賞No.11の信号を受信すると、当該信号に基づいて予定変動回数720の「1」を計測する。このとき、遊技機210は図柄変動を開始する。そして、遊技機210にて、入賞No.11に対応する図柄変動時間730が経過し、図柄変動が終了すると、遊技媒体貸出装置220は、遊技機210から、入賞No.11に対応する図柄確定信号740を受信する。
したがって、遊技媒体貸出装置220は、図柄変動開始直前の予定変動回数720が0の場合、遊技機210から送信される始動入賞信号710および図柄確定信号740を用い、すなわち、始動入賞信号710を受信した時間から、図柄確定信号740を受信した時間までの時間を算出することにより、上述した第1変動時間に相当する図柄変動時間730を導くことが可能になっている。
つぎに、入賞No.12〜15の始動入賞信号710について説明する。遊技機210にて、入賞No.11に対応する図柄の変動が確定したあと、符号721に示すように、始動入賞のない状態がしばらく存在したとする。この状態において、遊技媒体貸出装置220は、入賞No.12の始動入賞信号710を受信したとする。遊技媒体貸出装置220は、この入賞No.12の始動入賞信号710を受信すると、当該信号に基づいて予定変動回数720の「1」を計測する。このとき、遊技機210は図柄変動を開始する。
入賞No.12に対応する図柄変動時間730の間に、遊技機210にて、入賞No.13,14,15の遊技球が続けて始動入賞口に入賞したとする。すなわち、遊技媒体貸出装置220は、入賞No.12に対応する図柄変動時間730の間に、入賞No.13,14,15の始動入賞信号710を受信したとする。この場合、遊技媒体貸出装置220は、入賞No.13,14,15に対応させて、それぞれ予定変動回数720の2,3,4を計測する。このとき、遊技機210は、保留球数を示す保留球表示部の1つ目から3つ目までを点灯させる。
そして、入賞No.12に対応する図柄変動時間730が経過し、図柄変動が終了すると、遊技媒体貸出装置220は、遊技機210から入賞No.12に対応する図柄確定信号740を受信する。したがって、遊技媒体貸出装置220は、図柄変動開始直前の予定変動回数720が0の場合、遊技機210から送信された始動入賞信号710および図柄確定信号740を用いて、すなわち、図柄確定信号740を受信した時間から、始動入賞信号710を受信した時間を減じることにより、第1変動時間に相当する図柄変動時間730を算出することが可能になっている。
なお、この場合、図柄変動時間730を、図柄確定信号740間の時間(第2変動時間)とすると、符号721に示すように、入賞No.11の図柄確定信号740を受信してから、入賞No.12の図柄確定信号740を受信するまでの時間を図柄の変動に要した時間として算出してしまう。すなわち、たとえば、今回遊技をする遊技者の前に遊技をしていた遊技者の最後の図柄変動を終えてから、今回遊技をする遊技者の最初の図柄変動が完了するまでの間が図柄変動時間730となってしまう。
つまり、遊技機210が客待ち状態となっている時間や、遊技中であっても遊技球が始動入賞口に入賞しない時間も図柄変動時間730に含まれるといった不具合が生じる。本実施の形態では、このような不具合が生じないよう、図柄変動開始直前の予定変動回数720が0の場合には、始動入賞信号710を受信してから図柄確定信号740を受信するまでの間(第1変動時間)を図柄変動時間730としている。
なお、入賞No.12の図柄変動時間730は、入賞No.11の図柄変動時間730に比べて長くなっており、これは、リーチがあったことを示している。すなわち、入賞No.12に対応する図柄変動時間730は、スーパーリーチを含むリーチ時の変動時間を示している。
つぎに、入賞No.13の始動入賞信号710について説明する。遊技機210において、入賞No.13の始動入賞信号710による図柄変動の開始は、入賞No.12に対応する図柄変動が終了するまで、保留の状態になっている。遊技媒体貸出装置220は、入賞No.12に対応する図柄確定信号740を受信すると、予定変動回数720を−1し、すなわち、予定変動回数720を4から3に減じる。このとき、遊技機210は、図柄変動を開始するとともに、遊技機210の保留球表示部の3つ目を消灯させ、2つ目までが点灯した状態になる。
そして、入賞No.13に対応する図柄変動時間730の間に、入賞No.16,17,18,19の遊技球が続けて始動入賞口に入賞したとする。すなわち、遊技媒体貸出装置220は、入賞No.13に対応する図柄変動時間730の間に、入賞No.16,17,18,19の始動入賞信号710を受信したとする。この場合、遊技媒体貸出装置220は、入賞No.16,17に対応して、予定変動回数720を4,5として計測する。このとき、遊技機210は、保留球として保留球表示部の3つ目と4つ目を点灯させる。
なお、遊技機210において、入賞No.18,19については、保留球の上限値4に達しているため、保留されない。遊技媒体貸出装置220では、入賞No.18,19の始動入賞信号710を受信しているものの、RAM403に記録されている予定変動回数720の上限値5に達しているため、これらの計測をおこなわず、予定変動回数720を5として保持する。
