JP2010072955A - 監視装置、監視方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

監視装置、監視方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】監視対象の装置の使用状態を監視できる監視装置、監視方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】制御部10は、計測パケットをサーバ装置へ送信し、各サーバ装置から応答パケットが返ってきたか否かを判断する。制御部10は、応答パケットが返ってこなかった場合、このサーバ装置は電源オフ状態であると判定し、応答パケットが返ってきた場合、このサーバ装置は電源オン状態であると判定する。電源オン状態であると判定したサーバ装置について、制御部10は、定期的に受信する2つの応答パケットに含まれるIP−IDの値に基づいて、このサーバ装置が2つの応答パケットを送信する間に行なったトラヒック量を算出する。制御部10は、算出したトラヒック量が規定値以上であれば、このサーバ装置は使用あり状態であると判定し、算出したトラヒック量が規定値未満であれば、このサーバ装置は使用なし状態であると判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、監視対象の装置の動作状態を監視する監視装置、監視方法及び前記監視装置をコンピュータによって実現するためのコンピュータプログラムに関する。
近年、IT(Information Technology)技術の発展及び通信インフラの普及に伴って、ネットワークに接続可能なサーバ、パーソナルコンピュータ及びワークステーション等のネットワーク機器が増大している。また、ネットワーク機器の増大に伴って、ネットワーク機器による電力消費が急増し、地球温暖化への影響が懸念されている。そのため、ネットワーク機器による電力消費を削減する取り組みが世界的に始まっている。
ネットワーク機器による電力消費を削減する取り組みの1つとして、使用されていない機器の電源を切っておくことが挙げられる。例えば、複数のサーバを管理するデータセンタにおいて、使用されていないにも拘わらず電源が入っているサーバがある。また、会社又は事業所等において、夜間に使用されていないにも拘わらず電源が入っているパーソナルコンピュータ又はワークステーション等がある。このように使用されていない場合には、各機器の電源を切っておくことによって電力消費が抑制される。このような方法によって電力消費を削減するためには、電源が入っているにも拘わらず使用されていない機器を検知できる方法及び装置が必要となる。
ネットワークに接続される機器の動作状況を検知する方法としては、例えば、各機器の内部で管理されているMIB(Management Information Base)情報を利用する方法がある。MIB情報には、各機器がネットワークを利用する際の各種の情報が含まれており、各機器のMIB情報に基づいて、各機器の動作状況を検知できる。
また、例えば富士通株式会社製のサーバ管理を行なうためのサービス・クオリティ・コーディネーター(Systemwalker Service Quality Coordinator)等のアプリケーションを用いる方法がある。この方法では、このアプリケーションを各機器にインストールすることによって、各機器に端末監視エージェントを設定する。端末監視エージェントは、各機器の動作状況を示す各種の情報を管理しており、各機器の端末監視エージェントが管理する情報に基づいて、各機器の動作状況を検知できる。
しかし、上述した方法では、動作状況を監視したい機器(以下、監視対象機器という)毎に設定処理を行なう必要がある。例えば、MIB情報を利用する場合、監視対象機器のそれぞれに対して、MIB情報を記録しておくための設定処理が必要となる。また、端末監視エージェントを利用する場合、監視対象機器のそれぞれに端末監視エージェントを設定しておく必要がある。従って、サーバセンタ又は事業所等のように、監視対象機器が多数ある状況、監視対象機器の追加が頻繁に行なわれる状況においては、全ての監視対象機器を確実に監視することは困難である。
そこで、各機器の動作状況を監視するための監視装置を、各機器が接続されているネットワーク上に設けておき、ネットワークを介して送受信されるトラヒックを監視装置で解析することによって、各機器の動作状況を検知する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、監視装置が、例えばPing(Packet INternet Groper)のような計測パケットを各機器へ送信し、計測パケットに対する応答パケットの有無によって、各機器が動作中であるか否かを検知する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−16599号公報 特許第3088636号公報
しかし、特許文献1では、監視対象機器が接続される全てのネットワーク上に監視装置を設けておく必要がある。即ち、多数の監視対象機器が複数のネットワークに分散されて接続される状況では、それぞれのネットワークに監視装置を設ける必要があるので運用が困難である。また、監視対象機器からのトラヒックがない場合、この監視対象機器の電源が切られている状態であるのか、この監視対象機器の電源は入っているが使用されていない状態であるのかを見分けることは困難である。
一方、特許文献2では、1つの監視装置のみを設ければよいので、構成は単純化される。また、特許文献2では、監視対象機器が計測パケットに対して応答パケットを返してきた場合には、この監視対象機器の電源が入っている状態であると判定し、応答パケットを返してこなかった場合には、この監視対象機器の電源が切られている状態であると判定できる。しかし、特許文献2では、電源が入っている状態であると判定された監視対象機器が実際にユーザによって使用されているか否かを検知することは困難であった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、監視対象の装置の電源が入っているか否かの判定だけでなく、電源が入っている監視対象の装置が実際に使用されているか否かを判定することが可能な監視装置、監視方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本願に開示する監視装置は、監視対象の装置から随時出力される信号を取得しており、所定時間を隔てて取得した複数の信号に含まれる情報に基づいて、前記所定時間内に監視対象の装置が行なった通信量を取得する。また、本願に開示する監視装置は、取得した通信量に基づいて、監視対象の装置の動作状態を判定する。
本願に開示する監視装置によれば、監視対象の装置から取得した複数の信号に基づいて監視対象の装置における通信量を検出する。よって、ネットワークを介して各種のデータを送受信する装置がネットワークを介して実際に送受信したデータの通信量を精度よく検出することが可能となる。また、監視対象の装置における通信量に基づいて、監視対象の装置の動作状態を判定する。ネットワークに接続可能な監視対象の装置は、実際に使用されている場合にネットワークを介した通信を行なうので、通信量に基づいて実際に使用されているか否かを精度よく判定することが可能となる。
本願に開示する監視装置では、監視対象の装置毎に設定処理を行なうことなく、監視対象の装置が多数ある状況においても、1台の監視装置によって全ての装置を監視することができる。また、監視対象の各装置に対して、電源が入っているか否かの判定だけでなく、電源が入っている場合には、実際にユーザによって使用されているか否かの判定を行なうこともできる。
なお、本願では、上述したような監視装置の動作を規定したコンピュータプログラムをコンピュータに読み取らせて実行させることにより、上述したような監視装置をコンピュータによって実現することができる。
以下に、本願に開示する監視装置、監視方法及びコンピュータプログラムについて、各実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施形態1)
以下に、実施形態1に係る監視システムについて説明する。図1は実施形態1の監視システムの構成を示す模式図である。本実施形態1の監視システムでは、監視装置1、複数のサーバ装置2,2…、複数の端末装置3,3…等が、例えばインターネット等のネットワークNを介して相互に通信を行なうように設けられている。
サーバ装置2,2…は、ウェブサーバ、メールサーバ、ファイルサーバ等のサーバであり、端末装置3,3…からの要求に応じて、ネットワークNを介して各種のデータを提供する。端末装置3,3…は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等の端末であり、サーバ装置2,2…に対して各種のデータを要求し、要求したデータの提供を受ける。従って、サーバ装置2,2…及び端末装置3,3…間において、ネットワークNを介してデータ(パケット)が送受信される。
