JP2010074235A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 配信スキャナ等の機能により画像データを送信先の外部PC等へ送信する過程で第三者の目に触れることや情報が漏れる可能性のある手順をとることを防ぎ、確実にセキュリティを保つ。
【解決手段】 原稿読取部に配信すべき原稿をセットし、読み取りを開始する指示がユーザにより行われたタイミングで(S103)、制御システムが、送信先として指定したPCにセキュリティ機能(第三者の入力操作によるPCへのアクセスを不可能にする)の起動を指示し(S104)、送信実行時には、セキュリティ機能が働いているようにする。原稿入力(S106)からセキュリティ機能を解除(S108)するまでの間、送信データのみならずPC内に格納された全データの情報が漏れることを防ぐことができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 原稿読取部に配信すべき原稿をセットし、読み取りを開始する指示がユーザにより行われたタイミングで(S103)、制御システムが、送信先として指定したPCにセキュリティ機能(第三者の入力操作によるPCへのアクセスを不可能にする)の起動を指示し(S104)、送信実行時には、セキュリティ機能が働いているようにする。原稿入力(S106)からセキュリティ機能を解除(S108)するまでの間、送信データのみならずPC内に格納された全データの情報が漏れることを防ぐことができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、配信スキャナ(Push Scan)機能を備えた複合機のような画像処理装置に関し、より詳しくは、画像データを送信先の外部機(PC等)へ送信する過程で第三者の目に触れることや情報が漏れる可能性のある手順をとることを防ぎ、セキュリティを保つことを可能にする機能を備えた画像処理装置、画像処理方法及び該画像処理方法をコンピュータに行わせるためのプログラムに関する。
複合機と称される、複写、ファクシミリ、配信スキャナ、プリンタ等を複合機能として有した既存の画像処理装置は、原稿を読取るスキャナ入力に加え、ネットワーク等の通信手段を介して外部機からデータ入力を受け、入力された各種のデータを用いて装置内で印刷出力を行い、或いは外部機へデータ出力を行う。
このような複合機にネットワーク等の通信手段を介して接続される外部機は、PC(Personal Computer)、ファクシミリ装置、ネットワークプリンタ、複合機等である。
このような複合機にネットワーク等の通信手段を介して接続される外部機は、PC(Personal Computer)、ファクシミリ装置、ネットワークプリンタ、複合機等である。
上記のように多様な入出力が可能な複合機は、様々な用途に用いられ、扱われるデータには、第三者に見られたくないものもあり、この種のデータを例えば、PCを送信先にして送るということもしばしば行われる。
しかしながら、使用形態によっては、データを送信する際にセキュリティが確保できないというケースもある。例えば、配信スキャナ機能を用いて、スキャナ入力をしたデータをPCに送信する場合である。
この場合、スキャナ入力に必要な操作を複合機側で行う必要があるため、ユーザは、使用するPCを離れて複合機の設置場所に行き、使用するPCを送信先として、配信スキャナ機能利用時の操作を行うことになる。このケースでは、ユーザが複合機側で操作をする間、使用するPCは、稼動状態を保ったまま放置されるので、複合機から送信されたデータのみならず、PC上の全てのデータを第三者に見られてしまう恐れがある。
しかしながら、使用形態によっては、データを送信する際にセキュリティが確保できないというケースもある。例えば、配信スキャナ機能を用いて、スキャナ入力をしたデータをPCに送信する場合である。
この場合、スキャナ入力に必要な操作を複合機側で行う必要があるため、ユーザは、使用するPCを離れて複合機の設置場所に行き、使用するPCを送信先として、配信スキャナ機能利用時の操作を行うことになる。このケースでは、ユーザが複合機側で操作をする間、使用するPCは、稼動状態を保ったまま放置されるので、複合機から送信されたデータのみならず、PC上の全てのデータを第三者に見られてしまう恐れがある。
こうした問題を解決するための一つの方法が、下記特許文献1に提案されている。
特許文献1のプッシュ型スキャナ装置においては、読み取った画像データを所定のファイル形式に変換して、ファイル名、セキュリティを担保するためのパスワードを付加して、指定されたアドレスにネットワークを介して送信する。また、このプッシュ型スキャナ装置は、複合機(MFP)として構成しているので、送信した画像データのファイル名、パスワードを送信時に印刷して用紙に出力する。送信先のPC上で画像データを利用する場合には、セキュリティを担保するために送信時に付したパスワードを入力しないと、ファイルを開くことができない。このために、パスワードは、送信時に用紙に印刷し、管理される。
特開2007−208914号公報
特許文献1のプッシュ型スキャナ装置においては、読み取った画像データを所定のファイル形式に変換して、ファイル名、セキュリティを担保するためのパスワードを付加して、指定されたアドレスにネットワークを介して送信する。また、このプッシュ型スキャナ装置は、複合機(MFP)として構成しているので、送信した画像データのファイル名、パスワードを送信時に印刷して用紙に出力する。送信先のPC上で画像データを利用する場合には、セキュリティを担保するために送信時に付したパスワードを入力しないと、ファイルを開くことができない。このために、パスワードは、送信時に用紙に印刷し、管理される。
上記特許文献1に示された解決方法は、スキャナ入力した画像データをPCに送信する度に、自動的に画像データにファイル名、セキュリティを担保するためのパスワードを付加する方法である。このために、送信されたファイルを開くために必要なファイル名、パスワードを用紙に印刷するという方法で、これらの情報をユーザに知らせることを必要としている。
しかしながら、ファイル名、パスワードが用紙に印刷されて出力されるので、第三者に情報が漏れ、画像データを見られてしまう恐れがあり、セキュリティが充分確保されない。
また、ユーザが複合機側で配信スキャナの操作をする間、送信先のPCが稼動状態を保つ方法で送信動作を行うシステムでは、複合機から送信された画像データはファイルに付加されたパスワードによってセキュリティが確保されても、PC上の全てのデータのセキュリティが保証されない。
本発明は、上記した従来技術の問題に鑑みてなされたもので、画像データを送信先の外部機(PC等)へ送信する過程で第三者の目に触れることや情報が漏れる可能性のある手順をとることを防ぎ、確実にセキュリティを保つことを課題とする。
しかしながら、ファイル名、パスワードが用紙に印刷されて出力されるので、第三者に情報が漏れ、画像データを見られてしまう恐れがあり、セキュリティが充分確保されない。
また、ユーザが複合機側で配信スキャナの操作をする間、送信先のPCが稼動状態を保つ方法で送信動作を行うシステムでは、複合機から送信された画像データはファイルに付加されたパスワードによってセキュリティが確保されても、PC上の全てのデータのセキュリティが保証されない。
本発明は、上記した従来技術の問題に鑑みてなされたもので、画像データを送信先の外部機(PC等)へ送信する過程で第三者の目に触れることや情報が漏れる可能性のある手順をとることを防ぎ、確実にセキュリティを保つことを課題とする。
本発明は、画像を入力する画像入力手段と、入力画像を出力画像として処理する画像処理手段と、ユーザインターフェースとして機能し、処理対象画像、画像処理内容、画像処理の実行、出力画像の送信及び送信先を指示する操作手段と、前記操作手段によって指示された出力画像の送信先とデータを交信する通信手段を有する画像処理装置であって、前記操作手段によって指示された送信先に出力画像を送信するときに、出力画像の送信先が有するセキュリティ機能の起動要求の送信を指示する手段を備え、前記通信手段は、前記セキュリティ機能の起動要求の送信を指示する手段の指示に従って、当該要求を送信することを特徴とする。
本発明は、画像入力手段と、入力画像を出力画像として処理する画像処理手段と、ユーザインターフェースとして機能し、処理対象画像、画像処理内容、画像処理の実行、出力画像の送信及び送信先を指示する操作手段と、前記操作手段によって指示された出力画像の送信先とデータを交信する通信手段を有する画像処理装置における画像処理方法であって、前記操作手段によって指示された送信先に出力画像を送信するときに、出力画像の送信先が有するセキュリティ機能の起動要求の送信を指示する第1の送信指示工程と、前記第1の送信指示工程で行われる送信指示に従って、前記通信手段にセキュリティ機能の起動要求の送信を行わせる第1の送信工程を有したことを特徴とする。
本発明は、画像入力手段と、入力画像を出力画像として処理する画像処理手段と、ユーザインターフェースとして機能し、処理対象画像、画像処理内容、画像処理の実行、出力画像の送信及び送信先を指示する操作手段と、前記操作手段によって指示された出力画像の送信先とデータを交信する通信手段を有する画像処理装置における画像処理方法であって、前記操作手段によって指示された送信先に出力画像を送信するときに、出力画像の送信先が有するセキュリティ機能の起動要求の送信を指示する第1の送信指示工程と、前記第1の送信指示工程で行われる送信指示に従って、前記通信手段にセキュリティ機能の起動要求の送信を行わせる第1の送信工程を有したことを特徴とする。
配信スキャナ機能等を用いて複合機等の画像処理装置からPC等の送信先にデータを送信する際に、ユーザのタイミングで指示した送信先のセキュリティ機能を起動させることで、確実にセキュリティを確保しながら、データを送信できる。
以下に本発明の実施形態について、添付した図面を参照して説明する。
以下に示す本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法の実施形態として、複合機を実施形態とした例を示す。
複合機は、コピー、配信スキャナ(Push Scan)、プリンタ等の機能を複合して備え、これらの機能を操作部からの処理の指示又はPC等の外部機から通信手段を介して入力される処理要求に応えて動作させ、複合機内のプリンタで画像出力するほか、通信手段を介してPC等の外部機へ画像データを送信する。
外部機とデータを交信する通信手段として、LAN(Local Area Network)等のネットワークインターフェース(I/F)を用いる例をここでは示すが、双方向に情報をやりとりできる通信手段であればネットワークI/Fに限らない。
以下に示す本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法の実施形態として、複合機を実施形態とした例を示す。
複合機は、コピー、配信スキャナ(Push Scan)、プリンタ等の機能を複合して備え、これらの機能を操作部からの処理の指示又はPC等の外部機から通信手段を介して入力される処理要求に応えて動作させ、複合機内のプリンタで画像出力するほか、通信手段を介してPC等の外部機へ画像データを送信する。
外部機とデータを交信する通信手段として、LAN(Local Area Network)等のネットワークインターフェース(I/F)を用いる例をここでは示すが、双方向に情報をやりとりできる通信手段であればネットワークI/Fに限らない。
「画像処理システム」
本実施形態の複合機は、ネットワークI/Fにより外部機としてのPCと接続し、画像処理システム或いは広義の画像処理装置を構成する。
図1は、本実施形態の画像処理システムの構成の概要を示す図である。
図1において、LAN等のネットワーク20上に複合機(画像処理装置)10と、複合機10の機能を利用する外部機として複合機10との間で双方向にデータ(情報)を交換するPC30が接続される。
ここでは、ネットワーク20により1台の複合機10に対しN台のPC30が接続された汎用のシステム例を示すが、複合機とPCとがUSB(Universal Serial Bus)ケーブルにより、1対1で接続されるシステムであってもよい。
本実施形態の複合機は、ネットワークI/Fにより外部機としてのPCと接続し、画像処理システム或いは広義の画像処理装置を構成する。
図1は、本実施形態の画像処理システムの構成の概要を示す図である。
図1において、LAN等のネットワーク20上に複合機(画像処理装置)10と、複合機10の機能を利用する外部機として複合機10との間で双方向にデータ(情報)を交換するPC30が接続される。
ここでは、ネットワーク20により1台の複合機10に対しN台のPC30が接続された汎用のシステム例を示すが、複合機とPCとがUSB(Universal Serial Bus)ケーブルにより、1対1で接続されるシステムであってもよい。