そして、入賞No.13に対応する図柄変動時間730が経過し、図柄変動が終了すると、遊技媒体貸出装置220は、遊技機210から入賞No.13に対応する図柄確定信号740を受信する。したがって、図柄変動開始直前の予定変動回数720が2以上(遊技機210の保留球が1以上)の場合、遊技媒体貸出装置220は、遊技機210から出力された図柄確定信号740を用い、前回の図柄確定信号740を受信した時間から、今回の図柄確定信号740を受信した時間を減じることにより、第2変動時間に相当する図柄変動時間730を算出することが可能になっている。なお、入賞No.13の図柄変動時間730は、入賞No.12の図柄変動時間730(リーチ時の変動時間)に比べて長くなっており、たとえば、より期待度の高いリーチを示している。
入賞No.14〜17の図柄変動時間730の算出手法は、入賞No.13の図柄変動時間730の算出手法と同様であり、説明を省略する。なお、入賞No.18,19については、予定変動回数720として計測されないため、遊技媒体貸出装置220における図柄変動時間730の算出がおこなわれないようになっている。
(遊技媒体貸出装置がおこなう予定変動回数計測処理の一例)
つぎに、図8を用いて、遊技媒体貸出装置220がおこなう予定変動回数計測処理の一例について説明する。図8は、遊技媒体貸出装置220がおこなう予定変動回数計測処理の一例を示したフローチャートである。なお、図8に示す処理は、CPU401が予定変動回数計測プログラムを実行することによっておこなわれる処理を示す。
図8において、遊技媒体貸出装置220のCPU401は、遊技機210から始動入賞信号を受信するまで待機状態にあり(ステップS801:Noのループ)、始動入賞信号を受信すると(ステップS801:Yes)、RAM403に記録されている予定変動回数が5であるか否かを判断する(ステップS802)。なお、本実施の形態において、予定変動回数の上限値は5であり、これは、遊技機210の保留球数の上限値4に相当する。
ステップS802において、予定変動回数が5ではないと判断した場合(ステップS802:No)、予定変動回数を+1する(ステップS803)。このあと、RAM403に+1した予定変動回数を記録し(ステップS804)、一連の処理を終了する。一方、ステップS802において、予定変動回数が5であると判断した場合(ステップS802:Yes)、一連の処理を終了する。
上述した処理によれば、遊技媒体貸出装置220は、遊技機210の保留球数に対応して、予定変動回数を計測することができる。すなわち、遊技媒体貸出装置220は、遊技機210にて図柄変動をおこなう回数やタイミングを的確に計測することができる。したがって、適正な図柄変動時間を算出することができ、適正なリーチ演出内容を特定し、記録することが可能になる。
(遊技媒体貸出装置がおこなう演出内容記録処理の一例)
つぎに、図9−1、図9−2を用いて、遊技媒体貸出装置220がおこなう演出内容記録処理の一例について説明する。図9−1、図9−2は、遊技媒体貸出装置220がおこなう演出内容記録処理の一例を示したフローチャートである。なお、図9−1、図9−2に示す処理は、CPU401が演出内容記録プログラムを実行することによっておこなわれる処理を示す。
図9−1、図9−2において、遊技媒体貸出装置220のCPU401は、遊技機210の図柄変動が開始したか否かを判断する(ステップS901)。なお、遊技機210の図柄変動が開始となるタイミングは、具体的には、図柄変動開始直前の遊技機210が保留状態にない状況にて遊技機210から始動入賞信号を受信したタイミングか、または、図柄変動開始直前の遊技機210が保留状態にある状況にて遊技機210から前回の図柄変動の図柄確定信号を受信したタイミングである。
ステップS901において、遊技機210の図柄変動が開始するまで待機状態にあり(ステップS901:Noのループ)、遊技機210の図柄変動が開始すると(ステップS901:Yes)、RAM403に記録されている予定変動回数が1か否かを判断する(ステップS902)。予定変動回数が1であると判断した場合(ステップS902:Yes)、図柄変動開始直前の予定変動回数が0か否かを判断する(ステップS903)。
図柄変動開始直前の予定変動回数が0の場合(ステップS903:Yes)、すなわち、図柄変動開始直前の遊技機210が保留状態にない状況であった場合、第1変動時間を算出する(ステップS904)。第1変動時間は、始動入賞信号を受信したときから、図柄確定信号を受信するまでの時間であり、図7を用いて説明した通りである。そして、リーチテーブル600(図6参照)から図柄変動時間に対応するリーチ演出内容またはリーチ演出の予告演出内容を特定する(ステップS905)。なお、リーチテーブル600に、図柄変動時間に対応するリーチ演出内容または予告演出内容が存在しない場合、すなわち、演出内容が通常の図柄変動であった場合は、一連の処理を終了すればよい。