監視装置1は、本願に開示する監視装置であり、本実施形態1では、サーバ装置2,2…を監視対象の装置とし、サーバ装置2,2…の動作状態を監視する。具体的には、監視装置1は、サーバ装置2,2…のそれぞれが、電源が入っている動作状態(以下、電源オン状態という)であるか又は電源が入っていない非動作状態(以下、電源オフ状態という)であるか、電源オン状態である場合には、使用中であるか否かを判定する。
図2は実施形態1の監視装置1の構成を示すブロック図である。本実施形態1の監視装置1は、例えば公知のサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ等のコンピュータである。本実施形態1の監視装置1は、本願に開示するコンピュータプログラムをコンピュータに読み取らせ、コンピュータのCPU等に実行させることによって、本願に開示する監視装置を実現する。なお、等価な働きをするハードウェアによって本願に開示する監視装置を実現してもよい。
本実施形態1の監視装置1は、制御部10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、ハードディスクドライバ(以下、HDDという)13、通信インタフェース14等を備えており、これらのハードウェア各部はバス1aを介して相互に接続されている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit )又はMPU(Micro Processor Unit)等であり、絶対時刻(年月日、時、分、秒)を刻時する時計を有している。制御部10は、自身の時計が示す時刻に基づく所定のタイミングに従って、ROM11又はHDD13に予め格納してある制御プログラムを適宜RAM12に読み出して実行する。また、制御部10は、上述したハードウェア各部の動作を制御する。
ROM11は、監視装置1を本願に開示する監視装置として動作させるために必要な種々の制御プログラムを予め格納している。RAM12は、例えばSRAM又はフラッシュメモリ等であり、制御部10による制御プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
HDD13は大容量の記憶装置である。HDD13は、監視装置1を本願に開示する監視装置として動作させるために必要な種々の制御プログラムを予め格納している。HDD13は、図3(a)に示すような監視対象アドレスデータベース(以下、監視対象アドレスDBという)13a、図3(b)に示すような応答パケット履歴データベース(以下、応答パケット履歴DBという)13b、図4(a)に示すような解析結果データベース(以下、解析結果DBという)13c、図4(b)に示すような設定情報データベース(以下、設定情報DBという)13d等を格納している。
監視対象アドレスDB13a及び設定情報DB13dの各種情報は、HDD13に予め格納されている構成に限られない。例えば、監視装置1が外部メモリ(図示せず)に記憶してあるデータの読み出しが可能なドライバ(図示せず)を備える場合には、外部メモリに記憶された各種情報をドライバによって読み出してHDD13に格納させてもよい。また、ネットワークNを介して外部の装置から各種情報をダウンロードしてHDD13に格納させてもよい。
通信インタフェース14は、ネットワークNに接続するためのインタフェースである。通信インタフェース14は、ネットワークNを介して、サーバ装置2,2…及び端末装置3,3…との間で通信を行なう。
図3は監視対象アドレスDB13a及び応答パケット履歴DB13bの格納内容を示す模式図である。監視対象アドレスDB13aには、図3(a)に示すように、監視装置1が監視する対象のサーバ装置2,2…のIP(Internet Protocol)アドレスが複数格納されている。監視対象アドレスDB13aの格納内容は、監視対象のサーバ装置2が追加又は削除された場合に、監視システムを管理する管理者が追加又は変更する都度、制御部10によって更新される。監視対象アドレスDB13aの格納内容は、監視装置1の操作部(図示せず)を介して、又は監視装置1との間で通信可能な外部の装置を介して追加又は変更される。
応答パケット履歴DB(履歴情報記憶部)13bは、監視装置1が各サーバ装置2,2…へ送信した計測パケットに対して各サーバ装置2,2…が送信してきた応答パケットの履歴情報を格納する。応答パケット履歴DB13bには、図3(b)に示すように、応答パケットの送信元のサーバ装置2,2…のIPアドレス、受信日時、IP−ID、前回からのトラヒック量等を含む履歴情報が格納されている。
受信日時は、各応答パケットを監視装置1が受信した日時である。なお、受信日時の代わりに、応答パケットに含まれる応答パケットの送信日時を用いてもよい。IP−IDは、各応答パケットに含まれる情報であり、各サーバ装置2,2…が各パケットを送信した送信順序を示す順序情報である。なお、本実施形態1の監視システムにおいて、サーバ装置2,2…は、各パケットを送信する際に、各パケットに含まれるIPヘッダのIDフィールド(IP−ID)の値を1ずつインクリメントする。従って、IP−IDの値に基づいて、各パケットの送信順序が分かる。
前回からのトラヒック量は、同じIPアドレスのサーバ装置2からの応答パケットを受信した場合に、前回受信した応答パケットのIP−IDの値と、今回受信した応答パケットのIP−IDの値との差分を示す。図3(b)では、IPアドレス「10.10.10.10」からの応答パケットの履歴情報が2つ含まれており、後に受信した応答パケットのIP−IDが300であり、先に受信した応答パケットのIP−IDが100となっている。この場合、後に受信した応答パケットにおける「前回からのトラヒック量」は、300−100−1で、199となる。
IP−IDの値は、各サーバ装置2,2…が各パケットを送信する際に1ずつインクリメントされるので、2つの応答パケットにおけるIP−IDの差分に基づいて、各サーバ装置2,2…が2つの応答パケットを送信する間に送信したパケットの数が分かる。本願の監視システムでは、このパケットの数を、前回からのトラヒック量としている。
応答パケット履歴DB13bの格納内容は、監視装置1が各サーバ装置2,2…から応答パケットを受信する都度、制御部10によって追加される。制御部10は、応答パケットを受信した場合に、受信した応答パケットに含まれるIPアドレス及びIP−IDの情報を、アドレス及びIP−IDの欄にそれぞれ格納する。制御部10は、監視装置1が応答パケットを受信した際に時計が刻時した日時を、受信日時の欄に格納する。制御部10は、監視装置1が応答パケットを受信した場合に、同じIPアドレスからの応答パケットを既に受信していれば、その応答パケットのIP−IDとの比較に基づいて、前回からのトラヒック量を算出し、前回からのトラヒック量の欄に格納する。
図4は解析結果DB13c及び設定情報DB13dの格納内容を示す模式図である。解析結果DB13cには、図4(a)に示すように、各サーバ装置2,2…のIPアドレスと、判定結果とが対応付けて格納されている。解析結果DB13cの格納内容は、制御部10が監視対象のサーバ装置2,2…の動作状態を判定する都度、制御部10によって格納される。
設定情報DB13dは、図4(b)に示すように、各サーバ装置2,2…のIPアドレスと、送信間隔とが対応付けて格納されている。設定情報DB13dの格納内容は、予め格納されていると共に、制御部10が判定した各サーバ装置2,2…の動作状態に基づいて制御部10によって変更される。
以下に、上述した構成の監視装置1において、制御部10がROM11又はHDD13に格納されている制御プログラムをRAM12に読み出して実行することによって実現される機能について説明する。図5は実施形態1の監視装置1の機能構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態1の監視装置1において、制御部10は、ROM11又はHDD13に格納されている制御プログラムを実行することによって、計測パケット送信部10a、応答パケット受信部10b、応答パケット解析部10c、状態判定部10d等の各機能を実現する。
計測パケット送信部(信号出力部)10aは、監視対象アドレスDB13a及び設定情報DB13dの格納内容に基づいて、監視対象のサーバ装置2,2…へ、例えばICMP(Internet Control Message Protocol)のEcho Request信号等の計測パケットを定期的に送信する。具体的には、計測パケット送信部10aは、監視対象アドレスDB13aに格納されているIPアドレスと、このIPアドレスに対応させて設定情報DB13dに格納されている送信間隔とを読み出す。
計測パケット送信部10aは、各IPアドレスの送信間隔に基づいて、各IPアドレスのサーバ装置2,2…へ計測パケットを送信するタイミングを計時する。いずれかのサーバ装置2へ計測パケットを送信するタイミングが来たと判断した場合、計測パケット送信部10aは、サーバ装置2へ計測パケットを送信する。