図1の画像処理システムの複合機10は、配信スキャナ機能を備え、この機能を動作させると、送信先に指定したPC30に対して、後述する原稿読取部によって読み込まれた画像データにPC30の処理に適した画像処理を施して、ネットワーク20を経由して送信する。また、複合機10は、送信先のPC30が備えるセキュリティ機能の起動を指示するためのコマンドをネットワーク20経由で送信する。対するPC30は、セキュリティ機能起動コマンドを受け、セキュリティ機能を起動させ、起動完了時には、その旨の通知をネットワーク20を経由して複合機10に返す。
なお、スキャナ配信時のセキュリティ機能の動作については、後記で詳述する。また、ネットワーク20は、PC30をホストとするプリンタ機能の利用時にもデータのやり取りに使用される。プリンタ機能については、この実施形態における特徴部分ではなく、既存の構成を採用するので、ここでは、記載を省く。
なお、スキャナ配信時のセキュリティ機能の動作については、後記で詳述する。また、ネットワーク20は、PC30をホストとするプリンタ機能の利用時にもデータのやり取りに使用される。プリンタ機能については、この実施形態における特徴部分ではなく、既存の構成を採用するので、ここでは、記載を省く。
「複合機の概要」
図2は、本実施形態の複合機におけるデータ処理系のシステム構成の概要を示すブロック図である。
図2のシステム構成において、CPU(Central Processing Unit)101はソフトウェア(プログラム)を動作させるための演算装置である。CPU101は、プログラムを格納する図示しないHDD(Hard Disk Drive)或いは不揮発性のROM(Read Only Memory)及びワークメモリとしての図示しないRAM(Random
Access Memory)を制御下におくことで、複合機全体の制御を行うシステム制御部を構成する。
このシステム制御部を構成するHDD或いはROM等の記録(記憶)媒体に後述する図3〜7の制御フロー(配信スキャナ機能を用いてデータ送信を行う際の送信先のセキュリティ機能の起動に係る制御・処理)を実行するプログラムを記録(記憶)しておくことで、CPU101が、この記録媒体に記録した制御・処理プログラムや制御データ等をワークメモリとしてのRAMに読込み、制御・処理の実行時に当該プログラムを駆動することによって、CPU101(コンピュータ)を当該制御・処理を実行するための手段として機能させることができる。
図2は、本実施形態の複合機におけるデータ処理系のシステム構成の概要を示すブロック図である。
図2のシステム構成において、CPU(Central Processing Unit)101はソフトウェア(プログラム)を動作させるための演算装置である。CPU101は、プログラムを格納する図示しないHDD(Hard Disk Drive)或いは不揮発性のROM(Read Only Memory)及びワークメモリとしての図示しないRAM(Random
Access Memory)を制御下におくことで、複合機全体の制御を行うシステム制御部を構成する。
このシステム制御部を構成するHDD或いはROM等の記録(記憶)媒体に後述する図3〜7の制御フロー(配信スキャナ機能を用いてデータ送信を行う際の送信先のセキュリティ機能の起動に係る制御・処理)を実行するプログラムを記録(記憶)しておくことで、CPU101が、この記録媒体に記録した制御・処理プログラムや制御データ等をワークメモリとしてのRAMに読込み、制御・処理の実行時に当該プログラムを駆動することによって、CPU101(コンピュータ)を当該制御・処理を実行するための手段として機能させることができる。
システム制御部は、画像メモリ102、画像読取部103、画像処理部104、セキュリティ制御部105、操作表示部106、タイマー107、外部I/F制御部108をそれぞれ制御下において、ユーザが操作表示部106で行う指示に従い配信スキャナ機能等の機能を実現するための動作を行わせる。なお、この実施形態は配信スキャナ機能に係る構成を特徴とし、コピー機能やプリンタ機能については、特徴部分ではなく、既存の構成を適用することにより実施することができるので、図2では、システム制御部によって制御されるこれらの機能に係る要素の記載を省いている。また、以下の説明では、配信スキャナ機能に係る構成、動作を中心に説明をする。
図2における画像メモリ102は、配信スキャナ機能の動作時に、送信先のPC30のセキュリティ機能が起動していないために、原稿読取部103で読み取られた画像データを送信できない状態にある間、一時的に画像データを蓄積しておくためのメモリある。
原稿読取部103は、圧板(Flatbed)又はADF(自動原稿送り装置)のいずれかの動作モードで読取りを行うので、それぞれに求められる位置にユーザの操作により原稿がセットされたことを確認して、定められたどちらかの動作モードで原稿を読み取る。読取り動作は、ユーザによるスタートボタンの操作或いはシステムが自動で行う指示に従って開始される。
画像処理部104は、原稿読取部103によって読取った原稿の画像データに対して、原稿読取部103の機器特性に依存するデータを正規化し、汎用のデータにするために色変換等の処理を施すことで、送信先のPC30の処理に適した画像データとする。セキュリティ制御部105は、送信先のPC30が有するセキュリティ機能の起動要求を指示し、また、PC30側から送信されてくるセキュリティ機能の有無や起動状態を後述するI/F制御部108を介して受信して、その内容を判定し、配信スキャナ機能の動作に反映させる。
原稿読取部103は、圧板(Flatbed)又はADF(自動原稿送り装置)のいずれかの動作モードで読取りを行うので、それぞれに求められる位置にユーザの操作により原稿がセットされたことを確認して、定められたどちらかの動作モードで原稿を読み取る。読取り動作は、ユーザによるスタートボタンの操作或いはシステムが自動で行う指示に従って開始される。
画像処理部104は、原稿読取部103によって読取った原稿の画像データに対して、原稿読取部103の機器特性に依存するデータを正規化し、汎用のデータにするために色変換等の処理を施すことで、送信先のPC30の処理に適した画像データとする。セキュリティ制御部105は、送信先のPC30が有するセキュリティ機能の起動要求を指示し、また、PC30側から送信されてくるセキュリティ機能の有無や起動状態を後述するI/F制御部108を介して受信して、その内容を判定し、配信スキャナ機能の動作に反映させる。
操作表示部106は、このシステム(図2)とユーザとの間のインターフェースとして機能するもので、操作パネルを備える。操作パネルには、タッチパネルも兼ねたLCD(液晶表示装置)とボタン(キー)スイッチを有し、装置の各種状態や操作方法をLCDに表示し、ユーザからのボタン(キー)スイッチ入力を検知する。ここでは、セキュリティ機能との関連で、送信先PCの指定や、原稿読取りを開始する(スタートボタンを押下)時に使用される。また、送信先PCへのセキュリティ機能の起動を指示するコマンドに対して、セキュリティ機能が起動しない場合に、そのエラー内容の表示を行う。
タイマー107は、制御システムが制御動作を管理するために用いられる。ここでは、複合機10からPC30に対してセキュリティ機能の起動を指示するコマンドを送信した後の経過時間や、PC30側で画像データを受信できない場合の複合機10側での送信待機時間を計測するために使用される。
タイマー107は、制御システムが制御動作を管理するために用いられる。ここでは、複合機10からPC30に対してセキュリティ機能の起動を指示するコマンドを送信した後の経過時間や、PC30側で画像データを受信できない場合の複合機10側での送信待機時間を計測するために使用される。
外部I/F制御部108は、後述するシステムバス110を外部機に接続するI/Fを制御する。外部機を接続するI/Fとしては、ネットワーク接続するPC30に対してはネットワーク接続I/F109を用いるが、USB(Universal Serial Bus)ケーブルのコネクタを用いてもよい。
ネットワーク接続I/F109は、複合機10が持つ各種の機能を利用する際に外部機が複合機10との間でデータをやり取りすることが必要であり、こうした外部機として想定したPCと交信できる汎用のLANI/Fを採用することが有利である。ここでは、ネットワーク接続I/F109として汎用LANI/Fを用いて、複合機10から画像データ及びセキュリティ機能の起動を指示するコマンドをPC30に送信する。また、PC30からセキュリティ機能の有無や起動状態を受信して、LANI/Fを制御する外部I/F制御部108とシステムバス110を経由してこれらの情報をセキュリティ制御部105に転送する。
システムバス110は、データ処理系を構成するシステム(図2)の各要素(デバイス)間でデータのやり取りをする結線で、例えば、原稿読取部103より読取った原稿の画像データや、操作表示部106から入力された原稿読取開始などの指令が通る。
ネットワーク接続I/F109は、複合機10が持つ各種の機能を利用する際に外部機が複合機10との間でデータをやり取りすることが必要であり、こうした外部機として想定したPCと交信できる汎用のLANI/Fを採用することが有利である。ここでは、ネットワーク接続I/F109として汎用LANI/Fを用いて、複合機10から画像データ及びセキュリティ機能の起動を指示するコマンドをPC30に送信する。また、PC30からセキュリティ機能の有無や起動状態を受信して、LANI/Fを制御する外部I/F制御部108とシステムバス110を経由してこれらの情報をセキュリティ制御部105に転送する。
システムバス110は、データ処理系を構成するシステム(図2)の各要素(デバイス)間でデータのやり取りをする結線で、例えば、原稿読取部103より読取った原稿の画像データや、操作表示部106から入力された原稿読取開始などの指令が通る。
「配信スキャナにおけるセキュリティの確保」
上記した複合機(図2)は、配信スキャナ機能を持ち、ネットワーク20を介して接続されたPC30(図1、参照)へ原稿読取部103で読取った画像データを配信する。この配信スキャナ機能を用いて送信先のPC30へデータ送信を行う際、第三者の目に触れることや、情報が漏れる可能性がある(上記[背景技術]の記載、参照)。
また、この問題の解決手段として従来提案された方法(上記特許文献1)によっても、セキュリティが充分確保されず、また、この従来法では、送信先のPCが稼動状態を保った状態でデータ送信を行う方法を採用すると、PC上の全てのデータのセキュリティが保証されない(上記[発明が解決しようとする課題]の記載、参照)。
上記した複合機(図2)は、配信スキャナ機能を持ち、ネットワーク20を介して接続されたPC30(図1、参照)へ原稿読取部103で読取った画像データを配信する。この配信スキャナ機能を用いて送信先のPC30へデータ送信を行う際、第三者の目に触れることや、情報が漏れる可能性がある(上記[背景技術]の記載、参照)。
また、この問題の解決手段として従来提案された方法(上記特許文献1)によっても、セキュリティが充分確保されず、また、この従来法では、送信先のPCが稼動状態を保った状態でデータ送信を行う方法を採用すると、PC上の全てのデータのセキュリティが保証されない(上記[発明が解決しようとする課題]の記載、参照)。
そこで、この実施形態では、配信スキャナを用いてデータを送信する時に送信先のPC30が持つセキュリティ機能が働くように、複合機10から起動要求を行い、セキュリティ機能を動作させる。
このセキュリティ機能は、PCにおいて第三者の入力操作によるアクセスを不可能にする方法としてこれまでも利用されている既存の技術を配信スキャナの送信先のPC30に適用することによって実施することができる。
セキュリティ機能の適用にあたり考慮すべき条件は、配信スキャナによって送られるデータを受信するときに送信先のPC30でセキュリティ機能が働いていることであるから、このタイミングを選んでセキュリティ機能の起動指示を行う。ここでは、原稿読取部103に配信すべき原稿をセットし、原稿読み取りを開始する指示がユーザにより行われたタイミングで制御システム(図2)が、PC30にセキュリティ機能の起動要求を行い、送信実行時には、セキュリティ機能が働いているという状態が得られるようにする。
このセキュリティ機能は、PCにおいて第三者の入力操作によるアクセスを不可能にする方法としてこれまでも利用されている既存の技術を配信スキャナの送信先のPC30に適用することによって実施することができる。
セキュリティ機能の適用にあたり考慮すべき条件は、配信スキャナによって送られるデータを受信するときに送信先のPC30でセキュリティ機能が働いていることであるから、このタイミングを選んでセキュリティ機能の起動指示を行う。ここでは、原稿読取部103に配信すべき原稿をセットし、原稿読み取りを開始する指示がユーザにより行われたタイミングで制御システム(図2)が、PC30にセキュリティ機能の起動要求を行い、送信実行時には、セキュリティ機能が働いているという状態が得られるようにする。