一方、ステップS902において、予定変動回数が1ではないと判断した場合(ステップS902:No)、すなわち、予定変動回数が2以上の場合、第2変動時間を算出し(ステップS906)、ステップS905に移行する。なお、予定変動回数が0の場合は、ステップS901において、遊技機210の図柄変動が開始とはならないため、ここでの場合分けにおいて考慮する必要はない。第2変動時間は、前回の図柄確定信号を受信したときから、今回の図柄確定信号を受信するまでの時間であり、図7を用いて説明した通りである。
また、ステップS903において、図柄変動開始直前の予定変動回数が0ではないと判断した場合(ステップS903:No)、すなわち、図柄変動開始直前の予定変動回数が2(遊技機210の保留球数が1)の場合、ステップS906における第2変動時間の算出をおこなう。
ステップS905においてリーチ演出内容または予告演出内容の特定をおこなったあと、特定した情報がリーチ演出情報か否かを判断する(ステップS907)。特定した情報がリーチ演出情報ではないと判断した場合(ステップS907:No)、すなわち、特定した情報が予告情報であると判断した場合、RAM403に予告情報を記録し(ステップS908)、一連の処理を終了する。
一方、ステップS907において、特定した情報がリーチ演出情報であると判断した場合(ステップS907:Yes)、当該リーチ演出が大当たりに至ったか否かを判断する(ステップS909)。なお、大当たりに至ったか否かの判断は、ステップS904またはステップS906において図柄確定信号とともに大当たり信号を受信したか否かを判断すればよい。ステップS909において、大当たりに至ったと判断した場合(ステップS909:Yes)、RAM403に大当たりに至るまでのリーチ演出情報を記録する(ステップS910)。
このあと、液晶ディスプレイ309を用いて、大当たりに至るまでのリーチ演出情報をリプレイ表示し(ステップS911)、一連の処理を終了する。一方、ステップS908において、大当たりに至っていないと判断した場合(ステップS909:No)、RAM403に大当たりに至らなかったリーチ演出情報を記録し(ステップS912)、一連の処理を終了する。
なお、RAM403に記録された情報は、操作ボタン303等を用いた遊技者からの選択により、適宜、再生可能になっているほか、遊技者の識別情報と紐付けられ、ホールコンピュータ120へ送出される。そして、ホールコンピュータ120では、遊技者の識別情報と紐付けられた演出内容の情報を格納するとともに、当該情報を管理サーバ110へ送信する。
また、特定されたリーチ演出内容が一定時間以上の長さを有するスーパーリーチである場合、呼出ランプ230にその旨を示す情報を送信し、呼出ランプ230を点灯または点滅させるようにしてもよい。このようにすれば、スーパーリーチが発生した際に、呼出ランプ230を用いたリアルタイムの演出をおこなうことができるとともに、遊技機210による演出を引き立てることができる。
なお、このような演出内容記録処理は、ホールH内の全ての遊技媒体貸出装置220によっておこなわれる。つまり、遊技者が遊技する台を変えたとしても、管理サーバ110またはホールコンピュータ120にて、各機種の演出内容を記録することが可能になっている。すなわち、遊技媒体貸出装置220によって特定および記録されたリーチ演出内容は、管理サーバ110またはホールコンピュータ120にて、全て遊技者と紐付けて格納される。つまり、遊技者が遊技した全ての機種および当該機種の演出内容は、ホールコンピュータ120および管理サーバ110にて、管理されるようになっている。また、管理サーバ110は、店舗の異なる全てのホールHにて発生させた演出内容を遊技者ごとに、たとえば、累計化して格納することも可能である。
(大当たりに至るまでのリーチ演出内容のリプレイ表示の一例)
つぎに、図9−3を用いて、大当たりに至るまでのリーチ演出内容のリプレイ表示の一例について説明する。図9−3は、大当たりに至るまでのリーチ演出内容のリプレイ表示の一例を示した説明図である。
図9−3において、液晶ディスプレイ309の表示画面930は、遊技機210の大当たり直後に、遊技機210においてスーパーリーチから大当たりに至るまでの情報を再生している画面を示している。すなわち、図9−2のステップS911にて表示される画面を示している。なお、リプレイ表示させる動画は、スーパーリーチから大当たりに至るまでの全ての演出内容であってもよいし、図柄が揃う手前の数秒の演出内容であってもよいし、図柄が揃う手前や図柄が揃う瞬間の動画を、たとえば、3回連続で再生させるなどしてもよい。また、スピーカ405を用いた音声出力を用いることにより、大当たりの臨場感や、周囲からの注目を集めるようにしてもよい。
この表示画面930において、遊技者により、アイコン931のうち「スキップ」が選択されると、リプレイを示す表示画面930から通常の画面に移行する。遊技者により、アイコン931のうち「最初から見る」が選択されると、リプレイが最初から再生される。
上述した処理および表示画面930によれば、遊技機210のリーチ演出内容または予告演出内容を、リプレイ表示することができ、遊技機210に用意されている演出内容を有効活用することができる。特に、大当たり直後に、このような表示画面930を表示させることにより、遊技者の高揚感や満足感を持続させることができる。また、管理サーバ110やホールコンピュータ120などを用いることなく、遊技媒体貸出装置220のみにて、演出内容の記録および表示をおこなうことも可能である。