各サーバ装置2,2…は、所定の計測パケットを受信した場合、対応する応答パケットを返信する。具体的には、サーバ装置2,2…は、ICMPのEcho Request信号を受信した場合、ICMPのEcho Reply信号を応答パケットとして監視装置1へ送信する。なお、ICMPパケットのほかに、HTTP(HyperText Transfer Protocol)パケット、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)パケット等を用いてもよい。
応答パケット受信部(信号取得部)10bは、各サーバ装置2,2…から送信された応答パケットを受信する。計測パケット送信部10aは、計測パケットをサーバ装置2へ送信した場合、計測パケットを送信したサーバ装置2のIPアドレスを応答パケット受信部10bに通知する。従って、応答パケット受信部10bは、計測パケット送信部10aから通知されたIPアドレスのサーバ装置2からの応答パケットを受信したか否かを判断する。
応答パケット受信部10bは、計測パケット送信部10aから通知されたIPアドレスのサーバ装置2からの応答パケットを、計測パケット送信部10aから通知されてから所定のタイムアウト時間内に受信しない場合、その旨をIPアドレスと共に状態判定部10dへ通知する。なお、応答パケット受信部10bは、計測パケット送信部10aが送信した計測パケットがサーバ装置2へ届かなかったことを示すエラーパケット(ICMP Destination Unreachable信号)を、所定のタイムアウト時間内に受信した場合にも、その旨をIPアドレスと共に状態判定部10dへ通知する。
応答パケット受信部10bは、計測パケット送信部10aから通知されたIPアドレスのサーバ装置2からの応答パケットを、計測パケット送信部10aから通知されてから所定のタイムアウト時間内に受信した場合、受信した応答パケットを応答パケット解析部10cへ送出する。
応答パケット解析部10cは、応答パケット受信部10bから応答パケットを取得した場合、応答パケットを解析し、応答パケットから、送信元のサーバ装置2のIPアドレス及びIP−ID(IPヘッダのIDフィールド)の値を抽出する。応答パケット解析部10cは、抽出したIPアドレス及びIP−IDと、この時点で時計が示す日時(受信日時)とを対応付けて履歴情報として応答パケット履歴DB13bに格納させる。
そして、応答パケット解析部10cは、応答パケット履歴DB13bに格納した履歴情報のIPアドレスと同じIPアドレスを含む履歴情報が応答パケット履歴DB13bに既に格納されているか否かを判断する。同じIPアドレスを含む履歴情報が応答パケット履歴DB13bにまだ格納されていない場合とは、このIPアドレスのサーバ装置2から初めて応答パケットを受信した場合である。従って、この場合、応答パケット解析部10cは、応答パケット履歴DB13bに格納した履歴情報の前回からのトラヒック量の算出処理を行なわず、履歴情報の前回からのトラヒック量の欄には何も格納しない。
一方、同じIPアドレスを含む履歴情報が応答パケット履歴DB13bに既に格納されていると判断した場合、応答パケット解析部10cは、応答パケット履歴DB13bに格納した履歴情報の受信日時と、同じIPアドレスを含む履歴情報の受信日時との差分が、このIPアドレスに対応付けて設定情報DB13dに格納されている送信間隔と同程度であるか否かを判断する。即ち、応答パケット解析部(判断部)10cは、このIPアドレスに対して設定された送信間隔を隔てて2つの応答パケットを受信したか否かを判断する。
受信日時の差分が予め設定された送信間隔と同程度でない場合、応答パケット受信部10bが受信した応答パケットを、このIPアドレスのサーバ装置2に対する監視処理の最初の応答パケットとする。従って、この場合、応答パケット解析部10cは、応答パケット履歴DB13bに格納した履歴情報の前回からのトラヒック量の算出処理を行なわず、履歴情報の前回からのトラヒック量の欄には何も格納しない。
また、受信日時の差分が予め設定された送信間隔と同程度である場合、応答パケット解析部(通信量取得部)10cは、応答パケット履歴DB13bに格納した履歴情報のIP−IDと、同じIPアドレスを含む履歴情報のIP−IDとの差分(通信量)を算出する。応答パケット解析部10cは、算出した差分を、応答パケット履歴DB13bに格納した履歴情報の前回からのトラヒック量として格納する。
状態判定部10dは、応答パケット受信部10bから、タイムアウト時間内に応答パケットを受信しなかったサーバ装置2のIPアドレスを通知された場合、又はエラーパケットを受信したサーバ装置2のIPアドレスを通知された場合、このサーバ装置2は非動作状態(電源オフ状態)であると判定する。このとき、状態判定部10dは、このサーバ装置2のIPアドレスと、判定結果「電源オフ」とを対応付けて解析結果DB13cに格納させる。
また、状態判定部10dは、応答パケット履歴DB13bに格納された履歴情報に基づいて、各サーバ装置2,2…の動作状態を判定する。状態判定部10dは、履歴情報に含まれる前回からのトラヒック量が、予め設定された規定値(例えば、10)以上でない場合、このサーバ装置2は動作状態であるが、使用中でないと判定する。このとき、状態判定部10dは、このサーバ装置2のIPアドレスと、判定結果「電源オン/使用なし」とを対応付けて解析結果DB13cに格納させる。
また、状態判定部10dは、履歴情報に含まれる前回からのトラヒック量が、予め設定された規定値(例えば、10)以上である場合、このトラヒック量が、定期的に送信される所定のパケットに基づくトラヒック量であるか否かを判断する。
サーバ装置2,2…は、例えば通信経路の確認を行なうためのルーティングプロトコルによる通信、各種のバックアップ処理のための通信等の通信を定期的に行なっているが、このような定期通信しか行なっていないサーバ装置2,2…は端末装置3,3…から使用されていないとみなせる。従って、状態判定部10dは、履歴情報に含まれる前回からのトラヒック量が、予め設定された規定値以上である場合、このトラヒック量が、定期通信に基づくトラヒック量であるか否かを判断する。
具体的には、状態判定部10dは、履歴情報に含まれる前回からのトラヒック量が、予め設定された規定値以上である場合、それまでのトラヒック量の履歴に周期性が有るか否かをフーリエ解析等の手法を用いて解析する。図6は状態判定部10dによる定期通信の有無の判断処理を説明するための説明図である。図6(a)には、横軸を経過時間とし、縦軸を各日時における前回からのトラヒック量とし、それまでのトラヒック量を表わすグラフを示している。
図6(a)に示すような時系列でのトラヒック量の履歴をフーリエ変換した場合、図6(b)に示すようなパワースペクトルが得られる。図6(b)には、横軸を周波数とし、縦軸を各周波数におけるパワーとし、パワースペクトルを示している。なお、図6(b)に示したパワースペクトルにより、100秒周期(0.01Hz)で通信が発生していることが分かるので、このトラヒック量の履歴には周期性が有ることが分かる。従って、図6(a)に示したトラヒック量は、100秒毎に発生する定期通信によるトラヒック量であることが分かる。
このように、それまでのトラヒック量の履歴に周期性がある場合、定期通信しか行なっていないので、このようなトラヒック量の履歴を有するサーバ装置2は、動作状態であるが、実際には使用されていないと判定することができる。
より具体的には、状態判定部10dは、履歴情報に含まれる前回からのトラヒック量が規定値以上であったIPアドレスと同じIPアドレスの履歴情報を応答パケット履歴DB13bから抽出する。状態判定部10dは、応答パケット履歴DB13bから抽出した履歴情報の受信日時及び前回からのトラヒック量によって示される時系列でのトラヒック量(図6(a))を求める。更に状態判定部10dは、時系列でのトラヒック量に対してフーリエ変換を行ない、パワースペクトル(図6(b))を求める。
状態判定部10dは、求めたパワースペクトルに周期的なピークがあるか否かを判断し、周期的なピークがある場合、このサーバ装置2は動作状態であるが、使用中でないと判定する。このとき、状態判定部10dは、このサーバ装置2のIPアドレスと、判定結果「電源オン/使用なし」とを対応付けて解析結果DB13cに格納させる。これにより、定期通信しか行なっておらず、実際には使用されていないサーバ装置2,2…に対して「使用なし」と判定することができる。
また、求めたパワースペクトルに周期的なピークがない場合、状態判定部10dは、このサーバ装置2は動作状態であり、使用中であると判定する。このとき、状態判定部10dは、このサーバ装置2のIPアドレスと、判定結果「電源オン/使用あり」とを対応付けて解析結果DB13cに格納させる。これにより、実際に使用されているサーバ装置2,2…に対して適切に「使用あり」と判定することができる。