送信時にセキュリティ機能を働かせ、この機能が働いた状態の送信先へスキャナ入力画像を配信する配信スキャナ制御(以下、「セキュリティ配信制御」という)の実施形態として、以下に“実施形態1”〜“実施形態3”を示す。
“実施形態1”は、セキュリティ配信制御の基本動作を示す。“実施形態2”は、送信先のセキュリティ状態を確認し、確認結果を配信制御に反映させる動作を“実施形態1”の基本動作に付加した形態を示す。また、“実施形態3”は、送信先の作業状態(アイドル状態ではない)を確認し、確認結果を配信制御に反映させる動作を“実施形態1”又は“実施形態2”の動作に付加した形態を示す。
“実施形態1”は、セキュリティ配信制御の基本動作を示す。“実施形態2”は、送信先のセキュリティ状態を確認し、確認結果を配信制御に反映させる動作を“実施形態1”の基本動作に付加した形態を示す。また、“実施形態3”は、送信先の作業状態(アイドル状態ではない)を確認し、確認結果を配信制御に反映させる動作を“実施形態1”又は“実施形態2”の動作に付加した形態を示す。
“実施形態1”
この実施形態は、セキュリティ配信制御の基本動作を示すものである。
以下に、セキュリティ配信制御の基本動作について、図3に示す制御フローを参照して説明する。
先ず、複合機10の原稿読取部103において、圧板(Flatbed)又はADF(自動原稿送り)読取りに求められる位置にユーザにより原稿がセットされたことを検知する(ステップS101)。
また、複合機10の操作表示部106(操作パネル)におけるユーザのキー入力を検知することによって、配信スキャナが利用する機能として選択され、さらに原稿読取部103で読取られる原稿に対して指定された配信(送信)先を認識する(ステップS102)。
次いで、操作パネル上のスタートボタンの押下を検知し、読取りの開始が指示されたことを認識する(ステップS103)。
この実施形態は、セキュリティ配信制御の基本動作を示すものである。
以下に、セキュリティ配信制御の基本動作について、図3に示す制御フローを参照して説明する。
先ず、複合機10の原稿読取部103において、圧板(Flatbed)又はADF(自動原稿送り)読取りに求められる位置にユーザにより原稿がセットされたことを検知する(ステップS101)。
また、複合機10の操作表示部106(操作パネル)におけるユーザのキー入力を検知することによって、配信スキャナが利用する機能として選択され、さらに原稿読取部103で読取られる原稿に対して指定された配信(送信)先を認識する(ステップS102)。
次いで、操作パネル上のスタートボタンの押下を検知し、読取りの開始が指示されたことを認識する(ステップS103)。
読取り開始の指示を受けると、このタイミングでセキュリティ制御部105が、配信スキャナにおける送信先のPC30を制御するための動作を始める。この動作は、上記したように、配信スキャナによって送られるデータを受信するときに送信先のPC30でセキュリティ機能が働いているようにする制御である。
制御フローとしては、セキュリティ制御部105は、セキュリティ機能の起動を要求するコマンドを送信先のPC30に送信することを指示し、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し、この送信動作を行う(ステップS104)。
送信先のPC30側では、セキュリティ機能の起動を要求するコマンドを受信し、要求に応じてセキュリティ機能を起動させて(ステップS105)、第三者がPC30にアクセスできないようにする。なお、図3の制御フローにおけるステップS105のブロック内を網点としているが、これは、このステップがPC30側の処理であることを表している。図3の制御フローにおける他の網点ブロック(ステップS108,S109)も同様のステップであることを表している。
制御フローとしては、セキュリティ制御部105は、セキュリティ機能の起動を要求するコマンドを送信先のPC30に送信することを指示し、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し、この送信動作を行う(ステップS104)。
送信先のPC30側では、セキュリティ機能の起動を要求するコマンドを受信し、要求に応じてセキュリティ機能を起動させて(ステップS105)、第三者がPC30にアクセスできないようにする。なお、図3の制御フローにおけるステップS105のブロック内を網点としているが、これは、このステップがPC30側の処理であることを表している。図3の制御フローにおける他の網点ブロック(ステップS108,S109)も同様のステップであることを表している。
複合機10側では、PC30でセキュリティ機能が起動されると同時に、原稿読取部103にセットされた原稿の読取りを始める(ステップS106)。
システム制御部は、原稿読取部103によって読取られた画像データを送信先のPC30に送信することを指示し、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し送信動作を行う(ステップS107)。
送信先のPC30側では、配信スキャナによって送られた画像データを受信した後、動作させていたセキュリティ機能を解除する(ステップS108)。PC30のセキュリティ機能の解除は、パスワードの入力などの解除手順を行うことによって、アクセスが可能な状態に復帰させる。
配信スキャナを利用するユーザは、セキュリティ機能を解除した後、送信された画像データにアクセスし、データの存在をチェックし、動作が正常に行われたことを確認して(ステップS109)、この制御フローを終了する。
システム制御部は、原稿読取部103によって読取られた画像データを送信先のPC30に送信することを指示し、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し送信動作を行う(ステップS107)。
送信先のPC30側では、配信スキャナによって送られた画像データを受信した後、動作させていたセキュリティ機能を解除する(ステップS108)。PC30のセキュリティ機能の解除は、パスワードの入力などの解除手順を行うことによって、アクセスが可能な状態に復帰させる。
配信スキャナを利用するユーザは、セキュリティ機能を解除した後、送信された画像データにアクセスし、データの存在をチェックし、動作が正常に行われたことを確認して(ステップS109)、この制御フローを終了する。
このように、図3の制御フローに従うと、操作パネル上のスタートボタン等の操作というユーザのタイミングで送信先のセキュリティ機能の起動を指示でき、このような方法でセキュリティ配信制御を行うことで、配信スキャナ機能等を用いて複合機等の画像処理装置からPC等の送信先にデータを送信する際に、確実にセキュリティを確保しながら、データを送信できる。
つまり、複合機10で配信スキャナの動作を始めてから、送信先のPC30でセキュリティ機能を解除するまでの間、PC30への第三者のアクセスは、できないので、送信データが第三者の目に触れることや、送信データのみならずPC30内に格納された全データの情報が漏れることを防ぐことができる。
つまり、複合機10で配信スキャナの動作を始めてから、送信先のPC30でセキュリティ機能を解除するまでの間、PC30への第三者のアクセスは、できないので、送信データが第三者の目に触れることや、送信データのみならずPC30内に格納された全データの情報が漏れることを防ぐことができる。
“実施形態2”
本実施形態は、送信先のセキュリティ状態を確認し、確認結果を配信スキャナの制御に反映させる動作を“実施形態1”の基本動作に付加した形態を示す。
上記実施形態1の制御フロー(図3)では、送信先のPC30におけるセキュリティ機能の起動状態に関わらず、複合機10からPC30のセキュリティ機能を起動させていた。従って、すでにセキュリティ機能が起動された状態でも、複合機10がPC30のセキュリティ機能を起動させる、という状況になり、パフォーマンスを低下させる。また、送信先のPC30にセキュリティ機能が設定されていない場合も想定され、この場合も同様の状況になる。
そこで、新たにセキュリティ状態を確認するための手段を備え、確認結果を配信スキャナの制御に反映させることにより、パフォーマンスを高めるようにする。上記のセキュリティ状態とは、セキュリティ機能が起動しているか否か、セキュリティ機能の有無を内容とする情報により表す。
本実施形態は、送信先のセキュリティ状態を確認し、確認結果を配信スキャナの制御に反映させる動作を“実施形態1”の基本動作に付加した形態を示す。
上記実施形態1の制御フロー(図3)では、送信先のPC30におけるセキュリティ機能の起動状態に関わらず、複合機10からPC30のセキュリティ機能を起動させていた。従って、すでにセキュリティ機能が起動された状態でも、複合機10がPC30のセキュリティ機能を起動させる、という状況になり、パフォーマンスを低下させる。また、送信先のPC30にセキュリティ機能が設定されていない場合も想定され、この場合も同様の状況になる。
そこで、新たにセキュリティ状態を確認するための手段を備え、確認結果を配信スキャナの制御に反映させることにより、パフォーマンスを高めるようにする。上記のセキュリティ状態とは、セキュリティ機能が起動しているか否か、セキュリティ機能の有無を内容とする情報により表す。
以下に、本実施形態のセキュリティ配信制御の動作について、図4に示す制御フローを参照して説明する。
先ず、複合機10の原稿読取部103において、圧板(Flatbed)又はADF(自動原稿送り)読取りに求められる位置にユーザにより原稿がセットされたことを検知する(ステップS201)。
また、複合機10の操作表示部106(操作パネル)におけるユーザのキー入力を検知することによって、配信スキャナが利用する機能として選択され、さらに原稿読取部103で読取られる原稿に対して指定された配信(送信)先を認識する(ステップS202)。
次いで、操作パネル上のスタートボタンの押下を検知し、読取りの開始が指示されたことを認識する(ステップS203)。
先ず、複合機10の原稿読取部103において、圧板(Flatbed)又はADF(自動原稿送り)読取りに求められる位置にユーザにより原稿がセットされたことを検知する(ステップS201)。
また、複合機10の操作表示部106(操作パネル)におけるユーザのキー入力を検知することによって、配信スキャナが利用する機能として選択され、さらに原稿読取部103で読取られる原稿に対して指定された配信(送信)先を認識する(ステップS202)。
次いで、操作パネル上のスタートボタンの押下を検知し、読取りの開始が指示されたことを認識する(ステップS203)。
読取り開始の指示を受けると、このタイミングでセキュリティ制御部105が、配信スキャナにおける送信先のPC30を制御するための動作を始める。この動作は、配信スキャナによって送られるデータを受信するときに送信先のPC30でセキュリティ機能が働いているようにする制御である。
本実施形態では、この制御を行うときに、送信先のPC30におけるセキュリティ状態を検知する。このセキュリティ状態の検知は、セキュリティ機能の判定を要求するコマンドを送信先のPC30に送り、要求に応えて当該PC30から通知されてくるセキュリティ機能の判定結果を受信する検知方法、或いはネットワークに接続された各PC30から定期的に通知されてくる機器情報を管理し、そこに示されるPCの状態を示す情報を利用時に検知(参照)する方法等を採用できる。
このようにして検知したセキュリティ状態が配信スキャナの実行条件を満たすか否かを判断し、実行条件を満たすときに、原稿読取部103で読取りを実行し、送信すべき画像データの入力を行う。
本実施形態では、この制御を行うときに、送信先のPC30におけるセキュリティ状態を検知する。このセキュリティ状態の検知は、セキュリティ機能の判定を要求するコマンドを送信先のPC30に送り、要求に応えて当該PC30から通知されてくるセキュリティ機能の判定結果を受信する検知方法、或いはネットワークに接続された各PC30から定期的に通知されてくる機器情報を管理し、そこに示されるPCの状態を示す情報を利用時に検知(参照)する方法等を採用できる。
このようにして検知したセキュリティ状態が配信スキャナの実行条件を満たすか否かを判断し、実行条件を満たすときに、原稿読取部103で読取りを実行し、送信すべき画像データの入力を行う。
送信先のPC30におけるセキュリティ状態に応じた上記の動作は、セキュリティ状態として検知するセキュリティ機能の有無及びセキュリティ機能が起動しているか否か、それぞれの状態に適応する制御手順に従って行われる。
このために、制御フローでは、先ず制御手順を管理するためのカウンタの値Iを初期設定(I=0)する(ステップS204)。
初期化後に、送信先のPC30におけるセキュリティ状態をもとに、送信先のPC30にセキュリティ機能があるか否かを確認し(ステップS205)、また、送信先のPC30にセキュリティ機能が起動中であるか否かを確認し(ステップS206)、それぞれの確認結果に従い制御手順を分岐する。