なお、この表示画面930は、詳細については図9−4以降にて後述するが、大当たり直後に限らず、遊技者選択した任意のタイミングにて再生することも可能である。また、管理サーバ110にて記録しておくことにより、遊技者が自宅に帰り、クライアント端末130から管理サーバ110にアクセスして、リプレイ画面を再生させることも可能である。
(遊技者からの選択によりリプレイ表示をおこなう際の表示工程の一例)
つぎに、図9−4を用いて、遊技者からの選択によりリプレイ表示をおこなう際の表示工程の一例について説明する。図9−4は、遊技者からの選択によりリプレイ表示をおこなう際の表示工程の一例を示したフローチャートである。
図9−4において、遊技媒体貸出装置220は、たとえば、遊技中の遊技者により、遊技履歴の選択画面などから、「遊技した機種」の選択を受け付けると、遊技した機種を一覧表示する(ステップS941)。そして、受け付けた機種の予告一覧、リーチ一覧、大当たり一覧を表示する(ステップS942)。このあと、受け付けた項目の演出内容を一覧表示する(ステップS943)。そして、受け付けた演出内容を再生し(ステップS944)、一連の処理を終了する。
(液晶ディスプレイに表示される表示画面の一例)
つぎに、図9−5〜図9−9を用いて、液晶ディスプレイ309に表示される表示画面の一例について説明する。図9−5〜図9−9は、液晶ディスプレイ309に表示される表示画面の一例を示した説明図である。なお、図9−5〜図9−9に示す表示画面は、図9−3のフローチャートの各工程に対応している。
図9−5において、表示画面950には、遊技中の遊技者が遊技した機種の一覧が表示されている。表示画面950に表示されている機種は、当日のものであってもよいし、直近1週間以内のものであってもよいし、過去の累計であってもよい。この表示画面950において、たとえば、符号951に示す「CRぱちんこ黒ひげ△機一発2」が選択されたとすると、図9−6に示す表示画面に移行する。
図9−6において、表示画面960には、「CRぱちんこ黒ひげ△機一発2」の予告一覧961、リーチ一覧962、大当たり一覧963が選択可能に表示されている。予告一覧961が選択されると、図9−7に移行する。リーチ一覧962が選択されると、図9−8に移行する。大当たり一覧963が選択されると、図9−9に移行する。
図9−7において、表示画面970には、遊技によって発生させた予告一覧が表示されている。符号971に示すように、名称および画像が表示されているものは、遊技者が遊技によって発生させたことのあるリーチ演出の予告内容である。遊技者がこれらを選択すると、リプレイが表示されるようになっている。一方、符号972に示す「?」の画像が表示されているものは、遊技者が遊技によって発生させたことのないリーチ演出の予告内容である。遊技者がこれらを選択しようとしても、選択不可能になっており、すなわち、リプレイが表示されないようになっている。
図9−8において、表示画面980には、遊技によって発生させたリーチ一覧が表示されている。符号981に示すように、名称および画像が表示されているものは、遊技者が遊技によって発生させたことのあるリーチ演出の内容である。遊技者がこれらを選択すると、リプレイが表示されるようになっている。一方、符号982に示す「?」の画像が表示されているものは、遊技者が遊技によって発生させたことのないリーチ演出である。遊技者がこれらを選択しようとしても、選択不可能になっており、すなわち、リプレイが表示されないようになっている。
図9−9において、表示画面990には、遊技によって発生させた大当たり一覧が表示されている。符号991に示すように、名称および画像が表示されているものは、遊技者が遊技によって発生させたことのある大当たりに至るまでのリーチ演出の内容である。遊技者がこれらを選択すると、リプレイが表示されるようになっている。一方、符号992に示す「?」の画像が表示されているものは、遊技者が遊技によって発生させたことのない、大当たりに至るまでのリーチ演出である。遊技者がこれらを選択しようとしても、選択不可能になっており、すなわち、リプレイが表示されないようになっている。
このような表示画面によれば、遊技者による任意のタイミングにて、リプレイ表示させることができる。したがって、遊技機210の図柄変動に伴う演出内容を、リプレイ表示することができ、遊技機210に用意されている演出内容を有効活用することができる。また、管理サーバ110やホールコンピュータ120などを用いることなく、遊技媒体貸出装置220のみにて、演出内容の記録および表示をおこなうことも可能である。
(管理サーバ110によるサービス提供処理手順の一例)
つぎに、図10を用いて、特定した演出内容を用いたサービスの一例として、コンテンツを提供する場合について説明する。なお、図9−5〜図9−9に示したような遊技媒体貸出装置220にて表示可能な演出内容を、クライアント端末130にて閲覧できるようにしたサービスの提供であっても同様の処理である。