状態判定部10dは、解析結果DB13cに格納させた解析結果に基づいて、各サーバ装置2,2…へ計測パケットを送信する送信間隔を設定し、設定情報DB13dに格納する。例えば、状態判定部10dは、電源オフ状態又は電源オン/使用なし状態であると判定したサーバ装置2,2…の送信間隔を10分に設定し、このサーバ装置2,2…のIPアドレスに対して設定情報DB13dに格納されている送信間隔を10分に変更する。これにより、電源オフ状態又は電源オン/使用なし状態のサーバ装置2,2…に対して無用な計測パケットの送信を防止し、ネットワークNに対する負荷を軽減できる。
また、状態判定部10dは、電源オン/使用あり状態であると判定したサーバ装置2,2…については、例えば応答パケット履歴DB13bに格納された現在時点から直近の5つの履歴情報の「前回からのトラヒック量」が所定値(例えば、10)未満であるか否かを判断する。状態判定部10dは、5つの履歴情報の「前回からのトラヒック量」が所定値未満であれば、送信間隔を10秒に設定し、このサーバ装置2,2…のIPアドレスに対して設定情報DB13dに格納されている送信間隔を10秒に変更する。また、状態判定部10dは、5つの履歴情報の「前回からのトラヒック量」が所定値未満でなければ、送信間隔を1分に設定し、このサーバ装置2,2…のIPアドレスに対して設定情報DB13dに格納されている送信間隔を1分に変更する。
このように、5つの履歴情報に基づいて過去に一定量(所定値未満)程度のトラヒック量しか観測されていない場合に、計測パケットの送信間隔を短くすることによって観測間隔を短くする。これにより、短い送信間隔で受信した応答パケットに基づくトラヒック量によって、トラヒック量に周期性があるか否かを判断することができる。
図7は異なる送信間隔で計測パケットを送信した場合に算出されるトラヒック量の相違を説明するための説明図である。図7(a)は、送信間隔を1分として計測パケットを送信した場合に受信した応答パケットに基づいて算出したトラヒック量の履歴を示している。図7(a)では、横軸を日時とし、縦軸を、各日時に受信した応答パケットに基づいて算出した前回からのトラヒック量としている。図7(b)は、送信間隔を10秒として計測パケットを送信した場合に受信した応答パケットに基づいて算出したトラヒック量の履歴を示している。図7(b)では、横軸を日時とし、縦軸を、各日時に受信した応答パケットに基づいて算出した前回からのトラヒック量としている。
図7(a),(b)から分かるように、計測パケットの送信間隔が長い場合(図7(a)の場合)、算出したトラヒック量が常に一定であるため、周期性があるか否かを判断することは困難である。しかし、計測パケットの送信間隔を短くすることによって、算出したトラヒック量の時系列の変動が明らかになり、算出したトラヒック量の履歴に周期性があるか否かをフーリエ解析などを用いて判断できるようになる。
以下に、本実施形態1の監視装置1が行なう監視処理についてフローチャートに基づいて説明する。図8及び図9は実施形態1の監視処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、監視装置1のROM11又はHDD13に記憶してある制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
監視装置1の制御部10は、監視対象アドレスDB13a及び設定情報DB13dの格納内容に基づいて、いずれかのサーバ装置2へ計測パケットを送信する送信タイミングが到来したか否かを判断する(S1)。制御部10は、いずれのサーバ装置2への送信タイミングも到来していないと判断した場合(S1:NO)、待機する。いずれかのサーバ装置2への送信タイミングが到来したと判断した場合(S1:YES)、制御部10は、対応するサーバ装置2へ計測パケットを送信する(S2)。
制御部10は、計測パケットを送信したサーバ装置2からの応答パケットを受信したか否かを判断しており(S3)、応答パケットを受信していないと判断した場合(S3:NO)、所定のタイムアウト時間が経過したか否かを判断する(S4)。タイムアウト時間が経過していないと判断した場合(S4:NO)、制御部10は、ステップS3へ処理を戻す。タイムアウト時間が経過したと判断した場合(S4:YES)、制御部10は、ステップS2で計測パケットを送信したサーバ装置2が電源オフ状態であると判定する(S5)。
制御部10は、判定結果を解析結果DB13cに記憶させ(S6)、この判定結果に基づいて次回からの計測パケットの送信間隔を決定し、設定情報DB13dに設定し(S7)、ステップS1へ処理を戻す。なお、タイムアウト時間が経過するまでにエラーパケットを受信した場合も、制御部10は、ステップS5〜S7の処理を行なう。
応答パケットを受信したと判断した場合(S3:YES)、制御部10は、応答パケットから送信元のサーバ装置2のIPアドレス及びIP−IDの値を抽出する(S8)。制御部10は、抽出したIPアドレス及びIP−IDと、この時点で時計が示す日時とを対応付けて履歴情報として応答パケット履歴DB13bに記憶する(S9)。
制御部10は、応答パケット履歴DB13bに格納した履歴情報のIPアドレスと同じIPアドレスを含み、応答パケット履歴DB13bに格納した履歴情報の受信日時から、このIPアドレスに対応する送信間隔だけ遡った日時の受信日時を含む履歴情報が有るか否かを判断する(S10)。このような履歴情報が無いと判断した場合(S10:NO)、制御部10は、ステップS1へ処理を戻す。
このような履歴情報が有ると判断した場合(S10:YES)、制御部10は、このような履歴情報のIP−IDと、ステップS9で応答パケット履歴DB13bに記憶させた履歴情報のIP−IDとの差分を算出し、ステップS9で応答パケット履歴DB13bに記憶させた履歴情報の前回からのトラヒック量として応答パケット履歴DB13bに記憶させる(S11)。
制御部10は、ステップS11で記憶させたトラヒック量が規定値以上であるか否かを判断する(S12)。トラヒック量が規定値以上であると判断した場合(S12:YES)、制御部10は、このサーバ装置2から受信した応答パケットの履歴情報におけるトラヒック量が、定期通信に基づくトラヒック量であるか否かを判断する(S13)。
定期通信に基づくトラヒック量でないと判断した場合(S13:NO)、制御部10は、ステップS2で計測パケットを送信したサーバ装置2が電源オン/使用あり状態であると判定する(S14)。制御部10は、判定結果を解析結果DB13cに記憶させ(S16)、この判定結果に基づいて次回からの計測パケットの送信間隔を決定し、設定情報DB13dに設定し(S17)、ステップS1へ処理を戻す。
トラヒック量が規定値以上でないと判断した場合(S12:NO)、又は定期通信に基づくトラヒック量であると判断した場合(S13:YES)、制御部10は、ステップS2で計測パケットを送信したサーバ装置2が電源オン/使用なし状態であると判定する(S15)。制御部10は、判定結果を解析結果DB13cに記憶させ(S16)、この判定結果に基づいて次回からの計測パケットの送信間隔を決定し、設定情報DB13dに設定し(S17)、ステップS1へ処理を戻す。
本実施形態1の監視装置1は、上述した処理を監視対象アドレスDB13aに格納されている各サーバ装置2,2…に対して行なうことによって、各サーバ装置2,2…が、電源オフ状態、電源オン/使用なし状態、電源オン/使用あり状態のいずれであるかを精度よく判定できる。このように、電源オン状態又は電源オフ状態の区別だけでなく、電源オン状態においては使用あり状態又は使用なし状態を区別して判定することによって、各サーバ装置2,2…が実際に使用されているか否かを把握できる。従って、電源が入っているにも拘わらず実際には使用されていないサーバ装置2,2…を検出することができ、このようなサーバ装置2,2…の電源を切っておくことにより、無駄な電力消費を削減できる。
また、このように各サーバ装置2,2…の使用状況を把握できるので、監視システムの管理者は、無駄なサーバ装置2,2…を把握でき、例えば、使用頻度の少ないサーバ装置2,2…を集約する等の対応が採れる。従って、サーバ装置2,2…による無駄な電力消費だけでなく、システム構成を変更することによって、より効果的な電力消費の削減が可能となる。
本実施形態1の監視装置1は、監視対象アドレスDB13aに登録されているアドレスのサーバ装置2,2…を監視対象とし、設定情報DB13dに登録された送信間隔で計測パケットを送信する構成であった。このような構成のほかに、監視対象アドレスDB13aに登録されているアドレスのサーバ装置2,2…に計測パケットを送信した際に、応答パケットが返ってこなかった場合、又はエラーパケットが返ってきた場合に、このサーバ装置2,2…を監視対象から除外するようにしてもよい。