このために、制御フローでは、先ず制御手順を管理するためのカウンタの値Iを初期設定(I=0)する(ステップS204)。
初期化後に、送信先のPC30におけるセキュリティ状態をもとに、送信先のPC30にセキュリティ機能があるか否かを確認し(ステップS205)、また、送信先のPC30にセキュリティ機能が起動中であるか否かを確認し(ステップS206)、それぞれの確認結果に従い制御手順を分岐する。
ステップS205では、セキュリティ機能の有無の判定結果により制御手順を分ける。この実施形態では、セキュリティ制御部105が、送信先として指定されたPC30にセキュリティ機能の判定を要求するコマンドを送信することを指示し、外部I/F制御部108を通じて、この送信動作を行う。送信先のPC30側では、受取ったコマンドに応じ、セキュリティ機能の設定有無を判定して、その結果を複合機10に通知する。この通知を受取るセキュリティ制御部105は、判定結果に応じて、制御手順を分岐する。
ステップS205で、セキュリティ機能がない場合には(ステップS205-NO)、セキュリティ制御部105は、セキュリティ機能の使用を促すアラート表示を行わせる表示の実行を要求するコマンドを送信先のPC30に送信することを指示し、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し、この送信動作を行う。また、送信先のPC30側では、上記アラート表示を要求するコマンドを受信し、要求に応じてセキュリティ機能の使用を促すアラート表示を行う(ステップS211)。
また、複合機10側では、送信先のPC30においてセキュリティ機能が起動できないため、画像データを送信できない旨を操作表示部106の画面上に表示する(ステップS212)。この後、この制御フローを終了する。
ステップS205で、セキュリティ機能がない場合には(ステップS205-NO)、セキュリティ制御部105は、セキュリティ機能の使用を促すアラート表示を行わせる表示の実行を要求するコマンドを送信先のPC30に送信することを指示し、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し、この送信動作を行う。また、送信先のPC30側では、上記アラート表示を要求するコマンドを受信し、要求に応じてセキュリティ機能の使用を促すアラート表示を行う(ステップS211)。
また、複合機10側では、送信先のPC30においてセキュリティ機能が起動できないため、画像データを送信できない旨を操作表示部106の画面上に表示する(ステップS212)。この後、この制御フローを終了する。
他方、ステップS205で、セキュリティ機能が有れば(ステップS205-YES)、次にセキュリティ機能が起動中であるか否かを確認する(ステップS206)。
セキュリティ機能が起動中であるか否かの判別は、セキュリティ機能有無を判別する上記の手順と同様に行う。即ち、セキュリティ制御部105が、セキュリティ機能の起動状態の判定を要求するコマンドを送信先として指定されたPC30に送信することを指示し、外部I/F制御部108を通じて送信動作を行う。送信先のPC30側では、セキュリティ機能の起動状態の判定を要求するコマンドに応じて、セキュリティ機能が起動中であるか否かの起動状態を複合機10に判定結果として通知する。この通知を受けるセキュリティ制御部105は、判定結果に応じて、制御手順を分岐する。
セキュリティ機能が起動中であるか否かの判別は、セキュリティ機能有無を判別する上記の手順と同様に行う。即ち、セキュリティ制御部105が、セキュリティ機能の起動状態の判定を要求するコマンドを送信先として指定されたPC30に送信することを指示し、外部I/F制御部108を通じて送信動作を行う。送信先のPC30側では、セキュリティ機能の起動状態の判定を要求するコマンドに応じて、セキュリティ機能が起動中であるか否かの起動状態を複合機10に判定結果として通知する。この通知を受けるセキュリティ制御部105は、判定結果に応じて、制御手順を分岐する。
ステップS206でセキュリティ機能が起動中でなければ(ステップS206-NO)、最初にセキュリティ機能起動要求を指示してから予め定められた所定時間Tbが経過するまでの間、セキュリティ機能が起動されなければ、予め定められた時間Taのインターバルでセキュリティ機能起動要求を指示し、セキュリティ機能が起動中であるか否かを確認する動作(ステップS206)を繰り返す。
このセキュリティ機能の起動を確認するループ動作の制御フローは、先ず、最初にステップS206の確認をして起動中ではないとき、即ちカウンタの値Iが初期設定の値(I=0)である場合には(ステップS221-YES)、所定時間Tbの経過を確認する必要がないので、直ちに、セキュリティ機能の起動を要求するコマンドを送信先のPC30に送信する(ステップS222)。このコマンドは、セキュリティ制御部105が、セキュリティ機能の起動を要求するコマンドを送信先のPC30に送信する指示を行い、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し、この送信を行う。
このセキュリティ機能の起動を確認するループ動作の制御フローは、先ず、最初にステップS206の確認をして起動中ではないとき、即ちカウンタの値Iが初期設定の値(I=0)である場合には(ステップS221-YES)、所定時間Tbの経過を確認する必要がないので、直ちに、セキュリティ機能の起動を要求するコマンドを送信先のPC30に送信する(ステップS222)。このコマンドは、セキュリティ制御部105が、セキュリティ機能の起動を要求するコマンドを送信先のPC30に送信する指示を行い、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し、この送信を行う。
送信先のPC30にセキュリティ機能の起動を指示して、予めインターバルとして定められた時間Taの経過を待ち(ステップS223)、制御手順を管理するためのカウンタの値Iを(I+1)として(ステップS224)、ステップS206に戻し、次のループに移行する。
2回目以降のセキュリティ機能の起動を確認するループ動作においては、ステップS221では、カウンタの値Iが(I=0)とならないので、この場合には(ステップS221-NO)、現時点が最初にセキュリティ機能起動要求を指示してから予め定められた所定時間Tbを経過したか否かを確認する(ステップS226)。
ここで、現時点が所定時間Tbを経過した場合には(ステップS226-YES)、複合機10側で、送信先のPC30においてセキュリティ機能が起動できないとみなし、画像データを送信できない旨を操作表示部106の画面上に表示する(ステップS212)。この後、この制御フローを終了する。
2回目以降のセキュリティ機能の起動を確認するループ動作においては、ステップS221では、カウンタの値Iが(I=0)とならないので、この場合には(ステップS221-NO)、現時点が最初にセキュリティ機能起動要求を指示してから予め定められた所定時間Tbを経過したか否かを確認する(ステップS226)。
ここで、現時点が所定時間Tbを経過した場合には(ステップS226-YES)、複合機10側で、送信先のPC30においてセキュリティ機能が起動できないとみなし、画像データを送信できない旨を操作表示部106の画面上に表示する(ステップS212)。この後、この制御フローを終了する。
他方、ステップS226で現時点が所定時間Tbを経過していない場合には(ステップS226-NO)、セキュリティ機能の起動の指示を送信先のPC30に送信するステップS222に移行し、セキュリティ機能の起動を確認するループ動作を継続する。
このループ動作を行っている間に、ステップS206でセキュリティ機能が起動中であることが確認できた場合、或いはループ動作に入るまでもなく最初の時点(I=0)でセキュリティ機能が起動中であることが確認できた場合(ステップS206)、直ちに、原稿読取部103にセットされた原稿の読取りを始める(ステップS207)。
次いで、システム制御部は、原稿読取部103によって読取られた画像データを送信先のPC30に送信することを指示し、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し送信動作を行う(ステップS208)。
送信先のPC30側では、配信スキャナによって送られた画像データを受信した後、動作させていたセキュリティ機能を解除する(ステップS209)。PC30のセキュリティ機能の解除は、パスワードの入力などの解除手順を行うことによって、アクセスが可能な状態に復帰させる。
配信スキャナを利用するユーザは、セキュリティ機能を解除した後、送信された画像データにアクセスし、データの存在をチェックし、動作が正常に行われたことを確認して(ステップS210)、この制御フローを終了する。
このループ動作を行っている間に、ステップS206でセキュリティ機能が起動中であることが確認できた場合、或いはループ動作に入るまでもなく最初の時点(I=0)でセキュリティ機能が起動中であることが確認できた場合(ステップS206)、直ちに、原稿読取部103にセットされた原稿の読取りを始める(ステップS207)。
次いで、システム制御部は、原稿読取部103によって読取られた画像データを送信先のPC30に送信することを指示し、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し送信動作を行う(ステップS208)。
送信先のPC30側では、配信スキャナによって送られた画像データを受信した後、動作させていたセキュリティ機能を解除する(ステップS209)。PC30のセキュリティ機能の解除は、パスワードの入力などの解除手順を行うことによって、アクセスが可能な状態に復帰させる。
配信スキャナを利用するユーザは、セキュリティ機能を解除した後、送信された画像データにアクセスし、データの存在をチェックし、動作が正常に行われたことを確認して(ステップS210)、この制御フローを終了する。
このように、本実施形態によって、上記実施形態1と同様に、配信スキャナ機能等を用いてデータを送信する際に、送信データのみならずPC30内に格納された全データの情報が漏れることを防ぐことができ、さらに、セキュリティ状態を確認するための手順を付加したことで、すでにセキュリティ機能が起動された状態のPC30に起動をかけることや、セキュリティ機能を持たない或いは設定されていないPC30に起動をかけるといった余計な動作を行わせずにすみ、又その分動作が早まり、パフォーマンスを高めることができる。
また、セキュリティ機能を持たない或いは設定されていない場合、並びにセキュリティ機能があっても起動できない状態にある場合に、アラート表示やエラー表示を行うことで、ユーザが適切な対処法を選択することが可能になり、利便性を高めることができる。
また、セキュリティ機能を持たない或いは設定されていない場合、並びにセキュリティ機能があっても起動できない状態にある場合に、アラート表示やエラー表示を行うことで、ユーザが適切な対処法を選択することが可能になり、利便性を高めることができる。
“実施形態3”
本実施形態は、送信先の作業状態(アイドル状態であるか否か)を確認し、確認結果を配信スキャナの制御に反映させる動作を上記“実施形態2”にさらに付加した形態を示す。
上記実施形態2の制御フロー(図4)では、送信先のPC30におけるセキュリティ機能の起動状態を検知し、検知された状態を配信スキャナの制御に反映させる動作を行うようにしている。ただ、送信先のPC30がセキュリティ機能を備え、起動可能な状況でも、PC30がビジー状態であり、優先して処理したいジョブがあるときや、既にPC30が使用されており、使用中のPCのセキュリティ機能を強制的に起動させてしまうのは、利用者にとって迷惑になり、利便性が損なわれる結果ともなる。そこで、新たに送信先のPC30の作業状態がアイドル状態であるか否かを検知する手段を備え、確認結果を配信スキャナの制御に反映させることにより、パフォーマンスを高めるようにする。
本実施形態は、送信先の作業状態(アイドル状態であるか否か)を確認し、確認結果を配信スキャナの制御に反映させる動作を上記“実施形態2”にさらに付加した形態を示す。
上記実施形態2の制御フロー(図4)では、送信先のPC30におけるセキュリティ機能の起動状態を検知し、検知された状態を配信スキャナの制御に反映させる動作を行うようにしている。ただ、送信先のPC30がセキュリティ機能を備え、起動可能な状況でも、PC30がビジー状態であり、優先して処理したいジョブがあるときや、既にPC30が使用されており、使用中のPCのセキュリティ機能を強制的に起動させてしまうのは、利用者にとって迷惑になり、利便性が損なわれる結果ともなる。そこで、新たに送信先のPC30の作業状態がアイドル状態であるか否かを検知する手段を備え、確認結果を配信スキャナの制御に反映させることにより、パフォーマンスを高めるようにする。