図10は、本実施の形態にかかる管理サーバ110によるサービス提供処理手順の一例を示すシーケンス図である。なお、図10に示すシーケンス図の前提として、管理サーバ110には、遊技者が遊技によって発生させたリーチ演出内容を遊技者ごとに格納しているとともに、リーチ演出内容に応じたサービス(コンテンツ)が予め設定されているものとする。また、遊技者(ユーザ)がホールHでの遊技を終え、自宅のPCなどのクライアント端末130から、管理サーバ110にアクセスしたものとする。
図10において、まず、クライアント端末130にて、管理サーバ110のサービス提供サイトへのアクセスがあると(ステップS1001)、ユーザから受け付けたユーザ認証情報を管理サーバ110へ送信する(ステップS1002)。なお、ユーザ認証画面については、図11を用いて後述する。
管理サーバ110は、ユーザ認証情報を受信するまで待機状態にあり(ステップS1003:Noのループ)、ユーザ認証情報を受信すると(ステップS1003:Yes)、認証に成功したか否かを判断する(ステップS1004)。認証に失敗した場合(ステップS1004:No)、一連の処理を終了する。認証に成功すると(ステップS1004:Yes)、クライアント端末130へ、接続を許可する旨の情報を送信するとともに(ステップS1005)、獲得したリーチ演出内容に応じた画面情報を送信する(ステップS1006)。
また、クライアント端末130では、認証に成功したか否かを判断する(ステップS1007)。認証に失敗した場合(ステップS1007:No)、一連の処理を終了する。認証に成功すると(ステップS1007:Yes)、管理サーバ110からの接続を許可する旨の情報に基づいて、ログインする(ステップS1008)。そして、管理サーバ110から送信されたリーチ演出内容に応じた画面情報を表示する(ステップS1009)。なお、このときの画面情報の詳細については、図12〜15を用いて後述する。
そして、ユーザから、ダウンロード可能なコンテンツの選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS1010)。コンテンツの選択を受け付けると(ステップS1010:Yes)、管理サーバ110へコンテンツの送信要求をおこなう(ステップS1011)。
一方、管理サーバ110では、コンテンツの送信要求を受信したか否かを判断し(ステップS1012)、送信要求を受信すると(ステップS1012:Yes)、コンテンツを送信し(ステップS1013)、一連の処理を終了する。
このコンテンツの送信を受けて、クライアント端末130では、コンテンツをダウンロードし(ステップS1014)、一連の処理を終了する。また、ステップS1010において、コンテンツの選択を受け付けない場合(ステップS1010:No)、ログアウトしたか否かを判断する(ステップS1015)。ログアウトしていない場合(ステップS1015:No)、ステップS1009に移行する。ログアウトした場合(ステップS1015:Yes)、一連の処理を終了する。
一方、管理サーバ110において、コンテンツの送信要求を受信しない場合(ステップS1012:No)、ログアウトしたか否かを判断する(ステップS1016)。ログアウトしていない場合(ステップS1016:No)、ステップS1012に移行する。ログアウトした場合(ステップS1016:Yes)、一連の処理を終了する。
なお、上述した説明では、管理サーバ110とクライアント端末130との間における処理について説明したが、このほかにも、たとえば、ホールコンピュータ120と遊技媒体貸出装置220との間においても、同様の処理をおこなうことが可能であり、これにより、遊技媒体貸出装置220にて、コンテンツをダウンロードし、再生することも可能である。
(クライアント端末130に表示される表示画面の一例)
つぎに、図11〜15を用いて、クライアント端末130に表示される表示画面の一例について説明する。図11〜15は、クライアント端末130に表示される表示画面の一例を示す説明図である。
図11において、表示画面1100は、上述した図10のステップS1002のユーザ認証をおこなう際に表示されるログイン画面である。このログイン画面には、「ユーザID」および「パスワード」が表示されており、ユーザからの入力を受け付けるようになっている。そして、「ユーザID」および「パスワード」が入力され、認証に成功した場合、つまり、ログインした場合、図12に示す表示画面に移行する。
図12において、表示画面1200には、ユーザが遊技した機種の一覧が選択可能に表示されている。この表示画面1200において、ユーザが選択した機種の遊技履歴を閲覧することが可能になっている。なお、遊技履歴は、当日のものであってもよいし、直近1週間以内のものであってもよいし、過去の累計であってもよい。この表示画面1200において、たとえば、符号1201に示す「CRぱちんこ必殺○事人III」が選択されたとすると、図13に示す表示画面に移行する。