また、監視対象アドレスの範囲として、10.10.10.1〜10.10.10.254,20.20.20.1〜20.20.20.254等を予め登録しておき、例えば、1日のうちの所定の時刻に、この監視対象アドレスの範囲の全てのサーバ装置2,2…に計測パケットを送信する。そして、応答パケットが返ってきたサーバ装置2,2…のみを監視対象として、このサーバ装置2,2…のIPアドレスを監視対象アドレスDB13aに登録し、以降の監視処理の監視対象とすることもできる。
このような構成を備えた場合には、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を利用するLAN等、サーバ装置2,2…のIPアドレスが動的に変更される環境においても、電源オン状態の各サーバ装置2,2…のIPアドレスを検知して監視対象とすることができる。
本実施形態1の監視装置1に更に、電源オン/使用なし状態と判定されたサーバ装置2,2…に、電源の切断指示を示すパケットを送信して、電源を切断させる構成を備えてもよい。この場合、電源オン/使用なし状態であるサーバ装置2が検出された時点で、このサーバ装置2の電源を自動的に切断することができ、サーバ装置2による電力消費量を削減できる。
(実施形態2)
以下に、実施形態2に係る監視システムについて説明する。なお、本実施形態2の監視システムは、上述した実施形態1の監視システムと同様の構成によって実現することができるので、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
上述した実施形態1の監視装置1は、端末装置3,3…からアクセスされるサーバ装置2,2…の動作状態を判定する構成であった。本実施形態2の監視装置1は、端末装置3,3…の動作状態を判定する構成である。
図10は実施形態2の監視システムの構成を示す模式図である。本実施形態2の監視システムでは、監視装置1及び1つのサーバ装置2が、ルータ等の切替装置SWを介してネットワークNに接続されている。従って、監視装置1及びサーバ装置2は、切替装置SW及びネットワークNを介して複数の端末装置3,3…との間で通信を行なうことができる。
なお、本実施形態2の監視システムでは、サーバ装置2はメールサーバとする。また、本実施形態2の監視装置1は、監視対象の端末装置3,3…からサーバ装置2へ送信されるpop3(Post Office Protocol)、IMAP(Internet Message Access Protocol)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等のパケットを監視する。しかし、このような構成に限られず、HTTP、DHCP、DNS(Domain Name System)等のその他のアプリケーションのパケットを監視する構成でもよい。
本実施形態2の監視装置1は、端末装置3,3…及びサーバ装置2間で定期的に送受信されるパケットを切替装置SWを介して取得し、このパケットに基づいて、端末装置3,3…のそれぞれの動作状態を判定する。即ち、端末装置3,3…から送信されてくるパケットに基づいて、端末装置3,3…におけるトラヒック量を算出し、算出したトラヒック量に基づいて、端末装置3,3…の動作状態を判定する。
本実施形態2の監視装置1は、端末装置3,3…を監視対象の装置とし、端末装置3,3…のそれぞれが、電源オン状態であるか又は電源オフ状態であるか、電源オン状態である場合には、使用中であるか否かを判定する。なお、本実施形態2の監視装置1は、図2に示す構成と同様の構成を有するが、応答パケット履歴DB13bの代わりにパケット履歴DB13bをHDD13に格納しており、設定情報DB13dは必要ない。また、パケット履歴DB13bは、上述の実施形態1の応答パケット履歴DB13bと同様の構成を有する。
以下に、本実施形態2の監視装置1において、制御部10がROM11又はHDD13に格納されている制御プログラムをRAM12に読み出して実行することによって実現される機能について説明する。図11は実施形態2の監視装置1の機能構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態2の監視装置1において、制御部10は、ROM11又はHDD13に格納されている制御プログラムを実行することによって、パケット受信部10b、パケット解析部10c、状態判定部10d等の各機能を実現する。
パケット受信部10bは、上述した実施形態1の応答パケット受信部10bと同様の処理を行なう。なお、本実施形態2のパケット受信部10bは、切替装置SWを介してサーバ装置2及び端末装置3,3…の間で送受信されるパケットを取得(キャプチャ)する。パケット受信部10bは、取得したパケットがメールプロトコルのパケットであるか否かを判断し、メールプロトコルのパケットでないと判断した場合、取得したパケットを破棄する。
パケット受信部10bは、取得したパケットがメールプロトコルのパケットであると判断した場合、取得したパケットから送信元の装置のIPアドレスを抽出し、抽出したIPアドレスが監視対象アドレスDB13aに格納されているか否かを判断する。これにより、パケット受信部10bは、抽出したIPアドレスが監視対象の端末装置3のIPアドレスであるか否かを判断することができる。パケット受信部10bは、抽出したIPアドレスが監視対象アドレス13aに格納されていないと判断した場合、取得したパケットを破棄する。
抽出したIPアドレスが監視対象アドレス13aに格納されていると判断した場合、パケット受信部10bは、取得したパケットをパケット解析部10cへ送出する。これにより、監視対象アドレスDB13aに格納されているIPアドレスの端末装置3,3…を監視対象とし、監視対象の端末装置3,3…から送信されてきたパケットのみを抽出することができる。
パケット解析部10cは、上述した実施形態1の応答パケット解析部10cと同様の処理を行なう。即ち、パケット解析部(特定部)10cは、パケット受信部10bからパケットを取得した場合、取得したパケットから、送信元の端末装置3のIPアドレス及びIP−ID(IPヘッダのIDフィールド)の値を抽出する。パケット解析部10cは、抽出したIPアドレス及びIP−IDと、この時点で時計が示す日時(受信日時)とを対応付けて履歴情報としてパケット履歴DB13bに格納させる。
また、パケット解析部10cは、パケット履歴DB13bに格納した履歴情報のIPアドレスと同じIPアドレスを含む履歴情報が応答パケット履歴DB13bに既に格納されているか否かを判断する。同じIPアドレスを含む履歴情報がパケット履歴DB13bにまだ格納されていない場合、パケット解析部10cは、パケット履歴DB13bに格納した履歴情報の前回からのトラヒック量の算出処理を行なわず、履歴情報の前回からのトラヒック量の欄には何も格納しない。
一方、同じIPアドレスを含む履歴情報がパケット履歴DB13bに既に格納されていると判断した場合、パケット解析部10cは、パケット履歴DB13bに格納した履歴情報の受信日時と、同じIPアドレスを含む履歴情報の受信日時との差分が、所定時間と同程度であるか否かを判断する。即ち、パケット解析部(判断部)10cは、同一のサーバ装置2から出力された2つのパケットを所定時間を隔てて受信したか否かを判断する。
受信日時の差分が所定時間と同程度でない場合、パケット受信部10bが受信したパケットを、このIPアドレスの端末装置3に対する監視処理の最初のパケットとする。従って、この場合、パケット解析部10cは、パケット履歴DB13bに格納した履歴情報の前回からのトラヒック量の算出処理を行なわず、履歴情報の前回からのトラヒック量の欄には何も格納しない。
また、受信日時の差分が所定時間と同程度である場合、パケット解析部10cは、パケット履歴DB13bに格納した履歴情報のIP−IDと、同じIPアドレスを含む履歴情報のIP−IDとの差分(通信量)を算出する。パケット解析部10cは、算出した差分を、パケット履歴DB13bに格納した履歴情報の前回からのトラヒック量として格納する。
本実施形態2の状態判定部10dは、上述した実施形態1の状態判定部10dと同一の処理を行なう。即ち、状態判定部10dは、パケット履歴DB13bに格納された履歴情報に基づいて、各端末装置3,3…の動作状態を判定する。具体的には、状態判定部10dは、履歴情報に含まれる前回からのトラヒック量が、予め設定された規定値(例えば、10)以上でない場合、この端末装置3は動作状態(電源オン状態)であるが、使用中でないと判定する。このとき、状態判定部10dは、この端末装置3のIPアドレスと、判定結果「電源オン/使用なし」とを対応付けて解析結果DB13cに格納させる。
また、状態判定部10dは、履歴情報に含まれる前回からのトラヒック量が、予め設定された規定値(例えば、10)以上である場合、このトラヒック量が、定期的に送信される所定のパケットに基づくトラヒック量であるか否かを判断する。このトラヒック量が定期通信に基づくトラヒック量であると判断した場合、状態判定部10dは、この端末装置3は動作状態であるが、使用中でないと判定する。このとき、状態判定部10dは、この端末装置3のIPアドレスと、判定結果「電源オン/使用なし」とを対応付けて解析結果DB13cに格納させる。これにより、定期通信しか行なっておらず、実際には使用されていない端末装置3,3…に対して「使用なし」と判定することができる。