以下に、本実施形態のセキュリティ配信制御の動作について、図5及び図6に示す制御フローを参照して説明する。
先ず、複合機10の原稿読取部103において、圧板(Flatbed)又はADF(自動原稿送り)読取りに求められる位置にユーザにより原稿がセットされたことを検知する(ステップS301)。
また、複合機10の操作表示部106(操作パネル)におけるユーザのキー入力を検知することによって、配信スキャナが利用する機能として選択され、さらに原稿読取部103で読取られる原稿に対して指定された配信(送信)先を認識する(ステップS302)。
次いで、操作パネル上のスタートボタンの押下を検知し、読取りの開始が指示されたことを認識する(ステップS303)。
先ず、複合機10の原稿読取部103において、圧板(Flatbed)又はADF(自動原稿送り)読取りに求められる位置にユーザにより原稿がセットされたことを検知する(ステップS301)。
また、複合機10の操作表示部106(操作パネル)におけるユーザのキー入力を検知することによって、配信スキャナが利用する機能として選択され、さらに原稿読取部103で読取られる原稿に対して指定された配信(送信)先を認識する(ステップS302)。
次いで、操作パネル上のスタートボタンの押下を検知し、読取りの開始が指示されたことを認識する(ステップS303)。
読取り開始の指示を受けると、このタイミングでセキュリティ制御部105が、配信スキャナにおける送信先のPC30を制御するための動作を始める。この動作は、配信スキャナによって送られるデータを受信するときに送信先のPC30でセキュリティ機能が働いているようにする制御である。
本実施形態では、この制御を行うときに、送信先のPC30におけるセキュリティ状態及び作業状態(アイドル状態であるか否か)を検知する。セキュリティ状態の検知は、セキュリティ機能の判定を要求するコマンドを送信先のPC30に送り、要求に応えて当該PC30から通知されてくるセキュリティ機能の判定結果を受信する検知方法、或いはネットワークに接続された各PC30から定期的に通知されてくる機器情報を管理し、そこに示されるPCの状態を示す情報を利用時に検知(参照)する方法等を採用できる。
このようにして検知したセキュリティ状態及び作業状態が配信スキャナの実行条件を満たすか否かを判断し、実行条件を満たすときに、原稿読取部103で読取りを実行し、送信すべき画像データの入力を行う。なお、上記の実行条件を満たさない(アイドル状態にならない)場合でも、送信先のPC30の使用中のユーザの許可が得られることを条件に、送信を実行する。
本実施形態では、この制御を行うときに、送信先のPC30におけるセキュリティ状態及び作業状態(アイドル状態であるか否か)を検知する。セキュリティ状態の検知は、セキュリティ機能の判定を要求するコマンドを送信先のPC30に送り、要求に応えて当該PC30から通知されてくるセキュリティ機能の判定結果を受信する検知方法、或いはネットワークに接続された各PC30から定期的に通知されてくる機器情報を管理し、そこに示されるPCの状態を示す情報を利用時に検知(参照)する方法等を採用できる。
このようにして検知したセキュリティ状態及び作業状態が配信スキャナの実行条件を満たすか否かを判断し、実行条件を満たすときに、原稿読取部103で読取りを実行し、送信すべき画像データの入力を行う。なお、上記の実行条件を満たさない(アイドル状態にならない)場合でも、送信先のPC30の使用中のユーザの許可が得られることを条件に、送信を実行する。
送信先のPC30におけるセキュリティ状態及び作業状態に応じた上記の動作は、セキュリティ状態として検知するセキュリティ機能の有無及びセキュリティ機能が起動しているか否か、それぞれの状態、さらに起動していない状態においてアイドル状態であるか否か、それぞれの状態に適応する制御手順に従って行われる。
このために、制御フローでは、先ず制御手順を管理するためのカウンタの値Iを初期設定(I=0)する(ステップS304)。
初期化後に、先ず、送信先のPC30におけるセキュリティ状態をもとに、送信先のPC30にセキュリティ機能があるか否かを確認し(ステップS305)、また、送信先のPC30にセキュリティ機能が起動中であるか否かを確認し(ステップS306)、それぞれの確認結果に従い制御手順を分岐する。
このために、制御フローでは、先ず制御手順を管理するためのカウンタの値Iを初期設定(I=0)する(ステップS304)。
初期化後に、先ず、送信先のPC30におけるセキュリティ状態をもとに、送信先のPC30にセキュリティ機能があるか否かを確認し(ステップS305)、また、送信先のPC30にセキュリティ機能が起動中であるか否かを確認し(ステップS306)、それぞれの確認結果に従い制御手順を分岐する。
ステップS305では、セキュリティ機能の有無の判定結果により制御手順を分ける。この実施形態では、セキュリティ制御部105が、送信先として指定されたPC30にセキュリティ機能の判定を要求するコマンドを送信することを指示し、外部I/F制御部108を通じて、この送信動作を行う。送信先のPC30側では、受取ったコマンドに応じ、セキュリティ機能の設定有無を判定して、その結果を複合機10に通知する。この通知を受取るセキュリティ制御部105は、判定結果に応じて、制御手順を分岐する。
ステップS305で、セキュリティ機能がない場合には(ステップS305-NO)、セキュリティ制御部105は、セキュリティ機能の使用を促すアラート表示を行わせる表示の実行を要求するコマンドを送信先のPC30に送信することを指示し、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し、この送信動作を行う。また、送信先のPC30側では、上記アラート表示を要求するコマンドを受信し、要求に応じてセキュリティ機能の使用を促すアラート表示を行う(ステップS311)。
また、複合機10側では、送信先のPC30においてセキュリティ機能が起動できないため、画像データを送信できない旨を操作表示部106の画面上に表示する(ステップS312)。この後、この制御フローを終了する。
ステップS305で、セキュリティ機能がない場合には(ステップS305-NO)、セキュリティ制御部105は、セキュリティ機能の使用を促すアラート表示を行わせる表示の実行を要求するコマンドを送信先のPC30に送信することを指示し、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し、この送信動作を行う。また、送信先のPC30側では、上記アラート表示を要求するコマンドを受信し、要求に応じてセキュリティ機能の使用を促すアラート表示を行う(ステップS311)。
また、複合機10側では、送信先のPC30においてセキュリティ機能が起動できないため、画像データを送信できない旨を操作表示部106の画面上に表示する(ステップS312)。この後、この制御フローを終了する。
他方、ステップS305でセキュリティ機能が有れば(ステップS305-YES)、次にセキュリティ機能が起動中であるか否かを確認する(ステップS306)。
セキュリティ機能が起動中であるか否かの判別は、セキュリティ機能有無を判別する上記の手順と同様に行う。即ち、セキュリティ制御部105が、セキュリティ機能の起動状態の判定を要求するコマンドを送信先として指定されたPC30に送信することを指示し、外部I/F制御部108を通じて送信動作を行う。送信先のPC30側では、セキュリティ機能の起動状態の判定を要求するコマンドに応じて、セキュリティ機能が起動中であるか否かの起動状態を複合機10に判定結果として通知する。この通知を受けるセキュリティ制御部105は、判定結果に応じて、制御手順を分岐する。
セキュリティ機能が起動中であるか否かの判別は、セキュリティ機能有無を判別する上記の手順と同様に行う。即ち、セキュリティ制御部105が、セキュリティ機能の起動状態の判定を要求するコマンドを送信先として指定されたPC30に送信することを指示し、外部I/F制御部108を通じて送信動作を行う。送信先のPC30側では、セキュリティ機能の起動状態の判定を要求するコマンドに応じて、セキュリティ機能が起動中であるか否かの起動状態を複合機10に判定結果として通知する。この通知を受けるセキュリティ制御部105は、判定結果に応じて、制御手順を分岐する。
ステップS306でセキュリティ機能が起動中でない場合に(ステップS306-NO)、さらに送信先のPC30の作業状態がアイドル状態であるか否かによって、制御手順を分岐する。
このアイドル状態の検知は、送信先として指定されたPC30に、この判定を要求するコマンドを送信することを指示し、外部I/F制御部108を通じて、この送信動作を行う。送信先のPC30側では、受取ったコマンドに応じ、作業状態がアイドル状態であるか否かを判定して、その結果を複合機10に通知する。アイドル状態であるか否かは、PC30がアイドル状態のままで予め定められた時間Tcを経過するか否かを基準に判断をする。なお、アイドル状態は、ハードウェアが処理を何も行わないで、ユーザからの処理要求を待っている状態であり、PC30においてCPUの空き時間を検知することで求めることができる。
送信先のPC30の作業状態がアイドル状態であるか否かによって分岐する制御手順の一方のアイドル状態であるときの制御は、複合機10側からPC30に対しセキュリティ機能の起動を掛ける方法であり、他方のアイドル状態ではない(使用中である)ときの制御は、送信先のPC30の使用中のユーザの許可が得られることを条件に、読込んだ画像データの送信を実行する。
このアイドル状態の検知は、送信先として指定されたPC30に、この判定を要求するコマンドを送信することを指示し、外部I/F制御部108を通じて、この送信動作を行う。送信先のPC30側では、受取ったコマンドに応じ、作業状態がアイドル状態であるか否かを判定して、その結果を複合機10に通知する。アイドル状態であるか否かは、PC30がアイドル状態のままで予め定められた時間Tcを経過するか否かを基準に判断をする。なお、アイドル状態は、ハードウェアが処理を何も行わないで、ユーザからの処理要求を待っている状態であり、PC30においてCPUの空き時間を検知することで求めることができる。
送信先のPC30の作業状態がアイドル状態であるか否かによって分岐する制御手順の一方のアイドル状態であるときの制御は、複合機10側からPC30に対しセキュリティ機能の起動を掛ける方法であり、他方のアイドル状態ではない(使用中である)ときの制御は、送信先のPC30の使用中のユーザの許可が得られることを条件に、読込んだ画像データの送信を実行する。
制御フローとしては、一方のセキュリティ機能の起動を掛ける方法による場合に必要な手順として、制御手順を管理するためのカウンタの値Iが初期値(I=0)であるか否かを確認し(ステップS321)、カウンタの値Iが初期値である場合に(ステップS321-YES)、送信先のPC30がアイドル状態のままで予め定められた時間Tcを経過するか否かを確認する(ステップS322)。
ここで、送信先のPC30がアイドル状態ではない(使用中である)場合に(ステップS322-NO)、使用中のユーザの許可を得て、送信する上記他方の制御手順である図6の制御フローに移行する。なお、この制御手順のフロー図は、記載スペースの関係から、図6に別図として示す。図5のステップS322-NOの移行先は図6のステップS331であり、図中に
→A→ で両図のつながりを示している。同図中の
→B→ 及び
→C→ も同様に両図のつながりを示す。
ここで、送信先のPC30がアイドル状態ではない(使用中である)場合に(ステップS322-NO)、使用中のユーザの許可を得て、送信する上記他方の制御手順である図6の制御フローに移行する。なお、この制御手順のフロー図は、記載スペースの関係から、図6に別図として示す。図5のステップS322-NOの移行先は図6のステップS331であり、図中に
→A→ で両図のつながりを示している。同図中の
→B→ 及び
→C→ も同様に両図のつながりを示す。
送信先のPC30が使用中である場合には(ステップS322-NO)、PC30のセキュリティ機能が働いているか否かに係らず、直ちに、原稿読取部103にセットされた原稿を読取る(ステップS331)。
次いで、システム制御部は、原稿読取部103によって読取られた画像データを画像メモリ102に蓄積する(ステップS332)。
この後、今PC30を使用しているユーザの許可を得て、ステップS332で一旦蓄積した画像データを送信する動作を制御する手順を行うので、先ず、この制御手順を管理するためのカウンタの値Jを初期設定(J=0)する(ステップS333)。
初期化後に、ユーザの受信許可を確認する手順に移行する。この手順は、作業をしているPC30の画面上に送信可否のダイアログを表示し、この表示に対し、ユーザが受信の許可で応答するか否かを、予め定められた時間Tdのインターバルで確認するループ動作を行う。また、所定時間Tdのインターバルで受信の許可の確認を行い、所定のリトライ回数Rを経ても許可されない場合には、エラー処理を行う。