図13において、表示画面1300には、「CRぱちんこ必殺○事人III」のメニュー画面が表示されている。このメニュー画面において、「遊技履歴を見る」、「最新情報を見る」、符号1301に示す「コンテンツをダウンロードする」、が表示されている。たとえば、「遊技履歴を見る」を選択すると、遊技者が遊技した遊技履歴の閲覧画面に移行する。
遊技履歴は、大当たりの発生、確率変動状態の発生、スタート回数などを示す情報などのほか、発射された遊技媒体の数(アウト玉数)や、遊技機210が払い出した遊技媒体の数(セーフ玉数)などを示す情報である。特に、遊技履歴は、遊技媒体貸出装置220によって特定されたリーチ演出内容も含む。すなわち、「遊技履歴を見る」を選択することにより、遊技者が発生させたリーチ演出内容の閲覧および再生が可能になっている。
「最新情報」は、「CRぱちんこ必殺○事人III」の最新の情報であり、当該メニューが選択されると、「CRぱちんこ必殺○事人III」の後継機の紹介や、当該機種に関する各店舗のイベントの情報などが表示される。さらに、符号1301に示す「コンテンツをダウンロードする」が選択されると、図14に示す、遊技者が遊技によって発生させたリーチ演出内容に対応した、リーチキャラクタを示した画面に移行する。
図14において、表示画面1400は、主なリーチ演出を示すキャラクタを示したものである。表示画面1400において、たとえば、符号1401に示す「P」が選択されたとすると、図15に示すダウンロード可能なコンテンツを表示した画面に移行する。
図15において、表示画面1500は、ダウンロード可能なコンテンツを示したものである。表示画面1500には、符号1501に示すように、ダウンロード可能なコンテンツは1つのみが表示されている。これは、ユーザが「P」のスーパーリーチのうち、1種類のみを遊技において発生させたことを示している。また、符号1502には、「?」によって、コンテンツが非表示になっている。これはダウンロード不可能なコンテンツを示している。このコンテンツは、ユーザが遊技において発生させていないスーパーリーチに対応している。
この表示画面1500において、ユーザが符号1501に示すコンテンツを選択すると、コンテンツのダウンロードが始まる。なお、コンテンツは、たとえば、ムービーとしてもよいし、当該スーパーリーチに相当するリーチ演出内容そのものの映像や音楽などとしてもよい。また、サービスの形態としては、コンテンツの配信のみならず、図9−5〜図9−9に示した遊技媒体貸出装置220にて表示可能な演出内容を閲覧させるサービスであってもよい。
また、上述した説明では、特定したリーチ演出内容を、コンテンツのダウンロードというサービスに用いた場合の一例について説明したが、このほかにも、呼出ランプ230の点灯または点滅などの演出に用いることも可能である。
呼出ランプ230の点灯または点滅などの演出は、具体的には、遊技媒体貸出装置220により遊技機210にて一定時間以上のリーチであることが特定された場合、当該情報を呼出ランプ230に送出し、呼出ランプ230を点灯または点滅させることによって、実現することが可能である。すなわち、リーチ演出がおこなわれている際、期待度の高いスーパーリーチ等に発展した際に、呼出ランプ230による演出をおこなうことが可能である。このような演出をおこなうことにより、遊技機210による演出をリアルタイムに引き立てることができるとともに、遊技者を注目させることができる。
また、リーチ演出内容を用いた、その他のサービスや利用形態について例示しておく。たとえば、ホールHにて、リーチ演出内容を用いたイベントをおこなうことも可能である。具体的には、たとえば、ホールHにて、「○○のリーチで大当たりしろ!」といったミッション、「○○のリーチ、××のリーチの順で大当たりしろ!」といった段階型のミッションを用意しておき、すなわち、RAM403にミッションに該当する特定のリーチ情報を記録しておき、ミッションに該当する大当たりが発生した場合に、液晶ディスプレイ309からのリプレイ演出や、呼出ランプ230を用いた演出をおこなうとともに、ホールHからの景品やポイントの付与などのサービスの提供をおこなってもよい。
また、ミッションに該当する大当たりが発生した場合に、液晶ディスプレイ309を特殊な色に変更させたり、ミッションの達成度合いに応じてプレミアムな背景色に変更させたりすることも可能である。また、当該ミッションに該当する大当たりが発生した場合に、QRコードを表示させることにより、着メロ、着うた、待受画面等の、ダウンロードサービスへの誘導をおこなってもよい。
さらに、このほかにも、ミッションに該当する大当たりが発生した場合に、クーポンの配信、プレミアムコンテンツの閲覧権(パスワードの配信)、展示会等の招待状の配信、URL配信によるダウンロードサイトへの誘導、クリックによるポイントの付与、などのサービスをおこなうことも可能である。
以上のように、本実施の形態にかかる遊技媒体貸出装置220によれば、始動入賞信号または図柄確定信号に基づいて、演出内容を特定し、当該演出内容を記録および出力するようにしたので、遊技機210からの特殊な信号や情報を用いることなく、演出内容を遊技者に再度通知することができる。したがって、遊技機210に用意されている多様な演出内容を有効に活用することができる。また、管理サーバ110やホールコンピュータ120などを用いることなく、遊技媒体貸出装置220のみにて、演出内容の演出内容を有効に活用することができる。さらに、遊技媒体貸出装置220においてのみ、リプレイを表示させる場合には、会員カードなどを用いた遊技者の特定をおこなうことを要することなく、すなわち、ビジターの遊技者に対しても、リプレイ表示することができる。