このトラヒック量が定期通信に基づくトラヒック量でないと判断した場合、状態判定部10dは、この端末装置3は動作状態であるが、使用中であると判定する。このとき、状態判定部10dは、この端末装置3のIPアドレスと、判定結果「電源オン/使用あり」とを対応付けて解析結果DB13cに格納させる。これにより、実際に使用されているサーバ装置2,2…に対して適切に「使用あり」と判定することができる。
なお、本実施形態2の監視装置1は、端末装置3,3…に対して計測パケットを送信する構成ではないので、本実施形態2の状態判定部10dは、上述した実施形態1の状態判定部10dが行なっていた送信間隔の設定処理は行なわない。
以下に、本実施形態2の監視装置1が行なう監視処理についてフローチャートに基づいて説明する。図12及び図13は実施形態2の監視処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、監視装置1のROM11又はHDD13に記憶してある制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
監視装置1の制御部10は、切替装置SWを介してサーバ装置2及び端末装置3,3…の間で送受信されるパケットを取得する(S21)。制御部10は、取得したパケットから送信元のサーバ装置2のIPアドレス及びIP−IDの値を抽出する(S22)。制御部10は、取得したパケットがメールプロトコルのパケットであり、抽出したIPアドレスが監視対象アドレスDB13aに格納されているか否かに基づいて、抽出したIPアドレスの端末装置3が監視対象の端末装置3であるか否かを判断する(S23)。
取得したパケットがメールプロトコルのパケットでないと判断した場合、又は、取得したパケットがメールプロトコルのパケットであり、抽出したIPアドレスの端末装置3が監視対象の端末装置3ではないと判断した場合(S23:NO)、制御部10は、ステップS21へ処理を戻す。取得したパケットがメールプロトコルのパケットであり、抽出したIPアドレスの端末装置3が監視対象の端末装置3であると判断した場合(S23:YES)、制御部10は、抽出したIPアドレス及びIP−IDと、この時点で時計が示す日時とを対応付けて履歴情報としてパケット履歴DB13bに記憶する(S24)。
制御部10は、パケット履歴DB13bに格納した履歴情報のIPアドレスと同じIPアドレスを含み、この履歴情報の受信日時から、所定時間だけ遡った日時の受信日時を含む履歴情報が有るか否かを判断する(S25)。このような履歴情報が無いと判断した場合(S25:NO)、制御部10は、ステップS21へ処理を戻す。
このような履歴情報が有ると判断した場合(S25:YES)、制御部10は、このような履歴情報のIP−IDと、ステップS24でパケット履歴DB13bに記憶させた履歴情報のIP−IDとの差分を算出し、ステップS24でパケット履歴DB13bに記憶させた履歴情報の前回からのトラヒック量としてパケット履歴DB13bに記憶させる(S26)。
制御部10は、ステップS26で記憶させたトラヒック量が規定値以上であるか否かを判断する(S27)。トラヒック量が規定値以上であると判断した場合(S27:YES)、制御部10は、この端末装置3から受信したパケットの履歴情報におけるトラヒック量が、定期通信に基づくトラヒック量であるか否かを判断する(S28)。
定期通信に基づくトラヒック量でないと判断した場合(S28:NO)、制御部10は、ステップS21で取得したパケットの送信元の端末装置3が電源オン/使用あり状態であると判定する(S29)。制御部10は、判定結果を解析結果DB13cに記憶させ(S31)、ステップS21へ処理を戻す。
トラヒック量が規定値以上でないと判断した場合(S27:NO)、又は定期通信に基づくトラヒック量であると判断した場合(S28:YES)、制御部10は、ステップS21で取得したパケットの送信元の端末装置3が電源オン/使用なし状態であると判定する(S30)。制御部10は、判定結果を解析結果DB13cに記憶させ(S31)、ステップS21へ処理を戻す。
本実施形態2の監視装置1は、上述した処理をパケットを取得する都度行なうことによって、サーバ装置2へパケットを送信してくる端末装置3,3…が、実際に使用中であるか否かを精度よく判定できる。従って、電源が入っているにも拘わらず、例えば、ウェブ又は電子メールの定期的な自動更新のための通信しかしておらず、実際には使用されていない端末装置3,3…を検出することができる。また、このような端末装置3,3…の電源を切っておくことにより、無駄な電力消費を削減できる。
本実施形態2の監視装置1は、端末装置3,3…を監視対象とし、端末装置3,3…からサーバ装置2へ送信されるパケットに基づいて、送信元の端末装置3,3…の動作状態を監視する構成であった。このような構成に限られず、切替装置SWを介して取得できる各パケットの送信元の装置、及び送信先の装置を監視対象とすることもできる。
本実施形態2の監視装置1は、サーバ装置2及び端末装置3,3…との間に設けられた切替装置SWに接続された構成であった。このような構成に限られず、上述の実施形態1の監視装置1と同様に、直接ネットワークNに接続され、サーバ装置2及び端末装置3,3…間で送受信されるパケットをネットワークN上でキャプチャする構成とすることもできる。また、キャプチャしたパケットの送信元の装置又は送信先の装置を監視対象に追加する構成とした場合には、このような処理を行なうことにより、実施形態1の監視システムにおいて監視対象から洩れていた装置も監視対象とすることができる。
(実施形態3)
以下に、実施形態3に係る監視システムについて説明する。なお、本実施形態3の監視システムは、上述した実施形態1の監視システムと同様の構成によって実現することができるので、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
上述した実施形態1の監視装置1は、サーバ装置2,2…へ送信した計測パケットに対して返信された応答パケットのIP−IDの値に基づいて、各サーバ装置2,2…におけるトラヒック量を算出する構成であった。これは、各装置がIPパケットを送信する際にIPヘッダのIDフィールドの値を1ずつインクリメントするので、同一装置から送信された2つのパケットのIP−IDの値を比較することによって、この装置が2つのパケットを送信する間にどのくらいの数のパケットを送信したかを知ることができるからである。
しかし、例えばLinuxがインストールされた装置は、上述したような方法でIP−IDを付与しないので、本願に開示する方法では、トラヒック量を検出できない。即ち、上述した実施形態1の監視装置1が、IPヘッダのIDフィールドの値を1ずつインクリメントしない構成の装置に対して監視処理を行なった場合、応答パケットを受信した際に応答パケット履歴DB13bに格納した「前回からのトラヒック量」が適切な値とならない。
例えば、計測パケットに対して返信する応答パケットに付与すべきIP−IDの値が固定値とされている装置であれば、応答パケットを受信した際に応答パケット履歴DB13bに格納した「前回からのトラヒック量」が常に0になる。従って、このような装置は、使用されているにも拘わらず、履歴情報の前回からのトラヒック量が0であることによって電源オン/使用なし状態であると誤判定される。
従って、本実施形態3の監視装置1は、例えば1日に1回等、定期的に、このような誤判定を生じる可能性のある装置が監視対象に含まれているか否かを確認する構成を備え、誤判定を生じる可能性のある装置を監視対象から除外する。具体的には、制御部10は、1日のうちの所定の時刻に、応答パケット履歴DB13bに格納されている履歴情報について、同一のIPアドレスの履歴情報毎に、前回からのトラヒック量が例えば常に0であるIPアドレスを検出する。なお、前回からのトラヒック量が常に0であるIPアドレスのサーバ装置2,2…が、監視対象から除外すべきか否かを確認する必要がある端末である。
なお、以下では、サーバ装置2がウェブサーバであるとして説明する。制御部10は、監視対象から除外すべきか否かを確認する必要があるサーバ装置2があると判断した場合、このサーバ装置2へ計測パケットを送信する。制御部10は、このサーバ装置2から応答パケットを所定のタイムアウト時間内に受信したか否かを判断する。制御部10は、応答パケットをタイムアウト時間内に受信したと判断した場合、ウェブサーバであるサーバ装置2にウェブアクセスのためのHTTPパケットを送信する。制御部10は、HTTPパケットに対応するHTTPパケットをサーバ装置2から受信した後、再度、このサーバ装置2へ計測パケットを送信する。