次いで、システム制御部は、原稿読取部103によって読取られた画像データを画像メモリ102に蓄積する(ステップS332)。
この後、今PC30を使用しているユーザの許可を得て、ステップS332で一旦蓄積した画像データを送信する動作を制御する手順を行うので、先ず、この制御手順を管理するためのカウンタの値Jを初期設定(J=0)する(ステップS333)。
初期化後に、ユーザの受信許可を確認する手順に移行する。この手順は、作業をしているPC30の画面上に送信可否のダイアログを表示し、この表示に対し、ユーザが受信の許可で応答するか否かを、予め定められた時間Tdのインターバルで確認するループ動作を行う。また、所定時間Tdのインターバルで受信の許可の確認を行い、所定のリトライ回数Rを経ても許可されない場合には、エラー処理を行う。
このループ動作の制御フローとしては、先ず、ユーザが使用状態にあるPC30の画面上に、配信スキャナによる画像データの送信許可を得たい旨を示した送信可否のダイアログ表示を行う(ステップS334)。
PC30の画面への送信可否のダイアログ表示は、複合機10のシステム制御部が、このダイアログ表示と送信可否へのユーザの応答結果の取得を要求するコマンドを送信先として指定されたPC30に送信することを指示し、外部I/F制御部108を通じて送信動作を行う。
他方、送信先のPC30側では、複合機10からの上記コマンドに応じて、画面への送信可否のダイアログ表示をして、応答結果を得る。また、ユーザの応答結果として得られた送信可否が、ネットワーク20経由で複合機10に通知される。
PC30の画面への送信可否のダイアログ表示は、複合機10のシステム制御部が、このダイアログ表示と送信可否へのユーザの応答結果の取得を要求するコマンドを送信先として指定されたPC30に送信することを指示し、外部I/F制御部108を通じて送信動作を行う。
他方、送信先のPC30側では、複合機10からの上記コマンドに応じて、画面への送信可否のダイアログ表示をして、応答結果を得る。また、ユーザの応答結果として得られた送信可否が、ネットワーク20経由で複合機10に通知される。
複合機10のシステム制御部は、ユーザによって指示された、送信を許可するか否かを示す送信可否を確認し(ステップS335)、その結果に従い、制御手順が分岐される。即ち、送信が許可されず受信可能ではない場合には(ステップS335-NO)、予め定められた時間Tdのインターバルで送信許可を確認するループ動作に移行する。
他方、送信が許可され、受信可能となった場合には(ステップS335-YES)、システム制御部は、原稿読取部103によって読取られ、ステップS332で一旦蓄積した画像データを直ちに送信する(ステップS336)。なお、ユーザが使用状態にある場合の制御手順(図6)においては、PC30のセキュリティ機能が働いているか否かに係りなく動作を進行させるので、セキュリティ機能の起動制御は必要がない。
ステップS336で画像データを送信した後、送信された画像データにアクセスし、データの存在をチェックし、動作が正常に行われたことを確認して(ステップS310)、この制御フローを終了する。
他方、送信が許可され、受信可能となった場合には(ステップS335-YES)、システム制御部は、原稿読取部103によって読取られ、ステップS332で一旦蓄積した画像データを直ちに送信する(ステップS336)。なお、ユーザが使用状態にある場合の制御手順(図6)においては、PC30のセキュリティ機能が働いているか否かに係りなく動作を進行させるので、セキュリティ機能の起動制御は必要がない。
ステップS336で画像データを送信した後、送信された画像データにアクセスし、データの存在をチェックし、動作が正常に行われたことを確認して(ステップS310)、この制御フローを終了する。
ステップS335で送信が許可されず受信可能ではない場合には(ステップS335-NO)、予め定められた時間Tdのインターバルで送信許可を確認するループ動作を行う。その始めに、ループ動作を管理するためのカウンタの値Jが、所定のリトライ回数Rを超えるか(J≦R)否かを確認する(ステップS341)。
ここで、カウンタの値Jが、所定のリトライ回数Rを超えた場合(ステップS341-NO)、つまりリトライ回数Rを超えてループ動作を行っても、送信が許可されず受信可能ではない場合であり、送信先のPC30において使用状態が継続するとみなすことができ、画像データを送信できない旨を複合機10の操作表示部106の画面上に表示する(ステップS312)。この後、この制御フローを終了する。
他方、カウンタの値Jが、所定のリトライ回数Rを超えない場合には(ステップS341-YES)、ループ動作を継続する。この場合には、再びステップS334の送信可否のダイアログ表示の動作を予め定められた時間Tdのインターバルでループ動作を行うので、この動作を送信先のPC30で行わせるためのコマンドを送信するまで待機し(ステップS342)する。
この後、予め定められた時間Tdの経過を確認し(ステップS343)、ループ動作を管理するために、カウント値JをJ=J+1として(ステップS343)、送信可否のダイアログ表示の動作(ステップS334)に戻し、次のループ動作に入る。
ここで、カウンタの値Jが、所定のリトライ回数Rを超えた場合(ステップS341-NO)、つまりリトライ回数Rを超えてループ動作を行っても、送信が許可されず受信可能ではない場合であり、送信先のPC30において使用状態が継続するとみなすことができ、画像データを送信できない旨を複合機10の操作表示部106の画面上に表示する(ステップS312)。この後、この制御フローを終了する。
他方、カウンタの値Jが、所定のリトライ回数Rを超えない場合には(ステップS341-YES)、ループ動作を継続する。この場合には、再びステップS334の送信可否のダイアログ表示の動作を予め定められた時間Tdのインターバルでループ動作を行うので、この動作を送信先のPC30で行わせるためのコマンドを送信するまで待機し(ステップS342)する。
この後、予め定められた時間Tdの経過を確認し(ステップS343)、ループ動作を管理するために、カウント値JをJ=J+1として(ステップS343)、送信可否のダイアログ表示の動作(ステップS334)に戻し、次のループ動作に入る。
送信先のPC30の作業状態がアイドル状態であるか否かによって分岐する制御手順のアイドル状態であるときの制御は、複合機10側からPC30に対しセキュリティ機能の起動を掛ける方法である。
制御フローとしては、セキュリティ機能の起動を掛ける方法による場合に必要な手順として、制御手順を管理するためのカウンタの値Iが初期値(I=0)であるか否かを確認し(ステップS321)、カウンタの値Iが初期値である場合に(ステップS321-YES)、送信先のPC30がアイドル状態のままで予め定められた時間Tcを経過するか否かを確認する(ステップS322)。
ここで、送信先のPC30がアイドル状態である(使用中ではない)場合に(ステップS322-YES)、送信先のPC30にセキュリティ機能の起動を指示する(ステップS323)。
制御フローとしては、セキュリティ機能の起動を掛ける方法による場合に必要な手順として、制御手順を管理するためのカウンタの値Iが初期値(I=0)であるか否かを確認し(ステップS321)、カウンタの値Iが初期値である場合に(ステップS321-YES)、送信先のPC30がアイドル状態のままで予め定められた時間Tcを経過するか否かを確認する(ステップS322)。
ここで、送信先のPC30がアイドル状態である(使用中ではない)場合に(ステップS322-YES)、送信先のPC30にセキュリティ機能の起動を指示する(ステップS323)。
セキュリティ機能の起動を掛ける方法の制御は、最初にセキュリティ機能起動要求を指示してから予め定められた所定時間Tbが経過するまでの間、セキュリティ機能が起動されなければ、予め定められた時間Taのインターバルでセキュリティ機能起動要求を指示し、セキュリティ機能が起動中であるか否かを確認する動作(ステップS306)を繰り返す。
このセキュリティ機能の起動を確認するループ動作の制御フローは、先ず、最初にステップS306の確認をして起動中ではないとき、即ちカウンタの値Iが初期設定の値(I=0)である場合には(ステップS321-YES)、所定時間Tbの経過を確認する必要がないので、信先のPC30がアイドル状態である(使用中ではない)場合に(ステップS322-YES)、直ちにセキュリティ機能の起動を要求するコマンドを送信先のPC30に送信する(ステップS323)。このコマンドは、セキュリティ制御部105が、セキュリティ機能の起動を要求するコマンドを送信先のPC30に送信する指示を行い、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し、この送信を行う。
このセキュリティ機能の起動を確認するループ動作の制御フローは、先ず、最初にステップS306の確認をして起動中ではないとき、即ちカウンタの値Iが初期設定の値(I=0)である場合には(ステップS321-YES)、所定時間Tbの経過を確認する必要がないので、信先のPC30がアイドル状態である(使用中ではない)場合に(ステップS322-YES)、直ちにセキュリティ機能の起動を要求するコマンドを送信先のPC30に送信する(ステップS323)。このコマンドは、セキュリティ制御部105が、セキュリティ機能の起動を要求するコマンドを送信先のPC30に送信する指示を行い、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し、この送信を行う。
送信先のPC30にセキュリティ機能の起動を指示して、予めインターバルとして定められた時間Taの経過を待ち(ステップS324)、制御手順を管理するためのカウンタの値Iを(I+1)として(ステップS325)、ステップS306に戻し、次のループに移行する。
2回目以降のセキュリティ機能の起動を確認するループ動作においては、ステップS321では、カウンタの値Iが(I=0)とならないので、この場合には(ステップS321-NO)、現時点が最初にセキュリティ機能起動要求を指示してから予め定められた所定時間Tbを経過したか否かを確認する(ステップS326)。
ここで、現時点が所定時間Tbを経過した場合には(ステップS326-YES)、複合機10側で、送信先のPC30においてセキュリティ機能が起動できないとみなし、画像データを送信できない旨を操作表示部106の画面上に表示する(ステップS312)。この後、この制御フローを終了する。
2回目以降のセキュリティ機能の起動を確認するループ動作においては、ステップS321では、カウンタの値Iが(I=0)とならないので、この場合には(ステップS321-NO)、現時点が最初にセキュリティ機能起動要求を指示してから予め定められた所定時間Tbを経過したか否かを確認する(ステップS326)。
ここで、現時点が所定時間Tbを経過した場合には(ステップS326-YES)、複合機10側で、送信先のPC30においてセキュリティ機能が起動できないとみなし、画像データを送信できない旨を操作表示部106の画面上に表示する(ステップS312)。この後、この制御フローを終了する。
他方、ステップS326で現時点が所定時間Tbを経過していない場合には(ステップS326-NO)、セキュリティ機能の起動の指示を送信先のPC30に送信するステップS323に移行し、セキュリティ機能の起動を確認するループ動作を継続する。
このループ動作を行っている間に、ステップS306でセキュリティ機能が起動中であることが確認できた場合、或いはループ動作に入るまでもなく最初の時点(I=0)でセキュリティ機能が起動中であることが確認できた場合(ステップS306)、直ちに、原稿読取部103にセットされた原稿の読取りを始める(ステップS307)。
次いで、システム制御部は、原稿読取部103によって読取られた画像データを送信先のPC30に送信することを指示し、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し送信動作を行う(ステップS308)。
送信先のPC30側では、配信スキャナによって送られた画像データを受信した後、動作させていたセキュリティ機能を解除する(ステップS309)。PC30のセキュリティ機能の解除は、パスワードの入力などの解除手順を行うことによって、アクセスが可能な状態に復帰させる。
配信スキャナを利用するユーザは、セキュリティ機能を解除した後、送信された画像データにアクセスし、データの存在をチェックし、動作が正常に行われたことを確認して(ステップS310)、この制御フローを終了する。
このループ動作を行っている間に、ステップS306でセキュリティ機能が起動中であることが確認できた場合、或いはループ動作に入るまでもなく最初の時点(I=0)でセキュリティ機能が起動中であることが確認できた場合(ステップS306)、直ちに、原稿読取部103にセットされた原稿の読取りを始める(ステップS307)。