また、本実施の形態において、RAM403に記録された演出情報を閲覧可能に再生出力させるようにしたので、遊技者が再度見たいと思った演出内容をリプレイ表示させることができる。
また、本実施の形態において、演出情報としてリーチ演出情報または予告情報を用い、当該リーチ演出情報または予告情報を再生出力するようにしたので、遊技機210に用意されている多彩な演出内容を遊技者に再度リプレイ表示させることができ、よって、演出内容を有効に活用することができる。
また、本実施の形態において、遊技機210から、大当たりが発生した際に送信される大当たり信号を受信し、当該大当たり信号に基づき、大当たりに至るまでの演出情報をRAM403に記録させるとともに、再生出力するようにしたので、大当たりに至るまでのリーチ演出内容をリプレイ表示することができる。したがって、遊技者は、再度閲覧することにより、大当たりの高揚感や満足感を再度得ることができる。
また、本実施の形態において、大当たりが発生した直後に、大当たりに至るまでの演出情報を再生出力させるようにしたので、大当たり時に高揚感や満足感を持続させることができるとともに、周囲からの注目を集めることも可能になる。
また、本実施の形態において、図柄変動開始直前に遊技機が保留球状態にない場合に、図柄確定信号を受信した時間から、始動入賞信号を受信した時間を減じた時間を第1変動時間として算出するようにしたので、予定変動回数が0→1になった状況下で、図柄変動時間を正確に計ることができる。したがって、正確にリーチ演出内容を特定することができる。
また、本実施の形態において、図柄変動開始直前の遊技機が保留球状態にある場合に、今回の図柄確定信号を受信した時間から、前回の図柄確定信号を受信した時間を減じた時間を第2変動時間として算出するようにしたので、予定変動回数が2→1や3→2となった状況下、すなわち、遊技機210が保留球状態にある状況下であっても、図柄変動時間を正確に計ることができる。したがって、正確にリーチ演出内容を特定することができる。
また、本実施の形態において、予定変動回数が予め設定される所定の最大予定変動回数に達し、かつ、始動入賞信号を受信した場合、予定変動回数の計測をおこなわないようにしたので、遊技機210の保留球数が最大となっている状況下で、始動入賞があったとしても、最大予定変動回数を計測せずに、的確な図柄変動時間を計ることができる。したがって、的確にリーチ演出内容を特定することができる。
また、本実施の形態においては、遊技媒体貸出装置220によって本発明の演出内容特定装置を実現したが、呼出ランプ230または台ごとに設置される台コンピュータによって本発明の演出内容特定装置を実現することも可能である。なお、この場合、遊技媒体貸出装置220に具備させた所定の機能を、呼出ランプ230または台コンピュータに具備させればよい。すなわち、図5に示した、記録部501と、受信部502と、算出部503と、特定部504と、記録制御部505と、出力部506と、計測部と、判定部との機能を、呼出ランプ230または台コンピュータに具備させればよい。ただし、この場合、呼出ランプ230または台コンピュータに、リプレイを表示させるためのディスプレイなどの表示部を設けさせる。このような呼出ランプ230または台コンピュータであっても、上述した遊技媒体貸出装置220と同等の効果を奏する。
以上説明したように、本発明にかかる演出内容記録装置、遊技媒体貸出装置、演出内容記録方法、および演出内容記録プログラムによれば、遊技機からの特殊な信号や情報を用いることなく、演出内容の記録および出力をおこなうことができる。したがって、遊技機の演出内容を有効に活用することができる。
なお、本実施の形態で説明した演出内容記録方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明は、ぱちんこ遊技機などの遊技機のうち、リーチ演出をおこなう遊技機の演出内容を記録する、演出内容記録装置、遊技媒体貸出装置、演出内容記録方法、および演出内容記録プログラムに適している。
本実施の形態にかかる演出内容収集システムのシステム構成図である。 ホールにおける遊技システムのシステム構成図である。 遊技媒体貸出装置の一例を示す外観図である。 遊技媒体貸出装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 遊技媒体貸出装置の機能的構成を示したブロック図である。 リーチテーブルを示した説明図である。 遊技媒体貸出装置による図柄変動時間の算出の概要を示した説明図である。 遊技媒体貸出装置がおこなう予定変動回数計測処理の一例を示したフローチャートである。 遊技媒体貸出装置がおこなう演出内容記録処理の一例を示したフローチャートである。 遊技媒体貸出装置がおこなう演出内容記録処理の一例を示したフローチャートである。 