制御部10は、再度サーバ装置2から応答パケットを所定のタイムアウト時間内に受信したか否かを判断し、応答パケットをタイムアウト時間内に受信したと判断した場合、取得した2つの応答パケットのIP−IDの差分(トラヒック量)を算出する。なお、ここで、サーバ装置2がパケットを送信する際にIP−IDの値を1ずつインクリメントする構成であれば、算出したトラヒック量は2以上となるはずである。これは、サーバ装置2が、少なくとも監視装置1から受信した2つの計測パケットに対応する2つの応答パケットを送信しているからである。
しかし、ここで算出したトラヒック量が2以上ではない場合、例えば0である場合、本願の監視装置1では監視できない装置であるので、このサーバ装置2を監視対象から除外する。制御部10は、例えば、このサーバ装置2のIPアドレスを監視対象アドレスDB13aから削除する。なお、算出したトラヒック量が2以上である場合、このサーバ装置2は適切に動作しており、本願の監視装置1によって監視できる装置であるので、監視対象から除外しない。また、応答パケットをタイムアウト時間内に受信できなかった場合、このサーバ装置2は電源オフ状態であるので、監視対象から除外しない。
なお、サーバ装置2は、各パケットの受信順に、受信したパケットに対応したパケットを返すので、監視装置1は、1つ目の応答パケットの受信を確認した後にHTTPパケットを送信する構成に限られず、1つ目の計測パケットを送信した後にすぐHTTPパケットを送信してもよい。同様に、送信したHTTPパケットに対応するHTTPパケットの受信を確認する前に2つ目の計測パケットを送信してもよい。
以下に、本実施形態3の監視装置1が行なう監視対象の確認処理についてフローチャートに基づいて説明する。図14及び図15は実施形態3の監視対象の確認処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、監視装置1のROM11又はHDD13に記憶してある制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
監視装置1の制御部10は、応答パケット履歴DB13bに格納されている履歴情報について、同一のIPアドレスを有し、前回からのトラヒック量が常に0である履歴情報が有るか否かに基づいて、監視対象から除外すべきか否かを確認する必要がある端末が有るか否かを判断する(S41)。監視対象から除外すべきか否かを確認する必要がある端末が無いと判断した場合(S41:NO)、制御部10は、監視対象の確認処理を終了する。
監視対象から除外すべきか否かを確認する必要がある端末が有ると判断した場合(S41:YES)、制御部10は、このサーバ装置2へ1つ目の計測パケットを送信する(S42)。制御部10は、1つ目の計測パケットを送信したサーバ装置2からの1つ目の応答パケットを受信したか否かを判断しており(S43)、1つ目の応答パケットを受信していないと判断した場合(S43:NO)、所定のタイムアウト時間が経過したか否かを判断する(S44)。
タイムアウト時間が経過していないと判断した場合(S44:NO)、制御部10は、ステップS43へ処理を戻す。タイムアウト時間が経過したと判断した場合(S44:YES)、制御部10は、このサーバ装置2が電源オフ状態であるとしてステップS41へ処理を戻す。
1つ目の応答パケットを受信したと判断した場合(S43:YES)、制御部10は、このサーバ装置2へHTTPパケットを送信する(S45)。制御部10は、送信したHTTPパケットに対してサーバ装置2から返信されてきたHTTPパケットを受信した場合(S46)、2つ目の計測パケットをサーバ装置2へ送信する(S47)。制御部10は、2つ目の計測パケットを送信したサーバ装置2からの2つ目の応答パケットを受信したか否かを判断しており(S48)、2つ目の応答パケットを受信していないと判断した場合(S48:NO)、所定のタイムアウト時間が経過したか否かを判断する(S49)。
タイムアウト時間が経過していないと判断した場合(S49:NO)、制御部10は、ステップS48へ処理を戻す。タイムアウト時間が経過したと判断した場合(S49:YES)、制御部10は、このサーバ装置2が電源オフ状態であるとしてステップS41へ処理を戻す。
2つ目の応答パケットを受信したと判断した場合(S48:YES)、制御部10は、ステップS43で受信した1つ目の応答パケットのIP−IDと、ステップS48で受信した2つ目応答パケットのIP−IDとの差分(トラヒック量)を算出する(S50)。
制御部10は、算出したトラヒック量が適切であるか否かを判断する(S51)。具体的には、制御部10は、算出したトラヒック量が例えば2以上であるか否かを判断する。制御部10は、算出したトラヒック量が適切でない(2以上でない)と判断した場合(S51:NO)、このサーバ装置2を監視対象から除外する(S52)。具体的には、制御部10は、このサーバ装置2のIPアドレスを監視対象アドレスDB13aから削除する。算出したトラヒック量が適切である(2以上である)と判断した場合(S51:YES)、制御部10は、ステップS52の処理をスキップし、このサーバ装置2を監視対象から除外しない。
制御部10は、ステップS41へ処理を戻し、上述した処理を、監視対象から除外すべきか否かを確認する必要がある端末全てに対して行なう。これにより、監視対象から除外すべきか否かを確認する必要がある各端末から、真に監視対象から除外すべき端末を特定することができる。これにより、上述した実施形態1の監視装置1によっては適切に判定できなかった端末を監視対象から除外することができ、各端末の動作状態の誤判定を回避できる。
以上の実施形態1〜3を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
監視対象の装置の動作状態を監視する監視装置において、
前記監視対象の装置から随時出力される信号を取得する信号取得部と、
該信号取得部が所定時間を隔てて取得した複数の信号に含まれる情報に基づいて、前記所定時間内に前記監視対象の装置が行なった通信量を取得する通信量取得部と、
該通信量取得部が取得した通信量に基づいて、前記監視対象の装置の動作状態を判定する状態判定部と
を備えることを特徴とする監視装置。
(付記2)
前記監視対象の装置へ、所定の信号を所定時間を隔てて反復的に出力する信号出力部と、
前記信号取得部が前記所定時間を隔てて複数の信号を取得したか否かを判断する判断部とを更に備え、
前記信号取得部は、前記信号出力部が出力した所定の信号に対して返信された信号を取得し、
前記通信量取得部は、前記信号取得部が複数の信号を取得したと前記判断部が判断した場合、前記複数の信号に含まれる情報に基づいて、前記所定時間内における前記監視対象の装置の通信量を取得し、
前記状態判定部は、前記信号取得部が複数の信号を取得していないと前記判断部が判断した場合、前記監視対象の装置が非動作状態であると判定し、前記信号取得部が複数の信号を取得したと前記判断部が判断した場合、前記監視対象の装置が動作状態であると判定し、更に前記通信量取得部が取得した通信量に基づいて、動作状態であると判定した前記監視対象の装置が使用中であるか否かを判定すること
を特徴とする付記1に記載の監視装置。
(付記3)
前記信号出力部は、予め設定された複数の監視対象の装置へ前記所定の信号を出力し、
前記信号出力部が出力した前記所定の信号に対して返信された信号を前記信号取得部が取得した場合、前記信号取得部が取得した信号の送信元の装置を、監視対象の装置とすることを特徴とする付記2に記載の監視装置。
(付記4)
前記信号取得部が取得した信号に関する履歴情報を記憶する履歴情報記憶部と、
該履歴情報記憶部に記憶してある履歴情報に基づいて、前記信号出力部が所定の信号を出力する出力間隔である前記所定時間を設定する設定部と
を備えることを特徴とする付記2又は3に記載の監視装置。
(付記5)
前記信号取得部が取得した信号に基づいて、該信号の送信元の装置を特定する特定部と、
前記信号取得部が所定時間を隔てて取得した複数の信号が、前記特定部が特定した同一の装置から出力された信号であるか否かを判断する判断部とを更に備え、
前記信号取得部は、外部装置間で送受信される信号を取得し、
前記通信量取得部は、前記複数の信号が同一の装置から出力された信号であると前記判断部が判断した場合、前記複数の信号に含まれる情報に基づいて、前記所定時間内における前記監視対象の装置の通信量を取得し、
前記状態判定部は、前記通信量取得部が取得した通信量に基づいて、前記監視対象の装置が使用中であるか否かを判定すること
を特徴とする付記1に記載の監視装置。
(付記6)
前記特定部は、前記信号取得部が取得した信号に基づいて、該信号の送信元の装置及び送信先の装置を特定し、
前記特定部が特定した送信元の装置及び送信先の装置を監視対象の装置とすることを特徴とする付記5に記載の監視装置。
(付記7)
前記監視対象の装置から出力される信号は、前記監視対象の装置からの出力順序を示す順序情報を含んでおり、