次いで、システム制御部は、原稿読取部103によって読取られた画像データを送信先のPC30に送信することを指示し、この指示を受けて、外部I/F制御部108がLANI/F109を制御し送信動作を行う(ステップS308)。
送信先のPC30側では、配信スキャナによって送られた画像データを受信した後、動作させていたセキュリティ機能を解除する(ステップS309)。PC30のセキュリティ機能の解除は、パスワードの入力などの解除手順を行うことによって、アクセスが可能な状態に復帰させる。
配信スキャナを利用するユーザは、セキュリティ機能を解除した後、送信された画像データにアクセスし、データの存在をチェックし、動作が正常に行われたことを確認して(ステップS310)、この制御フローを終了する。
このように、本実施形態によって、上記実施形態1と同様に、配信スキャナ機能等を用いてデータを送信する際に、送信データのみならずPC30内に格納された全データの情報が漏れることを防ぐことができる。さらに、セキュリティ状態を確認するための手順及びPC30がアイドル(使用)状態を確認するための手順を付加したことで、すでにセキュリティ機能が起動された状態のPC30に起動をかけることや、セキュリティ機能を持たない或いは設定されていないPC30に起動をかけるといった余計な動作を行わせずにすみ、又その分動作が早まり、パフォーマンスを高めることができ、また、PC30が使用中であっても、使用者の許可を得て配信スキャナ機能による画像データの送信を行え、利便性を高めることができる。
また、セキュリティ機能を持たない或いは設定されていない場合、並びにセキュリティ機能があっても起動できない状態にある場合、並びにPC30が使用中で送信が許可されない場合に、アラート表示やエラー表示を行うことで、ユーザが適切な対処法を選択することが可能になり、利便性を高めることができる。
また、セキュリティ機能を持たない或いは設定されていない場合、並びにセキュリティ機能があっても起動できない状態にある場合、並びにPC30が使用中で送信が許可されない場合に、アラート表示やエラー表示を行うことで、ユーザが適切な対処法を選択することが可能になり、利便性を高めることができる。
「セキュリティ機能」
本実施形態のセキュリティ配信制御に用いるセキュリティ機能に適用するスクリーンセーバーについて説明する。
スクリーンセーバーは、作業状態にあるコンピュータにおいて、ディスプレイとして用いているCRTに長時間同じ画面を表示させると、CRTディスプレイに焼付け現象が発生するので、これを防止するために採用される機能である。この機能は、通常、経時的に変化する画像を表示することによって、焼付け現象が起きない画面を表示させる動作を行う機能で、システム制御部は、同じ画面が予め定められた時間継続した場合に、この機能による動作を行う。
本実施形態のセキュリティ配信制御に用いるセキュリティ機能に適用するスクリーンセーバーについて説明する。
スクリーンセーバーは、作業状態にあるコンピュータにおいて、ディスプレイとして用いているCRTに長時間同じ画面を表示させると、CRTディスプレイに焼付け現象が発生するので、これを防止するために採用される機能である。この機能は、通常、経時的に変化する画像を表示することによって、焼付け現象が起きない画面を表示させる動作を行う機能で、システム制御部は、同じ画面が予め定められた時間継続した場合に、この機能による動作を行う。
図7は、スクリーンセーバーの動作フローを示す図である。
図7を参照してスクリーンセーバーの動作を説明すると、先ず、作業中のコンピュータにおいて、通常業務画面が表示されているときに、コンソール入力(キーボードやマウスのようなユーザが操作する入力装置による入力)が行われない状態(経過時間)を監視する(ステップS401)。ここで、キーバッファ等を調べて、コンソール入力があり、信号が発生してれば(ステップS401-NO)、監視する経過時間をクリアして(ステップS409)、初期状態のステップ401に戻す。
他方、コンソール入力がなければ(ステップS401-YES)、入力が行われない状態の経過時間を計測し(ステップS402)、計測した経過時間が予め設定された時間を超えるか否かをチェックする(ステップS403)。ここで、経過時間が設定時間に至らない間は、経過時間の監視、計測のループ動作を続ける。
図7を参照してスクリーンセーバーの動作を説明すると、先ず、作業中のコンピュータにおいて、通常業務画面が表示されているときに、コンソール入力(キーボードやマウスのようなユーザが操作する入力装置による入力)が行われない状態(経過時間)を監視する(ステップS401)。ここで、キーバッファ等を調べて、コンソール入力があり、信号が発生してれば(ステップS401-NO)、監視する経過時間をクリアして(ステップS409)、初期状態のステップ401に戻す。
他方、コンソール入力がなければ(ステップS401-YES)、入力が行われない状態の経過時間を計測し(ステップS402)、計測した経過時間が予め設定された時間を超えるか否かをチェックする(ステップS403)。ここで、経過時間が設定時間に至らない間は、経過時間の監視、計測のループ動作を続ける。
ステップS403で経過時間が設定時間を超えた場合(ステップS403-YES)、今まで表示していた業務画面をメモリへ退避させ(ステップS404)、スクリーンセーバー内にプログラミングされている画像を画面に表示する(ステップS405)。
この後、スクリーンセーバーの画面は、コンソール入力が行われるまで、この画面を継続して表示する。よって、コンソール入力を監視し(ステップS406)、コンソール入力がなければ(ステップS406-YES)、スクリーンセーバーの画面の表示を続ける(ステップS405)。
他方、コンソール入力があれば(ステップS406-NO)、今表示しているスクリーンセーバーの画面を消去し(ステップS407)、ステップS404で退避させた業務画面をメモリから取り出し、コンピュータのディスプレイに表示する(ステップS408)。
この動作で、ディスプレイの表示は元の業務画面になるので、監視する経過時間をクリアして(ステップS409)、初期状態のステップ401に戻す。
この後、スクリーンセーバーの画面は、コンソール入力が行われるまで、この画面を継続して表示する。よって、コンソール入力を監視し(ステップS406)、コンソール入力がなければ(ステップS406-YES)、スクリーンセーバーの画面の表示を続ける(ステップS405)。
他方、コンソール入力があれば(ステップS406-NO)、今表示しているスクリーンセーバーの画面を消去し(ステップS407)、ステップS404で退避させた業務画面をメモリから取り出し、コンピュータのディスプレイに表示する(ステップS408)。
この動作で、ディスプレイの表示は元の業務画面になるので、監視する経過時間をクリアして(ステップS409)、初期状態のステップ401に戻す。
上記したような基本動作を行うスクリーンセーバーにパスワードロック機能を搭載させることによって、本実施形態のセキュリティ配信制御に用いるセキュリティ機能を実現することができる。
スクリーンセーバーのパスワードロック機能は、スクリーンセーバーが掛かった状態から通常業務ができる状態に戻すための復帰条件として、パスワードの入力を必要とする。従って、パスワード入力が行われるまでスクリーンセーバーが掛かった状態でロックされる。
このようなパスワードロック機能を搭載したスクリーンセーバーの動作は、図7に示した制御フローにおけるステップS406のコンソール入力を監視するステップにおける基本動作に加え、パスワードの入力を条件として、パスワードのチェックを掛けることで実施をすることができる。例えば、スクリーンセーバーにおいて、通常、復帰条件として監視しているコンソールにおける何らかの入力が検知されたときに、直ぐに復帰させず、パスワード入力を促すメッセージを入力ボックスとともに表示し、パスワードのチェックを掛けるステップを付加する。パスワードのチェックをパスすれば、パスワードロック機能を解除し、通常業務ができる状態に戻すことができる。
スクリーンセーバーのパスワードロック機能は、スクリーンセーバーが掛かった状態から通常業務ができる状態に戻すための復帰条件として、パスワードの入力を必要とする。従って、パスワード入力が行われるまでスクリーンセーバーが掛かった状態でロックされる。
このようなパスワードロック機能を搭載したスクリーンセーバーの動作は、図7に示した制御フローにおけるステップS406のコンソール入力を監視するステップにおける基本動作に加え、パスワードの入力を条件として、パスワードのチェックを掛けることで実施をすることができる。例えば、スクリーンセーバーにおいて、通常、復帰条件として監視しているコンソールにおける何らかの入力が検知されたときに、直ぐに復帰させず、パスワード入力を促すメッセージを入力ボックスとともに表示し、パスワードのチェックを掛けるステップを付加する。パスワードのチェックをパスすれば、パスワードロック機能を解除し、通常業務ができる状態に戻すことができる。
10・・複合機(画像処理装置)、20・・ネットワーク、30・・PC(外部機)、101・・CPU、102・・画像メモリ、103・・画像読取部、104・・画像処理部、105・・セキュリティ制御部、106・・操作表示装置、107・・タイマー、108・・I/F制御部。
Claims (30)
- 画像を入力する画像入力手段と、
入力画像を出力画像として処理する画像処理手段と、
ユーザインターフェースとして機能し、処理対象画像、画像処理内容、画像処理の実行、出力画像の送信及び送信先を指示する操作手段と、
前記操作手段によって指示された出力画像の送信先とデータを交信する通信手段を有する画像処理装置であって、
前記操作手段によって指示された送信先に出力画像を送信するときに、出力画像の送信先が有するセキュリティ機能の起動要求の送信を指示する手段を備え、
前記通信手段は、前記セキュリティ機能の起動要求の送信を指示する手段の指示に従って、当該要求を送信することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載された画像処理装置において、
前記画像入力手段は、原稿を読取ることにより画像を入力する原稿画像読取手段であり、
前記セキュリティ機能の起動要求の送信を指示する手段は、送信出力画像として処理される画像を入力する前記原稿画像読取手段に対する読取りの開始操作と同時に、前記通信手段にセキュリティ機能の起動要求の送信実行を指示することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1又は2に記載された画像処理装置において、
前記通信手段は、送信先から通知されてくるセキュリティ状態を受信するセキュリティ状態受信手段を備え、
前記セキュリティ状態受信手段によって受信したセキュリティ状態が画像入力の実行条件を満たすか否かを判断し、実行条件を満たすときに前記画像入力手段に入力の実行を指示する入力実行指示手段を有したことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項3に記載された画像処理装置において、
前記セキュリティ状態受信手段によって受信するセキュリティ状態が、セキュリティ機能の有無、セキュリティ機能が起動しているか否かであり、
前記入力実行指示手段は、セキュリティ機能が有り、かつセキュリティ機能が起動していることを実行条件として判断することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載された画像処理装置において、
前記通信手段は、送信先から通知されてくるセキュリティ状態を受信するセキュリティ状態受信手段を備え、
前記セキュリティ状態受信手段によって受信したセキュリティ状態がセキュリティ機能の無い状態であったことを条件に、送信先においてセキュリティ機能の使用を促すアラート表示を行わせる表示実行要求の送信を指示する手段を有し、
前記通信手段は、前記セキュリティ機能の使用を促すアラート表示実行要求の送信を指示する手段の指示に従って、該要求を送信することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載された画像処理装置において、
前記通信手段は、送信先から通知されてくるセキュリティ状態を受信するセキュリティ状態受信手段を備え、
前記セキュリティ状態受信手段によって受信したセキュリティ状態がセキュリティ機能の無い状態であったことを条件に、前記操作手段に設けた表示部を通して、エラー内容を表示する手段を有したことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載された画像処理装置において、
前記通信手段は、送信先から通知されてくるセキュリティ状態を受信するセキュリティ状態受信手段を備え、