大当たりに至るまでのリーチ演出内容のリプレイ表示の一例を示した説明図である。 遊技者からの選択によりリプレイ表示をおこなう際の表示工程の一例を示したフローチャートである。 液晶ディスプレイに表示される表示画面の一例を示した説明図である。 液晶ディスプレイに表示される表示画面の一例を示した説明図である。 液晶ディスプレイに表示される表示画面の一例を示した説明図である。 液晶ディスプレイに表示される表示画面の一例を示した説明図である。 液晶ディスプレイに表示される表示画面の一例を示した説明図である。 本実施の形態にかかる管理サーバによるサービス提供処理手順の一例を示すシーケンス図である。 クライアント端末に表示される表示画面の一例を示す説明図である。 クライアント端末に表示される表示画面の一例を示す説明図である。 クライアント端末に表示される表示画面の一例を示す説明図である。 クライアント端末に表示される表示画面の一例を示す説明図である。 クライアント端末に表示される表示画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
100 演出内容収集システム
110 管理サーバ
120 ホールコンピュータ
130 クライアント端末
210 遊技機
220 遊技媒体貸出装置(演出内容記録装置)
230 呼出ランプ
309 液晶ディスプレイ
501 記録部(記録手段)
502 受信部(受信手段)
503 算出部(算出手段)
504 特定部(特定手段)
505 記録制御部(記録制御手段)
506 出力部(出力手段)
507 再生出力部(再生出力手段)

Claims (8)

  1. 遊技機ごとの演出内容と、演出をおこなう際の図柄変動時間とを対応付けたテーブルの情報を予め記録する記録手段と、
    遊技機から、遊技球が始動入賞口に入賞した際に送信される始動入賞信号、または図柄が確定した際に送信される図柄確定信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記始動入賞信号または前記図柄確定信号に基づいて、図柄変動時間を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された図柄変動時間を用いて、前記テーブルから演出内容を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された演出内容の情報(以下「演出情報」という)を前記記録手段に記録させる記録制御手段と、
    前記記録制御手段の制御により前記記録手段に記録された演出情報を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする演出内容記録装置。
  2. 前記出力手段は、前記記録手段に記録された前記演出情報を閲覧可能に再生出力させる再生出力手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の演出内容記録装置。
  3. 前記演出情報は、リーチ演出情報またはリーチ演出を予告する予告演出内容の情報(以下「予告情報」という)を含み、
    前記記録制御手段は、前記リーチ演出情報または前記予告情報を前記記録手段に記録させ、
    前記再生出力手段は、前記リーチ演出情報または前記予告情報を再生出力することを特徴とする請求項2に記載の演出内容記録装置。
  4. 前記受信手段は、前記遊技機から、大当たりが発生した際に送信される大当たり信号を受信し、
    前記記録制御手段は、前記大当たり信号に基づき、大当たりに至るまでの前記演出情報を前記記録手段に記録させ、
    前記再生出力手段は、大当たりに至るまでの前記演出情報を再生出力することを特徴とする請求項2または3に記載の演出内容記録装置。
  5. 前記再生出力手段は、大当たりが発生した直後に、大当たりに至るまでの演出情報を再生出力させることを特徴とする請求項4に記載の演出内容記録装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の演出内容記録装置を備えることを特徴とする遊技媒体貸出装置。
  7. 遊技機ごとの演出内容と、演出をおこなう際の図柄変動時間とを対応付けたテーブルの情報を予め記録する記録部を備えた演出内容記録装置の演出内容記録方法であって、
    遊技機から、遊技球が始動入賞口に入賞した際に送信される始動入賞信号、または図柄が確定した際に送信される図柄確定信号を受信する受信工程と、
    前記受信工程にて受信した前記始動入賞信号または前記図柄確定信号に基づいて、図柄変動時間を算出する算出工程と、
    前記算出工程にて算出された図柄変動時間を用いて、前記テーブルから演出内容を特定する特定工程と、
    前記特定工程にて特定された演出内容の情報(以下「演出情報」という)を前記記録部に記録させる記録制御工程と、
    を含むことを特徴とする演出内容記録方法。
  8. 請求項7に記載の演出内容記録方法をコンピュータに実行させることを特徴とする演出内容記録プログラム。
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