前記通信量取得部は、前記信号取得部が取得した複数の信号のそれぞれに含まれる順序情報に基づいて、前記所定時間内に前記監視対象の装置が行なった通信量を算出することを特徴とする付記1から6までのいずれか1つに記載の監視装置。
(付記8)
前記状態判定部は、前記通信量取得部が取得した通信量が所定量以上である場合に、前記監視対象の装置が使用中であると判定することを特徴とする付記1から7までのいずれか1つに記載の監視装置。
(付記9)
前記状態判定部は、前記通信量取得部が取得した通信量が所定量以上である場合に、前記通信量取得部が以前に取得した通信量を時系列で解析し、時間的な周期性を有するか否かを判断し、時間的な周期性を有しないと判断した場合、前記監視対象の装置が使用中であると判定することを特徴とする付記8に記載の監視装置。
(付記10)
前記信号取得部が一の信号を取得してから次の信号を取得するまでの前記所定時間に、監視対象の装置へ所定の信号を送信する信号送信部と、
前記信号取得部が取得した複数の信号に基づいて前記通信量取得部が取得した通信量が適切な値であるか否かを判断する通信量判断部と、
前記通信量取得部が取得した通信量が適切な値でないと前記通信量判断部が判断した場合、前記監視対象の装置を監視対象から除外する除外部と
を備えることを特徴とする付記1から9までのいずれか1つに記載の監視装置。
(付記11)
監視対象の装置の動作状態を監視する監視装置が行なう監視方法において、
前記監視装置が、前記監視対象の装置から随時出力される信号を取得するステップと、
前記監視装置が、所定時間を隔てて取得した複数の信号に含まれる情報に基づいて、前記所定時間内に前記監視対象の装置が行なった通信量を取得するステップと、
前記監視装置が、取得した通信量に基づいて、前記監視対象の装置の動作状態を判定するステップと
を有することを特徴とする監視方法。
(付記12)
コンピュータに、監視対象の装置の動作状態を監視させるためのコンピュータプログラムにおいて、
前記コンピュータに、前記監視対象の装置から所定時間を隔てて出力された複数の信号に含まれる情報に基づいて、前記所定時間内に前記監視対象の装置が行なった通信量を算出させるステップと、
前記コンピュータに、算出した通信量に基づいて、前記監視対象の装置の動作状態を判定させるステップと
を有することを特徴とするコンピュータプログラム。
実施形態1の監視システムの構成を示す模式図である。 実施形態1の監視装置の構成を示すブロック図である。 監視対象アドレスDB及び応答パケット履歴DBの格納内容を示す模式図である。 解析結果DB及び設定情報DBの格納内容を示す模式図である。 実施形態1の監視装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 状態判定部による定期通信の有無の判断処理を説明するための説明図である。 異なる送信間隔で計測パケットを送信した場合に算出されるトラヒック量の相違を説明するための説明図である。 実施形態1の監視処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態1の監視処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2の監視システムの構成を示す模式図である。 実施形態2の監視装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 実施形態2の監視処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2の監視処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3の監視対象の確認処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3の監視対象の確認処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 監視装置
10 制御部
10a 計測パケット送信部(信号出力部)
10b 応答パケット受信部(信号取得部)
10c 応答パケット解析部(通信量取得部、判断部)
10d 状態判定部
13 HDD
13b 応答パケット履歴DB(履歴情報記憶部)

Claims (7)

  1. 監視対象の装置の動作状態を監視する監視装置において、
    前記監視対象の装置から随時出力される信号を取得する信号取得部と、
    該信号取得部が所定時間を隔てて取得した複数の信号に含まれる情報に基づいて、前記所定時間内に前記監視対象の装置が行なった通信量を取得する通信量取得部と、
    該通信量取得部が取得した通信量に基づいて、前記監視対象の装置の動作状態を判定する状態判定部と
    を備えることを特徴とする監視装置。
  2. 前記監視対象の装置へ、所定の信号を所定時間を隔てて反復的に出力する信号出力部と、
    前記信号取得部が前記所定時間を隔てて複数の信号を取得したか否かを判断する判断部とを更に備え、
    前記信号取得部は、前記信号出力部が出力した所定の信号に対して返信された信号を取得し、
    前記通信量取得部は、前記信号取得部が複数の信号を取得したと前記判断部が判断した場合、前記複数の信号に含まれる情報に基づいて、前記所定時間内における前記監視対象の装置の通信量を取得し、
    前記状態判定部は、前記信号取得部が複数の信号を取得していないと前記判断部が判断した場合、前記監視対象の装置が非動作状態であると判定し、前記信号取得部が複数の信号を取得したと前記判断部が判断した場合、前記監視対象の装置が動作状態であると判定し、更に前記通信量取得部が取得した通信量に基づいて、動作状態であると判定した前記監視対象の装置が使用中であるか否かを判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記信号取得部が取得した信号に基づいて、該信号の送信元の装置を特定する特定部と、
    前記信号取得部が所定時間を隔てて取得した複数の信号が、前記特定部が特定した同一の装置から出力された信号であるか否かを判断する判断部とを更に備え、
    前記信号取得部は、外部装置間で送受信される信号を取得し、
    前記通信量取得部は、前記複数の信号が同一の装置から出力された信号であると前記判断部が判断した場合、前記複数の信号に含まれる情報に基づいて、前記所定時間内における前記監視対象の装置の通信量を取得し、
    前記状態判定部は、前記通信量取得部が取得した通信量に基づいて、前記監視対象の装置が使用中であるか否かを判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  4. 前記監視対象の装置から出力される信号は、前記監視対象の装置からの出力順序を示す順序情報を含んでおり、
    前記通信量取得部は、前記信号取得部が取得した複数の信号のそれぞれに含まれる順序情報に基づいて、前記所定時間内に前記監視対象の装置が行なった通信量を算出することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1つに記載の監視装置。
  5. 前記信号取得部が一の信号を取得してから次の信号を取得するまでの前記所定時間に、監視対象の装置へ所定の信号を送信する信号送信部と、
    前記信号取得部が取得した複数の信号に基づいて前記通信量取得部が取得した通信量が適切な値であるか否かを判断する通信量判断部と、
    前記通信量取得部が取得した通信量が適切な値でないと前記通信量判断部が判断した場合、前記監視対象の装置を監視対象から除外する除外部と
    を備えることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1つに記載の監視装置。
  6. 監視対象の装置の動作状態を監視する監視装置が行なう監視方法において、
    前記監視装置が、前記監視対象の装置から随時出力される信号を取得するステップと、
    前記監視装置が、所定時間を隔てて取得した複数の信号に含まれる情報に基づいて、前記所定時間内に前記監視対象の装置が行なった通信量を取得するステップと、
    前記監視装置が、取得した通信量に基づいて、前記監視対象の装置の動作状態を判定するステップと
    を有することを特徴とする監視方法。
  7. コンピュータに、監視対象の装置の動作状態を監視させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、前記監視対象の装置から所定時間を隔てて出力された複数の信号に含まれる情報に基づいて、前記所定時間内に前記監視対象の装置が行なった通信量を算出させるステップと、
    前記コンピュータに、算出した通信量に基づいて、前記監視対象の装置の動作状態を判定させるステップと
    を有することを特徴とするコンピュータプログラム。
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