前記セキュリティ状態受信手段によって受信したセキュリティ状態が、セキュリティ機能の起動要求の送信時から予め定めた所定時間が経過しても起動していない状態であったことを条件に、前記操作手段に設けた表示部を通して、エラー内容を表示する手段を有したことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載された画像処理装置において、
前記通信手段は、送信先から通知されてくるセキュリティ状態を受信するセキュリティ状態受信手段及び送信先から通知されてくるアイドル状態を受信するアイドル状態受信手段を備え、
前記セキュリティ状態受信手段によって送信先のセキュリティ状態が起動していない状態であることを受信したときに、前記アイドル状態受信手段によって受信したアイドル状態の継続時間が予め定めた所定時間に満たなかったことを条件に、前記画像入力手段における画像入力の実行を指示する画像入力指示手段と、
前記画像入力指示手段の指示に従って前記画像入力手段によって入力された画像を蓄積する画像蓄積手段と、
前記セキュリティ状態受信手段及び前記アイドル状態受信手段が受信した送信先の状態が上記と同一の条件であるときに、送信先において送信可否のダイアログの表示を行わせる表示実行要求の送信を指示する手段を有し、
前記通信手段は、前記送信可否のダイアログの表示を行わせる表示実行要求の送信を指示する手段の指示に従って、該要求を送信することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項8に記載された画像処理装置において、
前記通信手段は、送信先から通知されてくる送信可否のダイアログに対する応答を受信する送信可否受信手段を備え、
前記送信可否受信手段によって受信した送信可否のダイアログに対する応答が送信可である場合には送信実行を、また送信不可或いは無応答かである場合には実行中止を判断し、前記通信手段に送信実行を指示する送信実行指示手段を有し、
前記通信手段は、前記送信実行指示手段の指示に従って、前記画像蓄積手段の蓄積画像を用いて出力画像を送信することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項9に記載された画像処理装置において、
前記送信可否のダイアログの表示を行わせる表示実行要求の送信を指示する手段は、送信可否ダイアログに対する応答が送信不可或いは無応答かであった場合に、予め定めた回数にわたり送信可否ダイアログの再指示を行う手段を備え、
送信可否ダイアログの再指示に対する応答を判断する前記送信実行指示手段による判断が変わらないことを条件に、前記操作手段に設けた表示部を通して、エラー内容を表示する手段を有したことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1乃至10のいずれかに記載された画像処理装置において、
前記送信先は、コンピュータであり、
前記送信先が有するセキュリティ機能がコンピュータのスクリーンセーバーであることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項11に記載された画像処理装置において、
前記送信先のコンピュータが有するセキュリティ機能の解除を当該コンピュータへのパスワードの入力により行う手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1乃至10のいずれかに記載された画像処理装置において、
前記送信先は、コンピュータであり、
前記送信先が有するセキュリティ機能がコンピュータのキーボードやマウスをロックさせる機能であることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項13に記載された画像処理装置において、
前記送信先のコンピュータが有するセキュリティ機能の解除を前記通信手段による出力画像の送信が完了したことを条件に行う手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 画像入力手段と、入力画像を出力画像として処理する画像処理手段と、ユーザインターフェースとして機能し、処理対象画像、画像処理内容、画像処理の実行、出力画像の送信及び送信先を指示する操作手段と、前記操作手段によって指示された出力画像の送信先とデータを交信する通信手段を有する画像処理装置における画像処理方法であって、
前記操作手段によって指示された送信先に出力画像を送信するときに、出力画像の送信先が有するセキュリティ機能の起動要求の送信を指示する第1の送信指示工程と、
前記第1の送信指示工程で行われる送信指示に従って、前記通信手段にセキュリティ機能の起動要求の送信を行わせる第1の送信工程を有したことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項15に記載された画像処理方法において、
前記画像入力手段は、原稿を読取ることにより画像を入力する原稿画像読取手段であり、
前記第1の送信指示工程は、送信出力画像として処理される画像を入力する前記原稿画像読取手段に対する読取りの開始操作と同時に、前記通信手段にセキュリティ機能の起動要求の送信実行を指示することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項15又は16に記載された画像処理方法において、
前記通信手段に送信先から通知されてくるセキュリティ状態の受信を行わせるセキュリティ状態受信工程と、
前記セキュリティ状態受信工程で受信したセキュリティ状態が画像入力の実行条件を満たすか否かを判断し、実行条件を満たすときに前記画像入力手段に入力の実行を指示する入力実行指示工程を有したことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項17に記載された画像処理方法において、
前記セキュリティ状態受信工程で受信するセキュリティ状態が、セキュリティ機能の有無、セキュリティ機能が起動しているか否かであり、
前記入力実行指示工程は、セキュリティ機能が有り、かつセキュリティ機能が起動していることを実行条件として判断することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項15乃至18のいずれかに記載された画像処理方法において、
前記通信手段に送信先から通知されてくるセキュリティ状態の受信を行わせるセキュリティ状態受信工程と、
前記セキュリティ状態受信工程で受信したセキュリティ状態がセキュリティ機能の無い状態であったことを条件に、送信先においてセキュリティ機能の使用を促すアラート表示を行わせる表示実行要求の送信を指示する第2の送信指示工程と、
前記第2の送信指示工程で行われる送信指示に従って、前記通信手段にセキュリティ機能の使用を促すアラート表示を行わせる表示実行要求の送信を行わせる第2の送信工程を有したことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項15乃至19のいずれかに記載された画像処理方法において、
前記通信手段に送信先から通知されてくるセキュリティ状態の受信を行わせるセキュリティ状態受信工程と、
前記セキュリティ状態受信工程で受信したセキュリティ状態がセキュリティ機能の無い状態であったことを条件に、前記操作手段に設けた表示部を通して、エラー内容を表示する工程を有したことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項15乃至20のいずれかに記載された画像処理方法において、
前記通信手段に送信先から通知されてくるセキュリティ状態の受信を行わせるセキュリティ状態受信工程と、
前記セキュリティ状態受信工程で受信したセキュリティ状態が、セキュリティ機能の起動要求の送信時から予め定めた所定時間が経過しても起動していない状態であったことを条件に、前記操作手段に設けた表示部を通して、エラー内容を表示する工程を有したことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項15乃至21のいずれかに記載された画像処理方法において、
前記通信手段に送信先から通知されてくるセキュリティ状態を受信するセキュリティ状態受信工程と、
前記通信手段に送信先から通知されてくるアイドル状態を受信するアイドル状態受信工程と、
前記セキュリティ状態受信工程で送信先のセキュリティ状態が起動していない状態であることを受信したときに、前記アイドル状態受信工程で受信したアイドル状態の継続時間が予め定めた所定時間に満たなかったことを条件に、前記画像入力手段における画像入力の実行を指示する画像入力指示工程と、
前記画像入力指示工程の指示に従って前記画像入力手段によって入力された画像を蓄積する画像蓄積工程と、
前記セキュリティ状態受信工程及び前記アイドル状態受信工程で受信した送信先の状態が上記と同一の条件であるときに、送信先において送信可否のダイアログの表示を行わせる表示実行要求の送信を指示する第3の送信指示工程と、
前記第3の送信指示工程で行われる送信指示に従って、前記通信手段に前記送信可否のダイアログの表示を行わせる表示実行要求の送信を行わせる第3の送信工程を有したことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項22に記載された画像処理方法において、
前記通信手段に送信先から通知されてくる送信可否のダイアログに対する応答を受信する送信可否受信工程と、
前記送信可否受信工程で受信した送信可否のダイアログに対する応答が送信可である場合には送信実行を、また送信不可或いは無応答かである場合には実行中止を判断し、前記通信手段に送信実行を指示する送信実行指示工程と、
前記送信実行指示工程の指示に従って、前記通信手段に前記画像蓄積工程で蓄積した画像を用いて出力画像の送信を行わせる工程を有したことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項23に記載された画像処理方法において、
前記第3の送信指示工程は、送信可否ダイアログに対する応答が送信不可或いは無応答かであった場合に、予め定めた回数にわたり送信可否ダイアログの再指示を行う工程を備え、
送信可否ダイアログの再指示に対する応答を判断する前記送信実行指示工程による判断が変わらないことを条件に、前記操作手段に設けた表示部を通して、エラー内容を表示する工程を有したことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項15乃至24のいずれかに記載された画像処理方法において、
前記送信先は、コンピュータであり、
前記送信先が有するセキュリティ機能がコンピュータのスクリーンセーバーであることを特徴とする画像処理方法。 - 請求項25に記載された画像処理方法において、
前記送信先のコンピュータが有するセキュリティ機能の解除を当該コンピュータへのパスワードの入力により行う工程を有したことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項15乃至24のいずれかに記載された画像処理方法において、
前記送信先は、コンピュータであり、
前記送信先が有するセキュリティ機能がコンピュータのキーボードやマウスをロックさせる機能であることを特徴とする画像処理方法。 - 請求項27に記載された画像処理方法において、
前記送信先のコンピュータが有するセキュリティ機能の解除を前記通信手段による出力画像の送信が完了したことを条件に行う工程を有したことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項15乃至28のいずれかに記載された画像処理方法の各工程をコンピュータで実行させるためのプログラム。
- 請求項29に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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JP2008236233A JP2010074235A (ja) | 2008-09-16 | 2008-09-16 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
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WO2013111532A1 (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-01 | 日本電気株式会社 | 管理システム、管理方法およびプログラム |
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2008
- 2008-09-16 JP JP2008236233A patent/JP2010074235A/ja active Pending
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